JP4998665B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
素子分離領域を有する半導体装置、特に高耐圧トランジスタの製造方法では、たとえば、特許文献1のように、半導体基板に素子分離領域を形成した後、素子分離領域以外の素子形成領域に不純物を導入し、高温で長時間の熱処理することにより不純物を半導体基板内の所望の領域に均一に拡散してウェルを形成している。
特開2004−260073号公報
しかしながら、上記の製造方法では、素子分離領域を形成した半導体基板にウェルを形成する際の熱処理により、素子分離領域にも熱が加わってしまう。その結果、例えば、半導体基板と素子分離領域を形成する材質の熱膨張係数が異なる為、そのストレスにより、結晶欠陥が形成され、この欠陥に起因する電流のリークが発生するという問題が生じるおそれがある。
本発明の目的は、素子分離領域から発生する結晶欠陥等の発生を低減するための半導体
装置の製造方法および半導体装置を提供することにある。
(1)本発明にかかる半導体装置の製造方法は、
(a)半導体層に、凹部の第1認識マークを形成する工程と、
(b)前記第1認識マークを用いて、前記半導体層にウェルを形成する工程と、
(c)前記半導体層に素子分離絶縁層を形成する工程と、
(d)前記第1認識マークの内面を覆う第1絶縁層を形成する工程と、
(e)前記第1絶縁層の上に前記第1認識マークを埋め込む第2絶縁層を形成し、第2認識マークを形成する工程と、
(f)前記半導体層に、前記第2認識マークを用いてトランジスタを形成する工程と、を含む。
本発明にかかる半導体装置の製造方法によれば、素子分離絶縁層を形成する前に、ウェルの形成が行われる。ウェルの形成では、不純物を拡散させるために高温での熱処理が長時間行われることがある。このような熱処理工程が、半導体層中の素子分離絶縁層に熱ストレスを与えることとなり、結晶欠陥に起因する電流のリークなどが起きることがある。しかし、本発明にかかる半導体装置の製造方法によれば、素子分離絶縁層の形成前にウェルの形成を行っているため、上記問題を抑制することができる。その結果、信頼性が向上した半導体装置を提供することができる。
なお、本発明にかかる半導体装置の製造方法は、さらに、下記の態様をとることができる。
(2)本発明にかかる半導体装置の製造方法において、
前記第1認識マークは、スクライブ領域に形成されることができる。
(3)本発明にかかる半導体装置の製造方法において、
前記工程(c)は、前記半導体層に溝を形成する工程と、
前記溝に絶縁層を埋め込む工程と、を含み、
前記絶縁層を埋め込む工程は、
前記工程(e)における前記第2絶縁層の形成と同時に行われることができる。
(4)本発明にかかる半導体装置の製造方法において、
前記第1絶縁層は、窒化膜であり、前記第2絶縁層は、酸化膜であることができる。
(5)本発明にかかる半導体装置は、
チップ領域およびスクライブ領域を有する半導体層と、
前記チップ領域に設けられたトランジスタと、
前記スクライブ領域に設けられた認識マークと、を含み、
前記認識マークは、
前記半導体層に設けられた凹部と、
前記凹部の内面を覆って設けられた第1絶縁層と、
前記第1絶縁層の上であって、前記凹部を埋め込む第2絶縁層と、を含むことができる。
なお、本発明にかかる半導体装置は、さらに、下記の態様をとることができる。
(6)本発明にかかる半導体装置において、
前記第1絶縁層の露出面は、前記半導体層の上面と同一または該半導体層の上面と比して低い位置にあり、
前記第2絶縁層の上面は、前記半導体層の上面と同一または該半導体層の上面と比して高い位置にあることができる。
(7)本発明にかかる半導体装置において、
前記第2絶縁層の上面は、前記半導体層に設けられた素子分離絶縁層の上面と同一の高さにあることができる。
(8)本発明にかかる半導体装置において、
平面視したとき、前記認識マークの端から所定の距離を有する領域には、前記素子分離絶縁層が設けられていないことができる。
(9)本発明にかかる半導体装置において、
前記トランジスタは、
前記半導体層に設けられたウェルと、
前記半導体層の上方に設けられたゲート絶縁層と、
前記ゲート絶縁層の上方に設けられたゲート電極と、
前記半導体層内に形成されたチャネル領域と、
前記半導体層に設けられたソース領域およびドレイン領域と、
前記チャネル領域と、前記ソース領域およびドレイン領域との間に設けられたオフセット絶縁層と、を含むことができる。
次に、本発明の実施の形態の一例について、図面を参照しつつ説明する。
1.半導体装置
まず、本実施の形態にかかる半導体装置について図1を参照しつつ説明する。図1は、本実施の形態にかかる半導体装置を模式的に示す断面図である。
本実施の形態にかかる半導体装置は、図1に示すように、半導体層10を有する。半導体層10は、チップ領域10Cとスクライブ領域10Sとを有する。チップ領域10Cは、ICチップを構成する各種半導体デバイスが形成される領域である。スクライブ領域10Sは、一つの半導体チップの周囲に設けられ、半導体チップをダイシングする際のダイシングエリアを含む。また、チップ領域10Cおよびスクライブ領域10Sは、それぞれ、素子分離絶縁層22により囲まれている。
チップ領域10Cには、図1に示すように、トランジスタ100が形成されている。トランジスタ100は、高駆動電圧動作用のトランジスタである。トランジスタ100は、ゲート絶縁層110と、ゲート電極112と、サイドウォール絶縁層114と、高濃度不純物層であるソース領域116およびドレイン領域116(以下、ソース領域およびドレイン領域を「ソース領域/ドレイン領域」という。)と、オフセット絶縁層24と、低濃度不純物層118と、ウェル20と、を含む。
ゲート絶縁層110は、半導体層10の上であって、ウェル20内のチャネル領域の上に設けられている。ゲート電極112は、ゲート絶縁層110の上に形成されている。サイドウォール絶縁層114は、ゲート電極112の側方に形成されている。
ソース領域/ドレイン領域116は、低濃度不純物層118内の上部に形成されている。ソース領域/ドレイン領域116では、低濃度不純物層118に比べ、不純物濃度を濃くすることができる。オフセット絶縁層24は、半導体層10の上面側に埋め込まれて形成されている。オフセット絶縁層24は、ソース領域116とゲート絶縁層110下のチャネル領域との間、および、ドレイン領域116とゲート絶縁層110下のチャネル領域との間に形成されている。オフセット絶縁層24は、低濃度不純物層118に内包されている。
低濃度不純物層118は、ウェル20内の上部に形成されている。低濃度不純物層118は、ソース領域/ドレイン領域116の全てと重なっており、ソース領域/ドレイン領域116よりも深く形成されている。即ち、低濃度不純物層118は、ソース領域/ドレイン領域116を内包している。ウェル20は、半導体層10内の上部に形成され、低濃度不純物層118を内包している。
なお、本実施の形態にかかる半導体装置では、チップ領域10Cに高駆動電圧動作用のトランジスタ100のみが設けられている場合を図示したが、このチップ領域には、駆動電圧が異なるトランジスタが複数設けられていてもよいのはいうまでもない。
次に、スクライブ領域10Sについて説明する。スクライブ領域10Sには、認識マーク200が形成されている。認識マーク200は、たとえば、トランジスタ100などの形成工程で、半導体層10とマスク層の位置あわせを行うために用いられる。認識マーク200は、露光装置ベンダーによる推奨マークや、アライメント方式によって種々の平面パターン(十字パターン、L字パターン、ラインパターンなど)を有することができる。
本実施の形態にかかる半導体装置が有する認識マーク200は、半導体層10に設けられた凹部210と、凹部210の内面に沿って形成された絶縁層214(「第1絶縁層」に相当する。)と、凹部210を埋め込む絶縁層216(「第2絶縁層」に相当する。)と、を含む。なお、本実施の形態では、絶縁層214と凹部210の内面との間に、絶縁層212が設けられている(後述の製造方法の説明を参照)。絶縁層214としては窒化膜、たとえば窒化シリコン膜を形成することができ、絶縁層216としては酸化膜、たとえば酸化シリコン膜を形成することができる。絶縁層214および絶縁層216は、それぞれ光の屈折率の異なる材質の絶縁層を用いることが好ましい。たとえば、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜とでは、窒化シリコン膜は、酸化シリコン膜と比して屈折率が異なっている為、光学的に色が異なる。通常、装置のアライメントは光学的方法(色の違いや、コントラストの違い)にて行われることが多く、本実施の形態にかかる半導体装置では、凹部210の内面に窒化シリコン膜(絶縁層214)が設けられているため、凹部210内が絶縁材質によって埋め込まれている場合でも、凹部を検知しやすくすることができる。その結果、複数の工程を経た後でも認識性の高い認識マーク200を有する半導体装置を提供することができる。
また、スクライブ領域10Sにおいて、凹部210の端から所定の距離Xを有する範囲には、素子分離絶縁層22が形成されていない。ここで、所定の距離Xとは、アライメントエラーを起こす可能性のある範囲には、他の溝(段差)を発生させないために確保する必要のある距離であり、アライメント装置の精度などにより異なるものである。これにより、さらなる認識性の向上を図ることができる。
(変形例)
次に、本実施の形態にかかる半導体装置の変形例について図2を参照しつつ説明する。図2は、本変形例にかかる半導体装置を模式的に示す断面図である。本変形例にかかる半導体装置は、上記の実施の形態にかかる半導体装置と比して認識マーク200が異なる例である。以下の説明では、図1に示す半導体装置と異なる点についてのみ示す。
図2に示すように、本変形例にかかる半導体装置は、チップ領域10Cとスクライブ領域10Sとを有する。チップ領域10Cには、トランジスタ100が設けられている。スクライブ領域10Sには、認識マーク200が設けられている。本変形例にかかる半導体装置では、認識マーク200において、絶縁層214の露出面215と絶縁層216の上面217との高さが異なっている。具体的には、露出面215は、上面217と比して低い位置にある。つまり、露出面215と上面217とで段差を成していることとなる。
本変形例によれば、上述の実施の形態で述べたように、凹部210内に、窒化シリコン膜と酸化シリコン膜などの反射率の異なる材質が埋め込まれている事に加えて、構造面においても凹凸があることで、さらに反射率を異ならせることができる。その結果、認識性がより向上した認識マーク200を有する半導体装置を提供することができる。
2.半導体装置の製造方法
次に、図3ないし図9を参照しつつ、本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法について説明する。図3ないし図9は、本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図である。
(1)まず、図3に示すように、チップ領域10Cとスクライブ領域10Sとを有する半導体層10を準備する。半導体層10としては、単結晶シリコン基板などの公知の材質を用いることができる。ついで、スクライブ領域10Sに、後の工程で形成されるウェルを形成するための第1認識マークとなる凹部210を形成する。凹部210の形成では、半導体層10の上に、凹部210が形成される領域に開口を有するマスク層(図示せず)を形成する。ついで、マスク層を用いて半導体層10をエッチングすることにより、凹部210を形成することができる。
(2)次に、図4に示すように、凹部(第1認識マーク)210を用いて、チップ領域10Cにウェル20を形成する。まず、所定の領域に開口を有するマスク層(図示せず)を形成した後、所定の導電型の不純物を半導体層10に導入する。このマスク層を形成する工程で、たとえば、半導体層10とレチクルとの位置合わせのために凹部210が用いられることとなる。ついで、不純物を拡散するための熱処理を施すことで、ウェル20が形成される。この熱処理は、たとえば、900℃以上の温度で行われることができる。
(3)次に、半導体層10に、素子分離絶縁層22およびオフセット絶縁層24(図1参照)を形成する。素子分離絶縁層22およびオフセット絶縁層24の形成の一例として、STI法により形成した場合を以下に説明する。まず、図5に示すように、半導体層10の全面に酸化膜12および窒化膜14を形成する。半導体層10がシリコン基板の場合には、酸化膜12として酸化シリコン膜を、窒化膜14として窒化シリコン膜を形成することができる。
ついで、図5に示すように、素子分離絶縁層22およびオフセット絶縁層24を形成する領域に開口40を有するマスク層M1を形成する。このとき、開口40は、凹部210が形成されている領域の上方および凹部210の端から所定の距離Xを有する範囲の領域の上方には開口を有していない。ここで、凹部210の端からの距離Xとは、アライメントエラーを起こす可能性のある範囲には、他の溝(段差)を発生させないために確保する必要のある距離である。距離Xは、アライメント装置の精度などにより異なるものである。また、本実施の形態に示す断面では、認識マークである凹部210の端から、所定の距離X以上に離れた位置に素子分離絶縁層22のためのトレンチ16を形成する場合を図示している。
(4)次に、マスク層M1(図5参照)を用いて酸化膜12、窒化膜14および半導体層10をエッチングする。この工程により、図6に示すようにトレンチ16が形成される。一方、凹部210の上方は、マスク層M1に覆われているため、凹部210の内面は、酸化膜12および窒化膜14に覆われたままである。この窒化膜14は、後の工程で、凹部210の内面を覆う絶縁層214になる。
(5)次に、トレンチ16および凹部210を埋め込むように、半導体層10の上方に絶縁層(図示せず)を形成する。ついで、図7に示すように、その後、絶縁層を窒化膜14が露出するまで、たとえば、CMP法によりエッチングする。これにより、絶縁層22a、24a、206a216aが形成される。このとき、絶縁層としては、複数の絶縁層が積層された膜であってもよい。たとえば、絶縁層として窒化シリコン膜と酸化シリコン膜の積層膜(反射率の異なる材質の積層膜)を用いる場合、凹部210の内面に窒化シリコン膜が形成されることとなり、第2認識マーク200の認識性を向上することができる。
(6)次に、図8に示すように、ストッパの役割を果たしていた窒化膜14を選択的に除去する。窒化膜14の除去は、たとえば、熱リン酸を用いたウェットエッチングにより行うことができる。ついで、必要に応じて窒化膜14の膜厚の分だけ突出することとなる絶縁層を公知のエッチング方法により除去し、半導体層10の面内の高さを均一にすることができる。以上の工程により、図8に示すように、素子分離絶縁層22およびオフセット絶縁層24と、凹部210に埋め込まれた絶縁層214と絶縁層216とが形成される。つまり、この工程により、凹部210と、その中に埋め込まれた絶縁層214とからなる第2認識マーク200が形成される。
(7)次に、チップ領域10Cにトランジスタ100(図1参照)の形成を行う。このトランジスタ100の形成では、少なくとも一のマスク層を形成する工程で第2認識マーク200を用いることができる。このように、先の工程で用いられた第1認識マーク(凹部210)を、後の工程でも適用することができる。そのため、本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、特に認識マークを形成する工程を増やす必要がない。その結果、工程数を削減でき、製造コストの削減をも図ることができる。以下に、トランジスタ100の形成方法の一例を説明する。
まず、図9に示すように、低濃度不純物層118の形成を行う。この工程では、少なくとも低濃度不純物層118の上方に開口を有するマスク層(図示せず)を形成し、その後、所定の導電型の不純物を半導体層10に導入することで行われる。また、必要に応じて不純物を拡散するための熱処理を施してもよい。なお、この熱処理は、工程(2)で行われる熱処理と比して温度の低下もしくは処理時間の短縮された条件で行われる。
ついで、ゲート絶縁層110の形成を行う。ゲート絶縁層110の形成では、ゲート絶縁層110を形成したい領域に開口を有し、耐熱酸化のためのマスク層(図示せず)を形成する。マスク層をとしては、たとえば、窒化シリコン膜を用いることができる。その後、熱酸化を行うことで、ゲート絶縁層110を形成することができる。その後、マスク層は、その材質に応じた公知の除去方法により除去される。
(8)次に、図1に参照されるようにゲート電極112を形成する。この工程では、まず、半導体層10の全面の上方に、導電層(図示せず)を形成する。導電層としては、たとえば、多結晶シリコン層を形成することができる。その後、この導電層をパターニングすることでゲート電極112が形成される。ついで、ゲート電極112の側方にサイドウォール絶縁層114を形成する。サイドウォール絶縁層114の形成は、半導体層10の上方全面に絶縁層(図示せず)を形成し、この絶縁層に異方性のエッチングを施すことで行われる。ついで、ソース/ドレイン領域116を形成する。ソース領域/ドレイン領域116は、不純物を導入したくない領域をマスク層(図示せず)で覆った後に不純物を導入することで形成される。
以上の工程により、本実施の形態にかかる半導体装置を製造することができる。
本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、素子分離絶縁層22を形成する前に、ウェル20の形成が行われる。ウェル20の形成では、不純物を拡散させるために高温での熱処理が長時間行われることがある。このような熱処理工程が、半導体層10中の素子分離絶縁層22に熱ストレスを与えることとなり、結晶欠陥に起因する電流のリークなどが起きることがある。特に、本実施の形態にかかる半導体装置に例示されるように、高電圧駆動用のトランジスタの場合には、耐圧を確保するために深いウェル20の形成が必要となってくる。深いウェル20を形成するためには、高温の熱処理を長時間行う必要があり、熱ストレスによる結晶欠陥が起こりやすい。しかし、本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法によれば、素子分離絶縁層22の形成前にウェル20の形成を行っているため、上記問題を抑制することができる。その結果、信頼性が向上した半導体装置を提供することができる。
また、本変形例にかかる半導体装置を製造する際には、上記の工程(6)で説明した窒化膜14の除去工程において、エッチング時間をオーバーエッチング条件に設定すればよい。
また、本実施の形態にかかる半導体装置の製造方法では、STI法により素子分離絶縁層22を形成した場合を説明したが、これに限定されることなく。LOCOS法またはセミリセスLOCOS法により形成してもよい。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。たとえば、本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(たとえば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び結果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
本実施の形態にかかる半導体装置を模式的に示す断面図。 本変形例にかかる半導体装置を模式的に示す断面図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を説明する図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を説明する図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を説明する図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を説明する図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を説明する図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を説明する図。 本実施の形態にかかる半導体装置の製造工程を説明する図。
符号の説明
10C…チップ領域、 10S…スクライブ領域、 10…半導体層、 12…酸化膜、 14…窒化膜、 16…トレンチ、 20…ウェル、 22…素子分離絶縁層、 24…オフセット絶縁層、 40…開口、 100…トランジスタ、 110…ゲート絶縁層、 112…ゲート電極、 114…サイドウォール絶縁層、 116…ソース領域/ドレイン領域、 118…低濃度不純物層、 200…認識マーク(第2認識マーク)、 210…凹部(第1認識マーク)、 212、214、216…絶縁層、 215…露出面、 217…上面

Claims (5)

  1. (a)半導体層に、凹部の第1認識マークを形成する工程と、
    (b)前記第1認識マークを用いて、前記半導体層にウェルを形成する工程と、
    (c)前記半導体層に素子分離絶縁層を形成する工程と、
    (d)前記第1認識マークの内面を覆う第1絶縁層を形成する工程と、
    (e)前記第1絶縁層の上に前記第1認識マークを埋め込む第2絶縁層を形成し、第2認識マークを形成する工程と、
    (f)前記半導体層に、前記第2認識マークを用いてトランジスタを形成する工程と、を含み、
    前記工程(c)は、前記半導体層に溝を形成する工程と、
    前記溝に絶縁層を埋め込む工程と、を含み、
    前記絶縁層を埋め込む工程は、
    前記工程(e)における前記第2絶縁層の形成と同時に行われ、
    前記第1絶縁層および前記第2絶縁層は、光の屈折率の異なる材質の絶縁層である、半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記第1認識マークは、スクライブ領域に形成される、半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1絶縁層は、窒化膜であり、前記第2絶縁層は、酸化膜である、半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記工程(e)では、
    前記第1絶縁層の露出面が、前記第2絶縁層の上面と比して低い位置となるように、前記第1絶縁層をエッチングして、前記第2認識マークを形成する、半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4において、
    前記第2絶縁層の上面は、前記素子分離絶縁層の上面と同一の高さにある、半導体装置の製造方法。
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