JP4980418B2 - 創薬標的タンパク質及び標的遺伝子、並びにスクリーニング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、生理活性物質の開発、例えば創薬に有用な標的タンパク質および標的遺伝子;生理活性物質のスクリーニング方法および該スクリーニング方法により得られる物質;生理活性の調節剤;生理活性物質の誘導体および該誘導体の製造方法;ならびに生理活性物質とその標的タンパク質とを含む複合体および当該複合体の製造方法などに関する。
従来、新薬開発研究は極めて成功率の低いものであり、約100個の研究プロジェクトのうち上市にまで至るものは1〜2個にすぎない(D.Brown and G.Superti−Furga,Drug Discovery Today,Dec,2003)。これは多くの場合、開発候補化合物の経済性、安全性あるいは効能のいずれかに問題が生じ、開発が中止されてしまうことによる(Dimasi,Clin Pharmacol Ther,69,297−307,2001)。
製薬企業は売上高の10〜20%を研究開発費に費やしており、研究開発費の効率的な運用が企業の競争力を確保するために極めて重要である。さらに研究開発費の約80%が開発段階における高コストの臨床試験に費やされるため、開発段階に移行する前の初期段階で適切な候補化合物の選択を行うことが最も重要であるといえる。
一方、近年、世界的なレベルで様々な生物のゲノム配列の解明とその解析が進められており、特にヒトのゲノムについては世界的な協力体制のもとでその解析が進められて、2003年4月に全配列解析の終了が宣言された。全ゲノム配列が解明されたことにより、全ての遺伝子の機能や制御、あるいは遺伝子間、タンパク質間、細胞間さらには個体間における相互作用のネットワークとして複雑な生命現象を解析することが可能になりつつある。このようなゲノム情報は単に学術分野における重要性のみならず、医薬品開発等の各種産業にも大きな変革をもたらしている。
例えば、これまでに汎用されてきた医薬品の標的タンパク質は約480種であり、また、それら標的タンパク質は、膜受容体、酵素、イオンチャネル、あるいは核内受容体等に限定されることが報告されている(J.Drews,Science,297,1960−1964,2000)。これに対して、ゲノム情報に基づく標的タンパク質探索が行われることによって、従来の標的タンパク質の範疇に属さない新規タンパク質も含め、極めて多数の標的タンパク質が次々と見出され、その総数は約1,500種類になるのではないかと予想されている(A.L.Hopkins & C.R.Groom,Nature Reviews;Drug Discovery,1,727−730,2002)。
しかし、ゲノム情報のような大量のデータに対応するためのインフラ整備と、臨床開発費用の高騰等によって、製薬企業の研究開発費はますます増大しているにも関わらず、新薬の承認数はむしろ減少する傾向にある(Nature Reviews;Drug Discovery,Feb,2003)。これは、上記のようなゲノム情報の活用が実際には効率的に行われていないことを示している。
これらの状況を解決するための手段として、永島らは「医療および他の用途に用いる化合物の発見および創製のための方法、システム、装置、および機器」を発明し、特許出願した(特表2004−509406号公報)。
この出願では、化合物とタンパク質との相互作用を評価するために有用でありかつ医療および他の分野における化合物の発見を目的とするそのような評価の結果として生ずる情報を利用するために有用な方法、システム、データベース、ユーザーインターフェース、ソフトウェア、媒体、およびサービスが開示されており、さらに創薬のための新規標的タンパク質の非常に大きなプール、新規薬物を設計するための新規な方法および治療的な目的のための従前には思いもよらない仮想的に合成された低分子のプールを生成することをめざした。
詳細には、この出願には、以下の工程を含む、新規の創薬標的として適当であるタンパク質または部分タンパク質を同定する方法:
(i)選択された標的化合物に対して所望の親和性および特異性をもつ複数のタンパク質または部分タンパク質を選択する工程;
(ii)該タンパク質または該部分タンパク質の構造および機能を特定する工程;および
(iii)所望の機能をもつ単一タンパク質または単一部分タンパク質を選択する工程
であり、また、以下の段階を含む、薬物の発見方法:
(i)上記の方法を用いて選択された該標的化合物の化学構造を検討する工程;および
(ii)選択された該標的化合物の構造を化学的に修飾して、新規の薬物標的として適当である該タンパク質または該部分タンパク質に対して、修飾された化合物の親和性および特異性を最適化する工程
が開示されていた。
さらにここで開示された方法の特徴は、選択された該標的化合物が医療用として承認されたものであることであった。
従来、使用されてきた医薬品には、その標的タンパク質が知られていないもの、あるいは標的タンパク質が知られていても、そのタンパク質を介したメカニズムでは、その医薬品の薬効や副作用のすべてを説明できないもの、が数多く存在する。
代表的な例として、最も古くから使われてきた医薬品のひとつであるアスピリンの例を挙げることができる。アスピリンは100年以上前にはじめて市販された当時は、その抗炎症作用のメカニズムは不明であった。それから約70年を経て、アスピリンがシクロオキシゲナーゼ(COX)阻害作用を有することが明らかになった。その後さらに20年を経て、COXにはCOX−1とCOX−2のサブタイプが存在し、アスピリンの主薬効はCOX−2阻害によるものであり、COX−1阻害作用が胃腸障害等の副作用の原因であることが解明された。しかし、それでもまだ、アスピリンの標的タンパク質の全てが明らかになったわけではない。近年、アスピリンに制癌作用や抗痴呆作用があることが臨床的に明らかになっているが、これらの薬効はCOX阻害では説明できない。一方、最近になってアスピリンがIKKβのような転写因子やPPAR−γのような核内受容体に作用するとの報告が数多くなされているが、これらとアスピリンの種々の薬効との関連は今のところ明確ではない。
このようなことから、従来使用されてきた医薬品の標的タンパク質を解明することは、新規の創薬標的タンパク質を発見するうえで、非常に有効な方法であるといえる。
また、上記の公開特許の発明者の一人である平山らは、日本国内で市販されている約1,500種類の医薬品について、それらの構造と物性データを統合したデータベースを作成し、既存の医薬品化合物に共通の構造的な特徴があることを見出している(Chem−Bio Informatics Journal,1,18−22,2001)。従来汎用されてきた医薬品は、その開発過程において、体内移行性や安全性の問題をクリアしてきた優等生である。それら医薬品をプローブとして新規標的タンパク質探索を行い、さらにそれら医薬品の構造を基に新規開発候補化合物を考案することは、非常に合理的かつ効率的と考えられる。
次に、新規標的タンパク質を探索する過程において、どのようにゲノム情報を活用していくかが問題となる。単にゲノム配列が決定されただけで、全ての遺伝子の機能が明らかになり、創薬標的タンパク質が見出されるわけではない。ヒトには約3〜4万種類の遺伝子が存在すると推測されており、さらにオルタナティブスプライシングによるバリアントも考慮に入れると10万種以上のmRNAが存在すると言われている。そこで、ゲノム配列から明らかにされてくる膨大な量の新しい遺伝子のなかで、医薬品開発等の産業利用において有用な機能を有するものを、効率的に選別同定していくことが重要となる。
真核生物のゲノム配列は多くの場合、一つの遺伝子がイントロンによって複数のエキソンに分断されているため、遺伝子の配列情報だけからそれによってコードされるタンパク質の構造を正確に予測することはできない。これに対して、イントロンが除かれたmRNAから作製されるcDNAでは、タンパク質のアミノ酸配列の情報が一つの連続した配列情報として得られるため、容易にその一次構造を明らかにすることが可能である。
特に完全長cDNAを対象とした解析を行うことにより、その5’末端配列からゲノム配列上でのmRNA転写開始点が特定できる上、その配列の中に含まれるmRNAの安定性や翻訳段階での発現制御に関わる因子の解析が可能である。また、翻訳開始点であるATGコドンを5’側に含むことから、正しいフレームでタンパク質への翻訳を行うことができる。したがって、適当な遺伝子発現系を適用することで、そのcDNAがコードするタンパク質を大量に生産したり、タンパク質を発現させてその生物学的活性を解析することも可能になる。このように、全長cDNAから発現されたタンパク質を用いた解析を行うことにより、ゲノム配列解析のみでは得られない重要な情報が得られ、さらには従来の創薬標的タンパク質の範疇に属さないような新規標的タンパク質を発見することが可能であると考えられる。
本発明は、生理活性物質開発(例えば、創薬)の標的タンパク質および標的遺伝子、並びにこれらを利用する新規生理活性物質を開発し得る種々の手段などを提供することを目的とする。
本発明者らは、ヒトタンパク質と医薬品として使用されてきた化合物の相互作用をSEC−MS法で解析することにより、新規医薬の開発に有用であり得る新規創薬標的タンパク質について鋭意探索したところ、生理活性物質の開発、例えば創薬に有用な新規標的タンパク質および新規標的遺伝子を見出した。この知見より、本発明者らは、これらの遺伝子の発現または機能を調節する物質が、種々の生理活性を調節し得る物質であること、並びに種々の生理活性を調節し得る物質を開発するためには、これらの遺伝子の発現または機能を調節する物質をスクリーニングすればよいこと、あるいはこれら生理活性物質を、その標的遺伝子の発現または機能を調節し得るように誘導体化すればよいことなどを着想し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、以下のものを提供する:
〔1〕生理活性物質Xに関連する作用を調節し得る物質のスクリーニング方法であって、被験物質が標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子の発現または機能を調節し得るか否かを評価することを含み、生理活性物質Xと標的タンパク質Yとの組合せが、以下(a1)〜(a338)(必要に応じて「組合せA」と省略)のいずれかである、方法:
(a1)トリメチルコルヒチン酸と、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a2)アセノクマロールと、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a3)アセトプロマジンと、配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a4)アセチルコリンと、配列番号2、配列番号122で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a5)アクラルビシンと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a6)アクチノマイシンDと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a7)アデニンと、配列番号65で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a8)アジュマリシンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a9)アルベンダゾールと、配列番号37、配列番号69、配列番号72、配列番号98、配列番号128で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a10)アラントインと、配列番号110で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a11)アロプリノールと、配列番号134で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a12)アルベリンと、配列番号4、配列番号28で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a13)アミカシンと、配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a14)アミノカプロン酸と、配列番号130で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a15)6−ベンジルアミノプリンと、配列番号23で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a16)アミオダロンと、配列番号37、配列番号83、配列番号92、配列番号94、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a17)アミトリプチリンと、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a18)アモキサピンと、配列番号13、配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a19)アンピシリンと、配列番号106で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a20)アンプロリウムと、配列番号88で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a21)アムリノンと、配列番号60で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a22)アンチピリンと、配列番号35、配列番号47、配列番号55、配列番号63で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a23)アルテミシンと、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a24)アステミゾールと、配列番号83、配列番号100で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a25)アトロピン−N−オキシドと、配列番号59で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a26)バカンピシリンと、配列番号8で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a27)バシトラシンと、配列番号14、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a28)ベンフルオレクスと、配列番号2で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a29)ベンペリドールと、配列番号27、配列番号48で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a30)ベンザルコニウムと、配列番号138で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a31)ベンズブロマロンと、配列番号69で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a32)ベンゼトニウムと、配列番号18で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a33)ベンズフェタミンと、配列番号76、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a34)ベプリジルと、配列番号96で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a35)ベルランビンと、配列番号4で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a36)ベタネコールと、配列番号30で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a37)ビククリン(+)と、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a38)ブレオマイシンと、配列番号25、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a39)ボルジンと、配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a40)ブプロピオンと、配列番号53、配列番号66、配列番号82で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a41)ブスルファンと、配列番号89で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a42)カプレオマイシンと、配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a43)カルバマゼピンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a44)カルビマゾールと、配列番号60、配列番号67で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a45)セフィキシムと、配列番号140で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a46)セフォニシドと、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a47)セフォキシチンと、配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a48)セレスチンブルーと、配列番号5、配列番号19、配列番号24、配列番号127、配列番号134、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a49)セントロフェノキシンと、配列番号25、配列番号57で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a50)クロラムブシルと、配列番号69、配列番号75、配列番号92で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a51)クロルヘキシジンと、配列番号37、配列番号100、配列番号104、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a52)クロルプロパミドと、配列番号120で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a53)クロモマイシンA3と、配列番号14、配列番号33、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a54)シクロピロクスと、配列番号19、配列番号118、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a55)シノキサシンと、配列番号109で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a56)クレボプリドと、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a57)クレミゾールと、配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a58)クレンブテロールと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a59)クリジニウムと、配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a60)クロベタゾンと、配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a61)クロファジミンと、配列番号8、配列番号64、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a62)クロフィリウムと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a63)クロミフェンと、配列番号69、配列番号92、配列番号100、配列番号114、配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a64)クロナゼパムと、配列番号122で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a65)クロペラスチンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a66)クロチアゼパムと、配列番号21、配列番号95、配列番号98、配列番号141で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a67)クロキサシリンと、配列番号101で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a68)クロザピンと、配列番号45で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a69)シアノコバラミンと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a70)シクロベンザプリンと、配列番号13、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a71)シクロスポリンAと、配列番号76、配列番号81、配列番号131で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a72)シプロヘプタジンと、配列番号21、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a73)シタラビンと、配列番号44で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a74)ダナゾールと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a75)ダントロレンと、配列番号57で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a76)デフェロキサミンと、配列番号121で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a77)デシプラミンと、配列番号87、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a78)デキサメタゾンと、配列番号22で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a79)ジアゼパムと、配列番号20で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a80)ジブカインと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a81)ジサイクロミンと、配列番号13、配列番号32、配列番号94、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a82)ジダノシンと、配列番号44で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a83)ジフロラゾンと、配列番号117で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a84)ジギトキシゲニンと、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a85)ジギトキシンと、配列番号116、配列番号121で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a86)ジヒドロエルゴクリスチンと、配列番号3、配列番号8、配列番号37、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a87)ジヒドロエルゴタミンと、配列番号3、配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a88)ジヒドロストレプトマイシンと、配列番号58、配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a89)ジメンヒドリナートと、配列番号103で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a90)ジピリダモールと、配列番号19、配列番号97で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a91)DO897/99と、配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a92)ドンペリドンと、配列番号124で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a93)ドスレピンと、配列番号13、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a94)ドキサゾシンと、配列番号8、配列番号37、配列番号75、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a95)ドキセピンと、配列番号4、配列番号13、配列番号28、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a96)ドキソルビシンと、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a97)ドロペリドールと、配列番号108で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a98)エブルナモニンと、配列番号53で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a99)エコナゾールと、配列番号98、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a100)エリプチシンと、配列番号64、配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a101)エリスロマイシンと、配列番号40で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a102)エタンブトールと、配列番号66で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a103)エチステロンと、配列番号110で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a104)フェルバメートと、配列番号120で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a105)フェンベンダゾールと、配列番号39、配列番号69、配列番号75、配列番号92、配列番号98、配列番号136、配列番号145で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a106)フェンジリンと、配列番号95、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a107)フェノフィブラートと、配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a108)フラボキサートと、配列番号37、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a109)フルドロコルチゾンと、配列番号9で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a110)フルナリジンと、配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a111)フルペンチキソールと、配列番号83、配列番号92、配列番号100、配列番号104、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a112)フルフェナジンと、配列番号60で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a113)フルボキサミンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a114)ホスカルネットと、配列番号10、配列番号50、配列番号125で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a115)フシジン酸と、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a116)GBR12909と、配列番号81、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a117)グラフェニンと、配列番号13、配列番号32、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a118)グリセオフルビンと、配列番号4、配列番号19、配列番号126で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a119)グアンファシンと、配列番号4、配列番号89で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a120)ハルマリンと、配列番号79で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a121)ヘキソバルビタールと、配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a122)ヒカントンと、配列番号132で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a123)ヒダントインと、配列番号139で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a124)ヒドラスチニンと、配列番号43で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a125)ヒドロキシクロロキンと、配列番号32、配列番号59、配列番号70で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a126)イプロニアジドと、配列番号142で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a127)イソコナゾールと、配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a128)イソソルビドと、配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a129)イソクスプリンと、配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a130)イベルメクチンと、配列番号83、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a131)ケタミンと、配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a132)ケリンと、配列番号98、配列番号137で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a133)ラナトシドCと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a134)レバミゾールと、配列番号29で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a135)チロキシンLと、配列番号75、配列番号80、配列番号145、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a136)リドカインと、配列番号59で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a137)リオチロニンと、配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a138)ロメフロキサシンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a139)ロペラミドと、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a140)ロキサピンと、配列番号64で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a141)マプロチリンと、配列番号4、配列番号13、配列番号28、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a142)メベンダゾールと、配列番号7、配列番号11、配列番号37、配列番号42、配列番号72、配列番号75、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a143)メブヒドロリンと、配列番号5で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a144)メクロジンと、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a145)メフロキンと、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a146)メゲストロールと、配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a147)メルファランと、配列番号106で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a148)メフェンテルミンと、配列番号125で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a149)メゾリダジンと、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a150)メタンピシリンと、配列番号110、配列番号142で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a151)メトエルゴタミンと、配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a152)メタゾラミドと、配列番号140で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a153)チアマゾールと、配列番号26、配列番号86、配列番号90、配列番号107、配列番号111で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a154)メチオニンスルフォキシミン(L)と、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a155)メトトリメプラジンと、配列番号13、配列番号21、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a156)メトキシフェナミンと、配列番号48で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a157)メチレンブルーと、配列番号51で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a158)メチキセンと、配列番号92、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a159)メトクロプラミドと、配列番号15、配列番号133で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a160)メキシレチンと、配列番号16で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a161)ミアンセリンと、配列番号21、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a162)ミコナゾールと、配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a163)ミフェプリストンと、配列番号83、配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a164)ミノキシジルと、配列番号28で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a165)ミソプロストールと、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a166)ミコフェノール酸と、配列番号35で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a167)ナルブフィンと、配列番号122で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a168)ナファゾリンと、配列番号46で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a169)ニクロサミドと、配列番号101で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a170)ニフェナゾンと、配列番号24で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a171)ニフルム酸と、配列番号95、配列番号98、配列番号104、配列番号145で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a172)ノコダゾールと、配列番号42、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a173)ノルシクロベンザプリンと、配列番号81、配列番号92で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a174)ノルエピネフリンと、配列番号20で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a175)ノルフロキサシンと、配列番号25、配列番号64、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a176)ノルハルマンと、配列番号79で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a177)ノルトリプチリンと、配列番号13、配列番号21、配列番号45、配列番号95、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a178)ノボビオシンと、配列番号37、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a179)オキサンテルと、配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a180)オキサゼパムと、配列番号75、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a181)オキセサゼインと、配列番号47、配列番号113で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a182)オキソリン酸と、配列番号71、配列番号86で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a183)パクリタキセルと、配列番号102、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a184)パルマチンと、配列番号61で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a185)パンテノールと、配列番号8、配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a186)パロキセチンと、配列番号98、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a187)ペプスタチンAと、配列番号131で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a188)ペルヘキシリンと、配列番号2、配列番号13、配列番号21、配列番号95、配列番号141で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a189)フェネルジンと、配列番号19で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a190)フェントラミンと、配列番号59で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a191)フェニルブタゾンと、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a192)ピマルシンと、配列番号25で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a193)ピメチキセンと、配列番号91で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a194)ピモジドと、配列番号26、配列番号37、配列番号39、配列番号63、配列番号83、配列番号127で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a195)ピペリンと、配列番号64、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a196)ピロキシカムと、配列番号95、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a197)プリカミシンと、配列番号14、配列番号20、配列番号81、配列番号105、配列番号121で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a198)プラゼパムと、配列番号141で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a199)プラゾシンと、配列番号37、配列番号98、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a200)プレグネノロンと、配列番号52で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a201)プレニラミンと、配列番号37、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a202)プリロカインと、配列番号4、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a203)プロカインと、配列番号35、配列番号112で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a204)プロクロルペラジンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a205)プログルミドと、配列番号51、配列番号96で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a206)プロメタジンと、配列番号68で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a207)プロペリシアジンと、配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a208)プロプラノロールと、配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a209)ピューロマイシンと、配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a210)ケルセチンと、配列番号140で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a211)キナクリンと、配列番号120で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a212)レシナミンと、配列番号83、配列番号91、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a213)リトドリンと、配列番号56で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a214)サリチルアミドと、配列番号71で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a215)サントニンと、配列番号89で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a216)サキナビルと、配列番号100で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a217)セコバルビタールと、配列番号44で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a218)セロトニンと、配列番号1で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a219)スペクチノマイシンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a220)SR−95639Aと、配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a221)ストレプトマイシンと、配列番号123で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a222)ストロファンチンと、配列番号58で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a223)スルファジアジンと、配列番号130で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a224)スルファジメトキシンと、配列番号22、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a225)スルファサラジンと、配列番号64、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a226)スリンダクと、配列番号35で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a227)スロクチジルと、配列番号15、配列番号69、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a228)シロシンゴピンと、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a229)タクリンと、配列番号16、配列番号56で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a230)タモキシフェンと、配列番号2、配列番号83、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a231)テラゾシンと、配列番号2、配列番号37、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a232)テルフェナジンと、配列番号19、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a233)テトラカインと、配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a234)テトラヒドロアルストニンと、配列番号17、配列番号96、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a235)チアベンダゾールと、配列番号19で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a236)チオペンタールと、配列番号91で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a237)チオリダジンと、配列番号8、配列番号29、配列番号37、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a238)チオチキセン(cis)と、配列番号144で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a239)チアプリドと、配列番号122で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a240)チアプロフェン酸と、配列番号86で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a241)トラザミドと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a242)トルメチンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a243)トマチジンと、配列番号8、配列番号39、配列番号74、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a244)トラニルシプロミンと、配列番号34、配列番号51、配列番号130で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a245)トリクロルホンと、配列番号113で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a246)トリフロペラジンと、配列番号36、配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a247)トリゴネリンと、配列番号43で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a248)トリメタジオンと、配列番号86で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a249)トリミプラミンと、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a250)トロレアンドマイシンと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a251)トロロックスと、配列番号73で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a252)バンコマイシンと、配列番号25で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a253)ビガバトリンと、配列番号99で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a254)ヴィロキサジンと、配列番号4、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a255)ビンクリスチンと、配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a256)ビンポセチンと、配列番号126で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a257)ワルファリンと、配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a258)キシラジンと、配列番号41で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a259)ザプリナストと、配列番号97で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a260)ジピロンと、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a261)チアラミドと、配列番号120で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a262)ニメタゼパムと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a263)臭化メチルアニソトロピンと、配列番号29、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a264)クロモグリク酸と、配列番号100で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a265)エバスチンと、配列番号80、配列番号83、配列番号119、配列番号127、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a266)オザグレルと、配列番号54で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a267)プランルカストと、配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a268)デスラノシドと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a269)硝酸イソソルビドと、配列番号31で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a270)ニコランジルと、配列番号22、配列番号130で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a271)イルソグラジンと、配列番号52で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a272)ピオグリタゾンと、配列番号2、配列番号72、配列番号80、配列番号140で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a273)メストラノールと、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a274)ヒドロキシプロゲステロンと、配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a275)メチルテストステロンと、配列番号38で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a276)テルグリドと、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a277)スタノゾロールと、配列番号102、配列番号145で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a278)FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)と、配列番号33、配列番号76、配列番号81で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a279)フィトナジオンと、配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a280)ジメルカプロールと、配列番号143で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a281)レバロルファンと、配列番号84で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a282)ピロミド酸と、配列番号63で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a283)フルニソリドと、配列番号70で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a284)ナフトピジルと、配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a285)トリベノシドと、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a286)フルオシノニドと、配列番号117で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a287)ジフルプレドナートと、配列番号117で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a288)プロピオン酸アルクロメタゾンと、配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a289)プロポフォールと、配列番号77で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a290)フラジオマイシンと、配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a291)キタサマイシンと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a292)スルファドキシンと、配列番号38、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a293)6−メルカプトプリンリボシドと、配列番号63で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a294)ドキシフルリジンと、配列番号85で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a295)ビンデシンと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a296)エピルビシンと、配列番号64、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a297)ペプロマイシンと、配列番号25、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a298)セレコキシブと、配列番号18で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a299)スルマゾールと、配列番号135、配列番号41で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a300)アポスコポラミンと、配列番号91で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a301)アベルメクチンB1Aと、配列番号107で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a302)ソラソジンと、配列番号39、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a303)エボキシンと、配列番号5、配列番号137で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a304)ナノフィン(cis)と、配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a305)スキミアニンと、配列番号5で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a306)レメリンと、配列番号81で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a307)テトラヒドロベルベリン(DL)と、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a308)グラベオリンと、配列番号69、配列番号80、配列番号136、配列番号145で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a309)ベラトロイルジガデニンと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a310)フルオロクラーリンと、配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a311)ペンピジンと、配列番号6で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a312)カラコリンと、配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a313)アカセチンと、配列番号39で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a314)塩化メチルベンゼトニウムと、配列番号18、配列番号47、配列番号83、配列番号94で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a315)1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジンと、配列番号92で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a316)プラモキシンと、配列番号95、配列番号124で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a317)チメロサールと、配列番号129で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a318)スルファニルアミドと、配列番号1で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a319)スルファキノキサリンと、配列番号49で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a320)フルメタゾンと、配列番号19で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a321)スルファピリジンと、配列番号98、配列番号137で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a322)ストリキニーネと、配列番号129で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a323)アレキシジンと、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a324)ポドフィロトキシンと、配列番号67で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a325)ハロプロジンと、配列番号69で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a326)ラサロシドと、配列番号10で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a327)ブタカインと、配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a328)テトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレートと、配列番号1で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a329)インドプロフェンと、配列番号17で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a330)カルベノキソロンと、配列番号93、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a331)エトプロパジンと、配列番号62、配列番号78で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a332)ラロキシフェンと、配列番号64、配列番号65で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a333)5−メチルヒダントイン(D)と、配列番号107で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a334)5−アザシチジンと、配列番号109で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a335)ゲフィチニブと、配列番号115で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a336)カルボプロストと、配列番号26で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a337)スルファモキソールと、配列番号139で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ;
(a338)アロバルビタールと、配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントとの組合せ。
〔2〕以下の工程(a)〜(c)を含む、上記〔1〕の方法:
(a)被験物質を標的タンパク質Yに接触させる工程;
(b)被験物質の存在下における該タンパク質の機能レベルを測定し、該機能レベルを被験物質の非存在下における該タンパク質の機能レベルと比較する工程;
(c)上記(b)の比較結果に基づいて、該タンパク質の機能レベルの変化をもたらす被験物質を選択する工程。
〔3〕以下の工程(a)〜(c)を含む、上記〔1〕の方法:
(a)被験物質と標的タンパク質Y又はそれをコードする遺伝子の発現を測定可能な細胞とを接触させる工程;
(b)被験物質を接触させた細胞における該遺伝子の発現量を測定し、該発現量を被験物質を接触させない対照細胞における該遺伝子の発現量と比較する工程;
(c)上記(b)の比較結果に基づいて、該遺伝子の発現量を調節する被験物質を選択する工程。
〔4〕以下の工程(a)〜(c)を含む、上記〔1〕の方法:
(a)被験物質を標的タンパク質Yに接触させる工程;
(b)被験物質の該タンパク質に対する結合能を測定する工程;
(c)上記(b)の結果に基づいて、該タンパク質に結合能を有する被験物質を選択する工程。
〔5〕以下の工程(a)〜(c)を含む、上記〔1〕の方法:
(a)被験物質、標的タンパク質Y結合性物質を標的タンパク質Yに接触させる工程;
(b)被験物質の存在下における標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能を測定し、該結合能を被験物質の非存在下における標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能と比較する工程;
(c)上記(b)の比較結果に基づいて、標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能の変化をもたらす被験物質を選択する工程。
〔6〕標的タンパク質Yに関連する機能を調節し得る物質のスクリーニング方法であって、標的タンパク質Yに対する生理活性物質Xの結合能またはそれに関連する作用に比して、標的タンパク質Yに対する被験物質の結合能またはそれに関連する作用を比較することを含み、標的タンパク質Yと生理活性物質Xとの組合せが、以下(b1)〜(b146)(必要に応じて、「組合せB」と省略)のいずれかである、方法:
(b1)配列番号1で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、セロトニン、スルファニルアミド、テトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレートまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b2)配列番号2で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アセチルコリン、ベンフルオレクス、ペルヘキシリン、タモキシフェン、テラゾシン、ピオグリタゾンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b3)配列番号3で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ジヒドロエルゴクリスチン、ジヒドロエルゴタミンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b4)配列番号4で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アルベリン、ベルランビン、ドキセピン、グリセオフルビン、グアンファシン、マプロチリン、プリロカイン、ヴィロキサジンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b5)配列番号5で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、エボキシン、スキミアニン、セレスチンブルー、メブヒドロリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b6)配列番号6で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ペンピジンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b7)配列番号7で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、メベンダゾールまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b8)配列番号8で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、クロファジミン、バカンピシリン、ジヒドロエルゴクリスチン、ドキサゾシン、パンテノール、チオリダジン、トマチジンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b9)配列番号9で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、フルドロコルチゾンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b10)配列番号10で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ホスカルネット、ラサロシドまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b11)配列番号11で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、メベンダゾールまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b12)配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ジヒドロエルゴタミン、ヘキソバルビタール、イソソルビド、フィトナジオン、ナノフィン(cis)、アロバルビタールまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b13)配列番号13で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アモキサピン、シクロベンザプリン、ジサイクロミン、ドスレピン、ドキセピン、グラフェニン、マプロチリン、メトトリメプラジン、ノルトリプチリン、ペルヘキシリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b14)配列番号14で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、バシトラシン、クロモマイシンA3、プリカミシンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b15)配列番号15で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、メトクロプラミド、スロクチジルまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b16)配列番号16で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、メキシレチン、タクリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b17)配列番号17で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、テトラヒドロアルストニン、インドプロフェンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b18)配列番号18で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ベンゼトニウム、セレコキシブ、塩化メチルベンゼトニウムまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b19)配列番号19で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、セレスチンブルー、シクロピロクス、ジピリダモール、グリセオフルビン、フェネルジン、テルフェナジン、チアベンダゾール、フルメタゾンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b20)配列番号20で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ジアゼパム、ノルエピネフリン、プリカミシンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b21)配列番号21で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、クロチアゼパム、シプロヘプタジン、メトトリメプラジン、ミアンセリン、ノルトリプチリン、ペルヘキシリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b22)配列番号22で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、デキサメタゾン、スルファジメトキシン、ニコランジルまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b23)配列番号23で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、6−ベンジルアミノプリンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b24)配列番号24で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、セレスチンブルー、ニフェナゾンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b25)配列番号25で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ブレオマイシン、セントロフェノキシン、ノルフロキサシン、ピマルシン、バンコマイシン、ペプロマイシンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b26)配列番号26で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ピモジド、チアマゾール、カルボプロストまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b27)配列番号27で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ベンペリドールまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b28)配列番号28で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アルベリン、ドキセピン、マプロチリン、ミノキシジルまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b29)配列番号29で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、レバミゾール、臭化メチルアニソトロピン、チオリダジンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b30)配列番号30で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ベタネコールまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b31)配列番号31で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、硝酸イソソルビドまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b32)配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アモキサピン、クリジニウム、ジサイクロミン、グラフェニン、ヒドロキシクロロキン、イソクスプリン、ケタミン、ブタカインまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b33)配列番号33で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、クロモマイシンA3、FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)または該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b34)配列番号34で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、トラニルシプロミンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b35)配列番号35で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アンチピリン、ミコフェノール酸、プロカイン、スリンダクまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b36)配列番号36で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、トリフロペラジンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b37)配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アルベンダゾール、アミオダロン、セフォキシチン、クロルヘキシジン、ジヒドロエルゴクリスチン、ドキサゾシン、フェノフィブラート、フラボキサート、メベンダゾール、ノボビオシン、パンテノール、ピモジド、プラゾシン、プレニラミン、テラゾシン、テトラカイン、チオリダジン、ワルファリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b38)配列番号38で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、メチルテストステロン、スルファドキシンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b39)配列番号39で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ソラソジン、フェンベンダゾール、ピモジド、トマチジン、アカセチンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b40)配列番号40で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、エリスロマイシンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b41)配列番号41で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、キシラジン、スルマゾールまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b42)配列番号42で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、メベンダゾール、ノコダゾールまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b43)配列番号43で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ヒドラスチニン、トリゴネリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b44)配列番号44で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、シタラビン、ジダノシン、セコバルビタールまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b45)配列番号45で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、クロザピン、ノルトリプチリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b46)配列番号46で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ナファゾリンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b47)配列番号47で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アンチピリン、オキセサゼイン、塩化メチルベンゼトニウムまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b48)配列番号48で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ベンペリドール、メトキシフェナミンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b49)配列番号49で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、スルファキノキサリンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b50)配列番号50で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ホスカルネットまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b51)配列番号51で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、メチレンブルー、プログルミド、トラニルシプロミンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b52)配列番号52で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、プレグネノロン、イルソグラジンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b53)配列番号53で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ブプロピオン、エブルナモニンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b54)配列番号54で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、オザグレルまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b55)配列番号55で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アンチピリンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b56)配列番号56で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、リトドリン、タクリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b57)配列番号57で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ダントロレン、メクロフェノキサートまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b58)配列番号58で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ジヒドロストレプトマイシン、ストロファンチンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b59)配列番号59で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アトロピン−N−オキシド、ヒドロキシクロロキン、リドカイン、フェントラミンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b60)配列番号60で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アムリノン、カルビマゾール、フルフェナジンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b61)配列番号61で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、パルマチンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b62)配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アセトプロマジン、ボルジン、SR−95639A、フルオロクラーリン、カラコリン、エトプロパジンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b63)配列番号63で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アンチピリン、ピモジド、ピロミド酸、6−メルカプトプリンリボシドまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b64)配列番号64で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、クロファジミン、ラロキシフェン、エリプチシン、ロキサピン、ノルフロキサシン、ピペリン、スルファサラジン、エピルビシンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b65)配列番号65で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アデニン、ラロキシフェンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b66)配列番号66で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ブプロピオン、エタンブトールまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b67)配列番号67で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、カルビマゾール、ポドフィロトキシンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b68)配列番号68で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、プロメタジンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b69)配列番号69で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アルベンダゾール、ベンズブロマロン、クロラムブシル、クロミフェン、フェンベンダゾール、スロクチジル、グラベオリン、ハロプロジンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b70)配列番号70で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ヒドロキシクロロキン、フルニソリドまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b71)配列番号71で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、オキソリン酸、サリチルアミドまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b72)配列番号72で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アルベンダゾール、メベンダゾール、ピオグリタゾンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b73)配列番号73で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、トロロックスまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b74)配列番号74で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、トマチジンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b75)配列番号75で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、クロラムブシル、ドキサゾシン、フェンベンダゾール、チロキシンL、メベンダゾール、オキサゼパムまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b76)配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アクチノマイシンD、シアノコバラミン、トロレアンドマイシン、アクラルビシン、ベンズフェタミン、ブレオマイシン、クロモマイシンA3、シクロスポリンA、ラナトシドC、デスラノシド、FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)、キタサマイシン、ビンデシン、ペプロマイシン、ベラトロイルジガデニンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b77)配列番号77で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、プロポフォールまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b78)配列番号78で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、エトプロパジンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b79)配列番号79で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ハルマリン、ノルハルマンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b80)配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アセノクマロール、チロキシンL、メベンダゾール、オキサゼパム、フェニルブタゾン、プリロカイン、ヴィロキサジン、エバスチン、ピオグリタゾン、テトラヒドロベルベリン(DL)、グラベオリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b81)配列番号81で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、シクロスポリンA、GBR12909、ノルシクロベンザプリン、プリカミシン、FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)、レメリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b82)配列番号82で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ブプロピオンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b83)配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アミオダロン、アステミゾール、クロファジミン、ジヒドロエルゴクリスチン、フルペンチキソール、イベルメクチン、ピモジド、タモキシフェン、テルフェナジン、エバスチン、ソラソジン、塩化メチルベンゼトニウム、アレキシジン、ミフェプリストン、トマチジン、ベンズフェタミン、ビククリン(+)、GBR12909、メチオニンスルフォキシミン(L)、ノボビオシン、レシナミン、シロシンゴピンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b84)配列番号84で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、レバロルファンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b85)配列番号85で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ドキシフルリジンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b86)配列番号86で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、オキソリン酸、チアプロフェン酸、トリメタジオン、チアマゾールまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b87)配列番号87で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、デシプラミンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b88)配列番号88で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アンプロリウムまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b89)配列番号89で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ブスルファン、グアンファシン、サントニンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b90)配列番号90で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、チアマゾールまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b91)配列番号91で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ピメチキセン、レシナミン、チオペンタール、アポスコポラミンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b92)配列番号92で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アミオダロン、クロラムブシル、クロミフェン、フェンベンダゾール、フルペンチキソール、メチキセン、ノルシクロベンザプリン、1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b93)配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アミカシン、カプレオマイシン、ジヒドロストレプトマイシン、リオチロニン、フラジオマイシン、カルベノキソロンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b94)配列番号94で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アミオダロン、ジサイクロミン、塩化メチルベンゼトニウムまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b95)配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アミトリプチリン、クロチアゼパム、シクロベンザプリン、シプロヘプタジン、デシプラミン、ジサイクロミン、ドスレピン、ドキセピン、フェンジリン、マプロチリン、メトトリメプラジン、ミアンセリン、ニフルム酸、ノルトリプチリン、ペルヘキシリン、ピペリン、ピロキシカム、トリミプラミン、プラモキシンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b96)配列番号96で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ベプリジル、プログルミド、テトラヒドロアルストニンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b97)配列番号97で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ジピリダモール、ザプリナストまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b98)配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、トリメチルコルヒチン酸、アジュマリシン、アルベンダゾール、カルバマゼピン、クレンブテロール、クロフィリウム、クロペラスチン、クロチアゼパム、ダナゾール、ジブカイン、エコナゾール、フェンベンダゾール、フェンジリン、フルボキサミン、グラフェニン、ケリン、ロメフロキサシン、ニフルム酸、ノルトリプチリン、パロキセチン、ピロキシカム、プラゾシン、プレニラミン、プロクロルペラジン、スペクチノマイシン、スロクチジル、テトラヒドロアルストニン、チオリダジン、トラザミド、トルメチン、ニメタゼパム、臭化メチルアニソトロピン、スルファピリジンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b99)配列番号99で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ビガバトリンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b100)配列番号100で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アステミゾール、クロルヘキシジン、クロミフェン、フルナリジン、フルペンチキソール、イソコナゾール、ミコナゾール、ミフェプリストン、サキナビル、トリフロペラジン、クロモグリク酸または該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b101)配列番号101で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ニクロサミド、クロキサシリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b102)配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、メゲストロール、オキサンテル、パクリタキセル、プロペリシアジン、ピューロマイシン、スタノゾロール、プロピオン酸アルクロメタゾンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b103)配列番号103で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ジメンヒドリナートまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b104)配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、セフォニシド、クロルヘキシジン、ドキソルビシン、フルペンチキソール、ニフルム酸、スルファジメトキシン、ジピロン、メストラノール、トリベノシド、エピルビシン、カルベノキソロンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b105)配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、クロベタゾン、エリプチシン、プリカミシン、ビンクリスチン、プランルカスト、ヒドロキシプロゲステロンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b106)配列番号106で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アンピシリン、メルファランまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b107)配列番号107で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、チアマゾール、アベルメクチンB1A、5−メチルヒダントイン(D)または該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b108)配列番号108で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ドロペリドールまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b109)配列番号109で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、シノキサシン、5−アザシチジンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b110)配列番号110で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アラントイン、エチステロン、メタンピシリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b111)配列番号111で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、チアマゾールまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b112)配列番号112で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、プロカインまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b113)配列番号113で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、オキセサゼイン、トリクロルホンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b114)配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アミオダロン、クロルヘキシジン、クロミフェン、エコナゾール、フルナリジン、フルペンチキソール、イソコナゾール、メクロジン、メフロキン、ミコナゾール、ミフェプリストン、タモキシフェン、トリフロペラジンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b115)配列番号115で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ゲフィチニブまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b116)配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、メチキセン、バシトラシン、ジギトキシン、アルテミシン、ミソプロストール、パクリタキセル、スルファドキシンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b117)配列番号117で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ジフロラゾン、ジフルプレドナート、フルオシノニドまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b118)配列番号118で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、シクロピロクスまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b119)配列番号119で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、エバスチンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b120)配列番号120で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、クロルプロパミド、フェルバメート、キナクリン、チアラミドまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b121)配列番号121で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、デフェロキサミン、ジギトキシン、プリカミシンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b122)配列番号122で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アセチルコリン、クロナゼパム、ナルブフィン、チアプリドまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b123)配列番号123で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ストレプトマイシンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b124)配列番号124で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ドンペリドン、プラモキシンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b125)配列番号125で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ホスカルネット、メフェンテルミンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b126)配列番号126で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、グリセオフルビン、ビンポセチンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b127)配列番号127で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、セレスチンブルー、ピモジド、エバスチンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b128)配列番号128で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アルベンダゾールまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b129)配列番号129で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、チメロサール、ストリキニーネまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b130)配列番号130で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アミノカプロン酸、スルファジアジン、トラニルシプロミン、ニコランジルまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b131)配列番号131で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、シクロスポリンA、ペプスタチンAまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b132)配列番号132で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ヒカントンまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b133)配列番号133で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、メトクロプラミドまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b134)配列番号134で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、アロプリノール、セレスチンブルーまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b135)配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、クレボプリド、ジギトキシゲニン、ドキサゾシン、フラボキサート、ロペラミド、メゾリダジン、ノコダゾール、ノルフロキサシン、パロキセチン、プラゾシン、スルファサラジン、テラゾシン、テルグリド、スルマゾールまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b136)配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、クレミゾール、クロミフェン、DO897/99、フェンベンダゾール、メトエルゴタミン、プロプラノロール、ナフトピジル、グラベオリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b137)配列番号137で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ケリン、エボキシン、スルファピリジンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b138)配列番号138で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ベンザルコニウムまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b139)配列番号139で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ヒダントイン、スルファモキソールまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b140)配列番号140で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、セフィキシム、メタゾラミド、ケルセチン、ピオグリタゾンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b141)配列番号141で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、クロチアゼパム、ペルヘキシリン、プラゼパムまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b142)配列番号142で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、イプロニアジド、メタンピシリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b143)配列番号143で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、ジメルカプロールまたは該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b144)配列番号144で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、チオチキセン(cis)または該タンパク質に結合能を有するその誘導体との組合せ;
(b145)配列番号145で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、フェンベンダゾール、チロキシンL、ニフルム酸、スタノゾロール、グラベオリンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ;
(b146)配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、セレスチンブルー、シクロピロクス、フシジン酸、イベルメクチン、チロキシンL、レシナミン、エバスチンまたは該タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体との組合せ。
〔7〕上記〔1〕〜〔6〕のいずれかの方法により得られる物質。
〔8〕上記〔1〕〜〔6〕のいずれかの方法により得られる物質を含有してなる、生理活性の調節剤。
〔9〕生理活性物質Xに関連する作用の調節剤であって、標的タンパク質Y又はそれをコードする遺伝子の発現または機能を調節する物質を含有してなり、生理活性物質Xと標的タンパク質Yとの組合せが、組合せAのいずれかの組合せである、剤。
〔10〕標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子の発現または機能を調節する物質が、該遺伝子の発現または機能を抑制する物質である、上記〔9〕の剤。
〔11〕標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子の発現または機能を抑制する物質が、アンチセンス核酸、リボザイム、デコイ核酸、siRNA、抗体またはドミナントネガティブ変異体、あるいはそれらの発現ベクターである、上記〔10〕の剤。
〔12〕標的タンパク質Y、又は該タンパク質をコードする核酸を含む発現ベクターを含有してなる、上記〔9〕の剤。
〔13〕標的タンパク質Yに関連する機能の調節剤であって、生理活性物質Xを含有してなり、標的タンパク質Yと生理活性物質Xとの組合せが、組合せBのいずれかの組合せである、剤。
〔14〕生理活性物質Xの誘導体の製造方法であって、標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子の発現または機能を調節し得るように生理活性物質Xを誘導体化することを含み、生理活性物質Xと標的タンパク質Yとの組合せが、組合せAのいずれかの組合せである、方法。
〔15〕標的タンパク質Yに関連する機能を調節し得る物質の誘導体の製造方法であって、標的タンパク質Yに対する結合能を調節し得るように生理活性物質Xを誘導体化することを含み、標的タンパク質Yと生理活性物質Xとの組合せが、組合せBのいずれかの組合せである、方法。
〔16〕上記〔14〕又は〔15〕の方法により得られる、生理活性物質の誘導体。
〔17〕上記〔14〕又は〔15〕の方法により得られる生理活性物質の誘導体を含有してなる、生理活性の調節剤。
〔18〕生理活性物質Xとその標的タンパク質Yとを含む複合体であって、生理活性物質Xと標的タンパク質Yとの組合せが、組合せAあるいは組合せBのいずれかの組合せである、複合体。
〔19〕生理活性物質とその標的タンパク質とを接触させることを含む、上記〔18〕の複合体の製造方法。
〔20〕キットであって、以下(i)、(ii):
(i)生理活性物質Xまたはその塩;
(ii)標的タンパク質Y、該タンパク質をコードする核酸、該核酸を含む発現ベクター、標的タンパク質Y又はそれをコードする遺伝子の発現を測定可能な細胞、あるいは標的タンパク質Yをコードする遺伝子の転写調節領域及び該領域に機能可能に連結されたレポーター遺伝子を含む発現ベクター;
を含み、
生理活性物質Xと標的タンパク質Yとの組合せが、組合せAあるいは組合せBのいずれかの組合せである、キット。
〔21〕生理活性物質Xの作用に関連する疾患または状態の発症または発症リスクの判定方法であって、以下の工程(a)、(b):
(a)動物から採取した生体試料において標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子の発現量及び/又は多型を測定する工程;
(b)測定された発現量及び/又は多型に基づき疾患または状態の発症または発症可能性を評価する工程;
を含み、
生理活性物質Xと標的タンパク質Yとの組合せが、組合せAのいずれかの組合せである、方法。
〔22〕標的タンパク質Yの機能に関連する疾患または状態の発症または発症リスクの判定方法であって、以下の工程(a)、(b):
(a)動物から採取した生体試料において標的タンパク質Yをコードする遺伝子の多型を測定する工程;
(b)多型の特定のタイプの有無に基づき疾患または状態の発症または発症可能性を評価する工程;
を含み、
該多型の特定のタイプは、標的タンパク質Yの生理活性物質Xに対する結合性を変化させるものであり、
標的タンパク質Yと生理活性物質Xとの組合せが、組合せBのいずれかの組合せである、方法。
〔23〕生理活性物質Xの作用に関連する疾患または状態の発症または発症リスクの判定用キットであって、以下(i)、(ii):
(i)標的タンパク質Y又はそれをコードする遺伝子の発現量及び/又は多型を測定し得る手段;
(ii)該疾患または状態と該遺伝子の発現量及び/又は多型との関係を記録した媒体;を含み、
生理活性物質Xと標的タンパク質Yとの組合せが、組合せAのいずれかの組合せである、キット。
〔24〕標的タンパク質Yの機能に関連する疾患または状態の発症または発症リスクの判定用キットであって、以下(i)、(ii):
(i)標的タンパク質Yをコードする遺伝子の多型を測定し得る手段;
(ii)該疾患または状態と該遺伝子の多型との関係を記録した媒体;
を含み、
該多型の特定のタイプは、標的タンパク質Yの生理活性物質Xに対する結合性を変化させるものであり、
標的タンパク質Yと生理活性物質Xとの組合せが、組合せBのいずれかの組合せである、キット。
〔25〕生理活性物質Xの作用に関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の判定方法であって、以下の工程(a)、(b):
(a)動物から採取した生体試料において標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子の発現量及び/又は多型を測定する工程;
(b)測定された発現量及び/又は多型に基づき生理活性物質Xの効果を予測する工程;を含み、
生理活性物質Xと標的タンパク質Yとの組合せが、組合せAのいずれかの組合せである、方法。
〔26〕標的タンパク質Yの機能に関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の判定方法であって、以下の工程(a)、(b):
(a)動物から採取した生体試料において標的タンパク質Yをコードする遺伝子の多型のタイプを測定する工程;
(b)多型の特定のタイプの有無に基づき該疾患または状態における生理活性物質Xの効果を予測する工程;を含み、
該多型の特定のタイプは、標的タンパク質Yの生理活性物質Xに対する結合性を変化させるものであり、
標的タンパク質Yと生理活性物質Xとの組合せが、組合せBのいずれかの組合せである、方法。
〔27〕生理活性物質Xの作用に関連する疾患または状態に対する生理活性物質Xに対する感受性の判定用キットであって、以下(i)、(ii):
(i)標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子の発現量及び/又は多型を測定し得る手段;
(ii)生理活性物質Xの効果と該遺伝子の発現量及び/又は多型との関係を記録した媒体;
を含み、
生理活性物質Xと標的タンパク質Yとの組合せが、組合せAのいずれかの組合せである、キット。
〔28〕標的タンパク質Yの機能に関連する疾患または状態に対する生理活性物質Xに対する感受性の判定用キットであって、以下(i)、(ii):
(i)標的タンパク質Yをコードする遺伝子の多型を測定し得る手段;
(ii)生理活性物質Xの効果と該遺伝子の多型の特定のタイプとの関係を記録した媒体;
を含み、
該多型の特定のタイプは、標的タンパク質Yの生理活性物質Xに対する結合性を変化させるものであり、
標的タンパク質Yと生理活性物質Xとの組合せが、組合せBのいずれかの組合せである、キット。
〔29〕以下(a)〜(n)のいずれかのポリヌクレオチド:
(a)配列番号147で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号147で表されるヌクレオチド配列において、46番目〜1062番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド;
(b)配列番号148で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号148で表されるヌクレオチド配列において、530番目〜1633番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド;
(c)配列番号149で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号149で表されるヌクレオチド配列において、132番目〜1055番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド;
(d)配列番号150で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号150で表されるヌクレオチド配列において、439番目〜1146番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド;
(e)配列番号151で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号151で表されるヌクレオチド配列において、103番目〜1269番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド;
(f)配列番号152で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号152で表されるヌクレオチド配列において、96番目〜1154番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド;
(g)配列番号153で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号153で表されるヌクレオチド配列において、56番目〜1036番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド;
(h)配列番号154で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号154で表されるヌクレオチド配列において、62番目〜1195番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド;
(i)配列番号155で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号155で表されるヌクレオチド配列において、28番目〜996番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド;
(j)配列番号156で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号156で表されるヌクレオチド配列において、17番目〜967番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド;
(k)配列番号157で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号157で表されるヌクレオチド配列において、261番目〜1019番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド;
(l)配列番号158で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号158で表されるヌクレオチド配列において、208番目〜852番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド;
(m)配列番号159で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号159で表されるヌクレオチド配列において、186番目〜1238番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド;
(n)配列番号160で表されるヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチドまたは配列番号160で表されるヌクレオチド配列において、68番目〜721番目のヌクレオチドに対応するヌクレオチド配列からなるポリヌクレオチド。
図1は、スピンカラムを用いたSEC相互作用スクリーニングシステムの概略図である。
図2は、スピンカラムを用いたSEC相互作用解析の概略図である。
1.生理活性物質の標的タンパク質及び標的遺伝子
本発明は、生理活性物質開発の標的タンパク質および標的遺伝子を提供する。
生理活性物質とは、生体に何らかの作用を及ぼす任意の物質を意味する。生理活性物質は、薬物、ビタミン、生薬成分、食品成分等の外因性物質、ならびにサイトカイン、成長因子、ホルモン等の内因性物質であり得る。所定の生理活性物質を意図する場合、必要に応じて、生理活性物質Xと表現する。
生理活性物質Xとしては、後述する標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子の発現または機能を調節し得る生理活性物質、例えば、標的タンパク質Yに結合能を有する生理活性物質が挙げられる。詳細には、生理活性物質Xは、トリメチルコルヒチン酸、アセノクマロール、アセトプロマジン、アセチルコリン、アクラルビシン、アクチノマイシンD、アデニン、アジュマリシン、アルベンダゾール、アラントイン、アロプリノール、アルベリン、アミカシン、アミノカプロン酸、6−ベンジルアミノプリン、アミオダロン、アミトリプチリン、アモキサピン、アンピシリン、アンプロリウム、アムリノン、アンチピリン、アルテミシン、アステミゾール、アトロピン−N−オキシド、バカンピシリン、バシトラシン、ベンフルオレクス、ベンペリドール、ベンザルコニウム、ベンズブロマロン、ベンゼトニウム、ベンズフェタミン、ベプリジル、ベルランビン、ベタネコール、ビククリン(+)、ブレオマイシン、ボルジン、ブプロピオン、ブスルファン、カプレオマイシン、カルバマゼピン、カルビマゾール、セフィキシム、セフォニシド、セフォキシチン、セレスチンブルー、セントロフェノキシン、クロラムブシル、クロルヘキシジン、クロルプロパミド、クロモマイシンA3、シクロピロクス、シノキサシン、クレボプリド、クレミゾール、クレンブテロール、クリジニウム、クロベタゾン、クロファジミン、クロフィリウム、クロミフェン、クロナゼパム、クロペラスチン、クロチアゼパム、クロキサシリン、クロザピン、シアノコバラミン、シクロベンザプリン、シクロスポリンA、シプロヘプタジン、シタラビン、ダナゾール、ダントロレン、デフェロキサミン、デシプラミン、デキサメタゾン、ジアゼパム、ジブカイン、ジサイクロミン、ジダノシン、ジフロラゾン、ジギトキシゲニン、ジギトキシン、ジヒドロエルゴクリスチン、ジヒドロエルゴタミン、ジヒドロストレプトマイシン、ジメンヒドリナート、ジピリダモール、DO897/99、ドンペリドン、ドスレピン、ドキサゾシン、ドキセピン、ドキソルビシン、ドロペリドール、エブルナモニン、エコナゾール、エリプチシン、エリスロマイシン、エタンブトール、エチステロン、フェルバメート、フェンベンダゾール、フェンジリン、フェノフィブラート、フラボキサート、フルドロコルチゾン、フルナリジン、フルペンチキソール、フルフェナジン、フルボキサミン、ホスカルネット、フシジン酸、GBR12909、グラフェニン、グリセオフルビン、グアンファシン、ハルマリン、ヘキソバルビタール、ヒカントン、ヒダントイン、ヒドラスチニン、ヒドロキシクロロキン、イプロニアジド、イソコナゾール、イソソルビド、イソクスプリン、イベルメクチン、ケタミン、ケリン、ラナトシドC、レバミゾール、チロキシンL、リドカイン、リオチロニン、ロメフロキサシン、ロペラミド、ロキサピン、マプロチリン、メベンダゾール、メブヒドロリン、メクロジン、メフロキン、メゲストロール、メルファラン、メフェンテルミン、メゾリダジン、メタンピシリン、メトエルゴタミン、メタゾラミド、チアマゾール、メチオニンスルフォキシミン(L)、メトトリメプラジン、メトキシフェナミン、メチレンブルー、メチキセン、メトクロプラミド、メキシレチン、ミアンセリン、ミコナゾール、ミフェプリストン、ミノキシジル、ミソプロストール、ミコフェノール酸、ナルブフィン、ナファゾリン、ニクロサミド、ニフェナゾン、ニフルム酸、ノコダゾール、ノルシクロベンザプリン、ノルエピネフリン、ノルフロキサシン、ノルハルマン、ノルトリプチリン、ノボビオシン、オキサンテル、オキサゼパム、オキセサゼイン、オキソリン酸、パクリタキセル、パルマチン、パンテノール、パロキセチン、ペプスタチンA、ペルヘキシリン、フェネルジン、フェントラミン、フェニルブタゾン、ピマルシン、ピメチキセン、ピモジド、ピペリン、ピロキシカム、プリカミシン、プラゼパム、プラゾシン、プレグネノロン、プレニラミン、プリロカイン、プロカイン、プロクロルペラジン、プログルミド、プロメタジン、プロペリシアジン、プロプラノロール、ピューロマイシン、ケルセチン、キナクリン、レシナミン、リトドリン、サリチルアミド、サントニン、サキナビル、セコバルビタール、セロトニン、スペクチノマイシン、SR−95639A、ストレプトマイシン、ストロファンチン、スルファジアジン、スルファジメトキシン、スルファサラジン、スリンダク、スロクチジル、シロシンゴピン、タクリン、タモキシフェン、テラゾシン、テルフェナジン、テトラカイン、テトラヒドロアルストニン、チアベンダゾール、チオペンタール、チオリダジン、チオチキセン(cis)、チアプリド、チアプロフェン酸、トラザミド、トルメチン、トマチジン、トラニルシプロミン、トリクロルホン、トリフロペラジン、トリゴネリン、トリメタジオン、トリミプラミン、トロレアンドマイシン、トロロックス、バンコマイシン、ビガバトリン、ヴィロキサジン、ビンクリスチン、ビンポセチン、ワルファリン、キシラジン、ザプリナスト、ジピロン、チアラミド、ニメタゼパム、臭化メチルアニソトロピン、クロモグリク酸、エバスチン、オザグレル、プランルカスト、デスラノシド、硝酸イソソルビド、ニコランジル、イルソグラジン、ピオグリタゾン、メストラノール、ヒドロキシプロゲステロン、メチルテストステロン、テルグリド、スタノゾロール、FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)、フィトナジオン、ジメルカプロール、レバロルファン、ピロミド酸、フルニソリド、ナフトピジル、トリベノシド、フルオシノニド、ジフルプレドナート、プロピオン酸アルクロメタゾン、プロポフォール、フラジオマイシン、キタサマイシン、スルファドキシン、6−メルカプトプリンリボシド、ドキシフルリジン、ビンデシン、エピルビシン、ペプロマイシン、セレコキシブ、スルマゾール、アポスコポラミン、アベルメクチンB1A、ソラソジン、エボキシン、ナノフィン(cis)、スキミアニン、レメリン、テトラヒドロベルベリン(DL)、グラベオリン、ベラトロイルジガデニン、フルオロクラーリン、ペンピジン、カラコリン、アカセチン、塩化メチルベンゼトニウム、1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジン、プラモキシン、チメロサール、スルファニルアミド、スルファキノキサリン、フルメタゾン、スルファピリジン、ストリキニーネ、アレキシジン、ポドフィロトキシン、ハロプロジン、ラサロシド、ブタカイン、テトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレート、インドプロフェン、カルベノキソロン、エトプロパジン、ラロキシフェン、5−メチルヒダントイン(D)、5−アザシチジン、ゲフィチニブ、カルボプロスト、スルファモキソール、アロバルビタール、あるいは標的タンパク質Yに結合能を有するそれらの誘導体(後述)、あるいはそれらの塩であり得る。
また、生理活性物質は、その調節可能な活性の種類の観点から、生理活性物質Xに関連する作用を調節し得る物質、および標的タンパク質Yに関連する機能を調節し得る物質に大別することもできる。
生理活性物質開発の標的タンパク質、標的遺伝子は、好ましくは、創薬の標的タンパク質、標的遺伝子であり得る。なお、所定の標的タンパク質、所定の標的遺伝子を意図する場合、必要に応じて、標的タンパク質Y、標的遺伝子Yとそれぞれ表現する。また、タンパク質は翻訳産物と、標的遺伝子Yは標的タンパク質Yをコードする遺伝子とそれぞれ同義であり、交換可能に使用される。
例えば、標的タンパク質Yは、上記生理活性物質Xの標的タンパク質であり得る。詳細には、標的タンパク質Yは、配列番号1〜146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質(例えば、全長タンパク質)又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントであり得る。なお、本明細書中、本発明の標的タンパク質は、ヒトタンパク質に限定されず、異種動物のオルソログをも含む。参考のため、各タンパク質についてヒトタンパク質を取り上げ、諸情報並びに本発明者らにより見出された結合する生理活性物質の例を、表1−1〜表1−18、表2−1〜表2−42にそれぞれ示す。
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本明細書中で使用される場合、「相同タンパク質」とは、上記タンパク質と同一のタンパク質ファミリーに属するタンパク質を意味するものとする。相同タンパク質の例は表2−1〜表2−42に示す通りである。
本明細書中で使用される場合、タンパク質の「バリアント」とは、タンパク質の人工変異体あるいは天然変異体を意味するものとし、さらにスプライシングバリアントをも含むものとする。
本発明で提供されるタンパク質のバリアントはまた、例えば、配列番号1〜146で表されるアミノ酸配列において、1又は複数のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つ生理活性物質に対して相互作用を示すタンパク質であり得る。
置換、欠失、付加または挿入されるアミノ酸の数は、機能が保持される限り限定されないが、例えば約1〜50個、好ましくは約1〜30個、より好ましくは約1〜20個、さらにより好ましくは約1〜10個、最も好ましくは1〜5個あるいは1または2個である。アミノ酸の置換、欠失、付加または挿入が施される部位は、機能が保持される限り限定されないが、例えば、機能上重要なドメイン以外の部位であり得る。
さらに、本発明により提供されるタンパク質のバリアントは、配列番号1〜146で表されるアミノ酸配列において、例えば約50%以上、好ましくは約70%以上、より好ましくは約80%以上、さらにより好ましくは約90%以上、最も好ましくは約95%以上の相同性(但し、100%の相同性を除く)を有するアミノ酸配列からなり、且つ生理活性物質に対して相互作用を示すタンパク質であり得る。ここで、上記相同性の数値は、配列解析ソフトウェアであるDNASIS(日立ソフトウェアエンジニアリング)を用いて、例えば、マキシマムマッチング法のコマンドを実行することにより算出される。その際のパラメータは、デフォルトの設定(初期設定)とする。
本発明の標的タンパク質を使用する場合、該タンパク質は標識されていても未標識であってもよく、また、標識タンパク質と未標識タンパク質を所定の割合で含む混合物も使用できる。標識用物質としては、例えば、FITC、FAM等の蛍光物質、ルミノール、ルシフェリン、ルシゲニン等の発光物質、H、14C、32P、35S、123I等の放射性同位体、ビオチン、ストレプトアビジン等の親和性物質などが挙げられる。
本発明の標的遺伝子は、本発明の標的タンパク質をコードするものである限り限定されない。例えば、本発明の標的遺伝子は、上記アミノ酸配列を含むタンパク質に対応するものであり得る。例えば、上記アミノ酸配列を含むタンパク質は、表1−1〜表1−18に示されるFLJヌクレオチド配列アクセッション番号に相当するヌクレオチド配列を有するcDNAクローンに対応するものであり得る。そして、例えばH−Invitational Database(H−InvDB)においてはヒトゲノム上で遺伝子領域を共有するcDNAクローンがクラスターとして分類されており、本発明のタンパク質に対応するcDNAクローンには各々表1−1〜表1−18に示される遺伝子ローカス、すなわちH−InvローカスID(およびH−Inv cDNA ID)が対応付けられている。従って、本発明の標的遺伝子は、表1−1〜表1−18に記載されるFLJヌクレオチド配列アクセッション番号のcDNA、H−InvDBのH−Inv cDNA IDのcDNAクラスターあるいはH−InvローカスIDに対応する遺伝子又はその相同遺伝子であり得る。なお、本明細書中、本発明の標的遺伝子は、ヒト遺伝子に限定されず、異種動物のオルソログをも含む。
本明細書中で使用される場合、「相同遺伝子」とは、上記遺伝子と同一の遺伝子ファミリーに属する遺伝子を意味するものとする。相同遺伝子の例は、表2−1〜表2−42に示す相同タンパク質をコードする遺伝子である。
本明細書中で使用される場合、遺伝子の「バリアント」とは、遺伝子の人工変異体あるいは天然変異体を意味するものとし、さらにその遺伝子から転写されるスプライシングバリアントをも含むものとする。
例えば、本発明で提供される遺伝子のバリアントは、表1−1〜表1−18に示されるFLJヌクレオチド配列アクセッション番号に相当するヌクレオチド配列と相補的な配列に対してストリンジェント条件下でハイブリダイズするヌクレオチド配列からなり、且つ生理活性物質に対して相互作用を示すタンパク質に対応するcDNAであり得る。ここで、ストリンジェント条件下でハイブリダイズするとは、例えば、6×SSC、0.5%SDS、50%ホルムアミドの溶液中で42℃にて加温した後、0.1×SSC、0.5%SDSの溶液中で68℃にて洗浄する条件でも依然として陽性のハイブリダイゼーションシグナルが観察されることを意味する。
本発明の標的タンパク質および標的遺伝子は、生理活性物質Xに関連する疾患または状態、または標的遺伝子Y(もしくは標的タンパク質Y)に関連する疾患または状態に対する医薬の開発、あるいは該疾患または状態に対する研究用試薬の開発などに使用され得る。生理活性物質Xに関連する疾患または状態、標的遺伝子Yに関連する疾患または状態について以下詳述する。
(生理活性物質Xに関連する疾患または状態)
「生理活性物質Xに関連する疾患または状態」とは、生理活性物質Xが適用される疾患または生理活性物質Xの副作用に相当する疾患、あるいは生理活性物質Xの適用が所望される状態(例えば、生理活性物質Xが欠乏した状態)または生理活性物質Xにより引き起こされる望ましくない状態(例えば、生理活性物質Xの過剰摂取により引き起こされる望ましくない状態)に相当する状態を意味する。生理活性物質Xに関連する疾患または状態は、生理活性物質Xにより改善または増悪され得る。
「生理活性物質Xに関連する作用」とは、生理活性物質Xが実際に示す作用(薬理作用、副作用を含む)と同種の作用または反対の作用を意味する。換言すれば、生理活性物質Xに関連する作用は、「生理活性物質Xに関連する疾患または状態」の改善または増悪を引き起こし得る作用である。即ち、「生理活性物質Xに関連する作用」は、生理活性物質Xがアセノクマロールである場合には、ビタミンK拮抗作用あるいは抗血液凝固作用等を示し、アクラルビシンである場合には核酸合成阻害作用あるいは抗癌作用等を示す。
「生理活性物質Xに関連する疾患または状態」、「生理活性物質Xに関連する作用」は、生理活性物質Xの種類に応じて異なる。以下、生理活性物質Xとして代表的な物質を取り上げ、「生理活性物質Xに関連する疾患または状態」について説明する。なお、「生理活性物質Xに関連する作用」は、「生理活性物質Xに関連する疾患または状態」の改善または増悪を引き起こし得る任意の作用であるため、「生理活性物質Xに関連する疾患または状態」の説明により「生理活性物質Xに関連する作用」についても自ずと明らかになるであろう。
トリメチルコルヒチン酸に関連する疾患とは、トリメチルコルヒチン酸が適用される疾患またはトリメチルコルヒチン酸の副作用に相当する疾患を意味する。トリメチルコルヒチン酸は痛風治療薬あるいは細胞分裂阻害剤コルヒチンアナログとして知られている。トリメチルコルヒチン酸が適用される疾患としては、痛風等が例示される。一方、トリメチルコルヒチン酸の副作用としては、消化器障害(例えば、下痢、嘔吐、腹痛)等が例示される。トリメチルコルヒチン酸に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アセノクマロールに関連する疾患とは、アセノクマロールが適用される疾患またはアセノクマロールの副作用に相当する疾患を意味する。アセノクマロールは抗凝固剤あるいは抗血栓剤として知られている。アセノクマロールが適用される疾患としては、血栓塞栓症等が例示される。一方、アセノクマロールの副作用としては、出血(特に脳出血などの臓器内出血、粘膜出血、皮下出血など)、皮膚壊死、肝機能障害・黄疸等が例示される。アセノクマロールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アセトプロマジンに関連する疾患とは、アセトプロマジンが適用される疾患またはアセトプロマジンの副作用に相当する疾患を意味する。アセトプロマジンは抗不安薬として知られている。アセトプロマジンが適用される疾患としては、統合失調症、老年精神病、躁病、うつ病、神経症における鎮静催眠等が例示される。アセトプロマジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アセチルコリンに関連する疾患とは、アセチルコリンが適用される疾患またはアセチルコリンの副作用に相当する疾患を意味する。アセチルコリンは自律神経系作用薬あるいは消化管機能促進薬として知られている。アセチルコリンが適用される疾患としては、麻酔後の腸管麻痺、消化管機能低下のみられる急性胃拡張、円形脱毛症、腰痛、肩こり等が例示される。一方、アセチルコリンの副作用としては、注射部位の疼痛、ショック、アナフィラキシー様症状、悪心、嘔吐、唾液分泌過多、便失禁、腸けいれん等が例示される。アセチルコリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号2、配列番号122で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アクラルビシンに関連する疾患とは、アクラルビシンが適用される疾患またはアクラルビシンの副作用に相当する疾患を意味する。アクラルビシンは抗癌剤として知られている。アクラルビシンが適用される疾患としては、胃癌・肺癌・乳癌・卵巣癌・悪性リンパ腫・急性白血病等が例示され、これらの自覚的並びに他覚的症状の寛解及び改善等に用いられる。一方、アクラルビシンの副作用としては、白血球減少、血小板減少、骨髄抑制、食欲不振、悪心、嘔吐、全身倦怠、脱毛、下痢、肝機能異常、心電図異常、心筋障害等が例示される。アクラルビシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アクチノマイシンDに関連する疾患とは、アクチノマイシンDが適用される疾患またはアクチノマイシンDの副作用に相当する疾患を意味する。アクチノマイシンDはDNAインターカレーターでRNA合成阻害剤、抗癌剤あるいは抗菌剤として知られている。アクチノマイシンDが適用される疾患としては、ウイルムス腫瘍、絨毛上皮腫、破壊性胞状奇胎等が例示される。一方、アクチノマイシンDの副作用としては、食欲不振、悪心・嘔吐、口内炎、白血球減少症、血小板減少症、脱毛、色素沈着、全身倦怠感、神経過敏、骨髄抑制(再生不良性貧血、無顆粒球症、汎血球減少症)、アナフィラキシー様反応、呼吸困難、肝静脈閉塞症、重篤な肝障害等が例示される。アクチノマイシンDに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アデニンに関連する疾患とは、アデニンが適用される疾患またはアデニンの副作用に相当する疾患を意味する。アデニンは白血球減少症治療薬として知られている。アデニンが適用される疾患としては、放射線曝射ないし薬物による白血球減少症等が例示される。一方、アデニンの副作用としては、高尿酸血症、痛風、尿路結石、急性腎不全等が例示される。アデニンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号65で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アジュマリシンに関連する疾患とは、アジュマリシンが適用される疾患またはアジュマリシンの副作用に相当する疾患を意味する。アジュマリシンは血管拡張剤として知られている。アジュマリシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アルベンダゾールに関連する疾患とは、アルベンダゾールが適用される疾患またはアルベンダゾールの副作用に相当する疾患を意味する。アルベンダゾールは寄生虫・原虫用薬で包虫駆除薬として知られている。アルベンダゾールが適用される疾患としては、包虫症等が例示される。一方、アルベンダゾールの副作用としては、肝臓・胆管系障害(肝機能障害)、汎血球減少症等が例示される。アルベンダゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号37、配列番号69、配列番号72、配列番号98、配列番号128で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アラントインに関連する疾患とは、アラントインが適用される疾患またはアラントインの副作用に相当する疾患を意味する。アラントインはプリン代謝産物で、褥瘡・皮膚潰瘍・痔疾治療薬(外用薬)、歯茎からの出血抑制(歯磨き成分)、点眼薬、皮膚疾患(創傷・潰傷・やけど・湿疹)治療薬として知られている。アラントインが適用される疾患としては、褥瘡・皮膚潰瘍・痔疾、歯茎からの出血、皮膚疾患(創傷・潰傷・やけど・湿疹)等が例示される。アラントインに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号110で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アロプリノールに関連する疾患とは、アロプリノールが適用される疾患またはアロプリノールの副作用に相当する疾患を意味する。アロプリノールは尿酸生成阻害薬で痛風・高尿酸血症治療薬として知られている。アロプリノールが適用される疾患としては、痛風における高尿酸血症の是正、高尿酸血症を伴う高血圧症等が例示される。一方、アロプリノールの副作用としては、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、剥脱性皮膚炎等の重篤な発疹または過敏性血管炎、皮膚剥脱、発熱、リンパ節症、関節痛、肝障害、腎機能異常、好酸球増多、ショック、アナフィラキシー様症状、再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、劇症肝炎等の重篤な肝機能障害、黄疸、腎不全の増悪、間質性腎炎を含む腎障害、間質性肺炎、発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸器症状、横紋筋融解症等が例示される。アロプリノールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号134で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アルベリンに関連する疾患とは、アルベリンが適用される疾患またはアルベリンの副作用に相当する疾患を意味する。アルベリンは血管拡張薬あるいは腸・子宮などの平滑筋弛緩薬として知られている。アルベリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号4、配列番号28で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アミカシンに関連する疾患とは、アミカシンが適用される疾患またはアミカシンの副作用に相当する疾患を意味する。アミカシンは抗菌剤として知られている。アミカシンが適用される疾患としては、感染症、敗血症、気管支拡張症の感染時、肺炎、肺化膿症、腹膜炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、創傷・熱傷及び術後の二次感染等が例示される。一方、アミカシンの副作用としては、ショック、第8脳神経障害、注射部位の疼痛、耳鳴・難聴、発疹、腎障害、頭痛、悪心、急性腎不全等の重篤な腎障害、ビタミンK欠乏症状(低プロトロンビン血症、出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)、過量投与時の腎障害、聴覚障害、前庭障害、神経筋遮断症状、呼吸麻痺等が例示される。アミカシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アミノカプロン酸に関連する疾患とは、アミノカプロン酸が適用される疾患またはアミノカプロン酸の副作用に相当する疾患を意味する。アミノカプロン酸は抗プラスミン剤あるいは止血剤として知られている。アミノカプロン酸が適用される疾患としては、全身性線溶亢進が関与する出血傾向(白血病、再生不良性貧血、紫斑病等、および、手術中・術後の異常出血)、局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血(肺出血、鼻出血、性器出血、腎出血、前立腺手術中・術後の異常出血)、湿疹・皮膚炎群、じんま疹、薬疹、小児ストロフルス等が例示される。一方、アミノカプロン酸の副作用としては、過敏症(そう痒感、発疹、潮紅等)、胸やけ・食欲不振・悪心、下痢、倦怠感、結膜潮紅、鼻づまり等が例示される。アミノカプロン酸に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号130で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
6−ベンジルアミノプリンに関連する疾患とは、6−ベンジルアミノプリンが適用される疾患または6−ベンジルアミノプリンの副作用に相当する疾患を意味する。6−ベンジルアミノプリンは植物ホルモン(サイトカイニン)の一種として知られている。6−ベンジルアミノプリンの作用としては、植物における細胞分裂・成長促進作用等が例示される。6−ベンジルアミノプリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号23で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アミオダロンに関連する疾患とは、アミオダロンが適用される疾患またはアミオダロンの副作用に相当する疾患を意味する。アミオダロンは抗不整脈薬あるいは再分極遅延薬として知られている。アミオダロンが適用される疾患としては、生命に危険のある再発性不整脈(心室細動、心室性頻拍、肥大型心筋症に伴う心房細動)等が例示される。一方、アミオダロンの副作用としては、間質性肺炎、肺胞炎、肺線維症、既存の不整脈の重度の悪化、Torsades de pointes等の新たな不整脈の発生、徐脈(心停止)、房室ブロック、脚ブロック、QT延長、洞機能不全、肝酵素の上昇、視覚障害及び視神経炎(角膜色素沈着、視角暈輪、羞明、眼のかすみ等)、甲状腺ホルモンの生合成と代謝阻害による甲状腺機能異常等が例示される。アミオダロンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号37、配列番号83、配列番号92、配列番号94、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アミトリプチリンに関連する疾患とは、アミトリプチリンが適用される疾患またはアミトリプチリンの副作用に相当する疾患を意味する。アミトリプチリンはモノアミン再取り込み阻害作用を有し、抗うつ薬、気分安定薬あるいは精神刺激薬として知られている。アミトリプチリンが適用される疾患としては、うつ病・うつ状態、夜尿症等が例示される。一方、アミトリプチリンの副作用としては、口渇、眠気、振戦等のパーキンソン症状、眩暈、悪性症候群(無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、発熱)、心筋梗塞、幻覚、せん妄、精神錯乱、顔・舌部の浮腫、無顆粒球症、骨髄抑制、麻痺性イレウス(腸管麻痺)、低ナトリウム血症・低浸透圧血症・尿中ナトリウム排泄量の増加・高張尿・けいれん・意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)等が例示される。アミトリプチリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アモキサピンに関連する疾患とは、アモキサピンが適用される疾患またはアモキサピンの副作用に相当する疾患を意味する。アモキサピンはモノアミン再取り込み阻害作用を有し、抗うつ薬、気分安定薬あるいは精神刺激薬として知られている。アモキサピンが適用される疾患としては、うつ病・うつ状態等が例示される。一方、アモキサピンの副作用としては、口渇・便秘等の自律神経障害及びめまい・眠気、悪性症候群、けいれん・精神錯乱・幻覚・せん妄、無顆粒球症、麻痺性イレウス(腸管麻痺)、遅発性ジスキネジア等が例示される。アモキサピンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号13、配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アンピシリンに関連する疾患とは、アンピシリンが適用される疾患またはアンピシリンの副作用に相当する疾患を意味する。アンピシリンは抗菌剤として知られている。アンピシリンが適用される疾患としては、敗血症、細菌性心内膜炎、せつ・よう・膿痂疹・膿皮症・蜂窩織炎、乳腺炎、リンパ節炎・骨髄炎、扁桃炎・咽頭炎・喉頭炎・気管支炎・肺炎・肺化膿症・膿胸、腹膜炎・急性膵炎・肝膿瘍・細菌性赤痢、腎盂腎炎・膀胱炎・尿道炎・子宮内感染・淋疾、髄膜炎、猩紅熱、眼瞼膿瘍・麦粒腫・匐行性角膜潰瘍、中耳炎・副鼻腔炎、急性辺縁性化膿性歯根膜炎・急性根端性化膿性歯根膜炎・智歯周囲炎・歯槽膿瘍・歯槽骨炎・急性顎炎・抜歯後感染、創傷・熱傷及び手術後の二次感染、重症熱傷の二次感染の予防、放線菌症、炭疽、梅毒、胆管炎・胆のう炎等が例示される。一方、アンピシリンの副作用としては、ショック、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、無顆粒球症、溶血性貧血、急性腎不全等の重篤な腎障害、偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎、菌交代症(口内炎・カンジダ症)、ビタミン欠乏症等が例示される。アンピシリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号106で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アンプロリウムに関連する疾患とは、アンプロリウムが適用される疾患またはアンプロリウムの副作用に相当する疾患を意味する。アンプロリウムは寄生虫・原虫用薬あるいは合成抗菌剤として知られている。アンプロリウムが適用される疾患としては、寄生虫・原虫感染症等が例示される。アンプロリウムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号88で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アムリノンに関連する疾患とは、アムリノンが適用される疾患またはアムリノンの副作用に相当する疾患を意味する。アムリノンはフォスフォジエステラーゼIII阻害作用を有し、強心薬として知られている。アムリノンが適用される疾患としては、急性心不全等が例示される。一方、アムリノンの副作用としては、心室性期外収縮(心室頻拍、上室性又は心室性期外収縮、頻脈、完全右脚ブロック等の不整脈、血圧低下)、血小板減少、動脈血酸素分圧の低下、肝機能異常、毛髪及び汗の着色等が例示される。アムリノンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号60で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アンチピリンに関連する疾患とは、アンチピリンが適用される疾患またはアンチピリンの副作用に相当する疾患を意味する。アンチピリンは解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。アンチピリンが適用される疾患としては、頭痛等が例示される。一方、アンチピリンの副作用としては、ショック(胸内苦悶、血圧低下・顔面蒼白・脈拍異常・呼吸困難等)、無顆粒細胞症、過敏症(発疹・紅斑、小疱性角膜炎、そう痒等)、血小板減少、貧血等が例示される。アンチピリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号35、配列番号47、配列番号55、配列番号63で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アルテミシンに関連する疾患とは、アルテミシンが適用される疾患またはアルテミシンの副作用に相当する疾患を意味する。アルテミシンは寄生虫・原虫用薬、抗がん剤として知られている。アルテミシンが適用される疾患としては、寄生虫・原虫感染症、マラリア感染症、がん等が例示される。アルテミシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アステミゾールに関連する疾患とは、アステミゾールが適用される疾患またはアステミゾールの副作用に相当する疾患を意味する。アステミゾールは抗ヒスタミン作用(ヒスタミンH1拮抗薬)あるいはアレルギー治療薬として知られている。アステミゾールが適用される疾患としては、気管支喘息、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、アレルギー性鼻炎等が例示される。一方、アステミゾールの副作用としては、死亡、失神、心〔拍〕停止、QT間隔延長、心室頻脈、早発心室攣縮、心室不整脈、嗜眠、頭痛、疲労、眩暈、眠け、鈍麻、うつ、感覚異常、精神運動障害痙攣、口の渇き、吐き気、腹痛、膨満、下痢、心臓血管系障害、汎血球減少症等が例示される。アステミゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号83、配列番号100で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アトロピン−N−オキシドに関連する疾患とは、アトロピン−N−オキシドが適用される疾患またはアトロピン−N−オキシドの副作用に相当する疾患を意味する。アトロピン−N−オキシドは副交感神経遮断薬アトロピン代謝物として知られている。アトロピン−N−オキシドが適用される疾患としては、胃・十二指腸潰瘍における分泌並びに運動亢進、胃腸のけいれん性疼痛、けいれん性便秘、胆管・尿管の疝痛、有機リン系殺虫剤・副交感神経興奮剤の中毒、迷走神経性徐脈及び迷走神経性房室伝導障害、夜尿症、非薬物性パーキンソニズム、麻酔前投薬、眼科用として散瞳と調節麻痺等が例示される。アトロピン−N−オキシドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号59で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
バカンピシリンに関連する疾患とは、バカンピシリンが適用される疾患またはバカンピシリンの副作用に相当する疾患を意味する。バカンピシリンは抗菌剤として知られている。バカンピシリンが適用される疾患としては、感染症、肺炎、気管支炎、咽喉頭炎、扁桃炎、副鼻腔炎、中耳炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、淋疾、胆のう炎、胆管炎、腹膜炎、リンパ節炎、猩紅熱、乳腺炎、子宮内感染、麦粒腫、眼瞼膿瘍、角膜潰瘍、せつ・よう、毛のう炎、膿痂疹、膿皮症、感染性粉瘤、ひょう疽、皮下膿瘍、歯槽膿瘍、抜歯後感染、智歯周囲炎等が例示される。一方、バカンピシリンの副作用としては、発疹、下痢、悪心、食欲不振、嘔吐、ショック、アナフィラキシー様症状、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、急性腎不全、偽膜性大腸炎、出血性大腸炎、肝機能障害、黄疸等が例示される。バカンピシリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号8で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
バシトラシンに関連する疾患とは、バシトラシンが適用される疾患またはバシトラシンの副作用に相当する疾患を意味する。バシトラシンは抗菌剤として知られている。バシトラシンが適用される疾患及び用途としては、溶血レンサ球菌及びブドウ球菌による感染性口内炎、口腔外科手術後の感染予防等が例示される。一方、バシトラシンの副作用としては、過敏症(発疹、そう痒感等)、悪心・嘔吐、食欲不振、下痢等が例示される。バシトラシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号14、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ベンフルオレクスに関連する疾患とは、ベンフルオレクスが適用される疾患またはベンフルオレクスの副作用に相当する疾患を意味する。ベンフルオレクスは中性脂肪および脂質合成抑制作用あるいはグルコースの細胞浸透の抑制作用を有し、高脂血症治療薬あるいは肥満を有する糖尿病患者用のダイエット補助薬として知られている。ベンフルオレクスが適用される疾患としては、高トリグリセリド血症、肥満症、糖尿病等が例示される。ベンフルオレクスに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号2で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ベンペリドールに関連する疾患とは、ベンペリドールが適用される疾患またはベンペリドールの副作用に相当する疾患を意味する。ベンペリドールはドーパミンD2アンタゴニスト作用を有し、抗精神病薬として知られている。ベンペリドールが適用される疾患としては、統合失調症等が例示される。ベンペリドールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号27、配列番号48で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ベンザルコニウムに関連する疾患とは、ベンザルコニウムが適用される疾患またはベンザルコニウムの副作用に相当する疾患を意味する。ベンザルコニウムは外用の殺菌消毒薬(逆性石鹸)として知られている。ベンザルコニウムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号138で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ベンズブロマロンに関連する疾患とは、ベンズブロマロンが適用される疾患またはベンズブロマロンの副作用に相当する疾患を意味する。ベンズブロマロンは尿酸排泄促進作用を有し、痛風・高尿酸血症治療薬として知られている。ベンズブロマロンが適用される疾患及び用途としては、痛風・高尿酸血症を伴う高血圧症における高尿酸血症の改善等が例示される。一方、ベンズブロマロンの副作用としては、劇症肝炎等の重篤な肝障害、黄疸、胃部不快感、胃腸障害、そう痒感、発疹、下痢等が例示される。ベンズブロマロンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号69で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ベンゼトニウムに関連する疾患とは、ベンゼトニウムが適用される疾患またはベンゼトニウムの副作用に相当する疾患を意味する。ベンゼトニウムは殺菌消毒薬として知られている。ベンゼトニウムが適用される疾患としては、咽頭炎、扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎、口腔創傷等が例示される。一方、ベンゼトニウムの副作用としては、発疹、掻痒、口腔・咽頭の刺激感、口中のあれ等が例示される。ベンゼトニウムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号18で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ベンズフェタミンに関連する疾患とは、ベンズフェタミンが適用される疾患またはベンズフェタミンの副作用に相当する疾患を意味する。ベンズフェタミンは食欲抑制剤あるいは抗肥満薬として知られている。ベンズフェタミンが適用される疾患としては、肥満症等が例示される。ベンズフェタミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号76、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ベプリジルに関連する疾患とは、ベプリジルが適用される疾患またはベプリジルの副作用に相当する疾患を意味する。ベプリジルはカルシウム拮抗薬で抗不整脈薬として知られている。ベプリジルが適用される疾患としては、頻脈性不整脈、狭心症等が例示される。ベプリジルに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号96で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ベルランビンに関連する疾患とは、ベルランビンが適用される疾患またはベルランビンの副作用に相当する疾患を意味する。ベルランビンは解熱作用・抗糖尿病作用を有するツヅラフジ科のアルカロイドとして知られている。ベルランビンが適用される疾患としては、消化不良、発熱、糖尿病等が例示される。ベルランビンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号4で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ベタネコールに関連する疾患とは、ベタネコールが適用される疾患またはベタネコールの副作用に相当する疾患を意味する。ベタネコールは副交感神経興奮剤あるいは消化管機能促進薬として知られている。ベタネコールが適用される疾患としては、消化管機能低下(慢性胃炎、迷走神経切断後・手術後及び分娩後の腸管麻痺、麻痺性イレウス)、手術後・分娩後及び神経因性膀胱などの低緊張性膀胱による排尿困難等が例示される。一方、ベタネコールの副作用としては、心悸亢進、胸やけ、悪心・嘔吐、唾液分泌過多、腹痛、下痢、胃部不快感、頭痛、過敏症、発熱、発汗、顔面潮紅等が例示される。ベタネコールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号30で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ビククリン(+)に関連する疾患とは、ビククリン(+)が適用される疾患またはビククリン(+)の副作用に相当する疾患(例、けいれん)を意味する。ビククリン(+)はGABA受容体アンタゴニストとして知られている。ビククリン(+)が適用される疾患としては、GABA受容体アンタゴニストが適用される疾患等が例示される。ビククリン(+)に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ブレオマイシンに関連する疾患とは、ブレオマイシンが適用される疾患またはブレオマイシンの副作用に相当する疾患を意味する。ブレオマイシンは抗癌剤として知られている。ブレオマイシンが適用される疾患としては、頭頸部癌、皮膚悪性腫瘍等が例示される。一方、ブレオマイシンの副作用としては、間質性肺炎、肺線維症、投与部位の疼痛、発熱、食欲不振、全身倦怠感、悪心・嘔吐、脱毛、ショック、病巣の急速な壊死による出血等が例示される。ブレオマイシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号25、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ボルジンに関連する疾患とは、ボルジンが適用される疾患またはボルジンの副作用に相当する疾患を意味する。ボルジンは抗酸化作用、胆汁分泌促進作用あるいは胃腸機能改善作用を有するアルカロイドとして知られている。ボルジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ブプロピオンに関連する疾患とは、ブプロピオンが適用される疾患またはブプロピオンの副作用に相当する疾患を意味する。ブプロピオンは抗うつ薬、気分安定薬、精神刺激薬あるいは経口禁煙治療薬として知られている。ブプロピオンが適用される疾患としては、うつ病、多動性障害(ADHD)、神経因性疼痛、性機能障害(女性)、薬物乱用、禁煙補助、肥満、炎症性大腸炎等が例示される。ブプロピオンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号53、配列番号66、配列番号82で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ブスルファンに関連する疾患とは、ブスルファンが適用される疾患またはブスルファンの副作用に相当する疾患を意味する。ブスルファンはアルキル化剤あるいは抗癌剤として知られている。ブスルファンが適用される疾患としては、慢性骨髄性白血病、真性多血症等が例示される。一方、ブスルファンの副作用としては、骨髄抑制(汎血球減少、白血球減少、血小板減少、貧血等)、間質性肺炎、肺線維症、白内障等が例示される。ブスルファンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号89で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
カプレオマイシンに関連する疾患とは、カプレオマイシンが適用される疾患またはカプレオマイシンの副作用に相当する疾患を意味する。カプレオマイシンは抗菌剤あるいは抗結核薬として知られている。カプレオマイシンが適用される疾患としては、結核等が例示される。カプレオマイシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
カルバマゼピンに関連する疾患とは、カルバマゼピンが適用される疾患またはカルバマゼピンの副作用に相当する疾患を意味する。カルバマゼピンは主として大発作に適用される抗てんかん薬として知られている。カルバマゼピンが適用される疾患としては、精神運動発作、てんかん性格及びてんかんに伴う精神障害、てんかんのけいれん発作(強直間代発作、全般けいれん発作、大発作)、躁病、躁うつ病の躁状態、統合失調症の興奮状態、三叉神経痛等が例示される。一方、カルバマゼピンの副作用としては、再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、赤芽球癆、血小板減少、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、SLE様症状、紅皮症(剥脱性皮膚炎)、リンパ節腫脹を伴う過敏反応、肝機能障害、黄疸、急性腎不全(間質性腎炎等)、PIE症候群、間質性肺炎、血栓塞栓症、アナフィラキシー反応、うっ血性心不全、房室ブロック、洞機能不全、徐脈、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)、無菌性髄膜炎、悪性症候群等が例示される。カルバマゼピンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
カルビマゾールに関連する疾患とは、カルビマゾールが適用される疾患またはカルビマゾールの副作用に相当する疾患を意味する。カルビマゾールは甲状腺機能異常治療薬あるいは抗甲状腺薬)として知られている。カルビマゾールが適用される疾患としては、甲状腺機能亢進症、抗甲状腺薬等が例示される。一方、カルビマゾールの副作用としては、汎血球減少、再生不良性貧血、無顆粒球症、白血球減少、低プロトロンビン血症、第VII因子欠乏症、血小板減少、血小板減少性紫斑病、肝機能障害、黄疸、SLE様症状、インスリン自己免疫症候群、間質性肺炎、抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎症候群等が例示される。カルビマゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号60、配列番号67で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
セフィキシムに関連する疾患とは、セフィキシムが適用される疾患またはセフィキシムの副作用に相当する疾患を意味する。セフィキシムは抗菌剤として知られている。セフィキシムが適用される疾患としては、感染症、気管支炎、気管支拡張症、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、腎盂腎炎、膀胱炎、淋菌性尿道炎、胆のう炎、胆管炎、猩紅熱、中耳炎、副鼻腔炎等が例示される。一方、セフィキシムの副作用としては、下痢等の消化器症状、発疹等の皮膚症状、ショック、アナフィラキシー様症状、皮膚障害、血液障害、腎障害、大腸炎、間質性肺炎、PIE症候群、肝機能障害、黄疸等が例示される。セフィキシムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号140で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
セフォニシドに関連する疾患とは、セフォニシドが適用される疾患またはセフォニシドの副作用に相当する疾患を意味する。セフォニシドは抗菌剤として知られている。セフォニシドが適用される疾患としては、感染症、気管支炎、気管支拡張症、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、腎盂腎炎、膀胱炎、淋菌性尿道炎、胆のう炎、胆管炎、猩紅熱、中耳炎、副鼻腔炎等が例示される。セフォニシドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
セフォキシチンに関連する疾患とは、セフォキシチンが適用される疾患またはセフォキシチンの副作用に相当する疾患を意味する。セフォキシチンは抗菌剤として知られている。セフォキシチンが適用される疾患としては、感染症、気管支炎、気管支拡張症、慢性呼吸器疾患の二次感染、肺炎、腎盂腎炎、膀胱炎、淋菌性尿道炎、胆のう炎、胆管炎、猩紅熱、中耳炎、副鼻腔炎等が例示される。セフォキシチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
セレスチンブルーに関連する疾患とは、セレスチンブルーが適用される疾患またはセレスチンブルーの副作用に相当する疾患を意味する。セレスチンブルーは細胞核・染色体などの染色に用いられる細胞染色剤として知られている。セレスチンブルーに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号5、配列番号19、配列番号24、配列番号127、配列番号134、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
セントロフェノキシンに関連する疾患とは、セントロフェノキシンが適用される疾患またはセントロフェノキシンの副作用に相当する疾患を意味する。セントロフェノキシンは脳循環代謝改善薬あるいは脳代謝賦活剤として知られている。セントロフェノキシンが適用される疾患としては、頭部外傷後遺症におけるめまい、脳術後あるいは頭部外傷の急性期における意識障害等が例示される。一方、セントロフェノキシンの副作用としては、不眠、悪心、食欲不振等が例示される。セントロフェノキシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号25、配列番号57で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロラムブシルに関連する疾患とは、クロラムブシルが適用される疾患またはクロラムブシルの副作用に相当する疾患を意味する。クロラムブシルは抗癌剤として知られている。クロラムブシルが適用される疾患としては、慢性リンパ性白血病、悪性リンパ腫等が例示される。一方、クロラムブシルの副作用としては、骨髄機能抑制、男性不妊、悪心、嘔吐、下痢、振戦、攣縮、錯乱、運動失調、弛緩性麻痺等が例示される。クロラムブシルに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号69、配列番号75、配列番号92で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロルヘキシジンに関連する疾患とは、クロルヘキシジンが適用される疾患またはクロルヘキシジンの副作用に相当する疾患を意味する。クロルヘキシジンは口腔などの殺菌消毒薬として知られている。クロルヘキシジンが適用される用途としては、結膜洗浄、皮膚消毒、医療従事者の手指消毒、医療用具の消毒等が例示される。一方、クロルヘキシジンの副作用としては、聴神経及び中枢神経に対して直接使用した場合に認められる難聴・神経障害等が例示される。クロルヘキシジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号37、配列番号100、配列番号104、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロルプロパミドに関連する疾患とは、クロルプロパミドが適用される疾患またはクロルプロパミドの副作用に相当する疾患を意味する。クロルプロパミドは糖尿病治療薬あるいは経口血糖降下薬として知られている。クロルプロパミドが適用される疾患としては、インスリン非依存型糖尿病等が例示される。一方、クロルプロパミドの副作用としては、低血糖等が例示される。クロルプロパミドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号120で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロモマイシンA3に関連する疾患とは、クロモマイシンA3が適用される疾患またはクロモマイシンA3の副作用に相当する疾患を意味する。クロモマイシンA3は抗癌剤として知られている。クロモマイシンA3に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号14、配列番号33、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
シクロピロクスに関連する疾患とは、シクロピロクスが適用される疾患またはシクロピロクスの副作用に相当する疾患を意味する。シクロピロクスは皮膚用の抗真菌薬として知られている。シクロピロクスが適用される疾患としては、白癬(体部白癬、股部白癬、汗疱状白癬)、カンジダ症(間擦疹、乳児寄生菌性紅斑、指間びらん症)等が例示される。一方、シクロピロクスの副作用としては、皮膚炎、皮膚刺激作用等が例示される。シクロピロクスに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号19、配列番号118、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
シノキサシンに関連する疾患とは、シノキサシンが適用される疾患またはシノキサシンの副作用に相当する疾患を意味する。シノキサシンは抗菌剤あるいは尿路感染症治療薬として知られている。シノキサシンが適用される疾患としては、感染症、膀胱炎、腎盂腎炎等が例示される。一方、シノキサシンの副作用としては、ショック等が例示される。シノキサシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号109で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クレボプリドに関連する疾患とは、クレボプリドが適用される疾患またはクレボプリドの副作用に相当する疾患を意味する。クレボプリドは胃粘膜微小循環改善薬あるいは消化性潰瘍治療薬として知られている。クレボプリドが適用される疾患としては、胃潰瘍等が例示される。一方、クレボプリドの副作用としては、眠気、不眠、手足のしびれ、舌のもつれ、便秘、口渇感、嘔気、倦怠感、のぼせ、脱力感、錐体外路症状(振戦、流涎、頸部の筋硬直及び口周部等の不随意運動)等が例示される。クレボプリドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クレミゾールに関連する疾患とは、クレミゾールが適用される疾患またはクレミゾールの副作用に相当する疾患を意味する。クレミゾールは局所麻酔薬として知られている。クレミゾールが適用される疾患及び用途としては、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、薬疹、中毒疹、小児ストロフルス、咬刺症)、じん麻疹、枯草熱、痔核・裂肛・軽度な直腸炎の症状緩解等が例示される。一方、クレミゾールの副作用としては、局所の真菌・ウイルス・細菌性感染症、皮膚刺激感、そう痒感等が例示される。クレミゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クレンブテロールに関連する疾患とは、クレンブテロールが適用される疾患またはクレンブテロールの副作用に相当する疾患を意味する。クレンブテロールはβ2−アドレナリン受容体刺激作用を有し、気管支拡張剤、腹圧性尿失禁治療剤、気管支拡張薬あるいは喘息治療薬として知られている。クレンブテロールが適用される疾患及び用途としては、気管支喘息・慢性気管支炎・肺気腫・急性気管支炎の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難など諸症状の緩解、腹圧性尿失禁等が例示される。一方、クレンブテロールの副作用としては、振戦、腹痛、血圧上昇、重篤な血清カリウム値の低下等が例示される。クレンブテロールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クリジニウムに関連する疾患とは、クリジニウムが適用される疾患またはクリジニウムの副作用に相当する疾患を意味する。クリジニウムは抗ムスカリン作用を有し、胃腸薬として知られている。クリジニウムが適用される疾患としては、胃潰瘍等が例示される。一方、クリジニウムの副作用としては、口渇、味覚異常、嘔吐・悪心、嚥下障害、胸焼け、便秘、イレウス、排尿困難、陰萎、霧視、散瞳、光恐怖症、動悸、頭痛、顔面紅潮、神経過敏、眠気、衰弱、めまい、意識混濁等が例示される。クリジニウムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロベタゾンに関連する疾患とは、クロベタゾンが適用される疾患またはクロベタゾンの副作用に相当する疾患を意味する。クロベタゾンは副腎皮質ホルモン剤で皮膚用の消炎・鎮痛・鎮痒薬として知られている。クロベタゾンが適用される疾患としては、アトピー性皮膚炎、乳幼児湿疹、湿疹・皮膚炎等が例示される。一方、クロベタゾンの副作用としては、眼瞼皮膚への使用による眼圧亢進・緑内障・後のう白内障、皮膚感染症、ステロイドざ瘡、口囲皮膚炎、ステロイド皮膚、過敏症、下垂体・副腎皮質系機能の抑制等が例示される。クロベタゾンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロファジミンに関連する疾患とは、クロファジミンが適用される疾患またはクロファジミンの副作用に相当する疾患を意味する。クロファジミンはハンセン病治療薬として知られている。クロファジミンが適用される疾患としては、ハンセン病等が例示される。一方、クロファジミンの副作用としては、皮膚着色、視力低下、腸閉塞、脾臓梗塞、血栓塞栓症等が例示される。クロファジミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号8、配列番号64、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロフィリウムに関連する疾患とは、クロフィリウムが適用される疾患またはクロフィリウムの副作用に相当する疾患を意味する。クロフィリウムはKチャンネルブロッカーで、抗不整脈薬あるいは心臓抑制薬として知られている。クロフィリウムが適用される疾患としては、不整脈等が例示される。クロフィリウムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロミフェンに関連する疾患とは、クロミフェンが適用される疾患またはクロミフェンの副作用に相当する疾患を意味する。クロミフェンは排卵誘発薬として知られている。クロミフェンが適用される疾患及び用途としては、排卵障害に基づく不妊症の排卵誘発、男性不妊症等が例示される。一方、クロミフェンの副作用としては、卵巣過剰刺激による卵巣腫大、視覚障害、悪心、嘔吐、頭痛等が例示される。クロミフェンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号69、配列番号92、配列番号100、配列番号114、配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロナゼパムに関連する疾患とは、クロナゼパムが適用される疾患またはクロナゼパムの副作用に相当する疾患を意味する。クロナゼパムは抗てんかん薬として知られている。クロナゼパムが適用される疾患としては、小型(運動)発作、精神運動発作、自律神経発作等が例示される。一方、クロナゼパムの副作用としては、依存性、呼吸抑制、睡眠中の多呼吸発作、刺激興奮、錯乱等、肝機能障害、黄疸等が例示される。クロナゼパムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号122で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロペラスチンに関連する疾患とは、クロペラスチンが適用される疾患またはクロペラスチンの副作用に相当する疾患を意味する。クロペラスチンは中枢性非麻薬性鎮咳薬として知られている。クロペラスチンが適用される疾患としては、感冒・急性および慢性気管支炎・気管支拡張症・肺結核・肺癌に伴う咳嗽等が例示される。一方、クロペラスチンの副作用としては、眠気、悪心、食欲不振、口渇等が例示される。クロペラスチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロチアゼパムに関連する疾患とは、クロチアゼパムが適用される疾患またはクロチアゼパムの副作用に相当する疾患を意味する。クロチアゼパムは抗不安薬として知られている。クロチアゼパムが適用される疾患としては、心身症における身体症候並びに不安・緊張・心気・抑うつ・睡眠障害、自律神経失調症におけるめまい・肩こり・食欲不振、麻酔前投薬等が例示される。一方、クロチアゼパムの副作用としては、眠気、ふらつき、倦怠感、大量連用による薬物依存、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし中止による禁断症状、肝機能障害、黄疸等が例示される。クロチアゼパムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号21、配列番号95、配列番号98、配列番号141で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロキサシリンに関連する疾患とは、クロキサシリンが適用される疾患またはクロキサシリンの副作用に相当する疾患を意味する。クロキサシリンは抗菌剤として知られている。クロキサシリンが適用される疾患としては、感染性疾患、肺化膿症、気管支拡張症、肺結核二次感染、敗血症、細菌性肺炎、尿路感染症等が例示される。一方、クロキサシリンの副作用としては、消化管障害、皮膚障害、ショック、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、無顆粒球症、溶血性貧血、急性腎不全、偽膜性大腸炎等が例示される。クロキサシリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号101で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロザピンに関連する疾患とは、クロザピンが適用される疾患またはクロザピンの副作用に相当する疾患を意味する。クロザピンは抗精神病薬として知られている。クロザピンが適用される疾患としては、統合失調症、抗パーキンソン病薬による精神症状等が例示される。一方、クロザピンの副作用としては、頻脈、心筋炎、心膜炎、心嚢液貯留、無顆粒球症、血糖値上昇等が例示される。クロザピンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号45で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
シアノコバラミンに関連する疾患とは、シアノコバラミンが適用される疾患またはシアノコバラミンの副作用に相当する疾患を意味する。シアノコバラミンはビタミンB12製剤として知られている。シアノコバラミンが適用される疾患及び用途としては、ビタミンB12欠乏症の予防及び治療(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦など)、巨赤芽球性貧血、広節裂頭条虫症、悪性貧血に伴う神経障害、吸収不全症候群、調節性眼精疲労における微動調節の改善等が例示される。一方、シアノコバラミンの副作用としては、アナフィラキシー様症状等が例示される。シアノコバラミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
シクロベンザプリンに関連する疾患とは、シクロベンザプリンが適用される疾患またはシクロベンザプリンの副作用に相当する疾患を意味する。シクロベンザプリンは中枢性筋弛緩薬あるいは抗けいれん薬として知られている。シクロベンザプリンが適用される疾患としては、けいれん等が例示される。一方、シクロベンザプリンの副作用としては、眠気、脱力、幻覚等が例示される。シクロベンザプリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号13、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
シクロスポリンAに関連する疾患とは、シクロスポリンAが適用される疾患またはシクロスポリンAの副作用に相当する疾患を意味する。シクロスポリンAは免疫抑制剤として知られている。シクロスポリンAが適用される疾患及び用途としては、腎・肝・心移植時拒絶反応抑制、骨髄移植時拒絶反応および移植片対宿主病抑制、眼症状のあるベーチェット病、尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症、関節症性乾癬、再生不良性貧血、赤芽球癆、ネフローゼ症候群等が例示される。一方、シクロスポリンAの副作用としては、ショック、腎障害、肝障害、中枢神経系障害、神経ベーチェット病症状、感染症、急性膵炎、血栓症微小血管障害、溶血性貧血、血小板減少、横紋筋融解症、リンパ腫、リンパ増殖性疾患、特に皮膚の悪性腫瘍、血圧上昇、貧血、白血球減少、血小板減少、消化性潰瘍、悪心、嘔吐、腹痛、胃部不快感、多毛、振戦、頭痛、しびれ、めまい、糖尿、高血糖、高カリウム血症、高尿酸血症等が例示される。シクロスポリンAに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号76、配列番号81、配列番号131で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
シプロヘプタジンに関連する疾患とは、シプロヘプタジンが適用される疾患またはシプロヘプタジンの副作用に相当する疾患を意味する。シプロヘプタジンは抗ヒスタミン作用を有し、アレルギー薬として知られている。シプロヘプタジンが適用される疾患としては、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹)、じんま疹、血管運動性浮腫、枯草熱、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎、感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽等が例示される。一方、シプロヘプタジンの副作用としては、錯乱、幻覚、痙攣、無顆粒球症、眠気、めまい、倦怠感、白血球減少、血小板減少、抗コリン作用による眼内圧亢進・消化管運動抑制・喀痰の粘稠化等が例示される。シプロヘプタジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号21、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
シタラビンに関連する疾患とは、シタラビンが適用される疾患またはシタラビンの副作用に相当する疾患を意味する。シタラビンは代謝拮抗性の抗がん剤として知られている。シタラビンが適用される疾患としては、急性白血病、膀胱腫瘍、消化器癌(胃癌、胆のう癌、胆道癌、膵癌、肝癌、結腸癌、直腸癌等)、肺癌、乳癌、子宮癌、卵巣癌等が例示される。一方、シタラビンの副作用としては、悪心・嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢、骨髄機能抑制に伴う血液障害(汎血球減少、白血球減少、血小板減少、貧血、網赤血球減少、巨赤芽球様細胞の発現)、ショック、消化管障害(消化管潰瘍、出血、好中球減少性腸炎)、急性呼吸促迫症候群、関質性肺炎、急性心膜炎、心のう液貯留等が例示される。シタラビンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号44で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ダナゾールに関連する疾患とは、ダナゾールが適用される疾患またはダナゾールの副作用に相当する疾患を意味する。ダナゾールは男性ホルモン受容体・プロゲステロン受容体・糖質コルチコイド受容体に対する結合活性を有し、卵巣機能抑制作用を有する子宮内膜症治療薬として知られている。ダナゾールが適用される疾患としては、子宮内膜症、乳腺症、血友病、特発性血小板減少性紫斑病、血管神経性浮腫、アレルギー疾患等が例示される。一方、ダナゾールの副作用としては、ざ瘡、浮腫、肩こり、皮脂の分泌増加、体重増加、胸囲減少、毛髪の成長促進、声の低調化、頭痛、ほてり、性欲の変化、筋けいれん、性器出血、嘔吐、発疹、血栓症、劇症肝炎、肝腫瘍、肝臓紫斑病、心筋梗塞、間質性肺炎等が例示される。ダナゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ダントロレンに関連する疾患とは、ダントロレンが適用される疾患またはダントロレンの副作用に相当する疾患を意味する。ダントロレンは筋弛緩薬あるいは悪性高熱症・悪性症候群の治療薬として知られている。ダントロレンが適用される疾患としては、悪性症候群、全身こむら返り病、痙性麻痺、脳血管障害後遺症、脳性麻痺、外傷後遺症、頸部脊椎症、後縦靭帯骨化症、脊髄小脳変性症、痙性脊髄麻痺、脊髄炎、脊髄症、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症、スモン、潜水病等が例示される。一方、ダントロレンの副作用としては、脱力感、全身倦怠感、ふらふら感、呼吸不全、肝機能異常、けいれん、PIE症候群(発熱、咳嗽、呼吸困難、胸痛、胸水貯留、好酸球増多等を伴う症状)、胸膜炎、イレウス、呼吸不全、ショック、アナフィラキシー様症状等が例示される。ダントロレンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号57で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
デフェロキサミンに関連する疾患とは、デフェロキサミンが適用される疾患またはデフェロキサミンの副作用に相当する疾患を意味する。デフェロキサミンは重金属その他の中毒治療薬として知られている。デフェロキサミンが適用される疾患としては、原発性および続発性ヘモクロマトーシスにおける尿中への鉄排泄増加等が例示される。一方、デフェロキサミンの副作用としては、視覚障害、聴力障害、エルシニア感染症、ムーコル症等の重症真菌感染症、血尿、乏尿、尿着色、血小板減少、下痢等が例示される。デフェロキサミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号121で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
デシプラミンに関連する疾患とは、デシプラミンが適用される疾患またはデシプラミンの副作用に相当する疾患を意味する。デシプラミンは抗うつ薬、気分安定薬あるいは精神刺激薬として知られている。デシプラミンが適用される疾患としては、うつ病およびうつ状態等が例示される。一方、デシプラミンの副作用としては、悪性症候群、パーキンソン症状・振戦・アカシジア等の錐体外路障害、運動失調、知覚異常、精神錯乱、不眠、不安、眠気、てんかん発作、性欲減退等が例示される。デシプラミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号87、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
デキサメタゾンに関連する疾患とは、デキサメタゾンが適用される疾患またはデキサメタゾンの副作用に相当する疾患を意味する。デキサメタゾンは副腎皮質ホルモン製剤として知られている。デキサメタゾンが適用される疾患及び用途としては、慢性および急性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、亜急性甲状腺炎、甲状腺中毒症、甲状腺疾患に伴う悪性眼球突出症、慢性関節リウマチ、リウマチ熱(リウマチ性心炎)、エリテマトーデス、全身性血管炎、多発性筋炎(皮膚筋炎)、強皮症、ネフローゼ症候群、うっ血性心不全、気管支喘息、喘息性気管支炎、アレルギー・中毒(薬疹、中毒疹)、重症感染症(化学療法と併用)、免疫性溶血性貧血、白血病、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、限局性腸炎、潰瘍性大腸炎、劇症肝炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、慢性肝炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎(肺線維症)、肺結核、結核性髄膜炎、結核性胸膜炎、結核性腹膜炎、結核性心のう炎、脳脊髄炎、悪性リンパ腫、特発性低血糖症、原因不明の発熱、副腎摘除、蛇毒・昆虫毒、強直性脊椎炎、卵管整形術後の癒着防止、前立腺癌、湿疹・皮膚炎群、急性・慢性中耳炎、難治性口内炎及び舌炎、嗅覚障害等が例示される。一方、デキサメタゾンの副作用としては、誘発感染症、感染症の増悪、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化性潰瘍、膵炎、精神変調、うつ状態、けいれん、骨粗鬆症、ミオパシー、緑内障、後のう白内障、血栓症等が例示される。デキサメタゾンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号22で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジアゼパムに関連する疾患とは、ジアゼパムが適用される疾患またはジアゼパムの副作用に相当する疾患を意味する。ジアゼパムは抗不安薬として知られている。ジアゼパムが適用される疾患及び用途としては、神経症における不安・緊張・抑うつ、うつ病における不安・緊張、心身症における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ、脳脊髄疾患に伴う筋けいれん・疼痛における筋緊張の軽減、麻酔前投薬、麻酔前・麻酔導入時・麻酔中・術後・アルコール依存症の禁断(離脱)症状・分娩時における不安・興奮・抑うつの軽減、てんかん様重積状態・有機リン中毒・カーバメート中毒けいれんの抑制等が例示される。一方、ジアゼパムの副作用としては、薬物依存、精神分裂病等の精神障害者に対する投与時の刺激興奮あるいは錯乱等、慢性気管支炎等の呼吸器疾患に用いた場合の呼吸抑制等が例示される。ジアゼパムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号20で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジブカインに関連する疾患とは、ジブカインが適用される疾患またはジブカインの副作用に相当する疾患を意味する。ジブカインは局所麻酔薬として知られている。ジブカインが適用される疾患としては、脊椎麻酔(腰椎麻酔)、根管消毒及び残存歯髄の失活等が例示される。一方、ジブカインの副作用としては、ショック、アナフィラキシー様症状、振戦、けいれん、眠気、不安、興奮、霧視、めまい、悪心・嘔吐、過敏症等が例示される。ジブカインに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジサイクロミンに関連する疾患とは、ジサイクロミンが適用される疾患またはジサイクロミンの副作用に相当する疾患を意味する。ジサイクロミンは副交感神経抑制作用あるいは遮断作用を有し、自律神経系作用薬として知られている。ジサイクロミンが適用される疾患としては、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎等が例示される。一方、ジサイクロミンの副作用としては、頭痛・頭重、眩暈、眠気、口渇、便秘、下痢・軟便、悪心・嘔吐、腹部膨満、鼓腸、食欲不振、視調節障害(眼圧亢進)等が例示される。ジサイクロミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号13、配列番号32、配列番号94、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジダノシンに関連する疾患とは、ジダノシンが適用される疾患またはジダノシンの副作用に相当する疾患を意味する。ジダノシンは逆転写酵素阻害作用を有し、抗ウイルス薬あるいはHIV感染症治療薬として知られている。ジダノシンが適用される疾患としては、後天性免疫不全症候群(AIDS)、HIV感染症等が例示される。一方、ジダノシンの副作用としては、下痢、腹痛、食欲不振、腹部膨満感、末梢神経障害、頭痛、悪心・嘔吐、発疹・そう痒感、無力症、不眠症、膵炎、抑うつ、疼痛、乳酸アシドーシス、肝障害、網膜色素脱失・視神経炎、発作・けいれん、錯乱、ミオパシー、低換気症、アナフィラキシー様反応、皮膚粘膜眼症候群、急性腎不全、汎血球減少症、横紋筋融解症、脳血管障害・脳出血等が例示される。ジダノシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号44で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジフロラゾンに関連する疾患とは、ジフロラゾンが適用される疾患またはジフロラゾンの副作用に相当する疾患を意味する。ジフロラゾンは副腎皮質ホルモン剤で皮膚用の消炎・鎮痛・鎮痒薬として知られている。ジフロラゾンが適用される疾患としては、湿疹・皮膚炎群、乾癬、痒疹群、掌蹠膿疱症、紅皮症、薬疹・中毒疹、虫さされ、紅斑症、肥厚性瘢痕・ケロイド、肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉芽腫)、悪性リンパ腫、皮膚アミロイドーシス、天疱瘡群、円形脱毛症等が例示される。一方、ジフロラゾンの副作用としては、皮膚の細菌・真菌感染症、下垂体・副腎皮質系機能抑制、後のう白内障・緑内障等が例示される。ジフロラゾンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号117で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジギトキシゲニンに関連する疾患とは、ジギトキシゲニンが適用される疾患またはジギトキシゲニンの副作用に相当する疾患を意味する。ジギトキシゲニンは強心薬として知られている。ジギトキシゲニンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジギトキシンに関連する疾患とは、ジギトキシンが適用される疾患またはジギトキシンの副作用に相当する疾患を意味する。ジギトキシンはジギタリス強心配糖体として知られている。ジギトキシンが適用される疾患及び用途としては、先天性心疾患・弁膜疾患・高血圧症・虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症等)・肺性心(肺血栓・塞栓症、肺気腫、肺線維症等によるもの)・その他の心疾患(心膜炎、心筋疾患等)・腎疾患・甲状腺機能亢進症並びに低下症等によるうっ血性心不全(肺水腫,心臓喘息等を含む)、心房細動・粗動による頻脈、発作性上室性頻拍、手術・急性熱性疾患・出産・ショック・急性中毒における心不全及び各種頻脈の予防と治療等が例示される。一方、ジギトキシンの副作用としては、ジギタリス中毒、消化器症状(食欲不振、悪心・嘔吐、下痢等)、循環器症状(不整脈、頻脈、高度の徐脈等)、視覚異常(黄視、緑視、複視等)、精神症状(めまい、頭痛、失見当識、錯乱等)、血液症状(血小板減少)、過敏症(発疹、じんま疹、紫斑、浮腫等)、女性型乳房、筋力低下等が例示される。ジギトキシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号116、配列番号121で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジヒドロエルゴクリスチンに関連する疾患とは、ジヒドロエルゴクリスチンが適用される疾患またはジヒドロエルゴクリスチンの副作用に相当する疾患を意味する。ジヒドロエルゴクリスチンはドーパミン受容体部分アゴニスト作用あるいはセロトニン受容体アンタゴニスト作用を有する麦角アルカロイド系の血管収縮薬として知られている。ジヒドロエルゴクリスチンが適用される疾患としては、頭部外傷後遺症の随伴症状、高血圧症、末梢循環障害(ビュルガー病、閉塞性動脈硬化症、動脈塞栓・血栓症、レイノー症候群、凍瘡・凍傷、間欠性跛行)等が例示される。一方、ジヒドロエルゴクリスチンの副作用としては、胃腸障害、発疹・そう痒、頭痛、めまい、徐脈、血圧低下、脳貧血症状、顔面潮紅、のぼせ感、心悸亢進等が例示される。ジヒドロエルゴクリスチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号3、配列番号8、配列番号37、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジヒドロエルゴタミンに関連する疾患とは、ジヒドロエルゴタミンが適用される疾患またはジヒドロエルゴタミンの副作用に相当する疾患を意味する。ジヒドロエルゴタミンは解熱・鎮痛・抗炎症薬あるいは片頭痛治療薬として知られている。ジヒドロエルゴタミンが適用される疾患としては、片頭痛(血管性頭痛)、起立性低血圧等が例示される。一方、ジヒドロエルゴタミンの副作用としては、胸膜・後腹膜・心臓弁の線維症、じんま疹、悪心、嘔吐、下痢、めまい、眠気、血圧上昇、動悸、手指冷感等が例示される。ジヒドロエルゴタミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号3、配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジヒドロストレプトマイシンに関連する疾患とは、ジヒドロストレプトマイシンが適用される疾患またはジヒドロストレプトマイシンの副作用に相当する疾患を意味する。ジヒドロストレプトマイシンは抗菌剤として知られている。ジヒドロストレプトマイシンが適用される疾患としては、感染性疾患等が例示される。ジヒドロストレプトマイシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号58、配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジメンヒドリナートに関連する疾患とは、ジメンヒドリナートが適用される疾患またはジメンヒドリナートの副作用に相当する疾患を意味する。ジメンヒドリナートは抗ヒスタミン作用(H1受容体アンタゴニスト)を有し、鎮静剤あるいは鎮吐剤として知られている。ジメンヒドリナートが適用される疾患としては、動揺病(乗物酔い)、メニエール症候群の悪心・嘔吐・眩暈の軽減、放射線宿酔、手術後の悪心・嘔吐・眩暈等が例示される。一方、ジメンヒドリナートの副作用としては、眠気、頭痛、手足のしびれ、手指の振戦、めまい、目のかすみ、ふらふら感、不眠、知覚異常、胸やけ、胃痛、口渇、疲労感等が例示される。ジメンヒドリナートに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号103で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジピリダモールに関連する疾患とは、ジピリダモールが適用される疾患またはジピリダモールの副作用に相当する疾患を意味する。ジピリダモールは冠血管拡張作用を有し、抗狭心症薬として知られている。ジピリダモールが適用される疾患及び用途としては、狭心症、心筋梗塞、その他の虚血性心疾患、うっ血性心不全、ワルファリンとの併用による心臓弁置換術後の血栓・塞栓の抑制、ステロイドに抵抗性を示す慢性糸球体腎炎における尿タンパク減少等が例示される。一方、ジピリダモールの副作用としては、狭心症状の悪化、出血傾向、血小板減少、気管支けいれん・血管浮腫等の過敏症等が例示される。ジピリダモールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号19、配列番号97で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
DO897/99に関連する疾患とは、DO897/99が適用される疾患またはDO897/99の副作用に相当する疾患を意味する。DO897/99はドーパミン受容体拮抗作用を有することが知られている。DO897/99に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ドンペリドンに関連する疾患とは、ドンペリドンが適用される疾患またはドンペリドンの副作用に相当する疾患を意味する。ドンペリドンは胃腸機能調整薬として知られている。ドンペリドンが適用される疾患及び用途としては、慢性胃炎・胃下垂症・胃切除後症候群・周期性嘔吐症・上気道感染症などの消化器疾患、薬剤(抗悪性腫瘍剤あるいはレボドパ製剤)投与時の消化器症状(悪心、嘔吐、食欲不振、腹部膨満、腹痛、胸やけなど)の緩和等が例示される。一方、ドンペリドンの副作用としては、下痢、便意、腹痛、アナフィラキシー様症状、振戦・筋硬直などの錐体外路症状(パーキンソン症状)、肝機能障害、女性化乳房、プロラクチン上昇、乳汁分泌、乳房膨満感、月経異常、心悸亢進、発汗、眠気、めまい等が例示される。ドンペリドンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号124で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ドスレピンに関連する疾患とは、ドスレピンが適用される疾患またはドスレピンの副作用に相当する疾患を意味する。ドスレピンはモノアミン再取り込み阻害作用を有し、抗うつ薬、気分安定薬あるいは精神刺激薬として知られている。ドスレピンが適用される疾患としては、うつ病及びうつ状態等が例示される。一方、ドスレピンの副作用としては、悪性症候群、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)等が例示される。ドスレピンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号13、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ドキサゾシンに関連する疾患とは、ドキサゾシンが適用される疾患またはドキサゾシンの副作用に相当する疾患を意味する。ドキサゾシンは交感神経抑制作用(α遮断作用)を有し、降圧薬として知られている。ドキサゾシンが適用される疾患としては、高血圧症,褐色細胞腫による高血圧症、良性前立腺肥大(BPH)等が例示される。一方、ドキサゾシンの副作用としては、失神・意識喪失、起立性低血圧、不整脈、脳血管障害、狭心症、心筋梗塞、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少、肝臓機能障害等が例示される。ドキサゾシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号8、配列番号37、配列番号75、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ドキセピンに関連する疾患とは、ドキセピンが適用される疾患またはドキセピンの副作用に相当する疾患を意味する。ドキセピンは鎮静作用、睡眠増強作用および抗不安作用を有し、抗うつ薬、気分安定薬あるいは精神刺激薬として知られている。ドキセピンが適用される疾患としては、うつ症状、切迫尿失禁、不眠症等が例示される。一方、ドキセピンの副作用としては、疲労、口渇、眩暈、かすみ目、悪心等が例示される。ドキセピンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号4、配列番号13、配列番号28、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ドキソルビシンに関連する疾患とは、ドキソルビシンが適用される疾患またはドキソルビシンの副作用に相当する疾患を意味する。ドキソルビシンは抗悪性腫瘍剤として知られている。ドキソルビシンが適用される疾患としては、悪性リンパ腫(細網肉腫、リンパ肉腫、ホジキン病)、肺癌、消化器癌(胃癌、胆のう・胆管癌、膵臓癌、肝癌、結腸癌、直腸癌等)、乳癌、膀胱腫瘍、骨肉腫、尿路上皮癌等が例示される。一方、ドキソルビシンの副作用としては、心筋障害、心不全、骨髄機能抑制、出血、ショック、脱毛、白血球減少、悪心・嘔吐、食欲不振、口内炎、血小板減少、貧血・赤血球減少、心電図異常、膀胱腔内注入療法における胱刺激症状・萎縮膀胱等が例示される。ドキソルビシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ドロペリドールに関連する疾患とは、ドロペリドールが適用される疾患またはドロペリドールの副作用に相当する疾患を意味する。ドロペリドールは全身麻酔薬あるいは麻酔用神経遮断剤として知られている。ドロペリドールが適用される用途としては、全身麻酔、麻酔前投薬、フェンタニルとの併用による手術・検査及び処置時の全身麻酔並びに局所麻酔の補助等が例示される。一方、ドロペリドールの副作用としては、血圧降下、発汗、悪心・嘔吐、不整脈、期外収縮、QT延長、心室頻拍、心停止、ショック、間代性けいれん、悪性症候群等が例示される。ドロペリドールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号108で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
エブルナモニンに関連する疾患とは、エブルナモニンが適用される疾患またはエブルナモニンの副作用に相当する疾患を意味する。エブルナモニンは脳代謝改善作用を有するアルカロイドとして知られている。エブルナモニンが適用される疾患及び用途としては、認知症、記憶・集中力向上、耳鳴り・視覚・憂鬱などの神経・精神症状の改善等が例示される。エブルナモニンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号53で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
エコナゾールに関連する疾患とは、エコナゾールが適用される疾患またはエコナゾールの副作用に相当する疾患を意味する。エコナゾールは抗真菌薬として知られている。エコナゾールが適用される疾患としては、皮膚真菌症(白癬)、カンジダ症(指間びらん症、間擦疹、乳児寄生菌性紅斑、爪囲炎、外陰炎)、癜風等が例示される。一方、エコナゾールの副作用としては、皮膚刺激症状、皮膚炎、びらん、水疱、腫脹等が例示される。エコナゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
エリプチシンに関連する疾患とは、エリプチシンが適用される疾患またはエリプチシンの副作用に相当する疾患を意味する。エリプチシンは抗癌剤として知られている。エリプチシンが適用される疾患としては、がん、ウイルス感染症(HIV感染症)等が例示される。エリプチシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号64、配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
エリスロマイシンに関連する疾患とは、エリスロマイシンが適用される疾患またはエリスロマイシンの副作用に相当する疾患を意味する。エリスロマイシンは抗菌剤として知られている。エリスロマイシンが適用される疾患としては、感染性疾患、よう、せつ、ひょう疽、乳腺炎、リンパ節炎、扁桃炎、咽頭炎、気管支炎、肺炎、百日咳、ジフテリア、肺化膿症、赤痢、胆のう胆管炎、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎、子宮内感染、淋疾、猩紅熱、骨髄炎、骨膜炎、急性涙のう炎、トラコーマ、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、智歯周囲炎、破傷風、梅毒、創傷・熱傷及び手術後の二次感染等が例示される。一方、エリスロマイシンの副作用としては、偽膜性大腸炎、心室頻拍、QT延長、ショック、アナフィラキシー様症状、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、急性腎不全、肝機能障害、黄疸、過敏症(発疹)、消化器症状(食欲不振、悪心・嘔吐、胃痛、下痢、鼓腸、胃部不快感、便秘、腹部けいれん)等が例示される。エリスロマイシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号40で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
エタンブトールに関連する疾患とは、エタンブトールが適用される疾患またはエタンブトールの副作用に相当する疾患を意味する。エタンブトールは抗菌剤あるいは結核化学療法剤として知られている。エタンブトールが適用される疾患としては、肺結核あるいは結核症等が例示される。一方、エタンブトールの副作用としては、視力障害(視神経障害による視力低下、中心暗点、視野狭窄、色神異常等)、重篤な肝障害(劇症肝炎等)、ショック、アナフィキシー様症状、間質性肺炎、好酸球性肺炎等が例示される。エタンブトールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号66で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
エチステロンに関連する疾患とは、エチステロンが適用される疾患またはエチステロンの副作用に相当する疾患を意味する。エチステロンは男性ホルモン作用を有することが知られている。エチステロンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号110で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フェルバメートに関連する疾患とは、フェルバメートが適用される疾患またはフェルバメートの副作用に相当する疾患を意味する。フェルバメートは抗痙攣薬として知られている。フェルバメートが適用される疾患としては、けいれん等が例示される。一方、フェルバメートの副作用としては、再生不良性貧血等が例示される。フェルバメートに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号120で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フェンベンダゾールに関連する疾患とは、フェンベンダゾールが適用される疾患またはフェンベンダゾールの副作用に相当する疾患を意味する。フェンベンダゾールは寄生虫・原虫用薬として知られている。フェンベンダゾールが適用される疾患としては、寄生虫感染症等が例示される。フェンベンダゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号39、配列番号69、配列番号75、配列番号92、配列番号98、配列番号136、配列番号145で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フェンジリンに関連する疾患とは、フェンジリンが適用される疾患またはフェンジリンの副作用に相当する疾患を意味する。フェンジリンは抗狭心症薬として知られている。フェンジリンが適用される疾患としては、狭心症等が例示される。フェンジリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号95、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フェノフィブラートに関連する疾患とは、フェノフィブラートが適用される疾患またはフェノフィブラートの副作用に相当する疾患を意味する。フェノフィブラートは高脂血症治療薬として知られている。フェノフィブラートが適用される疾患としては、高脂血症等が例示される。一方、フェノフィブラートの副作用としては、消化器症状(胃部不快感、嘔気など)、皮膚症状(発疹等)、黄疸、筋症状、横紋筋融解症(筋肉痛、脱力感)、肝機能障害(肝炎、黄疸)、膵炎等が例示される。フェノフィブラートに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フラボキサートに関連する疾患とは、フラボキサートが適用される疾患またはフラボキサートの副作用に相当する疾患を意味する。フラボキサートは神経因性膀胱治療薬として知られている。フラボキサートが適用される疾患としては、神経性頻尿・慢性前立腺炎・慢性膀胱炎における頻尿・残尿感等が例示される。一方、フラボキサートの副作用としては、消化器症状(胃腸障害、胃部不快感、悪心等)、ショック、アナフィラキシー様症状、肝機能障害、黄疽等が例示される。フラボキサートに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号37、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フルドロコルチゾンに関連する疾患とは、フルドロコルチゾンが適用される疾患またはフルドロコルチゾンの副作用に相当する疾患を意味する。フルドロコルチゾンは副腎皮質ホルモン製剤として知られている。フルドロコルチゾンが適用される疾患としては、塩喪失型先天性副腎皮質過形成症、塩喪失型慢性副腎皮質機能不全(アジソン病)等が例示される。一方、フルドロコルチゾンの副作用としては、高血圧、高ナトリウム血症、低カリウム血症、浮腫、満月様顔貌、誘発感染症、感染症の増悪、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化性潰瘍、膵炎、精神変調、うつ状態、けいれん、骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパシー、緑内障、後のう白内障、眼内圧亢進、血栓症等が例示される。フルドロコルチゾンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号9で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フルナリジンに関連する疾患とは、フルナリジンが適用される疾患またはフルナリジンの副作用に相当する疾患を意味する。フルナリジンは抗パーキンソン病薬として知られている。フルナリジンが適用される疾患としては、脳循環改善、片頭痛(予防)等が例示される。一方、フルナリジンの副作用としては、パーキンソン症状等が例示される。フルナリジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フルペンチキソールに関連する疾患とは、フルペンチキソールが適用される疾患またはフルペンチキソールの副作用に相当する疾患を意味する。フルペンチキソールは抗精神病薬として知られている。フルペンチキソールが適用される用途としては、鎮静効果(精神運動興奮、衝動性抑制)、抗異常体験(幻覚・妄想などの改善)、賦活効果(精神活動低下の改善)等が例示される。一方、フルペンチキソールの副作用としては、パーキンソン症状、急性ジストニー(眼球上転、首の痙性捻転、舌突出、嚥下困難)、アカシジア(静座不能症)、自律神経症状(口渇・発汗・便秘・起立性低血圧・反射性頻脈・眠気)、遅発性ジスキネジア等が例示される。フルペンチキソールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号83、配列番号92、配列番号100、配列番号104、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フルフェナジンに関連する疾患とは、フルフェナジンが適用される疾患またはフルフェナジンの副作用に相当する疾患を意味する。フルフェナジンは抗精神病薬として知られている。フルフェナジンが適用される疾患としては、統合失調症等が例示される。一方、フルフェナジンの副作用としては、悪性症候群、突然死、再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板貧血、麻痺性イレウス、遅発性ジスキネジー、SIADH、眼障害、SLE様症状、肝機能障害、黄疽、過敏症状、光線過敏症、白血球減少症、顆粒球減少症、血小板減少性紫斑病、肝障害、血圧降下、頻脈、錐体外路症状、縮瞳、錯乱、不眠等が例示される。フルフェナジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号60で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フルボキサミンに関連する疾患とは、フルボキサミンが適用される疾患またはフルボキサミンの副作用に相当する疾患を意味する。フルボキサミンは選択的セロトニン再取り込み阻害作用を有し、抗うつ薬、気分安定薬あるいは精神刺激薬として知られている。フルボキサミンが適用される疾患としては、うつ病、うつ状態、強迫性障害等が例示される。一方、フルボキサミンの副作用としては、消化管障害(嘔気、悪心、口渇、便秘)、眠気、めまい、けいれん、ショック、アナフィラキシー様症状、セロトニン症候群、向精神薬(抗精神病薬・抗うつ薬等)との併用による悪性症候群、白血球減少、血小板減少、肝機能障害、黄疽、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム増加、高張尿、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)等が例示される。フルボキサミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ホスカルネットに関連する疾患とは、ホスカルネットが適用される疾患またはホスカルネットの副作用に相当する疾患を意味する。ホスカルネットはウイルスDNAポリメラーゼ阻害作用を有し、抗ウイルス薬として知られている。ホスカルネットが適用される疾患としては、後天性免疫不全症候群(AIDS)患者におけるサイトメガロウイルス網膜炎等が例示される。一方、ホスカルネットの副作用としては、嘔気、貧血、嘔吐、低マグネシウム血症、低カリウム血症、知覚異常、低カルシウム血症、頭痛、発熱、ショック、急性腎不全、心不全、心停止、血栓性静脈炎、けいれん発作、テタニー、呼吸抑制、麻痺性イレウス、失語症、横紋筋融解症、敗血症等が例示される。ホスカルネットに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号10、配列番号50、配列番号125で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フシジン酸に関連する疾患とは、フシジン酸が適用される疾患またはフシジン酸の副作用に相当する疾患を意味する。フシジン酸は抗菌剤として知られている。フシジン酸が適用される疾患としては、ブドウ球菌に起因する皮膚疾患、膿皮症(膿痂疹、感染性湿疹様皮膚炎、尋常性ざ瘡、せつ及びせつ腫症、毛のう炎、ひょう疽、化膿性汗腺炎、膿痂疹性湿疹)、熱傷・外傷・縫合創・植皮創における二次感染等が例示される。一方、フシジン酸の副作用としては、過敏症(発疹)、疼痛・刺激感等が例示される。フシジン酸に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
GBR12909に関連する疾患とは、GBR12909が適用される疾患またはGBR12909の副作用に相当する疾患を意味する。GBR12909は細胞膜性ドパミントランスポーター阻害作用を有し、ドーパミン再摂取抑制剤として知られている。GBR12909が適用される疾患としては、うつ病、コカイン中毒等が例示される。GBR12909に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号81、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
グラフェニンに関連する疾患とは、グラフェニンが適用される疾患またはグラフェニンの副作用に相当する疾患を意味する。グラフェニンは解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。グラフェニンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号13、配列番号32、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
グリセオフルビンに関連する疾患とは、グリセオフルビンが適用される疾患またはグリセオフルビンの副作用に相当する疾患を意味する。グリセオフルビンは抗真菌薬として知られている。グリセオフルビンが適用される疾患としては、皮膚糸状菌による白癬・黄癬・渦状癬等が例示される。一方、グリセオフルビンの副作用としては、中毒性表皮壊死症、剥脱性皮膚炎、SLE様症状(発熱、紅斑、筋肉痛、関節痛、リンパ節腫脹等)、精神錯乱、末梢神経炎、ポルフィリン症、肝機能障害、黄疸等が例示される。グリセオフルビンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号4、配列番号19、配列番号126で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
グアンファシンに関連する疾患とは、グアンファシンが適用される疾患またはグアンファシンの副作用に相当する疾患を意味する。グアンファシンは中枢性α2アゴニストであり、交感神経抑制作用を有し、降圧薬として知られている。グアンファシンが適用される疾患としては、本態性高血圧症等が例示される。一方、グアンファシンの副作用としては、口渇、めまい・ふらつき、眠気、倦怠感、頭痛、起立性低血圧等が例示される。グアンファシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号4、配列番号89で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ハルマリンに関連する疾患とは、ハルマリンが適用される疾患またはハルマリンの副作用に相当する疾患を意味する。ハルマリンは幻覚誘発作用を有し、麻薬として知られている。ハルマリンが適用される疾患としては、うつ症状等が例示される。ハルマリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号79で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ヘキソバルビタールに関連する疾患とは、ヘキソバルビタールが適用される疾患またはヘキソバルビタールの副作用に相当する疾患を意味する。ヘキソバルビタールは催眠・鎮静薬として知られている。ヘキソバルビタールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ヒカントンに関連する疾患とは、ヒカントンが適用される疾患またはヒカントンの副作用に相当する疾患を意味する。ヒカントンはアルキル化剤で抗癌剤あるいは抗住血吸虫薬として知られている。ヒカントンが適用される疾患としては、悪性腫瘍、住血吸虫感染症等が例示される。ヒカントンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号132で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ヒダントインに関連する疾患とは、ヒダントインが適用される疾患またはヒダントインの副作用に相当する疾患を意味する。ヒダントインは抗痙攣薬として知られている。ヒダントインが適用される疾患としては、てんかん等が例示される。一方、ヒダントインの副作用としては、ヒダントイン性歯肉増殖症等が例示される。ヒダントインに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号139で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ヒドラスチニンに関連する疾患とは、ヒドラスチニンが適用される疾患またはヒドラスチニンの副作用に相当する疾患を意味する。ヒドラスチニンは子宮などの止血剤あるいは子宮収縮薬(分娩促進剤)として利用されるアルカロイドとして知られている。ヒドラスチニンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号43で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ヒドロキシクロロキンに関連する疾患とは、ヒドロキシクロロキンが適用される疾患またはヒドロキシクロロキンの副作用に相当する疾患を意味する。ヒドロキシクロロキンは抗マラリア薬あるいは抗リウマチ薬として知られている。ヒドロキシクロロキンが適用される疾患としては、マラリアあるいはリウマチ等が例示される。ヒドロキシクロロキンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号32、配列番号59、配列番号70で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
イプロニアジドに関連する疾患とは、イプロニアジドが適用される疾患またはイプロニアジドの副作用に相当する疾患を意味する。イプロニアジドは抗うつ薬、気分安定薬あるいは精神刺激薬として知られている。イプロニアジドが適用される疾患としては、うつ症状等が例示される。一方、イプロニアジドの副作用としては、肝障害、高血圧クリーゼ(急激な血圧上昇)等が例示される。イプロニアジドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号142で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
イソコナゾールに関連する疾患とは、イソコナゾールが適用される疾患またはイソコナゾールの副作用に相当する疾患を意味する。イソコナゾールは抗真菌薬として知られている。イソコナゾールが適用される疾患としては、皮膚真菌症(白癬、カンジダ症、癜風)等が例示される。一方、イソコナゾールの副作用としては、疼痛、腫脹感、発赤、刺激感、そう痒感等が例示される。イソコナゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
イソソルビドに関連する疾患とは、イソソルビドが適用される疾患またはイソソルビドの副作用に相当する疾患を意味する。イソソルビドは浸透圧利尿、メニエール病改善剤として知られている。イソソルビドが適用される疾患としては、脳腫瘍時の脳圧降下、頭部外傷に起因する脳圧亢進時の脳圧降下、腎・尿管結石時の利尿、緑内障の眼圧降下、メニエール病等が例示される。一方、イソソルビドの副作用としては、嘔気、悪心、下痢、嘔吐等が例示される。イソソルビドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
イソクスプリンに関連する疾患とは、イソクスプリンが適用される疾患またはイソクスプリンの副作用に相当する疾患を意味する。イソクスプリンはβアゴニスト作用を有し、末梢循環障害治療薬、脳・末梢血行動態改善剤あるいは子宮鎮痙剤として知られている。イソクスプリンが適用される疾患としては、頭部外傷後遺症に伴う随伴症状、末梢循環障害(ビュルガー病、閉塞性動脈硬化症、血栓性静脈炎、静脈血栓症、レイノー症候群、凍瘡・凍傷、特発性脱疽、糖尿病による末梢血管障害)、子宮収縮の抑制(切迫流産・早産、過強陣痛)、月経困難症等が例示される。一方、イソクスプリンの副作用としては、悪心、食欲不振、下痢、胃痛、嘔吐、口内炎、舌炎、心悸亢進、顔面潮紅、血圧低下、頭痛(頭重感)、めまい、眠気、倦怠感、発汗、発疹、月経過多等が例示される。イソクスプリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
イベルメクチンに関連する疾患とは、イベルメクチンが適用される疾患またはイベルメクチンの副作用に相当する疾患を意味する。イベルメクチンが適用される疾患としては、腸管糞線虫症等が例示される。一方、イベルメクチンの副作用としては、悪心・嘔吐、下痢、総ビリルビン値上昇、白血球減少、リンパ球増加、単球減少、めまい、そう痒、中毒性表皮壊死症等が例示される。イベルメクチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号83、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ケタミンに関連する疾患とは、ケタミンが適用される疾患またはケタミンの副作用に相当する疾患を意味する。ケタミンは全身麻酔薬として知られている。ケタミンが適用される用途としては、手術・検査及び処置時の全身麻酔及び吸入麻酔の導入等が例示される。一方、ケタミンの副作用としては、呼吸抑制、不整脈、徐脈、血圧下降、不随意運動、筋緊張亢進、けいれん、過敏症(発疹)、悪心・嘔吐、唾液分泌過多、発熱、急性心不全、無呼吸、舌根沈下、覚醒時反応(幻覚あるいは興奮・錯乱状態等)等が例示される。ケタミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ケリンに関連する疾患とは、ケリンが適用される疾患またはケリンの副作用に相当する疾患を意味する。ケリンは平滑筋弛緩薬あるいは気管支拡張作用として知られている。ケリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98、配列番号137で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ラナトシドCに関連する疾患とは、ラナトシドCが適用される疾患またはラナトシドCの副作用に相当する疾患を意味する。ラナトシドCは強心薬として知られている。ラナトシドCが適用される疾患及び用途としては、先天性心疾患、弁膜疾患、高血圧症、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症等)、肺性心(肺血栓・塞栓症、肺気腫、肺線維症等によるもの)、その他の心疾患(心膜炎、心筋疾患等)、腎疾患、甲状腺機能亢進症並びに低下症等に基づくうっ血性心不全(肺水腫、心臓喘息等を含む)、心房細動・粗動による頻脈、発作性上室性頻拍、手術・急性熱性疾患・出産・ショック・急性中毒における心不全及び各種頻脈の予防と治療等が例示される。一方、ラナトシドCの副作用としては、ジギタリス中毒(食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、不整脈、頻脈、高度の徐脈、視覚異常、めまい、頭痛、失見当識、錯乱)等が例示される。ラナトシドCに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
レバミゾールに関連する疾患とは、レバミゾールが適用される疾患またはレバミゾールの副作用に相当する疾患を意味する。レバミゾールは寄生虫駆除剤、免疫増強剤あるいは抗癌剤補助薬として知られている。レバミゾールが適用される疾患としては、寄生虫感染症、結腸癌直腸癌等が例示される。レバミゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号29で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
チロキシンLに関連する疾患とは、チロキシンLが適用される疾患またはチロキシンLの副作用に相当する疾患を意味する。チロキシンLは甲状腺機能異常治療薬として知られている。チロキシンLが適用される疾患としては、クレチン病、甲状腺機能低下症(原発性及び下垂体性)、粘液水腫、甲状腺腫等が例示される。一方、チロキシンLの副作用としては、狭心症、うっ血性心不全等が例示される。チロキシンLに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号75、配列番号80、配列番号145、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
リドカインに関連する疾患とは、リドカインが適用される疾患またはリドカインの副作用に相当する疾患を意味する。リドカインは局所麻酔薬あるいは不整脈治療剤として知られている。リドカインが適用される疾患及び用途としては、硬膜外麻酔、伝達麻酔、浸潤麻酔、脊椎麻酔(腰椎麻酔)、静脈留置針穿刺時の疼痛緩和、期外収縮、発作性頻拍、急性心筋梗塞時及び手術に伴う心室性不整脈の予防、抗生物質製剤の筋注時の疼痛緩和等が例示される。一方、リドカインの副作用としては、ショック、意識障害、振戦、けいれん、異常感覚、知覚・運動障害、悪性高熱等が例示される。リドカインに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号59で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
リオチロニンに関連する疾患とは、リオチロニンが適用される疾患またはリオチロニンの副作用に相当する疾患を意味する。リオチロニンは甲状腺ホルモン製剤(甲状腺機能異常治療薬)として知られている。リオチロニンが適用される疾患としては、粘液水腫、クレチン症、甲状腺機能低下症(原発性及び下垂体性)、慢性甲状腺炎、甲状腺腫等が例示される。一方、リオチロニンの副作用としては、ショック、狭心症、うっ血性心不全等が例示される。リオチロニンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ロメフロキサシンに関連する疾患とは、ロメフロキサシンが適用される疾患またはロメフロキサシンの副作用に相当する疾患を意味する。ロメフロキサシンは抗菌剤として知られている。ロメフロキサシンが適用される疾患としては、感染性疾患、毛包炎、せつ腫症、よう、丹毒、リンパ管炎、ひょう疽、化膿性爪囲炎、皮下膿瘍、化膿性汗腺炎、慢性膿皮症、肛門周囲膿瘍、乳腺炎、骨髄炎、関節炎、外傷・熱傷・手術創などの表在性二次感染、急性気管支炎、慢性気管支炎、肺炎、肺化膿症、腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、淋菌性尿道炎、胆のう炎、胆管炎、細菌性赤痢、大腸炎、子宮内感染、眼瞼炎、涙のう炎、角膜潰瘍、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎等が例示される。一方、ロメフロキサシンの副作用としては、光線過敏症、発疹、ショック、アナフィラキシー様症状、急性腎不全、偽膜性大腸炎、低血糖、横紋筋融解症、けいれん、アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症等が例示される。ロメフロキサシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ロペラミドに関連する疾患とは、ロペラミドが適用される疾患またはロペラミドの副作用に相当する疾患を意味する。ロペラミドは止痢・整腸薬として知られている。ロペラミドが適用される疾患としては、下痢症、急性下痢症等が例示される。一方、ロペラミドの副作用としては、イレウス様症状、アナフィラキシー様症状、発疹、肝機能異常、腹部膨満感、悪心・嘔吐、口渇、眠気、めまい、発汗等が例示される。ロペラミドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ロキサピンに関連する疾患とは、ロキサピンが適用される疾患またはロキサピンの副作用に相当する疾患を意味する。ロキサピンは統合失調症治療薬として知られている。ロキサピンが適用される疾患としては、統合失調症(陽性症状および陰性症状)等が例示される。ロキサピンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号64で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
マプロチリンに関連する疾患とは、マプロチリンが適用される疾患またはマプロチリンの副作用に相当する疾患を意味する。マプロチリンはモノアミン再取り込み阻害作用を有し、抗うつ薬、気分安定薬あるいは精神刺激薬として知られている。マプロチリンが適用される疾患としては、うつ病・うつ状態等が例示される。一方、マプロチリンの副作用としては、悪性症候群、てんかん発作、横紋筋融解症、皮膚粘膜眼症候群、無顆粒球症、麻痺性イレウス、間質性肺炎、好酸球性肺炎、QT延長、心室頻拍、肝機能障害、黄疽等が例示される。マプロチリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号4、配列番号13、配列番号28、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メベンダゾールに関連する疾患とは、メベンダゾールが適用される疾患またはメベンダゾールの副作用に相当する疾患を意味する。メベンダゾールは寄生虫・原虫用薬として知られている。メベンダゾールが適用される疾患としては、鞭虫症等が例示される。一方、メベンダゾールの副作用としては、適応外疾患に対する長期投与例での肝障害、発疹等が例示される。メベンダゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号7、配列番号11、配列番号37、配列番号42、配列番号72、配列番号75、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メブヒドロリンに関連する疾患とは、メブヒドロリンが適用される疾患またはメブヒドロリンの副作用に相当する疾患を意味する。メブヒドロリンは抗ヒスタミン作用を有し、皮膚薬として知られている。メブヒドロリンが適用される疾患としては、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、多形滲出性紅斑)、じん麻疹等が例示される。メブヒドロリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号5で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メクロジンに関連する疾患とは、メクロジンが適用される疾患またはメクロジンの副作用に相当する疾患を意味する。メクロジンはヒスタミン受容体アンタゴニストであり、制吐剤として知られている。メクロジンが適用される疾患としては、吐き気等が例示される。一方、メクロジンの副作用としては、眠気等が例示される。メクロジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メフロキンに関連する疾患とは、メフロキンが適用される疾患またはメフロキンの副作用に相当する疾患を意味する。メフロキンはマラリア治療薬として知られている。メフロキンが適用される疾患としては、マラリア感染症等が例示される。一方、メフロキンの副作用としては、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、痙攣、錯乱、幻覚、妄想、肺炎、呼吸困難、循環不全、心ブロック、脳症、めまい、頭痛、ふらつき、嘔気、腹部膨満感、胃部不快感、好酸球上昇、フィブリノゲン上昇、蕁麻疹、血沈上昇等が例示される。メフロキンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メゲストロールに関連する疾患とは、メゲストロールが適用される疾患またはメゲストロールの副作用に相当する疾患を意味する。メゲストロールは性ホルモン製剤として知られている。メゲストロールが適用される疾患としては、閉経後進行再発乳癌等が例示される。メゲストロールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メルファランに関連する疾患とは、メルファランが適用される疾患またはメルファランの副作用に相当する疾患を意味する。メルファランはアルキル化剤で抗癌剤として知られる。メルファランが適用される疾患及び用途としては、多発性骨髄腫、造血幹細胞移植時の前処置(白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、小児固形腫瘍)等が例示される。一方、メルファランの副作用としては、骨髄抑制に伴う白血球減少、汎血球減少・白血球減少・血小板減少・貧血、食欲不振、胃腸障害(悪心・嘔吐)、ショック、アナフィラキシー様症状、肝障害、黄疽、間質性肺炎、肺線維症、溶血性貧血等が例示される。メルファランに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号106で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メフェンテルミンに関連する疾患とは、メフェンテルミンが適用される疾患またはメフェンテルミンの副作用に相当する疾患を意味する。メフェンテルミンは昇圧薬として知られている。メフェンテルミンが適用される疾患としては、心拍出量・収縮期圧・拡張期血圧の増大、心拍数の増減は迷走神経緊張度に依存、総合的な血管作用は血管拡張性等が例示される。一方、メフェンテルミンの副作用としては、過量投与で心筋減弱および中枢作用等が例示される。メフェンテルミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号125で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メゾリダジンに関連する疾患とは、メゾリダジンが適用される疾患またはメゾリダジンの副作用に相当する疾患を意味する。メゾリダジンは抗精神病薬として知られている。メゾリダジンが適用される疾患としては、統合失調症、器質脳症候群、精神薄弱、アルコール性禁断症状等が例示される。一方、メゾリダジンの副作用としては、眠気、低血圧、パーキンソン症状、アカシジア、遅発性ジスキネジア、口渇、鼻詰まり、視覚異常等が例示される。メゾリダジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メタンピシリンに関連する疾患とは、メタンピシリンが適用される疾患またはメタンピシリンの副作用に相当する疾患を意味する。メタンピシリンは抗菌剤として知られている。メタンピシリンが適用される疾患としては、感染症、敗血症、細菌性心内膜炎、せつ、よう、膿痂疹、丹毒、乳腺炎、リンパ節炎、扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎、気管支炎、肺炎、肺化膿症、膿胸、淋疾、髄膜炎、ジフテリア、猩紅熱、中耳炎、副鼻腔炎、放線菌症、ガス壊疽、炭疽、破傷風、回帰熱、ワイル病、鼠咬症等が例示される。一方、メタンピシリンの副作用としては、ショック、溶血性貧血、無顆粒球症、腎障害(急性腎不全等)、偽膜性大腸炎、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、出血性膀胱炎等が例示される。メタンピシリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号110、配列番号142で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メトエルゴタミンに関連する疾患とは、メトエルゴタミンが適用される疾患またはメトエルゴタミンの副作用に相当する疾患を意味する。メトエルゴタミンは5−HT2拮抗薬として知られている。メトエルゴタミンが適用される用途としては、偏頭痛における鎮痛薬、下垂体性および視床下部性ホルモン作用等が例示される。メトエルゴタミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メタゾラミドに関連する疾患とは、メタゾラミドが適用される疾患またはメタゾラミドの副作用に相当する疾患を意味する。メタゾラミドは眼科用薬(緑内障治療薬)として知られている。メタゾラミドが適用される疾患としては、緑内障等が例示される。一方、メタゾラミドの副作用としては、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症等が例示される。メタゾラミドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号140で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
チアマゾールに関連する疾患とは、チアマゾールが適用される疾患またはチアマゾールの副作用に相当する疾患を意味する。チアマゾールは甲状腺機能異常治療薬として知られている。チアマゾールが適用される疾患としては、甲状腺機能亢進症(グレーブス病、バセドー氏病)等が例示される。一方、チアマゾールの副作用としては、無顆粒球症、好酸球増加症、白血球減少症、溶血性貧血、血小板減少症等が例示される。チアマゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号26、配列番号86、配列番号90、配列番号107、配列番号111で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メチオニンスルフォキシミン(L)に関連する疾患とは、メチオニンスルフォキシミン(L)が適用される疾患またはメチオニンスルフォキシミン(L)の副作用に相当する疾患を意味する。メチオニンスルフォキシミン(L)はグルタミン合成酵素阻害剤で薬物中毒治療薬として知られている。メチオニンスルフォキシミン(L)が適用される疾患としては、薬物中毒等が例示される。メチオニンスルフォキシミン(L)に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メトトリメプラジンに関連する疾患とは、メトトリメプラジンが適用される疾患またはメトトリメプラジンの副作用に相当する疾患を意味する。メトトリメプラジンは抗精神病薬として知られている。メトトリメプラジンが適用される疾患としては、統合失調症、躁病、うつ病における不安・緊張等が例示される。一方、メトトリメプラジンの副作用としては、悪性症候群、突然死(血圧降下、心電図異常QT延長など)、再生不良性貧血、麻痺性イレウス、遅発性ジスキネジア、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)、眼障害、SLE様症状等が例示される。メトトリメプラジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号13、配列番号21、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メトキシフェナミンに関連する疾患とは、メトキシフェナミンが適用される疾患またはメトキシフェナミンの副作用に相当する疾患を意味する。メトキシフェナミンはβ2−アドレナリン受容体刺激作用を有し、気管支拡張薬あるいは喘息治療薬として知られている。メトキシフェナミンが適用される疾患としては、感冒・気管支喘息・気管支炎・肺結核・上気道炎(咽喉頭炎、鼻カタル)に伴う咳嗽等が例示される。一方、メトキシフェナミンの副作用としては、血清カリウム値の低下、心悸亢進、血圧変動、不整脈、頻脈等が例示される。メトキシフェナミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号48で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メチレンブルーに関連する疾患とは、メチレンブルーが適用される疾患またはメチレンブルーの副作用に相当する疾患を意味する。メチレンブルーは酸化還元指示薬、生体染色剤あるいは殺菌剤として知られている。メチレンブルーが適用される疾患としては、魚病(白点病、尾ぐされ病、水カビ病)等が例示される。メチレンブルーに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号51で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メチキセンに関連する疾患とは、メチキセンが適用される疾患またはメチキセンの副作用に相当する疾患を意味する。メチキセンは抗コリン作用を有し、抗パーキンソン病薬として知られている。メチキセンが適用される疾患としては、薬物性パーキンソニズム、特発性パーキンソニズム、その他のパーキンソニズム(脳炎後、動脈硬化性)等が例示される。一方、メチキセンの副作用としては、口渇、便秘、視力異常、精神錯乱、悪性症候群、めまい、眠気、倦怠感等が例示される。メチキセンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号92、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メトクロプラミドに関連する疾患とは、メトクロプラミドが適用される疾患またはメトクロプラミドの副作用に相当する疾患を意味する。メトクロプラミドは胃腸機能調整薬あるいは消化器機能異常治療剤として知られている。メトクロプラミドが適用される疾患及び用途としては、胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胆のう・胆道疾患、腎炎、尿毒症、乳幼児嘔吐、薬剤(制癌剤・抗生物質・抗結核剤・麻酔剤)投与時、胃内・気管内挿管時、放射線照射時、開腹術後における消化器機能異常(悪心・嘔吐・食欲不振・腹部膨満感)、X線検査時バリウムの通過促進等が例示される。一方、メトクロプラミドの副作用としては、ショック、アナフィラキシー様症状、悪性症候群、意識障害、けいれん、遅発性ジスキネジア等が例示される。メトクロプラミドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号15、配列番号133で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メキシレチンに関連する疾患とは、メキシレチンが適用される疾患またはメキシレチンの副作用に相当する疾患を意味する。メキシレチンはNaチャンネル抑制作用を有し、抗不整脈薬として知られている。メキシレチンが適用される疾患としては、頻脈性不整脈(心室性)、糖尿病性神経障害に伴う自覚症状(自発痛、しびれ感)の改善等が例示される。一方、メキシレチンの副作用としては、嘔気、腹痛、食欲不振、消化不良、嘔吐、中毒性表皮壊死症、皮膚粘膜眼症候群、遅発性の重篤な過敏症状、心室頻拍、腎不全、幻覚、錯乱、肝機能障害・黄疽、間質性肺炎、好酸球性肺炎等が例示される。メキシレチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号16で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ミアンセリンに関連する疾患とは、ミアンセリンが適用される疾患またはミアンセリンの副作用に相当する疾患を意味する。ミアンセリンは抗セロトニン作用を有し、抗うつ薬、気分安定薬あるいは精神刺激薬として知られている。ミアンセリンが適用される疾患としては、うつ病・うつ状態等が例示される。一方、ミアンセリンの副作用としては、眠気、口渇、便秘、めまい、脱力感、悪性症候群、無顆粒球症等が例示される。ミアンセリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号21、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ミコナゾールに関連する疾患とは、ミコナゾールが適用される疾患またはミコナゾールの副作用に相当する疾患を意味する。ミコナゾールは抗真菌薬として知られている。ミコナゾールが適用される疾患としては、口腔カンジダ症、食道カンジダ症、真菌血症、肺真菌症、消化管真菌症、尿路真菌症、真菌髄膜炎、皮膚真菌症(白癬、皮膚カンジダ症、癜風)、カンジダ外陰腟炎等が例示される。一方、ミコナゾールの副作用としては、嘔気・嘔吐、口腔内疼痛、肝機能異常等が例示される。ミコナゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ミフェプリストンに関連する疾患とは、ミフェプリストンが適用される疾患またはミフェプリストンの副作用に相当する疾患を意味する。ミフェプリストンは中絶薬として知られている。ミフェプリストンが適用される用途としては、子宮内妊娠中絶薬等が例示される。一方、ミフェプリストンの副作用としては、悪心、嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、めまい、倦怠感、痙攣、出血、膣分泌異常、膣部不快感、発熱、動悸、失神、敗血症等が例示される。ミフェプリストンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号83、配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ミノキシジルに関連する疾患とは、ミノキシジルが適用される疾患またはミノキシジルの副作用に相当する疾患を意味する。ミノキシジルは血管拡張作用を有し、毛髪用薬・外皮用薬(発毛、養毛、ふけ・かゆみ止め薬)として知られている。ミノキシジルが適用される疾患及び用途としては、壮年性脱毛症、降圧作用等が例示される。一方、ミノキシジルの副作用としては、かゆみ、炎症、頻脈、動悸、胸痛、狭心症、心拍数増加、手足のむくみ、浮腫、頭痛、発汗、多毛症等が例示される。ミノキシジルに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号28で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ミソプロストールに関連する疾患とは、ミソプロストールが適用される疾患またはミソプロストールの副作用に相当する疾患を意味する。ミソプロストールはプロスタグランジンE1誘導体であり、粘液産生・分泌促進作用を有し、消化性潰瘍治療薬として知られている。ミソプロストールが適用される疾患としては、非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与時にみられる胃潰瘍及び十二指腸潰瘍等が例示される。一方、ミソプロストールの副作用としては、消化器症状(下痢・軟便、腹痛、腹部膨満感、嘔気、消化不良)、ショック、アナフィラキシー様症状等が例示される。ミソプロストールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ミコフェノール酸に関連する疾患とは、ミコフェノール酸が適用される疾患またはミコフェノール酸の副作用に相当する疾患を意味する。ミコフェノール酸は免疫抑制剤として知られている。ミコフェノール酸が適用される疾患及び用途としては、腎移植後の難治性拒絶反応の治療、腎移植・心移植・肝移植・肺移植の臓器移植における拒絶反応の抑制等が例示される。一方、ミコフェノール酸の副作用としては、日和見感染症、汎血球減少、好中球減少、リンパ腫、リンパ増殖性疾患、悪性腫瘍、消化管潰瘍、消化管出血、消化管穿孔、アシドーシス、低酸素症、糖尿病、脱水症、血栓症(脳梗塞・網膜静脈血栓症・動脈血栓症)、重度の腎障害(腎不全・腎尿細管壊死・水腎症・腎機能障害)、心不全、狭心症、心停止、不整脈(期外収縮・心房細動・心房粗動・上室性・心室性頻脈等)、肺高血圧症、心のう液貯留、肝機能障害、黄疽、肺水腫、無呼吸、気胸、けいれん、錯乱、幻覚、精神アレルギー反応、難聴等が例示される。ミコフェノール酸に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号35で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ナルブフィンに関連する疾患とは、ナルブフィンが適用される疾患またはナルブフィンの副作用に相当する疾患を意味する。ナルブフィンはκ受容体アゴニストで、鎮痛剤あるいは麻薬として知られている。ナルブフィンが適用される疾患としては、慢性疼痛等が例示される。ナルブフィンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号122で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ナファゾリンに関連する疾患とは、ナファゾリンが適用される疾患またはナファゾリンの副作用に相当する疾患を意味する。ナファゾリンは眼科用薬として知られている。ナファゾリンが適用される疾患としては、表在性充血(眼科)等が例示される。一方、ナファゾリンの副作用としては、過敏症状、眼圧変動、刺激痛、散瞳、調節近点延長、乾燥感、反応性充血等が例示される。ナファゾリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号46で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ニクロサミドに関連する疾患とは、ニクロサミドが適用される疾患またはニクロサミドの副作用に相当する疾患を意味する。ニクロサミドは寄生虫・原虫用薬として知られている。ニクロサミドが適用される疾患としては、条虫・蠕虫・住血吸虫症感染症等が例示される。ニクロサミドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号101で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ニフェナゾンに関連する疾患とは、ニフェナゾンが適用される疾患またはニフェナゾンの副作用に相当する疾患を意味する。ニフェナゾンは解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。ニフェナゾンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号24で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ニフルム酸に関連する疾患とは、ニフルム酸が適用される疾患またはニフルム酸の副作用に相当する疾患を意味する。ニフルム酸は解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。ニフルム酸が適用される疾患としては、慢性関節リウマチ等が例示される。ニフルム酸に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号95、配列番号98、配列番号104、配列番号145で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ノコダゾールに関連する疾患とは、ノコダゾールが適用される疾患またはノコダゾールの副作用に相当する疾患を意味する。ノコダゾールは微小管重合阻害作用あるいはチューブリン脱重合促進作用を有し、農薬として知られている。ノコダゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号42、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ノルシクロベンザプリンに関連する疾患とは、ノルシクロベンザプリンが適用される疾患またはノルシクロベンザプリンの副作用に相当する疾患を意味する。ノルシクロベンザプリンは筋弛緩作用を有し、消化性潰瘍治療薬として知られている。ノルシクロベンザプリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号81、配列番号92で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ノルエピネフリンに関連する疾患とは、ノルエピネフリンが適用される疾患またはノルエピネフリンの副作用に相当する疾患を意味する。ノルエピネフリンは血圧上昇作用を有し、強心薬として知られている。ノルエピネフリンが適用される疾患及び用途としては、急性低血圧又はショック時の補助治療(心筋梗塞によるショック、敗血症によるショック、アナフィラキシー性ショック、循環血液量低下を伴う急性低血圧ないしショック、全身麻酔時の急性低血圧など)等が例示される。一方、ノルエピネフリンの副作用としては、徐脈、心悸亢進、胸内苦悶、血圧異常上昇、呼吸困難、頭痛、めまい、不安、振戦、悪心・嘔吐等が例示される。ノルエピネフリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号20で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ノルフロキサシンに関連する疾患とは、ノルフロキサシンが適用される疾患またはノルフロキサシンの副作用に相当する疾患を意味する。ノルフロキサシンは抗菌剤として知られている。ノルフロキサシンが適用される疾患としては、感染症、咽喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、腎盂腎炎、膀胱炎、前立腺炎、淋菌性尿道炎、毛包炎、せつ、よう、伝染性膿痂疹、皮下膿瘍、胆のう炎、胆管炎、細菌性赤痢、コレラ、感染性腸炎、腸チフス、パラチフス、中耳炎、副鼻腔炎、炭疽、眼瞼炎、涙のう炎、結膜炎、角膜炎、角膜潰瘍、術後感染症等が例示される。一方、ノルフロキサシンの副作用としては、消化器症状(嘔気、胃部不快感)、過敏症状(発疹)、ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、胸内苦悶等)、中毒性表皮壊死症、皮膚粘膜眼症候群、剥脱性皮膚炎、急性腎不全、けいれん、錯乱、ギラン・バレー症候群、重症筋無力症の増悪、アキレス腱炎、腱断裂等の腱障害、血管炎、溶血性貧血、偽膜性大腸炎、横紋筋融解症、間質性肺炎、肝機能障害、黄疽等が例示される。ノルフロキサシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号25、配列番号64、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ノルハルマンに関連する疾患とは、ノルハルマンが適用される疾患またはノルハルマンの副作用に相当する疾患を意味する。ノルハルマンはタバコの煙や加熱食品中に存在する発がん性物質として知られている。ノルハルマンが関連する作用としては、発がん性等が例示される。ノルハルマンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号79で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ノルトリプチリンに関連する疾患とは、ノルトリプチリンが適用される疾患またはノルトリプチリンの副作用に相当する疾患を意味する。ノルトリプチリンはモノアミン再取り込み阻害作用を有し、抗うつ薬、気分安定薬あるいは精神刺激薬として知られている。ノルトリプチリンが適用される疾患としては、うつ病及びうつ状態等が例示される。一方、ノルトリプチリンの副作用としては、口渇、眠気、便秘、てんかん発作、無顆粒球症、麻痺性イレウス等が例示される。ノルトリプチリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号13、配列番号21、配列番号45、配列番号95、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ノボビオシンに関連する疾患とは、ノボビオシンが適用される疾患またはノボビオシンの副作用に相当する疾患を意味する。ノボビオシンは抗菌薬として知られている。ノボビオシンが適用される疾患としては、感染症等が例示される。ノボビオシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号37、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
オキサンテルに関連する疾患とは、オキサンテルが適用される疾患またはオキサンテルの副作用に相当する疾患を意味する。オキサンテルは寄生虫・原虫用薬として知られている。オキサンテルが適用される疾患としては、蟯虫症、蛔虫症、鉤虫症、線虫症等が例示される。オキサンテルに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
オキサゼパムに関連する疾患とは、オキサゼパムが適用される疾患またはオキサゼパムの副作用に相当する疾患を意味する。オキサゼパムは抗うつ剤あるいはマイナートランキライザーとして知られている。オキサゼパムが適用される疾患としては、神経症における不安・緊張・抑うつ、うつ病における不安・緊張、高血圧症・動脈硬化症・自律神経失調症・更年期障害・月経前緊張症・神経性頻尿・筋肉痛・関節痛における不安・緊張・抑うつ等が例示される。オキサゼパムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号75、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
オキセサゼインに関連する疾患とは、オキセサゼインが適用される疾患またはオキセサゼインの副作用に相当する疾患を意味する。オキセサゼインは健胃・消化薬あるいは局所麻酔薬として知られている。オキセサゼインが適用される疾患としては、食道炎・胃炎・胃/十二指腸潰瘍・過敏性大腸症に伴う疼痛・酸症状・悪心・嘔吐・胃部不快感・便意逼迫等が例示される。一方、オキセサゼインの副作用としては、過敏症、便秘、食欲不振、口渇、頭痛、めまい眠気、脱力感等が例示される。オキセサゼインに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号47、配列番号113で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
オキソリン酸に関連する疾患とは、オキソリン酸が適用される疾患またはオキソリン酸の副作用に相当する疾患を意味する。オキソリン酸は抗菌剤として知られている。オキソリン酸に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号71、配列番号86で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
パクリタキセルに関連する疾患とは、パクリタキセルが適用される疾患またはパクリタキセルの副作用に相当する疾患を意味する。パクリタキセルは抗癌剤として知られている。パクリタキセルが適用される疾患としては、卵巣癌、非小細胞肺癌、乳癌、胃癌等が例示される。一方、パクリタキセルの副作用としては、末梢神経障害、関節痛、筋肉痛、悪心、嘔吐、脱毛、発熱、骨髄抑制、末梢神経障害、間質性肺炎、肺線維症、急性呼吸窮迫症候群、心筋梗塞、うっ血性心不全、肺塞栓、血栓性静脈炎、脳卒中、肺水腫、聴覚障害、腸管穿孔、消化管出血、消化管潰瘍、出血性大腸炎、肝機能障害、膵炎、急性腎不全、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、播種性血管内凝固症候群(DIC)等が例示される。パクリタキセルに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号102、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
パルマチンに関連する疾患とは、パルマチンが適用される疾患またはパルマチンの副作用に相当する疾患を意味する。パルマチンは健胃薬として知られるアルカロイドである。パルマチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号61で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
パンテノールに関連する疾患とは、パンテノールが適用される疾患またはパンテノールの副作用に相当する疾患を意味する。パンテノールはビタミンB5製剤(パントテン酸)として知られている。パンテノールが適用される疾患及び用途としては、パントテン酸欠乏症の予防及び治療(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦等)、パントテン酸の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合(ストレプトマイシン及びカナマイシンによる副作用の予防及び治療、接触皮膚炎、急・慢性湿疹、術後腸管麻痺)等が例示される。一方、パンテノールの副作用としては、腹痛、下痢等が例示される。パンテノールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号8、配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
パロキセチンに関連する疾患とは、パロキセチンが適用される疾患またはパロキセチンの副作用に相当する疾患を意味する。パロキセチンは選択的セロトニン再取り込み阻害作用を有し、抗うつ薬、気分安定薬あるいは精神刺激薬として知られている。パロキセチンが適用される疾患としては、うつ病・うつ状態、パニック障害等が例示される。一方、パロキセチンの副作用としては、嘔気、傾眠、口渇、めまい、セロトニン症候群、悪性症候群、錯乱、けいれん、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)、重篤な肝機能障害(肝不全・肝壊死・肝炎・黄疸等)等が例示される。パロキセチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ペプスタチンAに関連する疾患とは、ペプスタチンAが適用される疾患またはペプスタチンAの副作用に相当する疾患を意味する。ペプスタチンAはアスパラギン酸プロテアーゼ(カテプシンD、ペプシンおよびレニン)の可逆的阻害剤として知られている。ペプスタチンAに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号131で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ペルヘキシリンに関連する疾患とは、ペルヘキシリンが適用される疾患またはペルヘキシリンの副作用に相当する疾患を意味する。ペルヘキシリンはCa遮断剤であり、抗狭心症薬として知られている。ペルヘキシリンが適用される疾患としては、手術不能の冠動脈疾患患者の難治性狭心症、冠動脈血管再生期、心室性不整脈等が例示される。一方、ペルヘキシリンの副作用としては、心電図異常、心室性再分極異常、洞徐脈、QT間隔延長、期外収縮、トルセード・ド・ポワント、意識喪失、頭痛、振せん、失神型めまい、脱力感、抑うつ、疲労、眩暈、末梢神経障害、知覚異常、体重減少、多発性神経障害、感覚運動神経障害、鬱血乳頭、ギラン・バレー症候群、運動失調、パーキンソン症状、低血糖症、高インスリン血症、悪心、嘔吐、摂食障害、上腹部痛、体重減少、肝硬変、肝性脳症、門脈高血圧、肝炎、肝腫、黄疽、角膜症、気管支癌、気管支痙攣、発疹、筋障害等が例示される。ペルヘキシリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号2、配列番号13、配列番号21、配列番号95、配列番号141で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フェネルジンに関連する疾患とは、フェネルジンが適用される疾患またはフェネルジンの副作用に相当する疾患を意味する。フェネルジンはMAO阻害作用を有し、抗うつ薬、気分安定薬あるいは精神刺激薬として知られている。フェネルジンが適用される疾患としては、不眠症、うつ病等が例示される。一方、フェネルジンの副作用としては、体位性低血圧等が例示される。フェネルジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号19で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フェントラミンに関連する疾患とは、フェントラミンが適用される疾患またはフェントラミンの副作用に相当する疾患を意味する。フェントラミンはアドレナリンα1及びα2受容体競合拮抗薬として知られている。フェントラミンが適用される用途としては、褐色細胞腫の手術前・手術中の血圧調整および褐色細胞腫の診断等が例示される。一方、フェントラミンの副作用としては、急激な血圧低下によるショック様症状、頻脈、心拍数減少、不整脈、胸内苦悶、狭心症様発作、心筋梗塞、起立性低血圧、鼻閉、皮膚潮紅、熱感、頭痛、めまい、脱力感、背痛、発汗、悪心・嘔吐、下痢等が例示される。フェントラミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号59で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フェニルブタゾンに関連する疾患とは、フェニルブタゾンが適用される疾患またはフェニルブタゾンの副作用に相当する疾患を意味する。フェニルブタゾンは解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。一方、フェニルブタゾンの副作用としては、顆粒球減少症(重篤な骨髄毒性)、消化管出血、皮膚障害等が例示される。フェニルブタゾンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ピマルシンに関連する疾患とは、ピマルシンが適用される疾患またはピマルシンの副作用に相当する疾患を意味する。ピマルシンは眼科用・膣用の抗真菌薬・抗ウイルス薬あるいは防カビ剤として知られている。ピマルシンが適用される疾患としては、真菌(カンジダ)感染症、腟炎及び外陰腟炎(膣剤)等が例示される。ピマルシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号25で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ピメチキセンに関連する疾患とは、ピメチキセンが適用される疾患またはピメチキセンの副作用に相当する疾患を意味する。ピメチキセンはH1受容体アンタゴニスト作用を有し、気管支拡張薬、催眠・鎮静剤あるいは抗不安薬として知られている。ピメチキセンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号91で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ピモジドに関連する疾患とは、ピモジドが適用される疾患またはピモジドの副作用に相当する疾患を意味する。ピモジドは抗精神病薬として知られている。ピモジドが適用される疾患としては、統合失調症、小児の自閉性障害、精神遅滞に伴う異常行動・病的症状・精神症状等が例示される。一方、ピモジドの副作用としては、睡眠障害、振戦、アカシジア、心室頻拍、突然死、悪性症候群、けいれん発作、低ナトリウム血症、錐体外路症状、パーキンソン症候群、ジスキネジア、低血圧、排尿障害、プロラクチン値上昇等が例示される。ピモジドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号26、配列番号37、配列番号39、配列番号63、配列番号83、配列番号127で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ピペリンに関連する疾患とは、ピペリンが適用される疾患またはピペリンの副作用に相当する疾患を意味する。ピペリンはコショウの辛味成分のアルカロイドとして知られている。ピペリンの作用としては、抗菌作用、防腐作用、殺虫作用、食欲亢進作用等が例示される。ピペリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号64、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ピロキシカムに関連する疾患とは、ピロキシカムが適用される疾患またはピロキシカムの副作用に相当する疾患を意味する。ピロキシカムは解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。ピロキシカムが適用される疾患及び用途としては、慢性関節リウマチ・変形性関節症・腰痛症・肩関節周囲炎・頸肩腕症候群の疾患並びに症状の消炎・鎮痛、外傷後・手術後及び抜歯後の消炎・鎮痛等が例示される。一方、ピロキシカムの副作用としては、胃・腹部痛、胃・腹部不快感、浮腫、嘔気(悪心)・嘔吐、発疹、食欲不振、胃もたれ感、消化性潰瘍、ショック、中毒性表皮壊死症、皮膚粘膜眼症候群、再生不良性貧血、骨髄機能抑制、急性腎不全、ネフローゼ症候群等が例示される。ピロキシカムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号95、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プリカミシンに関連する疾患とは、プリカミシンが適用される疾患またはプリカミシンの副作用に相当する疾患を意味する。プリカミシンは、抗癌剤あるいは骨ミネラル代謝異常治療薬として知られている。プリカミシンが適用される疾患としては、副甲状腺癌、乳癌、慢性骨髄性白血病、骨ミネラル代謝異常(Paget病、高カルシウム血症)等が例示される。一方、プリカミシンの副作用としては、急性血小板減少症、肝障害、腎障害、低カルシウム血症、悪心、嘔吐等が例示される。プリカミシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号14、配列番号20、配列番号81、配列番号105、配列番号121で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プラゼパムに関連する疾患とは、プラゼパムが適用される疾患またはプラゼパムの副作用に相当する疾患を意味する。プラゼパムは抗不安薬として知られている。プラゼパムが適用される疾患及び用途としては、神経症における不安・緊張・抑うつ及び睡眠障害、うつ病における不安・緊張及び睡眠障害、心身症(消化器疾患・高血圧症・自律神経失調症)における身体症候並びに不安・緊張・抑うつ及び睡眠障害、麻酔前投薬等が例示される。一方、プラゼパムの副作用としては、眼圧上昇、眠気、ふらつき、疲労・倦怠・脱力感、口渇、めまい、発疹、食欲不振、大量連用による薬物依存および禁断症状等が例示される。プラゼパムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号141で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プラゾシンに関連する疾患とは、プラゾシンが適用される疾患またはプラゾシンの副作用に相当する疾患を意味する。プラゾシンは交感神経抑制作用あるいはα1遮断作用を有し、降圧薬として知られている。プラゾシンが適用される疾患としては、本態性高血圧症、腎性高血圧症、前立腺肥大症に伴う排尿障害等が例示される。一方、プラゾシンの副作用としては、一過性の血圧低下に伴う失神・意識喪失、狭心症等が例示される。プラゾシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号37、配列番号98、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プレグネノロンに関連する疾患とは、プレグネノロンが適用される疾患またはプレグネノロンの副作用に相当する疾患を意味する。プレグネノロンはプロゲステロンなどのステロイドホルモン生合成中間体として知られている。プレグネノロンが適用される疾患としては、更年期障害、卵巣欠落症状等が例示される。一方、プレグネノロンの副作用としては、胃腸障害、胃部不快感、下痢・軟便、悪心・嘔気、月経周期の変化、経血量の変化、頭痛・頭重感、熱感等が例示される。プレグネノロンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号52で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プレニラミンに関連する疾患とは、プレニラミンが適用される疾患またはプレニラミンの副作用に相当する疾患を意味する。プレニラミンはCa拮抗作用を有し、抗狭心症薬あるいは冠拡張薬として知られている。プレニラミンが適用される疾患としては、狭心症等が例示される。プレニラミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号37、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プリロカインに関連する疾患とは、プリロカインが適用される疾患またはプリロカインの副作用に相当する疾患を意味する。プリロカインは局所麻酔薬として知られている。プリロカインが適用される用途としては、歯科・口腔外科領域の手術・処置における浸潤麻酔あるいは伝達麻酔等が例示される。一方、プリロカインの副作用としては、ショック、意識障害、振戦、けいれん、メトヘモグロビン血症、異常感覚、知覚・運動障害等が例示される。プリロカインに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号4、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プロカインに関連する疾患とは、プロカインが適用される疾患またはプロカインの副作用に相当する疾患を意味する。プロカインは局所麻酔剤として知られている。プロカインが適用される用途としては、脊椎麻酔(腰椎麻酔)、硬膜外麻酔、伝達麻酔、浸潤麻酔、硬膜外麻酔等が例示される。一方、プロカインの副作用としては、ショック、中毒症状(振戦・けいれん等)等が例示される。プロカインに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号35、配列番号112で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プロクロルペラジンに関連する疾患とは、プロクロルペラジンが適用される疾患またはプロクロルペラジンの副作用に相当する疾患を意味する。プロクロルペラジンは抗精神病薬として知られている。プロクロルペラジンが適用される疾患としては、統合失調症、術前・術後等の悪心・嘔吐等が例示される。一方、プロクロルペラジンの副作用としては、悪性症候群、血圧降下、心電図異常、突然死、再生不良性貧血、麻痺性イレウス、遅発性ジスキネジア、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、眼障害(長期又は大量投与における角膜・水晶体の混濁、網膜・角膜の色素沈着)、SLE様症状等が例示される。プロクロルペラジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プログルミドに関連する疾患とは、プログルミドが適用される疾患またはプログルミドの副作用に相当する疾患を意味する。プログルミドは酸分泌抑制作用を有する制酸剤で、胃炎・消化性潰瘍治療薬として知られている。プログルミドが適用される疾患としては、急性胃炎・慢性胃炎の急性増悪期における胃粘膜病変(びらん・出血・発赤・浮腫)の改善、胃潰瘍等が例示される。一方、プログルミドの副作用としては、便秘、口渇、嘔気・嘔吐等が例示される。プログルミドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号51、配列番号96で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プロメタジンに関連する疾患とは、プロメタジンが適用される疾患またはプロメタジンの副作用に相当する疾患を意味する。プロメタジンは抗ヒスタミン剤あるいは抗パーキンソン剤として知られている。プロメタジンが適用される疾患としては、振戦麻痺、パーキンソニズム、麻酔前投薬、人工(薬物)冬眠、感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽、アレルギー性鼻炎、枯草熱、血管運動性浮腫、皮膚疾患に伴うそう痒(湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、薬疹、中毒疹)、じんま疹、動揺病等が例示される。一方、プロメタジンの副作用としては、眠気、口渇、頭痛、悪性症候群、乳児突然死症候群、乳児睡眠時無呼吸発作等が例示される。プロメタジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号68で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プロペリシアジンに関連する疾患とは、プロペリシアジンが適用される疾患またはプロペリシアジンの副作用に相当する疾患を意味する。プロペリシアジンは抗精神病薬として知られている。プロペリシアジンが適用される疾患としては、統合失調症等が例示される。一方、プロペリシアジンの副作用としては、悪性症候群、血圧降下、心電図異常、突然死、再生不良性貧血、麻痺性イレウス、遅発性ジスキネジア、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、眼障害、SLE様症状等が例示される。プロペリシアジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プロプラノロールに関連する疾患とは、プロプラノロールが適用される疾患またはプロプラノロールの副作用に相当する疾患を意味する。プロプラノロールはβアドレナリン受容体遮断作用を有し、降圧薬として知られている。プロプラノロールが適用される疾患としては、狭心症、期外収縮、発作性頻拍の予防、頻拍性心房細動、洞性頻脈、新鮮心房細動、発作性心房細動の予防、褐色細胞腫手術時、本態性高血圧症等が例示される。一方、プロプラノロールの副作用としては、徐脈、心拍数・心リズム障害、めまい、血圧下降、うっ血性心不全、末梢性虚血(レイノー様症状等)、房室ブロック、失神を伴う起立性低血圧、無顆粒球症、血小板減少症、紫斑病、気管支けいれん、呼吸困難等が例示される。プロプラノロールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ピューロマイシンに関連する疾患とは、ピューロマイシンが適用される疾患またはピューロマイシンの副作用に相当する疾患を意味する。ピューロマイシンはタンパク質合成阻害作用を有し、抗菌剤として知られている。ピューロマイシンが適用される疾患としては、感染症等が例示される。一方、ピューロマイシンの副作用としては、腎障害等が例示される。ピューロマイシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ケルセチンに関連する疾患とは、ケルセチンが適用される疾患またはケルセチンの副作用に相当する疾患を意味する。ケルセチンは抗アレルギー作用(アレルゲンに対する反応の緩和)、抗エストロゲン作用、抗がん作用および抗酸化作用などを有するフラボノイドとして知られている。ケルセチンが適用される疾患としては、花粉症、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿胞症等が例示される。ケルセチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号140で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
キナクリンに関連する疾患とは、キナクリンが適用される疾患またはキナクリンの副作用に相当する疾患を意味する。キナクリンはMAO阻害作用を有し、寄生虫・原虫用薬、特にマラリア治療薬として知られている。キナクリンが適用される疾患及び用途としては、ジアルジア症、条虫感染、アメーバ症、膠原病、気胸症、腫瘍性滲出、女性の避妊等が例示される。一方、キナクリンの副作用としては、再生不良性貧血、血液凝固欠損、頭痛、眩暈、悪夢、被刺激性、神経質、中毒性精神病、てんかん、痙攣、悪心、摂食障害、下痢、腹部痙攣、嘔吐、肝炎、角膜浮腫、網膜症、間質性肺炎、肉芽腫、皮膚変色、発疹、剥脱性反応、皮膚萎縮症、脱毛症、色素変化、イボ形成、扁平細胞癌等が例示される。キナクリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号120で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
レシナミンに関連する疾患とは、レシナミンが適用される疾患またはレシナミンの副作用に相当する疾患を意味する。レシナミンは末梢性交感神経抑制作用を有し、降圧薬として知られている。レシナミンが適用される疾患としては、高血圧症、特に本態性高血圧症あるいは腎性高血圧症等が例示される。一方、レシナミンの副作用としては、うつ状態、胃潰瘍、悪夢、錐体外路症状、眠気、めまい等が例示される。レシナミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号83、配列番号91、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
リトドリンに関連する疾患とは、リトドリンが適用される疾患またはリトドリンの副作用に相当する疾患を意味する。リトドリンは選択的β2アドレナリン受容体アゴニストで、平滑筋収縮抑制作用、特に子宮弛緩作用を有し、切迫早産治療薬として知られている。リトドリンが適用される疾患としては、切迫流産・切迫早産等が例示される。一方、リトドリンの副作用としては、心悸亢進(動悸)、手指振戦、嘔気、横紋筋融解症、汎血球減少、血清カリウム値の低下、新生児腸閉塞等が例示される。リトドリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号56で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
サリチルアミドに関連する疾患とは、サリチルアミドが適用される疾患またはサリチルアミドの副作用に相当する疾患を意味する。サリチルアミドは解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。サリチルアミドが適用される疾患としては、慢性関節リウマチ、結合織炎、症候性神経痛、筋肉痛等が例示される。一方、サリチルアミドの副作用としては、過呼吸、貧血、腎障害、肝障害、過敏症(発疹、浮腫、喘息発作等)、耳鳴、難聴、めまい、血小板機能低下(出血時間の延長)、食欲不振、胸やけ、胃痛、悪心・嘔吐等(消化管潰瘍の悪化)等が例示される。サリチルアミドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号71で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
サントニンに関連する疾患とは、サントニンが適用される疾患またはサントニンの副作用に相当する疾患を意味する。サントニンは寄生虫・原虫用薬として知られている。サントニンが適用される用途としては、回虫駆除等が例示される。一方、サントニンの副作用としては、腹痛、悪心等が例示される。サントニンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号89で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
サキナビルに関連する疾患とは、サキナビルが適用される疾患またはサキナビルの副作用に相当する疾患を意味する。サキナビルはHIV−1及びHIV−2プロテアーゼ活性を阻害するペプチド様合成基質アナログであり、HIVウイルス前駆体タンパク質の切断を阻害することで感染性ウイルスの産生を阻害するプロテアーゼインヒビターであり、抗ウイルス薬、特にHIV感染症治療薬として知られている。サキナビルが適用される疾患及び用途としては、後天性免疫不全症候群(AIDS)におけるヌクレオシド系HIV逆転写酵素阻害剤との併用療法等が例示される。一方、サキナビルの副作用としては、貧血、血糖値上昇、血中尿酸上昇、好酸球増多、嘔気、発熱、消化器障害(下痢、腹部不快感、悪心、嘔吐等)、自殺企図、けいれん、灰白髄炎、脊髄神経根多発神経炎、白質脳症、幻覚、錯乱、膵炎、腸管閉塞、重度の肝機能障害(黄疽、腹水、門脈圧亢進、硬化性胆管炎)、血栓性静脈炎、チアノーゼ、末梢血管収縮、急性骨髄芽球性白血病、汎血球減少症、溶血性貧血、血小板減少症、頭蓋内出血、喀血、出血傾向、糖尿病およびその悪化、高血糖、ケトアシドーシス、皮膚粘膜眼症候群、急性腎不全、腎結石、腫瘍、多発性関節炎等が例示される。サキナビルに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号100で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
セコバルビタールに関連する疾患とは、セコバルビタールが適用される疾患またはセコバルビタールの副作用に相当する疾患を意味する。セコバルビタールは催眠・鎮静薬として知られている。セコバルビタールが適用される疾患としては、不眠症、麻酔前投薬、全身麻酔の導入、不安緊張状態の鎮静等が例示される。一方、セコバルビタールの副作用としては、眠気、頭重感、脈拍異常、皮膚粘膜眼症候群、チアノーゼ、呼吸抑制、薬物依存、禁断症状等が例示される。セコバルビタールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号44で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
セロトニンに関連する疾患とは、セロトニンが適用される疾患またはセロトニンの副作用に相当する疾患を意味する。セロトニンはモノアミン神経伝達物質として知られている。セロトニンの作用としては、血液凝固作用、血管収縮作用、疼痛閾値の調節作用、睡眠制御作用、体温調節作用、情緒・気分調節作用、食欲制御作用、催吐作用、性行動制御作用等が例示される。セロトニンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号1で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スペクチノマイシンに関連する疾患とは、スペクチノマイシンが適用される疾患またはスペクチノマイシンの副作用に相当する疾患を意味する。スペクチノマイシンは抗菌剤、特に淋疾治療薬として知られている。スペクチノマイシンが適用される疾患としては、淋菌感染症等が例示される。一方、スペクチノマイシンの副作用としては、注射部位疼痛、皮疹、頭重感、ショック、アナフィラキシー様症状等が例示される。スペクチノマイシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
SR−95639Aに関連する疾患とは、SR−95639Aが適用される疾患またはSR−95639Aの副作用に相当する疾患を意味する。SR−95639Aは中枢ムスカリン性M1受容体の選択的アゴニストであり、認知症治療剤として知られている。SR−95639Aが適用される疾患としては、認知症等が例示される。SR−95639Aに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ストレプトマイシンに関連する疾患とは、ストレプトマイシンが適用される疾患またはストレプトマイシンの副作用に相当する疾患を意味する。ストレプトマイシンは抗菌剤として知られている。ストレプトマイシンが適用される疾患としては、肺結核及びその他の結核症、細菌性心内膜炎、野兎病、ワイル病、ペスト等が例示される。一方、ストレプトマイシンの副作用としては、第8脳神経障害、主として前庭機能障害(難聴・耳鳴・眩暈)、腎障害(急性腎不全など)、ショック、アナフィラキシー様症状、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、間質性肺炎、溶血性貧血、血小板減少、肝機能障害、黄疽等が例示される。ストレプトマイシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号123で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ストロファンチンに関連する疾患とは、ストロファンチンが適用される疾患またはストロファンチンの副作用に相当する疾患を意味する。ストロファンチンは強心配糖体として知られている。ストロファンチンが適用される疾患及び用途としては、うっ血性心不全、心収縮力増強薬等が例示される。一方、ストロファンチンの副作用としては、不整脈、嘔吐、精神神経症状(不眠、幻覚、頭痛、疲労感等)が例示される。ストロファンチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号58で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スルファジアジンに関連する疾患とは、スルファジアジンが適用される疾患またはスルファジアジンの副作用に相当する疾患を意味する。スルファジアジンは葉酸合成阻害作用を有する合成抗菌剤(いわゆるサルファ剤)であり、化膿性皮膚疾患治療薬として知られている。スルファジアジンが適用される疾患及び用途としては、感染症(ブドウ球菌・大腸菌)、膿痂疹、せつ、毛のう炎、外傷・熱傷・びらん・潰瘍、術後の二次感染またはその予防等が例示される。一方、スルファジアジンの副作用としては、過敏症(発疹、発赤、腫脹、光線過敏症など)、菌交代現象等が例示される。スルファジアジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号130で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スルファジメトキシンに関連する疾患とは、スルファジメトキシンが適用される疾患またはスルファジメトキシンの副作用に相当する疾患を意味する。スルファジメトキシンはp−パラアミノ安息香酸(PABA)の競合的阻害剤で、ジヒドロプテロイン酸シンターゼ阻害作用および葉酸合成阻止作用を有する合成抗菌剤(いわゆるサルファ剤)として知られている。スルファジメトキシンが適用される疾患としては、髄膜炎、腎盂腎炎、膀胱炎、扁桃炎、咽頭炎、喉頭炎、軟性下疳、さらに魚類におけるカラムナリス病、穴あき病、赤斑病あるいは松かさ病等が例示される。一方、スルファジメトキシンの副作用としては、食欲不振、悪心、嘔吐、頭痛、ショック、再生不良性貧血、溶血性貧血、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症等が例示される。スルファジメトキシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号22、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スルファサラジンに関連する疾患とは、スルファサラジンが適用される疾患またはスルファサラジンの副作用に相当する疾患を意味する。スルファサラジンは解熱・鎮痛・抗炎症薬、抗リウマチ薬として知られている。スルファサラジンが適用される疾患としては、潰瘍性大腸炎、限局性腸炎、非特異性大腸炎、慢性関節リウマチ等が例示される。一方、スルファサラジンの副作用としては、再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少、貧血、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、紅皮症型薬疹、間質性肺炎、薬剤性肺炎、PIE症候群、伝染性単核球症様症状、SLE様症状、急性腎不全、ネフローゼ症候群、線維性肺胞炎、無菌性髄膜(脳)炎、肝炎、肝機能障害、黄疽、白血球減少、腎結石、脱毛、胃痛、嘔気・嘔吐、発疹、頭痛、めまい、可逆的な精子減少症、発熱等が例示される。スルファサラジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号64、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スリンダクに関連する疾患とは、スリンダクが適用される疾患またはスリンダクの副作用に相当する疾患を意味する。スリンダクはプロスタグランジン生合成抑制作用や抗メディエーター作用を有し、解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。また、スリンダクは腺腫形成抑制作用あるいは抗腫瘍作用を有し、特に結腸直腸癌、腺腫ポリープ、家族性腺腫ポリポーシスにおける腺腫ポリープを抑制する可能性が示唆されている。スリンダクが適用される疾患及び用途としては、消炎・鎮痛(慢性関節リウマチ・変形性関節症・腰痛症・肩関節周囲炎・頸肩腕症候群・腱鞘炎)等が例示される。一方、スリンダクの副作用としては、腹痛、発疹、ショック、アナフィラキシー様症状、消化性潰瘍、胃腸出血、胃腸穿孔、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、血管浮腫、うっ血性心不全、再生不良性貧血、無顆粒球症、骨髄抑制、急性間質性腎炎、ネフローゼ症候群、膵炎、無菌性髄膜炎、肝炎、肝機能障害、黄疽等が例示される。スリンダクに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号35で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スロクチジルに関連する疾患とは、スロクチジルが適用される疾患またはスロクチジルの副作用に相当する疾患を意味する。スロクチジルは抗血栓剤、末梢性血管拡張薬、脳機能保護剤として知られている。スロクチジルが適用される疾患としては、血管攣縮等が例示される。スロクチジルに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号15、配列番号69、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
シロシンゴピンに関連する疾患とは、シロシンゴピンが適用される疾患またはシロシンゴピンの副作用に相当する疾患を意味する。シロシンゴピンは降圧作用あるいは鎮静作用を有し、降圧薬として知られている。シロシンゴピンが適用される疾患としては、本態性高血圧症等が例示される。一方、シロシンゴピンの副作用としては、胃潰瘍、鼻づまり、眠気、めまい、口渇、薬剤性抑うつ状態、自殺等が例示される。シロシンゴピンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
タクリンに関連する疾患とは、タクリンが適用される疾患またはタクリンの副作用に相当する疾患を意味する。タクリンはアルツハイマー型痴呆治療薬として知られている。タクリンが適用される疾患としては、認知症、アルツハイマー病、偏頭痛等が例示される。一方、タクリンの副作用としては、肝機能障害等が例示される。タクリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号16、配列番号56で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
タモキシフェンに関連する疾患とは、タモキシフェンが適用される疾患またはタモキシフェンの副作用に相当する疾患を意味する。タモキシフェンは臓器によって抗エストロゲン作用あるいはエストロゲン作用を示し、例えば乳腺においては抗エストロゲン作用あるいは乳癌などの癌細胞増殖抑制作用を有し、乳癌などに対する抗癌剤あるいは再発抑制剤として知られている。また、エストロゲン作用に関連して、血液中コレステロールの低下作用、骨粗鬆症の進行抑制作用、排卵誘発作用などが知られる。タモキシフェンが適用される疾患としては、乳がん等が例示される。一方、タモキシフェンの副作用としては、無月経、月経異常、更年期症状、悪心、嘔吐、食欲不振、白血球減少、貧血、血小板減少、視力異常、視覚障害、血栓塞栓症、静脈炎、肝障害、高カルシウム血症、子宮筋腫、子宮内膜ポリープ、子宮内膜増殖症、子宮内膜症、子宮内膜癌、間質性肺炎、アナフィラキシー様症状、皮膚粘膜眼症候群、水疱性類天疱瘡、膵炎等が例示される。タモキシフェンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号2、配列番号83、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
テラゾシンに関連する疾患とは、テラゾシンが適用される疾患またはテラゾシンの副作用に相当する疾患を意味する。テラゾシンはα1遮断薬であり、交感神経抑制作用を有し、降圧薬として知られている。テラゾシンが適用される疾患としては、本態性高血圧症、腎性高血圧症、褐色細胞腫による高血圧症、前立腺肥大症に伴う排尿障害等が例示される。一方、テラゾシンの副作用としては、めまい、立ちくらみ、動悸、頭痛等が例示される。テラゾシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号2、配列番号37、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
テルフェナジンに関連する疾患とは、テルフェナジンが適用される疾患またはテルフェナジンの副作用に相当する疾患を意味する。テルフェナジンは抗ヒスタミン作用を有し、気管支拡張薬あるいは喘息治療薬として知られている。テルフェナジンが適用される疾患としては、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、湿疹、ジンマシン、皮膚炎、皮膚掻痒症等が例示される。一方、テルフェナジンの副作用としては、血小板減少、心室細動、死亡、心停止、低血圧、動悸、失神、QT間隔延長、頻脈、トルサード・ド・ポワント(心室頻脈)等が例示される。テルフェナジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号19、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
テトラカインに関連する疾患とは、テトラカインが適用される疾患またはテトラカインの副作用に相当する疾患を意味する。テトラカインは局所麻酔薬として知られている。テトラカインが適用される用途としては、脊椎麻酔(腰椎麻酔)、硬膜外麻酔、伝達麻酔、浸潤麻酔、表面麻酔等が例示される。一方、テトラカインの副作用としては、ショック、中枢神経障害(振戦・けいれん等の中毒症状)等が例示される。テトラカインに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
テトラヒドロアルストニンに関連する疾患とは、テトラヒドロアルストニンが適用される疾患またはテトラヒドロアルストニンの副作用に相当する疾患を意味する。テトラヒドロアルストニンは前シナプスα2受容体選択性の交感神経抑制作用あるいは降圧作用を有し、血管拡張薬として知られている。テトラヒドロアルストニンが適用される疾患としては、高血圧等が例示される。テトラヒドロアルストニンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号17、配列番号96、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
チアベンダゾールに関連する疾患とは、チアベンダゾールが適用される疾患またはチアベンダゾールの副作用に相当する疾患を意味する。チアベンダゾールは寄生虫・原虫用薬(糞線虫駆除薬)、食品添加物(合成保存料・防カビ剤)あるいは農薬(駆虫剤、防カビ剤)として知られている。チアベンダゾールが適用される疾患としては、赤痢アメーバ症、トリコモナス症、ランブル鞭毛虫症等が例示される。一方、チアベンダゾールの副作用としては、けいれん、脳症、小脳失調症、偽膜性腸炎等が例示される。チアベンダゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号19で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
チオペンタールに関連する疾患とは、チオペンタールが適用される疾患またはチオペンタールの副作用に相当する疾患を意味する。チオペンタールは全身麻酔薬として知られている。チオペンタールが適用される疾患及び用途としては、全身麻酔、全身麻酔の導入、局所麻酔剤・吸入麻酔剤との併用、精神神経科における電撃療法の際の麻酔、局所麻酔剤中毒・破傷風・子癇等に伴うけいれん、精神神経科における麻酔インタビュー診断等が例示される。一方、チオペンタールの副作用としては、嘔吐、咳嗽(発作)、覚醒後不快感、倦怠感・悪心、ショック(呼吸困難、血圧低下等)、呼吸停止、呼吸抑制、舌根沈下、咽・喉頭けいれん、気管支けいれん、しゃっくり等が例示される。チオペンタールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号91で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
チオリダジンに関連する疾患とは、チオリダジンが適用される疾患またはチオリダジンの副作用に相当する疾患を意味する。チオリダジンは抗精神病薬として知られている。チオリダジンが適用される疾患及び用途としては、統合失調症、神経症、不安・緊張・抑うつ及び興奮・多動の抑制、うつ病、精神薄弱、老年精神病等が例示される。一方、チオリダジンの副作用としては、眠気、口渇、倦怠感、鼻閉、手指振戦、めまい、心悸亢進、悪性症候群、不整脈、心電図異常、再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症、遅発性ジスキネジア、錐体外路症状、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、視覚障害等が例示される。チオリダジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号8、配列番号29、配列番号37、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
チオチキセン(cis)に関連する疾患とは、チオチキセン(cis)が適用される疾患またはチオチキセン(cis)の副作用に相当する疾患を意味する。チオチキセン(cis)は抗精神病薬として知られている。チオチキセン(cis)が適用される疾患としては、統合失調症等が例示される。一方、チオチキセン(cis)の副作用としては、循環性虚脱、昏睡状態、眠気、めまい、遅発性ジスキネジア、反射亢進、口渇、発汗、肝機能障害、視覚障害等が例示される。チオチキセン(cis)に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号144で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
チアプリドに関連する疾患とは、チアプリドが適用される疾患またはチアプリドの副作用に相当する疾患を意味する。チアプリドは精神・ジスキネジア改善剤として知られている。チアプリドが適用される疾患及び用途としては、脳梗塞後遺症に伴う攻撃的行為・精神興奮・徘徊・せん妄の改善、特発性ジスキネジア及びパーキンソニズムに伴うジスキネジア等が例示される。一方、チアプリドの副作用としては、眠気、めまい・ふらつき、口渇、不眠、振戦、パーキンソン症候群(錐体外路症状)、流涎、悪性症候群、昏睡、けいれん等が例示される。チアプリドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号122で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
チアプロフェン酸に関連する疾患とは、チアプロフェン酸が適用される疾患またはチアプロフェン酸の副作用に相当する疾患を意味する。チアプロフェン酸は解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。チアプロフェン酸が適用される疾患及び用途としては、慢性関節リウマチ・変形性関節症・肩関節周囲炎・頸肩腕症候群・腰痛症並びに症状の消炎・鎮痛、急性上気道炎の解熱・鎮痛、手術後及び外傷後の消炎・鎮痛等が例示される。一方、チアプロフェン酸の副作用としては、腹痛、悪心及び嘔吐、消化不良、胃腸障害、食欲不振、胃腸出血、消化性潰瘍、浮腫、発疹、そう痒感、ショック、喘息発作、白血球減少、血小板機能低下等が例示される。チアプロフェン酸に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号86で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
トラザミドに関連する疾患とは、トラザミドが適用される疾患またはトラザミドの副作用に相当する疾患を意味する。トラザミドは経口血糖降下薬あるいは糖尿病治療薬として知られている。トラザミドが適用される疾患としては、インスリン非依存型糖尿病等が例示される。一方、トラザミドの副作用としては、低血糖、再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症等が例示される。トラザミドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
トルメチンに関連する疾患とは、トルメチンが適用される疾患またはトルメチンの副作用に相当する疾患を意味する。トルメチンは解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。トルメチンが適用される疾患としては、若年性関節リウマチ等が例示される。一方、トルメチンの副作用としては、出血時間延長等が例示される。トルメチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
トマチジンに関連する疾患とは、トマチジンが適用される疾患またはトマチジンの副作用に相当する疾患を意味する。トマチジンは抗菌作用などを有するアルカロイドとして知られている。トマチジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号8、配列番号39、配列番号74、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
トラニルシプロミンに関連する疾患とは、トラニルシプロミンが適用される疾患またはトラニルシプロミンの副作用に相当する疾患を意味する。トラニルシプロミンは抗うつ薬・気分安定薬・精神刺激薬として知られている。トラニルシプロミンが適用される疾患としては、うつ病、うつ状態等が例示される。トラニルシプロミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号34、配列番号51、配列番号130で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
トリクロルホンに関連する疾患とは、トリクロルホンが適用される疾患またはトリクロルホンの副作用に相当する疾患を意味する。トリクロルホンは動物用寄生虫駆除薬(農薬)、寄生虫・原虫用薬(ビルハルツ住血吸虫Schitosoma haematobium寄生の治療薬)として知られている。トリクロルホンが適用される疾患としては、ビルハルツ住血吸虫Schitosoma haematobium寄生治療薬)等が例示される。トリクロルホンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号113で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
トリフロペラジンに関連する疾患とは、トリフロペラジンが適用される疾患またはトリフロペラジンの副作用に相当する疾患を意味する。トリフロペラジンは統合失調症治療薬として知られている。トリフロペラジンが適用される疾患としては、統合失調症等が例示される。一方、トリフロペラジンの副作用としては、悪性症候群、突然死、血圧降下、心電図異常、麻痺性イレウス、遅発性ジスキネジア、眼障害(長期又は大量投与により角膜・水晶体の混濁、網膜・角膜の色素沈着が現れることがある)、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群、再生不良性貧血、SLE様症状等が例示される。トリフロペラジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号36、配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
トリゴネリンに関連する疾患とは、トリゴネリンが適用される疾患またはトリゴネリンの副作用に相当する疾患を意味する。トリゴネリンはニコチン酸の前駆物質でアルカロイドとして知られている。トリゴネリンの作用としては、神経細胞成長促進作用あるいは認知症予防作用等が例示される。トリゴネリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号43で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
トリメタジオンに関連する疾患とは、トリメタジオンが適用される疾患またはトリメタジオンの副作用に相当する疾患を意味する。トリメタジオンは抗てんかん薬として知られている。トリメタジオンが適用される疾患としては、定型欠神発作(小発作)、小型(運動)発作等が例示される。一方、トリメタジオンの副作用としては、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、SLE様症状、再生不良性貧血、汎血球減少、筋無力症等が例示される。トリメタジオンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号86で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
トリミプラミンに関連する疾患とは、トリミプラミンが適用される疾患またはトリミプラミンの副作用に相当する疾患を意味する。トリミプラミンはセロトニン再取込阻害作用および5−HT2受容体結合活性を有する抗うつ薬・気分安定薬・精神刺激薬として知られている。トリミプラミンが適用される疾患としては、うつ病、うつ状態等が例示される。一方、トリミプラミンの副作用としては、口渇、眠気、悪性症候群、無顆粒球症、麻痺性イレウス、幻覚、せん妄、精神錯乱、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)等が例示される。トリミプラミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
トロレアンドマイシンに関連する疾患とは、トロレアンドマイシンが適用される疾患またはトロレアンドマイシンの副作用に相当する疾患を意味する。トロレアンドマイシンはマクロライド系抗菌剤として知られている。トロレアンドマイシンが適用される疾患としては、レンサ球菌感染症、梅毒、呼吸器感染症、マイコプラズマ感染症、ライム病等が例示される。一方、トロレアンドマイシンの副作用としては、吐き気、嘔吐、下痢、黄疸等が例示される。トロレアンドマイシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
トロロックスに関連する疾患とは、トロロックスが適用される疾患またはトロロックスの副作用に相当する疾患を意味する。トロロックスは水溶性ビタミンE誘導体として知られている。トロロックスの作用としては、抗酸化作用等が例示される。トロロックスに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号73で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
バンコマイシンに関連する疾患とは、バンコマイシンが適用される疾患またはバンコマイシンの副作用に相当する疾患を意味する。バンコマイシンは抗菌剤として知られている。バンコマイシンが適用される疾患としては、骨髄移植時の消化管内殺菌、クロストリジウム・ディフィシルによる偽膜性大腸炎、メチシリン・セフェム耐性の黄色ブドウ球菌による腸炎、敗血症、感染性心内膜炎、骨髄炎、関節炎、熱傷・手術創などの表在性二次感染、肺炎、肺化膿症、膿胸、腹膜炎、髄膜炎等が例示される。一方、バンコマイシンの副作用としては、ショック、アナフィラキシー様症状、急性腎不全、間質性腎炎、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、剥脱性皮膚炎、第8脳神経障害、偽膜性大腸炎、肝機能障害、黄疸等が例示される。バンコマイシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号25で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ビガバトリンに関連する疾患とは、ビガバトリンが適用される疾患またはビガバトリンの副作用に相当する疾患を意味する。ビガバトリンは抗けいれん作用を有し、抗てんかん薬あるいは抗てんかん補助薬として知られている。ビガバトリンが適用される疾患としては、難治性てんかん、複雑部分発作、二次性全身性強直、ウェスト症候群等が例示される。一方、ビガバトリンの副作用としては、視覚障害(視野狭窄、複像)、眠気、頭痛、めまい、抑うつ、緊張、記憶障害、攻撃性、運動失調等が例示される。ビガバトリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号99で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ヴィロキサジンに関連する疾患とは、ヴィロキサジンが適用される疾患またはヴィロキサジンの副作用に相当する疾患を意味する。ヴィロキサジンは抗うつ薬・気分安定薬・精神刺激薬として知られている。ヴィロキサジンが適用される疾患としては、不安症、うつ病、夜尿症、ナルコレプシー(発作性睡眠)、気分変調等が例示される。一方、ヴィロキサジンの副作用としては、悪心、嘔吐、不眠症、食欲低下、上腹部痛、下痢、便秘、めまい、起立性低血圧症、下肢浮腫、構音障害、精神運動性激越、精神錯乱、抗利尿ホルミンの分泌異常、発作、性欲亢進等が例示される。ヴィロキサジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号4、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ビンクリスチンに関連する疾患とは、ビンクリスチンが適用される疾患またはビンクリスチンの副作用に相当する疾患を意味する。ビンクリスチンは抗癌剤として知られている。ビンクリスチンが適用される疾患としては、白血病(急性白血病、慢性白血病の急性転化時を含む)、悪性リンパ腫(細網肉腫、リンパ肉腫、ホジキン病)、小児腫瘍(神経芽腫、ウイルムス腫瘍、横紋筋肉腫、睾丸胎児性癌、血管肉腫等)等が例示される。一方、ビンクリスチンの副作用としては、しびれ感、脱毛、下肢深部反射減弱・消失、倦怠感、四肢疼痛、筋萎縮、眩暈、排尿困難、末梢神経障害(神経麻痺、筋麻痺、けいれん等)、骨髄抑制、錯乱・昏睡、イレウス、消化管出血、消化管穿孔、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)、アナフィラキシー様症状、心筋虚血、脳梗塞、難聴、呼吸困難及び気管支けいれん、間質性肺炎、肝機能障害、黄疸等が例示される。ビンクリスチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ビンポセチンに関連する疾患とは、ビンポセチンが適用される疾患またはビンポセチンの副作用に相当する疾患を意味する。ビンポセチンは脳循環代謝改善薬として知られている。ビンポセチンが適用される疾患としては、脳梗塞の後遺症、脳動脈硬化症等が例示される。ビンポセチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号126で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ワルファリンに関連する疾患とは、ワルファリンが適用される疾患またはワルファリンの副作用に相当する疾患を意味する。ワルファリンは抗血栓剤あるいは経口抗凝固剤として知られている。ワルファリンが適用される疾患としては、血栓塞栓症(静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症)等が例示される。一方、ワルファリンの副作用としては、出血(脳出血等の臓器内出血、粘膜出血、皮下出血等)、皮膚壊死(微小血栓)、肝機能障害、黄疸等が例示される。ワルファリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
キシラジンに関連する疾患とは、キシラジンが適用される疾患またはキシラジンの副作用に相当する疾患を意味する。キシラジンはα2受容体アゴニストであり、動物用の催眠・鎮静薬として知られている。キシラジンが適用される用途としては、鎮静、麻酔、鎮痛、筋弛緩等が例示される。一方、キシラジンの副作用としては、徐脈・低血圧・伝導障害・心筋抑制等が例示される。キシラジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号41で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ザプリナストに関連する疾患とは、ザプリナストが適用される疾患またはザプリナストの副作用に相当する疾患を意味する。ザプリナストはcGMP特異的フォスフォジエステラーゼ(PDE V)の選択的阻害剤として知られている。ザプリナストの作用としては、脳虚血におけるミトコンドリア障害抑制作用あるいは神経細胞保護作用等が例示される。ザプリナストに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号97で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジピロンに関連する疾患とは、ジピロンが適用される疾患またはジピロンの副作用に相当する疾患を意味する。ジピロンは解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。ジピロンが適用される用途としては、急性上気道炎などにおける鎮痛・解熱等が例示される。一方、ジピロンの副作用としては、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、剥脱性皮膚炎、再生不良性貧血、無顆粒球症、顆粒球減少症、黄疸、急性腎不全等が例示される。ジピロンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
チアラミドに関連する疾患とは、チアラミドが適用される疾患またはチアラミドの副作用に相当する疾患を意味する。チアラミドは解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。チアラミドが適用される疾患及び用途としては、手術後並びに外傷後の鎮痛・消炎、関節炎・腰痛症・頸肩腕症候群・骨盤内炎症・軟産道損傷・乳房うっ積・帯状疱疹・多形浸出性紅斑・膀胱炎・副睾丸炎・前眼部炎症・智歯周囲炎における鎮痛・消炎、抜歯後の鎮痛・消炎、急性上気道炎の鎮痛等が例示される。一方、チアラミドの副作用としては、消化器症状(食欲不振・胸やけ・悪心等)、発疹、頭痛、浮腫、ショック、アナフィラキシー様症状(呼吸困難、じんま疹、血管浮腫等)等が例示される。チアラミドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号120で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ニメタゼパムに関連する疾患とは、ニメタゼパムが適用される疾患またはニメタゼパムの副作用に相当する疾患を意味する。ニメタゼパムは催眠・鎮静薬あるいは不眠症治療剤として知られている。ニメタゼパムが適用される疾患としては、不眠症等が例示される。一方、ニメタゼパムの副作用としては、薬物依存性、大量投与又は連用中における投与量の急激な減少ないし中止による禁断症状(けいれん発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等)、刺激興奮、錯乱等が例示される。ニメタゼパムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
臭化メチルアニソトロピンに関連する疾患とは、臭化メチルアニソトロピンが適用される疾患または臭化メチルアニソトロピンの副作用に相当する疾患を意味する。臭化メチルアニソトロピンは副交感神経抑制作用あるいは遮断作用を有し、鎮痙薬として知られている。臭化メチルアニソトロピンが適用される疾患及び用途としては、けいれん性疼痛(急・慢性胃腸炎、胃・十二指腸潰瘍、胆石症)、胃カメラ及びX線撮影時の前処置、経尿道的手術後及び尿路系検査処置時等が例示される。一方、臭化メチルアニソトロピンの副作用としては、散瞳、視調節障害、羞明、口渇、悪心・嘔吐、排尿障害、頭痛、頭重感、眠気、眩暈、心悸亢進、血圧降下、過敏症、顔面潮紅、熱感等が例示される。臭化メチルアニソトロピンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号29、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
クロモグリク酸に関連する疾患とは、クロモグリク酸が適用される疾患またはクロモグリク酸の副作用に相当する疾患を意味する。クロモグリク酸は化学メディエーター遊離抑制作用を有し、抗アレルギー剤、気管支拡張剤あるいは抗喘息薬として知られている。クロモグリク酸が適用される疾患としては、食物アレルギーに基づくアトピー性皮膚炎、気管支喘息(吸入剤)、アレルギー性鼻炎(吸入剤)、アレルギー性結膜炎(眼科)等が例示される。一方、クロモグリク酸の副作用としては、消化器症状(下痢、食欲不振、腹痛等)、皮膚症状(発疹)、吸入剤使用時の気管支けいれん、PIE症候群(好酸球増多を伴う肺浸潤)、アナフィラキシー様症状等が例示される。クロモグリク酸に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号100で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
エバスチンに関連する疾患とは、エバスチンが適用される疾患またはエバスチンの副作用に相当する疾患を意味する。エバスチンはアレルギー治療薬あるいは抗ヒスタミン薬として知られている。エバスチンが適用される疾患としては、じんま疹、湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚そう痒症、アレルギー性鼻炎等が例示される。一方、エバスチンの副作用としては、ショック、アナフィラキシー様症状、肝機能障害、黄疸等が例示される。エバスチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号80、配列番号83、配列番号119、配列番号127、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
オザグレルに関連する疾患とは、オザグレルが適用される疾患またはオザグレルの副作用に相当する疾患を意味する。オザグレルはトロンボキサンA2合成阻害作用を有し、抗アレルギー薬あるいは脳虚血症状改善薬として知られている。オザグレルが適用される疾患及び用途としては、気管支喘息、クモ膜下出血術後の脳血管れん縮及びこれに伴う脳虚血症状の改善、脳血栓症(急性期)に伴う運動障害の改善等が例示される。一方、オザグレルの副作用としては、出血性副作用(出血性脳梗塞・硬膜外血腫・脳内出血・消化管出血・皮下出血など)、発疹、発熱、ショック、アナフィラキシー様症状、肝機能障害、黄疸、血小板減少、白血球減少、顆粒球減少、腎機能障害等が例示される。オザグレルに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号54で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プランルカストに関連する疾患とは、プランルカストが適用される疾患またはプランルカストの副作用に相当する疾患を意味する。プランルカストはロイコトリエン拮抗作用を有し、抗アレルギー薬として知られている。プランルカストが適用される疾患としては、気管支喘息、アレルギー性鼻炎等が例示される。一方、プランルカストの副作用としては、腹痛・胃部不快感、下痢、胸やけ、肝機能異常、ビリルビン上昇、発疹・そう痒等、ショック・アナフィラキシー様症状、白血球減少、血小板減少、間質性肺炎・好酸球性肺炎、横紋筋融解症、横紋筋融解症による急性腎不全等が例示される。プランルカストに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
デスラノシドに関連する疾患とは、デスラノシドが適用される疾患またはデスラノシドの副作用に相当する疾患を意味する。デスラノシドは強心薬として知られている。デスラノシドが適用される疾患及び用途としては、先天性心疾患・弁膜疾患・高血圧症・虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症等)・肺性心(肺血栓・塞栓症、肺気腫、肺線維症等)・心疾患(心膜炎、心筋疾患等)・腎疾患・甲状腺機能亢進症並びに低下症等に基づくうっ血性心不全(肺水腫、心臓喘息等を含む)、心房細動・粗動による頻脈、発作性上室性頻拍、手術・急性熱性疾患・出産・ショック・急性中毒における心不全及び各種頻脈の予防と治療等が例示される。一方、デスラノシドの副作用としては、ジギタリス中毒(食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、不整脈、頻脈、高度の徐脈、視覚異常、めまい、頭痛、失見当識、錯乱等が例示される。デスラノシドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
硝酸イソソルビドに関連する疾患とは、硝酸イソソルビドが適用される疾患または硝酸イソソルビドの副作用に相当する疾患を意味する。硝酸イソソルビドは抗狭心症薬あるいは冠動脈拡張剤として知られている。硝酸イソソルビドが適用される疾患としては、狭心症、心筋梗塞、虚血性心疾患、急性心不全、不安定狭心症等が例示される。一方、硝酸イソソルビドの副作用としては、めまい、血圧低下、潮紅、動悸、熱感、失神、頭痛、脱力感、発疹、悪心・嘔吐、胃部不快感、食欲不振等が例示される。硝酸イソソルビドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号31で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ニコランジルに関連する疾患とは、ニコランジルが適用される疾患またはニコランジルの副作用に相当する疾患を意味する。ニコランジルはカリウムチャネル開口剤であり、狭心症治療薬として知られている。ニコランジルが適用される疾患としては、不安定狭心症等が例示される。一方、ニコランジルの副作用としては、頭痛、嘔気・嘔吐、めまい、ほてり、倦怠、肝機能障害・黄疸、血小板減少、口内潰瘍、舌潰瘍、肛門潰瘍等が例示される。ニコランジルに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号22、配列番号130で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
イルソグラジンに関連する疾患とは、イルソグラジンが適用される疾患またはイルソグラジンの副作用に相当する疾患を意味する。イルソグラジンは粘膜防御作用を有する胃粘膜微小循環改善剤であり、消化性潰瘍治療薬として知られている。イルソグラジンが適用される疾患及び用途としては、胃潰瘍、急性胃炎・慢性胃炎の急性増悪期における胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善等が例示される。一方、イルソグラジンの副作用としては、肝機能異常、便秘、発疹、そう痒、下痢等が例示される。イルソグラジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号52で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ピオグリタゾンに関連する疾患とは、ピオグリタゾンが適用される疾患またはピオグリタゾンの副作用に相当する疾患を意味する。ピオグリタゾンは経口血糖降下剤、糖尿病治療薬あるいはインスリン抵抗性改善薬として知られている。ピオグリタゾンが適用される疾患及び用途としては、2型糖尿病、高脂血症治療薬、痛風、高尿酸血症治療薬等が例示される。一方、ピオグリタゾンの副作用としては、心不全(発症・増悪)、肝機能障害、黄疸、浮腫、他糖尿病薬との併用時の低血糖症状、胃潰瘍再燃、LDH上昇、貧血、白血球減少、血小板減少、血圧上昇、心胸比増大、心電図異常、動悸、発疹、湿疹、掻痒、悪心、嘔吐、胃部不快感、胸やけ、めまい、ふらつき、頭痛等が例示される。ピオグリタゾンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号2、配列番号72、配列番号80、配列番号140で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メストラノールに関連する疾患とは、メストラノールが適用される疾患またはメストラノールの副作用に相当する疾患を意味する。メストラノールは天然卵胞ホルモン製剤として知られている。メストラノールが適用される疾患としては、過多月経、月経周期異常(希発月経・頻発月経)、月経困難症等が例示される。一方、メストラノールの副作用としては、悪心・嘔吐、不正出血、体重増加、経血量の変化、血栓症、耐糖能低下による血糖降下剤の作用減弱等が例示される。メストラノールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ヒドロキシプロゲステロンに関連する疾患とは、ヒドロキシプロゲステロンが適用される疾患またはヒドロキシプロゲステロンの副作用に相当する疾患を意味する。ヒドロキシプロゲステロンは黄体ホルモン製剤として知られている。ヒドロキシプロゲステロンが適用される疾患としては、無月経、機能性子宮出血、黄体機能不全による不妊症、切迫流早産、習慣性流早産等が例示される。一方、ヒドロキシプロゲステロンの副作用としては、発疹、肝臓機能異常、浮腫、体重増加、頭痛、眠気、倦怠感等が例示される。ヒドロキシプロゲステロンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
メチルテストステロンに関連する疾患とは、メチルテストステロンが適用される疾患またはメチルテストステロンの副作用に相当する疾患を意味する。メチルテストステロンは男性ホルモン製剤として知られている。メチルテストステロンが適用される疾患及び用途としては、男子性腺機能不全(類宦官症)、造精機能障害による男子不妊症、末期女性性器癌の疼痛緩和、手術不能の乳癌等が例示される。一方、メチルテストステロンの副作用としては、過敏症、肝機能障害・黄疸、女性における回復しがたい嗄声・多毛・色素沈着・月経異常・陰核肥大・性欲亢進、男性における陰茎肥大・持続性勃起・大量継続投与による精巣機能抑制(精巣萎縮・精子減少・精液減少等)、悪心、嘔吐、食欲不振、多幸症状、脱毛、皮膚色調の変化等が例示される。メチルテストステロンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号38で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
テルグリドに関連する疾患とは、テルグリドが適用される疾患またはテルグリドの副作用に相当する疾患を意味する。テルグリドは持続性ドーパミン作動薬として知られている。テルグリドが適用される疾患としては、高プロラクチン血性排卵障害、高プロラクチン血性下垂体腺腫、乳汁漏出症、産褥性乳汁分泌抑制等が例示される。一方、テルグリドの副作用としては、ショック(急激な血圧低下によるショック)、咳嗽・呼吸困難を伴う胸膜又は肺の線維性変化、幻覚・妄想、せん妄、胃・十二指腸潰瘍悪化等が例示される。テルグリドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スタノゾロールに関連する疾患とは、スタノゾロールが適用される疾患またはスタノゾロールの副作用に相当する疾患を意味する。スタノゾロールは合成蛋白同化ホルモンとして知られている。スタノゾロールが適用される疾患としては、骨粗鬆症、下垂体小人症、慢性腎疾患・悪性腫瘍・手術後・外傷・熱傷による消耗状態、再生不良性貧血による骨髄の消耗状態、遺伝性血管浮腫、筋成長不全等が例示される。一方、スタノゾロールの副作用としては、黄疸、女性における嗄声・多毛・座瘡・色素沈着・月経異常・陰核肥大・性欲亢進、男性で座瘡・陰茎肥大、陰萎、持続性勃起、大量継続で精子減少・精液減少、過敏症等が例示される。スタノゾロールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号102、配列番号145で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)に関連する疾患とは、FADが適用される疾患またはFADの副作用に相当する疾患を意味する。FADはビタミンB2製剤として知られている。FADが適用される疾患及び用途としては、ビタミンB2欠乏症の予防及び治療、消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、激しい肉体労働時、ビタミンB2の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合(口角炎、口唇炎、舌炎、口内炎、肛門周囲及び陰部びらん、急・慢性湿疹、脂漏性湿疹、ペラグラ、尋常性ざ瘡、日光皮膚炎、結膜炎、びまん性表層角膜炎、角膜部周擁充血、角膜脈管新生)等が例示される。FADに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号33、配列番号76、配列番号81で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フィトナジオンに関連する疾患とは、フィトナジオンが適用される疾患またはフィトナジオンの副作用に相当する疾患を意味する。フィトナジオンはビタミンK1製剤として知られている。フィトナジオンが適用される疾患としては、ビタミンK欠乏症、薬剤(クマリン系抗凝血薬・サリチル酸・抗生物質など)投与中に起こる低プロトロンビン血症、胆道及び胃腸障害に伴うビタミンKの吸収障害、新生児の低プロトロンビン血症、肝障害に伴う低プロトロンビン血症、ビタミンK欠乏が推定される出血等が例示される。一方、フィトナジオンの副作用としては、高ビリルビン血症、悪心、嘔気、軟便等が例示される。フィトナジオンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジメルカプロールに関連する疾患とは、ジメルカプロールが適用される疾患またはジメルカプロールの副作用に相当する疾患を意味する。ジメルカプロールは重金属解毒剤など中毒治療薬として知られている。ジメルカプロールが適用される疾患としては、重金属中毒(ヒ素・水銀・鉛・銅・金・ビスマス・クロム・アンチモンの中毒)等が例示される。一方、ジメルカプロールの副作用としては、過敏症、過量投与による悪心・嘔吐、頭痛、口唇・口腔・咽頭・眼の灼熱感、流涙・流涎、筋肉痛、胸部の圧迫感、振戦、血圧上昇等が例示される。ジメルカプロールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号143で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
レバロルファンに関連する疾患とは、レバロルファンが適用される疾患またはレバロルファンの副作用に相当する疾患を意味する。レバロルファンは麻薬拮抗剤であり、麻薬中毒治療薬として知られている。レバロルファンが適用される用途としては、麻薬による呼吸抑制の治療等が例示される。一方、レバロルファンの副作用としては、退薬症候、呼吸抑制、錯乱、せん妄、けいれん、無気肺、気管支けいれん、喉頭浮腫、炎症性腸疾患等が例示される。レバロルファンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号84で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ピロミド酸に関連する疾患とは、ピロミド酸が適用される疾患またはピロミド酸の副作用に相当する疾患を意味する。ピロミド酸は抗菌剤として知られている。ピロミド酸が適用される疾患及び用途としては、抗菌性化学療法剤、感染症(ブドウ球菌及びグラム陰性桿菌、腸炎ビブリオ、赤痢菌、大腸菌、クレブシエラ、プロテウス)、腸管感染症(赤痢・腸炎・感染型食中毒)、尿路感染症(腎盂炎・腎盂腎炎・膀胱炎・尿道炎)、胆道感染症(胆管炎・胆のう炎)、膵炎等が例示される。一方、ピロミド酸の副作用としては、消化器症状(悪心・食欲不振・胃部不快感)、急性腎不全等が例示される。ピロミド酸に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号63で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フルニソリドに関連する疾患とは、フルニソリドが適用される疾患またはフルニソリドの副作用に相当する疾患を意味する。フルニソリドはアレルギー性鼻炎治療薬として知られている。フルニソリドが適用される疾患としては、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎等が例示される。一方、フルニソリドの副作用としては、無嗅覚、緑内障等が例示される。フルニソリドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号70で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ナフトピジルに関連する疾患とは、ナフトピジルが適用される疾患またはナフトピジルの副作用に相当する疾患を意味する。ナフトピジルは排尿障害治療剤、前立腺肥大治療薬あるいは頻尿治療薬として知られている。ナフトピジルが適用される疾患としては、前立腺肥大症を伴う排尿障害等が例示される。一方、ナフトピジルの副作用としては、めまい、頭痛・頭重、耳鳴、ふらつき、倦怠感、立ちくらみ、低血圧、便秘、胃部不快感、口渇、下痢、浮腫、悪寒、眼瞼浮腫、肩こり、血小板減少等が例示される。ナフトピジルに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
トリベノシドに関連する疾患とは、トリベノシドが適用される疾患またはトリベノシドの副作用に相当する疾患を意味する。トリベノシドは痔治療薬として知られている。トリベノシドが適用される疾患及び用途としては、痔核に伴う症状(出血・疼痛・腫脹)の緩解、裂肛に伴う症状(出血・疼痛)の緩解、裂創上皮化の促進等が例示される。一方、トリベノシドの副作用としては、アナフィラキシー様症状、発疹、そう痒感、局所の刺激感、下痢、嘔気、動悸等が例示される。トリベノシドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フルオシノニドに関連する疾患とは、フルオシノニドが適用される疾患またはフルオシノニドの副作用に相当する疾患を意味する。フルオシノニドは皮膚用の副腎皮質ホルモン剤として知られている。フルオシノニドが適用される疾患としては、湿疹・皮膚炎群、乾癬、痒疹群、掌蹠膿疱症、円形脱毛症、尋常性白斑等が例示される。一方、フルオシノニドの副作用としては、皮膚刺激感、せつ・毛のう炎、発赤・腫脹・皮膚炎、乾皮症様変化、眼圧亢進・緑内障(眼瞼皮膚への使用に際して)等が例示される。フルオシノニドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号117で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ジフルプレドナートに関連する疾患とは、ジフルプレドナートが適用される疾患またはジフルプレドナートの副作用に相当する疾患を意味する。ジフルプレドナートは皮膚用の副腎皮質ホルモン剤として知られている。ジフルプレドナートが適用される疾患としては、湿疹・皮膚炎群、痒疹群、虫さされ、乾癬、掌蹠膿疱症、扁平紅色苔癬、ジベルばら色粃糠疹、薬疹・中毒疹、慢性円板状エリテマトーデス、紅斑症、特発性色素性紫斑、紅皮症、肉芽腫症、円形脱毛症、アミロイド苔癬、肥厚性瘢痕・ケロイド等が例示される。一方、ジフルプレドナートの副作用としては、皮膚感染症(毛のう炎・せつ)、ざ瘡様発疹、長期連用によるステロイド皮膚(毛細血管拡張・ステロイド潮紅・皮膚萎縮・紫斑)、眼瞼皮膚への使用に際して眼圧亢進・緑内障、過敏症(紅斑、接触皮膚炎等)、下垂体・副腎皮質系機能抑制等が例示される。ジフルプレドナートに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号117で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プロピオン酸アルクロメタゾンに関連する疾患とは、プロピオン酸アルクロメタゾンが適用される疾患またはプロピオン酸アルクロメタゾンの副作用に相当する疾患を意味する。プロピオン酸アルクロメタゾンは副腎皮質ホルモン製剤として知られている。プロピオン酸アルクロメタゾンが適用される疾患としては、湿疹・皮膚炎群、乾癬、痒疹群、虫さされ、掌蹠膿疱症、扁平苔癬、紅斑症、薬疹・中毒疹、紅皮症、特発性色素性紫斑、慢性円板状エリテマトーデス等が例示される。一方、プロピオン酸アルクロメタゾンの副作用としては、毛のう炎・せつ、ステロイドざ瘡、眼圧亢進、緑内障、後のう白内障、皮膚刺激感、皮膚感染症、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、ステロイド潮紅・毛細血管拡張)、下垂体・副腎皮質系機能抑制等が例示される。プロピオン酸アルクロメタゾンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プロポフォールに関連する疾患とは、プロポフォールが適用される疾患またはプロポフォールの副作用に相当する疾患を意味する。プロポフォールは全身麻酔薬として知られている。プロポフォールが適用される用途としては、全身麻酔、集中治療における人工呼吸中の鎮静等が例示される。一方、プロポフォールの副作用としては、注射時疼痛、発赤・紅斑、低血圧、吃逆、徐脈、静脈炎、低血圧、アナフィラキシー様症状、気管支けいれん、舌根沈下、一過性無呼吸、てんかん様体動、重篤な徐脈、不全収縮、心室頻拍、心室性期外収縮、左脚ブロック、肺水腫、覚醒遅延、横紋筋融解症、悪性高熱類似症状等が例示される。プロポフォールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号77で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フラジオマイシンに関連する疾患とは、フラジオマイシンが適用される疾患またはフラジオマイシンの副作用に相当する疾患を意味する。フラジオマイシンは抗菌剤として知られている。フラジオマイシンが適用される疾患及び用途としては、大腸菌・赤痢菌・腸炎ビブリオによる細菌性赤痢、腸炎、腸管手術時の前処置、ブドウ球菌・レンサ球菌による外傷・熱傷・その他の疾患によるびらん・潰瘍及び術後の二次感染並びにこれらの感染予防、抜歯創を含む口腔創傷の感染予防(歯科)等が例示される。一方、フラジオマイシンの副作用としては、腎障害、難聴等が例示される。フラジオマイシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
キタサマイシンに関連する疾患とは、キタサマイシンが適用される疾患またはキタサマイシンの副作用に相当する疾患を意味する。キタサマイシンは抗菌剤として知られている。キタサマイシンが適用される疾患としては、感染症、扁桃炎、咽頭炎、肺炎、膿胸、ジフテリア、猩紅熱、胆のう炎、細菌性心内膜炎、敗血症等が例示される。一方、キタサマイシンの副作用としては、ショック等が例示される。キタサマイシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スルファドキシンに関連する疾患とは、スルファドキシンが適用される疾患またはスルファドキシンの副作用に相当する疾患を意味する。スルファドキシンは抗マラリア剤として知られている。スルファドキシンが適用される疾患としては、マラリア感染症等が例示される。一方、スルファドキシンの副作用としては、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、PIE症候群(好酸球増多を伴う肺浸潤、発熱、咳嗽、喀痰を伴うことが多い)、肝細胞壊死、溶血性貧血、汎血球減少、グリベンクラミド等の血糖降下作用を増強し低血糖症状が現れることがある等が例示される。スルファドキシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号38、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
6−メルカプトプリンリボシドに関連する疾患とは、6−メルカプトプリンリボシドが適用される疾患または6−メルカプトプリンリボシドの副作用に相当する疾患を意味する。6−メルカプトプリンリボシドはプリンに拮抗する代謝拮抗剤であり、抗癌剤として知られている。6−メルカプトプリンリボシドが適用される疾患としては、急性白血病、慢性白血病、主として骨髄性白血病等が例示される。一方、6−メルカプトプリンリボシドの副作用としては、再生不良性貧血、貧血、顆粒球減少、血小板減少等が例示される。6−メルカプトプリンリボシドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号63で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ドキシフルリジンに関連する疾患とは、ドキシフルリジンが適用される疾患またはドキシフルリジンの副作用に相当する疾患を意味する。ドキシフルリジンはフッ化ピリミジン系の代謝拮抗剤フルオロウラシルのプロドラッグであり、抗悪性腫瘍剤として知られている。ドキシフルリジンが適用される疾患としては、胃癌、結腸・直腸癌、乳癌、子宮頸癌、膀胱癌等が例示される。一方、ドキシフルリジンの副作用としては、下痢、白血球減少、食欲不振、脱水症状、激しい下痢、急性腎不全、骨髄機能抑制(溶血性貧血、汎血球減少、白血球減少、血小板減少、貧血等)、重篤な腸炎(出血性腸炎、虚血性腸炎、壊死性腸炎等)、重篤な精神神経障害(白質脳症、健忘、歩行障害、知覚障害、錐体外路症状、口のもつれ、舌のもつれ、意識障害、麻痺、尿失禁)、間質性肺炎、心不全、肝障害(黄疸、劇症肝炎等)、急性膵炎、嗅覚障害(嗅覚脱失)等が例示される。ドキシフルリジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号85で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ビンデシンに関連する疾患とは、ビンデシンが適用される疾患またはビンデシンの副作用に相当する疾患を意味する。ビンデシンは抗癌剤として知られている。ビンデシンが適用される疾患としては、急性白血病(慢性骨髄性白血病の急性転化を含む)、悪性リンパ腫、肺癌、食道癌等が例示される。一方、ビンデシンの副作用としては、白血球減少、ヘモグロビン減少、血小板減少、脱毛、骨髄抑制、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)、麻痺性イレウス、間質性肺炎、心筋虚血、脳梗塞、神経麻痺、けいれん、聴覚異常、筋力低下(起立障害、歩行障害、階段昇降障害、手指連動障害等)、知覚異常、末梢神経障害、アナフィラキシー様症状等が例示される。ビンデシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
エピルビシンに関連する疾患とは、エピルビシンが適用される疾患またはエピルビシンの副作用に相当する疾患を意味する。エピルビシンは抗癌剤として知られている。エピルビシンが適用される疾患としては、急性白血病、悪性リンパ腫、乳癌、卵巣癌、胃癌、肝癌、尿路上皮癌(膀胱癌、腎盂・尿管腫瘍)等が例示される。一方、エピルビシンの副作用としては、悪心・嘔吐、白血球減少、食欲不振、脱毛、心筋障害、骨髄抑制、ショック、膀胱内注入療法における頻尿、排尿痛、萎縮膀胱等が例示される。エピルビシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号64、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ペプロマイシンに関連する疾患とは、ペプロマイシンが適用される疾患またはペプロマイシンの副作用に相当する疾患を意味する。ペプロマイシンは抗癌剤として知られている。ペプロマイシンが適用される疾患としては、皮膚癌、頭頸部悪性腫瘍(上顎癌、舌癌・その他の口腔癌、咽頭癌、喉頭癌)、肺癌(扁平上皮癌)、前立腺癌、悪性リンパ腫等が例示される。一方、ペプロマイシンの副作用としては、間質性肺炎・肺線維症、発熱、口内炎、食欲不振、脱毛、倦怠感、嘔気、ショック等が例示される。ペプロマイシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号25、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
セレコキシブに関連する疾患とは、セレコキシブが適用される疾患またはセレコキシブの副作用に相当する疾患を意味する。セレコキシブは解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。セレコキシブが適用される疾患としては、変形性関節症、関節リウマチ、強直性脊椎炎、月経困難症、家族性大腸腺腫症(FAP)における腺腫性大腸ポリープ等が例示される。一方、セレコキシブの副作用としては、心血管血栓症(心筋梗塞、脳梗塞)、消化管障害(消化管出血、消化管潰瘍、消化管穿孔)、禁忌:冠状動脈バイパス移植手術(CABG)時の鎮痛等が例示される。セレコキシブに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号18で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スルマゾールに関連する疾患とは、スルマゾールが適用される疾患またはスルマゾールの副作用に相当する疾患を意味する。スルマゾールは心不全治療薬あるいは強心剤として知られている。スルマゾールが適用される疾患としては、心不全等が例示される。スルマゾールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号135、配列番号41で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アポスコポラミンに関連する疾患とは、アポスコポラミンが適用される疾患またはアポスコポラミンの副作用に相当する疾患を意味する。アポスコポラミンはアセチルコリンの可逆的拮抗剤であり、副交感神経遮断作用あるいは瞳孔括約筋の弛緩作用(瞳孔散大作用)を有することが知られている。アポスコポラミンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号91で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アベルメクチンB1Aに関連する疾患とは、アベルメクチンB1Aが適用される疾患またはアベルメクチンB1Aの副作用に相当する疾患を意味する。アベルメクチンB1Aは寄生虫・原虫用薬として知られている。アベルメクチンB1Aが適用される疾患としては、寄生虫感染症等が例示される。アベルメクチンB1Aに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号107で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ソラソジンに関連する疾患とは、ソラソジンが適用される疾患またはソラソジンの副作用に相当する疾患を意味する。ソラソジンは抗癌作用を有するアルカロイドとして知られている。ソラソジンが適用される疾患としては、避妊薬、皮膚がん、扁平上皮癌、基底膜細胞癌、アナフィラキシーあるいはインスリン・ショック、火傷によるショック等が例示される。ソラソジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号39、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
エボキシンに関連する疾患とは、エボキシンが適用される疾患またはエボキシンの副作用に相当する疾患を意味する。エボキシンは催眠・鎮静薬として知られている。エボキシンの作用としては、鎮静作用、麻薬作用の増強作用あるいは遷延作用、ストリキニーネ(strychnine)およびpentylenetrazoleに対するアンタゴニスト作用等が例示される。エボキシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号5、配列番号137で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ナノフィン(cis)に関連する疾患とは、ナノフィン(cis)が適用される疾患またはナノフィン(cis)の副作用に相当する疾患を意味する。ナノフィン(cis)は神経節ブロッカーとして知られる。ナノフィン(cis)に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スキミアニンに関連する疾患とは、スキミアニンが適用される疾患またはスキミアニンの副作用に相当する疾患を意味する。スキミアニンは催眠・鎮静作用、中枢性鎮痛作用、殺虫作用を有するアルカロイドとして知られている。スキミアニンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号5で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
レメリンに関連する疾患とは、レメリンが適用される疾患またはレメリンの副作用に相当する疾患を意味する。レメリンは中枢神経刺激作用を有するアルカロイドとして知られている。レメリンの作用としては、中枢神経刺激作用、カフェインおよびストリキニーネの覚醒・興奮作用の増強等が例示される。一方、レメリンの副作用としては、催吐作用等が例示される。レメリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号81で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
テトラヒドロベルベリン(DL)に関連する疾患とは、テトラヒドロベルベリン(DL)が適用される疾患またはテトラヒドロベルベリン(DL)の副作用に相当する疾患を意味する。テトラヒドロベルベリン(DL)はドーパミン受容体拮抗薬として知られている。テトラヒドロベルベリン(DL)の作用としては、D1受容体及びD2受容体の両者に対する拮抗作用等が例示される。テトラヒドロベルベリン(DL)に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
グラベオリンに関連する疾患とは、グラベオリンが適用される疾患またはグラベオリンの副作用に相当する疾患を意味する。グラベオリンは中枢刺激作用等を有するアルカロイドとして知られている。一方、グラベオリンの副作用としては、けいれん・高血圧誘発、強直性けいれん激化等が例示される。グラベオリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号69、配列番号80、配列番号136、配列番号145で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ベラトロイルジガデニンに関連する疾患とは、ベラトロイルジガデニンが適用される疾患またはベラトロイルジガデニンの副作用に相当する疾患を意味する。ベラトロイルジガデニンは降圧作用等を有するアルカロイドとして知られている。ベラトロイルジガデニンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フルオロクラーリンに関連する疾患とは、フルオロクラーリンが適用される疾患またはフルオロクラーリンの副作用に相当する疾患を意味する。フルオロクラーリンは筋神経接合部のニコチン性受容体に対する弱いアンタゴニスト活性を有するアルカロイドであり、選択的交感神経節ブロッカーあるいは血圧降下剤として知られている。フルオロクラーリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ペンピジンに関連する疾患とは、ペンピジンが適用される疾患またはペンピジンの副作用に相当する疾患を意味する。ペンピジンは神経節遮断作用および中枢作用を有し、降圧薬として知られている。ペンピジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号6で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
カラコリンに関連する疾患とは、カラコリンが適用される疾患またはカラコリンの副作用に相当する疾患を意味する。カラコリンは降圧作用を有するアルカロイドであり、ニコチン受容体拮抗薬として知られている。カラコリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アカセチンに関連する疾患とは、アカセチンが適用される疾患またはアカセチンの副作用に相当する疾患を意味する。アカセチンは抗酸化作用を有するフラボノイドとして知られている。アカセチンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号39で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
塩化メチルベンゼトニウムに関連する疾患とは、塩化メチルベンゼトニウムが適用される疾患または塩化メチルベンゼトニウムの副作用に相当する疾患を意味する。塩化メチルベンゼトニウムは殺菌剤あるいは逆性石鹸として知られている。塩化メチルベンゼトニウムに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号18、配列番号47、配列番号83、配列番号94で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジンに関連する疾患とは、1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジンが適用される疾患または1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジンの副作用に相当する疾患を意味する。1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジンは抗ヒスタミン薬として知られている。1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号92で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
プラモキシンに関連する疾患とは、プラモキシンが適用される疾患またはプラモキシンの副作用に相当する疾患を意味する。プラモキシンは皮膚用の鎮痛剤として知られている。プラモキシンが適用される疾患としては、鎮痛、皮膚のかゆみ等が例示される。プラモキシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号95、配列番号124で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
チメロサールに関連する疾患とは、チメロサールが適用される疾患またはチメロサールの副作用に相当する疾患を意味する。チメロサールは有機水銀系抗菌剤あるいは抗真菌薬として知られている。チメロサールが適用される用途としては、抗菌剤、抗真菌薬、防腐剤(ワクチンなどの添加物)等が例示される。一方、チメロサールの副作用としては、アレルギ−、自閉症等が例示される。チメロサールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号129で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スルファニルアミドに関連する疾患とは、スルファニルアミドが適用される疾患またはスルファニルアミドの副作用に相当する疾患を意味する。スルファニルアミドは合成抗菌薬あるいは農薬・動植物用の抗真菌薬として知られている。スルファニルアミドが適用される疾患としては、細菌感染症、真菌感染症等が例示される。スルファニルアミドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号1で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スルファキノキサリンに関連する疾患とは、スルファキノキサリンが適用される疾患またはスルファキノキサリンの副作用に相当する疾患を意味する。スルファキノキサリンは農薬・動植物用の合成抗菌剤として知られている。スルファキノキサリンが適用される疾患としては、感染症等が例示される。スルファキノキサリンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号49で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
フルメタゾンに関連する疾患とは、フルメタゾンが適用される疾患またはフルメタゾンの副作用に相当する疾患を意味する。フルメタゾンは副腎皮質ホルモン製剤として知られている。フルメタゾンが適用される疾患としては、湿疹・皮膚炎群、乾癬等が例示される。一方、フルメタゾンの副作用としては、過敏症(発疹、発赤、かゆみ、刺激感)、ステロイド皮膚症(皮膚萎縮)、感染症(細菌、真菌、ウイルス感染等)、長期大量使用で副腎機能障害、視覚障害等が例示される。フルメタゾンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号19で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スルファピリジンに関連する疾患とは、スルファピリジンが適用される疾患またはスルファピリジンの副作用に相当する疾患を意味する。スルファピリジンは解熱・鎮痛・抗炎症薬あるいは動物用の合成抗菌剤として知られている。一方、スルファピリジンの副作用としては、頭痛、消化不良、倦怠感、嘔気、嘔吐、食欲不振、発疹、かゆみ、発熱、めまい、肝機能障害、まれに貧血や白血球減少症等が例示される。スルファピリジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号98、配列番号137で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ストリキニーネに関連する疾患とは、ストリキニーネが適用される疾患またはストリキニーネの副作用に相当する疾患を意味する。ストリキニーネは神経興奮作用を有するアルカロイドで、動物の殺傷・殺鼠剤として知られている。ストリキニーネが適用される用途あるいは作用としては、神経興奮剤、中枢神経系の反射亢進による筋硬直・テタヌス・反弓反射、呼吸停止による窒息、猛獣の殺傷・殺鼠剤等が例示される。一方、ストリキニーネの副作用としては、痙攣、横紋筋融解等が例示される。ストリキニーネに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号129で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アレキシジンに関連する疾患とは、アレキシジンが適用される疾患またはアレキシジンの副作用に相当する疾患を意味する。アレキシジンは抗菌剤でとして知られている。アレキシジンが適用される用途としては、抗菌剤、ソフトコンタクトレンズ用洗浄液等が例示される。一方、アレキシジンの副作用としては、角膜真菌症等が例示される。アレキシジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ポドフィロトキシンに関連する疾患とは、ポドフィロトキシンが適用される疾患またはポドフィロトキシンの副作用に相当する疾患を意味する。ポドフィロトキシンは抗腫瘍作用を有するアルカロイドとして知られている。ポドフィロトキシンが適用される用途あるいは作用としては、抗癌剤、抗腫瘍作用(殺細胞作用)等が例示される。ポドフィロトキシンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号67で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ハロプロジンに関連する疾患とは、ハロプロジンが適用される疾患またはハロプロジンの副作用に相当する疾患を意味する。ハロプロジンは抗真菌薬として知られている。ハロプロジンが適用される疾患としては、白癖菌感染症、水虫等が例示される。ハロプロジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号69で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ラサロシドに関連する疾患とは、ラサロシドが適用される疾患またはラサロシドの副作用に相当する疾患を意味する。ラサロシドはイオノフォアの一種であり、動物用抗菌剤あるいは抗原虫薬として知られている。ラサロシドが適用される疾患としては、細菌感染症)、原虫感染症(コクシジウム症)等が例示される。一方、ラサロシドの副作用としては、食欲不振、発汗、疝痛、協調運動障害、過呼吸、頻脈、下痢、産卵低下等が例示される。ラサロシドに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号10で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ブタカインに関連する疾患とは、ブタカインが適用される疾患またはブタカインの副作用に相当する疾患を意味する。ブタカインは局所麻酔薬として知られている。ブタカインが適用される疾患あるいは用途としては、局部麻酔等が例示される。ブタカインに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
テトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレートに関連する疾患とは、テトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレートが適用される疾患またはテトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレートの副作用に相当する疾患を意味する。テトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレートは眼科薬として知られている。テトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレートに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号1で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
インドプロフェンに関連する疾患とは、インドプロフェンが適用される疾患またはインドプロフェンの副作用に相当する疾患を意味する。インドプロフェンは解熱・鎮痛・抗炎症薬として知られている。インドプロフェンが適用される疾患としては、脊髄性筋萎縮症等が例示される。一方、インドプロフェンの副作用としては、胃腸障害、発がん性等が例示される。インドプロフェンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号17で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
カルベノキソロンに関連する疾患とは、カルベノキソロンが適用される疾患またはカルベノキソロンの副作用に相当する疾患を意味する。カルベノキソロンは抗炎症作用・抗アレルギー作用、記憶および言語能力改善作用等を有し、胃潰瘍治療薬あるいは利尿薬として知られている。カルベノキソロンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号93、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
エトプロパジンに関連する疾患とは、エトプロパジンが適用される疾患またはエトプロパジンの副作用に相当する疾患を意味する。エトプロパジンはブチリルコリンエステラーゼ阻害剤であり、抗パーキンソン病薬として知られている。エトプロパジンが適用される疾患としては、パーキンソン病等が例示される。エトプロパジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号62、配列番号78で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ラロキシフェンに関連する疾患とは、ラロキシフェンが適用される疾患またはラロキシフェンの副作用に相当する疾患を意味する。ラロキシフェンは骨粗鬆症・骨代謝改善薬、骨新陳代謝調整剤、エストロゲン受容体調整剤として知られている。ラロキシフェンが適用される疾患としては、閉経後骨粗鬆症等が例示される。一方、ラロキシフェンの副作用としては、静脈血栓塞栓症等が例示される。ラロキシフェンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号64、配列番号65で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
5−メチルヒダントイン(D)に関連する疾患とは、5−メチルヒダントイン(D)が適用される疾患または5−メチルヒダントイン(D)の副作用に相当する疾患を意味する。5−メチルヒダントイン(D)は利尿薬として知られている。5−メチルヒダントイン(D)に関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号107で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
5−アザシチジンに関連する疾患とは、5−アザシチジンが適用される疾患または5−アザシチジンの副作用に相当する疾患を意味する。5−アザシチジンは筋・軟骨・脂肪細胞などに対して細胞分化誘導作用を有し、DNAのメチル化阻害剤として知られている。5−アザシチジンに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号109で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
ゲフィチニブに関連する疾患とは、ゲフィチニブが適用される疾患またはゲフィチニブの副作用に相当する疾患を意味する。ゲフィチニブは上皮成長因子(EGF)受容体チロシンキナーゼ阻害剤であり、抗癌剤として知られている。ゲフィチニブが適用される疾患としては、非小細胞肺癌等が例示される。一方、ゲフィチニブの副作用としては、下痢、発疹、ざ瘡、皮膚乾燥、急性肺障害、間質性肺炎、脱水、中毒性表皮壊死融解症、肝機能障害、血尿、出血性膀胱炎、急性膵炎等が例示される。ゲフィチニブに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号115で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
カルボプロストに関連する疾患とは、カルボプロストが適用される疾患またはカルボプロストの副作用に相当する疾患を意味する。カルボプロストは中絶薬として知られている。カルボプロストが適用される用途としては、妊娠中絶あるいは胞状奇胎処置の子宮収縮誘発等が例示される。一方、カルボプロストの副作用としては、動悸、頭痛、発疹、子宮痛、体温低下、しみ、胸痛、胸部圧迫感、呼吸困難、便秘、下痢、嘔吐等が例示される。カルボプロストに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号26で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
スルファモキソールに関連する疾患とは、スルファモキソールが適用される疾患またはスルファモキソールの副作用に相当する疾患を意味する。スルファモキソールは抗菌剤として知られている。スルファモキソールが適用される疾患としては、細菌感染症等が例示される。スルファモキソールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号139で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
アロバルビタールに関連する疾患とは、アロバルビタールが適用される疾患またはアロバルビタールの副作用に相当する疾患を意味する。アロバルビタールは催眠・鎮静薬として知られている。アロバルビタールの作用としては、催眠鎮静薬作用等が例示される。アロバルビタールに関連する作用は、その標的タンパク質(標的遺伝子)、例えば配列番号12、配列番号で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと密接に関係し得る。
(標的遺伝子Yに関連する疾患または状態)
「標的遺伝子Yに関連する疾患または状態」とは、標的遺伝子Y、または標的遺伝子Yが関与するシグナル伝達系において標的遺伝子Yの下流に位置付けられる遺伝子(下流遺伝子)の機能の変化(例えば、変異(例えば、多型)に伴う機能の変化)、または発現量の変化に伴い引き起こされ得る疾患または状態をいう。標的遺伝子Yまたはその下流遺伝子の機能の変化は、例えば、該遺伝子の変異(例えば、多型)によりもたらされ得る。該変異としては、例えば、コーディング領域におけるその機能を促進または抑制させる変異、非コーディング領域におけるその発現を促進または抑制させる変異などが挙げられる。発現量の変化としては、発現量の増加または低下が挙げられる。標的遺伝子Yに関連する疾患または状態は、標的タンパク質Yにより改善または増悪され得る。
「標的タンパク質Y(標的遺伝子Y)に関連する機能」とは、標的タンパク質Yが実際に示す機能と同種の機能または反対の機能を意味する。換言すれば、標的タンパク質Yに関連する機能は、「標的タンパク質Yに関連する疾患または状態」の改善または増悪を引き起こし得る機能である。即ち、「標的タンパク質Yに関連する機能」は、標的タンパク質Yが免疫反応などを促進する因子である場合には、免疫反応を促進または抑制する機能等を示す。標的タンパク質Yに関連する機能としては、例えば表2−1〜表2−42に示される機能が挙げられる。
標的タンパク質Yに関連する疾患または状態としては、標的遺伝子Yが生体内で種々の生理学的機能を担っていると考えられることを考慮すれば、実に様々な疾患または状態が想定される。標的タンパク質Yに関連する疾患または状態の一例は、表2−1〜表2−42に示される機能が関連する疾患または状態である。
標的タンパク質Yに関連する疾患または状態の別の例は、標的タンパク質Y、標的遺伝子Yのアノテーションより類推される疾患または状態である。当業者は、相同性検索により相同タンパク質または遺伝子を同定し、次いで該タンパク質または遺伝子の機能あるいはそれが関与する疾患または状態を公知の方法により精査することで、このような疾患または状態を類推できる。アノテーション解析を行う方法には各種あるが、本出願における生理活性物質の標的遺伝子について、生理活性物質の標的タンパク質または遺伝子として代表的なヒトタンパク質または遺伝子の配列をクエリー配列として使用し、各種の方法でアノテーションを行った結果について、以下に示す。
アミノ酸としての解析1
BLASTPによる相同性解析
計算プログラムはblastall 2.2.6を使用し、target DBとして、swiss−prot:196277(2005.10.25)、(Refseq)hs:24139(2005.09.15)、(Refseq)mouse:18457(2005.09.15)、(Refseq)rat:9252(2005.09.15)を用いた。cutoff値は1.00E−05とした。また、以下のデータについてフィルター処理を行った。
Swiss−protに対して、
・「ALU SUBFAMILY」で始まるdefinitionのもの
・「Alu subfamily」で始まるdefinitionのもの
・「!!!! ALU SUBFAMILY」で始まるdefinitionのもの
・「B−CELL GROWTH FACTOR PRECURSOR」で始まるdefinitionのもの
・「NRK2」を含むdefinitionのもの
・「PROLINE−RICH亅で始まるdefinitionのもの
・「GLYCINE−RICH」で始まるdefinitionのもの
・「EXTENSIN PRECURSOR」で始まるdefinitionのもの
・「COLLAGEN」で始まるdefinitionのもの
・「100KD」で始まるdefinitionのもの
・「RETROVIRUS−RELATED POL POLYPROTEIN」で始まるdefinitionのもの
・「CUTICLE COLLAGEN」で始まるdefinitionのもの
・「HYPOTHETICAL」で始まるdefinitionのもの
・「Hypothetical」で始まるdefinitionのもの
・「SALIVARY PROLINE−RICH PROTEIN」で始まるdefinitionのもの
・「IMMEDIATE−EARLY PROTEIN」で始まるdefinitionのもの
・アクセッションNoが「P49646」であるもの
Ref−seqに対して、
・「hypothetical protein FLJ」で始まるdefinitionのもの
・「KIAA」で始まるdefinitionのもの
・「hypothetical protein DKFZ」で始まるdefinitionのもの
・「DKFZ」で始まるdefinitionのもの
・「RIKEN cDNA」で始まるdefinitionのもの
・「hypothetical protein MGC」で始まるdefinitionのもの
・「hypothetical protein」であるdefinitionのもの
・「hypothetical protein PP」で始まるdefinitionのもの
・「neuronal thread protein」であるdefinitionのもの
・「clone FLB」で始まるdefinitionのもの
・「hypothetical protein PRO」で始まるdefinitionのもの
・「PRO0483 protein」であるdefinitionのもの
・「MNC」を含むdefinitionのもの
・「MOST−1」を含むdefinitionのもの
・「similar to」で始まるdefinitionのもの
・「TPR gene on Y」を含むdefinitionのもの
・「HSPC」で始まるdefinitionのもの
・「CGI−」で始まるdefinitionのもの
・自分自身のみで構成されるRefSeq配列(LL_tmplより情報を参照している)
本解析法により得られたアノテーション情報を表3−1〜表3−15に示す。
Figure 0004980418
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アミノ酸としての解析2
Pfamによるモチーフ解析
計算プログラムはhmmpfam(v2.3.2)を使用し、target DBとして、Pfam DB entry:7973 families(Pfam18.0,Pfam_ls).(July 2005)を用いた。cutoff値は1E−10とした。本解析法により得られたアノテーション情報を表4−1〜表4−6に示す。
Figure 0004980418
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アミノ酸としての解析3
PSORT及びSignalPによる分泌シグナル配列予測
計算プログラムにはPSORT II、SingalP ver3.0(May 18,2004)を使用した。
アミノ酸としての解析4
GeneOntologyによる機能カテゴリー分類
以下の方法で実施する。
1)BLASTPでの相同性解析結果(フィルターありのRefSeq・SwissProt)の各上位3つ計6つのBLAST結果より以下の条件を満たすE−valueのものを抽出。
条件1:1E−50以下のものは全て使用する
条件2:1E−10以上のものは全て使用しない
条件3:1E−50より大きい場合、Top HitとのE−value格差が1E+20以内であれば使用する
条件4:Top HitのE−valueが0の場合、1E−50以下のみ使用する
2)SwissProtのKeywordよりspkw2goを使ってGOを検索。
3)SwissProtのアクセッション番号よりxref.goaを検索しRefseqIDを取得し、さらにRefseqIDよりLL_tmplを使ってLOCUS IDを取得し、LOCUS IDよりloc2goを使ってGO termを取得する。
4)Refseqのアクセッション番号よりLL_tmplを使ってLOCUS IDを取得し、LOCUS IDよりloc2goを使ってGO termを取得する。
5)取得した各GOtermについて、Molecular Function text file・Biological Process text file・Cellular Component text fileを参照して各GO termの上位カテゴリー情報を取得する。
6)上記1)−5)で取得した各GOterm情報の重複を除き出力する。
本解析法により得られたアノテーション情報を表5−1〜表5−14に示す。
アミノ酸としての解析5
SOSUIによる膜貫通ドメイン予測
計算プログラムにはSOSUI ver1.5を使用した。
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核酸としての解析1
BLASTXによる相同性解析1
計算プログラムはblastall 2.2.6を使用し、target DBとして、nr:2972605(2005.10.29)を用いた。cutoff値は1.00E−05とした。また、以下のデータについてフィルター処理を行った。
・「ALU SUBFAMILY」で始まるdefinitionのもの
・「Alu subfamily」を含むdefinitionのもの
・「!!!! ALU SUBFAMILY」で始まるdefinitionのもの
・「Drosophila melanogaster genomic scaffold」で始まるもの
・「Human DNA sequence from」で始まるもの
・「genomic DNA」を含むもの
・「BAC clone」を含むもの
・「PAC clone」を含むもの
・「cosmid」を含むもの
・「complete genome」を含むもの
・「complete sequence」で終わるもの
・「genomic sequence」を含むもの
・「exon」を含むもの
・HIT LENGHT(ヒット配列の配列長)が50000以上本解析法により得られたもの
本解析法により得られたアノテーション情報を表6−1〜表6−61に示す。
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核酸としての解析2
BLASTXによる相同性解析2
計算プログラムはblastall 2.2.6を使用し、target DBとして、swiss−prot:196277(2005.10.25)、(Refseq)hs:24139(2005.09.15)、(Refseq)mouse:18457(2005.09.15)、(Refseq)rat:9252(2005.09.15)を用いた。cutoff値は1.00E−05とした。また、以下のデータについてフィルター処理を行った。
Swiss−protに対して、
・「ALU SUBFAMILY」で始まるdefinitionのもの
・「Alu subfamily」で始まるdefinitionのもの
・「!!!! ALU SUBFAMILY」で始まるdefinitionのもの
・「B−CELL GROWTH FACTOR PRECURSOR」で始まるdefinitionのもの
・「NRK2」を含むdefinitionのもの
・「PROLINE−RICH」で始まるdefinitionのもの
・「GLYCINE−RICH」で始まるdefinitionのもの
・「EXTENSIN PRECURSOR」で始まるdefinitionのもの
・「COLLAGEN」で始まるdefinitionのもの
・「100KD」で始まるdefinitionのもの
・「RETROVIRUS−RELATED POL POLYPROTEIN」で始まるdefinitionのもの
・「CUTICLE COLLAGEN」で始まるdefinitionのもの
・「HYPOTHETICAL」で始まるdefinitionのもの
・「Hypothetical」で始まるdefinitionのもの
・「SALIVARY PROLINE−RICH PROTEIN」で始まるdefinitionのもの
・「IMMEDIATE−EARLY PROTEIN」で始まるdefinitionのもの
・アクセッションNoが「P49646」であるもの
Ref−seqに対して、
・「hypothetical protein FLJ」で始まるdefinitionのもの
・「KIAA」で始まるdefinitionのもの
・「hypothetical protein DKFZ」で始まるdefinitionのもの
・「DKFZ」で始まるdefinitionのもの
・「RIKEN cDNA」で始まるdefinitionのもの
・「hypothetical protein MGC」で始まるdefinitionのもの
・「hypothetical protein」であるdefinitionのもの
・「hypothetical protein PP」で始まるdefinitionのもの
・「neuronal thread protein」であるdefinitionのもの
・「clone FLB」で始まるdefinitionのもの
・「hypothetical protein PRO」で始まるdefinitionのもの
・「PRO0483 protein」であるdefinitionのもの
・「MNC」を含むdefinitionのもの
・「MOST−1」を含むdefinitionのもの
・「similar to」で始まるdefinitionのもの
・「TPR gene on Y」を含むdefinitionのもの
・「HSPC」で始まるdefinitionのもの
・「CGI−」で始まるdefinitionのもの
・自分自身のみで構成されるRefSeq配列(LL_tmplより情報を参照している)
本解析法により得られたアノテーション情報を表7−1〜表7−15に示す。
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可能性のある疾患または状態の別の例は、OMIMに登録されている疾患または状態である。このような疾患または状態は、例えば、H−Inv DBにおいてH−Inv ID番号またはH−InvクラスターID番号を入力することで容易に検索できる。本出願における生理活性物質の標的遺伝子について、その遺伝子の存在する染色体、遺伝子ローカスと、その遺伝子が関連することが予想されるオーファン疾患のOMIM情報を、表8−1〜表8−21にそれぞれ示す。
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可能性のある疾患または状態の別の例は、標的遺伝子Yの発現部位における、または標的遺伝子Yが単離されたライブラリーが由来する組織における異常を伴う疾患または状態である。該発現部位および該組織は、例えば、H−Inv DBにおいてH−Inv cDNA ID番号またはH−InvローカスID番号を入力することで容易に検索でき、これより、当業者であれば、疾患または状態についても類推できる。
可能性のある疾患または状態のさらに別の例は、標的遺伝子Yまたは下流遺伝子と相同な遺伝子が関与する疾患または状態である。当業者は、相同性検索により相同遺伝子を同定し、次いで該相同遺伝子が関与する疾患または状態を公知の方法により精査することで、このような疾患または状態を類推できる。
本発明の標的タンパク質、標的遺伝子は、例えば、所定の疾患または状態に対する医薬の開発、あるいは該疾患または状態に対する研究用試薬の開発などに有用である。
2.スクリーニング方法、および該方法により得られる成果物
本発明は、被験物質が生理活性物質の標的タンパク質またはそれをコードする遺伝子(以下、必要に応じて「標的タンパク質Y」あるいは「標的遺伝子Y」と省略する場合がある)の発現または機能を調節し得るか否かを評価することを含む、生理活性物質のスクリーニング方法、およびその成果物を提供する。本発明のスクリーニング方法は、スクリーニングされる生理活性物質の種類の観点から、生理活性物質Xに関連する作用を調節し得る物質、および標的タンパク質Yに関連する機能を調節し得る物質をスクリーニングする方法に大別できる。本発明のスクリーニング方法はまた、インビトロ、インビボまたはインシリコで行うことができる。以下、それぞれのスクリーニング方法を詳述する。
2.1.生理活性物質Xに関連する作用を調節し得る物質のスクリーニング方法(スクリーニング方法I)
本発明は、被験物質が標的タンパク質Yの発現または機能を調節し得るか否かを評価することを含む、生理活性物質Xに関連する作用を調節し得る物質のスクリーニング方法を提供する。
本スクリーニング方法を、必要に応じて「スクリーニング方法I」と省略する。
スクリーニング方法Iは、被験物質が標的タンパク質Yの発現または機能を調節し得るか否かを評価し、標的タンパク質Yの発現または機能を調節し得る被験物質を選択することを含む、生理活性物質Xに関連する作用を調節し得る物質のスクリーニング方法(スクリーニング方法Ia)、並びに被験物質が標的タンパク質Yの発現または機能を調節し得るか否かを評価し、標的タンパク質Yの発現または機能を調節し得ない被験物質を選択することを含む、生理活性物質Xに関連する作用(なかでも、既知標的分子に関連する作用)を調節し得る物質のスクリーニング方法(スクリーニング方法Ib)に大別できる。スクリーニング方法Iaは、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の調節薬の開発などに有用であり得る。また、スクリーニング方法Ibは、既知標的分子に関連する作用の調節能を有し、且つ生理活性物質Xが示す副作用が低減した医薬の開発などに有用であり得る。
2.1.1.標的タンパク質Yの発現または機能を調節し得る被験物質を選択することを含む、生理活性物質Xに関連する作用を調節し得る物質のスクリーニング方法(スクリーニング方法Ia)
本発明は、被験物質が標的タンパク質Yの発現または機能を調節し得るか否かを評価し、標的タンパク質Yの発現または機能を調節し得る被験物質を選択することを含む、生理活性物質Xに関連する作用を調節し得る物質のスクリーニング方法を提供する。
スクリーニング方法に供される被験物質は、いかなる公知化合物及び新規化合物であってもよく、例えば、核酸、糖質、脂質、タンパク質、ペプチド、有機低分子化合物、コンビナトリアルケミストリー技術を用いて作製された化合物ライブラリー、固相合成やファージディスプレイ法により作製されたランダムペプチドライブラリー、あるいは微生物、動植物、海洋生物等由来の天然成分等が挙げられる。被験物質は、標識されていても未標識であってもよく、また、標識体と未標識体を所定の割合で含む混合物も被験物質として使用できる。標識用物質は、上述したものと同様である。
一実施形態では、スクリーニング方法Iaは、下記の工程(a)、(b)及び(c)を含む:
(a)被験物質を標的タンパク質Yに接触させる工程;
(b)被験物質の存在下における該タンパク質の機能レベルを測定し、該機能レベルを被験物質の非存在下における該タンパク質の機能レベルと比較する工程;
(c)上記(b)の比較結果に基づいて、該タンパク質の機能レベルの変化をもたらす被験物質を選択する工程。
上記(a)〜(c)の工程を含む方法論を、必要に応じて「方法論I」と省略する。
方法論Iの工程(a)では、被験物質が標的タンパク質Yと接触条件下におかれる。被験物質の該タンパク質に対する接触は、溶液中での単離された標的タンパク質Yと被験物質との接触、あるいは標的タンパク質Yを発現可能な細胞又は組織と被験物質との接触により行われ得る。
標的タンパク質Yは自体公知の方法により調製できる。例えば、上述した発現組織から標的タンパク質Yを単離・精製できる。しかしながら、迅速、容易かつ大量に標的タンパク質Yを調製し、また、ヒト標的タンパク質Yを調製するためには、遺伝子組換え技術により組換えタンパク質を調製するのが好ましい。組換えタンパク質は、細胞系、無細胞系のいずれで調製したものでもよい。
標的タンパク質Yを発現可能な細胞は、標的タンパク質Yを発現するものである限り特に限定されず、標的タンパク質Yの発現組織由来の細胞、標的タンパク質Y発現ベクターで形質転換された細胞などであり得る。該細胞は、当業者であれば容易に同定又は調製でき、初代培養細胞、当該初代培養細胞から誘導された細胞株、市販の細胞株、セルバンクより入手可能な細胞株などを使用できる。標的タンパク質Yを発現可能な組織は、上述した発現組織を使用できる。
方法論Iの工程(b)では、被験物質の存在下における該タンパク質の機能レベルが測定される。機能レベルの測定は、タンパク質の種類に応じて自体公知の方法により行われ得る。例えば、標的タンパク質Yが転写因子である場合には、標的タンパク質Yとそれが結合する転写調節領域とを用いてレポーターアッセイを行うことにより、標的タンパク質Yに関連する機能を調節する物質をスクリーニングできる。
また、標的タンパク質Yが酵素の場合には、当該酵素の触媒活性の変化に基づき機能レベルの測定を行うこともできる。酵素の触媒活性は、酵素の種類に応じて基質、補酵素等を適宜選択することで、自体公知の方法により測定できる。
さらに、標的タンパク質Yが膜タンパク質(例えば、受容体、トランスポーター)の場合には、当該膜タンパク質の機能の変化に基づき、機能レベルの測定を行うことができる。例えば、標的タンパク質Yが受容体である場合には、当該受容体により媒介される細胞内事象(例えば、イノシトールリン脂質の産生、細胞内pH変動、カルシウムイオン・塩素イオン等のイオンの細胞内動態)に基づき、本発明のスクリーニング方法が行われ得る。また、標的タンパク質Yがトランスポーターである場合には、当該トランスポーターの基質の細胞内濃度変化に基づき、本発明のスクリーニング方法が行われ得る。
また、機能レベルは、標的タンパク質Yの総機能レベルに基づいて測定するのではなく、標的タンパク質Yの個々のアイソフォーム(例えば、スプライシングバリアント)に対する機能レベルあるいはアイソフォーム間の機能レベル比に基づいて測定してもよい。
次いで、被験物質の存在下における標的タンパク質Yの機能レベルが、被験物質の非存在下における標的タンパク質Yの機能レベルと比較される。機能レベルの比較は、好ましくは、有意差の有無に基づいて行なわれる。被験物質の非存在下における標的タンパク質Yの機能レベルは、被験物質の存在下における標的タンパク質Yの機能レベルの測定に対し、事前に測定した機能レベルであっても、同時に測定した機能レベルであってもよいが、実験の精度、再現性の観点から同時に測定した機能レベルであることが好ましい。
方法論Iの工程(c)では、該タンパク質の機能レベルの変化をもたらす被験物質が選択される。該タンパク質の変化をもたらす被験物質は、標的タンパク質Yの機能を促進または抑制し得る。このように選択された被験物質は、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の調節に有用であり得る。
なお、方法論Iは、標的タンパク質Yに加え、その共役因子の存在下で行ってもよい。例えば、標的タンパク質Yの共役因子として標的タンパク質Yの阻害因子を併用した場合、標的タンパク質Yとその共役因子との相互作用を妨げる物質は、標的タンパク質Yの機能を促進し得ると考えられる。また、標的タンパク質Yの共役因子として標的タンパク質Yの活性化因子を併用した場合、標的タンパク質Yとその共役因子との相互作用を妨げる物質は、標的タンパク質Yの機能を抑制し得ると考えられる。このように方法論Iを標的タンパク質Yの共役因子の存在下で行うこともまた有益である。
別の実施形態では、スクリーニング方法Iaは、下記の工程(a)、(b)及び(c)を含む:
(a)被験物質と標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子の発現を測定可能な細胞とを接触させる工程;
(b)被験物質を接触させた細胞における発現量を測定し、該発現量を被験物質を接触させない対照細胞における発現量と比較する工程;
(c)上記(b)の比較結果に基づいて、発現量を調節する被験物質を選択する工程。
上記(a)〜(c)の工程を含む方法論を、必要に応じて「方法論II」と省略する。
方法論IIの工程(a)では、被験物質が標的タンパク質Yの発現を測定可能な細胞と接触条件下におかれる。標的タンパク質Yの発現を測定可能な細胞に対する被験物質の接触は、培養培地中で行われ得る。
「標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子(必要に応じて、「標的遺伝子Y」と省略)の発現を測定可能な細胞」とは、標的遺伝子Yの産物、例えば、転写産物、翻訳産物(即ち、タンパク質)の発現レベルを直接的又は間接的に評価可能な細胞をいう。標的遺伝子Yの産物の発現レベルを直接的に評価可能な細胞は、標的遺伝子Yを天然で発現可能な細胞であり得、一方、標的遺伝子Yの産物の発現レベルを間接的に評価可能な細胞は、標的遺伝子Y転写調節領域についてレポーターアッセイを可能とする細胞であり得る。
標的遺伝子Yを天然で発現可能な細胞は、標的遺伝子Yを潜在的に発現するものである限り特に限定されず、標的遺伝子Yを恒常的に発現している細胞、標的遺伝子Yを誘導条件下(例えば、薬物での処理)で発現する細胞などであり得る。該細胞は、当業者であれば容易に同定でき、初代培養細胞、当該初代培養細胞から誘導された細胞株、市販の細胞株、セルバンクより入手可能な細胞株などを使用できる。
標的遺伝子Y転写調節領域についてレポーターアッセイを可能とする細胞は、標的遺伝子Y転写調節領域、当該領域に機能可能に連結されたレポーター遺伝子を含む細胞である。標的遺伝子Y転写調節領域、レポーター遺伝子は、発現ベクター中に挿入されている。
標的遺伝子Y転写調節領域は、標的遺伝子Yの発現を制御し得る領域である限り特に限定されないが、例えば、転写開始点から上流約2kbpまでの領域、あるいは該領域の塩基配列において1以上の塩基が欠失、置換若しくは付加された塩基配列からなり、且つ標的遺伝子Yの転写を制御する能力を有する領域などを挙げることができる。
レポーター遺伝子は、検出可能なタンパク又は酵素をコードする遺伝子であればよく、例えばGFP(緑色蛍光タンパク質)遺伝子、GUS(β−グルクロニダーゼ)遺伝子、LUS(ルシフェラーゼ)遺伝子、CAT(クロラムフェニコルアセチルトランスフェラーゼ)遺伝子等が挙げられる。
標的遺伝子Y転写調節領域、当該領域に機能可能に連結されたレポーター遺伝子が導入される細胞は、標的遺伝子Y転写調節機能を評価できる限り、即ち、該レポーター遺伝子の発現量が定量的に解析可能である限り特に限定されない。しかしながら、標的遺伝子Yに対する生理的な転写調節因子を発現し、標的遺伝子Yの発現調節の評価により適切であると考えられることから、該導入される細胞としては、標的遺伝子Yを天然で発現可能な細胞が好ましい。
被験物質と標的遺伝子Yの発現を測定可能な細胞とが接触される培養培地は、用いられる細胞の種類などに応じて適宜選択されるが、例えば、約5〜20%のウシ胎仔血清を含む最少必須培地(MEM)、ダルベッコ改変最少必須培地(DMEM)、RPMI1640培地、199培地などである。培養条件もまた、用いられる細胞の種類などに応じて適宜決定されるが、例えば、培地のpHは約6〜約8であり、培養温度は通常約30〜約40℃であり、培養時間は約12〜約72時間である。
方法論IIの工程(b)では、先ず、被験物質を接触させた細胞における標的遺伝子Yの発現量が測定される。発現量の測定は、用いた細胞の種類などを考慮し、自体公知の方法により行われ得る。
例えば、標的遺伝子Yの発現を測定可能な細胞として、標的遺伝子Yを天然で発現可能な細胞を用いた場合、発現量は、標的遺伝子Yの産物、例えば、転写産物又は翻訳産物を対象として自体公知の方法により測定できる。例えば、転写産物の発現量は、細胞からtotal RNAを調製し、RT−PCR、ノザンブロッティング等により測定され得る。また、翻訳産物の発現量は、細胞から抽出液を調製し、免疫学的手法により測定され得る。免疫学的手法としては、放射性同位元素免疫測定法(RIA法)、ELISA法(Methods in Enzymol.70:419−439(1980))、蛍光抗体法などが使用できる。
一方、標的遺伝子Yの発現を測定可能な細胞として、標的遺伝子Y転写調節領域についてレポーターアッセイを可能とする細胞を用いた場合、発現量は、レポーターのシグナル強度に基づき測定され得る。
また、発現量は、標的遺伝子Yの総発現量に基づいて測定するのではなく、標的遺伝子Yの個々のアイソフォーム(例えば、スプライシングバリアント)に対する発現量あるいはアイソフォーム間の発現比に基づいて測定してもよい。
次いで、被験物質を接触させた細胞における標的遺伝子Yの発現量が、被験物質を接触させない対照細胞における標的遺伝子Yの発現量と比較される。発現量の比較は、好ましくは、有意差の有無に基づいて行なわれる。被験物質を接触させない対照細胞における標的遺伝子Yの発現量は、被験物質を接触させた細胞における標的遺伝子Yの発現量の測定に対し、事前に測定した発現量であっても、同時に測定した発現量であってもよいが、実験の精度、再現性の観点から同時に測定した発現量であることが好ましい。
方法論IIの工程(c)では、標的遺伝子Yの発現量を調節する被験物質が選択される。標的遺伝子Yの発現量の調節は、発現量の促進または抑制であり得る。このように選択された被験物質は、生理活性物質Xに関連する作用の調節に有用であり得る。
また、方法論IIは、(d)(i)選択された被験物質が生理活性物質Xに関連する作用を調節、例えば促進または抑制し得ることを確認する工程(確認工程)、または(ii)選択された被験物質が有する作用の種類を同定する工程(同定工程)をさらに含むことができる。確認工程または同定工程は、例えば、正常な動物に対し、あるいは「生理活性物質Xに関連する疾患または状態」の動物またはモデル動物に対し、選択された被験物質を投与することで行なわれ得る。また、かかる同定工程によれば、選択された被験物質が有する「生理活性物質Xに関連する作用」の種類を決定でき、選択された被験物質が医薬または研究用試薬のいずれか、あるいはその両方として使用可能であるか否かを、および該被験物質が使用可能な医薬または研究用試薬の種類を確認できる。
別の実施形態では、スクリーニング方法Iaは、下記の工程(a)、(b)及び(c)を含む:
(a)被験物質を標的タンパク質Yに接触させる工程;
(b)被験物質の該タンパク質に対する結合能を測定する工程;
(c)上記(b)の結果に基づいて、該タンパク質に結合能を有する被験物質を選択する工程。
上記(a)〜(c)の工程を含む方法論を、必要に応じて「方法論III」と省略する。
方法論IIIの工程(a)では、被験物質が標的タンパク質Yと接触条件下におかれる。被験物質の該タンパク質に対する接触は、溶液中での被験物質と該タンパク質との混合により行われ得る。
標的タンパク質Yは自体公知の方法により調製できる。例えば、上述した標的遺伝子Yの発現組織から標的タンパク質Yを単離・精製できる。しかしながら、迅速、容易かつ大量に標的タンパク質Yを調製し、また、ヒト標的タンパク質Yを調製するためには、遺伝子組換え技術により組換えタンパク質を調製するのが好ましい。組換えタンパク質は、細胞系、無細胞系のいずれで調製したものでもよい。
方法論IIIの工程(b)では、該タンパク質に対する被験物質の結合能が測定される。測定される「結合能」としては、タンパク質と被験物質の結合を評価できるものである限り特に限定されないが、結合量、結合強度(親和定数、結合速度定数、解離速度定数などのパラメーターを含む)、結合様式(濃度依存的結合を含む)が挙げられる。
結合能の測定は、例えば、SEC−MS(サイズ排除クロマトグラフィー/質量分析)法により行われ得る(Moy,F.J.et al.,Anal.Chem.,2001,73,571−581参照)。SEC−MS法では、(1)精製したタンパク質に混合した多重化化合物標品を添加した後、遊離の化合物とタンパク質とをSECで分離する工程と、(2)タンパク質分画に含まれる結合化合物をMSによって同定する解析工程とから構成される。SEC−MS法は、タンパク質、被験物質の双方とも非修飾、非固定の状態で結合能を解析できる点で優れている。SEC−MS法では、被験物質のタンパク質に対する結合能のみならず、タンパク質に対する結合における被験物質の濃度依存性などについても同時に測定できる。
結合能の測定はまた、表面プラズモン共嗚を利用した測定手段、例えば、Biacoreにより行われ得る。Biacoreでは、チップ上に固定したタンパク質において、被験物質のタンパク質に対する結合及び解離を測定し、被験物質を含有しない溶液をチップ上にロードした場合と比較する。そして、結合及び解離の速度あるいは結合量についての結果に基づいて、タンパク質に結合能を有する被験物質が選択される。Biacoreでは、被験物質のタンパク質に対する結合能のみならず、結合強度(例えば、K値)などについても同時に測定できる。
結合能を測定し得る他の方法としては、例えば、水晶振動子マイクロバランス(Quartz Crystal Microbalance:QCM)法、二面偏波式干渉計(Dual Polarisation Interferometer:DPI)法、Coupled Waveguide Plasmon Resonance法等のSPRあるいは光学的な手法、免疫沈降法、等温滴定および示差走査カロリメトリー、キャピラリー電気泳動法、エナジートランスファー、蛍光相関分析等の蛍光分析法、さらにはX線結晶構造解析、Nuclear Magnetic Resonance(NMR)等の構造解析法が挙げられる。
また、結合能の測定に際しては、標的タンパク質Y結合性物質をコントロールとして用いることもできる。
「標的タンパク質Y結合性物質」とは、標的タンパク質Yまたはその変異タンパク質と直接的に相互作用可能な化合物であり、例えば、タンパク質、核酸、糖質、脂質、低分子有機化合物であり得る。好ましくは、標的タンパク質Y結合性物質は、トリメチルコルヒチン酸、アセノクマロール、アセトプロマジン、アセチルコリン、アクラルビシン、アクチノマイシンD、アデニン、アジュマリシン、アルベンダゾール、アラントイン、アロプリノール、アルベリン、アミカシン、アミノカプロン酸、6−ベンジルアミノプリン、アミオダロン、アミトリプチリン、アモキサピン、アンピシリン、アンプロリウム、アムリノン、アンチピリン、アルテミシン、アステミゾール、アトロピン−N−オキシド、バカンピシリン、バシトラシン、ベンフルオレクス、ベンペリドール、ベンザルコニウム、ベンズブロマロン、ベンゼトニウム、ベンズフェタミン、ベプリジル、ベルランビン、ベタネコール、ビククリン(+)、ブレオマイシン、ボルジン、ブプロピオン、ブスルファン、カプレオマイシン、カルバマゼピン、カルビマゾール、セフィキシム、セフォニシド、セフォキシチン、セレスチンブルー、セントロフェノキシン、クロラムブシル、クロルヘキシジン、クロルプロパミド、クロモマイシンA3、シクロピロクス、シノキサシン、クレボプリド、クレミゾール、クレンブテロール、クリジニウム、クロベタゾン、クロファジミン、クロフィリウム、クロミフェン、クロナゼパム、クロペラスチン、クロチアゼパム、クロキサシリン、クロザピン、シアノコバラミン、シクロベンザプリン、シクロスポリンA、シプロヘプタジン、シタラビン、ダナゾール、ダントロレン、デフェロキサミン、デシプラミン、デキサメタゾン、ジアゼパム、ジブカイン、ジサイクロミン、ジダノシン、ジフロラゾン、ジギトキシゲニン、ジギトキシン、ジヒドロエルゴクリスチン、ジヒドロエルゴタミン、ジヒドロストレプトマイシン、ジメンヒドリナート、ジピリダモール、DO897/99、ドンペリドン、ドスレピン、ドキサゾシン、ドキセピン、ドキソルビシン、ドロペリドール、エブルナモニン、エコナゾール、エリプチシン、エリスロマイシン、エタンブトール、エチステロン、フェルバメート、フェンベンダゾール、フェンジリン、フェノフィブラート、フラボキサート、フルドロコルチゾン、フルナリジン、フルペンチキソール、フルフェナジン、フルボキサミン、ホスカルネット、フシジン酸、GBR12909、グラフェニン、グリセオフルビン、グアンファシン、ハルマリン、ヘキソバルビタール、ヒカントン、ヒダントイン、ヒドラスチニン、ヒドロキシクロロキン、イプロニアジド、イソコナゾール、イソソルビド、イソクスプリン、イベルメクチン、ケタミン、ケリン、ラナトシドC、レバミゾール、チロキシンL、リドカイン、リオチロニン、ロメフロキサシン、ロペラミド、ロキサピン、マプロチリン、メベンダゾール、メブヒドロリン、メクロジン、メフロキン、メゲストロール、メルファラン、メフェンテルミン、メゾリダジン、メタンピシリン、メトエルゴタミン、メタゾラミド、チアマゾール、メチオニンスルフォキシミン(L)、メトトリメプラジン、メトキシフェナミン、メチレンブルー、メチキセン、メトクロプラミド、メキシレチン、ミアンセリン、ミコナゾール、ミフェプリストン、ミノキシジル、ミソプロストール、ミコフェノール酸、ナルブフィン、ナファゾリン、ニクロサミド、ニフェナゾン、ニフルム酸、ノコダゾール、ノルシクロベンザプリン、ノルエピネフリン、ノルフロキサシン、ノルハルマン、ノルトリプチリン、ノボビオシン、オキサンテル、オキサゼパム、オキセサゼイン、オキソリン酸、パクリタキセル、パルマチン、パンテノール、パロキセチン、ペプスタチンA、ペルヘキシリン、フェネルジン、フェントラミン、フェニルブタゾン、ピマルシン、ピメチキセン、ピモジド、ピペリン、ピロキシカム、プリカミシン、プラゼパム、プラゾシン、プレグネノロン、プレニラミン、プリロカイン、プロカイン、プロクロルペラジン、プログルミド、プロメタジン、プロペリシアジン、プロプラノロール、ピューロマイシン、ケルセチン、キナクリン、レシナミン、リトドリン、サリチルアミド、サントニン、サキナビル、セコバルビタール、セロトニン、スペクチノマイシン、SR−95639A、ストレプトマイシン、ストロファンチン、スルファジアジン、スルファジメトキシン、スルファサラジン、スリンダク、スロクチジル、シロシンゴピン、タクリン、タモキシフェン、テラゾシン、テルフェナジン、テトラカイン、テトラヒドロアルストニン、チアベンダゾール、チオペンタール、チオリダジン、チオチキセン(cis)、チアプリド、チアプロフェン酸、トラザミド、トルメチン、トマチジン、トラニルシプロミン、トリクロルホン、トリフロペラジン、トリゴネリン、トリメタジオン、トリミプラミン、トロレアンドマイシン、トロロックス、バンコマイシン、ビガバトリン、ヴィロキサジン、ビンクリスチン、ビンポセチン、ワルファリン、キシラジン、ザプリナスト、ジピロン、チアラミド、ニメタゼパム、臭化メチルアニソトロピン、クロモグリク酸、エバスチン、オザグレル、プランルカスト、デスラノシド、硝酸イソソルビド、ニコランジル、イルソグラジン、ピオグリタゾン、メストラノール、ヒドロキシプロゲステロン、メチルテストステロン、テルグリド、スタノゾロール、FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)、フィトナジオン、ジメルカプロール、レバロルファン、ピロミド酸、フルニソリド、ナフトピジル、トリベノシド、フルオシノニド、ジフルプレドナート、プロピオン酸アルクロメタゾン、プロポフォール、フラジオマイシン、キタサマイシン、スルファドキシン、6−メルカプトプリンリボシド、ドキシフルリジン、ビンデシン、エピルビシン、ペプロマイシン、セレコキシブ、スルマゾール、アポスコポラミン、アベルメクチンB1A、ソラソジン、エポキシン、ナノフィン(cis)、スキミアニン、レメリン、テトラヒドロベルベリン(DL)、グラベオリン、ベラトロイルジガデニン、フルオロクラーリン、ペンピジン、カラコリン、アカセチン、塩化メチルベンゼトニウム、1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジン、プラモキシン、チメロサール、スルファニルアミド、スルファキノキサリン、フルメタゾン、スルファピリジン、ストリキニーネ、アレキシジン、ポドフィロトキシン、ハロプロジン、ラサロシド、ブタカイン、テトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレート、インドプロフェン、カルベノキソロン、エトプロパジン、ラロキシフェン、5−メチルヒダントイン(D)、5−アザシチジン、ゲフィチニブ、カルボプロスト、スルファモキソール、アロバルビタール、または標的タンパク質Y(生理活性物質Xの種類に応じて決定される)に結合能を有するそれらの誘導体(後述)、あるいはそれらの塩から選択され得る。
塩としては、特に限定されないが、医薬上許容され得る塩が好ましく、例えば無機塩基(例えば、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属;カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ士類金属;アルミニウム、アンモニウム)、有機塩基(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N−ジベンジルエチレンジアミン)、無機酸(例えば、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸)、有機酸(例えば、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸)、塩基性アミノ酸(例えば、アルギニン、リジン、オルニチン)または酸性アミノ酸(例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸)との塩などが挙げられる。
さらに、結合能は、標的タンパク質Yの総結合能に基づいて測定するのではなく、標的タンパク質Yの個々のアイソフォーム(例えば、スプライシングバリアント)に対する結合能あるいはアイソフォーム間の結合能比に基づいて測定してもよい。
また、結合能の測定は、インシリコで行うこともできる。例えば、結合能の測定は、SBDD(Structure−Based Drug Design:SBDD)、CADD(Computer−Aided Drug Design)に基づいて行われ得る。このようなスクリーニングの例としては、バーチャルスクリーニング、de novoデザイン、ファーマコフォー分析、QSAR(Quantitative Structure Activity Relationship)などが挙げられる。このようなスクリーニングの際にタンパク質自体、あるいはタンパク質の標的部位の立体構造の情報が必要とされる場合、NMR、X線結晶解析、放射光解析等の構造解析法により立体構造が判明しているならばその情報が使用され、立体構造が判明していないならばhomology法、Threading法等の構造予測法により得られる情報などが使用される。また、バーチャルスクリーニングでは、自体公知のプログラムを用いることができ、このようなプログラムとしては、例えば、DOCK(Kuntz,I.D.et al.,Science,1992,257,1078)、Gold(Jones,G.et al.,J.Mol.Biol.,1995,245,43)、FlexX(Rarey,M.et al.,J.Mol.Biol.,1996,261,470)、AutoDock(Morris,G.M.et al.,J.Comput.Chem.,1998,19,1639)、ICM(Abagyan,R.A.et al.,J.Comput.Chem.,1994,15,488)などが挙げられる。
方法論IIIの工程(c)では、標的タンパク質Yに結合能を有する被験物質が選択される。該タンパク質に結合能を有する被験物質は、標的タンパク質Yの機能を促進または抑制し得る。このように選択された被験物質は、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の調節に有用であり得る。
また、方法論IIIは、(d)(i)選択された被験物質が生理活性物質Xに関連する作用を調節、例えば促進または抑制し得ることを確認する工程(確認工程)、または(ii)選択された被験物質が有する作用の種類を同定する工程(同定工程)をさらに含むことができる。確認工程または同定工程は、例えば、正常な動物に対し、あるいは「生理活性物質Xに関連する疾患または状態」の動物またはモデル動物に対し、選択された被験物質を投与することで行なわれ得る。また、かかる同定工程によれば、選択された被験物質が有する「生理活性物質Xに関連する作用」の種類を決定でき、選択された被験物質が医薬または研究用試薬のいずれか、あるいはその両方として使用可能であるか否かを、および該被験物質が使用可能な医薬または研究用試薬の種類を確認できる。
さらに別の実施形態では、スクリーニング方法Iaは、下記の工程(a)、(b)及び(c)を含む:
(a)被験物質、標的タンパク質Y結合性物質を、標的タンパク質Yに接触させる工程;
(b)被験物質の存在下における標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能を測定し、該結合能を被験物質の非存在下における標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能と比較する工程;
(c)上記(b)の比較結果に基づいて、標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能の変化をもたらす被験物質を選択する工程。
上記(a)〜(c)の工程を含む方法論を、必要に応じて「方法論IV」と省略する。
方法論IVの工程(a)では、被験物質、標的タンパク質Y結合性物質のいずれもが標的タンパク質Yと接触条件下におかれる。被験物質、標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する接触は、溶液中での被験物質、標的タンパク質Y結合性物質、該タンパク質の混合により行われ得る。また、該タンパク質に対して被験物質、標的タンパク質Y結合性物質を接触させる順番は特に限定されず、いずれかを先に該タンパク質に接触させても、同時に接触させてもよい。
標的タンパク質Yは自体公知の方法により調製できる。例えば、該タンパク質の調製は、方法論IIIで上述した方法により行われ得る。
標的タンパク質Y結合性物質は、標識されていても未標識であってもよく。また、標識体と未標識体を所定の割合で含む混合物も標的タンパク質Y結合性物質として使用できる。標識用物質は上述の通りである。
方法論IVの工程(b)では、先ず、被験物質の存在下、標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能が測定される。測定される「結合能」としては、タンパク質と被験物質の結合を評価できるものである限り特に限定されないが、結合量、結合強度(親和定数、結合速度定数、解離速度定数などのパラメーターを含む)、結合様式(濃度依存的結合を含む)が挙げられる。
結合能の測定は、例えば、標識された標的タンパク質Y結合性物質を用いて行われ得る。該タンパク質に結合した標的タンパク質Y結合性物質と未結合の標的タンパク質Y結合性物質は、結合能の測定前に分離されてもよい。より詳細には、結合能の測定は、方法論IIIと同様に行われ得る。
また、結合能は、標的タンパク質Yの総結合量に基づいて測定するのではなく、標的タンパク質Yの個々のアイソフォーム(例えば、スプライシングバリアント)に対する結合能あるいはアイソフォーム間の結合能比に基づいて測定してもよい。
次いで、被験物質の存在下における標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能が、被験物質の非存在下における標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能と比較される。結合能の比較は、好ましくは、有意差の有無に基づいて行われる。被験物質の非存在下における標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能は、被験物質の存在下における標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能の測定に対し、事前に測定した結合能であっても、同時に測定した結合能であってもよいが、実験の精度、再現性の観点から同時に測定した結合能であることが好ましい。
方法論IVの工程(c)では、標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能の変化をもたらす被験物質が選択される。結合能の変化は、例えば、結合能の低下または増加であり得るが、結合能の低下が好ましい。このように選択された被験物質は、生理活性物質Xに関連する作用の調節に有用であり得る。
また、方法論IVは、(d)(i)選択された被験物質が生理活性物質Xに関連する作用を調節、例えば促進または抑制し得ることを確認する工程(確認工程)、または(ii)選択された被験物質が有する作用の種類を同定する工程(同定工程)をさらに含むことができる。確認工程または同定工程は、例えば、正常な動物に対し、あるいは「生理活性物質Xに関連する疾患または状態」の動物またはモデル動物に対し、選択された被験物質を投与することで行なわれ得る。また、かかる同定工程によれば、選択された被験物質が有する「生理活性物質Xに関連する作用」の種類を決定でき、選択された被験物質が医薬または研究用試薬のいずれか、あるいはその両方として使用可能であるか否かを、および該被験物質が使用可能な医薬または研究用試薬の種類を確認できる。
スクリーニング方法Iaはまた、動物を用いて行うこともできる。該動物としては、例えば、マウス、ラット、ハムスター、モルモット、ウサギ、イヌ、サル等の哺乳動物、ニワトリ等の鳥類が挙げられる。動物を用いて本発明のスクリーニング方法が行われる場合、例えば、標的遺伝子Yの発現量を調節する被験物質が選択され得る。
スクリーニング方法Iaはさらに、標的遺伝子Yの種類に応じた種々の方法論にて行われ得る。例えば、標的遺伝子Yが細胞内に局在する因子の遺伝子である場合には、標的タンパク質Yの細胞内局在の変化に基づき、スクリーニング方法Iを行うこともできる。所定の細胞内器官に局在する標的タンパク質Yの量は、自体公知の方法により測定できる。例えば、GFP遺伝子等の蛍光タンパク質をコードする遺伝子と融合させた標的遺伝子Yを適切な細胞に導入し、培養培地において被験物質の存在下で培養する。次いで、共焦点顕微鏡により所定の細胞内器官における蛍光シグナルを観察し、被験物質の非存在下での該器官における蛍光シグナルと比較すればよい。また、標的タンパク質Yに対する抗体を用いる免疫染色によっても、所定の細胞内器官に局在する標的タンパク質Yの量を測定できる。
さらに、標的遺伝子Yが可溶性(分泌)因子の遺伝子である場合には、動物における当該因子の血中濃度の変化に基づき、スクリーニング方法Iaが行われ得る。動物への被験物質の投与、動物からの採血、および因子の血中濃度の測定は、自体公知の方法により行われ得る。
スクリーニング方法Iaは、生理活性物質Xに関連する作用を調節し得る物質のスクリーニングを可能とする。従って、スクリーニング方法Iaは、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の予防・治療剤、並びに該疾患または該状態の研究用試薬の開発などに有用である。
2.1.2.標的タンパク質Yの発現または機能を調節し得ない被験物質を選択することを含む、生理活性物質Xに関連する作用を調節し得る物質のスクリーニング方法(スクリーニング方法Ib)
本発明は、被験物質が標的タンパク質Yの発現または機能を調節し得るか否かを評価し、標的タンパク質Yの発現または機能を調節し得ない被験物質を選択することを含む、生理活性物質Xに関連する作用(なかでも、既知標的分子に関連する作用)を調節し得る物質のスクリーニング方法を提供する。
スクリーニング方法Ibは、上述した方法論I〜IVの工程(c)において変化をもたらさない、あるいは結合能又は調節能を有しない被験物質を選択すること以外は、方法論I〜IVと同様に行われ得る。
スクリーニング方法Ibでは、用いられる被験物質が既知の標的分子の発現または機能を調節し得るものであり得る。従って、スクリーニング方法Ibは、被験物質が既知の標的分子の発現または機能を調節し得るか否かを評価することを含む、既知の標的分子に関連する作用を調節し得る物質のスクリーニング方法と組合せて用いることができる。既知の標的分子に関連する作用を調節し得る物質のスクリーニング方法は、上述したスクリーニング方法Iaと同様に行われ得る。
スクリーニング方法Ibは、既知標的分子に関連する作用の調節能を有し、且つ生理活性物質Xが示す副作用が低減した医薬の開発を可能とする。従って、スクリーニング方法Ibは、既知標的分子に関連する作用の調節能を有する既存医薬の改良などに有用である。
2.2.標的タンパク質Yに関連する機能を調節し得る物質のスクリーニング方法(スクリーニング方法II)
本発明は、標的タンパク質Yに対する生理活性物質Xの結合能またはそれに関連する作用に比して、標的タンパク質Yに対する被験物質の結合能またはそれに関連する作用を比較することを含む、標的タンパク質Yに関連する機能を調節し得る物質のスクリーニング方法を提供する。
本スクリーニング方法を、必要に応じて「スクリーニング方法II」と省略する。
一実施形態では、スクリーニング方法IIは、下記の工程(a)、(b)及び(c)を含む:
(a)被験物質を標的タンパク質Yに接触させる工程;
(b)被験物質の存在下における該タンパク質の機能レベルを測定し、該機能レベルを生理活性物質Xの存在下における該タンパク質の機能レベルと比較する工程;
(c)上記(b)の比較結果に基づいて、該タンパク質の機能レベルの変化をもたらす被験物質を選択する工程。
上記の工程(a)〜(c)を含む方法論は、工程(b)の比較対照が「被験物質の非存在下における標的タンパク質Yの機能レベル」ではなく「生理活性物質Xの存在下における標的タンパク質Yの機能レベル」であること以外は、方法論Iと同様である。
別の実施形態では、スクリーニング方法IIは、下記の工程(a)、(b)及び(c)を含む:
(a)被験物質と標的タンパク質Y又はそれをコードする遺伝子の発現を測定可能な細胞とを接触させる工程;
(b)被験物質を接触させた細胞における発現量を測定し、該発現量を生理活性物質Xを接触させた対照細胞における発現量と比較する工程;
(c)上記(b)の比較結果に基づいて、発現量を調節する被験物質を選択する工程。
上記の工程(a)〜(c)を含む方法論は、工程(b)の比較対照が「被験物質を接触させない対照細胞における発現量」ではなく「生理活性物質Xを接触させた対照細胞における発現量」であること以外は、方法論IIと同様である。
さらに別の実施形態では、スクリーニング方法IIは、下記の工程(a)、(b)及び(c)を含む:
(a)被験物質を標的タンパク質Yに接触させる工程;
(b)被験物質の該タンパク質に対する結合能を測定し、該結合能を生理活性物質Xの該タンパク質に対する結合能と比較する工程;
(c)上記(b)の結果に基づいて、該タンパク質に結合能を有する被験物質を選択する工程。
上記の工程(a)〜(c)を含む方法論は、工程(b)において「生理活性物質Xの標的タンパク質Yに対する結合能」を比較対照とすること以外は、方法論IIIと同様である。
スクリーニング方法IIは、例えば、標的タンパク質Yに関連する機能を調節し得る物質、あるいは標的タンパク質Yに対するプローブのスクリーニングなどを可能とする。従って、スクリーニング方法IIは、標的遺伝子Yに関連する疾患または状態の予防・治療剤、並びに該疾患または該状態の研究用試薬のスクリーニングなどに有用である。
2.3.スクリーニング方法により得られる成果物
本発明は、上記スクリーニング方法、例えばスクリーニング方法I、IIにより得られる成果物を提供する。
本発明のスクリーニング方法により提供される成果物は、本発明のスクリーニング方法により得られる物質、および該スクリーニング方法により得られる物質を含有してなる、生理活性の調節剤(後述)であり得る。
本発明のスクリーニング方法により提供される成果物は、例えば、生理活性物質Xに関連する疾患または状態、あるいは標的遺伝子Yに関連する疾患または状態の予防・治療に、あるいは該疾患または該状態の研究用試薬などとして有用である。
3.調節剤
本発明は、生理活性物質の標的遺伝子の発現または機能を調節する物質を含有してなる、生理活性の調節剤を提供する。本発明の調節剤は、調節される生理活性の観点から、生理活性物質Xに関連する作用の調節剤、および標的タンパク質Yに関連する機能の調節剤に大別できる。以下、それぞれの調節剤を詳述する。
3.1.生理活性物質Xに関連する作用の調節剤(調節剤I)
本発明は、標的遺伝子Yの発現又は機能を調節する物質を含有してなる、生理活性物質Xに関連する作用の調節剤を提供する。
本調節剤を、必要に応じて「調節剤I」と省略する。
標的遺伝子Yの発現又は機能を調節する物質は、例えば、標的遺伝子Yの発現を抑制する物質であり得る。発現とは、標的遺伝子Y翻訳産物が産生され且つ機能的な状態でその作用部位に局在することをいう。従って、発現を抑制する物質は、遺伝子の転写、転写後調節、翻訳、翻訳後修飾、局在化及びタンパク質フォールディング等の、いかなる段階で作用するものであってもよい。
詳細には、標的遺伝子Yの発現を抑制する物質としては、転写抑制因子、RNAポリメラーゼ阻害剤、RNA分解酵素、タンパク質合成阻害剤、核内移行阻害剤、タンパク質分解酵素、タンパク質変性剤等が例示されるが、細胞内で発現する他の遺伝子・タンパク質に及ぼす悪影響を最小限にするためには、標的分子に特異的に作用し得る物質であることが重要である。
標的遺伝子Yの発現を抑制する物質の例は、標的遺伝子Yの転写産物、詳細にはmRNAもしくは初期転写産物に対するアンチセンス核酸である。「アンチセンス核酸」とは、標的mRNA(初期転写産物)を発現する細胞の生理的条件下で該標的mRNA(初期転写産物)とハイブリダイズし得る塩基配列からなり、且つハイブリダイズした状態で該標的mRNA(初期転写産物)にコードされるポリペプチドの翻訳を阻害し得る核酸をいう。アンチセンス核酸の種類はDNAであってもRNAであってもよいし、あるいはDNA/RNAキメラであってもよい。また、天然型のアンチセンス核酸は、細胞中に存在する核酸分解酵素によってそのリン酸ジエステル結合が容易に分解されるので、本発明のアンチセンス核酸は、分解酵素に安定なチオリン酸型(リン酸結合のP=OをP=Sに置換)や2’−O−メチル型等の修飾ヌクレオチドを用いて合成もできる。アンチセンス核酸の設計に重要な他の要素として、水溶性及び細胞膜透過性を高めること等が挙げられるが、これらはリポソームやマイクロスフェアを使用するなどの剤形の工夫によっても克服できる。
アンチセンス核酸の長さは、標的遺伝子Yの転写産物と特異的にハイブリダイズし得る限り特に制限はなく、短いもので約15塩基程度、長いものでmRNA(初期転写産物)の全配列に相補的な配列を含むような配列であってもよい。合成の容易さや抗原性の問題等から、例えば約15塩基以上、好ましくは約15〜約30塩基からなるオリゴヌクレオチドが例示される。
アンチセンス核酸の標的配列は、アンチセンス核酸がハイブリダイズすることにより、標的遺伝子Yもしくはその機能的断片の翻訳が阻害される配列であれば特に制限はなく、mRNAの全配列であっても部分配列であってもよいし、あるいは初期転写産物のイントロン部分であってもよいが、アンチセンス核酸としてオリゴヌクレオチドを使用する場合は、標的配列は標的遺伝子YのmRNAの5’末端からコード領域のC末端までに位置することが望ましい。
さらに、アンチセンス核酸は、標的遺伝子Yの転写産物とハイブリダイズして翻訳を阻害するだけでなく、二本鎖DNA形態の標的遺伝子Yと結合して三重鎖(トリプレックス)を形成し、mRNAへの転写を阻害し得るものであってもよい。
標的遺伝子Yの発現を抑制する物質の別の例は、標的遺伝子Y転写産物、詳細にはmRNAもしくは初期転写産物を、コード領域の内部(初期転写産物の場合はイントロン部分を含む)で特異的に切断し得るリボザイムである。「リボザイム」とは核酸を切断する酵素活性を有するRNAをいうが、最近では当該酵素活性部位の塩基配列を有するオリゴDNAも同様に核酸切断活性を有することが明らかになっているので、本発明では配列特異的な核酸切断活性を有する限りDNAをも包含する概念として用いるものとする。リボザイムとして最も汎用性の高いものとしては、ウイロイドやウイルソイド等の感染性RNAに見られるセルフスプライシングRNAがあり、ハンマーヘッド型やヘアピン型等が知られている。また、リボザイムを、それをコードするDNAを含む発現ベクターの形態で使用する場合には、細胞質への移行を促進するために、tRNAを改変した配列をさらに連結したハイブリッドリボザイムとすることもできる[Nucleic Acids Res.,29(13):2780−2788(2001)]。
標的遺伝子Yの発現を抑制する物質のさらに別の例は、デコイ核酸である。デコイ核酸とは、転写調節因子が結合する領域を模倣する核酸分子をいい、標的遺伝子Yの発現を抑制する物質としてのデコイ核酸は、標的遺伝子Yに対する転写活性化因子が結合する領域を模倣する核酸分子であり得る。
デコイ核酸としては、例えば、リン酸ジエステル結合部分の酸素原子を硫黄原子で置換したチオリン酸ジエステル結合を有するオリゴヌクレオチド(S−オリゴ)、又はリン酸ジエステル結合の代わりに電荷を持たないメチルホスフェート基で置換したオリゴヌクレオチドなど、生体内でオリゴヌクレオチドが分解を受けにくくするために改変したオリゴヌクレオチドなどが挙げられる。デコイ核酸は転写活性化因子が結合する領域と完全に一致していてもよいが、標的遺伝子Yに対する転写活性化因子が結合し得る程度の同一性を保持していればよい。デコイ核酸の長さは転写活性化因子が結合する限り特に制限されない。また、デコイ核酸は、同一領域を反復して含んでいてもよい。
標的遺伝子Yの発現を抑制する物質のさらに別の例は、標的遺伝子Y転写産物、詳細にはmRNAもしくは初期転写産物のコード領域内の部分配列(初期転写産物の場合はイントロン部分を含む)に相補的な二本鎖オリゴRNA、いわゆるsiRNAである。短い二本鎖RNAを細胞内に導入するとそのRNAに相補的なmRNAが分解される、いわゆるRNA干渉(RNAi)と呼ばれる現象は、以前から線虫、昆虫、植物等で知られていたが、最近、この現象が動物細胞でも起こることが確認されたことから[Nature,411(6836):494−498(2001)]、リボザイムの代替技術として注目されている。siRNAとしては、後述の通り自ら合成したものを使用できるが、市販のものを用いてもよい。
アンチセンスオリゴヌクレオチド及びリボザイムは、標的遺伝子YのcDNA配列もしくはゲノミックDNA配列に基づいて標的遺伝子Y転写産物、詳細にはmRNAもしくは初期転写産物の標的配列を決定し、市販のDNA/RNA自動合成機(アプライド・バイオシステムズ社、ベックマン社等)を用いて、これに相補的な配列を合成することにより調製できる。デコイ核酸、siRNAは、センス鎖及びアンチセンス鎖をDNA/RNA自動合成機でそれぞれ合成し、適当なアニーリング緩衝液中、約90〜約95℃で約1分程度変性させた後、約30〜約70℃で約1〜約8時間アニーリングさせることにより調製できる。また、相補的なオリゴヌクレオチド鎖を交互にオーバーラップするように合成して、これらをアニーリングさせた後リガーゼでライゲーションすることにより、より長い二本鎖ポリヌクレオチドを調製できる。
標的遺伝子Yの発現を抑制する物質の別の例は、標的タンパク質Yに対する抗体である。該抗体は、ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体のいずれであってもよく、周知の免疫学的手法により作製できる。また、該抗体は、抗体のフラグメント(例えば、Fab、F(ab’))、組換え抗体(例えば、単鎖抗体)であってもよい。さらに、該抗体をコードする核酸(プロモーター活性を有する核酸に機能可能に連結されたもの)もまた、標的遺伝子Yの発現を抑制する物質として好ましい。
例えば、ポリクローナル抗体は、標的タンパク質Yあるいはそのフラグメント(必要に応じて、ウシ血清アルブミン、KLH(Keyhole Limpet Hemocyanin)等のキャリアタンパク質に架橋した複合体とすることもできる)を抗原として、市販のアジュバント(例えば、完全または不完全フロイントアジュバント)とともに、動物の皮下あるいは腹腔内に2〜3週間おきに2〜4回程度投与し(部分採血した血清の抗体価を公知の抗原抗体反応により測定し、その上昇を確認しておく)、最終免疫から約3〜約10日後に全血を採取して抗血清を精製することにより取得できる。抗原を投与する動物としては、ラット、マウス、ウサギ、ヤギ、モルモット、ハムスターなどの哺乳動物が挙げられる。
また、モノクローナル抗体は、細胞融合法(例えば、渡邊武、細胞融合法の原理とモノクローナル抗体の作成、谷内昭、高橋利忠編、「モノクローナル抗体とがん―基礎と臨床―」、第2−14頁、サイエンスフォーラム出版、1985年)により作製することができる。例えば、マウスに該因子を市販のアジュバントと共に2〜4回皮下あるいは腹腔内に投与し、最終投与の約3日後に脾臓あるいはリンパ節を採取し、白血球を採取する。この白血球と骨髄腫細胞(例えば、NS−1、P3X63Ag8など)を細胞融合して該因子に対するモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマを得る。細胞融合はPEG法[J.Immunol.Methods,81(2):223−228(1985)]でも電圧パルス法[Hybridoma,7(6):627−633(1988)]であってもよい。所望のモノクローナル抗体を産生するハイブリドーマは、周知のEIAまたはRIA法等を用いて抗原と特異的に結合する抗体を、培養上清中から検出することにより選択できる。モノクローナル抗体を産生するハイブリドーマの培養は、インビトロ、またはマウスもしくはラット、このましくはマウス腹水中等のインビボで行うことができ、抗体はそれぞれハイブリドーマの培養上清および動物の腹水から取得できる。
しかしながら、ヒトにおける治療効果と安全性を考慮すると、本発明の抗体は、キメラ抗体、ヒト化又はヒト型抗体であってもよい。キメラ抗体は、例えば「実験医学(臨時増刊号),Vol.6,No.10,1988」、特公平3−73280号公報等を、ヒト化抗体は、例えば特表平4−506458号公報、特開昭62−296890号公報等を、ヒト抗体は、例えば「Nature Genetics,Vol.15,p.146−156,1997」、「Nature Genetics,Vol.7,p.13−21,1994」、特表平4−504365号公報、国際出願公開WO94/25585号公報、「日経サイエンス、6月号、第40〜第50頁、1995年」、「Nature,Vol.368,p.856−859,1994」、特表平6−500233号公報等を参考にそれぞれ作製することができる。
標的遺伝子Yの発現又は機能を調節する物質はまた、標的遺伝子Yの機能を抑制する物質であり得る。
標的遺伝子Yの機能を抑制する物質としては、標的遺伝子Yの作用を妨げ得る物質である限り特に限定されないが、他の遺伝子・タンパク質に及ぼす悪影響を最小限にするためには、標的分子に特異的に作用し得る物質であることが重要である。標的遺伝子Yの機能を特異的に抑制する物質としては、標的タンパク質Yのドミナントネガティブ変異体、該変異体をコードする核酸(プロモーター活性を有する核酸に機能可能に連結されたもの)が例示される。
標的タンパク質Yのドミナントネガティブ変異体とは、標的タンパク質Yに対する変異の導入によりその活性が低減したものをいう。該ドミナントネガティブ変異体は、天然の標的タンパク質Yと競合することで間接的にその活性を阻害することができる。該ドミナントネガティブ変異体は、標的遺伝子Yをコードする核酸に変異を導入することによって作製することができる。変異としては、例えば、機能性ドメインにおける、当該ドメインが担う機能の低下をもたらすようなアミノ酸の変異(例えば、1以上のアミノ酸の欠失、置換、付加)が挙げられる。該変異は、PCRや公知のキットを用いる自体公知の方法により導入できる。
標的遺伝子Yの発現を抑制する物質が、核酸分子である場合、本発明の調節剤は、該核酸分子をコードする発現ベクターを有効成分とすることもできる。当該発現ベクターは、上記の核酸分子をコードするオリゴヌクレオチドもしくはポリヌクレオチドが、投与対象である哺乳動物の細胞内でプロモーター活性を発揮し得るプロモーターに機能的に連結されていなければならない。使用されるプロモーターは、投与対象である哺乳動物で機能し得るものであれば特に制限はないが、例えば、SV40由来初期プロモーター、サイトメガロウイルスLTR、ラウス肉腫ウイルスLTR、MoMuLV由来LTR、アデノウイルス由来初期プロモーター等のウイルスプロモーター、並びにβ−アクチン遺伝子プロモーター、PGK遺伝子プロモーター、トランスフェリン遺伝子プロモーター等の哺乳動物の構成タンパク質遺伝子プロモーターなどが挙げられる。
発現ベクターは、好ましくは核酸分子をコードするオリゴ(ポリ)ヌクレオチドの下流に転写終結シグナル、すなわちターミネーター領域を含有する。さらに、形質転換細胞選択のための選択マーカー遺伝子(テトラサイクリン、アンピシリン、カナマイシン、ハイグロマイシン、ホスフィノスリシン等の薬剤に対する抵抗性を付与する遺伝子、栄養要求性変異を相補する遺伝子等)をさらに含有することもできる。
発現ベクターとして使用される基本骨格のベクターは特に制限されないが、ヒト等の哺乳動物への投与に好適なベクターとしては、レトロウイルス、アデノウイルス、アデノ随伴ウイルス、ヘルペスウイルス、ワクシニアウイルス、ポックスウイルス、ポリオウイルス、シンドビスウイルス、センダイウイルス等のウイルスベクターが挙げられる。アデノウイルスは、遺伝子導入効率が極めて高く、非分裂細胞にも導入可能である等の利点を有する。但し、導入遺伝子の宿主染色体への組込みは極めて稀であるので、遺伝子発現は一過性で通常約4週間程度しか持続しない。治療効果の持続性を考慮すれば、比較的遺伝子導入効率が高く、非分裂細胞にも導入可能で、且つ逆位末端繰り返し配列(ITR)を介して染色体に組み込まれ得るアデノ随伴ウイルスの使用もまた好ましい。
標的タンパク質Yの発現又は機能を調節する物質はまた、トリメチルコルヒチン酸、アセノクマロール、アセトプロマジン、アセチルコリン、アクラルビシン、アクチノマイシンD、アデニン、アジュマリシン、アルベンダゾール、アラントイン、アロプリノール、アルベリン、アミカシン、アミノカプロン酸、6−ベンジルアミノプリン、アミオダロン、アミトリプチリン、アモキサピン、アンピシリン、アンプロリウム、アムリノン、アンチピリン、アルテミシン、アステミゾール、アトロピン−N−オキシド、バカンピシリン、バシトラシン、ベンフルオレクス、ベンペリドール、ベンザルコニウム、ベンズブロマロン、ベンゼトニウム、ベンズフェタミン、ベプリジル、ベルランビン、ベタネコール、ビククリン(+)、プレオマイシン、ボルジン、ブプロピオン、ブスルファン、カプレオマイシン、カルバマゼピン、カルビマゾール、セフィキシム、セフォニシド、セフォキシチン、セレスチンブルー、セントロフェノキシン、クロラムブシル、クロルヘキシジン、クロルプロパミド、クロモマイシンA3、シクロピロクス、シノキサシン、クレボプリド、クレミゾール、クレンブテロール、クリジニウム、クロベタゾン、クロファジミン、クロフィリウム、クロミフェン、クロナゼパム、クロペラスチン、クロチアゼパム、クロキサシリン、クロザピン、シアノコバラミン、シクロベンザプリン、シクロスポリンA、シプロヘプタジン、シタラビン、ダナゾール、ダントロレン、デフェロキサミン、デシプラミン、デキサメタゾン、ジアゼパム、ジブカイン、ジサイクロミン、ジダノシン、ジフロラゾン、ジギトキシゲニン、ジギトキシン、ジヒドロエルゴクリスチン、ジヒドロエルゴタミン、ジヒドロストレプトマイシン、ジメンヒドリナート、ジピリダモール、DO897/99、ドンペリドン、ドスレピン、ドキサゾシン、ドキセピン、ドキソルビシン、ドロペリドール、エブルナモニン、エコナゾール、エリプチシン、エリスロマイシン、エタンブトール、エチステロン、フェルバメート、フェンベンダゾール、フェンジリン、フェノフィブラート、フラボキサート、フルドロコルチゾン、フルナリジン、フルペンチキソール、フルフェナジン、フルボキサミン、ホスカルネット、フシジン酸、GBR12909、グラフェニン、グリセオフルビン、グアンファシン、ハルマリン、ヘキソバルビタール、ヒカントン、ヒダントイン、ヒドラスチニン、ヒドロキシクロロキン、イプロニアジド、イソコナゾール、イソソルビド、イソクスプリン、イベルメクチン、ケタミン、ケリン、ラナトシドC、レバミゾール、チロキシンL、リドカイン、リオチロニン、ロメフロキサシン、ロペラミド、ロキサピン、マプロチリン、メベンダゾール、メブヒドロリン、メクロジン、メフロキン、メゲストロール、メルファラン、メフェンテルミン、メゾリダジン、メタンピシリン、メトエルゴタミン、メタゾラミド、チアマゾール、メチオニンスルフォキシミン(L)、メトトリメプラジン、メトキシフェナミン、メチレンブルー、メチキセン、メトクロプラミド、メキシレチン、ミアンセリン、ミコナゾール、ミフェプリストン、ミノキシジル、ミソプロストール、ミコフェノール酸、ナルブフィン、ナファゾリン、ニクロサミド、ニフェナゾン、ニフルム酸、ノコダゾール、ノルシクロベンザプリン、ノルエピネフリン、ノルフロキサシン、ノルハルマン、ノルトリプチリン、ノボビオシン、オキサンテル、オキサゼパム、オキセサゼイン、オキソリン酸、パクリタキセル、パルマチン、パンテノール、パロキセチン、ペプスタチンA、ペルヘキシリン、フェネルジン、フェントラミン、フェニルブタゾン、ピマルシン、ピメチキセン、ピモジド、ピペリン、ピロキシカム、プリカミシン、プラゼパム、プラゾシン、プレグネノロン、プレニラミン、プリロカイン、プロカイン、プロクロルペラジン、プログルミド、プロメタジン、プロペリシアジン、プロプラノロール、ピューロマイシン、ケルセチン、キナクリン、レシナミン、リトドリン、サリチルアミド、サントニン、サキナビル、セコバルビタール、セロトニン、スペクチノマイシン、SR−95639A、ストレプトマイシン、ストロファンチン、スルファジアジン、スルファジメトキシン、スルファサラジン、スリンダク、スロクチジル、シロシンゴピン、タクリン、タモキシフェン、テラゾシン、テルフェナジン、テトラカイン、テトラヒドロアルストニン、チアベンダゾール、チオペンタール、チオリダジン、チオチキセン(cis)、チアプリド、チアプロフェン酸、トラザミド、トルメチン、トマチジン、トラニルシプロミン、トリクロルホン、トリフロペラジン、トリゴネリン、トリメタジオン、トリミプラミン、トロレアンドマイシン、トロロックス、バンコマイシン、ビガバトリン、ヴィロキサジン、ビンクリスチン、ビンポセチン、ワルファリン、キシラジン、ザプリナスト、ジピロン、チアラミド、ニメタゼパム、臭化メチルアニソトロピン、クロモグリク酸、エバスチン、オザグレル、プランルカスト、デスラノシド、硝酸イソソルビド、ニコランジル、イルソグラジン、ピオグリタゾン、メストラノール、ヒドロキシプロゲステロン、メチルテストステロン、テルグリド、スタノゾロール、FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)、フィトナジオン、ジメルカプロール、レバロルファン、ピロミド酸、フルニソリド、ナフトピジル、トリベノシド、フルオシノニド、ジフルプレドナート、プロピオン酸アルクロメタゾン、プロポフォール、フラジオマイシン、キタサマイシン、スルファドキシン、6−メルカプトプリンリボシド、ドキシフルリジン、ビンデシン、エピルビシン、ペプロマイシン、セレコキシブ、スルマゾール、アポスコポラミン、アベルメクチンB1A、ソラソジン、エボキシン、ナノフィン(cis)、スキミアニン、レメリン、テトラヒドロベルベリン(DL)、グラベオリン、ベラトロイルジガデニン、フルオロクラーリン、ペンピジン、カラコリン、アカセチン、塩化メチルベンゼトニウム、1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジン、プラモキシン、チメロサール、スルファニルアミド、スルファキノキサリン、フルメタゾン、スルファピリジン、ストリキニーネ、アレキシジン、ポドフィロトキシン、ハロプロジン、ラサロシド、ブタカイン、テトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレート、インドプロフェン、カルベノキソロン、エトプロパジン、ラロキシフェン、5−メチルヒダントイン(D)、5−アザシチジン、ゲフィチニブ、カルボプロスト、スルファモキソール、アロバルビタール、または標的タンパク質Yに結合能を有するそれらの誘導体(後述)、あるいはそれらの塩であり得る。
調節剤Iは、標的遺伝子Yの発現又は機能を調節する物質に加え、任意の担体、例えば医薬上許容され得る担体を含むことができる。
医薬上許容され得る担体としては、例えば、ショ糖、デンプン、マンニット、ソルビット、乳糖、グルコース、セルロース、タルク、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム等の賦形剤、セルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリプロピルピロリドン、ゼラチン、アラビアゴム、ポリエチレングリコール、ショ糖、デンプン等の結合剤、デンプン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、ナトリウム−グリコール−スターチ、炭酸水素ナトリウム、リン酸カルシウム、クエン酸カルシウム等の崩壊剤、ステアリン酸マグネシウム、エアロジル、タルク、ラウリル硫酸ナトリウム等の滑剤、クエン酸、メントール、グリシルリシン・アンモニウム塩、グリシン、オレンジ粉等の芳香剤、安息香酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、メチルパラベン、プロピルパラベン等の保存剤、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酢酸等の安定剤、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ステアリン酸アルミニウム等の懸濁剤、界面活性剤等の分散剤、水、生理食塩水、オレンジジュース等の希釈剤、カカオ脂、ポリエチレングリコール、白灯油等のベースワックスなどが挙げられるが、それらに限定されるものではない。
経口投与に好適な製剤は、水、生理食塩水、オレンジジュースのような希釈液に有効量の物質を溶解させた液剤、有効量の物質を固体や顆粒として含んでいるカプセル剤、サッシェ剤または錠剤、適当な分散媒中に有効量の物質を懸濁させた懸濁液剤、有効量の物質を溶解させた溶液を適当な分散媒中に分散させ乳化させた乳剤等である。
非経口的な投与(例えば、皮下注射、筋肉注射、局所注入、腹腔内投与など)に好適な製剤としては、水性および非水性の等張な無菌の注射液剤があり、これには抗酸化剤、緩衝液、制菌剤、等張化剤等が含まれていてもよい。また、水性および非水性の無菌の懸濁液剤が挙げられ、これには懸濁剤、可溶化剤、増粘剤、安定化剤、防腐剤等が含まれていてもよい。当該製剤は、アンプルやバイアルのように単位投与量あるいは複数回投与量ずつ容器に封入することができる。また、有効成分および医薬上許容され得る担体を凍結乾燥し、使用直前に適当な無菌のビヒクルに溶解または懸濁すればよい状態で保存することもできる。
調節剤Iの投与量は、有効成分の活性や種類、病気の重篤度、投与対象となる動物種、投与対象の薬物受容性、体重、年齢等によって異なり一概に云えないが、通常、成人1日あたり有効成分量として約0.001〜約500mg/kgである。
調節剤Iは、生理活性物質Xに関連する作用の調節、例えば抑制又は促進を可能とする。従って、調節剤Iは、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の予防・治療に、並びに該疾患または該状態の研究用試薬などに有用である。
3.2.標的タンパク質Yに関連する機能の調節剤(調節剤II)
本発明は、生理活性物質Xを含有してなる標的タンパク質Yに関連する機能の調節剤を提供する。
本調節剤を、必要に応じて「調節剤II」と省略する。
生理活性物質Xは、トリメチルコルヒチン酸、アセノクマロール、アセトプロマジン、アセチルコリン、アクラルビシン、アクチノマイシンD、アデニン、アジュマリシン、アルベンダゾール、アラントイン、アロプリノール、アルベリン、アミカシン、アミノカプロン酸、6−ベンジルアミノプリン、アミオダロン、アミトリプチリン、アモキサピン、アンピシリン、アンプロリウム、アムリノン、アンチピリン、アルテミシン、アステミゾール、アトロピン−N−オキシド、バカンピシリン、バシトラシン、ベンフルオレクス、ベンペリドール、ベンザルコニウム、ベンズブロマロン、ベンゼトニウム、ベンズフェタミン、ベプリジル、ベルランビン、ベタネコール、ビククリン(+)、ブレオマイシン、ボルジン、ブプロピオン、ブスルファン、カプレオマイシン、カルバマゼピン、カルビマゾール、セフィキシム、セフォニシド、セフォキシチン、セレスチンブルー、セントロフェノキシン、クロラムブシル、クロルヘキシジン、クロルプロパミド、クロモマイシンA3、シクロピロクス、シノキサシン、クレボプリド、クレミゾール、クレンブテロール、クリジニウム、クロベタゾン、クロファジミン、クロフィリウム、クロミフェン、クロナゼパム、クロペラスチン、クロチアゼパム、クロキサシリン、クロザピン、シアノコバラミン、シクロベンザプリン、シクロスポリンA、シプロヘプタジン、シタラビン、ダナゾール、ダントロレン、デフェロキサミン、デシプラミン、デキサメタゾン、ジアゼパム、ジブカイン、ジサイクロミン、ジダノシン、ジフロラゾン、ジギトキシゲニン、ジギトキシン、ジヒドロエルゴクリスチン、ジヒドロエルゴタミン、ジヒドロストレプトマイシン、ジメンヒドリナート、ジピリダモール、DO897/99、ドンペリドン、ドスレピン、ドキサゾシン、ドキセピン、ドキソルビシン、ドロペリドール、エブルナモニン、エコナゾール、エリプチシン、エリスロマイシン、エタンブトール、エチステロン、フェルバメート、フェンベンダゾール、フェンジリン、フェノフィブラート、フラボキサート、フルドロコルチゾン、フルナリジン、フルペンチキソール、フルフェナジン、フルボキサミン、ホスカルネット、フシジン酸、GBR12909、グラフェニン、グリセオフルビン、グアンファシン、ハルマリン、ヘキソバルビタール、ヒカントン、ヒダントイン、ヒドラスチニン、ヒドロキシクロロキン、イプロニアジド、イソコナゾール、イソソルビド、イソクスプリン、イベルメクチン、ケタミン、ケリン、ラナトシドC、レバミゾール、チロキシンL、リドカイン、リオチロニン、ロメフロキサシン、ロペラミド、ロキサピン、マプロチリン、メベンダゾール、メブヒドロリン、メクロジン、メフロキン、メゲストロール、メルファラン、メフェンテルミン、メゾリダジン、メタンピシリン、メトエルゴタミン、メタゾラミド、チアマゾール、メチオニンスルフォキシミン(L)、メトトリメプラジン、メトキシフェナミン、メチレンブルー、メチキセン、メトクロプラミド、メキシレチン、ミアンセリン、ミコナゾール、ミフェプリストン、ミノキシジル、ミソプロストール、ミコフェノール酸、ナルブフィン、ナファゾリン、ニクロサミド、ニフェナゾン、ニフルム酸、ノコダゾール、ノルシクロベンザプリン、ノルエピネフリン、ノルフロキサシン、ノルハルマン、ノルトリプチリン、ノボビオシン、オキサンテル、オキサゼパム、オキセサゼイン、オキソリン酸、パクリタキセル、パルマチン、パンテノール、パロキセチン、ペプスタチンA、ペルヘキシリン、フェネルジン、フェントラミン、フェニルブタゾン、ピマルシン、ピメチキセン、ピモジド、ピペリン、ピロキシカム、プリカミシン、プラゼパム、プラゾシン、プレグネノロン、プレニラミン、プリロカイン、プロカイン、プロクロルペラジン、プログルミド、プロメタジン、プロペリシアジン、プロプラノロール、ピューロマイシン、ケルセチン、キナクリン、レシナミン、リトドリン、サリチルアミド、サントニン、サキナビル、セコバルビタール、セロトニン、スペクチノマイシン、SR−95639A、ストレプトマイシン、ストロファンチン、スルファジアジン、スルファジメトキシン、スルファサラジン、スリンダク、スロクチジル、シロシンゴピン、タクリン、タモキシフェン、テラゾシン、テルフェナジン、テトラカイン、テトラヒドロアルストニン、チアベンダゾール、チオペンタール、チオリダジン、チオチキセン(cis)、チアプリド、チアプロフェン酸、トラザミド、トルメチン、トマチジン、トラニルシプロミン、トリクロルホン、トリフロペラジン、トリゴネリン、トリメタジオン、トリミプラミン、トロレアンドマイシン、トロロックス、バンコマイシン、ビガバトリン、ヴィロキサジン、ビンクリスチン、ビンポセチン、ワルファリン、キシラジン、ザプリナスト、ジピロン、チアラミド、ニメタゼパム、臭化メチルアニソトロピン、クロモグリク酸、エバスチン、オザグレル、プランルカスト、デスラノシド、硝酸イソソルビド、ニコランジル、イルソグラジン、ピオグリタゾン、メストラノール、ヒドロキシプロゲステロン、メチルテストステロン、テルグリド、スタノゾロール、FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)、フィトナジオン、ジメルカプロール、レバロルファン、ピロミド酸、フルニソリド、ナフトピジル、トリベノシド、フルオシノニド、ジフルプレドナート、プロピオン酸アルクロメタゾン、プロポフォール、フラジオマイシン、キタサマイシン、スルファドキシン、6−メルカプトプリンリボシド、ドキシフルリジン、ビンデシン、エピルビシン、ペプロマイシン、セレコキシブ、スルマゾール、アポスコポラミン、アベルメクチンB1A、ソラソジン、エポキシン、ナノフィン(cis)、スキミアニン、レメリン、テトラヒドロベルベリン(DL)、グラベオリン、ベラトロイルジガデニン、フルオロクラーリン、ペンピジン、カラコリン、アカセチン、塩化メチルベンゼトニウム、1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジン、プラモキシン、チメロサール、スルファニルアミド、スルファキノキサリン、フルメタゾン、スルファピリジン、ストリキニーネ、アレキシジン、ポドフィロトキシン、ハロプロジン、ラサロシド、ブタカイン、テトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレート、インドプロフェン、カルベノキソロン、エトプロパジン、ラロキシフェン、5−メチルヒダントイン(D)、5−アザシチジン、ゲフィチニブ、カルボプロスト、スルファモキソール、アロバルビタール、または標的タンパク質Yに結合能を有するそれらの誘導体(後述)、あるいはそれらの塩であり得る。
調節剤IIは、生理活性物質Xに加え、任意の担体、例えば、医薬上許容され得る担体を含むことができる。調節剤IIの投与量は、調節剤Iと同様である。
調節剤IIは、標的タンパク質Yに関連する機能の調節、例えば抑制又は促進を可能とする。従って、調節剤IIは、標的遺伝子Yに関連する疾患または状態の予防・治療に、並びに該疾患の研究用試薬などに有用である。
4.誘導体の製造方法、および該方法により得られる成果物
4.1.誘導体の製造方法
本発明は、標的遺伝子の発現または機能を調節し得るように生理活性物質を誘導体化することを含む、生理活性物質の誘導体の製造方法を提供する。
誘導体化とは、リード化合物中の特定の原子または基を、他の原子または基で置換することにより得られる化合物、あるいはリード化合物に対する付加反応により得られる化合物を仮想的に、または実際に合成することを意味する。例えば、リード化合物は、生理活性物質Xであり得る。
生理活性物質Xの誘導体化は、標的遺伝子Yの発現または機能の調節能を保持するように、必要に応じて、得られる誘導体の水溶性/脂溶性、安定性、体内動態、バイオアベイラビリティー、毒性等のその他の性質についても考慮するように行われ得る。生理活性物質Xの誘導体化は、例えば、標的遺伝子Yの発現または機能の調節能を向上し得るように誘導体化され得る。生理活性物質Xの誘導体化はまた、標的タンパク質Yに関連する機能を調節し得るように誘導体化され得る。
標的遺伝子Yの発現または機能の調節能を保持するような生理活性物質Xの誘導体化は、例えば、SBDD(Structure−Based Drug Design:SBDD)、CADD(Computer−Aided Drug Design)に基づいて行われ得る。このような設計の例としては、バーチャルスクリーニング、de novoデザイン、ファーマコフォー分析、QSAR(Quantitative Structure Activity Relationship)などが挙げられる。このような設計の際にタンパク質自体、あるいはタンパク質の標的部位の立体構造の情報が必要とされる場合、NMR、X線結晶解析、放射光解析等の構造解析法により立体構造が判明しているならばその情報が使用され、立体構造が判明していないならばhomology法、Threading法等の構造予測法により得られる情報などが使用される。また、バーチャルスクリーニングでは、自体公知のプログラムを用いることができ、このようなプログラムとしては、例えば、DOCK(Kuntz,I.D.et al.,Science,1992,257,1078)、Gold(Jones,G.et al.,J.Mol.Biol.,1995,245,43)、FlexX(Rarey,M.et al.,J.Mol.Biol.,1996,261,470)、AtutoDock(Morris,G.M.et al.,J.Comput.Chem.,1998,19,1639)、ICM(Abagyan,R.A.et al.,J.Comput.Chem.,1994,15,488)などが挙げられる。
標的遺伝子Yの発現または機能の調節能を保持するような生理活性物質Xの誘導体化はまた、例えば、生物学的検証(インビトロまたはインビボ方法)に基づいて行われ得る。この場合、例えば、上述の方法論I〜IVが用いられ得る。さらに、上述したSBDD、CADD等の方法と生物学的検証とを併用してもよい。
誘導体の製造のため置換される生理活性物質X(リード化合物)中の特定の原子は、リード化合物中に存在する原子である限り限定されず、例えば、水素原子、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、酸素原子、硫黄原子、窒素原子、炭素原子などが挙げられる。
誘導体の製造のため置換される生理活性物質X中の特定の基は、生理活性物質X中に存在する基である限り限定されず、例えば分子量1〜500、好ましくは分子量1〜300、より好ましくは分子量1〜200、最も好ましくは分子量1〜100の基であり得る。該特定の基としては、例えば、置換されていてもよいC〜C炭化水素基、置換されていてもよいC〜Cアシル基、置換されていてもよい芳香族または非芳香族のC〜C14炭化水素環基、あるいは置換されていてもよい芳香族または非芳香族のC〜C14複素環基、アミノ基、炭素数1〜4のアルキル基あるいは炭素数2〜8のアシル基でモノあるいはジ置換されたアミノ基、アミジノ基、カルバモイル基、炭素数1〜4のアルキル基でモノあるいはジ置換されたカルバモイル基、スルファモイル基、炭素数1〜4のアルキル基でモノあるいはジ置換されたスルファモイル基、カルボキシル基、炭素数2〜8のアルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルコキシ基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数2〜5のアルケニルオキシ基、炭素数3〜7のシクロアルキルオキシ基、炭素数7〜9のアラルキルオキシ基、炭素数6〜14のアリールオキシ基、チオール基、1〜3個のハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数7〜9のアラルキルチオ基、炭素数6〜14のアリールチオ基、スルホ基、シアノ基、アジド基、ニトロ基、ニトロソ基などが挙げられる。
置換されていてもよいC〜C炭化水素基は、例えば、置換されていてもよいC〜Cアルキル基、置換されていてもよいC〜Cアルケニル基、置換されていてもよいC〜Cアルキニル基であり得る。
置換されていてもよいC〜Cアルキル基のC〜Cアルキル基としては、直鎖または分岐鎖のいずれでもよく、好ましくは炭素数1〜6であり、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル等が挙げられる。
置換されていてもよいC〜Cアルケニル基のC〜Cアルケニル基としては、直鎖または分岐鎖のいずれでもよく、好ましくは炭素数2〜6であり、例えば、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル等が挙げられる。
置換されていてもよいC〜Cアルキニル基のC〜Cアルキニル基としては、直鎖または分岐鎖のいずれでもよく、好ましくは炭素数2〜6であり、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル等が挙げられる。
置換されていてもよいC〜Cアシル基のC〜Cアシル基としては、直鎖または分岐鎖のいずれでもよく、好ましくは炭素数2〜6であり、例えば、ホルミル、アセチル、プロピノイル、ブタノイル、2−メチルプロピノイル等が挙げられる。
置換されていてもよい芳香族C〜C14炭化水素環基の芳香族C〜C14炭化水素環基としては、単環式、二環式または三環式のいずれでもよく、好ましくは炭素数3〜12であり、例えば、フェニル、ナフチルが挙げられる。
置換されていてもよい非芳香族C〜C14炭化水素環基の非芳香族C〜C14炭化水素環基としては、飽和または不飽和の単環式、二環式または三環式のいずれでもよく、好ましくは炭素数3〜12であり、例えば、シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル)、シクロアルケニル基(例えば、2−シクロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−1−イル)、シクロアルカジエニル基(例えば、2,4−シクロペンタジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサジエン−1−イル、2,5−シクロヘキサジエン−1−イル)等が挙げられる。
置換されていてもよい芳香族C〜C14複素環基の芳香族C〜C14複素環基としては、環構成原子として炭素原子以外に酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1〜5個含有する単環式、二環式または三環式の芳香族複素環基であり、好ましくは炭素数3〜12である。単環式芳香族C〜C14複素環基の例としては、フリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサジアゾリル、フラザニル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニルなどが挙げられる。また、2環式または3環式の芳香族複素環基の例としては、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾ[b]チエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、1H−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリル、キナゾリル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、プテリジニル、カルバゾリル、α−カルボニリル、β−カルボニリル、γ−カルボニリル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、インドリジニル、ピロロ[1,2−b]ピリダジニル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジル、イミダゾ[1,2−a]ピリジル、イミダゾ[1,5−a]ピリジル、イミダゾ[1,2−b]ピリダジニル、イミダゾ[1,2−a]ピリミジニル、1,2,4−トリアゾロ[4,3−a]ピリジル、1,2,4−トリアゾロ[4,3−b]ピリダジニルなどが挙げられる。
置換されていてもよい非芳香族C〜C14複素環基の非芳香族C〜C14複素環基としては、環構成原子として炭素原子以外に酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘテロ原子を1〜5個含有する単環式、二環式または三環式の飽和又は不飽和の複素環基であり、好ましくは炭素数3〜12であり、例えば、オキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、ピロリジニル、ピペリジノ、モルホリノ、チオモルホリノなどが挙げられる。
置換されていてもよい任意の基における置換基の種類は、誘導体の製造のため置換される生理活性物質X中の特定の基(上述)と同様であり得る。
誘導体の製造のため置換される生理活性物質X中の特定の原子または基の数は、製造される誘導体が、遺伝子Yの発現または機能の調節能を有し得る限り、例えば標的タンパク質Yに結合能を有する限り特に限定されないが、例えば1〜10個、好ましくは1〜5個、より好ましくは1〜3個、さらにより好ましくは1〜2個、最も好ましくは1個であり得る。
置換に使用される特定の原子または基(即ち、置換部位に導入される原子または基)の種類は、誘導体の製造のため置換される生理活性物質X中の特定の原子または基と同様であり得る。
誘導体の製造のため生理活性物質Xに付加される原子または基(即ち、付加反応に使用される原子または基)は、誘導体の製造のため置換される生理活性物質X中の特定の原子または基(上述)のうち、付加反応が可能なもの、例えば、水素原子、ハロゲン原子等の原子、求核試薬または求電子試薬として作用し得る基である。
誘導体の製造のため生理活性物質Xに付加される原子または基の数は、製造される誘導体が、遺伝子Yの発現または機能の調節能を有し得る限り、例えば標的タンパク質Yに結合能を有する限り特に限定されないが、例えば6個未満、好ましくは4個未満、より好ましくは2個未満であり得る。
本発明の製造方法は、例えば、生理活性物質Xに関連する疾患または状態あるいは標的遺伝子Yに関連する疾患または状態の予防・治療剤、あるいは該疾患または該状態の研究用試薬の開発などに有用である。
4.2.誘導体の製造方法により得られる成果物
本発明は、上記誘導体の製造方法により得られる成果物を提供する。
上記製造方法により提供される成果物は、本発明の製造方法により得られる生理活性物質Xの誘導体、および該誘導体を含有してなる、生理活性の調節剤(上述)であり得る。
上記製造方法により提供される成果物は、例えば、生理活性物質Xに関連する疾患または状態、あるいは標的遺伝子Yに関連する疾患または状態の予防・治療に、あるいは該疾患または該状態の研究用試薬などとして有用である。
5.複合体、及びその製造方法
本発明は、生理活性物質とその標的タンパク質とを含む複合体を提供する。
生理活性物質は、例えば、上述した生理活性物質Xであり得る。詳細には、生理活性物質Xは、トリメチルコルヒチン酸、アセノクマロール、アセトプロマジン、アセチルコリン、アクラルビシン、アクチノマイシンD、アデニン、アジュマリシン、アルベンダゾール、アラントイン、アロプリノール、アルベリン、アミカシン、アミノカプロン酸、6−ベンジルアミノプリン、アミオダロン、アミトリプチリン、アモキサピン、アンピシリン、アンプロリウム、アムリノン、アンチピリン、アルテミシン、アステミゾール、アトロピン−N−オキシド、バカンピシリン、バシトラシン、ベンフルオレクス、ベンペリドール、ベンザルコニウム、ベンズブロマロン、ベンゼトニウム、ベンズフェタミン、ベプリジル、ベルランビン、ベタネコール、ビククリン(+)、ブレオマイシン、ボルジン、ブプロピオン、ブスルファン、カプレオマイシン、カルバマゼピン、カルビマゾール、セフィキシム、セフォニシド、セフォキシチン、セレスチンブルー、セントロフェノキシン、クロラムブシル、クロルヘキシジン、クロルプロパミド、クロモマイシンA3、シクロピロクス、シノキサシン、クレボプリド、クレミゾール、クレンブテロール、クリジニウム、クロベタゾン、クロファジミン、クロフィリウム、クロミフェン、クロナゼパム、クロペラスチン、クロチアゼパム、クロキサシリン、クロザピン、シアノコバラミン、シクロベンザプリン、シクロスポリンA、シプロヘプタジン、シタラビン、ダナゾール、ダントロレン、デフェロキサミン、デシプラミン、デキサメタゾン、ジアゼパム、ジブカイン、ジサイクロミン、ジダノシン、ジフロラゾン、ジギトキシゲニン、ジギトキシン、ジヒドロエルゴクリスチン、ジヒドロエルゴタミン、ジヒドロストレプトマイシン、ジメンヒドリナート、ジピリダモール、DO897/99、ドンペリドン、ドスレピン、ドキサゾシン、ドキセピン、ドキソルビシン、ドロペリドール、エブルナモニン、エコナゾール、エリプチシン、エリスロマイシン、エタンブトール、エチステロン、フェルバメート、フェンベンダゾール、フェンジリン、フェノフィブラート、フラボキサート、フルドロコルチゾン、フルナリジン、フルペンチキソール、フルフェナジン、フルボキサミン、ホスカルネット、フシジン酸、GBR12909、グラフェニン、グリセオフルビン、グアンファシン、ハルマリン、ヘキソバルビタール、ヒカントン、ヒダントイン、ヒドラスチニン、ヒドロキシクロロキン、イプロニアジド、イソコナゾール、イソソルビド、イソクスプリン、イベルメクチン、ケタミン、ケリン、ラナトシドC、レバミゾール、チロキシンL、リドカイン、リオチロニン、ロメフロキサシン、ロペラミド、ロキサピン、マプロチリン、メベンダゾール、メブヒドロリン、メクロジン、メフロキン、メゲストロール、メルファラン、メフェンテルミン、メゾリダジン、メタンピシリン、メトエルゴタミン、メタゾラミド、チアマゾール、メチオニンスルフォキシミン(L)、メトトリメプラジン、メトキシフェナミン、メチレンブルー、メチキセン、メトクロプラミド、メキシレチン、ミアンセリン、ミコナゾール、ミフェプリストン、ミノキシジル、ミソプロストール、ミコフェノール酸、ナルブフィン、ナファゾリン、ニクロサミド、ニフェナゾン、ニフルム酸、ノコダゾール、ノルシクロベンザプリン、ノルエピネフリン、ノルフロキサシン、ノルハルマン、ノルトリプチリン、ノボビオシン、オキサンテル、オキサゼパム、オキセサゼイン、オキソリン酸、パクリタキセル、パルマチン、パンテノール、パロキセチン、ペプスタチンA、ペルヘキシリン、フェネルジン、フェントラミン、フェニルブタゾン、ピマルシン、ピメチキセン、ピモジド、ピペリン、ピロキシカム、プリカミシン、プラゼパム、プラゾシン、プレグネノロン、プレニラミン、プリロカイン、プロカイン、プロクロルペラジン、プログルミド、プロメタジン、プロペリシアジン、プロプラノロール、ピューロマイシン、ケルセチン、キナクリン、レシナミン、リトドリン、サリチルアミド、サントニン、サキナビル、セコバルビタール、セロトニン、スペクチノマイシン、SR−95639A、ストレプトマイシン、ストロファンチン、スルファジアジン、スルファジメトキシン、スルファサラジン、スリンダク、スロクチジル、シロシンゴピン、タクリン、タモキシフェン、テラゾシン、テルフェナジン、テトラカイン、テトラヒドロアルストニン、チアベンダゾール、チオペンタール、チオリダジン、チオチキセン(cis)、チアプリド、チアプロフェン酸、トラザミド、トルメチン、トマチジン、トラニルシプロミン、トリクロルホン、トリフロペラジン、トリゴネリン、トリメタジオン、トリミプラミン、トロレアンドマイシン、トロロックス、バンコマイシン、ビガバトリン、ヴィロキサジン、ビンクリスチン、ビンポセチン、ワルファリン、キシラジン、ザプリナスト、ジピロン、チアラミド、ニメタゼパム、臭化メチルアニソトロピン、クロモグリク酸、エバスチン、オザグレル、プランルカスト、デスラノシド、硝酸イソソルビド、ニコランジル、イルソグラジン、ピオグリタゾン、メストラノール、ヒドロキシプロゲステロン、メチルテストステロン、テルグリド、スタノゾロール、FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)、フィトナジオン、ジメルカプロール、レバロルファン、ピロミド酸、フルニソリド、ナフトピジル、トリベノシド、フルオシノニド、ジフルプレドナート、プロピオン酸アルクロメタゾン、プロポフォール、フラジオマイシン、キタサマイシン、スルファドキシン、6−メルカプトプリンリボシド、ドキシフルリジン、ビンデシン、エピルビシン、ペプロマイシン、セレコキシブ、スルマゾール、アポスコポラミン、アベルメクチンB1A、ソラソジン、エボキシン、ナノフィン(cis)、スキミアニン、レメリン、テトラヒドロベルベリン(DL)、グラベオリン、ベラトロイルジガデニン、フルオロクラーリン、ペンピジン、カラコリン、アカセチン、塩化メチルベンゼトニウム、1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジン、プラモキシン、チメロサール、スルファニルアミド、スルファキノキサリン、フルメタゾン、スルファピリジン、ストリキニーネ、アレキシジン、ポドフィロトキシン、ハロプロジン、ラサロシド、ブタカイン、テトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレート、インドプロフェン、カルベノキソロン、エトプロパジン、ラロキシフェン、5−メチルヒダントイン(D)、5−アザシチジン、ゲフィチニブ、カルボプロスト、スルファモキソール、アロバルビタール、あるいは標的タンパク質Yに結合能を有するそれらの誘導体であり得る。生理活性物質Xの種類は、標的タンパク質Yの種類に応じて適宜選択され得る。
生理活性物質の標的タンパク質は、例えば、上述した標的タンパク質Yであり得る。詳細には、標的タンパク質Yは、配列番号1〜146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントであり得る。複合体の形成に用いられる標的タンパク質Yの種類は、生理活性物質Xの種類に応じて適宜選択され得る。
一実施形態では、本発明の複合体は、トリメチルコルヒチン酸、アセノクマロール、アセトプロマジン、アセチルコリン、アクラルビシン、アクチノマイシンD、アデニン、アジュマリシン、アルベンダゾール、アラントイン、アロプリノール、アルベリン、アミカシン、アミノカプロン酸、6−ベンジルアミノプリン、アミオダロン、アミトリプチリン、アモキサピン、アンピシリン、アンプロリウム、アムリノン、アンチピリン、アルテミシン、アステミゾール、アトロピン−N−オキシド、バカンピシリン、バシトラシン、ベンフルオレクス、ベンペリドール、ベンザルコニウム、ベンズブロマロン、ベンゼトニウム、ベンズフェタミン、ベプリジル、ベルランビン、ベタネコール、ビククリン(+)、ブレオマイシン、ボルジン、ブプロピオン、ブスルファン、カプレオマイシン、カルバマゼピン、カルビマゾール、セフィキシム、セフォニシド、セフォキシチン、セレスチンブルー、セントロフェノキシン、クロラムブシル、クロルヘキシジン、クロルプロパミド、クロモマイシンA3、シクロピロクス、シノキサシン、クレボプリド、クレミゾール、クレンブテロール、クリジニウム、クロベタゾン、クロファジミン、クロフィリウム、クロミフェン、クロナゼパム、クロペラスチン、クロチアゼパム、クロキサシリン、クロザピン、シアノコバラミン、シクロベンザプリン、シクロスポリンA、シプロヘプタジン、シタラビン、ダナゾール、ダントロレン、デフェロキサミン、デシプラミン、デキサメタゾン、ジアゼパム、ジブカイン、ジサイクロミン、ジダノシン、ジフロラゾン、ジギトキシゲニン、ジギトキシン、ジヒドロエルゴクリスチン、ジヒドロエルゴタミン、ジヒドロストレプトマイシン、ジメンヒドリナート、ジピリダモール、DO897/99、ドンペリドン、ドスレピン、ドキサゾシン、ドキセピン、ドキソルビシン、ドロペリドール、エブルナモニン、エコナゾール、エリプチシン、エリスロマイシン、エタンブトール、エチステロン、フェルバメート、フェンベンダゾール、フェンジリン、フェノフィブラート、フラボキサート、フルドロコルチゾン、フルナリジン、フルペンチキソール、フルフェナジン、フルボキサミン、ホスカルネット、フシジン酸、GBR12909、グラフェニン、グリセオフルビン、グアンファシン、ハルマリン、ヘキソバルビタール、ヒカントン、ヒダントイン、ヒドラスチニン、ヒドロキシクロロキン、イプロニアジド、イソコナゾール、イソソルビド、イソクスプリン、イベルメクチン、ケタミン、ケリン、ラナトシドC、レバミゾール、チロキシンL、リドカイン、リオチロニン、ロメフロキサシン、ロペラミド、ロキサピン、マプロチリン、メベンダゾール、メブヒドロリン、メクロジン、メフロキン、メゲストロール、メルファラン、メフェンテルミン、メゾリダジン、メタンピシリン、メトエルゴタミン、メタゾラミド、チアマゾール、メチオニンスルフォキシミン(L)、メトトリメプラジン、メトキシフェナミン、メチレンブルー、メチキセン、メトクロプラミド、メキシレチン、ミアンセリン、ミコナゾール、ミフェプリストン、ミノキシジル、ミソプロストール、ミコフェノール酸、ナルブフィン、ナファゾリン、ニクロサミド、ニフェナゾン、ニフルム酸、ノコダゾール、ノルシクロベンザプリン、ノルエピネフリン、ノルフロキサシン、ノルハルマン、ノルトリプチリン、ノボビオシン、オキサンテル、オキサゼパム、オキセサゼイン、オキソリン酸、パクリタキセル、パルマチン、パンテノール、パロキセチン、ペプスタチンA、ペルヘキシリン、フェネルジン、フェントラミン、フェニルブタゾン、ピマルシン、ピメチキセン、ピモジド、ピペリン、ピロキシカム、プリカミシン、プラゼパム、プラゾシン、プレグネノロン、プレニラミン、プリロカイン、プロカイン、プロクロルペラジン、プログルミド、プロメタジン、プロペリシアジン、プロプラノロール、ピューロマイシン、ケルセチン、キナクリン、レシナミン、リトドリン、サリチルアミド、サントニン、サキナビル、セコバルビタール、セロトニン、スペクチノマイシン、SR−95639A、ストレプトマイシン、ストロファンチン、スルファジアジン、スルファジメトキシン、スルファサラジン、スリンダク、スロクチジル、シロシンゴピン、タクリン、タモキシフェン、テラゾシン、テルフェナジン、テトラカイン、テトラヒドロアルストニン、チアベンダゾール、チオペンタール、チオリダジン、チオチキセン(cis)、チアプリド、チアプロフェン酸、トラザミド、トルメチン、トマチジン、トラニルシプロミン、トリクロルホン、トリフロペラジン、トリゴネリン、トリメタジオン、トリミプラミン、トロレアンドマイシン、トロロックス、バンコマイシン、ビガバトリン、ヴィロキサジン、ビンクリスチン、ビンポセチン、ワルファリン、キシラジン、ザプリナスト、ジピロン、チアラミド、ニメタゼパム、臭化メチルアニソトロピン、クロモグリク酸、エバスチン、オザグレル、プランルカスト、デスラノシド、硝酸イソソルビド、ニコランジル、イルソグラジン、ピオグリタゾン、メストラノール、ヒドロキシプロゲステロン、メチルテストステロン、テルグリド、スタノゾロール、FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)、フィトナジオン、ジメルカプロール、レバロルファン、ピロミド酸、フルニソリド、ナフトピジル、トリベノシド、フルオシノニド、ジフルプレドナート、プロピオン酸アルクロメタゾン、プロポフォール、フラジオマイシン、キタサマイシン、スルファドキシン、6−メルカプトプリンリボシド、ドキシフルリジン、ビンデシン、エピルビシン、ペプロマイシン、セレコキシブ、スルマゾール、アボスコポラミン、アベルメクチンB1A、ソラソジン、エボキシン、ナノフィン(cis)、スキミアニン、レメリン、テトラヒドロベルベリン(DL)、グラベオリン、ベラトロイルジガデニン、フルオロクラーリン、ペンピジン、カラコリン、アカセチン、塩化メチルベンゼトニウム、1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジン、プラモキシン、チメロサール、スルファニルアミド、スルファキノキサリン、フルメタゾン、スルファピリジン、ストリキニーネ、アレキシジン、ポドフィロトキシン、ハロプロジン、ラサロシド、ブタカイン、テトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレート、インドプロフェン、カルベノキソロン、エトプロパジン、ラロキシフェン、5−メチルヒダントイン(D)、5−アザシチジン、ゲフィチニブ、カルボプロスト、スルファモキソール、アロバルビタール、あるいは標的タンパク質に結合能を有するそれらの誘導体と、その標的タンパク質との組合せに従う複合体であり得る。
別の実施形態では、本発明の複合体は、配列番号1〜146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質又はその相同タンパク質あるいはそれらのバリアントと、該タンパク質に結合能を有する生理活性物質との組合せに従う複合体であり得る。
本発明の複合体は、好ましくは、上記(a1)〜(a338)あるいは上記(b1)〜(b146)のいずれかの組合せに従う複合体であり得るが、より好ましくは下記(c1)〜(c338)のいずれかの組合せに従う複合体であり得る:
(c1)トリメチルコルヒチン酸と、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c2)アセノクマロールと、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c3)アセトプロマジンと、配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c4)アセチルコリンと、配列番号2、配列番号122で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c5)アクラルビシンと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c6)アクチノマイシンDと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c7)アデニンと、配列番号65で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c8)アジュマリシンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c9)アルベンダゾールと、配列番号37、配列番号69、配列番号72、配列番号98、配列番号128で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c10)アラントインと、配列番号110で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c11)アロプリノールと、配列番号134で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c12)アルベリンと、配列番号4、配列番号28で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c13)アミカシンと、配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c14)アミノカプロン酸と、配列番号130で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c15)6−ベンジルアミノプリンと、配列番号23で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c16)アミオダロンと、配列番号37、配列番号83、配列番号92、配列番号94、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c17)アミトリプチリンと、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c18)アモキサピンと、配列番号13、配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c19)アンピシリンと、配列番号106で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c20)アンプロリウムと、配列番号88で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c21)アムリノンと、配列番号60で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c22)アンチピリンと、配列番号35、配列番号47、配列番号55、配列番号63で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c23)アルテミシンと、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c24)アステミゾールと、配列番号83、配列番号100で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c25)アトロピン−N−オキシドと、配列番号59で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c26)バカンピシリンと、配列番号8で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c27)バシトラシンと、配列番号14、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c28)ベンフルオレクスと、配列番号2で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c29)ベンペリドールと、配列番号27、配列番号48で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c30)ベンザルコニウムと、配列番号138で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c31)ベンズブロマロンと、配列番号69で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c32)ベンゼトニウムと、配列番号18で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c33)ベンズフェタミンと、配列番号76、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c34)ベプリジルと、配列番号96で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c35)ベルランビンと、配列番号4で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c36)ベタネコールと、配列番号30で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c37)ビククリン(+)と、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c38)ブレオマイシンと、配列番号25、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c39)ボルジンと、配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c40)ブプロピオンと、配列番号53、配列番号66、配列番号82で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c41)ブスルファンと、配列番号89で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c42)カプレオマイシンと、配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c43)カルバマゼピンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c44)カルビマゾールと、配列番号60、配列番号67で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c45)セフィキシムと、配列番号140で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c46)セフォニシドと、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c47)セフォキシチンと、配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c48)セレスチンブルーと、配列番号5、配列番号19、配列番号24、配列番号127、配列番号134、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c49)セントロフェノキシンと、配列番号25、配列番号57で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c50)クロラムブシルと、配列番号69、配列番号75、配列番号92で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c51)クロルヘキシジンと、配列番号37、配列番号100、配列番号104、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c52)クロルプロパミドと、配列番号120で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c53)クロモマイシンA3と、配列番号14、配列番号33、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c54)シクロピロクスと、配列番号19、配列番号118、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c55)シノキサシンと、配列番号109で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c56)クレボプリドと、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c57)クレミゾールと、配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c58)クレンブテロールと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c59)クリジニウムと、配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c60)クロベタゾンと、配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c61)クロファジミンと、配列番号8、配列番号64、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c62)クロフィリウムと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c63)クロミフェンと、配列番号69、配列番号92、配列番号100、配列番号114、配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c64)クロナゼパムと、配列番号122で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c65)クロペラスチンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c66)クロチアゼパムと、配列番号21、配列番号95、配列番号98、配列番号141で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c67)クロキサシリンと、配列番号101で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c68)クロザピンと、配列番号45で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c69)シアノコバラミンと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c70)シクロベンザプリンと、配列番号13、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c71)シクロスポリンAと、配列番号76、配列番号81、配列番号131で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c72)シプロヘプタジンと、配列番号21、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c73)シタラビンと、配列番号44で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c74)ダナゾールと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c75)ダントロレンと、配列番号57で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c76)デフェロキサミンと、配列番号121で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c77)デシプラミンと、配列番号87、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c78)デキサメタゾンと、配列番号22で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c79)ジアゼパムと、配列番号20で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c80)ジブカインと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c81)ジサイクロミンと、配列番号13、配列番号32、配列番号94、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c82)ジダノシンと、配列番号44で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c83)ジフロラゾンと、配列番号117で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c84)ジギトキシゲニンと、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c85)ジギトキシンと、配列番号116、配列番号121で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c86)ジヒドロエルゴクリスチンと、配列番号3、配列番号8、配列番号37、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c87)ジヒドロエルゴタミンと、配列番号3、配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c88)ジヒドロストレプトマイシンと、配列番号58、配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c89)ジメンヒドリナートと、配列番号103で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c90)ジピリダモールと、配列番号19、配列番号97で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c91)DO897/99と、配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c92)ドンペリドンと、配列番号124で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c93)ドスレピンと、配列番号13、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c94)ドキサゾシンと、配列番号8、配列番号37、配列番号75、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c95)ドキセピンと、配列番号4、配列番号13、配列番号28、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c96)ドキソルビシンと、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c97)ドロペリドールと、配列番号108で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c98)エブルナモニンと、配列番号53で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c99)エコナゾールと、配列番号98、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c100)エリプチシンと、配列番号64、配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c101)エリスロマイシンと、配列番号40で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c102)エタンブトールと、配列番号66で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c103)エチステロンと、配列番号110で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c104)フェルバメートと、配列番号120で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c105)フェンベンダゾールと、配列番号39、配列番号69、配列番号75、配列番号92、配列番号98、配列番号136、配列番号145で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c106)フェンジリンと、配列番号95、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c107)フェノフィブラートと、配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c108)フラボキサートと、配列番号37、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c109)フルドロコルチゾンと、配列番号9で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c110)フルナリジンと、配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c111)フルペンチキソールと、配列番号83、配列番号92、配列番号100、配列番号104、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c112)フルフェナジンと、配列番号60で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c113)フルボキサミンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c114)ホスカルネットと、配列番号10、配列番号50、配列番号125で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c115)フシジン酸と、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c116)GBR12909と、配列番号81、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c117)グラフェニンと、配列番号13、配列番号32、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c118)グリセオフルビンと、配列番号4、配列番号19、配列番号126で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c119)グアンファシンと、配列番号4、配列番号89で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c120)ハルマリンと、配列番号79で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c121)ヘキソバルビタールと、配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c122)ヒカントンと、配列番号132で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c123)ヒダントインと、配列番号139で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c124)ヒドラスチニンと、配列番号43で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c125)ヒドロキシクロロキンと、配列番号32、配列番号59、配列番号70で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c126)イプロニアジドと、配列番号142で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c127)イソコナゾールと、配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c128)イソソルビドと、配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c129)イソクスプリンと、配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c130)イベルメクチンと、配列番号83、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c131)ケタミンと、配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c132)ケリンと、配列番号98、配列番号137で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c133)ラナトシドCと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c134)レバミゾールと、配列番号29で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c135)チロキシンLと、配列番号75、配列番号80、配列番号145、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c136)リドカインと、配列番号59で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c137)リオチロニンと、配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c138)ロメフロキサシンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c139)ロペラミドと、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c140)ロキサピンと、配列番号64で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c141)マプロチリンと、配列番号4、配列番号13、配列番号28、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c142)メベンダゾールと、配列番号7、配列番号11、配列番号37、配列番号42、配列番号72、配列番号75、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c143)メブヒドロリンと、配列番号5で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c144)メクロジンと、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c145)メフロキンと、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c146)メゲストロールと、配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c147)メルファランと、配列番号106で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c148)メフェンテルミンと、配列番号125で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c149)メゾリダジンと、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c150)メタンピシリンと、配列番号110、配列番号142で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c151)メトエルゴタミンと、配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c152)メタゾラミドと、配列番号140で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c153)チアマゾールと、配列番号26、配列番号86、配列番号90、配列番号107、配列番号111で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c154)メチオニンスルフォキシミン(L)と、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c155)メトトリメプラジンと、配列番号13、配列番号21、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c156)メトキシフェナミンと、配列番号48で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c157)メチレンブルーと、配列番号51で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c158)メチキセンと、配列番号92、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c159)メトクロプラミドと、配列番号15、配列番号133で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c160)メキシレチンと、配列番号16で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c161)ミアンセリンと、配列番号21、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c162)ミコナゾールと、配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c163)ミフェプリストンと、配列番号83、配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c164)ミノキシジルと、配列番号28で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c165)ミソプロストールと、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c166)ミコフェノール酸と、配列番号35で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c167)ナルブフィンと、配列番号122で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c168)ナファゾリンと、配列番号46で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c169)ニクロサミドと、配列番号101で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c170)ニフェナゾンと、配列番号24で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c171)ニフルム酸と、配列番号95、配列番号98、配列番号104、配列番号145で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c172)ノコダゾールと、配列番号42、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c173)ノルシクロベンザプリンと、配列番号81、配列番号92で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c174)ノルエピネフリンと、配列番号20で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c175)ノルフロキサシンと、配列番号25、配列番号64、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c176)ノルハルマンと、配列番号79で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c177)ノルトリプチリンと、配列番号13、配列番号21、配列番号45、配列番号95、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c178)ノボビオシンと、配列番号37、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c179)オキサンテルと、配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c180)オキサゼパムと、配列番号75、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c181)オキセサゼインと、配列番号47、配列番号113で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c182)オキソリン酸と、配列番号71、配列番号86で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c183)パクリタキセルと、配列番号102、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c184)パルマチンと、配列番号61で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c185)パンテノールと、配列番号8、配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c186)パロキセチンと、配列番号98、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c187)ペプスタチンAと、配列番号131で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c188)ペルヘキシリンと、配列番号2、配列番号13、配列番号21、配列番号95、配列番号141で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c189)フェネルジンと、配列番号19で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c190)フェントラミンと、配列番号59で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c191)フェニルブタゾンと、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c192)ピマルシンと、配列番号25で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c193)ピメチキセンと、配列番号91で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c194)ピモジドと、配列番号26、配列番号37、配列番号39、配列番号63、配列番号83、配列番号127で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c195)ピペリンと、配列番号64、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c196)ピロキシカムと、配列番号95、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c197)プリカミシンと、配列番号14、配列番号20、配列番号81、配列番号105、配列番号121で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c198)プラゼパムと、配列番号141で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c199)プラゾシンと、配列番号37、配列番号98、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c200)プレグネノロンと、配列番号52で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c201)プレニラミンと、配列番号37、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c202)プリロカインと、配列番号4、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c203)プロカインと、配列番号35、配列番号112で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c204)プロクロルペラジンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c205)プログルミドと、配列番号51、配列番号96で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c206)プロメタジンと、配列番号68で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c207)プロペリシアジンと、配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c208)プロプラノロールと、配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c209)ピューロマイシンと、配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c210)ケルセチンと、配列番号140で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c211)キナクリンと、配列番号120で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c212)レシナミンと、配列番号83、配列番号91、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c213)リトドリンと、配列番号56で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c214)サリチルアミドと、配列番号71で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c215)サントニンと、配列番号89で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c216)サキナビルと、配列番号100で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c217)セコバルビタールと、配列番号44で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c218)セロトニンと、配列番号1で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c219)スペクチノマイシンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c220)SR−95639Aと、配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c221)ストレプトマイシンと、配列番号123で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c222)ストロファンチンと、配列番号58で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c223)スルファジアジンと、配列番号130で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c224)スルファジメトキシンと、配列番号22、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c225)スルファサラジンと、配列番号64、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c226)スリンダクと、配列番号35で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c227)スロクチジルと、配列番号15、配列番号69、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c228)シロシンゴピンと、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c229)タクリンと、配列番号16、配列番号56で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c230)タモキシフェンと、配列番号2、配列番号83、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c231)テラゾシンと、配列番号2、配列番号37、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c232)テルフェナジンと、配列番号19、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c233)テトラカインと、配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c234)テトラヒドロアルストニンと、配列番号17、配列番号96、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c235)チアベンダゾールと、配列番号19で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c236)チオペンタールと、配列番号91で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c237)チオリダジンと、配列番号8、配列番号29、配列番号37、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c238)チオチキセン(cis)と、配列番号144で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c239)チアプリドと、配列番号122で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c240)チアプロフェン酸と、配列番号86で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c241)トラザミドと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c242)トルメチンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c243)トマチジンと、配列番号8、配列番号39、配列番号74、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c244)トラニルシプロミンと、配列番号34、配列番号51、配列番号130で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c245)トリクロルホンと、配列番号113で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c246)トリフロペラジンと、配列番号36、配列番号100、配列番号114で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c247)トリゴネリンと、配列番号43で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c248)トリメタジオンと、配列番号86で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c249)トリミプラミンと、配列番号95で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c250)トロレアンドマイシンと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c251)トロロックスと、配列番号73で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c252)バンコマイシンと、配列番号25で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c253)ビガバトリンと、配列番号99で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c254)ヴィロキサジンと、配列番号4、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c255)ビンクリスチンと、配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c256)ビンポセチンと、配列番号126で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c257)ワルファリンと、配列番号37で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c258)キシラジンと、配列番号41で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c259)ザプリナストと、配列番号97で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c260)ジピロンと、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c261)チアラミドと、配列番号120で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c262)ニメタゼパムと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c263)臭化メチルアニソトロピンと、配列番号29、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c264)クロモグリク酸と、配列番号100で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c265)エバスチンと、配列番号80、配列番号83、配列番号119、配列番号127、配列番号146で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c266)オザグレルと、配列番号54で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c267)プランルカストと、配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c268)デスラノシドと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c269)硝酸イソソルビドと、配列番号31で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c270)ニコランジルと、配列番号22、配列番号130で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c271)イルソグラジンと、配列番号52で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c272)ピオグリタゾンと、配列番号2、配列番号72、配列番号80、配列番号140で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c273)メストラノールと、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c274)ヒドロキシプロゲステロンと、配列番号105で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c275)メチルテストステロンと、配列番号38で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c276)テルグリドと、配列番号135で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c277)スタノゾロールと、配列番号102、配列番号145で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c278)FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)と、配列番号33、配列番号76、配列番号81で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c279)フィトナジオンと、配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c280)ジメルカプロールと、配列番号143で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c281)レバロルファンと、配列番号84で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c282)ピロミド酸と、配列番号63で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c283)フルニソリドと、配列番号70で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c284)ナフトピジルと、配列番号136で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c285)トリベノシドと、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c286)フルオシノニドと、配列番号117で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c287)ジフルプレドナートと、配列番号117で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c288)プロピオン酸アルクロメタゾンと、配列番号102で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c289)プロポフォールと、配列番号77で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c290)フラジオマイシンと、配列番号93で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c291)キタサマイシンと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c292)スルファドキシンと、配列番号38、配列番号116で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c293)6−メルカプトプリンリボシドと、配列番号63で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c294)ドキシフルリジンと、配列番号85で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c295)ビンデシンと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c296)エピルビシンと、配列番号64、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c297)ペプロマイシンと、配列番号25、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c298)セレコキシブと、配列番号18で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c299)スルマゾールと、配列番号135、配列番号41で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c300)アポスコポラミンと、配列番号91で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c301)アベルメクチンB1Aと、配列番号107で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c302)ソラソジンと、配列番号39、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c303)エボキシンと、配列番号5、配列番号137で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c304)ナノフィン(cis)と、配列番号12で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c305)スキミアニンと、配列番号5で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c306)レメリンと、配列番号81で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c307)テトラヒドロベルベリン(DL)と、配列番号80で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c308)グラベオリンと、配列番号69、配列番号80、配列番号136、配列番号145で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c309)ベラトロイルジガデニンと、配列番号76で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c310)フルオロクラーリンと、配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c311)ペンピジンと、配列番号6で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c312)カラコリンと、配列番号62で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c313)アカセチンと、配列番号39で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c314)塩化メチルベンゼトニウムと、配列番号18、配列番号47、配列番号83、配列番号94で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c315)1−[(4−クロロフェニル)フェニル−メチル]−4−メチルピペラジンと、配列番号92で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c316)プラモキシンと、配列番号95、配列番号124で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c317)チメロサールと、配列番号129で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c318)スルファニルアミドと、配列番号1で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c319)スルファキノキサリンと、配列番号49で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c320)フルメタゾンと、配列番号19で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c321)スルファピリジンと、配列番号98、配列番号137で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c322)ストリキニーネと、配列番号129で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c323)アレキシジンと、配列番号83で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c324)ポドフィロトキシンと、配列番号67で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c325)ハロプロジンと、配列番号69で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c326)ラサロシドと、配列番号10で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c327)ブタカインと、配列番号32で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c328)テトラヒドロキシ−1,4−キノンモノハイドレートと、配列番号1で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c329)インドプロフェンと、配列番号17で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c330)カルベノキソロンと、配列番号93、配列番号104で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c331)エトプロパジンと、配列番号62、配列番号78で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c332)ラロキシフェンと、配列番号64、配列番号65で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c333)5−メチルヒダントイン(D)と、配列番号107で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c334)5−アザシチジンと、配列番号109で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c335)ゲフィチニブと、配列番号115で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c336)カルボプロストと、配列番号26で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c337)スルファモキソールと、配列番号139で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ;
(c338)アロバルビタールと、配列番号12、配列番号で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質との組合せ。
本発明はまた、生理活性物質とその標的タンパク質とを接触させることを含む、生理活性物質とその標的タンパク質とを含む複合体の製造方法を提供する。該接触は、例えば、溶液中での生理活性物質、標的タンパク質の混合により行われ得る。
本発明の複合体、及び当該複合体の製造方法は、例えば、本発明のスクリーニング方法、本発明の誘導体の製造方法を行う際に、あるいは、複合体の構造解析を行い、生理活性物質とその標的タンパク質との相互作用の様式を精査する場合などに有用であり得る。
6.キット
本発明は、生理活性物質またはその塩を含むキットを提供する。
一実施形態では、本発明のキットは、以下(i)、(ii)を含む:
(i)生理活性物質またはその塩;
(ii)生理活性物質の標的タンパク質、該タンパク質をコードする核酸、該核酸を含む発現ベクター、生理活性物質の標的遺伝子の発現を測定可能な細胞、あるいは生理活性物質の標的遺伝子の転写調節領域及び該領域に機能可能に連結されたレポーター遺伝子を含む発現ベクター。
本発明のキットが生理活性物質の標的タンパク質を含む場合、該タンパク質は生理活性物質と複合体を形成していない状態にある。
生理活性物質、その標的タンパク質・標的遺伝子、および生理活性物質とその標的タンパク質との組合せは、上述の通りである(例えば、「5.複合体、及びその製造方法」を参照)。また、発現ベクター、生理活性物質の標的遺伝子の発現を測定可能な細胞、生理活性物質の標的遺伝子の転写調節領域及び該領域に機能可能に連結されたレポーター遺伝子についても、上述と同様である(例えば、「2.スクリーニング方法、及び該方法により得られる成果物」を参照)。
本発明の上記キットは、例えば、本発明のスクリーニング方法、本発明の誘導体の製造方法、並びに本発明の複合体の製造方法を行う際などに有用であり得る。
7.疾患または状態の発症または発症リスクの判定方法および判定用キット
本発明は、所定の疾患または状態の発症または発症リスクの判定方法・判定用キットを提供する。本発明の判定方法・判定用キットは、発現量の測定、および多型の測定に基づく判定方法・判定用キットに大別でき、さらに、発症または発症リスクの判定が所望される疾患または状態の観点から、生理活性物質Xに関連する疾患または状態、ならびに標的遺伝子Yに関連する疾患または状態の発症または発症リスクの判定方法・判定用キットに分類できる。以下、それぞれの判定方法・判定用キットを詳述する。なお、必要に応じて、「標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子の発現」については、「標的タンパク質Yの発現」あるいは「標的遺伝子Yの発現」と、「標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子の機能」については、「標的タンパク質Yの機能」あるいは「標的遺伝子Yの機能」と省略する場合がある。
7.1.標的遺伝子Yの発現量の測定に基づく、疾患または状態の発症または発症リスクの判定方法および判定用キット
7.1.1.標的遺伝子Yの発現量の測定に基づく、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の発症または発症リスクの判定方法(判定方法I)
本発明は、標的遺伝子Yの発現量を測定することを含む、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の発症または発症リスクの判定方法を提供する。
本判定方法を、必要に応じて「判定方法I」と省略する。
一実施形態では、判定方法Iは、以下の工程(a)、(b)を含む:
(a)動物から採取した生体試料において標的遺伝子Yの発現量を測定する工程;
(b)標的遺伝子Yの発現量に基づき生理活性物質Xに関連する疾患または状態の発症または発症可能性を評価する工程。
上記(a)〜(b)の工程を含む方法論を、必要に応じて「方法論V」と省略する。
方法論Vの工程(a)では、動物から採取した生体試料において標的遺伝子Yの発現量が測定される。動物は特に限定されないが、哺乳動物および鳥類が好ましく、哺乳動物がより好ましい。哺乳動物としては、例えば、マウス、ラット、ハムスター、モルモット、ウサギ等の実験動物、ブタ、ウシ、ヤギ、ウマ、ヒツジ等の家畜、イヌ、ネコ等のペット、サル、オランウータン、チンパンジー、ヒト等の霊長類が挙げられる。鳥類としては、例えば、ニワトリ、ウズラ、シチメンチョウ、ダチョウが挙げられる。
生体試料は、標的遺伝子Yの発現組織を含む試料、あるいは分泌された標的タンパク質Yを含む試料である限り特に限定されない。標的遺伝子Yの発現組織を含む試料は、標的遺伝子Yの種類に応じて異なる。標的遺伝子Yの発現組織は、例えば、H−Inv DBを使用して調べることができる。また、分泌された標的タンパク質Yを含む試料は、標的遺伝子Yの種類に応じて異なるが、例えば、血液、血漿、血清、唾液、脳脊髄液、涙液、尿であり得る。
本工程では、動物から事前に採取された生体試料が用いられるが、勿論、本方法論Vは、動物から生体試料を採取する工程をさらに含むことができる。動物からの生体試料の採取は、自体公知の方法により行われ得る。
標的遺伝子Yの発現量は、標的遺伝子Yの産物、例えば転写産物又は翻訳産物を対象として自体公知の方法により測定できる。例えば、転写産物の発現量は、細胞からtotal RNAを調製し、RT−PCR、ノザンブロッティング等により測定され得る。また、翻訳産物の発現量は、細胞から抽出液を調製し、免疫学的手法により測定され得る。免疫学的手法としては、放射性同位元素免疫測定法(RIA法)、ELISA法(Methods in Enzymol.70:419−439(1980))、蛍光抗体法などが使用できる。
方法論Vの工程(b)では、標的遺伝子Yの発現量に基づき、動物が生理活性物質Xに関連する疾患または状態に罹患しているか否かが評価される。詳細には、先ず、測定された標的遺伝子Yの発現量が、生理活性物質Xに関連する疾患または状態に罹患していない動物(例えば、正常な動物)における標的遺伝子Yの発現量と比較される。発現量の比較は、好ましくは、有意差の有無に基づいて行われる。生理活性物質Xに関連する疾患または状態に罹患していない動物における標的遺伝子Yの発現量は、自体公知の方法により決定できる。
次いで、標的遺伝子Yの発現量の比較結果より、動物が生理活性物質Xに関連する疾患または状態に罹患している可能性があるか否か、あるいは将来的に罹患する可能性が高いか低いかが判断される。生理活性物質Xに関連する疾患または状態と標的遺伝子Yとの組合せは上述の通りである。特定の疾患を発症した動物では、当該疾患に関連する遺伝子の発現の変化がしばしば観察されることが知られている。また、特定の疾患の発症前に、特定の遺伝子の発現の変化がしばしば観察されることが知られている。従って、標的遺伝子Yの発現量の解析より、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の発症あるいは発症可能性を判断することが可能である。
判定方法Iは、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の有無、あるいは該疾患または状態に罹患する可能性の判定を可能とする。従って、判定方法Iは、例えば、該疾患または状態の容易且つ早期の発見などに有用である。
7.1.2.標的遺伝子Yの発現量の測定に基づく、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の発症または発症リスクの判定用キット(判定用キットI)
本発明は、判定方法Iを容易に行うことを可能とする判定用キットを提供する。
本判定用キットを、必要に応じて「判定用キットI」と省略する。
一実施形態では、判定用キットIは、以下(i)、(ii)を含む:
(i)標的遺伝子Yの発現量を測定し得る手段;
(ii)生理活性物質Xに関連する疾患または状態と標的遺伝子Yの発現量との関係を記録した媒体。
該キットは、生体試料を動物から採取し得る手段、あるいは標的遺伝子Yの転写産物または標的タンパク質Yなどをさらに含んでいてもよい。
標的遺伝子Yの発現量を測定し得る手段は、標的遺伝子Yの発現量を定量可能である限り特に限定されず、例えば標的タンパク質Yを定量可能な手段、標的遺伝子Y転写産物を定量可能な手段に大別される。該手段は、標識用物質で標識されていてもよい。また、該手段が標識用物質で標識されていない場合、本発明の判定用キットは、該標識用物質をさらに含むこともできる。標識用物質は上述の通りである。
詳細には、標的タンパク質Yを定量可能な手段としては、標的タンパク質Yに対する抗体(上述)、生理活性物質Xなどが挙げられる。標的タンパク質Yに対する抗体、生理活性物質Xは、プレート等の基板上に固定された形態で提供されてもよい。
また、標的遺伝子Y転写産物を定量可能な手段としては、標的遺伝子Y転写産物に対する核酸プローブ、標的遺伝子Y転写産物を増幅可能なプライマー対などが挙げられる。核酸プローブ、プライマー対は、転写産物抽出用試薬とともに提供されてもよい。
標的遺伝子Y転写産物に対する核酸プローブは、標的遺伝子Y転写産物の量を測定可能である限り特に限定されない。該プローブはDNA、RNAのいずれでもよいが、安定性等を考慮するとDNAが好ましい。また、該プローブは、1本鎖又は2本鎖のいずれであってもよい。該プローブのサイズは、標的遺伝子Yの転写産物を検出可能である限り特に限定されないが、好ましくは約15〜1000bp、より好ましくは約50〜500bpである。該プローブは、マイクロアレイのように基板上に固定された形態で提供されてもよい。
標的遺伝子Yを増幅可能なプライマー対は、検出可能なサイズのヌクレオチド断片が増幅されるように選択される。検出可能なサイズのヌクレオチド断片は、例えば約100bp以上、好ましくは約200bp以上、より好ましくは約500bp以上の長さを有し得る。プライマーのサイズは、標的遺伝子Yを増幅可能な限り特に限定されないが、好ましくは約15〜100bp、より好ましくは約18〜50bp、さらにより好ましくは約20〜30bpであり得る。標的遺伝子Y転写産物を定量可能な手段が標的遺伝子Yを増幅可能なプライマー対である場合、判定キットは、逆転写酵素をさらに含むことができる。
生理活性物質Xに関連する疾患または状態と標的遺伝子Yの発現量との関係を記録した媒体は、生理活性物質Xに関連する疾患または状態に罹患した動物と罹患していない動物との標的遺伝子Yの発現量の差異を記録したものであり得る。媒体は、例えば、書面、あるいはフレキシブルディスク、CD、DVD、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり得る。生理活性物質Xに関連する疾患または状態に罹患した動物における標的遺伝子Yの発現量は、該疾患または該状態に罹患していない動物に比し、増加または低下し得る。
生体試料を動物から採取し得る手段は、動物から生体試料を入手可能である限り特に限定されないが、例えば、注射器等の採血用器具、生検針、生検紺子等の生検器具、メス、はさみ等の外科用器具などが挙げられる。
標的遺伝子Y転写産物または標的タンパク質Yは、例えばコントロールとして用いられ得る。
判定用キットIは、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の有無、あるいは該疾患または状態に罹患する可能性の判定を可能とする。従って、判定用キットIは、例えば、該疾患または状態の容易且つ早期の発見などに有用である。
7.2.標的遺伝子Yの多型の測定に基づく、疾患または状態の発症リスクの判定方法および判定用キット
7.2.1.標的遺伝子Yの多型の測定に基づく、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の発症リスクの判定方法(判定方法II)
本発明は、標的遺伝子Yの多型を測定することを含む、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の発症リスクの判定方法を提供する。
本判定方法を、必要に応じて「判定方法II」と省略する。
一実施形態では、判定方法IIは、以下の工程(a)、(b)を含む:
(a)動物から採取した生体試料において標的遺伝子Yの多型を測定する工程;
(b)多型のタイプに基づき生理活性物質Xに関連する疾患または状態の発症可能性を評価する工程。
上記(a)〜(b)の工程を含む方法論を、必要に応じて「方法論VI」と省略する。
方法論VIの工程(a)では、動物から採取された生体試料において標的遺伝子Yの多型のタイプが測定される。動物は上述の通りである。
生体試料は、方法論Vで上述したものを使用できるが、本方法論VIによれば、生体試料として毛髪、爪、皮膚、粘膜等のゲノムDNAを含む任意の組織も使用できる。入手の容易性、人体への負担等を考慮すれば、生体試料は、毛髪、爪、皮膚、粘膜、血液、血漿、血清、唾液などが好ましい。
また、本工程では、動物から事前に採取された生体試料が用いられるが、勿論、本方法論VIは、動物から生体試料を採取する工程をさらに含むことができる。動物からの生体試料の採取は、自体公知の方法により行われ得る。
標的遺伝子Yの多型とは、ある母集団において、標的遺伝子Yを含むゲノムDNAに一定頻度で見出されるヌクレオチド配列の変異を意味し、標的遺伝子Yを含むゲノムDNAにおける1以上のDNAの置換、欠失、付加(例えば、SNP、ハプロタイプ)、並びに該ゲノムDNAの反復、逆位、転座などであり得る。標的遺伝子Yの多型は、例えば、H−Inv DB等の公知のデータベースに登録されている。本判定方法に用いられる標的遺伝子Yの多型のタイプは、標的遺伝子Yにおける全てのタイプの多型のうち、生理活性物質Xに関連する疾患または状態に罹患した動物と罹患していない動物との間で頻度が異なるヌクレオチド配列の変異であり、例えば、標的遺伝子Yの発現の変化、または標的タンパク質Yに関連する機能(例えば、生理活性物質Xに対する標的タンパク質Yの結合能)の変化をもたらすものであり得る。このような多型のタイプは、連鎖解析等の自体公知の方法により決定できる。
多型のタイプの測定は、自体公知の方法により行われ得る。例えば、RFLP(制限酵素切断断片長多型)法、PCR−SSCP(一本鎖DNA高次構造多型解析)法、ASO(Allele Specific Oligonucleotide)ハイブリダイゼーション法、ダイレクトシークエンス法、ARMS(Amplification Refracting Mutation System)法、変性濃度勾配ゲル電気泳動(Denaturing Gradient Gel Electrophoresis)法、RNaseA切断法、DOL(Dye−labeled Oligonucleotide Ligation)法、TaqMan PCR法、インベーダー法、MALDI−TOF/MS(Matrix Assisted Laser desorption−time of Flight/Mass Spectrometry)法、TDI(Template−directed Dye−terminator Incorporation)法などが使用できる。
方法論VIの工程(b)では、多型のタイプに基づき、動物が生理活性物質Xに関連する疾患または状態に罹患する可能性が高いか低いかが評価される。生理活性物質Xに関連する疾患または状態と標的遺伝子Yとの組合せは上述の通りである。特定の疾患を発症しやすい動物では、当該疾患に関連する遺伝子に特定のタイプの多型をしばしば有することが知られている。従って、多型の解析より、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の発症可能性を判断することが可能である。
判定方法IIは、生理活性物質Xに関連する疾患または状態に罹患する可能性の判定を可能とする。従って、判定方法IIは、該疾患または状態の予防を目的とする生活習慣改善の契機などを提供するため有用である。
7.2.2.標的遺伝子Yの多型の測定に基づく、生理活性物質Xに関連する疾患または状態の発症リスクの判定用キット(判定用キットII)
本発明はまた、判定方法IIを容易に行うことを可能とする判定用キットを提供する。
本判定用キットを、必要に応じて「判定用キットII」と省略する。
一実施形態では、判定用キットIIは、以下(i)、(ii)を含む:
(i)標的遺伝子Yの多型を測定し得る手段;
(ii)生理活性物質Xに関連する疾患または状態と標的遺伝子Yの多型との関係を記録した媒体。
該キットは、生体試料を動物から採取し得る手段、あるいは特定のタイプの多型を有する標的遺伝子Yをコードする核酸、特定のタイプの多型を有しない標的遺伝子Yをコードする核酸などをさらに含んでいてもよい。
標的遺伝子Yの多型を測定し得る手段は、標的遺伝子Yの多型を決定可能である限り特に限定されない。該手段は、標識用物質で標識されていてもよい。また、該手段が標識用物質で標識されていない場合、本キットは、該標識用物質をさらに含むこともできる。標識用物質は上述の通りである。
詳細には、標的遺伝子Yの多型を測定し得る手段は、特定のタイプの多型を有する標的遺伝子Yを特異的に測定可能である核酸プローブ、あるいは特定のタイプの多型を有する標的遺伝子Yを特異的に増幅可能であるプライマー対であり得る。核酸プローブ、プライマー対は、標的遺伝子Yを含むゲノムDNAまたは標的遺伝子Y転写産物に対するものであり得る。核酸プローブ、プライマー対は、転写産物またはゲノムDNAの抽出用試薬とともに提供されてもよい。
特定のタイプの多型を有する標的遺伝子Yを特異的に測定可能である核酸プローブは、特定のタイプの多型を有する標的遺伝子Yを選別可能である限り特に限定されない。該プローブはDNA、RNAのいずれでもよいが、安定性等を考慮するとDNAが好ましい。また、該プローブは、1本鎖又は2本鎖のいずれであってもよい。該プローブのサイズは、特定のタイプの多型を有する標的遺伝子Yを選別可能とするため短ければ短いほどよく、例えば、約15〜30bpのサイズであり得る。該プローブは、マイクロアレイのように基板上に固定された形態で提供されてもよい。該プローブにより、例えばASO(Allele Specific Oligonucleotide)ハイブリダイゼーション法が可能となる。
特定のタイプの多型を有する標的遺伝子Yを特異的に増幅可能であるプライマー対は、測定可能なサイズのヌクレオチド断片が増幅されるように選択される。このようなプライマー対は、例えば、いずれか一方のプライマーの3’末端に多型部位を含むように設計される。測定可能なサイズのヌクレオチド断片は、例えば約100bp以上、好ましくは約200bp以上、より好ましくは約500bp以上の長さを有し得る。プライマーのサイズは、標的遺伝子Yを増幅可能な限り特に限定されないが、好ましくは約15〜100bp、より好ましくは約18〜50bp、さらにより好ましくは約20〜30bpであり得る。標的遺伝子Yの多型を測定し得る手段が標的遺伝子Y転写産物に対するプライマー対である場合、判定キットは、逆転写酵素をさらに含むことができる。
標的遺伝子Yの多型を測定し得る別の手段としては、特定のタイプの多型部位を認識する制限酵素を挙げることもできる。このような手段によれば、RFLPによる多型解析が可能となる。
生理活性物質Xに関連する疾患または状態と標的遺伝子Yの多型との関係を記録した媒体は、生理活性物質Xに関連する疾患または状態に罹患した動物と罹患していない動物との間における標的遺伝子Yを含むゲノムDNAのヌクレオチド配列の差異を記録したものであり得る。媒体は、例えば、書面、あるいはフレキシブルディスク、CD、DVD、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり得る。
生体試料を動物から採取し得る手段は、上述の通りである。
特定のタイプの多型を有する標的遺伝子Yをコードする核酸、特定のタイプの多型を有しない標的遺伝子Yをコードする核酸は、例えばコントロールとして用いられ得る。
判定用キットIIは、生理活性物質Xに関連する疾患または状態に罹患する可能性の判定を可能とする。従って、判定用キットIIは、該疾患または状態の予防を目的とする生活習慣改善の契機などを提供するため有用である。
7.2.3.標的遺伝子Yの多型の測定に基づく、標的遺伝子Yに関連する疾患または状態の発症リスクの判定方法(判定方法III)
本発明は、標的遺伝子Yの多型を測定することを含む、標的遺伝子Yに関連する疾患または状態の発症リスクの判定方法を提供する。
本判定方法を、必要に応じて「判定方法III」と省略する。
一実施形態では、判定方法IIIは、下記の工程(a)、(b)を含む:
(a)動物から採取した生体試料において標的遺伝子Yの多型のタイプを測定する工程;
(b)多型のタイプに基づき標的遺伝子Yに関連する疾患または状態の発症可能性を評価する工程。
判定方法IIIでは、発症リスクの判定に使用される多型のタイプは、標的タンパク質Yの生理活性物質Xに対する結合性を変化させるものである。このような多型のタイプは、バインディングアッセイ等の自体公知の方法により決定できる。
判定方法IIIにおける上記(a)、(b)の工程を含む方法論は、測定されるべき標的遺伝子Yの多型のタイプを除き、方法論VIと同様である。
判定方法IIIは、標的遺伝子Yに関連する疾患または状態に罹患する可能性の判定を可能とする。従って、判定方法IIIは、該疾患または状態の予防を目的とする生活習慣改善の契機などを提供するため有用である。
7.2.4.標的遺伝子Yの多型の測定に基づく、標的遺伝子Yに関連する疾患または状態の発症リスクの判定用キット(判定用キットIII)
本発明はまた、判定方法IIIを容易に行うことを可能とする判定用キットを提供する。
本判定用キットを、必要に応じて「判定用キットIII」と省略する。
一実施形態では、判定用キットIIIは、以下(i)、(ii)を含む:
(i)標的遺伝子Yの多型を測定し得る手段;
(ii)標的遺伝子Yに関連する疾患または状態と標的遺伝子Yの多型との関係を記録した媒体。
該キットは、生体試料を動物から採取し得る手段、あるいは特定のタイプの多型を有する標的遺伝子Yをコードする核酸、特定のタイプの多型を有しない標的遺伝子Yをコードする核酸などをさらに含んでいてもよい。
判定用キットIIIでは、発症リスクの判定に使用される多型のタイプは、標的タンパク質Yの生理活性物質Xに対する結合性を変化させるものである。このような多型のタイプは、バインディングアッセイ等の自体公知の方法により決定できる。
判定用キットIIIの構成要素は、測定されるべき標的遺伝子Yの多型のタイプを除き、判定用キットIIと同様である。
判定用キットIIIは、標的遺伝子Yに関連する疾患または状態に罹患する可能性の判定を可能とする。従って、判定用キットIIIは、該疾患または状態の予防を目的とする生活習慣改善の契機などを提供するため有用である。
8.生理活性物質に対する感受性の判定方法および判定用キット
本発明は、生理活性物質に対する感受性の判定方法・判定用キットを提供する。本発明の判定方法・判定用キットは、発現量の測定、および多型の測定に基づく判定方法・判定用キットに大別でき、さらに、感受性の判定が所望される疾患または状態の観点から、生理活性物質Xに関連する疾患または状態、ならびに標的遺伝子Yに関連する疾患または状態における判定方法・判定用キットに分類できる。以下、それぞれの判定方法・判定用キットを詳述する。
8.1.標的遺伝子Yの発現量の測定に基づく、生理活性物質に対する感受性の判定方法および判定用キット8.1.1.標的遺伝子Yの発現量の測定に基づく、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の判定方法(判定方法IV)
本発明は、標的遺伝子Yの発現量を測定することを含む、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の判定方法を提供する。
本判定方法を、必要に応じて「判定方法IV」と省略する。
一実施形態では、判定方法IVは、以下の工程(a)、(b)を含む:
(a)動物から採取した生体試料において標的遺伝子Yの発現量を測定する工程;
(b)標的遺伝子Yの発現量に基づき生理活性物質Xの効果を予測する工程。
上記(a)〜(b)の工程を含む方法論を、必要に応じて「方法論VII」と省略する。
方法論VIIの工程(a)は、方法論Vの工程(a)と同様である。
方法論VIIの工程(b)では、標的遺伝子Yの発現量に基づき、生理活性物質Xの動物に及ぼし得る効果が評価される。詳細には、先ず、測定された標的遺伝子Yの発現量が、標的遺伝子Yの発現量と生理活性物質Xに対する感受性との相関性に関するデータと照合される。標的遺伝子Yの発現量と生理活性物質Xに対する感受性との相関性は、自体公知の方法により決定できる。
次いで、照合結果より、生理活性物質Xに対する感受性が推定される。生理活性物質Xと標的遺伝子Yとの組合せは上述の通りである。生理活性物質の標的遺伝子を高発現している動物では、生理活性物質に対する感受性が高い(または低い)と考えられ、低発現する動物は、感受性が低い(または高い)と考えられる。従って、標的遺伝子Yの発現量の解析より、生理活性物質Xに対する感受性を判断することが可能である。例えば、生理活性物質Xが薬物である場合、薬物の効き易さまたは効き難さ、あるいは薬物の副作用が発現する確率を判断することが可能である。
判定方法IVは、生理活性物質Xに対する感受性の判定を可能とする。従って、判定方法IVは、例えば、特定の動物に対する生理活性物質Xの作用の評価などに有用である。
8.1.2.標的遺伝子Yの発現量の測定に基づく、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の判定用キット(判定用キットIV)
本発明は、判定方法IVを容易に行うことを可能とする判定用キットを提供する。
本判定用キットを、必要に応じて「判定用キットIV」と省略する。
一実施形態では、判定用キットIVは、以下(i)、(ii)を含む:
(i)標的遺伝子Yの発現量を測定し得る手段;
(ii)生理活性物質Xの効果と標的遺伝子Yの発現量との関係を記録した媒体。
該キットは、生体試料を動物から採取し得る手段、あるいは標的遺伝子Yの転写産物または標的タンパク質Yなどをさらに含んでいてもよい。
判定用キットIVの構成要素は、(ii)の媒体以外は、判定用キットIと同様である。
生理活性物質Xの効果と標的遺伝子Yの発現量との関係を記録した媒体は、標的遺伝子Yの発現量と生理活性物質Xに対する感受性との相関性に関するデータを格納したものであり得る。生理活性物質Xに対する感受性が高い動物における標的遺伝子Yの発現量は、感受性が低い動物に比し、増加(または低下)し得る。
判定用キットIVは、生理活性物質Xに対する感受性の容易な判定を可能とする。従って、判定方法IVは、例えば、特定の動物に対する生理活性物質Xの作用の評価などに有用である。
8.2.標的遺伝子Yの多型の測定に基づく、生理活性物質Xに対する感受性の判定方法および判定用キット
8.2.1.標的遺伝子Yの多型の測定に基づく、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の判定方法(判定方法V)
本発明は、標的遺伝子Yの多型を測定することを含む、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の判定方法を提供する。
本判定方法を、必要に応じて「判定方法V」と省略する。
一実施形態では、判定方法Vは、以下の工程(a)、(b)を含む:
(a)動物から採取した生体試料において標的遺伝子Yの多型を測定する工程;
(b)多型の特定のタイプの有無に基づき標的遺伝子Yに関連する疾患または状態における生理活性物質Xの効果を予測する工程。
上記(a)〜(b)の工程を含む方法論を、必要に応じて「方法論VIII」と省略する。
方法論VIIIの工程(a)は、方法論VIIの工程(a)と同様である。
方法論VIIIの工程(b)では、標的遺伝子Yの多型のタイプに基づき、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xの効果が評価される。詳細には、先ず、測定された標的遺伝子Yの多型のタイプが、標的遺伝子Yの多型のタイプと、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性との相関性に関するデータと照合される。該相関性は、自体公知の方法により決定できる。
次いで、照合結果より、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性が予想される。生理活性物質Xと標的遺伝子Yとの組合せは上述の通りである。生理活性物質に対する感受性が高い動物では、該生理活性物質の標的遺伝子に特定のタイプの多型をしばしば有することが知られている。従って、多型の解析より、生理活性物質Xに対する感受性を判断することが可能である。例えば、生理活性物質Xが薬物である場合、薬物の効き易さまたは効き難さ、あるいは薬物の副作用が発現する確率を判断することが可能である。
判定方法Vは、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の容易な判定を可能とする。従って、判定方法Vは、例えば、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xの作用の評価などに有用である。
8.2.2.標的遺伝子Yの多型の測定に基づく、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の判定用キット(判定用キットV)
本発明はまた、判定方法Vを容易に行うことを可能とする判定用キットを提供する。
本判定用キットを、必要に応じて「判定用キットV」と省略する。
一実施形態では、判定用キットVは、以下(i)、(ii)を含む:
(i)標的遺伝子Yの多型を測定し得る手段;
(ii)生理活性物質Xの効果と遺伝子Yの多型との関係を記録した媒体。
該キットは、生体試料を動物から採取し得る手段、あるいは特定のタイプの多型を有する標的遺伝子Yをコードする核酸、特定のタイプの多型を有しない標的遺伝子Yをコードする核酸などをさらに含んでいてもよい。
判定用キットVの構成要素は、(ii)の媒体以外は、判定用キットIIと同様である。
生理活性物質Xの効果と遺伝子Yの多型との関係を記録した媒体は、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性と、標的遺伝子Yの多型のタイプとの相関性に関するデータを格納したものであり得る。生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性が高い動物における標的遺伝子Yの多型のタイプは、感受性が低い動物に比し、生理活性物質Xに対する結合能が高い(または低い)タンパク質をコードするようなものであり得る。
判定用キットVは、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の判定を可能とする。従って、判定用キットVは、例えば、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xの作用の評価などに有用である。
8.2.3.標的遺伝子Yの多型の測定に基づく、標的遺伝子Yに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の判定方法(判定方法VI)
本発明は、標的遺伝子Yの多型を測定することを含む、標的遺伝子Yに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の判定方法を提供する。
本判定方法を、必要に応じて「判定方法VI」と省略する。
一実施形態では、判定方法VIは、下記の工程(a)、(b)を含む:
(a)動物から採取した生体試料において標的遺伝子Yの多型のタイプを測定する工程;
(b)多型の特定のタイプの有無に基づき標的遺伝子Yに関連する疾患または状態における生理活性物質Xの効果を予測する工程。
本判定方法では、感受性の判定に使用される多型のタイプは、標的タンパク質Yの生理活性物質Xに対する結合性を変化させるものである。このような多型のタイプは、バインディングアッセイ等の自体公知の方法により決定できる。生理活性物質に対する結合能が増強または低下するような多型のタイプを含む標的遺伝子を有する動物では、生理活性物質に対する感受性が高い(または低い)と考えられ、該結合能が低下するような多型のタイプを含む標的遺伝子を有する動物は、感受性が低い(または高い)と考えられる。従って、このような多型のタイプの解析より、生理活性物質Xに対する感受性を判断することが可能である。
判定方法VIにおける上記(a)、(b)の工程を含む方法論は、測定されるべき標的遺伝子Yの多型のタイプを除き、方法論VIIIと同様である。
判定方法VIは、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の容易な判定を可能とする。従って、判定方法VIは、例えば、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xの作用の評価などに有用である。
8.2.4.標的遺伝子Yの多型の測定に基づく、標的遺伝子Yに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の判定用キット(判定用キットVI)
本発明はまた、判定方法VIを容易に行うことを可能とする判定用キットを提供する。
本判定用キットを、必要に応じて「判定用キットVI」と省略する。
一実施形態では、判定用キットVIは、以下(i)、(ii)を含む:
(i)標的遺伝子Yの多型を測定し得る手段;
(ii)標的遺伝子Yに関連する疾患または状態と標的遺伝子Yの多型との関係を記録した媒体。
該キットは、生体試料を動物から採取し得る手段、あるいは特定のタイプの多型を有する標的遺伝子Yをコードする核酸、特定のタイプの多型を有しない標的遺伝子Yをコードする核酸などをさらに含んでいてもよい。
判定用キットVIでは、発症リスクの判定に使用される多型のタイプは、標的タンパク質Yの生理活性物質Xに対する結合性を変化させるものである。このような多型のタイプは、バインディングアッセイ等の自体公知の方法により決定できる。
判定用キットVIの構成要素は、測定されるべき標的遺伝子Yの多型のタイプを除き、判定用キットVと同様である。
判定用キットVIは、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xに対する感受性の判定を可能とする。従って、判定用キットVIは、例えば、生理活性物質Xに関連する疾患または状態における生理活性物質Xの作用の評価などに有用である。
本明細書中で挙げられた特許および特許出願明細書を含む全ての刊行物に記載された内容は、本明細書での引用により、その全てが明示されたと同程度に本明細書に組み込まれるものである。
以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されるものではない。
[参考例1] ヒト完全長cDNAクローンからのタンパク質発現方法
大腸菌発現
InvitrogenのGatewayシステムのPCRクローニング法によってヒト完全長cDNAクローンをクローニングベクターGatewaypDONR201とBP反応させてエントリークローンを得た。このエントリークローンをGatewayシステムのデスティネーションベクターpDEST17とLRクロナーゼにより25℃60分間LR反応させて発現プラスミドを作製した。なお、大腸菌発現タンパク質はN末端にHis−tagを融合した形で発現させた。この発現プラスミドによって大腸菌コンピテントセルBL21star(DE3)pLysSを形質転換し、発現ベクターが導入されたクローンを選択してFrozenStockを作製した。形質転換体をLB培地に植菌して前培養後、SB培地中に移して本培養を行いIPTG発現誘導をかけた菌体を凍結保存した。
[参考例2] ヒト完全長cDNAクローンの発現タンパク質精製方法
ヒト完全長cDNAクローンをN末端Hisタグ付きのタンパク質として発現させ、BioRobot8000(Qiagen)あるいはAKTA Crystal(Amersham)を用いて実施した。BioRobot8000による精製では、参考例1の発現誘導をかけた凍結保存菌体を解凍してリゾチームで溶菌後、Ni−NTA Superflow 96 BioRobot Kit(Qiagen)を用いてアフィニティ精製した。AKTA Crystalによる精製では、HisTrap HPカラムによるアフィニティー精製後にGel Filtration Column HiLoad 16/60または10/30 Superdex 75 prep gradeカラムによるゲルろ過精製を実施した。精製分画のSDS−PAGEを実施して推定分子量と純度を検定してから相互作用解析に使用した。
Biacore測定用のタンパク質に関しては、集菌した大腸菌をlysis buffer[50mM NaHPOpH8.0、0.3M NaCl、10mM Imidazole、Bensonase、rLysozyme、complete EDTA free(ロシュ・ダイアグノスティックス、cat no.1873580)]に懸濁し、超音波処理(2秒処理+2秒、5分間、氷上)により破砕した。Ni−NTA−agaroseを菌体波砕液に加え、His−tag蛋白質を結合させ、NPI−30 buffer[50mM NaHPO pH8.0、0.3M NaCl、30mM Imidazole]でNi−NTA−agaroseを数回洗浄した。精製した組み換え蛋白質は高濃度のイミダゾールを含むNPI−500 buffer[50mM NaHPO pH8.0、0.3M NaCl、500mM Imidazole]でNi−NTA−agaroseから溶出後、PBSに対して透析を行い、イミダゾールを除去した。得られた蛋白質は濃度を測定後、SDS−PAGEにて純度を測定し、4℃にて保管した。
[参考例3] カイコ蛹を用いたヒト完全長cDNAクローンからのタンパク質の発現及び精製方法
一部のタンパク質については、片倉工業株式会社のカイコ蛹発現系に基づくタンパク質受託生産サービス「Superworm」を利用して発現・精製した。C末端にHisタグを付与した遺伝子を組換えバキュロウイルスに挿入しカイコ蛹に接種した。発現させたカイコ蛹の磨砕物を超音波処理し、その遠心上清をフィルターろ過して大腸菌発現物と同様に、Ni−NTA樹脂あるいはアフィニティー精製を行った。
[参考例4] サイズ排除クロマトグラフィー法を用いたヒトタンパク質−医薬品相互作用
解析方法
汎用医薬品とヒト全長cDNAクローンから発現したタンパク質との相互作用をタンパク質と化合物の双方とも非修飾・非固定の状態で解析するために、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)と質量分析を組み合わせた手法(SEC−MS法)を用いた。具体的な手順は次の通りである。
ステップ1.
単一の医薬品溶液、あるいは、複数の医薬品(8、16、24種など)を混合した多重化化合物溶液を参考例2で精製したタンパク質に添加した。
ステップ2.
ステップ1で調製した化合物とタンパク質の混合物のSECカラムによるクロマトグラフィーを実施し、化合物とタンパク質とをSECで分離し、タンパク質分画に含まれる結合化合物あるいはタンパク質と相互作用した化合物を質量分析計によって解析した。
精製タンパク質標品は、限外ろ過法による濃縮と緩衝液置換を行い、最終的に10mM ADA(N−(2−Acetamido)iminodiacetic acid)Buffer(pH6.5)−300mM NaCl−100μM mineral ion cocktail(Ca(OAc)、Zn(OAc)・2HO、Cu(OAc)・HO、Co(OAc)・4HO、Mn(OAc)・4HO、Mg(OAc)・4HO、FeCl・6HO)水溶液中で25μM以上の濃度になるまで濃縮した。タンパク質濃度はBCA Protein Assay(PIERCE)を用いて測定し、SDS−PAGEで算定した純度を考慮した。
医薬品化合物は、1.25mM濃度の単一化合物のDMSO(Dimethyl sulfoxide)溶液あるいは複数(8あるいは16種)の化合物を混合した多重化化合物のDMSO溶液を調製して相互作用解析に用いた。また、再現性を確認する試験あるいは濃度依存性を調べる試験では、各種濃度の単一化合物のDMSO溶液を用いた。 質量分析は、ESIプローブを装着したLCQ DECA XP(Thermoelectron)あるいはQ−TOFmicro(Micromass)を用いて行った。また、LCポンプはAgilent1100(Yokogawa Analytical Systems)、オートサンプラーはクーリングスタッカーを搭載したHTC−PAL(CTC Analytics)を使用した。SECカラムとして、384穴スピンカラムを使用した。
スピンカラム法(図1、2)
384穴スピンカラム法では、ユニフィルター100(Whatman)に乾燥容量10μLのBio−Gel P6(BIO−RAD)を充填しmilliQ水で膨潤させたものをSECカラムとして使用した。タンパク質を含まないリファレンス標品および25μM濃度のタンパク質標品13.3μLと各25μM濃度の医薬品化合物を含有する多重化薬物溶液(5%DMSO水溶液)0.7μLとを混合し、その9μLをSECスピンカラムに分注した。アセトニトリルを分注した384穴U底プレート上にSECスピンカラムを上乗せして遠心し、タンパク質分画であるSECスピンカラムのろ液を50%アセトニトリル中に回収した。アセトニトリルによって生じたタンパク質沈殿を遠心およびフィルターろ過で除去して除タンパク質操作を行い、そのろ液を遠心濃縮後に10μLの50%Methanolで再溶解して質量分析サンプルとした。質量分析計への移動相は、Positive ionモードの場合には0.1%ギ酸/50%methanol溶液、Negative ionモードの場合には0.1%アンモニア/50%methanol溶液を40μL/minの流速で用いた。オートサンプラーを用いて質量分析サンプル2μLずつを2分間間隔でインジェクションして化合物の質量スペクトル強度を測定し、SECスピンカラムのろ液(SECからのタンパク質溶出分画)に含まれる医薬品化合物のスペクトル強度を得た。タンパク質標品を添加したSECサンプルから得られた質量分析サンプル中の化合物のスペクトル強度が、タンパク質が添加されていないリファレンスのSEC標品の質量分析サンプル中のその化合物のスペクトル強度よりも大きい場合に相互作用ありと判定した。また、濃度依存性を調べる試験においては、SECサンプルの化合物濃度あるいは/およびタンパク質濃度を増加させた時に、SECスピンカラムのろ液(SECからのタンパク質溶出分画)に含まれる医薬品化合物のスペクトル強度が増大する場合に、濃度依存性の相互作用と判定した。
[参考例5] BIACORE3000による解離定数の測定
蛋白質の固定化:
蛋白質は20μg/mLから40μg/mL程度にPBSで希釈し、affinity−amine−coupling法にてNTAが固定化されたCM5−Sensor chipもしくは市販のNTA sensor chipに固定を行った。
affinity−amine−coupling法は、1分間0.5M NiClをインジェクションし、ついで10分間EDC:NHS混合液(BIACORE製)をインジェクションしてsensor chipをactivationし、引き続き蛋白溶液を10分から15分インジェクションして固定化した。固定化後、1M ethanolamineを7分間インジェクションして、deactivationを行った。固定化された蛋白量は蛋白によって異なっているが、平均すると6,800RU程度であり、最低1,452RU、最大16,655RUであった。
化合物の希釈:
測定用の緩衝液はTris buffered Saline(10mM Tris/HCl pH7.4、150mM NaCl)(TBS)に2%のDMSOを加えたものを主に使用したが、化合物の溶解性などの理由からPBS、もしくはHEPES buffered Saline(10mM HEPES/HCl pH7.4、150mM NaCl)(HBS)も使用した。測定する蛋白質−化合物の性質上、微量の金属イオンが必要な場合、10μM、もしくは100μMの酢酸カルシウムと酢酸マグネシウム、及び、1μMの酢酸亜鉛を緩衝液に加えて使用した。また、化合物によって溶解性の低いものがあることから界面活性剤の一種であるsurfactant P−20(BIACORE製)を0.005%添加した。
化合物の希釈は100μM、33.3μM、11.1μM、3.7μM、1.23μM、0.41μMの6段希釈を基本として使用し、33.63μMについては2回測定を行い、測定の再現性を確認した。
特に1x10−5M以下のKD値が得られた場合、化合物を100μM、50μM、25μM、10μM、5μM、2.5μM、1μM、0.5μM、0.25μM、0.1μMの10段希釈を行い、100μM、50μM、25μM、10μM、5μM、2.5μM、1μM、0.5μMについては2回測定を行い測定の再現性を確認した。
また、通常の検討結果から、化合物がsensor表面に非特異的な吸着をしていることが疑わしい場合、1x10−4Mから1x10−3M ethanolamineを測定用の緩衝液に加え検討を行った。
測定にはBIACORE3000を使用し、KINJECTコマンドで化合物をインジェクションした。流速は50μL/min.でインジェクションは3分間、その後の3分間解離の測定を行った。
Sensor表面は化合物のインジェクション後、10mM HCl(6秒間)、1mM NaOH(6秒間)、40mM Octyl−glucose(10秒間)を順次インジェクトして洗浄した。必要に応じてこの洗浄操作を繰り返した。
測定値の補正、及び、Kd値の計算法:
各測定の前に、測定用の緩衝液にDMSOを濃度(1.25%、1.75%、2.0%、2.25%、2.5%、2.75%など)を変えて数回インジェクションを行い、その値を用いてDMSOによるバルク効果の補正(DMSO補正)を行った。また、化合物の希釈に用いた緩衝液のみをインジェクションし、装置のノイズ等の補正(0補正)に用いた。DMSO補正、及び、0補正を行った測定結果をBIAevaluation version4.1を用いて解析を行った。測定の結果、各希釈で定常状態の結合が認められる場合、steady state affinityの算出を行い、Kd値を求めた。また、結合の後、数分にわたって解離が観察できる場合、もしくは、化合物インジェクション中に定常状態に達しない場合は、Kinetics analysis(Simultaneous ka/kd、1:1binding model)で解してKd値を算出した。
[実施例] 発現タンパク質と化合物の相互作用解析
参考例1〜3の方法に従って各種タンパク質の発現精製を行い、各種タンパク質と各種化合物との相互作用を参考例4の方法に従って解析した。その結果、相互作用ありと判定したペアを表1−1〜表1−18に示した。
また、上記ペアのうち一部のペアの相互作用について、参考例4の方法により濃度依存性を試験した。各低分子化合物とタンパク質の両者の用量に依存して、SECスピンカラムのろ液(SECからのタンパク質溶出分画)に含まれる医薬品化合物のスペクトル強度の増大が認められたペアは濃度依存性の相互作用を示すと考えられる。SEC−MS法により濃度依存性の相互作用を示したペアの詳細を以下の表に示す。なお、下記表において、Mineral(+)は、金属イオン添加緩衝液、すなわち、10mM ADA Buffer(pH6.5)−300mM NaCl−100μM mineral ion cocktail(Ca(OAc)、Zn(OAc)・2HO、Cu(OAc)・HO、Co(OAc)・4HO、Mn(OAc)・4HO、Mg(OAc)・4HO、FeCl・6HO)水溶液で調製されたタンパク質標品を用いたことを示している。
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従って、相互作用を示したタンパク質は、その対応するペアの化合物の標的タンパク質の1つであることが判明した。このことより、タンパク質とスクリーニング候補物質とを作用させることで、新規医薬品のスクリーニングを行うことができる。すなわち、タンパク質と候補物質の相互作用を、例えば参考例4の方法で検出するような系を構築することによって、新規医薬品のスクリーニングを行うことができる。
本発明の標的タンパク質および標的遺伝子は、生理活性物質の開発、例えば創薬などに有用である。本発明のスクリーニング方法および本発明の誘導体の製造方法は、種々の疾患または状態の予防・治療剤、並びに該疾患または該状態の研究用試薬の開発などに有用である。本発明の調節剤および誘導体は、種々の疾患または状態の予防・治療に、並びに該疾患または該状態の研究用試薬などとして有用である。本発明の複合体およびキットは、本発明のスクリーニング方法、本発明の誘導体の製造方法などに有用である。本発明の判定方法および判定用キットは、動物における種々の疾患または状態の発症または発症可能性の評価、並びに生理活性物質に対する感受性の評価などに有用である。
本出願は、日本で出願された特願2007−69869(出願日:2007年3月19日)を基礎としており、その内容は本明細書に全て包含されるものである。
[配列表]
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Claims (5)

  1. 生理活性物質Xが適用される疾患に対する生理活性物質Xの作用または生理活性物質Xの副作用を調節し得る物質のスクリーニング方法であって、
    被験物質が標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子の発現または機能を調節し得るか否かを評価する工程、及びスクリーニングされた被験物質が生理活性物質Xが適用される疾患に対する生理活性物質Xの作用または生理活性物質Xの副作用を調節し得ることを確認する工程を含み、
    生理活性物質Xと標的タンパク質Yとの組合せが以下(a1)、(a8)、(a9)、(a43)、(a58)、(a62)、(a65)、(a66)、(a74)、(a80)、(a99)、(a105)、(a106)、(a113)、(a117)、(a132)、(a138)、(a171)、(a177)、(a186)、(a196)、(a199)、(a201)、(a204)、(a219)、(a227)、(a234)、(a237)、(a241)、(a242)、(a262)、(a263)、及び(a321)のいずれかである、方法:
    (a1)トリメチルコルヒチン酸と、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つトリメチルコルヒチン酸に対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a8)アジュマリシンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つアジュマリシンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a9)アルベンダゾールと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つアルベンダゾールに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a43)カルバマゼピンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つカルバマゼピンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a58)クレンブテロールと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つクレンブテロールに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a62)クロフィリウムと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つクロフィリウムに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a65)クロペラスチンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つクロペラスチンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a66)クロチアゼパムと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つクロチアゼパムに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a74)ダナゾールと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つダナゾールに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a80)ジブカインと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つジブカインに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a99)エコナゾールと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つエコナゾールに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a105)フェンベンダゾールと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つフェンベンダゾールに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a106)フェンジリンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つフェンジリンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a113)フルボキサミンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つフルボキサミンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a117)グラフェニンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つグラフェニンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a132)ケリンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つケリンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a138)ロメフロキサシンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つロメフロキサシンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a171)ニフルム酸と、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つニフルム酸に対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a177)ノルトリプチリンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つノルトリプチリンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a186)パロキセチンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つパロキセチンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a196)ピロキシカムと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つピロキシカムに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a199)プラゾシンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つプラゾシンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a201)プレニラミンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つプレニラミンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a204)プロクロルペラジンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つプロクロルペラジンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a219)スペクチノマイシンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つスペクチノマイシンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a227)スロクチジルと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つスロクチジルに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a234)テトラヒドロアルストニンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つテトラヒドロアルストニンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a237)チオリダジンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つチオリダジンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a241)トラザミドと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つトラザミドに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a242)トルメチンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つトルメチンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a262)ニメタゼパムと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つニメタゼパムに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a263)臭化メチルアニソトロピンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つ臭化メチルアニソトロピンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ;
    (a321)スルファピリジンと、配列番号98で表されるアミノ酸配列を含むタンパク質、あるいは該アミノ酸配列において1又は数個のアミノ酸が置換、欠失、付加または挿入されたアミノ酸配列からなり、且つスルファピリジンに対して相互作用を示すタンパク質との組合せ。
  2. 以下の工程(a)〜(c)を含む、請求項1記載の方法:
    (a)被験物質を標的タンパク質Yに接触させる工程;
    (b)被験物質の存在下における該タンパク質の機能レベルを測定し、該機能レベルを被験物質の非存在下における該タンパク質の機能レベルと比較する工程;
    (c)上記(b)の比較結果に基づいて、該タンパク質の機能レベルの変化をもたらす被験物質を選択する工程。
  3. 以下の工程(a)〜(c)を含む、請求項1記載の方法:
    (a)被験物質と標的タンパク質Yまたはそれをコードする遺伝子の発現を測定可能な細胞とを接触させる工程;
    (b)被験物質を接触させた細胞における該タンパク質又は遺伝子の発現量を測定し、該発現量を被験物質を接触させない対照細胞における該タンパク質又は遺伝子の発現量と比較する工程;
    (c)上記(b)の比較結果に基づいて、該タンパク質又は遺伝子の発現量を調節する被験物質を選択する工程。
  4. 以下の工程(a)〜(c)を含む、請求項1記載の方法:
    (a)被験物質を標的タンパク質Yに接触させる工程;
    (b)被験物質の該タンパク質に対する結合能を測定する工程;
    (c)上記(b)の結果に基づいて、該タンパク質に結合能を有する被験物質を選択する工程。
  5. 以下の工程(a)〜(c)を含む、請求項1記載の方法:
    (a)被験物質及び標的タンパク質Y結合性物質を標的タンパク質Yに接触させる工程;
    (b)被験物質の存在下における標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能を測定し、該結合能を被験物質の非存在下における標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能と比較する工程;
    (c)上記(b)の比較結果に基づいて、標的タンパク質Y結合性物質の該タンパク質に対する結合能の変化をもたらす被験物質を選択する工程
    であって、該標的タンパク質Y結合性物質が、トリメチルコルヒチン酸、アジュマリシン、アルベンダゾール、カルバマゼピン、クレンブテロール、クロフィリウム、クロペラスチン、クロチアゼパム、ダナゾール、ジブカイン、エコナゾール、フェンベンダゾール、フェンジリン、フルボキサミン、グラフェニン、ケリン、ロメフロキサシン、ニフルム酸、ノルトリプチリン、パロキセチン、ピロキシカム、プラゾシン、プレニラミン、プロクロルペラジン、スペクチノマイシン、スロクチジル、テトラヒドロアルストニン、チオリダジン、トラザミド、トルメチン、ニメタゼパム、臭化メチルアニソトロピン、又はスルファピリジン、あるいは該標的タンパク質Yに結合能を有するそれらの誘導体である方法。
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