JP5012770B2 - 燃料ポンプの支持構造 - Google Patents

燃料ポンプの支持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP5012770B2
JP5012770B2 JP2008297499A JP2008297499A JP5012770B2 JP 5012770 B2 JP5012770 B2 JP 5012770B2 JP 2008297499 A JP2008297499 A JP 2008297499A JP 2008297499 A JP2008297499 A JP 2008297499A JP 5012770 B2 JP5012770 B2 JP 5012770B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel pump
head cover
cylinder head
mounting seat
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008297499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010121575A (ja
Inventor
健司 池田
泰博 島倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2008297499A priority Critical patent/JP5012770B2/ja
Publication of JP2010121575A publication Critical patent/JP2010121575A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5012770B2 publication Critical patent/JP5012770B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

この発明は、エンジンに燃料を供給するための燃料ポンプを、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに支持するようにした燃料ポンプの支持構造に関するものである。
従来、この種の燃料ポンプの支持構造としては、例えば特許文献1に開示されるような構成が提案されている。この従来構成においては、アルミニウム合金等の金属よりなるシリンダヘッドカバーに取付孔が形成され、その取付孔を貫通した状態の燃料ポンプがブラケット及びインシュレータを介してシリンダヘッドカバーに支持されている。そして、前記ブラケット上からインシュレータを貫通して、シリンダヘッドカバーのネジ孔に複数のボルトが螺合されることにより、燃料ポンプがシリンダヘッドカバーに固定されている。このように組み付けられた状態で、燃料ポンプの下端のリフタがシリンダヘッドカバー内のカムに接触され、そのカムの回転にともないリフタを介してプランジャが往復運動されることにより、燃料ポンプ内のポンプ部が作動されて、燃料が燃焼室に向かって圧送される。
特開2004−353543号公報
ところで、昨今では軽量化や材料コスト低減等を図るために、シリンダヘッドカバーを合成樹脂により形成することが多くなってきている。この合成樹脂よりなるシリンダヘッドカバーに対して、前述した従来の支持構成により燃料ポンプを支持した場合、以下の問題がある。すなわち、燃料ポンプには前記カムから上方に向かって高い圧力が加えられるが、前記特許文献1の燃料ポンプの支持構造を合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに適用しただけの構成では、シリンダヘッドカバーの燃料ポンプを支持する部分が前記の高い圧力に耐えられずに破損するおそれがあった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対して、燃料ポンプを強固に支持することができる燃料ポンプの支持構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに燃料ポンプを支持するための支持構造において、燃料ポンプの金属製の取付座をシリンダヘッドカバーに埋設し、その取付座とシリンダヘッドカバーとの接合部を、凹凸の係合関係により構成するとともに、その係合関係の凹凸の浅深を部位によって異ならせたことを特徴としている。
従って、この発明によれば、浅深差を有する凹凸の係合関係により合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対して燃料ポンプを強固に支持することができる。よって、燃料ポンプに高い圧力が作用しても、シリンダヘッドカバーにおける燃料ポンプの支持部分が破損するおそれを防止することができる。
前記の構成において、前記接合部を、取付座の外周に形成された浅い溝部と、その溝部の底部に形成された深い孔部とにより構成するとよい。
前記孔部は貫通孔とするのがよい。
また、前記孔部は有底孔であってもよい。
さらに、前記接合部は、取付座の外周に形成された浅い溝部と、その溝部から離間した位置に形成された深い孔部とにより構成されてもよい。
以上のように、この発明によれば、合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに対して、燃料ポンプを強固に支持することができて、シリンダヘッドカバーの破損を防止できるという効果を発揮する。
以下に、この発明の一実施形態を、図1〜図4の図面に基づいて説明する。
図1に示すように、エンジンのシリンダヘッドカバー11は、ポリアミド系樹脂等の耐熱性合成樹脂により一体に形成されている。
シリンダヘッドカバー11内にはエンジンのシリンダブロック(図示しない)に支持したカム軸12が設けられ、そのカム軸12上には燃料圧送用のカム13が設けられている。なお、このカム軸12上には、エンジンの燃焼室のバルブを開閉するための動弁カム(図示しない)が設けられている。
シリンダヘッドカバー11には、エンジンの燃焼室に高圧燃料を供給するための燃料ポンプ14が支持されている。燃料ポンプ14の下端部には、前記カム13に接触するリフタ15、及びそのリフタ15により往復運動されるプランジャ16が設けられている。そして、カム13の回転にともないリフタ15を介してプランジャ16が往復運動されることにより、燃料ポンプ14内に設けられた図示しないポンプ部が作動される。このポンプ部の作動により、燃料が前記燃焼室に向かって圧送される。
次に、前記シリンダヘッドカバー11に対する燃料ポンプ14の支持構造について説明する。
図1及び図4に示すように、前記燃料ポンプ14のケース17には、ケース17より広い投影面積を有する金属製の取付座19が備えられ、この取付座19はその外周部及び下面においてシリンダヘッドカバー11に埋設されている。この取付座19の中央部には、前記ケース17を貫通させるための透孔20が形成されている。取付座19には前記透孔20の外側に位置する一対のボルト挿通孔21が形成されている。取付座19の外周には、浅い溝部22が形成されている。透孔20と各ボルト挿通孔21との間において、溝部22の底部間には一対の貫通孔よりなる孔部23が形成されている。孔部23は溝部22より深く形成されている。そして、シリンダヘッドカバー11の成形時に、取付座19の溝部22及び両孔部23内に合成樹脂が流入して固化されることにより、樹脂固化部24,25が形成され、この溝部22及び孔部23の部分においてシリンダヘッドカバー11と取付座19との接合部26が凹凸の係合関係で対応している。
さらに、図1に示すように、シリンダヘッドカバー11に埋設された取付座19の透孔20に、燃料ポンプ14のケース17が貫通されることにより、そのケース17のフランジ部18が合成樹脂製のインシュレータ27を介してシリンダヘッドカバー11の表面側に支持されている。この状態で、ケース17のフランジ部18上から、取付座19の各ボルト挿通孔21に一対のボルト28が挿通されるとともに、それらのボルト28にナット29が螺合されている。この螺合により、燃料ポンプ14がシリンダヘッドカバー11に対して固定されている。
さて、車両の走行時には、路面等からの振動や衝撃がシリンダヘッドカバー11に対して伝えられる。この場合、シリンダヘッドカバー11は燃料ポンプ14のケース17より大きな取付座19を介して広い面積でシリンダヘッドカバー11に固定されているため、燃料ポンプ14が重いものであっても、燃料ポンプ14はシリンダヘッドカバー11に支持された状態を維持する。従って、燃料ポンプ14の重量に起因する過大な集中応力がシリンダヘッドカバー11に作用することを抑制できる。そして、エンジンの回転にともない、カム13が一方向に連続回転され、そのカム13のリフト量の変化に従ってリフタ15が昇降動作されて、燃料ポンプ14が燃料圧送のためにポンプ動作される。このとき、燃焼室に対する燃料噴射が可能なように、燃料圧送には高い圧力が必要となる。このため、リフタ15は高い接触圧でカム13に接触されている。従って、燃料ポンプ14には、カム13によって強い押し上げ力が断続的に作用する。この場合、燃料ポンプ14は、取付座19を介して広い面積で、かつ浅深差(溝部22と孔部23との深度差)を有する凹凸の接合部26を介してシリンダヘッドカバー11に支持されているため、シリンダヘッドカバー11が破損したりすること防止できる。
従って、この実施形態においては、以下の効果がある。
(1) この実施形態では、燃料ポンプ14のケース17が、そのケース17より広い投影面積を有する金属製の取付座19を介してシリンダヘッドカバー11に支持されている。従って、燃料ポンプ14をシリンダヘッドカバー11に、強固に固定できて、カム13から与えられる圧力に抗することができて、シリンダヘッドカバー11の破損を防止できる。
(2) さらに、この実施形態においては、取付座19とシリンダヘッドカバー11との間には、凹凸の係合関係で対応するとともに、部位によって浅深差を有する接合部26が介在されている。このため、燃料ポンプ14を合成樹脂製のシリンダヘッドカバー11に対してさらに強固に支持することができる。これに対し、接合部26の凹凸の係合関係を全体に浅くした場合は、シリンダヘッドカバー11と取付座19との結合強度が低い。逆に接合部26の凹凸の係合関係を全体に深くすることは、取付座19として必要以上に大きなものにしないと肉厚の薄い部分が形成されて、取付座19の強度が不足するおそれがある。これに対し、この実施形態においては、接合部26に浅深差を設けてあるため、このような問題が生じないばかでなく、接合部26の合成樹脂と金属との間の境界面(接合面)の面積が広くなり、接合強度が向上する。
(3) この実施形態においては、接合部26が、取付座19の外周に形成された浅い溝部22と、その溝部22の底部に形成された孔部23とを有するように構成されている。このため、シリンダヘッドカバー11に取付座19を埋設成形する際に、取付座19の溝部22及び孔部23に合成樹脂が流入して樹脂固化部24,25が形成されて、シリンダヘッドカバー11と取付座19とを強固に結合させることができる。
(4) この実施形態においては、取付座19の孔部23が貫通孔より構成されている。このため、シリンダヘッドカバー11に取付座19を埋設した状態において、貫通孔よりなる孔部23内に樹脂固化部25が取付座19を貫通した状態で形成されて、取付座19の両側の合成樹脂が樹脂固化部25を介して一体化される。従って、シリンダヘッドカバー11と取付座19との結合強度を一層高めることができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 図5に示すように、孔部23として有低孔の構成を採用すること。
・ 図6に示すように、孔部23として浅い有低孔、すなわち凹部31の構成を採用すること。この場合、凹部31の数を前記孔部23の数より多くすることが好ましい。
・ 図7及び図8に示すように、孔部33として、溝部22から離間したところに位置するとともに、上下方向に貫通された構成を採用すること。そして、その孔部33の内部にはシリンダヘッドカバー11の合成樹脂が入り込んでいる。
・ 前記実施形態において、取付座19の各ボルト挿通孔21に代えてネジ孔を形成し、ボルト28をケース17のフランジ部18上から、取付座19のネジ孔に螺合させるように構成すること。
一実施形態の燃料ポンプの支持構造を示す要部断面図。 図1の支持構造における燃料ポンプの取付座を示す斜視図。 同じく取付座の横断面図。 取付座の埋設状態を示す断面図。 取付座の変更例を示す断面図。 取付座の別の変更例を示す断面図。 さらに別の変更例を示す支持構造の断面図。 図7の構成における取付座を示す断面図。
符号の説明
11…シリンダヘッドカバー、14…燃料ポンプ、14…ケース、19…取付座、21…ボルト挿通孔、22…溝部、23…孔部、24,25…樹脂固化部、26…接合部、28…ボルト、29…ナット。

Claims (5)

  1. 合成樹脂製のシリンダヘッドカバーに燃料ポンプを支持するための支持構造において、
    燃料ポンプの金属製の取付座をシリンダヘッドカバーに埋設し、その取付座とシリンダヘッドカバーとの接合部を、凹凸の係合関係により構成するとともに、その係合関係の凹凸の浅深を部位によって異ならせたことを特徴とする燃料ポンプの支持構造。
  2. 前記接合部を、取付座の外周に形成された浅い溝部と、その溝部の底部に形成された深い孔部とにより構成したことを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプの支持構造。
  3. 前記孔部は貫通孔である請求項2に記載の燃料ポンプの支持構造。
  4. 前記孔部は有底孔である請求項2に記載の燃料ポンプの支持構造。
  5. 前記接合部は、取付座の外周に形成された浅い溝部と、その溝部から離間した位置に形成された深い孔部とにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプの支持構造。
JP2008297499A 2008-11-21 2008-11-21 燃料ポンプの支持構造 Expired - Fee Related JP5012770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297499A JP5012770B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 燃料ポンプの支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297499A JP5012770B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 燃料ポンプの支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010121575A JP2010121575A (ja) 2010-06-03
JP5012770B2 true JP5012770B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=42323110

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008297499A Expired - Fee Related JP5012770B2 (ja) 2008-11-21 2008-11-21 燃料ポンプの支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5012770B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5772187B2 (ja) * 2011-04-26 2015-09-02 トヨタ紡織株式会社 燃料ポンプの取付構造

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52124308U (ja) * 1976-03-18 1977-09-21
JP2004353543A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Toyota Motor Corp 高圧ポンプの取付け構造及びその取付け方法
JP4468880B2 (ja) * 2005-10-14 2010-05-26 トヨタ自動車株式会社 オイルコントローラバルブの取り付け構造
JP5160313B2 (ja) * 2008-06-06 2013-03-13 トヨタ紡織株式会社 シリンダヘッドカバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010121575A (ja) 2010-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4201796B2 (ja) 鞍乗型車両
CN106808992B (zh) 车辆用内燃机的支撑装置
US8584646B2 (en) Chain case structure for engine
JP2004278509A (ja) エンジンの燃料分配管保護構造
JP4716775B2 (ja) ピストン冷却用オイルジェット
JP5131479B2 (ja) 燃料ポンプの支持構造
WO2011114784A1 (ja) 防振装置および防振装置の製造方法
JP5012770B2 (ja) 燃料ポンプの支持構造
JP2006242107A (ja) 樹脂製シリンダヘッドカバー
US20090151704A1 (en) Fuel pump set
JP2009097483A (ja) シール材及びシール構造
KR101132195B1 (ko) 연료레일 고정용 브라켓
JP5217953B2 (ja) 燃料ポンプの支持構造
JP4591482B2 (ja) 内燃機関
JP2006233856A (ja) 補強用カラー、シリンダヘッドカバー及びシリンダヘッドカバーの取付構造
JP6344150B2 (ja) エンジンのクランクシャフト軸受構造
FR3065258B1 (fr) Systeme d’insonorisation pour moteur de vehicule automobile
CN109057984B (zh) 用于通用内燃机的气缸盖
JP6466828B2 (ja) 調節ボルト付き機器
KR100992704B1 (ko) 자동차용 엔진의 솔레노이드 밸브의 장착구조
KR100337325B1 (ko) 엔진의 고압 연료 분사 장치의 소음 저감 브라켓트
KR100926553B1 (ko) 가솔린 직접분사 엔진의 연료펌프용 어댑터
JP2021011863A (ja) ポンプ保護構造
CN101457709B (zh) 一种发动机曲轴箱下箱体镶块
JP7032370B2 (ja) 内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees