JP5009718B2 - スリットノズル待機ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウェーハやガラス基板等の表面に、レジスト液、現像液、リンス液、洗浄液等の各種処理液を塗布するスリットノズルの待機ユニットに関する。
基板表面に処理液を塗布するには、塗布装置に据付けたスリットノズルから基板表面に処理液を押出し、同時にスリットノズルあるいは基板を移動させながら処理液の塗布を行う。その後、スリットノズルを待機位置まで後退させて次の塗布に備える。
ここでスリットノズルを待機させている間、ノズル穴周辺には処理液が付着しているので、そのまま待機していると付着した処理液が乾燥固着し、これがパーティクルとなって基板表面を汚染する問題がある。特に、ラインが長時間停止する夜間、休日等においてこの問題は大きくなる。
この問題を解消するための先行技術として、特許文献1〜3が知られている。このうち、特許文献1および2にあっては、待機位置において案内部材あるいは除去部材をノズル穴の部分に接触させ、案内部材あるいは除去部材を介して付着している処理液を取り除くようにし、特許文献3では洗浄液を満たした液体受部にノズルを浸漬するようにしている。
特開平5−166714号公報 特開平5−166715号公報 特開平9−122553号公報
ある程度時間が経過した後に再度塗布液をノズルに供給すると、ノズルの吐出口近傍に溜まっている塗布液の濃度が高くなっていたり、異物が混入していたりするおそれがあるので、通常、待機位置においてプリディスペンスと称される操作でノズル吐出口内に溜まっている塗布液を廃棄する。その後、スリットノズルを基板上に移動させ、ノズル吐出口から塗布液を基板に向けて吐出し、基板とノズル吐出口との間を塗布液で連続した所謂膜張り状態にしてから塗布を再開する。
しかし、このプリディスペンスによって塗布液がノズル吐出口以外の部分まで廻り込む。この廻り込んだ塗布液については、特許文献1および2に開示される案内部材あるいは除去部材では完全に取り除くことができずパーティクル発生の原因となっている。
一方、特許文献3に開示されるように、液体受部にスリットノズルを浸漬する構造にした場合には、プリディスペンスによって、廻り込んだ塗布液も除去することができる。しかし、この先行技術では、液体受部には洗浄液をタンクから供給して溢流させながらノズル先端を洗浄するようにしているため大量の洗浄液が必要となり、特にスリットノズルとして長尺なスリットノズルに対して液体受部を適用する場合には、当該液体受部もスリットノズルに合せて長くしなければならず、その結果、液体受部内に処理液の固化物等が溜まりやすく、かえってノズル先端に固化物が付着してしまうこともある。
更に、スリットノズルを浸漬するディップ槽自体、アルミニウムブロックを削り出して製作しているため、手間がかかり且つ重くなってしまう。
上記課題を解決すべく本発明に係るスリットノズル待機ユニットは、スリットノズル先端部を浸漬するためのディップ槽を有し、このディップ槽は金属板をV字状に折り曲げ成形され、またディップ槽下面の一端部近傍には揺動支点が設けられ、この揺動支点から離れたディップ槽下面は傾動用シリンダが取り付けられ、この前記揺動支点と傾動用シリンダとの間のディップ槽下面がサポートシリンダにて支持された構成とした。
前記V字状をなすディップ槽の一方の側面は外部からスリットノズル下端の浸漬状態の確認を容易にするため他方の側面よりも傾斜角を小さくすることが好ましい。
また、前記ディップ槽の上面には、ディップ槽内の液(塗布液または洗浄液)の揮発防止のための蓋を設けてもよい。
本発明によれば、従来使用されてきたアルミニウムブロックを削り出し加工して形成したものと比較して、芯出し等の製作作業が容易で製造コストが安く、軽量であるため取り扱い易い。
またスリットノズルから排出された塗布液が、端面から見てV字状をなすディップ槽の傾斜面に落下するようにスリットノズルの先端の位置合わせをしておくことで、排出液の跳ね返りを防止することができる。
さらに、ディップ槽の上面に揮発防止のための蓋を設けることでディップ槽の長さを延長することができ、この延長部分からノズル先端の浸漬状態の確認を容易に行うこともできる。
以下に本発明の最適な実施例を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るスリットノズル待機ユニットを適用した塗布装置の側面図、図2(a)はスリットノズル待機ユニットが水平状態にあるときの正面図、(b)はスリットノズル待機ユニットが傾斜状態にあるときの正面図、図3(a)〜(c)はスリットノズル待機ユニットの端面図である。
図1において、塗布装置1には基板Wを置く載置台2と、この載置台2を跨ぎ、スリットノズル3を懸架する門型をなすガントリー4が載置台2に沿って走行可能に設けられている。本図においてガントリー4は1台のみであるが、塗布効率を上げるために2台使用しても良い。
一方、本発明に係るスリットノズルの待機ユニット5は載置台2の延長線上に配置され、塗布作業を終了したスリットノズル3を、ガントリー4に懸架したまま待機ユニット5まで移動できるようにしている。
待機ユニット5はスリットノズル3と、このスリットノズル3の吐出口6と対抗する位置に設けられたディップ槽7を主要部としている。
ディップ槽7は、アルミニウム板等の金属板を谷折りして端面視でV字状に形成したものである。このように金属板を折り曲げて形成したディップ槽7は、従来使用されてきたアルミニウムブロックを削り出し加工したものと比較して、芯出しが容易であるため、製造コストが安く、軽量であるため取り扱い易い。
ディップ槽7は、下面の一端部近傍には揺動支点8が設けられ、この揺動支点8から離れたディップ槽下面は傾動用シリンダ9が取り付けられ、前記揺動支点8と傾動用シリンダ9との間のディップ槽下面が昇降可能なサポートシリンダ10にて支持されている。ここで、サポートシリンダ10は軽量化を図るためディップ槽7を薄い金属板で形成しているので、洗浄液や塗布液をディップ槽7内に貯留するとディップ槽7が変形してしまうので、これを避けるためにサポートシリンダ10によって変形しやすい箇所を支える。このためサポートシリンダ10は複数でもよい。
スリットノズル3内に残留した塗布液を排出する場合には、図3(a)または(b)に示すように、排出された塗布液がディップ槽の傾斜面7a、または7bに落下するよう、スリットノズル3の吐出口6の位置合わせをしておけば、排出液の跳ね返りを防止することができる。
またディップ槽7は図3(c)に示すように、一方の傾斜面7aの角度を50°、他方の傾斜面7bの角度を23°としている。即ち、傾斜面7bの角度を7aよりも浅くすることにより、角度の浅い7bサイドから目視によりスリットノズルの先端の浸漬状態を確認することができるようにしている。
次にディップ槽7への浸漬と、ディップ槽7内の液体の廃棄について述べる。
先ず、ディップ槽7にスリットノズル3を浸漬する場合には、図2(a)に示すように、傾動用シリンダ9によってディップ槽7を水平に保った状態で、リンス供給ライン11から供給された洗浄液をディップ槽7に溜めておき、そこへスリットノズル3の下端部を浸漬する。
ディップ槽7内の液を廃棄する場合は、図2(b)に示すように、傾動用シリンダ9を縮めることで、ドレンパイプ12につながる側を低くし、ポンプ13によってドレンパイプ12を介して廃棄する。
上記のディップ槽7の抜液とスリットノズル3の洗浄とを、タイマーによって設定することもできる。例えば、ドレンパイプ12上に設けた抜液用バルブの開放時間、シリンダ10の下降時間、およびシリンダ9の下降時間を時系列で順次設定することにより抜液フローを構築し、この後にリンス液の供給時間をつなぎ、これらと、基板への塗布時間のタイミングとを調整することにより連続繰返しのタイマー設定を行うことができる。例えば、シリンダ10が下降した後にシリンダ9が下降する。
また、ディップ槽7上面のスリットノズル3が収まる部分以外には、塗布液(洗浄液)の揮発防止のための開閉自在な蓋14を設けて置くことが好ましい。本来、ディップ槽7の長さは、スリットノズル3の長手方向の長さと同程度でも良いのであるが、本例のようにディップ槽7の長さを延長することにより、ノズル先端の浸漬状態の確認を容易に行うことができるようになる利点がある。
本発明に係るスリットノズル待機ユニットを適用した塗布装置の側面図 (a)はスリットノズル待機ユニットが水平状態にあるときの正面図、(b)はスリットノズル待機ユニットが傾斜状態にあるときの正面図 (a)〜(c)はスリットノズル待機ユニットの端面図
符号の説明
1…塗布装置、2…載置台、3…スリットノズル、4…ガントリー、5…待機ユニット、6…吐出口、7…ディップ槽、7a、7b…ディップ槽の傾斜面、8…揺動支点、9…傾動用シリンダ、10…サポートシリンダ、11…リンス供給ライン、12…ドレンパイプ、13…ポンプ、W…基板。

Claims (3)

  1. 塗布用のスリットノズルを待機させる際に使用するユニットであって、このユニットは、スリットノズル先端部を浸漬するためのディップ槽を有し、このディップ槽は金属板をV字状に折り曲げ成形され、またディップ槽下面の一端部近傍には揺動支点が設けられ、この揺動支点から離れたディップ槽下面は傾動用シリンダが取り付けられ、前記揺動支点と傾動用シリンダとの間のディップ槽下面がサポートシリンダにて支持されていることを特徴とするスリットノズル待機ユニット。
  2. 請求項1に記載のスリットノズル待機ユニットにおいて、前記V字状をなすディップ槽の一方の側面は他方の側面よりも傾斜角を小さくしていることを特徴とするスリットノズル待機ユニット。
  3. 請求項1に記載のスリットノズル待機ユニットにおいて、前記ディップ槽の上面には、ディップ槽内の液の揮発防止のための蓋が開閉自在に設けられていることを特徴とするスリットノズル待機ユニット。




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