JP4983392B2 - 撮像装置、プログラム、編集システム及び編集方法 - Google Patents
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Description
具体的には、PC側で特殊なアプリケーションソフトで作成された特殊形式の文書データを、一般的なアプリケーションソフトで閲覧可能なPDFやJPEG等のデータに変換してから携帯機器に転送するようになっている。
また、外出先で撮影した画像を文書データ中に挿入するような編集作業をその場で行うことはできないため、外出先で撮影した画像を自宅に持ち帰った後、当該撮影画像を文書データに挿入する編集作業を自宅のPCで行うようになっている。この場合、撮影画像が文書データ中への挿入に適した画像であるかどうかは、実際に文書データ中に画像を挿入して確認してみなければわからないことが多いため、撮影画像が気に入らなくてもそれで妥協するか、再度最適な画像の撮り直しに出かけなければならなかった。
なお、撮り直しを防ぐためには、外出先においてなるべく多くの画像を撮り貯めて自宅に持ち帰れば良いが、余分な撮影の手間がかかったり、大容量のメモリが必要であるなどの問題も生じてしまう。
また、本発明によるプログラムは、撮像装置のコンピュータを、外部機器で作成された文書データを画像に変換して得られた外部画像情報を該外部機器より取得する取得手段と、被写体を撮像して撮像画像情報を取得する撮像手段と、前記撮像手段により取得された前記撮像画像情報に係る撮像画像を、前記取得手段により取得された前記外部画像情報に係る外部画像に対して、所定の位置とサイズで合成して表示する表示手段と、前記表示手段に前記撮像画像及び前記外部画像が表示されている状態で、前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかを変更する編集を指示する編集指示手段と、前記編集指示手段による編集指示に応じて、前記外部画像に対して合成して表示される前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの表示状態を変更する表示状態変更手段と、前記表示状態変更手段により表示状態が変更された前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの変更内容を示す編集画像関連情報を、前記外部機器で作成された文書データに対する編集情報として、該外部機器に出力する外部出力手段と、して機能させることを特徴とする。
また、本発明による編集システムは、外部機器と、撮像装置とを備える編集システムであって、前記外部機器は、当該外部機器に記録された文字情報を含む文書データを画像に変換し、この変換された画像を外部画像情報として前記撮像装置に送信する外部機器側出力手段を備え、前記撮像装置は、前記外部機器から送信された前記外部画像情報を受信する撮像装置側取得手段と、被写体を撮像して撮像画像情報を取得する撮像手段と、前記撮像手段により取得された前記撮像画像情報に係る撮像画像を、前記取得手段により取得された前記外部画像情報に係る外部画像に対して、所定の位置とサイズで合成して表示する表示手段と、前記表示手段に前記撮像画像及び前記外部画像が表示されている状態で、前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかを変更する編集を指示する編集指示手段と、前記編集指示手段による編集指示に応じて、前記外部画像に対して合成して表示される前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの表示状態を変更する表示状態変更手段と、前記表示状態変更手段により表示状態が変更された前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの変更内容を示す編集画像関連情報を、前記外部機器で作成された文書データに対する編集情報として、該外部機器に送信する撮像装置側出力手段とを備え、前記外部機器は、さらに、前記撮像装置側出力手段から送信された前記編集画像関連情報を受信する外部機器側取得手段と、前記外部機器側取得手段により受信された前記編集画像関連情報に基づいて前記文字情報を含む文書データを自動的に編集する自動編集手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明による編集方法は、外部機器と、撮像装置とを用いた編集方法であって、前記外部機器は、当該外部機器に記録された文字情報を含む文書データを画像に変換し、この変換された画像を外部画像情報として前記撮像装置に送信する処理を行い、前記撮像装置は、被写体を撮像して撮像画像情報を取得する撮像手段を備え、前記外部機器から送信された前記外部画像情報を受信する処理と、前記撮像手段により取得された前記撮像画像情報に係る撮像画像を、前記取得手段により取得された前記外部画像情報に係る外部画像に対して、所定の位置とサイズで合成して表示する処理と、前記撮像画像及び前記外部画像が表示されている状態で、前記撮像画像位置、サイズ、内容のうちのいずれかを変更する編集を指示する処理と、編集指示に応じて、前記外部画像に対して合成して表示される前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの表示状態を変更する処理と、表示状態が変更された前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの変更内容を示す編集画像関連情報を、前記外部機器で作成された文書データに対する編集情報として、該外部機器に送信する処理とを行い、前記外部機器は、さらに、前記撮像装置から送信された前記編集画像関連情報を受信する処理と、受信された前記編集画像関連情報に基づいて前記文字情報を含む文書データを自動的に編集する処理とを行うことを特徴とする。
図1は、本発明を適用した一実施形態の編集システムの概略構成を示すブロック図である。
具体的には、図1に示すように、編集システム300は、撮像装置100と、この撮像装置100とUSBケーブル(図示略)等を介して接続されるコンピュータ200とを備えている。
図2は、コンピュータ200の概略構成を示すブロック図である。
コンピュータ200は、例えば、ユーザの自宅等の所定位置に設置されるパーソナルコンピュータ(PC)等の電子演算処理装置から構成されている。具体的には、図2に示すように、コンピュータ200は、CPU201と、RAM202と、ROM203と、データ記憶部207と、操作部204と、表示部205と、通信制御部206等を備えている。
また、操作部204は、ユーザによる所定操作に基づいて書類(例えば、「宇和島城」に係る書類G1(図3参照))等の作成を指示する。
ここで、「宇和島城」に係る書類G1は、例えば、図3に示すように、見出しの文字列として上端部に「宇和島城」が記載され、その下側に本文の文字列として、「通称:鶴島城、丸串城」、「城郭構造:梯郭式平山城」、「天守構造:単立式層塔型」、「築城主:橘遠保」、「築城年:941年」、「主な改修者:藤堂高虎、伊達宗利」、「主な城主:藤堂氏、伊達氏」、「廃城年:1871年」、「遺構:現存天守・門、石垣」等が上から順に並んで記載されたものである。
即ち、データ記憶部207は、情報記録手段として、通信制御部206により受信された編集データ及び外部画像データd3からなる編集済文書データd2を記録する。
具体的には、レイアウト情報は、例えば、オブジェクト1の元データ=見出しの文字列1、オブジェクト1の位置=左上、オブジェクト1のフォント=ゴシック体、20ポイント、オブジェクト2の元データ=本文の文字列2、オブジェクト2の位置=左で、見出しの下、オブジェクト2のフォント=明朝体、12ポイント等を含んで構成されている。
また、実データ情報は、見出しの文字列1=“宇和島城”、本文の文字列“通称:鶴島城…”等を含んで構成されている。
具体的には、レイアウト情報は、例えば、オブジェクト1の元データ=見出しの文字列1、オブジェクト1の位置=左上、オブジェクト1のサイズ=全体の10%(面積比)、オブジェクト2の元データ=本文の文字列2、オブジェクト2の位置=左で、見出しの下、オブジェクト2のサイズ=全体の60%(面積比)、オブジェクト4の元データ=挿入画像1、オブジェクト4の位置=左から75%、上から30%、オブジェクト4のサイズ=全体の20%(面積比)、オブジェクト4の表示優先順位=最も上等を含んで構成されている。
また、実データ情報は、見出しの文字列1=“宇和島城”、本文の文字列“通称:鶴島城…”、挿入画像1=(実際のイメージデータ)等を含んで構成されている。
ここで“(実際のイメージデータ)”とした部分は、実際のイメージデータそのものを含んでもよいし、実際のイメージデータは別ファイルに格納し、そのファイル名を指定する情報だけを含むようにしてもよい。
ここで、編集後の書類として、例えば、編集済みの「宇和島城」に係る書類G2があげられ、例えば、図6に示すように、右側上寄りの位置に撮像装置100にて撮像された宇和島城の画像が挿入されたものである。
また、通信制御部206は、当該コンピュータ200のデータ記憶部207に記録された文書データd1からレンダリングされた文書イメージに係る外部画像データd3(図7参照)を送信する。即ち、通信制御部206は、コンピュータ200に保存された外部画像データd3を送信する外部機器側送信手段を構成している。
また、通信制御部206は、外部画像、例えば、「宇和島城」に係る書類G1の印刷サイズに係る寸法情報を送信する。
即ち、外部画像データd3は、例えば、図7に示すように、編集前の「宇和島城」に係る書類G1の文書データd1(図3参照)がレンダリングによって実データ情報として文書イメージ1=(実際のイメージデータ)を含んで構成される文書イメージに変換されたものである。
図8は、撮像装置100の概略構成を示すブロック図であり、図9は、撮像装置100の表示画面に編集前の「宇和島城」に係る書類のレイアウト画像G3が表示された状態を表す背面図であり、図10は、撮像装置100の表示画面に編集後の「宇和島城」に係る合成書類G4が表示された状態を表す背面図である。
電子撮像部12は、撮像レンズ群11を通過した被写体像を二次元の画像信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等から構成されている。
映像信号処理部13は、電子撮像部12から出力される画像信号に対して所定の画像処理を施すものである。
画像メモリ14は、画像処理後の画像信号を一時的に記憶する。
撮影制御部15は、CPU71の制御下にて、電子撮像部12及び映像信号処理部13を制御する。
ズーム駆動部22は、撮像レンズ群11に接続されたズーム機構部(図示略)を駆動させる。
なお、フォーカス駆動部21及びズーム駆動部22は、撮影制御部15に接続され、撮影制御部15の制御下にて駆動する。
即ち、USB端子6は、撮像装置側受信手段として、USBケーブルを介してコンピュータ(外部機器)200と接続され、通信制御部206から送信された外部画像データd3を受信する。ここで、USB端子6は、コンピュータ200に記録された外部画像データd3を取得する取得手段を構成している。
また、USB端子6は、通信制御部206から送信された書類の印刷サイズに係る寸法情報を受信(取得)する。
具体的には、レイアウト情報は、例えば、オブジェクト3の元データ=文書イメージ1、オブジェクト3の位置=中央、オブジェクト3のサイズ=表示画面全体、オブジェクト3の表示優先順位=上から2番目、オブジェクト4の元データ=挿入画像1、オブジェクト4の位置=左から75%、上から30%、オブジェクト4のサイズ=全体の20%(面積比)、オブジェクト4の表示優先順位=最も上等を含んで構成されている。
また、実データ情報は、挿入画像1=(実際のイメージデータ)等を含んで構成されている。
即ち、画像表示部32は、撮像部1により撮像されるプレビュー画像や記録媒体5に記録される本画像等を表示画面に表示する。
ズームボタン41bは、例えば、シャッターボタン41aの近傍に設けられ、ワイド側又はテレ側にズームを変更する。
カーソルボタン41cは、例えば、撮像装置100の背面側に設けられ、各種指示情報の選択を行う。
また、記録媒体5は、USB端子6を介して受信した外部画像データd3を記録する。
ここで、撮像画像データは、撮像部1によってリアルタイムに撮像される画像に係る画像データであっても良いし、撮像部1による撮像後に記録媒体5に記録された画像データであっても良い。
なお、撮像部1によってリアルタイムに撮像される画像に係る撮像画像データを適用する場合には、ユーザが自ら視認しながら適した撮像画像G5を選択決定することができるという格別の効果を得ることができる。
具体的には、CPU71による解像度決定プログラム72bの実行に基づいて、印刷サイズ(例えば、A3やA4等)の寸法情報及び表示部3の画像表示部3における画像挿入スペースSの面積占有率から、挿入画像G5の解像度を自動的に決定する。例えば、印刷サイズがA3(縦297mm、横420mm)で画像挿入スペースSの面積占有率が20%である場合には、印刷された文書データ内の挿入画像G5部分のサイズは、例えば、縦132mm、横187mm程度となり、撮影画像をこのサイズで印刷した場合に粒子感が目立たない解像度は、1.2Mピクセル(1280×960)程度となる。この解像度を決定する処理は、その都度計算により求めるようにしてもよいし、予め、様々な印刷サイズと面積占有率との組み合わせに対応させて解像度の情報をテーブルに記憶しておき、このテーブルを参照して求めるようにしてもよい。
具体的には、CPU71は、図12(a)に示すように、ユーザによる操作入力部41の所定操作(例えば、カーソルボタンの下ボタンの押圧操作等)に基づいて、画像挿入スペースSを挿入画像G5とともに上下左右に移動させる。
また、CPU71は、図12(b)に示すように、ユーザによる操作入力部41の所定操作(例えば、ズームボタンの押圧操作等)に基づいて、画像挿入スペースSを拡大させたり縮小させる。
また、CPU71は、図12(c)に示すように、ユーザによる操作入力部41の所定操作(例えば、ズームボタンの押圧操作等)に基づいて、画像挿入スペースS内の挿入画像G5自体を拡大させたり縮小させる。
また、CPU71は、図12(d)に示すように、ユーザによる操作入力部41の所定操作(例えば、カーソルボタンの押圧操作等)に基づいて、画像挿入スペースS内の挿入画像G5の色調等の画質を変更させる。
ここで、図13〜図15は、編集システム300による編集処理に係る動作の一例を示すフローチャートであり、このうち、図13は、コンピュータ200により実行され、編集処理を構成する編集対象準備処理を示すフローチャートであり、図14は、撮像装置100により実行され、編集処理を構成する画像編集処理を示すフローチャートであり、図15は、コンピュータ200により実行され、編集処理を構成する書類編集処理を示すフローチャートである。
図13に示すように、コンピュータ200のCPU201は、ユーザによる操作部4の所定操作に基づいて任意のアプリケーションを起動して、当該アプリケーションに応じた形式の文書データd1(例えば、「宇和島城」に係る書類G1の文書データd1等)を作成・編集する(ステップS1)。
そして、CPU201は、通信制御部206を制御して、上記変換によって得られた文書イメージであり、上記決定された解像度の文書イメージを外部画像データd3(図7参照)として、USB端子及びUSBケーブルを介して接続された撮像装置100に送信する。携帯機器による文書データの継続編集が指示されたことに応じて画像データ(文書イメージ)を撮像装置へ転送する場合には、通常の画像データの転送とは異なり、送信する画像データが文書編集の対象であることを示す情報とともに送信する。また、元となる文書データに対してユーザが設定した印刷サイズに係る寸法情報を送信する文書イメージ(外部画像データ)に関連付けて同時に送信する(ステップS4)。この場合、印刷サイズに係る寸法情報を同時送信することで、送信する画像データが文書編集の対象であることを示す情報を送信する代用としてもよい。
図14に示すように、撮像装置100にあっては、コンピュータ200から送信された外部画像データd3をUSB端子6を介して受信すると(ステップS11)、この外部画像データと同時に印刷サイズに係る寸法情報が送信されてきたか否かなどの情報によって、この外部画像データが文書編集の対象であるか否かを判断し、文書編集の対象でなければ通常の画像データとして記録媒体に記録し、文書編集の対象であれば当該外部画像データd3を編集対象として記録媒体に記録する(ステップS12)。
続けて、CPU71は、ユーザによる操作部4の所定操作に基づいて、デフォルトで設定されている画像挿入スペースSの位置に空オブジェクト(枠のみ)を所定のサイズで表示するようにデフォルト編集データに合成(追加)したり、当該空オブジェクトを削除する(ステップS16)。
そして、ユーザによる操作部4の所定操作に基づいて撮像画像データの挿入(変更)が指示されると(ステップS17;YES)、CPU71は、プログラムメモリ72内の解像度決定プログラム72bの部分を実行して、当該外部画像データd3に係る書類の印刷サイズと、画像挿入スペースSの面積占有率とに基づいて、撮像画像(挿入画像)G5の解像度を決定した後(ステップS18)、プログラムメモリ72内の画像合成プログラム72aの部分を実行して、指示された撮像画像データに係る撮像画像G5をデフォルト編集データに合成(追加)する(ステップS19)。
なお、ステップS17にて、ユーザによる操作部4の所定操作に基づいて撮像画像データの削除や新たな撮像画像データの挿入が指示されると、CPU71は、当該指示に応じてデフォルト編集データから撮像画像データの削除や追加を行う。
なお、挿入画像G5として撮像部1によりリアルタイムで撮像されている撮像画像データに係る撮像画像G5が合成表示されている場合には、CPU71は、例えば、シャッターボタン41aの全押し操作等の画像確定指示が入力されるまで表示される挿入画像G5を更新するように表示部3を制御する。
その後、編集済みの書類に係る編集画像関連データd4(図11参照)のコンピュータ200に対する転送が指示されると(ステップS22;YES)、CPU71は、編集作業を終了した時点で画像挿入スペースS内に挿入されている撮像画像の全体を、この画像挿入スペースS内の表示状態に合わせて部分的にトリミングする。そして、外部画像上に設定されている画像挿入スペースSの位置とサイズの情報および画像挿入スペースSに挿入される撮像画像を指定する情報を含む編集画像関連データd4、及び撮像画像をトリミングして得られた部分的な実画像データである挿入画像G5の元データをUSB端子6及びUSBケーブルを介して接続されるコンピュータ200に転送する(ステップS23)。なお、編集画像関連データd4には、撮像画像を指定する情報の代わりに挿入画像G5の元データを含むようにしてもよい。
なお、ステップS22にて、編集画像関連データd4のコンピュータ200に対する転送が指示されない場合には(ステップS22;NO)、CPU71は、当該画像編集処理を終了する。
図15に示すように、コンピュータ200にあっては、撮像装置100から転送された編集画像関連データd4及び挿入画像G5の元データを通信制御部206を介して受信すると(ステップS31)、CPU201は、当該編集画像関連データd4に応じて所定のアプリケーションを起動して、編集画像関連データd4で示される挿入画像の指定とその挿入位置およびサイズ及び挿入画像G5の元データに基づいて、編集前の文書データを作成したアプリケーションに固有の文書フォーマットの形態で、編集内容を反映した編集済文書データd2(図5参照)を自動的に作成(編集)する(ステップS32)。
その後、CPU201は、作成された編集済文書データd2をデータ記憶部207に記録させる(ステップS33)。
そして、編集後の編集画像関連データd4をコンピュータ200に戻すことにより、編集済書類を作成することができることとなって、書類の効率的な編集作業を支援することができる。
例えば、上記実施形態にあっては、見出しの文字列「宇和島城」(オブジェクト1)及び本文の文字列「通称:鶴島城、丸串城」等(オブジェクト2)を一の文書イメージ(オブジェクト3)として編集処理を行うようにしたが、これに限られるものではなく、オブジェクト1とオブジェクト2を別個のイメージとして編集処理を行うようにしても良い。
即ち、外部画像データd103は、図16(a)に示すように、オブジェクト1の元データ=オブジェクトイメージ1、オブジェクト1の位置=左上、オブジェクト1のサイズ=全体の10%(面積比)、オブジェクト2の元データ=オブジェクトイメージ2、オブジェクト2の位置=左で、見出しの下、オブジェクト2のサイズ=全体の60%(面積比)等を含むレイアウト情報と、オブジェクトイメージ1=(実際のイメージデータ)、オブジェクトイメージ2=(実際のイメージデータ)等を含む実データ情報から構成されていても良い。
また、編集画像関連データd104は、例えば、図16(b)に示すように、オブジェクト1の元データ=オブジェクトイメージ1、オブジェクト1の位置=左上、オブジェクト1のサイズ=全体の10%(面積比)、オブジェクト2の元データ=オブジェクトイメージ2、オブジェクト2の位置=左で、見出しの下、オブジェクト2のサイズ=全体の60%(面積比)オブジェクト4の元データ=挿入画像1、オブジェクト4の位置=左から75%、上から30%、オブジェクト4のサイズ=全体の20%(面積比)、オブジェクト4の表示優先順位=最も上等を含むレイアウト情報と、挿入画像1=(実際のイメージデータ)等を含む実データ情報から構成されていても良い。
また、編集済文書データd102は、例えば、図16(c)に示すように、オブジェクト1の元データ=見出しの文字列1、オブジェクト1の位置=左上、オブジェクト1のフォント=ゴシック体、20ポイント、オブジェクト2の元データ=本文の文字列2、オブジェクト2の位置=左で、見出しの下、オブジェクト2のフォント=明朝体、12ポイント、オブジェクト4の元データ=挿入画像1、オブジェクト4の位置=左から75%、上から30%、オブジェクト4のサイズ=全体の20%(面積比)、オブジェクト4の表示優先順位=最も上等を含むレイアウト情報と、見出しの文字列1=“宇和島城”、本文の文字列“通称:鶴島城…”、挿入画像1=(実際のイメージデータ)等を含む実データ情報から構成されていても良い。
上記のように、オブジェクト1とオブジェクト2を別個のイメージとして編集処理を行うことにより、編集前の文書データに含まれるオブジェクト1とオブジェクト2の配置変更をも撮像装置100側で行うことができ、より魅力的な編集システムを提供することができる。
これにより、撮像装置100側では、画像データを拡大表示させる機能を備えている場合などでは、文書データd1の印刷サイズに応じた解像度で、文書データd1および挿入画像G5の細部の状態を確認しながら編集作業を行うことが可能となる。
これにより、文書データd1の編集を意識せずに撮影された既に撮影済みの撮像画像を挿入画像G5として用いた場合でも、コンピュータ200上の文書データd1の印刷サイズに合った必要最小限の無駄のない撮像画像を送信することができる。
1 撮像部(撮像手段)
3 表示部(表示手段)
6 USB端子(取得手段、送信手段、撮像装置側受信手段、撮像装置側送信手段)
71 CPU(表示状態変更手段、表示領域決定手段、撮像解像度調整手段、送信解像度調整手段)
200 コンピュータ(外部機器)
206 通信制御部(外部機器側送信手段、外部機器側受信手段)
207 データ記憶部(情報記録手段)
300 編集システム
Claims (12)
- 外部機器で作成された文書データを画像に変換して得られた外部画像情報を該外部機器より取得する取得手段と、
被写体を撮像して撮像画像情報を取得する撮像手段と、
前記撮像手段により取得された前記撮像画像情報に係る撮像画像を、前記取得手段により取得された前記外部画像情報に係る外部画像に対して、所定の位置とサイズで合成して表示する表示手段と、
前記表示手段に前記撮像画像及び前記外部画像が表示されている状態で、前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかを変更する編集を指示する編集指示手段と、
前記編集指示手段による編集指示に応じて、前記外部画像に対して合成して表示される前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの表示状態を変更する表示状態変更手段と、
前記表示状態変更手段により表示状態が変更された前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの変更内容を示す編集画像関連情報を、前記外部機器で作成された文書データに対する編集情報として、該外部機器に出力する外部出力手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記表示手段は、前記外部画像内の指定された位置とサイズで前記撮像画像を合成して表示し、
前記編集指示手段は、前記外部画像内に前記撮像画像が合成表示される位置またはサイズの変更を指示し、
前記表示状態変更手段は、前記編集指示手段による編集指示に応じて前記表示手段によって前記外部画像内に合成表示される前記撮像画像の位置またはサイズを変更し、
前記外部出力手段は、前記表示状態変更手段により表示状態が変更された前記撮像画像の位置またはサイズの変更内容を示す編集画像関連情報を、前記外部機器で作成された文書データに対する編集情報として、該外部機器に出力することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記編集指示手段は、前記撮像画像に係る前記撮像画像情報の内容の変更を指示し、
前記表示状態変更手段は、前記編集指示手段による編集指示に応じて前記表示手段に表示される前記撮像画像を前記撮像手段により新たに取得される撮像画像情報に係る撮像画像に変更し、
前記外部出力手段は、前記表示状態変更手段により表示状態が変更された前記撮像画像の内容の変更を示す編集画像関連情報を、前記外部機器で作成された文書データに対する編集情報として、該外部機器に出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。 - ユーザー操作による編集開始の指示に応じて、デフォルトのオブジェクトおよび該デフォルトのオブジェクトのレイアウト情報に係るデフォルト編集データを生成する生成手段を更に備え、
前記表示手段は、前記生成手段により生成されたデフォルト編集データに従って、外部画像とデフォルトのオブジェクトを合成して表示し、
前記編集指示手段は、前記デフォルトのオブジェクトを前記撮像画像に置き換える変更を指示し、
前記表示状態変更手段は、前記編集指示手段による編集指示に応じて前記表示手段に表示される前記デフォルトのオブジェクトを前記撮像手段により取得される撮像画像情報に係る撮像画像に置き換えて変更することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。 - 前記取得手段により取得された外部画像情報に含まれる文書データの印刷サイズを取得する印刷サイズ取得手段と、
前記表示手段により前記外部画像と合成して表示されている撮像画像の面積占有率を特定する特定手段と、
前記印刷サイズ取得手段により取得された印刷サイズと、前記特定手段により特定された面積占有率とに基づいて、前記撮像画像が合成された文書データを該印刷サイズで印刷したときの粒子感が目立たない解像度を決定する解像度決定手段と、
前記外部出力手段により前記編集画像関連情報を前記外部機器に送信する際に、当該編集画像関連情報に含まれる撮影画像の解像度を前記解像度決定手段により決定された解像度に基づいて調整する送信解像度調整手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記取得手段により取得した前記外部画像情報が文書編集の対象であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により前記外部画像情報が文書編集の対象でないと判別された場合は、前記外部画像情報を通常の撮影画像と同じ扱いで処理し、前記判別手段により前記外部画像情報が文書編集の対象であると判別された場合は、前記表示手段、前記編集指示手段、前記表示状態変更手段、および前記外部出力手段による編集処理を実行させる制御手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記印刷サイズ取得手段は、前記取得手段により取得される前記外部画像情報とともに文書データの印刷サイズに係る寸法情報を取得することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段により取得された前記撮像画像情報に係る撮像画像をトリミングするトリミング手段を更に備え、
前記解像度決定手段は、前記撮像画像をトリミングして得られる画像の解像度を決定することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。 - 前記解像度決定手段は、前記撮像手段による前記被写体の撮像の際の解像度を決定することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 撮像装置のコンピュータを、
外部機器で作成された文書データを画像に変換して得られた外部画像情報を該外部機器より取得する取得手段と、
被写体を撮像して撮像画像情報を取得する撮像手段と、
前記撮像手段により取得された前記撮像画像情報に係る撮像画像を、前記取得手段により取得された前記外部画像情報に係る外部画像に対して、所定の位置とサイズで合成して表示する表示手段と、
前記表示手段に前記撮像画像及び前記外部画像が表示されている状態で、前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかを変更する編集を指示する編集指示手段と、
前記編集指示手段による編集指示に応じて、前記外部画像に対して合成して表示される前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの表示状態を変更する表示状態変更手段と、
前記表示状態変更手段により表示状態が変更された前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの変更内容を示す編集画像関連情報を、前記外部機器で作成された文書データに対する編集情報として、該外部機器に出力する外部出力手段と、
して機能させることを特徴とするプログラム。 - 外部機器と、撮像装置とを備える編集システムであって、
前記外部機器は、
当該外部機器に記録された文字情報を含む文書データを画像に変換し、この変換された画像を外部画像情報として前記撮像装置に送信する外部機器側出力手段を備え、
前記撮像装置は、
前記外部機器から送信された前記外部画像情報を受信する撮像装置側取得手段と、
被写体を撮像して撮像画像情報を取得する撮像手段と、
前記撮像手段により取得された前記撮像画像情報に係る撮像画像を、前記取得手段により取得された前記外部画像情報に係る外部画像に対して、所定の位置とサイズで合成して表示する表示手段と、
前記表示手段に前記撮像画像及び前記外部画像が表示されている状態で、前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかを変更する編集を指示する編集指示手段と、
前記編集指示手段による編集指示に応じて、前記外部画像に対して合成して表示される前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの表示状態を変更する表示状態変更手段と、
前記表示状態変更手段により表示状態が変更された前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの変更内容を示す編集画像関連情報を、前記外部機器で作成された文書データに対する編集情報として、該外部機器に送信する撮像装置側出力手段とを備え、
前記外部機器は、さらに、
前記撮像装置側出力手段から送信された前記編集画像関連情報を受信する外部機器側取得手段と、
前記外部機器側取得手段により受信された前記編集画像関連情報に基づいて前記文字情報を含む文書データを自動的に編集する自動編集手段と、を備えることを特徴とする編集システム。 - 外部機器と、撮像装置とを用いた編集方法であって、
前記外部機器は、
当該外部機器に記録された文字情報を含む文書データを画像に変換し、この変換された画像を外部画像情報として前記撮像装置に送信する処理を行い、
前記撮像装置は、
被写体を撮像して撮像画像情報を取得する撮像手段を備え、
前記外部機器から送信された前記外部画像情報を受信する処理と、
前記撮像手段により取得された前記撮像画像情報に係る撮像画像を、前記取得手段により取得された前記外部画像情報に係る外部画像に対して、所定の位置とサイズで合成して表示する処理と、
前記撮像画像及び前記外部画像が表示されている状態で、前記撮像画像位置、サイズ、内容のうちのいずれかを変更する編集を指示する処理と、
編集指示に応じて、前記外部画像に対して合成して表示される前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの表示状態を変更する処理と、
表示状態が変更された前記撮像画像の位置、サイズ、内容のうちのいずれかの変更内容を示す編集画像関連情報を、前記外部機器で作成された文書データに対する編集情報として、該外部機器に送信する処理とを行い、
前記外部機器は、さらに、
前記撮像装置から送信された前記編集画像関連情報を受信する処理と、
受信された前記編集画像関連情報に基づいて前記文字情報を含む文書データを自動的に編集する処理とを行うことを特徴とする編集方法。
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