JP2009301921A - 絶縁電線およびワイヤーハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】難燃性、耐外傷性、絶縁被覆材の伸び、耐熱性に優れた絶縁電線を提供する。
【解決手段】導体の外周に少なくとも1層以上の内層が被覆され、内層の最外周に外層が被覆された絶縁電線とする。内層のうち、導体に接する層は、(a)融点180℃未満のオレフィン系樹脂および/またはスチレン系熱可塑性エラストマー:0〜95質量部と、(b)融点180℃以上のオレフィン系樹脂:100〜5質量部と、(c)金属水酸化物:30質量部未満とを含有する内層形成組成物より形成する。外層は、(A)融点180℃未満のオレフィン系樹脂および/またはスチレン系熱可塑性エラストマー:50〜95質量部と、(B)融点180℃以上のオレフィン系樹脂:50〜5質量部と、(C)金属水酸化物:30〜250質量部とを含有する外層形成組成物より形成する。内層全体の厚みXと外層の厚みYとの関係は、0.1Y≦X≦Yを満たす。
【選択図】なし

Description

本発明は、絶縁電線およびワイヤーハーネスに関し、さらに詳しくは、多層構造を有する絶縁電線およびこれを用いたワイヤーハーネスに関するものである。
従来、自動車等の車両や電気・電子機器等で使用される配線としては、導体の外周に、絶縁被覆材として、塩化ビニル樹脂組成物を1層被覆した絶縁電線が広く用いられてきた。
しかしながら、塩化ビニル樹脂組成物は、ハロゲン元素を含有しているため、車両の火災時や電気・電子機器の焼却廃棄時などの燃焼時に、有害なハロゲン系ガスを大気中に放出し、環境汚染の原因になるという問題があった。
そのため、地球環境への負荷を抑制するなどの観点から、近年では、ポリエチレン等のオレフィン系樹脂に水酸化マグネシウム等の金属水酸化物を添加した、いわゆるノンハロゲン系難燃性組成物へ、絶縁被覆材料の代替が進められている。
また、絶縁被覆材の層構造は、単層構造のものばかりではなく、多層構造のものも知られている。例えば、特許文献1には、ノンハロゲン系難燃性組成物よりなる内層と外層とからなる2層構造の絶縁被覆材を有する絶縁電線が開示されている。
特開2006−310092号公報
しかしながら、絶縁被覆材としてノンハロゲン系難燃性組成物が1層被覆された絶縁電線は、1層の絶縁被覆材で十分な難燃性を確保しなければならない。そのため、当該組成物中には、水酸化マグネシウム等の金属水酸化物が多量に添加されている。それ故、引っ掻き傷等の外傷に極めて弱く、絶縁被覆材も脆くなりやすかった。
一方、特許文献1に記載される多層構造の絶縁被覆材を有する絶縁電線は、十分な難燃性を有しつつ、耐摩耗性、柔軟性等に優れているとされている。しかしながら、徐々に絶縁被覆材がすり減っていく現象と、引っ掻き等により絶縁被覆材に深い傷が一度に入る現象とは、全く異なる現象である。つまり、耐摩耗性に優れていても耐外傷性に優れるとは限らず、特許文献1に記載の絶縁電線は、十分な耐外傷性を有するか否か不明である。
他にも、例えば、自動車等で使用される絶縁電線は、エンジンルーム周りで使用される場合など、比較的高温に曝される機会が多い。そのため、熱によって絶縁被覆材が溶融したり、変形したりしないように、高温負荷に耐えうる耐熱性が要求される。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、難燃性、耐外傷性、絶縁被覆材の伸び、耐熱性に優れた絶縁電線を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る絶縁電線は、導体の外周に少なくとも1層以上の内層が被覆され、上記内層の最外周に外層が被覆された絶縁電線であって、上記内層のうち、導体に接する層は、(a)融点180℃未満のオレフィン系樹脂および/またはスチレン系熱可塑性エラストマー:0〜95質量部と、(b)融点180℃以上のオレフィン系樹脂:100〜5質量部と、(c)金属水酸化物:30質量部未満とを含有する内層形成組成物より形成されており、上記外層は、(A)融点180℃未満のオレフィン系樹脂および/またはスチレン系熱可塑性エラストマー:50〜95質量部と、(B)融点180℃以上のオレフィン系樹脂:50〜5質量部と、(C)金属水酸化物:30〜250質量部とを含有する外層形成組成物より形成されており、上記内層全体の厚みXと上記外層の厚みYとの関係が、0.1Y≦X≦Yを満たすことを要旨とする。
ここで、上記内層全体の厚みと上記外層の厚みとの合計厚みは、400μm以下であることが好ましい。
また、上記内層は、1層であることが好ましい。
また、上記(b)融点180℃以上のオレフィン系樹脂、上記(B)融点180℃以上のオレフィン系樹脂は、ともに、ポリメチルペンテンであることが好ましい。
本発明に係るワイヤーハーネスは、上述した絶縁電線を有することを要旨とする。
本発明に係る絶縁電線は、導体の外周に被覆される絶縁被覆材が、少なくとも1層以上の内層と、外層とから構成されている。そして、内層のうち、導体に接する層は、上記特定の内層形成組成物より形成されており、外層は、上記特定の外層形成組成物より形成されている。また、内層全体の厚みXと外層の厚みYとは0.1Y≦X≦Yの関係を満たしている。
そのため、難燃性、耐外傷性、絶縁被覆材の伸び、耐熱性に優れる。これは、以下の理由によるものと推察される。
すなわち、材料的な視点で見た場合、本発明に係る絶縁電線は、外層形成組成物における(C)金属水酸化物の割合が特定範囲内とされている。そのため、主に外層により難燃性を確保しやすくなる。また、外層形成組成物における(C)金属水酸化物に起因して、耐外傷性や絶縁被覆材の伸びを大きく損ない難い。主に外層により難燃性を確保できれば、相対的に内層の難燃性を低くすることが可能になる。つまり、難燃性よりも耐外傷性、耐熱性を重視した内層形成組成物を用いることが可能になる。
本発明に係る絶縁電線では、とりわけ、内層形成組成物における(c)金属水酸化物の割合が相対的に少なくされている。そのため、外層に比較的深い引っ掻き傷が生じても、最終的には、導体に接している内層によって導体が露出されるのを防ぎやすく、高い耐外傷性を発揮できる。また、内層形成組成物における(b)融点180℃以上のオレフィン系樹脂の割合、外層形成組成物における(B)融点180℃以上のオレフィン系樹脂の割合が、それぞれ特定範囲内とされているので、高い耐熱性を発揮できる。
もっとも、物理的構造の観点から見た場合、相対的に難燃性が低い内層が過度に厚すぎると、燃えやすい部分が増加するため、難燃性が低下しやすくなる。一方、内層が過度に薄すぎると、最終的に内層で耐外傷性を確保し難くなる。本発明では、上述した配合系の組成物を用いたことに加え、内層の厚みと外層の厚みとの関係が特定の条件を満たしている。そのため、難燃性、耐外傷性を確保することができる。
ここで、上記内層全体の厚みと上記外層の厚みとの合計厚みが400μm以下である場合には、比較的薄肉の絶縁被覆材にて上記効果を得ることが可能な絶縁電線が得られる。
また、上記内層が1層である場合には、絶縁被覆材の層構造を簡略化することができることから、比較的良好な製造性を有し、上記効果を得ることが可能な絶縁電線が得られる。
また、上記(b)融点180℃以上のオレフィン系樹脂、上記(B)融点180℃以上のオレフィン系樹脂が、ともにポリメチルペンテンである場合には、比較的汎用性の高い樹脂を用いて高い耐熱性を付与することができる。
本発明に係るワイヤーハーネスは、上述した絶縁電線を有している。そのため、難燃性、耐外傷性、柔軟性、耐熱性に優れる。
したがって、本発明に係る絶縁電線、ワイヤーハーネスは、高温負荷がかかる部位や引っ掻き傷等が生じやすい部位に好適に適用することができる。
以下、本実施形態に係る絶縁電線(「本電線」ということがある。)、本実施形態に係るワイヤーハーネス(「本ワイヤーハーネス」ということがある。)について詳細に説明する。
1.本電線
本電線は、導体の外周に少なくとも1層以上の内層が被覆され、内層の最外周に外層が被覆されている。つまり、本電線の絶縁被覆材は、多層構造を有している。
(導体)
上記導体としては、単体の金属線、複数本の金属素線が撚り合わされた撚線、撚線が圧縮されたものなどが挙げられる。導体の材質などは、特に限定されるものではなく、用途に応じて選択することができる。
導体の断面積は、耐外傷性や押出加工性などの観点から、好ましくは、0.05〜5.0mm 、より好ましくは、0.08〜2.0mm、さらに好ましくは、0.13〜1.5mmの範囲内にあると良い。
(内層)
本電線において、絶縁被覆材は、1層の内層を有していても良いし、複数層の内層を有していても良い。好ましくは、絶縁被覆材の層構造を簡略化でき、製造性が比較的良好になる等の観点から、絶縁被覆材は、1層の内層を有していると良い。
ここで、本電線では、絶縁被覆材の内層のうち、導体に接する層が、以下の特定の内層形成組成物より形成されている。この特定の内層形成組成物より形成された内層は、本電線が耐外傷性、耐熱性を発揮するのに重要な役割を有している。
上記内層形成組成物は、(a)融点180℃未満のオレフィン系樹脂および/またはスチレン系熱可塑性エラストマーと、(b)融点180℃以上のオレフィン系樹脂と、(c)金属水酸化物とを少なくとも含んでいる。
上記(a)融点180℃未満のオレフィン系樹脂としては、具体的には、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)、ポリプロピレン(ホモ、ブロック、ランダム)、ポリブチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリレート共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルメタアクリレート共重合体、エチレン−ブチルアクリレート共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−メチルペンテン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−ドデセン共重合体、オレフィン結晶−エチレンブチレン−オレフィン結晶ブロック共重合体などが挙げられる。これらは1種または2種以上混合されていても良い。
上記(a)スチレン系熱可塑性エラストマーとしては、具体的には、例えば、スチレンとブタジエンとを共重合させたブロックコポリマー、スチレンとエチレン−プロピレンとを共重合させたブロックコポリマー、これらブロックコポリマーに水素添加して2重結合をなくしたポリマー、スチレン−エチレンブチレン−オレフィン結晶ブロックコポリマーなどが挙げられる。これらは1種または2種以上混合されていても良い。
上述した融点180℃未満のオレフィン系樹脂、スチレン系熱可塑性エラストマーは、酸により変性されていても良い。酸としては、不飽和カルボン酸やその誘導体などが挙げられる。具体的には、例えば、不飽和カルボン酸としては、マレイン酸、フマル酸などが挙げられる。不飽和カルボン酸の誘導体としては、無水マレイン酸、マレイン酸モノエステル、マレイン酸ジエステルなどが挙げられる。これらは1種または2種以上併用しても良い。なお、これらの酸は、グラフト法、直接(共重合)法などによりポリマー中に導入することができる。
上記内層形成組成物は、(a)成分として、少なくとも融点180℃未満のオレフィン系樹脂を含んでいると良い。融点180℃以上のオレフィン系樹脂は一般的に高価なため、材料コスト面で有利になるからである。
上記(b)融点180℃以上のオレフィン系樹脂としては、具体的には、例えば、ポリメチルペンテンなどが挙げられる。なお、ポリメチルペンテンは、弾性率など物性の異なるものが複数混合されていても良い。
上記(c)金属水酸化物としては、具体的には、例えば、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化ジルコニウムなどが挙げられる。これらは1種または2種以上併用しても良い。なお、上記金属水酸化物は、合成品であっても良いし、天然品であっても良い。
上記金属水酸化物の粒径は、種類によって異なるが、上記水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムなどを用いる場合、好ましくは、平均粒径(d50)が0.1〜20μm、より好ましくは、0.2〜10μm、さらに好ましくは、0.3〜5μmの範囲内にあることが望ましい。粒子同士の二次凝集による機械的特性の低下や、絶縁被覆材の外観荒れなどが生じ難くなるからである。
また、粒子表面はカップリング剤(アミノシラン、ビニルシラン、エポキシシラン、アクリルシランなどのシラン系もしくはチタネート系など)または脂肪酸(ステアリン酸、オレイン酸など)などの表面処理剤により表面処理が施されていても良い。また、そのような表面処理を施さなくても、例えば、インテグラルブレンド(配合剤として樹脂混合時に同時添加する)を行っても良く、特に限定されるものではない。なお、カップリング剤は1種または2種以上併用しても良い。
上記内層形成組成物において、上記(a)成分の配合割合は、0〜95質量部である。耐熱性とコスト等の観点から、好ましくは20〜95質量部、より好ましくは、50〜95質量部の範囲内にあると良い。また、上記(b)成分の配合割合は、100〜5質量部である。耐熱性とコスト等の観点から、好ましくは、80〜5質量部、より好ましくは、50〜5質量部の範囲内にあると良い。また、上記(c)成分の配合割合は、(a)(b)成分合計100質量部に対して30質量部未満である。耐外傷性と難燃性等の観点から、好ましくは、0〜29質量部、より好ましくは、0〜27質量部、さらに好ましくは、0〜25質量部の範囲内にあると良い。
上記内層形成組成物は、上記(a)〜(c)成分以外にも、他の成分を含有していても良い。他の成分としては、例えば、熱安定剤(酸化防止剤、老化防止剤など)、金属不活性剤(銅害防止剤など)、滑剤〔脂肪酸系、脂肪酸アマイド系、金属せっけん系、炭化水素系(ワックス系)、エステル系、シリコン系など〕、光安定剤、造核剤、帯電防止剤、着色剤、難燃助剤(シリコン系、窒素系、ホウ酸亜鉛、リン系など)、カップリング剤(シラン系、チタネート系など)、柔軟剤(プロセスオイルなど)、亜鉛系化合物(酸化亜鉛、硫化亜鉛など)などの各種添加剤を挙げることができる。これらは1種または2種以上添加されていても良い。
なお、内層が2層以上からなる場合、導体に接する内層以外の内層は、本電線の必要物性を損なわない範囲内の物性を有するポリオレフィン系樹脂組成物等のノンハロゲン系組成物などにより形成することができる。
(外層)
本電線において、絶縁被覆層は、上述した内層の最外周に、以下の特定の外層形成組成物より形成された外層を有している。この特定の外層形成組成物より形成された外層は、本電線が主に難燃性を発揮するのに重要な役割を有している。
上記外層形成組成物は、(A)融点180℃未満のオレフィン系樹脂および/またはスチレン系熱可塑性エラストマーと、(B)融点180℃以上のオレフィン系樹脂と、(C)金属水酸化物とを少なくとも含んでいる。
ここで、上記外層形成組成物における(A)〜(C)成分の具体的な材料としては、上述した内層形成組成物における(a)〜(c)成分にそれぞれ対応するものを挙げることができる。また、上記外層形成組成物は、上述した内層形成組成物にて説明した他の成分を含有していても良い。これらの詳細な説明は省略する。
上記外層形成組成物において、上記(A)成分の配合割合は、50〜95質量部である。耐熱性と伸び等の観点から、好ましくは、60〜95質量部、より好ましくは、70〜90質量部の範囲内にあると良い。また、上記(B)成分の配合割合は、50〜5質量部である。耐熱性と伸び等の観点から、好ましくは、40〜5質量部、より好ましくは、30〜10質量部の範囲内にあると良い。また、上記(C)成分の配合割合は、(A)(B)成分合計100質量部に対して30〜250質量部である。難燃性と耐外傷性等の観点から、好ましくは、30〜200質量部、より好ましくは、40〜180質量部、さらに好ましくは、50〜160質量部の範囲内にあると良い。
(内層全体の厚みX、外層の厚みY)
本電線において、上記内層全体の厚みXと上記外層の厚みYは、0.1Y≦X≦Yの関係を満たしてる。内層全体の厚みXが、外層の厚みYよりも大きくなると、燃えやすい部分が増加するため、難燃性が低下しやすくなる。内層全体の厚みXが、外層の厚みYの0.1倍よりも小さくなると、最終的に内層にて耐外傷性を確保し難くなる。
上記内層全体の厚みXと上記外層の厚みYは、難燃性と耐外傷性とのバランス等の観点から、好ましくは、0.11Y≦X≦0.6Y、より好ましくは、0.13Y≦X≦0.5Yの関係を満たしていると良い。
上記内層の厚みXは、難燃性と耐外傷性等の観点から、好ましくは、20〜100μm、より好ましくは、25〜80μmの範囲内にあると良い。また、上記外層の厚みYは、難燃性と耐外傷性等の観点から、好ましくは、50〜300μm、より好ましくは、70〜250μmの範囲内にあると良い。
上述した本電線は、例えば、自動車等の細径、薄肉化電線として好適に用いることができる。
電線外径としては、好ましくは、0.3〜4mm、より好ましくは、0.5〜3mmの範囲内であると良い。また、絶縁被覆材の厚み、つまり、内層全体の厚みXと外層の厚みYとの合計厚みは、好ましくは、50〜400μm、より好ましくは、100〜300μm、さらに好ましくは、150〜250μmであると良い。
また、本電線において、外層は、内層の最外周に直接被覆されていても良いし、内層の最外周と外層との間に、他の中間部材、例えば、編組、金属箔、横巻き素線などのシールド導体が設けられ、このシールド導体の外周に外層が被覆されていても良い。
2.本電線の製造方法
本電線の製造方法としては、一般に知られる手法を用いることができ、特に限定されるものではない。例えば、先ず、各成分と、必要に応じて他の成分や添加剤などを任意に配合し、これらを通常のタンブラーなどでドライブレンドしたり、もしくは、バンバリミキサー、加圧ニーダー、混練押出機、二軸押出機、ロールなどの通常の混練機で溶融混練して均一に分散し、内層形成組成物および外層形成組成物を作製する。
次いで、例えば、押出成形機を用いて、導体の外周に、内層形成組成物を所定の厚みで被覆し、この内層の外周に、外層形成組成物を所定の厚みで被覆したり、導体の外周に、内層形成組成物および外層形成組成物を同時に押出被覆したりするなどすれば、本電線を得ることができる。
3.本ワイヤーハーネス
本ワイヤーハーネスは、本電線を有している。具体的な構成としては、本電線のみがひとまとまりに束ねられた単独電線束、あるいは、本電線と他の絶縁電線とが混在状態でひとまとまりに束ねられた混在電線束が、ワイヤーハーネス保護材により被覆された構成などを例示することができる。
単独電線束および混在電線束に含まれる電線本数は、任意に定めることができ、特に限定されるものではない。
また、混在電線束を用いる場合、含まれる他の絶縁電線の構造は、特に限定されるものではない。絶縁被覆材は1層構造であっても、2層構造であっても良い。また、他の絶縁電線の絶縁被覆材の種類も特に限定されるものではない。
また、上記ワイヤーハーネス保護材は、電線束の外周を覆い、内部の電線束を外部環境などから保護する役割を有するもので、テープ状に形成された基材の少なくとも一方の面に粘着剤が塗布されたものや、チューブ状、シート状などに形成された基材を有するものなどが挙げられる。これらは、用途に応じて適宜選択して用いることができる。
ワイヤーハーネス保護材を構成する基材としては、具体的には、例えば、各種のノンハロゲン系難燃樹脂組成物、塩化ビニル樹脂組成物または当該塩化ビニル樹脂組成物以外のハロゲン系樹脂組成物などが挙げられる。
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
(供試材料および製造元など)
本実施例において使用した供試材料を製造元、商品名、物性値などとともに示す。
・ポリプロピレン<1>(PP<1>)[(株)プライムポリマー製、「E−150GK」]
・ポリプロピレン<2>(PP<2>)[(株)プライムポリマー製、「E−111G」]
・上記PP<1>に無水マレイン酸とジクミルパーオキサイドを配合し、単軸押出機を用いて製造された無水マレイン酸変性ポリプロプロピレン(変性PP)
・ポリエチレン<1>(PE<1>)[(株)プライムポリマー製、「5000S」]
・ポリエチレン<2>(PE<2>)[(株)プライムポリマー製、「0278G」]
・上記PE<2>に無水マレイン酸とジクミルパーオキサイドを配合し、単軸押出機を用いて製造された無水マレイン酸変性ポリエチレン(変性PE)
・スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)[旭化成ケミカルズ(株)製、「タフテックH1041」]
・上記SEBSに無水マレイン酸とジクミルパーオキサイドを配合し、単軸押出機を用いて製造された無水マレイン酸変性スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(変性SEBS)
・オレフィン結晶−エチレンブチレン−オレフィン結晶ブロック共重合体(CEBC)[JSR(株)製、「DYNARON 6200P」]
・エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)[三井・デュポンポリケミカル(株)製、「EVAFLEX EV360」]
・上記EVAに無水マレイン酸とジクミルパーオキサイドを配合し、単軸押出機を用いて製造された無水マレイン酸変性エチレン−酢酸ビニル共重合体(変性EVA)
・ポリメチルペンテン<1>(TPX<1>)[三井化学(株)製、「TPX MX002」、ASTM D790に準拠して測定した曲げ弾性率=640MPa]
・ポリメチルペンテン<2>(TPX<2>)[三井化学(株)製、「TPX DX820」、ASTM D790に準拠して測定した曲げ弾性率=1570MPa]
・水酸化マグネシウム[マーティンスベルグ(株)製、商品名「マグニフィンH10」、平均粒径約1.0μm]
・老化防止剤<1>[チバスペシャルティケミカルズ(株)製、「Irganox1010」]
・老化防止剤<2>[シプロ化成(株)製、「Seenox412S」]
・銅害防止剤[チバスペシャルティケミカルズ(株)製、「IrganoxMD1024」]
(絶縁電線の作製)
初めに、二軸押出機を用いて、表1および表2に示した各成分を混練し、実施例および比較例に係る絶縁電線に用いる、内層形成組成物のコンパウンド(ペレット)と、外層形成組成物のコンパウンド(ペレット)とを作製した。
次に、得られた各ペレットを乾燥させた後、押出成形機を用いて、導体(断面積0.35mm)の外周に内層形成組成物を1層被覆して内層を形成し、さらにこの内層の外周に外層形成組成物を被覆して外層を形成した。この際、絶縁被覆材の全体の厚みは200μmとし、内層および外層の各厚みは、表1に示した通りとした。なお、各絶縁電線の外径はφ1.1mmである。
(試験方法)
得られた実施例および比較例に係る絶縁電線について、難燃性試験、耐外傷性試験、絶縁被覆材の伸び試験、耐熱性試験(高温自己径巻付け試験、加熱変形性試験)を行った。以下、各試験方法および評価方法について説明する。
(難燃性試験)
JASO D611に準拠して行った。すなわち、実施例および比較例に係る絶縁電線を300mmの長さに切り出して試験片とした。次いで、各試験片を鉄製試験箱に入れて水平に支持し、口径10mmのブンゼンバーナーを用いて還元炎の先端を試験片中央部の下側から30秒以内で燃焼するまで当て、炎を静かに取り去った後の残炎時間を測定した。この残炎時間が15秒以内のものを合格とし、15秒を超えるものを不合格とした。
(耐外傷性)
図1(a)(平面図)、図1(b)(側面図)に示すように、30cmの長さに切り取った絶縁電線1を、プラスチック板2a、2b上に設置する。プラスチック板2aとプラスチック板2bとの間隔は、5mmとする。絶縁電線1の左端を、プラスチック板2bに固定し、絶縁電線1の右端に30Nの張力をかけて、絶縁電線1をまっすぐにする。また、プラスチック板2aとプラスチック板2bとの間に配置されている絶縁電線1の下部から1cm、絶縁電線1の径方向中央から外周側に0.8mm程度離した位置に、厚みが0.5mmの金属片3を配置する。
次いで、図2(a)〜図2(c)に示すように、金属片3を50mm/minの速度で絶縁被覆材4に接触させながら上方に移動させて、絶縁電線1の金属片3にかかる荷重を測定する。このとき、絶縁電線1の導体5が露出していない場合には、0.01mm単位で金属片3を絶縁電線1の中央方向に近づけ、導体5が露出するまで測定を続ける。導体5が露出しない上限荷重をその絶縁電線1の耐外傷性能力とし、15N以上の荷重でも導体5が露出しなかったものを合格とした。一方、15N未満の荷重で導体5が露出したものを不合格とした。
(絶縁被覆材の伸び)
絶縁被覆材の伸びについては、JASO D611に準拠して評価を行った。すなわち、絶縁電線を150mmの長さに切り出し、導体を取り除いて絶縁被覆材のみの管状試験片とした後、その中央部に50mmの間隔で標線を記した。次いで、23±5℃の室温下にて試験片の両端を引張試験機のチャックに取り付けた後、引張速度200mm/分で引っ張り、試験片の破断時の荷重および標線間の距離を測定した。その結果、絶縁伸びが125%以上であったものを合格とし、125%未満であったのものを不合格とした。
(高温自己径巻付け試験)
各絶縁電線の外径に等しい径を有する物体に、各絶縁電線を6回巻き付け、180℃の恒温槽内で30分間加熱した後、常温まで冷却した。その結果、絶縁被覆材に亀裂、溶融が発生しなかったものを合格とし、亀裂、溶融が生じたものを不合格とした。
(加熱変形性試験)
JIS C 3005に準拠して行った。すなわち、実施例および比較例に係る絶縁電線につき、加熱前の絶縁被覆材の厚みを測定した。次いで、これら各絶縁電線を、予め180℃に加熱した試験機に入れ、30分間加熱した。次いで、各絶縁電線を測定装置の平行板間に載置し、これに150gfの荷重を加え、さらに、同温度で30分保持した。次いで、そのままの状態で各絶縁電線につき、加熱後の絶縁被覆材の厚みを測定した。次いで、変形率[%]を以下の式より算出した。
変形率[%]=(加熱前の絶縁被覆材の厚み−加熱後の絶縁被覆材の厚み)/加熱前の絶縁被覆材の厚み×100
その結果、変形率が40%以下のものを合格とし、40%を越えるものを不合格とした。
表1および表2に、内層を形成する内層形成組成物、外層を形成する外層形成組成物の各配合割合(単位:質量部)および評価結果を示す。
Figure 2009301921
Figure 2009301921
上記表2によれば、比較例に係る各絶縁電線は、難燃性、耐外傷性、絶縁被覆材の伸び、耐熱性(高温自己径巻付け、加熱変形性)の評価項目のうち、何れかに難点があることが分かる。
すなわち、比較例1は、内層形成組成物における(b)融点180℃以上のオレフィン系樹脂が規定量より少ないので、耐熱性に劣る。
比較例2は、内層形成組成物における(c)金属水酸化物が規定量より多いので、外層に比較的深い引っ掻き傷が生じた場合に、内層によって導体が露出されるのを防ぎ難く、耐外傷性に劣る。
比較例3は、外層形成組成物における(B)融点180℃以上のオレフィン系樹脂が規定量より多いので、絶縁被覆材の伸びが悪い。
比較例4は、外層形成組成物における(B)融点180℃以上のオレフィン系樹脂が規定量より少ないので、耐熱性に劣る。
比較例5は、外層形成組成物における(C)金属水酸化物が規定量より少ないので、難燃性に劣る。
比較例6は、外層形成組成物における(C)金属水酸化物が規定量より多いので、絶縁被覆材が脆くなって伸びが悪く、耐外傷性にも劣る。
比較例7は、外層の厚みに比べて、内層の厚みが薄過ぎるので、耐外傷性に劣る。また、比較例8は、1層構造であるので、耐外傷性に劣る。
比較例9は、外層の厚みに比べて、内層の厚みが厚過ぎるので、相対的に燃えやすい部分が増え、難燃性に劣る。
これらに対して、表1に示すように、実施例に係る絶縁電線は、何れも、難燃性、耐外傷性、絶縁被覆材の伸び、耐熱性(高温自己径巻付け、加熱変形性)の全てに優れることが確認できた。
以上、本発明の実施形態、実施例について説明したが、本発明は上記実施形態、実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変が可能なものである。
絶縁電線の耐外傷性を試験評価する方法を表す図である。 絶縁電線の耐外傷性を試験評価する方法を表す図である。

Claims (5)

  1. 導体の外周に少なくとも1層以上の内層が被覆され、前記内層の最外周に外層が被覆された絶縁電線であって、
    前記内層のうち、前記導体に接する層は、
    (a)融点180℃未満のオレフィン系樹脂および/またはスチレン系熱可塑性エラストマー:0〜95質量部と、
    (b)融点180℃以上のオレフィン系樹脂:100〜5質量部と、
    (c)金属水酸化物:30質量部未満と、
    を含有する内層形成組成物より形成されており、
    前記外層は、
    (A)融点180℃未満のオレフィン系樹脂および/またはスチレン系熱可塑性エラストマー:50〜95質量部と、
    (B)融点180℃以上のオレフィン系樹脂:50〜5質量部と、
    (C)金属水酸化物:30〜250質量部と、
    を含有する外層形成組成物より形成されており、
    前記内層全体の厚みXと前記外層の厚みYとの関係が、
    0.1Y≦X≦Yを満たすことを特徴とする絶縁電線。
  2. 前記内層全体の厚みと前記外層の厚みとの合計厚みは、400μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の絶縁電線。
  3. 前記内層は、1層であることを特徴とする請求項1または2に記載の絶縁電線。
  4. 前記(b)融点180℃以上のオレフィン系樹脂、前記(B)融点180℃以上のオレフィン系樹脂は、ともに、ポリメチルペンテンであることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の絶縁電線。
  5. 請求項1から4の何れかに記載の絶縁電線を有することを特徴とするワイヤーハーネス。
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