JP4997824B2 - 半導体装置およびデータ記憶装置 - Google Patents
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Description
たとえば、フラッシュメモリのデータ読み出し単位である、ページサイズが512バイト(Byte)のとき、一つのデータ線DL上に512個このトランジスタを接続し、データの論理の0/1に応じた信号をデータ線DLに出力し、これを入出力回路側にあるセンスアンプ6で増幅することで、データの転送を行っている。
また、昨今、ページサイズは512バイト(Byte)から2Kバイト、4Kバイトと大きくなっており、このデータ線DLでの遅延時間は、さらに問題になっている。
この基本構造で、高速にデータ転送をするには、データ線を2系統持ち、これらを交互に動作させる方法が知られている。しかし、この方法では、サイクルタイムを半分にすることはできるが、抜本的な解決にはならない。
この方法では、データ転送のサイクルタイムは、基本的にレジスタ1個の遅延時間で決まるために、非常に高速なデータ転送が可能となる。
フラッシュメモリのように、一つの機器の中に多くのデバイスを使用する場合、消費電流をできるだけ低減することが必要なので、この特許文献1で示された方法よりも、消費電流を低減する必要がある。
また、フラッシュメモリでは、ページ内のスペア領域データのみを読み出す必要があり、これにも対応することが望まれる。
NAND型フラッシュメモリ10においては、メモリセルアレイ11の一側部にロウデコーダ12が配置され、他の一側部にページバッファ回路13、データ転送回路14が配置され、それらを取り囲むように入出力回路15、昇圧回路16、および制御回路17が配置されている。また、このフラッシュメモリチップは、外部入力の単一電源端子18と、外部入力の接地電位端子19と、が形成されている。
なお、図3では、図面の簡単化のため、1行4224列の4224個のメモリセルユニットMCUT00〜MCUT04223が配列された1行のブロックBLK0のみについて示しているが、実際には、ブロックBLK0と同様の構成を有する複数(m個)のブロックBLK1〜BLKmがさらに配列される。
また、図3の例では、ビット線本数は、通常512バイトに予備の16バイトを加えた528バイト、つまり4224本としている。
また、メモリセルトランジスタはトンネル電流で書き換え可能なメモリセルである。
また、各メモリセルユニットMCUT00〜04223のメモリセルトランジスタM15のソースが接続された選択ゲートトランジスタST1が共通のソース線SRLに接続されている。
なお、図3では、図面の簡単化のため、ブロックBLK0に対応するブロックアドレスデコーダ部分並びに転送ゲート群を示しているが、実際には、複数配列される図示しないブロックに対応してブロックアドレスデコーダ部分並びに転送ゲート群が設けられる。
転送ゲート群121は、ブロックアドレスデコーダ20でデコードされたブロックアドレスに応答して生成され、対応するブロックの選択ゲート線およびワード線を駆動するための信号BSELによって導通状態に保持される。
具体的には、ブロックBLK0がアドレス指定されていた場合、各転送ゲートTW0〜TW15は、それぞれブロックアドレスデコーダ20の出力信号BSEL0に応じてワード線WL0〜WL15と駆動電圧供給線VCG0〜VCG15とを作動的に接続し、転送ゲートTD0,TS0は同じくブロックアドレスデコーダ20の出力信号BSEL0に応じて選択ゲート線SSL,GSLと駆動電圧供給線VSSL,VGSLとを作動的に接続する。
また、データ転送回路14は、後で説明するように、制御回路17によりデータ転送が制御される。
このデータ転送回路14の読み出し系、書き込み系の具体的な構成については、後で詳述する。
本実施形態の昇圧回路16は、リード(読み出し)動作用の昇圧系は備えていない。したがって、リード動作時には、外部入力の単一電源端子18を通して供給される単一電源電圧Vccまたはそれより低くかつ接地電圧より高い電圧がロウデコーダ12のワード線および選択ゲート線用駆動電圧供給線VCG0〜VCG15,VSSL,VGSLに供給される。
選択メモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthによって、図7に示すように、セル電流が流れるか否かが決まり、論理「0」と「1」の記憶データの判定が下る。
すなわち、書き込みの際のワード線への書き込み電圧のステップ幅ΔVppをより細かく、たとえば、2値書き込みでは、ΔVpp=0.5V程度であったものを、本実施形態ではΔVpp=0.1V〜0.2Vとして、少し書き込みを行ったら、ベリファイ読み出しを行うというように書き込みサイクルを細かに制御すれば良い。
(非特許文献1)T. Hara et al., “A 146mm2 8Gb NAND Flash Memory in 70nm CMOS,” in ISSCC'05, SeSSion2.1, Feb. 2005.
(非特許文献2)D-S. Byeon et al., “An 8Gb Multi-Level NAND Flash Memory in a 63nm CMOS Process,” in ISSCC'05, SeSSion2.2, Feb. 2005.
なお、図8において、センスアンプ群11Aが示されているが、図2のブロック図ではメモリセルアレイ11に含まれている。
そして、複数個のスキャンレジスタ201が直列接続されたスキャンレジスタ列200を一または複数層有する。図8は基本的な読み出し系であり、スキャンレジスタ列200が一層のみ示されている。
マルチプレクサMPXの出力はレジスタREGの入力に接続され、マルチプレクサMPXの入力の一つは一つ前のレジスタREGの出力に接続されている。マルチプレクサMPXの残りの入力がページバッファ回路13のデータ出力ラインに接続されている。
次に、選択信号Sを0にして、クロックCを入力すると、シフトレジスタとして動作して、各レジスタに取り込まれたデータは、順次転送され、スキャンレジスタ列200の最終段(最後尾)のスキャンレジスタ201lastのレジスタREGlastから出力される。
なお、マルチプレクサMPXの選択信号Sによる制御は制御回路17により行われる。
さらに、スキャンレジスタ列200の適切な場所に、マルチプレクサを配置したり、スキャンレジスタ列200の制御信号を適切に操作することで、特定領域を他よりも先に、読み出したり書き込んだりできる。
次に、スキャンレジスタ列を階層化した読み出し系データ転送回路について説明する。
図10(A)〜(I)は、図9の回路のタイミングチャートである。
なお、図9においてはページバッファ回路13とデータ転送回路14R2のみを示している。
このとき、図9から、2層目200−1のスキャンレジスタ201の総数は、L*Mであり、最下層200−2のスキャンレジスタの総数は、L*M*Nであることが分かる。
次に、選択信号S1に1を与えて、クロックC1の立ち上がりエッジを1回与えることで、スキャンレジスタ列200−2のレジスタREG2(*, *, 0)のデータを、2層目のスキャンレジスタ列200−1のレジスタREG1(*, *)に取り込むことができる。
次に、選択信号S0に1を与えて、クロックC0の立ち上がりエッジを1回与えることで、スキャンレジスタ列200−1のレジスタREG1(*, 0)のデータを最上層のスキャンレジスタ列200−0のレジスタREG0(*)に取り込むことができる。
クロックC0の次以降の立ち上がりエッジでは、選択信号S0に0を与えることで、シフトレジスタとして動作させ、順次、最上層のスキャンレジスタ内のデータを出力から取り出す。
次のクロックC0の立ち上がりでは、選択信号S0に1を与えて、2層目のスキャンレジスタからの次のデータを取り込む。
ただし、この前に、選択信号S1に0を与えた状態で、クロックC1を1回トグルして、データを進めておく必要がある。
同様にして、クロックC0をL*M回トグルすると、2層目のスキャンレジスタに取り込まれたデータも全て取り出されてしまう。
その次には、最下層のスキャンレジスタ列200−2のスキャンレジスタ201から新たにデータを取り出す必要があるが、その前に、選択信号S2に0を与えた状態で、クロックC2を1回トグルすることで、データを進めておく必要がある。
これらの動作を繰り返して、クロックC0をL*M*N回トグルすることで、アレイからの全てのデータを順番に取り出すことができる。
一方、図9の回路においては、最上層で消費する電力は、p*L*(L*M*N)であり、2層目で消費する電力は、L*Mだけの数のスキャンレジスタが、M*Nだけの数クロックをトグルする必要があるので、p*(L*M)*(M*N)であり、3層目で消費する電力は、L*M*Nだけの数のスキャンレジスタが、Nだけの数クロックをトグルする必要があるので、p*(L*M*N)*Nであり、合計、p{ L*(L*M*N) + (L*M)*(M*N) + (L*M*N)*N }である。L = M = N = 16 の場合で計算すると、消費電力は、図8のとき、p*1.68E7 に対して、図9では、p*1.97E5 となり、図8の場合の約1.2%と、消費電力を大きく低減できる。
同じく、最下層のスキャンレジスタのクロックは、最上層のクロックのL*M倍の周期で駆動すればよい。このように、遅い周期で駆動することで、高速なデータ転送を損わずに、消費電流を低減することができる。たとえば、L = M = N = 16 の場合で計算すると、レジスタをトグルすることによる消費電流は、階層化を行う前の約1.2%に低減できる。
図9の回路は、このようなチップ内のメモリセルアレイ11から入出力回路15への高速なデータ転送に利用できる。また、イメージセンサや画像パネルのように、同じくアレイ構造を持った半導体デバイスに対しても利用できる。
図12(A)〜(G)は、図11の回路のタイミングチャートである。
データ転送回路14の最下層のスキャンレジスタ列の代わりに、マルチプレクサを配置した場合には、データ転送中にバッファメモリにデータを保持しておく必要があるため、データ転送中においても、セルアレイからバッファメモリへデータ読み出しを行うためには、図11に示したようにセルアレイとデータ転送回路のマルチプレクサとの間にバッファメモリ(ページバッファ回路)が少なくとも2つ必要になる。
さらに、マルチプレクサを使用した階層はランダムアクセスが可能なため、他の階層でスキャンレジスタ列を使用し、シーケンシャルにデータ読み出しを行う場合でも、各階層のスキャンレジスタ数の積のデータ単位ごとにランダムアクセスが可能となる。
一方、最上層にはスキャンレジスタを使用することで、マルチプレクサを使用した場合に比べデータ線の負荷容量を削減でき入出力回路含む最上層のデータ転送の高速動作が可能となる。
図14(A)〜(K)は、図13の回路のタイミングチャートである。
図中のデータ領域A上のデータを先に読み出したい時には、選択信号Sに1を与えることで、これを実現する。
図16(A)〜(I)は、図15の回路のタイミングチャートである。
この状態で、連続してクロックC0をトグルすると、スキャンレジスタ201は、2層目からのデータを次々と取り出そうとするので、領域Bだけは、2層目のクロックCB1もC0に同期してトグルする必要がある。
領域B内の2層目の選択信号SB1に0を与えて、M回C0とCB1をトグルすると、領域B 内の2層目のスキャンレジスタ内のデータは全て取り出されるので、その前に、最下層のスキャンレジスタ列200−2のスキャンレジスタ201の選択信号SB2に0を与えて、クロックCB2を1回トグルしておく必要がある。クロックC0,CB1をM*N回トグルすると、領域Bのデータは全て取り出される。
実際には、最上層のスキャンレジスタ列200−0のスキャンレジスタを順番に進んで行って入出力回路15に取り出されるので、そこまで進めるだけの数、クロックC0を余分にトグルする必要があるが、最初から順番に読み出すよりも十分早く、領域Bのデータを取り出すことができる。
また、ここでは、領域Bとして、一つの最上層スキャンレジスタのみを考えた場合を説明しているが、複数の纏まった最上層スキャンレジスタの領域を、早く読み出す領域とした場合も、同様に実現できる。
図17のデータ記憶装置30は、上述した読み出し系のデータ転送回路14Rを備えた半導体装置であるフラッシュメモリを含む主記憶媒体31、制御回路32、レジスタ33、ホストインタフェース34を内蔵している。また、図17において、40はホスト装置を示している。
通常フラッシュメモリには、図18にあるように、ユーザーデータを管理用データの上位アドレスに書き込むため、シーケンシャルにデータ読み出しを行うと管理用データのみ先に読み出すことはできない。
これに対して、本実施形態においては、あらかじめ図19に示すように、管理用データを下位アドレスに書き込んでおく。このようにすることにより、シーケンシャルにしかデータ読み出しができない場合でも最初から管理用データ読み出しができる。
図21(A)〜(F)は、図20の回路のタイミングチャートである。
図20では、例として3層の構造を持つレジスタ列を示す。この場合、スキャンレジスタ201WはレジスタREGのみで構成されている。
図20では、図9と同じく、最上層、2層目、最下層の1本当りのスキャンレジスタの数を、それぞれ、L,M,Nとする。
また、クロックC0をL回トグルすると、最上層のレジスタREG0(*)の全てに、書き込みたいデータが入っているので、このとき、クロックC1をトグルすることで、2層目のレジスタREG1(*, 0)に取り込む。
もともと、レジスタREG1(*, 0)にあったデータは、REG1(*,1)に取り込まれる。同様にして、クロックC0を合計L*M回トグルすると、2層目のレジスタ列200W−1のレジスタREG1(*, *)の全てに書き込みたいデータが入った状態になる。このとき、クロックC2をトグルすることで、最下層のレジスタ列200W−2のレジスタREG2(*,*, 0)にデータを取り込む。
同様にして、クロックC0を合計L*M*N回トグルしたときには、最下層のレジスタ列200W−2の全てのレジスタに書き込みたいデータが入った状態になる。
図23(A)〜(E)は、図22の回路のタイミングチャートである。
データ転送回路の最下層のスキャンレジスタ列の代わりに、マルチプレクサMPXNを配置した場合には、マルチプレクサ部にはデータを保持できないため、書き込みデータをバッファメモリ(ページバッファ回路)まで転送する必要がある。このデータ転送中においても、セルアレイへデータ書き込みを行うためには、図22に示したようにセルアレイ11とデータ転送回路14のマルチプレクサMPXNとの間にバッファメモリ(ページバッファ回路)が少なくとも2つ必要になる。
これは、図23(A)〜(E)に示すように、ランダムアクセスを行う場合には、マルチプレクサを使用することで書き込みデータ転送に必要なクロック動作数を低減できることを意味している。
さらに、マルチプレクサを使用した階層はランダムアクセスが可能なため、他の階層でスキャンレジスタ列を使用し、シーケンシャルに書き込みデータ転送を行う場合でも、各階層のスキャンレジスタ数の積のデータ単位ごとにランダムアクセスが可能となる。
一方、最上層はスキャンレジスタを使用することで、マルチプレクサを使用した場合に比べデータ線の負荷容量を削減でき入出力回路含む最上層のデータ転送の高速動作が可能となる。
図25(A)〜(G)は、図24の回路のタイミングチャートである。
図中のデータ領域C上に先にデータを書き込みたい時には、選択信号Sに1を与え、入出力回路の出力が、領域Cのレジスタに取り込まれるようにする。
図27(A)〜(F)は、図26の回路のタイミングチャートである。
この後、領域Dでの最下層のレジスタ列200W−2のクロックCD2を1回トグルすることで、2層目のレジスタ列200W−1のデータは、最下層のレジスタ列200W−2に取り込まれる。クロックCD2をN回トグルした時点で、領域Dには、全てのデータが書き込まれることになる。
実際には、最上層のレジスタ列200W−0の最初から、領域Dのレジスタまで、データを進めるために必要なだけの数のクロックC0を先にトグルする必要があるが、最初から順番に書き込むよりも十分早く、領域Dにデータを書き込むことができる。
また、ここでは、領域Dとして、一つの最上層レジスタのみを考えた場合を説明しているが、複数の纏まった最上層レジスタの領域を、早く読み出す領域とした場合も、同様に実現できる。
書き込み動作を行うときには、入出力回路15に接続されたスイッチSRWをスキャンレジスタ列200RW−0のスキャンレジスタ201firstの初段入力部(先頭側)のマルチプレクサMPXfirstに接続し、マルチプレクサの選択信号S0,S1,S2に全て0を与えることで、図20で説明した方法で、書き込むことができる。
書き込み動作をするときには、この論理積ゲートANDの入力の一方に1を入力すれば、これまでと同じ動作ができる。
図29では、レジスタREG1(0, M-1)の場合を説明しているが、他のレジスタREG1(*,M-1)およびREG2(*,*,N-1)も同様の回路を挿入する。
この場合、読み出し動作では、スイッチSRWは2層目のレジスタの出力側に切り替えて、2層目のスキャンレジスタが新たなデータを必要とする前に、選択回路SELを使って、次のデータを、2層目のマルチプレクサ入力に供給しておく。
また、書き込み動作では、スイッチSRWは2層目のマルチプレクサの入力側に切り替えて、2層目のスキャンレジスタのデータが更新される前に、アレイ側で、選択回路SELの出力を取り込む必要がある。
この場合は、図9および図20で説明した方法で、読み出し、書き込み共にクロック C0を合計L*M*N 回トグルすることですべてのデータを転送できる。
また、最下層をN=33のマルチプレクサ構成としているため、L*M=64データ単位でのランダムアクセスが可能となり、冗長領域の先頭データへもランダムアクセスが可能となる。
図32では端数データを1ビットとし、そのデータ位置を図32に破線で示した位置に追加しているが、この場合読み出し時には2112+1bit連続して読み出せるが、書き込み時に、この端数データ位置までデータを転送するには、2012bitデータ転送した時点で、端数データ( Data(M=0,N))は図の位置にあるので、余分に15クロックサイクル(L-1+M)を必要とする。これは、D=L*M*Nとなるような構成にすることで回避できる。
そこで、図33に示すように、上記4314bitに38bitダミーデータ領域を加えることで、4352bit=28 x 17(L=M=16,N=17)とし、高速かつ、少ない消費電流でのデータ転送が可能になる。さらに最下層をN=17のマルチプレクサ構成とすれば、L*M=256データ単位でのランダムアクセスが可能となり、冗長領域の先頭データへもランダムアクセスが可能となる。ただし、この場合には38bitダミーデータ領域を使用するため、図32に関連つけて説明したように冗長領域のデータ書き込み時には、余分なデータ転送サイクルを必要とする。
図28の例と比べて書き込み時には、スキャンレジスタ列R1/R2の先頭にデータを取り込むタイミングを1クロック前にずらす必要があるが、これにより上層から下層への書き込み接続信号線長が大幅に削減でき、消費電流・信号線の削減が可能となる。
以下では、本実施形態に係るNAND型フラッシュの読み出し(リード)および書き込み(ライト)について説明する。
この例では、ビット線は読み出し時にビット線シールド技術が使われており、偶数/奇数のビット線が交互に読み出される技術が用いられている場合を示している。なお、ビット線シールド技術の関連技術としては、非特許文献3に開示されている。
(非特許文献3)K. Sakui et al., “Non-volatile Semiconductor Memory DeviceS,” in USP5,453,955, Sept. 25, 1995.
したがって、図36(A)〜(D)に示すように、ワード線用転送ゲートTW0〜TW15を駆動するブロック選択信号BSELを読み出し開始時にまず電源電圧Vcc=3.3Vに予備充電しておく。
次に、駆動電圧供給線VCG0、VCG2〜VCG15および駆動電圧供給線VSSL,VGSLに印加するワード線選択信号S0、S2〜S15およびビット線側およびソース線側の選択ゲートトランジスタの選択信号SSおよびGSが接地電圧Vss=0Vから電源電圧Vcc=3.3Vに立ち上げられる。これに伴い、自己昇圧(Intrinsic Boot-Strap)によって、BSEL>Vcc+Vth(=3.3V+1V)に自己昇圧され、選択ブロック内のその他のワード線WL0、WL2〜WL15およびビット線側およびソース線側の選択ゲートトランジスタST0、ST1が接続された選択ゲート線SSL、GSLには、外部入力の単一電源電圧Vcc=3.3Vが供給される。また、ソース線SRLには接地電圧0Vが供給される。
この際、しきい値Vthは、ワード線用転送ゲートのしきい値電圧を示し、約1V程度である。
また、書き込みを行うべきメモリセルトランジスタM1を有するメモリセルユニットMCUT00が接続されたビット線BL0に接地電圧GND、書き込みを禁止すべきメモリセルトランジスタM1を有するメモリセルユニットMCUT01〜MCUT04223が接続されたビット線BL1、BL0、BL4223に電源電圧Vccが印加される。
そして、ロウデコーダ12のブロックBLK0に対応する部分にのみ、ブロックアドレスデコーダ20の出力信号BSEL0が20V+αのレベルで出力され、他のブロックBLK1〜BLKmに対応するブロックアドレスデコーダの出力信号BSEL1〜BSELmは接地電圧GNDレベルで出力される。
これにより、ブロックBLK0に対応する転送ゲート群121の転送ゲートTW0〜TW15,TD0およびTS0が導通状態となり、他のブロックBLK1〜BLKmに対応する転送ゲート群の転送ゲートが非導通状態に保持される。
その結果、選択ワード線WL1に書き込み電圧20Vが、非選択のワード線WL0、WL2〜WL15にパス電圧(中間電圧)VpaSS(たとえば10V)が印加される。
一方、書き込みをすべきメモリセルトランジスタが接続されたメモリセルユニットMCUT00のチャネル部は接地電圧VSS(0V)に設定され、選択ワード線WL1に印加された書き込み電圧20Vとの電位差により、メモリセルトランジスタM1へのデータの書き込みがなされ、しきい値電圧が正方向にシフトして、たとえば消去状態の−3Vから2V程度になる。
Claims (18)
- データを記憶するセルがアレイ状に配列されたセルアレイと、
上記セルアレイの読み出しデータをページ単位でラッチする少なくとも一つのバッファと、
読み出しデータを出力する出力回路と、
上記バッファにラッチされたページ単位の読み出しデータを上記出力回路にシーケンシャルに転送可能なデータ転送回路と、を有し、
上記データ転送回路は、
レジスタとマルチプレクサが接続されクロック毎に動作するスキャンレジスタを複数個含み、当該複数個のスキャンレジスタが直列接続されたスキャンレジスタ列を複数層有し、
上記マルチプレクサの出力はレジスタの入力に接続され、マルチプレクサの入力の一つは一つ前のレジスタの出力に接続され、
下層のスキャンレジスタ列の最終出力が、一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するマルチプレクサの一方の入力に接続され、
最下層のスキャンレジスタ列のマルチプレクサの他の一入力が上記バッファのデータ出力ラインに接続され、
最上層のスキャンレジスタ列の出力が上記出力回路の入力に接続されている
半導体装置。 - 任意の層のスキャンレジスタ列の代わりに、多入力のマルチプレクサが配置され、当該マルチプレクサに置換されたスキャンレジスタ列の他に少なくとも2層のスキャンレジスタ列を有する
請求項1記載の半導体装置。 - スキャンレジスタ列の最終段のスキャンレジスタの出力部にマルチプレクサを配置し、当該マルチプレクサの入力の一方は、当該スキャンレジスタ列の最終段のスキャンレジスタの出力に接続され、別の入力は、当該スキャンレジスタ列の中で、当該最終段より前方にあるスキャンレジスタの出力に接続されている
請求項1または2記載の半導体装置。 - 各下層スキャンレジスタ列毎に、当該スキャンレジスタのクロックを駆動するか否かを制御し、かつ、上層のスキャンレジスタ列内で、下層スキャンレジスタの出力を上層のスキャンレジスタ列に取り込むように上層スキャンレジスタ列でのマルチプレクサを制御する制御部を有する
請求項1から3のいずれか一に記載の半導体装置。 - 外部にシーケンシャルにデータ出力を行うデータブロックは、ユーザーデータと予備データを含み、当該予備データの少なくとも一部は当該ユーザーデータより先に出力される領域に配置されている
請求項1または2記載の半導体装置。 - データを記憶するセルがアレイ状に配列されたセルアレイと、
上記セルアレイへの書き込みデータをページ単位でラッチする少なくとも一つのバッファと、
書き込みデータを入力する入力回路と、
上記入力回路に入力された書き込みデータを上記バッファにシーケンシャルに転送可能なデータ転送回路と、を有し、
上記データ転送回路は、
複数個のレジスタが直列接続されたレジスタ列を複数層有し、
上層のレジスタ列の各レジスタの出力が下層のレジスタ列の入力に接続されている
半導体装置。 - 任意の層のレジスタ列の代わりに、多出力のデマルチプレクサが配置され、当該デマルチプレクサに置換されたレジスタ列の他に少なくとも2層のレジスタ列を有する
請求項6記載の半導体装置。 - レジスタ列の途中に、マルチプレクサが挿入され、当該マルチプレクサの入力の一方は、当該レジスタ列における当該マルチプレクサの挿入段の前段のレジスタの出力に接続され、別の入力は、当該レジスタ列の入力部に接続されている
請求項6または7記載の半導体装置。 - 各下層レジスタ列毎に、当該レジスタのクロックを駆動するか否かを制御する制御部を有する
請求項6から8のいずれか一に記載の半導体装置。 - データを記憶するセルがアレイ状に配列されたセルアレイと、
上記セルアレイの読み出しおよび書き込みデータをページ単位でラッチする少なくとも一つのバッファと、
読み出しデータを出力し、書き込みデータを入力する入出力回路と、
上記バッファにラッチされたページ単位の読み出しデータを上記入出力回路にシーケンシャルに転送可能で、上記入出力回路に入力された書き込みデータを上記バッファにシーケンシャルに転送可能なデータ転送回路と、を有し、
上記データ転送回路は、
レジスタとマルチプレクサが接続されクロック毎に動作するスキャンレジスタを複数個含み、当該複数個のスキャンレジスタが直列接続されたスキャンレジスタ列を複数層有し、
上記マルチプレクサの出力はレジスタの入力に接続され、マルチプレクサの入力の一つは一つ前のレジスタの出力に接続され、
下層のスキャンレジスタ列の最終出力が、一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するマルチプレクサの一方の入力に接続され、かつ下層スキャンレジスタ列の初段のマルチプレクサの入力の一方が、一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するレジスタの出力に接続されている
半導体装置。 - 各下層スキャンレジスタ列毎に、当該スキャンレジスタのクロックを駆動するか否かを制御し、かつ、上層のスキャンレジスタ列内で、下層スキャンレジスタの出力を上層のスキャンレジスタ列に取り込むように上層スキャンレジスタ列でのマルチプレクサを制御する制御部を有する
請求項10記載の半導体装置。 - 任意の層のスキャンレジスタ列の代わりに、多入力の選択回路が配置され、当該選択回路に置換されたスキャンレジスタ列の他に少なくとも2層のスキャンレジスタ列を有する
請求項10または11記載の半導体装置。 - 上記データ転送回路は、セルアレイから一度に読み出し、書き込みを行うメモリ数を、複数層のスキャンレジスタ列の各スキャンレジスタ数と上記選択回路に置換された層の選択回路の数の積と一致するようにしたアレイ構造を有する
請求項12記載の半導体装置。 - 上記データ転送回路は、セルアレイから一度に読み出し、書き込みを行うデータブロックにはオープンユースの冗長領域があり、本来のデータ領域のデータ容量をA、冗長領域のデータ容量をBとすると、最上層のスキャンレジスタ数をL1、その直下層のスキャンレジスタ数をL2と続き、最下層のスキャンレジスタ数をLNとした場合、下記式で示すように、データ領域と冗長領域のデータ容量の和が、上記選択回路に置換された層を除く複数のスキャンレジスタ列の各スキャンレジスタ数と上記選択回路に置換された層の選択回路の数の積と一致するようにしたアレイ構造を有する
請求項12記載の半導体装置。
A+B=L1*L2* ・・*LN - 上記データ転送回路は、セルアレイから一度に読み出し・書き込みを行うメモリ数が2n X P(n:1以上の整数、P:奇数)となった場合に、P X 2m(m:0以上の整数)のスキャンレジスタ数をもつスキャンレジスタ列を、複数層あるスキャンレジスタ列のうち最下層にもち、当該最下層のスキャンレジスタ列の代わりに、多入力の選択回路が配置されている
請求項14記載の半導体装置。 - 上記データ転送回路は、L1、L2 ..LNを比較的均等に階層化できない場合、A+Bに擬似ダミーデータ領域を加えることで、比較的均等に階層化する
請求項14記載の半導体装置。 - 半導体装置を含む主記憶媒体と、
ホストから受け取ったユーザーデータに、内部で生成した管理用データを付加したデータブロックを、上記半導体装置に格納する制御回路と、を有し、
上記主記憶媒体の半導体装置は、
データを記憶するセルがアレイ状に配列されたセルアレイと、
上記セルアレイの読み出しデータをページ単位でラッチする少なくとも一つのバッファと、
読み出しデータを出力する出力回路と、
上記バッファにラッチされたページ単位の読み出しデータを上記出力回路にシーケンシャルに転送可能なデータ転送回路と、を有し、
上記データ転送回路は、
レジスタとマルチプレクサが接続されクロック毎に動作するスキャンレジスタを複数個含み、当該複数個のスキャンレジスタが直列接続されたスキャンレジスタ列を複数層有し、
上記マルチプレクサの出力はレジスタの入力に接続され、マルチプレクサの入力の一つは一つ前のレジスタの出力に接続され、
下層のスキャンレジスタ列の最終出力が、一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するマルチプレクサの一方の入力に接続され、
最下層のスキャンレジスタ列のマルチプレクサの他の一入力が上記バッファのデータ出力ラインに接続され、
最上層のスキャンレジスタ列の出力が上記出力回路の入力に接続され、
管理用データを付加したデータブロックはシーケンシャルなワード列として当該半導体メモリより読み出され、かつ、当該データブロックにおいては、当該管理用データの少なくとも一部が当該ユーザーデータより先に出力される領域に配置されている
データ記憶装置。 - 任意の層のスキャンレジスタ列の代わりに、多入力のマルチプレクサが配置され、当該マルチプレクサに置換されたスキャンレジスタ列の他に少なくとも2層のスキャンレジスタ列を有する
請求項17記載のデータ記憶装置。
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