JP4640179B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート状の媒体を前方側から装置本体内に引き込み、円弧状経路にて反転させて直線状経路に沿って前方側の処理位置へ向かって搬送する情報処理装置に関するものである。
上記情報処理装置の一例として、パソコン等に接続されるプリンタ(印刷装置)が挙げられる。
プリンタでは、外観を提供する装置ケース内に、被搬送物である用紙等を貯留部から一枚ずつ繰り出して所定の経路に沿って搬送する搬送機構や、経路の途中に装備されて搬送されてくる用紙に文字や図形等の画像を記録する記録部や、必要に応じて記録部に所定の移動動作を付与する記録部操作機構等の各種の動作機器が組み込まれている。
また、プリンタには、装置のコンパクト化や省スペース化のために、用紙の給紙部や印刷処理した用紙の排出部をいずれも装置の前面側に配置定したフロント給・排紙タイプのものがある。このようなフロント給・排紙タイプのプリンタでは、通常、給紙用に用紙を収容した用紙カセットを装置前面の下部に配置し、印刷処理後の用紙を排出する排紙トレイを用紙カセットの上方に配置した構成で、用紙カセットと排紙トレイとの間を結ぶ円弧状経路が装置ケース内に構築されるとともに、円弧状経路に繋がる直線状経路の途中に記録部が配置される。
そして、装置ケース内の略U字状の経路は、例えば、用紙を収容した用紙カセットを開始位置として、中間ローラと略円弧状に湾曲したガイド部とによって画成される円弧状搬送部と、円弧状搬送部の出口端から所定距離離れた位置に配置された紙送りローラ対と、紙送りローラ対の下流側に配置された記録部を経て装置前面の排紙トレイに導く排出搬送機構とにより構成される。
なお、円弧状搬送部内や、円弧状搬送部から紙送りローラ対までの区間は、用紙の先端部の反り返りやスキューのために、紙ジャムが発生し易い。そこで、紙ジャムが発生した時に、これらの搬送部におけるローラ等を用紙から離間させる接触解除機構を設ける技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−154693号公報
ところで、フロント給・排紙だけでなくリヤ給・排紙も可能なプリンタの要求があり、このため、フロント給・排紙タイプのプリンタにおいて、円弧状搬送部の上方側に、プリンタ後部側から用紙を一枚ずつ送り込む後方給紙機構を取り付けることも考えられている。しかし、このように円弧状搬送部の上方側に後方給紙機構を取り付けると、装置全体の大型化を招いてしまい、また、後方給紙機構が装置の後方側に突出するため、設置スペースが大きくなってしまう。
また、上記のような円弧状搬送部を備えたプリンタにあっては、紙ジャム時に、搬送部を外部に露出させてジャムを生じている紙を迅速に取り除ける構造が望まれる。ところが、円弧状搬送部の上方に大きな後方給紙機構を設けると、円弧状搬送部を露出する構造とするのが困難となってしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、装置の大型化を招くことなく前方側のみならず後部上方側からも容易に媒体を供給することができ、しかも、経路を容易に露出して詰まった媒体を容易に除去することが可能な情報処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、シート状の媒体を前方側から装置本体内に引き込み、円弧状経路にて反転させて直線状経路に沿って前方側の処理位置へ向かって搬送する情報処理装置であって、前記装置本体の後部に、装置本体の後方を開閉する開閉カバーユニットを備え、前記開閉カバーユニットに、前記媒体を前記装置本体の後部上方から手差しにて一枚ずつ前記直線状経路へ供給可能な手差し供給部を備え、前記手差し供給部は、前記装置本体の後部上方から前記直線状経路へ向かって傾斜されて前記媒体を前記直線状経路へ案内する傾斜板を有するシートガイドを備え、前記開閉カバーユニットを開くことにより、前記円弧状経路及び前記手差し供給部の手差し経路が露出されることを特徴とする。
この構成の情報処理装置によれば、装置本体の後部上方から手差しにて媒体を一枚ずつ供給することができる。
つまり、装置本体の後部側から媒体を一枚ずつ繰り出して送り込む後方給紙機構を取り付けることによる装置の大型化を招くことなく、前方側からの媒体の供給のみならず手差しによる後部上方側からの媒体の供給も容易に行うことができる。
また、開閉カバーユニットを開くことにより、円弧状経路及び手差し経路が露出されるので、これらの経路にてジャム障害を生じた媒体を極めて容易に取り除いて障害を解消することができる。
また、手差し供給部に手差しした媒体を傾斜板に沿って直線状経路へ円滑に案内することができる。
また、この情報処理装置は、前記開閉カバーユニットに、前記直線状経路の延長線上に後方経路が形成され、前記装置本体の後面側から前記後方経路を介して前記直線状経路へ前記媒体が導入可能とされていることが好ましい。
この構成によれば、前方側からの媒体の供給、後部上方側からの媒体の供給のみならず、装置本体の後面側からの媒体の供給も容易に行うことができる。
また、それぞれの経路から処理位置へ引き込んだ媒体を直線状経路の延長線上の後方経路へ一旦送り出して再び処理位置へ送り込むスイッチバック動作を行うことができる。
また、この情報処理装置は、前記シートガイドの前記傾斜板の上面に、手差し供給される媒体の幅方向にスライド可能なエッジガイドが設けられ、前記シートガイド及び前記エッジガイドには、それぞれ前記媒体の側部を案内するガイド板を有することが好ましい。
この構成によれば、エッジガイドをスライドさせてシートガイドとエッジガイドのガイド板の間隔を手差しする媒体の幅寸法に合わせることにより、手差しする媒体を傾斜板に沿って直線状経路へ円滑に案内することができる。
また、この情報処理装置は、前記エッジガイドが、前記傾斜板の裏面側に配置されたスライダに連結されて前記シートガイドにスライド可能に支持されていることが好ましい。
この構成によれば、傾斜板の裏面側に配置されたスライダによってエッジガイドをシートガイドに支持する構造であるので、手差しする媒体を案内する傾斜板の表面側にてエッジガイドをスライド可能に支持した場合と比較して、エッジガイドをスライドさせることによる傾斜板の表面における損傷をなくすことができ、手差しする媒体を傾斜板の表面側にて常に良好に案内させることができる。
また、この情報処理装置は、前記スライダが、前記シートガイドの前記傾斜板に対して付勢する付勢手段を備えることが好ましい。
この構成によれば、シートガイドの傾斜板に対してスライダが付勢することにより、傾斜板に対してがたつきなくエッジガイドをシートガイドに支持させることができる。
また、この情報処理装置は、前記開閉カバーユニットに、前記装置本体のケースの一部を構成する媒体案内部が回動可能に支持され、この媒体案内部を回動させることにより、前記手差し供給部における前記媒体の供給口が開閉されることが好ましい。
この構成によれば、手差し供給部における媒体の供給口が装置本体のケースの一部を構成する媒体案内部によって開閉されるので、手差し供給部からの媒体の供給を行わない場合は媒体案内部によって供給口を閉鎖することにより、装置本体の良好な外観を得ることができる。
また、この情報処理装置は、前記媒体案内部が、開状態にて略垂直に立設されて、手差し供給される媒体の後端側を略垂直方向に沿って案内することが好ましい。
この構成によれば、手差し供給される媒体の後端側が略垂直方向に沿って立設されることにより、装置後方側へ媒体が湾曲して垂れ下がるような不具合をなくすことができ、直線状経路へ良好に媒体を送り出すことができる。
また、この情報処理装置は、前記媒体案内部に、断面視にて前記傾斜板の上面に対して円弧状に凹んだ複数の案内リブが手差し供給される媒体の幅方向に間隔をあけて形成されていることが好ましい。
この構成によれば、手差し供給される媒体の後端側を案内リブによってさらに良好に立設させることができ、装置後方側へ媒体が湾曲して垂れ下がるような不具合をより確実になくすことができ、直線状経路へ良好に媒体を送り出すことができる。
また、この情報処理装置は、前記媒体案内部が、手差し供給される媒体側へ突出し、この媒体の後端側を幅方向に湾曲させて立設させる媒体立設突起を有することが好ましい。
この構成によれば、手差し供給される媒体の後端側を幅方向に湾曲させることができ、媒体の後端の立設状態を確実に維持させることができ、特に、幅寸法の大きな媒体を手差し供給する際に好適である。
また、この情報処理装置は、前記媒体立設突起が、この媒体案内部を把持するために外面側に把持凹部を形成することにより手差し供給される媒体側へ突出されていることが好ましい。
この構成によれば、媒体案内部を開くために把持する把持凹部を形成することにより、媒体立設突起が形成されているので、把持凹部と媒体立設突起とを別々に形成する場合と比較して、コストを低減させることができる。
また、この情報処理装置は、前記媒体案内部と前記開閉カバーユニットとの間に、前記媒体案内部を所定の係合力にて閉状態に維持する係合手段が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、媒体案内部が所定の係合力にて閉状態に維持されるので、この閉状態にて開閉カバーユニットによって装置本体の後方を開いたときに、媒体案内部が不用意に開いたりするような不具合をなくすことができる。
本発明の情報処理装置によれば、装置の大型化を招くことなく前方側のみならず後部上方側からも容易に媒体を供給することができ、しかも、経路を容易に露出して詰まった媒体を容易に除去することができる。
以下、本発明に係る情報処理装置の実施形態の一例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1〜図6は本発明に係る情報処理装置の一実施形態を示したものであり、図1は本発明に係る情報処理装置の前面側斜め上方から見た斜視図、図2は図1に示した情報処理装置の後面側斜め上方から見た斜視図、図3は図1に示した情報処理装置の構造を示す側断面図、図4は開閉カバーユニット及びガイド部の後方から見た分解斜視図、図5はガイド部の前方から見た分解斜視図、図6はガイド部の正面図である。
本実施形態の情報処理装置1は、手差し給紙及びリヤ給紙可能なフロント給・排紙タイプの業務用プリンタであり、図1に示すように、下部ケース3と上部ケース5とから構成される装置ケース7の前面中央に、シート状の媒体である用紙を装填した略箱形の用紙カセット9が着脱自在に装着されている。また、この情報処理装置1は、装置ケース7の後方側における上部に、手差し給紙部(手差し供給部)30を備えており、この手差し給紙部30によって後部上方側からの手差しによる給紙が可能とされている。また、用紙カセット9の上面開放部を覆うように、印刷が終了した用紙を受ける排紙トレイ11が装備されている。また、装置ケース7の前面の両側には、動作状態を表示する表示部13や、内側にインクカートリッジを収容するカートリッジ収容部14が設けられている。
装置ケース7内には、図3に示すように、用紙カセット9に積層収容されている用紙を一枚ずつ装置後方に繰り出す用紙繰り出し機構21と、この用紙繰り出し機構21が繰り出した用紙を円弧状経路Aに沿って搬送する円弧状搬送部23と、この円弧状搬送部23から搬送されてきた用紙を直線状経路Bに沿って記録部29による処理位置に挟持搬送する紙送りローラ対25,26と、この紙送りローラ対25,26の下流側の直線状経路Bにおいて用紙上に文字や図形等の画像を記録する処理位置の記録部29と、記録部29によって印刷が済んだ用紙を装置前面の排紙トレイ11に排出する排出搬送機構31等が組み込まれている。なお、紙送りローラ対25,26は、一方が駆動ローラ25であり、他方が補助ローラ26である。
装置ケース7内の用紙カセット9、円弧状搬送部23、紙送りローラ対25,26、排出搬送機構31、及び排紙トレイ11は、前面下部の用紙カセット9から一枚ずつ装置後部に繰り出された用紙を、装置前面側に方向転換する略U字状の円弧状経路A及び直線状経路Bを形成している。
用紙繰り出し機構21は、先端に繰り出し用のピックアップローラ33を備えたフレーム34の後端が支持ピン35によって図中上下方向に回動可能に構成されている。この用紙繰り出し機構21は、フレーム34の上下方向の揺動により、用紙カセット9内の最上部の用紙に対してピックアップローラ33を接触させる。用紙繰り出し機構21は、情報処理装置1の休止時にはフレーム34が水平に維持されて、ピックアップローラ33が用紙カセット9上の用紙から離れた状態に保たれる。そして、情報処理装置1の給紙時には、支持ピン35を中心とするフレーム34の下方への回動によって、ピックアップローラ33が用紙カセット9上の用紙に押し付けられ、ピックアップローラ33の回転によって用紙カセット9上の用紙が傾斜した分離パッド36に当接して、その摩擦力と用紙のこしの強さによって分離されながら、一枚ずつ円弧状搬送部23側に繰り出される。給紙が済んで、記録部29によって印刷が開始される時には、フレーム34は元の水平状態に戻される。
円弧状搬送部23は、円弧状経路Aの外側(情報処理装置1の背面側)に設けられ略円弧状に湾曲したガイド面37を有するガイド部38と、円弧状経路Aの内側(情報処理装置1の前面側)に設けられガイド面37の下方から上方に向かって用紙を送る中間ローラ39とを備えた構成である。また、ガイド部38は、下方側に設けられたリタードローラ22と、上方側に設けられたアシストローラ24を有している。そして、ピックアップローラ33によって送り出された用紙は、中間ローラ39とリタードローラ22とによって挟持されて搬送され、さらに中間ローラ39とアシストローラ24とによって挟持されて搬送される。これにより、用紙は、円弧状経路Aに沿って搬送され、その先端部が前面側へ向けられて直線状経路Bへ送り出される。
紙送りローラ対25,26は、円弧状経路Aの出口端(円弧状搬送部23の下流側端部)から装置前面側に所定距離離れた位置に設けられており、円弧状搬送部23から送り出されてきた用紙を挟持して処理位置である記録部29の下に搬送する。
また、この情報処理装置1は、円弧状搬送部23の上方側に、前述の手差し給紙部30を備えている。この手差し給紙部30は、円弧状経路Aとは別の後部上方側から直線状経路Bへ用紙を給紙し、紙送りローラ対25,26へ送り込むものである。
本実施形態の場合、図2及び図3に示すように、ガイド部38の後方に位置する装置ケース7の後部には、一対の開閉レバー41,42のスライド操作による施錠・解錠操作によって開閉可能な開閉カバーユニット16が設けられている。そして、この開閉カバーユニット16の内側にガイド部38及び手差し給紙部30が一体的に取り付けられている。したがって、この開閉カバーユニット16を開くことで、円弧状経路A及び手差し給紙部30の手差し経路Cを外部に露出させることができる。
以下、開閉カバーユニット16の開閉構造と、開閉カバーユニット16に一体的に取り付けられたガイド部38について詳述する。
開閉カバーユニット16は、図4に示すように、後面壁16aと、その両側に一体形成された側壁16bとを備えていて、側壁16bの下部には、支持ピン16cが突設されている。開閉カバーユニット16は、両側の支持ピン16cを装置ケース7の対応箇所に回転自在に嵌合させることで、支持ピン16cを回転支点として回動可能な状態で装置ケース7に結合されている。また、開閉カバーユニット16には、装置内に向けて形成された庇状の鍔部16eが一体的に設けられている。
開閉カバーユニット16に取り付けられた開閉レバー41,42は、図4及び図5に示すように、開閉カバーユニット16の裏面に装着されるスライドガイド41a,42aと、これらのスライドガイド41a,42aによって図4及び図5に矢印A,Bで示す装置幅方向に直線移動(スライド)可能に保持されるレバー本体41b,42bと、これらのレバー本体41b,42bを互いに離間する方向に弾性付勢するばね(図示省略)とを備えている。
また、開閉レバー41,42には、開閉カバーユニット16に開口させたレバー操作用の開口部16dから突出するツマミ45,46と、図6に示すように側壁16bの外側に突出することで、装置ケース7側の錠止孔に挿入される錠止部としての錠止棒47,48とが一体的に形成されている。
そして、錠止棒47,48の先端が装置ケース7側の錠止孔に挿入された状態が施錠状態であって、この状態では開閉カバーユニット16を開くことができない。施錠状態では、ばねの弾性力により錠止棒47,48が施錠位置に向けて付勢されているため、開閉レバー41,42による解錠操作を行わない限り常に錠止棒47,48が施錠位置に配置される。そのため、情報処理装置1の通常使用時において確実に開閉カバーユニット16を閉じた位置に維持することができる。
そして、この施錠状態では、開閉カバーユニット16の開口部16dに突出している一対のツマミ45,46は、図6に示すように、一定距離Lだけ離間した状態にある。この状態で、ツマミ45,46の外側面を図6中矢印ア,イに示すように、互いに接近する方向に押圧すると、ばねの弾性力に抗して一対の錠止棒47,48が装置の幅方向の内側にスライド移動する。
そして、ツマミ45,46が互いに接触するまで押圧されると、それに伴う錠止棒47,48のスライド移動によって、各錠止棒 47,48の先端は、開閉カバーユニット16の幅寸法内に収まる位置まで退避した状態になる。これによって、各錠止棒47,48は、装置ケース7側の錠止孔から完全に離脱し、装置ケース7との錠止が解除された解錠状態になる。この解錠状態にすることで、開閉カバーユニット16は後方に開くことが可能になる。
ガイド部38は、図5に示すように、ガイド本体38aと、このガイド本体38a上に装置の幅方向に所定の離間間隔で立設された多数のリブ38bとを備えた構成で、各リブ38bの端縁に形成した湾曲面が、円弧状のガイド面37を形成する。
また、ガイド部38には、図3〜図5に示すように、ガイド面37の出口端から紙送りローラ対25,26側に突出して紙送りローラ対25,26に向けて送られる用紙をその自重により押さえて、浮き上がりやスキューの発生を防止する補助ガイド部材51が取り付けられている。この補助ガイド部材51は、図5に示すように、用紙の浮き上がりを抑えるための突起51aを、装置の幅方向に適宜間隔で配置した略櫛歯状の構造体である。
本実施形態の情報処理装置1では、開閉レバー41,42の施錠・解錠動作に連動して補助ガイド部材51を紙送りローラ対25,26に対して進行・退避させ、開閉レバー41,42の解錠動作時には補助ガイド部材51を紙送りローラ対25,26から離れる方向に退避させる補助ガイド連動機構53が装備されている。
補助ガイド連動機構53は、第1のラック・ピニオン55と第2のラック・ピニオン57とから構成されている。
第1のラック・ピニオン55は、図5に示すように、開閉レバー41,42の施錠時及び解錠時のスライド操作に伴ってスライド移動する第1ラック61と、この第1ラック61に噛合してこの第1ラック61の移動により回転駆動される一対の第1ピニオン63とからなり、第1ラック61は開閉レバー41のレバー本体41bに一体形成されている。
第2のラック・ピニオン57は、第1ピニオン63と同軸に一体形成されて第1ピニオン63と一体回転する第2ピニオン65と、この第2ピニオン65に噛合する歯が補助ガイド部材51の進退方向に沿って配列されて、第2ピニオン65の回転に伴う直線状の進退動によって補助ガイド部材51に進退移動を付与する第2ラック67とからなる。第2ラック67は、歯が第1のラックの移動方向と直交する方向に並んでいて、第2ピニオン65の回転によって、第1ラック61の移動方向と直交する方向に直線移動する。
ここで、開閉レバー41,42のツマミ45,46を解錠操作して、補助ガイド連動機構53によって補助ガイド部材51を紙送りローラ対25,26から離れる方向に退避させると、補助ガイド部材51は、鍔部16eの内側(下側)に格納される。
次に、開閉カバーユニット16の具体的な構造を説明する。
図7は開閉カバーユニットの前方側から視た斜視図、図8は開閉カバーユニットの後方側から視た斜視図、図9は手差し給紙部の後方側から視た斜視図である。
図3、図7及び図8に示すように、この開閉カバーユニット16の上部に設けられた手差し給紙部30は、側壁16b間にわたって設けられたシートガイド81と、このシートガイド81に取り付けられ、このシートガイド81に沿って移動可能に支持されたエッジガイド82と、側壁16bの上端に設けられた用紙案内部(媒体案内部)83とを備えている。
シートガイド81は、断面視にて装置後方から前方へ向かって次第に直線状経路Bへ向かって傾斜する傾斜板81aを有しており、この傾斜板81aの表面側にエッジガイド82がスライド可能に取り付けられている。
図9にも示すように、このシートガイド81の傾斜板81aの裏面には、スライダ84が設けられている。また、傾斜板81aには、長手方向にわたって長孔81bが形成されている。そして、スライダ84の裏面側から差し込まれた取付ネジ85が長孔81bへ挿通されてエッジガイド82に締結され、これにより、エッジガイド82とスライダ84とが取付ネジ85によってシートガイド81の傾斜板81aを介して互いに連結されてエッジガイド82がシートガイド81に支持されている。
また、スライダ84には、シートガイド81の傾斜板81aの裏面側に配置された弾性材料からなる押圧体86と、この押圧体86を傾斜板81aの裏面に向かって所定の付勢力にて付勢して押圧する付勢部材87とからなる付勢部(付勢手段)88を備えている。
シートガイド81には、その一端側に、上方へ立設されたガイド板81cと、傾斜板81aに対して用紙が挿通可能な隙間をあけて平行に延在する押さえ板81dとが形成されている。また、エッジガイド82には、ガイド板81cと反対側の側部に、上方へ立設されたガイド板82aと、エッジガイド82の上面に対して用紙が挿通可能な隙間をあけて平行に延在する押さえ板82bとが形成されている。そして、エッジガイド82をシートガイド81に対してスライドさせることにより、各ガイド板81c,82a間の間隔が調整可能とされている。
用紙案内部83は、上部ケース5の後部上方側にて、この上部ケース5の一部を構成するもので、上部ケース5の後部上方側の角部の形状に沿う形状に形成された案内板83aと、この案内板83aの両端部にそれぞれ形成された支持板83bとを有している。支持板83bには、側方へ突出する連結ピン83cが形成されており、この連結ピン83cが側壁16bに形成された孔部16gに係合されている。これにより、用紙案内部83は、側壁16bに対して回動可能に支持され、この用紙案内部83が回動されることにより、手差し給紙部30における用紙の供給口30aが開閉される。
また、側壁16bには、孔部16gを中心とする円弧状の長孔16hが形成されており、この長孔16hには、用紙案内部83の支持板83bに形成された係合ピン(図示略)が係合されている。これにより、用紙案内部83は、長孔16hによってその回動範囲が規制されている。具体的には、用紙案内部83は、案内板83aが上部ケース5の外面と面位置となった閉状態から案内板83aが略垂直に立設された開状態まで回動される。
側壁16bには、用紙案内部83の支持板83b側へ突出する係合突起(係合手段)16jが形成されており、用紙案内部83の支持板83bには、用紙案内部83が閉状態とされた際に係合突起16jが係合する係合凹部(係合手段)83eが形成されている。そして、この係合突起16jが係合凹部83eに係合することにより、用紙案内部83が所定の係合力にて閉状態に維持される。
また、用紙案内部83には、案内板83aの内面側における支持板83b間に、複数の案内リブ83fが形成されている。これら案内リブ83fは、用紙案内部83の断面視にて、シートガイド81の傾斜板81aの表面に対して案内板83a側へ凹むような湾曲形状に形成されている。
さらに、用紙案内部83は、案内板83aの長手方向における略中央部分に、外面側に把持凹部83gを形成することにより、内面側へ突出する用紙立設突起83hを有している。
また、開閉カバーユニット16には、図3に示すように、その高さ方向の略中央部分に、直線状経路Bへ繋がる後方経路Dが形成されている。この後方経路Dは、直線状経路Bの延長線上に形成されたもので、開閉カバーユニット16の裏面に形成された差し込み孔16kにて開口されている。
上記構造の情報処理装置1は、用紙カセット9の用紙を給紙するフロント給紙、手差し給紙部30から給紙する手差し給紙及び差し込み孔16kから給紙するリヤ給紙の3パターンの給紙の仕方が可能とされている。
以下、これら給紙の仕方について図3及び図10を参照しながら説明する。
(フロント給紙)
フロント給紙による印刷指令により、用紙繰り出し機構21のフレーム34が支持ピン35を中心として下方へ回動する。これにより、図10(a)に示すように、ピックアップローラ33が用紙カセット9上の用紙に押し付けられ、ピックアップローラ33の回転によって用紙カセット9上の用紙が傾斜した分離パッド36に当接して、その摩擦力と用紙のこしの強さによって分離されながら、一枚ずつ円弧状搬送部23側に繰り出される。
繰り出された用紙は、中間ローラ39とリタードローラ22とによって挟持されて搬送され、さらに中間ローラ39とアシストローラ24とによって挟持されて搬送される。これにより、用紙は、円弧状経路Aに沿って搬送され、その先端部が前面側へ向けられて直線状経路Bへ送り出され、紙送りローラ25,26によって記録部29へ送り込まれ、印刷処理が行われる。
(手差し給紙)
手差し給紙部30にて用紙を供給する場合は、まず、閉状態の用紙案内部83の把持凹部83gに指を入れて引き上げ、図11に示すように、係合突起16jを係合凹部83eから外し、用紙案内部83が、案内板83aが略垂直に立設する位置まで回動させる。このようにすると、手差し給紙部30の供給口30aが開口される。この状態にて、エッジガイド82をスライドさせてガイド板81c,82a同士の間隔を手差しにて供給する用紙のサイズに合わせる。
このようにしたら、上方から用紙をガイド板81c,82a同士の間に差し込み、押さえ板81dと傾斜板81aの上面との隙間及び押さえ板82bとエッジガイド82の上面との間に挿入する。このようにすると、図10(b)に示すように、この手差し給紙部30にて手差し経路Cを介して用紙が直線状経路Bへ導入される。
その後、印刷指令が入ると、手差し給紙された用紙が紙送りローラ25,26によって記録部29へ送り込まれ、印刷処理が行われる。
このとき、先端側がシートガイド81の傾斜板81aに沿う手差し経路Cに供給された用紙は、略垂直に立設された案内板83a及びこの案内板83aの内面側にてシートガイド81の傾斜板81aの表面に対して案内板83a側へ凹むような湾曲形状に形成された案内リブ83fによって上方へ屈曲され、後端側が立設される。これにより、手差しにて供給した用紙の後端側の装置後方側への折れ曲がりを抑制することができる。
また、ガイド板81c,82a同士の間隔を広げて幅寸法の大きな用紙を供給した場合は、その用紙の幅方向の中央部分が用紙案内部83の用紙立設突起83hによって装置前方側へ湾曲される。つまり、この用紙立設突起83hによって、用紙の後端が立設し易い形状とされるので、この場合も、手差しにて供給した用紙の後端の装置後方側への折れ曲がりを抑制することができる。
(リヤ給紙)
図10(c)に示すように、装置後方側から差し込み孔16kへ用紙を差し込み、後方経路Dへ挿入する。このようにすると、この用紙が後方経路Dに繋がる直線状経路Bへ導かれる。その後、印刷指令が入ると、リヤ給紙された用紙が紙送りローラ25,26によって記録部29へ送り込まれ、印刷処理が行われる。
また、上記情報処理装置1では、記録部29への用紙の頭出しのためあるいは紙ジャムの発生原因となる用紙の先端のスキューを抑えるために、直線状経路Bへ送り出した用紙を一旦後退させるスイッチバック動作を行うことも可能である。
次に、前述した各給紙方式におけるスイッチバック動作について図12を参照しながら説明する。
(フロント給紙時のスイッチバック)
図12(a)中(1)に示すように、円弧状搬送部23によって用紙が搬送されて直線状経路Bへ送り出され、この用紙の後端が円弧状経路A、手差し経路C及び後方経路Dの出口の合流点J(図3参照)を通過すると、紙送りローラ25,26及び排出搬送機構31が逆転する。
これにより、この用紙は、図12(a)中(2)に示すように、直線状経路Bに沿って後退し、一旦後方経路Dへ送り込まれる。
その後、図12(a)中(3)に示すように、紙送りローラ25,26及び排出搬送機構31が再び正転することにより、用紙は、後方経路Dから直線状経路Bへ送り出されて記録部29へ送り込まれ、印刷処理が行われる。
(手差し給紙時のスイッチバック)
図12(b)中(1)に示すように、手差し給紙部30にて、上方からガイド板81c,82a同士の間に差し込まれて押さえ板81dと傾斜板81aの上面との隙間及び押さえ板82bとエッジガイド82の上面との間に挿入されて手差し経路Cに沿って直線状経路Bへ導入された用紙は、紙送りローラ25,26によって搬送されて直線状経路Bへ送り出される。そして、この用紙の後端が円弧状経路A、手差し経路C及び後方経路Dの出口の合流点J(図3参照)を通過すると、紙送りローラ25,26及び排出搬送機構31が逆転する。
これにより、この用紙は、図12(b)中(2)に示すように、直線状経路Bに沿って後退し、一旦後方経路Dへ送り込まれる。
その後、図12(b)中(3)に示すように、紙送りローラ25,26及び排出搬送機構31が再び正転することにより、用紙は、後方経路Dから直線状経路Bへ送り出され、記録部29へ送り込まれ、印刷処理が行われる。
(リヤ給紙時のスイッチバック)
図12(c)中(1)に示すように、装置後方側から差し込み孔16kへ差し込まれて後方経路Dへ挿入された用紙は、紙送りローラ25,26によって搬送されて直線状経路Bへ送り出される。そして、この用紙の後端が円弧状経路A、手差し経路C及び後方経路Dの出口の合流点J(図3参照)を通過すると、紙送りローラ25,26及び排出搬送機構31が逆転する。
これにより、この用紙は、図12(c)中(2)に示すように、直線状経路Bに沿って後退し、再び後方経路Dへ送り込まれる。
その後、図12(c)中(3)に示すように、紙送りローラ25,26及び排出搬送機構31が再び正転することにより、用紙は、後方経路Dから直線状経路Bへ送り出され、記録部29へ送り込まれ、印刷処理が行われる。
次に、各経路で生じた紙ジャムにより詰まった用紙を取り除くために、開閉カバーユニット16を開く場合について説明する。
まず、ツマミ45,46を互いに接触するまで押圧して錠止棒47,48を引き込ませ、装置ケース7側の錠止孔から完全に抜き出させて装置ケース7に対する開閉カバーユニット16の錠止を解除する。
このようにすると、開閉レバー41,42の動作に連動して補助ガイド部材51がガイド部38内に退避されて鍔部16eに格納され、他の部材との接触から保護される。
この状態で、支持ピン16cを中心に開閉カバーユニット16を後方へ回動させる。このようにすると、図13に示すように、開閉カバーユニット16が開かれることにより、円弧状経路A、直線状経路B、手差し経路C及び後方経路Dの各経路が露出され、これら経路にて生じている紙詰まりを解消することができる。
このとき、手差し給紙部30の用紙案内部83は、係合突起16jと係合凹部83eとの係合により閉状態が維持されているので、開閉カバーユニット16の開動作によって不用意に開くようなことがなく、したがって、開閉カバーユニット16は、極力小さな範囲にて回動される。
紙ジャムの解消後は、開閉カバー16を前方側へ回動させる。このようにすると、円弧状経路Aが形成されるとともに、錠止棒47,48が解錠位置から施錠位置へ移動することにより、開閉カバーユニット16が閉状態に維持され、また、補助ガイド部材51が紙送りローラ対25,26へ向かって移動される。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置によれば、装置本体の後方を開閉する開閉カバーユニット16に手差し給紙部30を設けたので、装置本体の後部上方から手差しにて用紙を一枚ずつ供給することができ、しかも、開閉カバーユニット16を開くことにより、用紙が搬送される各経路を露出させることができる。
また、直線状経路Bの延長線上に後方経路Dを形成したので、前方側からの用紙の供給、後部上方側からの用紙の供給のみならず、装置本体の後面側からの用紙の供給も容易に行うことができる。
つまり、装置本体の後部側から用紙を一枚ずつ繰り出して送り込む後方給紙機構を取り付けることによる装置の大型化を招くことなく、手差しによる後部上方側からの用紙の供給を容易に行うことができ、また、開閉カバーユニット16を開くことにより、円弧状経路A、直線状経路B、手差し経路C及び後方経路Dにおける紙詰まり部位を露出できるため、ジャム障害を生じた用紙を極めて容易に取り除いて障害を速やかに解消することができる。
さらに、円弧状経路A、手差し経路Cあるいは後方経路Dから処理位置である記録部29へ引き込んだ用紙を後方経路Dへ一旦送り出して再び記録部29へ送り出すスイッチバック動作を行うことができ、各種の搬送パターンにて用紙の搬送を行うことができる。
しかも、手差し給紙部30に手差しした用紙をシートガイド81の傾斜板81aに沿って直線状経路Bへ円滑に案内することができ、また、エッジガイド82をスライドさせてシートガイド81とエッジガイド82のガイド板81c,82aの間隔を手差しする用紙の幅寸法に合わせることにより、手差しする用紙を傾斜板81aに沿って直線状経路Bへ円滑に案内することができる。
さらには、傾斜板81aの裏面側に配置されたスライダ84によってエッジガイド82をシートガイド81に支持する構造であるので、手差しする用紙を案内する傾斜板81aの表面側にてエッジガイド82をスライド可能に支持した場合と比較して、エッジガイド82をスライドさせることによる傾斜板81aの表面における損傷をなくすことができ、また、シートガイド81の傾斜板82aに対してスライダ84を付勢することにより、傾斜板81aに対してがたつきなくエッジガイド82をシートガイド81に支持させることができ、手差しする用紙を傾斜板81aの表面側にて常に良好に案内させることができる。
また、手差し給紙部30における用紙の供給口30aが装置本体のケースの一部を構成する用紙案内部83によって開閉されるので、手差し給紙部30からの用紙の供給を行わない場合は用紙案内部30によって供給口30aを閉鎖することにより、装置本体の良好な外観を得ることができる。
また、用紙案内部30及びこの用紙案内部30に形成された案内リブ83fによって略垂直方向に沿って手差し供給される用紙が立設されるので、装置後方側へ用紙が湾曲して垂れ下がるような不具合をなくすことができ、直線状経路Bへ良好に用紙を送り出すことができる。
特に、幅寸法の大きな用紙を手差し供給する際には、用紙立設突起(媒体立設突起)83hにて手差し供給される用紙の後端側を幅方向に湾曲させて用紙の後端の立設状態を確実に維持させることができる。
なお、案内リブ83fの突出寸法を、用紙案内部30の中央側から両端側へ向かって次第に大きくしても良く、このようにしても、手差しした用紙の後端側を幅方向に湾曲させて立設させることができる。
また、用紙案内部83を開くために把持する把持凹部83gを形成することにより、用紙立設突起83hを形成したので、把持凹部83gと用紙立設突起83hとを別々に形成する場合と比較して、コストを低減させることができる。
さらに、用紙案内部83が係合突起16jと係合凹部83eとの係合による所定の係合力にて閉状態に維持されるので、この閉状態にて開閉カバーユニット16によって装置本体の後方を開いたときに、用紙案内部83が不用意に開いたりするような不具合をなくすことができる。
なお、本発明に係る情報処理装置は、上記の実施形態として説明したプリンタに限らない。例えば、スキャナ、コピー機、ファックス、紙幣両替機、発券機など、上記実施形態と同様な円弧状経路又は上記の円弧状経路が複数装備される複雑な経路が被搬送物の経路として装置ケース内に装備される各種機器に応用することができる。
また、上記実施形態では、シート状の媒体として、用紙を例にとって説明したが、本発明は、樹脂製のフィルム等からなる媒体も適用可能である。
本発明に係る情報処理装置の前面側斜め上方から見た斜視図である。 図1に示した情報処理装置の後面側斜め上方から見た斜視図である。 図1に示した情報処理装置の構造を示す側断面図である。 開閉カバーユニット及びガイド部の後方から見た分解斜視図である。 ガイド部の前方から見た分解斜視図である。 ガイド部の正面図である。 開閉カバーユニットの前方側から視た斜視図である。 開閉カバーユニットの後方側から視た斜視図である。 手差し給紙部の後方側から視た斜視図である。 情報処理装置における給紙方式を説明する図である。 手差し給紙時における情報処理装置を示す斜視図である。 情報処理装置におけるスイッチバック動作を説明する図である。 開閉カバーユニットを開いた状態の情報処理装置を示す斜視図である。
符号の説明
1:情報処理装置、16:開閉カバーユニット、16j:係合突起(係合手段)、29:記録部(処理位置)、30:手差し給紙部(手差し供給部)、30a:供給口、81:シートガイド、81a:傾斜板、81c,82a:ガイド板、82:エッジガイド、83:用紙案内部(媒体案内部)、83e:係合凹部(係合手段)、83f:案内リブ、83g:把持凹部、83h:用紙立設突起(媒体立設突起)、84:スライダ、88:付勢部(付勢手段)、91:後方経路、A:円弧状経路、B:直線状経路、C:手差し経路、D:後方経路

Claims (11)

  1. シート状の媒体を前方側から装置本体内に引き込み、円弧状経路にて反転させて直線状経路に沿って前方側の処理位置へ向かって搬送する情報処理装置であって、
    前記装置本体の後部に、装置本体の後方を開閉する開閉カバーユニットを備え、
    前記開閉カバーユニットに、前記媒体を前記装置本体の後部上方から手差しにて一枚ずつ前記直線状経路へ供給可能な手差し供給部を備え、
    前記手差し供給部は、前記装置本体の後部上方から前記直線状経路へ向かって傾斜されて前記媒体を前記直線状経路へ案内する傾斜板を有するシートガイドを備え、
    前記開閉カバーユニットを開くことにより、前記円弧状経路及び前記手差し供給部の手差し経路が露出されることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記開閉カバーユニットには、前記直線状経路の延長線上に後方経路が形成され、前記装置本体の後面側から前記後方経路を介して前記直線状経路へ前記媒体が導入可能とされていることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記シートガイドには、前記傾斜板の上面に、手差し供給される媒体の幅方向にスライド可能なエッジガイドが設けられ、前記シートガイド及び前記エッジガイドには、それぞれ前記媒体の側部を案内するガイド板を有することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記エッジガイドは、前記傾斜板の裏面側に配置されたスライダに連結されて前記シートガイドにスライド可能に支持されていることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記スライダは、前記シートガイドの前記傾斜板に対して付勢する付勢手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記開閉カバーユニットには、前記装置本体のケースの一部を構成する媒体案内部が回動可能に支持され、この媒体案内部を回動させることにより、前記手差し供給部における前記媒体の供給口が開閉されることを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記媒体案内部は、開状態にて略垂直に立設されて、手差し供給される媒体の後端側を略垂直方向に沿って案内することを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項6または7に記載の情報処理装置であって、
    前記媒体案内部には、断面視にて前記傾斜板の上面に対して円弧状に凹んだ複数の案内リブが手差し供給される媒体の幅方向に間隔をあけて形成されていることを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項6から8のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記媒体案内部は、手差し供給される媒体側へ突出し、この媒体の後端側を幅方向に湾曲させて立設させる媒体立設突起を有することを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項に記載の情報処理装置であって、
    前記媒体立設突起は、この媒体案内部を把持するために外面側に把持凹部を形成することにより手差し供給される媒体側へ突出されていることを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項6から10のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記媒体案内部と前記開閉カバーユニットとの間には、前記媒体案内部を所定の係合力にて閉状態に維持する係合手段が設けられていることを特徴とする情報処理装置。
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