JP5376906B2 - 特徴量抽出装置、物体識別装置及び特徴量抽出方法 - Google Patents

特徴量抽出装置、物体識別装置及び特徴量抽出方法 Download PDF

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Description

本発明は、特徴量抽出装置、物体識別装置及び特徴量抽出方法に関し、例えば、与えられた濃淡画像が人物であるか否かを判断する技術に関する。
従来、与えられた画像が人物画像であるか否かを判定する場合、エッジ特徴を用いることが多い。例えば、エッジ方向ヒストグラム(HOG:Histograms of Oriented Gradients)を用いた物体識別方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
エッジ方向ヒストグラムを用いた物体識別方法について、簡単に説明する。エッジ方向の数をNで表し、与えられたM(画素)×N(画素)の濃淡画像Iから、ある個数のエッジ方向画像Eを求める。ここで、Eを次式のように定義する。
Figure 0005376906
エッジ方向ヒストグラム(HOG)は、次式によって求められる。
Figure 0005376906
エッジ方向ヒストグラムを用いることにより、図8Aのエッジ画像と図8Bのエッジ画像とを識別することができる。つまり、エッジ方向ヒストグラムを用いることにより、エッジ方向の異なる画像を識別することができるようになる。
しかしながら、エッジ方向ヒストグラムを用いた識別方法は、画像全体の統計的な特徴を検出するので、例えば図8Bと図8Cとを識別することは困難である。何故なら、図8Bのエッジ画像と図8Cのエッジ画像との間では、エッジ方向の度数は同一であるからである。この結果、誤認識が生じる。
そこで、図8Bのエッジ画像と図8Cのエッジ画像とを識別できる一つの方法として、エッジの共起性を用いたものが提案されている(例えば非特許文献1参照)。この方法は、エッジの共起性を示す特徴量として、エッジ方向の共起行列(co-occurrence matrix of edge direction)を用いる。エッジ方向の共起行列HCO(i,j)は、次式で表される。
Figure 0005376906
エッジ方向の共起性を用いた画像識別方法では、近隣領域中のエッジ方向を考慮した識別を行うので、エッジ方向ヒストグラムのようにエッジ方向の度数のみを用いた識別では正しく識別できなかったエッジも、正しく識別できるようになる。
特開平5−210739号公報 特開2003−263638号公報 特開2007−156626号公報 Sami Brand, Jorma Laaksonen, Erkki Oja, "Statistical Shape Features in Content-Based Image Retrieval", Proceedings of the 15th International Conference on Pattern Recognition(ICPR’2000), Volume 2, pp. 6062
しかしながら、非特許文献1のような従来のエッジ方向の共起行列を用いた画像識別方法においては、エッジの位置関係が十分に配慮されていないので、物体を誤認識するおそれがある。従来のエッジ方向の共起行列を用いた画像識別方法では、例えば、図8Cと図8Dとの識別が困難である。因みに、図8Dのようなエッジパターンは、人物画像の「肘」によく出るパターンであり、図8Cのようなエッジパターンは、「木」によく出るエッジパターンである。よって、例えば歩行者を識別しようとする場合に、「木」の画像を誤って歩行者の画像であると誤認識する可能性があり、不十分であった。
本発明は、かかる点を考慮してなされたものであり、エッジの位置関係の違いに起因するエッジパターンの違いをも識別し得、例えば人物画像の識別精度を向上し得る特徴量抽出装置、物体識別装置及び特徴量抽出方法を提供する。
本発明の特徴量抽出装置の一つの態様は、画像からエッジを抽出するエッジ画像抽出部と、所定画素のエッジ方向及び前記所定画素の近隣領域に存在するエッジ画素のエッジ方向の少なくとも一方、前記近隣領域を分割してなる複数の分割領域のうち前記エッジ画素が含まれる分割領域の前記近隣領域における位置との組み合わせの個数の要素からなるエッジ空間共起マトリクスを、画像の特徴量として算出する特徴量算出部と、を具備する構成を採る。
本発明の物体識別装置の一つの態様は、前記特徴量抽出装置と、前記特徴量抽出装置によって得られた複数の特徴量をそれぞれ入力し、入力した特徴量と予め学習によって獲得された識別関数とから推定値を出力する複数の弱識別器と、前記複数の弱識別器から出力された推定値を足し合わせる結合部と、足し合わされた推定値を閾値判定する判定部と、を具備する構成を採る。
本発明の特徴量抽出方法の一つの態様は、エッジ画像抽出部が、画像からエッジを抽出、特徴量算出部が、所定画素のエッジ方向及び前記所定画素の近隣領域に存在するエッジ画素のエッジ方向の少なくとも一方と、前記近隣領域を分割してなる複数の分割領域のうち前記エッジ画素が含まれる分割領域の前記近隣領域における位置との組み合わせの個数の要素からなるエッジ空間共起マトリクスを、画像の特徴量として算出するようにした
本発明によれば、エッジの位置関係の違いに起因するエッジパターンの違いをも識別し得、例えば人物画像の識別精度を向上し得る。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[全体構成]
図1に、本発明の実施の形態に係る物体識別装置の全体構成を示す。本実施の形態では、物体識別装置100によって、主に、人物画像を識別する場合について説明するが、物体識別装置100の識別対象は人物画像に限らない。
物体識別装置100は、画像取得部101によって画像を取得する。画像取得部101は、例えばカメラやスキャナである。画像取得部101は、画像を取得し、さらに取得した画像に対して必要な部分を切り出したり、画像変換といった前処理を施すことにより、濃淡画像データS1を得、これを出力する。
ノイズ除去部102は、濃淡画像データS1のノイズを除去する。実際上、ノイズ除去部102としてはノイズ除去フィルタを用いればよく、ノイズ除去フィルタとしてはメディアンフィルタ、シャープフィルタ又は平均値フィルタ等を用いればよい。ノイズが除去された濃淡画像データS2は、画像サイズ正規化部103に出力される。
画像サイズ正規化部103は、ノイズが除去された濃淡画像S2をサイズ正規化する。すなわち、画像サイズ正規化部103は、入力された濃淡画像を、予め決めたサイズにサイズ変更する。例えば、入力された画像が決られたサイズよりも小さい場合には拡大操作し、入力された画像が決められたサイズよりも大きい場合には縮小操作する。本実施の形態の例では、画像正規化のサイズとして64(画素)×128(画素)を採用し、全ての画像を64(画素)×128(画素)の画像サイズに変更する。サイズ正規化された画像データS3は、エッジ抽出部104に出力される。
エッジ抽出部104は、サイズ正規化された濃淡画像S3からエッジを抽出する。エッジ抽出部104は、例えば濃淡画像データS3を微分することで、エッジ方向画像データS4を得る。エッジ方向画像データS4は、特徴量算出部105に出力される。
特徴量算出部105は、エッジ方向画像データS4から特徴量S5を算出し、これを識別部106に出力する。識別部106は、特徴量S5に基づいて、入力画像(すなわち画像取得部101によって取得された画像)が人物画像であるか否かを識別する。
[特徴量算出部]
図2に、特徴量算出部105の構成を示す。特徴量算出部105は、エッジ抽出部104で得たエッジ方向画像を画像切り出し部105−1に入力する。画像切り出し部105−1は、図3A、図3Bに示すように、エッジ画像から所定領域AR1、AR2の画像を切り出す。図3A、図3Bは、5(画素)×5(画素)からなる領域AR1、AR2が切り出された例を示す。なお、図3Aは人物画像によく出るエッジパターンの例を示し、図3Bは木の画像によく出るエッジパターンの例を示す。ここで、領域AR1、AR2の中心画素P0が空間位置関係の基準点である。
以下、図3Aの領域AR1が切り出された場合を例に説明する。領域AR1内のエッジ画像データは、中心エッジ画素のエッジ方向判定部105−2と、近隣エッジ画素のエッジ方向判定部105−3と、エッジ画素の空間位置関係検出部105−4と、に出力される。
ここで、本実施の形態では、図4に示すように、エッジ方向を例えば6方向に分ける。各エッジ方向1〜6は、以下の範囲である。
エッジ方向1:0°〜30°,180°〜210°
エッジ方向2:30°〜60°,210°〜240°
エッジ方向3:60°〜90°,240°〜270°
エッジ方向4:90°〜120°,270°〜300°
エッジ方向5:120°〜150°,300°〜330°
エッジ方向6:150°〜180°,330°〜360°
なお、あるエッジ画素におけるエッジ方向は、当該画素と、当該画素に隣接する横と縦方向の画素との輝度の差分(勾配)のarctan演算で求められる。前記輝度の差分が所定値より大きい場合、当該画素のエッジ方向を得られたエッジ方向とし、所定値以下の場合、当該画素がエッジ画像でないと判定し、エッジ方向を−1とする。
中心エッジ画素のエッジ方向判定部105−2は、図3Aの中心画素P0(座標(x、y)の画素)のエッジ方向を求め、求めたエッジ方向を演算部105−5に出力する。
近隣エッジ画素のエッジ方向判定部105−3は、中心画素P0の近隣領域に存在するエッジ画素のエッジ方向を求め、求めたエッジ方向を演算部105−5に出力する。図3Aの場合には、中心画素P0の近隣領域に4つのエッジ画素が存在するので、近隣エッジ画素のエッジ方向判定部105−3は、この4つのエッジ画素それぞれのエッジ方向を判定する。
これに加えて、本実施の形態の特徴量算出部105は、エッジ画素の空間位置関係検出部105−4によって、エッジ画素の空間位置関係を検出する。エッジ画素の空間位置関係検出部105−4は、中心画素P0の近隣領域に存在するエッジ画素が、中心画素P0の近隣領域を複数の領域に分割してなる分割領域のうちのどの分割領域に存在するかを検出する。図5に、近隣領域の分割の例を示す。図5の例では、近隣領域が8個の領域R〜Rに分割されている。エッジ画素の空間位置関係検出部105−4は、各エッジ画素が領域R〜Rのうちのどの領域に位置するかを検出する。
演算部105−5は、中心エッジ画素のエッジ方向判定部105−2と、近隣エッジ画素のエッジ方向判定部105−3と、エッジ画素の空間位置関係検出部105−4と、によって得られた検出結果を用いて、3次元のヒストグラムを算出する。この3次元のヒストグラムは、エッジ空間共起マトリクス(spatial co-occurrence matrix of edge directions)と呼ぶことができる。このエッジ空間共起マトリクスについて説明する。
ここで、エッジ方向の数をNで表し、与えられたM(画素)×N(画素)のエッジ画像S4から、ある個数(図3Aの場合には6個)のエッジ方向画像Eを求める。ここで、Eを、次式のように定義する。
Figure 0005376906
ここで、空間位置関係の基準点である中心画素P0のエッジ方向の番号をiとし、中心画素P0の近隣領域に存在する画素(図3A、図3Bの場合、中心画素P0の周囲の24個の画素)のエッジ方向の番号をjとし、中心画素P0の近隣領域に存在する画素の位置番号をkとすると、演算部105−5は、次式によって、エッジ空間共起マトリクスHSCO(i,j,k)を求める。
Figure 0005376906
なお、式(5)におけるRは、図5に示すように、分割領域番号を示す。
式(5)で表されるエッジの空間共起マトリクスHSCO(i,j,k)は、所定画素(中心画素P0)のエッジの方向と、所定画素の近隣領域に存在するエッジ画素のエッジ方向と、所定画素と近隣領域に存在するエッジ画素との空間位置関係と、によって規定したエッジ画素の個数を、画像の特徴量として算出したものである。式(5)で表されるエッジの空間共起マトリクスHSCO(i,j,k)は、画像全体に対し、エッジの位置関係が考慮されているので、従来のエッジヒストグラム(HOG)や従来のエッジ共起マトリクス(co-occurrence matrix of edge directions)によっては区別できない図形も、区別できる能力がある。
ここで、例えば、HSCO(4,3,3)の値は、エッジ方向4(90°〜120°,270°〜300°)の画素の右上方向(位置R)にあるエッジ方向3(60°〜90°,240°〜270°)の画素の数である。図3Bに示した、木の画像によく出るエッジパターンにおいては、この値(特徴量)が大きいはずである。具体的には、図3Bのエッジパターンの場合には、HSCO(4,3,3)=2となる。これに対して、図3Aのエッジパターンの場合には、HSCO(4,3,3)=0となる。
また、HSCO(4,3,6)の値は、エッジ方向4(90°〜120°,270°〜300°)の画素の左下方向(位置R)にあるエッジ方向3(60°〜90°,240°〜270°)の画素の数である。図3Aに示した、人物の画像によく出るエッジパターンにおいては、この値(特徴量)が大きいはずである。具体的には、図3Aのエッジパターンの場合には、HSCO(4,3,6)=2となる。これに対して、図3Bの場合には、エッジパターンの場合には、HSCO(4,3,6)=0となる。
このようにして、エッジ画像の全画素に対し、演算部105−5は、i,j,kの全ての組み合わせについて、エッジ空間共起マトリクスHSCO(i,j,k)を求める。本実施の形態の例では、i=1,2,………,6であり、j=1,2,………,6であり、k=1,2,………,8であるので、6×6×8=288個の要素からなるエッジ空間共起マトリクスが得られる。すなわち、特徴量S5として、288個の特徴量(3次元ヒストグラム)が得られる。
[識別部]
図6に、識別部106の構成を示す。識別部106は、複数の弱識別器106−11〜106−1nと、結合部106−2と、判定部106−3とを有する。
弱識別器106−11〜106−1nには、特徴量算出部105によって得られた特徴量S5(特徴量1〜n)が入力される。弱識別器106−11〜106−1nは、特徴量1〜nに対応した数だけ設けられている。本実施の形態の例では、288個の弱識別器が設けられているが、これより少ない数でも構わない。
弱識別器106−11〜106−1nは、予め学習によって獲得された特徴量及びそれに対応する識別関数を有する。具体的には、物体識別装置100によって人物を識別しようとする場合には、学習時に、トレーニング画像として大量の人物画像と非人物画像を用い、物体識別装置100の特徴量算出部105の出力結果S5を求め、機械学習手法、例えば、ブースティング手法により学習を行うことにより、各弱識別器106−11〜106−1nが人物画像の各特徴量に対応した識別関数を獲得する。
そして、実際の画像識別時には、特徴量算出部105から入力される特徴量1〜nと、予め学習によって獲得されている上記識別関数とを用いて、各特徴量に対応する人物である推定値h〜hが出力される。
各推定値h〜hは、結合部106−2によって足し合わされ、これにより得られた推定値Hが判定部106−3に出力される。判定部106−3は、推定値Hを閾値判定し、推定値Hが所定の閾値よりも大きい場合には、入力画像が人物画像であると判定し、判定結果S6を出力する。
[動作]
次に、図7を用いて、物体識別装置100における動作について説明する。ここでは、特に本発明の特徴である、特徴量算出部105及び識別部106の動作について説明する。
物体識別装置100は、ステップST10で、特徴量算出及び識別処理を開始すると、ステップST11で、特徴量算出部105における、画像の全画素に対し、中心エッジ画素のエッジ方向判定部105−2、近隣エッジ画素のエッジ方向判定部105−3及びエッジ画素の空間位置関係検出部105−4が、各エッジ画素のエッジ方向とエッジ位置関係を検出する。
続くステップST12では、特徴量算出部105の演算部105−5が、式(5)によってエッジ空間共起マトリクスを特徴量S5として算出する。
続くステップST13では、対応する弱識別器106−11〜106−1nに、エッジ空間共起マトリクスの要素である対応する特徴量(特徴量1〜n)を入力する。
続くステップST14では、各弱識別器106−11〜106−1nが推定値h(i=1〜n)を算出する。続くステップST15では、結合部106−2が推定値Hを算出する。
続くステップST16では、判定部106−3が推定値Hを閾値判定する。推定値Hが閾値よりも大きい場合には、判定部106−3は、ステップST17に移って、入力画像が人物画像であると判断し、判定結果S6として「1」を出力する。これに対して、推定値Hが閾値以下の場合には、判定部106−3は、ステップST18に移って、入力画像が非人物画像であると判断し、判定結果S6として「−1」を出力する。
ステップST17又はステップST18の後、ステップST19にて、特徴量算出及び識別処理が終了される。
[効果]
以上説明したように、本実施の形態によれば、特徴量算出部105が、所定画素(実施の形態の場合、中心画素)のエッジの方向と、前記所定画素の近隣領域に存在するエッジ画素のエッジ方向と、前記所定画素の近隣領域に存在するエッジ画素との空間位置関係と、によって規定したエッジ画素の個数(3次元ヒストグラム)を画像の特徴量S5として算出したことにより、エッジの位置関係をも表現した特徴量S5を得ることができる。この結果、エッジの位置関係の違いに起因するエッジパターンの違いをも識別し得、例えば人物画像の識別精度を向上できるようになる。
また、本実施の形態で算出するエッジ空間共起マトリクス(特徴量)は、グローバルな特徴であるので、画像中の人物に位置ずれや姿勢変動にロバスト性のある特徴量を得ることができる。
[他の実施の形態]
なお、上述の実施の形態では、所定画素のエッジの方向と、前記所定画素の近隣領域に存在するエッジ画素のエッジ方向と、前記所定画素の近隣領域に存在するエッジ画素との空間位置関係と、によって規定したエッジ画素の個数(3次元ヒストグラム)を画像の特徴量として算出した場合について述べたが、例えば、所定画素のエッジの方向と、前記所定画素の近隣領域に存在するエッジ画素との空間位置関係と、によって規定したエッジ画素の個数(2次元ヒストグラム)を画像の特徴量として算出してもよい。
この場合、特徴量算出部105の構成を、図2の構成から近隣エッジ画素のエッジ方向判定部105−3を省略した構成とすると共に、演算部105−5が次式によりエッジ空間共起マトリクスH(i,k)を求めればよい。
Figure 0005376906
このようにした場合には、上述の実施の形態と比較すると、識別精度は低下すると考えられるが、上述の実施の形態と同様にエッジの位置関係が表現された特徴量を得ることができるので、エッジの位置関係の違いに起因するエッジパターンの違いを識別できる。
また、所定画素の近隣領域に存在するエッジ画素のエッジ方向と、前記所定画素の近隣領域に存在するエッジ画素との空間位置関係と、によって規定したエッジ画素の個数(2次元ヒストグラム)を画像の特徴量として算出してもよい。
この場合、特徴量算出部105の構成を、図2の構成から中心エッジ画素のエッジ方向判定部105−2を省略した構成とすると共に、演算部105−5が次式によりエッジ空間マトリクスH(j,k)を求めればよい。
Figure 0005376906
なお、上述の実施の形態では、識別部106を複数の弱識別器106−11〜106−1nを有する構成とした場合について述べたが、識別部106の構成はこれに限らない。本発明は、特に、特徴量算出部105による特徴量の算出処理に特徴があるので、それ以外の構成は適宜変更してもよい。
本発明は、エッジの位置関係の違いに起因するエッジパターンの違いをも識別できる効果を有し、例えば人物画像を識別するのに好適である。
本発明の実施の形態に係る物体識別装置の全体構成を示すブロック図 特徴量算出部の構成を示すブロック図 人物画像によく出るエッジパターンの例を示す図 木の画像によく出るエッジパターンの例を示す図 エッジ方向の例を示す図 近隣領域の分割の例を示す図 識別部の構成を示すブロック図 特徴量算出部及び識別部の動作の説明に供するフローチャート エッジパターンの例を示す図
符号の説明
100 物体識別装置
104 エッジ抽出部
105 特徴量算出部
106 識別部
106−11〜106−1n 弱識別器
106−2 結合部
106−3 判定部

Claims (5)

  1. 画像からエッジを抽出するエッジ画像抽出部と、
    所定画素のエッジ方向及び前記所定画素の近隣領域に存在するエッジ画素のエッジ方向の少なくとも一方、前記近隣領域を分割してなる複数の分割領域のうち前記エッジ画素が含まれる分割領域の前記近隣領域における位置との組み合わせの個数の要素からなるエッジ空間共起マトリクスを、画像の特徴量として算出する特徴量算出部と、
    を具備する特徴量抽出装置。
  2. 画像からエッジを抽出するエッジ画像抽出部と
    前記画像の特徴量を、次の式(1)又は式(2)によって算出する特徴量算出部と、
    を具備する特徴量抽出装置。
    Figure 0005376906
    i,j:エッジ方向の番号,i=1,…,Ni , j=1,…,Ni
    Ni:エッジ方向の数
    k:エッジ画素の位置番号,k=1,…,Nk
    Nk:分割子領域の数
    Figure 0005376906
    i,j:エッジ方向の番号,i=1,…,Nj , j=1,…,Nj
    Nj:エッジ方向の数
    k:エッジ画素の位置番号,k=1,…,Nk
    Nk:分割子領域の数
    但し、式(1)及び式(2)において、N,Mは特徴量を算出する対象領域の縦方向及び横方向の画素数を示し、(x,y)は所定画素の座標を示し、Rk(x,y)は画素(
    x,y)のk番目の近隣領域を示し、Ei,Ejは、次の式(3)により定義されたもの
    である。
    Figure 0005376906
  3. 画像からエッジを抽出するエッジ画像抽出部と
    前記画像の特徴量を、次の式(4)によって算出する特徴量算出部と、
    を具備する特徴量抽出装置。
    Figure 0005376906
    i,j:エッジ方向の番号,i=1,…,Ni , j=1,…,Ni
    Ni:エッジ方向の数
    k:エッジ画素の位置番号,k=1,…,Nk
    Nk:分割子領域の数
    但し、式(4)において、N,Mは特徴量を算出する対象領域の縦方向及び横方向の画素数を示し、(x,y)は所定画素の座標を示し、Rk(x,y)は画素(x,y)のk番目の近隣領域を示し、Ei,Ejは、次の式(5)により定義されたものである。
    Figure 0005376906
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の特徴量抽出装置と、
    前記特徴量抽出装置によって得られた複数の特徴量をそれぞれ入力し、入力した特徴量と予め学習によって獲得された識別関数とから推定値を出力する複数の弱識別器と、
    前記複数の弱識別器から出力された推定値を足し合わせる結合部と、
    足し合わされた推定値を閾値判定する判定部と、
    を具備する物体識別装置。
  5. エッジ画像抽出部が、画像からエッジを抽出し、
    特徴量算出部が、所定画素のエッジ方向及び前記所定画素の近隣領域に存在するエッジ画素のエッジ方向の少なくとも一方と、前記近隣領域を分割してなる複数の分割領域のうち前記エッジ画素が含まれる分割領域の前記近隣領域における位置との組み合わせの個数の要素からなるエッジ空間共起マトリクスを、画像の特徴量として算出する、
    特徴量抽出方法。
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