JP2024070814A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無駄な動作の発生を抑制し、最適な量の巻き戻し動作を行うことができる画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】画像形成装置による印刷停止後に、印刷開始時の印刷状況を取得し、取得した印刷状況に基づいてロール紙の巻き戻し距離を設定する。そして、用紙搬送部は、設定された巻き戻し距離に基づいて巻き戻し搬送(逆転搬送)を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムに関する。
連続紙(以下、ロール紙)に画像形成を行う一般的な画像形成装置では、一定の速度でロール紙を搬送しながら画像形成が行われ、画像形成を停止する場合には、慣性等の作用により、ある程度の搬送が行われた後に停止する。画像形成の停止には、ジョブ終了時の停止と、ジョブの途中での停止とがある。ジョブの途中で停止した場合、停止時に所定量の搬送が成された箇所は、画像形成が行われていないため白紙状態となり、再度、画像形成を開始する際には、ロール紙を所定量巻き戻す必要がある。
特許文献1には、絵柄を印刷する際に絵柄ごとにタイミングマークを印刷し、このタイミングマークを利用してロール紙を位置合わせする技術が開示されている。具体的には、印刷停止時後、タイミングマークを検出しながらロール紙を逆転搬送し、印刷済の最後の絵柄に連続する位置から次の絵柄を通常の順送速度で印刷できるよう、助走長さも考慮した位置にロール紙を位置決めしている。これにより、白紙による損紙を低減することができる。
特開2012-200976号公報
印刷停止時の状況によっては逆転搬送が不要な場合がある。しかし特許文献1では、印刷停止時に必ず逆転搬送しているため、印刷動作で無駄な動作が生じていることがある。
また、巻き戻し(逆転搬送)が必要な場合でも、次のジョブの印刷条件により適切な巻き戻し距離が異なる場合がある。この場合でも、特許文献1では、一定の逆転搬送を行っているため、適切な位置から次の印刷を開始できない場合がある。
よって本発明は、ロール紙に対し適切な位置で画像形成を再開可能な画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムを提供する。
そのため本発明の画像形成装置は、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段による画像形成動作の際に記録媒体を順方向に給送し、前記画像形成動作の停止の後に前記順方向とは逆の逆方向に記録媒体を巻き戻す給送手段と、前記画像形成手段及び前記給送手段を制御する制御手段と、を備えた画像形成装置であって、前記画像形成手段による前記画像形成動作が停止された際、前記画像形成手段による前記画像形成動作を再開する時の状況を取得する取得手段を更に備え、前記制御手段は、前記画像形成手段による前記画像形成動作の停止後に、前記状況に基づいて、前記逆方向に記録媒体を搬送する巻き戻し、記録媒体における前記画像形成手段で画像が形成された領域に対して前記給送手段の側の領域から画像の形成を再開することを特徴とする。
本発明によれば、ロール紙に対し適切な位置で画像形成を再開可能な画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラムを提供することができる。
画像形成システムの装置構成の一例を示す図である。 画像形成装置の制御構成を示す機能ブロック図である。 印刷停止時の巻き戻し搬送処理を示したフローチャートである。 途中停止時の巻き戻し搬送処理を示したフローチャートである。 自動巻き戻し設定方法の選択画面を示す図である。 自動巻き戻し設定方法の選択画面を示す図である。 ジョブリストの画面を示した図である。 印刷ジョブ投入方法について説明する図である。 画像形成装置およびロール紙における逆転搬送位置を示した図である。 画像形成システムの装置構成の一例を示す図である。 画像形成装置における逆転搬送位置(巻き戻し位置)を示した図である。 従来の記録装置の搬送長さと搬送速度の関係と成果物を示した図である。 画像形成システムの搬送長さと搬送速度の関係と成果物を示した図である。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る画像形成システム200の装置構成の一例を示す図である。画像形成装置100は、本実施形態で使用する連続した画像形成が可能な記録媒体である連続紙(以下、ロール紙または用紙ともいう)111に画像を形成する。本実施形態では、画像形成装置100は、ロール紙111を搬送する給紙装置104、特色印刷を行う別館116、基本色印刷を行う本館115、ロール紙111の巻き取りを行う排紙装置105、UI操作パネル101を備えている。
給紙装置104は、ロール紙111を供給(給送)する。給紙装置104は、回転軸117を中心にロール紙111の紙管を回転させてその紙管に巻かれているロール紙111を、複数ローラ(搬送ローラ、給紙ローラなど)を経由して、一定の速度で別館116に向けて搬送する。排紙装置105は、本館115から搬送されてきたロール紙111を、紙管を中心としてロール状に巻き取る。排紙装置105は、例えば、図1に示すように、ロール紙111が回転軸118の紙管に巻かれてロール状に保持される。給紙装置104でロール軸117を順方向に回転させてシートを送り出し、ロール軸117を逆方向に回転させてシートを巻き戻す。排紙装置105でロール軸118を順方向に回転させてシートを巻き取り、ロール軸118を逆方向に回転させてシートを送り出す。また、搬送ローラを順方向に回転させて、シートを排紙装置側に搬送し、搬送ローラを逆方向に回転させてシートを給紙装置側に搬送する。
排紙装置105は、回転軸118を中心に回転させて紙管に搬送されてきたロール紙111を、複数のローラー(例えば、搬送ローラー、排紙ローラー)を経由して、一定の速度で回転軸118にロール紙の成果物として巻き取る。印刷の開始前に、給紙装置104から、排紙装置105にロール紙111を通す。給紙装置104にロール紙111をセットして、ロール紙111の先端を斜行補正装置110の上に通す。次に、別館116の印刷装置103の下を通す。
本実施形態における印刷装置103は、印刷における基本色である(CMYK)以外の特色(例えば、白インク等)を印刷する。印刷装置103が配された別館116では、ロール紙111を乾燥装置112の上を通して、冷却装置113、及び114の上を通す。次に、本館115の印刷装置102の下を通して、乾燥装置106の上を通して、冷却装置108、及び109の上を通す。
本実施形態における印刷装置102は、印刷基本色(CMYK)を印刷する。印刷装置102が配された本館115では、ロール紙111を、接続スキャナ装置107を経由して、排紙装置105へ順方向に送る。
なお、本実施形態では、給紙装置104から給紙されたロール紙111は、別館116を経由して本館115へ搬送される構成を説明したが、これに限定するものではない。つまり、本館115を経由して別館116へと搬送されるように、別館116の上流に本館115を備えた構成でもよい。
印刷を行う際は、ロール紙111を画像形成システム200内に通したあと、画像形成システム200の制御用PC119に印刷ジョブを投入する。印刷ジョブ投入後、UI操作パネル101で印刷スタートボタンを押下して印刷を開始する。
図2は、画像形成装置100の制御構成を示す機能ブロック図である。画像形成装置100は、例えば、用紙搬送部201と、画像形成部202と、通信部203と、制御部204と、記憶部205と、操作表示部206と、検査部207と、給紙制御部208と、巻取制御部209とを備える。
用紙搬送部201は、画像形成装置100内部のロール紙111の搬送制御を行う。給紙制御部208は、給紙装置104によるロール紙111の給紙の制御を行う。また給紙制御部208は、ジョブ印刷後に巻き戻し(逆転搬送制御)制御を行うことが可能である。
画像形成部202は、受信した印刷データに基づいて、印刷装置102、及び103の印刷動作を制御する。
通信部203は、例えばLAN(Local Area Network)カードなどの通信制御カードで構成される。通信部203は、LAN、WAN(Wide Area Network)などの通信ネットワークに接続された外部装置(制御用PC119)との間で各種データの送受信を行う。
制御部204は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などにより構成される。制御部204のCPUは、記憶部205に記憶されているシステムプログラムや処理プログラムなどの各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行する。例えば、制御部204は、ユーザの指示に応じて、画像形成ジョブ(以下、単にジョブという)を実行する画像形成処理を行うことが可能である。
記憶部205は、例えば、不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やHDD(Hard Disk Drive)などにより構成される。記憶部205には、制御部204で実行されるシステムプログラムや処理プログラムを始めとする各種プログラム、これらのプログラムの実行に必要な各種データが記憶されている。
操作表示部206は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部206a及び操作部206bを備えている。表示部206aは、制御部204から入力される表示制御信号に従って、表示画面上に各種情報の表示をUI操作パネル101で行う。操作部206bは、UI操作パネル101に表示したテンキー、スタートキーなどの各種操作キーによりユーザによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部204に出力する。操作表示部206は、例えば、ジョブを実行する際に、ジョブ情報の設定するなどに使用される。使用する用紙や、印刷速度の情報、印刷枚数、印刷部数、印刷長さ、印刷重さ、印刷直径のいずれの条件をユーザが任意で設定することが可能である。
検査部207は、印刷装置の印刷状態の確認制御を行う。検査部207は、吐出不良検査用のパターンを印刷装置102,103に印刷させ、印刷結果を接続スキャナ装置107のスキャナで読み取らせ、印刷装置102,103に吐出不良がないか確認する。吐出不良確認した場合には、その情報を制御部に提供する。検査方法については、検査用パターンを印刷してスキャナで読取る方法の他、印刷画像をカメラやスキャナで直接読取って検査する方法、ノズルからの吐出状況を監視する方法等、様々な方法でもよい。本実施形態では、検査用パターンを印刷して、その印刷したパターンをスキャナで読取る方法で吐出不良がないか確認を行う。
巻取制御部209は、排紙装置105におけるロール紙111の排紙制御を行う。
次に、画像形成システム200においてロール紙111に画像形成処理を行う場合の動作について説明する。まず、ユーザは、外部装置においてジョブのデータを作成し、ジョブの印刷設定及び納品巻数設定を行い、通信ネットワークを介してこれらの情報を画像形成システム200に送信する。画像形成システム200の制御部204は、通信部203を介して、外部装置から送信されてきたジョブのデータと、ジョブの印刷設定情報及び納品巻数情報などが含まれたジョブチケットを受け付ける。制御部204は、受信した情報に基づいて印刷動作を開始する。すなわち、用紙搬送部201、給紙制御部208及び巻取制御部209を介してロール紙111の搬送を開始し、印刷装置102及び103に印刷データに基づいた印刷動作を行わせる。
図3は、本実施形態における印刷停止時の逆方向への搬送である巻き戻し搬送処理を示したフローチャートである。図3で示される一連の処理は、画像形成装置100の制御部204のCPUが記憶部205に記憶されているプログラムコードを読み出してRAMに展開し、実行することにより行われる。あるいはまた、図3におけるステップの一部または全部の機能をASICまたは電子回路等のハードウェアで実現してもよい。なお、各処理の説明における記号「S」は、当該フローチャートにおけるステップであることを意味する。以下、図3のフローチャートを用いて本実施形態における印刷停止時の巻き戻し搬送処理を説明する。なお、本実施形態では、ジョブの終了ごとに記録物の取り出しは行わず、複数のジョブを連続して処理する場合について説明する。また、図3に示した印刷停止時の巻き戻し搬送処理は、画像形成装置100における印刷処理が停止した場合に処理が開始される。
本処理が開始されると、CPUはS301で、巻き戻し距離Xを0にセットする。そして、S314に移行して、ジョブの途中で印刷が停止したか否かを判定する(ジョブ停止判定を行う)。ジョブの途中で印刷が停止していれば、後に図4で説明する、途中停止時の巻き戻し搬送処理(S316)を実行する。ジョブの途中で印刷が停止していなければ、S302に移行して、CPUは自動巻き戻し処理設定がONになっているか否かを判定する。本実施形態において、印刷停止時に自動巻き戻しを行うか否かは、事前にユーザが設定することができる。自動巻き戻し処理設定がONになっていれば(Yes)、S304に移行し、自動巻き戻し処理設定がONになっていなければ(No)、S303に移行する。S303に移行した場合、CPUはS303で、自動巻き戻し処理をしないことを確定(巻き戻し距離Xを0に確定)して、本処理を終了する。
S302からS304に移行した場合、CPUはS304で、次のジョブが入力されているか否かを判定する。次のジョブが入力されていなければ(No)、CPUはS315に移行して、基本色以外の特色の印刷を行う別館116までの距離、及び印刷に適した搬送速度を実現するために必要な加速距離を、巻き戻し距離Xに足す。このようにして巻き戻しの距離設定が成された後、CPUはS313で、用紙搬送部201と給紙制御部208、及び巻取り制御部209に指示して、算出した巻き戻し距離Xの巻き戻しを行う。
このような処理を行うことによって、前ジョブの印刷画像の後端を、特色印刷を適切に行うことが可能な位置まで戻すことができる。これによって、次のジョブに特色データ入ってきた場合でも、前ジョブの印刷画像のすぐ後の位置から印刷を開始することができる。次のジョブが基本色印刷であれば、本館115まで搬送後、基本色印刷を開始すればよい。このようにロール紙111において、印刷ができない白紙となる部分を減少させることから、損紙削減を実現することができる。
S304で次のジョブが入力されていると判定した場合(Yes)、CPUはS305に移行して、入力された次のジョブが前ジョブと同一用紙か否かを判定する。S305で、同一用紙でないと判定すると(No)、CPUはS303で、自動巻き戻し処理をしないことを確定して、本処理を終了する。S305で、同一用紙であると判定すると(Yes)、CPUはS306に移行して、次のジョブの先頭部(印刷開始位置)にスプライステープが含まれているか否かを判定する。スプライステープとは、ロール紙とロール紙とを(記録媒体同士を)繋ぐテープである。スプライステープの有無の検出は、光学式センサを用いての検出や、ロール紙の搬送長さからの検知など一般的な検出方法でよい。
S306における判定では、ジョブの先頭部(印刷開始位置)にロール紙の繋ぎ部が有りスプライステープで繋がれているか否かを判定している(後述する図9C参照)。つまり、次のジョブの先頭部ではなく、印刷の途中にスプライステープ(繋ぎ部)があっても、その部分は印刷中に画像形成装置100が判断して、印刷が成されないよう処理されるため、S306の判定では含まれていないもの(No判定)となる。次のジョブの先頭部にスプライステープが有る場合には、次のジョブでスプライステープを避けて印刷を行うために、印刷開始位置の調整が必要となることからS306の判定を設けて印刷開始位置の調整を行う。
S306でスプライステープが含まれていると判定した場合(Yes)、CPUはS307に移行して、スプライステープ幅(ロール紙搬送方向の距離)を巻き戻し距離Xから引く。これによって、スプライステープ部分まで巻き戻されなくなり、スプライステープを避けた位置から印刷を開始することができる。その後、CPUはS308に移行する。S306でスプライステープが含まれていないと判定した場合(No)、CPUはS308に移行する。CPUはS308で、入力画像データに特色データが含まれている否かの判定を行う。ここでの特色データとは、印刷の基本色であるCMYKではなく、例えば白インクデータ、蛍光インクデータ等の特別な色のデータを示している。また、入力データとして、例えば、PDFファイルのCMYKレイヤとは異なるレイヤ画像データとして入力されるデータのことである。
S308における判定で、入力画像データに特色データが含まれていると判定した場合(Yes)、CPUはS310に移行して、特色印刷を行う別館116の印刷装置103までの距離を巻き戻し距離Xに足してS311に移行する。S308における判定で、入力画像データに特色データが含まれていないと判定した場合(No)、CPUはS309に移行して、基本色印刷を行う本館115の印刷装置102までの距離を巻き戻し距離Xに足してS311に移行する。
CPUはS311に移行すると、図7で後述するジョブ設定に登録されている印刷速度(搬送速度)の確認を行う。その後、CPUはS312で、S311で確認した印刷速度(例えば、20m/分、40m/分、60m/分)に応じて、必要な加速距離を巻き戻し距離Xに足す。そして、距離設定手段としてCPUはS313に移行して、用紙搬送部201と給紙制御部208、及び巻取り制御部209に指示して算出した距離Xの巻き戻し搬送を行って、本処理を終了する。
このような処理を行うことで、次のジョブに適した巻き戻しを行うことができる。つまり、次のジョブが、基本色印刷か特色印刷か、印刷速度はいくつか、スプライステープは含まれているか等の複数の印刷条件を起因とする異なる巻き戻し距離に応じて、最適距離の巻き戻しを行うことができる。このように、複数の印刷条件を含む画像形成状況を印刷設定やセンサ等から取得し、取得した画像形成状況に基づいて巻き戻し動作を行う。これによって、ロール紙111を最適な位置に巻き戻し制御を行うことで、前ジョブの後端から印刷を開始することが可能となり、損紙の削減が可能となる。
図4は、図3のフローチャートにおけるS316の処理である途中停止時の巻き戻し搬送処理を示したフローチャートである。以下、図4のフローチャートを用いて本実施形態における途中停止時の巻き戻し搬送処理を説明する。
本処理が開始されると、CPUはS401で、途中停止の原因が復旧可能なエラーか否かを判定する。ここで、復旧可能なエラーとは、用紙なしエラーや、インクなしエラー等、消耗品の残量が僅かになった場合に発生し、即座に停止せず印刷停止タイミングを制御可能なエラーのことである。また、復旧不能なエラーとは、ジャムエラー等、エラー事象発生時即座に停止することが必要で、停止タイミングを制御できないエラーのことである。S401における判定で、復旧不能エラーであると判断した場合(No)、CPUはS408に移行して、自動巻き戻し処理を実施しないことを確定し本処理を終了する。
S401における判定で、復旧可能なエラーであると判定した場合(Yes)、CPUはS402に移行して、画像形成を再開する用紙にスプライステープが含まれているか否かを判定する。この処理は、図3のS306における処理と同様の処理であり、印刷開始位置にスプライステープが有るか否かを判定している。S402でスプライステープが含まれていると判定すると(Yes)、CPUはS403に移行してスプライステープ幅分を巻き戻し距離Xから引く。これによって、スプライステープ部分まで巻き戻されなくなり、スプライステープを避けた位置から印刷を開始することができる。
S402でスプライステープが含まれていないと判定すると(No)、CPUはS404に移行して、途中停止した入力画像データにおける、再開後に画像形成される画像データに特色データが含まれているか否かを判定する。S404における判定で、画像データに特色データが含まれていると判定すると(Yes)、CPUはS405に移行して、特色印刷を行う別館116の印刷装置103までの距離を巻き戻し距離Xに足す。S404における判定で、画像データに特色データが含まれていないと判定すると(No)、CPUはS406に移行して、基本色印刷を行う本館115の印刷装置102までの距離を巻き戻し距離Xに足す。その後、CPUはS407に移行して、印刷速度に必要な加速距離を巻き戻し距離Xに足して処理を終了する。
図5は、ユーザによる自動巻き戻し設定の選択画面を示す図であり、「自動巻き戻しする」を選択した場合の画面を示している。自動巻き戻しを行う場合には、画像形成システム200のUI操作パネル101で設定方法選択画面500を表示させ、ユーザが自動巻き戻し設定ボタン501を選択して、OKボタン503を押下することで設定が行われる。自動巻き戻し設定が有効になった場合、「巻き戻ししない」ボタン502は、グレーアウトされる。その後、記憶部205に設定が反映され、印刷停止時に自動巻き戻しする設定になっていれば、図3のS302でYesと判定され、装置状態に応じた距離の巻き戻し処理が行われる。
図6は、上記選択画面500において「自動巻き戻ししない」を選択した場合の画面を示している。自動巻き戻しを行わない場合には、画像形成システム200のUI操作パネル101で設定方法選択画面500を表示させ、オペレータが自動巻き戻し設定ボタン502を選択して、OKボタン503を押下することで設定が行われる。自動巻き戻ししない設定が有効になった場合、「巻き戻しする」ボタン501はグレーアウトされる。その後記憶部205に設定が反映され、印刷停止時に自動巻き戻ししない設定になっていれば、図3のS302でNoと判定され、自動巻き戻し処理は実施されない。
図7は、画像形成システム200に搭載のUI操作パネル101に表示されるジョブリストの画面を示した図である。ここでは、ジョブリスト700に表示されている1行ごとの単位をジョブとしている。ジョブID:ID001、用紙種:上質紙、用紙幅:150mm、印刷色:C/M/Y/K、印刷速度:60m/分、解像度:1200dpi、ファイル数:3、ページ数:100をジョブ701として1ジョブとする。ジョブ702は、ジョブID:ID002、用紙種:上質紙、用紙幅:150mm、印刷色:C/M/Y/K、印刷速度:60m/分、解像度:1200dpi、ファイル数:2、ページ数:200となっている。ジョブ703からジョブ707について以下同様である。
なお、ジョブの定義について、本実施形態に記載のジョブの定義に限定されるものではない。例えば、1ジョブ内のファイル数、ページ数などは上限を設ける、リスト上の同一用紙のジョブ703やジョブ704を1つのジョブとして扱う等、その限りではなく、様々な定義がある。これらジョブについては、基本的にジョブIDの若い順に、印刷処理が実行される。
次にジョブの投入方法について説明を行う。
図8は、印刷ジョブ投入方法について説明する図である。印刷ジョブ投入用PC801から画像形成システム200の制御用PC119に準備したHotFolder802にジョブを投入する。まず、HotFolder802の中に、図7で示した、ジョブ701用のFolderA803を作成し、FolderA803に3つの印刷データファイルと、1つの印刷条件が記載されたファイルとを投入する。
そして、図7で示した、ジョブ702用のフォルダFolderB804を作成し、FolderB804に2つの印刷データファイルと、1つの印刷条件が記載されたファイルを投入する。更に、図7で示した、ジョブ703用のフォルダFolderC805を作成し、FolderC805に1つの印刷データファイルと、1つの印刷条件が記載されたファイルとを投入する。
それぞれのフォルダを画像形成システム200の制御用PC119内で監視し、印刷データファイル、及び印刷条件記載ファイルが投入されたと判断したら、図7で示したジョブリストをUI操作画面101に表示する。
なお、印刷ジョブ投入方法については、本実施形態に記載の方法に限定されるものでなくてもよい。例えば、印刷ジョブ投入用PCに画像形成システム200のドライバをインストールして、ジョブ投入を行ってもよいし、クラウド上のプリントサーバからジョブを投入する等、様々な投入方法に対応可能であってもよい。
図9Aから図9Dは、画像形成装置100における逆転搬送位置(巻き戻し位置)を示した図と、ロール紙における逆転搬送位置とを示した図である。図9Bは、ロール紙111においてスプライステープによる接続部が含まれていない状態を示しており、図9Cは、ロール紙111においてスプライステープ120による接続部が含まれている状態を示している。なお、図9Bから図9Dのロール紙111において、ロール紙上に実線で示した部分は、既に印刷が成された部分であり、点線で示した部分は、次のジョブで印刷が成される部分を示している。
例えば、図3におけるS306で、スプライステープが含まれていないと判定した場合、図9Bにおける位置906が印刷装置102、又は103の印刷開始位置となるように、巻き戻し距離Xが算出される。また、S306で、スプライステープが含まれていると判定した場合、図9Cにおける位置907が印刷装置102、又は103の印刷開始位置となるように、巻き戻し距離Xが算出される。
図3のS310を経由する特色印刷であり、かつ印刷速度が20m/分の場合は、巻き戻す位置が図9Aの位置903となるように、巻き戻し距離Xが算出される。ここで、位置903は、印刷装置103の直前の位置902において20m/分の搬送速度が得られるように、適切な加速距離が考慮された位置となっている。また、図3のS309を経由する基本色印刷であり、かつ印刷速度が20m/分の場合は、巻き戻す位置が図9Aの位置901となるように、巻き戻し距離Xが算出される。ここで、位置901は、印刷装置102の直前の位置900において20m/分の搬送速度が得られるように、適切な加速距離が考慮された位置となっている。
図3のS310を経由する特色印刷であり、かつ印刷速度が60m/分の場合は、巻き戻す位置が図9Aの位置905となるように、巻き戻し距離Xが算出される。また、図3のS309を経由する基本色印刷であり、かつ印刷速度が60m/分の場合は、巻き戻す位置が図9Aの位置904となるように、巻き戻し距離Xが算出される。位置905、904についても、60m/分の搬送速度に適した加速距離が考慮された位置となっている。印刷速度等は、本実施形態に記載の速度に限定されるものではなく、例えば、30m/分、40m/分と刻んでもよい。
次に、具体的に図7のジョブリストのジョブが印刷される際に、制御部204がどのような逆転搬送制御を実施するのかを説明する。
図7のジョブリストのジョブ701を印刷後停止して、ジョブ702を印刷する場合について説明する。ジョブ701の用紙種は上質紙、用紙幅は150mm、ジョブ702の用紙種は上質紙、用紙幅は150mmで、ジョブ701とジョブ702との用紙種、用紙幅は同一である。そのため、自動で逆転搬送制御を行うことができる。ジョブ702において、印刷色はC/M/Y/K、印刷速度60m/分のため、制御部204は、図9Bの位置906が図9Aの位置904に来るまでロール紙111を逆転搬送する。
逆転搬送制御は、位置901、位置904まで搬送する場合には給紙装置104及び、排紙装置105で逆転搬送させながら、位置901、位置904に停止できるように逆転搬送及び、停止制御を実施する。また、位置903、位置905まで搬送する場合には給紙装置104及び排紙装置105で逆転搬送させながら、位置903、位置905に停止できるように逆転搬送及び、停止制御を実施する。逆転搬送後、制御部204は、ジョブ702の印刷を開始する。
次に、図7のジョブリストのジョブ702を印刷後停止して、ジョブ703を印刷する場合について説明する。ジョブ702の用紙種は上質紙、用紙幅は150mmで、ジョブ703の用紙種はフィルム、用紙幅は200mmでジョブ702とジョブ703との用紙種、用紙幅は異なる。そのため、自動で逆転搬送制御は行わない。制御部204は、ジョブ703のフィルム紙を巻取りユニットに巻く処理完了後、用紙を変えて印刷を実施する。
次に、図7のジョブリストのジョブ703を印刷後停止して、ジョブ704を印刷する場合について説明する。ジョブ703の用紙種はフィルム、用紙幅は200mm、ジョブ704の用紙種はフィルム、用紙幅は200mmでジョブ703とジョブ704との用紙種、用紙幅は同一である。そのため、自動で逆転搬送制御を行う。印刷色はC/M/Y/K/W、印刷速度20m/分のため、制御部204は、図9Bの位置906が図9Aの位置903に来るまでロール紙111を逆転搬送する。逆転搬送後、ジョブ704の印刷を開始する。
次に、図7のジョブリストのジョブ704を印刷後停止して、ジョブ705を印刷する場合について説明する。ジョブ704の用紙種はフィルム、用紙幅は200mm、ジョブ705の用紙種はフィルム、用紙幅は200mmでジョブ704とジョブ705との用紙種、用紙幅は同一であるため、自動で逆転搬送制御を行うことができる。印刷色はC/M/Y/K、印刷速度20m/分のため、印刷装置102で印刷再開する場合に制御部204は、図9Bの位置906が図9Aの位置901に来るまでロール紙111を逆転搬送する。逆転搬送後、制御部204は、ジョブ705の印刷を開始する。
次に、図7のジョブリストのジョブ705を印刷後停止して、ジョブ706を印刷する場合について説明する。ジョブ705の用紙種はフィルム、用紙幅は200mmで、ジョブ706の用紙種はPET、用紙幅は200mmでジョブ705とジョブ706との用紙種、用紙幅は異なるため、制御部204は、自動で逆転搬送制御は行わない。
次に、図7のジョブリストのジョブ706を印刷後停止して、ジョブ707を印刷する場合について説明する。ジョブ706の用紙種はPET、用紙幅は200mmで、ジョブ707の用紙種は普通紙、用紙幅は300mmでジョブ706とジョブ707との用紙種、用紙幅は異なるため、制御部204は、自動で逆転搬送制御は行わない。
他の実施例として、図7のジョブリストのジョブ703において、印刷中に用紙切れとなり、新しい用紙をスプライステープで接続した場合について説明する。ジョブ703の用紙種はフィルム、用紙幅は200mmであり、ジョブ704の用紙種はフィルム、用紙幅は200mmである。ジョブ703とジョブ704との用紙種、用紙幅は同一であるため、自動で逆転搬送制御を行う。印刷色はC/M/Y/K/W、印刷速度20m/分のため、印刷装置103で印刷再開する場合に、制御部204は、図9Cの位置907が図9Aの位置903に来るまでロール紙111を逆転搬送する。逆転搬送後、制御部204は、ジョブ704の印刷を開始する。
更に、他の実施例として、図7のジョブリストのジョブ702において、印刷中にインクなしエラーが発生した場合について説明する。インクなしエラー発生後、制御部204は適切な位置で印刷動作を停止し、これまで印刷された最後の画像までを乾燥装置106及び冷却装置108,109を通して、排紙装置105で巻取りを行う。ジョブ702の印刷色はC/M/Y/K、印刷速度60m/分のため、図9Dの位置908が図9Aの位置904に来るようにロール紙111を逆転搬送する。逆転搬送後、及びインクタンク交換後、制御部204は、ジョブ702の印刷を再開する。
本実施形態での印刷再開の位置は、図9B、図9C、図9Dのどのパターンの場合でも、巻き戻す前に最後に印刷した画像の手前(位置906、位置907、位置908)以上まで巻き戻しを行い、その後ろから印刷を再開させる。すなわち、ロール紙111において印刷した画像の領域に対して給紙装置104の側の領域から印刷を再開する。なお、巻き戻し前に印刷した画像の途中まで巻き戻し、その上に画像を印刷や、間に画像を挿入する等、印刷済み画像の間から印刷再開させることではない。
印刷停止後に逆転搬送する制御方法について、本実施形態に記載の方法に限定されるものでなく、例えば、エラー発生後はエラーの種類に応じて逆転搬送する・しないを制御してもよい。
このように、画像形成装置による印刷停止後に、印刷開始時(画像形成動作再開時)の印刷状況(画像形成状況)を取得し、取得した印刷状況に基づいてロール紙の巻き戻し距離の設定を行う。そして、用紙搬送部は、設定された巻き戻し距離に基づいて巻き戻し搬送(逆転搬送)を行う。これによって、無駄な動作の発生を抑制し、最適な量の巻き戻し動作を行うことができる画像形成装置の制御方法及びプログラムを提供することができる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成について説明する。
図10は、本実施形態に係る画像形成システム200の装置構成の一例を示す図である。本実施形態では、画像形成装置100の本館115は、主搬送ローラ130を備え、画像形成装置100の別館116は、主搬送ローラ140を備える。主搬送ローラ130及び主搬送ローラ140は、駆動源を保持しており、主搬送ローラ130は、印刷装置103(CMYK印刷)の印刷時の搬送制御、主搬送ローラ140は、印刷制御(白等特色印刷)102の印刷時の搬送制御を行う。主搬送ローラ130及び主搬送ローラ140は、印刷時に精度よく搬送できるように、駆動源を保持する。
図11は、本実施形態の画像形成装置100における逆転搬送位置(巻き戻し位置)を示した図である。逆転搬送制御では、位置901、位置904まで搬送する場合には給紙装置104及び、排紙装置105でおおよその距離分を逆転搬送させながら、主搬送ローラ130で精度よく位置901、位置904に停止できるように逆転搬送及び、停止制御を実施する。また、位置903、位置905まで搬送する場合には給紙装置104及び、排紙装置105でおおよその距離分を逆転搬送させながら、主搬送ローラ140で精度よく位置903、位置905に停止できるように逆転搬送及び、停止制御を実施する。
図12(a)は、従来の記録装置における用紙の搬送長さと搬送速度との関係を示した図であり。図12(b)は、従来の記録装置における成果物を示した図である。図12(a)に示すように、従来の、原版を用いて転写して行う記録装置の場合、ジョブ(ジョブ1)とジョブ(ジョブ2)との間で原版を交換する必要があり、原版を交換する毎に色や位置の調整を行う必要があった。色や位置の調整の間も搬送が行われることから、損紙が発生していた。
また、原版の交換のためにジョブ(ジョブ1)とジョブ(ジョブ2)との間で搬送を停止させる必要があり、原版の交換ごとに搬送速度の減速と加速とが必要であった。搬送速度の減速と加速との間は、適切な搬送速度でないことから、印刷を行うことはできず、結果として、搬送速度の減速と加速との間でも損紙が発生していた。
このように、従来の記録装置では、図12(b)に示すように、色や位置の調整を起因とする損紙と、搬送速度の減速と加速とに起因する損紙と、の両方において損紙が発生していた。
図13(a)は、本実施形態に係る画像形成システム200における用紙の搬送長さと搬送速度との関係を示した図であり。図13(b)は、本実施形態に係る画像形成システム200における成果物を示した図である。画像形成システム200で用いられるインクジェットによる記録方式では、原版の交換は不要であるため、色や位置の調整も不要である。また、図13(a)のように逆転搬送制御を行うことにより、最適な量の巻き戻しが可能となり、搬送速度の減速と加速との間に生じる損紙の発生を無くすことができる。その結果、図13(b)に示すように成果物を連続して用紙に配置することが可能となり、損紙の発生を抑制することができる。
なお、装置を一旦停止させ、その後、印刷を再開するような、複数のジョブが連続しない場合であっても、成果物を連続して用紙に配置することが可能であり、損紙の発生を抑制することができる。
このように、駆動源を保持した主搬送ローラ130及び主搬送ローラ140を備え、画像形成装置による印刷停止後に、印刷開始時(画像形成動作再開時)の印刷状況を取得し、取得した印刷状況に基づいてロール紙の巻き戻し距離の設定を行う。これによって、無駄な動作の発生を抑制し、最適な量の巻き戻し動作を行うことができる画像形成装置の制御方法及びプログラムを提供することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述した実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本実施形態の開示は、以下の構成、方法、プログラムを含む。
(構成1)
記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段による画像形成動作の際に記録媒体を順方向に給送し、前記画像形成動作の停止の後に前記順方向とは逆の逆方向に記録媒体を巻き戻す給送手段と、
前記画像形成手段及び前記搬送手段を制御する制御手段と、
を備えた画像形成装置であって、
前記画像形成手段による画像形成動作が停止された際、前記画像形成手段による画像形成動作を再開する時の状況を取得する取得手段を更に備え、
前記制御手段は、前記画像形成手段による画像形成動作の停止後に、前記状況に基づいて、前記逆方向に記録媒体を搬送する巻き戻し、記録媒体における前記画像形成手段で画像が形成された領域に対して前記給送手段の側の領域から画像の形成を再開することを特徴とする画像形成装置。
(構成2)
前記取得手段が取得した前記状況に基づいて、前記逆方向に記録媒体を搬送する巻き戻し距離を設定する巻き戻し距離設定手段を更に備え、
前記制御手段は、前記巻き戻し距離設定手段が設定した巻き戻し距離に基づいて、前記給送手段に記録媒体を前記順方向とは逆の方向に搬送する巻き戻し動作を行わせることを特徴とする構成1に記載の画像形成装置。
(構成3)
前記画像形成手段は、入力されたジョブに基づいて画像形成を行い、
前記取得手段は、前記状況の情報として、前記画像形成手段による画像形成動作の停止がジョブの途中での停止であるか否かの情報を取得することを特徴とする構成2に記載の画像形成装置。
(構成4)
前記停止がジョブの途中での停止である場合、前記制御手段は、前記給送手段に前記巻き戻し動作を行わせるか否かを判定することを特徴とする構成3に記載の画像形成装置。
(構成5)
前記制御手段が、前記巻き戻し動作を行わないと判定した場合、前記巻き戻し距離設定手段は前記巻き戻し距離を0に設定することを特徴とする構成4に記載の画像形成装置。
(構成6)
前記画像形成手段が第1ジョブについての画像形成動作を行っている際、前記取得手段は、前記第1ジョブの次に画像形成動作を行うべき第2ジョブが入力されているか否かの情報を取得することを特徴とする構成3に記載の画像形成装置。
(構成7)
前記取得手段は、前記状況の情報として、前記第2ジョブにおける記録媒体が、前記第1ジョブと同一であるか否かの情報を取得することを特徴とする構成6に記載の画像形成装置。
(構成8)
前記第2ジョブにおける記録媒体が前記第1ジョブと同一でない場合、前記巻き戻し距離設定手段は、前記巻き戻し距離を0に設定することを特徴とすることを特徴とする構成7に記載の画像形成装置。
(構成9)
前記取得手段は、前記状況の情報として、前記画像形成手段が画像形成動作を再開する位置に、記録媒体同士を接続するためのスプライステープが有るか否かの情報を取得することを特徴とする構成1ないし8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(構成10)
前記画像形成手段は、第1画像形成手段と、前記順方向において前記第1画像形成手段よりも上流に配された第2画像形成手段とを有し、
前記取得手段は、前記状況の情報として、前記第2ジョブの画像形成に、前記第2画像形成手段による画像形成が含まれているか否かの情報を取得することを特徴とする構成6ないし8のいずれか1つに記載の画像形成装置。
(構成11)
前記第1画像形成手段はCMYKの基本色によって画像形成を行い、前記第2画像形成手段は前記基本色以外の特色によって画像形成を行うことを特徴とする構成10に記載の画像形成装置。
(構成12)
前記第2ジョブが入力されていない場合、前記巻き戻し距離設定手段は、次に画像形成を開始する記録媒体の位置が前記第2画像形成手段による画像形成動作が可能な位置となるように、前記巻き戻し距離を設定することを特徴とする構成10に記載の画像形成装置。
(構成13)
前記取得手段は、前記状況の情報として、前記第2ジョブの画像形成における搬送速度を取得することを特徴とする構成6に記載の画像形成装置。
(構成14)
前記給送手段で給送された記録媒体を巻き取る巻取手段と、
前記給送手段と前記巻取手段との間で記録媒体を搬送する搬送手段とを備えることを特徴とする構成1ないし13のいずれか1つに記載の記録装置。
(構成15)
前記画像形成手段は、第1画像形成手段と、前記順方向において前記第1画像形成手段よりも上流に配された第2画像形成手段とを有し、
前記第1画像形成手段と前記第2画像形成手段との間に記録媒体を乾燥させる乾燥装置が配されることを特徴とする構成1ないし14のいずれか1つに記載の記録装置。
(方法1)
記録媒体に画像を形成する画像形成工程と、
前記画像形成工程における画像形成動作の際に記録媒体を順方向に搬送し、前記画像形成動作の停止の後に前記順方向とは逆の逆方向に記録媒体を搬送する搬送工程と、
前記画像形成工程及び前記搬送工程における制御を行う制御工程と、
を備えた画像形成装置の制御方法であって、
前記画像形成工程における画像形成動作が停止された際、前記画像形成工程における画像形成動作を再開する時の状況を取得する取得工程を更に備え、
前記制御工程では、前記画像形成工程における画像形成動作の停止後に、前記状況に基づいて、前記逆方向に記録媒体を搬送する巻き戻し距離を設定することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
(プログラム1)
方法1の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
100 画像形成装置
101 UI操作パネル
111 ロール紙
119 制御用PC
130 主搬送ローラ
140 主搬送ローラ
200 画像形成ユニット
202 画像形成部
204 制御部
205 記憶部

Claims (17)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段による画像形成動作の際に記録媒体を順方向に給送し、前記画像形成動作の停止の後に前記順方向とは逆の逆方向に記録媒体を巻き戻す給送手段と、
    前記画像形成手段及び前記給送手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記画像形成手段による前記画像形成動作が停止された際、前記画像形成手段による前記画像形成動作を再開する時の状況を取得する取得手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記画像形成手段による前記画像形成動作の停止後に、前記状況に基づいて、前記逆方向に記録媒体を搬送する巻き戻し、記録媒体における前記画像形成手段で画像が形成された領域に対して前記給送手段の側の領域から画像の形成を再開することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記取得手段が取得した前記状況に基づいて、前記逆方向に記録媒体を搬送する巻き戻し距離を設定する巻き戻し距離設定手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記巻き戻し距離設定手段が設定した巻き戻し距離に基づいて、前記給送手段に記録媒体を前記順方向とは逆の方向に搬送する巻き戻し動作を行わせることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成手段は、入力されたジョブに基づいて画像形成を行い、
    前記取得手段は、前記状況の情報として、前記画像形成手段による画像形成動作の停止がジョブの途中での停止であるか否かの情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記停止がジョブの途中での停止である場合、前記制御手段は、前記給送手段に前記巻き戻し動作を行わせるか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段が、前記巻き戻し動作を行わないと判定した場合、前記巻き戻し距離設定手段は前記巻き戻し距離を0に設定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成手段が第1ジョブについての画像形成動作を行っている際、前記取得手段は、前記第1ジョブの次に画像形成動作を行うべき第2ジョブが入力されているか否かの情報を取得することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記取得手段は、前記状況の情報として、前記第2ジョブにおける記録媒体が、前記第1ジョブと同一であるか否かの情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2ジョブにおける記録媒体が前記第1ジョブと同一でない場合、前記巻き戻し距離設定手段は、前記巻き戻し距離を0に設定することを特徴とすることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記取得手段は、前記状況の情報として、前記画像形成手段が画像形成動作を再開する位置に、記録媒体同士を接続するためのスプライステープが有るか否かの情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記画像形成手段は、第1画像形成手段と、前記順方向において前記第1画像形成手段よりも上流に配された第2画像形成手段とを有し、
    前記取得手段は、前記状況の情報として、前記第2ジョブの画像形成に、前記第2画像形成手段による画像形成が含まれているか否かの情報を取得することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1画像形成手段はCMYKの基本色によって画像形成を行い、前記第2画像形成手段は前記基本色以外の特色によって画像形成を行うことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記第2ジョブが入力されていない場合、前記巻き戻し距離設定手段は、次に画像形成を開始する記録媒体の位置が前記第2画像形成手段による画像形成動作が可能な位置となるように、前記巻き戻し距離を設定することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  13. 前記取得手段は、前記状況の情報として、前記第2ジョブの画像形成における搬送速度を取得することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  14. 前記給送手段で給送された記録媒体を巻き取る巻取手段と、
    前記給送手段と前記巻取手段との間で記録媒体を搬送する搬送手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  15. 前記画像形成手段は、第1画像形成手段と、前記順方向において前記第1画像形成手段よりも上流に配された第2画像形成手段とを有し、
    前記第1画像形成手段と前記第2画像形成手段との間に記録媒体を乾燥させる乾燥装置が配されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  16. 記録媒体に画像を形成する画像形成工程と、
    前記画像形成工程における画像形成動作の際に記録媒体を順方向に搬送し、前記画像形成動作の停止の後に前記順方向とは逆の逆方向に記録媒体を搬送する搬送工程と、
    前記画像形成工程及び前記搬送工程における制御を行う制御工程と、
    を備えた画像形成装置の制御方法であって、
    前記画像形成工程における画像形成動作が停止された際、前記画像形成工程における画像形成動作を再開する時の状況を取得する取得工程を更に備え、
    前記制御工程では、前記画像形成工程における画像形成動作の停止後に、前記状況に基づいて、前記逆方向に記録媒体を搬送する巻き戻し距離を設定することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  17. 請求項16の画像形成装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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