JP4989732B2 - 自然の色を残すプリザーブドフラワーの製造方法及びそのための加工液 - Google Patents

自然の色を残すプリザーブドフラワーの製造方法及びそのための加工液 Download PDF

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Description

本発明は、プリザーブドフラワーの製造方法に関わり、特に、生花の色を残した日持ちの良いプリザーブドフラワーの製造方法、そのための加工液、並びにかくして製造されたプリザーブドフラワーに関する。
最近、プリザーブドフラワーと称される加工生花が注目を浴びてきている。プリザーブドフラワーとは、バラやカーネーション等の切り花について、その組織中の水分、すなわち組織水を保存液で置換することにより、生花に近い状態を維持できるものであり、結婚式のブーケ、アレンジメントフラワー等に幅広く使用されるようになってきている。
本発明者も、このプリザーブドフラワーの製造方法について研究を重ねてきており、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール中に生花を浸漬させて、生花中の組織水等を脱水した後、保存液としてポリエチレングリコール等の多価アルコール溶液に浸漬させることにより組織水を保存液と置換させたプリザーブドフラワーの製造方法を提供している(特許文献1)。
この方法では、加工花であるプリザーブドフラワーの保存は満足するものであったが、組織水の脱水過程で元の花の色が抜けてしまい、保存液と置換する過程で着色しなければならず、自然の花の色をそのまま残すことはできないものであった。したがって、例えば、赤と黄色の2色の色彩を有するバラ等について、そのプリザーブドフラワーを製造することは困難なものであった。
その後、かかるプリザーブドフラワーの製造方法について種々の提案がなされているが(例えば、特許文献2〜5)、これまでに生花の色をそのまま残したプリザーブドフラワーを製造することには成功していない。
特許第3548744号 特許第3813165号 特開2004−203814号公報 特開2004−203815号公報 特開2007−119459号公報
したがって、今までのプリザーブドフラワーが元の生花の色を残せなかった点を解決して改良した、天然の色彩を保持した、生花に近い状態のプリザーブドフラワーの製造が望まれているのが現状である。
かかる現状に鑑み、本発明は、自然の花の色、特に、微妙なグラディーションをそのまま残したプリザーブドフラワーを製造する方法、並びにそのための加工液を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するための本発明は、基本的態様として、天然素材油、天然素材樹脂、シロキサン、合成樹脂、加水反応ウレタン、脂肪酸エステル類又は界面活性剤から選ばれた一種または二種以上を含有する溶液ないし分散液からなる加工液に生花を浸漬後、乾燥することを特徴とする、生花の持つ自然の色を残したまま長期にわたり保存することができるプリザーブドフラワーの製造方法である。
具体的には、天然素材油が、テレピン油、スタンド油、鯨油、ボイル油、亜麻仁油、椿油、オリーブ油、菜種油、サラダ油(精製植物油)、ゴマ油又は樟脳油であり、天然素材樹脂が、松脂、ニカワ、蝋、蜜蝋、ゴム又は漆であるプリザーブドフラワーの製造方法である。
また本発明は、具体的には、シロキサンが有機珪素化合物であり、エチルジクロロシラン、エチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、テトラメチルシラン、テトラメトキシシラン、テトラメチルシラン、トリクロロシラン、トリス(トリメチルシリル)シラン、トリメチルクロロシラン、ポリメトキシシロキサン、ビニルトリクロロシラン、ポリメトリキシラン、メチルジクロロシラン、メチルトリクロロシラン、シリコーンオイル、ジメチルシリコーンオイル(ジメチルポリシロキサン、オクタメチルポリシロキサンなど)、メチルフェニルシリコーンオイル、環状ジメチルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル等のストレートシリコーンオイルから選択されるものであるプリザーブドフラワーの製造方法である。
さらに具体的には、脂肪酸エステル類が、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸又はミリスチン酸等の飽和又は不飽和の脂肪酸と低級アルコール又は多価アルコールとのエステルであるプリザーブドフラワーの製造方法である。
好ましい本発明は、シロキサンを含有する溶液ないし分散液からなる加工液を用いることを特徴とする前記プリザーブドフラワーの製造方法であり、より好ましい本発明は、シロキサンと脂肪酸エステル類の混合物を含有する溶液ないし分散液からなる加工液を用いることを特徴とする前記プリザーブドフラワーの製造方法である。
また本発明は、具体的には、加工液である溶液ないし分散液の溶媒が、メタノール、エタノール、ブタノール、イソプロパノール、イソアミルアルコール、シクロヘキサノール、セロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルセロソルブなどのアルコール;灯油、ガソリン、ナフサなどの石油製品;又は酢酸メチル、酢酸エチル、トルエン、アセトン、ベンゼン、メチルエチルケトン、ヘキサン等の炭化水素系溶剤であることを特徴とする前記プリザーブドフラワーの製造方法であり、好ましくは、加工液である溶液ないし分散液の溶媒が、親水性溶媒であるプリザーブドフラワーの製造方法である。
さらに本発明は、加工液に浸漬処理する生花を、上記する溶媒からなる前処理液に浸漬させる前処理を施すことを特徴とする前記プリザーブドフラワーの製造方法であり、また加工液に浸漬処理した生花を、さらにグリコール類、または加水反応ウレタンを含有する上記する溶媒からなる後処理液に浸漬させる後処理を施した後、乾燥することを特徴とするプリザーブドフラワーの製造方法である。
好ましくは、加工液、前処理液又は後処理液がpH2〜8に調整された液であること、また、加工液、前処理液又は後処理液が無機塩又は有機酸塩を含有していることを特徴とする前記するプリザーブドフラワーの製造方法である。
より具体的には、無機塩が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、ミョウバン又はソーダ灰から選択される無機塩であり、有機酸塩が、酢酸ナトリウム、シュウ酸ナトリウム、シュウ酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウム、コハク酸ナトリウム等の有機塩類であるプリザーブドフラワーの製造方法である。
また本発明は、上記により得られたプリザーブドフラワーに、さらに艶出し処理することを特徴とするプリザーブドフラワーの製造方法である。
また本発明は、別の態様として、プリザーブドフラワー製造用の加工液を提供するものであり、具体的には、天然素材油、天然素材樹脂、シロキサン、合成樹脂、加水反応ウレタン、脂肪酸エステル類又は界面活性剤から選ばれた一種または二種以上を含有する溶液ないし分散液からなることを特徴とするプリザーブドフラワー製造用の加工液である。
より具体的には、天然素材油が、テレピン油、スタンド油、鯨油、ボイル油、亜麻仁油、椿油、オリーブ油、菜種油、サラダ油(精製植物油)、ゴマ油又は樟脳油であり、天然素材樹脂が、松脂、ニカワ、蝋、蜜蝋、ゴム又は漆であり、脂肪酸エステル類が、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸又はミリスチン酸等の飽和又は不飽和の脂肪酸と低級アルコール又は多価アルコールとのエステルであるプリザーブドフラワー製造用の加工液である。
また本発明は、シロキサンが有機珪素化合物であり、エチルジクロロシラン、エチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、テトラメチルシラン、テトラメトキシシラン、トリクロロシラン、トリス(トリメチルシリル)シラン、トリメチルクロロシラン、ビニルトリクロロシラン、ポリメトキシシラン、メチルジクロロシラン、メチルトリクロロシラン、シリコーンオイル、ジメチルシリコーンオイル(ジメチルポリシロキサン、オクタメチルポリシロキサンなど)、メチルフェニルシリコーンオイル、環状ジメチルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル等のストレートシリコーンオイルから選択されるものであるプリザーブドフラワー製造用の加工液である。
さらに本発明は別の態様として、上記した各製造方法のいずれかの製造方法により得られたプリザーブドフラワーでもある。
これまでのプリザーブドフラワーにあっては、自然の花の色をそのまま残すことはできないものであったが、本発明方法により、天然の色彩を保持した、生花に近い状態のプリザーブドフラワーを製造することが可能となった。
したがって、これまでの製造方法にあっては、元の花の色に近い着色剤で着色処理をする工程が必要であったが、かかる工程を省くことができ、また天然に近い色彩をそのまま残すことが可能となり、結婚式のブーケ、或いはフラワーアレンジメントに高級感を与えることができる。
また、複雑な色彩模様を有する天然の生花、例えば、赤、ピンク、黄、白等の複数の色彩を有するバラ等について、そのプリザーブドフラワーを製造することは困難なものであったが、天然の複数の色彩を保持した、微妙なグラディーションをそのまま残した生花に近い状態のプリザーブドフラワーの製造が可能となった。
さらに本発明が提供するプリザーブドフラワーにあっては、生花に近い状態での長期保存が可能であり、具体的には1年以上色褪せが認められずに新鮮さを保持して保存できるものであり、その利点は多大なものである。
本発明者は、自然の花の色、特に、微妙なグラディーションをそのまま残したプリザーブドフラワーを製造するために種々検討した結果、本発明が提供する加工液に生花を浸漬させた後、乾燥することにより、生花の持つ自然の色を残したまま、長期にわたり保存できるプリザーブドフラワーを製造できることを見出した。
また、あらかじめ、加工液を構成する溶媒ないし分散液溶媒に生花を浸漬処理する前処理を施した後、前記の加工液への浸漬処理を行なうと、更に良い結果が得られることを見出した。
さらに、得られたプリザーブドフラワーにグリコール類または加水反応ウレタンを含有する後処理液に浸漬する後処理を施せば、プリザーブドフラワーの強度が増強できること、更に、艶出し処理を行なうことにより、見栄えのするプリザーブドフラワーが得られること等を見出し、本発明を完成した。
本発明における生花を浸漬させる加工液は、天然素材油、天然素材樹脂、シロキサン、合成樹脂、加水反応ウレタン、脂肪酸エステル類又は界面活性剤から選ばれた一種または二種以上を含有する溶液ないし分散液からなる加工液である。
天然素材油としては、テレピン油、スタンド油、鯨油、ボイル油、亜麻仁油、椿油、オリーブ油、菜種油、サラダ油(精製植物油)、ゴマ油又は樟脳油等の動植物性油を挙げることができ、また、天然素材樹脂としては、松脂、ニカワ、蝋、蜜蝋、ゴム又は漆等を挙げることができる。
また、脂肪酸エステル類としては、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸又はミリスチン酸等の飽和又は不飽和の脂肪酸と低級アルコール又は多価アルコールとのエステル類をあげることができる。
本発明においては、これらのものを単独で用いても良いが、二種以上混合して用いることもでき、特に、椿油やシロキサン、脂肪酸エステル類を含有する加工液に浸漬させた場合には、特にすぐれたプリザーブドフラワーとなる。
天然素材樹脂である松脂、ニカワ、蝋、蜜蝋、ゴム又は漆等の主成分としては、脂肪酸の一価又は二価アルコールのエステルやワックスであるが、ニカワの代用としての酢酸ビニル樹脂などが用いることも可能である。
また、シロキサンとは、珪素と酸素の結合を主体とした有機珪素化合物を意味し、とりわけ、無色透明であって、無味無臭で液体状の、いわゆるシリコーンオイルが好んで用いられる。
このようなシリコーンオイルとしては、シリコーンオイル、ジメチルシリコーンオイル(ジメチルポリシロキサン、オクタメチルポリシロキサンなど)、メチルフェニルシリコーンオイル、環状ジメチルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル等のストレートシリコーンオイルが好んで用いられる。
本発明に好適なシリコーンオイルは、25℃における粘度が0.65〜10000cSt(センチストローク)、特に6〜500cSt程度のものがよい。
また、水やアルコールとの溶解性を高めた変性シリコーンオイルも好適に用いられ、シリコーンオイルの中で、側鎖、末端に、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール−プロピレングリコール共重合体等のポリエーテル等の有機基を導入したもの、また、ポリエーテル末端にさらに水酸基やアルコキシ基、アミノ基を持つものなども用いられる。
また、有機珪素化合物として、エチルジクロロシラン、エチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、テトラメチルシラン、テトラメトキシシラン、トリクロロシラン、トリス(トリメチルシリル)シラン、トリメチルクロロシラン、ビニルトリクロロシラン、ポリメトキシシラン、メチルジクロロシラン、メチルトリクロロシラン等を挙げることができる。
脂肪酸エステル類としては、上記したように、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸又はミリスチン酸等の飽和又は不飽和の脂肪酸と低級アルコール又は多価アルコールとのエステル類であるが、そのような低級アルコールとしては、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、ペンタエリスリトール、2−エチルヘキサノールなどの低級アルコールを挙げることができる。
多価アルコールとしては、グリセリン、ポリオキシエチレンアルコール、ソルビトール、ジエタノールアミン等のポリオールを挙げることができる。
界面活性剤としては、種々のカチオン性、アニオン性、ノニオン性界面活性剤を挙げることができ、なかでも脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルなどのエーテル系の界面活性剤が用いられる。これらは、椿油等の動植物性油やシロキサンと共に使用すると、特に良い結果が得られる。
本発明の加工液にあっては、これらの天然素材油、天然素材樹脂、シロキサン、合成樹脂、加水反応ウレタン、脂肪酸エステル類又は界面活性剤から選ばれた一種または二種以上を含有する溶液ないし分散液として構成される。
かかる溶液ないし分散液を構成する溶媒としては、メタノール、エタノール、ブタノール、イソプロパノール、イソアミルアルコール、シクロヘキサノール、セロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルセロソルブなどのアルコール;灯油、ガソリン、ナフサなどの石油製品;又は酢酸メチル、酢酸エチル、トルエン、アセトン、ベンゼン、メチルエチルケトン、ヘキサン等の炭化水素系溶剤が使用される。
また、上記に例示したものを含め、溶媒としては親水性溶媒が好ましく、具体的には、炭素原子数2ないし8のブタノール、イソプロパノール、酪酸、アセトン、1,4−ジオキサン、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、イソアミルアルコール、シクロヘキサノール、セロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルセロソルブ、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−(2−エチルヘキシルオキシ)エタノール、ポリプロピレングリコール(分子量400〜700程度)などの親水性溶媒が好んで用いられる。
これらの溶媒は、その複数種を任意の割合で混合して用いることもでき、上記した天然素材油、天然素材樹脂、シロキサン、合成樹脂、加水反応ウレタン、脂肪酸エステル類又は界面活性剤を溶解し得る量で使用するのが好ましい。
加工液として、上記した溶媒に対する天然素材油、天然素材樹脂、シロキサン、合成樹脂、加水反応ウレタン、脂肪酸エステル類又は界面活性剤の含有量は一概に限定できず、浸漬させる生花により異なるが、好ましくは10〜100重量%の範囲内で含有させるのがよい。
なお、加工液にアニオン性・カチオン性・ノニオン性界面活性剤等の溶解補助剤、消泡剤等を併用することもできる。
本発明においては、このような加工液に生花を一定時間、たとえば1〜2時間から数日程度、好ましくは一夜ないし24時間程度浸漬させ、その後乾燥することにより、自然の花の色、特に、微妙なグラディーションをそのまま残したプリザーブドフラワーを製造することができる。
本発明の上記の加工処理においては、その前処理として、加工液となる溶液ないし分散液を構成する溶媒に生花をあらかじめ1時間ないし数日、好ましくは12〜24時間程度浸漬させる前処理を施した後、上記の加工液に浸漬処理することで、更に好ましい結果が得られる。
例えば、前処理として、pH調整したイソプロパノールの溶液中に生花を24時間浸漬させて、生花の組織水を置換した後、加工液容器に移して、更に24時間浸漬後、取り出して自然乾燥させることにより、生花の持つ自然の色を残したまま長期にわたり保存できるプリザーブドフラワーを製造できる。このような前処理をしない場合には、加工液での処理時間を2ないし3日とすることもできる。
なお、前処理で使用する溶媒は、加工液で使用する溶媒と同一の溶媒を使用するのが好ましく、上記した、メタノール、エタノール、ブタノール、イソプロパノール、イソアミルアルコール、シクロヘキサノール、セロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルセロソルブなどのアルコールおよび灯油、ガソリン、ナフサなどの石油製品、酢酸メチル、酢酸エチル、トルエン、アセトン、ベンゼン、メチルエチルケトン、ヘキサン、炭化水素溶剤等の溶媒ないしし分散溶媒、とりわけ、炭素数2ないし8のブタノール、イソプロパノール、酪酸、アセトン、1,4−ジオキサン、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、イソアミルアルコール、シクロヘキサノール、セロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルセロソルブ、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2−(2−エチルヘキシルオキシ)エタノール、ポリプロピレングリコール(分子量400〜700程度)などの親水性溶媒を用いて前処理するのがよい。
これらの前処理液あるいは加工液は、酢酸、シュウ酸、クエン酸、蟻酸、アミノ酸、塩酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、リン酸二ナトリウム、リン酸二水素カリウムなどのリン酸塩、硫酸塩、グリセリンカリウム液、あるいはこれらの混合物等によりpH調整しておくのが好ましい。
好ましいpHは、用いる生花により最適なpHとし、緩衝性を持たせるのが好ましい。たとえば、赤色系の花にはpH2〜3程度の前処理液あるいは加工液を用いると良い結果が期待できる。また、青色系の花にはこれより高いpH域で処理するのが良い。また、これらの前処理液あるいは加工液には、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、ミョウバン、ソーダ灰などの無機塩類、酢酸ナトリウム、シュウ酸ナトリウム、シュウ酸カリウム、酒石酸ナトリウム、酒石酸カリウム、コハク酸ナトリウム等の有機塩類等を適当量添加すると、花の色を天然に近く残すことができる。具体的には、これら塩類を1〜5%程度加えるのが良い。
このようにして得られるプリザーブドフラワーは、ポリプロピレン、グリセリン、ポリエチレングリコール200、400、1000或いは2000、ポリプロピレングリコールなどのグリコール類、加水反応ウレタンまたはその混合物もしくは前処理に用いる溶媒溶液を用いて後処理処理し、花の強度を補正したり、処理液等の残留物の影響を緩和したりすることもできる。
なお、後処理液においてもpH調整、並びに無機塩或いは有機酸塩を添加することが好ましい。
本発明により加工液処理させる生花としては、特に限定されるものではなく、例えば、バラやカーネーション、紫陽花、デンファレ、ひまわり、菊、トルコキキョウ、デルフィニウム、ジャスミン、胡蝶蘭、センニチコウ、鶏頭などの切花であり、花の咲く植物全般(葉部も含む)に使用することができる。
本発明の製造方法にあっては、加工液での浸漬処理を終了した後、加工液から処理した生花を取り出し、その後、自然乾燥もしくは強制乾燥して目的とするプリザーブドフラワーが製造される。
なお、処理後の生花を乾燥させる前後、もしくは強度補正の前後に、表面に艶を出すコーティングをすることも可能である。この艶出しには、エポキシ樹脂、ラッカー、ニス、ウレタン樹脂などの艶出し剤の一種または二種以上を混合して用いる。前処理液に用いた溶媒により、適度な濃度に希釈したものを用いても良い。艶出しは、これらの艶出し液に、1ないし2分から数日間浸漬して行なう。また、強度補正と艶出しを同時に行なってもよい。
かくして、本発明のプリザーブドフラワーが製造されるが、得られたプリザーブドフラワーは、天然の色彩を保持した、褪色せずに、生花に近い状態のプリザーブドフラワーであり、長期保存ができるものであった。
以下に本発明を、具体的実施例により説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
実施例1:
ナフサ(ベガホワイト1520;三和化学産業製)50%及び灯油50%の混合溶液100mLに、椿油50%及び菜種油50%の混合溶液を50mL混合し、その混合液中にピンクのバラを24時間浸漬した後、48時間自然乾燥させた。
その結果、ピンクのバラは自然の色を残したまま、3ヶ月以上新鮮さを保持していた。
実施例2:
ホワイトガソリン90%、メタノール5%及びエタノール5%の混合溶液100mLに、湯煎で溶かした蜜蝋30gを混ぜた混合溶液を調製した。この混合溶液に、赤いバラを48時間浸漬した後、食器乾燥機で30分強制乾燥させた。
その結果、赤いバラは元の色を残したまま、半年以上新鮮さを保持していた。
実施例3:
酢酸エチル100mLに酢酸ビニル樹脂50gを溶かした溶液を調製した。この溶液に紫色のデンファレを2時間浸漬し、その後12時間自然乾燥させた。次いで、メチルエチルケトン200mLに2液性のエポキシ樹脂50mLを溶かした液に、前記乾燥させたデンファレを15分浸漬した後、再び12時間自然乾燥させた。
その結果、紫色のデンファレは、自然の色と艶を残したまま、2年以上新鮮なままでいた。
実施例4:
イソプロパノール100mLにシュウ酸を重量比で2%加えpH調整した溶液に、ピンクのバラを24時間浸漬させた。次いで、イソプロパノールとシロキサン(ジメチルシリコーンオイル;信越化学製:KF−96−10cs及びKF−96−500csを9:1で混合させた溶液)を5:3に混合した溶液100mLに前記バラを移し、24時間浸漬した後溶液から取り出し、24時間自然乾燥させた。
その結果、得られたピンクのバラは、元の自然の色を残したまま、1年以上新鮮さを保持していた。
実施例5:
イソプロパノール100mLにクエン酸を重量比で2%加えpH調整した溶液に、ピンクのバラを24時間浸けた後、イソプロパノールとシロキサン(信越化学製:KF−96−10cs)と加水反応ウレタン(三洋化成製のサンプレンC−810)を3:1:1に混ぜた溶液100mLに前記バラを移し、24時間浸漬した後、溶液から取り出し、24時間自然乾燥させた。
その結果、得られたピンクのバラは、元の自然の色を残したまま、1年以上新鮮さを保持していた。
実施例6:
イソプロパノール100mLにラウリン酸メチル(日本油脂製;ラウリン酸メチル95)を80mL混ぜた液に、紫色のトルコキキョウを24時間浸漬した後、食器乾燥機で20分間強制乾燥させた。
その結果、得られたトルコキキョウは、自然の色を残したまま、1年以上新鮮さを保持していた。
実施例7:
イソプロパノール100mLにクエン酸を重量比で2%加えてpH調整した溶液に、赤いバラを24時間浸けた後、イソプロパノールとポリオキシエチレン−モノラウレート(日本油脂製のノニオン系界面活性剤)を5:3に混ぜた溶液100mLに前記バラを移し、24時間浸漬後溶液から取り出し、24時間自然乾燥させた。
その結果、得られた赤いバラは、元の自然の色を残したまま、1年以上新鮮さを保持していた。
実施例8:
イソプロパノール100mLにクエン酸を重量比で2%加えてpH調整した溶液に、ピンクのバラを24時間浸けた後、イソプロパノールとシロキサン(信越化学製;KF−96−10cs)とラウリン酸メチル(日本油脂製;ラウリン酸メチル95)を3:1:1に混ぜた溶液100mLに前記バラを移し、24時間浸漬した後、溶液から取り出し、24時間自然乾燥させた。
その結果、得られたピンクのバラは、元の自然の色を残したまま、1年以上新鮮さを保持していた。
実施例9:
イソプロパノール100mLにクエン酸を重量比で約5%加えてpH3.5(佐藤計量器製;pH/mVメーターSK−620PHにて測定)に調整した溶液に、ピンクと白のツートンカラーのバラを24時間浸漬させた。次いで、イソプロパノールとシロキサン(信越化学製;KF−96−10cs)とラウリン酸メチル(日本油脂製;ラウリン酸メチル95)とメチルエチルケトンを1:2:1:1.5に混ぜ、その中にクエン酸を加えてpH3.5に調整した溶液100mLに前記バラを移し、24時間浸漬した。その後、溶液から取り出し24時間自然乾燥させた。
その結果、得られたピンクと白のツートンカラーのバラは、元のツートンカラーを残したまま、1年以上新鮮さを保持していた。
実施例10:
イソプロパノール100mLにDPDマジック(下記注を参照)を重量比で約1%加えてpH5.5に調整した溶液に、紫のリンドウを枝ごと24時間浸漬させた。次いで、イソプロパノールとシロキサン(信越化学製;KF−96−10cs)とラウリン酸メチル(日本油脂製;ラウリン酸メチル95)とメチルエチルケトンを1:2:1:1.5に混ぜ、その中にDPDマジックを加えてpH5.5に調整した溶液100mLに、前記リンドウを移し24時間浸漬した。その後、溶液から取り出し24時間自然乾燥させた。
その結果、得られた紫のリンドウは、その花部は元の紫色、葉部は元の緑色を残したまま、1年以上新鮮さを保持していた。
(注)DPDマジック:
日本曹達株式会社の商品名であって、N,N−ジエチル−フェニレンジアミン硫酸塩、無水硫酸ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素カリウム、トランス−1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸水和物の混合物である。
実施例11:
イソプロパノール100mLに食塩を重量比で2%混ぜた溶液に、ピンクのバラを24時間浸けた後、イソプロパノールとシロキサンとラウリン酸メチルとメチルエチルケトンを1:3:1:1に混ぜ、その中に食塩を重量比で2%混ぜた溶液に、前記バラを移し24時間浸漬した。その後、溶液から取り出し、24時間自然乾燥させた。
その結果、得られたピンクのバラは、花部はピンク、枝部は緑色を残したまま、1年以上新鮮さを保持した。
以上記載のように、本発明により、自然の花の色、特に、微妙なグラディーションをそのまま残したプリザーブドフラワーを製造する方法が提供され、産業上の利用性は多大なものである。

Claims (10)

  1. 生花の持つ自然の色を残したまま長期にわたり保存することができるプリザーブドフラワーの製造方法であって、
    (a)イソプロパノール、ブタノール又はシクロヘキサノールから選択される溶液に、重量比で1〜5%の有機酸又は無機酸を添加してpHを酸性に調整した前処理液に生花を浸漬させ、次いで、
    (b)ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸又はミリスチン酸の低級アルコール又は多価アルコールとのエステルから選択される脂肪族エステル類をイソプロパノール及び/又はメチルエチルケトンからなる有機溶媒に10〜100重量%の範囲内で溶解させた加工液に浸漬させた後、乾燥してなること、
    を特徴とする、前記生花の持つ自然の色を残したまま長期にわたり保存することができるプリザーブドフラワーの製造方法。
  2. 前処理液における有機酸又は無機酸が、酢酸、ギ酸、シュウ酸、クエン酸、塩酸から選択させるものである請求項1に記載のプリザーブドフラワーの製造方法。
  3. 加工液の脂肪族エステル類が、ラウリン酸メチルである請求項1に記載のプリザーブドフラワーの製造方法。
  4. 加工液に、更にエーテル型非イオン界面活性剤を添加したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のプリザーブドフラワーの製造方法。
  5. 加工液に、更にシリコーンオイルを添加したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のプリザーブドフラワーの製造方法。
  6. 加工液のpHを2〜8に調整したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のプリザーブドフラワーの製造方法。
  7. 得られたプリザーブドフラワーに、さらに艶出し処理することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のプリザーブドフラワーの製造方法。
  8. ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸又はミリスチン酸の低級アルコール又は多価アルコールとのエステルから選択される脂肪族エステル類を、イソプロパノール及び/又はメチルエチルケトンからなる有機溶媒に10〜100重量%の範囲内で溶解させ、pHを2〜8に調整した、生花の持つ自然の色を残したまま長期にわたり保存することができるプリザーブドフラワーの製造用の加工液。
  9. 脂肪族エステル類が、ラウリン酸メチルである請求項8に記載のプリザーブドフラワー製造用の加工液。
  10. 請求項1〜7に記載の製造方法により得られた、生花の持つ自然の色を残したまま長期にわたり保存することができるプリザーブドフラワー。
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