JP2008100818A - 用紙ガイド機構及びそれを用いたプリンタ - Google Patents

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隆司 森山
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Abstract

【課題】エッジガイドを引っ掛かりにくくすると共に小形状・薄厚な形成によってコンパクト化が可能となる用紙ガイド機構及びそれを用いたプリンタを提供する。
【解決手段】用紙を装置ケース内の媒体搬送路へ供給可能な手差し給紙部9と、手差し供給部9に設けられ、用紙を案内する傾斜板19aを有するシートガイド19と、シートガイド19に設けられ、傾斜板19aの上面に供給される用紙の幅方向にスライド可能なエッジガイド21と、エッジガイド21に形成された操作部41とを備える。傾斜板19aにはエッジガイド21のスライド方向に延在する一対の平行なスリット19b,19bが穿設され、エッジガイド21の裏面にはスリット19bにそれぞれ嵌入する第1及び第2の摺接凸部が垂設され、操作部41の略直下に位置する第1の摺接凸部が、操作部41と離間して位置する第2の摺接凸部よりもスリットの長手方向に沿う長い摺接長を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シート状の媒体を装置本体の上方から供給する媒体供給部の用紙ガイド機構及びそれを用いたプリンタに関する。
インクジェット記録装置などのプリンタでは、記録する媒体(用紙)として所謂カット紙が主に用いられている。カット紙に印刷する場合には、積層したカット紙をホッパーに一旦保持させた後、最上層のカット紙から順に用紙供給部により搬送部へ給紙させ、搬送部により記録部へ搬送させている。この用紙搬送時は用紙が斜行し易いので、例えば用紙の幅方向の一側端は、装置本体に設けられている給紙口の一側壁に接触させて案内するとともに、用紙の幅方向の他側端は、給紙口の後壁に取り付けられているエッジガイドに接触させて案内するようになっている(例えば特許文献1,2,3参照)。
図9に示すように、従来、この種の用紙ガイド機構500は、シートガイド501の傾斜板503に、操作部505を立設させたエッジガイド507を、用紙の幅方向(図9の矢印X方向)にスライド自在に取り付けていた。すなわち、エッジガイド507は、下面に断面コ字状の把持空間509が形成され、この把持空間509が傾斜板503の上縁503a,下縁503bを挟持することで、傾斜板503に沿って用紙の幅方向にスライド自在に支持されていた。
特開平8−217259号公報 特開平10−109792号公報 特開2003−104568号公報
しかしながら、従来の用紙ガイド機構500は、エッジガイド507の下面に形成された断面コ字状の把持空間509によって、傾斜板503の上縁503a,下縁503bに、スライド方向に沿う同一の摺接長L,Lで摺接していた。このため、操作部505がエッジガイド507の用紙搬送方向(図9の矢印Y方向)の一方に偏って配置されており、操作部505に近接した摺接部511を中心に、エッジガイド507に回転モーメントが生じる。その結果、所謂こじれが発生し、操作部505と離間して位置する摺接部513と傾斜板503の下縁503bとの摩擦が大きくなることがあった。
このようなこじれが発生すると、エッジガイドが引っ掛かり易くなり、操作性を低下させた。また、摺接によって大きな摩擦が生じると、繰り返しの操作によって摩擦部に摩耗が生じ、摩耗によって発生した粉末等が印刷乱れの原因となる虞もあった。
さらに、エッジガイドの操作力が大きいと、エッジガイドの強度を高めるために操作部等を大きくし、厚みも厚くしなければならないため、製造コストが増大する不利もあった。
また、エッジガイドには、こじれを低減させてスムースなスライドを可能にするために、付勢部材が設けられる場合もあるが、これによってもエッジガイドが大きくなり、製造コストが増大するとともに、占有スペースが増大する問題もあった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、摩擦を小さくしてエッジガイドを引っ掛かりにくくできるとともに、コンパクト化が可能な用紙ガイド機構及びそれを用いたプリンタを提供し、シートガイドの操作性向上と製造コストの低減を図ることを目的とする。
本発明に係る上記目的は、シート状の媒体を装置本体の上方から装置本体内の媒体搬送路へ供給可能な媒体供給部と、
前記媒体供給部に設けられ前記媒体を案内する傾斜板を有するシートガイドと、
前記シートガイドに設けられ、前記傾斜板の上面に供給される前記媒体の幅方向にスライド可能なエッジガイドと、
前記エッジガイドの表面に形成された操作部と、を備える用紙ガイド機構であって、
前記傾斜板には前記エッジガイドのスライド方向に延在する一対の平行なスリットが穿設され、
前記エッジガイドの裏面には前記スリットにそれぞれ嵌入する第1及び第2の摺接部が垂設され、
前記操作部の略直下に位置する前記第1の摺接部が、前記操作部と離間して位置する前記第2の摺接部より前記スリットの長手方向に沿う長い摺接長を有することを特徴とする用紙ガイド機構により達成される。
上記構成の用紙ガイド機構によれば、一方のスリットに摺接する第1の摺接部は、操作部の略直下に位置すると共に、第2の摺接部より前記スリットの長手方向に沿う長い摺接長を有している。
そこで、操作部を把持してエッジガイドを摺動させる際、第1の摺接部を中心とした回転モーメントがエッジガイドには発生し難く、こじれ難い。また、他方のスリットに摺接する第2の摺接部は、第1の摺接部の摺接長より短いので、エッジガイドに回転モーメントが生じた際にもスリットとの摩擦を小さく抑止できる。
従って、スリットに沿って摺動させる際にエッジガイドを引っ掛かり難くでき、エッジガイドのスムースなスライドが可能となる。そこで、操作性が向上すると共に操作部を従来よりも小形状かつ薄厚に形成することができ、エッジガイドをコンパクトにできるとともに、製造コストも低減することができる。
尚、上記構成の用紙ガイド機構において、前記エッジガイドが、前記傾斜板の裏面側に配置されたスライダに前記摺接部を介して連結され、該スライダとの間で前記シートガイドを挟んでスライド可能となることが望ましい。
このような構成の用紙ガイド機構によれば、分解性及び組立性能が向上し、エッジガイドの部品寿命の延命が可能となる。即ち、従来のエッジガイドは、把持空間を形成する組立部が部材の弾性力により傾斜板の上縁及び下縁を挟持する構成であるので、分解組立時にはこの組立部が劣化若しくは破損する可能性があった。
また、上記構成の用紙ガイド機構において、前記スライダが、前記傾斜板の裏面を押圧付勢する付勢部材を備えることが望ましい。
このような構成の用紙ガイド機構によれば、スライダに設けられた付勢部材が傾斜板の裏面を押圧付勢することで、エッジガイドが傾斜板に密接し、エッジガイド及びスライダがガタツキ無く傾斜板に支持される。
また、上記構成の用紙ガイド機構において、前記付勢部材と前記傾斜板の裏面との間に、低摩擦部材が介装されることが望ましい。
このような構成の用紙ガイド機構によれば、付勢部材が低摩擦部材を介して傾斜板の裏面を押圧するので、摩擦抵抗を増大させることなく、付勢部材による押圧力を傾斜板に作用させることができる。そこで、低摩擦によるスムースなスライドをガタツキ無く実現できる。
また、本発明に係る上記目的は、上記用紙ガイド機構と、前記媒体供給部から前記装置本体内の媒体搬送路へ供給された前記媒体に所望のパターンを記録する記録手段とを備えたことを特徴とするプリンタにより達成される。
上記構成のプリンタによれば、用紙ガイド機構のエッジガイドがスムースにスライド可能となるので、繰り返しの操作によっても、エッジガイドの摩耗が生じ難くなり、摩耗によって発生した粉末等が印刷乱れの原因となるのを防止できる。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る用紙ガイド機構及びそれを用いたプリンタを詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るに用紙ガイド機構を備えたプリンタを後方から視た外観斜視図、図2は開閉カバーユニットの後方側から視た斜視図、図3は開閉カバーユニットの前方側から視た斜視図、図4は媒体供給部の後方側から視た斜視図である。
本実施形態に係るプリンタ1は、図1に示すように、手差し給紙及びフロント給・排紙タイプの業務用プリンタであり、下部ケース3と上部ケース5とから構成される装置本体(装置ケース)7の前面中央に、シート状の媒体である用紙を装填した略箱形の不図示の用紙カセットが着脱自在に装着される。
プリンタ1は、装置ケ−ス7の後方側における上部に、媒体供給部としての手差し給紙部9を備えており、この手差し給紙部9によって後部上方側からの手差しによる給紙が可能とされている。また、用紙カセットの上面開放部を覆うように、印刷が終了した用紙を受ける排紙トレイ11が装備されている。また、装置ケース7の前面の両側には、動作状態を表示する不図示の表示部や、内側にインクカートリッジを収容する不図示のカートリッジ収容部が設けられている。
装置ケース7内には、用紙カセットに積層収容されている用紙を一枚ずつ装置後方に繰り出す不図示の媒体搬送路と、下流側の媒体搬送路において用紙上に文字や図形等の画像を記録する不図示の記録部と、記録部によって印刷が済んだ用紙を装置前面の排紙トレイ11に排出する不図示の排出搬送機構等が組み込まれている。
手差し給紙部9は、用紙カセットとは別に媒体搬送路へ用紙を給紙するものである。本実施形態の場合、装置ケース7の後部には、一対の開閉レバー13,15のスライド操作による施錠・解錠操作によって開閉可能な開閉カバーユニット17が設けられている。そして、この開閉カバーユニット17の内側に手差し給紙部9が一体的に取り付けられている。したがって、この開閉カバーユニット17を開くことで、手差し給紙部9の供給口9aを外部に露出させることができる。
開閉カバーユニット17は、図2に示すように、後面壁17aと、その両側に一体形成された側壁17bとを備えていて、側壁17bの下部には、支持ピン17cが突設されている。開閉カバーユニット17は、両側の支持ピン17cを装置ケース7の対応箇所に回転自在に嵌合させることで、支持ピン17cを回転支点として回動可能な状態で装置ケース7に結合されている。また、開閉カバーユニット17には、装置内に向けて形成された庇状の鍔部17eが一体的に設けられている。
開閉カバーユニット17は、開閉レバー13,15が互いに接触するまで押圧されると、不図示の錠止棒が装置ケース7側の錠止孔から離脱し、錠止が解除された解錠状態となり、後方に開くことが可能になる。
この開閉カバーユニット17の上部に設けられた手差し給紙部9は、図3に示すように、側壁17b間に亘って設けられたシートガイド19と、このシートガイド19に取り付けられ、このシートガイド19に沿って移動可能に支持されたエッジガイド21と、側壁17bの上端に設けられた用紙案内部23とを備えている。
シートガイド19は、断面視にて装置後方から前方へ向かって次第に傾斜する傾斜板19aを有しており、この傾斜板19aの表面側にエッジガイド21がスライド可能に取り付けられている。
シートガイド19の傾斜板19aには、エッジガイド21のスライド方向に延在する一対の平行なスリット(長孔)19b,19bが穿設されている。また、傾斜板19aの裏面側には、図4に示すように、スライダ25が設けられている。
このスライダ25は、スリット19b,19bにそれぞれ嵌入するエッジガイド21の第1及び第2の摺接凸部43,45を介して該エッジガイド21に取付ネジ27で連結され、スライダ25との間で傾斜板19aを挟むことにより、エッジガイド21をシートガイド19に対してスライド可能に保持している。
図5はエッジガイドの裏面から視た斜視図、図6はスライドの裏面から視た斜視図、図7は低摩擦部材及び付勢部材の従来構成を(a)、本実施形態による構成を(b)に表した模式図、図8は本実施形態の摺接長を説明する模式図である。
スライダ25には、図7(b)に示すように、シートガイド19の傾斜板19aの裏面側に配置された低摩擦部材である押圧体29と、この押圧体29を傾斜板19aの裏面に向かって所定の付勢力にて押圧付勢する圧縮バネ等の付勢部材31とが設けられている。付勢部材31は、図6に示す収容孔35に収容保持される。また、押圧体29は、付勢部材31を押し込めた状態で、スライダ25の枠部37内に配置される。なお、スライダ25のスライド方向に沿った両側縁には、傾斜板19aに対するガイドリブ39,39が垂設されている。
エッジガイド21と傾斜板19a、或いは傾斜板19aとスライダ25との間には、スライダ25のスライド方向と直交する方向の僅かな間隙が存在しているが、スライダ25に設けられた付勢部材31が傾斜板19aの裏面を押圧することで、エッジガイド21が傾斜板19aに密接し、エッジガイド21及びスライダ25がガタツキ無く傾斜板19aに支持されるようになっている。
また、付勢部材31と傾斜板19aの裏面との間に、押圧体29が介装されることで、付勢部材31が押圧体29を介して傾斜板19aの裏面を押圧付勢するので、摩擦抵抗を増大させることなく、付勢部材31による押圧力を傾斜板19aに作用させることができる。その結果、低摩擦によるスムースなスライドをガタツキ無く実現できる。
シートガイド19には、その一端側に、上方へ立設されたガイド板19cと、傾斜板19aに対して用紙が挿通可能な隙間をあけて平行に延在する押さえ板19dとが形成されている。また、エッジガイド21には、ガイド板19cと反対側の側部に、上方へ立設されたガイド板21aと、エッジガイド21の上面に対して用紙が挿通可能な隙間をあけて平行に延在する押さえ板21bとが形成されている。そして、エッジガイド21をシートガイド19に対してスライドさせることにより、各ガイド板19c,21a間の間隔が調整可能とされている。
図5に示すように、エッジガイド21は、ガイド板21aの上端が操作部41となっている。エッジガイド21の裏面には一対のスリット19b,19bに嵌入する第1及び第2の摺接凸部(摺接部)43,45が垂設されている。更に、これら第1及び第2の摺接凸部43,45には、スライダ25を連結する為の取付ネジ27が螺合するネジ部46が形成されている。
尚、本実施形態に係る第1の摺接凸部43は、スリット19bの長手方向に沿って突設されて所定の摺接長L1を有する略直方体形状の凸部から成るが、例えば、スリット19bの長手方向に沿って離間して突設されて所定の摺接長L1を有する一対の摺接凸部によって、第1の摺接部を構成することもできる。また、摺接部の形状も、直方体形状に限らず、円筒状など種々の形状を採り得る。
そして、操作部41の略直下に位置する第1の摺接凸部43は、操作部41と離間して位置する第2の摺接凸部45よりスリット19bの長手方向に沿う長い摺接長L1を有している。即ち、第2の摺接凸部45の摺接長L2は、第1の摺接凸部43の摺接長L1より短くなっている。
即ち、一方のスリット19bに摺接する第1の摺接凸部43は、操作部41の略直下に位置すると共に、第2の摺接凸部45よりスリット19bの長手方向に沿う長い摺接長L1を有しており、操作部41を把持してエッジガイド21を摺動させる際、第1の摺接凸部43を中心とした回転モーメントがエッジガイド21には発生し難く、こじれ難い。
また、図8に示すように、他方のスリット19bに摺接する第2の摺接凸部45の摺接長L2は、第1の摺接凸部43の摺接長L1より短いので、エッジガイド21に回転モーメントが生じ、第2の摺接凸部45がスリット19bに押圧される際にもスリット19bとの摩擦を小さく抑止できる。
これにより、エッジガイド21を引っ掛かり難くでき、エッジガイド21のスムースなスライドが可能となっている。
次に、上記のように構成された用紙ガイド機構の作用を説明する。
手差し給紙部9にて用紙を供給する場合は、まず、閉状態の用紙案内部23を引き上げ、用紙案内部23の案内板23aが略垂直に立設する位置まで回動させる。このようにすると、手差し給紙部9の供給口9aが開口される。この状態にて、エッジガイド21をスライドさせてガイド板19c,21a同士の間隔を手差しにて供給する用紙のサイズに合わせる。
このようにしたら、上方から用紙をガイド板19c,21a同士の間に差し込み、押さえ板19dと傾斜板19aの上面との隙間及び押さえ板21bとエッジガイド21の上面との間に挿入する。このようにすると、この手差し給紙部9を介して用紙が媒体搬送路へ導入される。その後、印刷指令が入ると、手差し給紙された用紙が不図示の紙送りローラによって記録部へ送り込まれ、印刷処理が行われる。
このとき、先端側がシートガイド19の傾斜板19aに供給された用紙は、略垂直に立設された案内板23a及びこの案内板23aの内面側にてシートガイド19の傾斜板19aの表面に対して案内板23a側へ凹むような湾曲形状に形成された案内リブ23fによって上方へ屈曲され、後端側が立設される。これにより、手差しにて供給した用紙の後端側の装置後方側への折れ曲がりを抑制することができる。
本実施形態に係る用紙ガイド機構は、傾斜板19aの裏面側に配置されたスライダ25によってエッジガイド21をシートガイド19に支持する構造であるので、図7(a)に示す従来構成のように、手差しする用紙を案内する傾斜板503の表面側にてエッジガイド507をスライド可能に支持するとともに、エッジガイド507に付勢部材515及び押圧体517を設けた場合と比較して、エッジガイド21をスライドさせることによる傾斜板19aの表面における損傷を少なくすることができる。また、シートガイド19の傾斜板21aに対してスライダ25を付勢することにより、傾斜板19aに対してガタツキなくエッジガイド21をシートガイド19に支持させることができ、手差しする用紙を傾斜板19aの表面側にて常に良好に案内させることができる。
即ち、本実施形態に係る用紙ガイド機構によれば、操作部41を把持してエッジガイド21を摺動させる際、第1の摺接凸部43を中心とした回転モーメントがエッジガイド21には発生し難く、こじれ難い。また、第2の摺接凸部45の摺接長L2は、第1の摺接凸部43の摺接長L1より短いので、エッジガイド21に回転モーメントが生じ、第2の摺接凸部45がスリット19bに押圧される際にもスリット19bとの摩擦を小さく抑止できる。
従って、エッジガイド21のスムースなスライドを可能にして、操作性を向上させることができる。また、エッジガイド21のスムースなスライドを実現できるので、操作部41を従来よりも小形状かつ薄厚に形成することができ、エッジガイド21をコンパクトにできるとともに、製造コストも低減することができる。
更に、本実施形態に係るプリンタ1によれば、エッジガイド21の良好な操作によって、用紙の斜行が発生し難くなり、手差し給紙部9に手差しした媒体を傾斜板19aに沿って媒体搬送路へ円滑に案内し、給紙不良による記録生産性の低下を防止することができる。また、用紙ガイド機構のエッジガイド21がスムースにスライド可能となり、摺接による大きな摩擦が生じないので、繰り返しの操作によっても、エッジガイド21の摩耗が生じ難くなり、摩耗によって発生した粉末等が印刷乱れの原因となるのを防止できる。
なお、本発明に係る用紙ガイド機構は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形状を採り得ることは云うまでもない。
例えば、本発明に係る用紙ガイド機構は、上記の実施形態として説明したプリンタに適用される場合に限らない。すなわち、本発明に係る用紙ガイド機構は、例えば、スキャナ、コピー機、ファックス、紙幣両替機、発券機など、上記実施形態と同様な媒体搬送路、媒体供給部が装備される各種機器に応用して上記と同様の効果を奏するものである。
本発明の一実施形態に係るに用紙ガイド機構を備えたプリンタを後方から視た外観斜視図である。 開閉カバーユニットの後方側から視た斜視図である。 開閉カバーユニットの前方側から視た斜視図である。 媒体供給部の後方側から視た斜視図である。 エッジガイドの裏面から視た斜視図である。 スライドの裏面から視た斜視図である。 低摩擦部材及び付勢部材の従来構成を(a)、本実施形態による構成を(b)に表した模式図である。 本実施形態の摺接長を説明する模式図である。 従来のエッジガイドの構成及び摺接長を(a),(b)で表した模式図である。
符号の説明
1…プリンタ、7…装置ケ−ス(装置本体)、9…手差し給紙部(媒体供給部)、9a…供給口、17…開閉カバーユニット、19…シートガイド、19a…傾斜板、19b…スリット、21…エッジガイド、23…用紙案内部、25…スライダ、29…押圧体(低摩擦部材)、31…付勢部材、41…操作部、43…第1の摺接凸部(摺接部)、45…第2の摺接凸部(摺接部)、L1,L2…摺接長

Claims (5)

  1. シート状の媒体を装置本体の上方から装置本体内の媒体搬送路へ供給可能な媒体供給部と、
    前記媒体供給部に設けられ前記媒体を案内する傾斜板を有するシートガイドと、
    前記シートガイドに設けられ、前記傾斜板の上面に供給される前記媒体の幅方向にスライド可能なエッジガイドと、
    前記エッジガイドの表面に形成された操作部と、を備える用紙ガイド機構であって、
    前記傾斜板には前記エッジガイドのスライド方向に延在する一対の平行なスリットが穿設され、
    前記エッジガイドの裏面には前記スリットにそれぞれ嵌入する第1及び第2の摺接部が垂設され、
    前記操作部の略直下に位置する前記第1の摺接部が、前記操作部と離間して位置する前記第2の摺接部より前記スリットの長手方向に沿う長い摺接長を有することを特徴とする用紙ガイド機構。
  2. 前記エッジガイドが、前記傾斜板の裏面側に配置されたスライダに前記摺接部を介して連結され、該スライダとの間で前記シートガイドを挟んでスライド可能となることを特徴とする請求項1に記載の用紙ガイド機構。
  3. 前記スライダが、前記傾斜板の裏面を押圧付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の用紙ガイド機構。
  4. 前記付勢部材と前記傾斜板の裏面との間に、低摩擦部材が介装されることを特徴とする請求項3に記載の用紙ガイド機構。
  5. 請求項1乃至請求項4に記載の用紙ガイド機構と、前記媒体供給部から前記装置本体内の媒体搬送路へ供給された前記媒体に所望のパターンを記録する記録手段と、を備えたことを特徴とするプリンタ。
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