JP5001733B2 - ユニット建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物外側に張出し部を有するユニット建物に関する。
住宅等の建物において、居住者のニーズに応じて居室空間を変化に富んだものとするために、出窓や張出し空間を設ける技術が知られている。複数の建物ユニットを互いに連結して構築されるユニット建物においても例外ではなく、そのようなニーズに対応することが求められている。
その対応として、例えば建物ユニットを小型化して建物本体に張り出すように取り付ける張出しユニットが提案されている。しかし、そのような張出しユニットでは前面の両コーナ部に柱があるため、開放感のある張出し空間を形成することができず好ましくない。
そこで、上記問題を解決しようとするものとして、上梁部、下梁部及び柱部を有する2つのコ字状フレームを水平方向に離間対向して配し、その上下の各梁部間にそれぞれ架設材を架け渡し、柱部を建物本体側に配置する張出しユニットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これによれば、張出しユニットの前面の両コーナ部には柱がないため、開放感のある張出し空間を形成することができるものとされている。
特開平6−42052号公報
しかしながら、上記技術では、張出し部が張出しユニットとして構成されている。つまり、工場においてコ字状フレームや架設材等からなる骨格フレームに天井面材や床面材、外壁材等が取り付けられて張出しユニットが製造され、その張出しユニットが現場に搬入されて建物本体に設置されることとなる。この場合、顧客のニーズに合わせたサイズ設定が困難となり、顧客のニーズに対して十分に対応できないことがあり得ると考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、設計の自由度を確保しつつ、開放感のある張出し部を備えたユニット建物を提供することを主たる目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
手段1.複数の建物ユニット(建物ユニット13〜16)を並設することにより形成されるユニット建物であって、
柱部(柱部22a)と、該柱部の上下両端からそれぞれ同一方向に延びる上下の梁部(上梁部22b、下梁部22c)とを有するコ字状フレーム(コ字状フレーム22)を複数備え、
前記各コ字状フレームは、前記上下の各梁部が前記建物ユニットに対して反対側を向くようにして当該建物ユニットに連結され、
前記各コ字状フレームを含めて構成され、前記建物ユニットから張り出して設けられる張出し部(張出し部30)を備えていることを特徴とするユニット建物。
手段1によれば、建物ユニットに対して上記のように連結されたコ字状フレームを含めて張出し部が構成されているため、張出し部の前面の両コーナ部には柱がない。これにより、開放感のある張出し部を形成することが可能となる。また、コ字状フレームの柱部の長さ寸法や建物ユニットへの連結箇所を変更すれば、張出し部のサイズを容易に変更することが可能となる。これにより、設計の自由度を確保しつつ、開放感のある張出し部を備えることができる。
手段2.前記各コ字状フレームは、互いに離間して前記建物ユニットに連結されており、対向する各コ字状フレームの梁部間には架設材(上鼻先梁23、下鼻先梁24、上補強梁25、下補強梁26)が架け渡されている手段1に記載のユニット建物。
手段2によれば、対応する梁部間に架設材が架け渡されているため、張出し部の剛性を向上させることが可能となる。
この場合、架設材は、直線状の水平部とその水平部の両端から同一方向へ延びる梁部とを有する水平コ字状フレーム(水平コ字状フレーム63)として構成されていてもよい。そして、水平コ字状フレームの各梁部を離間した各コ字状フレームの梁部に当接させ、その当接部位にて例えばボルトにより連結することが好ましい。これにより、コ字状フレームと水平コ字状フレームとの連結状態が安定保持され、張出し部の剛性をより一層向上させることが可能となる。また、後述する手段3のような連結部材が不要となる利点もある。
手段3.前記架設材には、前記コ字状フレームとの連結を可能とする連結部材(アングル28)が取り付けられ、その連結部材によって前記架設材が前記コ字状フレーム間に架け渡されている手段2に記載のユニット建物。
手段3によれば、架設材とコ字状フレームとが連結部材を介して連結されているため、架設材及びコ字状フレームに製造誤差が生じていた場合でも、その誤差を連結部材により吸収することができ、両部材を好適に連結することが可能となる。
手段4.前記各建物ユニットは、少なくとも柱(柱17)を備えており、
前記コ字状フレームは、前記柱に連結されている手段1乃至3のいずれか1つに記載のユニット建物。
手段4によれば、コ字状フレームが建物ユニットの柱に設けられている。仮にコ字状フレームを上下の梁間に設けようとした場合、その連結部位が、建物ユニットの梁材との重なり部分に限定されるが、本手段では連結部位を広範に確保することができる。その結果、その連結状態を安定させることが可能となる。
手段5.前記各建物ユニットは、少なくとも上下に設けられる上梁(天井大梁18)及び下梁(床大梁19)を備えており、
前記コ字状フレームは、前記上下の各梁間に連結されている手段1乃至4のいずれか1つに記載のユニット建物。
手段5によれば、建物ユニットの上下の各梁間に設けられたコ字状フレームをその上下の梁に沿って連結箇所を変更することにより、張出し部の幅寸法を容易に変更することができる利点がある。このように張出し部の幅寸法を変更した場合でも、手段2との関係でいえば、変更された幅寸法に合う架設材を用い、その架設材を梁部間に架け渡すことにより張出し部を形成することが可能である。
手段6.上階側の建物ユニットと下階側の建物ユニットとを上下に隣接させて設けた多層階のユニット建物において、
前記コ字状フレームは、上階側及び下階側の各建物ユニットにおいて上下に連続する位置にそれぞれ設けられており、その上下のコ字状フレームにより上下各階に跨る張出し部が形成されている手段1乃至3のいずれか1つに記載の建物ユニット。
手段6によれば、上下の各建物ユニットにおいてコ字状フレームが上下に連続して設けられるため、これらコ字状フレームによって、上下の各建物ユニットに跨る大きな張出し部を形成することができ、その張出し部を使って、上下の各建物ユニットに跨る大きな窓等を形成することができる。
手段7.前記コ字状フレームは、上階側及び下階側の各建物ユニットにおいて各々の柱に連結されている手段6に記載の建物ユニット。
手段7によれば、上階側及び下階側の各建物ユニットにおける各柱にコ字状フレームが設けられているため、張出し部の前面の両コーナ部には柱がない状態となっている。これにより、開放感のある張出し部を上下に並べられた各建物ユニットに跨って設けることが可能となる。この場合、コ字状フレームが柱に連結されているため、その連結状態を安定させることができる利点がある。
手段8.前記コ字状フレームは、上階側及び下階側の各建物ユニットにおいて各々の上下梁間に連結されている手段6又は7に記載の建物ユニット。
手段7によれば、上階側及び下階側の各建物ユニットにおいて上下の各梁間にコ字状フレームが設けられているため、張出し部の前面の両コーナ部には柱がない状態となっている。これにより、開放感のある張出し部を上下に並べられた各建物ユニットに跨って設けることが可能となる。この場合、コ字状フレームを上下の梁に沿って連結箇所を変更することにより、張出し部の幅寸法を変更することができる利点がある。
手段9.前記上階側の建物ユニットに設けられる下梁のうち前記張出し部側の下梁と、前記下階側の建物ユニットに設けられる上梁のうち前記張出し部側の上梁とが設けられていない構成とした手段6乃至8のいずれか1つに記載の建物ユニット。
手段9によれば、上階側の建物ユニットにおける張出し部側の下梁と、下階側の建物ユニットにおける張出し部側の上梁とが設けられていない。すなわち、張出し部側において上建物ユニットと下建物ユニットとの間には梁がない構成となっている。したがって、より一層開放感のある張出し部を形成することが可能となる。
[第1の実施形態]
以下に、第1の実施形態について図面を参照しつつ説明する。第1の実施形態は、2階部分に張出し部を備えた2階建てユニット建物を具現化したものである。なお、図1は第1の実施形態における張出し部を備えた建物ユニットを示す斜視図、図2は張出し部を示す平面図、図3は建物ユニットの配置を示す2階部分の平面図である。
図3に示すように、ユニット建物11の2階部分は、いずれも同じ床面積を有する4つの建物ユニット13,14,15,16を用いて構築されている。各建物ユニット13〜16は、必ずしもユニットごとに区画された空間部(居室)を形成するものではなく、隣接する各ユニットを跨ぐようにして空間部(居室)が形成されている。本実施形態では、建物ユニット13に、張出し部30を形成する張出しユニット21が設けられており、建物ユニット13〜15及び張出しユニット21によって1つの居室が形成されるようになっている。図3には、その居室空間Aを破線枠により示している。これにより、間取りの自由度が高められている。
張出しユニット21には、両側出隅部において柱が配されていない状態で両側面及び前面に窓20が設けられている。これにより、開放感のある居室空間Aが形成されている。この居室空間Aは、張出しユニット21による形成空間分だけ建物外方に拡張された空間となっている。
以下に、建物ユニット13及び張出しユニット21の構成について詳しく説明する。
図1に示すように、建物ユニット13は、その四隅に配された柱17を有しており、各柱17の上端部が4本の天井大梁18により連結され、下端部が4本の床大梁19により連結されている。それらの連結は溶接により行われている。なお、連結の手法は溶接に限定されずボルトによる連結固定であってもよい。
そして、柱17、天井大梁18及び床大梁19により直方体状の骨格(フレーム)が形成されている。柱17は四角筒状の角形鋼よりなる。天井大梁18及び床大梁19は断面コ字状の溝形鋼よりなり、その開口部が向き合うようにして設置されている。建物ユニット13の長辺部の相対する天井大梁18間や床大梁19間には、周知の天井小梁や床大梁がそれぞれ連結されるようになっている。そして、建物ユニット13は、柱17等よりなる骨格に周知の天井面材や床面材等の内装材や壁パネル等の外装材が取り付けられることにより構成されている。
一方、張出しユニット21は、平面視において略コ字状をなす一対のコ字状フレーム22、上鼻先梁23、下鼻先梁24、上補強梁25及び下補強梁26を備えている。コ字状フレーム22、上下の各鼻先梁23,24及び上下の各補強梁25,26は、いずれも断面コ字状の溝形鋼により構成されている。また、上下の各鼻先梁23,24及び上下の各補強梁25,26は直線状に形成されている。
各コ字状フレーム22は、柱部22aとその柱部22aの両端から同一方向へ略直角に延びる上梁部22b及び下梁部22cとを有している。上梁部22b及び下梁部22cの長さ寸法は同一とされている。これにより、窓20を略垂直に設けることが容易となっている。
これらのコ字状フレーム22は、柱部22aが上下方向に延びかつ上梁部22b及び下梁部22cが建物ユニット13に対して反対側に向くように当該建物ユニット13に連結されている。また、各コ字状フレーム22は、開口部が向き合うように離間対向して連結されている。これにより、張出し部30の両側出隅部には、柱が配されていない状態となっている。
離間対向している上梁部22b間には、その先端側に上鼻先梁23が連結され、その基端側に上補強梁25が連結されている。上鼻先梁23と上補強梁25とは、その開口部が向き合うようにして設置されている。また、離間対向している下梁部22c間には、その先端側に下鼻先梁24が連結され、その基端側に下補強梁26が連結されている。下鼻先梁24と下補強梁26とは、その開口部が向き合うようにして設置されている。これにより、張出しユニット21の剛性が高められている。
張出しユニット21は、コ字状フレーム22等により構成された骨格に周知の内装材や外装材が取り付けられることにより構成されている。これにより、張出し部30の室内空間が形成されている。
ここで、張出し部30に住人等が入ることにより加わる荷重は、建物ユニット13が負担する構成となっている。このため、張出しユニット21の下部には、その荷重を支える柱等の構造部材を設ける必要がない。したがって、張出しユニット21は、建物ユニット13に対して単独で設置されている。
次に、建物ユニット13と張出しユニット21との連結構造について詳しく説明する。
図2に示すように、一対のコ字状フレーム22のうち一方のコ字状フレーム22は、プレート27を介して柱17に連結されている。具体的には、プレート27は、柱17とコ字状フレーム22の柱部22aとの間に柱17の延びる方向に所定間隔をおいて複数設けられている。そして、コ字状フレーム22は、その柱部22a、プレート27及び柱17にボルト等がねじ込まれることにより連結されている。これにより、コ字状フレーム22は、柱17との連結部位が複数確保され、その連結状態を安定保持することが可能となっている。
他方のコ字状フレーム22は、柱部22aの上下両端が天井大梁18及び床大梁19にそれぞれ当接された状態で、その当接部位にてボルト等により連結されている。
上鼻先梁23は、上梁部22b間の先端側に設置された状態で、断面略L字状のアングル28を介して各上梁部22bに連結されている。具体的には、アングル28は、上梁部22b及び上鼻先梁23の各開口部に跨るようにして取り付けられている。そして、アングル28の両辺と上梁部22b及び上鼻先梁23との各当接部位にてボルト等によりそれぞれ連結されている。同様にして、上補強梁25、下鼻先梁24及び下補強梁26においても、それぞれ上梁部22b間又は下梁部22c間に設置された状態でアングル28を介して連結されている。
上記説明した張出しユニット21は、現場において建物ユニット13に取り付けられるようになっている。以下に、その取付方法について図1を参照して説明する。
最初に、建物ユニット13に対して離間対向するように一対のコ字状フレーム22を連結する。具体的には、一方のコ字状フレーム22を、プレート27を介して柱17に連結し、他方のコ字状フレーム22を、天井大梁18と床大梁19とに跨るようにして各大梁18,19に連結する。この場合、コ字状フレーム22を上梁部22b及び下梁部22cが建物ユニット13に対して反対側へ向くように連結する。
次に、上梁部22b間及び下梁部22c間の各基端側に上補強梁25及び下補強梁26を、アングル28を介してそれぞれ連結する。この場合、上下の各補強梁25,26を、その開口部が建物ユニット13に対して反対側を向くようにして配置する。
次に、上梁部22b間及び下梁部22c間の各先端側に上鼻先梁23及び下鼻先梁24を、アングル28を介してそれぞれ連結する。この場合、上下の各鼻先梁23,24を、その開口部が建物ユニット13側に向くようにして配置する。これにより、上鼻先梁23と上補強梁25とはその開口部が向き合うようにして配置される。同様に下鼻先梁24と下補強梁26とにおいても、その開口部が向き合うようにして配置される。
上記説明した取付方法では、張出し部30の幅寸法に変更が生じた場合であっても対応することが可能である。すなわち、各コ字状フレーム22をその変更された幅寸法に応じて建物ユニット13に連結する。そして、コ字状フレーム22間の幅寸法に合う上鼻先梁23等の補強フレームを用い、それら上鼻先梁23等の補強フレームを上梁部22b間及び下梁部22c間にそれぞれ連結すればよい。この場合、上各鼻先梁23等の補強フレームの長さ寸法に誤差が生じたとしても、アングル28を介して連結するため、アングル28がその誤差を吸収し好適に連結することができる。
このような取付方法により張出しユニット21が構築され、ユニット建物11の2階部分に張出し部30が設けられることとなる。
以上説明した構成及び作用により、第1の実施形態のユニット建物では、以下に示す有利な効果が得られる。
張出し部30は、コ字状フレーム22を含めて構成されている。この場合、張出し部30の両出隅部に柱がない構成が実現できるため、開放感のある張出し部30を形成することが可能となる。また、張出し部30においては、コ字状フレーム22による水平方向延長分だけ建物外方に室内空間を拡張することができる。
また、各コ字状フレーム22を張出し部30側の天井大梁18及び床大梁19に沿って連結箇所を変更することにより、張出し部30の幅寸法を変更することが可能となる。その結果、設計の自由度を確保しつつ、開放感のある張出し部30を形成することができる。
各コ字状フレーム22の上梁部22b間及び下梁部22c間には、上下の各鼻先梁23,24及び上下の各補強梁25,26がそれぞれ連結されている。これにより、張出し部30の剛性を向上させることが可能となる。
各コ字状フレーム22と上鼻先梁23等の補強フレームとは、アングル28を介して連結されている。これにより、コ字状フレーム22及び上鼻先梁23等の補強フレームに製造誤差が生じた場合でも両フレームを好適に連結することが可能となる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、ユニット建物11の2階部分に張出し部30を設けたが、必ずしも単一階に設ける必要はない。そこで、第2の実施形態では、1階部分及び2階部分に跨って張出し部を設ける構成について説明する。図4は第2の実施形態における張出し部を備えた建物ユニットを示す斜視図、図5(a)は1階部分における建物ユニットの配置を示す平面図、(b)は2階部分における建物ユニットの配置を示す平面図である。なお、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
最初に、図5(a)(b)に示すユニット建物の概要について説明する。ユニット建物31は、1階部分32と2階部分33とを備えており、1階部分32は、6つの建物ユニット34〜39を用いて構築され、同様に、2階部分33も6つの建物ユニット40〜45を用いて構築されている。
1階部分32及び2階部分33において、建物ユニット39及び建物ユニット45には、張出し部58を形成するための張出しユニット52,55がそれぞれ設けられている。これにより、建物ユニット39(又は建物ユニット45)からなる居室空間よりも拡張された居室空間Bが形成されている(図5(a)(b)の破線B)。なお、本実施形態での居室空間Bは、吹き抜け構造として構成されている。
張出し部58は、張出しユニット52,55の両ユニットに跨る開口部59を備えており、その開口部59には窓60が設けられている。これにより、開放感のある居室空間Bが形成されている。
以下に、建物ユニット39,45及び張出しユニット52,55の構成について説明する。
図4に示すように、建物ユニット39,45は、その四隅に配された柱46,49を有しており、各柱46,49の上端部が4本の天井大梁47,50により連結され、下端部が4本の床大梁48,51によりそれぞれ連結されている。
1階側の張出しユニット52は、柱部53a、上梁部53b及び下梁部53cを有する一対のコ字状フレーム53と下鼻先梁54とを備えている。一対のコ字状フレーム53は、1階側の建物ユニット39において屋外側の長辺部に配置されている2本の各柱46にそれぞれ連結されている。各コ字状フレーム53は、上梁部53b及び下梁部53cが建物ユニット39に対して反対側に向いた状態でその建物ユニット39に連結されている。離間対向している下梁部53c間には、その先端側に下鼻先梁54が連結されている。
2階側の張出しユニット55は、柱部56a、上梁部56b及び下梁部56cを有する一対のコ字状フレーム56と上鼻先梁57とを備えている。一対のコ字状フレーム56は、2階側の建物ユニット45において屋外側の長辺部に配置されている2本の各柱49にそれぞれ連結されている。各コ字状フレーム56は、上梁部56b及び下梁部56cが建物ユニット45に対して反対側に向いた状態でその建物ユニット45に連結されている。離間対向している上梁部56b間には、その先端側に上鼻先梁57が連結されている。
コ字状フレーム53の上下の各梁部53b,53cとコ字状フレーム56の上下の各梁部56b,56cとは、その長さ寸法が同一とされている。これにより、開口部59を1階及び2階に連続して設けることが可能となっている。
上記構成では、1階部分においてコ字状フレーム53の上梁部53b間には上鼻先梁が連結されておらず、また、2階部分においてコ字状フレーム56の下梁部56c間には下鼻先梁が連結されていない。これにより、1階及び2階に跨る開口部59を設けることが可能となっている。また、窓60の高さ方向の中途位置には梁がないため、開放感のある張出し部58を形成することが可能となっている。
ここで、上記のとおり張出し部58には、1階部分と2階部分との間に上下の各鼻先梁が配されていない。そこで、張出し部58の剛性を高めるべく、コ字状フレーム53の上梁部56bとコ字状フレーム56の下梁部56cとは、隣接する各フランジにボルトがねじ込まれることにより連結されている。また、その他の方法として、各コ字状フレーム53,56の上梁部53b,56b間や下梁部53c,56c間の基端側に補強梁を設けてもよい。これにより、張出しユニット52,55の剛性をより一層向上させることが可能となる。
以上説明した構成及び作用により、第2の実施形態のユニット建物31では、以下に示す有利な効果が得られる。
建物ユニット39,45には、上鼻先梁が配されていない張出しユニット52と下鼻先梁が配されていない張出しユニット55がそれぞれ連結されている。これにより、1階及び2階に跨る開口部59を設けることが可能となる。
コ字状フレーム53,56は、各柱46,49に連結されている。また、コ字状フレーム53とコ字状フレーム56とは、上梁部53b及び下梁部56cにおいて連結されている。これにより、張出し部58の剛性を向上させることが可能となる。
[第3の実施形態]
第1の実施形態では、コ字状フレーム22を鉛直方向に設けるとともに、直線状の上鼻先梁23や上補強梁25を一対のコ字状フレーム22間に設けたが、この構成を変更する。本第3の実施形態では、平面視において略コ字状をなす鼻先梁を、コ字状フレーム22間に設ける構成について説明する。すなわち、コ字状フレーム22を水平方向にも設ける構成について説明する。
図6(a)(b)は第3の実施形態における水平コ字状フレームを示す一部斜視図、図7(a)はコ字状フレーム22と水平コ字状フレームとの連結状態を示す一部縦断面図、図7(b)は天井大梁18と水平コ字状フレームとの連結状態を示す一部平面図である。なお、第1の実施形態と同一の構成は同一符号を付して説明を省略し、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図6(a)(b)に示すように、張出しユニット62は、前記同様、一対のコ字状フレーム22を備えており(図では一方のみを示す)、その上梁部22b間には、水平コ字状フレーム63が架け渡されている。水平コ字状フレーム63は、天井大梁18に沿って略水平に延びる水平部63aと、その水平部63aの両端から同一方向へ略直角に延びる上梁部63bとを有している。
図7(a)に示すように、水平コ字状フレーム63の幅寸法L1(図の上下方向寸法)は、コ字状フレーム22の上梁部22bの幅寸法L2よりも小さく設定されている。そのような水平コ字状フレーム63は、その上梁部63bが建物ユニット13に対して反対側に向いた状態でコ字状フレーム22の各上梁部22bの開口部に配置されている。そして、コ字状フレーム22の上梁部22bのウェブ面と水平コ字状フレーム63の上梁部63bのウェブ面とが当接され、その当接部位にてボルトにより連結されている。これにより、コ字状フレーム22と水平コ字状フレーム63との間に形成される角度が安定保持され、張出しユニット62の変形が抑制されるようになっている。
図7(b)に示すように、水平コ字状フレーム63の水平部63aの背面側(建物ユニット13側)には、スペーサ64が水平部63aの延びる方向に所定間隔をおいて複数取り付けられている。スペーサ64は溝形鋼によって構成されており、その開口部が水平コ字状フレーム63側を向くように取り付けられている。そして、水平コ字状フレーム63は、スペーサ64のウェブ面が建物ユニット13の天井大梁18に当接された状態でその当接部位にてボルトにより連結されている。これにより、水平コ字状フレーム63と天井大梁18との間に隙間が生じている場合でも、水平コ字状フレーム63を天井大梁18に対して好適に連結することが可能となっている。
水平コ字状フレーム63は、上梁部22b間だけでなく下梁部間にも設けられている。すなわち、張出しユニット62は、それを形成する全ての構造材がコ字状フレーム(コ字状フレーム22及び水平コ字状フレーム63)により構成されている。これにより、張出しユニット62の剛性がより一層高められている。
以上説明した構成及び作用により、第3の実施形態のユニット建物では、以下に示す有利な効果が得られる。
コ字状フレーム22の上梁部22b間及び下梁部22c間には、水平コ字状フレーム63がそれぞれ設けられている。これにより、張出しユニット62の剛性を高めることが可能となる。この場合、第1の実施形態のように例えばコ字状フレーム22と上鼻先梁23とを略直角に連結するためのアングル28等の連結部材が不要となる利点もある。
[他の実施形態]
以上説明した各実施形態に限らず、例えば以下に別例として示した形態で実施することもできる。
第1の実施形態では、一対のコ字状フレーム22のうち一方を建物ユニット13の柱17に連結するとともに、他方を天井大梁18と床大梁19との間に連結したが、両方のコ字状フレーム22をいずれも柱17(左右2つの柱17)にそれぞれ連結したり、両方のコ字状フレーム22をいずれも天井大梁18と床大梁19との間に連結したりすることも可能である。
第1の実施形態では、2本のコ字状フレーム22を用いて張出しユニット21を構成したが、特定の本数に限定されることはなく、例えば建物ユニット13において張出し部30側の2本の各柱17と、これら両コ字状フレーム22間の中途位置とにコ字状フレーム22を設けることも可能である。このような構成でも、張出しユニット21の前面には柱がなく、開放感のある張出し部30を形成することができる。また、この場合、張出しユニット21の剛性を向上させることも可能である。
第2の実施形態では、1階側の建物ユニット39において一対のコ字状フレーム53を各柱46にそれぞれ連結したが、一対のコ字状フレーム53のうち一方又は両方を天井大梁47と床大梁48との間に架け渡すことも可能である。同様に、2階側の建物ユニット45においても、一対のコ字状フレーム56のうち一方又は両方を天井大梁50と床大梁51との間に架け渡すことも可能である。この場合、1階部分と2階部分とに設けられる張出し部58は、同一の大きさ(床面積)でなくてもよいし、上下に連続していなくてもよい。
第2の実施形態では、1階の建物ユニット39の長辺部において張出し部58側に天井大梁47を設けるとともに、2階の建物ユニット45の長辺部において張出し部58側に床大梁51を設ける構成としたが、これら天井大梁47と床大梁51とを取り外すことも可能である。これによれば、より一層、開放感のある張出し部58を形成することができる。
第2の実施形態では、張出し部58の前面に開口部59を設けたが、一方の側面から前面を介して他方の側面に至る開口部59を設けることも可能である。
第2の実施形態では、1階の建物ユニット39と2階の建物ユニット45とに跨るようにして開口部59を設けたが、特定の階数に限定されず、例えば3階建て建物において、2階部分及び3階部分を構成する建物ユニットに跨るようにして開口部59を設けることも可能である。
第3の実施形態では、上下の各補強梁25,26を水平コ字状フレーム63に変更した実施例について説明したが、上下の各鼻先梁23,24を水平コ字状フレームとして構成することも可能である。これにより、張出しユニット62の剛性をより一層向上させることが可能となる。
上記各実施形態では、コ字状フレーム22,56は、柱部22a,56aの両端からその柱部22a,56aに対して略直角に延びるように上梁部22b,56b及び下梁部22c,56cを形成したが、特定の角度に限定されることはない。例えば、図8に示すように、コ字状フレーム71の上梁部71bを、勾配屋根を形成する垂木フレーム72の勾配に応じて下方に傾斜させてもよい。この場合、勾配屋根を備えたユニット建物において、上梁部71bと垂木フレーム72とを面接触させた状態で連結することができ、その連結状態を安定保持することが可能となる。
第1の実施形態における張出し部を備えた建物ユニットを示す斜視図。 張出し部を示す平面図。 建物ユニットの配置を示す平面図。 第2の実施形態における張出し部を備えた建物ユニットを示す斜視図。 (a)1階部分における建物ユニットの配置を示す平面図、(b)2階部分における建物ユニットの配置を示す平面図。 (a)(b)第3の実施形態における水平コ字状フレームを示す斜視図。 (a)コ字状フレームと水平コ字状フレームとの連結状態を示す縦断面図、(b)建物ユニットと水平コ字状フレームとの連結状態を示す平面図。 コ字状フレームの別例を示す側面図。
符号の説明
11…ユニット建物、13〜16…建物ユニット、17…柱、18…上梁としての天井大梁、19…下梁としての床大梁、21…張出しユニット、22…コ字状フレーム、23…架設材としての上鼻先梁、24…架設材としての下鼻先梁、25…架設材としての上補強梁、26…架設材としての下補強梁、28…連結部材としてのアングル、30…張出し部、34〜45…建物ユニット、52,55…張出しユニット、53,56…コ字状フレーム、63…水平コ字状フレーム。

Claims (6)

  1. 複数の建物ユニットを並設することにより形成されるユニット建物であって、
    前記各建物ユニットは、柱並びに上下に設けられる上梁及び下梁を備え、
    鉛直方向に延びる柱部と、該柱部の上下両端からそれぞれ同一方向に延びる上下の梁部とを有する鉛直コ字状フレームを複数備え、
    前記各鉛直コ字状フレームは、互いに離間して配置されており、前記上下の各梁部が前記建物ユニットに対して反対側を向くようにして当該建物ユニットの前記柱及び前記上下の各梁間に連結され、
    対向する前記各鉛直コ字状フレームの梁部間には架設材が連結部材によって架け渡されており、
    水平方向に延びる水平部と、該水平部の長さ方向両端からそれぞれ前記各鉛直コ字状フレームの各梁部と同一方向に延びる梁部とを有する水平コ字状フレームを備え、
    対向する前記各鉛直コ字状フレームの梁部間には前記水平コ字状フレームが架け渡されており、
    前記各鉛直コ字状フレーム、前記架設材及び前記水平コ字状フレームを含めて構成され、前記建物ユニットから張り出して設けられる張出し部を備えていることを特徴とするユニット建物。
  2. 前記各鉛直コ字状フレームの上下梁部の先端側に前記架設材が掛け渡されており、
    前記各鉛直コ字状フレームの上下梁部の基端側に前記水平コ字状フレームが掛け渡されていることを特徴とする請求項1に記載のユニット建物。
  3. 上階側の建物ユニットと下階側の建物ユニットとを上下に隣接させて設けた多層階のユニット建物において、
    前記鉛直コ字状フレームは、上階側及び下階側の各建物ユニットにおいて上下に連続する位置にそれぞれ設けられており、その上下の鉛直コ字状フレームにより上下各階に跨る張出し部が形成されている請求項1又は2に記載のユニット建物
  4. 前記鉛直コ字状フレームは、上階側及び下階側の各建物ユニットにおいて各々の柱に連結されている請求項に記載のユニット建物
  5. 前記鉛直コ字状フレームは、上階側及び下階側の各建物ユニットにおいて各々の上下梁間に連結されている請求項又はに記載のユニット建物
  6. 前記上階側の建物ユニットに設けられる下梁のうち前記張出し部側の下梁と、前記下階側の建物ユニットに設けられる上梁のうち前記張出し部側の上梁とが設けられていない構成とした請求項乃至のいずれか1つに記載のユニット建物
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