JP3604487B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の高密度化・微細化に伴い、トレンチ分離の平坦化や層間絶縁膜の平坦化に、完全平坦化が実現できる化学機械研磨法(CMP法)が適用されつつある。
【0003】
以下、CMP法を適用した従来例のトレンチ分離形成法を、図8に基づいて説明する。
【0004】
先ず、図8(A)に示されるように、半導体基板としてのシリコン基板10上に、熱酸化膜21、窒化珪素膜25を堆積し、レジストパターン350を形成する。ここで、窒化珪素膜25は、CMP研磨による研磨停止膜として機能する。
【0005】
次に、図8(B)に示されるように、ドライエッチング法によりトレンチ分離用溝50を形成するとともに、同時に半導体マスクの位置合わせ用の合せキー用溝450を形成する。
【0006】
さらに、図8(C)に示されるように、トレンチ分離用溝50を絶縁膜で埋め込むために、酸化珪素膜60を形成する。
【0007】
次に、図8(D)に示されるように、窒化珪素膜25が露出するまでCMP技術を用いて酸化珪素膜60を研磨する。この時、窒化珪素膜25が研磨停止膜となっているために、必要以上に研磨が進むことはない。
【0008】
次に、図8(E)に示されるように、窒化珪素膜25および熱酸化膜21を除去し、この時点でシリコン基板10の表面は完全平坦化することができる。
【0009】
さらに、図8(F)に示されるように、ゲート電極形成のために、ゲート酸化膜70、ポリシリコン71およびタングステンシリサイド72を形成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
通常、半導体基板上に形成されたパターンに、半導体マスクを位置合わせする場合には、マスク合わせ用に形成された特殊なパターンを光などを用いて走査し、表面の凹凸を感知して半導体マスクの位置合せを行っている。しかしながら、上述の従来例のようにトレンチ分離の平坦化を行った場合には、図8(F)において、表面が完全平坦化されているために表面の凹凸を捕らえることができず、半導体マスクを位置合わせすることができない。
【0011】
このような問題を解決するために、半導体基板表面の膜が光を透過する場合には、マスク合わせ用に形成された特殊なパターンを画像認識処理で読み取る方法もあるが、上述の従来例のような光を透過しないタングステンシリサイド72やアルミ合金のようなメタル材料が半導体基板表面に形成されている場合には、この方法も用いることができず、半導体マスクを半導体基板上のパターンに位置合わせすることができない。
【0012】
また、マスク合わせ用に形成された特殊なパターンを画像認識処理で読み取る方法では、プロセスにおける工程バラツキに起因するチップ間の膜厚のバラツキによって、光の回折による干渉じまが生じて前記特殊なパターンを確実に画像認識することができない場合があるという問題点もある。
【0013】
本発明は、上述の技術的課題に鑑みてなされたものであって、CMP技術が適用されてトレンチ分離あるいは層間絶縁膜の完全平坦化が行われた半導体基板においても、半導体マスクを半導体基板上のパターンに位置合わせすることができる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、半導体基板上に半導体素子を形成する半導体装置の製造方法であって、前記半導体基板上に、半導体マスクの位置合わせ用の所要の幅および所要の深さを有する位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールを形成する工程と、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第1の半導体マスクを位置合わせして、第1のマスクパターンを形成し、エッチングによって少なくとも第1の溝または第1のホールを形成する工程と、前記半導体基板上に第1の膜を形成する工程と、前記第1の膜を研磨して平坦化する工程と、前記半導体基板上に第2の膜を形成する工程と、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第2の半導体マスクを位置合わせして第2のマスクパターンを形成し、前記第2の膜をエッチングする工程とを備え、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールの前記所要の幅および所要の深さは、前記第2の膜の形成工程によって前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに凹部が形成されるに足る大きさであり、前記第1の溝または第1のホールを形成する工程は、該第1の溝または第1のホールのエッチングと同時に、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールをエッチングするものであり、
前記所要の幅は、前記第1の膜と前記第2の膜との膜厚の和の2倍よりも大きく、前記所要の深さは、前記膜厚の和と前記第1の溝または第1のホールの深さとの差よりも大きいものである。
【0015】
本発明によれば、CMP技術により完全平坦化が行われた半導体基板においても、半導体マスクの合せキー部の完全平坦化を防いで凹部を形成し、この凹部を利用して半導体マスクを半導体基板上のパターンに容易に位置合せすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、半導体基板上に半導体素子を形成する半導体装置の製造方法であって、前記半導体基板上に、半導体マスクの位置合わせ用の所要の幅および所要の深さを有する位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールを形成する工程と、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第1の半導体マスクを位置合わせして、第1のマスクパターンを形成し、エッチングによって少なくとも第1の溝または第1のホールを形成する工程と、前記半導体基板上に第1の膜を形成する工程と、前記第1の膜を研磨して平坦化する工程と、前記半導体基板上に第2の膜を形成する工程と、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第2の半導体マスクを位置合わせして第2のマスクパターンを形成し、前記第2の膜をエッチングする工程とを備え、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールの前記所要の幅および所要の深さは、前記第2の膜の形成工程によって前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに凹部が形成されるに足る大きさであり、例えばトレンチ分離の平坦化にCMP技術を適用し、素子領域で完全平坦化を実施した半導体基板においても、半導体マスクの合せキー部には凹部を形成することができ、この凹部を利用して半導体マスクを半導体基板上のパターンに正確に位置合せすることが可能となる。そして、前記第1の溝または第1のホールのエッチングと同時に、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールをエッチングし、前記所要の幅は、前記第1の膜と前記第2の膜との膜厚の和の2倍よりも大きく、前記所要の深さは、前記膜厚の和と前記第1の溝または第1のホールの深さとの差よりも大きくしており、これによって、素子領域で完全平坦化を実施した半導体基板においても、半導体マスクの合せキー部には凹部を形成することができ、この凹部を利用して半導体マスクを半導体基板上のパターンに正確に位置合せすることが可能となる。
【0018】
本発明の請求項に記載の発明は、半導体基板上に半導体素子を形成する半導体装置の製造方法であって、前記半導体基板上に、半導体マスクの位置合わせ用の所要の幅および所要の深さを有する位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールを形成するとともに、第1の溝または第1のホールを形成する工程と、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第1の半導体マスクを位置合わせして、第1のマスクパターンを形成し、エッチングによって少なくとも第2の溝または第2のホールを形成する工程と、前記半導体基板上に第1の膜を形成する工程と、前記第1の膜を研磨して平坦化する工程と、前記半導体基板上に第2の膜を形成する工程と、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第2の半導体マスクを位置合わせして第2のマスクパターンを形成し、前記第2の膜をエッチングする工程とを備え、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールの前記所要の幅および所要の深さは、前記第2の膜の形成工程によって前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに凹部が形成されるに足る大きさであり、例えばトレンチ分離の平坦化にCMP技術を適用し、素子領域で完全平坦化を実施した半導体基板においても、半導体マスクの合せキー部には凹部を形成することができ、この凹部を利用して半導体マスクを半導体基板上のパターンに正確に位置合せすることが可能となる。しかも、第1の溝または第1のホールと、第2の溝または第2のホールとは、その深さが異なるので、深さの異なるトレンチパターンを形成することができ、素子の微細化・高集積化を図る上で有効である。そして、前記第2の溝または第2のホールを形成する工程は、該第2の溝または第2のホールのエッチングと同時に、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールをエッチングするものであり、前記所要の幅は、前記第1の膜と前記第2の膜との膜厚の和の2倍よりも大きく、前記所要の深さは、前記膜厚の和と前記第2の溝または第2のホールの深さとの差よりも大きくしたものであり、これによって、素子領域で完全平坦化を実施した半導体基板においても、半導体マスクの合せキー部には凹部を形成することができ、この凹部を利用して半導体マスクを半導体基板上のパターンに正確に位置合せすることが可能となり、さらに、深さの異なるトレンチパターンを形成することができ、素子の微細化・高集積化を図る上で有効である。
【0020】
本発明の請求項記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明においいて、前記第2の膜は、積層膜であり、この積層膜の半導体マスクの合せキー部には凹部を形成することができ、この凹部を利用して半導体マスクを半導体基板上のパターンに正確に位置合せすることが可能となる。
【0022】
本発明の請求項に記載の発明は、半導体基板上に半導体素子を形成する半導体装置の製造方法であって、半導体基板上に第1の溝または第1のホールを形成し、第1の膜で埋め込み研磨して平坦化する工程と、半導体基板上に第2の膜を形成し、該第2の膜を研磨して平坦化する工程と、半導体マスクの位置合わせ用の所要の幅および所要の深さを有する位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールを、前記第2の膜又は前記第1の膜と前記第2の膜をエッチングして形成するとともに、第2の膜をエッチングしてコンタクトホールを形成する工程と、第3の膜を形成してエッチングを行って前記第3の膜を前記コンタクトホールに埋め込む工程と、半導体基板上に第4の膜を形成する工程と、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、半導体マスクを位置合わせしてマスクパターンを形成し、前記第4の膜をエッチングして配線を形成する工程とを備え、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールの前記所要の幅および所要の深さは、前記第4の膜の形成工程によって前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに凹部が形成されるに足る大きさであり、例えば層間絶縁膜の平坦化にCMP技術を適用し、素子領域で完全平坦化を実施した半導体基板においても、半導体マスクの合せキー部には凹部を形成することができ、この凹部を利用して半導体マスクを半導体基板上のパターンに正確に位置合せすることが可能となる。
【0023】
本発明の請求項に記載の発明は、請求項記載の発明において、前記所要の幅は、前記第3の膜と前記第4の膜との膜厚の和の2倍よりも大きく、前記所要の深さは、第4の膜の膜厚よりも大きいものであり、これによって、素子領域で完全平坦化を実施した半導体基板においても、半導体マスクの合せキー部には凹部を形成することができ、この凹部を利用して半導体マスクを半導体基板上のパターンに正確に位置合せすることが可能となる。
【0024】
本発明の請求項に記載の発明は、半導体基板上に半導体素子を形成する半導体装置の製造方法であって、半導体基板上に、所要の幅および所要の深さを有する位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールを形成するとともに、コンタクトホールを形成する工程と、第1の膜を形成してエッチングを行って前記第1の膜を前記コンタクトホールに埋め込む工程と、半導体基板上に第2の膜を形成する工程と、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第1の半導体マスクを位置合わせして第1のマスクパターンを形成し、前記第2の膜をエッチングして配線を形成する工程と、半導体基板上に第3の膜を形成する工程と、前記第3の膜を研磨して平坦化する工程と、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第2の半導体マスクを位置合わせして第2のマスクパターンを形成し、前記第3の膜をエッチングしてヴィアホールを形成する工程とを備え、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールの前記所要の幅および所要の深さは、前記第3の膜の形成工程によって前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに凹部が形成されるに足る大きさであり、例えば層間絶縁膜の平坦化にCMP技術を適用し、素子領域で完全平坦化を実施した半導体基板においても、半導体マスクの合せキー部には凹部を形成することができ、この凹部を利用して半導体マスクを半導体基板上のパターンに正確に位置合せすることが可能となる。
【0025】
本発明の請求項に記載の発明は、請求項記載の発明において、前記所要の幅は、前記第1の膜と前記第3の膜との膜厚の和の2倍よりも大きく、前記所要の深さは、第3の膜の研磨量と配線の厚みとの差よりも大きいものであり、これによって、素子領域で完全平坦化を実施した半導体基板においても、半導体マスクの合せキー部には凹部を形成することができ、この凹部を利用して半導体マスクを半導体基板上のパターンに正確に位置合せすることが可能となる。
【0026】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
【0027】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置の製造方法の工程断面図であり、この実施の形態1は、請求項1に対応する工程を含むものである。
【0028】
この実施の形態1に係るMOSトランジスタの製造方法では、先ず、図1(A)に示されるように、シリコン基板10上に熱酸化膜20を形成し、半導体マスクを用いてレジストパターン300を形成する。
【0029】
次に、図1(B)に示されるように、レジストパターン300をマスクにしてドライエッチング法にて半導体マスクの位置合わせのための合せキー用溝400を形成する。この合わせキー用溝400は、後述のように所要の幅および所要の深さを有して形成される。
【0030】
次に、図1(C)に示されるように、レジスト300を除去した後、熱酸化膜21を形成し、窒化珪素膜25を堆積し、請求項1における第1のマスクパターンとしてのレジストパターン301を形成する。ここで、レジストパターン301を形成するのに用いた半導体マスクは、合せキー用溝400によって位置合せする。また、合せキー用溝400上にもレジスト開口部を設ける。
【0031】
さらに、図1(D)に示されるように、レジストパターン301をマスクにして窒化珪素膜25、熱酸化膜21およびシリコン基板10をドライエッチングし、合せキー用溝401および請求項1における第1の溝としてのトレンチ分離用溝50を形成する。
【0032】
次に、図1(E)に示されるように、請求項1における第1の膜としての酸化珪素膜60を所望の膜厚になるまで堆積し、さらに、図1(F)に示されるように、CMP技術を用いて、窒化珪素膜25が露出するまで酸化珪素膜60を研磨する。ここで、酸化珪素膜60で埋めこまれたシャロートレンチ51が形成される。また、トレンチ分離用溝50は、平坦化により完全平坦化されるが、合せキー用溝400は、後述のように所要の幅および所要の深さを有しているので、合せキー402部は完全平坦化されず、凹部が形成される。
【0033】
次に、図1(G)に示されるように、窒化珪素膜25と熱酸化膜21をウェットエッチングにより除去し、さらに、図1(H)に示されるように、ゲート電極を形成するために、ゲート酸化膜70を形成し、請求項1における第2の膜としてのポリシリコン71とタングステンシリサイド72を堆積する。続いて、請求項1における第2のマスクパターンとしてのレジストパターン302を形成する。ここで、レジストパターン302を形成するのに用いた半導体マスクは、合せキー402に位置合せする。なお、第2の膜として、ゲート酸化膜70を含めてもよい。
【0034】
次に、図1(I)に示されるように、ドライエッチングによりゲート電極73をパターニングする。
【0035】
ここで、合わせキー用溝400の所要の幅および所要の深さについて説明する。この合わせキー用溝400の所要の幅および所要の深さは、図1(H)に示されるゲート酸化膜70を形成し、ポリシリコン71とタングステンシリサイド72を堆積した後に、合わせキー用溝400の部分に、レジストパターン302を形成するための半導体マスクの位置合わせをするための凹部が形成されるに足る大きさであり、具体的に次のように設定される。
【0036】
ここで、合わせキー用溝400の幅をW、図1(B)に示される初期深さをDini、図1(D)に示されるトレンチ分離用溝50の深さをDsti、図1(E)に示される酸化珪素膜60の堆積膜厚をTsio2、図1(H)に示されるポリシリコン71の堆積膜厚をTpoly、タングステンシリサイド72の堆積膜厚をTwsi、それら膜厚の和をT(=Tsio2+Tpoly+Twsi)とし、図2の拡大断面図に基づいて説明する。なお、この図2においては、図1(D)の合わせキー用溝401について示している。
【0037】
図2において、合わせキー用溝401内の幅方向の膜厚をTとすると、合わせキー用溝401が、膜によって埋め込まれないためには、その幅Wは、W>2・Tである必要があり、合わせキー用溝401内の膜厚Tは、T≦Tであるので、合わせキー用溝401の幅Wは、次式で示されることになる。
【0038】
>2・T=2・(Tsio2+Tpoly+Twsi
すなわち、合わせキー用溝401の幅Wは、酸化珪素膜60の膜厚Tsio2と、ポリシリコン71の膜厚Tpolyと、タングステンシリサイド72の膜厚Twsiとの和の2倍より大きい値である。
【0039】
一方、図2に示される合わせキー用溝401の深さDは、上述の初期深さDiniと、トレンチ分離用溝50の深さDstiとの和であり、合わせキー用溝401が、平坦化されても凹部を形成するためには、その深さD(=Dini+Dsti)は、D>Tである必要があり、したがって、合わせキー用溝401の初期深さDiniは、次式で示されることになる。
【0040】
ini>T−Dsti=(Tsio2+Tpoly+Twsi)−Dsti
すなわち、図1(B)に示される合わせキー用溝400の初期深さDiniは、酸化珪素膜60の堆積膜厚Tsio2と、ポリシリコン71の堆積膜厚Tpolyと、タングステンシリサイド72の堆積膜厚Twsiとの和からトレンチ分離用溝50の深さDstiを差し引いた値よりも大きな値である。
【0041】
このように合わせキー用溝400の幅Wおよび深さDiniを、所要の幅および所要の深さに設定することにより、素子領域にあるトレンチ分離用溝50がCMP技術を用いた平坦化により完全平坦化されても、半導体マスクの合せキー用溝401は、完全平坦化されることはなく、凹部が形成された状態であり、研磨平坦化後でも半導体基板上のパターンに容易に半導体マスクを位置合せすることが可能となる。
【0042】
この実施の形態1では、図1(D)に示されるように、トレンチ分離用溝50をエッチングによって形成する際に、合わせキー用溝401も併せてエッチングしたけれども、本発明の他の実施の形態として、図1(B)において、図1(D)に示される深さ、すなわち、図2の深さDを予め形成しておき、トレンチ分離用溝50の形成時には、合わせキー用溝400の部分をマスクしてエッチングしないようにしてもよい。
【0043】
なお、この実施の形態1においては、合せキーが溝状パターンの場合について説明したけれども、ホール状パターンについても同様に実施可能である。
【0044】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置の製造方法の工程断面図であり、この実施の形態2は、請求項に対応する工程を含むものである。
【0045】
この実施の形態2の製造方法では、先ず図3(A)に示されるように、シリコン基板10上に熱酸化膜20を形成し、半導体マスクを用いてレジストパターン310を形成する。
【0046】
次に、図3(B)に示されるように、レジストパターン310をマスクにドライエッチングにて半導体マスクの位置合わせのための合せキー用溝410を形成するとともに、n−ウェルとp−ウェルとを電気的に分離するための請求項における第1の溝としてのウェル分離用溝52を形成する。
【0047】
この合わせキー用溝410は、上述の実施の形態1同様に、後述する所要の幅および深さを有している。
【0048】
次に、図3(C)に示されるように、レジスト310を除去した後、熱酸化膜21を形成し、窒化珪素膜25を堆積し、請求項における第1のマスクパターンとしてのレジストパターン311を形成する。ここで、レジストパターン311を形成するのに用いた半導体は、合せキー用溝410に位置合せする。また、合せキー用溝410上およびウェル分離用溝52上にマスクもレジスト開口部を設ける。
【0049】
さらに、図3(D)に示されるように、レジストパターン311をマスクにして窒化珪素膜25、熱酸化膜21およびシリコン基板10をドライエッチングし、合せキー用溝411、ウェル分離用溝53および請求項における第2の溝としてのトレンチ分離用溝50を形成する。なお、ウェル分離用溝53の幅は、酸化珪素膜60により完全に埋め込みが行われ、さらに電気的に分離可能であるように任意に設定すればよいが、通常は、合わせキー用溝410の幅が、4μm程度であるのに対して、ウェル分離用溝53の幅は、1μm以下であるので、完全に埋め込まれることになる。
【0050】
次に、図3(E)に示されるように、請求項における第1の膜としての酸化珪素膜60を所望の膜厚になるまで堆積し、さらに、図3(F)に示されるように、CMP技術を用いて、窒化珪素膜25が露出するまで酸化珪素膜60を研磨する。ここで、酸化珪素膜60で埋めこまれたシャロートレンチ51およびディープトレンチ54が形成される。またトレンチ分離用溝50は、平坦化により完全平坦化されるが、合せキー用溝410は、所要の幅および所要の深さを有しているので、合せキー412部は完全平坦化されず、凹部が形成される。
【0051】
次に、図3(G)に示されるように、窒化珪素膜25と熱酸化膜21をウェットエッチングにより除去し、さらに、図3(H)に示されるように、ゲート電極を形成するために、ゲート酸化膜70を形成し、請求項における第2の膜としてのポリシリコン71とタングステンシリサイド72を堆積し、請求項における第2のマスクパターンとしてのレジストパターン312を形成する。ここで、レジストパターン312を形成するのに用いた半導体マスクは、合せキー412に位置合せする。なお、第2の膜として、ゲート酸化膜70を含めてもよい。
【0052】
次に、図3(I)に示されるように、ドライエッチングによりゲート電極73をパターニングする。
【0053】
この合わせキー用溝410は、上述の実施の形態1と同様に、その幅は、酸化珪素膜60の堆積膜厚Tsio2と、ポリシリコン71の堆積膜厚Tpolyと、タングステンシリサイド72の堆積膜厚Twsiとの和の2倍より大きい値であり、また、その初期深さDiniは、酸化珪素膜60の堆積膜厚Tsio2と、ポリシリコン71の堆積膜厚Tpolyと、タングステンシリサイド72の堆積膜厚Twsiとの和からトレンチ分離用溝50の深さDstiを差し引いた値よりも大きな値である。
【0054】
このように合わせキー用溝410の幅および深さを、所要の幅および所要の深さに設定することにより、素子領域にあるトレンチ分離用溝50がCMP技術を用いた平坦化により完全平坦化されても、半導体マスクの合せキー用溝410は、完全平坦化されることはなく、凹部が形成された状態であり、研磨平坦化後でも半導体基板上のパターンに容易に半導体マスクを位置合せすることが可能となる。
【0055】
さらに、合せキー用溝410を形成する際に、ウェル分離用溝52も形成するので、電気的に素子を分離するためのトレンチパターンにおいて、深さの異なる2種類のトレンチパターンを形成することができる。一般にトレンチパターンの深さが深いほど分離能力は向上するため、素子の微細化・高集積化を容易に実現することができる。
【0056】
なお、この実施の形態2においても、上述の実施の形態1と同様に、図3(B)において、合わせキー用溝の深さを、図3(D)に示される深さまで形成しておき、トレンチ分離用溝の形成時には、合わせキー用溝をエッチングしないようにしてもよい。また、合せキーがホール状パターンについても同様に実施可能である。
【0057】
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3に係る半導体装置の製造方法の工程断面図である。
【0058】
この実施の形態3の製造方法では、先ず図4(A)に示されるように、上述の実施の形態1の方法に従ってMOSトランジスタを形成し、合せキー用溝420を予め形成してあり、この図4(A)の状態における合わせキー用溝420は、後述のように、所要の幅および所要の深さを有する。
【0059】
次に、図4(B)では、酸化珪素膜61を所望の膜厚になるまで堆積し、さらに、図4(C)に示されるように、CMP技術を用いて酸化珪素膜61を研磨し、表面を平坦化する。このとき、合せキー用溝420は、後述のように所要の幅および所要の深さを有しているので、合せキー421部は完全平坦化されず、凹部が形成される。続いて、レジストパターン320を形成する。ここで、レジストパターン320を形成するのに用いた半導体マスクは、合せキー421に位置合せする。
【0060】
次に、図4(D)に示されるように、レジストパターン320をマスクにしてドライエッチングにてコンタクトホール80を形成する。
【0061】
ここで、合わせキー用溝420の所要の幅および所要の深さについて説明する。この合わせキー用溝420は、図4(B)に示される酸化珪素膜61を堆積研磨した後に、合わせキー用溝420の部分に、レジストパターン320を形成する半導体マスクの位置合わせをするための凹部が形成されるに足る大きさであり、具体的に次のように設定される。
【0062】
ここで、図5に示されるように、合わせキー用溝420の幅をW、深さをD、合わせキー用溝420内の幅方向の膜厚をT、酸化珪素膜61の堆積膜厚をT、研磨後の酸化珪素膜61の膜厚をT、研磨量をT、ゲート電極73の厚みをTとすると、
合わせキー用溝420の幅Wは、上述の実施の形態1と同様に、次式で示されることになる。
【0063】
>2・T
すなわち、合わせキー用溝420の幅Wは、酸化珪素膜61の堆積膜厚Tの2倍より大きな値である。
【0064】
一方、酸化珪素膜61を研磨平坦化した後に、合わせキー用溝420の部分に凹部が形成されているためには、図5に示されるように、酸化珪素膜61の堆積膜厚Tは、合わせキー用溝420の深さDに研磨後の酸化珪素膜61の膜厚Tを加えた値よりも小さくなる必要がある。すなわち、
+T>T
したがって、
>T−T
となる。ここで、研磨後の酸化珪素膜61の膜厚Tは、酸化珪素膜61の堆積膜厚Tに、ゲート電極73の厚みをTを加えた値から研磨量Tを差し引いた値に等しい。すなわち、T=T+T−Tであるから上述の式は、
>T−T=T−T−T+T=T−T
但し、T>T
となる。
【0065】
すなわち、合わせキー用溝420の深さDは、研磨量Tからゲート電極73の厚みTを差し引いた値よりも大きな値となる。
【0066】
このように合わせキー用溝420の幅および深さを、所要の幅および所要の深さに設定することにより、コンタクトホール形成直前に行われる層間絶縁膜である酸化珪素膜61が、CMP技術を用いた平坦化により完全平坦化されても、半導体マスクの合せキー部は、完全平坦化されることなく凹部が形成され、したがって、研磨平坦化後でも半導体基板上のパターンに容易に半導体マスクを位置合せすることが可能となる。
【0067】
なお、この実施の形態3では、実施の形態1の方法に従ってMOSトランジスタを形成するための合わせキー用溝の部分に、この実施の形態3のコンタクトホールを形成のための合わせキー用溝420を形成したけれども、本発明の他の実施の形態として、実施の形態1の合わせキー用溝とは別の箇所に、この実施の形態3のコンタクトホールを形成するための合わせキー用溝420を形成してもよい。
【0068】
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置の製造方法の工程断面図であり、この実施の形態4は、請求項に対応する工程を含むものである。
【0069】
この実施の形態4の製造方法では、先ず、図6(A)に示されるように、周知の技術により、請求項における第1の膜としての酸化珪素膜60で埋め込み・平坦化が行われた請求項における第1の溝としてのシャロートレンチ51と合せキー用埋め込み層430を形成し、ゲート電極73を形成し、層間絶縁膜として請求項における第2の膜としての酸化珪素膜61を堆積し、CMP技術により研磨・平坦化する。
【0070】
次に、図6(B)に示されるように、コンタクトホールを形成するためのレジストパターン330を形成する。ここで、合せキー用埋め込み層430上にも開口部を設けている。また、酸化珪素膜61は、素子領域部で完全平坦化が実施されているが、レジストパターン330を形成するための半導体マスクと半導体基板上のパターンとの位置合せは、上述の実施の形態3に従って半導体基板が製造されていれば実施可能である。すなわち、図示しない実施の形態3と同様の合わせキー用溝を利用して図6(B)のレジストパターン330を形成するのである。
【0071】
この実施の形態4では、次に、図6(C)に示されるように、レジスト330をマスクにしてドライエッチングにてコンタクトホール80および半導体マスクの位置合わせのための合せキー用溝431を形成する。この合わせキー用溝431は、後述のように所要の幅および所要の深さを有している。
【0072】
さらに、図6(D)に示されるように、レジスト330を除去した後、請求項における第3の膜として、タングステン埋め込みプラグ技術を用いて、コンタクトホール80内にタングステンプラグ81を形成する。この際、合せキー用溝431には、タングステンサイドウォール82が形成され、合せキー432が形成される。
【0073】
次に、図6(E)に示されるように、請求項における第4の膜として、アルミ合金90等の配線材料を所望の膜厚まで堆積し、さらに、図6(F)に示されるように、請求項におけるマスクパターンとしてのレジストパターン331を形成する。ここでレジストパターン331を形成するための半導体マスクは、合せキー432に位置合せする。すなわち、合せキー用溝431は、後述のように所要の幅および所要の深さを有しているので、合せキー432には凹部が形成され、レジストパターン331を形成するための半導体マスクは、合せキー432に位置合せすることが可能である。
【0074】
次に、図6(G)に示されるように、レジスト331をマスクにして、アルミ合金90をドライエッチングし、配線91を形成する。
【0075】
ここで、合わせキー用溝431の所要の幅および所要の深さについて説明する。
【0076】
この合わせキー用溝431の図6(C)に示される幅Wは、上述の各実施の形態と同様にして、図6(D)に示されるタングステンサイドウォール82の幅Wと、図6(E)に示されるアルミ合金90の堆積膜厚TAlとの和の2倍よりも大きな値である。
【0077】
一方、合わせキー用溝431の図6(C)に示される深さDは、アルミ合金90の堆積膜厚TAlよりも大きな値である。
【0078】
このように合わせキー用溝431の幅および深さを、所要の幅および所要の深さに設定することにより、コンタクトホール形成直前に行われる層間絶縁膜である酸化珪素膜61が、CMP技術を用いた平坦化により完全平坦化され、その結果アルミ合金90堆積後も表面が凹凸の無い状態となっても、半導体マスクの合せキー部は完全平坦化されることなく凹部が形成され、研磨平坦化後でも半導体基板上のパターンに容易に半導体マスクを位置合せすることが可能となる。
【0079】
なお、この実施の形態4では、合わせキー用溝431は、図6(C)に示されるようにシリコン基板10を掘り下げて形成したけれども、本発明の他の実施の形態として、シリコン基板10を掘り下げることなく形成してもよい。
【0080】
また、この実施の形態4においては、合せキーが溝状パターンの場合について説明したが、ホール状パターンについても同様に実施可能である。
【0081】
(実施の形態5)
図7は、本発明の実施の形態5に係る半導体装置の製造方法の工程断面図であり、この実施の形態5は、請求項に対応する工程を含むものである。
【0082】
この実施の形態5の製造方法では、先ず、図7(A)に示されるように、周知の技術により、酸化珪素膜60で埋め込み・平坦化が行われたシャロートレンチ51を形成し、ゲート電極73を形成し、層間絶縁膜として酸化珪素膜61が堆積され、CMP技術により研磨・平坦化し、請求項における第1の膜としてのタングステンにより、タングステンプラグ81を有するコンタクトホールとタングステンサイドウォール83を有する半導体マスクの位置合わせのための合せキー用溝440を形成する。この合わせキー用溝440は、後述する所要の幅および所要の深さを有する。なお、この合せキー用溝440において、シリコン基板10が掘れ下がっていてもかまわない。さらに、請求項における第2の膜としての配線材料をエッチングして配線91を形成し、請求項における第3の膜としての酸化珪素膜62を所望の膜厚まで堆積する。
【0083】
次に、図7(B)に示されるように、CMP技術を用いて酸化珪素膜62を研磨し、完全平坦化する。ここで、合せキー441が形成される。
【0084】
さらに、図7(C)に示されるように、請求項における第2のマスクパターンとしてのレジストパターン340を形成する。ここでレジストパターン340を形成するための半導体マスクは、合せキー441に位置合せする。
【0085】
ここで、合わせキー用溝440の所要の幅および所要の深さについて説明する。
【0086】
この合わせキー用溝440の図7(A)に示される幅Wは、上述の実施の形態4と同様に、図7(A)に示されるタングステンサイドウォール83の幅Wと酸化珪素膜62の堆積膜厚Tsio2の値との和の2倍よりも大きな値である。
【0087】
一方、合わせキー用溝440の図7(A)に示される深さDは、上述の実施の形態3と同様に、酸化珪素膜62の研磨量から配線91の厚みを差し引いた値よりも大きな値となる。
【0088】
このように合わせキー用溝440の幅および深さを、所要の幅および深さに設定することにより、合せキー441は研磨による完全平坦化は実施されず、凹部が形成され、レジストパターン340を形成するための半導体マスクは、合せキー441に位置合せすることが可能である。
【0089】
すなわち、合わせキー用溝440の幅および深さを上述のように設定することにより、配線形成後に形成される層間絶縁膜である酸化珪素膜62が、CMP技術を用いた平坦化により完全平坦化され、表面が凹凸の無い状態になっても、半導体マスクの合せキー部は、上述のように完全平坦化されることなく凹部が形成され、研磨平坦化後でも半導体基板上のパターンに容易に半導体マスクを位置合せすることが可能となる。
【0090】
なお、この実施の形態5では、合せキーが溝状パターンの場合について説明したが、ホール状パターンについても同様に実施可能である。
【0091】
また、CMP技術を用いて完全平坦化が実現された多層配線において、合せキー用溝を形成する際に配線材料を用いてパッドを形成するなどの工夫をすることにより、上述の実施の形態4あるいは実施の形態5を適用して半導体マスクの位置合せが可能となる。
【0092】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、所要の幅および所要の深さを有する位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールを形成するので、トレンチ分離や層間絶縁膜の平坦化にCMP技術を適用し、素子領域で完全平坦化を実施した半導体基板においても、半導体マスクの合せキー部には凹部を形成することができ、この凹部を利用して半導体マスクを半導体基板上のパターンに正確に位置合せすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【図2】図1の合わせキー用溝の幅および深さを説明するための拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【図4】本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【図5】図4の合わせキー用溝の幅および深さを説明するための拡大断面図である。
【図6】本発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【図7】本発明の実施の形態5における半導体装置の製造方法を示した工程断面図である。
【図8】従来例の工程断面図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板
20,21 熱酸化膜
25 窒化珪素膜
50 トレンチ分離用溝
51 シャロートレンチ
52,53 ウェル分離用溝
54 ディープトレンチ
60,61,62 酸化珪素膜
70 ゲート酸化膜
71 ポリシリコン
72 タングステンシリサイド
73 ゲート電極
80 コンタクトホール
85 ヴィアホール
91 配線
400,401,411,431,450 合わせキー用溝

Claims (7)

  1. 半導体基板上に半導体素子を形成する半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体基板上に、半導体マスクの位置合わせ用の所要の幅および所要の深さを有する位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールを形成する工程と、
    前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第1の半導体マスクを位置合わせして、第1のマスクパターンを形成し、エッチングによって少なくとも第1の溝または第1のホールを形成する工程と、
    前記半導体基板上に第1の膜を形成する工程と、
    前記第1の膜を研磨して平坦化する工程と、
    前記半導体基板上に第2の膜を形成する工程と、
    前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第2の半導体マスクを位置合わせして第2のマスクパターンを形成し、前記第2の膜をエッチングする工程とを備え、
    前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールの前記所要の幅および所要の深さは、前記第2の膜の形成工程によって前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに凹部が形成されるに足る大きさであり、
    前記第1の溝または第1のホールを形成する工程は、該第1の溝または第1のホールのエッチングと同時に、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールをエッチングするものであり、
    前記所要の幅は、前記第1の膜と前記第2の膜との膜厚の和の2倍よりも大きく、前記所要の深さは、前記膜厚の和と前記第1の溝または第1のホールの深さとの差よりも大きいものであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板上に半導体素子を形成する半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体基板上に、半導体マスクの位置合わせ用の所要の幅および所要の深さを有する位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールを形成するとともに、第1の溝または第1のホールを形成する工程と、
    前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第1の半導体マスクを位置合わせして、第1のマスクパターンを形成し、エッチングによって少なくとも第2の溝または第2のホールを形成する工程と、
    前記半導体基板上に第1の膜を形成する工程と、
    前記第1の膜を研磨して平坦化する工程と、
    前記半導体基板上に第2の膜を形成する工程と、
    前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第2の半導体マスクを位置合わせして第2のマスクパターンを形成し、前記第2の膜をエッチングする工程とを備え、
    前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールの前記所要の幅および所要の深さは、前記第2の膜の形成工程によって前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに凹部が形成されるに足る大きさであり、
    前記第2の溝または第2のホールを形成する工程は、該第2の溝または第2のホールのエッチングと同時に、前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールをエッチングするものであり、
    前記所要の幅は、前記第1の膜と前記第2の膜との膜厚の和の2倍よりも大きく、前記所要の深さは、前記膜厚の和と前記第の溝または第のホールの深さとの差よりも大きいものであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2の膜は、積層膜である請求項 1 又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 半導体基板上に半導体素子を形成する半導体装置の製造方法であって、
    半導体基板上に第1の溝または第1のホールを形成し、第1の膜で埋め込み研磨して平坦化する工程と、
    半導体基板上に第2の膜を形成し、該第2の膜を研磨して平坦化する工程と、
    半導体マスクの位置合わせ用の所要の幅および所要の深さを有する位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールを、前記第2の膜又は前記第1の膜と前記第2の膜をエッチングして形成するとともに、第2の膜をエッチングしてコンタクトホールを形成する工程と、
    第3の膜を形成してエッチングを行って前記第3の膜を前記コンタクトホールに埋め込む工程と、
    半導体基板上に第4の膜を形成する工程と、
    前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、半導体マスクを位置合わせしてマスクパターンを形成し、前記第4の膜をエッチングして配線を形成する工程とを備え、
    前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールの前記所要の幅および所要の深さは、前記第4の膜の形成工程によって前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに凹部が形成されるに足る大きさであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記所要の幅は、前記第3の膜と前記第4の膜との膜厚の和の2倍よりも大きく、前記所要の深さは、第4の膜の膜厚よりも大きいものである請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 半導体基板上に半導体素子を形成する半導体装置の製造方法であって、
    半導体基板上に、半導体マスクの位置合わせ用の所要の幅および所要の深さを有する位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールを形成するとともに、コンタクトホールを形成する工程と、
    第1の膜を形成してエッチングを行って前記第1の膜を前記コンタクトホールに埋め込む工程と、
    半導体基板上に第2の膜を形成する工程と、
    前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第1の半導体マスクを位置合わせして第1のマスクパターンを形成し、前記第2の膜をエッチングして配線を形成する工程と
    半導体基板上に第3の膜を形成する工程と、
    前記第3の膜を研磨して平坦化する工程と、
    前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに、第2の半導体マスクを位置合わせして第2のマスクパターンを形成し、前記第3の膜をエッチングしてヴィアホールを形成する工程とを備え、
    前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールの前記所要の幅および所要の深さは、前記第3の膜の形成工程によって前記位置合わせ用溝または位置合わせ用ホールに凹部が形成されるに足る大きさであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 前記所要の幅は、前記第1の膜と前記第3の膜との膜厚の和の2倍よりも大きく、前記所要の深さは、第3の膜の研磨量と配線の厚みとの差よりも大きいものである請求項6記載の半導体装置の製造方法。
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