JP4979542B2 - 実装構造体およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は基材上に電子部品が搭載された実装構造体に関する。
半導体素子などの電子部品を、セラミックやポリイミド等の基材上に実装する方法として、金属ナノ粒子を接合材料として用いた方法が注目されている。金属ナノ粒子とは、Au、Ag、Cu等の100nm未満のサイズの金属粒子(以下、金属ナノ粒子と記載する)で、微小化によりバルク材料に比べて表面活性度が高く融点が低いため、低温での結合が可能であり、かつ結合しサイズが大きくなるとバルク材料同等の高い融点となり、電子部品の実装時の熱ストレス低減および実装後の耐熱温度向上が要求される幅広い製品への適用が期待されている。
金属ナノ粒子を接合材料として用いた従来の電子部品の実装過程を図7に示す。
図7(a1)(b1)(c1)は、実装工程における基材の平面図を示し、図7(a2)(b2)(c2)は、夫々図7(a1)(b1)(c1)に対応し、図7(a1)に示すC−C位置の断面を表わしている。その他、同様な関係にある。
まず、図7(a1)(a2)に示すように、基材1の上に導体配線2が形成された基材を用意し、次に図7(b1)(b2)に示すように、導体配線2の部品実装位置に金属ナノ粒子を含んだペースト材料を用いて接合材料部13を形成する。
次に図7(c1)(c2)に示すように、電子部品3の電極14を接合材料部13に対向させて電子部品3を搭載し、さらに熱等のエネルギーを接合材料部13に与えることにより、接合材料部13を結合・硬化させて電子部品3の電極14と基材1の導体配線2を接合させる。これによって図7(c2)に示すように電子部品3の電極14、接合材料部13、導体配線2の順に層状に接続された実装構造体が出来あがっている。
特開2005−136399号公報
しかし、このような従来の実装構造体では、電子部品3の搭載時に接合材料部13が押し広げられ、導体配線2の間の短絡を生じやすい。図8は図7(c2)において、配線間が短絡した状態を示している。
また、図7(c2)に示すような従来の電子部品3の実装体の接合部構造は、電子部品3上の電極14、接合材料部13、導体配線2の順に層状に接続されているため、電子部品3と基材1の熱膨張係数が異なる場合には、電子部品3で発生する熱によるストレス、製品環境の熱ストレスなどにより、接合材料部13が破壊して断線が生じやすい。
本発明は、製品環境の熱ストレスなどによっても接合材料部が断線しにくい実装構造体を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の実装構造体は、基材に設けた第1導体配線の上に第2導体配線を設け、第2導体配線のみに電子部品の突起電極を埋没させて電気接続した実装構造体であり、前記第2導体配線は100nm以下の金属微粒子から形成された多孔質であり、前記第2導体配線を、前記第1導体配線の前記突起電極との接合部のみに設けたことを特徴とする。
本発明の請求項2記載の実装構造体は、請求項1において、前記突起電極は、前記第1導体配線と接していることを特徴とする。
本発明の請求項3記載の実装構造体の製造方法は、基材に設けた導体配線に電子部品を実装するに際し、前記基材に形成した凹部にこの凹部の高さよりも低く第1の導体配線部を形成し、第1の導体配線部の一部に100nm以下の粒径の金属粒子を含有したペースト材料を前記凹部から溢れ出ないように塗布して多孔質の第2の導体配線部を形成し、前記第2の導体配線部の材料が前記凹部から溢れ出ないように第2の導体配線部のみに前記電子部品の突起電極を挿入した後に第2の導体配線部を硬化することを特徴とする。
本発明の請求項4記載の実装構造体の製造方法は、請求項3において、100nm以下の粒径の金属粒子を含有したペースト材料により第1の導体配線部を形成し、第2の導体配線部の材料を塗布する前に第1の導体配線部を硬化させることを特徴とする。
本発明の請求項5記載の実装構造体の製造方法は、請求項4において、第2の導体配線部の材料を塗布する前に、第2の導体配線部の領域を開口させたレジスト膜を形成することを特徴とする。
本発明の請求項6記載の実装構造体の製造方法は、請求項3〜請求項5の何れかにおいて、前記凹部をレジスト膜により形成することを特徴とする。
本発明の請求項7記載の実装構造体の製造方法は、請求項6において、電子部品の実装後に前記レジスト膜を除去することを特徴とする。
本発明の請求項8記載の実装構造体の製造方法は、請求項3〜請求項6の何れかにおいて、前記金属ナノペースト材料中に1μm以上のサイズの金属粒子を含有したものを使用することを特徴とする。
本発明の請求項9記載の実装構造体の製造方法は、請求項3〜請求項6の何れかにおいて、導体配線における他の部品との接続部に追加導体配線部を形成する工程を付加することを特徴とする。
本発明によれば、電子部品の突起電極が、多孔質な導電配線に埋設されているので、電子部品と導電配線、基材の間の熱伝達が効率よく、その結果、製品環境の熱ストレスを緩和して信頼性の高い実装構造体を実現できる。
また、レジストによる障壁を用いて製造するので、電子部品を搭載する時の接合材料の押し広がりを抑制し、導体配線の間の短絡を防止できる。
以下、本発明の各実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1を示す。
図1(a)は実装構造体の平面図、図1(b)は図1(a)に示すA−A位置の断面図、図1(c)は図1(b)に示すB−B位置の断面を表している。
基材1の上には導体配線2が形成されている。導体配線2は100nm以下の金属微粒子から形成されている。図1(b)の例では導体配線2の全体が多孔質に形成されている。電子部品3の突起電極4の一部が、図1(b)(c)に示すように導体配線2中に埋没し、低温で溶融した導体配線2によって突起電極4と導体配線2が結合されている。ここで多孔質とは、1nm以上の空隙を多数個含有した状態を言う。低温とは、バルク状態の場合の溶融温度よりも低い温度である。
なお、導体配線2の全体が多孔質であるとしているが、導体配線2の中でも突起電極4の周辺部2aを少なくとも多孔質に形成して実施できる。
この構成によれば、周辺環境による熱等のストレスが突起電極4の接合部に生じても、導体配線2の多孔質な部分の空隙の変形によりストレスを緩和し、突起電極4と導体配線2との接合部の破壊による断線を防ぐことができる。
また、電子部品3の突起電極4が導体配線2に埋設しているので、電子部品3の熱が、導体配線2を介して基材1へ伝達され、熱がたまらず、熱ストレスが緩和される。
ここで、多孔質の程度は、導体配線2の多孔質性にて熱的及び機械的ストレスを緩和するには、密度を10%以上90%未満にすることが望ましい。密度が10%未満では空隙の割合が多すぎて、機械的ストレスに対して接合部の破壊による破断が起こる可能性がある。また、熱的ストレスに対して、空隙つまり空気層が多くなるために熱の伝導性が悪くなる可能性がある。逆に、密度が高すぎると、通常の接合部のバルク状態と同じ状態となり機械的ストレスに対して緩和しにくい構成となってしまう。
さらに、図1(b)に示す通り、突起電極4が基材1に接触した構造の場合には、電子部品3が発生する熱が空隙を有した多孔質な導体配線2を経由せずに基材1に直接に伝わるため、放熱性を高めることができる。
また、導体配線2の厚は必ずしも全ての領域で同一にする必要はなく、接合強度が必要な突起電極4の周辺部2aの導体配線2の厚さを図1(b)に示すようにその他の部分よりも厚くした場合、つまり、周辺部2aを凸部にした場合には、導体配線2の材料の使用量を減らし、コストを低減することができる。各領域の導体配線2の厚さは、例えば、突起電極4の埋没量は2μm以上、その他配線部は1μm以上あれば十分であることが実験により分かっている。
ここで具体的な構造の例を示す。図1(a)から図1(c)を参照しながら説明する。突起電極4の形状は図1(b)及び図1(c)に示すように四角形状の□50μm、高さ5μmの高さを有する突起状の電極である。
また、導体配線2の形状は、回路配線としてチップ上に配置された突起電極4にむかって形成されている(図1(a))。幅寸法については70μmとし、長さについては任意である。このようにすれば、接合部付近では□50μm寸法の突起電極4に対して70μmの線幅を有しているため接合部を覆うことができる。つまり、突起電極4を覆い隠すことができればよく、例えば、厚み4μmとした。
さらに、接合部以外の導体配線2の厚みは材料削減を目的として1μmとした。以上、1つの例を示したが、これに限定されない。
なお、図1の導体配線2の作製方法は、以下の実施の形態で説明する方法で作製した。つまり、実施の形態3、実施の形態4で、レジスト膜7を除去することで作製できる。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2を示す。
図2(a)は実装体の平面図、図2(b)は図2(a)に示すA−A位置の断面を表しており、図2(c)は図2(b)に示すB−B位置の断面を表している。
図2(b)(c)に示すように、基材1の上に設けられた第1の導体配線5の上に第2の導体配線6が形成されている。第2の導体配線6のみが1nm以上の空隙を多数個含有し、第1の導体配線5は空隙を多数個含有していない。電子部品3の突起電極4は第2の導体配線6に埋没させて、かつ突起電極4の先端が第1の導体配線5に接触している。また、第2導体配線6は、第1導体配線5の前記突起電極4との接合部のみに設けられている。第2の導体配線6は、100nm以下の金属微粒子から形成されており、電子部品3の突起電極4は第2の導体配線6に低温で結合されている。
この構成によれば、周辺環境による熱等のストレスが突起電極4の接合部に生じても、空隙の変形によりストレスを緩和し、接合部の破壊による断線を防き、かつ、電子部品3が発生する熱が空隙を有した第2の導体配線6を経由せずに基材1に伝わるため放熱性を高め、さらに空隙を有さない第1の導体配線5を経由して電子部品3からの電気信号が流れるため、導電性を高めることができる。
さらに、接合強度が必要な突起電極4の接合部のみに第2の導体配線6が形成されている場合には、導体配線材料の使用量を減らし、コストを低減することができる。
なお、第1の導体配線5の幅、厚みは、実施の形態1の導体配線2と同じであった。図2の導体配線2の作製方法は、以下の実施の形態で説明する方法で作製した。つまり、実施の形態3、実施の形態4で、レジスト膜7を除去することで作製できる。
(実施の形態3)
図3は本発明の実施の形態3の実装構造体の製造方法を示す。
図3(a1)(b1)(c1)(d1)は、基材1の平面図、図3(a2)(b2)(c2)(d2)は、夫々図3(a1)(b1)(c1)(d1)に対応し、図3(a1)に示すA−A位置の断面を表わし、図3(a3)(b3)(c3)(d3)も夫々図3(a1)(b1)(c1)(d1)に対応し、図3(a1)に示すC−C位置の断面を表わしている。
まず、図3(a1)(a2)(a3)に示すように、セラミックやポリイミド等の基材1を用意する。
次に図3(b1)(b2)(b3)に示すように、基材1上にレジスト膜7等により凹部7aを形成する。
そして図3(c1)(c2)(c3)に示すように、凹部7aに100nm以下の粒径の金属粒子を含有したペースト材料を、凹部7aの高さよりも低く充填して導体配線部8を形成する。
次に図3(d1)(d2)(d3)に示すように、導体配線部8の材料が凹部7aから溢れ出ないように、導体配線部8に電子部品3の突起電極4を挿入し、この状態で熱や電磁波等のエネルギーにより導体配線部8を硬化、焼成し、導体配線2の形成と電子部品3の実装を一括して行う。
この製造方法によれば、凹部7aによって、導体配線部8のペースト材料が電子部品3を搭載するときの荷重により導体配線部8の領域外に押し広げられることがなく、導体配線2間の短絡を防ぐことができる。また、100nm以下の粒径の金属粒子を含有したペースト材料の塗布条件または硬化条件を制御することにより、導体配線部8中に空隙を多数形成することができ多孔質体となる。
ここで、塗布条件および硬化条件の一例を示す。
塗布条件としてインクジェットユニット、あるいは、塗布ユニットなどの供給ユニットを用いて、突起電極4が導電配線2で覆い隠されるように2から3回の塗り工程を経て比較的厚く形成した。
また、硬化条件としては、熱風循環炉にて5℃/分の昇温速度にて硬化した。昇温速度が速すぎるとペースト材料内の溶剤が突沸して均一な空隙が形成されず、また、多孔質性(個数)にも影響する。以上は一例でありこれに限定されない。
周辺環境による熱等のストレスが突起電極4の接合部に生じても、空隙の変形によりストレスを緩和し、信頼性の高い接合構造を提供できる。
また、導体配線部8の空隙を多数形成する場合には、図3(d2)に示すように突起電極4の先端が基材1に接触した構造にした方が、電子部品3が発生する熱が空隙を有した導体配線2を経由せずに基材1に直接伝わるため、放熱性を高めることができる。
なお、使用いたペーストは、3〜7nmの微粒子の金粒子を60wt%含み、溶剤がテトラデカンとデカノールの1:1混合液と、樹脂成分としてエポキシ樹脂で低沸点のものを用いた。密度1.6g/ccであった。粘度50から20mPa・sであった。
(実施の形態4)
図4は本発明の実施の形態4の実装構造体の製造方法を示す。
図4(a1)(b1)(c1)(d1)(e1)は基材1の平面図、図4(a2)(b2)(c2)(d2)(e2)は夫々図4(a1)(b1)(c1)(d1)(e1)に対応し、図4(a1)に示すA−A位置の断面を表わし、図4(a3)(b3)(c3)(d3)(e3)も夫々図4(a1)(b1)(c1)(d1)(e1)に対応し、図4(a1)に示すC−C位置の断面を表わしている。
まず、図4(a1)(a2)に示すように、セラミックやポリイミド等の基材1を用意しする。
次に図4(b1)(b2)に示すように、基材1上にレジスト膜7などにより凹部7aを形成する。
そして凹部7aに、図4(c1)(c2)に示すように凹部7aの高さよりも低く例えば100nm以下の粒径の金属粒子を含有した実施の形態3で用いたペースト材料により第1の導体配線部9を形成する。
次に図4(d1)(d2)に示すように、第1の導体配線部9の少なくとも電子部品3の突起電極4に対応した領域に、凹部から溢れ出ないように100nm以下の粒径の金属粒子を含有した実施の形態3で用いたペースト材料を塗布し第2の導体配線部19を形成する。
次に図4(e1)(e2)に示すように、第2の導体配線部19の材料が凹部7aから溢れ出ないように、電子部品3の突起電極4を第2の導体配線部19に挿入し、熱や電磁波等のエネルギーにより第2の導体配線部19を硬化する。
図4に示すこの製造方法によれば、図3に示した製造方法と同じく、凹部7aによって配線間の短絡を防ぐことができる。また、図4に示すように、接合強度確保が必要な突起電極4の接合部のみに第2の導体配線部19を形成した場合には、材料費を低減できる。
また、第2の導体配線部19を形成する100nm以下の粒径の金属粒子を含有したペースト材料の塗布条件または硬化条件を制御することにより、第2の導体配線部19中に空隙を多数形成することができ、周辺環境による熱等のストレスが突起電極4の接合部に生じても、空隙の変形によりストレスを緩和し、信頼性の高い接合構造を提供できる。
また、第1の導体配線部9を100nm以下の粒径の金属粒子を含有したペースト材料で形成する場合には、図4(d1)(d2)(d3)で第2の導体配線部19のペースト材料を塗布する前に、第1の導体配線部9を空隙が多数有さないように硬化したほうが、電子部品3が発生する熱が空隙を有した第1の導体配線5を経由せずに基材1に伝わるため放熱性を高め、さらに空隙を多数有さない第2の導体配線6を経由して電子部品3からの電気信号が流れるため、導電性を高めることができる。
また、第2の導体配線部19を形成する100nm以下の粒径の金属粒子を含有したペースト材料が低粘度の場合には、図4(d1)(d2)(d3)で第2の導体配線部19を形成するペースト材料を塗布する前に、少なくとも第1の導体配線部9上の第2の導体配線部19の領域を開口させたレジスト膜7を形成すると、ペースト材料の流れ出しを防ぐことができ、必要な第2の導体配線部19の厚さを確保することができる。
図5は基材1の平面図を示し、図4(c1)に示す第1の導体配線部9の形成後に、第2の導体配線部19を形成するためのレジスト膜11によって、第2の導体配線部19の領域を開口させた例を表わしている。また、第1の導体配線部9と第2の導体配線部19を形成するペースト材料は同一でも良いし、異なっていても良い。
また、図3または図4を例に説明した何れの実施の形態においても、電子部品3の実装体が他の部品等が接続する導体配線上の接続部は、基材1の凹部に導体配線2があるが、例えば100nm以下の粒径の金属粒子を含有したペースト材料を塗布し追加導体配線部を形成する工程を付加することにより、電子部品3の実装体の導体配線2上の接続部が凸形状である必要がある場合にも適用できるようになる。
図6は他の部品との接続部15に追加導体配線部12を形成した例を表わし、図6(a)は基材1の平面図、図6(b)は図6(a)に示すA−A位置の断面を表わしている。
また、図3または図4をに示した実施の形態では、凹部の形成をレジスト膜7等により付加する手法で説明しているが、レーザー等により基材1を切削する手法を用いても良い。但し、レジスト膜7により凹部を形成した場合には、電子部品3の搭載後にレジスト膜7を除去することにより、前述の接続部15を厚くする工程を付加しなくても良く、低コストの電子部品3の実装体を提供できる。
なお、上記実施形態において、使用するペースト中の100nm以下の粒径の金属粒子が塗布前に凝集するのを防ぐために金属粒子に有機膜などで被覆させても良い。
また、上記説明した何れの実施の形態においても、使用する100nm以下の粒径の金属粒子を含有したペースト材料に粒径が1μm以上の金属粒子を含有させると、導体配線2の硬化が短時間で完了するため、低コストの電子部品3の実装体を提供できる。
また、図1または図2を例に説明した何れの実施の形態においても、突起電極4の周りに封止樹脂などを充填して補強した方がなお良い。
本発明は、導体配線2の狭ピッチ化および耐熱ストレス化が必要なシステムLSIやLED等の幅広い半導体製品に適用できる。
実施の形態1の実装構造体の平面図とA−A断面図およびB−B断面図 実施の形態2の実装構造体の平面図とA−A断面図およびB−B断面図 実施の形態3の製造工程図と各工程のA−A断面図およびC−C断面図 実施の形態4の製造工程図と各工程のA−A断面図およびC−C断面図 第2の導体配線部の領域を開口させた例の平面図 追加導体配線部を形成した例を示す平面図とA−A断面図 従来の実装構造体の製造工程における基材の平面図と各工程のC−C断面図 従来例における導体配線間の短絡例を示す断面図
符号の説明
1 基材
2 導体配線
3 電子部品
4 突起電極
5 第1の導体配線
6 第2の導体配線
7 レジスト膜
8 導体配線部
9 第1の導体配線部
11 レジスト膜
12 追加導体配線
15 接続部
19 第2の導体配線部

Claims (9)

  1. 基材に設けた第1導体配線の上に第2導体配線を設け、
    第2導体配線のみに電子部品の突起電極を埋没させて電気接続した実装構造体であり、前記第2導体配線は100nm以下の金属微粒子から形成された多孔質であり、前記第2導体配線を、前記第1導体配線の前記突起電極との接合部のみに設けた
    実装構造体。
  2. 前記突起電極は、前記第1導体配線と接している
    請求項1記載の実装構造体。
  3. 基材に設けた導体配線に電子部品を実装するに際し、
    前記基材に形成した凹部にこの凹部の高さよりも低く第1の導体配線部を形成し、
    第1の導体配線部の一部に100nm以下の粒径の金属粒子を含有したペースト材料を前記凹部から溢れ出ないように塗布して多孔質の第2の導体配線部を形成し、
    前記第2の導体配線部の材料が前記凹部から溢れ出ないように第2の導体配線部のみに前記電子部品の突起電極を挿入した後に第2の導体配線部を硬化する
    実装構造体の製造方法。
  4. 100nm以下の粒径の金属粒子を含有したペースト材料により第1の導体配線部を形成し、第2の導体配線部の材料を塗布する前に第1の導体配線部を硬化させる
    請求項3に記載の実装構造体の製造方法。
  5. 第2の導体配線部の材料を塗布する前に、第2の導体配線部の領域を開口させたレジスト膜を形成する
    請求項4に記載の実装構造体の製造方法。
  6. 前記凹部をレジスト膜により形成する
    請求項3〜請求項5の何れか記載の実装構造体の製造方法。
  7. 電子部品の実装後に前記レジスト膜を除去する
    請求項6に記載の実装構造体の製造方法。
  8. 前記金属ナノペースト材料中に1μm以上のサイズの金属粒子を含有たものを使用する
    請求項3〜請求項6の何れかに記載の実装構造体の製造方法。
  9. 導体配線における他の部品との接続部に追加導体配線部を形成する工程を付加することを特徴とする
    請求項3〜請求項6の何れかに記載の実装構造体の製造方法。
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