JP4994606B2 - ノンハロゲン系絶縁電線およびワイヤーハーネス - Google Patents

ノンハロゲン系絶縁電線およびワイヤーハーネス Download PDF

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Description

本発明は、ノンハロゲン系絶縁電線およびワイヤーハーネスに関し、さらに詳しくは、多層構造を有するノンハロゲン系絶縁電線およびこれを用いたワイヤーハーネスに関するものである。
従来、例えば、車両部品、電気・電子機器部品などの配線には、導体の外周に樹脂組成物よりなる被覆材が被覆された絶縁電線が多用されている。この種の絶縁電線のうち、とりわけ、耐熱性が必要な部位に適用される絶縁電線では、その被覆材として、添加する熱安定剤、可塑剤などの種類や量、重合度などを調整したり、架橋を施したりすることにより耐熱性を向上させた塩化ビニル樹脂組成物が使用されてきた。
しかしながら、この種の塩化ビニル樹脂組成物は、ハロゲン元素を含有しているため、車両の火災時や電気・電子機器の焼却廃棄時などの燃焼時に有害なハロゲン系ガスを大気中に放出し、環境汚染の原因になるという問題があった。
そのため、地球環境への負荷を抑制するなどの観点から、近年では、ポリエチレンなどのオレフィン系樹脂に、ノンハロゲン系難燃剤として水酸化マグネシウムなどの金属水和物を添加した、いわゆるノンハロゲン系難燃性樹脂組成物への代替が進められている。
ところが、基本的にオレフィン系樹脂は燃えやすく、また、ノンハロゲン系難燃剤は、ハロゲン系難燃剤に比較して難燃化効果に劣る。したがって、ノンハロゲン系難燃性樹脂組成物では、十分な難燃性を確保するため、金属水和物を多量に添加する必要があり、これに起因して耐摩耗性、引張伸び、引張強度などの機械的特性が著しく低下するという欠点があった。
そこで、このような欠点を補うため、例えば、特許文献1には、ポリエチレンまたはα−オレフィン共重合体とエチレン共重合体またはゴムとを含む樹脂成分中に、金属水和物、架橋助剤を添加し、さらに特定の官能基を含有させてなる難燃性樹脂組成物が開示されている。
特許第3280105号公報
しかしながら、従来知られる難燃性樹脂組成物を導体の外周に1層被覆した絶縁電線は、耐熱性、耐摩耗性、柔軟性などの電線特性が未だ十分でなく、これをさらに改良する必要があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、十分な難燃性を有し、耐熱性、耐摩耗性、柔軟性に優れたノンハロゲン系絶縁電線を提供することにある。
また、このノンハロゲン系絶縁電線を含んだワイヤーハーネスを提供することにある。
これら課題を解決するため、本発明に係るノンハロゲン系絶縁電線は、導体の外周に1層以上からなる内層が被覆され、内層の外周に最外層が被覆されたものであって、最外層の厚さは、10〜40μmの範囲内にあり、最外層は、融点が180℃以上のオレフィン系樹脂および/または−Si(X)(X)(X)基(但し、X、X、Xは、アルキル基またはアルコキシ基からなり、少なくとも1つはアルコキシ基である)を有するオレフィン系樹脂を20重量%以上含む樹脂組成物よりなり、内層のうち少なくとも1層は、(A)融点が180℃以上のオレフィン系樹脂50〜5重量部と、(B)オレフィン系樹脂(ただし、前記(A)のオレフィン系樹脂を除く)50〜95重量部と、(C)金属水和物30〜250重量部とを含む樹脂組成物よりなることを要旨とする。
この際、前記(B)成分50〜95重量部中には、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、変成スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、オレフィン結晶−エチレンブチレン−オレフィン結晶ブロック共重合体、および、エチレン−酢酸ビニル共重合体から選択された1種または2種以上の共重合体が10.5〜60質量%含まれていても良い。そして、前記最外層が、融点が180℃以上のオレフィン系樹脂を20重量%以上含む樹脂組成物よりなる場合においては、内層における(A)融点が180℃以上のオレフィン系樹脂の弾性率は、最外層における融点が180℃以上のオレフィン系樹脂の弾性率以下であると良い。
また、最外層および/または内層は、架橋されていると良い。
一方、本発明に係るワイヤーハーネスは、上記ノンハロゲン系絶縁電線を含んでなることを要旨とする。
本発明に係るノンハロゲン系絶縁電線は、多層構造を有しており、最外層は、その厚さが特定範囲内にあるとともに特定の樹脂組成物よりなり、1層以上からなる内層のうち、少なくとも1層は、特定の樹脂組成物よりなっている。
そのため、上記ノンハロゲン系絶縁電線によれば、内層が特定量の金属水和物を含んでいるので、十分な難燃性を有する。
また、上記特定の最外層および内層を有しているので、例えば、自動車のエンジンルーム周りなど、比較的高温に曝される部位に適用された場合であっても、被覆材が溶融したり、熱により変形したりし難く、耐熱性に優れる。
また、上記最外層を形成する樹脂組成物は、金属水和物が高充填されていない。そのため、金属水和物を多量に含んだ難燃性樹脂組成物を1層被覆した従来の絶縁電線に比較して、この最外層を有する分、とりわけ耐摩耗性などの機械的特性に優れる。
また、上記特定の最外層および内層を有しているので、柔軟性にも優れる。
この際、内層における(A)融点が180℃以上のオレフィン系樹脂の弾性率が、最外層における融点が180℃以上のオレフィン系樹脂の弾性率以下である場合には、最外層の耐摩耗性、内層の柔軟性が一層向上する。
また、上記最外層および/または内層が架橋されている場合には、耐熱性が一層向上する。
また、本発明に係るワイヤーハーネスは、上記ノンハロゲン系絶縁電線を含んでいるので、十分な難燃性を有し、耐熱性、耐摩耗性、柔軟性に優れる。
したがって、上記ノンハロゲン系絶縁電線およびワイヤーハーネスは、とりわけ、高温負荷、振動などがかかる部位に好適に用いることができ、長期にわたって高い信頼性を発揮できる。
以下、発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下では、本実施形態に係るノンハロゲン系絶縁電線を「本電線」と、本実施形態に係るワイヤーハーネスを「本ワイヤーハーネス」ということがある。)。
1.本電線
本電線は、導体の外周に内層が被覆され、内層の外周に最外層が被覆された多層構造を有している。
1.1 導体
上記導体としては、単体の金属線、複数本の金属素線が撚り合わされたもの、複数本の金属素線が撚り合わされ、さらに圧縮されたものなどが挙げられる。また、その導体径や導体の材質などは、特に限定されるものではなく、用途に応じて適宜選択することができる。
1.2 最外層
本電線において、最外層は、その厚さが10〜100μmの範囲内にある。好ましくは、15〜60μm、より好ましくは、20〜50μmの範囲内にあると良い。
最外層の厚さが10μmよりも薄くなると、十分な耐摩耗性が得られ難くなる傾向が見られ、一方、100μmより厚くなると、十分な難燃性が得られ難くなる傾向が見られる。したがって、最外層の厚さは、これらに留意して決定すると良い。
ここで、この最外層は、融点が180℃以上のオレフィン系樹脂および/または−Si(X)(X)(X)基(但し、X、X、Xは、アルキル基またはアルコキシ基からなり、少なくとも1つはアルコキシ基である)を有するオレフィン系樹脂を含む外側樹脂組成物よりなっている。
すなわち、外側樹脂組成物は、融点が180℃以上のオレフィン系樹脂、−Si(X)(X)(X)基を有するオレフィン系樹脂の何れか一方を含んでいても良いし、あるいは、双方を含んでいても良い。また、融点が180℃以上のオレフィン系樹脂、−Si(X)(X)(X)基を有するオレフィン系樹脂は、それぞれ1種の樹脂からなっていても良いし、2種以上の樹脂が混合されていても良い。
外側樹脂組成物中に含まれる、融点が180℃以上のオレフィン系樹脂としては、具体的には、例えば、ポリメチルペンテンなどが挙げられる。なお、ポリメチルペンテンは、弾性率など物性の異なるものが複数混合されていても良い。
一方、外側樹脂組成物中に含まれる、−Si(X)(X)(X)基を有するオレフィン系樹脂は、オレフィン系樹脂中に−Si(X)(X)(X)基が何れの形で導入されていても良い。X、X、Xとしては、具体的には、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、メトキシ基、エトキシ基、β−メトキシエトキシ基、ブトキシ基などが挙げられる。
−Si(X)(X)(X)基を有するオレフィン系樹脂としては、具体的には、例えば、オレフィン系樹脂の主鎖および/または側鎖に−Si(X)(X)(X)基含有化合物が過酸化物などを用いてグラフトされたものや、オレフィンおよび/またはオレフィン系樹脂と−Si(X)(X)(X)基含有化合物とが共重合されたものなどが挙げられる。
上記−Si(X)(X)(X)基含有化合物としては、具体的には、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランなどが挙げられる。これらは1種または2種以上併用しても良い。
上記オレフィンとしては、具体的には、例えば、エチレン、プロピレン、エチレン−酢酸ビニル、エチレン−アクリレートなどが挙げられる。これらは1種または2種以上併用しても良い。
上記オレフィン系樹脂としては、具体的には、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)、ポリプロピレン(ホモ、ブロック、ランダム)、ポリブチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルメタアクリレート共重合体、エチレン−ブチルアクリレート共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−メチルペンテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−ドデセン共重合体、オレフィン結晶−エチレンブチレン−オレフィン結晶ブロック共重合体などが挙げられる。これらは1種または2種以上併用しても良い。
また、外側樹脂組成物において、融点が180℃以上のオレフィン系樹脂および/または−Si(X)(X)(X)基を有するオレフィン系樹脂は、少なくとも20重量%以上含まれている。好ましくは、25重量%以上、より好ましくは、30重量%以上含まれていると良い。
融点が180℃以上のオレフィン系樹脂および/または−Si(X)(X)(X)基を有するオレフィン系樹脂の含有率が20重量%未満になると、例えば、180℃以上の高温下で電線同士が熱融着したり、被覆材の加熱変形量が大きくなるなど、耐熱性が低下するからである。
外側樹脂組成物における他の成分としては、例えば、上述したオレフィン系樹脂、スチレンとブタジエンとを共重合させたブロックコポリマー、スチレンとエチレン−プロピレンとを共重合させたブロックコポリマー、これらブロックコポリマーに水素添加して2重結合をなくしたポリマー、スチレン−エチレンブチレン−オレフィン結晶ブロックコポリマーなどが挙げられる。これらは1種または2種以上混合されていても良い。
また、例えば、架橋促進剤(ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジオクトェートなどのシラノール縮合触媒など)、熱安定剤(酸化防止剤、老化防止剤など)、金属不活性剤(銅害防止剤など)、滑剤〔脂肪酸系、脂肪酸アマイド系、金属せっけん系、炭化水素系(ワックス系)、エステル系、シリコン系など〕、光安定剤、造核剤、帯電防止剤、着色剤、難燃助剤(シリコン系、窒素系、ホウ酸亜鉛、リン系など)、カップリング剤(シラン系、チタネート系など)、柔軟剤(プロセスオイルなど)、亜鉛系化合物(酸化亜鉛、硫化亜鉛など)などが1種または2種以上適宜添加されていても良い。
また、外側樹脂組成物に含まれる樹脂成分は、酸により変性されていても良い。酸としては、不飽和カルボン酸やその誘導体などが挙げられる。具体的には、例えば、不飽和カルボン酸として、マレイン酸、フマル酸などが挙げられ、不飽和カルボン酸の誘導体として、無水マレイン酸、マレイン酸モノエステル、マレイン酸ジエステルなどが挙げられる。これらは1種または2種以上併用しても良い。なお、この種の酸は、グラフト法、直接(共重合)法などにより導入することができる。
1.3 内層
本電線において、内層は、1層のみからなっていても良いし、2層以上積層されていても良い。内層が、2層以上からなる場合、それら各層は、その材質、厚さなどがすべて同一であっても良いし、それぞれ異なっていても良い。
但し、上記内層のうち、少なくとも1層は、特定の内側樹脂組成物よりなっている必要がある。なお、この内側樹脂組成物よりなる内層は、何れの層に位置していても良い。
ここで、上記内側樹脂組成物は、(A)融点が180℃以上のオレフィン系樹脂と、(B)オレフィン系樹脂と、(C)金属水和物とを少なくとも含んでいる。
上記(A)成分には、上述した外側樹脂組成物における、融点が180℃以上のオレフィン系樹脂と同様のものを用いることができる。
もっとも、内側樹脂組成物に用いる(A)融点が180℃以上のオレフィン系樹脂は、その弾性率が、外側樹脂組成物に用いる融点が180℃以上のオレフィン系樹脂の弾性率以下となるように選択すると良い。このように構成した場合には、最外層の耐摩耗性、内層の柔軟性などを一層向上させることができるからである。
また、上記(B)成分には、上述した外側樹脂組成物における、オレフィン系樹脂と同様のものを用いることができる。
また、上記(C)金属水和物は、難燃剤として用いるもので、具体的には、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化ジルコニウム、水和珪酸マグネシウム、水和珪酸アルミニウム、塩基性炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイトなどの水酸基または結晶水を有する化合物などが挙げられる。これらは1種または2種以上併用しても良い。
この際、用いる金属水和物の粒径は、種類によって異なるが、上記水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムなどを用いる場合、平均粒径(d50)が0.1〜20μm、好ましくは、0.2〜10μm、さらに好ましくは、0.3〜5μmの範囲内にあることが望ましい。平均粒径が0.1μm未満では、粒子同士の二次凝集が起こり、機械的特性が低下する傾向が見られるからであり、平均粒径が20μmを越えると、機械的特性が低下したり、外観荒れなどが生じる傾向が見られるからである。
また、粒子表面はカップリング剤(アミノシラン、ビニルシラン、エポキシシラン、アクリルシランなどのシラン系もしくはチタネート系など)または脂肪酸(ステアリン酸、オレイン酸など)などの表面処理剤により表面処理が施されていても良い。また、そのような表面処理を施さなくても、例えば、インテグラルブレンド(配合剤として樹脂混合時に同時添加する)を行っても良く、特に限定されるものではない。なお、カップリング剤は1種または2種以上併用しても良い。
上記内側樹脂組成物において、各成分の配合割合は、(A)成分50〜5重量部、好ましくは、40〜10重量部、(B)成分50〜95重量部、好ましくは、60〜90重量部の(A)(B)成分合計100重量部に対して、(C)成分30〜250重量部、好ましくは、50〜200重量部、さらに好ましくは、60〜180重量部の範囲内にあると良い。この配合割合の範囲内にあれば、本電線が、難燃性、耐熱性、耐摩耗性、柔軟性の各種物性に優れるからである。
また、上記内側樹脂組成物中には、上記(A)〜(C)成分以外に、他の成分として、上記外側樹脂組成物と同様の各種添加剤が適宜添加されていても良い。
なお、内層が2層以上からなる場合、内側樹脂組成物よりなる内層以外の内層には、本電線の必要物性を損なわない範囲内の物性を有するノンハロゲン系難燃樹脂組成物などを用いることができる。
以上、本電線の基本的構成について説明した。本電線は、導体径や被覆材全体の厚さなど、特に限定されるものではないが、通常、電線外径は、φ5mm以下、好ましくは、φ4mm以下、内層および最外層を合わせた被覆材の厚さは、0.8mm以下、好ましくは、0.4mm以下とし、細径、薄肉化電線として好適に用いることができる。
また、上記最外層および内層は、耐熱性をより向上させるなどの観点から、放射線、過酸化物、シラン系架橋剤などにより架橋されていても良い。
また、本電線において、最外層は、内層の外周に直接被覆されていても良いし、内層と最外層との間に、他の中間部材、例えば、編組や金属箔などのシールド導体などが介在され、この介在物の外周に被覆されていても良い。
2.本電線の製造方法
本電線の製造方法としては、一般に知られる手法を用いることができ、特に限定されるものではない。例えば、先ず、各成分と、必要に応じて他の成分や添加剤など任意に配合し、これらを通常のタンブラーなどでドライブレンドしたり、もしくは、バンバリミキサー、加圧ニーダー、混練押出機、二軸押出機、ロールなどの通常の混練機で溶融混練して均一に分散し、外側樹脂組成物および内側樹脂組成物を作製する。
次いで、例えば、導体の外周に、押出成形機を用いて、内側樹脂組成物を任意の厚さで被覆し、この内層の外周に、外側樹脂組成物を規定の厚さとなるように被覆すれば、本電線を得ることができる。また、得られた本電線に対し、任意で放射線などを照射するなどすれば、被覆材中に架橋を形成することができる。
3.本ワイヤーハーネス
本ワイヤーハーネスは、本電線のみがひとまとまりに束ねられた単独電線束、あるいは、本電線と他の絶縁電線とが混在状態でひとまとまりに束ねられた混在電線束が、ワイヤーハーネス保護材により被覆されてなる。
単独電線束および混在電線束に含まれる電線本数は、任意に定めることができ、特に限定されるものではない。
また、混在電線束を用いる場合、含まれる他の絶縁電線の構造は、特に限定されるものではなく、被覆材が1層被覆されたものであっても、2層以上被覆されたものであっても良い。また、他の絶縁電線の被覆材の種類も特に限定されるものではない。
また、上記ワイヤーハーネス保護材は、電線束の外周を覆い、内部の電線束を外部環境などから保護する役割を有するもので、テープ状に形成された基材の少なくとも一方の面に粘着剤が塗布されたものや、チューブ状、シート状などに形成された基材を有するものなどが挙げられる。これらは、用途に応じて適宜選択して用いることができる。
ワイヤーハーネス保護材を構成する基材としては、具体的には、例えば、各種のノンハロゲン系難燃樹脂組成物、塩化ビニル樹脂組成物または当該塩化ビニル樹脂組成物以外のハロゲン系樹脂組成物などが挙げられる。
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
(供試材料および製造元など)
本実施例において使用した供試材料を製造元、商品名、物性値などとともに示す。
(最外層)
・ポリメチルペンテン<1>(TPX<1>)[三井化学(株)製、商品名「TPX MX002」、ASTM D790に準拠して測定した曲げ弾性率=640MPa]
・ポリメチルペンテン<2>(TPX<2>)[三井化学(株)製、商品名「TPX DX820」、ASTM D790に準拠して測定した曲げ弾性率=1570MPa]
・−Si(X)(X)(X)基を有するポリプロピレン(−Si(X)(X)(X)基を有するPP)[三菱化学(株)製、商品名「リンクロンXPM800HM」]
・−Si(X)(X)(X)基を有する高密度ポリエチレン(−Si(X)(X)(X)基を有するHDPE)[三菱化学(株)製、商品名「リンクロンXHE650N」]
・ポリプロピレン(PP)[日本ポリプロ(株)製、商品名「ノバテックEC9」]
・ポリエチレン<1>(PE<1>)[三井化学(株)製、商品名「ハイゼックス5305E」
・架橋促進剤<1>[三菱化学(株)製、商品名「PZ010S」
・架橋促進剤<2>[三菱化学(株)製、商品名「LZ015H」
・老化防止剤<1>[チバスペシャルティケミカルズ(株)製、商品名「Irganox1010」]
(内層)
(A)成分
・ポリメチルペンテン<1>(TPX<1>)[三井化学(株)製、商品名「TPX MX002」、ASTM D790に準拠して測定した曲げ弾性率=640MPa]
・ポリメチルペンテン<2>(TPX<2>)[三井化学(株)製、商品名「TPX DX820」、ASTM D790に準拠して測定した曲げ弾性率=1570MPa]
(B)成分
・ポリプロピレン(PP)[日本ポリプロ(株)製、商品名「ノバテックEC9」]
・ポリエチレン<1>(PE<1>)[三井化学(株)製、商品名「ハイゼックス5305E」
・ポリエチレン<2>(PE<2>)[日本ポリエチレン(株)製、商品名「カーネルKF283」
・スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)[旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「タフテックH1041」]
・変性スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(変性SEBS)[旭化成ケミカルズ(株)製、商品名「タフテックM1913」]
・オレフィン結晶−エチレンブチレン−オレフィン結晶ブロック共重合体(CEBC)[JSR(株)製、商品名「DYNARON 6200P」]
・エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)[三井・デュポンポリケミカル(株)製、商品名「EVAFLEX EV360」]
(C)成分
・水酸化マグネシウム[マーティンスベルグ(株)製、商品名「マグニフィンH10」、平均粒径約1.0μm]
その他の成分
・老化防止剤<1>[チバスペシャルティケミカルズ(株)製、商品名「Irganox1010」]
・老化防止剤<2>[シプロ化成(株)製、商品名「Seenox412S」]
・老化防止剤<3>[川口化学工業(株)製、商品名「アンテージMB」
・銅害防止剤[旭電化工業(株)製、商品名「CDA−1」]
・酸化亜鉛[ハクスイテック(株)製、亜鉛華]
・硫化亜鉛[Sachtleben製、商品名「Sachtolith HD」]
(外側および内側樹脂組成物ならびに絶縁電線の作製)
初めに、二軸押出機を用いて、後述する表に示す各成分を混練し、実施例および比較例に係る絶縁電線に用いる、外側樹脂組成物、内側樹脂組成物のコンパウンド(ペレット)を作製した。
次いで、得られた各ペレットを乾燥させた後、押出成形機により、サイズ0.50fmm(19/0.19)の導体の外周に内側樹脂組成物を1層被覆して内層を形成し、さらにこの内層の外周に外側樹脂組成物を被覆して最外層を形成した。この際、内層および最外層を合わせた被覆厚さは0.28mmとした。また、最外層の厚さは、後述する表に記載の通りである。また、各電線の外径はφ1.53mmである。
次いで、外側樹脂組成物中に、−Si(X)(X)(X)基を有するオレフィン系樹脂を含んでいる絶縁電線については、さらに、85℃の温水に24時間浸漬した後、乾燥させた。これにより、本実施例に係るノンハロゲン系絶縁電線および比較例に係るノンハロゲン系絶縁電線を作製した。
(試験方法)
以上のように作製した本実施例に係るノンハロゲン系絶縁電線および比較例に係るノンハロゲン系絶縁電線について、難燃性試験、高温自己径巻付け試験、加熱変形試験、耐摩耗性試験、柔軟性試験を行った。以下に各試験方法および評価方法について説明する。
(難燃性試験)
JASO D611に準拠して行った。すなわち、本実施例に係るノンハロゲン系絶縁電線、比較例に係るノンハロゲン系絶縁電線を300mmの長さに切り出して試験片とした。次いで、各試験片を鉄製試験箱に入れて水平に支持し、口径10mmのブンゼンバーナーを用いて還元炎の先端を試験片中央部の下側から30秒以内で燃焼するまで当て、炎を静かに取り去った後の残炎時間を測定した。この残炎時間が15秒以内のものを合格とし、15秒を超えるものを不合格とした。
(高温自己径巻付け試験)
各電線の外径に等しい径を有する物体に、本実施例に係るノンハロゲン系絶縁電線、比較例に係るノンハロゲン系絶縁電線を6回巻き付け、180℃の恒温槽内で30分間加熱した後、常温まで冷却した。その結果、被覆材に亀裂、溶融が発生しなかったものを合格とし、亀裂、溶融が生じたものを不合格とした。
(加熱変形試験)
JIS C 3005に準拠して行った。すなわち、本実施例に係るノンハロゲン系絶縁電線、比較例に係るノンハロゲン系絶縁電線につき、加熱前の被覆材厚さを測定した。次いで、これら各絶縁電線を、予め180℃に加熱した試験機に入れ、30分間加熱した。次いで、各絶縁電線を測定装置の平行板間に載置し、これに150kgfの荷重を加え、さらに、同温度で30分保持した。次いで、そのままの状態で各絶縁電線につき、加熱後の被覆材厚さを測定した。次いで、減少率[%]を以下の式より算出した。
減少率[%]=(加熱前の被覆材厚さ[mm]−加熱後の被覆材厚さ[mm])/加熱前の被覆材厚さ[mm]×100
その結果、減少率が40%以下のものを合格とし、40%を越えるものを不合格とした。
(耐摩耗性試験)
本実施例に係るノンハロゲン系絶縁電線、比較例に係るノンハロゲン系絶縁電線をそれぞれコルゲートチューブに挿通し、周波数30Hz、加速度44.0m/s、温度100℃、240時間の条件下にて、振動を加えた。このとき、被覆材が摩耗して導体が露出しなかったものを合格とし、導体が露出したものを不合格とした。
(柔軟性試験)
本実施例に係るノンハロゲン系絶縁電線、比較例に係るノンハロゲン系絶縁電線を手で折り曲げた際の手感触により判断した。すなわち、触感が良好のものを合格とし、良好でないものを不合格とした。
以下の表1および2に、本実施例に係るノンハロゲン系絶縁電線、比較例に係るノンハロゲン系絶縁電線における最外層、内層の成分配合および評価結果を示す。
Figure 0004994606
Figure 0004994606
上記表2によれば、比較例に係るノンハロゲン系電線は、難燃性、高温自己径巻付け試験、加熱変形試験、耐摩耗性試験、柔軟性試験の評価項目のうち、何れかに難点があることが分かる。
すなわち、より具体的には、比較例1は、最外層の樹脂組成物中における、融点が180℃以上のオレフィン系樹脂が規定量より少ないので、溶融したり、加熱変形量が多くなるなど、耐熱性に劣る。
また、比較例2は、内層の樹脂組成物中に、(A)融点が180℃以上のオレフィン系樹脂が含まれていないので、加熱変形量が多くなり、耐熱性に劣る。
また、比較例3は、内層の樹脂組成物中における、(C)金属水和物の割合が規定範囲より少ないので、難燃性に劣る。
また、比較例4は、内層の樹脂組成物中における、(C)金属水和物の割合が規定範囲より多いのでので、柔軟性に劣る。
また、比較例5は、最外層の厚さが規定範囲より薄いので、耐摩耗性に劣る。なお、最外層がない場合は、この比較例5以上に耐摩耗性に劣ることは明らかである。
また、比較例6は、最外層の厚さが規定範囲より厚いので、難燃性に劣る。
また、比較例7は、最外層の樹脂組成物中における、−Si(X)(X)(X)基を有するオレフィン系樹脂が規定量より少ないので、溶融したり、加熱変形量が多くなるなど、耐熱性に劣る。
これらに対して、上記表1によれば、本実施例に係るノンハロゲン系電線は、難燃性、耐熱性、耐摩耗性、柔軟性の全てに優れることが確認できた。

Claims (5)

  1. 導体の外周に1層以上からなる内層が被覆され、前記内層の外周に最外層が被覆されたノンハロゲン系絶縁電線であって、
    前記最外層の厚さは、10〜40μmの範囲内にあり、
    前記最外層は、融点が180℃以上のオレフィン系樹脂および/または−Si(X)(X)(X)基(但し、X、X、Xは、アルキル基またはアルコキシ基からなり、少なくとも1つはアルコキシ基である)を有するオレフィン系樹脂を20重量%以上含む樹脂組成物よりなり、
    前記内層のうち少なくとも1層は、
    (A)融点が180℃以上のオレフィン系樹脂50〜5重量部と、(B)オレフィン系樹脂(ただし、前記(A)のオレフィン系樹脂を除く)50〜95重量部と、(C)金属水和物30〜250重量部とを含む樹脂組成物よりなることを特徴とするノンハロゲン系絶縁電線。
  2. 前記(B)成分50〜95重量部中には、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、変成スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、オレフィン結晶−エチレンブチレン−オレフィン結晶ブロック共重合体、および、エチレン−酢酸ビニル共重合体から選択された1種または2種以上の共重合体が10.5〜60質量%含まれることを特徴とする請求項1に記載のノンハロゲン系絶縁電線。
  3. 前記最外層は、融点が180℃以上のオレフィン系樹脂を20重量%以上含む樹脂組成物よりなるものであり、前記内層における(A)融点が180℃以上のオレフィン系樹脂の弾性率は、前記最外層における融点が180℃以上のオレフィン系樹脂の弾性率以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のノンハロゲン系絶縁電線。
  4. 前記最外層および/または前記内層は、架橋されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のノンハロゲン系絶縁電線。
  5. 請求項1から4の何れかに記載のノンハロゲン系絶縁電線を含んでなることを特徴とするワイヤーハーネス。
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