JPH09300422A - 自己支持型ケーブルの製造方法 - Google Patents
自己支持型ケーブルの製造方法Info
- Publication number
- JPH09300422A JPH09300422A JP8141008A JP14100896A JPH09300422A JP H09300422 A JPH09300422 A JP H09300422A JP 8141008 A JP8141008 A JP 8141008A JP 14100896 A JP14100896 A JP 14100896A JP H09300422 A JPH09300422 A JP H09300422A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slit
- punching
- supporting
- cable
- connecting part
- Prior art date
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- Pending
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- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自己支持型ケーブルにおける支持線に対して
ケーブルの余長を作るためのスリットを穿設し、そのス
リットの亀裂の際限ない波及を防止する。 【解決手段】 支持線1Aとケーブル1Bとを連結する
支持連結部1Cを押出直後に、これに長手方向に適宜間
隔ごとに横方向からスリット刃4を切り込んで適宜長さ
のスリット2を形成する工程と、このスリット2の形成
された支持連結部1Cを冷却する工程と、スリット2の
両端部にその端点を含むように打抜き孔2Aを穿設する
工程とを有する自己支持型ケーブルの製造方法である。
ケーブルの余長を作るためのスリットを穿設し、そのス
リットの亀裂の際限ない波及を防止する。 【解決手段】 支持線1Aとケーブル1Bとを連結する
支持連結部1Cを押出直後に、これに長手方向に適宜間
隔ごとに横方向からスリット刃4を切り込んで適宜長さ
のスリット2を形成する工程と、このスリット2の形成
された支持連結部1Cを冷却する工程と、スリット2の
両端部にその端点を含むように打抜き孔2Aを穿設する
工程とを有する自己支持型ケーブルの製造方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自己支持型ケーブ
ルの製造方法に関するものである。
ルの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に自己支持型ケーブルの側面図およ
び横断面図が示されているが、主としてケーブル1Bに
かかる張力を担うために架設時にほぼ2パーセント増し
程度張られる支持線1Aに対して、光ファイバ心線など
を含みなるべく大きい張力のかからないようにしたいケ
ーブル1Bは、支持線1Aに対して長手方向にそれと同
程度の余長を持つように製造することが必要である。
び横断面図が示されているが、主としてケーブル1Bに
かかる張力を担うために架設時にほぼ2パーセント増し
程度張られる支持線1Aに対して、光ファイバ心線など
を含みなるべく大きい張力のかからないようにしたいケ
ーブル1Bは、支持線1Aに対して長手方向にそれと同
程度の余長を持つように製造することが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら支持線1
Aとケーブル1Bとを押出機2に供給してこの両者をつ
なぐ支持連結部1Cを長手方向に連続的に押出形成する
製造方法にあっては、支持線1Aとケーブル1Bとの長
さを互いに変えてケーブル1Bの方をわずかに長くして
余長を持たせ、しかもこの長さの余裕分が自己支持型ケ
ーブルの長手方向全体に均等に分布するようにすること
はかなり困難であった。
Aとケーブル1Bとを押出機2に供給してこの両者をつ
なぐ支持連結部1Cを長手方向に連続的に押出形成する
製造方法にあっては、支持線1Aとケーブル1Bとの長
さを互いに変えてケーブル1Bの方をわずかに長くして
余長を持たせ、しかもこの長さの余裕分が自己支持型ケ
ーブルの長手方向全体に均等に分布するようにすること
はかなり困難であった。
【0004】このための対策として、また風に対する抵
抗を小さくするために支持連結部1Cのスリットを入れ
る方法があるが、単なるスリットではその両端部に応力
が集中してそこから亀裂が際限なく拡がる傾向があり、
支持線1Aによってケーブル1Bを支持するという基本
的な作用が失われる欠点がある。
抗を小さくするために支持連結部1Cのスリットを入れ
る方法があるが、単なるスリットではその両端部に応力
が集中してそこから亀裂が際限なく拡がる傾向があり、
支持線1Aによってケーブル1Bを支持するという基本
的な作用が失われる欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、支持線とケーブルとを連結する
支持連結部を押出直後に、これに長手方向に適宜間隔ご
とに横方向からスリット刃を切り込んで適宜長さのスリ
ットを形成する工程と、前記スリットの形成された支持
連結部を冷却する工程と、前記スリットの両端部にその
端点を含むように打抜き孔を穿設する工程とを有する自
己支持型ケーブルの製造方法である。
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、支持線とケーブルとを連結する
支持連結部を押出直後に、これに長手方向に適宜間隔ご
とに横方向からスリット刃を切り込んで適宜長さのスリ
ットを形成する工程と、前記スリットの形成された支持
連結部を冷却する工程と、前記スリットの両端部にその
端点を含むように打抜き孔を穿設する工程とを有する自
己支持型ケーブルの製造方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】図1ないし図2についてこの発明
の方法を実施するための装置例を説明する。図1に示す
ように押出機3の直後にはスリット刃4が支持連結部1
Cに対して切り込み進退自在に設けられる。すなわち、
符号41はスリット刃4を進退させる適宜の流体圧シリ
ンダであり、反対側には当て板42が設けられる。
の方法を実施するための装置例を説明する。図1に示す
ように押出機3の直後にはスリット刃4が支持連結部1
Cに対して切り込み進退自在に設けられる。すなわち、
符号41はスリット刃4を進退させる適宜の流体圧シリ
ンダであり、反対側には当て板42が設けられる。
【0007】電磁弁4Aを励磁して流体圧シリンダ41
を作動させ、このスリット刃4を支持連結部1Cに押し
込むときには押出の送りのままに支持連結部1Cにスリ
ット2が形成される(図3参照)。もちろんスリット刃
4自体に切り開くための送りを与えてもよい。
を作動させ、このスリット刃4を支持連結部1Cに押し
込むときには押出の送りのままに支持連結部1Cにスリ
ット2が形成される(図3参照)。もちろんスリット刃
4自体に切り開くための送りを与えてもよい。
【0008】電磁弁4Aの励磁は所定の間隔をもってす
るが、それについては後述する。
るが、それについては後述する。
【0009】スリット形成装置の下流には冷却槽5が設
けられる。この冷却槽5によって支持連結部1Cは完全
に冷却固化する。冷却槽5の下流には打抜き装置6が配
置される。
けられる。この冷却槽5によって支持連結部1Cは完全
に冷却固化する。冷却槽5の下流には打抜き装置6が配
置される。
【0010】打抜き装置6は、同一平面上に位置し互い
に反対方向に回転する打抜きパンチ円板6Aと、打抜き
ダイ円板6Bからなる。打抜きパンチ円板6Aは図2に
明示されるように、打抜きパンチ用突出部61が円周等
分的に(図示の例では等分2個)所定の一定間隔をもっ
て形成されている円板である。これに対して打抜きダイ
円板6Bは、打抜きパンチ用突出部61に対応する円周
上の位置にこれを受ける打抜きダイ用凹部62が穿設さ
れている同様形状、同一直径の円板である。
に反対方向に回転する打抜きパンチ円板6Aと、打抜き
ダイ円板6Bからなる。打抜きパンチ円板6Aは図2に
明示されるように、打抜きパンチ用突出部61が円周等
分的に(図示の例では等分2個)所定の一定間隔をもっ
て形成されている円板である。これに対して打抜きダイ
円板6Bは、打抜きパンチ用突出部61に対応する円周
上の位置にこれを受ける打抜きダイ用凹部62が穿設さ
れている同様形状、同一直径の円板である。
【0011】打抜きパンチ円板6Aと打抜きダイ円板6
Bとは、それぞれの回転軸に固着されている歯車7Aと
7Bとが噛み合うことによって、同期的に互いに逆方向
に回転でき、打抜きパンチ用突出部61と打抜きダイ用
凹部62とが支持連結部1Cを挟んで係合することによ
ってこれを打抜くものである。歯車7Aの軸は駆動モー
タ8によって、所望の時間間隔をもって1回転づつの回
転が与えられる。
Bとは、それぞれの回転軸に固着されている歯車7Aと
7Bとが噛み合うことによって、同期的に互いに逆方向
に回転でき、打抜きパンチ用突出部61と打抜きダイ用
凹部62とが支持連結部1Cを挟んで係合することによ
ってこれを打抜くものである。歯車7Aの軸は駆動モー
タ8によって、所望の時間間隔をもって1回転づつの回
転が与えられる。
【0012】打抜きダイ円板6Bの回転軸、つまり歯車
7Bの回転軸は中空の打抜き片排出管を兼ねるようにさ
れている。すなわち、打抜きダイ用凹部62に連通して
打抜き逃げ部63が形成され、この室に連通するように
打抜き片排出管64として設けられるのである。
7Bの回転軸は中空の打抜き片排出管を兼ねるようにさ
れている。すなわち、打抜きダイ用凹部62に連通して
打抜き逃げ部63が形成され、この室に連通するように
打抜き片排出管64として設けられるのである。
【0013】打抜き片排出管64の下端には打抜き片受
け箱65が連通して設けられ、この打抜き片排出管64
と通じる側と反対側には適宜の排気ポンプ10に連通連
結される。こうして排気ポンプ10を作動させることに
よって、打抜き逃げ部63から打抜き片11が効率的に
吸い込む形で回収できるのである。
け箱65が連通して設けられ、この打抜き片排出管64
と通じる側と反対側には適宜の排気ポンプ10に連通連
結される。こうして排気ポンプ10を作動させることに
よって、打抜き逃げ部63から打抜き片11が効率的に
吸い込む形で回収できるのである。
【0014】つぎにスリット2の形成と、打抜き孔2A
との穿設をどのように調整するかについて説明する。歯
車7Aの一部に励磁片91を取付け、これに近接する外
部に近接スイッチ92を配置する。しかして近接スイッ
チ92と電磁弁4Aとの間に信号回路を設け、この近接
スイッチ92の励磁の度ごとに電磁弁4Aを作動させて
スリット2を形成させるものとする。つまり打抜き孔2
Aの2個に対してスリット2の1本を加工するわけであ
る。
との穿設をどのように調整するかについて説明する。歯
車7Aの一部に励磁片91を取付け、これに近接する外
部に近接スイッチ92を配置する。しかして近接スイッ
チ92と電磁弁4Aとの間に信号回路を設け、この近接
スイッチ92の励磁の度ごとに電磁弁4Aを作動させて
スリット2を形成させるものとする。つまり打抜き孔2
Aの2個に対してスリット2の1本を加工するわけであ
る。
【0015】もちろん図1においてスリット刃4の位置
と打抜き装置6との位置は長手方向に定まった間隔、す
なわち(スリットの長さとスリット間の距離の和)の整
数倍だけ離隔している必要がある。また打抜きパンチ用
突出部61の、打抜きパンチ円板6Aの円周に沿う間隔
はスリット2の長さに等しくなければならない。
と打抜き装置6との位置は長手方向に定まった間隔、す
なわち(スリットの長さとスリット間の距離の和)の整
数倍だけ離隔している必要がある。また打抜きパンチ用
突出部61の、打抜きパンチ円板6Aの円周に沿う間隔
はスリット2の長さに等しくなければならない。
【0016】スリット2の端部は切りっ放しでなく、そ
の端点を含むように打抜き孔2Aが穿設されるから、応
力が集中することもなく、従ってスリット2の亀裂がそ
の端部から進行することもない。
の端点を含むように打抜き孔2Aが穿設されるから、応
力が集中することもなく、従ってスリット2の亀裂がそ
の端部から進行することもない。
【0017】なお打抜き孔2Aの形状は図示の長方形で
なく、たとえば円形など別の形のものでよい。
なく、たとえば円形など別の形のものでよい。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、支持線とケーブルの
間の支持連結部に長手方向に一定の間隔をもってスリッ
トが形成され、そのスリット両端部には打抜き孔が穿設
されるので、スリットの亀裂が進行しない効果があり、
またスリットによってケーブルと支持線との間の一体性
が減殺され、支持線に対する引張応力がケーブルに悪影
響を与える事態が防止される利点がある。
間の支持連結部に長手方向に一定の間隔をもってスリッ
トが形成され、そのスリット両端部には打抜き孔が穿設
されるので、スリットの亀裂が進行しない効果があり、
またスリットによってケーブルと支持線との間の一体性
が減殺され、支持線に対する引張応力がケーブルに悪影
響を与える事態が防止される利点がある。
【図1】この発明の実施に使用する装置例をを示す側面
図である。
図である。
【図2】図1にX−X線による断面矢視図である。
【図3】この発明方法により形成される自己支持型ケー
ブルを示す部分的な側面図である。
ブルを示す部分的な側面図である。
1 自己支持型ケーブル 1A 支持線 1B ケーブル 1C 支持連結部 2 スリット 2A 打抜き孔 3 押出機 4 スリット刃 41 スリット進退シリンダ 42 当て板 4A 電磁弁 5 冷却槽 6 打抜き装置 6A 打抜きパンチ板 6B 打抜きダイ板 61 打抜きパンチ用突出部 62 打抜きダイ用凹部 63 打抜き逃げ部 64 打抜き片排出管 65 打抜き片受け箱 7A,7B 歯車 8 駆動モータ 91 近接スイッチ励磁片 92 近接スイッチ 10 排気ポンプ 11 打抜き片
Claims (1)
- 【請求項1】 支持線(1A)とケーブル(1B)とを
連結する支持連結部(1C)を押出直後に、これに長手
方向に適宜間隔ごとに横方向からスリット刃(4)を切
り込んで適宜長さのスリット(2)を形成する工程と、
前記スリット(2)の形成された支持連結部(1C)を
冷却する工程と、前記スリット(2)の両端部にその端
点を含むように打抜き孔(2A)を穿設する工程とを有
する自己支持型ケーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8141008A JPH09300422A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 自己支持型ケーブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8141008A JPH09300422A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 自己支持型ケーブルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09300422A true JPH09300422A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=15282051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8141008A Pending JPH09300422A (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 自己支持型ケーブルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09300422A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000028883A (ja) * | 1998-06-22 | 2000-01-28 | Siecor Operations Llc | 自己支持型光ファイバケ―ブルの製造装置及び方法 |
-
1996
- 1996-05-10 JP JP8141008A patent/JPH09300422A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000028883A (ja) * | 1998-06-22 | 2000-01-28 | Siecor Operations Llc | 自己支持型光ファイバケ―ブルの製造装置及び方法 |
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