JP5001944B2 - 導電線パターン形成のための銀オルガノゾルインク - Google Patents

導電線パターン形成のための銀オルガノゾルインク Download PDF

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Description

本発明は導電線パターン形成のための銀オルガノゾルインク、さらに詳細には、分子サイズの粒子大きさを有する完全な溶液型導電線パターン形成のための銀オルガノゾルインクに関する。
半導体やディスプレイに適用されるパターン形成技術は大別してCVD、PVDとスパッタリング等のような薄膜形成技術に主に適用される減法(subatractive;成膜をした後リソグラフィでパターンを現像した後エッチングして製造)、スクリーン印刷方式のような厚膜形成技術に主に適用される加法(additive;スクリーンプリンティングのような接触印刷方式によるパターン形成)とこれらを併用する加減法に分けることができる。加法によるパターンの形成は材料と工程を大幅に短縮させることができるので経済的な製造方法ではあるがスクリーン印刷のような厚膜形成技術は精密度が顕著に落ちてしたがって技術適用分野が違った。
従来の薄膜形成期術によって形成されたパターン(例えば、LCDのカラーフィルター)に加法を適用しようとする試みがある。特にインクジェットプリンティングによるパターンの形成は加法に該当して精密性を達成することができるならば工程の短縮はもちろん材料の浪費を防いで経済性を得ることができるので環境的側面と製造原価の節減の側面で非常に有利であって最近注目されている技術である。
ベスト(Vest,R.W.)がMOD物質を用いてインクの製造可能性を試験した(IEEE Transactions on Components、Hybrids and Manufacturing Technology、12(4)、545−549、1987)以来多くの研究が行われた。キド(Kydd)らの国際公開WO98−37133はMOD物質と粒子性金属の複合組成物をインクジェットプリント用で用いることを特徴としている。コビオ社(Kovio、Inc)の米国特許6878184はMODインクを用いるのでなくてMODと還元剤(例えばアルデヒド)を用いてナノパーティクル状のインクを形成して用いる。このような金属微細粉末、特に銀粉末を含む懸濁液インクをインクジェット方式で導電線パターンを形成するのに用いようとする多くの試みがある。しかし金属粉末懸濁液インクはサスペンション状態を維持するために添加剤を用いなければならなくてこのような添加剤は形成されたパターンの物理的性質に悪い影響を与える。また、懸濁液の挙動は一般的なインクとは異なるのでインクジェットノズルをはじめとするインクジェットプリンタシステムに対する開発が必要である。
このような点でオルガノゾルインクまたはMOD(metallo−organic decompositon)を含む溶液状のインクは従来のインクジェットプリンティング機器に特別な改善なしに用いられることができる。また前記の溶液性インクは金属化温度を低めることができるのでプラスチックのような柔軟な基板にも適用できる可能性もある。
haeuncomtecの韓国特許公開2004−85470はインクジェットインク用MODインクの組成として酸化銀5〜40重量%+(ラクタム、ラクトンまたはカーボネイト)10〜20重量%+アミン20〜85重量%で開示している。しかし前記の組成としては前記実施形態の濃い色で見るように銀溶液というより懸濁液に近くてこのような懸濁状態を維持するためには添加剤を多量用いなければならなくてインクジェットノズルの管理が難しい問題点を有している。
以下従来技術を表で整理する。
(表1)特許文献
Figure 0005001944

(表2)特許以外の文献
Figure 0005001944
本発明の目的は物理的性質が良好な導電線パターンを形成することができる銀オルガノゾルインクを提供するためである。
また、本発明の目的はインクジェットプリント装備を含んだ従来の印刷方式に適用できる銀オルガノゾルインクを提供するためである。
本発明によって下記式1で定義される芳香族カルボン酸銀有効量と有機溶媒残量を含む導電線パターン形成のための溶液性銀オルガノゾルインクが提供される。
式1

Figure 0005001944
前記式でR、R、R、RとRはそれぞれCOOAg、水素、ヒドロキシ基または炭素数1ないし9のアルキル基である。ここでオルガノゾルとは銀が有機物質と結合して溶液状態であることを意味する。
前記有機溶媒は望ましくは銀とキレート剤または錯剤を形成する反応性有機溶媒と粘度調節用極性または非極性有機溶媒で構成される。前記銀とキレート剤または錯剤を形成する反応性有機溶媒は例えば、置換されたり置換されないケトン基、メルカプト基、カルボキシル基または亜硫酸基を有する有機溶媒である。前記芳香族カルボン酸銀は一般的に5〜70重量%である。
本発明によって、下記式1aで定義される芳香族カルボン酸銀10〜50重量%;ヒドロキシエチル基で一つ以上置換されたアミンと炭素数2〜16の直鎖または分枝状の脂肪族チオールで構成される群から選択される反応性有機溶媒10〜60重量%;及び極性または非極性有機溶媒残量で構成される導電線パターン形成のための銀オルガノゾルインクが提供される。
式1a

Figure 0005001944
前記式でR、R、R、RとRはそれぞれ水素、ヒドロキシ基または炭素数1ないし9のアルキル基である。前記式1aの化合物は最も望ましくはR、R、R、RとRがそれぞれ水素である時すなわち安息香酸銀である。
また本発明によって下記式1bで定義される芳香族カルボン酸銀10〜50重量%;ヒドロキシエチル基で一つ以上置換されたアミンと炭素数2〜16の直鎖または分枝状の脂肪族チオールで構成される群から選択される反応性有機溶媒10〜60重量%;及び極性または非極性有機溶媒残量で構成される導電線パターン形成のための銀オルガノゾルインクが提供される。
式1b

Figure 0005001944
前記式でR、R、R、RとRのうち1個はCOOAgであって残りはそれぞれ水素、ヒドロキシ基または炭素数1ないし9のアルキル基である。望ましくは前記RはCOOAgであって残りのR、R、RとRはそれぞれ水素、ヒドロキシ基または炭素数1ないし9のアルキル基である。最も望ましくは式1bの化合物はRはCOOAgであって残りのR、R、RとRはそれぞれ水素である時であるテレフタル酸銀(silver terephthalate)である。式1の化合物が2個以上のCOOAgを有する場合単位mol当たり銀の含量を高めることができる長所がある。
また本発明によって下記式1cで定義される芳香族カルボン酸銀10〜50重量%;ヒドロキシエチル基で一つ以上置換されたアミンと炭素数2〜16の直鎖または分枝状の脂肪族チオールで構成される群から選択される反応性有機溶媒10〜60重量%;及び極性または非極性有機溶媒残量で構成される導電線パターン形成のための銀オルガノゾルインクが提供される。
式1c

Figure 0005001944
前記式でR、R、R、RとRのうち少なくとも2個はCOOAgであって残りはそれぞれ水素、ヒドロキシ基または同じであるか相異なる炭素数1ないし9のアルキル基であって望ましくは前記RとRはCOOAgであって残りのR、RとRはそれぞれ水素、ヒドロキシ基または同じであるか相異なる炭素数1ないし9のアルキル基である。最も望ましくは式1cの化合物はRとRはCOOAgであって残りのR、RとRはそれぞれ水素である時であるトリメシン酸は(silver trimesate)である。
このような銀オルガノゾルインクは界面活性剤と粘液調節剤のような少量の添加剤を含むことができる。本発明の銀オルガノゾルインクはLCDとPDP等のようなディスプレイ分野だけでなく太陽電池とRfidのように導電線パターンが必要な多様な分野で用いられることができる。
式1で定義される芳香族系列カルボン酸銀の含量は相当に高い。特に安息香酸銀は単位mol当たり銀の比重の47%以上に少量の前駆体を用いても相対的に高い濃度の金属銀に還元することができる長所がある。
前記式1で定義される芳香族系列カルボン酸銀の量は5〜70重量%である。この5重量%以下ならば銀濃度が低くなって70重量%以上であれば溶液を作ることに問題がある。式1で定義される芳香族系列カルボン酸銀の量は望ましくは10〜50重量%であって最も望ましくは20〜40重量%である。前記式1で定義される芳香族系列カルボン酸銀は望ましくは硝酸銀のような銀溶液を式1で定義される芳香族系列カルボン酸アルカリ金属塩と反応させて製造されることができる。
前記反応性有機溶媒は広くは銀とヘテロ元素N、OとSを通じてキレート(chelate)または錯塩を形成する有機溶媒、望ましくはケトン(ketone)、メルカプト(mercapto)、カルボキシル(carboxyl)、アニリンまたは亜硫酸基を有する炭化水素である。前記反応性有機溶媒で最も望ましくはモノエタノールアミン、ジエタノールアミンまたはトリエタノールアミンである。本発明のオルガノゾルインクは完全な溶液性インクで基本的に透明で若干の色を帯びることができる。初期エタノールアミンのようなアミン類溶媒によって溶液化した時は固形分の含量によって約10、000cPs〜100、000cPsの粘度を有するのでスクリーンプリンティング、オフセットプリンティング、インプリンティングのような工程にも用いるのに十分であり、用いようとする目的によって使用者が水またはエタノールのような稀釈剤を用いて粘度を調節することができる。エタノールで一つ以上置換されたアミンで溶液化された銀オルガノゾルは基板の性質によって、親水基を有する基板にはエチレン・グリコールや水のような溶媒を用いても構わなく、疎水性基を有する金属酸化物フィルムの基板にプリンティングしようとする時はエタノールのような低級アルコールにもよく分散される。前記反応性有機溶媒は前記式1で定義される芳香族系列カルボン酸銀とキレートまたは配位結合によって錯体を形成して溶媒に対する解離性を急激に増加させることと推定する。
前記非極性有機溶媒では脂肪族または芳香族炭化水素である。前記極性有機溶媒は置換されたり置換されない炭素数1〜12である1価〜3価の飽和または不飽和脂肪族アルコールまたは水である。このような有機溶媒の例では2−メトキシエタノール、1、2−ヘキサンジオール、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジメチルカルビトール、燈油、エタノール、メタノール2−プロパノール、クロロホルムとエチレン・グリコール等である。
このような溶液状態のインクは既存のインクジェットプリンティングによってLCD(液晶ディスプレイ)とPDP(プラズマディスプレイパネル)のような平板ディスプレイの導電線パターン形成に用いられてこれらの生産工程を画期的に減らすことができる。特に本発明の金属化された銀オルガノゾルインクは比較的高温で、例えば450〜600℃の温度でさらに詳細には480〜580℃の温度で安定して導電線パターンが形成されて封止や隔壁形成のような多様な高温処理過程を経るPDPに用いられるのに好適である。
以下本発明を実施形態によって詳細に説明する。このような実施形態は本発明を例示するためのことであって本発明の保護範囲を制限することと解釈されてはならない。
50mmolの安息香酸を50mLのメタノールに解離させる。撹はんされているこの溶液に50mmolのNaOHが解離されている50mLの水をゆっくり添加して安息香酸ナトリュームを形成させる。ここに再び50mmolの硝酸銀が解離されている50mLの水を徐々に添加すれば、白色沈殿が迅速に形成される。生成された沈殿物を水で十分に洗滌して未反応された硝酸銀と水酸化ナトリウムを除去して、濾過した後再び十分な量のメタノールを利用して未反応安息香酸を除去して反応を終了させる。生成された純白色の安息香酸銀中間体は光に敏感な物質であるので蛍光灯等のような可視光線で容易に酸化されるので、光が遮断された(あるいはイエロー灯)下で完全に乾燥する。製造された粉末を溶液化するために0.07molの安息香酸銀(分子量:約228g/mol)を0.84molのオクタンチオールに溶かした後40mLのキシレンを利用して粘度を調節する。生成された溶液の粘度はブルックフィールド粘度計で25℃で15cPsを有することに確認した。紫外線分光分析岐路測定した結果約428.5nmにおいて銀溶液で観察される特性ピークを確認した。赤外線分光分析結果でも安息香酸銀粉末と溶液に対して分析しており、溶液化された時銀の特性ピークである1000と1300cm−1近所における吸収帯を観察した。
溶液のパターン性を確認するために測定された接触角はガラス基板上で約40度に確認された。伝導性測定はバーコーティングの方法で150℃で10分間熱処理して電気抵抗を測定した後(5.5×10−6Ω・cm)高温における電気抵抗を測定した。残存固形分を測定するためにコーティング直後の溶液重量と500℃で熱処理直後のフィルム重量を測定した結果それぞれ0.5804gと0.3656gで固形分の含量が約63重量%であると確認された。電気抵抗は2.505×10−6Ω・cmであった。
50mmolの安息香酸を50mLのメタノールに解離させる。撹はんされているこの溶液に50mmolのNaOHが解離されている50mLの水をゆっくり添加して安息香酸ナトリュームを形成させる。この溶液に50mmolの硝酸銀が解離されている50mLの水を添加させれば白色沈殿が迅速に形成されるが、この時生成される沈殿物は溶液に存在していた安息香酸ナトリュームのNa+と添加したAg+のイオン化傾向によって安息香酸銀が形成される。この沈殿物は水で十分に洗滌した次に、濾過して、再びメタノールで十分に洗滌して50℃で乾燥して安息香酸銀を製造する。
前記銀安息香酸0.07molを0.14molのTEA(triethanol amine)で完全に解離させた次に、エタノールを添加して粘度13〜15cpsを維持する。続いて30分間十分に撹はんする。製造された銀溶液を取ってガラス基板上にバーコーティングして常温で乾燥させた後150℃で10分間加熱した後、再び昇温して550℃で10分間熱処理した。熱処理後残存する固形分の重量で最終的な銀含量に定めて、フィルムの厚さを測定して表面抵抗測定装置で体積抵抗を測定した。体積抵抗は2.75×10−6Ωcmである。前記溶液インクの銀含量は全体溶液の54.3wt%だった。正確な添加量及び測定値を表3に記載した。
50mmolの安息香酸を50mLのメタノールに解離させる。撹はんされているこの溶液に50mmolのNaOHが解離されている50mLの水をゆっくり添加して安息香酸ナトリュームを形成させる。この溶液に50mmolの硝酸銀が解離されている50mLの水を添加させれば白色沈殿が迅速に形成されるが、この時生成される沈殿物は溶液に存在していた安息香酸ナトリュームのNa+と添加したAg+のイオン化傾向によって安息香酸銀が形成される。この沈殿物は水で十分に洗滌した次に、濾過して、再びメタノールで十分に洗滌して50℃で乾燥して安息香酸銀を製造する。
前記銀安息香酸0.21molを0.42molのEA(ethanol amine)で完全に解離させた次に、エタノールを添加して粘度15cpsを維持する。続いて30分間十分に撹はんする。製造された銀溶液を取ってガラス基板上にバーコーティングして常温で乾燥させた後150℃で10分間加熱した後、再び昇温して550℃で10分間熱処理した。熱処理後残存する固形分の重量で最終的な銀含量に定めて、フィルムの厚さを測定して表面抵抗測定装置で体積抵抗を測定した。正確な添加量及び測定値を表3に記載した。
安息香酸の代わりにテレフタル酸を用いて実施形態2と同じ方法で実施した。正確な添加量及び測定値を表3に記載した。図3に見るように銀粒子は550℃で熱処理後には10,000倍拡大イメージにも互いに融合されていることを見せてくれる。
安息香酸の代わりにトリメシン酸を用いて実施形態2と同じ方法で実施した。図3に見るように銀粒子は550℃で熱処理後には10,000倍拡大イメージにも互いに融合されていることを見せてくれる。正確な添加量及び測定値を表3に記載した。
(表3)
Figure 0005001944
Ag1;COOAgが1個 Ag2;COOAgが2個 Ag3;COOAgが3個
本発明によって銀含量が高くて完全な溶液状態の銀オルガノゾルインクを得ることができてこのような溶液状態のインクは既存のインクジェットプリンティングによってLCDとPDPのような平板ディスプレイの導電線パターン形成に用いられてこれらの生産工程を画期的に減らすことができる。
本発明の実施形態1で製造された銀インクの紫外線分光分析グラフ。 本発明の実施形態1で製造された銀インクを適用した基板との接触角を見せてくれる写真。 上にからそれぞれ本発明の実施形態4でベーキングした次に、550℃で10分間熱処理したサンプルの2種の縮尺のSEM写真(a)、実施形態5でベーキングした次に、550℃で10分間熱処理したサンプルの2種の縮尺のSEM写真(b)、実施形態でベーキングした次に、550℃で10分間熱処理したサンプルの2種の縮尺のSEM写真(c)である。

Claims (11)

  1. 下記式1で定義される芳香族カルボン酸銀10〜50重量%と、ヒドロキシエチル基で一つ以上置換されたアミンと炭素数2〜16の直鎖または分枝状の脂肪族チオールで構成される群から選択される反応性有機溶媒10〜60重量%と、残部が希釈溶媒からなる導電線パターン形成のための銀オルガノゾルインク
    (式1)
    Figure 0005001944
    (式中、、R、R、RとRはそれぞれ水素、ヒドロキシ基または炭素数1ないし9のアルキル基であるか、R 、R 、R 、R とR のうちいずれか一つまたは二つがCOO Ag であり、残りはそれぞれ水素、ヒドロキシ基または炭素数1ないし9のアルキル基である。
  2. 前記式1で定義される芳香族カルボン酸銀が安息香酸銀である請求項1に記載の銀オルガノゾルインク。
  3. 前記R COOAgであって残りのR、R、RとRはそれぞれ水素、ヒドロキシ基または同じであるか相異なる炭素数1ないし9のアルキル基である請求項1に記載の銀オルガノゾルインク。
  4. 前記式1の化合物がフタル酸銀である請求項3に記載の銀オルガノゾルインク。
  5. 前記RとRはCOOAgであって残りのR、RとRはそれぞれ水素、ヒドロキシ基または炭素数1ないし9のアルキル基である請求項1に記載の銀オルガノゾルインク。
  6. 前記式1の化合物がトリメシン酸銀である請求項5に記載の銀オルガノゾルインク。
  7. 前記インクはインクジェットプリンティングによって導電線パターン形成に用いられる請求項記載の銀オルガノゾルインク。
  8. 前記式1で定義される芳香族カルボン酸銀の量は20〜40重量%である請求項1に記載の銀オルガノゾルインク。
  9. 前記反応性有機溶媒はエタノールアミンまたはトリエタノールアミンである請求項1に記載の銀オルガノゾルインク。
  10. 前記希釈溶媒はベンゼン、トルエンまたはキシレン、または炭素数1〜12である1価〜3価の飽和または不飽和脂肪族アルコールまたは水である請求項9に記載の銀オルガノゾルインク。
  11. 前記希釈溶媒はベンゼン、トルエンまたはキシレンである請求項10に記載の銀オルガノゾルインク。
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