JP4997862B2 - 作業車の無段変速制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、対地作業機を備える農業用トラクタや建設機械、土木機械等の作業車における動力伝動部の無段変速制御装置に関する。
動力伝動効率が良い無段変速機構としてトロイダル変速機構を組み込んだトランスミッションが作業車で利用されている。
特許第3443724号公報 特開2005−273734号公報 トロイダル変速機構を用いた無段変速装置を走行駆動部に備えた作業車は、対地作業中に左右駆動輪の片側を制動して他側を増速して急旋回する等の使い方があり、路上走行時には左右に設けるブレーキペダルを連結して一体に踏込んで停止するようにしている。
トロイダル変速機構の特性として駆動輪に負荷が加わると伝動トルクを維持しようとするため、作業車で路上走行時に左右ブレーキを踏込んだ場合に、駆動力が働きながらブレーキで強制的に停止させるようになり、停止距離が長くなる傾向があり、危険回避のために急制動しても停止距離を短く出来ない、という問題がある。
そこで、この発明では、トロイダル変速機構を用いた作業車の走行装置で急停止が必要な場合に該トロイダル変速機構の伝動トルク維持機能を抑制して停止距離を短くすることを課題とする。そして、ブレーキをかけて旋回するときに車体が不安定になるのを防止する。
本発明の上記課題は次の構成によって達成される。
すなわち、請求項1に記載の発明では、作業車の走行輪駆動動力伝動部にトロイダル変速機構(4)を組み込んだ構成において、左右のブレーキペダルを一体に連結したことを検出するブレーキ連結センサ(121)を設け、前進走行中にステアリングの操舵速度を測定し、前記ブレーキ連結センサ(121)の信号入力状態で左右ブレーキペダルの踏込みを検出し、前記ステアリングの操舵速度が所定値よりも大きくないときにはトロイダル変速機構(4)のパワーローラ(24)の変速比を通常の速度でギヤードニュートラルになるように制御し、前記ステアリングの操舵速度が所定値よりも大きいときにはパワーローラ(24)の変速比を通常の速度よりも遅い速度でギヤードニュートラルになるように制御すべく構成したことを特徴とする作業車の無段変速制御装置した。
上記の構成によると、作業車を対地作業に使う場合には左右のブレーキペダルを単独で使用できるようにして片側のブレーキペダルを踏込むことでその踏込み側の駆動輪をロックして他方の駆動輪を増速させて旋回する急旋回が行える。
路上走行では、まず最初に左右のブレーキペダルを連結しておくことでブレーキ連結センサ121により路上走行中であると判断する。
ブレーキ連結センサ121の信号入力状態で左右ブレーキペダルの踏込みを検出する。そして、ステアリングの操舵速度が所定値よりも大きくないときにはトロイダル変速機構4のパワーローラ24の変速比を通常の速度でギヤードニュートラルになるように制御して減速する。
ステアリングの操舵速度が所定値よりも大きいときにはパワーローラ24の変速比を通常の速度よりも遅い速度でギヤードニュートラルになるように減速する。即ち、ゆっくりと減速する。
請求項に記載の発明では、走行中にアクセルペダルの動きを検出し、アクセルペダルから運転者の足が急に放されてバネでアクセルペダルが急激に戻されたことを検出すると、トロイダル変速機構(4)のパワーローラ(24)の変速比を減速するように制御すべくしたことを特徴とする請求項1に記載の作業車の無段変速制御装置とした。
アクセルペダルが急激に戻されたことを検出すると、トロイダル変速機構4のパワーローラ24の変速比を減速して急停止を可能とする。
請求項1に記載の発明によると、ブレーキ連結センサ121により路上走行中であると判断する。
そして、前進走行中にブレーキをかけて旋回する場合に車体が不安定になるのを防止できる。
請求項に記載の発明によると、路上走行時に急制動したいことを認識した場合は、急停止を可能にする。
以下、図面に基づいて、この発明を農業用トラクタにて実施した形態について説明する。
ミッションケース1は、図1に示すように、前からフロントケース1a、ミドルケース1b、リアケース1cの三ケースを連結して一体に構成している。
フロントケース1aは、前隔壁2と後隔壁3とを有し、その前後隔壁2,3内に、上からバリエータ軸10、走行駆動入力軸11、PTO入力軸12、前輪駆動軸13へ連結する中継軸42を軸支している。バリエータ軸10の前方で軸心線上には、エンジンEの出力軸へ直結するメイン入力軸14を軸架している。
メイン入力軸14に前隔壁2の内側で固着したギア15は、下位の走行駆動入力軸11に固着した大小ギア16の大径ギア部に噛み合って増速伝動し、この大小ギア16の小径ギア部へさらに下位のPTO入力軸12に固着したギア18を噛み合わせて減速伝動している。PTO入力軸12はミドルケース1b内でPTO軸変速機構44に繋がるが、このPTO軸変速機構44の伝動前側でミドルケース1b内においてワンウエイクラッチ97を設けてエンジンのゆり戻しによる逆回転を防止している。
PTO入力軸12の前後隔壁2,3中間においてギア75を固着し、底部に設けるオイルポンプ77のギア76にこのギア75を噛み合わせて駆動している。オイルポンプ77はフロントケース1a内の中間壁98へボルト99で取り付けているが、この取付と同時にギア76を挟み込んで回転可能に保持している。
最下位の中継軸42は、後述するミドルケース1b側からの伝動により前側の前輪駆動軸13を介してフロントデフ軸17へ動力を伝動している。フロントデフ軸17は、フロントデフギア19を介して左右の前輪20を駆動する。(図参照)
バリエータ軸10に装着したトロイダル変速機構4は、バリエータ軸4と一体回転する2つの出力ディスク4a,4aと、両出力ディスク4a,4aの中央に位置して下方の走行駆動入力軸11に固着したギア21に中継ギア22を介して噛み合うギア23と共に回転する入力ディスク4b,4bと、前記出力ディスク4a,4aと入力ディスク4b,4bとの間にシリンダピストンの先端部に支持した回転ローラを複数挟持する構成(バリエータ機構)としている。そして、前記複数の回転ローラ及びシリンダピストン(以下、パワーローラ24という)を油圧操作で位置を変更することにより同ローラの傾倒角が変更され、前記入力ディスク4b,4bから出力ディスク4a,4aへ伝わる動力伝達比が変更されてバリエータ軸10の回転を変速する構成となっている。この変速伝動効率は約80〜90%と良く、特に低速での伝動効率が高いのが特徴である。
トロイダル変速機構4を装着したバリエータ軸10と走行駆動入力軸11を軸支する後隔壁3には、フロントケース1aとミドルケース1bとを気密に隔離するオイルシール56,57,58,59を装着しているが、この各オイルシール56,57,58,59間の空間に通じる空気孔29をケース外へ向けて設けてブリザード機能でフロントケース1aとミドルケース1bの気密を保つようにしている。この空気孔29はPTO入力軸12のオイルシール68,69部と中継軸42に連結した前輪増速クラッチ40の軸オイルシール70,71部まで繋がっている。
バリエータ軸10の回転は、後隔壁3のミドルケース1b側でバリエータ軸10に連結した入力クラッチ軸25にスプライン嵌合したギア26とワンウエイクラッチ60(以下、「スプラグ60」という)を介してプラネタリギア支持体80に遊星機構61のプラネタリギア79をピン81で軸支して駆動し、さらに入力クラッチ軸25に直接スプライン勘合した遊星機構61のサンギア78をも駆動する。また、走行駆動入力軸11の延長軸62には前記ギア26と噛み合うワンウエイクラッチ27(スプラグ27)と前記スプラグ60の外ギア28と噛み合うギア63をスプライン嵌合して動力を伝動している。このような遊星機構61のプラネタリギア79とサンギア78の駆動構成でリングギア100が減速駆動される。なお、スプラグ60に外ギア28を形成し、直接伝動することで伝動構成を単純化しローレジウムからハイレジウムへの変速伝動を段差無く円滑に行える。
このリングギア100は前後ケース73,74で挟み込んで固定され、そのリングギア100の回転が後ケース74を介して低速側クラッチ64の伝動ドラム67の回転となり、パワーローラ24の傾きによって低速の逆転から零を通過して低速の正転まで変速回転(「ローレジウム」という)する。
プラネタリギア支持体80はミドルケース1bに設ける内支持壁82へ軸受83で支持し、前ケースは軸受84で内支持壁82へ支持している。また、内支持壁82にはプラネタリギア支持体80に設ける油孔86に通じる油穴85を設け、さらにプラネタリギア支持体80に設ける別の油孔87をプラネタリギア79のピン81に設ける油穴88に通じてプラネタリギア79の軸支ブッシュを潤滑している。
バリエータ軸10の端部には前記ギア26にスプライン嵌合した入力クラッチ軸25へ高速側クラッチ65のサンギア一体伝動ドラム101をスプライン嵌合して伝動し、パワーローラ24の傾きによる変速がこの高速側クラッチ65の伝動ドラム101を前記低速側クラッチ64の正転最高速を引き継いでさらに高速へと変速(「ハイレジウム」という)する。
高速側クラッチ65と低速側クラッチ64は前側の遊星ギア組と後ケース74で包み込んだ状態になるが、ミドルケース1bの上側で潤滑油から浮いた位置でもこの後ケース74内に潤滑油を溜めてオイル切れを防ぐ効果がある。
以上の構成で、低速側クラッチ64を繋げば出力クラッチ軸66は低速の逆転から零を通過して低速の正転まで変速され、さらに正転で増速するには高速側クラッチ65を繋いでパワーローラ24の傾きを変えていくことになる。この低速側クラッチ64と高速クラッチ65の断続タイミングいわゆるローレジウムからハイレジウムへの引継ぎが高・低クラッチ30の断続で制御されて低速逆転から零を通過して高速正転へ滑らかに変速されることになる。
この高・低クラッチ30の出力クラッチ軸66の後端にスプライン嵌合したギア31をリアデフギア34のデフ軸32にスプライン嵌合したギア33とかみ合ってデフ軸32を駆動する。デフ軸32の回転はリアデフギア34を介して左右の後輪35へ伝動される。
デフ軸32の回転はギア37からPTO出力軸41に遊嵌した二連ギア36を介して前輪駆動延長軸39にスプライン嵌合したギア38に伝動されこの前輪駆動延長軸39を駆動する。
前輪駆動延長軸39にはトラクタの旋回時に前輪を同速或いは増速して駆動させる所謂前輪増速クラッチ40を装着し、さらにこの前輪駆動延長軸39に中継軸42を介して前記の前輪駆動軸13に伝動すべく連結している。
以上の構成で、前記エンジンEの回転をトロイダル変速機構4へ伝達し、このトロイダル変速機構4で変速する回転を高・低クラッチ30に伝動する。そしてこの高・低クラッチ30の低速クラッチを接続してトロイダル変速機構4のパワーローラ24の傾きを変更すると、出力回転を低速域内で逆転から正転に亘って無段階で変速する。この変速は作業車を対地作業に適した低速度で前後進する走行条件に適している。また高・低クラッチ30を高速にしてトロイダル変速機構4のパワーローラ24の傾きを変更すると、出力回転を高速域内で正転から逆転に亘って無段階で変速する。この変速は作業車が路上を移動する走行条件に適している。
対地作業機を駆動するPTO出力軸41は、次のように伝動している。
前後隔壁2,3の内部で、前記トロイダル変速機構4の下部に軸架した走行駆動走行駆動入力軸11に固着したギア43をPTO入力軸12に固着したギア18と噛み合わせて、このPTO入力軸12の回転を後隔壁3の後部に設けるPTO軸変速機構44とPTOクラッチ45を介してPTO出力軸41に伝動している。PTO出力軸41の回転は、リアケース1c内に設けるPTO軸第二変速機構46で適宜の回転数に変速してPTO出力軸47に伝動する。
このように、トロイダル変速機構4を内蔵する前後隔壁2,3内には、走行駆動走行駆動入力軸11とPTO入力軸12及び前輪駆動軸13が軸支されて、ギア組が少ないので、底部に溜める作動油をあまり掻き混ぜることが少なく、作動油の泡立ちを極力防いでトロイダル変速機構4への悪影響を少なくしている。
バリエータ軸10の出力側端部はギア26にスプライン嵌合して動力を伝動しているが、ギア26の後隔壁3への支持を軸受54で行い、オイルシール55でトロイダル変速機構作動油とミッションオイルが混じらないようにしている。
次に、この作業車における走行制御状態を説明する。
図7は以下の走行制御に係わる制御信号の制御ブロック図で、コントローラ89に対して入力する信号は次のとおりである。
リニアシフト(F)90から前進切換信号、リニアシフト(R)91から後進切換信号、走行モード切換SW92から二・四駆切換信号、作業選択SW93から耕耘等の対地作業の切換信号、変速レバー94から走行変速速度、アクセルペダルセンサ95からアクセルペダルの踏込み速度と踏込み角度、左ブレーキペダルセンサ96と右ブレーキペダルセンサ102からそれぞれのブレーキペダルの踏込み速度と踏込み位置、圧力センサ(S1)103と圧力センサ(S2)104からパワーローラ24の制御圧、圧力センサ(Lowクラッチ)105と圧力センサ(Highクラッチ)106から高・低クラッチ30の制御圧、スロットルセンサ107からスロットルの開度、エンジン回転センサ108からエンジンの回転数、バリエータ入力回転センサ109から入力ディスク4bの回転数、バリエータ出力回転センサ110から出力ディスク4aの回転数、車速センサ111から作業車の走行速度、油温センサ112からミッションケース1内の作動油温度、PTO回転センサ113からPTO出力軸41の回転数、ステアリングセンサ114からステアリングの回転速度と回転角度、ブレーキペダル連結センサ121から左右ブレーキペダルの連結信号である。
コントローラ89から出力する信号は、走行速度やミッション内の作動油温等を表示装置115へ、ローラSOL(S1)116とローラSOL(S2)117へパワーローラ24の制御信号、HighクラッチSOL118とLowクラッチSOL119へ高・低クラッチ30への制御信号、ブレーキへのブレーキ制御122信号等である。作業機コントローラ120との情報や制御信号の入出力も行われる。
図8は、走行中にブレーキペダルを踏んだ場合のトロイダル変速機構4の制御フローチャートで、ステップS1で前進走行中に、ステップS2でブレーキペダル連結センサ121がONで、ステップS3でその連結したブレーキペダルが踏込まれていると、ステップS4で路上走行時の停止操作であるとしてパワーローラ24の制御ソレノイド(ローラSOL(S1),ローラSOL(S2))へ変速比を減速するように制御する。ステップS2でブレーキペダル連結センサ121がONでなければ、パワーローラ24の制御を通常通りで出力トルクを維持するようにして、左右どちらかのブレーキペダルを踏込めばその踏込み側の駆動輪を停止して反対側の駆動輪を増速し対地作業における急旋回を行う。
図9は、図8と同じく走行中にブレーキペダルを踏んだ場合のトロイダル変速機構4の制御フローチャートで、図8との違いは、ブレーキペダルの踏込み状態判断で、ステップS8でブレーキペダルが通常以上に強く踏込まれたことを検出すると、ステップS9の路上走行時の急制動としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にする。
図10は、図8と同じく走行中にブレーキペダルを踏んだ場合のトロイダル変速機構4の制御フローチャートで、図8との違いは、ブレーキペダルの踏込み状態判断で、ステップS8でブレーキペダルが通常以上に早く踏込まれたことを検出すると、ステップS14の路上走行時の急制動としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にする。
図11は、図8と同じく走行中にブレーキペダルを踏んだ場合のトロイダル変速機構4の制御フローチャートで、図8との違いは、エンジンの回転数変化状態判断で急制動を判断する点で、ステップS31で前進走行中に、ステップS33でエンジンの回転数変化率が一定値が一定値以上で急激な負荷が加わったことを検出すると、ステップS34の路上走行時の急制動としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にする。
図12は、エンジンの回転数変化で急制動を判断する制御で、ステップS36で前進走行中に、ステップS38でエンジンの回転数が一定値(例えば、1000rpm)以下になって急激な負荷が加わったことを検出すると、ステップS39の路上走行時の急制動としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にする。
図13は、走行中にアクセルペダルの動きを検出して変速比を制御するトロイダル変速機構4の制御フローチャートで、図10との違いは、ステップS18でアクセルペダルから足が急に放されてバネによって急激に戻されたことを検出すると、ステップS19の路上走行時の急制動としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にする。
図14は、図13と同じく走行中にアクセルペダルの動きを検出して変速比を制御するトロイダル変速機構4の制御フローチャートで、図11との違いは、ステップS23でアクセルペダルの戻し角度が最大つまり作業者がアクセルペダルから足を放したことを検出すると、ステップS24の路上走行時の急制動としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にする。
図15は、前進走行中に危険回避のためにステアリングを急に切った場合のトロイダル変速機構4の制御フローチャートで、ステップS26で前進走行中にステアリングを回して旋回を検出し、ステップS27でブレーキペダル連結センサ121がONでステップS28でステアリングを切る速度が一定速度以上であると、ステップS29で路上走行時の緊急時であるとしてパワーローラ24の変速比を減速するように制御する。ステップS27でブレーキペダル連結センサ121がONでないかステップS29でステアリングを切る速度が一定速度以下のゆっくりしたものであれば、パワーローラ24の制御を通常通りで出力トルクを維持する。
図16は、作業車を後退で直角に向き変更する場合などで、ステップS41で更新中に旋回操作をして、ステップS42でブレーキを踏んだことを検出すると、ステップS43で旋回後停止としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にし、ステップS42でブレーキを踏まなければパワーローラ24の制御を通常通りで出力トルクを維持し後進で旋回を続ける。
図17は、後進時に危険回避のために旋回操作を行った場合の制御で、ステップS46でステアリングを切る速度が一定速度よりも速くて急な場合には、ステップS47で危険回避としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にする。
図18は、後進時に危険回避のためにブレーキペダルを急激に踏込んだ場合の制御で、ステップS50でブレーキペダルを踏込む速度が一定速度よりも速くて急な場合には、ステップS51で危険回避としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にする。
図19は、後進時に危険回避のためにブレーキペダルを深く踏込んだ場合の制御で、ステップS54でブレーキペダルを踏込む角度が一定角度以上で深い場合には、ステップS55で危険回避としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にする。
図20は、後進時にアクセルペダルの動きを検出する制御で、ステップS58でブアクセルペダルが急に放されてバネによって急激に戻されたことを検出すると、ステップS59で危険回避としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にする。
図21は、後進時にアクセルペダルの動きを検出する制御で、ステップS62でアクセルペダルの戻し角度が最大つまり作業者がアクセルペダルから足を放したことを検出すると、ステップS63で危険回避としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にする。
図22は、エンジンの回転数変化で急制動を判断する制御で、ステップS66でエンジンの回転数が一定値(例えば、1000rpm)以下になって急激な負荷が加わったことを検出すると、ステップS67の路上走行時の急制動としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にする。
図23は、後退走行中にブレーキペダルを踏んだ場合の制御で、図22との違いは、エンジンの回転数変化状態判断で急制動を判断する点で、ステップS70でエンジンの回転数変化率が一定値以上で急激な負荷が加わったことを検出すると、ステップS71の路上走行時の急制動としてパワーローラ24の変速比を減速するように制御して急停止を可能にする。
図24は、前進走行中にブレーキをかけて旋回する場合に急ブレーキによって車体が不安定になるのを防ぐ制御で、ステップS73で走行速度を測定し、ステップS74で走行中であればステップS75でステアリングの操舵速度を測定し、ステップS76で連結した左右ブレーキペダルの踏込み或いは左右ブレーキの同時踏込みを検出し、ステップS77で操舵速度が所定値よりも大きければステップS78でパワーローラ24の変速比をゆっくりとギアドニュートラルになるよう制御しステップS80の旋回停止に至る。ステップS77で操舵速度が所定値よりも大きくなければステップS79でパワーローラ24の変速比を通常の速度でギアドニュートラルになるよう制御しステップS80の旋回停止に至る。
本発明を実施したミッションケースの側断面図である。 本発明を実施したミッションケースの正断面図である。 ミッションケース内の動力伝動系統図である。 ミッションケースの一部拡大側断面図である。 一部の拡大側断面図である。 一部の拡大側断面図である。 制御ブロック図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。 制御フローチャート図である。
4 トロイダル変速機構
24 パワーローラ
96 左ブレーキペダルセンサ
121 ブレーキ連結センサ
102 右ブレーキペダルセンサ
113 ステアリングセンサ
108 エンジン回転センサ

Claims (2)

  1. 作業車の走行輪駆動動力伝動部にトロイダル変速機構(4)を組み込んだ構成において、左右のブレーキペダルを一体に連結したことを検出するブレーキ連結センサ(121)を設け、前進走行中にステアリングの操舵速度を測定し、前記ブレーキ連結センサ(121)の信号入力状態で左右ブレーキペダルの踏込みを検出し、前記ステアリングの操舵速度が所定値よりも大きくないときにはトロイダル変速機構(4)のパワーローラ(24)の変速比を通常の速度でギヤードニュートラルになるように制御し、前記ステアリングの操舵速度が所定値よりも大きいときにはパワーローラ(24)の変速比を通常の速度よりも遅い速度でギヤードニュートラルになるように制御すべく構成したことを特徴とする作業車の無段変速制御装置。
  2. 走行中にアクセルペダルの動きを検出し、アクセルペダルから運転者の足が急に放されてバネでアクセルペダルが急激に戻されたことを検出すると、トロイダル変速機構(4)のパワーローラ(24)の変速比を減速するように制御すべくしたことを特徴とする請求項1に記載の作業車の無段変速制御装置。
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