JP2021020258A - 搬送ロボット及び工作物搬送装置 - Google Patents

搬送ロボット及び工作物搬送装置 Download PDF

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【課題】小型であり簡単且つ安価な構成で工作物の搬送が可能な搬送ロボット及び工作物搬送装置を提供する。【解決手段】第1アーム240は、その長手方向がモータ軸231の軸線方向に直交する姿勢に配置されて、第1端241がモータ軸231に固定され、第1プーリ243と、第2プーリ244と、第1ベルト245と、第2プーリ244に同軸固定される第1回転軸部材246とを備える。第2アーム250は、その長手方向が第1回転軸部材246の軸線方向に直交する姿勢に配置されて、第3端251が第1回転軸部材246に固定され、第3プーリ253と、第4プーリ254と、第2ベルト255と、第4プーリ254に同軸固定される第2回転軸部材256と、を備える。ハンド部260は、第2回転軸部材256に固定され、第1アーム240及び第2アーム250の姿勢変化に伴って同一姿勢で直線運動する。【選択図】図7

Description

本発明は、搬送ロボット及び工作物搬送装置に関する。
従来、工作物の搬送等にアーム型の搬送ロボットが広く用いられている(例えば、特許文献1等参照。)。このアーム型の搬送ロボットは、複数のアームと、複数の関節と、アーム毎に設けられたモータとを有し、各モータによって各アームを個別に回転駆動することで姿勢を自在に変化させて所望の動作が可能に構成されている。このような搬送ロボットは、直交する2以上の走行レールに沿って移動する直交ロボット(直交ローダとも称される)と比較すると、サイズを小さくできると共に、且つ動作の自由度を向上できるという利点がある。
特開2018−69370号公報
しかしながら、アーム型の搬送ロボットは、複数のアームに対してそれぞれモータを設けて各アームを駆動する構成のため、構造が複雑になると共に、コストが高くなるという問題がある。一方、このような搬送ロボットは、姿勢を自在に変化させて様々な動作を行うことができる性能を有しているが、工作機械における工作物の比較的単純な搬送専用で使用する場合においては、オーバースペックとなっている場合もあると考えられる。
本発明は、小型であり簡単且つ安価な構成で工作物の搬送が可能な搬送ロボット及び工作物搬送装置を提供することを目的とする。
本発明に係る搬送ロボットは、ベース体と、長手方向の両端に第1端と第2端とを有し、前記第1端が前記ベース体に連結される第1アームと、長手方向の両端に第3端と第4端とを有し、前記第3端が前記第1アームの前記第2端に連結される第2アームと、前記第2アームの前記第4端に連結され、工作物を解放可能に保持する保持部とを備える搬送ロボットである。
そして、本発明に係る搬送ロボットは、前記ベース体に取り付けられてモータ軸を回転させるモータを備え、前記第1アームは、その長手方向と前記モータ軸の軸線方向とが交差する姿勢に配置されて、前記第1端が前記モータ軸に固定され、前記第1アームは、さらに、前記第1端に前記モータ軸と同軸に設けられて前記ベース体に固定される第1プーリと、前記第2端に回転可能に設けられる第2プーリと、前記第1プーリと前記第2プーリとの間に架け渡される第1ベルトと、前記第2プーリに同軸固定される第1回転軸部材と、を備え、前記第2アームは、その長手方向と前記第1回転軸部材の軸線方向とが交差する姿勢に配置されて、前記第3端が前記第1回転軸部材に固定され、前記第2アームは、さらに、前記第2端に固定される第3プーリと、前記第4端に回転可能に設けられる第4プーリと、前記第3プーリと前記第4プーリとの間に架け渡される第2ベルトと、前記第4プーリに同軸固定される第2回転軸部材と、を備え、前記保持部は、前記第2回転軸部材に固定され、前記第1アーム及び前記第2アームの姿勢変化に伴って直線運動する。
この構成によれば、モータがモータ軸を回転させると、第1端がモータ軸に固定された第1アームがモータ軸の軸線周りに旋回する。第1プーリは、ベース体に固定されているため、モータ軸の回転によって回転しない。第2端に回転可能に設けられた第2プーリは、第1ベルトを介して第1アームの旋回による回転力が伝達されてモータ軸の回転とは反対方向に回転する。このとき、第2プーリに同軸固定された第1回転軸部材は、第2プーリの回転と同一方向に回転する。これに伴い、第3端が第1回転軸部材に固定された第2アームは、第1アームとは反対方向に旋回する。第3プーリは、第2端に固定されているため相対回転位置は変化しない。第4端に回転可能に設けられた第4プーリは、第2ベルトを介して第2アームの旋回による回転力が伝達されて第2プーリの回転とは反対方向(すなわち、モータ軸の回転と同一方向)に回転する。このとき、第4プーリに固定される第2回転軸部材は、第4プーリの回転と同一方向に回転する。第2回転軸部材に固定された保持部は、第2回転軸部材によって第4プーリの回転と同一方向、すなわち第1アームの旋回方向と同一方向に旋回する。
つまり、本発明に係る搬送ロボットによれば、1個のモータによって、第1アーム及び第2アームの姿勢を変化させることで、保持部を同一姿勢で直線運動させることができる。よって、小型であり簡単且つ安価な構成で工作物を搬送することができるという効果を奏する。
本発明に係る工作物搬送装置は、上記搬送ロボットと、前記ベース体を、前記工作物に対する複数の作業位置に沿って移動させる移動機構とを備える。
この構成によれば、移動機構によりベース体を所望の作業位置に移動させることができると共に、1個のモータによって、第1アーム及び第2アームの姿勢を変化させることで、保持部を同一姿勢で直線運動させることができる。よって、小型であり簡単且つ安価な構成で、複数の作業位置間で工作物を搬送することができるという効果を奏する。
実施形態に係る工作物搬送装置を適用した加工システムの全体構成を示す正面図である。 加工システムの全体構成を示す右側面図である。 加工システムの全体構成を示す平面図である。 搬送ロボットの内部構造を正面視にて示す内部構造図である。 搬送ロボットのアーム本体の組み付け構造を示す分解斜視図である。 搬送ロボットのアーム伸長時における内部状態を側面視にて示す内部構造図である。 搬送ロボットのアーム屈曲時における内部状態を側面視にて示す内部構造図である。 パレット装置の外観を示す全体斜視図である。 パレット装置の送り機構の内部構造を側面視にて示す内部構造図である。 搬出パレットにおける工作物の送り出し動作の様子を示す動作説明図である。 搬送ロボットが搬入位置に位置する状態を示す工作機械の正面図である。 搬送ロボットが加工位置の真上に位置する状態を示す工作機械の正面図である。 搬送ロボットが工作物を加工位置へ搬送した状態を示す工作機械の正面図である。 搬送ロボットが工作物の搬出位置に位置する状態を示す工作機械の正面図である。 搬送ロボットがハンド部でパレット装置の動作レバーを押下する様子を示す工作機械の正面図である。
以下、本発明の搬送ロボット及び工作物搬送装置を具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(1.加工システム1の全体構成)
本発明の搬送ロボット及び工作物搬送装置を適用した加工システム1の実施形態の全体構成について、図1〜図3を参照しつつ説明する。加工システム1は、研削盤100と、研削盤100において工作物Wの搬入位置P1、搬出位置P2及び加工位置P3の間で工作物Wの搬送を行う工作物搬送装置200とを備えて構成される。尚、搬入位置P1、搬出位置P2及び加工位置P3は、X軸方向において左から右へ順に並んで位置している。また、搬入位置P1及び搬出位置P2は、Y軸方向において研削盤100より上方の高さに位置し、加工位置P3は研削盤100のテーブル121上に位置している。
(2.研削盤100の構成)
研削盤100は、円筒研削盤であって、ベッド102に支持された工作物Wに対して砥石車111を相対移動させて研削加工を行う工作機械である。研削盤100は、砥石台110と、Z軸送り装置(図略)と、工作物支持装置120と、X軸送り装置(図略)と、制御装置140と、機体カバー103とを備えて構成される。
砥石台110は、砥石軸(図示せず)を介して回転可能に設けられる砥石車111を有している。砥石台110には、工作物Wを研削する砥石車111を回転駆動させる砥石回転駆動装置(図略)が設けられている。
また、砥石台110は、ベッド102の上面に配置され砥石車111の中心軸に直交する方向に延びる図示しないガイドレール上に案内支持されている。砥石車111は、Z軸送り装置により、ベッド102の上面と平行で且つ工作物Wの径方向であるZ軸方向(図1で紙面手前方向)に移動するようになっている。また、Z軸送り装置のZ軸モータ及び砥石回転駆動装置は、制御装置140により砥石車111のZ軸方向への移動および砥石車111の回転数を制御される。
工作物支持装置120は、円柱状の工作物Wの中心軸の回りに回転可能となるように、工作物Wの両端を支持する。工作物支持装置120は、テーブル121と、主軸台122と、心押台123とを有する。テーブル121は、研削盤100のベッド102の上面に配置され砥石車111の中心軸方向に延びる図示しないガイドレール上に案内支持されている。テーブル121は、X軸モータとX軸ボールねじとからなるX軸送り装置(図略)により、ベッド102の上面と平行で且つ工作物Wの軸方向であるX軸方向(図1左右方向)に移動するようになっている。
主軸台122および心押台123は、テーブル121の上面に対向して配置され工作物Wの一端または他端をそれぞれ支持している。主軸台122には、主軸回転駆動装置(図略)により回転する主軸127が備えられており、主軸127が回転駆動されることにより工作物Wが回転するように構成されている。また、主軸回転駆動装置は、制御装置140により主軸127の回転数や回転位相などを制御される。工作物Wは、テーブル121の移動方向(X軸方向)と平行な軸回りに回転可能に両端を支持されるとともに、主軸回転駆動装置により回転駆動される。
制御装置140は、加工プログラムの実行によって数値制御することで工作物Wを研削加工することができ、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等を有するコンピュータを用いて構成されたCNC制御装置である。制御装置140は、X軸送り装置やZ軸送り装置、砥石軸を回転駆動させる砥石回転駆動装置、主軸127を回転駆動させる主軸回転駆動装置が接続されていると共に、各種センサが接続されており、各センサからの信号を処理すると共に各部を制御するものである。尚、制御装置140は、加工プログラム等を入力するための入力手段や、処理内容や処理状況等を出力するための出力手段(ともに図示せず)を更に備えている。
制御装置140は、さらに、工作物搬送装置200の制御をも行う。制御装置140は、具体的には、後述する走行用モータ215と接続され、ベース体221の走行制御を行う。また、制御装置140は、後述する旋回用モータ230と電気的に接続され、搬送ロボット220の旋回制御を行う。さらに、制御装置140は、後述するハンド部260と電気的に接続されて把持爪261の開閉制御を行う。尚、ハンド部260が、本発明における工作物を解放可能に保持する保持部を構成するものである。
機体カバー103は、鋼板等により構成され、研削盤100の上述した各部全体の前後左右の側面と上面とで覆っている。機体カバー103は、工作物Wを加工位置P3へ出し入れするための開口104と、開口104を開閉自在に閉鎖するシャッタ105とを備えている。工作物Wの加工位置P3は、加工中の工作物Wが支持される主軸台122と心押台123との間である。シャッタ105は、工作物Wの加工位置P3へ供給されるクーラントが周囲に飛散することを防止するために設けられる。
(3.工作物搬送装置200の構成)
次に、工作物搬送装置200の構成について説明する。工作物搬送装置200は、図1、図2に示すように、研削盤100の上方、すなわち研削盤100全体を覆う機体カバー103の上面に設けられて、工作物Wを搬入位置P1と、搬出位置P2と、加工位置P3との間で搬送する装置である。工作物搬送装置200は、移動機構210と、搬送ロボット220と、パレット装置270とを備えて構成される。尚、以下の説明において、搬入位置P1と搬出位置P2とを包括して搬入搬出位置P1,P2とも称する。
(3.1 移動機構210の構成及び作動)
移動機構210は、搬送ロボット220のベース体221を、X軸方向に移動させる機構である。移動機構210は、一対の支柱212と、走行台213と、走行用モータ215とを備えて構成される。
一対の支柱212は、機体カバー103の上面に左右一対で立設され、上下方向(Y軸方向)に延在している。走行台213は、一対の支柱212上端間で左右方向(X軸方向)に延設されている。走行台213の前面には、2本の架設レール214が上下に間隔を隔てて設けられ、左右方向(X軸方向)に延設されている。
走行用モータ215は、搬送ロボット220のベース体221の前面に取り付けられている。走行用モータ215は、モータ軸217に取り付けられたピニオンギア218を回転させる。走行台213に取り付けられた複数の歯部を有するラック219は、ピニオンギア218と噛み合っている。走行用モータ215の回転により、ベース体221は、架設レール214に沿って水平なX軸方向に走行移動する。
(3.2 搬送ロボット220の構成及び作動)
搬送ロボット220は、図4に示すように、ベース体221と、旋回用モータ230と、第1アーム240と、第2アーム250と、ハンド部260とを備えて構成される。ベース体221は、上述した通り、移動機構210によって架設レール214に沿ってX軸方向に移動可能に構成される。旋回用モータ230は、ベース体221に取り付けられてモータ軸231を回転させる。旋回用モータ230は、モータ軸231をX軸方向に向けて配置される。
第1アーム240は、長手方向の両端に第1端241と第2端242とを有し、第1端241がベース体221に連結される。第2アーム250は、長手方向の両端に第3端251と第4端252とを有し、第3端251が第1アーム240の第2端242に連結される。尚、本明細書において、第1端241は、第1アーム240における長手方向における一方側の端面に隣接する側面を含む領域を指している。第2端242、第3端251及び第4端252も同様である。以下、第1アーム240と第2アーム250の構成について、図4乃至図7を参照しつつ具体的に説明する。
まず、第1アーム240のアーム本体の構造について、図5を参照しつつ説明する。第1アーム240は、図5に示すように、一対の金属板240aを所定間隔で平行に向かい合わせて配置し、円筒状のピン及びピンの内周に螺合するボルトとからなる連結部材240pを用いて複数箇所で互いに連結することによりアーム本体が構成されている。金属板240aは、レーザ加工機等によって所望の輪郭形状(本実施形態では長手方向両端が丸みを帯びた長尺形状)に加工されたものである。金属板240aは、強度を確保可能な範囲であれば複数箇所で円形や三角形等の穴開け加工を施して軽量化を図る構成としてもよい。本実施形態における一対の金属板240aを連結部材240pで連結してなる第1アーム240の構造によれば、従来の鋳物や溶接等によってシェル状に形成さる構造と比較して内部機構を観察しやすく、埃等がかかっても支障ない環境下で使用する場合、ベルトが切れた場合等、構成部品のメンテナンス性に優れているという利点がある。第2アーム250は、第1アーム240と同一長さで同一形状であり、アーム本体の構造は第1アーム240と同一であるため、詳細な説明を省略する。
次に、第1アーム240及び第2アーム250の内部構造について、図4、図6及び図7を参照しつつ説明する。第1アーム240は、その長手方向がモータ軸231の軸線方向に直交する姿勢に配置されて、第1端241がモータ軸231に固定される。第1アーム240は、第1端241にモータ軸231と同軸に設けられてベース体221に固定される第1プーリ243と、第2端242に回転可能に設けられる第2プーリ244とを備えている。第1アーム240は、さらに、第1プーリ243と第2プーリ244との間に架け渡される第1ベルト245と、第2プーリ244に同軸固定される第1回転軸部材246とを備えている。第1プーリ243と第2プーリ244との歯数比は、2:1である。よって、第1プーリ243と第2プーリ244との回転比は、1:2である。
第2アーム250は、その長手方向が第1回転軸部材246の軸線方向に直交する姿勢に配置されて、第3端251が第1回転軸部材246に固定される。第2アーム250は、第2端242に固定される第3プーリ253と、第4端252に回転可能に設けられる第4プーリ254とを備えている。第2アーム250は、さらに、第3プーリ253と第4プーリ254との間に架け渡される第2ベルト255と、第4プーリに同軸固定される第2回転軸部材256とを備えている。第3プーリ253と第4プーリ254との歯数比は、1:2である。よって、第3プーリ253と第4プーリ254との回転比は、2:1である。つまり、第1プーリ243、第2プーリ244及び第3プーリ253、第4プーリ254の回転比は、1:2:1である。
次に、ハンド部260の構成について説明する。ハンド部260は、工作物Wを解放可能に把持する部材であって、第2回転軸部材256にブラケット258を介して固定される。ハンド部260は、公知のエアチャックと称される装置であり、開閉可能な一対の把持爪261と、エアシリンダ262とを備えて構成される。ハンド部260は、制御装置140からの指令信号に基づいて、エアシリンダ262によって一対の把持爪261が開閉駆動されて、工作物Wを解放する開状態と、工作物Wを把持する閉状態とで切り換えられる。
次に、搬送ロボット220の各部の作動について説明する。制御装置140の指令によって旋回用モータ230が駆動されてモータ軸231を矢印A方向(図7で時計回り)に回転させると、第1端241の側面がモータ軸231に固定された第1アーム240が、モータ軸231周りに矢印B方向(図7で時計回り)に旋回する。このとき、第1プーリ243は、ベース体221に固定されているため、モータ軸231の回転によって回転しない。
第2端242に回転可能に設けられた第2プーリ244は、第1ベルト245を介して第1アーム240の旋回による回転力が伝達されてモータ軸231の回転とは反対方向である矢印C方向に回転する。このとき、第2プーリ244に同軸固定された第1回転軸部材246は、第2プーリ244の回転と同一方向に回転する。
これに伴い、第3端251の側面が第1回転軸部材246に固定された第2アーム250は、第1回転軸部材246周りに第1アーム240とは反対方向の矢印D方向に旋回する。第3プーリ253は、第2端242に固定されているため、第2端242に対する相対回転位置は変化しない。ここで、第1プーリ243、第2プーリ244及び第3プーリ253の回転比は、1:2であるので、第2アーム250は、第1アーム240とは反対方向に2倍の角度で旋回することになる。
第4端252に回転可能に設けられた第4プーリ254は、第2ベルト255を介して第2アーム250の旋回による回転力が伝達されて第2プーリ244の回転とは反対方向の矢印E方向(すなわち、モータ軸231の回転と同一方向)に回転する。このとき、第4プーリ254に同軸固定される第2回転軸部材256は、第4プーリ254の回転と同一方向に回転する。第1プーリ243、第2プーリ244及び第3プーリ253、第4プーリ254の回転比は、1:2:1であるので、第2回転軸部材256にブラケット258を介して固定されたハンド部260は、第2回転軸部材256によって第4プーリ254の回転と同一方向、すなわち第1アーム240の旋回方向と同一方向に同一角度だけ旋回する。
つまり、搬送ロボット220は、1個の旋回用モータ230によって、第1、第2アーム240,250が姿勢変化することで、ハンド部260を同一姿勢で上下方向に直線運動させることができる。
(3.3 パレット装置270の構成及び作動)
次に、パレット装置270の構成について、図8〜図10を中心に参照しつつ説明する。パレット装置270は、搬入パレット270aと、搬出パレット270bと、動作レバー281を有する送り機構280とを備えて構成される。搬入パレット270aは、棒状の工作物Wを1個ずつ載置可能なV字状の載置部が送り方向に沿って複数形成され、未加工の工作物Wを複数個載置させると共に、搬入位置P1に向かって1個ずつ順次送り出すための機構である。
具体的には、搬入パレット270aは、載置台271aと、送り台272aとを有している。載置台271aは、幅方向両側に設けられる一対の板状部材を有し、V字形状のヤゲンが同一ピッチで長手方向に複数形成されている。送り台272aは、載置台271aの幅方向内側に隙間を隔てて配置される一対の板状部材を有し、山形のヤゲンが載置台271aのヤゲンと同一ピッチで複数形成されている。載置台271aは、固定側の部材であり、動作しない。一方、送り台272aは、可動側の部材であって、回転軸部材273aが連結され、回転軸部材273aの回転によって上下前後に旋回運動をするように構成されている。
搬出パレット270bは、搬入パレット270aとは送り方向が逆になるようにX軸方向に並んで配置され、加工済みの工作物Wを搬出位置P2から1個ずつ順次送り出すことができる機構である。搬出パレット270bは、搬入パレット270aと同一構成であるので、詳細な説明を省略する。尚、載置台271bが載置台271aに、送り台272bが送り台272aに、回転軸部材273bが回転軸部材273aにそれぞれ対応している。
送り機構280は、動作レバー281の押下によって搬入パレット270aに設けられる搬入側の回転軸部材273aと、搬出パレット270bに設けられる搬出側の回転軸部材273bとを回転駆動する機構である。送り機構280は、頭部をなす動作レバー281と、動作レバー281の下方に延設されて複数の歯部を有するラック282と、ラック282の下部を上下動自在に収納する筐体283と、ラック282において動作レバー281と筐体283との間に介装されたスプリング284とを有している。筐体283の内部には、ピニオンギア274aが固定された搬入側の回転軸部材273aの端部と、ピニオンギア274bが固定された搬出側の回転軸部材273bの端部とが挿入されている。ピニオンギア274aはラック282に隣接して配置され、ピニオンギア274aの外周に形成された複数の歯部は、ラック282の複数の歯部と噛合している。ピニオンギア274bは、ピニオンギア274aを挟んでラック282とは反対側に配置され、ピニオンギア274bの外周に形成された複数の歯部の一部はピニオンギア274aの複数の歯部の一部と噛合している。
次に、パレット装置270の各部の作動について説明する。搬送ロボット220が、動作レバー281の真上で第1、第2アーム240,250を伸長させることにより、ハンド部260が下降して動作レバー281が押下されると、スプリング284の付勢力に抗してラック282が下方へスライド移動する。ラック282が下方へスライド移動するのに伴って、ラック282に噛合するピニオンギア274aが、図9に矢印で示す反時計回りに回転する。これにより、ピニオンギア274aに固定された搬入側の回転軸部材273aが回転し、送り台272aが上下前後に円弧運動を行うことで、載置台271aのV字状の各溝に載置された未加工の工作物Wが、搬入位置P1に向かって図8に矢印で示す方向へ1個ずつ送られる。
同時に、ピニオンギア274aに噛合するピニオンギア274bは、ピニオンギア274aの回転によって駆動されて、図9に矢印で示す時計回りに回転する。これにより、ピニオンギア274bに固定された搬出側の回転軸部材273bが回転し、送り台272bが上下前後に円弧運動を行うことで、載置台271bのヤゲンの谷部に載置された加工済みの工作物Wが、搬出位置P2に向かって図8に矢印で示す方向へ1個ずつ送られる。ここで、図10は、搬出パレット270bにおいて、搬出側の回転軸部材273bの回転により送り台272bが上下前後に円弧運動を行うことで、載置台271bのヤゲンの谷部に載置された加工済みの工作物Wが搬出位置P2方向へ1個ずつ送られる様子を示している。図10では、送り台272bの旋回前の原位置を二点鎖線で示し、旋回端における位置を実線で示している。また、a点は、送り台272bの旋回前の原位置における工作物Wの中心を、b点は同じく旋回端における工作物Wの中心をそれぞれ示している。送り台272bの旋回端において、工作物Wは送り台272bのヤゲンの谷部に支持され、転動することなく停止している。搬送ロボット220が動作レバー281の押下を解除すると、スプリング284によって動作レバー281が原位置に戻り、送り台272bも原位置へ戻る。b点で転動停止していた工作物Wは、載置台271bのS斜面上を転動してc点で停止する。このように、工作物Wは、載置台271bのヤゲン上をa点からb点を経てc点まで1ピッチ移動する。
(4. 加工システム1における工作物Wの搬送の流れ)
次に、加工システム1における工作物Wの搬送の流れの一例について、図11〜図15を中心に参照しつつ説明する。尚、初期状態では、加工システム1前面の図示しない窓部を介して、作業者によって搬入パレット270aに未加工の工作物Wが予め載置されている。また、搬送ロボット220は、図1に示す初期位置で待機しているものとする。
まず、搬送ロボット220が、図1において左端の初期位置(搬入位置P1)に位置するとき、シャッタ105は機体カバー103上面の開口104を閉塞している。旋回用モータ230の駆動により第1、第2アーム240、250を伸長させてハンド部260を真下へ下降させ、エアシリンダ262により把持爪261を開閉することで未加工の工作物Wを把持した後、第1、第2アーム240、250を屈曲させて真上に上昇させて元の高さへ復帰させる(図11参照)。
次に、搬送ロボット220を移動機構210によりX軸方向右方に向かって加工位置P3の真上まで移動させる。このとき、ベース体221に固定されたシャッタ105もX軸方向右側に向かって一体的に移動するため、機体カバー103の開口104は開放される(図12参照)。
次に、旋回用モータ230の駆動により第1、第2アーム240、250を伸長させて、開口104を通してハンド部260を垂直方向に真下へ下降させて工作物Wを加工位置P3へ搬送する(図13参照)。そして、工作物Wが主軸台122と心押台123とで支持された後、エアシリンダ262により把持爪261を開放し、旋回用モータ230の駆動により第1、第2アーム240、250を屈曲させて真上に上昇させて元の高さへ復帰した後、移動機構210により搬送ロボット220をX軸方向左側へ初期位置まで移動させる。このとき、ベース体221に固定されたシャッタ105もX軸方向左方に向かって一体的に移動するため、機体カバー103の開口104は閉塞される(図1参照)。このように機体カバー103の開口104がシャッタ105により閉塞された状態で、研削盤100による工作物Wの加工が実行される。
研削盤100による工作物Wの加工が終了すると、搬送ロボット220を移動機構210によりX軸方向右側に向かって加工位置P3の真上まで移動させる。次に、旋回用モータ230の駆動により第1、第2アーム240、250を伸長させて、シャッタ105の移動により開放された開口104を通してハンド部260を加工位置P3まで下降させる。ハンド部260の把持爪261を閉鎖して加工済みの工作物Wを把持し、第1、第2アーム240、250を屈曲させて真上に上昇させて元の高さへ復帰した後、移動機構210により搬送ロボット220をX軸方向左側へ搬出位置P2の真上まで移動させる(図14)。
次に、ハンド部260のエアシリンダ262により把持爪261を閉鎖して加工済みの工作物Wを把持し、旋回用モータ230の駆動により第1、第2アーム240、250を伸長させてハンド部260を搬出位置P2まで下降させ、把持爪261を開放することにより、搬出パレット270b上へ載置する。
続いて、把持爪261を閉鎖し、旋回用モータ230の駆動により第1、第2アーム240、250を屈曲させてハンド部260を上昇させた後、搬送ロボット220を移動機構210によりX軸方向左側に向かって動作レバー281の真上まで移動させる。そして、旋回用モータ230の駆動により第1、第2アーム240、250を伸長させて、ハンド部260の把持爪261下面で動作レバー281を押し下げる。これにより、搬出パレット270bに載置された加工済みの工作物Wは1個ずつ搬出位置P2側から送られ、同時に、搬入パレット270aに載置された未加工の工作物Wは1個ずつ搬入位置P1側へ送られる。
次に、旋回用モータ230の駆動により第1、第2アーム240、250を屈曲させてハンド部260を上昇させた後、搬送ロボット220を移動機構210によりX軸方向左側に向かって搬入位置P1真上の初期位置に復帰させる。以降、加工システム1は、上述した動作を繰り返すことにより、未加工の工作物Wの搬入から、研削盤100での加工、加工済みの工作物Wの搬出まで一連の処理を行うことができる。
(5.まとめ)
上述したように、本実施形態に係る搬送ロボット220によれば、1個の旋回用モータ230によって、第1、第2アーム240,250が姿勢変化することで、ハンド部260を直線運動させることができる。よって、小型であり簡単且つ安価な構成で工作物Wを搬送することができるという効果を奏する。
また、搬送ロボット220において、第1アーム240と第2アーム250とは軸支間距離Lが等しい。この構成によれば、第1アーム240の第1端241の真下でハンド部260を垂直に直線運動させることができる。さらに、第1プーリ243と第2プーリ244との回転比が1:2であり、第3プーリ253と第4プーリ254との回転比は、2:1である。この構成によれば、第1アーム240の所定方向に所定角度だけ旋回するとき、第2アーム250は反対方向に2倍の角度で旋回し、ハンド部260が第1アーム240と同一方向に同一角度で旋回するので、ハンド部260を同一姿勢で垂直に直線運動させることができる。
また、第1アーム240は、一対の金属板240aを所定間隔で平行に向かい合わせて配置し、連結部材240pを用いて複数箇所で互いに連結することによりアーム本体が構成されている。第2アーム250も同様の構成である。よって、従来のアーム型ロボットにおいて、鋳物や溶接等によってアーム本体がシェル状に形成される構造と比較して、内部機構を観察しやすく、ベルト等の消耗部品を含む構成部品のメンテナンス性に優れている。
また、本実施形態に係る工作物搬送装置200によれば、搬送ロボット220と、ベース体221を、工作物Wに対する複数の作業位置に沿って移動させる移動機構210とを備える。
この構成によれば、移動機構210により搬送ロボット220のベース体221を所望の作業位置に移動させることができると共に、1個の旋回用モータ230によって、第1、第2アーム240,250が姿勢変化することで、ハンド部260を直線運動させることができる。よって、小型であり簡単且つ安価な構成で、複数の作業位置間で工作物Wを搬送することができるという効果を奏する。
また、工作物搬送装置200は、工作物Wを加工する工作機械としての研削盤100に対して設置され、移動機構210は、ベース体221を研削盤100における工作物Wの搬入搬出位置P1,P2と加工位置P3とに対応してX軸方向に移動させるように構成されている。つまり、工作物搬送装置200は、移動機構210により工作物Wを水平方向(X軸方向)に搬送し、さらに搬送ロボット220により工作物Wを垂直方向(Y軸方向)に搬送することができる。
また、研削盤100は、周囲を覆う機体カバー103を備え、機体カバー103は、工作物Wを加工位置P3へ出し入れするための開口104と、開口104を開閉自在に閉鎖するシャッタ105とを備えている。シャッタ105は、ベース体221と連結され、ベース体221のX軸方向の移動に伴って開閉される。よって、シャッタ105の駆動源としてシリンダ装置や位置センサ等を別途設ける必要が無くなり、構成の簡単化並びに低コスト化を図ることができる。
さらに、工作物搬送装置200は、搬入パレット270a及び搬出パレット270bと、これら搬入、搬出パレット270a,270b上で工作物Wを搬入、搬出位置P1,P2に送り出す送り機構280とを有するパレット装置270を備えている。そして、送り機構280は、搬送ロボット220におけるハンド部260の動作によって駆動される。よって、送り機構280の駆動源を別途設ける必要が無くなり、構成の簡単化並びに低コスト化を図ることができる。
(6.変形例)
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。例えば、上記実施形態では、研削盤100に対して本発明の工作物搬送装置200を設置した加工システムの例を示したが、これには限られない。研削盤以外の各種工作機械に対して本発明の工作物搬送装置200を適用することが可能である。また、上記実施形態では、搬送ロボット220を移動機構210と組み合わせて工作物搬送装置とした例を示したが、用途に応じて搬送ロボット220単体で用いる構成としてもよい。
上述した実施形態では、搬送ロボット220を下向きに配置し、工作物Wを垂直方向(Y軸方向)に搬送する例を示したが、これには限られず、如何なる向きに配置してもよい。例えば、搬送ロボット220を横向きに配置し、工作物Wを水平方向(左右向き配置の場合はX軸方向、前後向き配置の場合はZ軸方向)に搬送するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、移動機構210においてベース体221をX軸方向に走行移動させる構成は走行用モータ215、ピニオンギア218及びラック219を用いた上述した構成に限られず、例えば、ベース体221をボールねじ機構によりX軸方向に直線移動させるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、第1プーリ243と第2プーリ244と回転比を1:2とし、第3プーリ253と第4プーリ254との回転比を2:1とした例を示したが、これには限られない。第1プーリ243と第2プーリ244との回転比がm:nであるとき、第3プーリ253と第4プーリ254との回転比が、n:mとなるように設定すればよい。
また、上述した実施形態では、第1アーム240をその長手方向とモータ軸231の軸線方向とが直交する姿勢で配置する例を示したが、長手方向とモータ軸231の軸線方向とが交差する姿勢に配置すればよい。同様に、第2アーム250をその長手方向と第1回転軸部材246の軸線方向とが直交する姿勢に配置する例を示したが、長手方向と第1回転軸部材246の軸線方向とが交差する姿勢に配置すればよい。
また、上述した実施形態では、第2アーム250の第4端252に、工作物Wを解放可能に把持するハンド部260を連結する例を示したが、これには限られない。ハンド部260に代えて、工作物Wを解放可能に保持する保持部として、工作物Wを磁力やエアで吸着する吸着部や、工作物を係止するフック部等を設ける構成としてもよい。
さらに、上述した実施形態では、第2プーリ244と、第1回転軸部材246と、第3プーリ253とをそれぞれ別体で設けて固定する構成としたが、これには限られない。例えば、第2プーリ244と第1回転軸部材246、或いは第1回転軸部材246と第3プーリ253をそれぞれ一体化する構成としてもよいし、1個のプーリが第2プーリ244、第1回転軸部材246及び第3プーリ253を兼ねる構成としてもよい。
W…工作物、P1…搬入位置、P2…搬出位置、P3…加工位置、1…加工システム、100…研削盤(工作機械)、103…機体カバー、104…開口、105…シャッタ、200…工作物搬送装置、210…移動機構、220…搬送ロボット、221…ベース体、230…旋回用モータ(モータ)、231…モータ軸、240…第1アーム、241…第1端、242…第2端、243…第1プーリ、244…第2プーリ、245…第1ベルト、246…第1回転軸部材、250…第2アーム、251…第3端、252…第4端、253…第3プーリ、254…第4プーリ、255…第2ベルト、256…第2回転軸部材、260…ハンド部(保持部)、270…パレット装置、270a…搬入パレット(パレット)、270b…搬出パレット(パレット)、280…送り機構。

Claims (11)

  1. ベース体と、
    長手方向の両端に第1端と第2端とを有し、前記第1端が前記ベース体に連結される第1アームと、
    長手方向の両端に第3端と第4端とを有し、前記第3端が前記第1アームの前記第2端に連結される第2アームと、
    前記第2アームの前記第4端に連結され、工作物を解放可能に保持する保持部と、
    を備える搬送ロボットであって、
    前記ベース体に取り付けられてモータ軸を回転させるモータを備え、
    前記第1アームは、その長手方向と前記モータ軸の軸線方向とが交差する姿勢に配置されて、前記第1端が前記モータ軸に固定され、
    前記第1アームは、さらに、
    前記第1端に前記モータ軸と同軸に設けられて前記ベース体に固定される第1プーリと、
    前記第2端に回転可能に設けられる第2プーリと、
    前記第1プーリと前記第2プーリとの間に架け渡される第1ベルトと、
    前記第2プーリに同軸固定される第1回転軸部材と、
    を備え、
    前記第2アームは、その長手方向と前記第1回転軸部材の軸線方向とが交差する姿勢に配置されて、前記第3端が前記第1回転軸部材に固定され、
    前記第2アームは、さらに、
    前記第2端に固定される第3プーリと、
    前記第4端に回転可能に設けられる第4プーリと、
    前記第3プーリと前記第4プーリとの間に架け渡される第2ベルトと、
    前記第4プーリに同軸固定される第2回転軸部材と、
    を備え、
    前記保持部は、前記第2回転軸部材に固定され、前記第1アーム及び前記第2アームの姿勢変化に伴って直線運動する、搬送ロボット。
  2. 前記第1プーリと前記第2プーリとの回転比がm:nであるとき、前記第3プーリと前記第4プーリとの回転比は、n:mである、請求項1に記載の搬送ロボット。
  3. 前記mは1であり且つ前記nは2である、請求項2に記載の搬送ロボット。
  4. 前記第1アームと前記第2アームとは軸支間距離が等しい、請求項1乃至3の何れか一項に記載の搬送ロボット。
  5. 前記第1アームは、その長手方向と前記モータ軸の軸線方向とが直交する姿勢に配置され、
    前記第2アームは、その長手方向と前記第1回転軸部材の軸線方向とが直交する姿勢に配置される、請求項1乃至4の何れか一項に記載の搬送ロボット。
  6. 前記第1アーム及び前記第2アームは、それぞれ一対の金属板を所定間隔で平行に向かい合わせて配置し、連結部材を用いて複数箇所で互いに連結することによりアーム本体が構成される、請求項1乃至5の何れか一項に記載の搬送ロボット。
  7. 請求項1乃至6の何れか一項に記載の搬送ロボットと、
    前記ベース体を、前記工作物に対する複数の作業位置に沿って移動させる移動機構と、
    を備える、工作物搬送装置。
  8. 前記工作物搬送装置は、前記工作物を加工する工作機械に対して設置され、
    前記移動機構は、前記ベース体を前記工作機械における前記工作物の搬入搬出位置と加工位置とに沿って移動させるように構成された、請求項7に記載の工作物搬送装置。
  9. 前記工作機械は、周囲を覆う機体カバーを備え、
    前記機体カバーは、前記工作物を前記加工位置へ出し入れするための開口と、前記開口を開閉自在に閉鎖するシャッタと、
    を備え、
    前記シャッタは、前記ベース体と連結され、前記ベース体の移動に伴って開閉される、請求項8に記載の工作物搬送装置。
  10. 前記工作物搬送装置は、さらに、
    未加工又は加工済みの前記工作物が載置されるパレットと、前記パレット上で前記工作物を前記搬入搬出位置に送り出す送り機構とを有するパレット装置を備え、
    前記送り機構は、前記搬送ロボットにおける前記保持部の動作によって駆動される、請求項8又は9に記載の工作物搬送装置。
  11. 前記工作機械は、研削盤であり、
    前記工作物搬送装置は、前記研削盤の上方に配置され、
    前記移動機構は、前記研削盤の上方で前記ベース体を水平方向に移動するように構成され、
    前記搬送ロボットは、前記加工位置の真上位置と前記加工位置との間で前記工作物を垂直方向に搬送する、請求項8乃至10の何れか一項に記載の工作物搬送装置。
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