JP4997125B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、内部に様々な用紙幅の用紙を予め収納でき、この収納された用紙に印刷を行うことができるプリンタに関する。
内部に様々な用紙幅の用紙を予め収納でき、この収納された用紙に印刷を行うことができるプリンタが普及している(例えば、特許文献1)。このようなプリンタのハウジングの内部に形成されている用紙収納部には、ガイドフェンス(特許文献1中の「ガイド板」に相当)が設けられている。ガイドフェンスは、印刷前の用紙の側辺に当接して用紙の斜行を防止している。このようなガイドフェンスには、用紙幅方向にスライドして用紙収納部の幅をより細かく調節できるようになっているものがある(特許文献2の図2ないし図7)。
ガイドフェンスは、スライド自在のままでは搬送される用紙に付勢されてスライドしてしまい、用紙の斜行を防止できなくなってしまう。そこで、ガイドフェンスのスライドを規制することができるロック機構がプリンタに設けられることがある。
特開平10−181130号公報 特開2004−209728公報
ロック機構は、一例として、用紙収納部の底面のガイドフェンスの取付箇所(特許文献1の図2及び図4)の近傍で用紙収納部及びガイドフェンスの位置関係を固定することでガイドフェンスのスライドを規制する。このような構造のロック機構は、用紙収納部の底面近傍に配置されることが多い。この場合、プリンタの使用者は、ロック機構を操作するために、用紙収納部に収納されている用紙を一旦取り出す必要がある。また、プリンタの使用者は、用紙を取り出した後も、指を用紙収納部の内部に指し込んでロック機構を探し当てた上でロック機構を操作しなければならない。なお、特許文献2には、ガイドフェンス(特許文献2中の「用紙ガイド」に相当)のスライドの規制に関する特段の記述も見られない。
本発明の目的は、用紙の斜行を防ぐガイドフェンスのスライドの規制及びその解除の操作を簡易にすることである。
本発明のプリンタは、カバーにより開閉されるハウジングの開口部から着脱自在に導入されるロール状に巻回された用紙を収納する用紙収納部と、前記収納された用紙を引き出して案内経路に沿って搬送する搬送機構と、前記案内経路上に配置されて前記搬送される用紙に印刷を行う印刷部と、前記収納された用紙の搬送方向に直交する用紙幅方向にスライド自在に前記用紙収納部に設けられ、前記収納された用紙の端面に当接するガイドフェンスと、前記ガイドフェンスのスライド移動軌跡に沿って前記用紙収納部に配置される被ストッパ部と、前記ガイドフェンスにおいて前記収納された用紙の端面に当接する側とは反対側にそのスライド移動方向と同一方向の軸心を中心として回動自在に取り付けられるとともに、回動することによって前記被ストッパ部に対して前記ガイドフェンスのスライド移動を規制する結合状態となるスライド規制位置と当該結合状態を解除するフリー位置との間に変位するストッパ部と、前記ストッパ部を回動操作するための操作部とを有するレバーと、を備え、前記ガイドフェンスの外縁には、前記操作部の回動軌跡に沿って切り欠け部が形成され、前記操作部は、前記ストッパ部がフリー位置にある状態で、前記ガイドフェンスよりも上方に突出し、前記ストッパ部が前記スライド規制位置にある状態で、前記ガイドフェンス外縁の前記切り欠け部に位置し、前記レバーは、弾性を有し、前記ガイドフェンスが前記用紙収納部の内側面に近接した状態で前記ガイドフェンスよりも上方に突出した前記操作部を前記内側面側に押圧すると、前記レバーの前記操作部及び前記軸心の間の領域が前記内側面に当接する。
本発明によれば、ガイドフェンスに回動自在に取り付けられているレバーの操作部を操作してレバーを回動させると、レバーのストッパ部が被ストッパ部に結合してガイドフェンスのスライド移動を規制するため、用紙の斜行を防ぐガイドフェンスのスライドの規制及びその解除の操作を簡易にすることができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図10に基づいて説明する。本実施の形態では、感熱紙が巻回されて形成された用紙ロールを内部に収納し、ラインサーマルヘッドによる印刷を行う感熱式の携帯プリンタについて紹介する。
図1は、カバー107が閉じられた状態のプリンタ101の外観斜視図である。プリンタ101は、正面側から見て横長の直方体形状の外観を有する。プリンタ101の各部は、ハウジング102に収納されている。ハウジング102は、用紙ロールPRを収納することができる内部構造を有しており、用紙ロールPRを内部に導入できるように上面に開口部106(図2及び図3参照)が開口されている。開口部106は、ハウジング102に取り付けられているカバー107によって開閉される。カバー107は、詳細は図2に基づいて後述するが、開口部106の一辺をなすハウジング102の奥側辺108(図2及び図3参照)に回動自在に取り付けられている。カバー107が閉じられた状態では、カバー107の先端をなす外側辺110及び開口部106の一辺をなすハウジング102の手前側辺109の間に、プリンタ101の幅方向に細長い隙間が形成される。この隙間からは、用紙ロールPRから引き出されて印刷が行われた用紙PTが排出される。すなわち、この隙間は、用紙排出口111として機能する。ここで、用紙排出口111から排出される用紙PTをカットできるように、用紙排出口111を構成するハウジング102の手前側辺109やカバー107の外側辺110は、鋭利な形状に形成されていてもよい。なお、ハウジング102の右側面には、接続コネクタ部103及びバッテリ収納部104が配置されている。
図2は、カバー107が開かれた状態のプリンタ101の外観斜視図である。図3は、カバー107が開かれ、用紙ロールPRが収納された状態のプリンタ101の外観斜視図である。ハウジング102の内部には、用紙ロールPRを着脱自在に収納可能な用紙収納部105が形成されている。用紙ロールPRは、ロール軸をプリンタ101の幅方向に向けた状態で用紙収納部105に収納され、プラテンローラ117(後述)によって引き出されて用紙排出口111(図1参照)に向けて搬送される。このとき、用紙収納部105に収納される用紙ロールPRは、斜行防止機構113によって用紙搬送時の斜行が防止される。斜行防止機構113の詳細については、図5ないし図8に基づいて後述する。用紙収納部105よりもプリンタ101の手前側上方には、レバー122が配置されている。レバー122は、発熱素子列114を用紙幅方向(プリンタ101の幅方向)と一致させる向きに、ハウジング102の左内側面124L及び右内側面124Rに着脱自在に取り付けられる。ラインサーマルヘッド112は、制御部(図示せず)の制御に応じて発熱素子列114が発熱することで、用紙PTに対して印加を行う。ラインサーマルヘッド112に対しプリンタ101の手前側下方には、ヘッドブラケット115が隣接している。ヘッドブラケット115は、ハウジング102に固定され、ラインサーマルヘッド112をプリンタ101の奥側上方に付勢する。また、ラインサーマルヘッド112のプリンタ101の奥側には、ヘッドカバー116が隣接配置される。ヘッドカバー116は、ハウジング102に必要に応じて装着され、ラインサーマルヘッド112を付勢してラインサーマルヘッド112の振動を防止する。また、ハウジング102の内部であってプリンタ101の正面側から見てラインサーマルヘッド112の左側には、駆動ギア119が配置されている。駆動ギア119は、制御部によって駆動するモータ(図示せず)を駆動源として回動する。この駆動ギア119は、カバー107が閉じられると、カバー107に取り付けられている従動ギア119a(後述)と噛み合って従動ギア119aに接続するプラテンローラ117(後述)を回動させる。
用紙収納部105側に向けられたカバー107の一方の面で外側辺110の近傍には、搬送機構としてのプラテンローラ117及び用紙抑えローラ118が配置されている。プラテンローラ117及び用紙抑えローラ118はいずれも、プリンタ101の幅方向に回転軸を向けて回動自在となっている。プラテンローラ117は、カバー107が閉じられた状態でラインサーマルヘッド112の発熱素子列114と接する位置に位置決めされるようにカバー107に配置されている。プリンタ101の正面側から見てプラテンローラ117の左側には、プラテンローラ117と一体に回動する従動ギア119aが接続されている。従動ギア119aは、カバー107が閉じられた状態になると駆動ギア119と噛み合い、駆動ギア119の回動に伴って回動する。用紙抑えローラ118は、カバー107が閉じられた状態でヘッドカバー116と接する位置に位置決めされるようにカバー107に接続されている。
このように構成されたプリンタ101において、用紙収納部105に用紙ロールPRを収納して用紙PTを引き出しカバー107を閉じると、引き出された用紙PTはラインサーマルヘッド112及びプラテンローラ117の間に挟まれ、かつ、ヘッドカバー116及び用紙抑えローラ118の間に挟まれる。ラインサーマルヘッド112、プラテンローラ117、ヘッドカバー116、用紙抑えローラ118は、カバー107が閉じられた状態では、用紙PTを用紙排出口111まで案内する案内経路Wを形成している。この状態で制御部(図示せず)の制御によって図2における反時計回りに駆動ギア119が回動すると、用紙PTは、案内経路Wに沿って案内され、用紙ロールPRからラインサーマルヘッド112を経由して用紙排出口111に向かう方向に搬送される。また、印刷部としてのラインサーマルヘッド112は、案内経路Wの途中に配置されており、制御部(図示せず)の制御に応じて発熱素子列114が発熱することによって、搬送される用紙PTに対し所定の内容を印刷する。
図4は、斜行防止機構113を上方から見た斜視図である。図5は、ガイドフェンス121のスライドが規制された状態の斜行防止機構113を下方から見た斜視図である。図6は、斜行防止機構113の一部の分解斜視図である。斜行防止機構113は、プラテンローラ117による用紙PTの搬送方向に直交する用紙幅方向の移動を規制して搬送途中の用紙PTの斜行を防止する機能を備える。この斜行防止機構113は、プリンタ101の用紙収納部105に配設されて、ハウジング102に対して固定されている。図4ないし図6は、用紙収納部105から取り出された状態の斜行防止機構113を示している。
斜行防止機構113は、レール部材120にスライド自在に取り付けられて向かい合っている二枚のガイドフェンス121を基本構成とする。そして、この二枚のガイドフェンス121が用紙ロールPRの両端面を挟み込むことによって用紙PTの用紙幅方向の移動を規制する。この斜行防止機構113は、レール部材120と、ガイドフェンス121と、レバー122と、ラックアンドピニオン機構123とによって構成されている。レバー122は、このガイドフェンス121の外側、すなわち、収納された用紙の端面に当接する側とは反対側に取り付けられる。
レール部材120は、プラスチックで形成される長尺部材である。このレール部材120は、ハウジング102内部の空間の幅と同じ長さを有し、側面から見ると長辺部分が凹んでいる鈍角三角形の形状となっている。この鈍角三角形の長辺に当たるレール部材120の一側面は、スライド移動する右ガイドフェンス121Rのスライド移動軌跡に沿う形状に、凹んで丸みを帯びている凹面120aとなっている。凹面120aにおいて、レバー122のストッパ部(後述)に干渉される被干渉領域Sには、被ストッパ部134が形成されている。レール部材120は、凹面120aをプリンタ101の奥側上方に向け、長手方向をプリンタ101の幅方向に向けた状態で、用紙収納部105の底面でハウジング102に固定されている。
レール部材120には、プリンタ101の正面側から見て左右対称となる二箇所に、レール溝126が長手方向に切られている。二箇所のレール溝126のそれぞれには、ガイドフェンス121(121L、121R)が取り付けられている。ガイドフェンス121(121L、121R)は、レール溝126に沿ってスライド自在となっている。二つのレール溝126はいずれもレール部材120の短辺近傍まで切られているため、ガイドフェンス121(121L、121R)は、左内側面124L及び右内側面124R(図2参照)の近傍の端領域125に位置付けることが可能である。ガイドフェンス121(121L、121R)はいずれも、円板形状の平板部121aを主体に形成されている。この平板部121aは、上方に半月形状の切欠が形成されているほか、スライドする際にラインサーマルヘッド112やヘッドカバーに干渉しない形状に切り欠かれた形状となっている。さらに、右ガイドフェンス121Rの上方の外縁は、レバー122の操作部130(後述)の回動軌跡に沿って切り欠かれている。平板部121aのうち互いに対向している一方の面は、用紙ロールPRの端面や引き出された用紙PTの側辺に当接する当接面129であり、他方の面は左内側面124L及び右内側面124Rと対面する外側面121bとなっている。プリンタ101の正面側から見て右側の右ガイドフェンス121Rの外側面121bには、レバー122が回動自在に取り付けられている。レバー122は、プラスチックなどの弾性部材で形成される縦長の略矩形形状の平板形状の部材である。このレバー122及び右ガイドフェンス121Rは、右ガイドフェンス121Rのスライド移動方向と同一方向の軸心となる接続箇所131を中心として回動自在に接続している。この接続箇所131は、右ガイドフェンス121Rの円形の中心及び凹面120aの間で右ガイドフェンス121Rの外側面121bに設けられている。また、ガイドフェンス121の平板部121aの下端には、レール溝126に嵌合する形状の突部121bが突出している。突部121bがレール溝126に取り付けられた状態において、突部121bの下面には、ラックギア127が螺子止め接続される。このラックギア127は、図5に示すように、突部121bに螺子止めされた状態でレール部材120に沿ってプリンタ101の内側に延びており、ガイドフェンス121(121L、121R)のスライド移動とともに、レール部材120の長手方向にスライドする。二つのラックギア127は、レール部材120の中央下面に回動自在に接続されているピニオンギア128と噛み合わさっている。そのため、右ガイドフェンス121R及び左ガイドフェンス121Lのいずれか一方をレール溝126に沿ってスライドすることによって、他方のガイドフェンス121は対称にスライド移動する。つまり、ラックギア127及びピニオンギア128は、一対のガイドフェンス121(121L、121R)を左右対称にスライドさせるラックアンドピニオン機構123を構成する。
レバー122の一端には、レバー122が回動することによってレール部材120に進退するストッパ部133が形成されている。レバー122の他端は、プリンタ101の使用者がレバー122の回動操作を行うための操作部130となっている。操作部130は、プリンタ101の内側に向けて曲げられて、プリンタ101の使用者が把持しやすい形状となっている。この操作部130は、レバー122が右ガイドフェンス121Rの外側面121bに取り付けられた状態で、右ガイドフェンス121Rから上方に突出している。そして、レバー122が回動することによって、ストッパ部133は、被ストッパ部134に対してガイドフェンス121のスライド移動を規制する結合状態となるスライド規制位置LLと、その結合状態を解除するフリー位置LFとの間で変位する。
図7は、レバー122がガイドフェンス121のスライドを規制する仕組みを示す説明図である。レバー122に形成されているストッパ部133、及び、レール部材120の凹面120aに形成されている被ストッパ部134の詳細について、図7(a)に基づいて説明する。レバー122の下方でプリンタ101の奥側を向いている方の角Pは、丸みを帯びた形状となっている。そして、この角Pからレバー122の下方でプリンタ101の手前側を向いている方の角Qにかけてのレバー122の側面は、接続箇所131によるレバー122の回動中心点Oから所定の距離rが保たれている。角Qからプリンタ101の手前側かつ上方に位置する角Rにかけてのレバー122の側面は、略直線状に切り欠かれている。レバー122の角Qの側面部分には、レバー122の回動によって角Qが移動する方向に一杯に複数の溝133aが切られている。これらの複数の溝133aによって、レバー122の角Qの側面には、用紙幅方向に山及び谷を繰り返す鋸歯形状のストッパ部133が形成されている。また、レール部材120の凹面120aの被干渉領域Sには、ストッパ部133が進行する方向に複数の溝134aが切られている。この溝134aは、ストッパ部133に形成されている山とスライド嵌合する形状に切られている。これらの複数の溝134aによって、レール部材120の凹面120aの被干渉領域Sには、被ストッパ部134が形成されている。ストッパ部133及び被ストッパ部134は、レバー122が回動することでレール部材120の凹面120aに進出して被ストッパ部134にスライド嵌合し、右ガイドフェンス121Rのスライドを規制する(図7(b))。なお、側面にストッパ部133が形成されているレバー122の角Qは、図7(a)に示すように、ストッパ部133が被ストッパ部134に進行するにつれて被ストッパ部134に形成されている山に徐々に近づくように切り欠かれているため、ストッパ部133が被ストッパ部134の側面に突き当たることはなく、ストッパ部133及び被ストッパ部134は滑らかにスライド嵌合することができる。
このような構成を備えるレバー122について、プリンタ101の使用者が右ガイドフェンス121Rから上方に突出しているレバー122の操作部130をプリンタ101の奥側に倒す場合を、図7(c)に基づいて考える。この場合、レバー122は回動してストッパ部133がプリンタ101の手前側上方に変位してスライド規制位置LLに位置付けられ、ストッパ部133が被ストッパ部134にスライド嵌合する。なお、このときの操作部130の位置を、以下「ロック位置LP」と表記する。スライド嵌合した結果、プリンタ101の使用者がガイドフェンス121(121L、121R)やレバー122の操作部130を持ってガイドフェンス121を用紙幅方向にスライドしようとしても、ストッパ部133に形成された山が被ストッパ部134に形成された山に干渉する。つまり、ガイドフェンス121のスライドが規制される。
また、プリンタ101の使用者がプリンタ101の奥側に倒れた状態のレバー122の操作部130をプリンタ101の手前側上方に引き上げる場合を、図7(c)に基づいて考える。この場合、レバー122は回動してストッパ部133がプリンタ101の奥側下方に変位してフリー位置LFに位置付けられ、ストッパ部133及び被ストッパ部134のスライド嵌合が解除される。なお、このときの操作部130の位置を「アンロック位置UP」と表記する。スライド嵌合が解除された場合、ストッパ部133及び被ストッパ部134が互いに干渉しなくなる。そのため、プリンタ101の使用者は、ガイドフェンス121(121L、121R)やレバー122の操作部130を持ってガイドフェンス121をスライドすることができる。
ここで、操作部130が位置付けられるロック位置LPは、ハウジングの左内側面124L及び右内側面124Rの上辺124aよりも下方である。また、操作部130が位置付けられるアンロック位置UPは、ハウジングの左内側面124L及び右内側面124Rの上辺124aよりも上方である。つまり、レバー122の操作部130は、ガイドフェンス121のスライドの規制/解除を切り替える操作に伴って、左内側面124L及び右内側面124Rの上辺124aの高さ位置を境に上下に出没する。そして、図7(c)に示すように、アンロック位置UPに位置づけられている操作部130は、カバー107による開口部106の閉止を阻止する。また、図7(c)に示すように、操作部130がロック位置LPに位置づけられている状態では、カバー107は操作部130に干渉されることなくハウジング102の開口部106を閉止することができる。
ここで、本実施の形態のプリンタ101において、ガイドフェンス121をハウジング102の内側面(左内側面124L及び右内側面124R)近傍までスライドさせることができることは、前述した通りである。ところが、ガイドフェンス121が内側面124L、124Rの近傍に位置付けられてしまうと、ガイドフェンス121及びハウジングの内側面124L、124Rの間の隙間がほとんどなくなってしまい、プリンタ101の使用者がレバー122の操作部130を持ちにくくなってしまう。この点、本実施の形態のプリンタ101は、ガイドフェンス121が内側面124L、124Rの近傍に位置付けられたとしても、容易な操作によって内側面124L、124R及びガイドフェンス121の間に隙間が形成され、プリンタ101の使用者にとってガイドフェンス121やレバー122を持ちやすくすることができる構造となっている。以下、レバー122、右ガイドフェンス121R、ハウジング102の右内側面124R及びこれらの周辺の構造を中心に、図8ないし図10に基づいて説明する。
図8は、ハウジング102の右内側面124Rの外観斜視図である。図9は、ハウジング102の右内側面124R近傍の正面断面図である。プリンタ101のハウジング102の右内側面124Rの上辺124aは、レバー122の接続箇所131よりも高く、アンロック位置UPにあるレバーの操作部130よりも低くなる高さ位置に位置付けられている。この右内側面124Rの下側には、プリンタ101の内部に迫り出して段部135が形成されている。段部135の上端から下方に向けて没部136が形成されている没部136は、アンロック位置UPに位置付けられたレバー122と平行に形成され、段部135からプリンタ101の外部に向かう方向に右内側面124Rまで達しない深さに没している。没部136の下辺136a及び上辺136bは、レバー122の接続箇所131よりも高い位置に形成されている。
図10は、レバー122の操作によってガイドフェンス121の位置を微調整する仕組みを示す説明図である。前述したように、レバー122は弾性部材で形成されている。そのため、レバー122は、操作部130がハウジング102の右内側面124Rに押されると、図10(a)に示すように、レバー122が右ガイドフェンス121Rから離反する方向に反った形状となる。反った形状となったレバー122において、レバー122の側面122aのうち操作部130及び接続箇所131の間の領域は、ハウジング102の右内側面124Rの上辺124aに接触する。この状態でさらに操作部130がプリンタ101の外側まで押されると、レバー122の復元力によって、ハウジング102の右内側面124Rの上辺124aが支点となり、レバー122の下方であってレール部材120近傍の部分にはプリンタ101の内側に向かう力Fが作用する。ここで、プリンタ101の使用者がレバー122の操作部130から指を離すと、レバー122はプリンタ101の内側に向けて復元しようとする。このとき、操作部130はアンロック位置UPに位置付けられているため、右ガイドフェンス121Rはレール部材120のレール溝126に沿ってプリンタ101の内側に向かう方向にスライドする。結果として、ハウジング102の右内側面124R及び右ガイドフェンス121Rの間には、プリンタ101の使用者の指が挿入できる程度の隙間が形成されることになる(図10(b))。
以上のように、本実施の形態のプリンタ101では、ガイドフェンス121の外側に回動自在に取り付けられているレバー122の操作部130を操作してレバー122を回動させると、レバー122のストッパ部133が被ストッパ部134に結合してガイドフェンス121のスライド移動を規制するため、用紙PTを収納したままでも用紙PTの斜行を防ぐガイドフェンス121のスライドの規制及びその解除を行うことができ、操作を簡易にすることができる。
また、本実施の形態のプリンタ101では、レバー122のストッパ部133及びレール部材120の被ストッパ部134のそれぞれに、レバー122のストッパ部133の移動する方向に沿って溝133a、溝134aが切られており(図7(a)参照)、レバー122がガイドフェンス121に沿った方向に回動することによってストッパ部133及び被ストッパ部134が嵌合することができる。そして、ストッパ部133が被ストッパ部134に嵌合している状態では、溝133aによって形成されたストッパ部133の山が被ストッパ部134の山に拘束されてガイドフェンス121のスライド移動が阻止されるため(図7(b)参照)、簡易かつコンパクトな構造でありながら、レバー122及びレール部材120を磨耗させることなく強固にスライドを規制する構造が実現される。この場合、ストッパ部133に形成された山は摩擦することなくスムーズに被ストッパ部134の溝134aに嵌合するため、摩擦による部材の磨耗が少なく、部品の破損のおそれが少なくなる。
さらに、本実施の形態のプリンタ101では、アンロック位置UPに位置付けられたレバー122の操作部130は、開口106よりも上方に突出してカバー107を閉じようとしてもカバー107に当接すなわち干渉して開口部106の閉止を阻止するため、プリンタ101の使用者がガイドフェンス121のアンロック状態を認識しやすくなり、未然に印刷時の用紙の斜行を防止することができる。
加えて、本実施の形態のプリンタ101では、右ガイドフェンス121Rがハウジング102の右内側面124R近傍の端領域125に位置付けられたとしても、プリンタ101の使用者が操作部130をアンロック位置UPに位置付けてレバー122の操作部130をハウジング102の上辺124aに接触するまで押し出すことにより、右ガイドフェンス121Rがスライドしてプリンタ101の使用者の指が指し込める程度の隙間が形成されるため、プリンタ101を用いてハウジング102の内部空間一杯の幅を有する用紙の印刷を行った後でも容易な操作でガイドフェンス121のスライドを行うことができる。
なお、本実施の形態のガイドフェンス121は、ラックアンドピニオン機構123によって左右対称にスライドするものであってセンター基準仕様のプリンタ101に適用可能なものであるが、片側基準仕様のプリンタにも当然に適用できるものである。
また、別の実施の形態として、図11に示すように、レバー122の回動中心となる接続箇所131が右ガイドフェンス121Rの上方に設けられていて、操作部130が接続箇所131とストッパ部133との間でハウジング102の右内側面124R側に突出形成されていてもよい。
また、さらに別の実施の形態として、図12に示すように、ストッパ部133及び被ストッパ部134にゴム材料などで形成される摩擦力の高い摩擦材137を設けて、レバー122の回動によってストッパ部133及び被ストッパ部134の間に働く摩擦力によって右ガイドフェンス121Rのスライドを規制するようにしてもよい。
カバーが閉じられた状態のプリンタの外観斜視図である。 カバーが開かれた状態のプリンタの外観斜視図である。 カバーが開かれ、用紙ロールが収納された状態のプリンタの外観斜視図である。 レール部材、ガイドフェンス及びレバーを備える斜行防止機構を上方から見た斜視図である。 ガイドフェンスのスライドが規制された状態の斜行防止機構を下方から見た斜視図である。 斜行防止機構の一部の分解斜視図である。 レバーがガイドフェンスのスライドを規制する仕組みを示す説明図である。 ハウジングの右内側面の外観斜視図である。 ハウジングの右内側面近傍の正面断面図である。 レバーの操作によってガイドフェンスの位置を微調整する仕組みを示す説明図である。 カバーが開かれ、用紙ロールが収納された状態のプリンタの外観斜視図である。 ストッパ部及び被ストッパ部の斜視図である。
符号の説明
101…プリンタ、102…ハウジング、105…用紙収納部、106…開口部、107…カバー、112…ラインサーマルヘッド(印刷部)、117…プラテンローラ(搬送機構)、121…ガイドフェンス、122…レバー、124L…左内側面、124R…右内側面、130…操作部、131…接続箇所(軸心)、133…ストッパ部、134…被ストッパ部、PR…用紙ロール、PT…用紙、W…案内経路

Claims (3)

  1. カバーにより開閉されるハウジングの開口部から着脱自在に導入されるロール状に巻回された用紙を収納する用紙収納部と、
    前記収納された用紙を引き出して案内経路に沿って搬送する搬送機構と、
    前記案内経路上に配置されて前記搬送される用紙に印刷を行う印刷部と、
    前記収納された用紙の搬送方向に直交する用紙幅方向にスライド自在に前記用紙収納部に設けられ、前記収納された用紙の端面に当接するガイドフェンスと、
    前記ガイドフェンスのスライド移動軌跡に沿って前記用紙収納部に配置される被ストッパ部と、
    前記ガイドフェンスにおいて前記収納された用紙の端面に当接する側とは反対側にそのスライド移動方向と同一方向の軸心を中心として回動自在に取り付けられるとともに、回動することによって前記被ストッパ部に対して前記ガイドフェンスのスライド移動を規制する結合状態となるスライド規制位置と当該結合状態を解除するフリー位置との間に変位するストッパ部と、前記ストッパ部を回動操作するための操作部とを有するレバーと、
    を備え
    前記ガイドフェンスの外縁には、前記操作部の回動軌跡に沿って切り欠け部が形成され、
    前記操作部は、前記ストッパ部がフリー位置にある状態で、前記ガイドフェンスよりも上方に突出し、前記ストッパ部が前記スライド規制位置にある状態で、前記ガイドフェンス外縁の前記切り欠け部に位置し、
    前記レバーは、弾性を有し、前記ガイドフェンスが前記用紙収納部の内側面に近接した状態で前記ガイドフェンスよりも上方に突出した前記操作部を前記内側面側に押圧すると、前記レバーの前記操作部及び前記軸心の間の領域が前記内側面に当接するプリンタ。
  2. 前記ストッパ部は、前記レバーの回動によって前記被ストッパ部にスライド嵌合する、
    請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記操作部は、前記ストッパ部が前記スライド規制位置に位置付けられている状態では
    前記カバーの開閉を許容する位置に位置付けられ、前記ストッパ部が前記フリー位置に位
    置付けられている状態では前記カバーの閉止を阻止する位置に位置付けられる、請求項1
    又は2に記載のプリンタ。
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