JP4996001B2 - 自己支持型光ファイバケーブルの製造装置及び方法 - Google Patents

自己支持型光ファイバケーブルの製造装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自己支持型(自立形)の光ファイバケーブルを製造する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバケーブルは、例えばケーブルテレビジョン、コンピュータ及び電話システムで情報を伝送する光ファイバを含む。自己支持型光ファイバケーブルは、架空自己支持型用途の合わせて設計され、代表的にはメッセンジャーワイヤ及び導体を中に含むコア部分を有し、導体は、光ファイバ又は光ファイバと電線の組合せである。「8の字」形の自己支持型光ファイバケーブルは特徴によって、大まかに2つの種類、即ち、メッセンジャーワイヤに対して余剰長さをもたないコア部分を備えた自己支持型ケーブルと、メッセンジャーワイヤに対して、代表的には約0.2%の余剰長さを有するコア部分を備えた自己支持型ケーブルとに分けられる。コア部分が余剰長さを有しない公知の自己支持型ケーブルの例が、米国特許第4,449,012号明細書、第4,763,983号明細書、第5,095,176号明細書及び第5,371,823号明細書に開示されており、これら米国特許明細書のそれぞれの開示内容を本明細書の一部を形成するものとして援用する。コア部分が余剰長さを有する公知の自己支持型ケーブルの例が、米国特許第4,662,712号明細書及び第4,883,671号明細書に開示されており、これら米国特許明細書のそれぞれの開示内容を本明細書の一部を形成するものとして援用する。
【0003】
自己支持型ケーブルは、自己支持型用途に設置又は布設されると、高い張力を受ける場合がある。メッセンジャーワイヤは、張力の大部分を受け、それによりコア部分を支持すると共にコア部分内の光ファイバを高い引張力から保護する。しかしながら、張力がメッセンジャーワイヤに作用すると、このメッセンジャーワイヤは伸びる傾向があり、その結果、コア部分が伸びることになる。余剰コア部分を有していない自己支持型光ファイバケーブルのコア部分が伸びると、コア部分内の光ファイバで減衰損が生じる場合がある。他方、余剰コア部分を有する自己支持型ケーブルのコア部分が伸びると、伸びは、コア部分の既存の余剰長さ分まで、コア部分の余剰長さ分によって吸収され、それによりコア部分は、光ファイバの減衰を引き起こす恐れなく伸びることができる。
【0004】
コア部分が余剰長さを有する自己支持型光ファイバケーブルを製造する数種類の方法、例えばサグ(たるみ)形成法や熱/引張り法が開発されてきている。サグ形成法では、例えば、特開平8−136778号公報及び特開平8−211260号公報に開示されているように、コア部分にたるみ部分の形態の余剰長さを与え、次にメッセンジャー部分とコア部分とを間隔をおいた位置でワイヤにより結合している。ワイヤに代わる手段として、例えば特開昭61−29811号公報、米国特許第4,883,671号明細書及び第4,662712号明細書に開示されているように、プラスチック製クランプをメッセンジャー部分及びコア部分の周りに押し出してもよい。ワイヤ又はクランプに代えて、例えば特開平9−43467号公報に開示されているように、外被をメッセンジャーワイヤとコア部分に同時に押し出してウェブをメッセンジャーワイヤとコア部分との間に形成してもよい。外被をメッセンジャー部分及びコア部分の周りに押し出す場合、特開昭46−38748号公報及び特開平8−75969号公報に開示されているように、押出し機は、窓をウェブに形成するためのプランジャを有している場合がある。
【0005】
熱/引張り法の一例が特開平9−54232号公報に開示されている。コア部分の余剰長さは、キャプスタンとブレーキとの間に設けられた加熱器により得られる。加熱器はメッセンジャーワイヤを加熱してこれが熱の作用で伸びるようにし、その間、キャプスタンとブレーキはメッセンジャーワイヤに張力を同時に及ぼしてワイヤを機械的に伸長させる。したがって、メッセンジャーワイヤに生じた伸びは、熱により得られる漸次的な伸びと、メッセンジャーワイヤの機械的な伸びの合計である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
熱引張り法を使用する際には、幾つかの欠点が本来存在している。第1に、メッセンジャーワイヤを加熱することは、費用がかかり、しかも製造ラインの生産速度を制限する。メッセンジャーワイヤの冷却が、外被の押出し前に、メッセンジャーワイヤを巻き付けているリレー又は中継ドラムのところで起こり、メッセンジャーワイヤの冷却は、冷却用トラフ内でも起こる。メッセンジャーワイヤが冷えるとその長さが縮むのでコア長さが過剰となり、その結果、メッセンジャーワイヤに対するコア部分の望ましくないくっつきが生じることになる場合がある。さらに、キャプスタンはメッセンジャーワイヤとコア部分の両方に摩擦係合するので、その結果として、メッセンジャーワイヤとコア部分をつないでいるウェブを横切ってこれに損傷を及ぼすほどの大きさの張力が加わる場合がある。さらに、ケーブルは、コア部分の或る範囲の直径に関してはこれがキャプスタンに使えないような仕方でキャプスタンに嵌まる。
【0007】
別の欠点は、コア部分とキャプスタンとの間に隙間が無いことである。自己支持型ケーブルはキャプスタンを通って進むと、ケーブルの張力が無くなってコア部分がうねりを生じる。ケーブルを受け入れるキャプスタンの輪郭形状は、外被付きのメッセンジャーワイヤ及びコア部分が共にキャプスタンに結合されるように寸法決めされているので、コア部分にうねり部を生じさせるようにする隙間が存在しない。したがって、うねり部は、コア部分をキャプスタンの外部に巻き付けることにより作られる。隙間が無いとケーブルとキャプスタンとの間に摩擦が生じ、その結果、ケーブルが変形すると共に、或いはウェブが引き裂かれる場合があり、従って最終製品は顧客の設計仕様に合わなくなる場合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記のことを考慮して、本発明の目的は、メッセンジャーワイヤ及びコアを有する光ファイバケーブルの製造方法であって、メッセンジャーワイヤ及びコアをケーブル製造ライン中へ引き出す工程と、外被をメッセンジャーワイヤ及びコアの周りに押し出してケーブルを構成する工程と、ケーブルを、そのコア部分を受け入れる遊び部分を備えた引張装置を通す工程と、ケーブルが引張装置を通って進んでいるときにケーブルの張力を除く工程と、ケーブルが引張装置を通って進んでいるときに、コア部分と引張装置の遊び部分を非結合関係に維持してコア部分にうねり部を生じさせる工程とを備えていることを特徴とする方法を提供することにある。この方法は、引張装置がメッセンジャー部分とコア部分との間に窓を切断形成する工程を有するのが良い。
【0009】
本発明の別の目的は、メッセンジャーワイヤ及びコアを有する光ファイバケーブルの製造方法であって、張力を光ファイバケーブルに及ぼしてメッセンジャーワイヤ及びコアをコア製造ライン中へ引き出す工程と、光ファイバケーブルを、引張装置を通過させる工程と、ケーブルが引張装置を通って進んでいる間だけメッセンジャーワイヤの張力を除く工程とから成ることを特徴とする方法を提供することにある。
【0010】
本発明の別の目的は、メッセンジャー部分及びコア部分を有する自己支持型光ファイバケーブルの製造に用いられるケーブル引張装置であって、引張り凹部及び遊び凹部から成る輪郭形状のメッセンジャーテンショナを有し、引張り凹部は、メッセンジャー部分を把持し、それにより張力をこれに及ぼすよう働き、遊び凹部は、本質的に摩擦を生じさせないでコア部分にうねり部を形成させるよう働くことを特徴とするケーブル引張装置を提供することにある。ケーブル引張装置は、ケーブルに窓を形成する少なくとも1つのナイフを有するのが良い。
【0011】
本発明の別の目的は、光ファイバケーブルの製造に用いられる装置であって、ケーブルコア引張装置と、メッセンジャーワイヤ引張装置と、ケーブル引張装置とを有し、ケーブル引張装置は、引張り凹部及び遊び凹部から成る輪郭形状のメッセンジャーテンショナを有し、引張り凹部は、メッセンジャー部分を把持し、それにより張力をこれに及ぼすよう働き、遊び凹部は、本質的に摩擦を生じさせないでコア部分にうねり部を形成させるよう働くことを特徴とする装置を提供することにある。
【0012】
本発明の目的は、メッセンジャー部分及びコア部分を有する自己支持型光ファイバケーブルの製造に用いられるケーブル引張装置であって、引張り凹部及び遊び凹部を備えている輪郭形状のメッセンジャーテンショナを有し、引張り凹部は、メッセンジャー部分を掴み、それにより張力をこれに及ぼすよう働き、遊び凹部は、本質的に摩擦を生じさせないでコア部分にうねり部を形成させるよう働き、それにより、うねり部は、コア部分の中心に対して任意の半径方向に自由に形成できることを特徴とするケーブル引張装置を提供することにある。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1及び図2を参照して、本発明の装置及び方法で製造できる例示の自己支持型ケーブル10について説明する。自己支持型ケーブル10は、鋼線13を有するメッセンジャー部分12と、光ファイバリボン16が収められたスロットロッドタイプのケーブルコア15及びケーブルコア15に巻き付けられた吸水テープ19を有するケーブルコア部分14とを備えている。押出し加工により形成された外被17が、メッセンジャー部分12及びケーブルコア部分14を包み、外被のウェブ18が、メッセンジャー部分とケーブルコア部分をつなぎ合わせている。ケーブルコア部分14は、メッセンジャー部分12に対して約0.2%の余剰長さを有し、それによりケーブルコア部分14は、ウェブ18の間に少なくとも1つのうねり部を有している(図2)。
【0014】
本発明は、自己支持型のケーブル、例えば自己支持型ケーブル10を製造する方法及び装置に関する。本発明の方法及び装置は、例示の製造ライン20(図3)に具体化できる。製造ライン20は、コア巻出装置21、ダンサー22、転向用溝車23、長さカウンタ24、転向用溝車25、メッセンジャーワイヤ巻出装置26、押出し機27、冷却用トラフ28、ケーブル乾燥装置29、長さカウンタ31、直径ゲージ35、及びケーブル巻取装置36を有する。本発明の特徴によれば、製造ライン20は、ケーブルコア引張装置30、メッセンジャーワイヤ引張装置40、及びケーブル引張装置60を有する。
【0015】
ケーブル引張装置60は好ましくは、モータ(図示せず)により駆動される多巻キャプスタン(図5)の形態をした2つのメッセンジャーテンショナ61,71(図4)を有する。ケーブル10が巻取装置36に至るようにするための隙間を提供するために、メッセンジャーテンショナ71の回転面は、メッセンジャーテンショナ61の回転面から少なくとも1本分のケーブル幅、角度的にずれており、メッセンジャーテンショナ71の回転中心は、メッセンジャーテンショナ61の回転中心からずれている(図5)。メッセンジャーテンショナ61は好ましくは、自己支持型ケーブル10を受け入れる一連の受入れステーション又は部分63を有する(図6)。ケーブル引張装置60は、メッセンジャーテンショナ71に隣接して着脱自在に設けられた案内溝車72を有するのが良い(図5)。各受入れステーション63は、引張り凹部62、遊び凹部64及び中間部分68(図7)を有する輪郭形状を備えている。引張り凹部62は、メッセンジャー部分12の周りの外被17を掴むように寸法決めされた丸み付けされた表面又はV字形の溝の形態であるのが良い。遊び凹部64は好ましくは、円弧の形、例えば長円の形をしているのが良い。
【0016】
製造ライン20は、メッセンジャーワイヤ13及びコア15をケーブル製造ライン20中へ引き出す工程と、外被17をメッセンジャーワイヤ13及びコア15の周りに押し出してケーブル10を構成する工程と、ケーブル10を、そのコア部分14を受け入れる遊び部分64を備えた引張装置60の向うに通す工程と、ケーブルが引張装置60を通って進んでいるときにケーブルの張力を除く工程と、ケーブルが引張装置60を通って進んでいるときに、コア部分14と引張装置60の遊び部分64を非結合関係に維持してコア部分14にうねり部を生じさせる工程とを備えている自己支持型ケーブル10の製造方法を実施する。
【0017】
より具体的に説明すると、ケーブルコア15を巻出装置21から従来型ダンサー22に送り出し、転向用溝車23の周りに通してケーブルコア引張装置30内へ送り込み、そして転向用溝車25に差し向ける。ケーブルコア引張装置30は好ましくは、単巻張力キャプスタンである。メッセンジャーワイヤ13をメッセンジャーワイヤ巻出装置26からメッセンジャーワイヤ引張装置40及び転向用溝車25に送り出し、そしてこの転向用溝車のところでメッセンジャーワイヤ13を押出し機27に向かって方向転換させる。メッセンジャーワイヤ引張装置40は、コア部分14の十分な伸びが得られるようにするためにコア引張装置30よりも約0.2%遅い速度で走行する多巻張力キャプスタンであるのが好しい。この時点において、メッセンジャーワイヤ13及びケーブルコア15を押出し機27に送り込み、ここで例えば外被17を形成するポリエチレン材料をメッセンジャーワイヤ13及びケーブルコア15上に押出し被覆すると共に従来型プランジャ(図示せず)を用いてウェブ18間に窓を形成する。次に、外被17を冷却用トラフ26で冷却し、外被17の外径を直径ゲージ35で測定する。メッセンジャー部分12の張力を維持すると、その結果として冷却用トラフ28内では本質的にコアのうねり部は生じない。これについては、以下に詳細に説明する。ケーブルは、ケーブル引張装置60に入り、メッセンジャーテンショナ61,71に巻き付けられる。次に、自己支持型ケーブル10を巻取りリール36により集める。
【0018】
引張装置60は、メッセンジャーワイヤ13及びケーブルコア15をメッセンジャーワイヤ13に加わっている高い張力を維持して押出し工程から引き寄せる。本発明によれば、押出し機27のクロスヘッド内では、本質的にはメッセンジャーワイヤ13とケーブルコア15との間に相対的な速度差はない。装置40は装置60に対して遅い速度で駆動されるので、引張装置60とメッセンジャーワイヤ引張装置40との間でメッセンジャーワイヤ13には張力が生じる。図7に最も良く示すように、引張り凹部62は、メッセンジャー部分12を把持するが、遊び部分64はコア部分14に対して十分な非結合関係にあり、それにより引張装置60は、コア部分14に対して張力を直接及ぼさない。引張装置60はメッセンジャーワイヤ引張装置40と協働して好ましくはメッセンジャー部分12だけに直接張力を生じさせる。すると、メッセンジャー部分12中に生じた約8,000〜14,000Nの張力のうち幾分か、がウェブ18を横切ってコア部分14に伝わり、それによりコア部分14はメッセンジャー部分12の張力と比較して実質的に小さな張力を受け、即ち、コア部分14の張力は約100〜300Nである。ウェブ18が引き裂かれないようにするために、ウェブ18及びコア部分14に作用する剪断力は、コア部分14を製造ライン20中へ引き入れるのに必要な最小値に保たれる。
【0019】
さらに、本発明は、エラストマー又はプラスチック製の無端コンベヤを備えているメッセンジャーテンショナ81を有する引張装置80の形態で実施できる(図9)。各無端コンベヤは、引張り凹部82及び遊び凹部84を有している。無端コンベヤを従来のキャタピラ型装置に取り付けるのが良く、それによりコンベヤは、張力をメッセンジャー部分12に直線的に及ぼすよう駆動される。遊び凹部64は、ケーブル部分13にうねり部を生じさせることができる。
【0020】
本発明は、幾つかの利点を奏する。たとえば、遊び凹部64,84は、張力がコア部分14に直接及ばないようにし、ケーブル10が引張装置60,80を通って進んでいるときにコア部分14への張力を緩めることを容易にするので有利である。さらに、遊び凹部64,84は、コア部分について或る範囲の直径に対応できる。さらに、遊び凹部64,84を用いることにより、コア15に本質的に摩擦のないうねり部を形成でき、それによりウェブ18の損傷及びケーブルの過度の変形が回避される。うねり部をコア部分14の中心に対して任意の半径方向に形成するのが良い。うねり部の形成は、ケーブル10が引張装置60へのケーブル10の導入箇所(即ち、張力がメッセンジャー部分12において最も高い箇所)から引張装置60の出口(この箇所では、ケーブル10の張力は実質的に無くなる)に向かって進むにつれて起こる。引張装置60,80前後において張力を除くと、有利には、コア部分14はメッセンジャー部分12に対して長さが大きくなる、例えば約0.2%の値まで長くなる。しかしながら、コア部分14と遊び凹部64,84が偶発的に幾分か接触する場合があり、これによりコア部分13には摩擦がそれほど生じない。かかる偶発的接触により引き起こされる摩擦の作用を緩和するため、例えは、遊び凹部64は1又は2以上の本質的に摩擦のない支承型支持スペーサ74を有するのが良い(図10)。
【0021】
本発明は、ウェブ18間に窓を形成する少なくとも1つのナイフ90を有する引張装置60′の形態で実施できる(図11〜図14)。一連のナイフを中間部分68′に隣接してキャプスタン61′の単巻部上に形成するのが良い(図14)。ナイフ90は、窓を切断形成する鋭利な刃先92を有する(図11及び図13)のが好しい。引張装置60′は、ナイフ90と整列した状態の押さえ輪98を有するのが良く、従って除去されるべき外被17の一部が押さえ輪98とナイフ90との間でサンドイッチされて窓がケーブル10に形成されるようになる。
【0022】
本発明を上記の実施形態を参照して説明したが、これら実施形態は、本発明の技術的思想の例示であって、本発明を限定するものではない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲から逸脱せずに上記実施形態の改造及び設計変更を想到できよう。たとえば、本発明の遊び凹部は、張力を除いたときにケーブルに過度の摩擦を生じさせないでうねり部を形成するのに十分なスペースが得られることになるような形状であれば、任意の形状のものであって良い。本発明の装置及び方法は、上述の2つの大まかな種類、即ち、メッセンジャーワイヤに対して余剰長さをもたないコア部分を備えた自己支持型ケーブルと、メッセンジャーワイヤに対して代表的には約0.2%の余剰部分を有するコア部分を備えた自己支持型ケーブルとに分類される「8の字」形の自己支持型光ファイバケーブルの製造に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による例示の光ファイバケーブルの横断面図である。
【図2】図1の光ファイバケーブルの等角図である。
【図3】本発明によるケーブル製造工程の略図である。
【図4】本発明による引張装置の平面図である。
【図5】図4の引張装置の概略側面図である。
【図6】図4及び図5の引張装置の図5の6−6線に沿った部分的な横断面図である。
【図7】図6の引張装置の一部分を拡大した横断面図である。
【図8】図4の引張装置内に配置された自己支持型ケーブルの等角図である。
【図9】本発明の別の引張装置の一部分の横断面図である。
【図10】図4の引張装置の変形実施形態の一部分の横断面図である。
【図11】ケーブルの一部を切るナイフを有する本発明の別の引張装置の一部分を拡大した横断面図である。
【図12】図11の別の引張装置内に配置された自己支持型ケーブルの等角図である。
【図13】図11の別の引張装置の拡大等角図である。
【図14】図11の別の引張装置の概略側面図である。
【符号の説明】
10 自己支持型ケーブル
12 メッセンジャー部分
14 コア部分
15 ケーブルコア
17 外被
18 ウェブ
20 製造ライン
30 ケーブルコア引張装置
40 メッセンジャーワイヤ引張装置
60 ケーブル引張装置
62 引張り凹部
64 遊び凹部

Claims (9)

  1. メッセンジャーワイヤ及びコアを有する光ファイバケーブルの製造方法であって、
    前記メッセンジャーワイヤ及びコアをケーブル製造ライン中へ引き出す工程と、
    外被を前記メッセンジャーワイヤ及びコアの周りに押し出して、前記メッセンジャーワイヤが前記外被のウエブを介して前記コアに接続された組立体を構成する工程と、
    前記組立体を、そのコア部分を受け入れる遊び部分を備えた引張装置に、前記組立体のメッセンジャーワイヤに引張力が作用するように通す工程と、
    前記組立体が前記引張装置を通って進んでいるときに該組立体のメッセンジャーワイヤの張力を除く工程と、
    前記組立体が前記引張装置を通って進んでいるときに、前記コア部分と前記引張装置の遊び部分を非結合関係に維持してコア部分にうねり部を生じさせる工程と、
    を備えている、
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記引張装置は、メッセンジャー部分とコア部分との間に窓を形成する、
    請求項1に記載の方法。
  3. メッセンジャー部分及びコア部分を有する自己支持型光ファイバケーブルの製造に用いられるケーブル引張装置であって、
    引張り凹部及び遊び凹部を備えた輪郭のメッセンジャーテンショナを有し、
    前記引張り凹部は、メッセンジャー部分を把持し、それにより張力をこれに及ぼすよう働き、
    前記遊び凹部は、本質的に摩擦を生じさせないでコア部分にうねり部を形成させるよう働く、
    ことを特徴とするケーブル引張装置。
  4. 前記メッセンジャーテンショナは、キャプスタンから成る、
    請求項に記載のケーブル引張装置。
  5. 前記遊び凹部は、全体として長円形の形を有している、
    請求項に記載のケーブル引張装置。
  6. 前記遊び凹部は、全体として矩形の形を有している、
    請求項に記載のケーブル引張装置。
  7. 前記引張り凹部は、円弧の形をしている、
    請求項に記載のケーブル引張装置。
  8. 前記引張り凹部は、全体としてV字形の切欠きから成る、
    請求項に記載のケーブル引張装置。
  9. 前記引張装置は、メッセンジャー部分とコア部分とが外被のウエブにより接続されてなる組立体に窓を形成する少なくとも1つのナイフを有する、
    請求項に記載のケーブル引張装置。
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