JP2004257640A - 機器制御システム - Google Patents

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Takeshi Kawai
毅 川合
Yoshio Ozawa
芳男 小澤
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Abstract

【課題】各機器の運転制御を微細且つ効率的に行い得る機器制御システムを提供する。
【解決手段】運転管理装置100は対応機器(ショーケース、冷凍機、空調機、照明器具)のセンサー情報と運転情報(運転設定や運転モードに関する情報等)を収集し、これを所定のタイミングで店舗管理装置200に送信する。店舗管理装置200はそれぞれの運転管理装置100から受信した情報と、室内センサー501および室外センサー502からのセンサー情報に基づいて、各機器の制御情報(目標値)を生成し、これを対応する運転管理装置100に送信する。運転管理装置100は、受信した制御情報に従って対応機器を運転制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、機器制御システムに関し、特に、スーパーマーケット等の店舗に設置された冷凍・冷蔵ショーケース、冷凍ユニット、空調機等を統合的に運転管理する場合に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
スーパーマーケット等の大規模店舗には、冷凍・冷蔵ショーケース(以下、「ショーケース」と称する)やこれに組み合わせられる冷凍ユニット、その他、空調機、照明機器など、様々な機器が設置されている。各機器は、それぞれの運転条件や目標値に適合するよう運転制御される。たとえば、ショーケースには、所定の庫内温度が目標値として設定され、ショーケースは、この庫内温度を維持するよう、運転制御される。
【0003】
ここで、それぞれの機器の運転は、他の機器の運転に何らかの影響を与える関係にある。すなわち、ある機器の運転により店舗内環境に変化が生じると、この機器の運転は、その環境条件を目標値とする他の機器の運転に影響を与える。具体的には、空調機の運転によって店舗内温度が変化すると、温度を目標値とするショーケースや冷凍機の運転が影響を受ける。
【0004】
このように、各機器間には、その運転が他の機器の運転に影響を与えるとの関係があることから、各機器の運転制御がそれぞれ個別独立に行われると、その機器の運転によって、たとえば他の機器の消費電力が増大するとの事態が起こり得る。たとえば、空調機が暖房運転を実行しているときに、目標温度が引き上げられると、店舗内温度の上昇に伴い、ショーケースや冷凍機の消費電力が増大する。
【0005】
これに対し、特許文献1には、店舗内に設置されている各機器を店舗内管理装置によって集中管理し、当該店舗の総消費電力を低減する技術が記載されている。この技術は、各機器で検知したセンサー情報を店舗内管理装置が収集し、このセンサー情報に基づいて、店舗内管理装置が各機器を統合的に運転管理するものである。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−206014号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、かかる従来技術では、各機器の運転制御がセンサー情報のみに基づいて行われているため、各機器の運転状態が変化した場合には、この変化に円滑に追随した運転制御が実現され難いとの問題が生じる。
【0008】
たとえば、空調機器に対して起動タイマーが設定されているような場合、タイマー時間の経過後に空調機器がいきなり起動されると、消費電力が瞬時に増大し、その結果、他の機器の運転が低下される方向に制御されることとなる。しかし、このとき他の機器が設定限界状態にて運転されていると、この機器の運転をさらに低下させることはできないため、当該他の機器はその際の運転状態がそのまま維持されることとなる。その結果、タイマー時間経過後しばらくは、店舗内の総消費電力が大きくなってしまう。
【0009】
そこで、本発明は、このような問題を解消し、各機器の運転状態が変化するような場合にも、各機器の運転制御を円滑且つ効率的に行い得る機器制御システムを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、センサー情報に加え、各機器の運転情報(運転設定や運転モードに関する情報等)を各機器から収集し、この情報に基づいて、各機器を運転制御するものである。
【0011】
一例として、本発明では、店舗内に管理装置を配し、この管理装置に上記情報を収集させる。管理装置は、収集したセンサー情報および運転情報に基づいて、制御情報(たとえば目標値)を生成し、これを各機器に送信する。各機器は受信した制御情報に応じた運転を実行する。
【0012】
ここで、店舗内に設置された管理装置は、各機器から収集した情報のみならず、店舗内や店舗外に設置されたその他のセンサー(温度計、湿度計、照度計など)からの情報をも用いて制御情報の生成を行うようにしても良い。これにより、さらに効果的な制御が可能となる。
【0013】
また、制御情報の生成は、店舗外に設置された遠隔制御装置にて実行するようにしてもよい。この場合、店舗内に設置された管理装置に集約された上記情報は、当該管理装置からネットワークを介して遠隔管理装置に送信される。そして、受信した情報をもとに遠隔管理装置にて制御情報の生成処理が実行され、生成された制御情報が、ネットワークを介して店舗内の管理装置に送り返される。管理装置は、受信した制御情報を各機器に送信する。これにより、たとえば総消費電力を抑制した運転制御が実行される。
【0014】
ここで、遠隔制御装置が監視機能のみを備えるものである場合には、店舗内の管理装置からは、収集した情報のうち監視に必要な情報のみが、遠隔制御装置に送信される。
【0015】
なお、従来の遠隔監視システムでは、機器毎に、あるいは同種の機器のみをまとめて、監視がなされていたが、上記のように、店舗内の管理装置から一括して各機器の情報を遠隔監視装置に送信するようにすれば、従来、機器毎に必要とされていた通信装置を省略でき、また、各機器から別々に行われていた通信を一度きりの通信にて達成できるようになる。よって、通信装置の削減によるコストの低減と、通信回数の低減によるコストの低減を、同時に達成できるようになる。
【0016】
各請求項に係る発明の特徴は、以下のとおりである。
【0017】
請求項1の発明に係る機器制御システムは、機器を制御するための制御装置と、複数の前記制御装置に対し制御情報を提供して各機器を統合的に管理する管理装置とを備えており、このうち、前記制御装置は、制御対象の機器からのセンサー情報と当該機器の運転情報を前記管理装置に送信すると共に、前記管理装置からの制御情報に従って当該機器を運転制御し、前記管理装置は、それぞれの制御装置から収集した前記センサー情報と運転情報に基づいて各機器の制御情報を生成しこれを対応する制御装置に送信することを特徴とするものである。
【0018】
請求項2の発明に係る機器制御システムは、店舗内に設置された所定の機器を制御対象とする制御装置と、複数の前記制御装置に対し制御情報を提供して各機器を統合的に管理する管理装置とを備えており、このうち、前記制御装置は、制御対象の機器からのセンサー情報と当該機器の運転情報を前記管理装置に送信すると共に、前記管理装置からの制御情報に従って当該機器を運転制御し、前記管理装置は、それぞれの制御装置から収集した前記センサー情報と運転情報に基づいて各機器の制御情報を生成しこれを対応する制御装置に送信することを特徴とするものである。
【0019】
請求項3の発明は、請求項2に記載の機器制御システムにおいて、前記管理装置は、当該店舗内および/もしくは当該店舗外に配されたセンサー手段からのセンサー情報をさらに収集し、それぞれの制御装置から収集したセンサー情報および運転情報と前記センサー手段から収集したセンサー情報に基づいて、各機器の制御情報を生成することを特徴とするものである。
【0020】
請求項4の発明は、請求項2または3に記載の機器制御システムにおいて、前記管理装置は、店舗内に配されており、制御装置から収集した情報の一部または全部を、ネットワークを介して、店舗外に配された遠隔管理装置に送信することを特徴とするものである。
【0021】
請求項5の発明に係る機器制御システムは、店舗内に設置された所定の機器を制御対象とする制御装置と、店舗内に配されると共に複数の前記制御装置に対し制御情報を提供する店舗管理装置と、当該店舗管理装置にネットワークを介して接続されると共に前記店舗管理装置に制御情報を提供して各機器を統合的に管理する遠隔管理装置とを備えており、このうち、前記制御装置は、制御対象の機器からのセンサー情報と当該機器の運転情報を前記管理装置に送信すると共に、前記管理装置からの制御情報に従って当該機器を運転制御し、前記店舗管理装置は、それぞれの制御装置から収集した前記センサー情報と運転情報を前記遠隔管理装置に送信すると共に前記遠隔管理装置から受信した制御情報を対応する制御装置に送信し、遠隔管理装置は、店舗管理装置から受信したそれぞれの制御装置からの前記センサー情報と運転情報に基づいて各機器の制御情報を生成しこれを前記店舗管理装置に送信することを特徴とするものである。
【0022】
請求項6の発明は、請求項5に記載の機器制御システムにおいて、前記店舗管理装置は、当該店舗内および/もしくは当該店舗外に配されたセンサー手段からのセンサー情報をさらに収集し、それぞれの制御装置から収集したセンサー情報および運転情報と前記センサー手段から収集したセンサー情報を前記遠隔管理装置に送信することを特徴とするものである。
【0023】
請求項7の発明は、請求項1ないし6の何れかに記載の機器制御システムにおいて、前記管理装置、店舗管理装置または遠隔管理装置は、前記制御情報として、全機器の総消費電力を抑制する制御目標値を機器毎に生成し、前記制御装置は、生成された制御目標値に従って、対応機器を制御することを特徴とするものである。
【0024】
なお、上記請求項における制御装置は実施の形態では運転管理装置100が対応している。また、上記請求項における管理装置および店舗管理装置は実施の形態では店舗管理装置200が対応している。さらに、上記請求項における遠隔管理装置は実施の形態では遠隔管理装置300が対応している。
【0025】
ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
【0027】
まず、図1に実施の形態に係る機器制御システムの構成を示す。
【0028】
図示のとおり、本機器制御システムは、運転管理装置100と、店舗管理装置200と、遠隔管理装置300と、ネットワーク400と、室内センサー501と、室外センサー502から構成されている。
【0029】
運転管理装置100は、各機器(同図では、ショーケース、冷凍機、空調機、照明器具)からセンサー情報を受信すると共に、受信したセンサー情報と各機器の運転情報(運転設定や運転モードに関する情報等)を、店舗管理装置200に送信する。また、店舗管理装置200から受信した制御情報(目標値)に応じて各機器を運転制御する。
【0030】
店舗管理装置200は、各機器の運転管理装置100から収集したセンサー情報および運転情報(運転設定や運転モードに関する情報等)と、室内センサー501および室外センサー502から収集したセンサー情報に基づいて各機器の制御情報(目標値)を生成し、これを対応する機器の運転管理装置100に送信する。また、収集した情報のうち、遠隔監視に必要な情報を、ネットワーク(公衆網)を介して、遠隔管理装置300に送信する。
【0031】
遠隔管理装置300は、店舗管理装置200から受信した情報をモニター上に表示し、監視者の閲覧に供する。なお、遠隔管理装置300は、かかる表示機能に加え、上記店舗管理装置200における制御情報の生成機能をさらに有していても良い。この場合、店舗管理装置200からは、収集した全ての情報が遠隔管理装置300に送信される。また、遠隔管理装置300から送信された制御情報は、店舗管理装置200を介して、各機器の運転管理装置100に送信される。
【0032】
室内センサー501および室外センサー502は、たとえば、温度計、湿度計、照度計等から構成されており、検知したセンサー情報を適宜店舗管理装置200に送信する。
【0033】
図2に、運転管理装置100の具体的構成例を示す。同図に示す如く、運転管理装置100は、アクチュエータ制御部101と、制御部102と、通信制御部103と、情報IF部104と、記憶部105とから構成されている。
【0034】
アクチュエータ制御部101は、対応機器からのセンサー情報を参照しつつ、運転設定値(目標値やタイマー設定値など)や運転モード(暖房、冷房、除湿など)に応じた運転状態となるよう、対応機器を制御する。制御部102は、内蔵メモリに格納された制御プログラムに従って各部を制御する。通信制御部103は、店舗管理装置200との間の通信を制御する。通信は、RS−232CやRS−458等のシリアル通信または専用の通信ラインを使用して行われる。
【0035】
情報IF部104は、情報を受信するためのインタフェースを備え、対応機器のセンサーにて検知されたセンサー情報や、対応機器に対してユーザが設定・入力した設定値、運転モード等の情報を、対応機器から適宜受信する。記憶部105は、情報IF部104にて受信されたセンサー情報、設定値、運転モード等の情報や、店舗管理装置200から受信した制御情報(目標値)、その他運転制御に必要な情報を適宜記憶する。
【0036】
通信制御部103が店舗管理装置200から情報送信要求を受信すると、この送信要求は制御部102に転送される。制御部102は、記憶部105に記憶されているセンサー情報および運転情報を読み出し、これを通信制御部103に転送する。通信制御部103は、受け取った情報をパケットに格納し、これを店舗管理装置200に送信する。これにより、対応機器のセンサー情報および運転情報が店舗管理装置200に集約される。
【0037】
図3に、店舗管理装置200の具体的構成例を示す。同図に示す如く、店舗管理装置200は、内部通信制御部201と、制御部202と、外部通信制御部203と、センサーIF部204と、記憶部205と、演算処理部206と、入出力制御部207とから構成されている。
【0038】
内部通信制御部201は、上記運転管理装置100との間の通信を制御する。制御部202は、内蔵メモリに格納された制御プログラムに従って各部を制御する。外部通信制御部203は、遠隔制御管理装置300との間の通信を制御する。かかる通信は、上記の如く、ネットワーク400を介して行われる。
【0039】
センサーIF部204は、情報を受信するためのインタフェースを備え、室内センサー501および室外センサー502にて検知されたセンサー情報(温度、湿度、照度等)を適宜受信する。記憶部205は、センサーIF部204にて受信されたセンサー情報や、運転管理装置100から受信したセンサー情報および運転情報を、適宜記憶する。
【0040】
演算処理部206は、知識データベース206aを備え、記憶部205に記憶されているセンサー情報および運転情報を知識データベースに従って演算処理し、各機器の制御情報(目標値)を生成する。ここで、知識データベース206aには、たとえば、店舗の総消費電力を抑制するための目標値を演算処理する手順が、各機器の運転条件や店舗内外の環境条件と共に記憶されている。入出力制御部207は、キーボードやモニター等を介した必要情報の入出力を制御する。
【0041】
各機器の運転管理装置100から内部通信制御部201に送信されたセンサー情報、運転情報は、記憶部205に転送され適宜記憶される。制御部202は、適当なタイミングにて、記憶部205からセンサー情報と運転情報を読み出し、これを演算処理部206に転送する。演算処理部206は受信した情報を、知識データベース206aに格納された処理手順に従って演算処理し、対応機器毎に制御情報(目標値)を生成する。この制御情報は、記憶部205に記憶されると共に、内部通信制御部201に転送される。内部通信制御部201は、受け取った制御情報をパケットに格納し、これを対応する機器の運転管理装置100に送信する。これにより、たとえば店舗の総消費電力が効率的に抑制されるように、対応機器が運転制御される。
【0042】
また、制御部202は、適当なタイミングにて、記憶部205からセンサー情報と運転情報を読み出し、これを外部通信制御部203に転送する。ここで、転送される情報は、上記の如く、遠隔管理部300にて遠隔監視を行うに必要な範囲の情報とされる。外部通信制御部203は、受け取った情報をパケットに格納し、これを遠隔管理装置200に送信する。これにより、遠隔管理装置300のモニター上に、各機器の運転状態に関する情報が表示される。
【0043】
図4に、運転管理装置100から店舗管理装置200に集約される情報(同図a)と、店舗管理装置200から運転管理装置100に提供される制御情報(同図b)の一例を示す。なお、同図は、総消費電力の低減を実行するために必要な情報の一例を示すものである。
【0044】
ただし、同図はあくまでも一例を示すものであって、総消費電力の低減を実行する際に、これ以外の情報を収集して制御情報を生成するようにすることも、勿論可能である。また、総消費電力の低減以外の目的で各機器を統合的に制御しようとする場合には、それに応じた情報が、運転管理装置100から店舗管理装置200に集約される。
【0045】
図5に、遠隔管理装置300の具体的構成例を示す。遠隔管理装置300は、通信制御部301と、制御部302と、記憶部303と、演算処理部304と、入出力制御部305から構成されている。
【0046】
なお、図5に示す構成例は、遠隔管理装置300が、各機器の監視機能に加え、上記店舗管理装置200における制御情報(目標値)の生成機能をも備える場合の構成例を示すものである。したがって、当該遠隔管理装置300には、上記店舗管理装置200と同様、演算処理部304と知識データベース304aが配備されている。遠隔管理装置300が制御情報の生成機能を備えていない場合、同図の演算処理部304と知識データベース304aは省略される。この場合、店舗管理装置200から受信したセンサー情報および運転情報は、入出力制御部305に転送され、モニター上に表示される。
【0047】
図5を参照して、通信制御部301は、上記店舗管理装置200との間の通信を制御する。制御部302は、内蔵メモリに格納された制御プログラムに従って各部を制御する。記憶部205は、店舗管理装置200から受信したセンサー情報および運転情報を適宜記憶する。
【0048】
演算処理部304は、知識データベース304aを備え、記憶部303に記憶されているセンサー情報および運転情報を知識データベースに従って演算処理し、各機器の制御情報(目標値)を生成する。ここで、知識データベース304aには、たとえば、店舗の総消費電力を抑制するための目標値を演算処理する手順が、各機器の運転条件や店舗内外の環境条件と共に記憶されている。入出力制御部305は、キーボードやモニター等を介した必要情報の入出力を制御する。
【0049】
店舗管理装置200から制御通信部301に送信されたセンサー情報および運転情報は、記憶部303に転送され適宜記憶される。制御部302は、適当なタイミングにて、記憶部303からセンサー情報と運転情報を読み出し、これを演算処理部304に転送する。演算処理部304aは受信した情報を、知識データベース304aに格納された処理手順に従って演算処理し、対応機器毎に制御情報(目標値)を生成する。この制御情報は、記憶部303に記憶されると共に、通信制御部301に転送される。通信制御部301は、受け取った制御情報をパケットに格納し、これを店舗管理装置200に送信する。店舗管理装置200は受信した制御情報を対応する機器に送信する。これにより、たとえば店舗の総消費電力が効率的に抑制されるように、対応機器が運転制御される。
【0050】
また、制御部302は、通信制御部301が店舗管理装置300からの情報を受信する毎にこれを入出力制御部305に転送する。入出力制御部305は、情報を受信すると、モニター上の表示をこの情報に応じたものに変更する。これにより、モニター上に各機器の最新の運転状態が表示される。これにより、各機器の遠隔監視が可能となる。
【0051】
図6に、各機器を統合的に制御する際の運転管理装置100と店舗管理装置200における処理フローチャートを示す。
【0052】
まず、運転管理装置100における処理について説明する。
【0053】
機器が目標値に従って運転制御されているとき(S101)、運転管理装置100は、適宜、機器のセンサーによって検知されたセンサー情報を収集し、これを記憶部105に更新記憶せしめる(S102)。また、当該機器に対し、運転モードの変更設定が入力されたかを判別し(S103)、運転モードの変更設定が入力された場合には、目標値を当該運転モードの初期値として予め設定されている値に変更する。また、記憶部105に記憶されている運転モードと目標値を、新たに設定された運転モードとその初期設定値に書き換える(S104)。
【0054】
しかる後、運転管理装置100は、店舗管理装置200からセンサー情報および運転情報の送信要求を受信したかを判別し(S105)、送信要求を受信した場合には、記憶部105からセンサー情報と運転情報(運転設定や運転モードに関する情報等)を読み出し、これを店舗管理装置200に送信する(S106)。さらに、店舗管理装置200から制御情報(目標値)を受信したかを判別し(S107)、受信した場合には、記憶部105に記憶されている目標値を、受信した目標値に書き換える(S108)。そして、機器がOFFになっていなければ(S109)、S101に戻り、新たに設定された目標値に従って機器を運転制御する。以降、上記と同様の処理を繰り返す。
【0055】
次に、店舗管理装置200における処理について説明する。
【0056】
店舗管理装置200は、先の処理から一定期間が経過したかを判別し(S201)、一定期間が経過したと判別すると、室内センサー501と室外センサー502にて検知されたセンサー情報を収集し、これを記憶部205に記憶せしめる(S202)。そして、運転管理装置100に対し、機器側のセンサー情報と運転情報の送信要求を送信し(S203)、これらの情報が運転管理装置100から返信されてくるのを待つ(S204)。
【0057】
しかる後、機器側のセンサー情報と運転情報を運転管理装置100から受信すると、店舗管理装置200は、これを記憶部205に更新記憶させると共に、受信した情報と、記憶部205に記憶されている他の機器のセンサー情報および運転情報と、室内センサー501と室外センサー502にて検知されたセンサー情報をもとに、知識データベース206aの演算処理手順に従って、制御情報(目標値)を算出する(S205)。そして、算出した目標値を、制御情報として、運転管理装置100に送信する(S206)。
【0058】
しかる後、統合制御の対象とされる全て機器がOFFとなっているかを判別し(S207)、OFFになっていなければ、S201に戻り、上記と同様の処理を実行する。以降、同様に、一定期間T毎にS202〜S207の処理を繰り返し、新たな制御情報(目標値)を運転管理装置100に送信する。
【0059】
以上、本実施の形態によれば、当該店舗の総消費電力を効率的に低減させ得る運転制御を実行することができる。この際、各機器の制御情報(目標値)は、各機器のセンサー情報のみならず運転情報をも収集して制御情報(目標値)を生成するものであるから、各機器の運転状態に則したものとなり、もって、消費電力の削減を、より微細かつ円滑に行うことができる。
【0060】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、他に種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【0061】
たとえば、上記実施の形態では、総消費電力の低減を目的として各機器を統合的に制御する例を示したが、これ以外を目的とする場合にも本発明を適用できる。この場合、各機器から収集するセンサー情報および運転情報の内容は、当該目的に応じて適宜変更される。また、知識データベースの内容も、当該目的に応じたものに変更される。
【0062】
なお、図6に示すフローチャートのうち運転管理装置100側の処理ステップは、運転モードの変更設定が可能な機器を制御する場合を念頭におくものであって、運転モードの変更設定がそもそも予定されていない機器を制御する場合には、同図のフローチャート中、S103とS104の運転モード変更ステップが省略される。この場合、運転管理装置100から店舗管理装置200に送信される運転情報には、当然ながら、運転モードに関する情報は含まれない。
【0063】
また、図6に示すフローチャートのうち店舗管理装置200側の処理ステップは、店舗管理装置200にて制御情報(目標値)を生成する場合を念頭におくものであって、制御情報を遠隔管理装置300側にて生成する場合には、同図に示すフローチャート中、S205の目標値生成ステップが省略される。この場合、S205に代えて、各機器のセンサー情報および運転情報と、室内センサー501および室外センサー502からのセンサー情報とを遠隔管理装置300に送信するための処理ステップと、この送信の後に、遠隔管理装置300から制御情報(目標値)を受信するための処理ステップが追加される。この場合、遠隔管理装置300は、店舗管理装置200から受信した上記情報をもとに、各機器の制御情報(目標値)を生成し、これを店舗管理装置200に送り返す。そして、店舗管理装置200は、受信した制御情報を、対応する運転管理装置100に送信する。なお、かかる場合における遠隔管理装置300の構成および動作は、図5を参照して既に説明したとおりである。
【0064】
また、上記実施の形態では、それぞれの運転管理装置100から受信したセンサー情報および運転情報の他、室内センサーおよび室外センサーからのセンサー情報をも含めた情報に基づいて制御情報を生成するようにしたが、室内センサーおよび室外センサーの何れか一方のみを含めた情報に基づいて制御情報を生成するようにしてもよく、また、室内センサーおよび室外センサーからのセンサー情報を含めずに、それぞれの運転管理装置100から受信したセンサー情報および運転情報のみに基づいて制御情報を生成するようにしてもよい。
【0065】
この他、制御の対象となる機器は図1に示すものに限られず、対象となる店舗の種類や規模に応じて、適宜、変更される。本発明の実施の形態は、本発明の技術的思想の範囲内において、適宜変更され得るものである。
【0066】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、各機器からのセンサー情報に加え運転情報をも加味して各機器の制御情報を生成するものであるから、各機器の運転状態が変化するような場合にも、各機器の運転制御を円滑且つ効率的に実行できる。
【0067】
加えて、たとえば請求項4の発明のように、店舗内に配された管理装置から遠隔管理装置に一括して情報を提供するようにすれば、遠隔管理装置に情報を提供するための専用の通信装置を機器毎に個別に配さずとも、各機器の遠隔監視を行い得るようになり、さらに、この際の情報送信は、店舗側の管理装置から遠隔管理装置に対し一括してなされるため、通信コストの低減をも同時に図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る機器制御システムの構成を示す図
【図2】実施の形態に係る運転管理装置の構成を示す図
【図3】実施の形態に係る店舗管理装置の構成を示す図
【図4】店舗管理装置に収集される情報の内容と店舗管理装置から送信される制御情報の内容を示す図
【図5】実施の形態に係る遠隔管理装置の構成を示す図
【図6】実施の形態に係る運転管理装置100と店舗管理装置200における処理フローチャート
【符号の説明】
100 運転管理装置
101 アクチュエータ制御部
102 制御部
103 通信制御部
104 情報入力部
200 店舗管理装置
201 内部通信制御部
202 制御部
203 外部通信制御部
203 センサー入力部
206 演算処理部
300 遠隔管理装置
301 通信制御部
302 制御部
304 演算処理部
305 入出力制御部
501 室内センサー
502 室外センサー

Claims (7)

  1. 機器を制御するための制御装置と、複数の前記制御装置に対し制御情報を提供して各機器を統合的に管理する管理装置とを備え、
    前記制御装置は、制御対象の機器からのセンサー情報と当該機器の運転情報を前記管理装置に送信すると共に、前記管理装置からの制御情報に従って当該機器を運転制御し、
    前記管理装置は、それぞれの制御装置から収集した前記センサー情報と運転情報に基づいて各機器の制御情報を生成しこれを対応する制御装置に送信する、
    ことを特徴とする機器制御システム。
  2. 店舗内に設置された所定の機器を制御対象とする制御装置と、複数の前記制御装置に対し制御情報を提供して各機器を統合的に管理する管理装置とを備え、
    前記制御装置は、制御対象の機器からのセンサー情報と当該機器の運転情報を前記管理装置に送信すると共に、前記管理装置からの制御情報に従って当該機器を運転制御し、
    前記管理装置は、それぞれの制御装置から収集した前記センサー情報と運転情報に基づいて各機器の制御情報を生成しこれを対応する制御装置に送信する、
    ことを特徴とする機器制御システム。
  3. 請求項2において、
    前記管理装置は、当該店舗内および/もしくは当該店舗外に配されたセンサー手段からのセンサー情報をさらに収集し、それぞれの制御装置から収集したセンサー情報および運転情報と前記センサー手段から収集したセンサー情報に基づいて、各機器の制御情報を生成する、
    ことを特徴とする機器制御システム。
  4. 請求項2または3において、
    前記管理装置は、店舗内に配されており、制御装置から収集した情報の一部または全部を、ネットワークを介して、店舗外に配された遠隔管理装置に送信する、
    ことを特徴とする機器制御システム。
  5. 店舗内に設置された所定の機器を制御対象とする制御装置と、店舗内に配されると共に複数の前記制御装置に対し制御情報を提供する店舗管理装置と、当該店舗管理装置にネットワークを介して接続されると共に前記店舗管理装置に制御情報を提供して各機器を統合的に管理する遠隔管理装置とを備え、
    前記制御装置は、制御対象の機器からのセンサー情報と当該機器の運転情報を前記管理装置に送信すると共に、前記管理装置からの制御情報に従って当該機器を運転制御し、
    前記店舗管理装置は、それぞれの制御装置から収集した前記センサー情報と運転情報を前記遠隔管理装置に送信すると共に前記遠隔管理装置から受信した制御情報を対応する制御装置に送信し、
    遠隔管理装置は、店舗管理装置から受信したそれぞれの制御装置からの前記センサー情報と運転情報に基づいて各機器の制御情報を生成しこれを前記店舗管理装置に送信する、
    ことを特徴とする機器制御システム。
  6. 請求項5において、
    前記店舗管理装置は、当該店舗内および/もしくは当該店舗外に配されたセンサー手段からのセンサー情報をさらに収集し、それぞれの制御装置から収集したセンサー情報および運転情報と前記センサー手段から収集したセンサー情報を前記遠隔管理装置に送信する、
    ことを特徴とする機器制御システム。
  7. 請求項1ないし6の何れかにおいて、
    前記管理装置、店舗管理装置または遠隔管理装置は、前記制御情報として、全機器の総消費電力を抑制する制御目標値を機器毎に生成し、前記制御装置は、生成された制御目標値に従って、対応機器を制御する、
    ことを特徴とする機器制御システム。
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