JP4994078B2 - 装飾部品 - Google Patents

装飾部品 Download PDF

Info

Publication number
JP4994078B2
JP4994078B2 JP2007081768A JP2007081768A JP4994078B2 JP 4994078 B2 JP4994078 B2 JP 4994078B2 JP 2007081768 A JP2007081768 A JP 2007081768A JP 2007081768 A JP2007081768 A JP 2007081768A JP 4994078 B2 JP4994078 B2 JP 4994078B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
alloy
alloy layer
metal
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007081768A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008240061A (ja
Inventor
義継 渋谷
佐藤  惇司
万貴 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Holdings Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Holdings Co Ltd
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Holdings Co Ltd, Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Holdings Co Ltd
Priority to JP2007081768A priority Critical patent/JP4994078B2/ja
Publication of JP2008240061A publication Critical patent/JP2008240061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4994078B2 publication Critical patent/JP4994078B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Adornments (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

本発明は表面に金を含有する金色色調の硬化層を有する装飾部品に関するものである。
時計バンド、時計ケ−ス、べゼル、裏蓋、中留、尾錠、リューズなどの時計外装部品や、ピアス、イヤリング、指輪、メガネフレーム、ペンダント、ブローチ、ネックレス、ブレスレットなどの装飾部品には、部品加工が容易な軟質基材であるステンレス、TiおよびTi合金などが広く採用されている。しかしながらこれらの軟質基材を加工した装飾部品は使用中のキズ発生などによる外観品質の低下が大きな問題として指摘されている。これは主に、軟質基材自身の表面硬度がビッカ−ス硬度でHv=200程度の低硬度であることに起因するものであり、解決を目指して種々の表面硬化処理が試みられている。
また上記の時計バンド、時計ケ−ス、べゼル、裏蓋、中留、尾錠、リューズなどの時計外装部品や、ピアス、イヤリング、指輪、メガネフレーム、ペンダント、ブローチ、ネックレス、ブレスレットなどの装飾部品には高い装飾性能・外観品質が要求され、特に高級感のある金色色調を確保した表面硬化処理技術が種々試みられている。
軟質基材の硬化方法には、軟質基材表面に被膜を被履形成する方法と軟質基材自身を硬化する方法がある。
軟質基材表面に金色の被膜を被覆形成する方法として、湿式メッキ、イオンプレーティングなどの手法があげられる。特に装飾部品ではAuメッキ、Au−Niメッキ、Au−Pdメッキなどが広く行われているが、いずれのメッキ被膜も軟らかく使用中のキズが解消するまでには至っていない。またイオンプレーティングでは窒化チタン膜などを被覆形成する手法があげられるが、窒化チタン膜は内部応力が高いため密着性に難点があり剥離が発生しやすいという欠点があり、いずれも膜剥離問題に対しては完全に解決するまでには至っていない。また剥離が発生した場合には、軟質材料そのものが露出してしまい、この部分で腐蝕が発生し部品としての使用が不可能となってしまう。
ステンレス、TiおよびTi合金などの材料からなる装飾部品を硬化する方法としてはイオン注入、イオン窒化、ガス窒化などが知られているが、いずれの場合も硬化処理時間が長く生産性に難点があることや処理温度が高いため、装飾部品の結晶粒が粗大化して表面粗れが発生し外観品質が大幅に低下する。特に表面粗れの問題は深刻で、鏡面研磨処理を施した装飾部品に対してガス窒化処理や浸炭処理した場合、処理後の装飾部品表面の結晶粒は粗大化し200〜300μmの表面粗れが発生し鏡面が消失してしまい、後研磨加工を施しても浸炭処理前の鏡面状態を回復することができなくなり、外観品質の顕著な低下、劣化を引き起こす。
また金色装飾部品として、Ti、Zr、Hf、Taの少なくとも1元素以上からなる窒化物上に94.0〜98.5wt%Au、1.0〜3.0wt%Fe、0.5〜3.0wt%Pdの3元素からなるAu合金仕上げ層が提案されている(例えば特許文献1または特許文献2参照)が、これは金属アレルギーが起こらずAu色調を確保した金色装飾部品を達成することを目的としてFeとPdを添加したもので、硬度、強度に関しては一切言及されていない。筆者らが追試験を行ったところ、Hv250以下の低硬度の被膜しか得ることができなかった。
特許第3244952号公報(請求項1) 特開2001−294955号公報(請求項1)
本発明の目的は、ステンレス、TiおよびTi合金などの軟質基材からなる装飾部品において、使用中に傷が発生しない高硬度、高耐傷性で腐蝕が発生しない高耐蝕性の金色色調の装飾部品を提供することにある。
本発明において上記課題を解決するために種々の表面処理を検討した結果、ステンレス、TiおよびTi合金などの軟質基材からなる装飾部品の表面にAuを含有する硬化層を有することにより、衝撃によるキズが発生しない高硬度、高耐傷性で腐蝕が発生しない高耐蝕性で金色色調の装飾部品が達成される。
硬化層の構造を種々検討した結果、以下に記す構造を採用することにより、効果的に金色色調の硬化層を形成させることを見出した。
ステンレス、TiおよびTi合金などの軟質基材からなる装飾部品の表面に初期層、第1の変調構造層および第2の変調構造層からなる多層積層構造の硬化層を形成させることである。具体的な構成は、初期層としてHf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属からなる金属層と、金属層を構成する金属と同一の金属の窒化物層または炭窒化物層である第1の合金層を形成させ、次いで第1の変調構造層としてHf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属からなり第1の合金層とは異なる窒化物層または炭窒化物層からなる第2の合金層と、Hf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属からなり第2の合金層とは異なる金属の窒化物層または炭窒化物層からなる第3の合金層とを交互に積層させた後に、さらに第2の変調構造層としてAu合金層と、Hf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属からなり第3の合金層とは異なる窒化物層または炭窒化物層からなる第4の合金層とを交互に積層させて最表層がAu合金層である多層積層構造の硬化層とさせることである。またさらにより高硬度、高耐傷性の硬化層を得るために、Au合金層はAu−Ni合金、Au−Pd合金、Au−Pt合金、Au−Cu合金を主成分とする合金であることが好ましい。また装飾部品は時計外装部品、ピアス、イヤリング、指輪、メガネフ−ム、ペンダント、ネックレス、ブレスレット、ブロ−チであることが好ましい。
(作用)
金合金を主体とする硬化層は各種あるが、その特徴はいずれも酸やアルカリに対して長時間の浸漬でも腐蝕が全く発生せず、純Auに比べ機械的強度が高いことである。また、HfN、TiN、ZrNなどの窒化物層とAu合金層を交互に繰り返し積層させた多層膜間の密着は良好で剥離が発生することはない。本発明はこれらの特徴を活かして上記課題を解決させたものである。すなわち、初期層としてHf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属からなる金属層と、金属層を構成する金属と同一の金属の窒化物層または炭窒化物層である第1の合金層を形成させ、次いで第1の変調構造層としてHf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属からなり第1の合金層とは異なる窒化物層または炭窒化物層からなる第2の合金層と、Hf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属からなり第2の合金層とは異なる金属の窒化物層または炭窒化物層からなる第3の合金層とを交互に積層させた後に、さらに第2の変調構造層としてAu合金層と、Hf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属の窒化物層または炭窒化物層からなる第4の合金層とを交互に積層させて最表層がAu合金層である多層積層構造の硬化層を形成することで、さらにより高硬度、高耐傷性の硬化層が形成され、耐衝撃によるキズが発生しない高硬度、高耐傷性、高耐蝕
性の装飾部品が達成されるのである。
以上述べてきたように本発明によれば、ステンレス、TiおよびTi合金などの軟質基材からなる装飾部品の表面に、初期層としてHf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属からなる金属層と、金属層を構成する金属と同一の金属の窒化物層または炭窒化物層である第1の合金層を形成させ、次いで第1の変調構造層としてHf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属からなり第1の合金層とは異なる窒化物層または炭窒化物層からなる第2の合金層と、Hf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属からなり第2の合金層とは異なる金属の窒化物層または炭窒化物層からなる第3の合金層とを交互に積層させた後に、さらに第2の変調構造層としてAu合金層と、Hf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属の窒化物層または炭窒化物層からなる第4の合金層とを交互に積層させて最表層がAu合金層である多層積層構造の硬化層を形成させることにより衝撃によるキズを発生させず、また腐蝕が発生しない高硬度、高耐傷性、高耐蝕性の金色色調の装飾部品が達成され、装飾部品に対する表面硬化手法として格別の効果がある。
また、本発明は装飾部品の表面に初期層、第1の変調構造層、第2の変調構造層と多層積層構造の硬化層を形成させることが大きな特徴で、Au合金層は第2の変調構造層で2層または3層積層させるだけなので、窒化物層または炭窒化物層とAu合金層とを交互に繰り返し積層し、最表層をAu合金層で終了させる多層積層構造に比べ、Au合金層の厚みが少なくて済むことから、Auの使用量を大幅に低減させることが可能で装飾部品製造費用をより安価とさせることも大きな利点である。
ステンレス、TiおよびTi合金などの材料からなるからなる下地母材を各種装飾部品形状の基材に加工した後、初期層として任意の不活性ガスプラズマ中でHf、TiまたはZrの金属層と、任意の不活性ガスに窒素成分または炭素成分を含有させたガスプラズマ雰囲気中で金属層を構成する金属と同一の金属の窒化物層または炭窒化物層である第1の合金層を形成させ、次いで任意の不活性ガスに窒素成分または炭素成分を含有させたガスプラズマ雰囲気中第1の変調構造層としてHf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属からなり第1の合金層とは異なる窒化物または炭窒化物からなる第2の合金層と、Hf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属からなり第2の合金層とは異なる金属の窒化物層または炭窒化物層からなる第3の合金層とを交互に積層させた後に、さらに任意の不活性ガスに窒素成分または炭素成分を含有させたガスプラズマ雰囲気中で第2の変調構造層としてAu合金層と、Hf、Ti、Zrのうちから1種類以上の金属の窒化物層または炭窒化物層からなる第4の合金層とを交互に積層させて最表層がAu合金層である多層積層構造の硬化層を形成させる工程を経る手法を採用することにより衝撃によるキズが発生しない高硬度で腐蝕が発生しない高耐蝕性の装飾部品が達成される。本発明の詳細を以下の実施例で説明する。
(第1の実施形態)
本実施形態はArガスプラズマ雰囲気中で、初期層である金属層と、Arと窒素の混合ガスプラズマ雰囲気中で第1の合金層を形成させた後、引き続きArと窒素の混合ガスプラズマ雰囲気中で第2の合金層と第3の合金層を積層させた構造からなる第1の変調構造層と、Au合金層と第4の合金層を積層させた構造からなり最表層がAu合金層である第2の変調構造層と、からなる多層積層構造の硬化層を形成させる手法を採用した。
(実施例1)
図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。図1は任意の基材からなる装飾部品2の硬化層構造を示す断面模式図である。任意の基材2を真空装置内に配置し、真空装
置内を真空排気した後にArを導入してArガスプラズマを発生させ、圧力を0.2Paに保ったプラズマ雰囲気中で、Tiを使用しDCスパッタ法により任意の基材2の表面に、初期層8を構成する金属層4としてTi層を形成してから、窒素ガスを導入しArと窒素の混合ガスプラズマ中で第1の合金層6としてTiN層を形成させた。次いで同一圧力の同一ガスプラズマ雰囲気中でDCスパッタ法により第1の変調構造層14を構成する第2の合金層10としてHfN層、第3の合金層12としてTiN層を交互に積層させた。さらに第2の変調構造層20を構成するAu合金層16としてAu−Ni合金層と第4の合金層18としてHfN層を交互に積層させて最表層がAu合金層16である多層積層構造の硬化層を形成させた。膜厚は設定値で金属層4であるTi層と第1の合金層6であるTiN層から構成される初期層8の合計を0.8μm、第2の合金層10であるHfN層を0.02μm(20nm)で5層と第3の合金層12であるTiN層0.02μm(20nm)で4層を交互に積層させて第1の変調構造層の合計を0.18μm、さらにAu合金層16であるAu−Ni合金層を0.01μm(10nm)で3層と第4の合金層18であるHfN層を0.01μm(10nm)で2層を交互に積層させた。ただし最表層のAu合金層16であるAu−Ni合金層の膜厚は0.02μm(20nm)としたので第2の変調構造層の合計は0.06μmとし、設定膜厚の総合計が1.04μmとなるように成膜時間を調整し成膜を行なった。任意の基材2には材質がTiである時計ケースを使用した。またAu合金層16には任意組成のAu−Ni合金を使用した。
(実施例2−18)
実施例1と同様に、真空装置内を真空排気した後にArを導入してArガスプラズマを発生させ、圧力を0.20Paに保ったプラズマ雰囲気中で、Tiを使用しDCスパッタ法により任意の基材2の表面に、初期層を構成する金属層としてTi層を形成してから、窒素ガスを導入しArと窒素の混合ガスプラズマ中で第1の合金層としてTiN層を形成させた。次いで同一圧力の同一ガスプラズマ雰囲気中でDCスパッタ法により第1の変調構造層を構成する第2の合金層としてHfN層またはZrN層、第3の合金層としてTiN層を交互に積層させた。さらに第2の変調構造層を構成するAu合金層としてAu−Ni合金層と第4の合金層として第2の合金層と同じ窒化物層であるHfN層またはZrN層を交互に積層させて最表層がAu合金層である多層積層構造の硬化層を形成させた。膜厚は設定値で金属層であるTi層と第1の合金層であるTiN層から構成される初期層の合計を0.80μmとした。第2の合金層と第3の合金層の層数は2層から5層の間の任意の値で適宜調整し、第1の変調構造層の膜厚の合計を0.10μm〜0.18μmに調整した。さらにAu合金層と第4の合金層の層数は1層から3層の間の任意の値で適宜調整し、また最表層のAu合金層の膜厚が0.02μmとなるようにして第2の変調構造層の膜厚の合計を0.03μm〜0.06μmに調整して、設定膜厚の総合計が0.93μm〜1.04μmの間の任意の数値となるように成膜時間を調整し成膜を行なった。装飾部品には時計ケース、時計バンド、時計ベゼル及び裏蓋などの時計外装部品を使用した。時計外装部品の基材材質にはTi、Ti合金、SUS316L及びSUS317Lを使用した。またAu合金層には任意組成のAu−Ni合金を採用した。
(比較例1−16)
本発明の実施形態の比較例1−16としてTi、Ti合金、SUS316L及びSUS317Lからなる時計ケース、時計バンド、時計ベゼル、裏蓋の表面にAu−Ni膜、Au−Pd膜を湿式メッキ法により形成させた。
第1の実施形態の実施例1−18、比較例1−16で得られた時計外装部品の硬度試験、耐摩耗性試験、耐蝕性試験の結果および総合評価結果を表1〜表3に示す。
窒化物層である第1の合金層、第2の合金層、第3の合金層、第4の合金層とAu合金
層の組成はEPMA(X線マイクロアナリシス)分析を行い特定した。硬度は負荷荷重5mNでマイクロビッカース硬度計により測定し、ビッカ−ス硬度Hv=1500以上を合格とした。耐摩耗性試験はスガ摩耗試験社製の摩耗試験機NUS−ISO−2により摩耗試験を行い、試験後の被試験面をEPMAにより分析を行い下地基材面の露出がないものを合格とした。耐蝕性試験はCASS試験溶液に48時間浸漬を行い腐蝕が全く発生しないものを合格とした。これら3項目を全てに合格したものを総合評価結果で合格とした。
スガ摩耗試験社製の摩耗試験機NUS−ISO−2を使用しての具体的な摩耗試験法は、装飾部品と同じ基材材質の平板状の試験片に硬化層面を下向きにして、試験片押さえ板と試験片押さえねじとによって試験片取り付け台の開口部に固定する。次いで、摩耗輪に研磨紙を取り付ける。この摩耗輪に対し、天秤機構によって研磨紙を試験片に押し付けるような上向きの荷重を印加する。その後、試験片取り付け台を、モーターの回転運動を往復運動に変換する機構によって往復運動させ、さらに摩耗輪を試験片取り付け台の1往復ごとに角度0.9°ずつ回転させる。この回転によって、試験片を摩耗輪に取り付けた研磨紙の摩耗していない新しい領域と常に接触することになる。試験取り付け台の往復回数は自動設定することが可能で、設定した往復回数で摩耗試験機が停止するようになっている。摩耗輪に取り付ける研磨紙としては
、ラッピングフィルム(フィルム表面に粒子径12μm程度のアルミナ粒子がある#1200)を用いた。試験片と研磨紙間の接触荷重は100gfとし、試験片取り付け台の往復運動回数は50回とした。
Figure 0004994078
Figure 0004994078
Figure 0004994078
表1及び表2に示すようにTi、Ti合金、ステンレス(SUS316L、SUS317L)からなる時計外装部品表面には、金属層と第1の合金層からなる初期層、第2の合金層と第3の合金層を積層させた構造からなる第1の変調構造層と、Au合金層と第4の合金層を積層させた構造からなり最表層がAu合金層である第2の変調構造層と、からなる多層積層構造の硬化層を形成させた。これら実施例1−18の全てが、硬度試験ではビッカ−ス硬度がHv=1690以上で合格、耐摩耗性試験では摩耗試験後の下地基材面の露出はなく合格、また耐蝕性試験でもCASS試験後に腐蝕は発生せず合格で、従って総
合評価は実施例1−18の全てが合格であった。
これらに対し比較例1−8のTi、Ti合金、ステンレス(SUS316L、SUS317L)からなる時計外装部品表面にAu−Niメッキ膜を湿式メッキ法により形成したものは耐蝕性試験ではCASS試験後に腐食は発生せず合格であったが、耐摩耗性試験では摩耗試験後に下地基材面の露出があり不合格、硬度試験でもビッカース硬度がHv=680以下と低硬度で不合格であった。また、比較例9−16のTi合金、ステンレス(SUS316L、SUS317L)からなる時計外装部品表面にAu−Pdメッキ膜を湿式メッキ法により形成したものも耐蝕性試験ではCASS試験後に腐食は発生せず合格であったが、耐摩耗性試験では摩耗試験後に下地基材面の露出があり不合格、硬度試験でもビッカース硬度がHv=540以下と低硬度で不合格であった。従って総合評価は全ての比較例が不合格であった。
(第2の実施形態)
本実施形態も第1の実施形態と同様に、Heガスプラズマ雰囲気中で、初期層である金属層と、Heと窒素の混合ガスプラズマ雰囲気中で第1の合金層を形成させた後、引き続きHeと窒素の混合ガスプラズマ雰囲気中で第2の合金層と第3の合金層を積層させた構造からなる第1の変調構造層と、Au合金層と第4の合金層を積層させた構造からなり最表層がAu合金層である第2の変調構造層と、からなる多層積層構造の硬化層を形成させる手法を採用した。
(実施例19−36)
第1の実施形態と同様に、真空装置内を真空排気した後にHeを導入してHeガスプラズマを発生させ、圧力を0.15Paに保ったプラズマ雰囲気中で、DCスパッタ法により装飾部品の表面に初期層としてHf層、Ti層またはZr層からなる金属層形成させた後、窒素ガスを導入して同一圧力のHeと窒素の混合ガスプラズマ雰囲気中で金属層を構成する金属と同一の金属からなるHfN層、TiN層、ZrN層などの第1の合金層を形成させた後、第1の変調構造層として第1の合金層とは異なる窒化物層であるHfN層、TiN層、ZrN層などの第2の合金層と、第2の合金層とは異なるHfN層、TiN層、ZrN層などの第3の合金層を交互に積層させた。さらに第2の変調構造層としてAu合金層と、HfN層、TiN層、ZrN層などの第4の合金層を交互に積層させて最表層がAu合金層である多層積層構造の硬化層を形成させた。膜厚は設定値で金属層と第1の合金層から構成される初期層の合計を0.80μmとした。第2の合金層と第3の合金層の層数は2層から5層の間の任意の値で適宜調整し、第1の変調構造層の膜厚の合計を0.10μm〜0.18μmに調整した。さらにAu合金層と第4の合金層の層数は1層から3層の間の任意の値で適宜調整し、また最表層のAu合金層の膜厚が0.02μmとなるようにして第2の変調構造層の膜厚の合計を0.03μm〜0.06μmに調整して、設定膜厚の総合計が0.93μm〜1.04μmの間の任意の数値となるように成膜時間を調整し成膜を行なった。装飾部品には時計ケース、時計バンド、時計ベゼル及び裏蓋などの時計外装部品を使用した。時計外装部品の基材材質にはTi、Ti合金、SUS316L及びSUS317Lを使用した。またAu合金層には任意組成のAu−Pd合金、Au−Pt合金、Au−Cu合金を採用した。
第2の実施形態の実施例19−36で得られた時計外装部品の硬度試験、耐摩耗性試験、耐蝕性試験の結果および総合評価結果を表4及び表5に示す。第1の合金層、第2の合金層、第3の合金層、第4の合金層とAu合金層の組成、硬度試験、密着性試験、耐蝕性試験および総合評価結果は全て第1の実施形態で評価した評価基準と全く同一の評価基準を採用した。
Figure 0004994078
Figure 0004994078
表4及び表5に示すようにTi、Ti合金、ステンレス(SUS316L、SUS317L)からなる時計外装部品表面には、金属層と第1の合金層からなる初期層、第2の合
金層と第3の合金層を積層させた構造からなる第1の変調構造層と、Au合金層と第4の合金層を積層させた構造からなり最表層がAu合金層である第2の変調構造層と、からなる多層積層構造の硬化層を形成させた。これら実施例19−36の全てが、硬度試験ではビッカ−ス硬度がHv=1695以上で合格、耐摩耗性試験では摩耗試験後の下地基材面の露出はなく合格、また耐蝕性試験でもCASS試験後に腐蝕は発生せず合格で、従って総合評価は実施例19−36の全てが合格であった。
(第3の実施形態)
本実施形態も第1の実施形態と同様に、Arガスプラズマ雰囲気中で、初期層である金属層と、Arと窒素または炭素の混合ガスプラズマ雰囲気中で第1の合金層を形成させた後、引き続きArと窒素または炭素の混合ガスプラズマ雰囲気中で第2の合金層と第3の合金層を積層させた構造からなる第1の変調構造層と、Au合金層と第4の合金層を積層させた構造からなり最表層がAu合金層である第2の変調構造層と、からなる多層積層構造の硬化層を形成させる手法を採用した。
(実施例37−56)
第1の実施形態と同様に、真空装置内を真空排気した後にArを導入してArガスプラズマを発生させ、圧力を0.20Paに保ったプラズマ雰囲気中で、DCスパッタ法により装飾部品の表面に初期層としてHf層、Ti層またはZr層からなる金属層形成させた後、窒素ガスまたはメタンガスを導入して同一圧力のArと窒素またはメタンガスの混合ガスプラズマ雰囲気中で金属層を構成する金属と同一の金属からなるHfN層、ZrN層またはTiCN層などの第1の合金層を形成させた後、第1の変調構造層として第1の合金層とは異なる合金層であるTiN層、TiCN層などの第2の合金層と、第2の合金層とは異なるHfN層、ZrN層、TiCN層などの第3の合金層を交互に積層させた。さらに第2の変調構造層としてAu合金層と、第4の合金層としてTiCN層を交互に積層させて最表層がAu合金層である多層積層構造の硬化層を形成させた。膜厚は設定値で金属層と第1の合金層から構成される初期層の合計を0.90μmとした。第2の合金層と第3の合金層の層数は2層から5層の間の任意の値で適宜調整し、第1の変調構造層の膜厚の合計を0.05μm〜0.14μmに調整した。さらにAu合金層と第4の合金層の層数は1層から3層の間の任意の値で適宜調整し、また最表層のAu合金層の膜厚が0.02μmとなるようにして第2の変調構造層の膜厚の合計を0.03μm〜0.06μmに調整して、設定膜厚の総合計が0.98μm〜1.10μmの間の任意の数値となるように成膜時間を調整し成膜を行なった。装飾部品には時計ケース、時計バンド、時計ベゼル及び裏蓋などの時計外装部品を使用した。時計外装部品の基材材質にはTi、Ti合金、SUS316L及びSUS317Lを使用した。またAu合金層には任意組成のAu−Ni合金、Au−Pd合金、Au−Pt合金、Au−Cu合金を採用した。
第3の実施形態の実施例37−56で得られた時計外装部品の硬度試験、耐摩耗性試験、耐蝕性試験の結果および総合評価結果を表6及び表7に示す。第1の合金層、第2の合金層、第3の合金層、第4の合金層とAu合金層の組成、硬度試験、密着性試験、耐蝕性試験および総合評価結果は全て第1の実施形態で評価した評価基準と全く同一の評価基準を採用した。
Figure 0004994078
Figure 0004994078
表6及び表7に示すようにTi、Ti合金、ステンレス(SUS316L、SUS317L)からなる時計外装部品表面には、金属層と第1の合金層からなる初期層、第2の合
金層と第3の合金層を積層させた構造からなる第1の変調構造層と、Au合金層と第4の合金層を積層させた構造からなり最表層がAu合金層である第2の変調構造層と、からなる多層積層構造の硬化層を形成させた。これら実施例37−56の全てが、硬度試験ではビッカ−ス硬度がHv=1765以上で合格、耐摩耗性試験では摩耗試験後の下地基材面の露出はなく合格、また耐蝕性試験でもCASS試験後に腐蝕は発生せず合格で、従って総合評価は実施例37−56の全てが合格であった。
(第4の実施形態)
本実施形態も第1の実施形態と同様に、Arガスプラズマ雰囲気中で、初期層である金属層と、Arと窒素または炭素の混合ガスプラズマ雰囲気中で第1の合金層を形成させた後、引き続きArと窒素または炭素の混合ガスプラズマ雰囲気中で第2の合金層と第3の合金層を積層させた構造からなる第1の変調構造層と、Au合金層と第4の合金層を積層させた構造からなり最表層がAu合金層である第2の変調構造層と、からなる多層積層構造の硬化層を形成させる手法を採用した。
(実施例37−56)
第1の実施形態と同様に、真空装置内を真空排気した後にArを導入してArガスプラズマを発生させ、圧力を0.27Paに保ったプラズマ雰囲気中で、DCスパッタ法により装飾部品の表面に初期層である金属層としてTi層を形成させた後、窒素ガスまたはメタンガスを導入して同一圧力のArと窒素またはメタンガスの混合ガスプラズマ雰囲気中でTiN層またはTiCN層などの第1の合金層を形成させた後、第1の変調構造層として第1の合金層とは異なる合金層であるTiCN層、HfCN層、ZrCN層などの第2の合金層と、第2の合金層とは異なるTiN層、TiCN層などの第3の合金層を交互に積層させた。さらに第2の変調構造層としてAu合金層と、第4の合金層としてHfCN層、ZrCN層、TiCN層を交互に積層させて最表層がAu合金層である多層積層構造の硬化層を形成させた膜厚は設定値で金属層と第1の合金層から構成される初期層の合計を0.90μmとした。第2の合金層と第3の合金層の層数は2層から5層の間の任意の値で適宜調整し、第1の変調構造層の膜厚の合計を0.05μm〜0.14μmに調整した。さらにAu合金層と第4の合金層の層数は1層から3層の間の任意の値で適宜調整し、また最表層のAu合金層の膜厚が0.02μmとなるようにして第2の変調構造層の膜厚の合計を0.03μm〜0.06μmに調整して、設定膜厚の総合計が0.98μm〜1.10μmの間の任意の数値となるように成膜時間を調整し成膜を行なった。装飾部品には時計ケース、時計バンド、時計ベゼル及び裏蓋などの時計外装部品を使用した。時計外装部品の基材材質にはTi、Ti合金、SUS316L及びSUS317Lを使用した。またAu合金層には任意組成のAu−Ni合金、Au−Pt合金、Au−Cu合金を採用した。
第4の実施形態の実施例57−76で得られた時計外装部品の硬度試験、耐摩耗性試験、耐蝕性試験の結果および総合評価結果を表6及び表7に示す。第1の合金層、第2の合金層、第3の合金層、第4の合金層とAu合金層の組成、硬度試験、密着性試験、耐蝕性試験および総合評価結果は全て第1の実施形態で評価した評価基準と全く同一の評価基準を採用した。
Figure 0004994078
Figure 0004994078
表8及び表9に示すようにTi、Ti合金、ステンレス(SUS316L、SUS317L)からなる時計外装部品表面には、金属層と第1の合金層からなる初期層、第2の合
金層と第3の合金層を積層させた構造からなる第1の変調構造層と、Au合金層と第4の合金層を積層させた構造からなり最表層がAu合金層である第2の変調構造層と、からなる多層積層構造の硬化層を形成させた。これら実施例57−76の全てが、硬度試験ではビッカ−ス硬度がHv=1770以上で合格、耐摩耗性試験では摩耗試験後の下地基材面の露出はなく合格、また耐蝕性試験でもCASS試験後に腐蝕は発生せず合格で、従って総合評価は実施例57−76の全てが合格であった。
基材材質として各実施形態でTi、Ti合金、SUS316LおよびSUS317Lを使用したが、基材材質はこれらに限らず各種のステンレス鋼、各種のTi合金などからなる材料に適用可能である。
金属とAu合金を蒸発させる手段としてDCスパッタ法を採用したが、これは合金組成が簡便に制御できるために採用したのであって、DCスパッタ法に限定する必要はなく、DCマグネトロンスパッタ法、RFマグネトロンスパッタ法、RFスパッタ法、DCスパッタ法など任意のスパッタ法を用いてもよく。またスパッタ法に限らず、ドライプロセスであるならばイオンプレ−ティング法、イオンビ−ム蒸着法などの他のPVD手法を採用しても差し支えがない。同様にプラズマの発生手段もRF法、DC法のいずれの手法を採用してもよい。
硬化層を形成させるガスプラズマの圧力条件として第1の実施形態と第3の実施形態では圧力を0.20Pa、第2の実施形態では圧力を0.15Pa、第4の実施形態では圧力を0.27Paとしているが、ガスプラズマの圧力は同条件に限定する必要はなくガスプラズマが発生可能であれば圧力は任意の数値でよい。
第1の実施形態、第3の実施形態、第4の実施形態では不活性ガスにArを、第2の実施形態では不活性ガスにHeを使用しているが不活性ガスはプラズマを発生させるために使用したもので、ArやHeに限らずXe、Krなどの他の不活性ガスに替えても構わない。
本発明の装飾部品の一実施形態である装飾部品の硬化層構造を示す断面模式図である。
符号の説明
2 装飾部品
4 金属層
6 第1の合金層
8 初期層
10 第2の合金層
12 第3の合金層
14 第1の変調構造層
16 Au合金層
18 第4の合金層
20 第2の変調構造層

Claims (3)

  1. 表面に硬化層を有する装飾部品であって、前記硬化層は初期層、第1の変調構造層および第2の変調構造層を有し、前記初期層はHf、TiまたはZrのうちから1種類以上の金属を有する金属層と、該金属層上に該金属層を構成する金属と同一の金属の窒化物層または炭窒化物層からなる第1の層とから構成され、前記第1の変調構造層はHf、TiまたはZrのうちから1種類以上の金属の窒化物層または炭窒化物層からなり前記第1の層とは異なる第2の層と、Hf、TiまたはZrのうちから1種類以上の金属からなり前記第2の層とは異なる金属の窒化物層または炭窒化物層からなる第3の層とが交互に積層された構造で構成され、前記第2の変調構造層はAu合金層と、Hf、TiまたはZrのうちから1種類以上の金属の窒化物層または炭窒化物層からなる第4の層とが交互に積層されて最表層がAu合金層であり、前記Au合金層と前記第4の層の層数は1層から3層であり、前記第2の変調構造層の膜厚の合計が0.03μm〜0.06μmである装飾部品。
  2. 前記第1の層、前記第2の層、前記第3の層または第4の層はHfN、TiN、ZrN、HfCN、TiCNまたはZrCNであることを特徴とする請求項1に記載の装飾部品。
  3. 前記Au合金層はAu−Ni合金、Au−Pd合金、Au−Pt合金またはAu−Cu合金を主成分とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の装飾部品。

JP2007081768A 2007-03-27 2007-03-27 装飾部品 Active JP4994078B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007081768A JP4994078B2 (ja) 2007-03-27 2007-03-27 装飾部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007081768A JP4994078B2 (ja) 2007-03-27 2007-03-27 装飾部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008240061A JP2008240061A (ja) 2008-10-09
JP4994078B2 true JP4994078B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=39911745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007081768A Active JP4994078B2 (ja) 2007-03-27 2007-03-27 装飾部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4994078B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5328577B2 (ja) * 2008-09-08 2013-10-30 シチズン時計株式会社 装飾品およびその製造方法
JP5327018B2 (ja) * 2009-11-25 2013-10-30 セイコーエプソン株式会社 装飾品の製造方法、装飾品および時計
JP6963980B2 (ja) * 2017-12-04 2021-11-10 エレコム株式会社 携帯機器用ストラップ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4591418A (en) * 1984-10-26 1986-05-27 The Parker Pen Company Microlaminated coating
JPH0718469A (ja) * 1993-06-30 1995-01-20 Seiko Instr Inc 金色めっき装身具
JP4392743B2 (ja) * 2003-03-05 2010-01-06 シチズンホールディングス株式会社 金色装飾品用金色硬質積層被膜、その積層被膜を有する金色装飾品およびその製造方法
JP4073848B2 (ja) * 2003-09-01 2008-04-09 シチズンホールディングス株式会社 装飾品およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008240061A (ja) 2008-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4964892B2 (ja) 装飾部品およびその製造方法
EP2199429B1 (en) Decorative component
JPWO2008108181A1 (ja) 金合金被膜、金合金被膜被覆積層体及び金合金被膜被覆部材
JP2006283088A (ja) 金色装飾品およびその製造方法
WO2002016663A1 (fr) Métal mou, procédé de fabrication dudit métal mou, pièce décorative et procédé de fabrication de ladite pièce décorative
US9869011B2 (en) Hard decorative member having gray-tone layer
JP6909322B2 (ja) 装飾部材およびその製造方法
JP4994078B2 (ja) 装飾部品
JP2007084867A (ja) 装飾部品
JP4073848B2 (ja) 装飾品およびその製造方法
JP2007262472A (ja) 金色装飾品およびその製造方法
US7771836B2 (en) Golden ornament and process for producing the same
JP2009213616A (ja) 装飾部品
JP5150311B2 (ja) 装飾部品
JP2007262483A (ja) 装飾部品
JP2008240062A (ja) 装飾部品
JP2004084036A (ja) 表面処理方法、金属部品および時計
JP2004269916A (ja) 金色装飾品用金色硬質積層被膜、その積層被膜を有する金色装飾品およびその製造方法
JP7332446B2 (ja) 金色装飾品及び金色装飾品の製造方法
JP2005274465A (ja) 時計外装部品とその製造方法
JP2006274339A (ja) 装飾部品
JP2024033681A (ja) 装飾部材、その製造方法および装飾品
JP2005274464A (ja) 時計外装部品とその製造方法
JP2004084037A (ja) 表面処理方法、金属部品および時計
JP2001262318A (ja) 軟質基材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100113

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120508

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4994078

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250