JP4995217B2 - 軌道系車両用台車及び軌道系車両 - Google Patents

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Description

本発明は、軌道上を走行する軌道系車両用台車に関する。また、本発明は、当該軌道系車両用台車を備える軌道系車両に関する。
一般的に、地下鉄や新交通システムなどの軌道系車両(以下、「車両」という)は、軌道に沿って設けられたガイドレールに案内されながら軌道上を走行する構成となっている。従来の車両の台車では、ゴムタイヤなどから構成される走行輪が、ガイドレールによって案内される案内輪に対して常に一定の方向を向いて配置されていたため、走行輪の向きは、ガイドレールに倣って変化するだけであった。しかしながら、車両が曲線のガイドレールに進入する際、走行輪の直進しようとする力や車両に作用する遠心力によって、案内輪にはガイドレールへと向かう案内輪作用力が大きく作用し、案内輪とガイドレールとが大きな圧力で接触することとなる。その結果、案内輪およびガイドレールが、摩耗や劣化などし易くなり問題となっていた。
そこで、案内輪作用力に対向する走行輪のコーナリングフォースを増加させて、案内輪とガイドレールとの接触圧力を低減する対策が取られている。コーナリングフォースを増加する手法としては、車両の台車に走行輪を操舵するためのステアリング機構を設け、曲線のガイドレールに進入する際に、このステアリング機構によってスリップアングル(操舵角)を増加させるように走行輪を操舵することが行われている。
このようなステアリング機構を備える台車は、特許文献1に開示されている。特許文献1では、キングピンにより回動可能に構成された一対の走行輪が、車軸によって連結され、さらに車幅方向に沿って配置されるタイロッドによって互いに連動可能に構成されている。一方で、ガイドレールに案内される案内輪が案内フレームに取付けられており、この案内フレームは車軸に対して一対の走行輪間中央を中心として旋回可能となっている。また、一対の走行輪の一方と案内フレームとを操舵可能に連結する操舵ロッドが、車幅方向に沿って配設されており、操舵ロッドの一方の端部が、一対の走行輪の一方を操舵するためのステアリングアームに取付けられ、操舵ロッドの他方の端部が、車両前後方向に移動可能に案内フレームに取付けられている。加えて、案内フレームには車両前後方向に伸縮可能なアクチュエータが設けられており、操舵ロッドの案内フレーム側の端部はアクチュエータに取付けられている。このようなアクチュエータの動作によって、操舵ロッドの案内フレーム側の端部が移動すると、この端部と案内フレームの旋回中心(または車軸)との距離が、操舵ロッドの走行輪側の端部と車軸との距離に対して変更されて、操舵ロッドが車軸に対して傾いた姿勢となる。その結果、操舵ロッドの移動に対するステアリングアームの移動量が変化し、このステアリングアームによって操舵される走行輪のスリップアングルが変化することとなる。
米国特許第6477963号明細書
しかしながら、特許文献1の台車では、アクチュエータの車両前後方向の動作によって、車幅方向に配置された操舵ロッドの姿勢を変化させて、案内フレームの旋回に伴って操舵される走行輪の操舵角を調整する構成となっている。そのため、アクチュエータの動作と操舵ロッドの姿勢変化と走行輪の操舵角の変化との関係が複雑になっており、その構造および制御が複雑になっている。そのため、走行輪の操舵角を微妙に変化させるように、アクチュエータの動作を制御することが難しくなっており、例えば、直線走行中の車両を安定走行させるために、横風などの外乱に対応して走行輪の操舵角を微調整することが難しくなっている。
また、特許文献1の台車では、アクチュエータの故障を想定したフェイルセーフ機能が設けられていない。そのため、走行輪が案内フレームに対して傾いた状態でアクチュエータが故障すると、直線走行状態における走行輪のアライメントがずれることとなる。この場合、走行輪がサイドスリップした状態で走行することとなり問題となる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、構造をシンプルにしながら、案内輪およびガイドレール間の摩耗や劣化を防止して、アクチュエータを用いた場合には、その制御をシンプルにしながら、走行輪のスリップアングルの微調整を可能とし、かつアクチュエータの故障に伴う不具合の発生を防止可能とし、かつ走行安定性を確保した軌道系車両用台車を提供することにある。
課題を解決するために本発明の軌道系車両用台車は、ステアリング車軸の両端にそれぞれキングピンによって連結された一対の走行輪と、走行軌道上に設けられるガイドに沿って案内される案内輪と、前記案内輪を取付けた案内フレームとを備え、前記案内フレームが前記ステアリング車軸に対して旋回可能に構成されている、軌道系車両用台車において、前記ステアリング車軸に対して車両前後方向の中央側で車幅方向に沿って配置され、かつ前記一対の走行輪を連動可能に構成したタイロッドと、前記ステアリング車軸に対して車両前後方向の車端側に配置され、かつ前記一対の走行輪の一方を操舵可能に構成した連結ロッドと、車両前後方向に沿って配設され、かつ前記一対の走行輪の一方のキングピンに取付けられる第1ステアリングアームと、車両前後方向に沿って配設され、かつ前記一対の走行輪の他方のキングピンに取付けられる第2ステアリングアームと、前記ステアリング車軸の車幅方向中央で前記ステアリング車軸を跨ぐように車両前後方向に沿って設けられる車軸ブラケットと、前記車軸ブラケットに設けられ、かつ前記車軸ブラケットに対して前記ステアリング車軸を跨ぐように車両前後方向に位置調整可能に構成される支持軸と、車両前後方向に沿って配置されるリンクレバーとを備え、前記タイロッドの両端部が、前記第1ステアリングアームおよび前記第2ステアリングアームの中央側端部にそれぞれ回動可能に取付けられ、前記連結ロッドの両端部が、前記第1ステアリングアームの車端側端部および前記リンクレバーの車端側端部にそれぞれ回動可能に取付けられ、前記リンクレバーの中間部が、前記案内フレームに回動可能に取付けられ、前記リンクレバーの中央側端部に車両前後方向に延びる長孔が設けられ、前記長孔と前記支持軸とが一定の位置で回動可能に係合している。
本発明の軌道系車両用台車では、前記支持軸の移動後に、前記支持軸を元の位置に復帰可能とするための復元機構が前記案内フレームに設けられ、前記ステアリング車軸に設けられたアクチュエータによって、前記支持軸が車両前後方向に移動可能に構成されている。
本発明の軌道系車両用台車では、前記案内フレームに設けられた板バネによって前記案内輪が支持され、前記板バネの変位量を検出するための検出手段が設けられ、前記検出手段により検出される板バネの変位量に対応して前記アクチュエータを制御するための制御手段が設けられている。
本発明の軌道系車両は、上述の軌道系車両用台車を備えている。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。本発明の軌道系車両用台車は、ステアリング車軸の両端にそれぞれキングピンによって連結された一対の走行輪と、走行軌道上に設けられるガイドに沿って案内される案内輪と、前記案内輪を取付けた案内フレームとを備え、前記案内フレームが前記ステアリング車軸に対して旋回可能に構成されている、軌道系車両用台車において、前記ステアリング車軸に対して車両前後方向の中央側で車幅方向に沿って配置され、かつ前記一対の走行輪を連動可能に構成したタイロッドと、前記ステアリング車軸に対して車両前後方向の車端側に配置され、かつ前記一対の走行輪の一方を操舵可能に構成した連結ロッドと、車両前後方向に沿って配設され、かつ前記一対の走行輪の一方のキングピンに取付けられる第1ステアリングアームと、車両前後方向に沿って配設され、かつ前記一対の走行輪の他方のキングピンに取付けられる第2ステアリングアームと、前記ステアリング車軸の車幅方向中央で前記ステアリング車軸を跨ぐように車両前後方向に沿って設けられる車軸ブラケットと、前記車軸ブラケットに設けられ、かつ前記車軸ブラケットに対して前記ステアリング車軸を跨ぐように車両前後方向に位置調整可能に構成される支持軸と、車両前後方向に沿って配置されるリンクレバーとを備え、前記タイロッドの両端部が、前記第1ステアリングアームおよび前記第2ステアリングアームの中央側端部にそれぞれ回動可能に取付けられ、前記連結ロッドの両端部が、前記第1ステアリングアームの車端側端部および前記リンクレバーの車端側端部にそれぞれ回動可能に取付けられ、前記リンクレバーの中間部が、前記案内フレームに回動可能に取付けられ、前記リンクレバーの中央側端部に車両前後方向に延びる長孔が設けられ、前記長孔と前記支持軸とが一定の位置で回動可能に係合している。
そのため、前記リンクレバーの回動中心として構成される前記支持軸が、前記ステアリング車軸を跨いで車両前後方向に移動可能となっている。
ここで、前記リンクレバーの回動中心が前記ステアリング車軸の車端側に位置する場合、曲線のガイドレールに沿って前記案内輪および前記案内フレームが旋回すると、前記リンクレバーの中間部が前記案内フレームに回動可能に取付けられていることによって、前記リンクレバーは、その中央側端部の前記支持軸を中心に回動する。前記リンクレバーの車端側端部から中央側端部の前記支持軸までの距離と前記リンクレバーの中間部から中央側端部の前記支持軸までの距離との比率に対応して、前記リンクレバーの車端側端部は、前記リンクレバーの中間部よりも大きく回動する。このとき、案内フレームの旋回と同方向に大きく振られることとなる。そのため、前記連結ロッドが移動し、第1ステアリングアームが移動し、その結果、前記一対の走行輪の一方が、前記案内フレームの旋回角よりも大きくきられて、オーバーステア状態のスリップアングルとなるように、操舵されることとなる。さらに、前記一対の走行輪の一方が操舵されることに伴って、前記タイロッドが移動し、前記第2ステアリングアームが移動し、その結果、前記一対の走行輪の他方が、オーバーステア状態のスリップアングルとなるように、操舵されることとなる。
一方で、前記リンクレバーの回動中心が前記ステアリング車軸の中央側に位置する場合、前記案内輪および前記案内フレームが旋回すると、前記リンクレバーの車端側端部から中央側端部の前記支持軸までの距離と前記リンクレバーの中間部から中央側端部の前記支持軸までの距離との比率に対応して、前記リンクレバーの車端側端部は、前記リンクレバーの中間部よりも大きく回動する。このとき、前記リンクレバーの車端側端部は、前記案内フレームの旋回と反対方向に振られることとなる。そのため、前記連結ロッドが移動し、前記第1ステアリングアームが移動し、その結果、前記一対の走行輪の一方が、前記案内フレームの旋回角よりも小さくきられて、アンダーステア状態のスリップアングルとなるように、操舵されることとなる。さらに、前記一対の走行輪の一方が操舵されることに伴って、前記タイロッドが移動し、前記第2ステアリングアームが移動し、その結果、前記一対の走行輪の他方が、アンダーステア状態のスリップアングルとなるように、操舵されることとなる。
前記支持軸の移動によって、前記リンクレバーの車端側端部から中央側端部の前記支持軸までの距離と前記リンクレバーの中間部から中央側端部の前記支持軸までの距離との比率が変更可能となるため、前記走行輪のスリップアングルがオーバーステア状態とアンダーステア状態との間で変更可能となっている。そのため、前記一対の走行輪のスリップアングルを、曲線のガイドレールの曲率半径および車両の走行速度などに対応して、オーバーステア状態およびアンダーステア状態のいずれかに適宜調整することによって、前記一対の走行輪のコーナリングフォースを調整することができる。その結果、前記案内輪の前記ガイドレールに向かう案内輪作用力を低減し、前記案内輪と前記ガイドレールとの接触圧力を低減させることができる。さらに、例えば、前記走行輪がゴムタイヤの場合には、ゴムタイヤの摩耗により変化するコーナリングフォースの減少に対応して、オーバーステア状態で前記リンクレバーの車端側端部から中央側端部の前記支持軸までの距離を前記リンクレバーの中間部から中央側端部の前記支持軸までの距離に対して増加させることによって、前記一対の走行輪のスリップアングルを増加させ、前記案内輪と前記ガイドレールとの接触圧力を効率的に低減するように調整することができる。よって、このように前記軌道系車両用台車の構造をシンプルにしながら、前記案内輪およびガイドレール間の摩耗や劣化を効率的に防止でき、かつ車両の走行安定性を確保できる。
本発明の軌道系車両用台車では、前記支持軸の移動後に、前記支持軸を元の位置に復帰可能とするための復元機構が前記案内フレームに設けられ、前記ステアリング車軸に設けられたアクチュエータによって、前記支持軸が車両前後方向に移動可能に構成されており、前記リンクレバーの車端側端部から中央側端部の前記支持軸までの距離と前記リンクレバーの中間部から中央側端部の前記支持軸までの距離との比率を前記アクチュエータによって制御することと、前記一対の走行輪のスリップアングルを調整することとの関係がシンプルになっている。従って、前記軌道系車両用台車の制御をシンプルにできる。また、前記アクチュエータが故障した場合にも、前記復元機構によって、前記支持軸が前記アクチュエータによって移動する前の元の中立位置に復帰可能となっている。また、前記アクチュエータの動作が、前記案内フレームの旋回と前記走行輪の操舵と切り離されているため、前記アクチュエータが故障した場合でも、前記一対の走行輪が直線走行および曲線走行に対応して通常通り操舵されて、車両が通常走行可能となっている。よって、アクチュエータの故障に伴う不具合の発生を防止でき、かつ車両の走行安定性を確保できる。
本発明の軌道系車両用台車では、前記案内フレームに設けられた板バネによって前記案内輪が支持され、前記板バネの変位量を検出するための検出手段が設けられ、前記検出手段により検出される板バネの変位量に対応して前記アクチュエータを制御するための制御手段が設けられており、前記案内輪がガイドレールから衝撃などの外乱を受けた場合でも、前記板バネによって前記案内フレームに伝わる外乱が緩和されて、車両の走行安定性が確保されることとなる。また、車両の搭乗者の乗り心地も改善される。さらに、前記検出手段によって検出される前記案内フレームに対する前記案内輪の変位量に対応して、迅速に前記一対の走行輪の操舵量が前記アクチュエータによって制御されることとなる。そのため、車両が曲線のガイドレールを走行する場合などにも、迅速かつ適切に前記一対の走行輪のスリップアングルが調整されることとなる。よって、車両の走行安定性が確保されることとなる。
本発明の軌道系車両は、上述の軌道系車両用台車を備えているので、上述の軌道系車両用台車と同様の効果が得られる。
本発明の第1実施形態において直線走行時の軌道系車両の概略を示す説明図である。 本発明の第1実施形態における軌道系車両用台車の概略を示す平面図である。 本発明の第1実施形態における軌道系車両用台車の概略を示す正面図である。 本発明の第1実施形態において曲線走行時の軌道系車両の概略を示す説明図である。 (a)オーバーステアの状態にある車両前方側の軌道系車両用台車の概略を示す説明図である。(b)オーバーステアの状態にある車両前方側の軌道系車両用台車を拡大した図である。 (a)アンダーステアの状態にある車両前方側の軌道系車両用台車の概略を示す説明図である。(b)アンダーステアの状態にある車両前方側の軌道系車両用台車を拡大した図である。 本発明の第2実施形態において直線走行時の軌道系車両の概略を示す説明図である。 本発明の第3実施形態において直線走行時の軌道系車両の概略を示す説明図である。
本発明の第1実施形態〜第3実施形態の軌道系車両(以下、「車両」という)に用いられる台車について以下に説明する。本発明の第1実施形態〜第3実施形態では、車両の一例として、車両前方側および後方側に台車を設けた車両を用いて説明するものとし、車両の進行方向を車両前方として説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態の車両用台車について以下に説明する。図1を参照すると、矢印Aの方向に進行する車両において、車幅方向に左右一対のセンターガイド1が、車両の車幅方向中間で車両の軌道経路に沿って配置されており、車両は、このセンターガイド1に沿って案内されながら走行する構成となっている。このような車両において、車体2の下部には、車両の前方側の前側台車3および後方側の後側台車4がそれぞれ配置されている。
ここで、前方側の前側台車3および後方側の後側台車4(以下、「台車3,4」と呼ぶ)の構造について、図1〜図3を参照しながら説明する。台車3,4には、一対の走行輪5が設けられている。この走行輪5の一例として、主に地下鉄および新交通システムなどの車両では、ゴムタイヤが用いられている。なお、走行輪5の他の例として、鉄製の車輪などの他の素材から作製される車輪が用いられてもよい。このような一対の走行輪5は、同一軸線5aを中心として回動可能に構成されるとともに、互いに車幅方向に間隔を空けて配置されている。また、台車3,4には、走行輪5の軸線5aに沿ってステアリング車軸6が配設されている。一対の走行輪5は、ステアリング車軸6の両端部にそれぞれキングピン7によって取付けられており、互いに連結されている。一方で、ステアリング車軸6の下方には、ステアリング車軸6に対して車両前後方向に延びるように案内フレーム8が配設されている。
ここで、図2および図3を参照すると、案内フレーム8には、車両前後方向に延びる一対の縦梁8aが車幅方向に間隔を空けて配設されており、さらに、一対の縦梁8aの車両前後方向の両端部間でそれぞれ延在する横梁8bが配設されている。この縦梁8aの両端部には、それぞれ案内輪9が回動軸9aを中心に回動可能に取付けられている。そのため、ステアリング車軸6に対して車両前後方向の車端側および中央側に、それぞれ一対の案内輪9が位置することとなる。一対の案内輪9の間をセンターガイド1が通過しており、案内輪9は、このセンターガイド1の車幅方向の外側面を転動して、センターガイド1によって案内されることとなる。
案内フレーム8には、一対の縦梁8a間で延在する支持梁8cが、ステアリング車軸6と車端側の横梁8bとの間の位置に配設されている。この支持梁8cには、上方に向かって突出する取付軸10が設けられている。取付軸10は、一対の走行輪5間の中央で車両前後方向に延びる中央軸線5b上に配置されている。
案内フレーム8には、一対の縦梁8aから車幅方向外側にそれぞれ延びる第1旋回部材11が、ステアリング車軸6に沿って配設されている。第1旋回部材11の下方には、車幅方向に延びる第2旋回部材12が配設されている。第1旋回部材11と第2旋回部材12との間には、リニアガイド13が設けられている。リニアガイド13は、一対の走行輪5間中央で上下方向に延びる旋回中心軸8dを中心として一定の半径を有する仮想円8e上に配置されている。旋回中心軸8dは、走行輪5の軸線5aと一対の走行輪5間の中央で車両前後方向に延びる中央軸線5bとの交点に対応している。このリニアガイド13によって、第1旋回部材11は、第2旋回部材12に対して、旋回中心軸8dを中心に旋回可能となっている。また、第2旋回部材12は、ステアリング車軸6に取付けられており、そのため、案内フレーム8が、ステアリング車軸6に対して旋回中心軸8dを中心に旋回可能となっている。
図2に示すように、台車3,4には、復元ロッド14および水平ダンパ15が設けられている。なお、図3では、復元ロッド14および水平ダンパ15を省略している。復元ロッド14は、ステアリング車軸6の車端側で、かつ中央軸線5bに対して一対の走行輪5の一方側に配置されている。復元ロッド14の一端部は、案内フレーム8の縦梁8aに回動可能に取付けられ、復元ロッド14の他端部は、第2旋回部材12に回動可能に取付けられている。一方で、水平ダンパ15は、ステアリング車軸6に対して車端側で、かつ中央軸線5bに対して一対の走行輪5の他方側に配置されている。水平ダンパ15の一端部は、案内フレーム8の縦梁8aに回動可能に取付けられ、水平ダンパ15の他端部は、第2旋回部材12に回動可能に取付けられている。そのため、このような復元ロッド14および水平ダンパ15によって、案内フレーム8が、旋回後においても元の中立位置に復帰可能となり、さらには案内フレーム8の旋回が緩衝されることとなる。
ここで再び図1および図2を参照すると、一対の走行輪5の一方を操舵可能にする第1ステアリングアーム16が、車両前後方向に沿って配設され、かつ一対の走行輪5の一方のキングピン7に取付けられている。一対の走行輪5の他方を操舵可能にする第2ステアリングアーム17が、車両前後方向に沿って配設され、かつ一対の走行輪5の他方のキングピン7に取付けられている。一対の走行輪5を互いに連動させるためのタイロッド18が、ステアリング車軸6の中央側で車幅方向に沿って配設されている。タイロッド18の両端部は、それぞれ第1ステアリングアーム16および第2ステアリングアーム17の中央側端部に回動可能に取付けられている。また、一対の走行輪5の一方を操舵するための連結ロッド19が、ステアリング車軸6の車端側で車幅方向に沿って配設されている。
ステアリング車軸6の車幅方向中央部には、ステアリング車軸6を跨ぐように車両前後方向に沿って配設される車軸ブラケット20が取付けられている。車軸ブラケット20には、車両上方に突出する支持軸21が設けられている。支持軸21は、ステアリング車軸6を跨ぐように車両前後方向に位置調整可能に構成されている。台車3,4には、リンクレバー22がステアリング車軸6を跨ぐように中央軸線5bに沿って配設されている。
連結ロッド19の一端部には、第1ステアリングアーム16の車端側端部が回動可能に取付けられ、連結ロッド19の他端部には、リンクレバー22の車端側端部が回動可能に取付けられている。リンクレバー22の中間部は、案内フレーム8に設けられた取付軸10に回動可能に取付けられている。リンクレバー22の中央側端部には、ステアリング車軸6を跨ぐように車両前後方向に延びる長孔22aが設けられている。この長孔22aと車軸ブラケット20に設けられた支持軸21とが一定の位置で回動可能に係合している。そのため、支持軸21と長孔22aとの係合位置は、ステアリング車軸6を跨ぐように車両前後方向に変更可能となっている。
ここで、支持軸21と長孔22aとの係合位置の変更に伴う走行輪5のスリップアングルの変化について、図4、図5(a)、図5(b)、図6(a)および図6(b)を参照しながら説明する。
支持軸21と長孔22aとの係合位置がステアリング車軸6に対して車端側である場合について、図4、図5(a)、図5(b)を参照しながら説明する。リンクレバー22の回動中心として構成される支持軸21が、ステアリング車軸6に対して距離d1(図5(a)に示す)車端側に位置する場合、曲線のセンターガイド1に沿って案内輪9および案内フレーム8が旋回すると、リンクレバー22の中間部が案内フレーム8に回動可能に取付けられていることによって、リンクレバー22は、その中央側端部の支持軸21を中心に回動する。リンクレバー22の車端側端部から中央側端部の支持軸21までの距離d2(図5(a)に示す)とリンクレバー22の中間部から中央側端部の支持軸21までの距離d3(図5(a)に示す)との比率に対応して、リンクレバー22の車端側端部は、リンクレバー22の中間部よりも大きく回動する。このとき、リンクレバー22の車端側端部は、案内フレーム8の車幅方向左右中間を通る軸線8fに対して、案内フレーム8の旋回と同方向側に大きく振られることとなる。そのため、連結ロッド19が移動し、第1ステアリングアーム16が移動する。その結果、前側台車3においては、一対の走行輪5の一方で、曲線の接線方向に対して内軌側に傾くスリップアングルα1が生じて、後側台車4においては、一対の走行輪5の一方で、曲線の接線方向に対して外軌側に傾くスリップアングルα2が生じることとなる。さらに、一対の走行輪5の一方が操舵されることに伴って、タイロッド18が移動し、第2ステアリングアーム17が移動する。その結果、前側台車3においては、一対の走行輪5の他方で、曲線の接線方向に対して内軌側に傾くスリップアングルα1が生じて、後側台車4においては、一対の走行輪5の他方で、曲線の接線方向に対して外軌側に傾くスリップアングルα2が生じることとなる。よって、台車3,4はオーバーステアの状態になる。以上のようなモードは、車両がカント付きの曲線を平衡速度よりも少し高いスピードで走行し、かつカントの不足した状態で走行する状況で、使用されるものである。
このとき、前側台車3においては、一対の走行輪5には曲線の内側に向かうコーナリングフォース(矢印CF1で示す)が生じて、内軌側において、車端側の案内輪9における曲線に対して外側に向かう案内輪作用力(矢印F1で示す)が低減され、中央側の案内輪9における曲線に対して外側に向かう案内輪作用力(矢印F2で示す)が低減され、センターガイド1と内軌側の案内輪9との接触圧力が低減されることとなる。一方で、後側台車4においては、一対の走行輪5には曲線の外側に向かうコーナリングフォース(矢印CF2で示す)が生じて、外軌側において、車端側の案内輪9における曲線に対して内側に向かう案内輪作用力(矢印F3で示す)が低減され、中央側の案内輪9における曲線に対して内側に向かう案内輪作用力(矢印F4で示す)が低減され、センターガイド1と外軌側の案内輪9との接触圧力が低減されることとなる。
一方で、支持軸21と長孔22aとの係合位置がステアリング車軸6に対して車両中央側である場合について、図6(a)および図6(b)参照しながら説明する。リンクレバー22の回動中心として構成される支持軸21が、ステアリング車軸6に対して距離d4(図6(a)に示す)中央側に位置する場合、曲線のセンターガイド1に沿って案内輪9および案内フレーム8が旋回すると、リンクレバー22の中間部が案内フレーム8に回動可能に取付けられていることによって、リンクレバー22は、その中央側端部の支持軸21を中心に回動する。このとき、リンクレバー22の車端側端部から中央側端部の支持軸21までの距離d5(図6(a)に示す)とリンクレバー22の中間部から中央側端部の支持軸21までの距離d6(図6(a)に示す)との比率に対応して、リンクレバー22の車端側端部は、リンクレバー22の中間部よりも大きく回動する。このとき、リンクレバー22の車端側端部は、案内フレーム8の車幅方向左右中間を通る軸線8fに対して、案内フレーム8の旋回と反対方向側に振られることとなる。そのため、連結ロッド19が移動し、第1ステアリングアーム16が移動する。その結果、前側台車3においては、一対の走行輪5の一方で、曲線の接線方向に対して外軌側に傾くスリップアングルα3が生じて、後側台車4においては、一対の走行輪5の一方で、曲線の接線方向に対して内軌側に傾くスリップアングルα4(図示せず)が生じることとなる。さらに、一対の走行輪5の一方が操舵されることに伴って、タイロッド18が移動し、第2ステアリングアーム17が移動する。その結果、前側台車3においては、一対の走行輪5の他方で、曲線の接線方向に対して外軌側に傾くスリップアングルα3が生じて、後側台車4においては、一対の走行輪5の他方で、曲線の接線方向に対して内軌側に傾くスリップアングルα4(図示せず)が生じることとなる。よって、台車3,4はアンダーステアの状態になる。以上のようなモードは、車両がカント付きの曲線を平衡速度よりも少し低いスピードで走行し、かつカント過多の状態で走行する状況で、使用されるものである。
このとき、前側台車3においては、一対の走行輪5には曲線の外側に向かうコーナリングフォース(矢印CF3で示す)が生じて、外軌側において、車端側の案内輪9における曲線に対して内側に向かう案内輪作用力(矢印F5で示す)が低減され、中央側の案内輪9における曲線に対して内側に向かう案内輪作用力(矢印F6で示す)が低減され、センターガイド1と外軌側の案内輪9との接触圧力が低減されることとなる。一方で、図示はしないが、後側台車4においては、一対の走行輪5には曲線の内側に向かうコーナリングフォースが生じて、内軌側において、車端側の案内輪9における曲線に対して外側に向かう案内輪作用力が低減され、中央側の案内輪9における曲線に対して外側に向かう案内輪作用力が低減され、センターガイド1と外軌側の案内輪9との接触圧力が低減されることとなる。
以上のように、本発明の第1実施形態によれば、一対の走行輪5のスリップアングルを、曲線のセンターガイド1の曲率半径および車両の走行速度などに対応して、オーバーステア状態およびアンダーステア状態のいずれかに適宜調整することによって、一対の走行輪5のコーナリングフォースを調整することができる。その結果、案内輪9のセンターガイド1に向かう案内輪作用力を低減し、センターガイド1と案内輪9との接触圧力を低減させることができる。例えば、走行輪5がゴムタイヤの場合には、ゴムタイヤの摩耗により変化するコーナリングフォースの減少に対応して、オーバーステア状態でリンクレバー22の車端側端部から中央側端部の支持軸21までの距離をリンクレバー22の中間部から中央側端部の支持軸21までの距離に対して増加させることによって、一対の走行輪5のスリップアングルを増加させ、センターガイド1と案内輪9との接触圧力を効率的に低減するように調整することができる。
よって、このように台車3,4の構造をシンプルにしながら、前記案内輪およびセンターガイド間の摩耗や劣化を効率的に防止でき、かつ車両の走行安定性を確保できる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態の車両用台車について以下に説明する。第2実施形態の車両の基本的な構成は、第1実施形態の車両の構成と同様になっている。第1実施形態と同様な要素は、第1実施形態と同様の符号および名称を用いて説明する。ここでは、第1実施形態と異なる構成について説明する。
図7に示すように、案内フレーム8には、復元機構31が車両前後方向に沿って配設されている。復元機構31は、曲線走行時などに移動した支持軸21を、直線走行状態の元の中立位置に復帰可能とするように構成されている。なお、復元機構31の一例としては、コイルバネが用いられるとよいが、コイルバネ以外の他の付勢手段が用いられてもよい。また、案内フレーム8には、車両前後方向に伸縮動作可能なアクチュエータ32が、車両前後方向に沿って配置されている。このアクチュエータ32は、支持軸21を車両前後方向に移動可能とするように構成されている。そのため、支持軸21の車両前後方向の位置は、アクチュエータ32の動作によって調整可能となっている。
以上のように、本発明の第2実施形態によれば、リンクレバー22の車端側端部から中央側端部の支持軸21までの距離とリンクレバー22の中間部から中央側端部の支持軸21までの距離との比率をアクチュエータ32によって制御することと、一対の走行輪5のスリップアングルを調整することとの関係がシンプルになっている。従って、台車3,4の制御をシンプルにできる。また、アクチュエータ32が故障した場合にも、復元機構31によって支持軸21がアクチュエータ32による移動前の元の中立位置に復帰可能となっている。また、アクチュエータ32の動作が、案内フレーム8の旋回と走行輪5の操舵と切り離されているため、アクチュエータ32が故障した場合でも、一対の走行輪5が直線走行および曲線走行に対応して通常通り操舵されて、車両が通常走行可能となっている。よって、アクチュエータ32の故障に伴う不具合の発生を防止でき、ひいては車両の走行安定性を確保できる。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態の車両用台車について以下に説明する。第3実施形態の車両の基本的な構成は、第2実施形態の車両の構成と同様になっている。第2実施形態と同様な要素は、第2実施形態と同様の符号および名称を用いて説明する。ここでは、第2実施形態と異なる構成について説明する。
図8に示すように、案内フレーム8には、車両前後方向に延びる一対の縦梁8gが車幅方向に間隔を空けて配設されている。さらに、案内フレーム8の車両前後方向の両端部には、それぞれ車幅方向に延在する横梁8hが配設されている。横梁8hの両端部には、それぞれ案内輪9が回動軸9aを中心に回動可能に取付けられている。縦梁8gの車両前後方向の両端部と横梁8hとの間には、板バネ41が配設されている。そのため、ステアリング車軸6に対して車両前後方向の車端側および中央側に、それぞれ一対の案内輪9および板バネ41が位置することとなる。一対の案内輪9の間をセンターガイド1が通過しており、案内輪9は、このセンターガイド1の車幅方向の外側面を転動して、センターガイド1によって案内されることとなる。
板バネ41の変位量を検出可能な検出手段42が、板バネ41に対応して案内フレーム8に設けられている。検出手段42の一例として、リミットスイッチが用いられるとよいが、板バネ41の変位量を検出可能であれば他の検出手段が用いられてもよい。また、検出手段42により検出される板バネ41の変位量に対応して、アクチュエータ32を制御するための制御手段43が設けられている。
以上のように、本発明の第3実施形態によれば、案内輪9がセンターガイド1から衝撃などの外乱を受けた場合でも、板バネ41によって案内フレーム8に伝わる外乱が緩和されて、車両の走行安定性が確保されることとなる。また、車両の搭乗者の乗り心地も改善される。さらに、検出手段42によって検出される案内フレーム8に対する案内輪9の変位量に対応して、一対の走行輪5の操舵量がアクチュエータ32によって迅速に制御されることとなる。そのため、車両が曲線のセンターガイド1を走行する場合などにも、迅速かつ適切に一対の走行輪5のスリップアングルが調整されることとなる。よって、車両の走行安定性が確保されることとなる。
ここまで本発明の実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、実施形態の第1変形例として、第1実施形態〜第3実施形態において、案内輪9が、センターガイド方式のガイドレールにおいて、車幅方向に左右一対設けられるガイドレールの車幅方向内側の面を転動して、案内される構成であってもよい。第1実施形態〜第3実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の実施形態の第2変形例として、第1実施形態〜第3実施形態において、案内輪9が、車両の車幅方向外側に配置される左右一対のサイドガイドに案内される構成であってもよい。第1実施形態〜第3実施形態と同様の効果が得られる。
1 センターガイド
2 車体
3 前側台車
4 後側台車
5 走行輪
5a 軸線
5b 中央軸線
6 ステアリング車軸
7 キングピン
8 案内フレーム
8a,8g 縦梁
8b,8h 横梁
8c 支持梁
8d 旋回中心軸
8e 仮想円
8f 軸線
9 案内輪
10 取付軸
11 第1旋回部材
12 第2旋回部材
13 リニアガイド
14 復元ロッド
15 水平ダンパ
16 第1ステアリングアーム
17 第2ステアリングアーム
18 タイロッド
19 連結ロッド
20 車軸ブラケット
21 支持軸
22 リンクレバー
22a 長孔
31 復元機構
32 アクチュエータ
41 板バネ
42 検出手段
43 制御手段

A,F1〜F6,CF1〜CF3,S 矢印
α1〜α3 スリップアングル
d1〜d6 距離

Claims (4)

  1. ステアリング車軸の両端にそれぞれキングピンによって連結された一対の走行輪と、
    走行軌道上に設けられるガイドに沿って案内される案内輪と、
    前記案内輪を取付けた案内フレームと
    を備え、
    前記案内フレームが前記ステアリング車軸に対して旋回可能に構成されている、軌道系車両用台車において、
    前記ステアリング車軸に対して車両前後方向の中央側で車幅方向に沿って配置され、かつ前記一対の走行輪を連動可能に構成したタイロッドと、
    前記ステアリング車軸に対して車両前後方向の車端側に配置され、かつ前記一対の走行輪の一方を操舵可能に構成した連結ロッドと、
    車両前後方向に沿って配設され、かつ前記一対の走行輪の一方のキングピンに取付けられる第1ステアリングアームと、
    車両前後方向に沿って配設され、かつ前記一対の走行輪の他方のキングピンに取付けられる第2ステアリングアームと、
    前記ステアリング車軸の車幅方向中央で前記ステアリング車軸を跨ぐように車両前後方向に沿って設けられる車軸ブラケットと、
    前記車軸ブラケットに設けられ、かつ前記車軸ブラケットに対して前記ステアリング車軸を跨ぐように車両前後方向に位置調整可能に構成される支持軸と、
    車両前後方向に沿って配置されるリンクレバーとを備え、
    前記タイロッドの両端部が、前記第1ステアリングアームおよび前記第2ステアリングアームの中央側端部にそれぞれ回動可能に取付けられ、
    前記連結ロッドの両端部が、前記第1ステアリングアームの車端側端部および前記リンクレバーの車端側端部にそれぞれ回動可能に取付けられ、
    前記リンクレバーの中間部が、前記案内フレームに回動可能に取付けられ、
    前記リンクレバーの中央側端部に車両前後方向に延びる長孔が設けられ、
    前記長孔と前記支持軸とが一定の位置で回動可能に係合している、軌道系車両用台車
  2. 前記支持軸の移動後に、前記支持軸を元の位置に復帰可能とするための復元機構が前記案内フレームに設けられ、前記ステアリング車軸に設けられたアクチュエータによって、前記支持軸が車両前後方向に移動可能に構成されている、請求項1に記載の軌道系車両用台車
  3. 前記案内フレームに設けられた板バネによって前記案内輪が支持され、前記板バネの変位量を検出するための検出手段が設けられ、前記検出手段により検出される板バネの変位量に対応して前記アクチュエータを制御するための制御手段が設けられている、請求項2に記載の軌道系車両用台車
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の軌道系車両用台車を備えている軌道系車両。
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