JP3200034B2 - 不揮発性半導体メモリ装置 - Google Patents
不揮発性半導体メモリ装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電荷蓄積層と制御
ゲートを有するMOSトランジスタ構造のメモリセルを
用いて構成された電気的書替え可能な不揮発性半導体メ
モリ装置(E2 PROM)に関する。
ゲートを有するMOSトランジスタ構造のメモリセルを
用いて構成された電気的書替え可能な不揮発性半導体メ
モリ装置(E2 PROM)に関する。
【0002】
【従来の技術】E2 PROMの分野で、電荷蓄積層(例
えば浮遊ゲート)と制御ゲートを持つMOSトランジス
タ構造のメモリセルが広く知られている。このE2 PR
OMのメモリセルアレイは、互いに交差する行線と列線
の各交点位置にメモリセルを配置して構成される。実際
のパターン上では、二つのメモリセルのドレインを共通
にしてここに列線が接続されるようにしてセル占有面積
をできる限り小さいものとしている。しかしこれでも、
二つのメモリセルの共通ドレイン毎に列線とのコンタク
ト部を必要とし、このコンタクト部がセル占有面積の大
きい部分を占めている。
えば浮遊ゲート)と制御ゲートを持つMOSトランジス
タ構造のメモリセルが広く知られている。このE2 PR
OMのメモリセルアレイは、互いに交差する行線と列線
の各交点位置にメモリセルを配置して構成される。実際
のパターン上では、二つのメモリセルのドレインを共通
にしてここに列線が接続されるようにしてセル占有面積
をできる限り小さいものとしている。しかしこれでも、
二つのメモリセルの共通ドレイン毎に列線とのコンタク
ト部を必要とし、このコンタクト部がセル占有面積の大
きい部分を占めている。
【0003】これを解決する有望なものとして本出願人
は、先にNANDセル構成のE2 PROMを提案してい
る(特願昭62−233944号)。このNANDセル
は、浮遊ゲートと制御ゲートを有するメモリセルを、ソ
ース,ドレインを共用する形で複数個直接接続して構成
される。NANDセルはマトリクス配列されて、その一
端側のドレインはビット線に接続され、各メモリセルの
制御ゲートはワード線に接続される。このNANDセル
のデータ消去および書込み動作は、浮遊ゲートとドレイ
ン層または基板間の電子のトンネリングを利用する。
は、先にNANDセル構成のE2 PROMを提案してい
る(特願昭62−233944号)。このNANDセル
は、浮遊ゲートと制御ゲートを有するメモリセルを、ソ
ース,ドレインを共用する形で複数個直接接続して構成
される。NANDセルはマトリクス配列されて、その一
端側のドレインはビット線に接続され、各メモリセルの
制御ゲートはワード線に接続される。このNANDセル
のデータ消去および書込み動作は、浮遊ゲートとドレイ
ン層または基板間の電子のトンネリングを利用する。
【0004】具体的に消去/書込みの動作を説明する。
データ消去は、全メモリセルのワード線に20V程度の
“H”レベル電位を与え、ビット線に“L”レベル電位
例えば0Vを与える。これにより全てのメモリセルは導
通し、その基板から浮遊ゲートに電子がトンネリングに
より注入されてしきい値が正方向に移動した消去状態
(例えばしきい値2V)となる。これが一括消去であ
る。
データ消去は、全メモリセルのワード線に20V程度の
“H”レベル電位を与え、ビット線に“L”レベル電位
例えば0Vを与える。これにより全てのメモリセルは導
通し、その基板から浮遊ゲートに電子がトンネリングに
より注入されてしきい値が正方向に移動した消去状態
(例えばしきい値2V)となる。これが一括消去であ
る。
【0005】データ書込みは、NANDセルのうちビッ
ト線から遠い方のメモリセルから順に行なう。このと
き、ビット線には例えば23Vの“H”レベル電位が与
えられ、選択されたメモリセルにつながるワード線に0
Vが与えられ、非選択ワード線には23Vの“H”レベ
ル電位が与えられる。既に書込みが行われたメモリセル
につながるワード線は、0Vとする。これにより、ビッ
ト線の“H”レベル電位は選択されたメモリセルのドレ
インまで伝達され、このメモリセルでは浮遊ゲートの電
子がドレインに放出されてしきい値が負方向に移動した
状態“1”(例えばしきい値−2V)のデータ書込みが
行われる。このとき、選択メモリセルよりビット線側の
メモリセルでは制御ゲートと基板間に電界がかからず、
消去状態を保つ。
ト線から遠い方のメモリセルから順に行なう。このと
き、ビット線には例えば23Vの“H”レベル電位が与
えられ、選択されたメモリセルにつながるワード線に0
Vが与えられ、非選択ワード線には23Vの“H”レベ
ル電位が与えられる。既に書込みが行われたメモリセル
につながるワード線は、0Vとする。これにより、ビッ
ト線の“H”レベル電位は選択されたメモリセルのドレ
インまで伝達され、このメモリセルでは浮遊ゲートの電
子がドレインに放出されてしきい値が負方向に移動した
状態“1”(例えばしきい値−2V)のデータ書込みが
行われる。このとき、選択メモリセルよりビット線側の
メモリセルでは制御ゲートと基板間に電界がかからず、
消去状態を保つ。
【0006】“0”書込みの場合は、ビット線に中間電
位例えば、11.5Vを与える。このとき選択メモリセ
ルよりビット線側のメモリセルでは弱い消去モードにな
るが、これらは未だデータ書込みがなされていないし、
また電界が弱いため過剰消去になることはない。データ
読出しは、選択ワード線に0V、その他のワード線に例
えば5Vを与え、電流の有無を検出することにより行な
う。“1”ならば電流が流れ、“0”ならば電流が流れ
ない。
位例えば、11.5Vを与える。このとき選択メモリセ
ルよりビット線側のメモリセルでは弱い消去モードにな
るが、これらは未だデータ書込みがなされていないし、
また電界が弱いため過剰消去になることはない。データ
読出しは、選択ワード線に0V、その他のワード線に例
えば5Vを与え、電流の有無を検出することにより行な
う。“1”ならば電流が流れ、“0”ならば電流が流れ
ない。
【0007】このようなNANDセル構成のE2 PRO
Mは、NANDセルを構成する複数のメモリセルについ
てビット線とのコンタクト部を一つ設ければよいので、
従来の一般的なE2 PROMに比べて、セル占有面積が
小さくなるという利点を有するが、反面、NAND構成
であるために読出し時のセル電流が小さく、従って読出
しに時間がかかるという問題がある。これは特に、NA
NDセルを構成するメモリセル数を多くした場合に大き
い問題である。今後従来のフロッピー・ディスクなどを
このE2 PROMで置換しようとする場合には、先ずデ
ータ読出し時間の短縮が図られなければならないし、同
時にデータ書込み時間の短縮も要求される。
Mは、NANDセルを構成する複数のメモリセルについ
てビット線とのコンタクト部を一つ設ければよいので、
従来の一般的なE2 PROMに比べて、セル占有面積が
小さくなるという利点を有するが、反面、NAND構成
であるために読出し時のセル電流が小さく、従って読出
しに時間がかかるという問題がある。これは特に、NA
NDセルを構成するメモリセル数を多くした場合に大き
い問題である。今後従来のフロッピー・ディスクなどを
このE2 PROMで置換しようとする場合には、先ずデ
ータ読出し時間の短縮が図られなければならないし、同
時にデータ書込み時間の短縮も要求される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、不揮
発性半導体メモリセルを用いたE2 PROMは、これを
大規模化した時のデータの書込み,読出しを如何に高速
に行うかが重要な解決課題となっている。
発性半導体メモリセルを用いたE2 PROMは、これを
大規模化した時のデータの書込み,読出しを如何に高速
に行うかが重要な解決課題となっている。
【0009】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、不揮発性メモリセルを
用いた場合のデータ書込み及びデータ読出しを高速に行
うことができ、且つ大規模化した場合にも十分な高速化
をはかり得るE2 PROMを提供することにある。
ので、その目的とするところは、不揮発性メモリセルを
用いた場合のデータ書込み及びデータ読出しを高速に行
うことができ、且つ大規模化した場合にも十分な高速化
をはかり得るE2 PROMを提供することにある。
【0010】
(構成)上記課題を解決するために本発明は、次のよう
な構成を採用している。
な構成を採用している。
【0011】即ち、本発明(請求項1)は、複数の不揮
発性メモリセルと、前記メモリセルのデータを一時記憶
する複数のデータ回路とを備えた不揮発性半導体メモリ
装置であって、選択された所定個の前記メモリセルのデ
ータを対応する前記データ回路に転送し、前記データ回
路に転送されたデータを外部に出力し、前記選択された
所定個のメモリセルのデータを対応する前記データ回路
に転送する間、ビジィ信号を外部へ出力することを特徴
とする。
発性メモリセルと、前記メモリセルのデータを一時記憶
する複数のデータ回路とを備えた不揮発性半導体メモリ
装置であって、選択された所定個の前記メモリセルのデ
ータを対応する前記データ回路に転送し、前記データ回
路に転送されたデータを外部に出力し、前記選択された
所定個のメモリセルのデータを対応する前記データ回路
に転送する間、ビジィ信号を外部へ出力することを特徴
とする。
【0012】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) 所定個のメモリセルを選択するため予め入力される
アドレス信号を一時記憶すること。 (2) データ回路に転送されたデータは、予め決められた
順序で外部へ出力されること。
は次のものがあげられる。 (1) 所定個のメモリセルを選択するため予め入力される
アドレス信号を一時記憶すること。 (2) データ回路に転送されたデータは、予め決められた
順序で外部へ出力されること。
【0013】また、本発明(請求項4)は、少なくとも
512個の不揮発性メモリセルからなるメモリセル群を
複数個含むメモリセルアレイと、前記メモリセル群を構
成する少なくとも512個のメモリセルのデータを一時
記憶する複数のデータ回路とを備えた不揮発性半導体メ
モリ装置であって、第1の期間で前記メモリセル群を選
択するために予め入力されるアドレス信号を一時記憶
し、第1の期間の後の第2の期間で前記選択されたメモ
リセル群のデータを対応する前記データ回路に転送し、
前記データ回路に転送された少なくとも512個のデー
タを、第2の期間の後の第3の期間で外部からのアドレ
ス信号を取り込むことなく予め決められた順序で連続し
て外部へ出力することを特徴とする。ここで、第2の期
間、ビジィ信号を外部へ出力することが望ましい。
512個の不揮発性メモリセルからなるメモリセル群を
複数個含むメモリセルアレイと、前記メモリセル群を構
成する少なくとも512個のメモリセルのデータを一時
記憶する複数のデータ回路とを備えた不揮発性半導体メ
モリ装置であって、第1の期間で前記メモリセル群を選
択するために予め入力されるアドレス信号を一時記憶
し、第1の期間の後の第2の期間で前記選択されたメモ
リセル群のデータを対応する前記データ回路に転送し、
前記データ回路に転送された少なくとも512個のデー
タを、第2の期間の後の第3の期間で外部からのアドレ
ス信号を取り込むことなく予め決められた順序で連続し
て外部へ出力することを特徴とする。ここで、第2の期
間、ビジィ信号を外部へ出力することが望ましい。
【0014】また本発明(請求項6)は、少なくとも5
12個の不揮発性メモリセルからなるメモリセル群を複
数個含むメモリセルアレイと、前記メモリセル群を構成
する少なくとも512個のメモリセルへの書き込みデー
タを一時記憶する複数のデータ回路とを備えた不揮発性
半導体メモリ装置であって、第1の期間で前記メモリセ
ル群を選択するために予め入力されるアドレス信号を一
時記憶し、第1の期間の後の第2の期間で外部からのア
ドレス信号を取り込むことなく予め決められた順序で連
続して少なくとも512個の書き込みデータを取り込み
前記データ回路に一時記憶し、第2の期間の後の第3の
期間で前記データ回路に一時記憶された書き込みデータ
を対応するメモリセルに書き込むことを特徴とする。さ
らに、第3の期間、ビジィ信号を外部へ出力することが
望ましい。
12個の不揮発性メモリセルからなるメモリセル群を複
数個含むメモリセルアレイと、前記メモリセル群を構成
する少なくとも512個のメモリセルへの書き込みデー
タを一時記憶する複数のデータ回路とを備えた不揮発性
半導体メモリ装置であって、第1の期間で前記メモリセ
ル群を選択するために予め入力されるアドレス信号を一
時記憶し、第1の期間の後の第2の期間で外部からのア
ドレス信号を取り込むことなく予め決められた順序で連
続して少なくとも512個の書き込みデータを取り込み
前記データ回路に一時記憶し、第2の期間の後の第3の
期間で前記データ回路に一時記憶された書き込みデータ
を対応するメモリセルに書き込むことを特徴とする。さ
らに、第3の期間、ビジィ信号を外部へ出力することが
望ましい。
【0015】(作用)本発明のE2 PROMにおいて
は、メモリセルのデータを一時記憶するデータ回路を設
けることにより、データ書込み、データ読み出しが外部
との関係ではデータ回路により行われるため、書込み時
間、読出し時間の大幅な短縮をはかることが可能とな
る。
は、メモリセルのデータを一時記憶するデータ回路を設
けることにより、データ書込み、データ読み出しが外部
との関係ではデータ回路により行われるため、書込み時
間、読出し時間の大幅な短縮をはかることが可能とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によつて説明する。
形態によつて説明する。
【0017】(第1の実施形態)以下、本発明の詳細を
図示の実施形態によつて説明する。
図示の実施形態によつて説明する。
【0018】図1は、一実施形態のE2 PROMの全体
構成を示すブロック図である。11はE2 PROMアレ
イであり、12はセンスアンプ、13は行デコーダ、1
4は行アドレスバッファ、15は列デコーダ、17はデ
ータインバッファ、18はデータアウトバッファであ
る。行デコーダ15とデータインバッファ17およびデ
ータアウトバッファ18の間に、入力データおよび出力
データを一時蓄積するためのシフトレジスタ16が設け
られている。これらの回路が一つのチップ基板上に集積
形成されている。
構成を示すブロック図である。11はE2 PROMアレ
イであり、12はセンスアンプ、13は行デコーダ、1
4は行アドレスバッファ、15は列デコーダ、17はデ
ータインバッファ、18はデータアウトバッファであ
る。行デコーダ15とデータインバッファ17およびデ
ータアウトバッファ18の間に、入力データおよび出力
データを一時蓄積するためのシフトレジスタ16が設け
られている。これらの回路が一つのチップ基板上に集積
形成されている。
【0019】図2は、図1のE2 PROMアレイ11の
等価回路図である。この実施形態では、4つのメモリセ
ルM1 〜M4 が直接接続されてNANDセルを構成し
て、この様なNANDセルがマトリクス配列されてい
る。NANDセルのドレインは第1の選択MOSトラン
ジスタS1n(n=1〜512)を介してビット線BLに
接続され、ソースは第2の選択MOSトランジスタS2n
(n=1〜512)を介して接地される。各メモリセル
の制御ゲートはビット線BLと交差するワード線WLに
接続される。
等価回路図である。この実施形態では、4つのメモリセ
ルM1 〜M4 が直接接続されてNANDセルを構成し
て、この様なNANDセルがマトリクス配列されてい
る。NANDセルのドレインは第1の選択MOSトラン
ジスタS1n(n=1〜512)を介してビット線BLに
接続され、ソースは第2の選択MOSトランジスタS2n
(n=1〜512)を介して接地される。各メモリセル
の制御ゲートはビット線BLと交差するワード線WLに
接続される。
【0020】図3はその一つのNANDセルを示す平面
図、図4(a)(b)はそのA−A′,B−B′断面図
である。p- 型シリコン基板1の素子分離絶縁膜2で区
画された領域に、前述のように4個のメモリセルと2個
の選択トランジスタが形成されている。各メモリセル
は、基板1上に熱酸化膜からなる第1ゲート絶縁膜3を
介して第1層多結晶シリコン膜による浮遊ゲート4(4
1 〜48 )が形成され、この上に第2ゲート絶縁膜5を
介して第2層多結晶シリコン膜による制御ゲート6(6
1 〜68 )を形成して構成されている。各メモリセルの
制御ゲート6はそれぞれワード線WL(WL1 〜W
L8 )を構成している。
図、図4(a)(b)はそのA−A′,B−B′断面図
である。p- 型シリコン基板1の素子分離絶縁膜2で区
画された領域に、前述のように4個のメモリセルと2個
の選択トランジスタが形成されている。各メモリセル
は、基板1上に熱酸化膜からなる第1ゲート絶縁膜3を
介して第1層多結晶シリコン膜による浮遊ゲート4(4
1 〜48 )が形成され、この上に第2ゲート絶縁膜5を
介して第2層多結晶シリコン膜による制御ゲート6(6
1 〜68 )を形成して構成されている。各メモリセルの
制御ゲート6はそれぞれワード線WL(WL1 〜W
L8 )を構成している。
【0021】メモリセルのソース,ドレインとなるn+
型層9は隣接するもの同士で共用する形で4個のメモリ
セルが直列接続されている。そしてこの実施形態では、
ドレイン側,ソース側に選択トランジスタS1 ,S3 が
接続されて一つのNANDセルを構成している。
型層9は隣接するもの同士で共用する形で4個のメモリ
セルが直列接続されている。そしてこの実施形態では、
ドレイン側,ソース側に選択トランジスタS1 ,S3 が
接続されて一つのNANDセルを構成している。
【0022】選択トランジスタS1 ,S3 のゲート電極
49 ,69 および410,610はメモリセルの浮遊ゲート
および制御ゲートを構成する第1層、第2層多結晶シリ
コン膜を同時にパターニングして得られ、電極49 と6
9 の間および電極410と610の間はワード線方向の所定
間隔でコンタクトしている。全体はCVD絶縁膜7で覆
われ、メモリセルに対して選択トランジスタS1 のドレ
インであるn+ 型層にコンタクトするビット線BLとし
てのAl配線8が配設されている。
49 ,69 および410,610はメモリセルの浮遊ゲート
および制御ゲートを構成する第1層、第2層多結晶シリ
コン膜を同時にパターニングして得られ、電極49 と6
9 の間および電極410と610の間はワード線方向の所定
間隔でコンタクトしている。全体はCVD絶縁膜7で覆
われ、メモリセルに対して選択トランジスタS1 のドレ
インであるn+ 型層にコンタクトするビット線BLとし
てのAl配線8が配設されている。
【0023】各メモリセルでの浮遊ゲート4と基板1間
の結合容量C1 は、浮遊ゲート4と制御ゲート6間の結
合容量C2 に比べて小さく設定されている。具体的な形
状寸法を説明すれば、浮遊ゲート4および制御ゲート6
は共にパターン幅1μm、従ってメモリセルのチャネル
長が1μmであり、浮遊ゲート4は図4(b)に示すよ
うにフィールド領域上両側にそれぞれ1μmずつ延在さ
せている。第1ゲート絶縁膜3は20nmの熱酸化膜で
あり、第2ゲート絶縁膜5は35nmの熱酸化膜であ
る。
の結合容量C1 は、浮遊ゲート4と制御ゲート6間の結
合容量C2 に比べて小さく設定されている。具体的な形
状寸法を説明すれば、浮遊ゲート4および制御ゲート6
は共にパターン幅1μm、従ってメモリセルのチャネル
長が1μmであり、浮遊ゲート4は図4(b)に示すよ
うにフィールド領域上両側にそれぞれ1μmずつ延在さ
せている。第1ゲート絶縁膜3は20nmの熱酸化膜で
あり、第2ゲート絶縁膜5は35nmの熱酸化膜であ
る。
【0024】この様なNANDセルは、図2に示すよう
にビット線コンタクト、ソース拡散層を共用しながらビ
ッ線方向に折返しつつ繰返し配列されている。図5は、
メモリセルM1 〜M8 からなるNANDセルに着目した
時の消去および書込みの動作を説明するためのタイミン
グ図である。
にビット線コンタクト、ソース拡散層を共用しながらビ
ッ線方向に折返しつつ繰返し配列されている。図5は、
メモリセルM1 〜M8 からなるNANDセルに着目した
時の消去および書込みの動作を説明するためのタイミン
グ図である。
【0025】先ず、NANDセルを構成するメモリセル
M1 〜M4 を一括して消去する。そのためにこの実施形
態では、選択トランジスタS1 のゲート電極SG1 に
“H”レベル(例えば昇圧電位Vpp=20V)を与え、
選択トランジスタS2 のゲート電極SG2 も“H”レベ
ル(例えばVcc=5V)とし、NANDセル内の全ての
メモリセルのドレイン、ソースを0Vに保ち、ワード線
WL1 〜WL4 に“H”レベル(例えばVpp=20V)
を与える。
M1 〜M4 を一括して消去する。そのためにこの実施形
態では、選択トランジスタS1 のゲート電極SG1 に
“H”レベル(例えば昇圧電位Vpp=20V)を与え、
選択トランジスタS2 のゲート電極SG2 も“H”レベ
ル(例えばVcc=5V)とし、NANDセル内の全ての
メモリセルのドレイン、ソースを0Vに保ち、ワード線
WL1 〜WL4 に“H”レベル(例えばVpp=20V)
を与える。
【0026】これによりメモリセルM1 〜M4 の制御ゲ
ートとソース,ドレインおよび基板との間に電界がかか
り、トンネル効果によって浮遊ゲートに電子が注入され
る。メモリセルM1 〜M4 はこれによりしきい値が正方
向に移動し、“0”状態となる。こうしてワード線WL
1 〜WL4 に沿う全てのNANDセルが一括消去され
る。
ートとソース,ドレインおよび基板との間に電界がかか
り、トンネル効果によって浮遊ゲートに電子が注入され
る。メモリセルM1 〜M4 はこれによりしきい値が正方
向に移動し、“0”状態となる。こうしてワード線WL
1 〜WL4 に沿う全てのNANDセルが一括消去され
る。
【0027】次にNANDセルへのデータ書込みを行
う。データ書込みは、ビット線BLから遠い方のメモリ
セルM4 から順に行う。これは書込み時、選択メモリセ
ルよりビット線側にあるメモリセルが消去モードになる
ためである。
う。データ書込みは、ビット線BLから遠い方のメモリ
セルM4 から順に行う。これは書込み時、選択メモリセ
ルよりビット線側にあるメモリセルが消去モードになる
ためである。
【0028】先ずメモリセルM4 への書込みは、図5に
示すように選択トランジスタS1 のゲートSG1 および
ワード線WL1 〜WL3 に昇圧電位Vpp+Vth(メモリ
セルの消去状態のしきい値)以上の“H”レベル(例え
ば23V)を印加する。選択メモリセルM4 の制御ゲー
トにつながるワード線WL4 と選択トランジスタS2の
ゲート電極SG2 は“L”レベルとする。このときビッ
ト線BLに“H”レベルを与えるとこれは、選択トラン
ジスタS1 およびメモリセルM1 〜M3 のチャネルを通
ってメモリセルM4 のドレインまで伝達され、メモリセ
ルM4 では制御ゲートと基板間に高電界がかかる。
示すように選択トランジスタS1 のゲートSG1 および
ワード線WL1 〜WL3 に昇圧電位Vpp+Vth(メモリ
セルの消去状態のしきい値)以上の“H”レベル(例え
ば23V)を印加する。選択メモリセルM4 の制御ゲー
トにつながるワード線WL4 と選択トランジスタS2の
ゲート電極SG2 は“L”レベルとする。このときビッ
ト線BLに“H”レベルを与えるとこれは、選択トラン
ジスタS1 およびメモリセルM1 〜M3 のチャネルを通
ってメモリセルM4 のドレインまで伝達され、メモリセ
ルM4 では制御ゲートと基板間に高電界がかかる。
【0029】この結果浮遊ゲートの電子はトンネル効果
により基板に放出され、しきい値が負の方向に移動し
て、例えばしきい値−2Vの状態“1”になる。このと
きメモリセルM1 〜M3 では制御ゲートと基板間に電界
がかからず消去状態を保つ。“0”書込みの場合はビッ
ト線BLに中間電位(例えば10V)を与える。
により基板に放出され、しきい値が負の方向に移動し
て、例えばしきい値−2Vの状態“1”になる。このと
きメモリセルM1 〜M3 では制御ゲートと基板間に電界
がかからず消去状態を保つ。“0”書込みの場合はビッ
ト線BLに中間電位(例えば10V)を与える。
【0030】次にメモリセルM3 の書込みに移る。即ち
選択ゲートSG1 ,SG2 は“H”レベルに保ったま
ま、ワード線WL3 を“L”レベルとする。このときビ
ット線BLに“H”レベルが与えられると、メモリセル
M3 で“1”書込みがなされる。以下同様に順次メモリ
セルM2 ,M1 に書込みを行う。
選択ゲートSG1 ,SG2 は“H”レベルに保ったま
ま、ワード線WL3 を“L”レベルとする。このときビ
ット線BLに“H”レベルが与えられると、メモリセル
M3 で“1”書込みがなされる。以下同様に順次メモリ
セルM2 ,M1 に書込みを行う。
【0031】以上において、実施形態のE2 PROMを
構成する基本NANDセルの構成と動作を説明した。次
にこの様なNANDセルを用いたメモリアレイおよびそ
の周辺回路を含む図1の全体構成につき、その動作を説
明する。なおこの実施形態ではE2 PROMアレイ11
のビット線の本数を512本とし、シフトレジスタ16
はこのビット線本数の4倍の容量を持つ。
構成する基本NANDセルの構成と動作を説明した。次
にこの様なNANDセルを用いたメモリアレイおよびそ
の周辺回路を含む図1の全体構成につき、その動作を説
明する。なおこの実施形態ではE2 PROMアレイ11
のビット線の本数を512本とし、シフトレジスタ16
はこのビット線本数の4倍の容量を持つ。
【0032】図6は、このE2 PROMのページ・モー
ドによるデータ消去および書込みの動作を説明するタイ
ミング図である。チップイネーブル信号/CEが“L”
レベルになって、E2 PROMチップはアクティブにな
る。/OEはアウトプット・イネーブル信号でこれが
“H”レベルのとき書込みモードである。/WEは書込
みイネーブル信号であり、これが“H”レベルから
“L”レベルになる時にアドレスを取込む。アドレス
は、図2に示されるメモリアレイの一つのブロックを指
定する。SICは、シリアル・インプット・カウンタで
あり、これが“L”レベルから“H”レベルになる時に
入力データを取込む。
ドによるデータ消去および書込みの動作を説明するタイ
ミング図である。チップイネーブル信号/CEが“L”
レベルになって、E2 PROMチップはアクティブにな
る。/OEはアウトプット・イネーブル信号でこれが
“H”レベルのとき書込みモードである。/WEは書込
みイネーブル信号であり、これが“H”レベルから
“L”レベルになる時にアドレスを取込む。アドレス
は、図2に示されるメモリアレイの一つのブロックを指
定する。SICは、シリアル・インプット・カウンタで
あり、これが“L”レベルから“H”レベルになる時に
入力データを取込む。
【0033】R・/Bは、Ready・/Busy 信号であ
り、書込み中はこれが“L”レベルとなって外部に書込
み中であることを知らせる。シリアル・インプット・カ
ウンタSICの“H”レベル→“L”レベル→“H”レ
ベルのサイクルを1ページ分(この実施形態では、メモ
リアレイのビット線数512の4倍)の回数繰返すこと
により、この1ページ分のデータはシフトレジスタ16
に高速に取込まれる。シフトレジスタ16に一時記憶さ
れたデータは同時にメモリアレイ11のビット線に転送
され、アドレスで指定されたメモリセルに書込みが行わ
れる。
り、書込み中はこれが“L”レベルとなって外部に書込
み中であることを知らせる。シリアル・インプット・カ
ウンタSICの“H”レベル→“L”レベル→“H”レ
ベルのサイクルを1ページ分(この実施形態では、メモ
リアレイのビット線数512の4倍)の回数繰返すこと
により、この1ページ分のデータはシフトレジスタ16
に高速に取込まれる。シフトレジスタ16に一時記憶さ
れたデータは同時にメモリアレイ11のビット線に転送
され、アドレスで指定されたメモリセルに書込みが行わ
れる。
【0034】従ってこの実施形態により、ページ・モー
ドで512×4ビットのデータを書込むに要する時間
は、1個の外部データを取込む時間を1μsecとし
て、512×4個のデータを取込む時間(=1μsec
×512×4)+消去時間(10msec)+書込み時
間(10msec)≒22msecとなる。ちなみに、
シフトレジスタ16がなく、ページ・モードを用いない
で同じビット数のデータを書込む場合には、書込み時間
および消去時間を共に10msecとして、512×2
0msec≒41secとなる。こうしてこの実施形態
によれば、およそ1850倍の高速書込みが可能にな
る。
ドで512×4ビットのデータを書込むに要する時間
は、1個の外部データを取込む時間を1μsecとし
て、512×4個のデータを取込む時間(=1μsec
×512×4)+消去時間(10msec)+書込み時
間(10msec)≒22msecとなる。ちなみに、
シフトレジスタ16がなく、ページ・モードを用いない
で同じビット数のデータを書込む場合には、書込み時間
および消去時間を共に10msecとして、512×2
0msec≒41secとなる。こうしてこの実施形態
によれば、およそ1850倍の高速書込みが可能にな
る。
【0035】図7は、読出し動作を説明するためのタイ
ミング図である。チップ・イネーブル/CEが“H”レ
ベルから“L”レベルになる時にアドレスが取り込まれ
る。書込み時一括してE2 PROMに書き込まれたデー
タは、書込み時に入力した順と同じ順序でシリアル・ア
ウトプット・カウンタSOCが“L”レベルから“H”
レベルになる時に一つずつ出力される。R・/Bはメモ
リセルから512×4個のデータをシフトレジスタ16
に転送する時間“L”レベルになり、出力待ちを外部に
知らせる。多数ビットのデータがシフトレジスタ16に
同時に並列に取り込まれ、これがシリアルに読み出され
るから、シフトレジスタを設けない場合に比べてはるか
に高速のデータ読出しが行われる。
ミング図である。チップ・イネーブル/CEが“H”レ
ベルから“L”レベルになる時にアドレスが取り込まれ
る。書込み時一括してE2 PROMに書き込まれたデー
タは、書込み時に入力した順と同じ順序でシリアル・ア
ウトプット・カウンタSOCが“L”レベルから“H”
レベルになる時に一つずつ出力される。R・/Bはメモ
リセルから512×4個のデータをシフトレジスタ16
に転送する時間“L”レベルになり、出力待ちを外部に
知らせる。多数ビットのデータがシフトレジスタ16に
同時に並列に取り込まれ、これがシリアルに読み出され
るから、シフトレジスタを設けない場合に比べてはるか
に高速のデータ読出しが行われる。
【0036】図14(a)(b)は、シフトレジスタ1
6の具体的な構成例とこれに用いるフリップフロップF
F(FF1 ,FF2 ,…)の構成例である。フリップフ
ロップFFは、pチャネルMOSトランジスタQ1 とn
チャネルMOSトランジスタQ2 がオンで、pチャネル
MOSトランジスタQ3 とnチャネルMOSトランジス
タQ4 がオフのときにフリップフロップとして働き、こ
れと逆の状態では2段のインバータ列である。
6の具体的な構成例とこれに用いるフリップフロップF
F(FF1 ,FF2 ,…)の構成例である。フリップフ
ロップFFは、pチャネルMOSトランジスタQ1 とn
チャネルMOSトランジスタQ2 がオンで、pチャネル
MOSトランジスタQ3 とnチャネルMOSトランジス
タQ4 がオフのときにフリップフロップとして働き、こ
れと逆の状態では2段のインバータ列である。
【0037】図15は、このシフトレジスタのデータイ
ンバッファからのデータ入力動作を示すタイミング図で
ある。φ,/φはシリアル・インプット・カウンタ信号
SICからチップ内部で作られるクロック信号であり、
例えばφが“L”レベル、/φが“H”レベルでのとき
データインバッファからシフトレジスタの初段フリップ
フロップFF1 にデータが転送される。次にφが“H”
レベル、/φが“L”レベルのとき、フリップフロップ
FF1 のデータがフリップフロップFF2 に転送され
る。以下同様にして順次データがシリアルに転送され
る。
ンバッファからのデータ入力動作を示すタイミング図で
ある。φ,/φはシリアル・インプット・カウンタ信号
SICからチップ内部で作られるクロック信号であり、
例えばφが“L”レベル、/φが“H”レベルでのとき
データインバッファからシフトレジスタの初段フリップ
フロップFF1 にデータが転送される。次にφが“H”
レベル、/φが“L”レベルのとき、フリップフロップ
FF1 のデータがフリップフロップFF2 に転送され
る。以下同様にして順次データがシリアルに転送され
る。
【0038】図16は、このシフトレジスタからデータ
アウトバッファへのデータ転送動作を示すタイミング図
である。この場合のクロックφ,/φは、シリアル・ア
ウトプット・カウンタ信号SOCからチップ内部で作ら
れる。
アウトバッファへのデータ転送動作を示すタイミング図
である。この場合のクロックφ,/φは、シリアル・ア
ウトプット・カウンタ信号SOCからチップ内部で作ら
れる。
【0039】こうしてこの実施形態によれば、E2 PR
OM内にシフトレジスタを内蔵することにより、データ
書込みおよび読出しを高速に行うことが可能になる。
OM内にシフトレジスタを内蔵することにより、データ
書込みおよび読出しを高速に行うことが可能になる。
【0040】図8は、本発明の他の実施形態のE2 PR
OMを示すブロック図である。この実施形態は、フロッ
ピー・ディスク等のような磁気記録媒体をE2 PROM
で置換する場合を想定したもので、NANDセルで構成
された、第1種の情報を記録する第1のE2 PROMア
レイ19と、従来のメモリセル構成を用いた、第2種の
情報を記録する第2のE2 PROMアレイ27が同一基
板上に集積形成されている。
OMを示すブロック図である。この実施形態は、フロッ
ピー・ディスク等のような磁気記録媒体をE2 PROM
で置換する場合を想定したもので、NANDセルで構成
された、第1種の情報を記録する第1のE2 PROMア
レイ19と、従来のメモリセル構成を用いた、第2種の
情報を記録する第2のE2 PROMアレイ27が同一基
板上に集積形成されている。
【0041】第1のE2 PROMアレイ19の構成は先
の実施形態と同様である。この第1のE2 PROMアレ
イ19の周囲には出力を検出するセンスアンプ20、行
デコーダ23、行アドレスバッファ22、列デコーダ2
3等が配置され、更に先の実施形態と同様に入出力デー
タを一時記憶するシフトレジスタ24が設けられてい
る。第2のE2 PROMアレイ27の周囲には、センス
アンプ28、列アドレスバッファ31、行デコーダ29
等が配置される。25はデータインバッファ、26はデ
ータアウトバッファである。
の実施形態と同様である。この第1のE2 PROMアレ
イ19の周囲には出力を検出するセンスアンプ20、行
デコーダ23、行アドレスバッファ22、列デコーダ2
3等が配置され、更に先の実施形態と同様に入出力デー
タを一時記憶するシフトレジスタ24が設けられてい
る。第2のE2 PROMアレイ27の周囲には、センス
アンプ28、列アドレスバッファ31、行デコーダ29
等が配置される。25はデータインバッファ、26はデ
ータアウトバッファである。
【0042】図9は、このように構成されたE2 PRO
Mでのデータ消去および書込みの動作を説明するための
タイミング図である。チップ・イネーブル信号/CEが
“L”レベルのときこのE2 PROMはアクティブにな
る。/OEはアウトプットイネーブル信号で、これが
“H”レベルの時書込みモードとなる。/DIREはデ
ィレクトリ・メモリ・イネーブル信号であり、これが
“L”レベルの時第2のE2 PROMアレイ27をアク
セスする。
Mでのデータ消去および書込みの動作を説明するための
タイミング図である。チップ・イネーブル信号/CEが
“L”レベルのときこのE2 PROMはアクティブにな
る。/OEはアウトプットイネーブル信号で、これが
“H”レベルの時書込みモードとなる。/DIREはデ
ィレクトリ・メモリ・イネーブル信号であり、これが
“L”レベルの時第2のE2 PROMアレイ27をアク
セスする。
【0043】/DIREが“L”レベルの時、書込みイ
ネーブル/WEが“H”レベルから“L”レベルになる
時にアドレスを取り込み、“L”レベルから“H”レベ
ルになる時に入力データを取込む。第2のE2 PROM
アレイ27には1バイトずつ消去および書込みを行う。
/DIREが“H”レベルのときは、第1のE2 PRO
Mアレイ19をアクセスする。このときの動作は、先の
実施形態におけると同様である。
ネーブル/WEが“H”レベルから“L”レベルになる
時にアドレスを取り込み、“L”レベルから“H”レベ
ルになる時に入力データを取込む。第2のE2 PROM
アレイ27には1バイトずつ消去および書込みを行う。
/DIREが“H”レベルのときは、第1のE2 PRO
Mアレイ19をアクセスする。このときの動作は、先の
実施形態におけると同様である。
【0044】図10は、読出し動作を説明するためのタ
イミング図である。/DIREが“L”レベルの時、第
2のE2 PROMアレイ27がアクセスされ、/CEが
“H”レベルから“L”レベルになる時、或いはアドレ
スが変化した時に読出し動作を行う。出力データは1バ
イトずつ読み出される。/DIREが“H”レベルの
時、第1のE2 PROMアレイ19がアクセスされる。
このときの第1のE2 PROMアレイ19の動作は、先
の実施形態において説明したのと同様である。
イミング図である。/DIREが“L”レベルの時、第
2のE2 PROMアレイ27がアクセスされ、/CEが
“H”レベルから“L”レベルになる時、或いはアドレ
スが変化した時に読出し動作を行う。出力データは1バ
イトずつ読み出される。/DIREが“H”レベルの
時、第1のE2 PROMアレイ19がアクセスされる。
このときの第1のE2 PROMアレイ19の動作は、先
の実施形態において説明したのと同様である。
【0045】この実施形態によるE2 PROMは、例え
ば計算機のソフトウェアを記憶保持するのに応用するこ
とができ、1バイトずつ消去・書込みおよび読出し動作
を行う第2のE2 PROMアレイ27は、ファイル情報
を格納するメモリ領域(ディレクトリ・メモリ領域)で
あり、例えば図11に示されるような内容を記憶させ
る。一括消去・書込み・読出しを行う第1のE2 PRO
Mアレイ19は、ファイル内容を格納するメモリ領域
(データ領域)であり、この実施形態では1セクタが2
56バイトとなっている。
ば計算機のソフトウェアを記憶保持するのに応用するこ
とができ、1バイトずつ消去・書込みおよび読出し動作
を行う第2のE2 PROMアレイ27は、ファイル情報
を格納するメモリ領域(ディレクトリ・メモリ領域)で
あり、例えば図11に示されるような内容を記憶させ
る。一括消去・書込み・読出しを行う第1のE2 PRO
Mアレイ19は、ファイル内容を格納するメモリ領域
(データ領域)であり、この実施形態では1セクタが2
56バイトとなっている。
【0046】こうしてこの実施形態によるE2 PROM
をフロッピー・ディスクを置換すれば、ディスク・ドラ
イブ装置、ディスクドライブ・インターフェース等が不
要となり、高速化,軽量小形化,省電力化が図られる。
をフロッピー・ディスクを置換すれば、ディスク・ドラ
イブ装置、ディスクドライブ・インターフェース等が不
要となり、高速化,軽量小形化,省電力化が図られる。
【0047】図12(a)(b)は、本発明をLSIメ
モリカードに適用した実施形態の斜視図と平面図であ
る。32は、図1の実施形態で説明したE2 PROMチ
ップであり、ここではこのE2 PROMチップ32を搭
載している。これらのE2 PROMチップ32に対し
て、図8の実施形態で示したE2 PROMアレイ27に
対応するディレクトリ・メモリ領域としてのE2 PRO
Mチップ33を1個搭載し、またこれらのメモリ・チッ
プと外部とのインタフェースの働きをする制御用LSI
チップ34を搭載している。35は接続端子である。図
13はこのLSIメモリカードのシステム構成である。
モリカードに適用した実施形態の斜視図と平面図であ
る。32は、図1の実施形態で説明したE2 PROMチ
ップであり、ここではこのE2 PROMチップ32を搭
載している。これらのE2 PROMチップ32に対し
て、図8の実施形態で示したE2 PROMアレイ27に
対応するディレクトリ・メモリ領域としてのE2 PRO
Mチップ33を1個搭載し、またこれらのメモリ・チッ
プと外部とのインタフェースの働きをする制御用LSI
チップ34を搭載している。35は接続端子である。図
13はこのLSIメモリカードのシステム構成である。
【0048】かくして本実施形態によれば、高速で小形
軽量,省電力のメモリカードが得られる。
軽量,省電力のメモリカードが得られる。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、不
揮発性半導体メモリセルを用いたE2PROMにおい
て、入力データ又は出力データを一時的に蓄えるデータ
回路を設けることにより、データ書込み、データ読み出
しが外部との関係ではデータ回路により行われるため、
書込み時間、読出し時間の大幅な短縮をはかることがで
きる。
揮発性半導体メモリセルを用いたE2PROMにおい
て、入力データ又は出力データを一時的に蓄えるデータ
回路を設けることにより、データ書込み、データ読み出
しが外部との関係ではデータ回路により行われるため、
書込み時間、読出し時間の大幅な短縮をはかることがで
きる。
【図1】本発明の一実施形態のE2 PROMの構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図2】図1のE2 PROMのメモリアレイ構成を示す
等価回路図。
等価回路図。
【図3】図1のE2 PROMの一つのNANDセルを示
す平面図。
す平面図。
【図4】図3のA−A′およびB−B′断面図。
【図5】NANDセルの消去および書込み動作を説明す
るためのタイミング図。
るためのタイミング図。
【図6】実施形態のE2 PROMの消去・書込み動作を
説明するためのタイミング図。
説明するためのタイミング図。
【図7】実施形態のE2 PROMの読出し動作を説明す
るためのタイミング図。
るためのタイミング図。
【図8】他の実施形態のE2 PROMを示すブロック
図。
図。
【図9】図8のE2 PROMの消去・書込み動作を説明
するためのタイミング図。
するためのタイミング図。
【図10】図8のE2 POROの読出し動作を説明する
ためのタイミング図。
ためのタイミング図。
【図11】ディレクトリ・メモリ領域の構成例を示す
図。
図。
【図12】本発明の更に他の実施形態のメモリカードを
示す斜視図と平面図。
示す斜視図と平面図。
【図13】図12のメモリカードのシステム構成図。
【図14】本発明に用いるシフトレジスタの具体的構成
例とその構成要素を示す図。
例とその構成要素を示す図。
【図15】図14のシフトレジスタへのデータ入力動作
を説明するためのタイミング図。
を説明するためのタイミング図。
【図16】図14のシフトレジスタへのデータ出力動作
を説明するためのタイミング図。
を説明するためのタイミング図。
1…半導体基板 2…素子分離絶縁膜 3,5…ゲート絶縁膜 4…浮遊ゲート 6…制御ゲート 7…CVD絶縁膜 8…ビット線 9…n+ 型層 11…NANDセル型メモリセルアレイ 12…センスアンプ 13…行デコーダ 14…行アドレスバッファ 15…列デコーダ 16…シフトレジスタ 17…データインバッファ 18…データアウトバッファ 19…第1のE2 PROMアレイ 20…センスアンプ 21…行デコーダ 22…行アドレスバッファ 23…列デコーダ 24…シフトレジスタ 25…データインバッファ 26…データアウトバッファ 27…第2のE2 PROMアレイ 28…センスアンプ 29…行デコーダ 30…列デコーダ 31…列アドレスバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 寧夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 大平 秀子 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 舛岡 富士雄 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−216520(JP,A) 特開 昭64−43894(JP,A) 特開 昭61−187197(JP,A) 特開 昭62−202246(JP,A) 特開 昭62−3497(JP,A) 実開 昭62−18898(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 16/00 - 16/34 G11C 17/18 G06F 12/00
Claims (5)
- 【請求項1】複数の不揮発性メモリセルと、前記メモリ
セルのデータを一時記憶する複数のデータ回路とを備
え、選択された所定個の前記メモリセルのデータを対応
する前記データ回路に転送し、前記データ回路に転送さ
れたデータを外部に出力し、前記選択された所定個のメ
モリセルのデータを対応する前記データ回路に転送する
間、ビジィ信号を外部へ出力することを特徴とする不揮
発性半導体メモリ装置。 - 【請求項2】前記所定個のメモリセルを選択するため予
め入力されるアドレス信号を一時記憶することを特徴と
する請求項1記載の不揮発性半導体メモリ装置。 - 【請求項3】前記データ回路に転送されたデータは、予
め決められた順序で外部へ出力されることを特徴とする
請求項2記載の不揮発性半導体メモリ装置。 - 【請求項4】少なくとも512個の不揮発性メモリセル
からなるメモリセル群を複数個含むメモリセルアレイ
と、前記メモリセル群を構成する少なくとも512個の
メモリセルのデータを一時記憶する複数のデータ回路と
を備え、 第1の期間で前記メモリセル群を選択するために予め入
力されるアドレス信号を一時記憶し、第1の期間の後の
第2の期間で前記選択されたメモリセル群のデータを対
応する前記データ回路に転送し、かつ第2の期間ビジィ
信号を外部へ出力し、前記データ回路に転送された少な
くとも512個のデータを、第2の期間の後の第3の期
間で外部からのアドレス信号を取り込むことなく予め決
められた順序で連続して外部へ出力することを特徴とす
る不揮発性半導体メモリ装置。 - 【請求項5】少なくとも512個の不揮発性メモリセル
からなるメモリセル群を複数個含むメモリセルアレイ
と、前記メモリセル群を構成する少なくとも512個の
メモリセルへの書き込みデータを一時記憶する複数のデ
ータ回路とを備え、 第1の期間で前記メモリセル群を選択するために予め入
力されるアドレス信号を一時記憶し、第1の期間の後の
第2の期間で外部からのアドレス信号を取り込むことな
く予め決められた順序で連続して少なくとも512個の
書き込みデータを取り込み前記データ回路に一時記憶
し、第2の期間の後の第3の期間で前記データ回路に一
時記憶された書き込みデータを対応するメモリセルに書
き込み、かつ第3の期間ビジィ信号を外部へ出力するこ
とを特徴とする不揮発性半導体メモリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1258398A JP3200034B2 (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 不揮発性半導体メモリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1258398A JP3200034B2 (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 不揮発性半導体メモリ装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24644388A Division JP3156966B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 不揮発性半導体メモリ装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001127795A Division JP2002015585A (ja) | 2001-04-25 | 2001-04-25 | 不揮発性半導体メモリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10172290A JPH10172290A (ja) | 1998-06-26 |
JP3200034B2 true JP3200034B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=11809387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1258398A Expired - Lifetime JP3200034B2 (ja) | 1998-01-26 | 1998-01-26 | 不揮発性半導体メモリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3200034B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003123488A (ja) * | 2001-10-11 | 2003-04-25 | Toshiba Corp | 半導体記憶装置 |
-
1998
- 1998-01-26 JP JP1258398A patent/JP3200034B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10172290A (ja) | 1998-06-26 |
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