JP4978226B2 - 化粧シート - Google Patents
化粧シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP4978226B2 JP4978226B2 JP2007034712A JP2007034712A JP4978226B2 JP 4978226 B2 JP4978226 B2 JP 4978226B2 JP 2007034712 A JP2007034712 A JP 2007034712A JP 2007034712 A JP2007034712 A JP 2007034712A JP 4978226 B2 JP4978226 B2 JP 4978226B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- decorative sheet
- resin
- pattern
- sheet according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
このような表面化粧板に使用される化粧シートには、ラミネート加工、ラッピング加工、Vカット加工等の二次加工のための適度な曲げ加工性、切削性、耐破断性等の加工適性、使用状態における耐汚染性、耐候性、耐光性、耐熱性、耐水性、耐溶剤性、表面硬度、耐摩耗性、スクラッチ性等、種々の特性が要求される。
こうした要求を満たすために、上記加工適性を十分に満足する基材を用い、該基材の表面に表面保護層を施すことが行われており、表面保護層としては電離放射線硬化性樹脂組成物が好ましく用いられている。
例えば、プライマー層を改良するものとして基材と装飾層となる絵柄層との間に熱可塑性アクリルウレタン樹脂を配設することにより基材と絵柄層との密着性を向上する方法が提案されている。(特許文献2、特許請求の範囲、段落0017参照) しかしながら、プライマー層を特定の破断時伸びを有する弾性プライマー層とする観点がなかったので、曲げ加工性を改良することをなし得なかった。従って、化粧シートの曲げ加工性、耐摩耗性及びスクラッチ性をバランスよく改良することが望まれている。
1. 基材と、該基材上に配設される弾性プライマー層と、該弾性プライマー層上の一部又は全面に設けられる絵柄層と、該絵柄層上を含め表面の一部又は全面を被覆する表面保護層とを有する化粧シートであって、該弾性プライマー層の破断時伸び(25℃)が、100〜500%であり、かつ該表面保護層が電離放射線硬化性樹脂組成物の架橋硬化したものである化粧シート、
2. 電離放射線硬化性樹脂組成物が電子線硬化性樹脂組成物である上記1に記載の化粧シート、
3. 電離放射線硬化性樹脂組成物が(メタ)アクリレート系モノマーを含有してなる上記1又は2に記載の化粧シート、
4. (メタ)アクリレート系モノマーが多官能性(メタ)アクリレート系モノマーである上記3に記載の化粧シート、
5. 電離放射線硬化性樹脂組成物がさらに重合性オリゴマーを含有してなる上記3又は4に記載の化粧シート、
6. 絵柄層と表面保護層との間に、さらに低艶絵柄インキ層を有する上記1〜5のいずれかに記載の化粧シート、
7. 表面保護層中であって、低艶絵柄インキ層の直上部及びその近傍に視覚的に凹部として認識される低光沢領域が形成されてなる上記6に記載の化粧シート、
8. 低光沢領域の上部に位置する表面保護層の表面が凸形状を有する上記7に記載の化粧シート、
9. 絵柄層と低艶絵柄インキ層の間にさらに浸透防止層を有する上記6〜8のいずれかに記載の化粧シート、
10. 弾性プライマー層と絵柄層の間にさらに隠蔽層を有する上記1〜9のいずれかに記載の化粧シート、
11. 絵柄層が木目模様を形成するものであり、低艶絵柄インキ層が導管部の低艶部分を形成するものである請求項7〜10のいずれかに記載の化粧シート、
12. 基材がポリエステル樹脂フイルムからなる上記1〜11のいずれかに記載の化粧シート、
13. ポリエステル樹脂フイルムが着色ポリエステル樹脂フイルムである上記12に記載の化粧シート、及び
14. 上記1〜13のいずれかに記載の化粧シートを基板に貼付した化粧板、
を提供するものである。
弾性プライマー層3は、基材2に隣接して一様均一に配設され、基材2と、絵柄層4、隠蔽層9又は浸透防止層8との接着を強固にする。絵柄層4は、弾性プライマー層3上の一部又は全面に設けられるが、弾性プライマー層3と絵柄層4との間に、隠蔽層9が配設されていてもよい。表面保護層5は、該絵柄層4上を含め化粧シート表面の一部又は全面を被覆する。所望により配設される低艶絵柄インキ層6は部分的に存在し、その直上部及びその近傍における表面保護層には低光沢領域7が形成される。表面保護層5側から本発明の化粧シートを見ると、低光沢領域7は視覚的に凹部として認識されるため、全体として、この低光沢領域7によって視覚的に凹凸模様として認識される。なお、低光沢領域7は図中で点の集合により表現されている。
また、表面保護層5の最表面における、低光沢領域7の上部は、低艶絵柄インキ層6の形成に伴って隆起し、凸形状10を有していてもよい。表面保護層5の表面がこのように凸形状を有することによって、この部分で光が散乱されるため、また表面積が増加し、かつ低艶が認識できる視野角も広がるため、上記低光沢領域7の効果と協調してさらに視覚的な凹凸感が強調される。なお、該凸形状の高さについては、本発明の効果を奏する範囲で特に限定されないが、通常2〜3μmの範囲である。
また、所望により、図1のように、絵柄層4と低艶絵柄インキ層6との間に、浸透防止層8が配設されていてもよい。
表面保護層5中に形成される低光沢領域7の広がりの程度については、本発明の効果を奏する範囲内であれば特に限定されず、図1に示す如く、低艶絵柄インキ層6の表面から表面保護層5の厚み方向の途中で留まっていてもよく、また図2に示すように表面保護層5の最表面に達するものであってもよい。さらには図2に示すように表面保護層5の最表面に凸形状を形成してもよい。
本発明で用いられる基材2としては、通常化粧シートとして用いられるものであれば、特に限定されず、各種の紙類、プラスチックフィルム、プラスチックシート、金属箔、金属シート、金属板、木材等の木質系の板、窯業系素材等を用途に応じて適宜選択することができる。これらの材料はそれぞれ単独で使用してもよいが、紙同士の複合体や紙とプラスチックフィルムの複合体等、任意の組み合わせによる積層体であってもよい。
これらの基材、特にプラスチックフィルムやプラスチックシートを基材として用いる場合には、その上に配設される層との密着性を向上させるために、所望により、片面又は両面に酸化法や凹凸化法等の物理的又は化学的表面処理を施すことができる。
上記酸化法としては、例えばコロナ放電処理、クロム酸化処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線処理法等が挙げられ、凹凸化法としては、例えばサンドブラスト法、溶剤処理法等が挙げられる。これらの表面処理は、基材の種類に応じて適宜選択されるが、一般にはコロナ放電処理法が効果及び操作性等の面から好ましく用いられる。
また該基材はプライマー層を形成する等の処理を施してもよいし、色彩を整えるための塗装や、デザイン的な観点での模様があらかじめ形成されていてもよい。
これらの他、リンター紙、板紙、石膏ボード用原紙、又は紙の表面に塩化ビニル樹脂層を設けたビニル壁紙原反等、建材分野で使われることの多い各種紙が挙げられる。さらには、事務分野や通常の印刷、包装等に用いられるコート紙、アート紙、硫酸紙、グラシン紙、パーチメント紙、パラフィン紙、又は和紙等を用いることもできる。また、これらの紙とは区別されるが、紙に似た外観と性状を持つ各種繊維の織布や不織布も基材として使用することができる。各種繊維としてはガラス繊維、石綿繊維、チタン酸カリウム繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、若しくは炭素繊維等の無機質繊維、又はポリエステル繊維、アクリル繊維、若しくはビニロン繊維等の合成樹脂繊維が挙げられる。
ここで、ポリエステル樹脂フイルムは、いわゆる押出口金から溶融押し出されたポリエステル樹脂フイルムであって、通常、縦方向及び横方向の二軸方向に配向させたフイルムであるが、無延伸フィルムであってもよい。このポリエステル樹脂フイルムには、ジカルボン酸とグリコールとから縮重合によって得られたポリマーが用いられる。ここで、ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバチン酸等が挙げられ、またグリコールとしては、エチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール等が挙げられる。具体的には例えばポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリエチレン−p−オキシベンゾエート、ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート等が挙げられる。本発明の場合、特にポリエチレンテレフタレートが好ましい。ポリエステル樹脂等の樹脂フイルムの厚みとしては20〜100μm、コスト及び使用上の取扱の良さから40〜50μmが好ましい。紙基材を用いる場合には、坪量は、通常20〜150g/m2程度、好ましくは30〜100g/m2の範囲である。
また、必要に応じ、複数の樹脂を混合した混合樹脂を使用することにより破断時伸び(25℃)を制御しても良い。
絵柄層4に用いる絵柄インキとしては、バインダーに顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜混合したものが使用される。該バインダーとしては特に制限はなく、例えば、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル系共重合体樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル/アクリル系共重合体樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ブチラール系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ニトロセルロース系樹脂(例えば、ニトロセルロース・アルキッド系樹脂)、酢酸セルロース系樹脂等の中から任意のものが、1種単独で又は2種以上を混合して用いられる。
なお、本発明の化粧シートにおいては、所望により、後に詳述する低艶絵柄インキ層6及び低光沢領域7により、さらに優れた化粧を施すことができる。
代表的には、重合性モノマーとして、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つ(メタ)アクリレート系モノマーが好適であり、中でも多官能性(メタ)アクリレートが好ましい。なお、ここで「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート又はメタクリレート」を意味する。多官能性(メタ)アクリレートとしては、分子内にエチレン性不飽和結合を2個以上有する(メタ)アクリレートであればよく、特に制限はない。具体的にはエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性リン酸ジ(メタ)アクリレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの多官能性(メタ)アクリレートは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ここで、表面保護層の電離放射線硬化性樹脂に含有される1乃至2官能シリコーンメタクリレートは主に耐汚染性、マジック消去性、耐セロファンテープ性を付与し、多官能シリコーンアクリレートは主にレベリング性、表面平滑性、くもり性(透明度)の向上及びすべり性を減じる特性を付与するものである。
上述のシリコーンメタクリレートは、ポリシロキサンからなるシリコーンオイルのうち、又は片方乃至両方の末端にメタクリル基を導入した変性シリコーンオイルの中の一つである。シリコーンメタクリレートに用いる1乃至2官能シリコーンメタクリレートとしては、従来公知のものが使用でき、有機基がメタクリル基であり、該有機基を1乃至2つ有する変性シリコーンオイルであれば、特に限定されない。また、変性シリコーンオイルの構造は、置換される有機基の結合位置によって、側鎖型、両末端型、片末端型、側鎖両末端型に大別されるが、有機基の結合位置には、特に制限はない。
このようなシリコーンメタクリレートとしては、好ましくは分子量1000〜6000、より好ましくは3000〜6000、官能基当量(分子量/官能基数)好ましくは500〜3000、より好ましくは1500〜3000の条件を有するものが用いられる。
また、シリコーンアクリレートに用いる多官能シリコーンアクリレートとしては、従来公知のものが使用でき、有機基がアクリル基であって該有機基を複数、好ましくは4つ以上を、さらには4〜6つ有する変性シリコーンオイルであれば、特に限定されない。また、変性シリコーンオイルの構造は、置換される有機基の結合位置によって、側鎖型、両末端型、片末端型、側鎖両末端型に大別されるが、有機基の結合位置には、特に制限はない。
このようなシリコーンアクリレートとしては、好ましくは分子量3000〜100000、より好ましくは10000〜30000、官能基当量(分子量/官能基数)好ましくは750〜25000、より好ましくは3000〜6000の条件を有するものが用いられる。
上記1乃至2官能シリコーンメタクリレートの含有量は、電離放射線硬化性樹脂100質量部に対して好ましくは1.5〜20質量部、より好ましくは2〜4質量部である。また、上記多官能シリコーンアクリレートの含有量は、電離放射線硬化性樹脂100質量部に対して好ましくは1〜20質量部、より好ましくは1〜10質量部である。
また、シリコーンメタクリレートとシリコーンアクリレートとの含有量の比は、好ましくは1:1〜1:5、より好ましくは1:2〜1:3(いずれも質量比)である。
本発明においては、上述のように低艶絵柄インキ層6を構成する低艶絵柄インキと表面保護層5を構成する電離放射線硬化性樹脂組成物とが相互作用することが重要であり、この観点から適当なインキと電離放射線硬化性樹脂組成物が選定されるが、電離放射線硬化性樹脂組成物としては、多官能性(メタ)アクリレートモノマーを含有することが好ましい。
また、分子中にカチオン重合性官能基を有する重合性オリゴマー等に対しては、芳香族スルホニウム塩、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル等が挙げられる。
また、光増感剤としては、例えばp−ジメチル安息香酸エステル、第三級アミン類、チオール系増感剤等を用いることができる。
本発明においては、電離放射線硬化性樹脂組成物として電子線硬化性樹脂組成物を用いることが好ましい。電子線硬化性樹脂組成物は無溶剤化が可能であって、環境や健康の観点からより好ましく、また光重合用開始剤を必要とせず、安定な硬化特性が得られるからである。
ここで、耐候性改善剤としては、紫外線吸収剤や光安定剤を用いることができる。紫外線吸収剤は、無機系、有機系のいずれでもよく、無機系紫外線吸収剤としては、平均粒径が5〜120nm程度の二酸化チタン、酸化セリウム、酸化亜鉛等を好ましく用いることができる。また、有機系紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリアゾール系、具体的には、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、ポリエチレングリコールの3−[3−(ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオン酸エステル等が挙げられる。一方、光安定剤としては、例えばヒンダードアミン系、具体的には2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2’−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート等が挙げられる。また、紫外線吸収剤や光安定剤として、分子内に(メタ)アクリロイル基等の重合性基を有する反応性の紫外線吸収剤や光安定剤を用いることもできる。
重合禁止剤としては、例えばハイドロキノン、p−ベンゾキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ピロガロール、t−ブチルカテコール等が、架橋剤としては、例えばポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物、金属キレート化合物、アジリジン化合物、オキサゾリン化合物等が用いられる。
充填剤としては、例えば硫酸バリウム、タルク、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム等が用いられる。
着色剤としては、例えばキナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、酸化チタン、カーボンブラック等の公知の着色用顔料等が用いられる。
赤外線吸収剤としては、例えば、ジチオール系金属錯体、フタロシアニン系化合物、ジインモニウム化合物等が用いられる。
本発明においては、このようにして調製された塗工液を、基材の表面に、硬化後の厚さが1〜20μmになるように、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコート等の公知の方式、好ましくはグラビアコートにより塗工し、未硬化樹脂層を形成させる。硬化後の厚さが1μm以上であると所望の機能を有する硬化樹脂層が得られる。硬化後の表面保護層の厚さは、好ましくは2〜20μm程度である。
なお、電子線の照射においては、加速電圧が高いほど透過能力が増加するため、基材として電子線により劣化する基材を使用する場合には、電子線の透過深さと樹脂層の厚みが実質的に等しくなるように、加速電圧を選定することにより、基材への余分の電子線の照射を抑制することができ、過剰電子線による基材の劣化を最小限にとどめることができる。
また、照射線量は、樹脂層の架橋密度が飽和する量が好ましく、通常5〜300kGy(0.5〜30Mrad)、好ましくは10〜50kGy(1〜5Mrad)の範囲で選定される。
さらに、電子線源としては、特に制限はなく、例えばコックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器を用いることができる。
電離放射線として紫外線を用いる場合には、波長190〜380nmの紫外線を含むものを放射する。紫外線源としては特に制限はなく、例えば高圧水銀燈、低圧水銀燈、メタルハライドランプ、カーボンアーク燈等が用いられる。
このようにして、形成された硬化樹脂層には、各種の添加剤を添加して各種の機能、例えば、高硬度でスクラッチ性を有する、いわゆるハードコート機能、防曇コート機能、防汚コート機能、防眩コート機能、反射防止コート機能、紫外線遮蔽コート機能、赤外線遮蔽コート機能等を付与することもできる。
本発明における艶差発生の機構については、十分解明されるには至っていないが、各種実験と観察、測定の結果から、低艶絵柄インキ層6の表面に表面保護層5を形成するための電離放射線硬化性樹脂の未硬化物を塗工した際に、各材料の組合せ、塗工条件の適当な選択によって、低艶絵柄インキ層6の樹脂成分と表面保護層が、一部溶出、分散、混合等の相互作用を発現することによるものと推測される。この際、低艶絵柄インキ層6のインキと電離放射線硬化性樹脂の未硬化物におけるそれぞれの樹脂成分は、短時間には完全相溶状態にならずに懸濁状態となって、低艶絵柄インキ層6の直上部及びその近傍に存在し、該懸濁状態となった部分が光を散乱して低光沢領域をなすものと考えられる。この懸濁状態を有したまま、表面保護層を架橋硬化せしめることにより、かかる状態が固定されると、表面保護層中に低光沢領域7が部分的に形成され、目の錯覚により、その部分が凹部であるかの如く認知されるものと推測される。
低艶絵柄インキ層6を形成する低艶絵柄インキは表面保護層5を形成する電離放射線硬化性樹脂組成物との相互作用を起こす性質を有するものであり、該電離放射線硬化性樹脂組成物(未硬化物)との関連で適宜選定されるものである。具体的には、バインダー樹脂として非架橋性樹脂を有するインキであることが好ましく、例えば熱可塑性(非架橋型)ウレタン樹脂等が好適である。また、必要に応じて、低光沢領域の発現の程度、低艶領域とその周囲との艶差のコントラストを調整するため、不飽和ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、又は塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等を混合することができる。
低艶絵柄インキ層6を形成する低艶絵柄インキは絵柄層4や隠蔽層9で用いるインキ組成物と同様に、着色剤を有し、それ自体でも絵柄模様を与えることができるが、図1及び2に示すように絵柄層4により色彩や模様を与えているので、低艶絵柄インキ層6を形成するための低艶絵柄インキ組成物には、必ずしも着色剤を添加して着色する必要はない。すなわち、絵柄層4が表現しようとする模様のうち、艶を消して、視覚的に凹部を表現したい部分と低艶絵柄インキ層6を同調させることによって艶差による視覚的凹部を有する模様が得られる。例えば、絵柄層4によって木目模様を表現しようとする場合には、木目の導管部分に低艶絵柄インキ層6のインキ部分を同調させることにより、艶差により導管部分が視覚的に凹部となった模様が得られる。あるいは絵柄層4によって、タイル貼模様を表現しようとする場合には、タイル貼の目地溝部分に低艶絵柄インキ層6のインキ部分を同調させることにより、艶差によって、目地溝部分が視覚的に凹部となった模様が得られる。
低艶絵柄インキ層6を形成する低艶絵柄インキの塗布量については、2〜20g/m2の範囲であることが好ましい。2g/m2以上であると、上述した低艶絵柄インキと電離放射線硬化性樹脂組成物との相互作用が起こり、低光沢領域が十分得られるため、化粧シート表面の十分な艶差が得られる。一方20g/m2以下であると、低艶絵柄インキの印刷に際して機械的制約がなく、また経済的にも有利である。以上の観点から、低艶絵柄インキの塗布量はさらに5〜10g/m2の範囲であることが好ましい。
本発明で用いる体質顔料としては特に限定されず、例えばシリカ、タルク、クレー、硫酸バリウム、炭酸バリウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等から適宜選択される。これらのうち吸油度、粒径、細孔容積等の材料設計の自由度が高く、意匠性、白さ、インキとしての塗工安定性に優れた材料であるシリカが好ましく、特に微粉末のシリカが好ましい。シリカの粒径としては、0.1〜5μmの範囲が好ましい。0.1μm以上であるとインキに添加した際にインキのチキソ性が極端に高くならず、またインキの粘性が上がりすぎず印刷のコントロールがしやすい。また、導管模様部分の艶消しを表現しようとした場合、導管模様部分のインキの塗布厚みが通常5μm以下であり、シリカの粒径が塗布厚みよりも小さければ粒子の頭だしが比較的押えられ目立たないことから、視覚的な違和感がおこりにくい。
これらの体質顔料の低艶絵柄インキ組成物における含有量は、5〜15質量%の範囲であることが好ましい。5質量%以上であると低艶絵柄インキ組成物に十分なチキソ性を付与することができ、15質量%以下であると低艶を付与する効果の低下が全く見られず好ましい。
隠蔽層としては、上述の弾性プライマー層3と同様に、弾性層とすることが好ましい。弾性隠蔽層とする場合は、破断時伸び(25℃)が、100〜500%であることが好ましく、200〜500%であることがより好ましい。この弾性隠蔽層に用いる樹脂としては、上述の樹脂のなかでも、熱可塑性ポリエステル系ウレタン樹脂が特に好ましい。
着色剤としては、カーボンブラック(墨)、鉄黒、チタン白、アンチモン白、黄鉛、チタン黄、弁柄、カドミウム赤、群青、コバルトブルー等の無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー等の有機顔料又は染料、アルミニウム、真鍮等の鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料等が用いられる。
この隠蔽層9は厚さ1〜20μm程度の、いわゆるベタ印刷層が好適に用いられる。
被着体となる基板は、特に限定されず、プラスチックシート、金属板、木材等の木質系の板、窯業系素材等を用途に応じて適宜選択することができる。これらの基板、特にプラスチックシートを基板として用いる場合には、化粧シートとの密着性を向上させるために、所望により、片面又は両面に酸化法や凹凸化法等の物理的又は化学的表面処理を施すことができる。
上記酸化法としては、例えばコロナ放電処理、クロム酸化処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線処理法等が挙げられ、凹凸化法としては、例えばサンドブラスト法、溶剤処理法等が挙げられる。これらの表面処理は、基材の種類に応じて適宜選択されるが、一般にはコロナ放電処理法が効果及び操作性等の面から好ましく用いられる。
木質系の板としては、杉、檜、欅、松、ラワン、チーク、メラピー等各種素材の突板、木材単板、木材合板、パーティクルボード、中密度繊維板(MDF)等の木質材等が挙げられる。これらは単独で、又は積層して用いることもできる。なお、木質系の板には、木質板に限らず、紙粉入りのプラスチック板や、補強され強度を有する紙類も包含される。
窯業系素材としては、石膏板、珪酸カルシウム板、木片セメント板等の窯業系建材、陶磁器、ガラス、琺瑯、焼成タイル、火山灰を主原料とした板等が例示される。
これらの他、繊維強化プラスチック(FRP)の板、ペーパーハニカムの両面に鉄板を貼ったもの、2枚のアルミニウム板でポリエチレン樹脂を挟んだもの等、各種の素材の複合体も基材として使用できる。
化粧シートの基板上への貼着は、通常、本発明の化粧シートの裏面に接着剤層を形成し、基板を貼着するか基板の上に接着剤を塗布し、化粧シートを貼着する等の方法による。
(評価方法)
各実施例に用いた弾性プライマーの破断時伸び並びに得られた化粧シートの曲げ加工性、生産適性、耐摩耗性及びスクラッチ性を以下の方法で評価した。
(1)破断時伸び
JIS K 7161−1994に準拠して以下のように測定した。
長さ100mm×幅10mm×厚さ1mmの形状に試験片を調整し5mm/minの速度で引張試験を実施し、試験片が破断したときの伸度(%)を25℃で測定した。
(2)曲げ加工性
下記仕様の化粧シート(*)を長さ100mm×幅30mmの形状に切り抜き試験片とし、これを1000mm/minの速度で15%の伸度となるまで引っ張った。その後、このシートの化粧面の表面状態を顕微鏡で観察し(100倍)、試験片のクラック発生状態を確認した。
評価基準は、クラック発生0%のものを◎、クラック発生0%超かつ5%以下のものを○、クラック発生5%超のものを×とした。
化粧シート(*)
45μm厚みの2軸延伸ポリエステル樹脂フィルム(三菱化学ポリエステルW410)に、各弾性プライマー層を6g/m2、電子線硬化型インキ(大日精化工業 REB−GE)を4g/m2順次積層したものを使用した。
(3)生産適性
45μm厚みの2軸延伸ポリエステル樹脂フィルム(三菱化学ポリエステルW410)に、各弾性プライマー層を塗工し100℃×30秒間乾燥したものを作成し、直後にアルミ箔をこの上に乗せ、5kgf/cm2荷重で80℃×60秒間熱圧をかけた。これを室温になるまで冷却した後、アルミ箔を剥離し、弾性プライマーの箔側への取られを確認した。
評価基準は、取られのないものを○、取られのあるものを×とした。
(4)耐摩耗性
JAS特殊合板 摩耗B試験に準拠(S42研摩紙 総荷重500g 50回転)した。試験部分の絵柄が50%以上残れば合格である。
評価基準は、絵柄取られ30%以下のものを◎、絵柄取られ30%超かつ50%以下のものを○、絵柄取られ50%超のものを×とした。
(5)スクラッチ性
ASTM D2197 ホフマン・スクラッチ試験法(Hoffman scratch test)に準拠し、ガラス板上で評価した。
厚さ50μmの白色ポリエステル樹脂フイルム(ダイヤホイル(株)製、Z−210と同一仕様で、白色とし、蛍光増白剤であるKyaphor NV liquid(日本化薬カラーズ製)を0.01%添加したもの)よりなる基材2の表面に破断時伸び(25℃)100%のポリエステルウレタン系樹脂を3〜5g/m2(ドライ)塗布することによりプライマー処理を行い、弾性プライマー層3を形成した後、ニトロセルロース・アルキッド系樹脂(ザ・インクテック(株)製、KL−MAX)からなるインキを使用して隠蔽層9となる着色ベタインキ層と木目模様の絵柄層4をグラビア印刷し、次いで、プライマーインキ((株)昭和インク工業所製アクリル系インキ「EBF同調プライマー」)をグラビア印刷して浸透防止層8を形成した。次に、数平均分子量30,000、ガラス転移温度(Tg)−62.8℃のポリエステルウレタン系樹脂をバインダーとした透明インキ100質量部に対して、平均粒子径1.5μmのシリカ粒子を10質量部配合したインキ組成物を用いて木目模様の絵柄層4の導管部分に位置同調するようにグラビア印刷にて低艶絵柄インキ層6を形成した。
これらインキ層の上に3官能アクリレートモノマーであるエチレンオキサイド変性トリメチロールプロパンエチレンオキサイドトリアクリレートを60質量部と6官能アクリレートモノマーであるジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを40質量部、平均粒子径5μmのシリカ粒子2質量部及びシリコーンアクリレートプレポリマー1質量部よりなる電子線硬化性樹脂組成物を5g/m2でグラビアオフセットコータ法により塗工した。塗工後、加速電圧175kV、照射線量50kGy(5Mrad)の電子線を照射して、電子線硬化性樹脂組成物を硬化させて、表面保護層5とした。次いで、70℃で24時間の養生を行い、化粧シートを得た。
この化粧シートについて、曲げ加工性、生産適性、耐摩耗性及びスクラッチ性を評価した。その結果を表1に示す。
実施例1と同じ基材2の表面に、破断時伸び(25℃)250%のポリエステルウレタン系樹脂、破断時伸び(25℃)400%のポリエステルウレタン系樹脂又は破断時伸び(25℃)500%のポリエステルウレタン系樹脂を、それぞれ3〜5g/m2(ドライ)塗布することによりプライマー処理を行い、弾性プライマー層3を形成した以外は実施例1と同様にして実施例2、実施例3又は実施例4の化粧シートを得た。
これらの化粧シートについて、曲げ加工性、生産適性、耐摩耗性及びスクラッチ性を評価した。その結果を表1に示す。
実施例1〜4で作製した化粧シートの裏面と基板として厚さ2.5mmのラワン合板10とを、中央理化(株)製の水性エマルジョンであるエチレン・酢酸ビニル系接着剤「BA−820」で木材合板に塗布量60g/m2(wet)の条件で塗工して形成した接着剤層を介して接着せしめることにより、4種の木質化粧板を作製した。実施例1〜4の化粧シートはいずれもラミネート加工、ラッピング加工、Vカット加工等の二次加工のための適度な柔軟性、切削性、耐破断性等の加工適性を具備しており、木質化粧板としての使用状態における耐摩耗性、スクラッチ性において優れていた。
破断時伸び(25℃)50%のニトロセルロース系樹脂を3〜5g/m2(ドライ)塗布することによりプライマー処理を行い、弾性プライマー層3を形成した以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。
この化粧シートについて、曲げ加工性、生産適性、耐摩耗性及びスクラッチ性を評価した。その結果を表1に示す。
破断時伸び(25℃)600%のウレタン系樹脂を3〜5g/m2(ドライ)塗布することによりプライマー処理を行い、弾性プライマー層3を形成した以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。
この化粧シートについて、曲げ加工性、生産適性、耐摩耗性及びスクラッチ性を評価した。その結果を表1に示す。
2.基材
3.弾性プライマー層
4.絵柄層
5.表面保護層
6.低艶絵柄インキ層
7.低光沢領域
8.浸透防止層
9.隠蔽層
10.凸形状
Claims (13)
- 基材と、該基材上に配設される弾性プライマー層と、隠蔽層と該隠蔽層上の一部又は全面に設けられる絵柄層と、該絵柄層上を含め表面の一部又は全面を被覆する表面保護層とを有する化粧シートであって、該弾性プライマー層の破断時伸び(25℃)が、100〜500%であり、かつ該表面保護層が電離放射線硬化性樹脂組成物の架橋硬化したものである化粧シート。
- 電離放射線硬化性樹脂組成物が電子線硬化性樹脂組成物である請求項1に記載の化粧シート。
- 電離放射線硬化性樹脂組成物が(メタ)アクリレート系モノマーを含有してなる請求項1又は2に記載の化粧シート。
- (メタ)アクリレート系モノマーが多官能性(メタ)アクリレート系モノマーである請求項3に記載の化粧シート。
- 電離放射線硬化性樹脂組成物がさらに重合性オリゴマーを含有してなる請求項3又は4に記載の化粧シート。
- 絵柄層と表面保護層との間に、さらに低艶絵柄インキ層を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧シート。
- 表面保護層中であって、低艶絵柄インキ層の直上部及びその近傍に視覚的に凹部として認識される低光沢領域が形成されてなる請求項6に記載の化粧シート。
- 低光沢領域の上部に位置する表面保護層の表面が凸形状を有する請求項7に記載の化粧シート。
- 絵柄層と低艶絵柄インキ層の間にさらに浸透防止層を有する請求項6〜8のいずれか1項に記載の化粧シート。
- 絵柄層が木目模様を形成するものであり、低艶絵柄インキ層が導管部の低艶部分を形成するものである請求項7〜9のいずれか1項に記載の化粧シート。
- 基材がポリエステル樹脂フイルムからなる請求項1〜10のいずれか1項に記載の化粧シート。
- ポリエステル樹脂フイルムが着色ポリエステル樹脂フイルムである請求項11に記載の化粧シート。
- 請求項1〜12のいずれか1項に記載の化粧シートを基板に貼付した化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007034712A JP4978226B2 (ja) | 2006-02-28 | 2007-02-15 | 化粧シート |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006053887 | 2006-02-28 | ||
JP2006053887 | 2006-02-28 | ||
JP2007034712A JP4978226B2 (ja) | 2006-02-28 | 2007-02-15 | 化粧シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007261259A JP2007261259A (ja) | 2007-10-11 |
JP4978226B2 true JP4978226B2 (ja) | 2012-07-18 |
Family
ID=38634706
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007034712A Active JP4978226B2 (ja) | 2006-02-28 | 2007-02-15 | 化粧シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4978226B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10933608B2 (en) | 2016-08-19 | 2021-03-02 | Wilsonart Llc | Surfacing materials and method of manufacture |
US11077639B2 (en) | 2016-08-19 | 2021-08-03 | Wilsonart Llc | Surfacing materials and method of manufacture |
US11504955B2 (en) | 2016-08-19 | 2022-11-22 | Wilsonart Llc | Decorative laminate with matte finish and method of manufacture |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5200818B2 (ja) * | 2007-11-07 | 2013-06-05 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート、加飾樹脂成形品の製造方法及び加飾樹脂成形品 |
JP5228448B2 (ja) * | 2007-11-07 | 2013-07-03 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート、加飾樹脂成形品の製造方法及び加飾樹脂成形品 |
JP5217484B2 (ja) * | 2008-02-20 | 2013-06-19 | 大日本印刷株式会社 | 化粧シート |
JP5369575B2 (ja) * | 2008-09-22 | 2013-12-18 | 株式会社トッパン・コスモ | 化粧シート |
JP5267018B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2013-08-21 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート、加飾樹脂成形品の製造方法及び加飾樹脂成形品 |
JP5267017B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2013-08-21 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート、加飾樹脂成形品の製造方法及び加飾樹脂成形品 |
JP5673146B2 (ja) * | 2011-01-28 | 2015-02-18 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 |
JP5736817B2 (ja) * | 2011-02-10 | 2015-06-17 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート及びそれを用いてなる加飾樹脂成形品 |
JP5830287B2 (ja) * | 2011-07-13 | 2015-12-09 | Dic株式会社 | 化粧シート及び化粧板 |
KR101980401B1 (ko) * | 2011-09-30 | 2019-05-20 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 장식 시트 및 그것을 사용하여 이루어지는 장식 수지 성형품 |
JP5310896B2 (ja) * | 2012-03-22 | 2013-10-09 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート、加飾樹脂成形品の製造方法及び加飾樹脂成形品 |
JP2014024318A (ja) * | 2012-06-20 | 2014-02-06 | Dic Corp | 化粧シート |
US11745475B2 (en) | 2016-08-19 | 2023-09-05 | Wilsonart Llc | Surfacing materials and method of manufacture |
JP7330083B2 (ja) | 2019-06-21 | 2023-08-21 | 日本バイリーン株式会社 | 表面材 |
CN112127208A (zh) * | 2020-09-22 | 2020-12-25 | 广东福美新材料科技有限公司 | 一种高强度耐磨浸渍装饰纸及其制备方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU643556B2 (en) * | 1990-09-05 | 1993-11-18 | Ralph Wilson Plastics Co. | Urethane acrylate surfaced laminate |
JPH06255033A (ja) * | 1993-03-05 | 1994-09-13 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 化粧シート |
JP4175554B2 (ja) * | 1998-07-07 | 2008-11-05 | 大日本印刷株式会社 | 化粧シート |
US6852399B2 (en) * | 1998-07-14 | 2005-02-08 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Decorative material |
JP2000127299A (ja) * | 1998-10-30 | 2000-05-09 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート |
JP4268261B2 (ja) * | 1999-05-12 | 2009-05-27 | 大日本印刷株式会社 | 化粧材およびその製造方法 |
JP4467696B2 (ja) * | 2000-01-18 | 2010-05-26 | 大日本印刷株式会社 | 化粧材 |
JP4712944B2 (ja) * | 2000-08-09 | 2011-06-29 | 大日本印刷株式会社 | 化粧シートの製造方法 |
JP4725068B2 (ja) * | 2003-09-30 | 2011-07-13 | 大日本印刷株式会社 | 化粧材 |
-
2007
- 2007-02-15 JP JP2007034712A patent/JP4978226B2/ja active Active
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10933608B2 (en) | 2016-08-19 | 2021-03-02 | Wilsonart Llc | Surfacing materials and method of manufacture |
US11077639B2 (en) | 2016-08-19 | 2021-08-03 | Wilsonart Llc | Surfacing materials and method of manufacture |
US11504955B2 (en) | 2016-08-19 | 2022-11-22 | Wilsonart Llc | Decorative laminate with matte finish and method of manufacture |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007261259A (ja) | 2007-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4978226B2 (ja) | 化粧シート | |
JP4867179B2 (ja) | 高光沢化粧シート | |
JP5003086B2 (ja) | 化粧シート | |
JP4659752B2 (ja) | 化粧材 | |
JP4945902B2 (ja) | 化粧材 | |
JP4725068B2 (ja) | 化粧材 | |
JP4725069B2 (ja) | 化粧材 | |
JP5454054B2 (ja) | 化粧シート | |
JP4802819B2 (ja) | 化粧シート及び化粧シートの製造方法 | |
JP5954073B2 (ja) | 化粧シート及びこの化粧シートを用いた化粧板 | |
JP2015171810A (ja) | 化粧シート | |
JP6582380B2 (ja) | 化粧シート | |
JP5454057B2 (ja) | 化粧シート | |
JP4858053B2 (ja) | 化粧シート | |
JP4725067B2 (ja) | 化粧材 | |
JP5119637B2 (ja) | 化粧シート | |
JP2006272737A (ja) | 化粧材 | |
JP4725017B2 (ja) | 化粧材 | |
JP4899999B2 (ja) | 鏡面化粧シート及びこれを用いた化粧板 | |
JP5035038B2 (ja) | 化粧シート | |
JP5255188B2 (ja) | 高光沢化粧シート及びそれを用いた化粧板 | |
JP2008087158A (ja) | 化粧シート | |
JP4725013B2 (ja) | 化粧材 | |
JP5454053B2 (ja) | 化粧シート | |
JP4835089B2 (ja) | 化粧板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091030 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110725 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110802 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110927 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120321 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120403 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4978226 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |