JP3625466B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電荷蓄積層と制御ゲートを有するMOSトランジスタ構造のメモリセルを用いて構成された電気的書替え可能な不揮発性半導体(EPROM)に係わり、特にNANDセル構成のEPROMを用いた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
PROMの分野で、電荷蓄積層(例えば浮遊ゲート)と制御ゲートを持つMOSトランジスタ構造のメモリセルが広く知られている。このEPROMのメモリセルアレイは、互いに交差する行線と列線の各交点位置にメモリセルを配置して構成される。実際のパターン上では、二つのメモリセルのドレインを共通にしてここに列線が接続されるようにしてセル占有面積をできる限り小さいものとしている。しかしこれでも、二つのメモリセルの共通ドレイン毎に列線とのコンタクト部を必要とし、このコンタクト部がセル占有面積の大きい部分を占めている。
【0003】
これを解決する有望なものとして本出願人は、先にNANDセル構成のEPROMを提案している(特願昭62−233944号)。このNANDセルは、浮遊ゲートと制御ゲートを有するメモリセルを、ソース,ドレインを共用する形で複数個直接接続して構成される。NANDセルはマトリクス配列されて、その一端側のドレインはビット線に接続され、各メモリセルの制御ゲートはワード線に接続される。このNANDセルのデータ消去および書込み動作は、浮遊ゲートとドレイン層または基板間の電子のトンネリングを利用する。
【0004】
具体的に消去/書き込みの動作を説明する。データ消去は、全メモリセルのワード線に20V程度の“H”レベル電位を与え、ビット線に“L”レベル電位例えば0Vを与える。これにより全てのメモリセルは導通し、その基板から浮遊ゲートに電子がトンネリングにより注入されてしきい値が正方向に移動した消去状態(例えばしきい値2V)となる。これが一括消去である。
【0005】
データ書込みは、NANDセルのうちビット線から遠い方のメモリセルから順に行なう。このとき、ビット線には例えば23Vの“H”レベル電位が与えられ、選択されたメモリセルにつながるワード線に0Vが与えられ、非選択ワード線には23Vの“H”レベル電位が与えられる。既に書き込みが行われたメモリセルにつながるワード線は、0Vとする。これにより、ビット線の“H”レベル電位は選択されたメモリセルのドレインまで伝達され、このメモリセルでは浮遊ゲートの電子がドレインに放出されてしきい値が負方向に移動した状態“1”(例えばしきい値−2V)のデータ書込みが行われる。このとき、選択メモリセルよりビット線側のメモリセルでは制御ゲートと基板間に電界がかからず、消去状態を保つ。
【0006】
“0”書き込みの場合は、ビット線に中間電位例えば、11.5Vを与える。このとき選択メモリセルよりビット線側のメモリセルでは弱い消去モードになるが、これらは未だデータ書込みがなされていないし、また電界が弱いため過剰消去になることはない。データ読出しは、選択ワード線に0V、その他のワード線に例えば5Vを与え、電流の有無を検出することにより行なう。“1”ならば電流が流れ、“0”ならば電流が流れない。
【0007】
このようなNANDセル構成のEPROMは、NANDセルを構成する複数のメモリセルについてビット線とのコンタクト部を一つ設ければよいので、従来の一般的なEPROMに比べて、セル占有面積が小さくなるという利点を有するが、反面、NAND構成であるために読出し時のセル電流が小さく、従って読出しに時間がかかるという問題がある。これは特に、NANDセルを構成するメモリセル数を多くした場合に大きい問題である。今後従来のフロッピー・ディスクなどをこのEPROMで置換しようとする場合には、先ずデータ読出し時間の短縮が図られなければならないし、同時にデータ書込み時間の短縮も要求される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来、不揮発性半導体メモリセルを用いたEPROMは、これを大規模化した時のデータの書き込み,読出しを如何に高速に行うかが重要な解決課題となっている。
【0009】
本発明は、上記事情を考慮して成されたもので、その目的とするところは、不揮発性メモリセルを用いた場合のデータ書込み及びデータ読出しを高速に行うことができ、且つ大規模化した場合にも十分な高速化をはかり得る半導体装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明、次のような構成を採用している。
【0011】
即ち本発明は、同一パッケージに複数のメモリチップを内蔵した半導体装置において、不揮発性メモリセルを複数個直列接続してなるNANDセルを有する第1のメモリチップと、互いに交差する行線と列線の各交点位置にメモリセルを配置してなる第2のメモリチップと、を同一パッケージに内蔵してなり、且つ前記第1及び第2のメモリチップと外部とを電気的に接続する接続端子を設けてなり、前記第1のメモリチップは、前記NANDセルをマトリクス配置してなるメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイのうちでワード線を共有するメモリセルへの書き込みデータを一時記憶する複数のデータ回路とを備え、前記データ回路に一時記憶された書き込みデータを同一ワード線につながる不揮発性メモリセルに一括して書き込むことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図示の実施形態によって説明する。
【0013】
図1は、一実施形態のEPROMの全体構成を示すブロック図である。11はEPROMアレイであり、12はセンスアンプ、13は行デコーダ、14は行アドレスバッファ、15は列デコーダ、17はデータインバッファ、18はデータアウトバッファである。行デコーダ15とデータインバッファ17およびデータアウトバッファ18の間に、入力データおよび出力データを一時蓄積するためのシフトレジスタ16が設けられている。これらの回路が一つのチップ基板上に集積形成されている。
【0014】
図2は、図1のEPROMアレイ11の等価回路図である。この実施形態では、4つのメモリセルM〜Mが直接接続されてNANDセルを構成して、この様なNANDセルがマトリクス配列されている。NANDセルのドレインは第1の選択MOSトランジスタS1n(n=1〜512)を介してビット線BLに接続され、ソースは第2の選択MOSトランジスタS2n(n=1〜512)を介して接地される。各メモリセルの制御ゲートはビット線BLと交差するワード線WLに接続される。
【0015】
図3はその一つのNANDセルを示す平面図、図4(a)(b)はそのA−A′,B−B′断面図である。p型シリコン基板1の素子分離絶縁膜2で区画された領域に、前述のように4個のメモリセルと2個の選択トランジスタが形成されている。各メモリセルは、基板1上に熱酸化膜からなる第1ゲート絶縁膜3を介して第1層多結晶シリコン膜による浮遊ゲート4(4〜4)が形成され、この上に第2ゲート絶縁膜5を介して第2層多結晶シリコン膜による制御ゲート6(6〜6)を形成して構成されている。各メモリセルの制御ゲート6はそれぞれワード線WL(WL〜WL)を構成している。
【0016】
メモリセルのソース,ドレインとなるn型層9は隣接するもの同士で共用する形で4個のメモリセルが直列接続されている。そしてこの実施形態では、ドレイン側,ソース側に選択トランジスタS,Sが接続されて一つのNANDセルを構成している。
【0017】
選択トランジスタS,Sのゲート電極4,6および410,610はメモリセルの浮遊ゲートおよび制御ゲートを構成する第1層、第2層多結晶シリコン膜を同時にパターニングして得られ、電極4と6の間および電極410と610の間はワード線方向の所定間隔でコンタクトしている。全体はCVD絶縁膜7で覆われ、メモリセルに対して選択トランジスタSのドレインであるn型層にコンタクトするビット線BLとしてのAl配線8が配設されている。
【0018】
各メモリセルでの浮遊ゲート4と基板1間の結合容量Cは、浮遊ゲート4と制御ゲート6間の結合容量Cに比べて小さく設定されている。具体的な形状寸法を説明すれば、浮遊ゲート4および制御ゲート6は共にパターン幅1μm、従ってメモリセルのチャネル長が1μmであり、浮遊ゲート4は図4(b)に示すようにフィールド領域上両側にそれぞれ1μmずつ延在させている。第1ゲート絶縁膜3は20nmの熱酸化膜であり、第2ゲート絶縁膜5は35nmの熱酸化膜である。
【0019】
この様なNANDセルは、図2に示すようにビット線コンタクト、ソース拡散層を共用しながらビット線方向に折返しつつ繰返し配列されている。図5は、メモリセルM1 〜M8 からなるNANDセルに着目した時の消去および書込みの動作を説明するためのタイミング図である。
【0020】
先ず、NANDセルを構成するメモリセルM〜Mを一括して消去する。そのためにこの実施形態では、選択トランジスタSのゲート電極SGに“H”レベル(例えば昇圧電位Vpp=20V)を与え、選択トランジスタSのゲート電極SGも“H”レベル(例えばVcc=5V)とし、NANDセル内の全てのメモリセルのドレイン、ソースを0Vに保ち、ワード線WL〜WLに“H”レベル(例えばVpp=20V)を与える。
【0021】
これによりメモリセルM〜Mの制御ゲートとソース,ドレインおよび基板との間に電界がかかり、トンネル効果によって浮遊ゲートに電子が注入される。メモリセルM〜Mはこれによりしきい値が正方向に移動し、“0”状態となる。こうしてワード線WL〜WLに沿う全てのNANDセルが一括消去される。
【0022】
次にNANDセルへのデータ書込みを行う。データ書込みは、ビット線BLから遠い方のメモリセルMから順に行う。これは書き込み時、選択メモリセルよりビット線側にあるメモリセルが消去モードになるためである。
【0023】
先ずメモリセルMへの書き込みは、図5に示すように選択トランジスタSのゲートSGおよびワード線WL〜WLに昇圧電位Vpp+Vth(メモリセルの消去状態のしきい値)以上の“H”レベル(例えば23V)を印加する。選択メモリセルMの制御ゲートにつながるワード線WLと選択トランジスタSのゲート電極SGは“L”レベルとする。このときビット線BLに“H”レベルを与えるとこれは、選択トランジスタSおよびメモリセルM〜Mのチャネルを通ってメモリセルMのドレインまで伝達され、メモリセルMでは制御ゲートと基板間に高電界がかかる。
【0024】
この結果浮遊ゲートの電子はトンネル効果により基板に放出され、しきい値が負の方向に移動して、例えばしきい値−2Vの状態“1”になる。このときメモリセルM〜Mでは制御ゲートと基板間に電界がかからず消去状態を保つ。“0”書き込みの場合はビット線BLに中間電位(例えば10V)を与える。
【0025】
次にメモリセルMの書き込みに移る。即ち選択ゲートSG,SGは“H”レベルに保ったまま、ワード線WLを“L”レベルとする。このときビット線BLに“H”レベルが与えられると、メモリセルMで“1”書き込みがなされる。以下同様に順次メモリセルM,Mに書き込みを行う。
【0026】
以上において、実施形態のEPROMを構成する基本NANDセルの構成と動作を説明した。次にこの様なNANDセルを用いたメモリアレイおよびその周辺回路を含む図1の全体構成につき、その動作を説明する。なおこの実施形態ではEPROMアレイ11のビット線の本数を512本とし、シフトレジスタ16はこのビット線本数の4倍の容量を持つ。
【0027】
図6は、このEPROMのページ・モードによるデータ消去および書込みの動作を説明するためのタイミング図である。チップイネーブル信号/CEが“L”レベルになって、EPROMチップはアクティブになる。/OEはアウトプット・イネーブル信号でこれが“H”レベルのとき書込みモードである。/WEは書き込みイネーブル信号であり、これが“H”レベルから“L”レベルになる時にアドレスを取込む。アドレスは、図2に示されるメモリアレイの一つのブロックを指定する。SICは、シリアル・インプット・カウンタであり、これが“L”レベルから“H”レベルになる時に入力データを取込む。
【0028】
R・/Bは、Ready・/Busy信号であり、書き込み中はこれが“L”レベルとなって外部に書き込み中であることを知らせる。シリアル・インプット・カウンタSICの“H”レベル→“L”レベル→“H”レベルのサイクルを1ページ分(この実施形態では、メモリアレイのビット線数512の4倍)の回数繰返すことにより、この1ページ分のデータはシフトレジスタ16に高速に取込まれる。シフトレジスタ16に一時記憶されたデータは同時にメモリアレイ11のビット線に転送され、アドレスで指定されたメモリセルに書き込みが行われる。
【0029】
従ってこの実施形態により、ページ・モードで512×4ビットのデータを書き込むに要する時間は、1個の外部データを取込む時間を1μsecとして、512×4個のデータを取込む時間(=1μsec×512×4)+消去時間(10msec)+書き込み時間(10msec)≒22msecとなる。ちなみに、シフトレジスタ16がなく、ページ・モードを用いないで同じビット数のデータを書き込む場合には、書き込み時間および消去時間を共に10msecとして、512×20msec≒41secとなる。こうしてこの実施形態によれば、およそ1850倍の高速書込みが可能になる。
【0030】
図7は、読出し動作を説明するためのタイミング図である。チップ・イネーブル/CEが“H”レベルから“L”レベルになる時にアドレスが取り込まれる。書き込み時一括してEPROMに書き込まれたデータは、書き込み時に入力した順と同じ順序でシリアル・アウトプット・カウンタSOCが“L”レベルから“H”レベルになる時に一つずつ出力される。R・/Bはメモリセルから512×4個のデータをシフトレジスタ16に転送する時間“L”レベルになり、出力待ちを外部に知らせる。多数ビットのデータがシフトレジスタ16に同時に並列に取り込まれ、これがシリアルに読み出されるから、シフトレジスタを設けない場合に比べてはるかに高速のデータ読出しが行われる。
【0031】
図14(a)(b)は、シフトレジスタ16の具体的な構成例とこれに用いるフリップフロップFF(FF,FF,…)の構成例である。フリップフロップFFは、pチャネルMOSトランジスタQとnチャネルMOSトランジスタQがオンで、pチャネルMOSトランジスタQとnチャネルMOSトランジスタQがオフのときにフリップフロップとして働き、これと逆の状態では2段のインバータ列である。
【0032】
図15は、このシフトレジスタのデータインバッファからのデータ入力動作を示すタイミング図である。φ,/φはシリアル・インプット・カウンタ信号SICからチップ内部で作られるクロック信号であり、例えばφが“L”レベル、/φが“H”レベルでのときデータインバッファからシフトレジスタの初段フリップフロップFFにデータが転送される。次にφが“H”レベル、/φが“L”レベルのとき、フリップフロップFFのデータがフリップフロップFFに転送される。以下同様にして順次データがシリアルに転送される。
【0033】
図16は、このシフトレジスタからデータアウトバッファへのデータ転送動作を示すタイミング図である。この場合のクロックφ,/φは、シリアル・アウトプット・カウンタ信号SOCからチップ内部で作られる。
【0034】
こうしてこの実施形態によれば、EPROM内にシフトレジスタを内蔵することにより、データ書込みおよび読出しを高速に行うことが可能になる。
【0035】
図8は、本発明の他の実施形態のEPROMを示すブロック図である。この実施形態は、フロッピー・ディスク等のような磁気記録媒体をEPROMで置換する場合を想定したもので、NANDセルで構成された、第1種の情報を記録する第1のEPROMアレイ19と、従来のメモリセル構成を用いた、第2種の情報を記録する第2のEPROMアレイ27が同一基板上に集積形成されている。
【0036】
第1のEPROMアレイ19の構成は先の実施形態と同様である。この第1のEPROMアレイ19の周囲には出力を検出するセンスアンプ20、行デコーダ23、行アドレスバッファ22、列デコーダ23等が配置され、更に先の実施形態と同様に入出力データを一時記憶するシフトレジスタ24が設けられている。第2のEPROMアレイ27の周囲には、センスアンプ28、列アドレスバッファ31、行デコーダ29等が配置される。25はデータインバッファ、26はデータアウトバッファである。
【0037】
図9は、このように構成されたEPROMでのデータ消去および書込みの動作を説明するためのタイミング図である。チップ・イネーブル信号/CEが“L”レベルのときこのEPROMはアクティブになる。/OEはアウトプットイネーブル信号で、これが“H”レベルの時書込みモードとなる。/DIREはディレクトリ・メモリ・イネーブル信号であり、これが“L”レベルの時第2のEPROMアレイ27をアクセスする。
【0038】
/DIREが“L”レベルの時、書き込みイネーブル/WEが“H”レベルから“L”レベルになる時にアドレスを取り込み、“L”レベルから“H”レベルになる時に入力データを取込む。第2のEPROMアレイ27には1バイトずつ消去および書込みを行う。/DIREが“H”レベルのときは、第1のEPROMアレイ19をアクセスする。このときの動作は、先の実施形態におけると同様である。
【0039】
図10は、読出し動作を説明するためのタイミング図である。/DIREが“L”レベルの時、第2のEPROMアレイ27がアクセスされ、/CEが“H”レベルから“L”レベルになる時、或いはアドレスが変化した時に読出し動作を行う。出力データは1バイトずつ読み出される。/DIREが“H”レベルの時、第1のEPROMアレイ19がアクセスされる。このときの第1のEPROMアレイ19の動作は、先の実施形態において説明したのと同様である。
【0040】
この実施形態によるEPROMは、例えば計算機のソフトウェアを記憶保持するのに応用することができ、1バイトずつ消去・書き込みおよび読出し動作を行う第2のEPROMアレイ27は、ファイル情報を格納するメモリ領域(ディレクトリ・メモリ領域)であり、例えば図11に示されるような内容を記憶させる。一括消去・書き込み・読出しを行う第1のEPROMアレイ19は、ファイル内容を格納するメモリ領域(データ領域)であり、この実施形態では1セクタが256バイトとなっている。
【0041】
こうしてこの実施形態によるEPROMをフロッピー・ディスクを置換すれば、ディスク・ドライブ装置、ディスクドライブ・インターフェース等が不要となり、高速化,軽量小形化,省電力化が図られる。
【0042】
図12(a)(b)は、本発明をLSIメモリカードに適用した実施形態の斜視図と平面図である。32は、図1の実施形態で説明したEPROMチップであり、ここではこのEPROMチップ32を搭載している。これらのEPROMチップ32に対して、図8の実施形態で示したEPROMアレイ27に対応するディレクトリ・メモリ領域としてのEPROMチップ33を1個搭載し、またこれらのメモリ・チップと外部とのインタフェースの働きをする制御用LSIチップ34を搭載している。35は接続端子である。図13はこのLSIメモリカードのシステム構成である。
【0043】
かくして本実施形態によれば、高速で小形軽量,省電力のメモリカードが得られる。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、不揮発性メモリセルを用いた場合のデータ書込み及びデータ読出しを高速に行うことができ、且つ大規模化した場合にも十分な高速化をはかり得る。また、複数のメモリチップをファイル内容を格納するメモリ領域とし、従来とは別のメモリチップをファイル情報を管理するメモリ領域とすることにより、ディスクドライブ装置やディスクドライブ・インターフェース等を要することなく、フロッピー・ディスクの代替えとして用いることができ、高速化,軽量化,小電力化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のEPROMの構成を示すブロック図。
【図2】図1のEPROMのメモリアレイ構成を示す等価回路図。
【図3】図1のEPROMの一つのNANDセルを示す平面図。
【図4】図3のA−A′およびB−B′断面図。
【図5】NANDセルの消去および書込み動作を説明するためのタイミング図。
【図6】実施形態のEPROMの消去・書き込み動作を説明するためのタイミング図。
【図7】実施形態のEPROMの読出し動作を説明するためのタイミング図。
【図8】他の実施形態のEPROMを示すブロック図。
【図9】図8のEPROMの消去・書き込み動作を説明するためのタイミング図。
【図10】図8のEPOROの読出し動作を説明するためのタイミング図。
【図11】ディレクトリ・メモリ領域の構成例を示す図。
【図12】本発明の更に他の実施形態のメモリカードを示す斜視図と平面図。
【図13】図12のメモリカードのシステム構成図。
【図14】本発明に用いるシフトレジスタの具体的構成例とその構成要素を示す図。
【図15】図14のシフトレジスタへのデータ入力動作を説明するためのタイミング図。
【図16】図14のシフトレジスタへのデータ出力動作を説明するためのタイミング図。
【符号の説明】
1…半導体基板
2…素子分離絶縁膜
3,5…ゲート絶縁膜
4…浮遊ゲート
6…制御ゲート
7…CVD絶縁膜
8…ビット線
9…n型層
11…NANDセル型メモリセルアレイ
12…センスアンプ
13…行デコーダ
14…行アドレスバッファ
15…列デコーダ
16…シフトレジスタ
17…データインバッファ
18…データアウトバッファ
19…第1のEPROMアレイ
20…センスアンプ
21…行デコーダ
22…行アドレスバッファ
23…列デコーダ
24…シフトレジスタ
25…データインバッファ
26…データアウトバッファ
27…第2のEPROMアレイ
28…センスアンプ
29…行デコーダ
30…列デコーダ
31…列アドレスバッファ

Claims (2)

  1. 不揮発性メモリセルを複数個直列接続してなるNANDセルを有する第1のメモリチップと、互いに交差する行線と列線の各交点位置にメモリセルを配置してなる第2のメモリチップと、を同一パッケージに内蔵してなり、且つ前記第1及び第2のメモリチップと外部とを電気的に接続する接続端子を設けてなり、
    前記第1のメモリチップは、前記NANDセルをマトリクス配置してなるメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイのうちでワード線を共有するメモリセルへの書き込みデータを一時記憶する複数のデータ回路とを備え、前記データ回路に一時記憶された書き込みデータを同一ワード線につながる不揮発性メモリセルに一括して書き込むことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1のメモリチップを構成するNANDセルは、半導体基板上に浮遊ゲートと制御ゲートを積層した2層ゲート構成の不揮発性メモリセルを複数個直列接続してなり、基板と浮遊ゲートとの間の電子のトンネル効果によってデータの書き込み,消去を行うものであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
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