JP4978578B2 - 撥水性付与用ペースト組成物及びガス拡散層の製造方法 - Google Patents

撥水性付与用ペースト組成物及びガス拡散層の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、燃料電池用導電性多孔質基材に撥水性を付与するための新規なペースト組成物及びそれを用いた撥水性が付与されたガス拡散層の新規な製造方法に関する。
固体高分子形燃料電池を構成する電解質膜−電極接合体(MEA)は、ガス拡散層、触媒層、イオン伝導性固体高分子電解質膜、触媒層及びガス拡散層が順次積層された構造を有している。
このうち、ガス拡散層は、セパレータから供給されるガスを触媒層に均一に行き渡らせる役割を果たすため、良好なガス拡散性(ガス透過性)を備えていることが必要とされる。また、触媒層で発生した電子が効率的にセパレータへ輸送されるための導電性を有していることも必要である。このため、ガス拡散層の材質には、カーボンペーパー等の導電性多孔質基材が一般的に使用されている。
さらにガス拡散層に求められている性能として、撥水性が挙げられる。これは、電池反応により触媒層で水が発生し、この生成水がガス拡散層の細孔を埋めてしまうとガス拡散性に悪影響を及ぼすため、水はけを良くし、速やかに水をMEA外部に排出させるためである。
ところが、カーボンペーパー等の導電性多孔質基材そのものには、一般的に撥水性が備わっていない。そこで、撥水性を付与するために、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂からなる撥水層を導電性多孔質基材に形成させる方法が行われている(特許文献1)。
また、フッ化ピッチが溶解したフッ素系有機溶剤を導電性多孔質基材に塗布し、当該有機溶剤を乾燥及び除去することにより、フッ化ピッチを固着する方法も提案されている(特許文献2)。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、電気抵抗が高いフッ素系樹脂を多量に使用するため、ガス拡散層及びMEA全体の電気抵抗が高くなり、導電性の低下が避けられない。またフッ素系樹脂からなる層では、撥水性が十分に改良されたとは言えない。
一方、特許文献2に記載の技術ではフッ化ピッチは導電性多孔質基材に結着しにくいため、フッ化ピッチを主成分とする撥水材が当該基材から脱落し、撥水性が長期に亘って発揮されないおそれがある。また特許文献2に記載の技術では、フッ素系の有機溶剤を使用するため、環境面からも好ましくない。
特開2003−115302公報 特開2000−67874公報
本発明は、燃料電池用導電性多孔質基材に、一段と優れた導電性及び撥水性を付与できるガス拡散層の製造方法及びそれに用いるペースト組成物を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題に鑑み、鋭意研究を重ねてきた。その結果、特定の成分を含有させたペースト組成物を使用し、当該ペースト組成物の乾燥及び焼成物を導電性多孔質基材の内部に形成させることにより、上記課題を解決できることを見い出した。本発明は、このような知見に基づき完成されたものである。
本発明は、下記項1〜5に示すペースト組成物、該ペースト組成物を用いたガス拡散層の製造方法及びそれにより得られるガス拡散層、並びに該ガス拡散層を用いた燃料電池を提供する。
項1.燃料電池用導電性多孔質基材に撥水性を付与するために用いられるペースト組成物であって、前記ペースト組成物は、フッ化ピッチ、フッ素系樹脂、分散剤及び水を含有し、前記フッ化ピッチが、前記フッ化ピッチ及び前記フッ素系樹脂の合計量に対して、20〜90重量%の割合で含まれており、且つ前記フッ化ピッチは前記水中に分散状態で存在している、ペースト組成物。
項2.前記フッ化ピッチが、前記フッ化ピッチ及び前記フッ素系樹脂の合計量に対して、50〜90重量%の割合で含まれている、項1に記載のペースト組成物
項3.項1又は2に記載のペースト組成物中に、燃料電池用導電性多孔質基材を浸漬する工程、並びに当該ペースト組成物を乾燥及び焼成する工程を備えた、ガス拡散層の製造方法。
.項に記載の製造方法により得られるガス拡散層。
.項に記載のガス拡散層を用いた固体高分子形燃料電池。
ペースト組成物
本発明のペースト組成物は、燃料電池用導電性多孔質基材の表面に撥水性を付与するために用いられるためのペースト組成物であって、前記ペースト組成物は、非ポリマー系フッ素材料、フッ素系樹脂、分散剤及び水を含有し、且つ非ポリマー系フッ素材料は前記水中に分散状態で存在している。このペースト組成物を使用して、当該ペースト組成物の乾燥及び焼成物を導電性多孔質基材内部に形成させることにより、優れた導電性と撥水性とを兼備するガス拡散層を得ることができる。
非ポリマー系フッ素材料は、フッ素を含有し、且つ重量平均分子量が1000〜5000程度のものであれば特に限定されない。これらは、公知又は市販のものを使用できる。本発明では特に導電性のものが好ましく、例えば、フッ化ピッチ、フッ化黒鉛等が挙げられる。このような非ポリマー系フッ素材料を含有させることにより、ガス拡散層に高い撥水性を持たせることが可能となり、触媒層上で生成される水を効率的に外部に排出することができ、水によるガス拡散層内部の細孔の閉塞を防ぐことができる。また、導電性多孔質基材に一段と優れた導電性を付与することもできる。
非ポリマー系フッ素材料のF/C原子は限定的でないが、通常1〜2程度、好ましくは1.1〜1.6程度とすればよい。平均粒子径は、0.5μm〜50μm程度、好ましくは1μm〜30μm程度である。
本発明のフッ素系樹脂は、フッ素を含有し、重量平均分子量が50万〜3000万のポリマーであれば特に限定されない。これらは、公知又は市販のものを使用できる。例えば、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、フッ化エチレンプロピレン樹脂、パーフロロアルコキシ樹脂、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体等が挙げられる。このようなフッ素系樹脂を含有することにより、ガス拡散層に撥水性を持たせると共に、非ポリマー系フッ素材料を導電性多孔質基材内部により強固に結着できるため、撥水性を長期に亘り維持させることができる。
分散剤は、フッ素系樹脂及び非ポリマー系フッ素材料を水(ペースト組成物)中で分散させることができるものである限り限定されず、公知又は市販のものが使用できる。このような分散剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコールアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、酸性基含有構造変性ポリアクリレート等が挙げられる。これらは、1種単独で又は2種以上併用できる。
本発明のペースト組成物は、導電性炭素粒子を含有しないことが好ましい。導電性炭素粒子としては、例えば、チャンネルブラック、ファーネスブラック、ケッチェンブラック、アセチレンブラック、ランプブラック等のカーボンブラック;黒鉛;活性炭等が挙げられる。
ペースト組成物の配合割合は上記成分を含有する限り限定的ではないが、例えば、非ポリマー系フッ素材料及びフッ素系樹脂の合計量100重量部に対して、分散剤5〜300重量部程度、好ましくは10〜200重量部程度、水50〜3000重量部程度、好ましくは100〜2500重量部程度とすればよい。
特に非ポリマー系フッ素材料が、非ポリマー系フッ素材料及びフッ素系樹脂の合計量に対して、20〜90重量%、特に30〜80重量%の割合で含まれていることが好ましい。この範囲とすることにより、より一層高い導電性及び撥水性を保持できる。
ガス拡散層の製造方法
本発明のガス拡散層は、上記本発明のペースト組成物中に、導電性多孔質基材を含浸し、次いで、乾燥及び焼成を行う工程を経ることにより得られる。
導電性多孔質基材としては、燃料電池(特に、固体高分子形燃料電池)で一般的に使用されているものを用いればよく、公知又は市販のものを用いることができる。例えば、カーボンペーパー、カーボンクロス、カーボン不織布(カーボンフェルト)等が挙げられる。
またカーボンペーパーの特性について、東レ製のTGP−H−060を例にとり言及すると、厚み:190μm、電気抵抗:厚み方向80mΩ・cm、面方向5.8mΩ・cm、気孔率:78%、嵩密度:0.44g/cm3、表面粗さ:8μm、等である。
導電性多孔質基材の厚みは限定的ではないが、通常50μm〜1000μm程度、好ましくは100μm〜400μm程度とすればよい。
ペースト組成物の導電性多孔質基材への付与量は限定的でないが、固形分換算で、例えば、0.5〜30g/m2程度、好ましくは1〜15g/m2程度とすればよい。
乾燥温度は限定的ではなく、例えば、大気中にて50〜150℃程度、好ましくは90〜120℃程度とすればよい。
乾燥時間は、乾燥温度等に応じて適宜決定すればよいが、通常10〜30分程度である。
乾燥後に行う焼成時の温度も限定的ではなく、例えば、大気中にて200〜400℃、好ましくは250〜350℃程度とすればよい。
焼成時間は、焼成温度等に応じて適宜決定すればよいが、通常10〜180分程度、好ましくは30〜150分程度とすればよい。
ガス拡散層
本発明のガス拡散層は、上記の方法により得られるものであり、導電性多孔質基材内部に、本発明ペースト組成物の乾燥及び焼成物を含んでいる。このようなガス拡散層は、良好な導電性及び撥水性を兼備しているため、MEA全体の導電性能を向上させることができ、また、MEAの触媒層で発生する水をより効率的にガス拡散層外部(ひいては、MEA外部)に排出できる。このため、本発明のガス拡散層を用いた燃料電池は、優れた電池性能を発揮する。
ペースト組成物中の分散剤は、ガス拡散層(GDL)の焼成時に分解されるため、拡散層中に存在していない。フッ素系樹脂は、焼成後に溶解し、ガス拡散層の繊維上に付着した状態になっている。非ポリマー系フッ素材料は、ガス拡散層上に粒子状で分散している状態になっている。
ペースト組成物の乾燥及び焼成物が導電性多孔質基材内部に存在している量は、限定的ではないが、導電性多孔質基材を基準にして、通常1〜15g/m2、好ましくは2〜12g/m2程度である。
本発明のガス拡散層は、固体高分子形燃料電池用のガス拡散層として使用することができる。具体的には、公知又は市販のイオン伝導性固体高分子電解質膜の両面に触媒層(カソード触媒層及びアノード触媒層)が積層された電解質膜−触媒層積層体(カソード触媒層/電解質膜/アノード触媒層)を用意し、次いで、この両面(カソード触媒層及びアノード触媒層)の少なくとも一つの面に、本発明のガス拡散層を積層させることにより、電解質膜−電極接合体(ガス拡散層/カソード触媒層/電解質膜/アノード触媒層/ガス拡散層)を作製して、これを使用すればよい。
本発明によれば、非ポリマー系フッ素材料、フッ素系樹脂、分散剤及び水を含有し、且つ非ポリマー系フッ素材料は前記水中に分散状態で存在しているペースト組成物を使用するため、一段と優れた導電性と撥水性とを兼備するガス拡散層を製造できる。
また、本発明のペースト組成物は、溶剤としてフッ素系溶剤ではなく、水を使用するため、環境面でも良好である。
本発明のペースト組成物において、非ポリマー系フッ素材料とフッ素系樹脂とを特定の割合で含有させると、非ポリマー系フッ素材料をより強固に導電性多孔質基材内部に固定でき、長期に亘って優れた撥水性及び導電性を維持できる。
従って、本発明により得られるガス拡散層を用いると、優れた電池性能を有する固体高分子形燃料電池を製造することができる。
以下に実施例を挙げて、本発明をより詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されない。
<ペースト組成物の調製>
ペースト組成物の調製には、下記に示す材料を使用した。
分散剤:ポリオキシエチレンアルキレンアルキルエーテル(エマルゲンMS110、花王社製)
非ポリマー性フッ素材料:フッ化ピッチ、大阪ガス社製、重量平均分子量は約3000、平均粒子径は1.2〜30μm
フッ素系樹脂:ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ダイキン社製、重量平均分子量は50〜3000万
実施例1〜4
分散剤、非ポリマー性フッ素材料、フッ素樹脂及び水を表1に示す割合(重量部)で配合して、メディア分散により60分程度分散させることにより、本発明の導電性多孔質基材撥水処理用ペースト組成物を調製した。
Figure 0004978578
比較例1
分散剤20重量部、フッ素系樹脂100重量部及び水2000重量部を配合し、実施例1と同様にして、比較のためのペースト組成物を調製した。
<ガス拡散層の製造>
導電性多孔質基材としてカーボンペーパー(東レ製;TGP−H−060)を用いた。この導電性多孔質基材を、実施例1〜4及び比較例1で調製した各ペースト組成物に3分間含浸させた(導電性多孔質基材内部に各ペースト組成物が5.0g/m2程度含浸)後、大気雰囲気中95℃で20分程度乾燥させ、次いで大気雰囲気中で300℃、2時間程焼成を行うことにより、撥水性を備えたガス拡散層を製造した。
<燃料電池の作製及びその評価試験>
(1)電解質膜−触媒層積層体の製造
白金触媒担持炭素粒子4g(田中貴金属工業社製「TEC10E50E」)、イオン伝導性高分子電解質膜溶液40g(Nafion5wt%溶液:「DE-520」デュポン社製)、蒸留水12g、n−ブタノール20g及びt−ブタノール20gを配合し、分散機にて攪拌混合することにより、アノード触媒層形成用ペースト組成物及びカソード触媒層形成用ペースト組成物を得た。
アノード触媒層形成用ペースト組成物及びカソード触媒層形成用ペースト組成物を、それぞれアプリケーターを用いて転写基材(材質:ポリエチレンテレフタラートフィルム)上に塗工し、95℃で30分程度乾燥させることにより触媒層を形成させて、アノード触媒層形成用転写シート及びカソード触媒層形成用転写シートを作製した。なお、触媒層の塗工量は、アノード触媒層、カソード触媒層共に白金担持量が0.45mg/cm2程度となるようにした。
上記で作製したアノード触媒層形成用転写シート及びカソード触媒層形成用転写シートを用いて、電解質膜各面に、熱プレスを行った後、転写基材のみを剥がすことにより、電解質膜−触媒層積層体を作製した。
(2)燃料電池の製造
上記で作製した電解質膜−触媒層積層体の両面に、実施例1〜4及び比較例1の各ペースト組成物を用いて製造したガス拡散層を積層させることにより、電解質膜−電極接合体(MEA)を得、次いで、得られたMEAを燃料電池セルに組み込むことにより、固体高分子形燃料電池(実施例1〜4及び比較例1のガス拡散層を用いて製造した固体高分子形燃料電池)を製造した。
性能試験
(a)ガス拡散層の評価
(i) 導電性
固体高分子形燃料電池用の電池評価セル(JARI製燃料電池評価セル)を使用し、そのセル中にガス拡散層を2枚挟み込み、1〜6Nm圧力でセルを締め、各圧力でのセル抵抗値を燃料電池交流抵抗測定器(チノー社製)により測定した。通常の電池評価時で適用しているセル締め圧は4Nmであるため、その圧力での抵抗値を測定した結果、ペースト組成物中にフッ化ピッチを添加することで導電性が向上することが確認できた(表2参照)。
(ii) 撥水性
フッ化ピッチを添加した実施例1〜4において、150〜160°と高い接触角を示すことが確認できた。このため実施例1〜4のペースト組成物を用いて作製したガス拡散層を使用することで、カソードでの生成水の高い排出性を示すと考えられる。なお、導電性多孔質基材との接触角は、自動接触角測定器(英弘精機(株)製、「OCA20」)を用い、1マイクロリットル程度のペースト組成物の液滴を導電性多孔質基材表面に滴下し、30秒後の接触角を観測することにより求められる。
(b)電池性能評価
上記のMEAを使用しての電池性能評価を、以下の条件により行った。
セル温度:80℃
加湿温度:カソード80℃、アノード70℃
ガス利用率:カソード40%、アノード70%
負荷電流を1.25〜25Aまで変動させた時のセル電圧値の測定を行った。ガス拡散の影響がより顕著である1000mA/cm2において、実施例1〜4では570mV〜580mVと実用可能レベルであり、比較例1の554mVより高い性能を示し、この性能は、フッ化ピッチ配合量の増加と共により顕著なものとなった。
更に電流遮断法(北斗電工株式会社製、カレントパルスジェネレーターHC-114)により内部抵抗(オーミック抵抗)を1.25〜20Aの負荷電流範囲で測定した。その結果を図2に示す。図2によれば、比較例1では、実施例1〜4よりも高いオーム損値を示した。これは、GDLでの細孔を生成水及び凝結水による閉塞でのガス拡散性の影響が起因し、このことから実施例1〜4では比較例1よりも生成水及び凝結水の排出状況が良好、つまり高い撥水性を発現することを示している。
上記の結果から、実施例1〜4のペースト組成物は、格段に優れた導電性及び撥水性を兼備するガス拡散層を製造するために有効なペースト組成物であることが確認できた。
以上の結果を表2にまとめて示す。
Figure 0004978578
また、表2に示すGDL抵抗値から、実施例1〜4の方が比較例1より良好なガス拡散性を示すことが確認できた。
上記の結果から実施例1〜4は、格段に優れた導電性及び撥水性を兼備するガス拡散層を製造するために有効なペースト組成物であることが確認できた。
図1は、本発明のガス拡散層の概念図を示す。 図2は、電流遮断法によるオーム損失の測定結果を示すグラフである。
符号の説明
1.ガス拡散層
2.アノード触媒層
3.イオン伝導性固体高分子電解質
4.カソード触媒層
5.電解質膜−電極接合体

Claims (5)

  1. 燃料電池用導電性多孔質基材に撥水性を付与するために用いられるペースト組成物であって、前記ペースト組成物は、フッ化ピッチ、フッ素系樹脂、分散剤及び水を含有し、前記フッ化ピッチが、前記フッ化ピッチ及び前記フッ素系樹脂の合計量に対して、20〜90重量%の割合で含まれており、且つ前記フッ化ピッチは前記水中に分散状態で存在している、ペースト組成物。
  2. 前記フッ化ピッチが、前記フッ化ピッチ及び前記フッ素系樹脂の合計量に対して、50〜90重量%の割合で含まれている、請求項1に記載のペースト組成物。
  3. 請求項1又は2に記載のペースト組成物中に、燃料電池用導電性多孔質基材を浸漬する工程、並びに当該ペースト組成物を乾燥及び焼成する工程を備えた、ガス拡散層の製造方法。
  4. 請求項に記載の製造方法により得られるガス拡散層。
  5. 請求項に記載のガス拡散層を用いた固体高分子形燃料電池。
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