JP4988455B2 - 機器制御システム、機器コントローラ、マスターコントローラ、プログラム及び機器制御システムの制御方法 - Google Patents

機器制御システム、機器コントローラ、マスターコントローラ、プログラム及び機器制御システムの制御方法 Download PDF

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本発明は、複数の機器の各々を動作させる機器制御システムに関する。
工場、店舗では、設置される機器毎に省エネルギー化対策が検討されている。また、工場、店舗などで機器を多数設置している場合には、工場又は店舗全体における消費エネルギーを総合的に削減する試みがされている。一例として、工場又は店舗内に多数設置された機器をネットワークで監視し、各機器の運転状態を把握し、各機器を連携させて効率的に運転する制御を行うことにより、工場全体の総合的な省エネルギー化の実現を目指した管理システムが提案されている。
例えば、空調機器、冷凍又は冷蔵機器(以下、ショーケースと称する)といった冷設機器が多数設置されている食料品の店舗や売場では、各冷設機器を監視することによって、各冷設機器の運転状態を最適化する制御が行われる管理システムが導入されている。この管理システムは、各冷設機器を計画的に運転することにより、店舗全体の総合的な省エネルギー化を実現している。
省エネルギー運転のために、建物に設置された設備機器を管理するために必要な設置情報を管理センタが確実に把握できるようにした技術が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1では、設備機器の設置情報(システム内におけるアドレス、冷媒系統情報等)は、持ち運びが可能なパソコン等の端末装置に事前に一括して入力される。そして、ネットワークを介して管理センタに供給される。これにより、作業者が現地で各機器一台一台に設置情報を直接入力する手間を省略している。
また、集中管理装置が予めショーケースや空調機、冷凍機等の制御対象が確定している各端末制御装置に対して、機種情報の送信を要求し、各端末制御装置からの返送結果を確認しながら、別途、集中管理装置において初期設定すべき運転条件などの情報が正しい機種に対するものであるか否かを判別して、誤設定を防止し、初期設定時間を短縮する技術が提案されている(特許文献2参照)。
特開2004−15747号公報 特開平11−311463号公報
ところで、機器コントローラと機器コントローラの制御対象機器とが、工場出荷時に一体型で提供されている場合には、機器を制御するための制御プログラムは、工場出荷時に機器を制御するコントローラに搭載されるのが普通である。
しかし、機器コントローラと機器コントローラの制御対象機器とが別々に供給される状況では、工場出荷時には制御対象が確定していないため、搭載され得なかった制御プログラムを、店舗への機器の搬入、設置時において設定しなければならない。したがって、冷凍機を構成している圧縮機、凝縮器等をはじめとする各機器を計画的且つ効率的に運転させるために必要な各機器への設定は、一層煩雑化する。
特許文献1,2の技術は、予め機器コントローラの制御対象機器が確定しており、制御プログラムが工場出荷時において設定済みである場合を想定したものであり、機器コントローラと機器コントローラの制御対象機器とが一体型でない場合には、制御プログラムから準備又は設定しなければならないという初期設定に伴う作業の煩雑さを解消することはできなかった。
そこで、本発明は、上述した従来の実情に鑑みて提案されたものであり、機器コントローラと機器コントローラの制御対象の機器とが別々に提供される場合であっても、作業者による各機器の初期設定を容易にすることができ、システムを構成する機器の設定にかかる人的及び時間的浪費を削減することができる機器制御システムを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の特徴は、店舗内において、センサ及び機器が接続されており、前記センサ及び前記機器の構成に応じた制御プログラムが設定されることで、前記機器の各々を動作させる制御を行う機器制御部を有する複数の機器コントローラと、前記各機器が連携して動作するように制御する統合コントローラと、複数の前記制御プログラムが格納された内部データベースとを備え、前記統合コントローラと前記機器コントローラとは、相互に通信可能に接続されており、前記統合コントローラは、前記内部データベースに対してアクセス可能に接続されており、前記機器制御部には、前記機器コントローラに接続された前記センサ及び前記機器の構成を接続結果として検出する接続検出プログラムが設定されており、前記機器コントローラは、前記機器制御部で前記接続検出プログラムにより得られた前記接続結果を前記統合コントローラに送信する接続結果送信部と、前記統合コントローラから前記制御プログラムを受け取る制御プログラム受信部と、受け取った前記制御プログラムを前記接続検出プログラムに代えて前記機器制御部へと設定する制御プログラム設定部とを有し、前記統合コントローラは、前記機器コントローラから前記接続結果を受信する接続結果受信部と、前記接続結果受信部により受信した前記接続結果に対応する前記制御プログラムを前記内部データベースから検索する内部データベース検索部と、前記内部データベース検索部において検索された前記制御プログラムを前記機器コントローラに送信する制御プログラム送信部とを有する機器制御システムであることを要旨とする。
本発明にかかる機器制御システムは、機器コントローラの機器制御部に設定された接続検出プログラムによって、機器コントローラに接続されたセンサ及び機器の構成が検出され、検出された接続結果が統合コントローラに送信される。統合コントローラは、機器コントローラから受け取った接続結果に対応する制御プログラムを内部データベースから検索し、制御プログラムを機器コントローラに送信する。機器コントローラは、受け取った制御プログラムを接続検出プログラムに代えて機器制御部へ設定し、この制御プログラムを用いて、機器を動作させるための制御を行う。
なお、ここで、制御プログラムには、機器の動作に使用する制御パラメータを含んでもよい。また、接続検出プログラムには、接続検出に使用されるパラメータを含んでもよい。
かかる特徴によれば、接続検出プログラムによって機器コントローラの制御対象である機器又はセンサの接続状態を自動的に検出することができ、接続状態に応じて、機器を正しく動作させるための制御プログラムを取得し、接続検出プログラムに代えて設定することができるので、容易に制御動作を実現することができる。したがって、機器コントローラと機器コントローラの制御対象の機器とが別々に提供される場合であっても、作業者による各機器の初期設定を容易にすることができ、システムを構成する機器の設定にかかる人的及び時間的浪費を削減することができる。
また、本発明の特徴は、店舗内において、センサ及び機器が接続されており、前記センサ及び前記機器の構成に応じた制御プログラムが設定されることで、前記機器の各々を動作させる制御を行う機器制御部を有する複数の機器コントローラと、前記各機器が連携して動作するように制御する統合コントローラと、前記店舗を管理する管理コントローラと、複数の前記制御プログラムが格納された外部データベースとを備え、前記統合コントローラと前記機器コントローラとは、相互に通信可能に接続されており、前記統合コントローラと前記管理コントローラとは、ネットワークを介して相互に通信可能に接続されており、前記管理コントローラは、前記外部データベースにアクセス可能に接続されており、前記機器制御部には、前記機器コントローラに接続された前記センサ及び前記機器の構成を接続結果として検出する接続検出プログラムが前記機器制御部に設定されており、前記機器コントローラは、前記機器制御部で前記接続検出プログラムにより得られた前記接続結果を前記統合コントローラに送信する機器コントローラ側接続結果送信部と、前記統合コントローラから前記制御プログラムを受け取る機器コントローラ側制御プログラム受信部と、受け取った前記制御プログラムを前記接続検出プログラムに代えて前記機器制御部へと設定する制御プログラム設定部とを有し、前記統合コントローラは、前記機器コントローラから前記接続結果を受信する統合コントローラ側接続結果受信部と、前記機器コントローラに前記制御プログラムを送信する統合コントローラ側制御プログラム送信部と、前記管理コントローラに前記接続結果を送信する統合コントローラ側接続結果送信部と、前記管理コントローラから前記制御プログラムを受け取る統合コントローラ側制御プログラム受信部とを有し、前記管理コントローラは、前記統合コントローラから前記接続結果を受信する管理コントローラ側接続結果受信部と、受信した前記接続結果に対応する前記制御プログラムを前記外部データベースから検索する外部データベース検索部と、前記外部データベース検索部において検索された前記制御プログラムを前記統合コントローラに送信する管理コントローラ側制御プログラム送信部とを有する機器制御システムであることを要旨とする。
本発明にかかる機器制御システムは、機器コントローラの機器制御部に設定された接続検出プログラムによって、機器コントローラに接続されたセンサ及び機器の構成が検出され、検出された接続結果が統合コントローラに送信される。統合コントローラは、接続結果を管理コントローラに送信する。管理コントローラは、統合コントローラを介して機器コントローラから受け取った接続結果に対応する制御プログラムを外部データベースから検索し、検索された制御プログラムを統合コントローラを介して機器コントローラに送信する。機器コントローラは、受け取った制御プログラムを接続検出プログラムに代えて機器制御部へ設定し、この制御プログラムを用いて、機器を動作させるための制御を行う。
かかる特徴によれば、接続検出プログラムによって機器コントローラの制御対象である機器又はセンサの接続状態を自動的に検出することができ、接続状態に応じて、機器を正しく動作させるための制御プログラムを取得し、接続検出プログラムに代えて設定することができる。したがって、機器コントローラと機器コントローラの制御対象の機器とが別々に提供される場合であっても、作業者による各機器の初期設定を容易にすることができ、システムを構成する機器の設定にかかる人的及び時間的浪費を削減することができる。また、各店舗の情報を管理する管理コントローラにおいては、ネットワークを介して各店舗の全機器の構成に基づくあらゆる種類の制御プログラムを外部データベースに最大公約数的に登録、格納することができる。したがって、店舗ローカルな統合コントローラでは取得できないような制御プログラムも取得することが可能となり、新規店舗での機器制御システム導入時などの初期設定時において作業効率を大幅に向上させることができる。
また、前記センサ及び前記機器は、冷凍又は冷蔵設備、空調設備を含む冷設機器を構成するセンサ及び機器であってもよい。
また、本発明にかかる機器コントローラは、センサ及び複数の機器が接続されており前記複数の機器の各々の動作を制御する機器コントローラであって、前記複数の機器が連携して動作するように制御するマスターコントローラに接続されており、センサの数に対応する数設けられており、前記センサが接続されるセンサ接続部と、前記機器の数に対応する数設けられており、前記機器が接続される機器接続部と、前記機器コントローラに接続された前記センサ及び前記機器の構成を接続結果として検出する接続検出プログラムが設定された機器制御部と、前記接続検出プログラムにより得られた接続結果を前記マスターコントローラに送信する接続結果送信部と、前記マスターコントローラから前記接続結果に応じた制御プログラムを受信する制御プログラム受信部と、受信した前記制御プログラムを前記接続検出プログラムに代えて前記機器制御部へと設定する制御プログラム設定部とを有しており、前記機器制御部は、設定された前記制御プログラムに基づいて前記機器の各々を動作させる制御を行うことを特徴とする。
本発明にかかる機器コントローラは、機器制御部に設定された接続検出プログラムによって、機器コントローラの制御対象である機器又はセンサの接続状態を検出することができ、接続状態に応じて、機器を正しく動作させるための制御プログラムをマスターコントローラから取得し、接続検出プログラムに代えて設定することができる。したがって、機器コントローラと機器コントローラの制御対象の機器とが別々に提供される場合であっても、作業者による各機器の初期設定を容易にすることができ、機器の設定にかかる人的及び時間的浪費を削減することができる。
本発明にかかるマスターコントローラは、店舗内において、センサ及び機器が接続されており、制御プログラムに基づいて前記機器の各々を動作させる制御を行う複数の機器コントローラと相互に通信可能に接続されており、前記機器が連携して動作するように制御するマスターコントローラであって、複数の前記制御プログラムが格納されたデータベースに対してアクセス可能に接続されており、前記機器コントローラから前記機器コントローラに接続された前記センサ及び前記機器の構成を表す接続結果を受信する接続結果受信部と、前記接続結果受信部により受信した前記接続結果に対応する前記制御プログラムを前記データベースから検索するデータベース検索部と、前記データベース検索部において検索された前記制御プログラムを前記接続結果の送信元である前記機器コントローラに送信する制御プログラム送信部とを有することを特徴とする。
本発明にかかるマスターコントローラは、機器コントローラにおいて検出された機器コントローラの制御対象である機器又はセンサの接続状態に応じてデータベースから機器を正しく動作させるための制御プログラムを抽出し、機器コントローラに提供することができる。したがって、機器コントローラと機器コントローラの制御対象の機器とが別々に提供される場合であっても、作業者による各機器の初期設定を容易にすることができ、機器の設定にかかる人的及び時間的浪費を削減することができる。
また、本発明にかかるプログラムは、複数のセンサ及び複数の機器が接続されており、前記機器が連携して動作するように制御するマスターコントローラと接続されており、コンピュータにより前記機器を動作するための制御が実行される機器コントローラに、接続されたセンサの数又は種類を検出するステップと、接続された機器の数又は種類を検出するステップと、前記検出されたセンサ及び前記検出された機器の接続結果を前記マスターコントローラに送信するステップと、前記接続結果に応じた前記機器の動作を制御する制御プログラムを前記マスターコントローラから取得するステップと、取得した前記制御プログラムを設定するステップとを実行させることを特徴とする。
本発明にかかるプログラムによれば、機器コントローラは、機器コントローラの制御対象である機器又はセンサの接続状態を検出することができ、接続状態に応じて、機器を正しく動作させるための制御プログラムを統合コントローラから取得することができる。したがって、機器コントローラと機器コントローラの制御対象の機器とが別々に提供される場合であっても、作業者による各機器の初期設定を容易にすることができ、機器の設定にかかる人的及び時間的浪費を削減することができる。
また、本発明にかかるプログラムは、複数のセンサ及び複数の機器が接続されており、前記センサ及び前記機器の構成に応じた制御プログラムに基づいて前記機器の各々を動作させる制御を行う複数の機器コントローラに相互に通信可能に接続されており、前記機器コントローラに接続された前記機器の各々を動作させるために用いる前記制御プログラムが格納されたデータベースに接続されており、コンピュータにより制御されるマスターコントローラに、前記機器コントローラに接続されたセンサ及び前記機器の接続結果を前記機器コントローラに要求するステップと、前記接続結果を受け取るステップと、前記データベースから前記接続結果に対応する前記制御プログラムを抽出するステップと、前記抽出した前記制御プログラムを前記機器コントローラに送信するステップとを実行させることを特徴とする。
本発明にかかるプログラムによれば、マスターコントローラは、機器コントローラにおいて検出された機器コントローラの制御対象である機器又はセンサの接続状態に応じてデータベースから機器を正しく動作させるための制御プログラムを抽出し、機器コントローラに提供することができる。したがって、機器コントローラと機器コントローラの制御対象の機器とが別々に提供される場合であっても、作業者による各機器の初期設定を容易にすることができ、機器の設定にかかる人的及び時間的浪費を削減することができる。
更にまた、本発明にかかる機器制御システムの制御方法は、店舗内において、センサ及び機器が接続されており、前記センサ及び前記機器の構成に応じた制御プログラムが設定されることで、前記機器の各々を動作させる制御を行う機器制御部を有する複数の機器コントローラと、前記各機器が連携して動作するように制御する統合コントローラと、複数の前記制御プログラムが格納された内部データベースとを備え、前記統合コントローラと前記機器コントローラとは、相互に通信可能に接続されており、前記統合コントローラは、前記内部データベースに対してアクセス可能に接続されており、前記機器制御部には、前記機器コントローラに接続された前記センサ及び前記機器の構成を接続結果として検出する接続検出プログラムが設定されている機器制御システムの制御方法であって、前記機器制御部で前記接続検出プログラムにより得られた前記接続結果を前記統合コントローラに送信するステップと、前記統合コントローラにおいて前記機器コントローラから前記接続結果を受信するステップと、受信した前記接続結果に対応する前記制御プログラムを前記内部データベースから検索するステップと、検索された前記制御プログラムを前記機器コントローラに送信するステップと、前記機器コントローラにおいて前記統合コントローラから前記制御プログラムを受け取るステップと、受け取った前記制御プログラムを前記接続検出プログラムに代えて前記機器制御部へと設定するステップとを有することを特徴とする。
本発明にかかる制御方法によれば、機器コントローラの機器制御部に設定された接続検出プログラムによって検出されたセンサ及び機器の接続状態に応じて、内部データベースから機器を正しく動作させるための制御プログラムを抽出し、機器コントローラに提供することができる。機器コントローラでは、接続検出プログラムに代えて、提供された制御プログラムが機器制御部に設定される。したがって、機器コントローラと機器コントローラの制御対象の機器とが別々に提供される場合であっても、作業者による各機器の初期設定を容易にすることができ、機器の設定にかかる人的及び時間的浪費を削減することができる。
本発明にかかる機器制御システムの制御方法は、店舗内において、センサ及び機器が接続されており、前記センサ及び前記機器の構成に応じた制御プログラムが設定されることで、前記機器の各々を動作させる制御を行う機器制御部を有する複数の機器コントローラと、前記各機器が連携して動作するように制御する統合コントローラと、前記店舗を管理する管理コントローラと、複数の前記制御プログラムが格納された外部データベースとを備え、前記統合コントローラと前記機器コントローラとは、相互に通信可能に接続されており、前記統合コントローラと前記管理コントローラとは、ネットワークを介して相互に通信可能に接続されており、前記管理コントローラは、前記外部データベースにアクセス可能に接続されており、前記機器制御部には、前記機器コントローラに接続された前記センサ及び前記機器の構成を接続結果として検出する接続検出プログラムが前記機器制御部に設定されている機器制御システムの制御方法であって、前記接続検出プログラムにより得られた前記接続結果を前記統合コントローラに送信するステップと、前記前記統合コントローラにおいて前記機器コントローラから前記接続結果を受信するステップと、前記統合コントローラから前記管理コントローラに前記接続結果を送信するステップと、前記管理コントローラにおいて前記統合コントローラから前記接続結果を受信するステップと、前記統合コントローラから受け取った前記接続結果に対応する前記制御プログラムを前記外部データベースから検索するステップと、検索された前記制御プログラムを前記統合コントローラに送信するステップと、前記統合コントローラにおいて前記管理コントローラから前記制御プログラムを受け取るステップと、前記統合コントローラから前記機器コントローラに前記制御プログラムを送信するステップと、前記機器コントローラにおいて前記統合コントローラから前記制御プログラムを受け取るステップと、受け取った前記制御プログラムを前記接続検出プログラムに代えて前記機器制御部へと設定するステップとを有することを特徴とする。
本発明にかかる制御方法によれば、機器コントローラの機器制御部に設定された接続検出プログラムによって検出されたセンサ及び機器の構成の接続状態に応じて、外部データベースから機器を正しく動作させるための制御プログラムを抽出し、機器コントローラに提供することができる。機器コントローラでは、接続検出プログラムに代えて、提供された制御プログラムが機器制御部に設定される。したがって、機器コントローラと機器コントローラの制御対象の機器とが別々に提供される場合であっても、作業者による各機器の初期設定を容易にすることができ、機器の設定にかかる人的及び時間的浪費を削減することができる。
本発明によれば、機器コントローラと機器コントローラの制御対象の機器とが別々に提供される場合であっても、作業者による各機器の初期設定を容易にすることができ、機器の設定にかかる人的及び時間的浪費を削減することができる。
図面を用いて、本発明の実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。なお、図面は模式的なものであり、以下の説明では、本発明の要旨を説明することのできる要素のみが記載されていることに留意すべきである。
(機器制御システム)
本発明の実施形態として示す機器制御システムは、複数の機器を制御する機器コントローラが自身に接続される複数のセンサ、機器の数又は種類を検出し、検出されたセンサ、機器の数又は種類に対応する最適な制御プログラムをデータベースから取得することを特徴とする。
以下では、一例として、本実施形態の機器制御システムが、空調機器、ショーケース等といった冷設機器が多数設置された環境下で、各機器が連携動作するようなシステムにおいて適応される場合について、図面を参照して詳細に説明する。なお、連携動作とは、一例として、省エネのために、空調機とショーケースの運転状況を環境に応じて同時に変化させることを指す。本実施形態では、機器コントローラと、機器コントローラの制御対象機器とが一体型である場合と、別々に提供される場合とを区別することなく、両方を説明し得るものである。
図1に、機器制御システム1の機器構成を示す。機器制御システム1は、冷凍又は冷蔵設備10(冷凍又は冷蔵設備の構成要素は同等であるので、以下、冷凍設備10と記す)と、空調設備20と、照明設備30と、主として各設備を構成している互いに関連性のある機器(後述する)を連携して制御するための各種制御プログラムが格納されたシステム内部のデータベース(以下、システム内DBと記す)40とを備えている。冷凍設備10、空調設備20、照明設備30、及びシステム内DB40は、それぞれバス51〜54を介して各機器を統合制御する統合コントローラ60と接続される。なお、統合制御とは、各機器が連携動作するように、各機器コントローラを介して統合コントローラが制御することを意味する。バス51〜53は、機器コントローラ(図1には図示しない)が統合コントローラと相互に通信可能な通信路であり、バス54は、統合コントローラとシステム内DB40との接続ラインである。何れも、シリアルバス、LAN、USB、その他の専用線を用いることができる。
冷凍設備10は、図1に示すように、凝縮器11と、圧縮機12と、ショーケース13a,13b,13c,・・・を主として備えている。店舗等で使用される業務用の冷設機器では、凝縮器、圧縮機、ショーケース(冷蔵又は冷凍用の機器)は、別々の機器として提供される。また、各機器は、売場のレイアウト、店舗の間取り等に応じて物理的に離れた場所に設置される。冷凍設備10において、凝縮器11と圧縮機12は、冷凍機41を構成しており、店舗のバックヤード又は店舗屋外に設置される。また、ショーケース13a,13b…は、売場に設置される。冷凍設備10では、凝縮器11、圧縮機12、ショーケース13a,13b…が連携して効率的に運転される。
空調設備20は、図1に示すように、凝縮器21と、圧縮機22と、空調室内機23を主として有する。空調設備も同様に、凝縮器、圧縮機、室内機は、別々の機器として用意される。空調設備20において、凝縮器21と圧縮機22は、空調室外機42を構成しており、店舗のバックヤードや、室外機として店舗屋外に設置される。空調室内機23は、売場に設置される。空調設備20では、凝縮器21,圧縮機22,空調室内機23が連携して効率的に運転される。
照明設備30は、照明器具31,照明器具32,照明器具33,・・・を備えている。各照明器具は、機器コントローラ34a,34b,34c、バス53を介して統合コントローラ60と接続されており、環境の明るさに応じて点灯、明度等が制御されている。
なお、図1には、各設備が1つずつ描かれているが、実際には、機器制御システム1は、上述した構成を有する冷凍設備、空調設備、照明設備を複数セットずつ備えていていもよい。また、図1には図示しないが、凝縮器11、圧縮機12、ショーケース13間は、冷媒配管で接続される。空調設備20においても同様に空調室外機21と空調室内機22との間は冷媒配管で接続される。
(冷凍設備の構成)
図2に、冷凍設備10の冷凍サイクルにかかる具体的な構成を示す。冷凍設備10は、凝縮器11、圧縮機12、膨張弁18a〜18c及び蒸発器16a〜16cから構成され、互いに冷媒配管71で接続される。凝縮器11は、ファン11a,11b,11cを有する。また、圧縮機12は、圧縮能力の異なる圧縮機12a,12b,12cを有する。一例として、圧縮機12aは、出力5HP(Horse Power)であり、圧縮機12bは、出力10HPであり、圧縮機12cは、15HPである。したがって、各圧縮機のオンオフ状態の組合せにより、5〜30HPのトータル出力を得ることができる。
また、冷凍設備10は、圧縮機12によって圧縮された高温高圧の冷媒ガスの吐出圧力を検出する圧力センサ14と、圧縮機12に吸引される冷媒ガスの吸入圧力を検出する圧力センサ15とを有する。
ショーケース13aは、蒸発器16aと、ショーケース内の温度を検出する温度センサ17aと、膨張弁18aとを備えている。ショーケース13bは、蒸発器16bと、ショーケース内の温度を検出する温度センサ17bと、膨張弁18bとを備えている。ショーケース13cは、蒸発器16cと、ショーケース内の温度を検出する温度センサ17cと、膨張弁18cとを備えている。
また、冷凍設備10は、機器コントローラ19aを備え、凝縮器11は、機器コントローラ19aにより制御されている。機器コントローラ19aは、圧力センサ14から検出値を取得する。また、機器コントローラ19aは、ファン11a,11b,11cに制御信号を供給する。機器コントローラ19aは、圧力センサ14の検出値に応じて、3つのファンを適宜オンオフすることにより、冷媒ガスの温度調整を行う。
また、冷凍設備10は、機器コントローラ19bを備え、圧縮機12は、機器コントローラ19bにより制御されている。機器コントローラ19bは、圧力センサ15から検出値を取得する。また、機器コントローラ19bは、圧縮機12a,12b,12cに制御信号を供給する。機器コントローラ19bは、圧力センサ15の検出値に応じて、3つの圧縮機12を適宜オンオフすることにより、5〜30HPのトータル出力を発生することができる。圧力センサ15によって検出される吸入圧力は、冷凍負荷によって変動する。そのため、機器コントローラ19bは、適切な温度管理を行うため、圧力センサ15によって検出される吸入圧力を監視して、目標圧力になるように圧縮機12のトータル出力を制御している。
また、冷凍設備10は、機器コントローラ19cを備えている。ショーケース13a,13b,13cは、機器コントローラ19cにより制御されている。機器コントローラ19cは、温度センサ17a〜17cの検出値を取得している。機器コントローラ19cは、ショーケース内部の温度を監視すると共に、膨張弁18a〜18cを適宜調整して、冷媒ガスを膨張させて低温低圧の冷媒としている。
機器コントローラ19a,19b,19cは、シリアルバス51により統合コントローラ60と相互に通信可能に接続される。機器コントローラ19a,19b,19cは、各々に接続されたセンサ及び機器の構成に応じた制御プログラムにより、それぞれ機器の動作を制御している。冷凍設備10は、機器コントローラ19a,19b,19cによって、各機器が計画的且つ効率的に連携して運転される。
次に、冷凍設備10の動作について説明する。冷凍設備10は、沸点の低いアンモニア(−33℃)やフルオロカーボンガス等を冷媒としている。冷凍設備10は、蒸発器16a〜16cによって気化された低温低圧の冷媒ガスを、冷凍負荷に応じて適宜稼動された圧縮機12a〜12cにおいて圧縮し、高温高圧のガスにする。高温高圧のガスは、機器コントローラ19aによって制御されるファン11a〜11cで冷却され、凝縮されて液体になる。機器コントローラ19aは、冷凍負荷に応じてファン11a〜11cの回転量を調整し、冷媒配管71を通して膨張弁18a〜18cに供給する。機器コントローラ19cは、膨張弁18a〜18cを制御している。冷媒液体は、膨張弁により流量が調整されて、蒸発器16a〜16cに供給される。機器コントローラ19bは、圧力センサ15により蒸発器16a〜16cにおいて気化した冷媒ガスの吸入圧力を検出する。この圧力は、冷凍負荷によって変動するため、冷設機器の温度管理を行うためには、一定の目標圧力に保持する必要がある。機器コントローラ19bは、吸入圧力に応じて、圧縮機12a〜12cの出力を調節している。
このように、冷凍設備10は、機器コントローラ19a〜19cにより制御される各機器により、冷媒を循環させてショーケース内部に収められた対象物を冷却している。なお、図2には、説明に必要なセンサ及び機器の構成のみを記載したが、その他のセンサや機器が追加設置されていてもよい。
(空調設備の構成)
図3に、空調設備20の温度調節サイクルにかかる具体的な構成を示す。空調設備20は、凝縮器21、圧縮機22、膨張弁28及び蒸発器26から構成され、互いに冷媒配管81で接続される。凝縮器21は、ファン21a,21b,21cを有する。また、圧縮機22は、圧縮能力の異なる圧縮機22a,22b,22cを有する。一例として、圧縮機22aは、出力5HP(Horse Power)であり、圧縮機12bは、出力10HPであり、圧縮機12cは、15HPである。したがって、各圧縮機のオンオフ状態の組合せにより、5〜30HPのトータル出力を得ることができる。或いは、図示しないインバータ制御回路により、トータル出力を連続的なアナログ量として出力してもよい。
また、空調設備20は、圧縮機22によって圧縮された高温高圧の冷媒ガスの吐出圧力を検出する圧力センサ24と、圧縮機22に吸引される冷媒ガスの吸入圧力を検出する圧力センサ25とを有する。
空調室内機23は、蒸発器26と、室内の温度を検出する温度センサ27と、膨張弁28とを備えている。或いは、空調室内機23は、図示しない遠隔操作装置(リモートコントローラ)等から少なくとも信号を受信することができる受信部を備えていてもよい。室内温度は、遠隔操作装置で検出される。室内温度を表す信号は、所定のフォーマットで空調室内機23の受信部に送られ、機器コントローラ29bに供給されるようになっていてもよい。なお、受信部としては、赤外線通信部等が挙げられる。
また、空調設備20は、機器コントローラ29a,29bを有する。機器コントローラ29aは、圧力センサ24から検出値を取得する。また、機器コントローラ29aは、ファン21a,21b,21cに制御信号を供給する。機器コントローラ29aは、圧力センサ24の検出値に応じて、3つのファンを適宜オンオフすることにより、冷媒ガスの温度調整を行う。また、機器コントローラ29aは、圧力センサ25から検出値を取得する。また、機器コントローラ29aは、圧縮機22a,22b,22cに制御信号を供給する。機器コントローラ29aは、圧力センサ25の検出値に応じて、3つの圧縮機22を適宜オンオフすることにより、トータル出力を調整している。圧力センサ25によって検出される吸入圧力は、冷凍負荷によって変動する。そのため、機器コントローラ29aは、適切な温度管理を行うため、圧力センサ25によって検出される吸入圧力を監視して、目標圧力になるように圧縮機22のトータル出力を制御している。
機器コントローラ29a,29bは、シリアルバス52により統合コントローラ60と相互に通信可能に接続される。機器コントローラ29a,29bは、各々に接続されたセンサ及び機器の構成に応じた制御プログラムにより、それぞれ機器の動作を制御している。空調設備20は、機器コントローラ29a,29bによって、各機器が計画的且つ効率的に連携して運転される。
(システム内DB)
続いて、システム内DB40について説明する。図4に、システム内DB40に格納される機器制御データベースの一例を示す。それぞれの機器制御データテーブルには、上述した機器コントローラ19a,19b,19c,29a,29b毎に、冷凍設備10,空調設備20,照明設備30等の各設備を構成する機器を制御するための制御プログラム実行形式(プログラム実体を意味する)が格納された場所を指し示す格納ポインタと、ファイルとして保存されている当該プログラムのソースコードである制御プログラムソースを指し示すファイルポインタが格納されている。
また、システム内DB40は、機器コントローラによる制御対象機器名(例えば、凝縮器、圧縮機など)、メーカ名、機器のシリアル番号、機器に接続可能なセンサ入力種別、接点入力種別(制御対象機器の1つであるインバータからのステータス信号等)、アナログ出力種別(凝縮器であればファンである)、デジタル出力種別(コンプレッサ等をオンオフさせるためのリレー等)、または制御プログラム実体の格納場所(アドレス)等をテーブルとして格納している。
システム内DB40内に格納された制御プログラムは、図示しない入力部等から行われる入力操作によって、適宜追加変更が可能である。制御プログラムが変更された場合には、例えば、図4に示すデータテーブル上では、制御プログラム実体が格納された場所を指し示す格納ポインタ、並びに当該変更されたプログラムのソースコードであるファイルを指し示すファイルポインタを変更すればよい。
また、システム内DB40には、機器コントローラの入出力ポート状態が記憶される。例えば、アナログ入力ポートの総数と接続状態、アナログ出力ポートの総数と接続状態、デジタル入力ポートの総数と接続状態、デジタル出力ポートの総数と接続状態などである。
(機器コントローラの構成)
図5に、機器コントローラ19aの具体的な構成を示す。機器コントローラ19a〜19c、機器コントローラ29a,29b等は、本実施形態では、区別なく使用できるので、機器コントローラ19aを用いて説明する。機器コントローラ19aは、各種センサ、機器と接続する入出力部を有する。入出力部は、具体的に、アナログ入力部91a、デジタル入力部92a、アナログ出力部93a、デジタル出力部94aを有する。アナログ入力部91a、デジタル入力部92aには、圧力センサ、温度センサ、モータトルクを検出するセンサ等や、各種制御対象機器からの出力信号線が接続される。また、アナログ出力部93a、デジタル出力部94aには、圧縮機、ファン等の機器を制御するためのリレーやインバータ制御回路が接続される。
機器コントローラ19aは、CPU95と、機器コントローラ19aに接続されたセンサ又は機器を検出する処理(後述する接続状態検出処理)を実行するプログラム等が記憶されたROM96、CPU95の作業領域としてのRAM97を備えている。
機器コントローラ19aは、CPU95の機能構成として、機器制御部を有する。機器コントローラ19aは、ROM96、CPU95、RAM97でなる機器制御部に制御プログラムを設定することにより、機器を制御することが可能になる。なお、制御プログラムの設定とは、具体的には、制御プログラムのダウンロードである。機器制御部には、制御プログラムが設定される前には(例えば、機器コントローラの工場出荷時など)、接続検出プログラムが設定されており、機器コントローラ19aに接続されるセンサ及び機器を検出する機能を有する。
機器コントローラ19aの各構成は、内部バス99により互いに接続される。また、機器コントローラ19aは、統合コントローラ60との通信のための通信I/F98を有する。機器コントローラ19aは、通信I/F98を介して、統合コントローラ60と接続されている。通信I/F98としては、シリアル、TCP/IP、その他汎用的な通信インターフェイス等が適用可能である。
機器コントローラ19aのCPU95は、ROM96に格納された接続検出プログラムによって、入出力部に接続された機器又はセンサを検出する。この場合、CPU95は、機器制御部として機能し、機器コントローラ19a自身に接続されたセンサ、機器の数又は種類を接続結果として検出する機能を有している。また、CPU95は、検出した結果(接続結果という)を通信I/F98を介して統合コントローラ60に送信する接続結果送信部として機能している。機器コントローラ19aのCPU95は、統合コントローラ60から接続結果に対応する制御プログラムを取得し、取得した制御プログラムをROM96に記憶し、記憶した制御プログラムによって、RAM97を作業領域として接続されている機器の動作を制御する。プログラム動作の面から説明すると、機器コントローラ19aは、接続検出プログラムの「受信した制御プログラムの設定ステップ(後述する図11、ステップS9)」において、取得した制御プログラムをROM96に設定する。
この場合、CPU95は、機器制御部であって、機器を制御する機能を有している。機器の制御とは、例えば、機器がコンプレッサ(圧縮機)であれば、冷媒配管の吸入圧力をセンサにより検出し、検出圧力値が所定の圧力を維持するようにコンプレッサモータの回転出力を制御する。また、機器がコンデンサ(凝縮器)であれば、冷媒配管の圧縮機出口の吐出圧力や冷媒温度等をセンサにより検出し、その値によって冷却用のファン等の回転数を制御する。これら冷凍機を構成する機器と同様の冷媒回路、配管を持つ空調機の場合も、室外機や室内機の制御を同様に実施する。或いは、機器が照明機器の場合には、統合コントローラ60からの指令や、別途照度センサ等による周辺環境の検出照度値に応じて照度を制御する。このように、各機器に対する各々の動作を制御する制御プログラムが存在し、CPU95は、統合コントローラ60から送られたこれらの制御プログラムを通信I/F98を介して受け取る制御プログラム受信部としても機能している。
DIPスイッチ100は統合コントローラ60が同じ通信線上に接続された複数の機器コントローラを識別するためにIDを設定するためのものである。DIPスイッチ100についての詳細は後述する。
すなわち、本実施形態に係る機器コントローラは、初期状態では、接続された機器を動作するために必要な制御プログラムをもたない。機器コントローラは、接続状態検出処理によって検出した自身に接続されるセンサ、機器の数又は種類に応じて、システム内DB40から制御プログラムを取得する。
図6に、機器コントローラ19aと統合コントローラ60との通信に適用可能な通信フォーマットの一例を示す。
通信は、パケットデータで行われる。パケットデータには、先頭コード、バージョン、送信元アドレス、送信先アドレス、応答指定、バイトカウント、可変長データ部、チェックサム、末尾コードが記述されている。先頭コードから末尾コードまでが1パケットである。統合コントローラ60、並びに機器コントローラ19aでは、受信処理において、このパケット単位毎に受信完了の判定が行われる。
例えば、制御プログラム実体の送受信時など、送受信データのサイズが大きくなる場合には、複数パケットに分割されて送信される。可変長データ部は、データの開始又は継続が記述された先頭識別子と、データ本体と、続きデータの有無又はデータ終了が記述された末尾識別子とを有する。
統合コントローラ60に接続された機器コントローラが複数ある場合には、送信先アドレスが指定される。これにより、統合コントローラ60は、機器コントローラを識別することができる。機器コントローラ毎の識別情報(ID)は、機器コントローラに接続される制御対象の機器に応じて設定することができる。
例えば、8ビットデータ長を有するDIPスイッチ100を使用した場合の機器コントローラIDの設定例を図7に示す。図7に示すように、1バイトデータの上位4ビットで機器コントローラの制御対象となる機器(制御対象機器という)の種別を指定する。例えば、汎用(圧縮機及び凝縮器以外である)であれば0x00、圧縮機であれば0x10、凝縮器であれば0x20…とする。また、統合コントローラ60との1つの通信線上に、同じ制御対象機器を制御する複数の機器コントローラが接続される場合に備えて、下位4ビットで複数の機器コントローラを区別するためのナンバを指定する。例えば、汎用、圧縮機、凝縮器のそれぞれに対して、0x01〜0x0fを用意する。
これにより、機器コントローラ毎の機器コントローラIDを設定することができる。例えば、2個の圧縮機を2台の機器コントローラでそれぞれ制御する場合、1台目の機器コントローラのIDは、0x11、2台目の機器コントローラのIDは、0x12となるようにDIPスイッチ100を設定する。
続いて、図8に各入出力部を示す。入出力部には、複数のポートが設けられている。例えば、アナログ入力部91aは、ポート911,912,913,…を備え、アナログ出力部93aは、ポート931,932,933,…を備えている。また、デジタル出力部94aは、ポート941,942,943,…を備えている。
機器コントローラ19aでは、アナログ入力部91aのポートに圧力センサが接続されている(図2参照、圧力センサ14)。また、アナログ出力部93aのポートには、凝縮器11を構成するファン11a、11b、11cが接続されている(図2参照)。この場合は、図示しないインバータ制御回路を介して、ファンの回転数をアナログ電圧出力により制御する。また、デジタル出力部94aのポートには、凝縮器11を構成するファン11a、11b、11cを駆動するためのリレー11A,11B,11Cが接続されている。
入出力部のポート911,912,913,…、ポート931,932,933,…、ポート941,942,943,…等の使用不使用は、例えば、ポート毎の接続状態を示す、図示しない機械スイッチを別途設け、機械スイッチのオンオフにより検出することができる。また、各ポートに対して接続可能なセンサ、機械の数又は種類を予め確定しておき、その対応関係を、ROM等に格納しておけば、所定のポートに接続状態が検知されたとき、機器コントローラ19aは、このポートに接続されたセンサ、機器の数又は種類を知ることができる。或いは、ポートをUSBコネクタのような電源供給タイプの専用コネクタとしてもよい。
また、このほかに、使用済みのポートを検出するとともに、接続されたセンサ、機器の数又は種類を検出する手法として、DIPスイッチ(Dual IN line Package Switch)を使用することもできる。DIPスイッチを用いると、各機器や、センサが各ポートに物理的に接続された際、DIPスイッチのオンオフを切り換えることで、CPU95は、各ポートの接続状態を検出することができる。
例えば、図2に示す機器コントローラ19aにおいて、図5に示すように、各入出力ポート数を8としたときには、8ビットのDIPスイッチ(入出力ポート番号0〜7がDIPスイッチのビット番号0〜7に対応している)を各入出力ポートに対応させる。すなわち、アナログ入力部91aにDIPスイッチ1を、デジタル入力部92aにDIPスイッチ2を、アナログ出力部93aにDIPスイッチ3を、デジタル出力部94aにDIPスイッチ4を併設する。この場合、図5に示すアナログ入力部91aのポート911には、図8(a)に示すように、圧力センサ14が接続されているので、機器コントローラ19aは、アナログ入力部91aの接続状態を0x01として検出することができる。更に、図8(c)に示すように、デジタル出力部94aのポート941,942,943には、図2に示す凝縮器11を構成するファン11a,11b,11cを駆動するためのリレー11A,11B,11Cが接続されている。この場合、機器コントローラ19aは、デジタル出力部94aの接続状態を0x07として検出することができる。また、ファン11a,11b,11cを図示しないインバータ回路を用いてアナログ出力信号で制御する場合には、図8(b)に示すように、アナログ出力部93aのポート931,932,933に図示しないインバータ回路が接続される。この場合、機器コントローラ19aは、アナログ出力部93aの接続状態を0x07として検出することができる。
ところで、機器コントローラ19aの制御対象が確定している場合、すなわち、機器コントローラが、例えば、圧縮機、凝縮器の専用コントローラとしての機能を有している場合には、機器コントローラに接続されるセンサ、制御対象となる機器を限定することができる。
例えば、圧縮機の場合、冷媒の吸入圧力と吐出圧力のセンサは、必須であり、その他にも安全のために吐出温度を検出する。制御対象の機器は、圧縮機(コンプレッサ)であり、制御出力は、コンプレッサをオンオフするためのリレー制御信号(デジタル出力ポートより出力される)であったり、コンプレッサモータの回転周波数を制御するインバータ制御回路への指令値(アナログ出力ポートより出力される)である。また、複数の機器又はセンサが存在する場合には、ポート番号の小さい順番に必ず接続する規則としておけば、接続数と接続状態とを表すDIPスイッチの状態と、上述した専用コントローラとして機能する場合に使用されるセンサ及び制御対象機器を比較することで、当該機器コントローラに接続されているセンサ、機器の数又は種類を同時に検出することができる。
機器コントローラ19aに接続されたセンサの接続数及び接続状態、機器の接続数及び接続状態を表す情報を統合コントローラ60に送信する際には、図6を用いて説明した通信フォーマットの可変長データ部に上述した情報を格納する。図9に、機器コントローラ19aに接続されたセンサの接続数及び接続状態、機器の接続数及び接続状態を表す情報(入出力状態の検出結果)の送信データ例を示す。
例えば、図2の凝縮器11を制御する機器コントローラ19aにおける接続状態検出結果の場合、図6のパケットデータの可変長データ部には、機器コントローラの入出力部の接続状態検出結果として、図9に示す通信フォーマットに従って、データ開始コード、コマンド部に「入出力状態の検出結果であることを示すコマンド」、以下順に、
アナログ入力数:圧力センサ14の1個に対応して、0x01、
アナログ入力部の接続状態:図8(a)に示すように、圧力センサ14がポート911、すなわちポート番号0に接続されていることに対応して、0x01、
デジタル入力数:図2では、接続されていないので、0x00、
デジタル入力部の接続状態:図2では、接続されていないので、0x00、
アナログ出力数:図2では、接続されていないので、0x00、
アナログ出力部の接続状態:図2では、接続されていないので、0x00、
デジタル出力数:ファンが3個(11a,11b,11c)接続されていることに対応して、0x03、
デジタル出力部の接続状態:図8(c)に示すように、リレー11Aがポート941に、リレー11Bがポート942に、リレー11Cがポート943に接続されていることに対応して、0x07、
最後に、データ終了を示すコードがセットされる。
図9に示した入出力状態の検出結果は、統合コントローラ60に送信されて、統合コントローラ60において解析され、検出結果に応じた制御プログラムが抽出される。統合コントローラ60における制御プログラム選択・抽出処理についての詳細は後述する(図13,図14参照)。
(統合コントローラ)
統合コントローラは、店舗内において各機器を制御する機器コントローラとの相互通信を介して、機器の運転状況等を統合的に管理し、各機器間の連携を図ることで店舗全体での省エネルギー制御等を実施する。ここでは、その相互通信において、統合コントローラ側をマスター、機器コントローラ側をスレーブとするマスタースレーブ方式の通信形態をとる。本実施形態では、統合コントローラは、マスターコントローラである。その構成について、図10を用いて説明する。
統合コントローラ60は、CPU62と、図1に示すシステム内DB40から制御プログラムを検索する処理(後述する制御プログラム検索処理)を実行するプログラム等が記憶されたROM63、CPU62の作業領域としてのRAM64を備えている。また、統合コントローラ60は、バス51〜54と接続された通信I/F61を有する。統合コントローラ60は、通信I/F61を介して、各機器コントローラやシステム内DB40と接続されている。通信I/F61としては、シリアル、TCP/IP、その他汎用的な通信インターフェイス等が適用可能である。なお、図10では、以下の説明に必要最小限の構成のみを記載しており、その他の周辺機器、例えば、表示インターフェイス等が接続されていてもよい。
統合コントローラ60のCPU62は、ROM63に格納されたプログラムに基づいて、各機器コントローラから送られた接続結果に対応する制御プログラムを図1に示すシステム内DB40から検索し、検索された制御プログラムを各機器コントローラに送信する。すなわち、CPU62は、通信I/F61を介して機器コントローラから接続結果を受信する接続結果受信部としての機能と、受信した接続結果に対応する制御プログラムをシステム内DBから検索する検索部としての機能と、検索された制御プログラムを通信I/Fを介して機器コントローラに送信する制御プログラム送信部としての機能を有する。
なお、ここでの各機器コントローラとは、本実施形態に係る機器コントローラ19a〜19c、機器コントローラ29a,29bであり、以下、これらを総称して、各機器コントローラと記す。
すなわち、本実施形態に係る統合コントローラ60は、各機器コントローラに対して、各機器コントローラに接続されたセンサ、機器の数及び種類を表す接続結果を要求し、各機器コントローラから図6に例示したパケットデータを受信し、可変長データ部に格納された、各機器コントローラに接続されたセンサの接続数及び接続状態、機器の接続数及び接続状態を表す情報(入出力状態の検出結果:接続結果という)を解析して、接続結果に対応する制御プログラムをシステム内DB40から検索して、これを抽出し、制御プログラムを各機器コントローラに送信している。
続いて、統合コントローラ60及び各機器コントローラによる制御プログラムの取得処理について説明する。
(制御プログラムの取得処理)
統合コントローラ60は、各設備の機器を制御する機器コントローラ19a,19b,19c、及び機器コントローラ29a、29bの各々に対して、図11のフローチャートに説明される処理を実行して、システム内DB40から制御プログラムを検索する。すなわち、各機器コントローラは、図11に示される処理により制御プログラムを取得する。
統合コントローラ60は、ステップS1として、各機器コントローラに対して、機器コントローラに接続されているセンサ及び機器を検出する処理を実行する信号(情報収集コマンドという)を送信する。ステップS1は、機器制御システムの初期設定時に、必ず実行される。
各機器コントローラは、ステップS2において、情報収集コマンドを受信する。
続いて、ステップS3において、各機器コントローラは、接続検出プログラムにより、自らの入出力部のポートに接続されているセンサ及び機器の接続状態を検出する(接続状態検出処理)。接続状態検出処理は、図12を用いて説明する。ステップS4において、各機器コントローラは、接続検出プログラムによって検出されたセンサ、機器の数及び種類に関する情報を接続結果として、統合コントローラ60に送信する。
ステップS5において、統合コントローラ60は、接続結果を受信する。次に、ステップS6において、受信した接続結果に基づいて、システム内DB40から接続結果に対応する制御プログラムを検索し、抽出する(制御プログラム選択・抽出処理という)。なお、この制御プログラム選択・抽出処理は、図13及び図14を用いて説明する。
ステップS7において、統合コントローラ60は、検索の結果、抽出された制御プログラムを各機器コントローラに対して送信する。各機器コントローラは、ステップS8において、制御プログラムを受信する。
そして、ステップS9において、各機器コントローラは、取得した制御プログラムを接続検出プログラムに代えて、機器制御部に設定する。すなわち、各機器コントローラは、接続検出プログラムを上書き消去して、取得した制御プログラムをROM96に格納する。
ステップS10において、各機器コントローラは、接続検出プログラムの代わりに設定された制御プログラムに基づいて、RAM97を作業領域として、接続された機器の各々を計画的に制御し、統合コントローラ60からの指令に従いながら各機器の効率的な運転動作を実行する。これにより、機器制御システム1は、店舗全体の総合的な省エネルギー化を実現することができる。
上述した処理において、各機器コントローラの機器制御部に設定される制御プログラムは、先に同部に設定されていた接続検出プログラムの上書き消去を想定しているが、制御プログラムを別の格納領域に設定することで、接続検出プログラムを温存し、統合コントローラ60からの指令などにより、任意に起動可能とする構成にしてもよい。この場合、統合コントローラ60は、所定時間毎に情報収集コマンドを各機器コントローラに送信し、各機器コントローラは、同情報収集コマンドの受信に応じて接続検出プログラムを実行する設定としてもよい。
また、各機器コントローラが機器制御部で実行する処理を機器制御プログラムから定期的に接続検出プログラムに切り換え、実行してもよい。この場合には、機器コントローラが統合コントローラ60からの情報収集コマンドを受信するまで、接続結果を一時的に保存し、情報収集コマンドを受信した時点でステップS3をスキップして以降の処理を実行する。
(接続状態検出処理)
ステップS3の接続状態検出処理について説明する。図12に、CPU95による接続状態検出処理を説明するフローチャートを示す。
ステップS3では、各機器コントローラのCPU95は、ROM96に格納されたプログラムに基づいて、入出力部の各ポートをチェックしている。ステップS31において、各機器コントローラのCPU95は、入力ポートに接続されたセンサの数又は種類を検出する。次に、ステップS32において、出力ポートに接続された機器の数又は種類を検出する。
各機器コントローラに対して、上述したステップS31〜ステップS32を有する接続状態検出処理を実行させる接続検出プログラム(接続状態を検出するための接続状態検出ツール又はシステム構成検知ツールともいう)として、ROM96に予め用意されている。
(受信データ解析処理)
ステップS6のシステム内DB40の検索処理の前処理として実施される受信データの解析処理について説明する。なお、受信データの解析とは、図6及び図9に示す通信フォーマットの中から各機器コントローラからの情報(データ本体)を抽出することである。すなわち、ここでは、入出力接続状態を表すデータ(接続数と接続状態)の抽出である。なお、図13のフローチャートは、ステップS8の各機器コントローラにおける制御プログラムの受信処理でも適用される。
統合コントローラ60は、ステップS101において、受信したパケットデータの可変長データ部を解析する。ステップS102において、分割データであるか否か判定する。分割データである場合(ステップS102:Yes)には、ステップS103において、データをRAM64に記憶する。ステップS104において、分割データの末尾を受信したか否か判定する。分割データの末尾を受信した場合(ステップS104:Yes)には、ステップS106に進む。一方、分割データの末尾が確認できない場合(ステップS104:No)には、ステップS105において、RAM64に接続結果の検出が解析ができない旨のフラグ(データ未解析フラグ)をセットして処理を終了する。この場合には、ステップS7を実行することなく制御プログラムの取得処理を終了する。
一方、分割データでない場合(ステップS102:No)、又は分割データの末尾が受信完了した場合には、ステップS106において、データ部のコマンド(図9参照)を解析する。ステップS107において、情報収集コマンドに対する応答か、すなわち接続結果であるか否か判定する。接続結果でなければ(ステップS107:No)、ステップS108において、他のコマンドに対する処理であるとして、データ未解析フラグをクリアして処理を終了する。この場合も、ステップS7を実行することなく、制御プログラムの取得処理を終了する。
一方、接続結果であれば(ステップS107:Yes)、ステップS109において、統合コントローラ60は、図9に示したデータから、入力接続数及び接続状態を抽出する。また、ステップS110において、出力接続数及び接続状態を抽出する。
続いて、統合コントローラ60は、ステップS111において、送信元アドレスを確認し、汎用の機器コントローラであるか否かを判定する。汎用の機器コントローラであれば(ステップS111:Yes)、ステップS108に進み、データ未解析フラグをクリアして処理を終了する。
汎用の機器コントローラでなければ(ステップS111:No)、すなわち、専用コントローラであれば、ステップS112において、ステップS109で抽出された入力接続数及び接続状態、ステップS110で抽出された出力接続数及び接続状態に基づいて、別途プログラム内、或いはファイル等の別の定義手段により予め準備された専用コントローラに限定される接続関係データを用いて、接続関係の整合性チェックを行う。
例えば、制御対象機器が圧縮機である場合には、吸入圧力を検出する圧力センサは、必ず接続されるべきものであり、制御対象機器も圧縮機に限定される。したがって、例えば、入出力ポートへはポート番号の小さい順に接続するという接続規則を定めておけば、ポートに接続される数と位置に明確な関係が成立する。したがって、この関係を整合性の指標としてチェックすることにより、センサ又は機器の接続関係が正確であるかを判定することができる。
例えば、制御対象機器が圧縮機である専用コントローラにおいて、1個の吸入圧力検出センサが入力ポート0番でなく、7番に接続されていたとすると、ポート番号の小さい順に接続するという規則に反しているので、整合性チェックの結果は、NGになる。つまり、機器のセットアップ時におけるセンサの接続ポートの間違いや、DIPスイッチの設定間違いを防止することができる。
なお、この場合には、整合性チェックのためのポートの位置と数の接続関係(上述の接続関係データ)は、統合コントローラ60のROMに登録されていてもよいし、システム内DB40に登録されていてもよい。
ステップS113において、統合コントローラ60は、前記予め準備された専用コントローラに限定される接続関係データを用いて接続状態の整合性をチェックする。例えば、凝縮器を制御する凝縮器専用のコントローラであった場合、圧力センサ14(図2参照)がアナログ入力部91aのポート911(図8(a)参照)に接続されていなければ(整合性エラー、ステップS113:Yes)、ステップS114において、統合コントローラ60の図示しない表示部などに、接続整合性にエラーがある旨を表示する(エラー表示)。そして、ステップS108において、データ未解析フラグをクリアして処理を終了する。
なお、詳細は記載しないが、同様の処理を他の入出力ポートについても実施することは言うまでもない。また、整合性エラーの表示がなされた場合には、その原因を確認し、然るべき処置を施す。例えば、センサ接続ポートの間違いであれば、正しいポートに接続し直す。或いは、DIPスイッチの設定ミスであれば、正しいDIPスイッチの設定状態に設定し直す等を実施し、接続検出を再度実行すればよい。
接続整合性チェックにエラーがなければ(ステップS113:No)、ステップS108に進み、データ未解析フラグをクリアして処理を終了する。
(制御プログラム選択・抽出処理)
図11のステップS6における制御プログラム選択・抽出処理について説明する。図14に、統合コントローラ60のCPU62による制御プログラム選択・抽出処理を説明するフローチャートを示す。
図11のステップS6では、統合コントローラ60は、図13で抽出した各入出力ポートの接続結果のデータ(接続数及び接続状態)をシステム内DB40に格納された機器制御データベース(図4参照)と照合する。なお、機器制御データテーブルの全てを隈無く照合するのではなく、まず、機器IDを参照して、該当する制御対象機器の機器制御データテーブルのみを参照すればよい。具体的に、図14に示すステップS121において、統合コントローラ60のCPU62は、図4に示す機器制御データベースのアナログ入力ポート状態の接続数を参照し、入力接続数を照合する。
ステップS122において、入力接続数が適合する機器制御データテーブルがない場合(ステップS122:No)、ステップS123において、入力接続数編集フラグをセットする。入力接続数が適合する機器制御データテーブルがある場合(ステップS122:Yes)、ステップS124に進む。なお、適合する機器制御データテーブルがあった場合は、そのテーブルID群を一時的にRAM64等に保持しておく。
CPU62は、続いて、ステップS124において、入力接続状態を照合する。この場合、先に一時的に保持したテーブルID群を優先的に照合対象とすることで、システム内DB40の参照頻度を減らすことができる。ステップS125において、入力接続状態が適合する機器制御データテーブルがあるか判定する。入力接続状態が適合する機器制御データテーブルがない場合(ステップS125:No)、ステップS126において、入力接続状態編集フラグをセットする。入力接続状態が適合する機器制御データテーブルがある場合(ステップS125:Yes)、ステップS127に進む。なお、適合する機器制御データテーブルがあった場合は、そのテーブルID群をRAM64等に一時的に保持する。
CPU62は、ステップS127において、出力接続数を照合する。この場合、先に一時的に保持したテーブルID群を優先的に照合対象とすることで、システム内DB40の参照頻度を減らすことができる。ステップS128において、出力接続数が適合する機器制御データテーブルがあるか判定する。出力接続数が適合する機器制御データテーブルがない場合(ステップS128:No)、ステップS129において、出力接続数編集フラグをセットする。出力接続数が適合する機器制御データテーブルがある場合(ステップS128:Yes)、ステップS130に進む。なお、適合する機器制御データテーブルがあった場合は、そのテーブルID群を一時的にRAM64等に保持する。
CPU62は、ステップS130において、出力接続状態を照合する。この場合、先に一時的に保持したテーブルID群を優先的に照合対象とすることで、システム内DB40の参照頻度を減らすことができる。ステップS131において、出力接続状態が適合する機器制御データテーブルがあるか判定する。出力接続状態が適合する機器制御データテーブルがない場合(ステップS131:No)、ステップS132において、出力接続状態編集フラグをセットする。出力接続状態が適合する機器制御データテーブルがある場合(ステップS131:Yes)、ステップS133に進む。なお、適合するデータベーステーブルがあった場合は、そのテーブルID(通常は1個)を一時的に保存する。
上述した一連のステップにおいて、各入出力ポートの接続結果のデータ(接続数及び接続状態)が機器制御データベースに適合するものがない場合、CPU62は、その旨を明示するフラグ(入力接続数編集フラグ、入力接続状態編集フラグ、出力接続数編集フラグ、出力接続状態編集フラグ)をセットする。例えば、1バイトデータを2ビット毎に4分割し、入力接続数、入力接続状態、出力接続数、出力接続状態の4種類の照合データ毎に下位ビットを立てる。或いは4項目のそれぞれに1バイトの変数を割り当ててもよい。
上記編集フラグは、機器制御データテーブルでの照合対象である4項目(図14参照)の何れかが一致しなかった場合、プログラム改編のためのソースコード変更項目を指し示す。例えば、何れかの項目が一致するプログラムソースコード(図4に示すファイルポインタで参照可能)を抽出し、別途PC等で改編が必要な項目を編集して、実行ファイルを作成し、新たな機器制御プログラムとして編集したソースコードとともに機器制御データベースに登録すればよい。更には、全項目が一致しなかった場合も、全入出力ポートが接続されている想定のプログラムソースコードをサンプルに必要な入出力部分のコードを残し、不要部分(未接続)のコードを削除すればよい。
ステップS133では、CPU62は、上述した制御プログラム選択・抽出処理の一連のステップで照合項目(入力接続数、入力接続状態、出力接続数、出力接続状態)が適合したシステム内DB40(図4参照)に登録されている機器制御データテーブルに格納された制御プログラム実行形式の格納先を示す格納ポインタを取得する。
CPU62は、図11のステップS7において、先に取得した制御プログラム実行形式の格納ポインタを参照して、制御プログラム本体を抽出し、該当する機器コントローラに送信する。
したがって、本発明の実施形態に係る機器制御システム1は、機器コントローラと機器コントローラの制御対象機器とが一体型でない場合、すなわち、市場に別々に供給される状況であっても、機器コントローラにおいて検出され制御対象機器の接続数又は接続状態、或いはセンサの数又は接続状態に応じて、データベースから機器を正しく動作させるための制御プログラムを抽出し、機器コントローラに提供することができるので、新たに店舗を立ち上げたとき、又は店舗内の機器構成を再編成したときなどに、作業者による各機器の初期設定を容易にすることができ、機器の設定にかかる人的及び時間的浪費を削減することができる。
また、本実施形態に係る機器制御システム1は、上述した、機器コントローラと機器コントローラの制御対象機器とが別々に提供される場合に限らず、従来のように、一体型として提供される場合であっても、機器担当者による各機器の初期設定を容易にするという効果が得られる。
(その他の実施形態)
図1に示す機器制御システム1は、更に外部ネットワークと接続されていてもよい。図15は、統合コントローラ60が、店舗内の各機器の運転状況等をそれぞれの機器コントローラを介して統合的に管理し、各機器間の連携を図ることで店舗全体の省エネルギー制御等を実施する機器制御システムであり、この統合コントローラがいわゆるインターネットのような外部ネットワークに接続されている例である。
統合コントローラ60は、更に、外部ネットワーク70に接続されており、管理コントローラ80に接続された外部データベース(外部DB)90に、管理コントローラ80を介してアクセス可能になっている。更に、管理コントローラ80は、外部ネットワーク70を介して、各店舗の機器制御システム(1,2,3,…)を一元管理しており、全店舗における機器制御システムの構成や各機器の運転状況、その他、各店舗の運営に係わる全ての情報を収集可能である。この場合、管理コントローラ80がマスターコントローラであり、統合コントローラ60を介して各機器コントローラと相互に通信可能であるように接続される。
外部DB90は、図4に示した機器制御データベースと同等以上のデータが格納されている。例えば、システム内DB40が各店舗ローカルの情報のみを格納しているのに対して、全店舗に亘るデータを保持することが可能である。すなわち、各店舗の機器制御システムにおける全機器の構成に基づく、あらゆる種類の制御プログラムを最大公約数的に格納することができる。したがって、図15に示す実施形態では、機器制御システム1の店舗ローカルなシステム内DB40では検索・照合できなかった機器制御プログラムを外部ネットワーク70及び管理コントローラ80を介して、全店舗レベルで検索・照合することが可能である。
なお、管理コントローラ80は、統合コントローラと少なくとも同等以上の機能を有しており、統合コントローラと同等の構成とすることができる。したがって、管理コントローラ80の構成は、図10に示す統合コントローラ60を参照することができる。
外部ネットワーク70に接続された管理コントローラ80によって、制御プログラム検索処理が実行される場合には、統合コントローラ60は、各機器コントローラから送られた接続情報を管理コントローラ80に受け渡す、或いは管理コントローラ80によって抽出された制御プログラムを各機器コントローラに受け渡す役割を担っている。そのため、外部ネットワーク70に接続された管理コントローラ80と各機器コントローラとの間で行われる制御プログラムの取得処理は、図11のフローチャートにおけるマスターコントローラを管理コントローラと読み替えることで説明することができる。この場合、管理コントローラと機器コントローラとの間には、各機器コントローラと管理コントローラ80との間の各種データの送受の橋渡しをする統合コントローラ60が介在している。
したがって、図15に示すように、機器制御システム1が外部ネットワークに接続されている場合の制御プログラムの取得処理は、図11と同様に、統合コントローラ60(又は管理コントローラ80)は、各機器コントローラに対して、機器コントローラに接続されているセンサ及び機器を検出する処理を実行する信号(情報収集コマンドという)を送信する(ステップS1に相当)。各機器コントローラは、情報収集コマンドを受信する(ステップS2に相当)。続いて、各機器コントローラは、接続状態検出処理を実行する(ステップS3に相当)。各機器コントローラは、接続状態検出処理によって検出されたセンサ、機器の数及び種類に関する情報を接続結果として、統合コントローラ60に送信する。統合コントローラ60は、外部ネットワーク70を介して管理コントローラ80に送信する(ステップS4に相当)。
管理コントローラ80は、接続結果を受信する(ステップS5に相当)。管理コントローラ80は、受信した接続結果に基づいて、外部DB90から接続結果に対応する制御プログラムを検索する(制御プログラム検索処理、ステップS6に相当)。
管理コントローラ80による制御プログラムの検索処理については、図13,図14のフローチャートに示す処理で説明することができる。
管理コントローラ80は、検索の結果、抽出された制御プログラムを統合コントローラ60を介して各機器コントローラに供給する。各機器コントローラは、受信した制御プログラムをROM96等に格納する。そして、ステップS9において、各機器コントローラは、この制御プログラムに基づいて、RAM97を作業領域として、接続された機器の各々を計画的に制御し、統合コントローラ60からの指令に従いながら各機器の効率的な運転動作を実行する。これにより、機器制御システム1は、店舗全体の総合的な省エネルギー化を実現することができる。
また、図15に示す機器制御システム1は、検出されたセンサ及び機器の接続結果に対応する機器制御プログラムがシステム内DB40で検索、選択、抽出ができない場合には、外部ネットワーク70を介して取得することができる。
すなわち、管理コントローラ80を介して、各店舗の機器制御システムにおける全機器の構成に基づくあらゆる種類の制御プログラムが最大公約数的に格納された外部DB90から、機器制御システム1の店舗ローカルなシステム内DB40では取得できなかった機器制御プログラムを取得することが可能になる。
これにより、新規店舗でのシステム導入時など、システム内DB40がない、或いはシステム内DB40に十分なデータが蓄積されていない場合など、初期設定時の作業効率を大幅に向上させることができる。
したがって、本実施形態に係る機器制御システム1は、機器コントローラと機器コントローラの制御対象機器とが一体型でない場合、すなわち、市場に別々に供給される状況であっても、機器コントローラにおいて検出され制御対象機器の接続数又は接続状態、或いはセンサの数又は接続状態に応じて、データベースから機器を正しく動作させるための制御プログラムを抽出し、機器コントローラに提供することができるので、新たに店舗を立ち上げたとき、又は店舗内の機器構成を再編成したときなどに、作業者による各機器の初期設定を容易にすることができ、機器の設定にかかる人的及び時間的浪費を削減することができる。
また、図15に示す機器制御システム1は、検出されたセンサ及び機器の接続結果に対応する制御プログラムがシステム内DB40にないときは、外部ネットワークから取得することができる。これにより、機器制御システム1を提供する上での制約(例えば、製造コスト等)を受けることなく、より多くの制御プログラムを用意しておくことができる。またこれにより、適合する制御プログラムが見つからない、といった弊害を低減することができ、作業者による各機器の初期設定時における作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態に係る機器制御システム1は、上述した、機器コントローラと機器コントローラの制御対象機器とが別々に提供される場合に限らず、従来のように、一体型として提供される場合であっても、作業者による各機器の初期設定を容易にするという効果が得られる。
なお、上述した機器コントローラ、統合コントローラ等のハードウェア構成は、プログラムモジュールとして実現することができる。したがって、上述した機器コントローラ、統合コントローラ等において実行されるとした処理は、何れのコントローラで実行されてもよい。また、機器コントローラ及び統合コントローラの機能を有した汎用コンピュータ等によって実行されてもよい。
本発明の実施形態として示す機器制御システムの設備構成を説明する構成図である。 上記機器制御システムにおける冷凍設備のセンサ及び機器の構成を説明する構成図である。 上記機器制御システムにおける空調設備のセンサ及び機器の構成を説明する構成図である。 上記機器制御システムにおけるシステム内DBに格納される機器制御データベースの一例を示す図である。 上記機器制御システムにおける機器コントローラを説明する構成図である。 上記機器コントローラと統合コントローラとの通信に適用可能な通信フォーマットの一例を説明する模式図である。 8ビットデータ長を有するDIPスイッチを使用した場合の機器コントローラIDの設定例を説明する説明図である。 上記機器コントローラの入出力部を説明する模式図である。 機器コントローラの入出力状態の検出結果の送信データ例を説明する模式図である。 上記機器制御システムにおける統合コントローラを説明する構成図である。 上記機器制御システムの統合コントローラと機器コントローラによって実行される制御プログラムの取得処理を説明するフローチャートである。 図11に示すステップS3の接続状態検出処理を説明するフローチャートである。 図11に示すステップS6のシステム内DBを検索する処理の前処理として実施される受信データ解析処理を説明するフローチャートである。 図11に示すステップS6の制御プログラム選択・抽出処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態として示す機器制御システムの設備構成を説明する構成図である。
符号の説明
1…機器制御システム、10…冷凍設備、19a,19b,19c…機器コントローラ、20…空調設備、30…照明設備、40…システム内データベース、51〜54…バス、60…統合コントローラ

Claims (9)

  1. 店舗内において、センサ及び機器が接続されており、前記センサ及び前記機器の構成に応じた制御プログラムが設定されることで、前記機器の各々を動作させる制御を行う機器制御部を有する複数の機器コントローラと、前記各機器が連携して動作するように制御する統合コントローラと、複数の前記制御プログラムが格納された内部データベースとを備え、
    前記統合コントローラと前記機器コントローラとは、相互に通信可能に接続されており、
    前記統合コントローラは、前記内部データベースに対してアクセス可能に接続されており、
    前記機器制御部には、前記機器コントローラに接続された前記センサ及び前記機器の構成を接続結果として検出する接続検出プログラムが設定されており、
    前記機器コントローラは、
    前記機器制御部で前記接続検出プログラムにより得られた前記接続結果を前記統合コントローラに送信する接続結果送信部と、
    前記統合コントローラから前記制御プログラムを受け取る制御プログラム受信部と、
    受け取った前記制御プログラムを前記接続検出プログラムに代えて前記機器制御部へと設定する制御プログラム設定部とを有し、
    前記統合コントローラは、
    前記機器コントローラから前記接続結果を受信する接続結果受信部と、
    前記接続結果受信部により受信した前記接続結果に対応する前記制御プログラムを前記内部データベースから検索する内部データベース検索部と、
    前記内部データベース検索部において検索された前記制御プログラムを前記機器コントローラに送信する制御プログラム送信部とを有する
    ことを特徴とする機器制御システム。
  2. 店舗内において、センサ及び機器が接続されており、前記センサ及び前記機器の構成に応じた制御プログラムが設定されることで、前記機器の各々を動作させる制御を行う機器制御部を有する複数の機器コントローラと、前記各機器が連携して動作するように制御する統合コントローラと、前記店舗を管理する管理コントローラと、複数の前記制御プログラムが格納された外部データベースとを備え、
    前記統合コントローラと前記機器コントローラとは、相互に通信可能に接続されており、
    前記統合コントローラと前記管理コントローラとは、ネットワークを介して相互に通信可能に接続されており、
    前記管理コントローラは、前記外部データベースにアクセス可能に接続されており、
    前記機器制御部には、前記機器コントローラに接続された前記センサ及び前記機器の構成を接続結果として検出する接続検出プログラムが前記機器制御部に設定されており、
    前記機器コントローラは、
    前記機器制御部で前記接続検出プログラムにより得られた前記接続結果を前記統合コントローラに送信する機器コントローラ側接続結果送信部と、
    前記統合コントローラから前記制御プログラムを受け取る機器コントローラ側制御プログラム受信部と、
    受け取った前記制御プログラムを前記接続検出プログラムに代えて前記機器制御部へと設定する制御プログラム設定部とを有し、
    前記統合コントローラは、
    前記機器コントローラから前記接続結果を受信する統合コントローラ側接続結果受信部と、
    前記機器コントローラに前記制御プログラムを送信する統合コントローラ側制御プログラム送信部と、
    前記管理コントローラに前記接続結果を送信する統合コントローラ側接続結果送信部と、
    前記管理コントローラから前記制御プログラムを受け取る統合コントローラ側制御プログラム受信部とを有し、
    前記管理コントローラは、
    前記統合コントローラから前記接続結果を受信する管理コントローラ側接続結果受信部と、
    受信した前記接続結果に対応する前記制御プログラムを前記外部データベースから検索する外部データベース検索部と、
    前記外部データベース検索部において検索された前記制御プログラムを前記統合コントローラに送信する管理コントローラ側制御プログラム送信部とを有する
    ことを特徴とする機器制御システム。
  3. 前記センサ及び前記機器は、冷凍又は冷蔵設備、空調設備を含む冷設機器を構成するセンサ及び機器であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の機器制御システム。
  4. センサ及び複数の機器が接続されており前記複数の機器の各々の動作を制御する機器コントローラであって、
    前記複数の機器が連携して動作するように制御するマスターコントローラに接続されており、
    センサの数に対応する数設けられており、前記センサが接続されるセンサ接続部と、
    前記機器の数に対応する数設けられており、前記機器が接続される機器接続部と、
    前記機器コントローラに接続された前記センサ及び前記機器の構成を接続結果として検出する接続検出プログラムが設定された機器制御部と、
    前記接続検出プログラムにより得られた接続結果を前記マスターコントローラに送信する接続結果送信部と、
    前記マスターコントローラから前記接続結果に応じた制御プログラムを受信する制御プログラム受信部と、
    受信した前記制御プログラムを前記接続検出プログラムに代えて前記機器制御部へと設定する制御プログラム設定部とを有しており、
    前記機器制御部は、設定された前記制御プログラムに基づいて前記機器の各々を動作させる制御を行うことを特徴とする機器コントローラ。
  5. 店舗内において、センサ及び機器が接続されており、制御プログラムに基づいて前記機器の各々を動作させる制御を行う複数の機器コントローラと相互に通信可能に接続されており、前記機器が連携して動作するように制御するマスターコントローラであって、
    複数の前記制御プログラムが格納されたデータベースに対してアクセス可能に接続されており、
    前記機器コントローラから前記機器コントローラに接続された前記センサ及び前記機器の構成を表す接続結果を受信する接続結果受信部と、
    前記接続結果受信部により受信した前記接続結果に対応する前記制御プログラムを前記データベースから検索するデータベース検索部と、
    前記データベース検索部において検索された前記制御プログラムを前記接続結果の送信元である前記機器コントローラに送信する制御プログラム送信部と
    を有するマスターコントローラ。
  6. 複数のセンサ及び複数の機器が接続されており、前記機器が連携して動作するように制御するマスターコントローラと接続されており、コンピュータにより前記機器を動作するための制御が実行される機器コントローラに、
    接続されたセンサの数又は種類を検出するステップと、
    接続された機器の数又は種類を検出するステップと、
    前記検出されたセンサ及び前記検出された機器の接続結果を前記マスターコントローラに送信するステップと、
    前記接続結果に応じた前記機器の動作を制御する制御プログラムを前記マスターコントローラから取得するステップと、
    取得した前記制御プログラムを設定するステップと
    を実行させるためのプログラム。
  7. 複数のセンサ及び複数の機器が接続されており、前記センサ及び前記機器の構成に応じた制御プログラムに基づいて前記機器の各々を動作させる制御を行う複数の機器コントローラに相互に通信可能に接続されており、前記機器コントローラに接続された前記機器の各々を動作させるために用いる前記制御プログラムが格納されたデータベースに接続されており、コンピュータにより制御されるマスターコントローラに、
    前記機器コントローラに接続されたセンサ及び前記機器の接続結果を前記機器コントローラに要求するステップと、
    前記接続結果を受け取るステップと、
    前記データベースから前記接続結果に対応する前記制御プログラムを抽出するステップと、
    前記抽出した前記制御プログラムを前記機器コントローラに送信するステップと
    を実行させるためのプログラム。
  8. 店舗内において、センサ及び機器が接続されており、前記センサ及び前記機器の構成に応じた制御プログラムが設定されることで、前記機器の各々を動作させる制御を行う機器制御部を有する複数の機器コントローラと、前記各機器が連携して動作するように制御する統合コントローラと、複数の前記制御プログラムが格納された内部データベースとを備え、前記統合コントローラと前記機器コントローラとは、相互に通信可能に接続されており、前記統合コントローラは、前記内部データベースに対してアクセス可能に接続されており、前記機器制御部には、前記機器コントローラに接続された前記センサ及び前記機器の構成を接続結果として検出する接続検出プログラムが設定されている機器制御システムの制御方法であって、
    前記機器制御部で前記接続検出プログラムにより得られた前記接続結果を前記統合コントローラに送信するステップと、
    前記統合コントローラにおいて前記機器コントローラから前記接続結果を受信するステップと、
    受信した前記接続結果に対応する前記制御プログラムを前記内部データベースから検索するステップと、
    検索された前記制御プログラムを前記機器コントローラに送信するステップと、
    前記機器コントローラにおいて前記統合コントローラから前記制御プログラムを受け取るステップと、
    受け取った前記制御プログラムを前記接続検出プログラムに代えて前記機器制御部へと設定するステップと
    を有することを特徴とする機器制御システムの制御方法。
  9. 店舗内において、センサ及び機器が接続されており、前記センサ及び前記機器の構成に応じた制御プログラムが設定されることで、前記機器の各々を動作させる制御を行う機器制御部を有する複数の機器コントローラと、前記各機器が連携して動作するように制御する統合コントローラと、前記店舗を管理する管理コントローラと、複数の前記制御プログラムが格納された外部データベースとを備え、前記統合コントローラと前記機器コントローラとは、相互に通信可能に接続されており、前記統合コントローラと前記管理コントローラとは、ネットワークを介して相互に通信可能に接続されており、前記管理コントローラは、前記外部データベースにアクセス可能に接続されており、前記機器制御部には、前記機器コントローラに接続された前記センサ及び前記機器の構成を接続結果として検出する接続検出プログラムが前記機器制御部に設定されている機器制御システムの制御方法であって、
    前記接続検出プログラムにより得られた前記接続結果を前記統合コントローラに送信するステップと、
    前記統合コントローラにおいて前記機器コントローラから前記接続結果を受信するステップと、
    前記統合コントローラから前記管理コントローラに前記接続結果を送信するステップと、
    前記管理コントローラにおいて前記統合コントローラから前記接続結果を受信するステップと、
    前記統合コントローラから受け取った前記接続結果に対応する前記制御プログラムを前記外部データベースから検索するステップと、
    検索された前記制御プログラムを前記統合コントローラに送信するステップと、
    前記統合コントローラにおいて前記管理コントローラから前記制御プログラムを受け取るステップと、
    前記統合コントローラから前記機器コントローラに前記制御プログラムを送信するステップと、
    前記機器コントローラにおいて前記統合コントローラから前記制御プログラムを受け取るステップと、
    受け取った前記制御プログラムを前記接続検出プログラムに代えて前記機器制御部へと設定するステップと
    を有することを特徴とする機器制御システムの制御方法。
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