JP5008411B2 - 溶接ロボットシステム - Google Patents

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Description

本発明は、溶接ロボットシステムに関し、特に搬送装置、コンベヤ部及び溶接ロボットを備えた溶接ロボットシステムに関する。
従来、加工対象物(以下、ワークという)を搬送する搬送機能及びワークを溶接用ロボット又は塗装用ロボット等の加工位置に位置決めする位置決め機能の両方を備えた搬送装置が開発されている。
例えば、図32に示す特許文献1に開示された搬送装置は、テーブル301が軌条302を往復移動可能に設けられ、また、テーブル301上には支柱303が正・逆回転可能に設けられ、この支柱303には横向きにアーム304が取り付けられ、このアーム304が横に往復運動可能且つ支柱303に沿って昇降可能であり、また、ヘッド305に取り付けられた治具取付台306が正・逆回転可能である。これにより、特許文献1に開示された搬送装置は6軸の動作が可能である。そして、治具取付台306には加工に応じた治具が取り付けられ、この治具でワークを把持することによって搬送し、6軸の動作を所望位置で停止させて、このワークの位置決めを行うというものである。
特開2005−246553号公報
しかしながら、上述の従来技術には以下に示すような問題点がある。上述の特許文献1に開示された搬送装置は、治具取付台に加工に応じた治具を取り付け、この治具でワークを把持して搬送を行い、位置決めをして所望の加工を行い、ワークを搬出するものであるため、搬入、位置決め、加工中のワークの保持及び搬出が全て1個のヘッドによって行われている。よって、ワークの加工が終了すると、搬出作業を行い、次に搬入、そして位置決めを行う必要があり、搬送時間中にワークの加工ができず、加工効率が低いという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、加工効率が高い溶接ロボットシステムを提供することを目的とする。
本発明に係る溶接ロボットシステムは、軌条に沿って往復運動を行う2組のポジショナを有する搬送装置と、この搬送装置に加工対象物を搬入及び搬出するコンベヤ部と、前記ポジショナに保持された加工対象物に対し溶接を行う2組の溶接ロボットと、を備え、前記2組のポジショナは、前記軌条に沿って往復運動が可能であるスライドフレームと、このスライドフレーム上に設けられ旋回可能である旋回ギヤと、この旋回ギヤ上に立設された支柱と、この支柱に沿って昇降運動が可能な昇降体と、この昇降体にその長手方向が垂直になるように固定された昇降フレームと、この昇降フレームの先端に取り付けられ前記加工対象物を保持した状態で前記加工対象物を水平方向及び垂直方向に回転可能であるエンドエフェクタと、を有し、5軸動作で加工対象物を動かすことを特徴とする。
また、本発明においては、前記ポジショナ及び前記溶接ロボットを予め設定された動作プログラムによって制御する制御部を有し、前記搬送装置、前記コンベヤ部及び前記溶接ロボットは通信可能に接続され、前記コンベヤ部は前記加工対象物が載置されたときに前記加工対象物の種類を判別し、この判別結果によって前記2組のポジショナ及び前記2組の溶接ロボットの前記動作プログラムが選定されることが好ましい。更に、前記加工対象物が、前記ポジショナを待機することがなく、あいているポジショナにより順次保持されるように、前記制御部によって、前記2組のポジショナが制御されることが好ましい。
本発明によれば、加工対象物の搬送をコンベヤ部によって行い、2組のポジショナ及び2組の溶接ロボットによって溶接作業を行うことができるため、加工効率が高い。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本実施形態に係る溶接ロボットシステムを示す平面図、図2は搬送装置を示す平面図、図3、図4、図6、図7(a)及び図7(b)、並びに図9は搬送装置を示す側面図、図5は昇降機能の構造を示す側面図、図8は傾斜機能及び回転機能の構造を示す模式図、図10は図8のB−B線断面図、図11は傾斜機能の構造を示す模式図、図12(a)は搬入コンベヤを示す平面図、図12(b)は同じく側面図、図13(a)及び図13(b)並びに図16は本実施形態に係る溶接ロボットシステムを示す側面図、図14は溶接ロボットを示す側面図、図15は搬送装置及び溶接ロボットを示す側面図、図17乃至図31は本実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す模式的平面図である。
本実施形態に係る溶接ロボットシステム100は、図1に示すように、2組のポジショナ111a及び111bを有する搬送装置110と、搬入コンベヤ161及び搬出コンベヤ162を有するコンベヤ部160と、2組の溶接ロボット180a及び180bと、で構成されている。そして、搬入コンベヤ161及び搬出コンベヤ162の搬送面上には各3個のワーク200が載置できるようになっている。また、ポジショナ111a及び111bは各1個のワーク200を保持し、ポジショニングできるようになっている。
図2及び図3に示すように、搬送装置110は、2組のポジショナ111a及び111bを有し、これら2組のポジショナ111a及び111bは軌条として1対のレール112上を往復移動可能に設置されている。
図3に示すように、1対のレール112は、床面等に設置されスライドベース113bによって支持されたベース部113a上に相互に平行に敷設され、外側の側面がメカストッパ114によって支持されている。そして、レール112と噛み合うようにレール112上にレールブロック115が配置され、このレールブロック115上にスライドフレーム116が固定されている。
また、一方のレール112側にレール112に平行してケーブルベヤ受け117が配設され、このケーブルベヤ受け117上を各ポジショナ111の配線及び配管等(図示せず)を収納するケーブルベヤ118及びケーブルベヤ118を保護するケーブルベヤカバー119が平行移動可能に設置されている。
また、スライドフレーム116にはサーボモータ121及び減速機120が設置され、減速機120のピニオン(図示せず)とレール112に平行に敷設されたラック122とが噛み合うようになっている。これにより、サーボモータ121が回転すると、減速機120のピニオン(図示せず)とラック122とが噛み合っているため、スライドフレーム116が1対のレール112上を平行移動し、これに伴い、ケーブルベヤカバー119に保護されたケーブルベヤ118がケーブルベヤ受け117上を平行移動する。本実施形態に係る溶接ロボットシステム100において、ポジショナ111a及びポジショナ111bの1対のレール112上の平行移動の範囲は溶接位置から搬入位置までであり、各ポジショナに対し、ポジショナがオーバーランしないようにメカストッパ114等が設けられている。
また、スライドフレーム116上には旋回軸受123a及び側面にギヤ面を有する軸受おさえ124aを有する旋回ギヤ124が設置され、スライドフレーム116上にローラフォロア125が4個設置され、このローラフォロア125のローラ転回面と旋回ギヤ124の底面とが接するようにローラフォロア125の高さが調整されている。
また、旋回ギヤ124の上面には支柱126が立設されており、旋回ギヤ124の下面にはサーボモータ127及び減速機128が取り付けられており、減速機128のピニオン(図示せず)と旋回ギヤ124のギヤ面とが噛み合うようになっている。これにより、サーボモータ127が回転すると、減速機128のピニオン(図示せず)と旋回ギヤ124のギヤ面とが噛み合っているため、旋回ギヤ124の上面には立設された支柱126が旋回軸123を旋回軸として旋回する。本実施形態に係る溶接ロボットシステム100において、ポジショナ111a及び111bの旋回範囲は、搬出位置側から搬入位置側まで旋回可能であり、各ポジショナに対し、ポジショナが規定旋回角度を超えて旋回しないようにメカストッパ等が設けられている。
また、図4に示すように、支柱126の内部において、支柱126の内壁面に固定されたボールネジ支持具129に立設されたボールネジカバー130は、図5に示すように内部にボールネジ131を有し、このボールネジ131がボールベアリング132を介してボールネジ支持具129に対し回転可能に設置され、ボールネジ131の上部は支柱126の内壁面に固定されたカップリング133を介してサーボモータ135に接続された減速機134に接続されている。また、ボールネジ131にはボールネジ用ナット136が螺合され、このボールネジ用ナット136にブラケット137が固定されている。そして、ブラケット137には支柱126の側面に設置された1対のレール138と噛み合った状態で昇降移動できるように形成された昇降体139が固定されている。そして、昇降体139には、支柱126に対して垂直方向に伸びる昇降フレーム140が固定されている。また、支柱126の内部から昇降体139の内部を介して昇降フレーム140に配線及び配管等(図示せず)を収納するケーブルベヤ141が設置されている。
サーボモータ135を回転させると、サーボモータ135の回転が減速機134によってあるギヤ比で減速され、カップリング133を介してボールネジ131に回転が伝達する。ボールネジ131が回転すると、ボールネジ131に螺合されたボールネジ用ナット136及びブラケット137がボールネジ131の回転方向によって上昇又は下降し、これに伴って、ブラケット137に固定された昇降体139も上昇又は下降し、更に一端が昇降体139に設置されたケーブルベヤ141もこれに伴って動作する。各昇降体139が規定昇降移動範囲を超えて昇降しないように、レール138にメカストッパ等が設けられている。
また、昇降フレーム140の先端にはエンドエフェクタとして、図6及び図7に示すように地側向き(下向き)から天側向き(上向き)の範囲で傾斜可能に治具取付回転テーブル142が取り付けられている。本実施形態において、治具取付回転テーブル142の下面は、側面にギヤ面を有する歯車143に取り付けられている。
また、図8に示すように、治具取付回転テーブル142は、回転用のサーボモータ146に接続されている。治具取付回転テーブル142の側面側には、歯車148が設置され、この歯車148と傾斜用のサーボモータ144に接続された減速機145のピニオンとが噛み合うようになっている。これにより、傾斜用のサーボモータ144が回転すると、減速機145のピニオンと歯車148のギヤ面とが噛み合っているため、治具取付回転テーブル142は傾斜軸149を傾斜軸として傾斜する。図9に示すポジショナ111aにおいて治具取付回転テーブル142は地側に傾斜し、ポジショナ111bにおいて治具取付回転テーブル142は天側に傾斜する。本実施形態に係る溶接ロボットシステム100において、治具取付回転テーブル142の範囲は、無限回転又は規定範囲で回転可能であり、各治具取付回転テーブル142対し、治具取付回転テーブル142が規定傾斜角度を超えて傾斜しないようにメカストッパ等が設けられている。
また、図10に示すように、治具取付回転テーブル142の下面には側面にギヤ面を有する歯車143が設置され、この歯車143と回転用のサーボモータ146に接続された減速機147のピニオンとが噛み合うようになっている。これにより、サーボモータ146が回転すると、減速機147のピニオンと歯車143のギヤ面とが噛み合っているため、治具取付回転テーブル142は回転軸150を回転軸として回転する。
また、治具取付回転テーブル142の下部に取り付けられたカバー151の内部は、図11に示すように、ロータリジョイント152及びスリップリング153が配置され、治具取付回転テーブル142に対しては、ロータリジョイント152及びスリップリング153によって配線及び配管されている。そして、支柱126に接続されている配線及び配管は、ケーブルカバー151によって保護されている。
本実施形態に係る溶接ロボットシステム100において、治具取付回転テーブル142の回転範囲は、無限回転と規定回転角度を設定できる。
また、ワーク200をポジショナ111a及び111bによって搬送する場合、各治具取付回転テーブル142に対し、ワーク200を保持するためのクランプ治具153が取り付けられる。
これにより、搬送装置110の2組のポジショナ111a及び111bは、夫々において、走行軸、旋回軸、昇降軸、傾斜軸及び回転軸の5軸を有している。走行軸は1対のレール112に沿ってポジショナを往復運動させる(走行機能)ためのもの、旋回軸はポジショナを、旋回軸123を旋回中心として正・逆回転させる(旋回機能)ためのもの、昇降軸は昇降体139をレール138に沿って昇降移動させる(昇降機能)ためのもの、傾斜軸は治具取付回転テーブル142を、傾斜軸149を傾斜軸として正・逆方向に傾斜させる(傾斜機能)ためのもの、回転軸は治具取付回転テーブル142を、回転軸150を回転軸として正・逆回転させる(回転機能)ためのものである。
次に、コンベヤ部160について説明する。図1に示すように、コンベヤ部160は、ワーク200をポジショナに搬入するための搬入コンベヤ161と、ポジショナからワークを搬出するための搬出コンベヤ162とを有している。搬入コンベヤ161及び搬出コンベヤ162としては、一般的に使用されるコンベヤを使用することができる。
図12及び図13に示すように、搬入コンベヤ161の搬送面163には3個のワーク200が載置できるようになっている。搬入コンベヤ161は、搬送面163に作業者又はクレーン等によってワーク200が載置されたときにワーク200の種類を選別する機能を有しており、この選別結果がポジショナ111a及び111b並びに溶接ロボット180a及び180bに伝達される。そして、ワーク200がポジショナ111a又は111bに装着されると、搬入コンベヤ161の搬送面163を搬入装置110の方向(図12に示す図示例では左方向)に移動させることによって、ワーク200がポジショナ111a及び111bの搬入位置に移動される。
また、搬出コンベヤ162の搬送面164も同様に、3個のワーク200が載置できるようになっている。搬送面164から作業者又はクレーン等によってワーク200が取り除かれたとき、搬出コンベヤ162は、搬送面164を搬入装置110から遠ざかる方向に移動させ、搬入装置110に一番近い搬送面164に溶接後のワーク200が載置できるようにする。
次に、溶接ロボット180a及び180bについて説明する。溶接ロボット180a及び180bとしては、例えば、一般的に使用される多関節型のアーク溶接ロボットを使用することができる。図14に示すように、パックワイヤ181からワイヤ送給装置183によって送給されたワイヤ182は、溶接ロボット180a及び180bに供給される。溶接ロボット180a及び180bは接続ケーブル(図示せず)で結線された制御装置(図示せず)を有し、搬入コンベヤ161からワーク200の選別結果が伝達されたときに、この選別結果を基に、予め設定された溶接プログラムを選定し、これにより、ポジショナ111のクランプ治具153によって保持され溶接位置まで搬送されたワーク200の溶接が行われる。
溶接ロボット180a及び180bに多関節型のアーク溶接ロボットを使い、ポジショナ111a及び111bの昇降機能及び傾斜機能を使用することによって、図15に示すように、ワーク200の表面、側面、裏面等全ての面において溶接を行うことができる。また、図16に示すように、ポジショナ111a及び111bに保持されたワーク200は、傾斜軸が垂直の状態においても回転機能を使用することができる。
次に、上述の如く構成された本実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作について説明する。
例として、搬入コンベヤ161の搬送面163及び搬出コンベヤ162の搬送面164に3個のワーク200が載置されている場合(図17;ステップ1)について説明する。搬入コンベヤ161は、作業者又はクレーン等が搬送面163にワーク200を載置したときにワーク200の種類を選別し、この選別結果をポジショナ111a及び111b並びに溶接ロボット180a及び180bに伝達するものである。
先ず、ポジショナ111aのサーボモータ120を回転させると、減速機121のピニオン(図示せず)とラック122とが噛み合っているため、スライドフレーム116が1対のレール112上を平行移動し、これによってポジショナ111aが1対のレール112に沿って平行移動する。そして、ポジショナ111aを搬入位置まで平行移動させて、平行移動を停止する。このとき、ポジショナ111aの平行移動に伴い、ケーブルベヤカバー119に保護されたケーブルベヤ118がケーブルベヤ受け117上を平行移動するため、ポジショナ111aの配線及び配管もポジショナ111aの平行移動に伴って移動する。
次に、ポジショナ111aのサーボモータ127を回転させると、減速機128のピニオン(図示せず)と旋回ギヤ124のギヤ面とが噛み合っているため、ポジショナ111aが旋回軸123を旋回軸として旋回する。そして、ポジショナ111aを搬入位置まで旋回させて、旋回を停止する(図18;ステップ2)。
次に、ポジショナ111aのサーボモータ135を回転させ、サーボモータ135の回転を減速機134によってあるギヤ比で減速し、カップリング133を介してボールネジ131に回転を伝達させることで、ボールネジ131に螺合されたボールネジ用ナット136及びブラケット137を下降させる。これによってポジショナ111aのクランプ治具153が下降する。また、これに伴って、一端が昇降体139に設置されたケーブルベヤ141も下降する。そして、ワーク200をクランプ治具153に取り付ける。
次に、ポジショナ111aのサーボモータ135を下降させたときと逆回転させ、ポジショナ111aのクランプ治具153を上昇させる。これにより、ワーク200をクランプ治具153に取り付けた状態でポジショナ111aが搬入位置にある状態になる。
次に、ポジショナ111aのサーボモータ127をステップ2のときと逆方向に回転させ(図19乃至図22;ステップ3乃至ステップ6)、ポジショナ111aを搬出位置まで旋回させて、旋回を停止する。また、このとき、搬入コンベヤ161の搬送面163を搬送装置110に近付く方向に移動させ、ワーク200をポジショナ111a及び111bの搬入位置に移動させ、ワーク200を作業者又はクレーン等によって搬入コンベヤ161の搬送面163のワーク200が載置されていない部位に載置する。このとき、搬入コンベヤ161はワーク200の種類を選別し、この選別結果をポジショナ111a及び111b並びに溶接ロボット180a及び180bに伝達する。また、搬出コンベヤ162の搬送面164において、搬送装置110から最も遠い部位に載置されたワーク200を作業者又はクレーン等によって取り除き、搬出コンベヤ162の搬送面164においてワーク200を載置していない面が搬送装置110に最も近い部位にくるように移動させる。
次に、ポジショナ111aのサーボモータ120をステップ2のときと逆方向に回転させ、ポジショナ111aを溶接位置まで平行移動させて、平行移動を停止する(図23;ステップ7)。これにより、ワーク200が溶接ロボット180aの溶接位置に移動する。クランプ治具153に取り付けられたワーク200は、サーボモータ120を回転させることによってレール112に沿って平行移動が可能であり、サーボモータ127を回転させることによって旋回軸123を旋回軸として旋回可能であり、サーボモータ135を回転させることによってレール138に沿って昇降可能であり、サーボモータ144を回転させることによって傾斜軸149を傾斜軸として傾斜可能であり、サーボモータ146を回転させることによって回転軸150を回転軸として回転可能である。また、溶接ロボット180aが多関節型のアーク溶接ロボットであるため、ワーク200の表面、側面、裏面等全ての面において溶接を行うことができる。
ポジショナ111aによって保持したワーク200を溶接ロボット130aによって溶接している間に、ポジショナ111bのサーボモータ120を回転させることによって、ポジショナ111bを1対のレール112に沿って搬入位置まで平行移動させて、平行移動を停止する。このとき、ポジショナ111bの平行移動に伴い、ケーブルベヤカバー119に保護されたケーブルベヤ118がケーブルベヤ受け117上を平行移動するため、ポジショナ111bの配線及び配管もポジショナ111bの平行移動に伴って移動する。次に、ポジショナ111bのサーボモータ127を回転させ、ポジショナ111bを、旋回軸123を旋回軸として旋回させる。そして、ポジショナ111bを搬入位置まで旋回させて、旋回を停止する(図24;ステップ8)。
次に、ポジショナ111bのサーボモータ135を回転させることによって、ポジショナ111bのクランプ治具153を下降させる。これに伴って、一端が昇降体139の内部に設置されたケーブルベヤ141も下降する。そして、ワーク200をクランプ治具153に取り付ける。
次に、ポジショナ111bのサーボモータ135を下降させたときと逆方向に回転させ、ポジショナ111bのクランプ治具153を上昇させる。これにより、ワーク200をクランプ治具153に取り付けた状態でポジショナ111bが搬入位置にある状態になる。
次に、ポジショナ111bのサーボモータ127をステップ8のときと逆方向に回転させ(図25乃至図28;ステップ9乃至ステップ12)、ポジショナ111bを搬出位置まで旋回させて、旋回を停止する。また、このとき、搬入コンベヤ161の搬送面163を搬送装置110に近付く方向に移動させ、ワーク200をポジショナ111a及び111bの搬入位置に移動させ、ワーク200を作業者又はクレーン等によって搬入コンベヤ161の搬送面163のワーク200が載置されていない部位に載置する。このとき、搬入コンベヤ161はワーク200の種類を選別し、この選別結果をポジショナ111a及び111b並びに溶接ロボット180a及び180bに伝達する。また、搬出コンベヤ162の搬送面164において、搬送装置110から最も遠い部位に載置されたワーク200を作業者又はクレーン等によって取り除き、搬出コンベヤ162の搬送面164においてワーク200を載置していない面が搬送装置110に最も近い部位にくるように移動させる。
次に、ポジショナ111bのサーボモータ120をステップ8のときと逆方向に回転させ、ポジショナ111bを溶接位置まで平行移動させて、平行移動を停止する(図29;ステップ13)。これにより、ワーク200が溶接ロボット180bの溶接位置に移動する。クランプ治具153に取り付けられたワーク200は、サーボモータ120を回転させることによってレール112に沿って平行移動が可能であり、サーボモータ127を回転させることによって旋回軸123を旋回軸として旋回可能であり、サーボモータ135を回転させることによってレール138に沿って昇降可能であり、サーボモータ144を回転させることによって傾斜軸149を傾斜軸として傾斜可能であり、サーボモータ146を回転させることによって回転軸150を回転軸として回転可能である。また、溶接ロボット180bが多関節型のアーク溶接ロボットであるため、ワーク200の表面、側面、裏面等全ての面において溶接を行うことができる。
ポジショナ111aに保持されたワーク200の溶接が終了したら、ポジショナ111aのサーボモータ120を回転させ、ポジショナ111aを搬出位置まで平行移動させて、平行移動を停止する(図30;ステップ14)。このとき、ポジショナ111aの平行移動に伴い、ケーブルベヤカバー119に保護されたケーブルベヤ118がケーブルベヤ受け117上を平行移動するため、ポジショナ111aの配線及び配管もポジショナ111aの平行移動に伴って移動する。
次に、ポジショナ111aのサーボモータ135を回転させることによって、ワーク200を下降させ、ワーク200をクランプ治具153から取り外す。
次に、ポジショナ111aのサーボモータ135を下降させたときと逆方向に回転させ、ポジショナ111aのクランプ治具153を上昇させる。
次に、ポジショナ111aのサーボモータ127を回転させ、ポジショナ111aを、旋回軸123を旋回軸として搬入位置まで旋回させて、旋回を停止する(図31;ステップ15)。そして、図19に示すステップ3から繰り返す。また、ポジショナ111bに保持されたワーク200の溶接が終了したときも同様にしてワーク200の取り外しを行い、図25に示すステップ9から繰り返す。本実施形態に係る溶接ロボットシステム100は、上述の手順と同様の手順を繰り返すことにより動作する。
本実施形態において、ワーク200は全て同一のものを使用する例について説明したが、これに限定されず、搬入コンベヤ161、ポジショナ111a及び111b並びに溶接ロボット180a及び180bに対し、複数種のワークに対する溶接方法等を記憶させることによって、エンドエフェクタを交換することなく複数種のワークを溶接することができる。また、本実施形態に係る溶接ロボットシステム100において、搬送装置110が2組のポジショナ111a及び111bを有していることにより、ポジショナを待機する時間が不要で、搬入コンベヤに搬入されたワーク200に対し、空いているポジショナによって順次搬入し、溶接を行うことができる。
本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムを示す模式的平面図である。 搬送装置を示す模式的平面図である。 搬送装置を示す側面図である。 搬送装置を示す側面図である。 昇降機能の構造を示す側面図である。 搬送装置を示す側面図である。 (a)及び(b)は搬送装置を示す側面図である。 傾斜機能及び回転機能の構造を示す模式図である。 搬送装置を示す側面図である。 図8のB−B線断面図である。 傾斜機能の構造を示す模式図である。 (a)は搬入コンベヤを示す平面図、(b)は同じく側面図である。 (a)及び(b)は本発明の第1実施形態に係る溶接ロボットシステムを示す側面図である。 溶接ロボットを示す側面図である。 搬送装置及び溶接ロボットを示す側面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムを示す側面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る溶接ロボットシステムの動作を段階的に示す平面図である。 従来技術の搬送装置を示す模式的斜視図である。
符号の説明
100 ;溶接ロボットシステム
110 ;搬送装置
111a、111b;ポジショナ
112 ;レール
113a;ベース部
113b;スライドベース
114 ;メカストッパ
115 ;レールブロック
116 ;スライドフレーム
117 ;ケーブルベヤ受け
118、141;ケーブルベヤ
119;ケーブルベヤカバー
120、128、134、145、147;減速機
121、127、135、144、146;サーボモータ
122 ;ラック
123 ;旋回軸
123a 旋回軸受
124 ;旋回ギヤ
124a;軸受おさえ
125 ;ローラフォロア
126 ;支柱
129 ;ボールネジ支持具
130 ;ボールネジカバー
131 ;ボールネジ
132 ;ボールベアリング
133 ;カップリング
136 ;ボールネジ用ナット
137 ;ブラケット
138 ;レール
139 ;昇降体
140 ;昇降フレーム
142 ;治具取付回転テーブル
143、148 ;歯車
149 ;傾斜軸
150 ;回転軸
151 ;カバー
152 ;ロータリジョイント
153 ;クランプ治具
160 ;コンベヤ部
161 ;搬入コンベヤ
162 ;搬出コンベヤ
163、164;搬送面
180a、180b;溶接ロボット
181 ;パックワイヤ
182 ;ワイヤ
183 ;ワイヤ送給装置
200 ;ワーク
301 ;テーブル
302 ;軌条
303 ;支柱
304 ;アーム
305 ;ヘッド
306 ;治具取付台

Claims (3)

  1. 軌条に沿って往復運動を行う2組のポジショナを有する搬送装置と、この搬送装置に加工対象物を搬入及び搬出するコンベヤ部と、前記ポジショナに保持された加工対象物に対し溶接を行う2組の溶接ロボットと、を備え、前記2組のポジショナは、前記軌条に沿って往復運動が可能であるスライドフレームと、このスライドフレーム上に設けられ旋回可能である旋回ギヤと、この旋回ギヤ上に立設された支柱と、この支柱に沿って昇降運動が可能な昇降体と、この昇降体にその長手方向が垂直になるように固定された昇降フレームと、この昇降フレームの先端に取り付けられ前記加工対象物を保持した状態で前記加工対象物を水平方向及び垂直方向に回転可能であるエンドエフェクタと、を有し、5軸動作で加工対象物を動かすことを特徴とする溶接ロボットシステム。
  2. 前記ポジショナ及び前記溶接ロボットを予め設定された動作プログラムによって制御する制御部を有し、前記搬送装置、前記コンベヤ部及び前記溶接ロボットは通信可能に接続され、前記コンベヤ部は前記加工対象物が載置されたときに前記加工対象物の種類を判別し、この判別結果によって前記2組のポジショナ及び前記2組の溶接ロボットの前記動作プログラムが選定されることを特徴とする請求項1に記載の溶接ロボットシステム。
  3. 前記加工対象物が、前記ポジショナを待機することがなく、あいているポジショナにより順次保持されるように、前記制御部によって、前記2組のポジショナが制御されることを特徴とする請求項2に記載の溶接ロボットシステム。
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