JP4997824B2 - 半導体装置およびデータ記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フラッシュメモリやイメージセンサのようにセルのアレイ構造を有し、かつ多量のデータをシーケンシャルに高速に読み出し、若しくは書き込みを行うような半導体素子において利用できるデータ転送回路を含む半導体装置およびデータ記憶装置に関するものである。
昨今のフラッシュメモリにおいては、読み出しや書き込み動作を行うときの単位が16Kビットと非常に多く、アレイから読み出したデータを、チップの入出力回路に転送するときの動作にある程度の時間を要する。
図1は、一般的なフラッシュメモリ(半導体装置)のセルアレイから入出力回路にデータを転送する回路系の構成例を示す図である。
図1のフラッシュメモリ1は、セルアレイ2、センスアンプ群3、ラッチが並列に配置されたページバッファ4、カラムスイッチ群5、センスアンプ6、および入出力回路7を有している。
フラッシュメモリの場合、図1に示すように、セルアレイ2からチップの入出力回路7へのデータ転送は、単純に必要なデータの数だけのスイッチSWをデータ線DL上に接続し、このデータ線DL上の電位をセンスすることで行っていた。
たとえば、フラッシュメモリのデータ読み出し単位である、ページサイズが512バイト(Byte)のとき、一つのデータ線DL上に512個このトランジスタを接続し、データの論理の0/1に応じた信号をデータ線DLに出力し、これを入出力回路側にあるセンスアンプ6で増幅することで、データの転送を行っている。
この場合、データ線DLの長さは、通常、数mmと長く、かつ、512個という多量のトランジスタが接続されるために、データ線の遅延時間がネックとなって、高速のデータ転送ができなかった。製品レベルでは、サイクルタイムで25ns程度であった。
また、昨今、ページサイズは512バイト(Byte)から2Kバイト、4Kバイトと大きくなっており、このデータ線DLでの遅延時間は、さらに問題になっている。
この基本構造で、高速にデータ転送をするには、データ線を2系統持ち、これらを交互に動作させる方法が知られている。しかし、この方法では、サイクルタイムを半分にすることはできるが、抜本的な解決にはならない。
一方、アレイ構造のデータをシーケンシャルに読み出す場合、直列接続されたレジスタ上にデータを一旦取り込み、これにクロックを供給することで、シフトレジスタのように順にデータを転送する方法は知られている(たとえば特許文献1参照)。
この方法では、データ転送のサイクルタイムは、基本的にレジスタ1個の遅延時間で決まるために、非常に高速なデータ転送が可能となる。
特開平6−290585号公報
しかし、特許文献1に開示された装置においては、1ワード若しくはデータ線の数の2倍に相当するデータの数の分だけのレジスタを持ち、全てのレジスタがクロックに同期して動いている。
フラッシュメモリのように、一つの機器の中に多くのデバイスを使用する場合、消費電流をできるだけ低減することが必要なので、この特許文献1で示された方法よりも、消費電流を低減する必要がある。
また、フラッシュメモリでは、ページ内のスペア領域データのみを読み出す必要があり、これにも対応することが望まれる。
本発明は、セルアレイ上の大量のデータを基本的に、シリアルに読み出し、若しくは書き込みを行うときに、高速かつ、少ない消費電流でデータの転送を行える半導体装置およびデータ記憶装置を提供することにある。
本発明の第1の観点の半導体装置は、データを記憶するセルがアレイ状に配列されたセルアレイと、上記セルアレイの読み出しデータをページ単位でラッチする少なくとも一つのバッファと、読み出しデータを出力する出力回路と、上記バッファにラッチされたページ単位の読み出しデータを上記出力回路にシーケンシャルに転送可能なデータ転送回路と、を有し、上記データ転送回路は、レジスタとマルチプレクサが接続されクロック毎に動作するスキャンレジスタを複数個含み、当該複数個のスキャンレジスタが直列接続されたスキャンレジスタ列を複数層有し、上記マルチプレクサの出力はレジスタの入力に接続され、マルチプレクサの入力の一つは一つ前のレジスタの出力に接続され、下層のスキャンレジスタ列の最終出力が、一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するマルチプレクサの一方の入力に接続され、最下層のスキャンレジスタ列のマルチプレクサの他の一入力が上記バッファのデータ出力ラインに接続され、最上層のスキャンレジスタ列の出力が上記出力回路の入力に接続されている
好適には、任意の層のスキャンレジスタ列の代わりに、多入力のマルチプレクサが配置され、当該マルチプレクサに置換されたスキャンレジスタ列の他に少なくとも2層のスキャンレジスタ列を有する
好適には、スキャンレジスタ列の最終段のスキャンレジスタの出力部にマルチプレクサを配置し、当該マルチプレクサの入力の一方は、当該スキャンレジスタ列の最終段のスキャンレジスタの出力に接続され、別の入力は、当該スキャンレジスタ列の中で、当該最終段より前方にあるスキャンレジスタの出力に接続されている。
好適には、各下層スキャンレジスタ列毎に、当該スキャンレジスタのクロックを駆動するか否かを制御し、かつ、上層のスキャンレジスタ列内で、下層スキャンレジスタの出力を上層のスキャンレジスタ列に取り込むように上層スキャンレジスタ列でのマルチプレクサを制御する制御部を有する。
本発明の第2の観点の半導体装置は、データを記憶するセルがアレイ状に配列されたセルアレイと、上記セルアレイへの書き込みデータをページ単位でラッチする少なくとも一つのバッファと、書き込みデータを入力する入力回路と、上記入力回路に入力された書き込みデータを上記バッファにシーケンシャルに転送可能なデータ転送回路と、を有し、上記データ転送回路は、複数個のレジスタが直列接続されたレジスタ列を複数層有し、上層のレジスタ列の各レジスタの出力が下層のレジスタ列の入力に接続されている。
好適には、任意の層のレジスタ列の代わりに、多出力のデマルチプレクサが配置され、当該デマルチプレクサに置換されたレジスタ列の他に少なくとも2層のレジスタ列を有する
好適には、レジスタ列の途中に、マルチプレクサが挿入され、当該マルチプレクサの入力の一方は、当該レジスタ列における当該マルチプレクサの挿入段の前段のレジスタの出力に接続され、別の入力は、当該レジスタ列の入力部に接続されている。
好適には、各下層レジスタ列毎に、当該レジスタのクロックを駆動するか否かを制御する制御部を有する。
本発明の第3の観点の半導体装置は、データを記憶するセルがアレイ状に配列されたセルアレイと、上記セルアレイの読み出しおよび書き込みデータをページ単位でラッチする少なくとも一つのバッファと、読み出しデータを出力し、書き込みデータを入力する入出力回路と、上記バッファにラッチされたページ単位の読み出しデータを上記入出力回路にシーケンシャルに転送可能で、上記入出力回路に入力された書き込みデータを上記バッファにシーケンシャルに転送可能なデータ転送回路と、を有し、上記データ転送回路は、レジスタとマルチプレクサが接続されクロック毎に動作するスキャンレジスタを複数個含み、当該複数個のスキャンレジスタが直列接続されたスキャンレジスタ列を複数層有し、上記マルチプレクサの出力はレジスタの入力に接続され、マルチプレクサの入力の一つは一つ前のレジスタの出力に接続され、下層のスキャンレジスタ列の最終出力が、一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するマルチプレクサの一方の入力に接続され、かつ下層スキャンレジスタ列の初段のマルチプレクサの入力の一方が、一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するレジスタの出力に接続されている。
本発明の第4の観点のデータ記憶装置は、半導体装置を含む主記憶媒体と、ホストから受け取ったユーザーデータに、内部で生成した管理用データを付加したデータブロックを、上記半導体装置に格納する制御回路と、を有し、上記主記憶媒体の半導体装置は、データを記憶するセルがアレイ状に配列されたセルアレイと、上記セルアレイの読み出しデータをページ単位でラッチする少なくとも一つのバッファと、読み出しデータを出力する出力回路と、上記バッファにラッチされたページ単位の読み出しデータを上記出力回路にシーケンシャルに転送可能なデータ転送回路と、を有し、上記データ転送回路は、レジスタとマルチプレクサが接続されクロック毎に動作するスキャンレジスタを複数個含み、当該複数個のスキャンレジスタが直列接続されたスキャンレジスタ列を複数層有し、上記マルチプレクサの出力はレジスタの入力に接続され、マルチプレクサの入力の一つは一つ前のレジスタの出力に接続され、下層のスキャンレジスタ列の最終出力が、一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するマルチプレクサの一方の入力に接続され、最下層のスキャンレジスタ列のマルチプレクサの他の一入力が上記バッファのデータ出力ラインに接続され、最上層のスキャンレジスタ列の出力が上記出力回路の入力に接続され、管理用データを付加したデータブロックはシーケンシャルなワード列として当該半導体メモリより読み出され、かつ、当該データブロックにおいては、当該管理用データの少なくとも一部が当該ユーザーデータより先に出力される領域に配置されている。
本発明によれば、セルアレイ上の大量のデータを基本的に、シリアルに読み出し、若しくは書き込みを行うときに、高速かつ、少ない消費電流でデータの転送を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図である。
NAND型フラッシュメモリ10は、図2に示すように、メモリセルアレイ11、ロウデコーダ12、ページバッファ回路13、データ転送回路14、入出力回路15、昇圧回路16、および制御回路17を有する。
NAND型フラッシュメモリ10においては、メモリセルアレイ11の一側部にロウデコーダ12が配置され、他の一側部にページバッファ回路13、データ転送回路14が配置され、それらを取り囲むように入出力回路15、昇圧回路16、および制御回路17が配置されている。また、このフラッシュメモリチップは、外部入力の単一電源端子18と、外部入力の接地電位端子19と、が形成されている。
図3は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの1ブロックにおけるメモリセルアレイおよびロウデコーダを示す図である。
メモリセルアレイ11は、図3に示すように、直列に接続された複数、たとえば16個のメモリセルトランジスタM0〜M15およびその両端に直列に接続された2個の選択ゲートトランジスタST0,ST1により構成されたメモリセルユニットMCUT00,MCUT01,MCUT04223がマトリクス状に配置されている。
なお、図3では、図面の簡単化のため、1行4224列の4224個のメモリセルユニットMCUT00〜MCUT04223が配列された1行のブロックBLK0のみについて示しているが、実際には、ブロックBLK0と同様の構成を有する複数(m個)のブロックBLK1〜BLKmがさらに配列される。
また、図3の例では、ビット線本数は、通常512バイトに予備の16バイトを加えた528バイト、つまり4224本としている。
また、メモリセルトランジスタは浮遊ゲートと制御ゲートが積層されたFETMOS構造を有する。
また、メモリセルトランジスタはトンネル電流で書き換え可能なメモリセルである。
メモリセルユニットMCUT00のメモリセルトランジスタM0のドレインに接続された選択ゲートトランジスタST0がビット線BL0に接続され、メモリセルユニットMCUT01のメモリセルトランジスタM0のドレインがビット線BL1に接続され、同様にして、メモリセルユニットMCUT04223のメモリセルトランジスタM0のドレインがビット線BL4223に接続されている。
また、各メモリセルユニットMCUT00〜04223のメモリセルトランジスタM15のソースが接続された選択ゲートトランジスタST1が共通のソース線SRLに接続されている。
また、同一行に配置されたメモリセルユニットMCUT00,MCUT01〜MCUT04223のメモリセルトランジスタのゲート電極が共通のワード線WL0〜WL15に接続され、選択ゲートトランジスタST0のゲート電極が共通の選択ゲート線SSLに接続され、選択ゲートトランジスタST1のゲート電極が共通の選択ゲート線GSLに接続されている。
ロウデコーダ12は、ブロックアドレスデコーダ20により導通状態が制御される転送ゲート群121、図示しないワード線デコーダから供給されるワード線および選択ゲート線用駆動電圧供給線VCG0〜VCG15,VSSL,VGSLを有している。
なお、図3では、図面の簡単化のため、ブロックBLK0に対応するブロックアドレスデコーダ部分並びに転送ゲート群を示しているが、実際には、複数配列される図示しないブロックに対応してブロックアドレスデコーダ部分並びに転送ゲート群が設けられる。
ロウデコーダ12は、ワード線(制御ゲート線)を選択する機能を有し、読み出し(リードという場合もある)、書き込み(ライト、あるいはプログラムという場合もある)、あるいは消去(イレーズ)の動作を示すコントロール信号に応じて、アドレスレジスタに保持されたアドレスから動作に応じて昇圧回路16により昇圧されたあるいは昇圧されていない電源電圧Vccまたはそれ以下の駆動電圧を駆動電圧供給線VCG0〜VCG15,VSSL,VGSLに供給する。
転送ゲート群121は、転送ゲートTW0〜TW15,TD0およびTS0により構成されている。
転送ゲート群121は、ブロックアドレスデコーダ20でデコードされたブロックアドレスに応答して生成され、対応するブロックの選択ゲート線およびワード線を駆動するための信号BSELによって導通状態に保持される。
具体的には、ブロックBLK0がアドレス指定されていた場合、各転送ゲートTW0〜TW15は、それぞれブロックアドレスデコーダ20の出力信号BSEL0に応じてワード線WL0〜WL15と駆動電圧供給線VCG0〜VCG15とを作動的に接続し、転送ゲートTD0,TS0は同じくブロックアドレスデコーダ20の出力信号BSEL0に応じて選択ゲート線SSL,GSLと駆動電圧供給線VSSL,VGSLとを作動的に接続する。
ブロックアドレスデコーダ20は、図示しないアドレスレジスタの保持されたアドレスからブロックアドレスをデコードし、デコードしたブロックアドレスに応答して、ロウデコーダ12の対応するブロックの選択ゲート線およびワード線を駆動するための転送ゲート群121を選択信号(ブロックセレクト信号)BSELによって導通状態に保持させる。
ページバッファ回路13は、メモリセルアレイ11からのリードデータ(読み出しデータ)あるいはメモリセルアレイ11へのライトデータ(書き込みデータ)をページ単位でラッチする。
本実施形態のデータ転送回路14は、ページバッファ回路13にラッチされたページ単位の読み出しデータを入出力回路15にシーケンシャルに転送可能で、または、および、入出力回路15に入力された書き込みデータをページバッファ回路13にシーケンシャルに転送可能な回路として構成される。
また、データ転送回路14は、後で説明するように、制御回路17によりデータ転送が制御される。
このデータ転送回路14の読み出し系、書き込み系の具体的な構成については、後で詳述する。
昇圧回路16は、図4に示すように、イレーズ(消去)動作時にイレーズ(消去)信号ΦE、若しくはプログラム(書き込み)動作時にプログラム(書き込み)信号ΦPが入力され、それぞれ電源電圧Vccより高電圧のイレーズ(消去)電圧VE、若しくはプログラム(書き込み)電圧VPを生成する。
本実施形態の昇圧回路16は、リード(読み出し)動作用の昇圧系は備えていない。したがって、リード動作時には、外部入力の単一電源端子18を通して供給される単一電源電圧Vccまたはそれより低くかつ接地電圧より高い電圧がロウデコーダ12のワード線および選択ゲート線用駆動電圧供給線VCG0〜VCG15,VSSL,VGSLに供給される。
本実施形態においては、メモリセルアレイ11のメモリセルトランジスタMの記憶データは、論理「1」および論理「0」の2値で定義される場合には、論理「1」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧は、接地電圧よりも低く設定される。一方、論理「0」を記憶するメモリセルトランジスタMのしきい値電圧は、接地電圧よりも高く、かつ外部入力の単一電源電圧Vccまたはそれよりも低く設定される。
図5は、論理「0」となる書き込み後のメモリセルトランジスタのしきい値分布および論理「1」となる消去後のメモリセルトランジスタのしきい値分布を示す図である。
本実施形態においては、メモリセルトランジスタMの記憶データは、論理「1」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthは、接地電圧よりも低く設定される。一方、論理「0」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthは、接地電圧よりも高く、かつ外部入力の単一電源電圧Vcc、たとえば3.3Vまたは3.3Vよりも低く設定される。
図6は、本実施形態における読み出し動作時のワード線の印加電圧を示す図である。
選択メモリセルが接続されたワード線に0Vを印加する以外は、ビット線側およびソース線側の選択ゲートトランジスタのゲート、選択NANDセルユニット内の非選択ワード線全てに外部入力の単一電源電圧3.3V、若しくはそれ以下の電圧が印加される。
選択メモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthによって、図7に示すように、セル電流が流れるか否かが決まり、論理「0」と「1」の記憶データの判定が下る。
論理「0」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthは、接地電圧よりも高く、かつ外部入力の単一電源電圧3.3Vよりも低く書き込まれる必要があるが、その手法としては、本実施形態においては多値NAND型フラッシュメモリの書き込み技術と同様にする。
すなわち、書き込みの際のワード線への書き込み電圧のステップ幅ΔVppをより細かく、たとえば、2値書き込みでは、ΔVpp=0.5V程度であったものを、本実施形態ではΔVpp=0.1V〜0.2Vとして、少し書き込みを行ったら、ベリファイ読み出しを行うというように書き込みサイクルを細かに制御すれば良い。
多値NAND型フラッシュメモリの関連技術に関しては、以下の非特許文献1および非特許文献2に開示されている。
(非特許文献1)T. Hara et al., “A 146mm2 8Gb NAND Flash Memory in 70nm CMOS,” in ISSCC'05, SeSSion2.1, Feb. 2005.
(非特許文献2)D-S. Byeon et al., “An 8Gb Multi-Level NAND Flash Memory in a 63nm CMOS Process,” in ISSCC'05, SeSSion2.2, Feb. 2005.
以下に、本実施形態に係るデータ転送回路の読み出し系、書き込み系の具体的な構成例を図8〜図30に関連付けて説明する。
図8は、本実施形態に係るデータ転送回路の読み出し系の第1の構成例を示す図である。
なお、図8において、センスアンプ群11Aが示されているが、図2のブロック図ではメモリセルアレイ11に含まれている。
図8の読み出し系データ転送回路14R1は、基本的にデータを順次転送するためのレジスタREGとページバッファ回路13からのデータを取り込むためのマルチプレクサMPXが接続されクロック毎に動作するスキャンレジスタ201を複数個有している。
そして、複数個のスキャンレジスタ201が直列接続されたスキャンレジスタ列200を一または複数層有する。図8は基本的な読み出し系であり、スキャンレジスタ列200が一層のみ示されている。
マルチプレクサMPXの出力はレジスタREGの入力に接続され、マルチプレクサMPXの入力の一つは一つ前のレジスタREGの出力に接続されている。マルチプレクサMPXの残りの入力がページバッファ回路13のデータ出力ラインに接続されている。
図8において、選択信号Sが1のとき、クロックCの立ち上がりエッジで、全てのレジスタはアレイの読み出しデータをページバッファ回路13から取り込む。
次に、選択信号Sを0にして、クロックCを入力すると、シフトレジスタとして動作して、各レジスタに取り込まれたデータは、順次転送され、スキャンレジスタ列200の最終段(最後尾)のスキャンレジスタ201lastのレジスタREGlastから出力される。
なお、マルチプレクサMPXの選択信号Sによる制御は制御回路17により行われる。
図8の例が読み出し系の基本構成であるが、本実施形態においては、高速なデータ転送を損わずに、消費電流を低減するために、スキャンレジスタ列200を階層に分けることで、2層目以下のスキャンレジスタのクロックをデータ転送の周期よりも十分ゆっくりと駆動できるように構成する。
さらに、スキャンレジスタ列200の適切な場所に、マルチプレクサを配置したり、スキャンレジスタ列200の制御信号を適切に操作することで、特定領域を他よりも先に、読み出したり書き込んだりできる。
次に、スキャンレジスタ列を階層化した読み出し系データ転送回路について説明する。
図9は、本実施形態に係るデータ転送回路の読み出し系の第2の構成例を示す図である。
図10(A)〜(I)は、図9の回路のタイミングチャートである。
なお、図9においてはページバッファ回路13とデータ転送回路14R2のみを示している。
図9においては、例としてスキャンレジスタ列の階層数が3の場合を示す。最上層200−0、2層目200−1、最下層200−2の1本当りのスキャンレジスタ201の数を、それぞれ、L,M,Nとすると、この構成では、1入出力回路当りにL*M*N個のデータをアレイから読み出すことができる。
このとき、図9から、2層目200−1のスキャンレジスタ201の総数は、L*Mであり、最下層200−2のスキャンレジスタの総数は、L*M*Nであることが分かる。
多層の読み出し系データ転送回路14R2においては、下層のスキャンレジスタ列201の最終出力が、一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するマルチプレクサMPXの一方の入力に接続され、最下層のスキャンレジスタ列200−2のマルチプレクサMPXの他の一入力がページバッファ回路13のデータ出力ラインに接続され、最上層のスキャンレジスタ列200−0の出力、すなわち、最終段のスキャンレジスタ201last0におけるレジスタREG0(0)の出力が入出力回路15の入力に接続されている。
なお、制御回路17により最上層のスキャンレジスタ列200−0のマルチプレクサMPXには選択信号S0が供給され、レジスタREG0にはクロックC0が供給される。2層のスキャンレジスタ列200−1のマルチプレクサMPXには選択信号S1が供給され、レジスタREG1にはクロックC1が供給され、最下層のスキャンレジスタ列200−2のマルチプレクサMPXには選択信号S2が供給され、レジスタREG2にはクロックC2が供給される。
図9の回路の動作を説明する。
図10(A)〜(I)に示すように、最初に、選択信号S2に1を与えて、クロックC2の立ち上がりエッジを1回与えることで、アレイからのデータの全てをページバッファ回路13からスキャンレジスタREG2(*,*,*)に取り込むことができる。
次に、選択信号S1に1を与えて、クロックC1の立ち上がりエッジを1回与えることで、スキャンレジスタ列200−2のレジスタREG2(*, *, 0)のデータを、2層目のスキャンレジスタ列200−1のレジスタREG1(*, *)に取り込むことができる。
次に、選択信号S0に1を与えて、クロックC0の立ち上がりエッジを1回与えることで、スキャンレジスタ列200−1のレジスタREG1(*, 0)のデータを最上層のスキャンレジスタ列200−0のレジスタREG0(*)に取り込むことができる。
クロックC0の次以降の立ち上がりエッジでは、選択信号S0に0を与えることで、シフトレジスタとして動作させ、順次、最上層のスキャンレジスタ内のデータを出力から取り出す。
最上層のスキャンレジスタの数はLなので、選択信号S0に1を入力したときに1回、選択信号S0に0を入力したときにL−1回、クロックC0をトグルすると、2層目のスキャンレジスタ列200−1から取り込まれたデータは全て出てしまう。
次のクロックC0の立ち上がりでは、選択信号S0に1を与えて、2層目のスキャンレジスタからの次のデータを取り込む。
ただし、この前に、選択信号S1に0を与えた状態で、クロックC1を1回トグルして、データを進めておく必要がある。
同様にして、クロックC0をL*M回トグルすると、2層目のスキャンレジスタに取り込まれたデータも全て取り出されてしまう。
その次には、最下層のスキャンレジスタ列200−2のスキャンレジスタ201から新たにデータを取り出す必要があるが、その前に、選択信号S2に0を与えた状態で、クロックC2を1回トグルすることで、データを進めておく必要がある。
これらの動作を繰り返して、クロックC0をL*M*N回トグルすることで、アレイからの全てのデータを順番に取り出すことができる。
1個のスキャンレジスタのクロックを1回トグルするときに消費する電力をpとすると、図8の回路では、全てのデータを取り出すために、L*M*Nだけの数のスキャンレジスタが、L*M*Nだけの数クロックをトグルする必要があるので、p*(L*M*N)*(L*M*N)だけの電力を消費してしまう。
一方、図9の回路においては、最上層で消費する電力は、p*L*(L*M*N)であり、2層目で消費する電力は、L*Mだけの数のスキャンレジスタが、M*Nだけの数クロックをトグルする必要があるので、p*(L*M)*(M*N)であり、3層目で消費する電力は、L*M*Nだけの数のスキャンレジスタが、Nだけの数クロックをトグルする必要があるので、p*(L*M*N)*Nであり、合計、p{ L*(L*M*N) + (L*M)*(M*N) + (L*M*N)*N }である。L = M = N = 16 の場合で計算すると、消費電力は、図8のとき、p*1.68E7 に対して、図9では、p*1.97E5 となり、図8の場合の約1.2%と、消費電力を大きく低減できる。
上述したように、図9の回路において、2層目のスキャンレジスタ201のクロックC1をトグルする必要があるのは、最上層のスキャンレジスタ上のデータが全て、入出力回路15へ取り出されてからであるので、2層目のスキャンレジスタのクロックC1は最上層のスキャンレジスタのクロックC0の周期のL倍の周期で駆動すればよい。
同じく、最下層のスキャンレジスタのクロックは、最上層のクロックのL*M倍の周期で駆動すればよい。このように、遅い周期で駆動することで、高速なデータ転送を損わずに、消費電流を低減することができる。たとえば、L = M = N = 16 の場合で計算すると、レジスタをトグルすることによる消費電流は、階層化を行う前の約1.2%に低減できる。
図9の回路は、このようなチップ内のメモリセルアレイ11から入出力回路15への高速なデータ転送に利用できる。また、イメージセンサや画像パネルのように、同じくアレイ構造を持った半導体デバイスに対しても利用できる。
また、メモリセルアレイ11と最下層のスキャンレジスタ列200−2との間にバッファメモリ(ページバッファ回路)13を持つことで、スキャンレジスタ200−2にデータを取り込み後は、データ転送回路14にてデータ転送中においても、メモリセルアレイ11からバッファメモリ(ページバッファ回路)13へデータ読み出しを可能になる。
図11は、本実施形態に係るデータ転送回路の読み出し系の第3の構成例を示す図である。
図12(A)〜(G)は、図11の回路のタイミングチャートである。
図11の回路が図9の回路と異なる点は、最下層のスキャンレジスタ列の代わりに、多入力のマルチプレクサを配置するようにしたことと、セルアレイとデータ転送回路のマルチプレクサとの間にバッファメモリ(ページバッファ回路)を2つ配置したことにある。
データ転送回路14の最下層のスキャンレジスタ列の代わりに、マルチプレクサを配置した場合には、データ転送中にバッファメモリにデータを保持しておく必要があるため、データ転送中においても、セルアレイからバッファメモリへデータ読み出しを行うためには、図11に示したようにセルアレイとデータ転送回路のマルチプレクサとの間にバッファメモリ(ページバッファ回路)が少なくとも2つ必要になる。
実際の回路においては、最下層のスキャンレジスタ列200−2のスキャンレジスタの数が最も多く、レイアウト面積が大きくなってしまうので、N入力のマルチプレクサMPXNに置き換えることができる。
この場合、2層目のスキャンレジスタが新たなデータを必要とする前に、N入力のマルチプレクサMPXNを使って、次のデータを、2層目のスキャンレジスタ列200−1のスキャンレジスタ201のマルチプレクサMPXの入力に供給しておく。
また、すべての層にスキャンレジスタ列を使用した場合には、データ読み出しにはメモリセルアレイ11から入出力回路15までの間のスキャンレジスタ数相当のクロック動作を必要とするが、マルチプレクサMPXを使用した場合には、マルチプレクサMPXを使用した階層については負荷・サイクルタイムに依存した最小限のクロック動作で可能となる。これはランダムアクセスを行う場合には、マルチプレクサを使用することでデータ読み出しに必要なクロック動作数を低減できることを意味している。
さらに、マルチプレクサを使用した階層はランダムアクセスが可能なため、他の階層でスキャンレジスタ列を使用し、シーケンシャルにデータ読み出しを行う場合でも、各階層のスキャンレジスタ数の積のデータ単位ごとにランダムアクセスが可能となる。
一方、最上層にはスキャンレジスタを使用することで、マルチプレクサを使用した場合に比べデータ線の負荷容量を削減でき入出力回路含む最上層のデータ転送の高速動作が可能となる。
図13は、本実施形態に係るデータ転送回路の読み出し系の第4の構成例を示す図である。
図14(A)〜(K)は、図13の回路のタイミングチャートである。
図13の回路が図9(または図11)の回路と異なる点は、スキャンレジスタ列200の最終段(最後尾)のスキャンレジスタ201の出力部にマルチプレクサMPXEを配置し、マルチプレクサMPXEの入力の一方は、元々のスキャンレジスタ列の最終段のスキャンレジスタ201lastの出力に接続され、別の入力は、スキャンレジスタ列200の中で、最終段のスキャンレジスタ201lastより前方にあるスキャンレジスタの出力に接続されている点にある。
この場合、アレイからのデータの中で特定のデータ領域を先に読み出したい場合に使用できる。入出力回路15の直前に、マルチプレクサMPXEを挿入しており、通常の読み出し動作では、選択信号Sに0を与えることで、これまで説明したような順序で読み出しを行う。
図中のデータ領域A上のデータを先に読み出したい時には、選択信号Sに1を与えることで、これを実現する。
図13の回路によれば、スキャンレジスタ列200−0の中で前方、すなわちスキャンレジスタ列200−0の出力部となる最終段側ではなく、入力部となる初段側により近い位置に配置されたスキャンレジスタを含む領域で、シーケンシャルな読み出しでは時間が掛かってしまう領域であっても、必要であれば、早い順番で読み出しができるようになる利点がある。
図15は、本実施形態に係るデータ転送回路の読み出し系の第5の構成例を示す図である。
図16(A)〜(I)は、図15の回路のタイミングチャートである。
図15の回路構成は、図9と同じであるが、その制御方法が異なる。
図15において、領域Bのデータを先に読みたい場合、これに対応する最上層のスキャンレジスタ列200−0のレジスタREG0(b)を含むスキャンレジスタ201内の選択信号SB0に1を与え続ける。これ以外のスキャンレジスタ201内の選択信号S0には、通常どおり0を与え続ける。
この状態で、連続してクロックC0をトグルすると、スキャンレジスタ201は、2層目からのデータを次々と取り出そうとするので、領域Bだけは、2層目のクロックCB1もC0に同期してトグルする必要がある。
領域B内の2層目の選択信号SB1に0を与えて、M回C0とCB1をトグルすると、領域B 内の2層目のスキャンレジスタ内のデータは全て取り出されるので、その前に、最下層のスキャンレジスタ列200−2のスキャンレジスタ201の選択信号SB2に0を与えて、クロックCB2を1回トグルしておく必要がある。クロックC0,CB1をM*N回トグルすると、領域Bのデータは全て取り出される。
実際には、最上層のスキャンレジスタ列200−0のスキャンレジスタを順番に進んで行って入出力回路15に取り出されるので、そこまで進めるだけの数、クロックC0を余分にトグルする必要があるが、最初から順番に読み出すよりも十分早く、領域Bのデータを取り出すことができる。
また、ここでは、領域Bとして、一つの最上層スキャンレジスタのみを考えた場合を説明しているが、複数の纏まった最上層スキャンレジスタの領域を、早く読み出す領域とした場合も、同様に実現できる。
このような制御方法を採用することにより、特定の下層スキャンレジスタ列のデータを他のそれよりも早く読み出したいときに、読み出す順番を自由に変更できる。
図17は、本発明の実施形態に係るデータ記憶装置の構成例を示す図である。
図17のデータ記憶装置30は、上述した読み出し系のデータ転送回路14Rを備えた半導体装置であるフラッシュメモリを含む主記憶媒体31、制御回路32、レジスタ33、ホストインタフェース34を内蔵している。また、図17において、40はホスト装置を示している。
図17のデータ記憶装置30において、制御回路32はホスト装置40から入力されたユーザーデータに、管理用データを加えて、レジスタ33上に保存用データを生成し、それをフラッシュメモリ31に格納する。
通常フラッシュメモリには、図18にあるように、ユーザーデータを管理用データの上位アドレスに書き込むため、シーケンシャルにデータ読み出しを行うと管理用データのみ先に読み出すことはできない。
これに対して、本実施形態においては、あらかじめ図19に示すように、管理用データを下位アドレスに書き込んでおく。このようにすることにより、シーケンシャルにしかデータ読み出しができない場合でも最初から管理用データ読み出しができる。
図20は、本実施形態に係るデータ転送回路の書き込み系の第1の構成例を示す図である。
図21(A)〜(F)は、図20の回路のタイミングチャートである。
これまでの例では、読み出しのみを考えていたが、同様な構成で、書き込み用の回路を構成することができる。
図20では、例として3層の構造を持つレジスタ列を示す。この場合、スキャンレジスタ201WはレジスタREGのみで構成されている。
図20では、図9と同じく、最上層、2層目、最下層の1本当りのスキャンレジスタの数を、それぞれ、L,M,Nとする。
図21(A)〜(F)に示すように、クロックC0は、連続的にトグルされている。クロックC0をL回トグルすると、最上層のレジスタ列200W−0のレジスタ REG0(*)の全てに、書き込みたいデータが入っているので、このとき、クロックC1をトグルすることで、2層目のレジスタREG1(*, 0)に取り込む。
また、クロックC0をL回トグルすると、最上層のレジスタREG0(*)の全てに、書き込みたいデータが入っているので、このとき、クロックC1をトグルすることで、2層目のレジスタREG1(*, 0)に取り込む。
もともと、レジスタREG1(*, 0)にあったデータは、REG1(*,1)に取り込まれる。同様にして、クロックC0を合計L*M回トグルすると、2層目のレジスタ列200W−1のレジスタREG1(*, *)の全てに書き込みたいデータが入った状態になる。このとき、クロックC2をトグルすることで、最下層のレジスタ列200W−2のレジスタREG2(*,*, 0)にデータを取り込む。
同様にして、クロックC0を合計L*M*N回トグルしたときには、最下層のレジスタ列200W−2の全てのレジスタに書き込みたいデータが入った状態になる。
図22は、本実施形態に係るデータ転送回路の書き込み系の第2の構成例を示す図である。
図23(A)〜(E)は、図22の回路のタイミングチャートである。
図22の回路が図20の回路と異なる点は、任意の層のスキャンレジスタ列の代わりに、多入力のマルチプレクサを配置するようにしたことと、セルアレイ11とデータ転送回路1のマルチプレクサとの間にバッファメモリ(ページバッファ回路)13−1,13−2を2つ配置したことにある。
データ転送回路の最下層のスキャンレジスタ列の代わりに、マルチプレクサMPXNを配置した場合には、マルチプレクサ部にはデータを保持できないため、書き込みデータをバッファメモリ(ページバッファ回路)まで転送する必要がある。このデータ転送中においても、セルアレイへデータ書き込みを行うためには、図22に示したようにセルアレイ11とデータ転送回路1のマルチプレクサMPXNとの間にバッファメモリ(ページバッファ回路)が少なくとも2つ必要になる。
実際の回路においては、最下層のレジスタの数が最も多く、レイアウト面積が大きくなってしまうので、N出力のデマルチプレクサMPXNに置き換えることができる。この場合、2層目のスキャンレジスタのデータが更新される前に、アレイ側で、デマルチプレクサの出力を取り込む必要がある。
また、すべての層にスキャンレジスタ列を使用した場合には、書き込みデータ転送には入出力回路からアレイまでの間のスキャンレジスタ数相当のクロック動作を必要とするが、マルチプレクサを使用した場合には、マルチプレクサを使用した階層については負荷・サイクルタイムに依存した最小限のクロック動作で可能となる。
これは、図23(A)〜(E)に示すように、ランダムアクセスを行う場合には、マルチプレクサを使用することで書き込みデータ転送に必要なクロック動作数を低減できることを意味している。
さらに、マルチプレクサを使用した階層はランダムアクセスが可能なため、他の階層でスキャンレジスタ列を使用し、シーケンシャルに書き込みデータ転送を行う場合でも、各階層のスキャンレジスタ数の積のデータ単位ごとにランダムアクセスが可能となる。
一方、最上層はスキャンレジスタを使用することで、マルチプレクサを使用した場合に比べデータ線の負荷容量を削減でき入出力回路含む最上層のデータ転送の高速動作が可能となる。
図24は、本実施形態に係るデータ転送回路の書き込み系の第3の構成例を示す図である。
図25(A)〜(G)は、図24の回路のタイミングチャートである。
図24の回路が図20(または図22)と異なる点、レジスタ列の途中に、マルチプレクサMPXMが挿入され、マルチプレクサMPXMの入力の一方は、元々のレジスタの出力に接続され、別の入力は、レジスタ列の先頭に接続されている。
図24の回路は、アレイの特定の領域に先にデータを書き込みたい場合に使用できる。先に書き込みたい領域(図24で、領域C)の最初のレジスタ入力の前に、マルチプレクサMPXMを挿入しており、通常の書き込み動作では、選択信号Sに0を与えることで、これまで説明したような順序で書き込みを行う。
図中のデータ領域C上に先にデータを書き込みたい時には、選択信号Sに1を与え、入出力回路の出力が、領域Cのレジスタに取り込まれるようにする。
図24の回路によれば、レジスタ列の中で後方にあり、シーケンシャルな書き込みでは時間が掛かってしまう領域であっても、必要であれば、早い順番で書き込みができるようになる利点がある。
図26は、本実施形態に係るデータ転送回路の書き込み系の第4の構成例を示す図である。
図27(A)〜(F)は、図26の回路のタイミングチャートである。
図26の回路構成は、図20と基本的に同じであるが、その制御方法が異なる。
図26において、図27(A)〜(F)に示すように、領域Dにデータを先に書き込みたい場合、これに対応する2層目のレジスタ列200W−1のレジスタREG1(d,*)に、クロックC0に同期してクロックCD1をトグルする。2層目のレジスタで、領域D以外では、クロックC1をトグルしない。クロックCD1をM回トグルした時点で、最上層を進んで来た書き込みデータは領域Dの2層目のレジスタ列200W−1に満たされる。
この後、領域Dでの最下層のレジスタ列200W−2のクロックCD2を1回トグルすることで、2層目のレジスタ列200W−1のデータは、最下層のレジスタ列200W−2に取り込まれる。クロックCD2をN回トグルした時点で、領域Dには、全てのデータが書き込まれることになる。
実際には、最上層のレジスタ列200W−0の最初から、領域Dのレジスタまで、データを進めるために必要なだけの数のクロックC0を先にトグルする必要があるが、最初から順番に書き込むよりも十分早く、領域Dにデータを書き込むことができる。
また、ここでは、領域Dとして、一つの最上層レジスタのみを考えた場合を説明しているが、複数の纏まった最上層レジスタの領域を、早く読み出す領域とした場合も、同様に実現できる。
このような制御方法を採用することにより、シーケンシャルにデータ書き込みを行うのでは無くて、特定の下層レジスタ列に他のそれよりも早くデータを書き込みたいときに、書き込み順番を自由に変更できる。
図28は、本実施形態に係るデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系の第1の構成例を示す図である。
図28のデータ転送回路14RW1は、図9の回路の出力部にスイッチを配置することにより読み出しおよび書き込みの両データ転送に対応できるように構成されている。
図28において、読み出し動作を行うときには、入出力回路15に接続されたスイッチSRWをスキャンレジスタ列200RW−0のスキャンレジスタ列200の最終段(最後尾)のスキャンレジスタ201lastの出力部側に接続する。これ以外は図9で説明した方法で、読み出すことができる。
書き込み動作を行うときには、入出力回路15に接続されたスイッチSRWをスキャンレジスタ列200RW−0のスキャンレジスタ201firstの初段入力部(先頭側)のマルチプレクサMPXfirstに接続し、マルチプレクサの選択信号S0,S1,S2に全て0を与えることで、図20で説明した方法で、書き込むことができる。
図29は、本実施形態に係るデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系の第2の構成例を示す図である。
図29の回路においては、読み出し動作をするときには、各層のスキャンレジスタ列の先頭に、論理積ゲートANDを置き、その入力の一方SWに0を入力することで、スキャンレジスタ列の入力側(先頭)の入力データを常に0として、クロックに同期して、データを取り出すときに、不必要なデータの反転を防ぎ、消費電流を低減することができる。
書き込み動作をするときには、この論理積ゲートANDの入力の一方に1を入力すれば、これまでと同じ動作ができる。
図29では、レジスタREG1(0, M-1)の場合を説明しているが、他のレジスタREG1(*,M-1)およびREG2(*,*,N-1)も同様の回路を挿入する。
図30は、本実施形態に係るデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系の第3の構成例を示す図である。
実際の回路においては、最下層のスキャンレジスタ列200RW−2のレジスタの数が最も多く、レイアウト面積が大きくなってしまうので、これを1:Nの選択回路SELとスイッチSRWに置き換えることができる。
この場合、読み出し動作では、スイッチSRWは2層目のレジスタの出力側に切り替えて、2層目のスキャンレジスタが新たなデータを必要とする前に、選択回路SELを使って、次のデータを、2層目のマルチプレクサ入力に供給しておく。
また、書き込み動作では、スイッチSRWは2層目のマルチプレクサの入力側に切り替えて、2層目のスキャンレジスタのデータが更新される前に、アレイ側で、選択回路SELの出力を取り込む必要がある。
図31は、本実施形態に係る図30のデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系のL=M=8、N=33の場合を示す図である。
この例においては、データ領域のデータ容量A(2048bit)+冗長領域のデータ容量B(64bit)の場合、メモリ数D(2112bit) = 26 X 33となるが、3層のスキャンレジスタ列の各スキャンレジスタ/マルチプレクサ数をそれぞれL=M=8、N=33としている(D=L*M*N)。
この場合は、図9および図20で説明した方法で、読み出し、書き込み共にクロック C0を合計L*M*N 回トグルすることですべてのデータを転送できる。
また、最下層をN=33のマルチプレクサ構成としているため、L*M=64データ単位でのランダムアクセスが可能となり、冗長領域の先頭データへもランダムアクセスが可能となる。
図32は、本実施形態に係る図30のデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系のD=L*M*Nとならない場合を示す図である。
この例は、D=L*M*Nとならない場合である。
図32では端数データを1ビットとし、そのデータ位置を図32に破線で示した位置に追加しているが、この場合読み出し時には2112+1bit連続して読み出せるが、書き込み時に、この端数データ位置までデータを転送するには、2012bitデータ転送した時点で、端数データ( Data(M=0,N))は図の位置にあるので、余分に15クロックサイクル(L-1+M)を必要とする。これは、D=L*M*Nとなるような構成にすることで回避できる。
図33は、本実施形態に係る図30のデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系のL=M=16、N=17の場合を示す図である。
この例においては、たとえばデータ領域のデータ容量A(4096bit)+冗長領域のデータ容量B(218bit)の場合、メモリ数D(4314bit)=2 x 3 x 719となり、この719個のスキャンレジスタ列を上層に使用した場合には、消費電流の増大をもたらし、また下層に使用した場合にはレイアウト面積の増大をもたらす(下層をマルチプレクサ構成とした場合はデータ転送時間が増大する)。
そこで、図33に示すように、上記4314bitに38bitダミーデータ領域を加えることで、4352bit=28 x 17(L=M=16,N=17)とし、高速かつ、少ない消費電流でのデータ転送が可能になる。さらに最下層をN=17のマルチプレクサ構成とすれば、L*M=256データ単位でのランダムアクセスが可能となり、冗長領域の先頭データへもランダムアクセスが可能となる。ただし、この場合には38bitダミーデータ領域を使用するため、図32に関連つけて説明したように冗長領域のデータ書き込み時には、余分なデータ転送サイクルを必要とする。
図34は、本実施形態に係る図28のデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系の変形例を示す図である。
図34のデータ転送回路14RWは、図28の例と比べてスキャンレジスタ列R1/R2の先頭の入力に、上層スキャンレジスタ列の1シフトレジスタ前の出力を接続している。
図28の例と比べて書き込み時には、スキャンレジスタ列R1/R2の先頭にデータを取り込むタイミングを1クロック前にずらす必要があるが、これにより上層から下層への書き込み接続信号線長が大幅に削減でき、消費電流・信号線の削減が可能となる。
以上、データ転送回路の構成例について説明した。
以下では、本実施形態に係るNAND型フラッシュの読み出し(リード)および書き込み(ライト)について説明する。
図35は、図3に対応したNAND型フラッシュメモリのセルアレイ部およびロウデコーダを示す図であって、データリード時の各駆動線のバイアス条件を示す図である。
図35においては、選択されたブロック(Selected Block)および非選択ブロック(Unselected Block)を示している。
この例では、ビット線は読み出し時にビット線シールド技術が使われており、偶数/奇数のビット線が交互に読み出される技術が用いられている場合を示している。なお、ビット線シールド技術の関連技術としては、非特許文献3に開示されている。
(非特許文献3)K. Sakui et al., “Non-volatile Semiconductor Memory DeviceS,” in USP5,453,955, Sept. 25, 1995.
図36(A)〜(D)は図35において、読み出し動作時の主要ノードのタイミング図を示している。
読み出し動作では、選択ブロックBLK0内の選択ワード線WL1に接地電圧VSS=0V、そして、選択ブロック内のその他のワード線WL0、WL2〜WL15およびビット線側およびソース線側の選択ゲートトランジスタST0,ST1が接続された選択ゲート線SS、GSには、外部入力の単一電源電圧Vcc=3.3Vが入力されれば良い。
したがって、図36(A)〜(D)に示すように、ワード線用転送ゲートTW0〜TW15を駆動するブロック選択信号BSELを読み出し開始時にまず電源電圧Vcc=3.3Vに予備充電しておく。
次に、駆動電圧供給線VCG0、VCG2〜VCG15および駆動電圧供給線VSSL,VGSLに印加するワード線選択信号S0、S2〜S15およびビット線側およびソース線側の選択ゲートトランジスタの選択信号SSおよびGSが接地電圧Vss=0Vから電源電圧Vcc=3.3Vに立ち上げられる。これに伴い、自己昇圧(Intrinsic Boot-Strap)によって、BSEL>Vcc+Vth(=3.3V+1V)に自己昇圧され、選択ブロック内のその他のワード線WL0、WL2〜WL15およびビット線側およびソース線側の選択ゲートトランジスタST0、ST1が接続された選択ゲート線SSL、GSLには、外部入力の単一電源電圧Vcc=3.3Vが供給される。また、ソース線SRLには接地電圧0Vが供給される。
この際、しきい値Vthは、ワード線用転送ゲートのしきい値電圧を示し、約1V程度である。
以上のように読み出し動作時に本実施形態のNAND型フラッシュメモリにおいては、昇圧回路を動作させること無く、低消費電力で読出しが行われる。ただし、ここで定義する、昇圧回路には自己昇圧(Intrinsic Boot-Strap)は含まれない。
したがって、NAND型フラッシュメモリを搭載したシリコン・オーディオを始めとするセット機器において、ユーザーがたとえばバッテリィーに頼って戸外で音楽を楽しむ場合、すなわち、NAND型フラッシュメモリからの読み出し動作に関しては、昇圧回路を用いずに外部入力の単一電源電圧Vccを用いることからNAND型フラッシュメモリを搭載したシリコン・オーディオを始めとするセット機器のバッテリー寿命を延ばすことができる。
また、NAND型フラッシュメモリを搭載したシリコン・オーディオを始めとするセット機器においては好きな音楽を録音したり、不必要な音楽を消したりする動作、すなわち、NAND型フラッシュメモリへの書き換え動作に関しては、バッテリィーに頼らず、AC電源のある自宅等で行うユーザーが多いことから、昇圧回路16が用いられる。
本実施形態において、ブロックBLK0のメモリセルユニットMCUT00(〜MCUT04223)のメモリセルトランジスタM1へのデータの書き込みは以下のように行われる。
書き込み時には、図37に示すように、昇圧回路16により駆動電圧供給線VCG1に高電圧、たとえば20Vが供給され、駆動電圧供給線VCG0,VCG2〜VCG15に中間電圧(たとえば10V)、駆動電圧供給線VSSLの電源電圧VCC(たとえば3.3V)、駆動電圧供給線VGSに接地電圧GND(0V)が供給される。
また、書き込みを行うべきメモリセルトランジスタM1を有するメモリセルユニットMCUT00が接続されたビット線BL0に接地電圧GND、書き込みを禁止すべきメモリセルトランジスタM1を有するメモリセルユニットMCUT01〜MCUT04223が接続されたビット線BL1BL0、BL4223に電源電圧Vccが印加される。
そして、ロウデコーダ12のブロックBLK0に対応する部分にのみ、ブロックアドレスデコーダ20の出力信号BSEL0が20V+αのレベルで出力され、他のブロックBLK1〜BLKmに対応するブロックアドレスデコーダの出力信号BSEL1〜BSELmは接地電圧GNDレベルで出力される。
これにより、ブロックBLK0に対応する転送ゲート群121の転送ゲートTW0〜TW15,TD0およびTS0が導通状態となり、他のブロックBLK1〜BLKmに対応する転送ゲート群の転送ゲートが非導通状態に保持される。
その結果、選択ワード線WL1に書き込み電圧20Vが、非選択のワード線WL0、WL2〜WL15にパス電圧(中間電圧)VpaSS(たとえば10V)が印加される。
これにより、メモリセルユニットMCUT01〜MCUT04223の選択ゲートトランジスタST0がカットオフ状態となり、書き込みを禁止すべきメモリセルトランジスタが接続されたメモリセルユニットMCUT01〜MCUT04223のチャネル部はフローティング状態となる。その結果、これらのチャネル部の電位は、主として非選択ワード線に印加されるパス電圧Vpassとのキャパシタカップリングによりブーストされ、書き込み禁止電圧まで上昇し、メモリセルユニットMCUT01〜MCUT04223のメモリセルトランジスタM1へのデータ書き込みが禁止される。
一方、書き込みをすべきメモリセルトランジスタが接続されたメモリセルユニットMCUT00のチャネル部は接地電圧VSS(0V)に設定され、選択ワード線WL1に印加された書き込み電圧20Vとの電位差により、メモリセルトランジスタM1へのデータの書き込みがなされ、しきい値電圧が正方向にシフトして、たとえば消去状態の−3Vから2V程度になる。
このように、本第実施形態によれば、NAND型フラッシュメモリの読み出し時に昇圧回路を動作させる必要がなく、本来平均電流として20mA必要だった消費電流が約1/5の4mAに削減可能となる。この結果、読み出し動作におけるバッテリィー寿命が5倍と飛躍的に延び、セット機器設計者にとって差異化技術になることは言うまでもなく、また、エンドユーザーにとっても消費電力を抑えられ、結果的には、地球のエネルギー資源の削減に繋がる。
また、本実施形態によれば、メモリやイメージセンサのようにアレイ構造を持ち、アレイからデータの読み出しを行う半導体装置において、レジスタREGとマルチプレクサMPXとを接続した回路があって、これを複数個、鎖状に直列接続した一または複数のスキャンレジスタ列を有し、マルチプレクサMPXの出力はレジスタREGの入力に接続され、マルチプレクサMPXの入力の一つは、一つ前のレジスタの出力に接続され、このスキャンレジスタ列を使ってデータの読み出しをシーケンシャルに行うものであって、下層のスキャンレジスタ列の最終出力がその一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するマルチプレクサの一方の入力に接続されていることから、データの読み出し動作を行うときに、各クロック毎に動作するスキャンレジスタの数を少なくするができ、高速データ転送と、低消費電力を実現することができる。
また、スキャンレジスタ列の最後尾に、マルチプレクサを挿入し、そのマルチプレクサの入力の一方は、元々のスキャンレジスタ列の最後尾の出力に接続され、別の入力は、スキャンレジスタ列の中で、より前方にあるスキャンレジスタの出力に接続された構造を有することから、スキャンレジスタ列の中で前方にあり、シーケンシャルな読み出しでは時間が掛かってしまう領域であっても、必要であれば、早い順番で読み出しができることを可能とする。
また、シーケンシャルにデータ読み出しを行うのではなくて、各下層スキャンレジスタ列毎に、そのスキャンレジスタのクロックを駆動するか否かを制御し、合わせて、上層のスキャンレジスタ列内で、下層スキャンレジスタの出力を上層のスキャンレジスタ列に取り込むように上層スキャンレジスタ列でのマルチプレクサを制御する構造を有することから、特定の下層スキャンレジスタ列のデータを他のそれよりも早く読み出したいときに、そのように制御することで、読み出す順番を自由に変更できる。
また、メモリや画像パネルのようにアレイ構造を持ち、アレイへのデータの書き込みを行う半導体装置において、レジスタREGを複数個、鎖状に直列接続した複数層のレジスタ列を有し、レジスタ列を使ってデータの書き込みをシーケンシャルに行い、上層のレジスタ列の各レジスタの出力が下層のレジスタ列の入力に接続されていることから、データの書き込み動作を行うときに、各クロック毎に動作するレジスタの数を少なくすることができ、高速データ転送と、低消費電力を実現することができる。
また、レジスタ列の途中に、マルチプレクサを挿入し、そのマルチプレクサの入力の一方は、元々のレジスタの出力に接続され、別の入力は、レジスタ列の先頭に接続された構造を持つことで、レジスタ列の中で後方にあり、シーケンシャルな書き込みでは時間が掛かってしまう領域であっても、必要であれば、早い順番で書き込みができることを可能とする。
また、シーケンシャルにデータ書き込みを行うのではなくて、各下層レジスタ列毎に、そのレジスタのクロックを駆動するか否かを制御し、特定の下層レジスタ列に他のそれよりも早くデータを書き込みたいときに、そのように制御することで、書き込み順番を自由に変更できる。
一般的なフラッシュメモリ(半導体装置)のセルアレイから入出力回路にデータを転送する回路系の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図である。 本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの1ブロックにおけるメモリセルアレイおよびロウデコーダを示す図である。 本実施形態の昇圧回路の昇圧すべき電圧について説明するための図である。 論理「0」となる書き込み後のメモリセルトランジスタのしきい値分布および論理「1」となる消去後のメモリセルトランジスタのしきい値分布を示す図である。 本実施形態における読み出し動作時のワード線の印加電圧を示す図である。 メモリセルトランジスタのセル電流について説明するための図である。 本実施形態に係るデータ転送回路の読み出し系の第1の構成例を示す図である。 本実施形態に係るデータ転送回路の読み出し系の第2の構成例を示す図である。 図9の回路のタイミングチャートである。 本実施形態に係るデータ転送回路の読み出し系の第3の構成例を示す図である。 図11の回路のタイミングチャートである。 本実施形態に係るデータ転送回路の読み出し系の第4の構成例を示す図である。 図13の回路のタイミングチャートである。 本実施形態に係るデータ転送回路の読み出し系の第5の構成例を示す図である。 図15の回路のタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係るデータ記憶装置の構成例を示す図である。 通常のフラッシュメモリのデータと管理用データとの書き込み形態を示す図である。 本実施形態におけるフラッシュメモリのデータと管理用データとの書き込み形態を示す図である。 本実施形態に係るデータ転送回路の書き込み系の第1の構成例を示す図である。 図20の回路のタイミングチャートである。 本実施形態に係るデータ転送回路の書き込み系の第2の構成例を示す図である。 図22の回路のタイミングチャートである。 本実施形態に係るデータ転送回路の書き込み系の第3の構成例を示す図である。 図24の回路のタイミングチャートである。 本実施形態に係るデータ転送回路の書き込み系の第4の構成例を示す図である。 図26の回路のタイミングチャートである。 本実施形態に係るデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系の第1の構成例を示す図である。 本実施形態に係るデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系の第2の構成例を示す図である。 本実施形態に係るデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系の第3の構成例を示す図である。 本実施形態に係る図30のデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系のL=M=8、N=33の場合を示す図である。 本実施形態に係る図30のデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系のD=L*M*Nとならない場合を示す図である。 本実施形態に係る図30のデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系のL=M=16、N=17の場合を示す図である。 本実施形態に係る図28のデータ転送回路の読み出しおよび書き込み系の変形例を示す図である。 図3に対応したNAND型フラッシュメモリのセルアレイ部およびロウデコーダを示す図であって、データリード時の各駆動線のバイアス条件を示す図である。 読み出し動作を説明するためのタイミングチャートである。 図3に対応したNAND型フラッシュメモリのセルアレイ部およびロウデコーダを示す図であって、データライト時の各駆動線のバイアス条件を示す図である。
符号の説明
10・・・NAND型フラッシュメモリ(半導体装置)、11・・・メモリセルアレイ、12・・・ロウデコーダ、13・・・ページバッファ回路、14・・・データ転送回路、15・・・入出力回路、14R1〜14R5・・・読み出し系データ転送回路、14W1〜14W4・・・書き込み系データ転送回路、14RW1〜14RW3・・・読み出しおよび書き込み系データ転送回路、16・・・昇圧回路、17・・・制御回路、18・・・外部入力の単一電源端子、19・・・外部入力の接地電位端子、20・・・ブロックアドレスデコーダ、30・・・データ記憶装置、31・・・主記憶媒体(フラッシュメモリ)、32・・・制御回路、33・・・レジスタ、34・・・ホストインタフェース、40・・・ホスト装置、REG・・・レジスタ、MPX、MPXN、MPXE・・・マルチプレクサ、SEL・・・選択回路。

Claims (18)

  1. データを記憶するセルがアレイ状に配列されたセルアレイと、
    上記セルアレイの読み出しデータをページ単位でラッチする少なくとも一つのバッファと、
    読み出しデータを出力する出力回路と、
    上記バッファにラッチされたページ単位の読み出しデータを上記出力回路にシーケンシャルに転送可能なデータ転送回路と、を有し、
    上記データ転送回路は、
    レジスタとマルチプレクサが接続されクロック毎に動作するスキャンレジスタを複数個含み、当該複数個のスキャンレジスタが直列接続されたスキャンレジスタ列を複数層有し、
    上記マルチプレクサの出力はレジスタの入力に接続され、マルチプレクサの入力の一つは一つ前のレジスタの出力に接続され
    下層のスキャンレジスタ列の最終出力が、一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するマルチプレクサの一方の入力に接続され、
    最下層のスキャンレジスタ列のマルチプレクサの他の一入力が上記バッファのデータ出力ラインに接続され、
    最上層のスキャンレジスタ列の出力が上記出力回路の入力に接続されている
    半導体装置。
  2. 任意の層のスキャンレジスタ列の代わりに、多入力のマルチプレクサが配置され、当該マルチプレクサに置換されたスキャンレジスタ列の他に少なくとも2層のスキャンレジスタ列を有する
    請求項1記載の半導体装置。
  3. スキャンレジスタ列の最終段のスキャンレジスタの出力部にマルチプレクサを配置し、当該マルチプレクサの入力の一方は、当該スキャンレジスタ列の最終段のスキャンレジスタの出力に接続され、別の入力は、当該スキャンレジスタ列の中で、当該最終段より前方にあるスキャンレジスタの出力に接続されている
    請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 各下層スキャンレジスタ列毎に、当該スキャンレジスタのクロックを駆動するか否かを制御し、かつ、上層のスキャンレジスタ列内で、下層スキャンレジスタの出力を上層のスキャンレジスタ列に取り込むように上層スキャンレジスタ列でのマルチプレクサを制御する制御部を有する
    請求項1から3のいずれか一に記載の半導体装置。
  5. 外部にシーケンシャルにデータ出力を行うデータブロックは、ユーザーデータと予備データを含み、当該予備データの少なくとも一部は当該ユーザーデータより先に出力される領域に配置されている
    請求項1または2記載の半導体装置。
  6. データを記憶するセルがアレイ状に配列されたセルアレイと、
    上記セルアレイへの書き込みデータをページ単位でラッチする少なくとも一つのバッファと、
    書き込みデータを入力する入力回路と、
    上記入力回路に入力された書き込みデータを上記バッファにシーケンシャルに転送可能なデータ転送回路と、を有し、
    上記データ転送回路は、
    複数個のレジスタが直列接続されたレジスタ列を複数層有し、
    上層のレジスタ列の各レジスタの出力が下層のレジスタ列の入力に接続されている
    半導体装置。
  7. 任意の層のレジスタ列の代わりに、多出力のデマルチプレクサが配置され、当該デマルチプレクサに置換されたレジスタ列の他に少なくとも2層のレジスタ列を有する
    請求項6記載の半導体装置。
  8. レジスタ列の途中に、マルチプレクサが挿入され、当該マルチプレクサの入力の一方は、当該レジスタ列における当該マルチプレクサの挿入段の前段のレジスタの出力に接続され、別の入力は、当該レジスタ列の入力部に接続されている
    請求項6または7記載の半導体装置。
  9. 各下層レジスタ列毎に、当該レジスタのクロックを駆動するか否かを制御する制御部を有する
    請求項6から8のいずれか一に記載の半導体装置。
  10. データを記憶するセルがアレイ状に配列されたセルアレイと、
    上記セルアレイの読み出しおよび書き込みデータをページ単位でラッチする少なくとも一つのバッファと、
    読み出しデータを出力し、書き込みデータを入力する入出力回路と、
    上記バッファにラッチされたページ単位の読み出しデータを上記入出力回路にシーケンシャルに転送可能で、上記入出力回路に入力された書き込みデータを上記バッファにシーケンシャルに転送可能なデータ転送回路と、を有し、
    上記データ転送回路は、
    レジスタとマルチプレクサが接続されクロック毎に動作するスキャンレジスタを複数個含み、当該複数個のスキャンレジスタが直列接続されたスキャンレジスタ列を複数層有し、
    上記マルチプレクサの出力はレジスタの入力に接続され、マルチプレクサの入力の一つは一つ前のレジスタの出力に接続され、
    下層のスキャンレジスタ列の最終出力が、一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するマルチプレクサの一方の入力に接続され、かつ下層スキャンレジスタ列の初段のマルチプレクサの入力の一方が、一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するレジスタの出力に接続されている
    半導体装置。
  11. 各下層スキャンレジスタ列毎に、当該スキャンレジスタのクロックを駆動するか否かを制御し、かつ、上層のスキャンレジスタ列内で、下層スキャンレジスタの出力を上層のスキャンレジスタ列に取り込むように上層スキャンレジスタ列でのマルチプレクサを制御する制御部を有する
    請求項10記載の半導体装置。
  12. 任意の層のスキャンレジスタ列の代わりに、多入力の選択回路が配置され、当該選択回路に置換されたスキャンレジスタ列の他に少なくとも2層のスキャンレジスタ列を有する
    請求項10または11記載の半導体装置。
  13. 上記データ転送回路は、セルアレイから一度に読み出し、書き込みを行うメモリ数を、複数層のスキャンレジスタ列の各スキャンレジスタ数と上記選択回路に置換された層の選択回路の数の積と一致するようにしたアレイ構造を有する
    請求項12記載の半導体装置。
  14. 上記データ転送回路は、セルアレイから一度に読み出し、書き込みを行うデータブロックにはオープンユースの冗長領域があり、本来のデータ領域のデータ容量をA、冗長領域のデータ容量をBとすると、最上層のスキャンレジスタ数をL1、その直下層のスキャンレジスタ数をL2と続き、最下層のスキャンレジスタ数をLNとした場合、下記式で示すように、データ領域と冗長領域のデータ容量の和が、上記選択回路に置換された層を除く複数のスキャンレジスタ列の各スキャンレジスタ数と上記選択回路に置換された層の選択回路の数の積と一致するようにしたアレイ構造を有する
    請求項12記載の半導体装置。
    A+B=L1*L2* ・・*LN
  15. 上記データ転送回路は、セルアレイから一度に読み出し・書き込みを行うメモリ数が2n X P(n:1以上の整数、P:奇数)となった場合に、P X 2m(m:0以上の整数)のスキャンレジスタ数をもつスキャンレジスタ列を、複数層あるスキャンレジスタ列のうち最下層にもち、当該最下層のスキャンレジスタ列の代わりに、多入力の選択回路が配置されている
    請求項14記載の半導体装置。
  16. 上記データ転送回路は、L1、L2 ..LNを比較的均等に階層化できない場合、A+Bに擬似ダミーデータ領域を加えることで、比較的均等に階層化する
    請求項14記載の半導体装置。
  17. 半導体装置を含む主記憶媒体と、
    ホストから受け取ったユーザーデータに、内部で生成した管理用データを付加したデータブロックを、上記半導体装置に格納する制御回路と、を有し、
    上記主記憶媒体の半導体装置は、
    データを記憶するセルがアレイ状に配列されたセルアレイと、
    上記セルアレイの読み出しデータをページ単位でラッチする少なくとも一つのバッファと、
    読み出しデータを出力する出力回路と、
    上記バッファにラッチされたページ単位の読み出しデータを上記出力回路にシーケンシャルに転送可能なデータ転送回路と、を有し、
    上記データ転送回路は、
    レジスタとマルチプレクサが接続されクロック毎に動作するスキャンレジスタを複数個含み、当該複数個のスキャンレジスタが直列接続されたスキャンレジスタ列を複数層有し、
    上記マルチプレクサの出力はレジスタの入力に接続され、マルチプレクサの入力の一つは一つ前のレジスタの出力に接続され、
    下層のスキャンレジスタ列の最終出力が、一つ上層のスキャンレジスタ列の該当するマルチプレクサの一方の入力に接続され、
    最下層のスキャンレジスタ列のマルチプレクサの他の一入力が上記バッファのデータ出力ラインに接続され、
    最上層のスキャンレジスタ列の出力が上記出力回路の入力に接続され、
    管理用データを付加したデータブロックはシーケンシャルなワード列として当該半導体メモリより読み出され、かつ、当該データブロックにおいては、当該管理用データの少なくとも一部が当該ユーザーデータより先に出力される領域に配置されている
    データ記憶装置。
  18. 任意の層のスキャンレジスタ列の代わりに、多入力のマルチプレクサが配置され、当該マルチプレクサに置換されたスキャンレジスタ列の他に少なくとも2層のスキャンレジスタ列を有する
    請求項17記載のデータ記憶装置。
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