JP2014046642A - ロープ被覆除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動鋸を用いてワイヤーロープからゴム被覆を除去する従来の方法は、手間が掛かる上に重労働であった。
【解決手段】本発明によるロープ被覆除去装置10は、架台11と、頂稜部14aにて境界をなす案内面14R,14Lを有し、頂稜部14aが架台11から垂直に立ち上がる山形の剥離案内板14と、ワイヤーロープ2が挿通される入口端15aおよび出口端15bを有し、ワイヤーロープ2の外径に対応した環状のカッター部15cが入口端15aに形成されたスリーブ15と、スリーブ15を間に挟んで剥離案内板14の頂稜部14aに沿って延在し、ゴム被覆部3に対して切り込み3aを入れる切り込みカッター16T,16Bと、スリーブ15の出口端15b側に配されてワイヤーロープ2を巻き取るためのウインチ17と、ウインチ17と剥離案内板14との間に位置してワイヤーロープ2を挟持する案内ローラーR,18Lとを具える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤーロープの被覆を除去するための装置に関する。
玉掛け作業などで用いられるワイヤーロープには、吊り下げられるワークの表面やワイヤーロープ自体の損傷を回避するため、ワイヤーロープの周囲を樹脂や合成ゴムなどで被覆したものが知られている。例えば、製紙工場などにおいては、原料タンクなどのシールロープとして図8に示すようなゴム被覆ロープ1が用いられる。このゴム被覆ロープ1は、多数本の鋼線を撚って束ねた外径が10ミリメートル、長さが約10メートルのワイヤーロープ2の両端にアイ2aを形成し、このワイヤーロープ2の両端部を除くその周囲にゴム被覆部3を約8メートルの長さに亙って被覆したものである。ゴム被覆部3の外径は35ミリメートル程度である。
このようなゴム被覆ロープ1のゴム被覆部3が摩耗または損傷したり、ワイヤーロープ2自体が寿命を迎えた場合には、ワイヤーロープ2からゴム被覆部3を除去し、ワイヤーロープ2を鉄くずとして分別廃棄処分する必要がある。このため、従来では廃棄すべきゴム被覆ロープ1をほぼ水平に引っ張った状態に保持し、この状態にて一方の作業員が電動鋸をゴム被覆ロープ1に沿って移動させ、これによってゴム被覆部3をワイヤーロープ2からそぎ取るようにしている。また、そぎ取ったゴム被覆部3を他方の作業員が掴んでワイヤーロープ2から引き離し、一方の作業員のそぎ取り作業を補助するようにしている。
特開2011−110705号公報
従来の方法では、電動鋸を用いているため、そぎ取りに伴って合成ゴムが粉塵となって飛散する上、鋸との摩擦に伴ってゴム被覆部を構成する合成ゴムが熱変成し、周囲に悪臭をもたらす。しかも、ワイヤーロープの外周面に接触する電動鋸の摩耗が激しく、頻繁に鋸の交換を行わなければならず、鋸の刃が折損して周囲に飛散する危険性もあった。また、ゴム被覆ロープの全周に亙ってそぎ取り作業を行う必要があるため、ゴム被覆ロープを数回回転させて同じそぎ取り作業を何度も繰り返さなければならない。従って、このそぎ取り回数が少ない場合には、比較的多量のゴム被覆部がゴム被覆ロープからそぎ取られずに残ってしまう問題もあった。
本発明の目的は、より容易かつ迅速にゴム被覆ロープからゴム被覆部を除去することができるロープ被覆除去装置を提供することにある。
本発明は、ワイヤーロープの長手方向両端部を除いてその外周にゴム被覆部が形成されたゴム被覆ロープから前記ゴム被覆部を除去するための装置であって、架台と、頂稜部にて境界をなす一対の案内面を有し、前記頂稜部が前記架台から垂直に立ち上がった状態で前記架台に取り付けられる山形の剥離案内板と、この剥離案内板の前記頂稜部を直角に貫通した状態で当該剥離案内板に固定され、前記ワイヤーロープが挿通される円形の入口端および出口端を有し、前記ワイヤーロープの外径に対応した環状のカッターが前記入口端に形成されたスリーブと、このスリーブを間に挟んで前記剥離案内板の頂稜部に沿って延在するように前記剥離案内板に取り付けられ、前記ゴム被覆部に対して径方向に沿った切り込みを入れる一対の切り込みカッターと、前記スリーブの出口端側の前記架台の端部に取り付けられ、前記剥離案内板の頂稜部および前記スリーブの中心軸線に対して直交する軸線回りに回転し、前記ワイヤーロープを巻き取るためのウインチと、このウインチと前記剥離案内板との間に位置するように前記架台に取り付けられ、当該ウインチの軸線と平行な方向に対向して前記ワイヤーロープを挟持する一対の案内ローラーとを具えたことを特徴とするものである。
本発明においては、まずゴム被覆ロープの一端側に露出状態となっているワイヤーロープの端部をスリーブの入口端から挿通し、さらに一対の案内ローラーの間を通してウインチに固定する。しかる後、ウインチを操作してワイヤーロープの巻き取りを開始すると、ゴム被覆部の端部が一対の切り込みカッターによって径方向に切り込まれ、さらにスリーブの入口端に形成された環状のカッターによってワイヤーロープから切り離される。そして、剥離案内板の案内面により、それぞれ半円筒状の連続体となってワイヤーロープから離れるように拡がり、ゴム被覆ロープの他端がスリーブに達する前に完全にワイヤーロープから切り離される。
本発明によるロープ被覆除去装置において、ウインチの軸線と平行な方向に往復動可能に架台に取り付けられた一対のサドルと、これら一対のサドルをウインチの軸線と平行な方向に相互に逆方向に同期駆動するためのサドル駆動手段とをさらに具えることができる。ここで、少なくとも剥離案内板およびスリーブが2分割構造を有し、一方を一対の案内ローラーの一方と共に一対のサドルの一方に取り付けると共に他方を他方の案内ローラーと共に他方のサドルに取り付けることが有効である。
この場合、スリーブの入口端側の架台の端部に取り付けられてゴム被覆ロープをスリーブの入口端に導く2分割構造の案内部材をさらに具えることができる。ここで、この2分割構造の案内部材の一方を一方のサドルに取り付けると共に他方を他方のサドルに取り付けることが有効である。
この場合、2分割構造の案内部材がゴム被覆ロープの外径よりも充分大きな内径を有し、スリーブと一直線状をなして配される筒状部材であってよい。
スリーブおよび一対の切り込みカッターがサドルに対してそれぞれ交換可能であってよい。
スリーブの入口端側の架台の端部に取り付けられてゴム被覆ロープをスリーブの入口端に導く案内部材をさらに具えることができる。
この場合、案内部材がゴム被覆ロープの外径よりも充分大きな内径を有し、スリーブと一直線状をなして配される筒状部材であってよい。
スリーブおよび一対の切り込みカッターが架台に対してそれぞれ交換可能であってよい。
ウインチの軸線と平行な方向に沿った一対の案内ローラーの対向間隔が変更可能であってよい。
一対の切り込みカッターは、スリーブの入口端よりも剥離案内板の頂稜部から突出し、スリーブの入口端から径方向に離れるほどその突出量が大きく設定されていることが好ましい。
本発明によると、ゴム被覆ロープから露出するワイヤーロープをスリーブおよび一対の案内ローラーに通してウインチに巻き掛けた後、ワイヤーロープをウインチに巻き取るだけで、ゴム被覆ロープからゴム被覆部を2分割した状態で連続的に剥ぎ取ることができる。
少なくとも剥離案内板およびスリーブを2分割構造にして一対のサドルに分けて取り付けた場合、ワイヤーロープをスリーブに挿通し、一対の案内ローラーを通してウインチに巻き掛ける操作を極めて簡単に行うことができる。
ゴム被覆ロープをスリーブの入口端に導く2分割構造の案内部材をさらに具えた場合も同様に、ゴム被覆ロープをスリーブ側に円滑に誘導させることができ、しかもゴム被覆ロープを案内部材に挿通させる作業を迅速に行うことができる。
スリーブおよび一対の切り込みカッターがサドルまたは架台に対してそれぞれ交換可能な場合、径の異なるゴム被覆ロープに対してもゴム被覆部を容易かつ安定して除去することができる。
スリーブの入口端側の架台の端部に取り付けられてゴム被覆ロープをスリーブの入口端に導く案内部材をさらに具えた場合、ゴム被覆ロープをスリーブ側に円滑に誘導させることができる。
ウインチの軸線と平行な方向に沿った一対の案内ローラーの対向間隔が変更可能な場合、径が異なるワイヤーロープであってもスリーブからウインチへとワイヤーロープをより安定した状態で円滑に導くことができる。
一対の切り込みカッターをスリーブの入口端よりも剥離案内板の頂稜部から突出させ、スリーブの入口端から径方向に離れるほどその突出量を大きく設定した場合、ゴム被覆部に対してより円滑に切り込みを入れることができる。
本発明によるロープ被覆除去装置を図8に示したゴム被覆ロープに適用した一実施形態の外観を表す立体投影図である。 図1に示した実施形態の平面図である。 図2中のIII−III矢視に沿った拡大断面図である。 図3と同様の断面図であるが、一対のサドルの間隔を広げた状態を示す。 図3中のV−V矢視に沿った断面図である。 図2中のVI−VI矢視に沿った拡大断面図である。 図2と同様の平面図であるが、被覆除去作業中の状態を示す。 本発明の対象となったゴム被覆ロープの一例を模式的に表す破断正面図である 。
本発明によるロープ被覆除去装置を図8に示したゴム被覆ロープ1に対して応用した一実施形態について、図1〜図7を参照しながら詳細に説明する。しかしながら、本発明はこのような実施形態のみに限らず、本発明の精神に帰属する他の任意のゴム被覆ロープに対しても応用することが可能である。つまり、本発明において規定したゴム被覆ロープは、意図したゴム状の特性を示す任意の樹脂による被覆がロープ本体に施されたものすべてを含み、従ってゴム被覆部は樹脂被覆部という表現に置き換えることができることに注意されたい。
本実施形態におけるロープ被覆除去装置10の外観を図1に示し、その平面形状を図2に示す。すなわち、このロープ被覆除去装置10は、図8に示すようなワイヤーロープ2の長手方向両端部を除いてその外周にゴム被覆部3が形成されたゴム被覆ロープ1からゴム被覆部3を除去するためのものである。このロープ被覆除去装置10は、架台11と、一対のサドル12R,12Lと、サドル駆動手段13と、山形の剥離案内板14と、スリーブ15と、一対の切り込みカッター16T,16Bと、ウインチ17と、一対の案内ローラー18R,18Lと、案内部材19とを具えている。本実施形態では剥離案内板14,スリーブ15,切り込みカッター16T,16B,案内ローラー18R,18L,案内部材19をそれぞれ2分割構造とし、これらを一対のサドル12R,12Lに分けて取り付けるようにしている。これにより、ロープ被覆除去装置10に対するゴム被覆ロープ1の装着性を簡便にすることができる。
図2中のIII−III矢視に沿った拡大断面形状を図3および図4に示し、図3中のV−V矢視に沿った断面形状を図5に示す。すなわち、前後に細長い架台11の中央部には、左右方向(図2中、上下方向)に延在する案内溝11aが形成されている。左右一対のサドル12R,12Lは、この案内溝11aに沿って左右方向にそれぞれ往復動可能に架台11に取り付けられている。左右一対のサドル12R,12Lをウインチ17の回転軸線17Cと平行な方向に相互に逆方向に同期駆動するための本実施形態におけるサドル駆動手段13は、駆動軸20と、一対のナット21R,21Lと、動力伝達機構22と、操作ハンドル23とを有する。案内溝11aに沿って延在する駆動軸20の左右両端部は、架台11に対して回転自在に支持され、この駆動軸20の左右には右ねじ部20Rと左ねじ部20Lとが形成されている。一方(右側)のナット21Rは、駆動軸20の右ねじ部20Rに螺合した状態で右側のサドル12Rに一体的に固定され、他方(左側)のナット21Lは、駆動軸20の左ねじ部20Lに螺合した状態で左側のサドル12Lに一体的に固定されている。駆動軸20の一端部と操作ハンドル23とを連結する本実施形態における動力伝達機構22は、図示しないウォームとウォーム歯車とを有し、操作ハンドル23に加えられる回転力が大きく減速された状態で駆動軸20に伝達されるようになっている。これにより、操作ハンドル23を操作することによって、左右一対のサドル12R,12Lをウインチ17の回転軸線17Cと平行な左右方向に同期駆動して架台11の案内溝11aに沿って相互に離れたり、逆に近づけたりさせることができる。
剥離案内板14は、頂稜部14aにて境界をなす一対の案内面14R,14Lを有し、頂稜部14aが架台11から垂直に立ち上がった状態でサドル12R,12Lを介して架台11に取り付けられている。本実施形態では頂稜部14aに沿って形成された分割部14Dにて右の案内面14R側と左の案内面14L側とに剥離案内板14が2分割されている。このように2分割された剥離案内板14は、右の案内面14R側が右側のサドル12Rに図示しない締結手段を用いて固定され、左の案内面14L側が左側のサドル12Lに図示しない締結手段を用いて固定される。なお、本実施形態では剥離案内板14と一体にサドル12R,12Lに取り付けられてスリーブ15および上下一対の切り込みカッター16T,16Bを安定して剥離案内板14に保持させるための左右一対の補強部材24R,24Lが設けられている。
スリーブ15は、剥離案内板14の頂稜部14aを直角に貫通した状態で剥離案内板14に一体的に固定され、ゴム被覆ロープ1のワイヤーロープ2が挿通される円形の入口端15aおよび出口端15bを有する。このスリーブ15の入口端15aには、ワイヤーロープ2の外径に対応した環状のカッター部15cが形成されている。本実施形態では、剥離案内板14の分割部14Dとつながる上下の分割部15Dにてスリーブ15が左右に2分割され、右側の部分15Rが剥離案内板14の右の案内面14R側に接合され、左側の部分15Lが左の案内面14L側に接合されている。なお、スリーブ15の入口端15aの内径をワイヤーロープ2の外径(公称)に可能な限り近付けることが有効であり、これによってゴム被覆ロープ1からゴム被覆部3をよりたくさん除去することができる。
一対の切り込みカッター16T,16Bは、スリーブ15を間に挟んで剥離案内板14の頂稜部14aに沿って延在するように剥離案内板14に取り付けられ、ゴム被覆ロープ1のゴム被覆部3に対して径方向に沿った一対の切り込み3aを入れるためのものである。本実施形態における切り込みカッター16T,16Bは、スリーブ15の入口端15aよりも剥離案内板14の頂稜部14aから突出し、スリーブ15の入口端15aから径方向に離れるほどその突出量が大きくなるように設定されている。これによってゴム被覆ロープ1のゴム被覆部3に対する一対の切り込みカッター16T,16Bの切り込み動作を少ない抵抗で滑らかに行うことができる。本実施形態では、上側の切り込みカッター16Tを剥離案内板14の右の案内面14R側に接合し、下側の切り込みカッター16Bを2剥離案内板14の左の案内面14L側に接合している。しかしながら、これら切り込みカッター16T,16Bを左右の案内面14R,14Lの何れかの側にのみ固定することも可能である。
ゴム被覆ロープ1のワイヤーロープ2を巻き取るためのウインチ17は、スリーブ15の出口端15b側の架台11の端部に取り付けられ、剥離案内板14の頂稜部14aおよびスリーブ15の中心軸線15Cに対して直交する回転軸線17C回りに回転する。本実施形態におけるウインチ17は、ハンドル17aを手動で回すことによってこれを操作する手動式のものであるが、電動式のウインチを採用することも当然可能である。
図2中のVI−VI矢視に沿った拡大断面形状を図6に示す。すなわち、一対の案内ローラー18R,18Lは、ウインチ17と剥離案内板14との間に位置するようにサドル12R,12Lを介して架台11に取り付けられ、ウインチ17の回転軸線17Cと平行な左右方向に対向してワイヤーロープ2を挟持する。これによって、スリーブ15の中心軸線15Cに沿ってゴム被覆ロープ1のワイヤーロープ2をスリーブ15の出口端15bから円滑に引き出すことができる。本実施形態では、左右一対の案内ローラー18R,18Lが左右一対のブラケット25R,25Lに回転自在に支持され、これら左右一対のブラケット25R,25Lが図示しない締結手段を介して左右一対のサドル12R,12Lに取り付けられている。各ブラケット25R,25Lには、ウインチ17の回転軸線17Cと平行な方向に延在する長孔26がそれぞれ形成されている。これら長孔26の所望の位置に案内ローラー18R,18Lの回転軸線18Cが位置するように、ブラケット25R,25Lに対する案内ローラー18R,18Lの取り付け位置をある程度調整することができる。つまり、ゴム被覆ロープ1のワイヤーロープ2の径が異なる場合であっても、案内ローラー18R,18Lの交換を行うことなく、ウインチ17の回転軸線17Cと平行な方向に沿った一対の案内ローラー18R,18Lの対向間隔を変更するだけで対応可能となる。
案内部材19は、スリーブ15の入口端15a側の架台11の端部に取り付けられてゴム被覆ロープ1を円滑にスリーブ15の入口端15aへと導く機能を有する。本実施形態における案内部材19は、ゴム被覆ロープ1の外径よりも充分大きな内径を有し、スリーブ15と一直線状をなして配される筒状部材である。本実施形態では、この筒状部材19を上下に形成された分割部19Dにて左右に2分割され、右側の部分19Rが右側のサドル12Rに固定され、左側の部分19Lが左側のサドル12L側に固定されている。ゴム被覆ロープ1をスリーブ15の入口端15aに円滑に導ことができさえすれば、このような筒状部材19に代えて複数列のローラー群などで案内部材を構成することも当然可能である。
従って、廃棄処分すべきゴム被覆ロープ1からゴム被覆部3を除去する場合、まずサドル12R,12Lが相互に離れるように、サドル駆動手段13の操作ハンドル23を操作する。また、ゴム被覆ロープ1の一端部から露出状態となっているワイヤーロープ2の端部をウインチ17に繋ぐ。次に、露出したワイヤーロープ2の部分が一対の案内ローラー18R,18Lならびにスリーブ15の右側および左側の部分15R,15Lの間に位置し、これに続くゴム被覆ロープ1の部分が筒状部材19の右側および左側の部分19R,19Lの間に位置するように保持する。この状態にて、サドル12R,12Lが相互に近づくように、サドル駆動手段13の操作ハンドル23を操作する。この場合、剥離案内板14の分割部14D,スリーブ15の分割部15D,筒状部材19の分割部19Dが完全に密着状態となってサドル12R,12Lの移動が不可能となるまで、操作ハンドル23を回転させる。本実施形態では、サドル駆動手段13に組み込まれた動力伝達機構22としてウォームとウォーム歯車とを用いたことにより、一対のサドル12R,12Lを強力に駆動することができる。また、駆動軸20の長手方向に沿った外力がサドル12R,12Lに加わったとしても、サドル12R,12Lが動いてしまうような不具合を阻止することができる。
しかる後、ウインチ17のハンドル17aを操作してワイヤーロープ2の巻き取りを開始する。ワイヤーロープ2の巻き取りに伴ってゴム被覆部3の端部が上下一対の切り込みカッター16T,16Bに達すると、ゴム被覆部3に切り込みaが入れられる。さらに、スリーブ15に形成された環状のカッター部15cがワイヤーロープ2とゴム被覆部3とを切り離し、それぞれ半円筒状となったゴム被覆部3が剥離案内板14の左右の案内面14R,14Lに導かれて左右に分かれる。結果として、ゴム被覆ロープ1からゴム被覆部3を除去したワイヤーロープ2がウインチ17に連続的に巻き取られて行く。この状態が図7に示されている。
スリーブ15のカッター部15cや一対の切り込みカッター16T,16Bの切れ味が低下したり、特に外径寸法の異なるゴム被覆ロープ1からゴム被覆部3を除去する場合、スリーブ15および切り込みカッター16T,16Bを剥離案内板14と共に交換する。また、必要に応じて一対の案内ローラー18R,18Lの対向間隔を変更するか、またはこれらを径の異なるものに交換する。
上述した実施形態では、一対のサドル12R,12Lを相互に逆方向に同期移動させるようにしたが、一方のサドルを架台11に固定または省略し、他方のサドルのみ駆動するようにしてもよい。また、このようなサドルを省略し、架台11に対して少なくともスリーブ15および一対の切り込みカッター16T,16Bを交換可能に取り付けるようにしてもよい。この場合においても、スリーブ15および一対の切り込みカッター16T,16Bを架台11に対してそれぞれ交換可能にしておくことにより、径の異なるゴム被覆ロープ1に対するゴム被覆部3の除去を円滑に行うことができる。
このように、本発明はその特許請求の範囲に記載された事項のみから解釈されるべきものであり、上述した実施形態においても、本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が記載した事項以外に可能である。つまり、上述した実施形態におけるすべての事項は、本発明を限定するためのものではなく、本発明とは直接的に関係のないあらゆる構成を含め、その用途や目的などに応じて任意に変更し得るものである。
1 ゴム被覆ロープ
2 ワイヤーロープ
2a アイ
3 ゴム被覆部
3a 切り込み
10 ロープ被覆除去装置
11 架台
11a 案内溝
12R,12L サドル
13 サドル駆動手段
14 剥離案内板
14a 頂稜部
14R,14L 案内面
14D 分割部
15 スリーブ
15a 入口端
15b 出口端
15c カッター
15C 中心軸線
15D 分割部
15R 右側の部分
15L 左側の部分
16T,16B 切り込みカッター
17 ウインチ
17a ハンドル
17C 回転軸線
18R,18L 案内ローラー
18C 回転軸線
19 案内部材
19D 分割部
19R 右側の部分
19L 左側の部分
20 駆動軸
20R 右ねじ部
20L 左ねじ部
21R,21L ナット
22 動力伝達機構
23 操作ハンドル
24R,24L 補強部材
25R,25L ブラケット
26 長孔

Claims (8)

  1. ワイヤーロープの長手方向両端部を除いてその外周にゴム被覆部が形成されたゴム被覆ロープから前記ゴム被覆部を除去するための装置であって、
    架台と、
    頂稜部にて境界をなす一対の案内面を有し、前記頂稜部が前記架台から垂直に立ち上がった状態で前記架台に取り付けられる山形の剥離案内板と、
    この剥離案内板の前記頂稜部を直角に貫通した状態で当該剥離案内板に固定され、前記ワイヤーロープが挿通される円形の入口端および出口端を有し、前記ワイヤーロープの外径に対応した環状のカッターが前記入口端に形成されたスリーブと、
    このスリーブを間に挟んで前記剥離案内板の頂稜部に沿って延在するように前記剥離案内板に取り付けられ、前記ゴム被覆部に対して径方向に沿った切り込みを入れる一対の切り込みカッターと、
    前記スリーブの出口端側の前記架台の端部に取り付けられ、前記剥離案内板の頂稜部および前記スリーブの中心軸線に対して直交する軸線回りに回転し、前記ワイヤーロープを巻き取るためのウインチと、
    このウインチと前記剥離案内板との間に位置するように前記架台に取り付けられ、当該ウインチの軸線と平行な方向に対向して前記ワイヤーロープを挟持する一対の案内ローラーと
    を具えたことを特徴とするロープ被覆除去装置。
  2. 前記ウインチの軸線と平行な方向に往復動可能に前記架台に取り付けられた一対のサドルと、
    これら一対のサドルを前記ウインチの軸線と平行な方向に相互に逆方向に同期駆動するためのサドル駆動手段と
    をさらに具え、少なくとも前記剥離案内板およびスリーブが2分割構造を有し、一方が前記一対の案内ローラーの一方と共に前記一対のサドルの一方に取り付けられると共に他方が他方の前記案内ローラーと共に他方の前記サドルに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のロープ被覆除去装置。
  3. 前記スリーブの入口端側の前記架台の端部に取り付けられて前記ゴム被覆ロープを前記スリーブの入口端に導く2分割構造の案内部材をさらに具え、この2分割構造の案内部材の一方が前記一方のサドルに取り付けられると共に他方が前記他方のサドルに取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のロープ被覆除去装置。
  4. 前記スリーブおよび一対の切り込みカッターが前記サドルに対してそれぞれ交換可能であることを特徴とする請求項1に記載のロープ被覆除去装置。
  5. 前記スリーブの入口端側の前記架台の端部に取り付けられて前記ゴム被覆ロープを前記スリーブの入口端に導く案内部材をさらに具えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のロープ被覆除去装置。
  6. 前記スリーブおよび一対の切り込みカッターが前記架台に対してそれぞれ交換可能であることを特徴とする請求項1または請求項5に記載のロープ被覆除去装置。
  7. 前記ウインチの軸線と平行な方向に沿った前記一対の案内ローラーの対向間隔が変更可能であることを特徴とする請求項1または請求項6に記載のロープ被覆除去装置。
  8. 前記一対の切り込みカッターは、前記スリーブの入口端よりも前記剥離案内板の頂稜部から突出し、前記スリーブの入口端から径方向に離れるほどその突出量が大きく設定されていることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載のロープ被覆除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106269776A (zh) * 2015-05-14 2017-01-04 福建纳川管材科技股份有限公司 钢骨架塑料复合管钢丝剥离装置
CN107931487A (zh) * 2017-11-03 2018-04-20 宁波汽车软轴软管有限公司 汽车拉索切段去皮打花一体机

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