JP4997274B2 - ライセンスプレート取付構造 - Google Patents
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Description
取付点が、車幅方向でライセンスプレート(10)の上部に2点あるので、欧州等で採用されている縦幅が小さいライセンスプレートには対応することができる。
そこで、図7(a)に示されるように、縦幅が大きいライセンスプレート101を車両のリヤ側に取り付ける場合、ライセンスプレート101の下部をバンパーフェイス102に一体成形したクリップ103で保持し、ライセンスプレート101の上部をボルト104によってバンパーフェイス102に固定する。
請求項2に係る発明では、プレート保持部は、縦のリブに交差するように横に延びる横のリブを備え、この横のリブは、プレート保持部に対して、掛け止めフックの付け根の反対側に位置することを特徴とする。
請求項3に係る発明では、プレート保持部は、その先端から内側にライセンスプレートを押さえる押さえ部を有し、この押さえ部に外力が加えられていない状態において、縦のリブから前記押さえ部の先端までの、フェイス面に対する垂直方向の距離は、ライセンスプレートの板厚よりも小さいことを特徴とする。
さらに、欧州等で採用されている縦幅が小さいライセンスプレートを取り付ける場合は、バンパーフェイスに挿入孔を開けないだけで済むので、部品コストや加工コストを抑えた上で外観性の向上を図ることができる。
また、縦のリブの上端は、仮固定用凸部の下端よりも低い位置にある。保持クリップの縦のリブ上端より上側は、縦のリブにより補強されていないため、比較的曲げ易い。このため、保持クリップの上部を曲げて容易に仮固定用凸部を圧入することができる。
請求項3に係る発明は、ライセンスプレートを取り付けた状態では、押さえ部がライセンスプレートを押さえ付けるので、ライセンスプレートを確実に保持することができる。
請求項4に係る発明は、挿入孔の縁に対する掛け止めフックの掛け止め深さが、プレート保持部におけるJ字の底からライセンスプレートの縁までの隙間よりも大きく設定されている。掛け止めフックが外れる方向(上方向)に保持クリップを移動させても、ライセンスプレートの縁とプレート保持部の底が先に当接するので、掛け止めフックが外れるほど保持クリップは移動しない。結果、ライセンスプレートをボルトで締結している限り、保持クリップがバンパーフェイスから外れるのを防止することができる。
図1(a)は欧州等で採用されている横長のライセンスプレートを取り付ける場合を説明する図である。バンパーフェイス10は中央に凹部11を備え、この凹部11は、傾斜部12と、この傾斜部12の奥に設けられている平坦なフェイス面13と、このフェイス面13の上部に設けられエンボス加工が施された取付部14と、からなる。
また、フェイス面13は、ライセンスプレート15の下方に露出したクリップがないので、外観性がより向上する。
挿入孔16は、フェイス面13に穴を開けるだけで形成されるので、加工コストを低減させることができる。
図2に示されるように、フェイス面13の挿入孔(図1、符号16)の位置に保持クリップ17が取り付けられている。想像線で示す縦幅が大きいライセンスプレート21の縁22の下側は、保持クリップ17で保持されている。また、ライセンスプレート21の上部は、ボルト23によって取付部14に固定されている。
ライセンスプレート21は上下が取り付けられているので、縦幅が大きくても確実にバンパーフェイス10に固定することができる。
図3に示されるように、保持クリップ17は、ライセンスプレート21の縁22を保持するプレート保持部24と、フェイス裏面25に引っ掛ける掛け止めフック26とからなり、ポリプロピレンなどの可撓性を有する樹脂材料で形成されている。
なお、材料はポリプロピレンに限定せず、可撓性の材料であれば差し支えない。
また、押さえ部31に外力が加えられていない状態における、リブ32から押さえ部31の先端までのフェイス面13に対する垂直方向の距離は、ライセンスプレート21の板厚よりも小さい。これにより、ライセンスプレート21を取り付けた状態では、押さえ部31がライセンスプレート21を押さえ付けるので、ライセンスプレート21を確実に保持することができる。
図5(a)に示されるように、保持クリップ17の掛け止めフック26を、矢印(1)のように挿入孔16に挿入して、フェイス裏面25に引っ掛ける。プレート保持部24の上部を矢印(2)のように少し曲げて、仮固定用凸部41を矢印(3)のように挿入孔16の反対側の縁43に圧入する。
図6(a)に示されるように、縦幅が大きいライセンスプレート21を、矢印(4)のように移動させ、ライセンスプレート21の縁22を保持クリップ14のプレート保持部24に差し込む。ライセンスプレート21を、矢印(5)のように移動させ、ボルト穴45を取付部14に合わせる。
ライセンスプレート21の下部も保持クリップ17に押さえられているので、ライセンスプレート21に矢印(7)のように外力が加えられても、ライセンスプレート21はしっかりと固定された状態を維持することができる。
Claims (5)
- バンパーフェイスにライセンスプレートを取り付けるようにしたライセンスプレート取付構造において、
前記バンパーフェイスに前記ライセンスプレートの縁を保持するための保持クリップと、前記バンパーフェイスに前記ライセンスプレートを取り付けるためのボルトとを有し、
前記保持クリップは、可撓性を有する樹脂材料で形成され、
更に、前記保持クリップは、
前記バンパーフェイスのフェイス面に重ねられるとともに、一部が前記ライセンスプレートの背面側から表面側へ折り返されるように、側面視略J字状に形成されたプレート保持部と、
前記バンパーフェイスに形成された挿入孔に挿入して、フェイス裏面に引っ掛けられるように、前記プレート保持部の背面に、前記ライセンスプレートを前記ボルトによって取り付ける位置から離反する方向に、側面視略L字状に形成された掛け止めフックと、からなり、
前記プレート保持部は、
このプレート保持部の上下方向の途中に位置して、車両上下方向に延びる縦のリブと、
前記プレート保持部の背面から前記フェイス面に向かって突出した仮固定用凸部と、を備え、
前記縦のリブの上端は、前記仮固定用凸部の下端よりも低い位置にある、ことを特徴とするライセンスプレート取付構造。 - 前記プレート保持部は、前記縦のリブに交差するように横に延びる横のリブを備え、この横のリブは、前記プレート保持部に対して、前記掛け止めフックの付け根の反対側に位置することを特徴とする請求項1記載のライセンスプレート取付構造。
- 前記プレート保持部は、その先端から内側に前記ライセンスプレートを押さえる押さえ部を有し、この押さえ部に外力が加えられていない状態において、前記縦のリブから前記押さえ部の先端までの、前記フェイス面に対する垂直方向の距離は、前記ライセンスプレートの板厚よりも小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のライセンスプレート取付構造。
- 前記プレート保持部におけるJ字の開放方向に対して、前記掛け止めフックの掛け止め方向は逆向きであり、
前記挿入孔の縁に対する前記掛け止めフックの掛け止め深さは、前記プレート保持部におけるJ字の底から前記ライセンスプレートの縁までの隙間よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のライセンスプレート取付構造。 - 前記掛け止めフックは、その内側に前記フェイス裏面に当接するフック側凸部を有し、前記掛け止めフックに外力が加えられていない状態において、前記フック側凸部から前記プレート保持部の背面にある下凸部までの、前記フェイス裏面に対する垂直な方向の距離は、前記バンパーフェイスの厚さよりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のライセンスプレート取付構造。
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