JP6580356B2 - 単一指向性memsマイクロホン - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロホンエレメントが形成されたMEMS音響チップを用いた単一指向性MEMSマイクロホンに関する。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)はICの製造に適用される半導体微細加工技術を用いて基板上に微細な機械部品と電子回路を集積することによって製造された高機能デバイスなどを意味する。従来のエレクトレットコンデンサマイクロホンに代わる小型マイクロホンとしてMEMS技術を適用して製造されたMEMSマイクロホンが提供されている。MEMSマイクロホンは携帯電話やスマートフォンなどの携帯情報端末や車載機器などに多用されている。特にMEMS音響チップを用いて単一指向性を実現するには、従来は特許文献1に記載の如く2個のMEMS音響チップをケーシングに搭載していた。更に進んで1個のMEMS音響チップをケーシングに搭載して単一指向性を実現したマイクロホンが特許文献2に記載されている。これに開示されたMEMSマイクロホンは、ケーシングに固定されたMEMS音響チップを有し、ケーシングに2個の入射音孔が形成され、一方の入射音孔はMEMS音響チップ内部に連通され、他方の入射音孔はケーシング内部に連通され、何れか一方の入射音孔には音響抵抗材が設けられている。これにより、外部からの音がケーシング内に入ったときMEMS音響チップの振動板の振動板電極の表裏には圧力差が形成され、振動指向性の効果を達成する、とある。
日本国特開2013−031146号公報 中国特許公開102131140号公報
本発明者は1個のMEMS音響チップを用いた単一指向性のMEMSマイクロホンについて検討した。特許文献2ではMEMSマイクロホンの何れか一方の入射音孔に音響抵抗材を設けているが、音響抵抗材はシート材とされる。音孔を布やスポンジなどのシート材で塞いで音響抵抗にするという考え方に基づいていると推察されるから、この音響抵抗は音孔サイズより僅かに大きく、音孔に近接配置されている。
ここで、MEMS音響チップを用いた単一指向性のMEMSマイクロホンの製造ではMEMS音響チップ及び信号処理チップなどが搭載される基板にノイズ除去などのためのフェライトビーズ、容量素子及び抵抗素子などを実装することが必要であり、更には、MEMSマイクロホンの基板を蓋で覆う場合に半田付けが必要な場合も有る。そのときの半田付けを効率化するには上記基板実装などにリフロー半田付けを用いるのがよいと考えられる。
しかしながら、シート材から成る音響抵抗を音孔の近傍に接着固定してある場合には、リフロー半田付け工程の熱で音響抵抗が変質したり、周囲で飛散したフラックスが付着して、音響抵抗に特性劣化を生ずる虞がある。リフロー半田付け工程の後に音響抵抗を接着固定しても、最後にMEMSマイクロホンの基板を蓋で覆う工程で半田付けを行えばフラックスの飛散による影響を無視することはできず、最終的には基板を蓋で覆う工程には接着を用いなければならなくなる。斯様に単一指向性を実現する従来のMEMSマイクロホンでは音響抵抗の構造がリフロー半田付けのような加熱雰囲気下での実装に適していないという点に起因する問題の有ることが本発明者によって見出された。
本発明の目的は、リフロー半田付けのような加熱雰囲気下での製造工程の適用に好適な単一指向性MEMSマイクロホンを提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。尚、本項において括弧内に記載した図面内参照符号などは理解を容易化するための一例である。
[1]<凹陥部の表裏を連通音孔で連通した音響抵抗を用いて単一指向性を得る>
本発明に係る単一指向性MEMSマイクロホン(1)は、ケーシング(2)にMEMS音響チップ(6)と、信号処理チップ(5)と、音響抵抗体(4)とが収容され、前記ケーシングに第1音孔(7)と第2音孔(8)が形成されている。MEMS音響チップは、前記ケーシングに固定され、音を電気信号に変換するための振動板電極(20A)が形成される。前記信号処理チップは、前記MEMS音響チップからの電気信号を処理する。前記音響抵抗体は、天板と前記音響抵抗体の高さ方向に沿って形成された側壁とを含む凹陥状凹陥部(4A)と、前記側壁に繋がる開口縁と、からなり、かつ前記開口縁がケーシングに固定され前記凹陥部の奥部の前記天板に前記ケーシング内に連通する連通音孔(9)を有する。前記第1音孔は、前記ケーシングの外から前記MEMS音響チップ内に連通する。前記第2音孔は、前記ケーシングの外から前記音響抵抗体の凹陥部内に連通する。前記第2音孔から前記音響抵抗体の連通音孔までの距離は前記第1音孔からMEMS音響チップの振動板電極までの距離以上に設定されている。
これによれば、後方で発生した音は先に第2音孔に入った後に第1音孔に入る。この場合、第2音孔から先に入って前記音響抵抗体により遅れてMEMS音響チップの振動板電極の裏に達する音と第1音孔から後に入ってMEMS音響チップの振動板電極の表に達する音との位相差は小さくされる。位相差が小さければ振動板電極の表裏に伝わった音は振動板電極の表裏で同時に生じたほぼ同量のエネルギーとして相殺されることにより、電気信号出力にはならない。一方、前方で発生した音は先に第1音孔に入った後に第2音孔に入る。この場合、第1音孔から先に入ってMEMS音響チップの振動板電極の表に達する音に比べ、第2音孔から後に入った音は前記音響抵抗体により更に遅れて振動板電極の裏に達する。振動板電極の表裏に達する音の位相差によって振動板電極の表裏における音響エネルギーは相殺されずに電気信号として出力される。これによって前方の第1音孔から後方の第2音孔へ向う指向性を得ることができる。このとき、前記第1音孔からMEMS音響チップの振動板電極までの距離が、基板にMEMS音響チップを固定する際のフラックスが振動板電極を損傷する虞を回避するのと同様に、少なくともそれと同等の距離が前記第2音孔から前記音響抵抗体の連通音孔までの間に設定されている。したがって、ケーシングに音響抵抗体を固定する際のフラックスが連通音孔を塞いで音響抵抗が設計値からずれる虞を回避することができる。この点において、リフロー半田付けのような加熱雰囲気下での製造工程の適用に好適である。
〔2〕<絞り加工された金属製の音響抵抗体>
項1において、前記音響抵抗体は絞り加工で形成された金属製である。
これによれば凹陥部の形成が容易で、しかも半田付けに好適である。
〔3〕<音響抵抗体はリフローにより基板に半田付け固定>
項2において、前記ケーシングは基板と前記基板を覆って内部区間を形成する蓋体とを有し、前記基板は金属パターンが形成された基板材から成り、前記音響抵抗体はリフローによって前記基板に半田付け固定されている。
これによれば、音響抵抗体の基板へのリフロー半田付けに好適である。
〔4〕<蓋体はリフローにより基板に半田付け固定>
項3において、前記蓋体は金属パターンが形成された基板材からなり、前記蓋体はリフローによって前記基板に半田付け固定されている。
これによれば、ケーシングの組立と前記音響抵抗体の基板への装着をリフロー半田付け工程で一緒に行なうことも可能である。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、リフロー半田付けのような加熱雰囲気下での製造工程の適用に好適な単一指向性MEMSマイクロホンを提供することができる。
図1は本発明に係る単一指向性MEMSマイクロホンの一実施の形態を例示する側面断面図である。 図2は図1のA−A断面の概略を示す断面図である。 図3は基板の表面に形成された金属パターンを例示する平面図である。 図4はMEMS音響チップの縦断面を概略的に示す断面図である。
図1には本発明に係る単一指向性MEMSマイクロホンの一例が示される。同図に示される単一指向性MEMSマイクロホン1は、ケーシング2にMEMS音響チップ6と、信号処理チップ5と、音響抵抗体4とが収容され、前記ケーシング2に第1音孔7と第2音孔8が形成されている。
ケーシング2は、基板2Aと基板2Aを覆って内部空間を形成する蓋体2Bとを有し、特に制限されないが、基板2Aと蓋体2Bは所定の金属パターンが形成された基板材から成る。基板材には例えばガラスエポキシ樹脂基板などを採用することができる。図1の底面側から見た基板2Aの表面を示す図3に例示されるように、基板2Aの第1音孔7の周囲にはそれと同心でリング状の金属パターン11が形成され、同様に基板2Aの第2音孔8の周囲にはそれと同心でリング状の金属パターン12が形成されている。13は出力パッド、14は電源パッドである。基板2Aの表面の四隅には夫々方形状のグランドパターン10が形成されている。特に図示はしないが、基板2Aの裏面にはスルーホールを介してグランドパッド10に接続するグランド端子、電源パッド14に接続する電源端子、出力パッド13に接続する出力端子が夫々設けられていると共に、上記金属パターン12の裏側にも同様の金属パターンが形成されている。図示は省略するが、基板裏面にはノイズ除去などのためのフェライトビーズ、容量素子及び抵抗素子などを実装する金属パターンが形成される。更に、基板2Aの裏面の周縁には図示を省略する金属パターンが形成され、この金属パターンは、蓋体2Bの端面に形成された図示を省略する金属パターンに臨み、双方に金属パターンが半田付けで互いに密着固定されて内部空間を形成している。両者の密着固定には半田に限らず熱硬化性接着剤などを用いて行ってもよい。
MEMS音響チップ6は、図4に例示されるように、半導体微細加工技術を用いて製作された、単結晶シリコンからなるシリコン基板20、振動板20A、スペーサ21、複数の貫通孔23を設けた背電極22を有し、容量型のマイクロホンエレメントを形成している。背電極22には信号処理チップ5のバイアス電極からボンディングワイヤ15を介してバイアス電圧が印加され、振動板20Aはボンディングワイヤ16を介して信号処理チップ5の入力電極に結合される。
前記信号処理チップ5は所定の信号増幅特性を有すMOSトランジスタなどで構成され、その増幅信号の出力端子は図1のボンディングワイヤ19などを介して出力パッド13に接続される。
音響抵抗体4は、凹陥状を呈する凹陥部4Aの開口縁が基板2Aに固定され、前記凹陥部4Aの奥部にはケーシング2内に連通する連通音孔9を複数個有する。前記音響抵抗体4は例えば板厚が0.05mm程度の銅合金板を絞り加工で形成した金属製である。連通音孔9は、特に制限されないが、プレス加工にて直径60μmで形成されている。図2に例示されるように連通音孔9は所定径の円周方向に複数個配列されている。
第1音孔7は、前記ケーシング2の外からMEMS音響チップ6の内部に連通して、チップ基板20側から振動板電極20Aに対向する。第2音孔8は、ケーシング2の外から音響抵抗体4の凹陥部4A内に連通する。これによれば、後方(図1のX方向右側)で発生した音は先に第2音孔8に入った後に第1音孔7に入る。この場合、第2音孔8から先に入って前記音響抵抗体4により遅れてMEMS音響チップ6の振動板電極20Aの裏(背電極23側)に達する音と第1音孔7から後に入ってMEMS音響チップ6の振動板電極20Aの表(チップ基板20側)に達する音との位相差は小さくされる。位相差が小さければ振動板電極20Aの表裏に伝わった音は振動板電極20Aの表裏で同時に生じたほぼ同量のエネルギーとして相殺されることにより、信号処理チップ5への電気信号出力にはならない。一方、前方(図1のX方向左側)で発生した音は先に第1音孔に入った後に第2音孔に入る。この場合、第1音孔から先に入ってMEMS音響チップの振動板電極20Aの表に達する音に比べ、第2音孔から後に入った音は前記音響抵抗体4により更に遅れて振動板電極20Aの裏に達する。振動板電極20Aの表裏に達する音の位相差によって振動板電極20Aの表裏における音響エネルギーは相殺されずに信号処理チップ5へ電気信号として出力される。これによって前方の第1音孔からの後方の第2音孔へ向う矢印X方向の単一指向性を得ることができる。
図1に例示されるように、第2音孔8から音響抵抗体4の連通音孔9までの距離D2は第1音孔7からMEMS音響チップ6の振動板電極20Aまでの距離D1以上に設定され、若しくは双方の距離D1,D2が略等しくされている。例えばMEMS音響チップ6や音響抵抗体4の外形を0.6mm〜1.2mm程度とすると、MEMS音響チップ6の距離D1は0.2mm〜0.5mm、音響抵抗体4の距離D2は0.2mm〜0.6mm、のような寸法の範囲で、上記関係を満足するものとされる。第1音孔7からMEMS音響チップ6の振動板電極20Aまでの距離(エッチングで枠電極20に形成された孔の深さ)D1は、基板2AにMEMS音響チップ6を固定する際などに発生すると予想されるフラックスが振動板電極20を損傷する虞を回避するのに十分な寸法になっている。この寸法D1には事実上そのような効果が期待されるというものであり、それだけを考慮して当該寸法D1が決定されている訳ではない。実際には薄いシリコン基板をエッチングして更に薄い振動板20Aを形成するから、振動板20Aの厚さに比べて基板20には全体としてある程度の剛性を確保するのに必要な厚さが必要になり、その差に応じてD1を決定したとき、その寸法D1が、フラックスによる振動板電極20の損傷回避に必要な距離であれば足りる。
少なくともその距離D1と同等の距離D2が第2音孔8から前記音響抵抗体4の連通音孔9までの間に設定されているから、基板2Aに音響抵抗体4を半田などによって固定する際に発生すると予想されるフラックスが連通音孔9を塞いで音響抵抗が設計値からずれる虞を回避することができる。この点において、リフロー半田付けのような加熱雰囲気下での組立工程を採用する場合に好適である。
ここで単一指向性MEMSマイクロホン1の組立方法について説明する。基板2Aの表面には図3に例示されるように必要なパターン10〜14が形成され且つ第1音孔7及び第2音孔8が形成されている。特に制限されないが、全てのパターン10〜14は銅又はアルミニウムなどを材料とする。パターン11の裏面には例えば耐熱接着剤を用いてMEMS音響チップ6を固定する。基板2Aの中央部には例えば耐熱接着剤を用いて信号処理チップ5を固定する。信号処理チップ5の信号入力電極及びバイアス電極をワイヤボンディングでMEMS音響チップ6に接続する。信号処理チップ5のグランド電極、信号出力電極、電源電極をボンディングワイヤ17,18,19で基板2Aの表面の所定のパッド10、13、14に図示しないスルーホールを介して電気的に結合された基板2Aの裏面の電極に接続する。パターン12の裏面の金属パターンには例えばクリーム半田を塗布し、その上に音響抵抗体4を載置して仮付けする。その他、基板2Aの裏面にはノイズ除去などのためのフェライトビーズ、容量素子及び抵抗素子などが実装用の対応金属パターンに装着される。また、蓋体2Bの基板2Aに臨む端面に銅又はアルミニウムなどを材料とする金属パターンが形成されていて、その表面に例えばクリーム半田を塗布し、基板2Aの上に蓋体2Bを被せた状態で、全体を加熱し、所謂リフロー半田付けを行う。これにより、基板2Aに音響抵抗4やノイズ除去などのためのフェライトビーズ、容量素子及び抵抗素子などが固定され、基板2Aに蓋体2Bが固定される。リフロー半田付けに際してその熱でクリーム半田や接着剤からフラックスなどの異物が飛散するが、前述のようにMEMS音響チップ6には振動板電極20に至るまでの高さ及び音響抵抗体4には貫通音孔9に至るまでの高さが所定の大きさに確保されているから、フラックスなどの異物の飛散によって振動板電極20が損傷したり貫通音孔9が詰まったりする虞はなく、組立工程で単一指向特性が悪化する虞はない。
更に、MEMSマイクロホンを機器に実装するときにもリフロー半田付けが行われるが、上記組立工程と同様に実装工程でも単一指向性が悪化する虞はない。
単一指向性MEMSマイクロホン1は1個ずつ個別に製造してもよいが、所謂多数個取りで製造してもよい。例えばn×m個の多数個取りを想定すると、ベース材にn×m個の基板2Aを形成し、夫々の基板にMEMS音響チップ6及び音響抵抗体4などを実装する。この後、部品実装後のベース材に、n×m個の蓋体2Bが形成された蓋材を位置決めして被せ、この状態で両者を加熱してリフロー半田付けを行う。これに寄ってベース材の各基板上には部品が半田付けされ、夫々に基板と蓋体が半田付けされる。この後、ダイシングによって夫々に単一指向性MEMSマイクロホンを切り出せばよい。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、組立手順は、音響抵抗体4、フェライトビーズ、容量素子、及び抵抗素子などをリフロー半田付けで固定した後、MEMS音響チップ6、信号処理チップ5を接着すると共に必要なボンディングワイヤを行い、最後に蓋体2Bを接着するようにしてもよい。また、第2音孔から音響抵抗体の連通音孔までの距離は第1音孔からMEMS音響チップの振動板電極までの距離以上に設定されている点について、所期の作用効果が得られる範囲であればその距離関係が僅かに逆であっても、それは製造誤差と考えればよい。また、配線にはボンディングを一部で用いたが、基板2A上の配線パターンにチップの電極バンプをリフロー半田付けで結合固定する構成であってもよい。また、MEMS音響チップはバイアス型に限定されず、エレクトレット型であってもよい。
1 単一指向性MEMSマイクロホン
2 ケーシング
2A 基板
2B 蓋体
4 音響抵抗体
4A 凹陥部
5 信号処理チップ
6 MEMS音響チップ
7 第1音孔
8 第2音孔
9 連通音孔
10 グランドパッド
11 導電パターン
12 導電パターン
13 出力パッド
14 電源パッド
15,16,17,18,19 ボンディングワイヤ
20 枠基板
20A 振動板
21 スペーサ
22 背電極
23 貫通孔

Claims (4)

  1. ケーシングにMEMS音響チップと、信号処理チップと、音響抵抗体とが収容され、前記ケーシングに第1音孔と第2音孔が形成された単一指向性MEMSマイクロホンであって、
    前記MEMS音響チップは、前記ケーシングに固定され、音を電気信号に変換するための振動板電極が形成され、
    前記信号処理チップは、前記MEMS音響チップからの電気信号を処理し、
    前記音響抵抗体は、天板と前記音響抵抗体の高さ方向に沿って形成された側壁とを含む凹陥状凹陥部と、前記側壁に繋がる開口縁と、からなり、かつ前記開口縁前記ケーシングに固定され
    前記凹陥部の奥部の前記天板に前記ケーシング内に連通する連通音孔が形成され、
    前記第1音孔は、前記ケーシングの外から前記MEMS音響チップ内に連通し、
    前記第2音孔は、前記ケーシングの外から前記音響抵抗体の凹陥部内に連通し、
    前記第2音孔から前記音響抵抗体の前記連通音孔までの距離は前記第1音孔から前記MEMS音響チップの前記振動板電極までの距離以上に設定されている、単一指向性MEMSマイクロホン。
  2. 請求項1において、前記音響抵抗体は絞り加工で形成された金属製である単一指向性MEMSマイクロホン。
  3. 請求項2において、前記ケーシングは基板と前記基板を覆って内部区間を形成する蓋体とを有し、
    前記基板は金属パターンが形成された基板材からなり、
    前記音響抵抗体はリフローによって前記基板に半田付け固定されている、単一指向性MEMSマイクロホン
  4. 請求項3において、前記蓋体は金属パターンが形成された基板材から成り、
    前記蓋体はリフローによって前記基板に半田付け固定されている、単一指向性MEMSマイクロホン。
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