JP5004840B2 - マイクロホン素子搭載基板およびマイクロホン装置 - Google Patents

マイクロホン素子搭載基板およびマイクロホン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5004840B2
JP5004840B2 JP2008076947A JP2008076947A JP5004840B2 JP 5004840 B2 JP5004840 B2 JP 5004840B2 JP 2008076947 A JP2008076947 A JP 2008076947A JP 2008076947 A JP2008076947 A JP 2008076947A JP 5004840 B2 JP5004840 B2 JP 5004840B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microphone element
cavity
microphone
mounting region
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008076947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008295026A (ja
Inventor
孝太郎 中本
善友 鬼塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2008076947A priority Critical patent/JP5004840B2/ja
Publication of JP2008295026A publication Critical patent/JP2008295026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5004840B2 publication Critical patent/JP5004840B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

本発明は、音孔を有するマイクロホン素子搭載基板、マイクロホン装置に関し、特にマイクロホン素子の搭載領域の下方に空洞部が形成されたマイクロホン素子搭載基板、およびマイクロホン装置に関するものである。
近年、携帯電話や自動車電話等の通信機器、または半導体メモリを用いた小型ICレコーダー等の情報機器等の電子機器において、入力された音を電気信号として出力することが可能なマイクロホン装置が広く使用されている。
このようなマイクロホン装置は、図5に示すように、主として入力された音を電気信号として出力するマイクロホン素子203と、このマイクロホン素子203を収納するための搭載領域202を有する基部206と、基部206の上部に形成される枠部205からなる基板201と、搭載領域202を閉塞するキャップ208とから構成されている。
また、マイクロホン装置としての感度を向上させるために、マイクロホン素子203の搭載領域202に空洞部(図示せず)を設け、この空洞部とマイクロホン素子203の音孔を連通させて空洞部での共鳴による音響効果を得ることにより、音209の変換効率を高めた効率の良いマイクロホン装置が提案されている。空洞部は、例えば、搭載領域202の下方の基部206内に3層の絶縁層を積層することにより形成することができる。この場合、基部206の底面となる下層の絶縁層の上側に、空洞部となる大きな開口部を有する中間層の絶縁層を積層し、さらに音孔210と連通するように小さな開口部を有する上層の絶縁層を積層することにより、空洞部と開口部が連通する基板201が形成される。なお、開口部は平面視でマイクロホン素子203が搭載されない箇所に空洞部と連通するように形成される。外部から進入した音209はこの空洞部により、共鳴による音響効果を得て搭載領域202の上方空間に広がり、その結果、マイクロホン素子203の検知部で良好に音を検知することができる。
特開2005−323288号公報
しかしながら、従来のマイクロホン装置は、基部の底面となる下層の絶縁層の上側に、空洞部となる大きな開口部を有する中間層の絶縁層を積層し、さらに音孔と連通するように小さな開口部を有する上層の絶縁層を積層するという構造上、上層の絶縁層の開口部の周囲における強度が不足するために、例えばセラミックグリーンシート積層法により絶縁層が積層されてなる基部を製作する際の生加工の積層・加圧等により、搭載領域が変形する可能性があった。そして、搭載領域が変形すると、マイクロホン素子を良好に搭載できず、外部からの音を空洞部に効率良く進入させることができないという問題点があった。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであり、その目的は、空洞部が形成されたマイクロホン素子搭載基板において、搭載領域の平坦性を良好なものとしてマイクロホン素子の搭載性を向上し、外部からの音を空洞部に効率良く進入させて、空洞部での共鳴による音響効果を効果的に利用し、検知力に優れたマイクロホン素子搭載基板を提供することにある。
本発明のマイクロホン素子搭載基板は、マイクロホン素子の搭載領域を有する基板に、前記搭載領域に開口部を有するとともに平面透視して前記開口部よりも大きな外形を有する空洞部を設けて成るマイクロホン素子搭載基板であって、前記空洞部の内部に該空洞部の底面と上面とをつなぐ柱部が設けられており、前記空洞部の側面および前記柱部の側面は、それぞれ上下の端部から厚み方向の中央部にかけて漸次深くなるような凹状の面に成形されていることを特徴とするものである。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板において好ましくは、前記柱部は前記空洞部の側面が内側に突出して成ることを特徴とするものである。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板において好ましくは、平面透視して前記柱部の少なくとも一部が前記搭載領域と重なることを特徴とするものである。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板において好ましくは、前記搭載領域は四角形であり、平面透視して前記四角形の四隅部に前記柱部が重なるように形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板において好ましくは、平面透視して前記柱部の外縁が、丸みを帯びた形状で前記空洞部の側面から突出しているとともに、前記空洞部の側面と湾曲した線で滑らかにつながっていることを特徴とするものである。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板において好ましくは、凹状に成形された前記空洞部の側面、および前記柱部の側面が湾曲した面であることを特徴とするものである。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板において好ましくは、平面透視して前記空洞部が前記搭載領域よりも広く、前記搭載領域が前記空洞部の一方の端部側に偏って位置しており、前記柱部は、前記空洞部の前記一方の端部と反対側の他方の端部と前記搭載領域との間に前記空洞部の側面から離間して、前記搭載領域から前記他方の端部に向かう方向に長軸が沿う楕円柱状のものが、前記平面透視して搭載領域と重なるものに加えて複数個設けられていることを特徴とするものである。
本発明のマイクロホン装置は、上記のいずれかに記載のマイクロホン素子搭載基板の前記搭載領域に、音孔を有するマイクロホン素子を前記開口部と前記音孔とが連通するように搭載したことを特徴とするものである。
また、本発明のマイクロホン装置において好ましくは、平面透視して前記開口部の外形が前記音孔の外形と大きさが異なることを特徴とするものである。
本発明のマイクロホン素子搭載基板は、空洞部の内部に空洞部の底面と上面とをつなぐ柱部が設けられていることから、複数の絶縁層を組み合わせて基板となる積層体を積層・加圧しても、搭載領域の変形を抑制することができる。その結果、マイクロホン素子の搭載性を向上し、外部からの音を空洞部に効率良く進入させて、空洞部での共鳴による音響効果を効果的に利用し、検知力に優れたものとすることができる。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板において、柱部を、空洞部の側面が内側に突出して成る構成とした場合には、別途柱部を形成することなく、空洞部の形状(中間層の大きな開口部の外周の形状)を変化させることで容易に上層の絶縁層の支持構造を形成することができる。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板において、平面透視して柱部の少なくとも一部が搭載領域と重なるように形成される場合には、マイクロホン素子を搭載する際に搭載領域の欠けやクラックを抑制することができ、マイクロホン素子を基板に強固に搭載することができる。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板において、搭載領域が四角形であり、平面透視して四角形の四隅部に柱部が重なるように形成した場合には、応力の集中しやすい四角形の空洞部の角部において柱部で補強することができ、基板に破損が生じるのを有効に抑制できる。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板において、平面透視して柱部の外縁が、丸みを帯びた形状で空洞部の側面から突出しているとともに、空洞部の側面と湾曲した線で滑らかにつながっている場合には、セラミックグリーンシートに空洞部となる開口を金型等で打ち抜いて形成する際に、打ち抜きが難しい部分である角部分や屈曲した部分がないため、セラミックグリーンシートの打ち抜き性を向上させることができるとともに、打ち抜き時のバリやクラック等の不具合が発生することをより効果的に抑制することができる。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板において、空洞部の側面および柱部の側面は、それぞれ上下の端部から厚み方向の中央部にかけて漸次深くなるような凹状の面に成形されていることから、搭載領域を有しているとともに空洞部の上面を形成している絶縁層に対する柱部の接合面積を十分に確保しながら空洞部の体積を大きくすることが容易である。
そのため、柱部により搭載領域の変形を効果的に抑制しながら、空洞部について音の反射に十分な体積を容易に確保することができる。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板において、凹状に成形された空洞部の側面および柱部の側面が湾曲した面である場合には、音孔から進入して空洞部や柱部の側面に達した音が湾曲した面で反射されて効率よく空洞部内に戻ることができる。そのため、例えば反射した音を開口部に集めて、音響効果を向上させるようなことをより容易なものとすることができる。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板において、平面透視して、空洞部が搭載領域よりも広く、搭載領域が空洞部の一方の端部側に偏って位置しており、柱部は、空洞部の一方の端部と反対側の他方の端部と搭載領域との間に空洞部の側面から離間して、搭載領域から他方の端部に向かう方向に長軸が沿う楕円柱状のものが、搭載領域と重なるものに加えて複数個設けられている場合には、絶縁層に変形が生じやすい部位、つまり空洞部の他方の端部と搭載領域との間において、搭載領域を有している絶縁層を柱部で支持することができる。そのため、この絶縁層の変形が効果的に抑制されるので、空洞部の体積を十分に確保するとともに搭載領域の変形を抑制することがより容易に行なえるようになる。
また、柱部が、搭載領域から空洞部の他方の端部に向かう方向に長軸が沿う楕円柱状であるため、表面のうち、この方向に進行する音を遮るような部分の割合が小さい。そのため、音孔から進入した音が開口部付近の柱部で反射して音響効果が低減することを抑制することができる。
また、搭載領域が空洞部の一方の端に偏って位置しているので、搭載領域の外側に、例えば半導体集積回路素子のような、マイクロホン素子に対して制御や増幅等の電子的な処理を行なう電子部品素子を搭載することができる。そのため、このようなマイクロホン素子がマイクロホン素子搭載基板に搭載されてなるマイクロホン装置における高機能化や高集積化等が容易である。したがって、この場合には、搭載領域の変形が効果的に抑制された、高機能化が容易なマイクロホン素子搭載基板を提供することができる。
本発明のマイクロホン装置は、上記のいずれかに記載のマイクロホン素子搭載基板の搭載領域に、音孔を有するマイクロホン素子を開口部と音孔とが連通するように搭載されていることを特徴とすることから、マイクロホン素子の検知部と開口部との距離を近いものとすることができ、空洞部での共鳴による音響効果を得た音の振動を検知部に伝達して効率良く検知することができる。
また、マイクロホン装置が小型化して基板の搭載領域の面積が小さくなっても、マイクロホン素子の下側に空洞部を形成できることから、空洞部での共鳴による音響効果を得られる効率の良い小型のマイクロホン装置を実現できる。
また、本発明のマイクロホン装置において、平面透視して開口部の外形が音孔の外形と大きさが異なる場合には、マイクロホン素子を搭載領域へ搭載する際に位置ずれが発生したとしても、平面視でマイクロホン素子の音孔の一部が開口部の一部と重なって連通する孔の開口が狭くなることを抑制することができる。
以下、本発明のマイクロホン搭載基板およびマイクロホン装置の実施例について添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1(a)は本発明のマイクロホン素子搭載基板を用いたマイクロホン装置の実施の形態の一例を示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)のX−X´線における断面図である。なお、図1はキャップが接合された状態をわかり易くするためにキャップを透視した構造を示しており、キャップの位置を破線で示している。図1(a)および図1(b)において、101は基板、102は搭載領域、103はマイクロホン素子、104は空洞部、108はキャップ、110はキャップ108に形成された音孔、111はマイクロホン素子103に形成された音孔である。また、空洞部104の上部には搭載領域102に通じる開口部112が形成されている。
マイクロホン素子搭載基板は基板101を具備している。本実施例において、基板101は、枠部105と基部106からなり、マイクロホン素子103を収容するための搭載領域102が形成されている。その形状は、例えば直方体状をなし、上面に凹部状の搭載領域102を備える形状である。
また、基板101の搭載領域102の周辺から下面に配線導体(図示せず)が導出されており、この配線導体のうち、搭載領域102の周辺に露出した部位にマイクロホン素子103の電極が半田バンプやボンディングワイヤ等を介して接続される。
配線導体は、タングステン,モリブデン,銅,銀等の金属材料から成り、メタライズ層やめっき層等の形態で形成される。配線導体は、例えば、タングステンのメタライズ層から成る場合であれば、タングステン粉末に有機溶剤、バインダーを添加して作製した金属ペーストを、基板101となる絶縁層に所定パターンで印刷しておくことにより形成される。
また、空洞部104は、例えば基部106を構成する積層体を3層構造として、開口部が形成されない下層の絶縁層と、空洞部104となる孔が形成された中間の絶縁層と、搭載領域102に開口する開口部112となる孔が形成された上層の絶縁層を順次積層することにより形成される。さらに、枠部105となる枠状の絶縁層を基部106となる積層体に積層することにより、上面に凹部状の搭載領域102を備えるマイクロホン素子搭載基板が形成される。
本実施形態において、マイクロホン素子搭載基板は、マイクロホン素子103の搭載領域102を有する基板101に、搭載領域102に開口部112を有するとともに平面透視して開口部112よりも大きな外形を有する空洞部104を設けて成るマイクロホン素子搭載基板であって、空洞部104の内部に空洞部104の底面と上面とをつなぐ柱部107が設けられている。このような構造としたことから、複数の絶縁層を組み合わせて基板101となる積層体を積層・加圧しても、搭載領域102の変形を抑制することができる。
この基板101は、例えば酸化アルミニウム質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、ガラスセラミックス焼結体等のセラミックス材料から成る複数の絶縁層が積層されて形成されている。基板101は、厚みが0.1〜0.5mm程度の平板状や枠状の複数枚のセラミックグリーンシートを積層し、焼成することにより形成される。
空洞部104は、音109を内部に進入させて共鳴により、増幅するためのものである。このような空洞部104は平面透視して開口部112よりも大きな外形を有している。空洞部104は、基部106を構成する積層体を3層構造として、開口部が形成されない下層の絶縁層と、空洞部104となる開口部が形成された中間の絶縁層と、搭載領域102に開口する開口部112となる孔が形成された上層の絶縁層を順次積層することにより形成される。
なお、本発明においては、空洞部104の内部に空洞部104の底面と上面とをつなぐ柱部107が設けられている。このような構成とすることにより、開口部112を構成する絶縁層の開口部112付近(つまり、開口部112を構成する絶縁層を平面透視して空洞部104の外形と開口部112の内縁との間に位置する部位)を良好に支持することができる。よって、開口部112を有する絶縁層の開口部112付近が空洞部104側に変形することを抑制することができる。
柱部107は、空洞部104の側面から離間して形成された柱状のものでもよいが、空洞部104の側面と接触していたり、一体化していてもよい。好ましくは、柱部107は空洞部104の側面と一体化した形状、すなわち空洞部104の側面が内側に突出して成るのがよい。
このような構造としたことから、別途柱部を形成することなく、空洞部104の形状(中間層の大きな開口部の外周の形状)を変化させることで容易に上層の絶縁層の支持構造を形成することができる。例えば、空洞部104を形成するために基部106を構成する積層体を3層構造として、開口部が形成されない下層の絶縁層と、空洞部104を形成するとともに内側面が柱部107となるように、十字状の孔(図1(a)参照)が形成された中間の絶縁層と、搭載領域102に開口する開口部112となる孔が形成された上層の絶縁層を順次積層することにより、十字形状の空洞部104を形成すると同時に搭載領域102の四隅には柱部107を形成することができる。ここで、空洞部104となる開口部の形状は十字形状の他に、X形状、または星形状等、空洞部104となる孔の側面を突出させた構造であれば、搭載領域102の変形を抑制する支持構造を実現できる。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板は、好ましくは、平面透視して柱部107の少なくとも一部が搭載領域102と重なるように形成される。
このような構造としたことから、マイクロホン素子103を搭載する際に搭載領域102の欠けやクラックを抑制することができ、マイクロホン素子103を基板101に強固に搭載することができる。
つまり、基板101は、厚みが0.1〜0.5mm程度の複数の絶縁層を積層して構成されるが、マイクロホン装置としての厚みを小さくするとともに搭載領域102の上方の容積を大きくするという観点では、基部106を構成する絶縁層の厚みは、枠部を構成する絶縁層の厚みよりも薄い0.1〜0.3mm程度であり、絶縁層の強度が比較的低いものとなっている。本発明のように、平面透視して柱部107の少なくとも一部が搭載領域102と重なるように形成されている構成とすると、マイクロホン素子103を搭載領域102に搭載する際の衝撃が上層の絶縁層(特に開口部112の周囲)に作用したとしても、この柱部107によりこの衝撃を受けることができ、開口部112の周囲が欠けたりクラックが発生することを効果的に抑制することができる。
なお、柱部107の形成位置は、マイクロホン素子103の搭載位置を中心に点対称となるように形成することが好ましい。これは、マイクロホン素子103を搭載領域102に搭載する際の衝撃を効果的に分散できるからである。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板は、好ましくは、搭載領域102は四角形であり、平面透視して四角形の四隅部に柱部107が重なるように形成されている。
このような構造としたことから、応力の集中しやすい四角形の空洞部104の角部において柱部107で補強することができ、基板101に破損が生じるのを有効に抑制できる。また、柱部107が音孔111の近くに形成されないことから、外部から進入した音109がすぐに柱部107に反射することがなく空洞部104の奥まで進入することから、空洞部104と音孔111を連通させて効果的に音響効果を得ることができ、音109の変換効率を高めた効率の良いマイクロホン装置を実現できる。
ここで、形成される柱部107の形状として、例えば音孔111を中心として点対称となるように音109の進行方向に沿った配列とし、その断面が円形または楕円形等、外部から進入した音109が空洞部104の入り口付近ですぐに反射し難い構造とすることが望ましい。例えば、平面視で柱部107の音孔111側を面取りすることにより、進入した音109が柱部107の先端部ですぐに反射することを抑制することができる。また、柱部107が形成される領域以外について、空洞部104の内側面がマイクロホン素子103の外周よりも広くなるように形成することにより、上層の絶縁層の支持構造を保つととともに空洞部104の容積を大きなものとすることができ、より効果的に音響効果を得ることができる。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板は、好ましくは、平面透視して柱部107の外縁が、丸みを帯びた形状で空洞部104の側面から突出しているとともに、空洞部104の側面と湾曲した線で滑らかにつながっている。このような構造とした場合には、セラミックグリーンシートに空洞部104となる開口を金型等で打ち抜いて形成する際に、打ち抜きが難しい部分である角部分や屈曲した部分がないため、セラミックグリーンシートの打ち抜き性を向上させることができるとともに、打ち抜き時のバリやクラックをより効果的に抑制することができる。
このような丸みを帯びた形状とは、例えば図1に示す例のように、平面視で四角形状の柱部107の角部分が円弧状に面取りされた形状である。また、丸みを帯びた形状は、この図1に示す例に限らず、四角形以外の多角形状で、その角部分が円弧状や楕円弧状等に面取りされた形状、または円弧状や楕円弧状等でもかまわない。また、柱部107が四角形状のときに、角部分の面取りに加えて、その辺部分を緩やかな曲線状としたようなものでもよい。
また、この丸みを帯びて空洞部104の側面から突出している柱部107は、その外辺が、平面透視して空洞部104の側面と湾曲した線で滑らかにつながっている(柱部107の外辺と空洞部104の側面とが1つの円弧を介して段差なく連続している)。このように、柱部107を丸みを帯びた形状とすることに加えて、柱部107の外辺と空洞部104の側面とを湾曲した線で滑らかにつながらせることにより、柱部107を、空洞部104の側面が内側(空洞部内)突出してなるものとした場合でも、柱部107にばりや欠け等の不良が生じることを効果的に抑制することができる。
例えば、図1で示した例では、平面視で四角形状の空洞部104の内部の四隅のそれぞれを挟む空洞部の側面を内側に突出させて、空洞部104の底面と上面とをつなぐ柱部107を設けている。この例のように、平面透視して柱部107の外縁を丸みを帯びた形状とすることにより、セラミックグリーンシートの打ち抜き性を向上させることができる。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板は、例えば図2に示すように、空洞部104の側面および柱部107の側面が、それぞれ上下の端部から厚み方向の中央部にかけて漸次深くなるような凹状の面に成形されている。このような構造としたことから、搭載領域102を有して空洞部104の上面を形成する絶縁層に対する柱部107の接合面積を十分に確保しながら、空洞部104の体積を大きくすることが容易である。そのため、柱部107により搭載領域102の変形を効果的に抑制しながら、空洞部104について音109の反射に十分な体積を容易に確保することができる。つまり、空洞部104の内部に空洞部104の底面と上面とをつなぐ柱部107が設けられており、空洞部104の底面と柱部107との接合面積、および柱部107と空洞部104の上面との接合面積が十分に確保される。そのため、柱部107による搭載領域を有する絶縁層の支持構造を強固な
ものとすることができることから、搭載領域102が変形することを抑制することができる。
なお、図2(a)は本発明のマイクロホン素子搭載基板の実施の形態の他の例を示す平面図であり、図2(b)は、図2(a)のX1−X1´線における断面図である。図2において図1と同様の部位には同様の符号を付している。
基体101をこのような構造で製作する方法としては、例えば次のような方法を用いることができる。すなわち、空洞部104を構成する中間層の絶縁層(符号なし)を複数のセラミックグリーンシートが積層されるとともに焼成されてなるものとして構成する。このときに、中間層を構成するセラミックグリーンシートのうち上部および下部に積層されるものの凹状の部分における開口寸法(打ち抜き寸法)を中央部のものよりも小さくしておけばよい。凹状の部分の深さは、この開口寸法が大きくなるほど深くなる。したがって、このようにすれば、空洞部104および柱部107の側面が、上下の各端部分から厚み方向の中央部にかけて漸次深くなるような凹状の面に成形されたマイクロホン素子搭載基板を製作することができる。
なお、このような方法で基板101を製作した場合には、空洞部104および柱部107の側面のうち凹状の面は、絶縁層(セラミックグリーンシート)の厚さを1段の厚さとするような階段状の面になっている。この場合、凹状の面における音の乱反射を抑制する上では、例えば図3に示すように、各段の段差(つまり絶縁層となるセラミックグリーンシートの厚さ)が小さいほど好ましい。なお、図3(a)は本発明のマイクロホン素子搭載基板の実施の形態の他の例を示す平面図であり、図3(b)は、図3(a)のX2−X2´線における断面図である。図3において図1と同様の部位には同様の符号を付している。
また、その他の方法としては、空洞部104となる中間層の絶縁層を単層のセラミックグリーンシートで形成するとともに、そのセラミックグリーンシートの開口の内側面にセラミックペーストを塗布しておき、硬化する前に内側から凸型により押圧して凹状に成形すること等により、形成することも可能である。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板は、好ましくは、凹状に成形された空洞部104の側面、および柱部107の側面は湾曲した面である。この場合には、音孔110から進入して空洞部104や柱部107の側面に達した音109は、湾曲した面で反射されて効率よく空洞部104内に戻ることができる。そのため、例えば反射した音109を開口部112に集めて、音響効果を向上させるようなことをより容易なものとすることができる。
このように、空洞部104の側面、および柱部107の側面を湾曲した面とするためには、例えば、前述したような方法で内表面が階段状である凹状の部分を空洞部104および柱部107の側面に設けた後、空洞部104および柱部104の側面の凹状の部分の表面に、段差を埋めて湾曲した面に成形するようにセラミック層やメタライズ層等の被覆層(図示せず)を被着させること等の方法を用いることができる。
このような被覆層は、例えば、基板101となるセラミックグリーンシート(積層体)の開口の内側面をセラミックペーストや金属ペースト等で覆って塗布することで形成することができる。なお、このようなペーストの塗布の際には、例えばセラミックグリーンシートの開口寸法を異ならせることにより凹状に形成した空洞部104や柱部107の側面をペーストで埋めて平坦にしてしまわないように注意する必要がある。このような不具合は、例えばペーストの粘度を調整したり、ペーストの塗布量を調整したりすることにより防止することができる。
また、この場合、セラミックグリーンシートの打ち抜き時にばりやささくれ等が発生したとしても、このセラミックペーストや金属ペースト等が開口の内面を覆ってその内面を滑らかにすることもできる。
また、本発明のマイクロホン素子搭載基板は、例えば図4に示すように、平面透視して空洞部104が搭載領域102よりも広く、搭載領域102が空洞部104の一方の端部側に偏って位置しており、柱部107は、空洞部104の一方の端部と反対側の他方の端部と搭載領域102との間に、空洞部104の側面から離間して、搭載領域102から他方の端部に向かう方向に長軸が沿う楕円柱状のものが、搭載領域102と重なるものに加えて複数個設けられている場合には、次のような効果を得ることができる。
すなわち、空洞部104が搭載領域102よりも広く内層の奥深くまで形成される基板構造においても、絶縁層に変形が生じやすい、空洞部104の他方の端部と搭載領域102との間で搭載領域102が形成されている絶縁層を柱部107で支持することができる。
なお、図4(a)は、本発明のマイクロホン素子搭載基板の実施の形態の他の例を示す平面図であり、図4(b)は、図4(a)のX3−X3´線における断面図である。図4において図1と同様の部位には同様の符号を付している。
空洞部104が搭載領域102よりも広く、搭載領域102が空洞部104の一方の端部側に偏った位置に形成された基板101であれば、搭載領域102と重なるように搭載領域102の隅部に形成された4つの柱部107と、空洞部104の一方の端部と反対側の他方の端部と搭載領域102との間に、空洞部104の側面から離間して、搭載領域102から他方の端部に向かう方向に長軸が沿う3つの楕円柱状の柱部107が形成された基板とすることにより、空洞部104を構成する絶縁層に変形が生じることを抑制したマイクロホン素子搭載基板を実現できる。この例では、柱部107を楕円状としたが、空洞部104内において音109の進行性を阻害せずに、音109の乱反射を抑制できるような構造のものであれば、特に柱部107の形状を限定するものではない。
本発明のマイクロホン装置は、上記のいずれかに記載のマイクロホン素子搭載基板の搭載領域102に、音孔111を有するマイクロホン素子103を開口部112と音孔111とが連通するように搭載している。
このような構造としたことから、マイクロホン素子103の検知部(例えば、振動膜など)と開口部112との距離を近いものとすることができ、空洞部104での共鳴による音響効果を得た音の振動を検知部に伝達して効率良く検知することができる。
例えば、例えば、マイクロホン素子103がMEMS(Micro−electromechanical System)からなるシリコンタイプであれば、非常に薄いシリコンからなる振動膜をフォトエッチングや蒸着等により製作しておき、この振動膜を音圧センサー(検知部)として利用し、振動膜の動きを静電容量の変化として捉える構造である。本構造のように、マイクロホン素子搭載基板の搭載領域102に、音孔111を有するマイクロホン素子103を開口部112と音孔111とが連通するように搭載したことから、音109が空洞部104での共鳴によって増幅された後、音孔111を中心にほぼ均等にマイクロホン素子103の振動膜に音圧が作用することとなり、音109の振動を振動膜に伝達して効率良く振動膜の動きを静電容量の変化として捉えることができる。
また、マイクロホン装置が小型化して基板101の搭載領域102の面積が小さくなっても、マイクロホン素子103の下側に空洞部104を形成できることから、空洞部104による音響効果を得られる効率の良い小型のマイクロホン装置を実現できる。
また、空洞部104の外周形状、および柱部107の外周形状は、空洞部104、柱部107となるそれぞれの絶縁層の加工性を考慮して曲線状に加工されていることが望ましい。さらに、空洞部104の容積は、外部からの音109により効果的に音響効果を得るためにマイクロホン素子103に形成された音孔111の容積の2〜4倍程度となるように形成されるのが好ましい。
また、本発明のマイクロホン装置は、好ましくは、平面透視して開口部112の外形が音孔111の外形と大きさが異なることを特徴とする。つまり、平面透視して開口部112の外形を音孔111の外形よりも大きくするか、または、平面透視して開口部112の外形を音孔111の外形よりも小さくすることが好ましい。
このような構造としたことから、マイクロホン素子103を搭載領域102に搭載する際に位置ずれが発生したとしても、平面視でマイクロホン素子103の音孔111の一部が開口部112の一部と重なって連通する孔の開口が狭くなることを抑制することができる。例えば、マイクロホン装置に搭載されるマイクロホン素子103の音孔111の開口径を1.0mmとし、さらに基部106に形成される開口部112の開口径を1.2mmとすれば、マイクロホン素子103を搭載領域102へ搭載する際の位置ずれが理論上0.1mm以内であれば、マイクロホン素子103の音孔111の一部が開口部112の一部と重なることはなく、連通する孔の開口は一定に保たれることになる。
なお、本発明のマイクロホン素子103が搭載されたマイクロホン装置において、音孔110からの異物やダストの進入を防止するために、例えば不織布からなるクロスや細かい金属メッシュ等からなる防塵板113等を音孔111の上方に設けてもよい。
さらに、基板101の下面の外周部には複数の外部端子電極114が形成されている。各外部端子電極114は、搭載領域102から導出された配線導体(図示せず)と電気的に接続されている。外部端子電極114を外部回路基板115の実装パッドに半田や導電性接着剤等の導電性接合材を介して接合することにより、マイクロホン装置と外部回路基板115とが電気的、機械的に接続される。また、マイクロホン素子103が、配線導体および外部端子電極114、および実装パッドを介して外部回路基板115の電気回路と電気的に接続されることになる。
マイクロホン素子103は、音を検知するための検知部を有し、この検知部は静電気を利用したコンデンサ型、磁気誘導を利用したインダクティブ型、圧電素子の歪みを利用した圧電型等のさまざまなタイプがある。例えばコンデンサ型マイクロホンであれば、その内部にインピーダンス変換素子や増幅素子等からなる集積回路が形成された半導体素子と、この半導体素子の表面に形成された固定電極部と、この固定電極部の上に形成されたスペーサと、このスペーサに取り付けられて上記固定電極部と一定の間隔を持って対向させられた振動膜とを有している。
なお、この振動膜にはエレクトレット層が形成されており、外部からの音によりこの振動膜が振動し、エレクトレット層と前記固定電極間の静電容量の変動を電気信号として前記半導体素子に出力する構造となっている。また、近年マイクロホン装置の小型化を目的としてMEMS技術で形成されたシリコン薄膜を音圧センサーとして利用し、シリコン薄膜の動きを静電容量の変化として捉えることができる素子を用いたマイクロホン装置も開発されている。
そして、本発明のマイクロホン装置に用いるマイクロホン素子103は、外部からの音109を、音孔111を通して空洞部104に進入させ、空洞部104で共鳴され増幅された音がマイクロホン素子103の音孔111の内側に形成された検知部によって良好に検知される構成である。
なお、本発明は上述の実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態に変形できる。例えば、上述の例では基板101の形状を直方体形状としたが、円柱形状、楕円形状等としてもよい。
また、空洞部が形成される基部を上層、中層、下層の3層構造としたが、その他の4層以上の絶縁層から構成しても良い。
さらに、搭載領域に搭載される部品はマイクロホン素子しか示していないが、マイクロホンとしての特性の最適化のために、マイクロホン素子以外に駆動用の半導体素子やチップコンデンサ等が同様に搭載されていても良い。
(a)は本発明のマイクロホン素子搭載基板、マイクロホン装置の実施の形態の一例を示す平面図であり、(b)はX−X´における断面図である。 (a)は本発明の他のマイクロホン素子搭載基板、マイクロホン装置の実施の形態の一例を示す平面図であり、(b)はX1−X1´における断面図である。 (a)は本発明の他のマイクロホン素子搭載基板、マイクロホン装置の実施の形態の一例を示す平面図であり、(b)はX2−X2´における断面図である。 (a)は本発明の他のマイクロホン素子搭載基板、マイクロホン装置の実施の形態の一例を示す平面図であり、(b)はX3−X3´における断面図である。 (a)は従来のマイクロホン素子搭載基板、マイクロホン装置の実施の形態の一例を示す平面図であり、(b)はY−Y´における断面図である。
符号の説明
101・・・・・基板
102・・・・・搭載領域
103・・・・・マイクロホン素子
104・・・・・空洞部
105・・・・・枠部
106・・・・・基部
107・・・・・柱部
108・・・・・キャップ
109・・・・・音
110・・・・・音孔(キャップ)
111・・・・・音孔(マイクロホン素子)
112・・・・・開口部
113・・・・・防塵板
114・・・・・外部端子電極
115・・・・・外部回路基板

Claims (9)

  1. マイクロホン素子の搭載領域を有する基板に、前記搭載領域に開口部を有するとともに平面透視して前記開口部よりも大きな外形を有する空洞部を設けて成るマイクロホン素子搭載基板であって、前記空洞部の内部に該空洞部の底面と上面とをつなぐ柱部が設けられており、前記空洞部の側面および前記柱部の側面は、それぞれ上下の端部から厚み方向の中央部にかけて漸次深くなるような凹状の面に成形されていることを特徴とするマイクロホン素子搭載基板。
  2. 前記柱部は前記空洞部の側面が内側に突出して成ることを特徴とする請求項1記載のマイクロホン素子搭載基板。
  3. 平面透視して前記柱部の少なくとも一部が前記搭載領域と重なることを特徴とする請求項1または請求項2記載のマイクロホン素子搭載基板。
  4. 前記搭載領域は四角形であり、平面透視して前記四角形の四隅部に前記柱部が重なるように形成されていることを特徴とする請求項3記載のマイクロホン素子搭載基板。
  5. 平面透視して前記柱部の外縁が、丸みを帯びた形状で前記空洞部の側面から突出しているとともに、前記空洞部の側面と湾曲した線で滑らかにつながっていることを特徴とする請求項2に記載のマイクロホン素子搭載基板。
  6. 凹状に成形された前記空洞部の側面および前記柱部の側面が湾曲した面であることを特徴とする請求項に記載のマイクロホン素子搭載基板。
  7. 平面透視して前記空洞部が前記搭載領域よりも広く、前記搭載領域が前記空洞部の一方の端部側に偏って位置しており、前記柱部は、前記空洞部の前記一方の端部と反対側の他方の端部と前記搭載領域との間に、前記空洞部の側面から離間して、前記搭載領域から前記他方の端部に向かう方向に長軸が沿う楕円柱状のものが、前記平面透視して搭載領域と重なるものに加えて複数個設けられていることを特徴とする請求項3に記載のマイクロホン素子搭載基板。
  8. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載のマイクロホン素子搭載基板の前記搭載領域に、音孔を有するマイクロホン素子を前記開口部と前記音孔とが連通するように搭載したことを特徴とするマイクロホン装置。
  9. 平面透視して前記開口部の外形が前記音孔の外形と大きさが異なることを特徴とする請求項記載のマイクロホン装置。
JP2008076947A 2007-04-25 2008-03-25 マイクロホン素子搭載基板およびマイクロホン装置 Expired - Fee Related JP5004840B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008076947A JP5004840B2 (ja) 2007-04-25 2008-03-25 マイクロホン素子搭載基板およびマイクロホン装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007116063 2007-04-25
JP2007116063 2007-04-25
JP2008076947A JP5004840B2 (ja) 2007-04-25 2008-03-25 マイクロホン素子搭載基板およびマイクロホン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008295026A JP2008295026A (ja) 2008-12-04
JP5004840B2 true JP5004840B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=40169258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008076947A Expired - Fee Related JP5004840B2 (ja) 2007-04-25 2008-03-25 マイクロホン素子搭載基板およびマイクロホン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5004840B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11445304B2 (en) 2019-04-05 2022-09-13 Denso Corporation Ultrasonic sensor
US11667247B2 (en) 2019-07-10 2023-06-06 Denso Corporation Ultrasonic sensor

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9078063B2 (en) * 2012-08-10 2015-07-07 Knowles Electronics, Llc Microphone assembly with barrier to prevent contaminant infiltration
WO2021064871A1 (ja) * 2019-10-01 2021-04-08 日産自動車株式会社 電気部品用筐体
CN114125613A (zh) * 2021-12-16 2022-03-01 国网湖北省电力有限公司电力科学研究院 一种mems麦克风防护结构及mems麦克风阵列结构

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2864803B2 (ja) * 1991-09-02 1999-03-08 横河電機株式会社 シリコン圧力センサ
JP3744217B2 (ja) * 1998-08-07 2006-02-08 株式会社デンソー 半導体圧力センサの製造方法
US7166910B2 (en) * 2000-11-28 2007-01-23 Knowles Electronics Llc Miniature silicon condenser microphone
JP3829115B2 (ja) * 2002-12-16 2006-10-04 佳樂電子股▲分▼有限公司 コンデンサーマイクロホン及びその製造方法
JP4215076B2 (ja) * 2006-07-10 2009-01-28 ヤマハ株式会社 コンデンサマイクロホン及びその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11445304B2 (en) 2019-04-05 2022-09-13 Denso Corporation Ultrasonic sensor
US11667247B2 (en) 2019-07-10 2023-06-06 Denso Corporation Ultrasonic sensor

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008295026A (ja) 2008-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4264104B2 (ja) エレクトレットコンデンサーマイクロホン
JP5054703B2 (ja) Memsマイクロフォン、memsマイクロフォンの製造方法およびmemsマイクロフォンの組み込み方法
JP4387392B2 (ja) シールドケースおよびこれを有するmemsマイクロホン
JP4655017B2 (ja) 音響センサ
JP2008271425A (ja) 音響センサおよびその製造方法
JP5004840B2 (ja) マイクロホン素子搭載基板およびマイクロホン装置
US20150373446A1 (en) Multi-floor type mems microphone
EP2378789A1 (en) Microphone unit
US20150146888A1 (en) Mems microphone package and method of manufacturing the same
JP2007150507A (ja) マイクロホンパッケージ
US11265641B2 (en) Microelectromechanical systems vibration sensor
JP5186102B2 (ja) マイクロホンパッケージの製造方法及びマイクロホンパッケージ
JP5065974B2 (ja) マイクロホンユニット及びその製造方法
KR200448300Y1 (ko) 먼지 방지 사운드 홀을 갖는 실리콘 마이크로 폰
JP4947238B2 (ja) マイクロフォン
JP6580356B2 (ja) 単一指向性memsマイクロホン
CN104244154A (zh) Mems麦克风组件中的开口腔基板及其制造方法
US10277983B2 (en) Microphone device
JP5374716B2 (ja) マイクロフォンとその製造方法
KR20130042445A (ko) 엘렉트릿 컨덴서 마이크로폰
KR100870991B1 (ko) 세라믹 패키지를 이용한 콘덴서 마이크로폰
US20230269543A1 (en) Package, microphone device, and electronic apparatus
JP2008211466A (ja) マイクロホン用パッケージ、マイクロホン搭載体、マイクロホン装置
KR102307550B1 (ko) 마이크로폰 패키지
JP6555960B2 (ja) 電子部品搭載用パッケージおよび電子装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120522

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees