JPH0816064A - 画像形成装置の前カバー - Google Patents

画像形成装置の前カバー

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JPH0816064A
JPH0816064A JP6173213A JP17321394A JPH0816064A JP H0816064 A JPH0816064 A JP H0816064A JP 6173213 A JP6173213 A JP 6173213A JP 17321394 A JP17321394 A JP 17321394A JP H0816064 A JPH0816064 A JP H0816064A
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JP
Japan
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main body
cover
image forming
forming apparatus
cover main
Prior art date
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JP6173213A
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English (en)
Inventor
Kenji Ishii
賢治 石井
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像形成装置本体の前面側に回動可能に枢着
されたカバー本体と、このカバー本体に付設されたじゃ
ま部材を具備し、カバー本体を閉じるとき、画像形成装
置本体内の要素が正しくセットされていない場合には、
じゃま部材がその要素に当ってカバー本体の完全な閉鎖
を禁止する前カバーであって、カバー本体を開いたと
き、じゃま部材が作業者の邪魔とならぬようにする。 【構成】 じゃま部材4,4Aをカバー本体3に対し
て、枢ピン13のまわりに回動可能に枢着し、カバー本
体3を開いたとき、じゃま部材4,4Aを倒しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置本体の前
面側の下部に基端部が枢着されていて、画像形成装置本
体の前面を閉鎖する閉位置と、その前面を開放する開位
置との間を回動可能なカバー本体を備えた画像形成装置
の前カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ又はファクシミリなど
の画像形成装置においては、その本体の前面側に上記形
式の前カバーが付設され、画像形成装置本体内の要素の
保守点検、又はジャム紙の除去などの作業を行うとき
は、前カバーのカバー本体を開位置に回動させ、画像形
成装置本体の前面を開放させて所定の作業を行えるよう
に構成されている。その際、その所定の作業を楽に行え
るように、画像形成装置本体内に装填された要素のう
ち、或るものは画像形成装置本体内の所定のセット位置
から画像形成装置本体の手前側に引き出すことができ、
また或るものは画像形成装置本体内の所定のセット位置
から非セット位置に動かすことができるように構成され
ている。作業者は所定の作業を終えた後、その各要素を
画像形成装置本体内の所定の位置にセットし、次いでカ
バー本体を閉位置に回動させ、この状態で画像形成装置
を作動させて画像形成動作を実行する。
【0003】ところが、このとき誤って上記要素を画像
形成装置本体内の所定の位置に完全にセットすることな
くカバー本体を閉じて画像形成動作を開始してしまう
と、ミスコピーや記録紙のジャムなどのトラブルが発生
する。そこで従来より、カバー本体が閉位置を占めたと
き、画像形成装置本体の前面側を向くカバー本体の内面
にじゃま部材を付設し、画像形成装置本体内の要素がそ
の本体内の所定の位置にセットされていない状態でカバ
ー本体を閉じたとき、じゃま部材を不完全セット状態の
要素に当接させ、カバー本体の完全な閉鎖を禁止する構
成が採用されている(例えば実開昭59−38456号
公報参照)。
【0004】上述のように、カバー本体にじゃま部材を
付設した前カバーを用いれば、画像形成装置本体内の要
素が正しくセットされていないとき、カバー本体を完全
に閉位置まで回動させることができず、これによって、
上記要素が不完全セット状態にあることを作業者に知ら
せ、或いは画像形成装置の動作の開始を禁止するなどの
処置を施すことができ、ミスコピーや記録紙のジャムな
どのトラブルの発生を未然に防ぐことができる。
【0005】ところが、従来のじゃま部材はカバー本体
の内面から大きく突出した状態で設けられているので、
カバー本体を開いて所定の作業を行うとき、このじゃま
部材が作業者の邪魔となり、その作業能率を低下させる
原因となりかねない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記認識に
基づきなされたものであり、その目的とするところは、
じゃま部材の機能を害さず、しかもカバー本体を開いた
とき、そのじゃま部材が作業者の邪魔とならぬように構
成された画像形成装置の前カバーを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、画像形成装置本体の前面側の下部に基端部
が枢着されていて、画像形成装置本体の前面を閉鎖する
閉位置と、当該前面を開放する開位置との間を回動可能
なカバー本体と、該カバー本体が閉位置を占めたとき、
画像形成装置本体の前面側を向くカバー本体の内面に付
設されたじゃま部材とを具備し、画像形成装置本体内の
要素が当該本体内の所定の位置にセットされていない状
態で前記カバー本体を閉じるとき、前記じゃま部材が前
記要素に当接してカバー本体の完全な閉鎖を禁止する画
像形成装置の前カバーにおいて、前記カバー本体を開位
置にもたらしたとき、じゃま部材がカバー本体の内面に
対して倒れた退避位置を占め、かつカバー本体を閉位置
にもたらしたとき、じゃま部材がカバー本体の内面に対
して立上った起立位置を占めるように、当該じゃま部材
を、前記カバー本体の内面に対して、カバー本体の回動
軸線とほぼ平行な軸線のまわりに回動可能に枢着した構
成を提案する。
【0008】その際、カバー本体を閉位置にもたらすべ
く回動させ、これに伴ってじゃま部材が起立位置を占
め、当該じゃま部材の自由端側の先端部が、画像形成装
置本体内の所定の位置にセットされていない要素に当接
したとき、当該要素がじゃま部材の先端部に当接してじ
ゃま部材が退避位置へ向けて回動することを阻止するよ
うに、じゃま部材の先端部の形状を設定すると有利であ
る。
【0009】また、カバー本体を閉位置にもたらし、じ
ゃま部材が起立位置を占めたとき、当該じゃま部材の先
端部の下部がその上部よりも画像形成装置本体の内側へ
突出するように、当該先端部が上下鉛直線に対して鋭角
をなしていると特に有利である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明
し、併せて前述した従来の欠点を図面に即してより具体
的に明らかにする。
【0011】図1及び図2は画像形成装置の一例である
電子複写機を示す斜視図であり、かかる複写機の画像形
成装置本体1の前面側に、前カバー2が設けられてい
る。この前カバー2は、カバー本体3と後に詳しく説明
するじゃま部材4,4Aとを具備する。カバー本体3
は、その基端部が画像形成装置本体1の前面側の下部に
ヒンジ5を介して枢着され、図1に示すように画像形成
装置本体1の前面を閉鎖する閉位置と、図2に示すよう
に画像形成装置本体1の前面を開放する開位置との間を
回動可能となっている。
【0012】カバー本体3は、通常、図1に示した閉位
置を占め、この状態で画像形成動作が実行される。すな
わち、給紙カセット6から給送された図示していない記
録紙が、画像形成装置本体1内の図示していない感光体
からトナー像を転写される。次いでこの記録紙は搬送路
を通って定着ユニット7(図2)を通過し、このときト
ナー像が記録紙上に定着される。引き続き記録紙は、コ
ピー紙として画像形成装置本体外に排出される。
【0013】ここで、画像形成装置本体1内の要素、例
えば定着ユニット7を修理したり、保守点検するとき
は、前カバー2のカバー本体3を図2に示すように開
き、画像形成装置本体1の前面を開放させる。カバー本
体3を開くと、画像形成装置本体1に付設されたスイッ
チ9からカバー本体3に設けられた突起10が離れ、こ
れによって画像形成動作が停止され、或いはその動作の
開始が禁止される。この状態で、定着ユニット7を画像
形成装置本体1の手前側(矢印a方向)に引き出し、所
定の作業を行う。その作業終了後、定着ユニット7を画
像形成装置本体1の奥側に押し込み、画像形成装置本体
1内の所定の位置にセットしてから、カバー本体3を図
1に示したように閉位置に回動させる。
【0014】また記録紙がその搬送路でジャムを起こし
たときも、上述したところと同様に、カバー本体3を図
2に示す如く開き、画像形成装置本体1に付設された要
素である手動操作レバー8を実線のセット位置から鎖線
で示した非セット位置に回動させる。これによって画像
形成装置本体1内の記録紙搬送ガイド部材(図示せず)
が下方に退避し、搬送路が大きく開放する。このように
してジャム紙を容易に取り除くことができる。かかる作
業の終了後、再び手動操作レバー8を実線のセット位置
に戻し、記録紙搬送ガイド部材を上昇させ、しかる後カ
バー本体3を図1に示した閉位置に回動させる。
【0015】上述のようにカバー本体3を閉じると、カ
バー本体3の突起10によって画像形成装置本体1のス
イッチ9が押圧され、画像形成動作が実行可能な状態と
なる。このようにして、画像形成動作が実行されるので
ある。
【0016】ここで、先にも説明したように、上述の画
像形成装置の要素を誤って画像形成装置本体1内の所定
の位置に正しくセットせずにカバー本体3を閉じて画像
形成動作を開始してしまったとすると、ミスコピーや記
録紙のジャムなどのトラブルが発生する。例えば、定着
ユニット7を画像形成装置本体1内の所定のセット位置
まで完全に押し込まずにカバー本体3を閉じ、或いは手
動操作レバー8を実線のセット位置に戻すことを忘れた
ままカバー本体3を閉じて画像形成動作を開始させたと
すれば、記録紙の搬送トラブルの発生を免れない。
【0017】そこで、前カバー2には、前述のじゃま部
材4,4Aが設けられており、かかるじゃま部材4,4
Aは、カバー本体3が閉位置を占めたとき、画像形成装
置本体1の前面側を向くカバー本体の内面11に付設さ
れている。本例では、画像形成装置本体1内の定着ユニ
ット7と手動操作レバー8のそれぞれに対応する位置に
1個ずつの、合計2個のじゃま部材4,4Aが設けられ
ているが、その数は画像形成装置本体内の要素に適宜対
応させて1又は3以上であってもよい。
【0018】ところで、じゃま部材自体は、図5に符号
104,104Aを付して示すように、従来の画像形成
装置のカバー本体3にも設けられていた。従来のじゃま
部材104,104Aは、カバー本体3の内面11に一
体に固着されており、カバー本体3を閉じたとき、画像
形成装置本体1内の要素、例えば定着ユニット7や手動
操作レバー8が画像形成装置本体1内の所定の位置にセ
ットされていないと、じゃま部材104,104Aがそ
の要素に当接してカバー本体3の完全な閉鎖が禁止され
る。このため、オペレータは画像形成装置本体1内の要
素が正しくセットされていないことを知ることができ
る。またカバー本体3が完全に閉鎖しないため、スイッ
チ9が突起10に押圧されず、画像形成動作を開始でき
ない。このようにして、画像形成装置本体内の要素が正
しくセットされないまま画像形成動作が実行されること
を阻止でき、ミスコピーや記録紙のジャムなどのトラブ
ルの発生を未然に防止することができる。
【0019】ところが、従来のじゃま部材104,10
4Aは、図5からも判るようにカバー本体3の内面11
から大きく突出しているので、作業者がカバー本体3を
開いて定着ユニット7を手前側に引き出したり、ジャム
紙の除去作業などを行うとき、じゃま部材104,10
4Aが邪魔となって、その作業能率が低下する不具合を
免れない。
【0020】また、定着ユニット7などの要素が所定の
位置にセットされたとき、その要素が画像形成装置本体
1の比較的奥側の位置を占めるように、その要素の位置
が定められている場合には、カバー本体3を閉じると
き、じゃま部材104,104Aが不完全セット状態の
要素に確実に当るように、カバー本体3の内面11から
のじゃま部材104,104Aの突出高さHを大きくし
なければならない。このようにすれば、カバー本体3を
開いて所定の作業を行うとき、このじゃま部材104,
104Aが増々作業者の邪魔となり、作業をしずらくな
る。
【0021】そこで、画像形成装置本体1にセットされ
る要素の位置を手前側にずらした位置に設定し、じゃま
部材104,104Aの突出高さHを小さくできるよう
にすることも考えられるが、このようにすれば画像形成
装置本体1内の各要素のレイアウト上の自由度が狭ま
り、画像形成装置のコストアップを招く原因ともなりか
ねない。
【0022】そこで、図1及び図2に示した実施例で
は、各じゃま部材4,4Aがカバー本体3の内面11に
回動可能に枢着されている。これらのじゃま部材4,4
Aとその枢着に関する構成は、共に実質的に同一である
ため、一方のじゃま部材4とこれに関連する構成だけを
説明する。
【0023】図3は、カバー本体3を閉位置にもたらし
たときのじゃま部材4の様子を示している。この図及び
図2から判るように、じゃま部材4はその回動中心側の
基端部が、カバー本体3の内面11に固着された支持ブ
ラケット12に枢ピン13を介して矢印B,C方向に回
動可能に枢着されている。この枢ピン13の中心軸線X
は、画像形成装置本体1に対するカバー本体3の回動軸
線Y、すなわちヒンジ5の軸線とほぼ平行に位置してい
る。すなわち、じゃま部材4は、カバー本体3の内面1
1に対して、カバー本体3の回動軸線Yとほぼ平行な軸
線Xのまわりに回動可能に枢着されているのである。
【0024】図2に示すように、カバー本体3を開位置
にもたらし、これをほぼ水平な状態に保持したとき、同
図に示すようにじゃま部材4はカバー本体3の内面11
に対して倒れた退避位置を占める。このため、じゃま部
材4は必要とされる所定の長さLを有しているが、その
突出高さhは従来のじゃま部材よりも大幅に低くなる。
このため、作業者はじゃま部材4に何ら邪魔されること
なく、前述の所定の作業を遂行することができる。
【0025】これに対し、カバー本体3を、画像形成装
置本体1の下部に設けられたヒンジ5のまわり、すなわ
ちカバー本体3の回動軸線Yのまわりに回動させ、カバ
ー本体3の自由端が上となるように、カバー本体3を図
1に示した閉位置にもたらすと、この閉動時の衝撃や慣
性によって、じゃま部材4は図3に示すように枢ピン1
3の軸線Xのまわりを矢印B方向に回動し、当該じゃま
部材4はカバー本体3の内面11に対して立上った起立
位置を占める。じゃま部材4が画像形成装置本体1の内
部へ向いて突出するのである。このとき、支持ブラケッ
ト12に突設されたストッパ14にじゃま部材4が当
り、じゃま部材4は図3に示した起立位置にて停止す
る。
【0026】上述のように、カバー本体3を閉位置にも
たらせば、じゃま部材4は起立するので、画像形成装置
本体1内の要素、この例では定着ユニット7が、その本
体1内の所定の位置にセットされていない状態でカバー
本体3を閉じると、じゃま部材4が図4に示すように定
着ユニット7に当接し、カバー本体3の完全な閉鎖が禁
止される。
【0027】このため、従来と同様に、作業者は定着ユ
ニット7が画像形成装置本体1内の所定の位置にセット
されていないことを知り、或いはスイッチ9が突起10
によって押圧されずに画像形成動作の開始が禁止され、
ないしは画像形成装置本体1の表示部に前カバー2が閉
鎖されていない旨の表示がなされる。よって、定着ユニ
ット7を不完全セット状態で画像形成動作が行われるこ
とはない。作業者が再度カバー本体3を開き、定着ユニ
ット7を正しい位置まで押し込めば、再びカバー本体3
を閉じるとき、じゃま部材4が定着ユニット7に当るこ
とはなく、カバー本体3を完全に閉鎖することができ
る。このとき、スイッチ9が突起10によって押圧さ
れ、画像形成動作は実行可能状態となり、支障なく所定
の画像形成動作を遂行することができる。
【0028】もう一方のじゃま部材4Aも、前述のよう
に、上述したじゃま部材4と全く同様に構成され、手動
操作レバー8が図2に鎖線で示した非セット位置にある
状態でカバー本体3を閉じると、じゃま部材4Aがその
手動操作レバー8に当り、カバー本体3の完全な閉鎖が
禁止される。手動操作レバー8を図2に実線で示したセ
ット位置に回動させてカバー本体3を閉じ直せば、これ
を完全に閉じることができ、画像形成動作を開始するこ
とができる。
【0029】カバー本体3を図2に示すように開けば、
そのときの衝撃ないしは慣性によってじゃま部材4,4
Aは図2に示した退避位置に回動する。このようにカバ
ー本体3の開閉に伴ってじゃま部材4,4Aは退避位置
と起立位置との間を回動するが、この回動がより一層円
滑かつ確実に行われるように、各じゃま部材4,4Aの
重心の位置を設定することが望ましい。
【0030】上述のようにして、カバー本体3を開いた
ときは、じゃま部材4,4Aが退避位置を占めるので、
これが作業者の邪魔とならず、しかもカバー本体3を閉
じると、じゃま部材4,4Aは起立位置を占めるので、
これがその本来の機能を支障なく果すことができる。
【0031】ところで、本例では図3に示すように、カ
バー本体3を閉位置にもたらし、じゃま部材4が起立位
置を占めたとき、じゃま部材4はほぼ水平な態位をとる
が、このとき、その先端部15の下部16が、その上部
17よりも画像形成装置本体1の内側へ突出するよう
に、その先端部15が上下鉛直線Vに対して鋭角(0°
<θ<90°)をなすように傾斜している。
【0032】かかる構成によれば、画像形成装置本体1
内の要素、この例では定着ユニット7が所定の位置にセ
ットされていない状態でカバー本体3を閉じると、じゃ
ま部材4の先端部15が図4に示すように定着ユニット
7に当るが、このとき先端部15は上述のように傾斜し
ているので、じゃま部材4が退避位置へ向けて回動する
ことが阻止される。このため、じゃま部材4が確実に定
着ユニット7に当り、カバー本体3の完全な閉鎖を確実
に禁止することができる。もしも、じゃま部材4が定着
ユニット7に当ったとき、このユニット7から加えられ
る反力によってじゃま部材4が退避位置へ向けて回動し
てしまうようなことがあると、カバー本体3は完全に閉
位置まで回動できることになり、定着ユニット7が不完
全セット状態にあることを検知することができなくな
る。
【0033】もう一方のじゃま部材4Aについても上述
したところと同様に構成されている。このようにカバー
本体3を閉位置にもたらすべく回動させ、これに伴って
じゃま部材4,4Aが起立位置を占め、当該じゃま部材
4,4Aの自由端側の先端部15が、画像形成装置本体
1内の所定の位置にセットされていない要素に当接した
とき、当該要素がじゃま部材の先端部15に当接してじ
ゃま部材4,4Aが退避位置へ向けて回動することを阻
止するように、じゃま部材4,4Aの先端部15の形状
が設定されているのである。
【0034】本発明は、複写機以外の各種画像形成装
置、例えばファクシミリやプリンタなどにも広く適用で
きるものであり、また先にも説明したように、じゃま部
材の数は適宜設定できるものである。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の前カバーによれば、カ
バー本体を開位置にもたらしたとき、じゃま部材がカバ
ー本体の内面に対して倒れた退避位置を占め、カバー本
体を閉位置にもたらしたとき、じゃま部材がカバー本体
の内面に対して立上った起立位置を占めるので、カバー
本体を開いたとき、じゃま部材に邪魔されることなく所
定の作業を遂行でき、またカバー本体を閉じるときは、
じゃま部材がその本来の機能を支障なく発揮することが
できる。
【0036】請求項2に記載の前カバーによれば、じゃ
ま部材の先端部が画像形成装置本体内の所定の位置にセ
ットされていない要素に当接したとき、じゃま部材が退
避位置へ向けて回動することが阻止されるので、じゃま
部材がその本来の機能をより確実に果すことができる。
【0037】請求項3に記載の前カバーによれば、上述
した作用を、簡単な構成によって達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カバー本体を閉じたときの画像形成装置の外観
斜視図である。
【図2】カバー本体を開いたときの画像形成装置の外観
斜視図である。
【図3】カバー本体を閉位置にもたらしたときのじゃま
部材の様子を示す部分断面図である。
【図4】カバー本体を閉じるとき、画像形成装置本体内
の定着ユニットが所定の位置にセットされておらず、じ
ゃま部材がその定着ユニットに当接したときの状態を示
す部分断面図である。
【図5】従来の前カバーを有する画像形成装置を示す、
図2と同様な斜視図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置本体 2 前カバー 3 カバー本体 4 じゃま部材 4A じゃま部材 11 内面 15 先端部 16 下部 17 上部 V 上下鉛直線 X 軸線 Y 軸線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体の前面側の下部に基端
    部が枢着されていて、画像形成装置本体の前面を閉鎖す
    る閉位置と、当該前面を開放する開位置との間を回動可
    能なカバー本体と、該カバー本体が閉位置を占めたと
    き、画像形成装置本体の前面側を向くカバー本体の内面
    に付設されたじゃま部材とを具備し、画像形成装置本体
    内の要素が当該本体内の所定の位置にセットされていな
    い状態で前記カバー本体を閉じるとき、前記じゃま部材
    が前記要素に当接してカバー本体の完全な閉鎖を禁止す
    る画像形成装置の前カバーにおいて、 前記カバー本体を開位置にもたらしたとき、じゃま部材
    がカバー本体の内面に対して倒れた退避位置を占め、か
    つカバー本体を閉位置にもたらしたとき、じゃま部材が
    カバー本体の内面に対して立上った起立位置を占めるよ
    うに、当該じゃま部材を、前記カバー本体の内面に対し
    て、カバー本体の回動軸線とほぼ平行な軸線のまわりに
    回動可能に枢着したことを特徴とする画像形成装置の前
    カバー。
  2. 【請求項2】 カバー本体を閉位置にもたらすべく回動
    させ、これに伴ってじゃま部材が起立位置を占め、当該
    じゃま部材の自由端側の先端部が、画像形成装置本体内
    の所定の位置にセットされていない要素に当接したと
    き、当該要素がじゃま部材の先端部に当接してじゃま部
    材が退避位置へ向けて回動することを阻止するように、
    じゃま部材の先端部の形状を設定した請求項1に記載の
    画像形成装置の前カバー。
  3. 【請求項3】 カバー本体を閉位置にもたらし、じゃま
    部材が起立位置を占めたとき、当該じゃま部材の先端部
    の下部がその上部よりも画像形成装置本体の内側へ突出
    するように、当該先端部が上下鉛直線に対して鋭角をな
    している請求項2に記載の画像形成装置の前カバー。
JP6173213A 1994-07-02 1994-07-02 画像形成装置の前カバー Pending JPH0816064A (ja)

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