JP4996273B2 - ラビング方法及び装置、それを用いた光学フィルムの製造方法及び装置 - Google Patents

ラビング方法及び装置、それを用いた光学フィルムの製造方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、ラビング方法及び装置、それを用いた光学フィルムの製造方法及び装置に係り、特に、液晶分子を均一に配向させるための液晶配向膜の形成に好適なラビング方法及び装置、それを用いた光学フィルムの製造方法及び装置に関する。
近年、光学フィルムの需要が増加しつつある。この光学フィルムとしては、液晶セルに位相差板として使用される光学補償フィルムや、反射防止フィルム、防眩性フィルム等の各種の機能を有するフィルムが代表的である。
光学補償フィルムは、帯状シートの表面に配向膜を形成し、この配向膜の表面をラビングローラにより一方向にラビング処理を施し、該ラビング処理を施した配向膜上に液晶材料を塗布し、これを乾燥させ、その後硬化させて光学異方層を形成することにより製造される(例えば、特許文献1)。このラビング処理は、液晶表示素子における液晶分子の配向処理方法の代表的なものである。
特許文献2では、応答速度が速く、動画適正のあるOCB(Optical Compensated Bend)方式の液晶表示装置に好適な光学補償フィルムの製造方法が提案されている。OCB方式の光学補償フィルムでは、光学異方性層における液晶性化合物の分子対称軸の平均方向と支持体の面内遅相軸が実質的に45°であることが好ましい。このため、フィルムの走行方向に対するラビング角を任意に設定できるようにするため、ラビングローラは水平方向に回転自在とし、ラビング角度を0〜60°の適切な範囲に設定するようにしたことが記載されている。
特許文献3では、連続的に走行する配向膜付きの帯状シートに、その長手方向に対して大きな角度で交差する方向にラビング処理する方法が提案されている。偏光板に用いる光学補償フィルムや偏光素子の製造には、生産性を高めるためにロールツーロールによる連続製造が採用されている。そして、種々の方式の液晶表示装置に対応する光学補償フィルムの配向膜をラビング処理するために、ラビングローラと配向膜付きシートとの交差角を大きくする必要があることが記載されている。
特許文献4では、配向膜付きの帯状シートの長手方向に対して所定の交差角でラビングローラを配置してラビング処理する工程において、帯状シートの裏面から流体圧を付与し、ラビングローラに対して帯状シートをなじませることにより、均一にラビング処理できることが記載されている。
このように、ラビング処理が施される配向膜は、帯状シートの両端部に未塗布部を残して形成されているのが一般的である。これは、帯状シートの全面に配向膜を形成しようとすると、配向膜用塗布液が帯状シートの裏面まで回り込む等の新たな不具合を生じるためである。
特開平9−73081号公報 特開2005−70320号公報 特開2005−300878号公報 特開2006−267919号公報
しかしながら、未塗布部を有する塗布膜シートにラビング処理を施すとき、ラビングローラ(ラビング布が形成されている面、形成されていない面のいずれも含む)と塗布膜シートの未塗布部とが直に接触すると、未塗布部が損傷される。特に、図8の従来例に示すように、塗布膜シート2の幅方向に対して所定の角度で交差させてラビングローラ4を配置し、ラビング処理する場合、ラビングローラ4の表面と塗布膜シート2の未塗布部2Bとが接触する部分(丸で図示した部分)で削りかすが生じる。この削りかすは、交差するラビングローラ4の回転により塗布部2Aに巻き込まれ、塗布部2Aに擦り傷等の面状欠陥を生じることが問題であった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、塗布膜シートの幅方向に対してラビングローラを所定の角度で交差させてラビング処理する場合でも、塗布膜シートに面状欠陥を生じることなく均一にラビング処理することができるラビング方法及び装置、それを用いた光学フィルムの製造方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1は前記目的を達成するために、帯状シート表面の幅方向両端側に未塗布部を残して塗布部が形成された帯状シートを走行させながら、回転するラビングローラに前記帯状シートの表面を巻き掛けてラビング処理を施すラビング方法において、前記ラビングローラの表面から前記帯状シートの未塗布部を浮上させることによって、前記ラビングローラの表面と前記帯状シートの未塗布部とを非接触にすることを特徴とするラビング方法を提供する。
請求項1によれば、ラビング面の幅によることなく、ラビングローラの表面と帯状シートの未塗布部とを直に接触させないようにすることができる。これにより、帯状シートの未塗布部がラビングローラと擦れ合うことにより生じる削りかす等が塗布部に巻き込まれるのを抑制できる。したがって、面状欠陥を生じることなく均一にラビング処理できる。
なお、非接触にする方法としては、帯状シートの未塗布部とラビングローラの表面との間に小径の補助ローラを設けたり、エアノズルによりエアを吹き出させて空気層を形成したりする方法が含まれる。
請求項2は請求項1において、前記帯状シートの面内において、前記ラビングローラが前記帯状シートの幅方向に対して所定の角度で交差することを特徴とする。
このように、帯状シートの幅方向に対してラビングローラを所定の角度で交差させてラビング処理する場合、帯状シートの未塗布部で生じた削りかす等が塗布部に巻き込まれて面状欠陥が生じ易い場合に、本発明が特に有効である。
なお、ラビングローラが交差する角度(交差角ともいう)としては、帯状シートの幅方向に対して0〜60°であることが好ましい。
請求項3は請求項1又は2において、前記帯状シートの未塗布部を補助ローラに巻き掛けることにより、前記帯状シートの未塗布部を前記ラビングローラの表面から浮上させることを特徴とする。
請求項3によれば、帯状シートの幅方向両端側の未塗布部を、補助ローラに巻き掛けるようにすることで、ラビングローラと直に接触させないようにすることができる。
請求項4は請求項1又は2において、前記ラビングローラの表面と前記帯状シートの未塗布部との間に空気層を形成することにより、前記帯状シートの未塗布部を前記ラビングローラの表面から浮上させることを特徴とする。
請求項4によれば、帯状シートの幅方向両端側の未塗布部と、ラビングローラ表面との間に空気層を形成するので、両者が直に接触しないようにすることができる。なお、空気層は、帯状シートの未塗布部とラビングローラとの間に、エアノズル等によりエアを吹き出させることにより形成することができる。
請求項5は請求項1〜4の何れか1項において、前記塗布部は、配向膜であることを特徴とする。
本発明の請求項6は前記目的を達成するために、帯状シート表面の幅方向両端側に未塗布部を残して塗布部が形成された帯状シートを走行させながら、回転するラビングローラに前記帯状シートの表面を巻き掛けてラビング処理を施すラビング装置において、前記ラビングローラの表面から前記帯状シートの未塗布部を浮上させる浮上手段を備えたことを特徴とするラビング装置を提供する。
請求項7は請求項6において、前記帯状シートの面内において、前記ラビングローラが前記帯状シートの幅方向に対して所定の角度で交差することを特徴とする。
なお、ラビングローラが交差する角度(交差角ともいう)としては、帯状シートの幅方向に対して0〜60°であることが好ましい。
請求項8は請求項6又は7において、前記浮上手段は、前記ラビングローラの表面と前記帯状シートの未塗布部との間に備えられた補助ローラであることを特徴とする。
ここで、補助ローラの径は、5〜50mmであることが好ましい。
請求項9は請求項6又は7において、前記浮上手段は、前記ラビングローラの表面と前記帯状シートの未塗布部との間に備えられたエアノズルであることを特徴とする。
請求項10は請求項6〜9の何れか1項において、前記浮上手段は、前記帯状シートの面内において前記ラビングローラの軸線と前記帯状シート両端とが交差する角度が90度を超える側に一対に設けられることを特徴とする。
このように、浮上手段を、帯状シートの面内においてラビングローラの軸線と帯状シート両端とが交差する角度が90度を超える側に一対に設けるので、ラビングローラの表面と帯状シートの未塗布部とが接触するのを確実に抑制できる。したがって、ラビングローラと擦れ合うことにより帯状シートの未塗布部が損傷したり、削りかす等を生じたりするのを抑制できる。
請求項11は請求項6〜10の何れか1項において、前記塗布部は、配向膜であることを特徴とする。
本発明の請求項12は前記目的を達成するために、請求項1〜5の何れか1項に記載のラビング方法によりラビング処理された帯状シート上に光学用の塗布液を塗布する工程と、該塗布した塗布膜を乾燥、硬化させる工程と、を備えたことを特徴とする光学フィルムの製造方法を提供する。
本発明の請求項13は前記目的を達成するために、帯状シートを連続走行させる走行手段と、請求項6〜11の何れか1項に記載のラビング装置と、ラビング処理後の前記帯状シートの表面に光学用の塗布液を塗布する塗布手段と、該塗布した塗布膜を乾燥、硬化させる乾燥・硬化手段と、を備えたことを特徴とする光学フィルムの製造装置を提供する。
本発明によれば、帯状シートの幅方向に対してラビングローラを所定の角度で交差させてラビング処理する場合でも、帯状シートに面状欠陥を生じることなく均一にラビング処理できる。
以下添付図面に従って、本発明に係るラビング方法及び装置、それを用いた光学フィルムの製造方法及び装置の好ましい実施の形態について説明する。
まず、本発明が適用される光学フィルムの製造方法及び装置(形態1)について説明する。
図1は、本発明に係るラビング方法及び装置、それを用いた光学フィルムの製造方法及び装置が適用される光学フィルムの製造ラインを示す説明図である。
図1に示されるように、送り出し機12から、予め配向膜形成用のポリマー層14A(塗布部)が形成された透明支持体である帯状シート14が送り出される。帯状シート14は、ガイドローラ16によってガイドされて、ラビング装置18に送りこまれる。ラビングローラ20は、ポリマー層にラビング処理を施すべく設けられている。このラビング装置18については、後述する。
ラビングローラ20の下流には除塵機22が設けられており、帯状シート14の表面に付着した塵が取り除かれる。除塵機22の下流にはグラビア塗布装置24が設けられており、ディスコネマティック液晶を含む塗布液が帯状シート14に塗布される。
この下流には、乾燥ゾーン26、加熱ゾーン28が順次設けられており、帯状シート14上に液晶層が形成される。さらに、この下流には紫外線ランプ30が設けられており、紫外線照射により、液晶を架橋させ、所望のポリマーが形成される。そして、この下流に設けられた巻取り機32により、ポリマーが形成された帯状シート14が巻き取られる。
ラビング装置18は、ポリマー層にラビング処理を施すための装置であり、本実施形態ではラビングローラ20による1段のローラ構成となっている。なお、ラビング装置18として、複数段のローラ構成も採用できる。
図2は、ラビング装置18の詳細な構成を示す図であり、(A)は、平面図であり、(B)は、側面図である。このラビング装置18は、ラビングローラ20と、ラビングローラ20の上流側と下流側に配置されたバックアップローラ36、38と、バックアップローラ36、38の上方に配置されたガイドローラ16、16と、を備えている。
バックアップローラ36、38上に巻き掛けられる帯状シート14の角度θは、60°以上120°以下になるように配置されている。
ラビング装置18において、帯状シート14は、一定の搬送張力(5〜1000N)、搬送速度(1〜100m/分)の範囲で矢印E方向に搬送される。帯状シート14としては、幅が100〜3000mmで、厚さが1〜1000μmの範囲のものが主に使用できる。帯状シート14の下面には、ポリイミド、PVA(ポリビニルアルコール)等からなる配向膜形成用のポリマー層(図示略)が形成されている。
図3に示されるように、帯状シート14の配向膜に斜めのラビング処理を施す際、帯状シート14の下方で待機しているラビングローラ20を図示しない水平回転装置で水平方向に回転させ、帯状シート14の幅方向に対する交差角βを設定できるようになっている。交差角βは、0°〜60°の範囲に設定でき、所望のラビング方向に応じて適切な角度を選べるようになっている。
次に、ラビングローラ20を図1の昇降装置18aで所定の位置まで上昇させ、又は、バックアップローラ36、38を所定の位置まで下降させ、ラビングローラ20に帯状シート14の配向膜形成用のポリマー層表面をラップさせる。そして、バックアップローラ36、38及びガイドローラ16、16によって帯状シート14を矢印E方向に搬送する。また、ラビングローラ20を帯状シート14の搬送方向Eとは逆方向、すなわち矢印F方向に回転させる。
このとき、バックアップローラ36は、帯状シート14のバックアップローラ36への搬入方向と垂直な方向(矢印G方向)に角度γで回転変位して、帯状シート14の幅方向の張力を調整する。同様に、バックアップローラ38は、帯状シート14のバックアップローラ38への搬入方向と垂直な方向(矢印H方向)に角度δで回転変位して、帯状シート14の幅方向の張力を調整する。
バックアップローラ36、38により幅方向の張力を調整された帯状シート14は、ラビングローラ20上を連続搬送され、帯状シート14の配向膜の表面がラビングローラ20によって矢印I方向に連続的にラビング処理される。なお、角度γ及び角度δは、0°〜±20°の範囲で変位可能である。
図4に示されるように、バックアップローラ36、38の両端部には、ローラ軸受け40と、張力検出器42と、ローラ軸受け40を移動させるためのモータ44とが設けられている。ローラ軸受け40は、支柱46に固定されたスライドレール48上をモータ44によって移動可能となっている。
張力検出器42は、バックアップローラ36、38に接触している帯状シート14の幅方向の張力を常時測定している。帯状シート14の両縁部間の張力差が一定以上になった場合、すなわちラビング不良が起こりうる張力差が生じた場合には、モータ44が作動してバックアップローラ36、38を回転変位させることにより帯状シート14の両縁部間の張力差が緩和される。
以上の構成により、帯状シート14がバックアップローラ36、38により上部から押えられながら、下側より押圧されたラビングローラ20により帯状シート14表面(下面)のポリマー層がラビングされるようになっている。
ラビングローラ20は、図5に示されるように、その外周表面にベルベット等の植毛布からなるラビング布50が巻付けられている。ラビングローラ20の形状は、例えば、外径が50〜500mmであり、長さが、交差角をつけた状態でも帯状シート14の全幅より若干長くなるローラ状となっている。ラビング布の幅は、任意に設定できる。
帯状シート14の表面には、幅方向両端部に未塗布部14Bを残して、配向膜形成用のポリマー層14A(塗布部)が形成されている。ここで、ラビングローラ20面(ラビング布50が形成された部分、形成されていない部分のいずれも含む)と帯状シート14の未塗布部14Bとが接触すると、未塗布部14Bは強度が弱いため、擦り傷が形成され、削られ易い。このように、未塗布部14Bの削りかす等が、ラビングローラ20の回転により塗布部であるポリマー層14Aに巻き込まれると、ポリマー層14Aに擦り傷等の面状欠陥を生じる原因となる。このため、ラビングローラ20のラビング布50と帯状シートの未塗布部14Bとが直に接触しないようにラビング布50の幅を設定することが好ましい。
例えば、図5に示すように、ラビング布50の幅Mは、ラビング布50と帯状シート14表面との接触領域の全長(太線で示した部分)が、ポリマー層14Aの形成領域内からはみ出さないように設定されることが好ましい。具体的には、ラビングローラ20を、帯状シート14の搬送方向に対して所定の交差角βでラビング処理する場合、ラビング布50の幅をMとし、ポリマー層14Aの形成幅をLとすると、M≦L/cosβを満たすようにラビング布50の幅Mを設定することが好ましい。
次に、ラビング装置18の下流の構成について説明する。
除塵機22としては公知の各種タイプのものが採用できる。たとえば、静電除塵した圧縮エア(窒素ガス)を帯状シート14の表面に吹き付け、帯状シート14の表面に付着した塵を取り除く構成のものが採用できる。
グラビア塗布装置24は、上流ガイドローラ52及び下流ガイドローラ54でガイドされて走行する帯状シート14に対して、回転駆動されるグラビアローラ56で塗布液を塗布する装置である。上流ガイドローラ52及び下流ガイドローラ54は、帯状シート14がグラビアローラ56に所定の圧力で押し付けられながら走行するように配置されている。
グラビアローラ56、上流ガイドローラ52及び下流ガイドローラ54は、帯状シート14の幅と略同一の長さを有する。
このうち、グラビアローラ56の直径は20〜250mmであることが好ましい。グラビアローラ56の直径をこのような範囲とすることにより、帯状シート14の振動を抑制できる効果が得られる。上流ガイドローラ52及び下流ガイドローラ54の直径の制限は特にないが、直径が60mm以上であることが好ましい。上流ガイドローラ52及び下流ガイドローラ54の直径をこのような範囲とすることにより、帯状シート14の振動を抑制できる。
グラビアローラ56は、図1の矢印に示されるように回転駆動される。この回転方向は、帯状シート14の走行方向に対して逆転方向となる。なお、図1とは逆の順転の駆動による塗布も、塗布条件(たとえば、ドクターブレードの設置)によっては採用できる。
グラビアローラ56表面のセル(cell)形状は、公知のピラミッド型、格子型及び斜線型等のいずれであってもよい。すなわち、塗布速度、塗布液の粘度、塗布膜厚等により適宜のセルを選択すればよい。
グラビアローラ56の下方には、塗布液が満たされた液受けパン58が設けられており、グラビアローラ56の約下半分は塗布液に浸漬されている。この構成により、グラビアローラ56表面のセルに塗布液が供給される。
塗布前に塗布液の余剰分を掻き落とすべく、グラビアローラ56の約10時の位置にその先端が接するようにドクターブレード60が設置されている。
なお、塗布手段としてのグラビア塗布装置24は一例であり、これ以外の形式の塗布手段を採用してもよい。このような塗布手段としては、バーコータ、ロールコータ(トランスファロールコータ、リバースロールコータ等)、ダイコータ、エクストルージョンコータ、ファウンテンコータ、カーテンコータ、ディップコータ、スプレーコータ又はスライドホッパ等が採用できる。
グラビア塗布装置24の下流の、乾燥ゾーン26及び加熱ゾーン28としては、塗布層を乾燥させ、帯状シート14上に液晶層が形成できるようになっているものであればよい。たとえば、図示のようにトンネル状の乾燥ゾーン26及び加熱ゾーン28とし、内部に乾燥手段及び加熱手段(ヒータや熱風発生機)を備えたものが採用できる。
紫外線ランプ30としては、紫外線照射により、液晶を架橋させ、所望のポリマーを形成できるようになっているものであればよい。
次に、光学フィルムの製造装置の作用について、ラビング装置18を中心に説明する。
まず、送り出し機12から、予め配向膜形成用のポリマー層14Aが形成された、厚さが40〜300μmの帯状シート14が送り出される。帯状シート14は、ガイドローラ16によってガイドされて、ラビング装置18に送りこまれ、ラビングローラ20によってポリマー層がラビング処理される。
ラビング装置18で帯状シート14にラビング処理を施す際、先ず、帯状シート14の下方で待機しているラビングローラ20が水平方向に回転し、交差角βが設定される。次に、ラビングローラ20が所定の位置まで上昇するか、或いはバックアップローラ36、38が所定の位置まで下降して、ラビングローラ20に帯状シート14の配向膜面が巻き掛けられる。
そして、バックアップローラ36、38及びガイドローラ16、16によって帯状シート14が矢印Eの方向に搬送される。同時に、ラビングローラ20は帯状シート14の搬送方向Eとは逆の方向、すなわち矢印Fの方向に回転する。
バックアップローラ36、38は、張力検出器42の検出結果に基づいて、帯状シート14の両縁部間に生じる張力差を緩和させるように、モータ44によりスライドレール48上を移動する。幅方向の張力差を調整された帯状シート14は、ラビングローラ20上を連続搬送され、帯状シート14の配向膜形成用のポリマー層14A(塗布部)の表面がラビングローラ20によって矢印I方向に連続的にラビング処理される。
このとき、図5に示すように、ラビング布50の幅Mは、ラビング布50と帯状シート14表面との接触領域の全長(太線で示した部分)が、ポリマー層14Aの形成領域内からはみ出さないように設定される場合、ラビングローラ20のラビング布50と、帯状シート14のポリマー層14Aが形成されていない両端側の未塗布部14Bとは相互に接触しないので、帯状シート14の未塗布部14Bがラビングローラ20面、特にラビング布50により傷付けられることはない。
ラビング処理の後には、除塵機22により、帯状シート14の表面に付着した塵が取り除かれる。そして、グラビア塗布装置24によりディスコネマティック液晶を含む塗布液が帯状シート14に塗布される。
この後、乾燥ゾーン26、加熱ゾーン28を経て、液晶層が形成される。さらに、紫外線ランプ30により液晶層を照射し、液晶を架橋させることにより、所望のポリマー層が形成される。そして、このポリマー層が形成された帯状シート14は巻取り機32により巻き取られる。
以上のように、帯状シート14上の配向膜形成用のポリマー層14Aに所定の角度だけ交差させたラビングローラによりラビング処理を施す際、未塗布部14Bを損傷するのを抑止できる。したがって、ポリマー層14Aに擦り傷等の面状欠陥を生じることなく、均一にラビング処理を施すことができる。
次に、本発明に係るラビング方法及び装置、光学フィルムの製造方法及び装置の実施形態(形態2)について説明する。なお、この実施形態が既述の形態1と異なる点は、ラビング装置の一部の構成のみであり、これ以外の光学フィルムの製造ライン10の全体構成は同一であることより、その図示及び詳細な説明を省略する。
図6は、本発明に係るラビング装置の実施形態(形態2)を示す要部拡大図である。図6に示すように、本実施形態のラビング装置18’は、ラビングローラ20の両端部と帯状シート14の未塗布部14Bとの間に一対の補助ローラ62、62が設けられた以外は、上記の形態1のラビング装置18とほぼ同様に構成されている。
これらの一対の補助ローラ62、62は、ラビングローラ20面(ラビング布50の形成された部分、形成されていない部分のいずれも含む)が、帯状シート14の未塗布部14Bと直に接触しないようにするため、ラビングローラ20と帯状シート14の未塗布部14Bとの隙間に差し込まれるように配設されている。この一対の補助ローラ62、62は、図示しないモータに接続されるとともに、基台64の上に設けられた支柱66により回転自在に支持されている。
補助ローラ62は、帯状シート14の面内において、ラビングローラ20の軸線l(図5参照)と帯状シート14の両端とが交差する角度が90度以上である側(図5の斜線で示した領域S)に、一対に配設されることが好ましい。これは、ラビングローラ20面のうち、特にラビング布50が形成されていない部分が帯状シート14のポリマー層14A(塗布部)及び未塗布部14Bと接触すると接触傷を形成し、発塵を生じ易いためである。上記図5の領域Sに示した領域に、補助ローラ62を配置することで、ラビング布50が形成されていないラビングローラ20面と帯状シート14とが接触するのを抑制し、発塵を防止できる。
補助ローラ62の径は、5〜50mmであることが好ましく、5〜20mmであることがより好ましい。これにより、ラビングローラ20又はラビング布50と、帯状シート14の未塗布部14Bとの隙間を小さくとることができ、帯状シート14の中央付近に皺がよらないようにすることができる。
補助ローラ62と帯状シート14との接触長さは、帯状シート14の塗布部であるポリマー層14Aに接触しない範囲に設定されており、具体的には、10〜50mmに設定される。
また、補助ローラ62の少なくとも表面の材質は、帯状シート14を損傷し難い材質であることが好ましく、具体的には、ハードクロムメッキされた金属またはSUS材であることが好ましい。さらに、補助ローラ62を帯状シート14の搬送と共に回転させることにより、帯状シート14に摩擦傷を発生させないようにする必要がある。
このように構成することで、ラビングローラ20に対向する帯状シート14の未塗布部14Bは、補助ローラ62、62に巻き掛けられるので、ラビングローラ20と帯状シート14の未塗布部14Bとが直に接触しないようにすることができる。これにより、帯状シート14のポリマー層14Aに面状欠陥を生じることなく、均一にラビング処理を施すことができる。
また、ラビングローラ20に巻き掛けられたラビング布50の幅Mの大小によらず、帯状シート14の未塗布部14Bとラビング布50とが直に接触することも抑制できる。
次に、本発明に係るラビング方法及び装置、光学フィルムの製造方法及び装置の他の実施形態(形態3)について説明する。なお、この実施形態が既述の形態1と異なる点は、ラビング装置の一部の構成のみであり、これ以外の光学フィルムの製造ライン10の全体構成は同一であることより、その図示及び詳細な説明を省略する。
図7は、本発明に係るラビング装置の実施形態(形態3)を示す要部拡大図である。図7に示すように、本実施形態のラビング装置18’’は、ラビングローラ20の両端部と帯状シート14の未塗布部14Bとの間に、一対の補助ローラ62、62の代わりに一対のエアノズル68、68が設けられた以外は、上記の形態2とほぼ同様に構成されている。
エアノズル68、68は、上記の形態2の補助ローラ62と同様に、ラビングローラ20又はラビング布50と帯状シート14の未塗布部14Bとの隙間に差し込まれるように配設されている。エアノズル68の開口部68Aは、帯状シート14の幅方向外側へ向くように、支柱70により固定されている。エアノズル68は、エア配管72を介して図示しないエアポンプに接続されている。
エアノズル68の開口部68Aの幅は、未塗布部のみに空気層を形成するのに適切な長さに設定される。
エアノズル68の開口部68Aから吹き出されるエア圧は、5〜20kPaが好ましく、10〜20kPaがより好ましい。
エアノズル68は、帯状シート14の面内において、ラビングローラ20の軸線l(図5参照)と帯状シート14の両端とが交差する角度が90度以上である側(図5の斜線で示した領域S)に、一対に配設されることが好ましい。これは、前述したのと同様に、ラビング布50が形成されていないラビングローラ20面と帯状シート14の塗布部であるポリマー層14A及び未塗布部14Bとが接触するのを抑制し、発塵を防止するためである。
このように構成することで、ラビングローラ20に対向する帯状シート14の未塗布部14Bは、エアノズル68の開口部68Aから吹出されるエアにより浮上し、ラビングローラ20と帯状シート14の未塗布部14Bとが直に接触しないようにすることができる。これにより、帯状シート14のポリマー層14Aに面状欠陥を生じることなく、均一にラビング処理を施すことができる。
また、エアノズル68により、帯状シート14上の塵や異物が吹き飛ばされても、エアノズル68の開口部68Aが帯状シート14の外側に向いているため、帯状シート14の内側(ポリマー層14A側)に上記の異物が巻き込まれることもない。
また、ラビングローラ20に巻き掛けられたラビング布50の幅Mの大小によらず、帯状シート14の未塗布部14Bとラビング布50とが直に接触することも抑制できる。
以上、本発明に係るラビング方法及び装置、それを用いた光学フィルムの製造方法及び装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、各種の態様が採り得る。
たとえば、本実施形態では、帯状シート14の未塗布部14Bにラビングローラ20又はラビング布50が直接接触しないようにする方法について述べたが、これに限定されることはなく、上記未塗布部14Bにダミーの塗布液(例えば、架橋剤や樹脂材料など)を塗布形成したり、補強テープを張っておいたりし、その後にラビング処理するようにしてもよい。これにより、ダミーの塗布層や補強テープを形成した未塗布部14Bに、直接ラビングローラ20又はラビング布50が接触しても、未塗布部14B自体に傷が形成されることはない。
また、補助ローラ62やエアノズル68の構成も、本実施形態の各構成以外に、他の各種の構成が採用できる。
また、本実施形態において、塗布液としてディスコネマティック液晶を含む塗布液が例示されているが、他の種類の光学フィルム用の塗布液、光学フィルム用以外の塗布液等も採用することもできる。
本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1及び図7に示される光学フィルムの製造ライン10を使用して各種の条件で光学フィルム(光学補償フィルム)の製造を行った。
トリアセチルセルロース(フジタック、富士写真フィルム(株)製、厚さ:80μm、幅:1340mm)の長尺状の帯状シート14の一方の側に、長鎖アルキル変性ポバール(MP−203、クラレ(株)製)5重量%の溶液を塗布し、90°Cで4分間乾燥させた後、ラビング処理を行って膜厚2.0μmの配向膜形成用のポリマー層14Aを形成した。
帯状シート14の搬送速度は、20m/分とした。トリアセチルセルロースフィルムは、フィルム面内の直交する二方向の屈折率をnx,ny、厚さ方向の屈折率をnz、そしてフィルムの厚さをdとしたとき、(nx−ny)×d=16nm、{(nx−ny)/2−nz}×d=75nmであった。また、上記配向膜形成用のポリマー層14Aの形成は、図7に示される光学フィルムの製造ライン10を用いて行なった。
[実施例1]
上記の帯状シート14が巻回された光学フィルムの製造ライン10の送り出し機12から、20m/分の搬送速度で帯状シート14を送り出し、ラビング装置18において、帯状シート14を連続して20m/分で搬送しながら、ポリマー層14A表面にラビング処理を施した。
ラビング処理は、ラビングローラ20に対する帯状シート14のラップ角を4.2°、ラビングローラ20の外径を300mm、ラビング布50の幅Mを1979mm、ラビングローラ20の回転数を500rpm、交差角βを49°の条件とした。また、帯状シート14の搬送張力は、表1に示す各値で行った。
エアノズル68の開口部68Aの開口幅は、10mm×2mmとした。また、エアノズル68の内部のエア圧は、5kPaとした。このとき、帯状シート14の未塗布部14Bがラビングローラ20又はラビング布50から浮上するかどうか、及び帯状シート14のポリマー層14A(塗布部)及び未塗布部14Bに傷が形成されるかどうかについて評価した。なお、帯状シート14の未塗布部14Bが浮上した場合を○、浮上しなかった場合を×とした。この結果を表1に示す。
[実施例2]
エアノズル68の内部のエア圧を、10kPaとした以外は実施例1と同様とした。この結果を表1に示す。
[実施例3]
エアノズル68の内部のエア圧を、20kPaとした以外は実施例1と同様とした。この結果を表1に示す。
[比較例1]
エアノズル68を設置しなかった以外は実施例1と同様とした。この結果を表1に示す。
Figure 0004996273
表1に示すように、エアノズル68でエアを吹き出した実施例1〜3では、帯状シート14の未塗布部14Bは、ラビングローラ20又はラビング布50面から浮上し、帯状シート14への損傷が認められなかった。特に、エア圧が高いほど、高テンションでも帯状シート14の未塗布部14Bを浮上させることができ、確実に帯状シート14の損傷を抑止できることがわかった。
これに対して、エアノズル68を設けなかった比較例1では、テンションの条件によらず、ラビングローラ20又はラビング布50が帯状シート14の未塗布部14Bと接触するため、帯状シート14に傷が形成されることがわかった。
以上より、本発明に係るラビング方法及び装置、それを用いた光学フィルムの製造方法及び装置を適用することにより、ポリマー層に面状欠陥を生じることなく、均一にラビング処理できることがわかった。
本発明に係るラビング方法、光学フィルムの製造方法及び装置が適用される光学フィルムの製造ラインを示す説明図である。 ラビング装置の詳細な構成を示す図である。 ラビング装置の詳細な構成を示す図である。 ラビング装置の詳細な構成を示す図である。 形態1におけるラビングローラのラビング布幅とウェブの配向膜との位置関係を示す要部拡大図である。 本発明に係る実施形態(形態2)におけるラビング装置を示す要部拡大図である。 本発明に係る実施形態(形態3)におけるラビング装置を示す要部拡大図である。 従来例を示す図である。
符号の説明
10…光学フィルムの製造ライン、14…帯状シート、14A…ポリマー層(塗布部)、14B…未塗布部、16…ガイドローラ、18…ラビング装置、20…ラビングローラ、24…グラビア塗布装置、26…乾燥ゾーン、28…加熱ゾーン、30…紫外線ランプ、36、38…バックアップローラ、50…ラビング布、62…補助ローラ、64…基台、66…支柱(補助ローラ用)、68…エアノズル、70…支柱(エアノズル用)

Claims (13)

  1. 帯状シート表面の幅方向両端側に未塗布部を残して塗布部が形成された帯状シートを走行させながら、回転するラビングローラに前記帯状シートの表面を巻き掛けてラビング処理を施すラビング方法において、
    前記ラビングローラの表面から前記帯状シートの未塗布部を浮上させることによって、前記ラビングローラの表面と前記帯状シートの未塗布部とを非接触にすることを特徴とするラビング方法。
  2. 前記帯状シートの面内において、前記ラビングローラが前記帯状シートの幅方向に対して所定の角度で交差することを特徴とする請求項1に記載のラビング方法。
  3. 前記帯状シートの未塗布部を補助ローラに巻き掛けることにより、前記帯状シートの未塗布部を前記ラビングローラの表面から浮上させることを特徴とする請求項1又は2に記載のラビング方法。
  4. 前記ラビングローラの表面と前記帯状シートの未塗布部との間に空気層を形成することにより、前記帯状シートの未塗布部を前記ラビングローラの表面から浮上させることを特徴とする請求項1又は2に記載のラビング方法。
  5. 前記塗布部は、配向膜であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のラビング方法。
  6. 帯状シート表面の幅方向両端側に未塗布部を残して塗布部が形成された帯状シートを走行させながら、回転するラビングローラに前記帯状シートの表面を巻き掛けてラビング処理を施すラビング装置において、
    前記ラビングローラの表面から前記帯状シートの未塗布部を浮上させる浮上手段を備えたことを特徴とするラビング装置。
  7. 前記帯状シートの面内において、前記ラビングローラが前記帯状シートの幅方向に対して所定の角度で交差することを特徴とする請求項6に記載のラビング装置。
  8. 前記浮上手段は、前記ラビングローラの表面と前記帯状シートの未塗布部との間に備えられた補助ローラであることを特徴とする請求項6又は7に記載のラビング装置。
  9. 前記浮上手段は、前記ラビングローラの表面と前記帯状シートの未塗布部との間に備えられたエアノズルであることを特徴とする請求項6又は7に記載のラビング装置。
  10. 前記浮上手段は、前記帯状シートの面内において前記ラビングローラの軸線と前記帯状シート両端とが交差する角度が90度を超える側に一対に設けられることを特徴とする請求項6〜9の何れか1項に記載のラビング装置。
  11. 前記塗布部は、配向膜であることを特徴とする請求項6〜10の何れか1項に記載のラビング装置。
  12. 請求項1〜5の何れか1項に記載のラビング方法によりラビング処理された帯状シート上に光学用の塗布液を塗布する工程と、
    該塗布した塗布膜を乾燥、硬化させる工程と、
    を備えたことを特徴とする光学フィルムの製造方法。
  13. 帯状シートを連続走行させる走行手段と、
    請求項6〜11の何れか1項に記載のラビング装置と、
    ラビング処理後の前記帯状シートの表面に光学用の塗布液を塗布する塗布手段と、
    該塗布した塗布膜を乾燥、硬化させる乾燥・硬化手段と、
    を備えたことを特徴とする光学フィルムの製造装置。
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