JP4987296B2 - ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物およびそれからなる中空成形容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物およびそれからなる中空成形容器に関し、さらに詳しくは、本発明は飲料などの液体を充填する用途に適した、透明性、耐熱性を有する中空成形容器を生産性良好に成形可能なポリエチレンテレフタレート樹脂組成物、このポリエチレンテレフタレート樹脂組成物から形成されたプリフォームおよびこのプリフォームを延伸して得られる中空成形容器に関する。
近年、炭酸飲料、ジュース、天然水、酒、各種飲用茶、食用油、液体調味料などの液体を充填する容器の素材として、種々のプラスチック素材が用いられている。中でもポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステルは、成形時の透明性、ガスバリア性、耐熱性および機械的強度に優れているため、飲料用の中空成形容器などの形成素材として多用されている。
このような中空成形容器へは、加熱滅菌処理された飲料などが高温の状態で充填されることが多い。このときに高温の充填物によって中空成形容器が白濁したり、収縮、膨張するなどの変形を起こしたり、変形により自立性を損なうなどの問題を生じないよう、中空成形容器には充分な耐熱性が要求される。
また、液体飲料用の中空成形容器を形成するプラスチックは、透明性を兼ね備えることが強く要求される。またさらに、中空成形容器の製造にあたっては、生産性良く製造することのできる素材が求められており、高速で製造することが望まれている。高速で中空成形容器を製造するためには、円滑に成形が行なえる範囲で加熱結晶化の速度の高い素材を用いるのがよく、結晶化速度が速いポリエチレンテレフタレート樹脂が求められている。
しかしながら、結晶化速度が速すぎると、好適な成形条件幅が狭くなるため、成形体製造時の歩留りが低くなる。したがって、上記のような中空成形体の製造用素材は、成形効率と成形条件とを勘案して、適正な結晶化速度を有していることが望ましい。こうした要請から、ポリエチレンテレフタレートに種々の配合剤を加えて、成形体の物性が調整されている。
たとえば、特開平8−302168号公報には、ポリエチレンテレフタレートにポリプロピレンなどのポリオレフィンが0.002〜200ppmの量で含まれているポリエチレンテレフタレート樹脂組成物が提案されている。
また、特開平9−194697号公報には、ポリエステル樹脂にポリプロピレン0.1ppb〜1000ppmを配合したポリエステル樹脂組成物が提案されている。
また特開平9−151308号公報には、エチレンテレフタレート単位を主体とするポリエステル樹脂にポリエチレンを0.1〜45ppbの量で含まれているポリエステル樹脂組成物が提案されている。
また、特開2000−169684号公報には、ジエチレングリコール単位の割合が0.5〜2.0重量%であるポリエチレンテレフタレートにエチレン−(メタ)アクリル酸共重合体を0.1〜10000ppbの量で含有されていることを特徴とするポリエステル組成物が提案されている。
上記の組成物は何れも、配合剤を添加しないものに比べて、結晶化が促進され、また、使用に差し支えない程度の透明性を保持するものである。また、配合剤を添加する方法としては、公知の方法のうち、配合剤からなる成型部材をポリエステルの製造工程中に設置し、積極的にポリエステルと接触させて付着、添加する方法が、当該組成物を溶融成形してなる成形体の透明性が良好であることから、好ましく用いられる。
このような方法においてさらに結晶化速度の向上を図るためには、ポリエステルを当該添加剤の成形部材に接触させるときの、ポリエステルのペレットの流速を増大させる方法、あるいは流量を少なくする方法が考えられるが、前者では流速を増大させるための用役設備の負荷が増大することや、接触の際に発生する微粉の量が増大することで溶融成型により得られる成型体の透明性が悪化すること、また、後者においては生産性の低下につながるため、好ましくない。
さらに、当該添加剤の成形部材接触面積を増大させる方法も考えられるが、製造設備のレイアウトの関係上、部材の形状や設置方法に制約を受けることにより、十分な効果が得られない場合がある。

特開平8−302168号公報 特開平9−194697号公報 特開平9−151308号公報 特開2000−169684号公報
本発明は、中空成形容器の成型時に、耐熱性および透明性に優れた中空成形容器を生産性良く得ることができるポリエチレンテレフタレート樹脂組成物と、それを用いた中空成形容器を提供することを目的とし、特に、生産性や、組成物から得られる中空成形品の透明性を犠牲にすることなく結晶化速度を向上させることのできるポリエチレンテレフタレート樹脂組成物と、それを用いた中空成形容器を提供することを目的とする。
本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物は、次の(A)(B)2成分からなるポリエチレンテレフタレート系組成物であり、当該該組成物中に(B)を、100〜1000ppbの量で含有されていることを特徴としている:
(A)テレフタル酸および/またはそのエステル形成性誘導体を含むジカルボン酸と、エチレングリコールおよび/またはそのエステル形成性誘導体を含むジオールから導かれる繰り返し単位を主体とし、アンチモン以外の金属触媒を用いて重合したポリエチレンテレフタレートであって、当該ポリエチレンテレフタレートにおけるジエチレングリコール単位の割合が当該樹脂中0.5〜2.0重量%であるポリエチレンテレフタレート。
(B)(a)ポリエチレンからなるショアD硬度が45以上であるエチレン系重合体組成物。
また、本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂を用いて、プリフォームを形成することができ、さらにそれを延伸して、耐熱性および透明性に優れた中空成形容器を生産性良く得ることができ、特に透明性に富んだ中空成形容器を効率よく得ることができる。
本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物は、透明性、耐熱性に優れた成形体を生産性良く製造することができる。
特に透明性に優れた成形体を製造することができるため、中空成形容器、包装用フィルムなどに幅広く用いることができる。また特に加熱滅菌処理された高温の飲料を充填しても変形が生じにくい中空成形容器を得ることができる。
以下、本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物およびそれからなる中空成形容器について具体的に説明する。
<ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物>
本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物は、(A)ポリエチレンテレフタレートと、(B)(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物、からなる。
まずこれらの各成分について説明する。
(A)ポリエチレンテレフタレート
本発明で用いられる(A)ポリエチレンテレフタレートは、主としてテレフタル酸またはそのエステル誘導体(たとえば低級アルキルエステル、フェニルエステルなど)などのジカルボン酸類と、エチレングリコールまたはそのエステル誘導体(たとえばモノカルボン酸エステルエチレンオキサイドなど)などのジオール類とを原料として製造される。
また、上記ポリエチレンテレフタレート中のジエチレングリコール(DEG)単位の割合は、ポリエチレンテレフタレート中、通常0.5〜2.0重量%、好ましくは0.8〜1.6重量%である。
DEGの量が0.5重量%以上であると、成形後のボトル胴部の透明性が良好である。また、2.0重量%以下であると、耐熱性、結晶化促進効果が良好である。
上記範囲にDEG量を調整する方法としては、ジエチレングリコールを重合原料として使用する方法の他、主原料として使用するエチレングリコールからジエチレングリコールが副生するため、反応条件、添加剤を適宜選択することによってその副生量を調整する方法が挙げられる。
DEG生成を抑制する添加剤としては、塩基性化合物、例えばトリエチルアミン等の3級アミン、水酸化テトラエチルアンモニウム等の4級アンモニウム塩、炭酸ナトリウム等のアルカリ金属化合物が挙げられる。
また、DEG生成を促進させる化合物としては、硫酸などの無機酸、安息香酸などの有機酸を挙げることができる。この(A)ポリエチレンテレフタレートは、必要に応じて上記以外のジカルボン酸類および/またはジオール類から導かれる単位を20モル%以下の量で含有していてもよい。このようなテレフタル酸以外のジカルボン酸類としては、具体的には、フタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸などが挙げられる。これらは、そのエステル誘導体として用いることもできる。
また、エチレングリコール以外のジオール類としては、具体的には、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、トリメチレングリコール(プロピレングリコール)、ブタンジオール、ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコール、ドデカメチレングリコール、ポリエチレングリコールなどの脂肪族類、ビスフェノール類、ハイドロキノンなどの芳香族ジオール類などが挙げられる。これらは、そのエステル誘導体として用いてもよい。
また、これらの2種以上の組み合わせであってもよい。また本発明で用いられる(A)ポリエチレンテレフタレートは、必要に応じて、トリメシン酸、ピロメリット酸、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールメタン、ペンタエリスリトールなどの多官能化合物から導かれる単位を少量たとえばジカルボン酸成分100モル%に対して2モル%以下の量で含んでいてもよい。
上記のような本発明で用いられる(A)ポリエチレンテレフタレートの固有粘度IV(フェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン混合溶媒中で25℃で測定)は、通常0.5〜1.5dl/g、好ましくは0.65〜0.85dl/gである。また、融点は通常210〜265℃、好ましくは220〜260℃であり、ガラス転移温度は通常50〜120℃、好ましくは60〜100℃である。
また、本発明のポリエチレンテレフタレート(A)中に含まれる環状三量体、即ちオキシエチレンオキシテレフタロイル単位の環状三量体の含有量は、0.5重量%以下、好ましくは0.4重量%以下であることが望ましい。
環状三量体の含量が0.5重量%以下のポリエチレンテレフタレートを用いると、樹脂組成物を成形する際に、金型等が汚染されにくく、しかも成形体の胴部が白化しにくいので好ましい。ポリエチレンテレフタレート(A)中の環状三量体の含有量の含有量は、たとえば固相重合温度を高くし、さらに重合時間を長くすることにより低減することが可能である。
本発明で用いられる(A)ポリエチレンテレフタレートは、上記のようなジカルボン酸とジオールとから従来公知の方法により製造されるが、触媒としてはチタン、スズ、セレン、亜鉛、コバルト、アルミニウム、鉛、マンガン、マグネシウム、ゲルマニウムから選ばれる少なくとも1種の金属の化合物を用いる必要がある。
触媒としてアンチモン化合物を用いた場合、成型体の透明性に劣る不具合がある。また、成型体の吸湿によって成型体材質の結晶化速度が大きく上昇するため、通常は、プリフォーム成型後、口栓部を加熱結晶化する前に吸湿処理を行って結晶化速度を安定させなくてはならないというボトル生産上の煩雑さがある。
触媒種としては、チタン、スズ、セレン、亜鉛、コバルト、アルミニウム、鉛、マンガン、マグネシウム、ゲルマニウムから選ばれる少なくとも1種の金属の化合物であれば特に制限されないが、ゲルマニウム化合物、チタン化合物、アルミニウム化合物が好ましく、コストの観点から、チタン化合物、アルミニウム化合物が特に好ましい。
本発明では、このような(A)ポリエチレンテレフタレートとしては、通常ペレット状で市販されている「原料ポリエチレンテレフタレート」が用いられるが、必要に応じて、原料ポリエチレンテレフタレートとともに「リプロポリエチレンテレフタレート」(再生ポリエチレンテレフタレート)が用いられてもよい。具体的に、(A)ポリエチレンテレフタレート中には、「リプロポリエチレンテレフタレート」が1〜50重量%の量で含有されていてもよい。
なお、本明細書中において「原料ポリエチレンテレフタレート」とは、ジカルボン酸と、ジオールとからペレット状で製造され、加熱溶融状態で、成形機を通過させて中空成形容器あるいはプリフォームなどに成形された熱履歴を有しないポリエチレンテレフタレートである。また、「リプロポリエチレンテレフタレート」は、このような原料ポリエチレンテレフタレートを少なくとも1回加熱溶融状態で成形機を通過させたポリエチレンテレフタレートに再び熱を加えてペレタイズした熱履歴を有するポリエチレンテレフタレート(再生ポリエチレンテレフタレート)である。このように原料ポリエチレンテレフタレートを「加熱溶融状態で成形機を通過させる」処理は、原料ポリエチレンテレフタレートからなるペレット(チップ)を加熱溶融し、プリフォーム、中空成形容器などの所望形状に成形することによって行なわれる。
(B)(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物をなす(a)(b)各成分について詳細に説明する。
(a)ポリエチレン
本発明で用いられるポリエチレン(a)としては、具体的には、エチレンの単独重合体、またはエチレンとエチレン以外のα−オレフィンとからなり、かつ、このα−オレフィンから誘導される構成単位を15モル%未満、さらに好ましくは5モル%未満の量で含有する、X線分析で測定した結晶化度が20%以上、好ましくは30%以上、さらに好ましくは35%以上のエチレン・α−オレフィン共重合体などが挙げられる。
このようなα−オレフィンとしては、具体的には、プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセン、1-ヘキサドデセン、4-メチル-1-ペンテン、2-メチル-1-ブテン、3-メチル-1-ブテン、3,3-ジメチル-1-ブテン、ジエチル-1-ブテン、トリメチル-1-ブテン、3-メチル-1-ペンテン、エチル-1-ペンテン、プロピル-1-ペンテン、ジメチル-1-ペンテン、メチルエチル-1-ペンテン、ジエチル-1-ヘキセン、トリメチル-1-ペンテン、3-メチル-1-ヘキセン、ジメチル-1-ヘキセン、3,5,5-トリメチル-1-ヘキセン、メチルエチル-1-ヘプテン、トリメチル-1-ヘプテン、ジメチルオクテン、エチル-1-オクテン、メチル-1-ノネン、ビニルシクロペンテン、ビニルシクロヘキサン、ビニルノルボルナンなどが挙げられる。
エチレンとこれらのオレフィンとの共重合体は、ランダム共重合体であってもブロック共重合体であってもよい。このようなポリエチレン(a)は、どのような方法によって製造されたものでもよく、たとえばチタン系触媒、クロム系触媒、バナジウム系触媒などの従来周知のチーグラー型触媒を用いて製造されたものであってもよく、またいわゆるメタロセン系触媒(たとえばジルコニウム化合物とアルミノオキサン)などを用いて製造されたものであってもよい。
また本発明で用いられるポリエチレン(a)の製造は、気相法で行うこともできるし、また液相法で行うこともできる。
(b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体
本発明のエチレン−(メタ)アクリル酸共重合体(b)としては、具体的には、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレンとアクリル酸とメタクリル酸の三元共重合体が挙げられる。
また、本発明のエチレン−(メタ)アクリル酸共重合体は、エチレンと(メタ)アクリル酸以外の成分を少量共重合したものも含まれる。他の成分としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソブチル等の不飽和カルボン酸エステル、酢酸ビニル等のビニルエステルを挙げることができる。
このエチレン−(メタ)アクリル酸共重合体中(B)中の(メタ)アクリル酸含量は、0.5〜9重量%、特に1〜8重量%であることが好ましい。(メタ)アクリル酸含量がこの範囲内であると、該ポリエチレンテレフタレート組成物の透明性を保持しながら、昇温時の結晶化速度を向上させ得るという点で好ましい。
このエチレン−(メタ)アクリル酸共重合体中(B)は、ASTM D1238によるMFR(190℃、2160g荷重)が通常0.05〜100g/10分、好ましくは0.1〜50g/10分である。
また、本発明のエチレン−(メタ)アクリル酸共重合体(a)としては、該共重合体が側鎖に有するカルボキシル基が金属と結合していないものであってもよく、また少なくとも一部がカルボン酸の金属塩の状態で存在するもの(アイオノマー)であってもよい。
このような金属塩としては、ナトリウム塩、リチウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、亜鉛塩、コバルト塩、ニッケル塩、マンガン塩、鉛塩、銅塩等の2価の遷移金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩が好ましく、特に亜鉛塩が、組成物の透明性を保持するという点で好ましい。金属塩の種類は1種類でも複数でも良い。
共重合体(b)がアイオノマーである場合には、全カルボキシル基に対する金属と結合しているカルボキシル基の割合は特に限定されるものではないが、通常3〜100%程度である。
エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体(b)の製法としては、たとえばエチレンと(メタ)アクリル酸、必要に応じ他のコモノマーを高圧ラジカル重合法により共重合させ、所望により、前記金属陽イオンで中和処理する方法が挙げられる。
本組成物においては、上記で説明した(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体は、任意の組成比とすることができるが、(b)を用いる場合、(メタ)アクリル酸含量が、ポリエチレンとエチレン−(メタ)アクリル酸共重合体の合計重量に対して0.5〜9重量%であることが好ましい。
(a)(b)両成分からなるエチレン系重合体組成物を調製する方法は、公知の任意の方法を採用することができる。たとえば、(a)(b)両成分を、タンブラーブレンダー、ヘンシェルミキサーなどの混合機で直接混合して溶融混練する方法などがあげられる。また、(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体のそれぞれの成分を予め混合することなく、別々に(A)ポリエチレンテレフタレートに混合することも可能である。
(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体からなるエチレン系重合体組成物のショアD硬度は45以上が好ましく、47以上がより好ましい。ショアD硬度が45以上あると、結晶化促進効果が十分に得られるため、好ましい。エチレン系重合体組成物のショアD硬度は、(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体に含まれるエチレンおよび(メタ)アクリル酸以外のα−オレフィンの量をより少なくすることで達成できる。
ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物
本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物は、上記のような(A)ポリエチレンテレフタレートと、(B)(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物、の(A)(B)2成分からなる組成物であり、当該組成物全体中に(B)(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物を、通常0.1〜10000ppb、好ましくは10〜5000ppb、さらに好ましくは100〜1000ppbの量で含有している。
この(B)(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物、の量を上記範囲とすることにより、延伸成形体、特に高い透明性を有するボトルを効率よく成形することができる。また、上記の範囲内の量で(B)(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物、を配合することにより、得られる成形体の結晶化速度がポリエチレンテレフタレートを単独で用いて製造されたボトルよりも高くなり、ボトルを効率よく生産することが可能になる。
この(A)ポリエチレンテレフタレートおよび(B)(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物、の(A)(B)2成分から、ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物を調製するには、公知の任意の方法を採用することができる。
本発明においては、特に、(B)(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物、からなる成型部材を、(A)の製造工程中に設置し、積極的に(A)と接触させて付着、添加する方法などにより、ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物を調製する方法が、当該組成物を溶融成形してなる成形体の透明性が良好であることから、好ましい。
上記のような本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物は、必要に応じて他の添加剤、例えば着色剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、潤滑剤を含有していてもよい。
本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物中のポリエチレンテレフタレート(A)の固有粘度IVは、0.65〜0.85dl/gであることが好ましい。このような固有粘度IVを有するポリエチレンテレフタレートから形成された成形体は、ガスバリア性、耐圧性、耐熱性に優れている。
また、本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物は、成形した際に透明性が高いことが好ましく、角板を成形して測定するヘイズ値が、通常は0.5〜30%、好ましくは1〜10%であるのがよい。
さらにまた、本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物は、成形した際に密度が高い方が耐圧性が高くなるので好ましい。密度は成形時で通常1.34〜1.40g/cm3 、好ましくは1.35〜1.39g/cm3であるのがよい。
また、本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物は、ボトルなどの中空成形容器を効率よく製造することができるような適切な結晶化温度を有している。具体的には、180℃において等温結晶化させたときの半結晶化時間(t1/2)が30〜89秒の範囲にある。
ポリエチレンテレフタレートに少量の(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物が含まれたポリエチレンテレフタレート樹脂組成物では、ブロー成形時にポリエチレンテレフタレートが加熱昇温結晶化する際に(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物が結晶化の核として作用するものと推定され、結晶化速度を速めているものと考えられる。
ところで一般に、付加機能を与えるなどの目的でポリエチレンテレフタレートにそれ以外のものを添加すると、成形時の透明性に関しては、元のポリエチレンテレフタレートよりも劣り、成形時のヘイズ値が高くなる。ポリエチレンテレフタレートに通常のポリプロピレンやポリエチレンを添加した場合においても、使用に差し支えない透明性を保持しながらも、ポリエチレンテレフタレートのみを成形した場合と比較すると、透明性が劣るものであった。
しかしながら、特定のショアD硬度を有する(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物を用いることにより、本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物では、ポリエチレンテレフタレートの結晶化温度が成形に好適な範囲に制御されるとともに、成形物の透明性をポリエチレンテレフタレートを単独で用いた場合と同等に保持できるという予期せぬ効果が奏される。
これは、(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物がポリエチレンテレフタレートとの相溶性に優れるため、溶融状態から非晶状態に急冷固化される際には、ポリエチレンテレフタレートに対する核剤効果を示し得ないためであろうと考えられる。
また、本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物を調製する際の方法として、特に、(B)(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物からなる成型部材を、(A)ポリエチレンテレフタレートの製造工程中に設置し、積極的に(B)と接触させて付着、添加させる方法を採用する場合に、当該エチレン系重合体組成物を特定のショアD硬度とすることにより、当該エチレン系重合体組成物の(A)に対する添加量を、本発明における結晶化速度の好ましい範囲である、180℃において等温結晶化させたときの半結晶化時間(t1/2)を30〜89秒の範囲とするために適切な量に制御できるためと考えられる。
なお、当該エチレン系重合体組成物の(A)に対する添加量を、良好な結晶化速度を発現するために適切な量に制御する方法としては、他に、(A)ポリエチレンテレフタレートを(B)当該エチレン系重合体組成物の成形部材に接触させるときの、(A)ポリエチレンテレフタレートのペレットの流速を増大させる方法、あるいは流量を少なくする方法が考えられるが、前者では流速を増大させるための用役設備の負荷が増大することや、接触の際に発生する微粉の量が増大することで溶融成型により得られる成型体の透明性が悪化すること、また、後者においては生産性の低下につながるため、好ましくない。
さらに、(B)当該エチレン系重合体組成物の成形部材の接触面積を増大させる方法も考えられるが、製造設備のレイアウトの関係上、部材の形状や設置方法に制約を受けることにより、十分な効果が得られない場合がある。
<中空成形容器>
本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物からなる中空成形容器は、一般に行なわれている種々の方法で製造することができる。
たとえば、本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物を溶融し、溶融可塑化したポリエチレンテレフタレートをダイヘッドからスクリュー回転、ブランジャ押出、アキュムレーターなどの成形機を用いて、パリソン(プリフォーム)を押出成形し、ついで中空成形容器形状を付与すべき凹型を備えた分割金型でパリソンを挟持し、続いて加熱したパリソンに空気などの加圧流体を圧入してパリソンを拡張させるインジェクションブロー成形により本発明の中空成形容器を得ることができる。
また、本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物からパリソンを成形した後、このパリソンを面積延伸倍率(縦延伸倍率と横延伸倍率の積)6〜15倍で延伸ブロー成形することによっても得ることができる。
この場合のパリソンも、射出成形、押出成形などの従来公知の方法によって製造することができる。本発明では、この延伸ブロー成形に先立ってパリソン口頸部を加熱結晶化させてもよく、延伸ブロー成形後に得られた中空成形容器の口頸部を加熱結晶化させてもよい。
パリソンから延伸中空成形容器を成形する際には、パリソンを直接金型中で加熱し、ブロー流体を圧入して上記面積延伸倍率で延伸ブローし、中空成形容器に成形することもできる。また、パリソンを延伸ブローして一旦中空成形容器を形成し、これを冷却した後、上記金型に装填しながら加熱下に延伸ブロー成形することにより、目的の性状の中空成形容器を成形してもよい。ブロー用流体としては、空気、窒素、水蒸気、水などが挙げられ、このうち空気を用いることが好ましい。
本発明では、このようにして得られた中空成形容器にヒートセットを施してもよい。ヒートセットは、得られた中空成形容器を通常は100〜200℃、好ましくは110〜170℃の金型温度で、通常は1秒間以上、好ましくは3秒間以上、上記金型中で保持することにより行なうことができる。このように中空成形容器をヒートセットすることによって、密度を向上させることができ、耐圧性などの強度をより増大させた中空成形容器を得ることができる。
なお、本発明においては、インジェクションブロー成形または延伸ブロー成形、さらに必要によりヒートセットを行なった中空成形容器は、冷却してから金型から取り出される。ここで採用される冷却方法としては、中空成形容器の内部に、たとえば冷却されたガスを吹き込むことにより、中空成形容器の内側から外側(外表面)に向かって冷却する「内部冷却法」を用いるのが好ましい。このように内側(中空部)から中空成形容器を冷却すると、変形、収縮等を起こさずに中空成形容器を金型から取り出すことができる。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<測定方法>
〔ショアD硬度〕 JISK7215に規定の方法で測定した。(B)(a)ポリエチレン および/または (b)エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体とからなるエチレン系重合体組成物が2種類以上の樹脂からなっている場合は、当該樹脂を使用した組成比において溶融混練した後に、その混練物について測定をおこなった。
〔半結晶化時間(t1/2)〕ポリエチレンテレフタレート樹脂組成物から射出形成機M−70B(名機製作所製)により、シリンダー設定温度285℃、金型温度10℃の条件で、重量32gのプリフォームを成形し、プリフォームの口部から測定試料を10mg秤量し、パーキンエルマー社製示差走査型熱量計(DSC)を使用して測定した。室温から320℃/分の昇温速度で180℃まで昇温後、この温度で保持し、結晶化に伴う発熱量を記録し、発熱ピーク面積の半分に対応する時間を半結晶化時間とした。この数値が小さいほど、結晶化速度が速いことを示している。
〔ジエチレングリコール含量〕試料を1g秤量し、モノエタノールアミン3ml中にて280℃で加熱し加水分解した。放冷後、高純度テレフタル酸で中和し、溶液をNo.5C濾紙にて濾過した。得られた濾液1μlを、ヒューレットパッカード社製ガスクロマトグラフ(HP5890)に注入し、ジエチレングリコール含量を定量した。
〔固有粘度(IV)〕フェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン混合溶媒(50/50重量比)を用いて0.5g/dlの試料溶液を調製し、25℃で測定した溶液粘度から固有粘度(IV)を算出した。
〔透明性(ヘイズ値)〕乾燥試料をシリンダー温度275℃の射出成形機を用いて金型温度10℃の条件で段付角板を成形し、5mm厚部分の透明性をヘイズ値(白色光の光線乱反射率)で比較した。
[参考例1](チタン化合物の調製)
1,000mlガラス製ビーカーに脱イオン水500mlを秤取し、氷浴にて冷却した後撹拌しながら四塩化チタン5gを滴下した。塩化水素の発生が止まったら氷浴より取り出し、室温下で撹拌しながら25%アンモニア水を滴下し、液のpHを9にした。これに、室温下で攪拌しながら15%酢酸水溶液を滴下し、液のpHを5にした。生成した沈殿物を濾過により、分離した。洗浄後の沈殿物を、30重量%エチレングリコール含有水でスラリー濃度2.0重量%のスラリーとして30分間保持した後、二流体ノズル式のスプレードライヤーを用いて温度90℃で造粒乾燥を行い、固体状の加水分解物(固体状含チタン化合物)を得た。
得られた固体状含チタン化合物の粒径分布は、0.5〜20μmであり、平均粒径は1.8μmであった。
ICP分析法により測定した固体状含チタン化合物中の金属チタン含量は、34.8重量%であった。
次に、300mlガラス製フラスコにエチレングリコール170gとグリセリン30gを秤取し、これに上記固体状含チタン化合物を5.75g添加し、170℃で2時間加熱して溶解させてチタン含有溶液を得た。ICP分析法により測定したチタン含有溶液中のチタンの含有量は、1.0重量%であった。
[実施例1]参考例1に従って調製したTi化合物を触媒として重合された固有粘度〔IV〕が0.78dl/g、ジエチレングリコール含量が1.3重量%、環状三量体含有量0.32重量%であるポリエチレンテレフタレート(A)に対して、メタクリル酸含量が0重量%であり、MFRが7g/10分、ショアD硬度が49であるポリエチレン(B)を500ppbの量で含有するポリエチレンテレフタレート樹脂組成物を調製した。
(B)の(A)への添加は、(B)からなる成型部材を、(A)の製造工程中に設置し、積極的に(A)と接触させて付着、添加する方法によった。
このポリエチレンテレフタレート樹脂組成物から、上記の方法で透明性および結晶化温度を測定した。
参考例2−4]
実施例1において、(B)として、表1に示すようにメタクリル酸含量を2〜8重量%、に変えたエチレン−メタクリル酸共重合体を用い、添加量を表1のとおりとしたほかは、実施例1と同様の方法でポリエチレンテレフタレート樹脂組成物を調製し、上記の方法で透明性および結晶化温度を測定した。
なお、それぞれの実施例において(B)成分は次のように調製した。
参考例2: 実施例1で用いたポリエチレンと、エチレン−メタクリル酸共重合体(メタクリル酸含有量4%、MFRが7g/10分、ショアD硬度50)とを、メタクリル酸含有量が2重量%になるような重量比で溶融混合した。
参考例3: エチレン−メタクリル酸共重合体(メタクリル酸含有量4%、MFRが7g/10分、ショアD硬度50)を使用した。
参考例4: エチレン−メタクリル酸共重合体(メタクリル酸含有量4%、MFRが7g/10分、ショアD硬度50)と、エチレン−メタクリル酸共重合体(メタクリル酸含有量11%、MFRが8g/10分、ショアD硬度54)とを、メタクリル酸含有量が8重量%になるような重量比で溶融混合した。
[比較例1]
実施例1において、(a)ポリエチレン、(b)エチレン−メタクリル酸共重合体の何れをも含まず、ポリエチレンテレフタレート(A)のみからなる[IV]=0.78dl/gの角板およびプリフォームを形成し、透明性および昇温結晶化温度を測定した。
[比較例2]
比較例1において、ポリエチレンテレフタレートとして、酢酸アンチモンを触媒として製造された[IV]=0.80l/gのものを用い、比較例1と同様の方法で透明性および昇温結晶化温度を測定した。
[比較例3]
実施例4において、(B)として、ショアD硬度が43、メタクリル酸含量8重量%のエチレン−メタクリル酸共重合体を100ppb添加してポリエチレンテレフタレート樹脂組成物を調製した。このポリエチレンテレフタレート樹脂組成物から、上記の方法で透明性および結晶化温度を測定した。
なお、(B)成分は次のように調製した:
実施例1で用いたポリエチレンと、エチレン−メタクリル酸共重合体(メタクリル酸含有量10%、MFRが10g/10分、ショアD硬度41)とを、メタクリル酸含有量が8重量%になるような重量比で溶融混合した。
[比較例4]
実施例1で用いたポリエチレンテレフタレートに対し、実施例1で用いたのと同じポリエチレン(B)を20000ppb添加してポリエチレンテレフタレート樹脂組成物を調製し、上記の方法で透明性および結晶化温度を測定した。
Figure 0004987296
本発明のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物は、透明性、耐熱性に優れた成形体、特に中空成形体を生産性良く製造することができる。

Claims (5)

  1. 以下の成分(A)および成分(B)よりなる組成物であって、該組成物中に(B)を100〜1000ppb の量で含有することを特徴とするポリエチレンテレフタレート樹脂組成物:
    (A):テレフタル酸および/またはそのエステル形成性誘導体を含むジカルボン酸と、エチレングリコールおよび/またはそのエステル形成性誘導体を含むジオールから導かれる繰り返し単位を主体とし、チタン、スズ、セレン、亜鉛、コバルト、アルミニウム、鉛、マンガン、マグネシウムから選ばれる少なくとも1種の金属の化合物を用いて重合したポリエチレンテレフタレートであって、当該ポリエチレンテレフタレートにおけるジエチレングリコール単位の割合が当該樹脂中0.5〜2.0重量%であるポリエチレンテレフタレート
    (B):ポリエチレンからなるショアD硬度が45以上であるエチレン系重合体組成物。
  2. 上記(A)ポリエチレンテレフタレートが、チタン化合物、あるいはアルミニウム化合物触媒として製造されたものであることを特徴とする請求項1記載のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物。
  3. 固有粘度IVが0.65〜0.85dl/gであることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載のポリエチレンテレフタレート樹脂組成物から形成されていることを特徴とするプリフォーム。
  5. 請求項のプリフォームを延伸成形してなる中空成形容器。
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