JP5007824B2 - 連続紙給紙装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents

連続紙給紙装置、画像形成装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、連続紙給紙装置、画像形成装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、ロール紙を用いる画像形成装置において、エンコーダ装置を用いて用紙の送り出し長さの測定を行い、用紙を正確に切断できるようにする技術が開示されている。
特許文献2には、ロール紙を裁断する長さにかかわらず、所望のたわみを確保して像の転写や用紙の搬送に悪影響を与えないようにしたロール紙給紙装置が開示されている。
特許文献3には、用紙の全長を測定値に基づいて、指定された長さとの差が小さくなるように、紙送り量の計測値に対する初期タイミングの関係を補正する技術が開示されている。
特開平5−92395号公報 特開平8−91651号公報 特開2001−270178号公報
本発明の目的は、受け付けた用紙長で連続紙を切断する際の用紙長の精度を向上することが可能な連続紙給紙装置、画像形成装置およびプログラムを提供することである。
[連続紙給紙装置]
請求項1に係る本発明は、連続紙を画像出力部に対して給紙する給紙手段と、
前記給紙手段により連続紙が給紙される給紙搬送路上において、連続紙の弛みを形成する形成手段と、
回転部材の回転情報を用いて用紙長を算出する算出手段と、
受け付けた用紙長が予め設定された規定値よりも大きい場合は、前記算出手段が用紙長を算出する際に用いる回転情報を補正し、受け付けた用紙長が予め設定された規定値以下である場合は、前記回転情報を補正しない補正手段と、
受け付けた用紙長が予め設定された規定値以上である場合は、前記形成手段により形成された弛みの弛み量を減少させて、受け付けた用紙長が予め設定された規定値より短い場合は、前記形成手段により形成された弛みの弛み量を減少させないよう前記形成手段を制御する制御手段と、
前記算出手段の算出結果に基づいて連続紙を切断する切断手段と、
を有する連続紙給紙装置である。
請求項に係る本発明は、前記補正手段が、連続紙の紙質に応じて補正量を変化させる請求項1記載の連続紙給紙装置である。
請求項に係る本発明は、前記補正手段が、連続紙の環境条件に応じて補正量を変化させる請求項1記載の連続紙給紙装置である。
[画像形成装置]
請求項に係る本発明は、連続紙に対して画像を出力する画像出力部と、
連続紙を前記画像出力部に対して給紙する給紙手段と、
前記給紙手段により連続紙が給紙される給紙搬送路上において、連続紙の弛みを形成する形成手段と、
回転部材の回転情報を用いて用紙長を算出する算出手段と、
受け付けた用紙長が予め設定された規定値よりも大きい場合は、前記算出手段が用紙長を算出する際に用いる回転情報を補正し、受け付けた用紙長が予め設定された規定値以下である場合は、前記回転情報を補正しない補正手段と、
受け付けた用紙長が予め設定された規定値以上である場合は、前記形成手段により形成された弛みの弛み量を減少させて、受け付けた用紙長が予め設定された規定値より短い場合は、前記形成手段により形成された弛みの弛み量を減少させないよう前記形成手段を制御する制御手段と、
前記算出手段の算出結果に基づいて連続紙を切断する切断手段と、
を有する画像形成装置である。
[プログラム]
請求項に係る本発明は、連続紙を画像出力部に対して給紙するテップと、
連続紙が給紙される給紙搬送路上において、連続紙の弛みを形成するステップと、
回転部材の回転情報を用いて用紙長を算出するステップと、
受け付けた用紙長が予め設定された規定値よりも大きい場合は、用紙長を算出する際に用いる回転情報を補正し、受け付けた用紙長が予め設定された規定値以下である場合は、前記回転情報を補正しないステップと、
受け付けた用紙長が予め設定された規定値以上である場合は、形成された弛みの弛み量を減少させて、受け付けた用紙長が予め設定された規定値より短い場合は、形成された弛みの弛み量を減少させないよう制御するステップと、
算出結果に基づいて連続紙を切断するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、回転部材の回転情報から用紙長を算出する場合に、受け付けた用紙長で連続紙を切断する際の精度を向上することができる連続紙給紙装置を提供できる。
請求項に係る本発明によれば、請求項に係る本発明により得られる効果に加えて、連続紙の紙質に応じた補正を行うことにより、続紙を切断する際の用紙長の精度をより向上することができる連続紙給紙装置を提供できる。
請求項に係る本発明によれば、請求項に係る本発明により得られる効果に加えて、環境条件に応じた補正を行うことにより、続紙を切断する際の用紙長の精度をより向上することができる連続紙給紙装置を提供できる。
請求項に係る本発明によれば、回転部材の回転情報から用紙長を算出する場合に、受け付けた用紙長で連続紙を切断する際の精度を向上することができる画像形成装置を提供できる。
請求項に係る本発明によれば、回転部材の回転情報から用紙長を算出する場合に、受け付けた用紙長で連続紙を切断する際の精度を向上することができるプログラムを提供できる。
[背景]
まず、本発明の理解を助けるために、その背景及び概略を説明する。
図面等大判用の複写機、プリンタ等の画像形成装置において、ロール紙のような連続紙を給紙する給紙装置を備え、この給紙装置により給紙されたロール紙上に画像形成を行うような構成のものがある。このような画像形成装置では、給紙装置にカッタが備えられており、ロール紙を所定の長さに切断し、切断された用紙に画像を形成するといったことが行われている。
しかし、搬送されている途中のロール紙をカッタにより切断したのでは、ロール紙が破損してしまう等の問題が発生する。また、ロール紙を切断する際にロール紙の搬送を一旦停止したのでは、画像形成工程において画像が乱れる等の悪影響を受けることとなる。
そのため、このような画像形成装置において、用紙を切断する場合に画像への悪影響を避けるために用紙搬送路上において用紙を弛ませ(ループを作成する)、用紙を切断する際には給紙装置の駆動を停止させ、ループが消費(消滅)される時間を利用して用紙を切断する方法が用いられる。つまり、ループを切断の際のバッファとして使用している。
このような場合、ループを形成した状態で用紙搬送が行われる。A0程度までの定型サイズであればループが形成された状態で用紙搬送が行われたとしても問題が発生する可能性は低い。しかし、A0サイズ以上の定型サイズを超えるような長尺サイズ(2m〜15m)の用紙搬送をループが形成された状態で行う場合、わずかな機械のアライメントずれの影響によりループが座屈し用紙にダメージを与えたり、用紙にテンションがないために用紙が蛇行したりする。そこで、長尺走行時にループ上流側の駆動を一時的に停止したり搬送速度を減少させたりしてループ量を減じて用紙にテンションを張り、用紙搬送性を安定させる工夫が行われてきた。この場合、規定の用紙長に達する直前に上流側の搬送速度を増速させ、再度ループを形成した後に用紙の切断が行われる。
ところで、ロール紙を正確に所望の長さに切断する方法として、一般的には、フィードローラの回転情報を用い、用紙の送り出し長さを設定する方法が用いられている。
しかし、上述のように長尺の用紙を搬送する場合に用紙にテンションを張った状態や再度ループを形成する際にフィードローラ部でごく僅かなスリップ等が生じてしまう。その僅かなスリップが10m以上も搬送した場合に大きな誤差となり、正確な送り出し長さを設定することができない。
[実施形態]
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の画像形成装置10の構成を示す断面図である。画像形成装置10は、図1に示されるように、定着装置11、感光体ドラム12、現像器13、ループ形成部14等から構成される画像形成ユニット(画像出力部)63と、この画像形成ユニット63に対してロール紙(連続紙)を給紙するロール紙給紙装置(連続紙給紙装置)61、62とを備えている。そして、このロール紙給紙装置61、62は、それぞれ、カッタ(切断部)15、フィードロール(回転部材)16、ロール紙17を備えている。ここでは2本のロール紙を収容可能なロール紙給紙装置61、62を上下に2基搭載している例を示しているが、ロール紙給紙装置61、62は同様な構成となっているため、以降の説明においては、ロール紙給紙装置61の構成のみについて説明する。
フィードロール16は、搬送ロール22の上流に設けられており、ロール紙17を画像形成ユニット63に対して給紙する給紙手段として機能する。ループ形成部14は、フィードロール16によりロール紙17が画像形成ユニット63に対して給紙される給紙搬送路上(搬送ロール21と搬送ロール22の間)において、ロール紙17のループ(弛み(たるみ))を形成する。
画像形成ユニット63では、露光装置により感光体ドラム12が露光されて静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム12上に形成された静電潜像は、現像器13により現像され、現像器13により現像された感光体ドラム12上のトナー像は搬送されてきたロール用紙上に転写される。そして、ロール用紙上に転写されたトナー像は、定着装置11によりロール用紙上に定着される。
次に、本実施形態の画像形成システムにおける画像形成装置10のハードウェア構成を図2に示す。
画像形成装置10は、図2に示されるように、CPU31、メモリ32、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置33、ネットワークを介して外部の装置等との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)34、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置35、プリントエンジン36を有する。これらの構成要素は、制御バス37を介して互いに接続されている。
CPU31は、メモリ32または記憶装置33に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、画像形成装置10の動作を制御する。
なお、本実施形態では、CPU31は、メモリ32または記憶装置33内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU31に提供することも可能である。
図3は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現される画像形成装置10の用紙搬送のための機能構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像形成装置10は、図3に示されるように、制御部52と、カッタ15と、フィードロール16と、フィードロール16を回転させるためのモータ53と、モータ53の回転を制御するためのモータドライバ54と、搬送ロール21、22とを備えている。
制御部52には、フィードロール16から画像形成ユニット63に給紙するロール紙の用紙長を算出(カウント)する算出手段が構成されている。この算出手段を構成するためには、フィードロール16の回転情報を得るようにすればよい。本実施形態では、フィードロール16を駆動させるモータ53を制御するパルス信号を、フィードロール16により給紙されたロール紙の用紙長を算出するための回転情報として、モータドライバ54から制御部52フィードバックさせるように構成されている。
制御部52では、印刷ジョブにより指定された用紙長に対応したパルス数Pを予め算出しておき、搬送開始と同時にモータドライバ54からのパルス信号の数をカウントし、カウントされたパルス信号の数が予め算出しておいたパルス数Pに達すると、搬送したロール紙の用紙長が指定された用紙長となったものと判定している。
なお、予め算出しておいたパルス数は、メモリ32等に、用紙長とパルス数とを対応付けて記憶してもよいし、印刷指示を受け付けるごとに用紙長に対応するパルス数を算出し、その算出結果を記憶しておいてもよい。
制御部52は、このモータドライバ54からフィードバックされたパルス信号を用いて、フィードロール16により給紙されたロール紙の用紙長を算出し、算出されたロール紙の用紙長に基づいて、フィードロール16、カッタ15、搬送ロール21、22等の動作を制御する。
例えば、制御部52は、受け付けた用紙長に応じて、ループ形成部14により形成されたループのループ量(弛み量)を増減させるよう、ループ形成部14の搬送ロール21を制御する。具体的には、制御部52は、受信した印刷ジョブ(印刷要求)の用紙長が予め設定された規定値以上の場合、例えばA0サイズ以上の場合には、ループ形成部14により形成されたループのループ量を減らし、未処理の用紙長が一定値以下になるとループ形成部14により形成される弛みの弛み量を増加させるようループ形成部14の搬送ロール21を制御する。
また、制御部52は、受信した印刷ジョブの用紙長が予め設定された規定値以上の場合、フィードロール16により給紙されたロール紙の用紙長を算出する際に用いるパルス信号の数を補正する。そして、制御部52では、補正されたパルス信号の数を用いて、フィードロール16により給紙されたロール紙17の用紙長を算出する。つまり、制御部52は、受け付けた印刷ジョブの用紙長に応じて、用紙長を算出する際に用いるパルス信号の数を補正する。
なお、補正されたパルス信号の数は、メモリ32等に、予め用紙長と補正後パルス信号数とを対応付けて記憶してもよいし、印刷指示を受け付けるごとにパルス信号数を補正し、補正後のパルス信号数を記憶してもよい。
また、ループ量の増減制御を行う際の規定値と、用紙長を算出するためのパルス信号数を補正する際の規定値とが、必ずしも同じ値でなくてもよい。例えば、ループ量を減ずる制御を行う規定値を1mとした場合に、パルス信号の補正を行う規定値を1mではなく、0.99m以下や1.1m以上にしても良い。
カッタ15は、画像形成ユニット63に対して給紙したロール紙17の用紙長が印刷ジョブにより指示された用紙長に達した場合には、ループ形成部14により形成されたループが消費される時間を利用してロール紙17を切断する。
次に、ロール紙給紙装置のフィードロール16周辺の斜視図を図4に示す。図4に示された構成では、モータ53はギア列42によってフィードロール16と接続されることにより駆動を伝えている。本実施形態では、モータ53はステッピングモータであり、パルス制御を行っている。また、ピンチロール41は、フィードロール16に対して図示しない付勢手段により押圧するように配設されている。
このような構成によりロール紙17を画像形成ユニット63に給紙する場合に、モータ53のパルス数によって用紙長を設定する具体的な方法を説明する。モータ53によって1パルスあたりに搬送される用紙長αは、フィードロール16の外径をD、モータ53のステップ角をθ、ギア列42による減速比をnとすると、下記の式(1)により算出される。
α=(D・π)×(θ/360)×(1/n)・・・・・(1)
このとき、用紙長Lを得る為に必要なパルス数Pは、下記の式(2)により算出される。
P=L/α・・・・・(2)
つまり、モータ53が上記(2)式にて求められたパルス数分回転したときに、搬送したロール紙17の用紙長が用紙長Lに達したこととなる。
しかし、式(1)で求めたαは理想値であり、用紙にテンションが張られている場合には、フィードロール16より下流側に引っ張られることによる僅かなスリップなどにより誤差が発生する。例えば、用紙長がA0サイズ以上の場合にループ形成部14により形成されたループのループ量を減じて、ロール紙17にテンションを張るような制御が行われる場合、用紙長がA0サイズ以上だとこの誤差が発生する。
このようなループを減じる制御が行われる場合に、実際に搬送される用紙長と制御部52において搬送されたとものと判定した用紙長との誤差の関係を図5に示す。
もし、誤差が発生しなかった場合には、図5の点線に示すような理想値となる。しかし、実際には用紙長がA0サイズ以上の場合、ループ量を減少させて搬送するロール紙17にテンションを張るような制御が行われるため、フィードロール16において僅かなスリップが発生し、実際に搬送された用紙長と理想的な状態での用紙長との間に誤差が発生する。そして、この誤差は用紙長が長くなればなるほど積算されて累積していく。
そのため、本実施形態の画像形成装置10では、このような誤差を補正するための補正値δを用いて用紙長を測定するためのパルス数Pを補正する。この補正値δを用いた場合、補正後のパルス数P’は下記の式(3)により算出される。
P’=L/(α+δ)・・・・・(3)
この補正値δは、各種の実験や測定を行うことにより得ることが可能である。そして、この補正値δを用いる補正は、ロール紙17にテンションを付加する場合のみに適用させる。上述したように、切断を行うためにロール紙17にループを形成し、用紙長が長尺の場合には一旦形成したループを減少させてロール紙17にテンションを付加する制御を行う画像形成装置においては、このループを減少させる制御を行う場合には補正値δを用いたパルス数P’の算出を行い、ループを減少させる制御を行わない場合には、補正値δを用いない通常の方法によるパルス数Pの算出を行うようにする。
なお、本実施形態においては、用紙長を算出するためにフィードロール16の回転情報を用いたが、本発明は、フィードロール16の回転情報に限定されることはない。すなわち、スリップ等により用紙長の算出に誤差が発生しうるローラ等の回転部材の回転情報を用いた場合でも、本発明は同様に適用することができる。
次に、本実施形態の画像形成装置10の用紙搬送動作を図面を参照して詳細に説明する。
図6は、本実施形態の画像形成装置10の動作を示すフローチャートである。
画像形成装置10が印刷ジョブを受信すると、制御部52では、まず印刷ジョブにより指定された用紙長に対応するパルス数の計算が行われる(ステップS101)。
このステップS101において行われるパルス数の計算処理を図7のフローチャートに示す。
このパルス数の計算処理では、印刷ジョブにより指定された用紙長が規定値、例えばA0サイズ以下であるか否かが判定される(ステップS201)。そして、用紙長が規定値以下であると判定された場合には、上記の式(2)を用いた通常の方法によりパルス数Pが算出される(ステップS202)。一方、用紙長が規定値より大きいと判定された場合には、上記の式(3)による補正値δを用いた方法によりパルス数P’が算出される(ステップS203)。
このようにパルス数P又はP’が算出されると、図6のフローチャートに示されるように、フィードロール16によりロール用紙17が引き出されて画像形成ユニット63に対する用紙搬送が開始されるとともに画像形成ユニット63に対して給紙した用紙長のカウントが開始される(ステップS102)。
フィードロール16によって送り出されたロール用紙17は、カッタ15を通過し搬送ロール21の箇所で一時停止されループが形成される(ステップS103)。そして、形成されたループが規定の量に達すると、搬送ロール21の回転を再開させ、ロール紙17が画像形成ユニット63へ搬送される。
次に、印刷ジョブにより指定された用紙長が予め設定された規定値、例えばA0サイズ以上であるか否かの判定が行われる(ステップS104)。ステップS104において、印刷ジョブにより指定された用紙長が予め設定された規定値より短いと判定された場合、ループを減少させるような制御は行われず、給紙した用紙長が印刷ジョブにより指定された用紙長に達するまで用紙長のカウントが行われ(ステップS108)、給紙した用紙長が規定の長さに達すると、ロール紙給紙装置61側の駆動のみを止め、ループ形成部14において形成されたループが消費される時間を利用して、カッタ15にて用紙を切断する(ステップS109)。すなわち、画像形成動作を継続させたまま、カッタ15にて用紙の切断を行う。ここで、ループ量Lは用紙の切断時間Tに画像形成ユニット63の搬送速度Vで消費される、下記の式(4)により算出される量とすればよい。
L=T×V・・・(4)
ステップS104において、印刷ジョブにより指定された用紙長が予め設定された規定値以上であると判定された場合、走行性を安定させるために、形成されたループ量を削減させて用紙にテンションを付加するような制御が行われる(ステップS105)。
具体的には、用紙長が長尺かどうかを判断する閾値を設定しておき、用紙長カウント結果が閾値に達すると、フィードロール16を停止させてロール紙給紙装置61側の駆動を一旦止め、ループを減少させる。ループが完全に消滅するまで減少させると、用紙への衝撃により画像へ悪影響を与えるので、僅かに弛みを残した状態で、ロール紙給紙装置61側の駆動を再開させる。このとき、ロール紙給紙装置61側の搬送速度は、画像形成ユニット63より僅かに遅く設定しておく。それにより、画像への悪影響を与えずに、用紙へのテンションを付加することが可能となる。
この状態で画像形成動作を継続させ、その後、所定の用紙長に達する直前、つまり残りの用紙長が一定値以下となった場合(ステップS106)、ロール紙給紙装置61側の搬送速度を増速させることにより、上述の式(4)で示したループ量Lのループを再度形成する(ステップS107)。そして、ループが形成された状態で、所定の用紙長に達したら(ステップS108)、ロール紙給紙装置61の駆動を停止させ、カッタ15により用紙を切断する(ステップS109)。
[変形例]
上記実施形態では、補正するための補正値δが一定値である場合を用いて説明しているが、本発明はこのような場合に限定されるものではない。ロール紙17の紙質や、温度、湿度その他の環境条件に応じて異なる補正値を用いることにより補正量を変化させるようにしてもよい。
例えば、図8(A)に示すような温度補正テーブルを用いて、常温での補正値δを基準とした場合に、ある閾値以上の高温の場合には補正値δを1.5倍とし、ある閾値以下の低温の場合には補正値δを0.2倍とするようにしてもよい。
さらに、図8(B)に示すような紙質補正テーブルを用いて、普通紙での補正値δを基準とした場合に、紙質がフィルムの場合には補正値δを1.2倍とし、紙質がトレーシングペーパの場合には補正値δを0.5倍とするようにしてもよい。
さらに、図9に示すような温度・紙質補正テーブルを用いて、常温および普通紙での補正値δを基準とした場合に、温度および紙質に応じて補正値δを変化させるようにしてもよい。
本発明の一実施形態の画像形成装置10の構成を示す図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置10の用紙搬送のための機能構成を示すブロック図である。 ロール紙給紙装置のフィードロール16周辺の斜視図である。 ループを減じる制御が行われる場合に、実際に搬送される用紙長と制御部52において搬送されたとものと判定した用紙長との誤差の関係を示す図である。 本発明の一実施形態の画像形成装置10の動作を示すフローチャートである。 図6中のステップS101のパルス数P計算処理の動作を示すフローチャートである。 温度補正テーブルの一例を示す図(図8(A))、および紙質補正テーブルの一例を示す図(図8(B))である。 温度・紙質補正テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 定着装置
12 感光体ドラム
13 現像器
14 ループ形成部
15 カッタ
16 フィードロール
17 ロール紙
21、22 搬送ロール
31 CPU
32 メモリ
33 記憶装置
34 通信インタフェース(IF)
35 ユーザインタフェース(UI)装置
36 プリントエンジン
37 制御バス
41 ピンチロール
42 ギア列
52 制御部
53 モータ
54 モータドライバ
61、62 ロール紙給紙装置
63 画像形成ユニット
S101〜S109 ステップ
S201〜S109 ステップ

Claims (5)

  1. 連続紙を画像出力部に対して給紙する給紙手段と、
    前記給紙手段により連続紙が給紙される給紙搬送路上において、連続紙の弛みを形成する形成手段と、
    回転部材の回転情報を用いて用紙長を算出する算出手段と、
    受け付けた用紙長が予め設定された規定値よりも大きい場合は、前記算出手段が用紙長を算出する際に用いる回転情報を補正し、受け付けた用紙長が予め設定された規定値以下である場合は、前記回転情報を補正しない補正手段と、
    受け付けた用紙長が予め設定された規定値以上である場合は、前記形成手段により形成された弛みの弛み量を減少させて、受け付けた用紙長が予め設定された規定値より短い場合は、前記形成手段により形成された弛みの弛み量を減少させないよう前記形成手段を制御する制御手段と、
    前記算出手段の算出結果に基づいて連続紙を切断する切断手段と、
    を有する連続紙給紙装置。
  2. 前記補正手段は、連続紙の紙質に応じて補正量を変化させる請求項1記載の連続紙給紙装置。
  3. 前記補正手段は、連続紙の環境条件に応じて補正量を変化させる請求項1記載の連続紙給紙装置。
  4. 連続紙に対して画像を出力する画像出力部と、
    連続紙を前記画像出力部に対して給紙する給紙手段と、
    前記給紙手段により連続紙が給紙される給紙搬送路上において、連続紙の弛みを形成する形成手段と、
    回転部材の回転情報を用いて用紙長を算出する算出手段と、
    受け付けた用紙長が予め設定された規定値よりも大きい場合は、前記算出手段が用紙長を算出する際に用いる回転情報を補正し、受け付けた用紙長が予め設定された規定値以下である場合は、前記回転情報を補正しない補正手段と、
    受け付けた用紙長が予め設定された規定値以上である場合は、前記形成手段により形成された弛みの弛み量を減少させて、受け付けた用紙長が予め設定された規定値より短い場合は、前記形成手段により形成された弛みの弛み量を減少させないよう前記形成手段を制御する制御手段と、
    前記算出手段の算出結果に基づいて連続紙を切断する切断手段と、
    を有する画像形成装置。
  5. 連続紙を画像出力部に対して給紙するテップと、
    連続紙が給紙される給紙搬送路上において、連続紙の弛みを形成するステップと、
    回転部材の回転情報を用いて用紙長を算出するステップと、
    受け付けた用紙長が予め設定された規定値よりも大きい場合は、用紙長を算出する際に用いる回転情報を補正し、受け付けた用紙長が予め設定された規定値以下である場合は、前記回転情報を補正しないステップと、
    受け付けた用紙長が予め設定された規定値以上である場合は、形成された弛みの弛み量を減少させて、受け付けた用紙長が予め設定された規定値より短い場合は、形成された弛みの弛み量を減少させないよう制御するステップと、
    算出結果に基づいて連続紙を切断するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2008069445A 2008-03-18 2008-03-18 連続紙給紙装置、画像形成装置およびプログラム Expired - Fee Related JP5007824B2 (ja)

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