JP4977637B2 - インクジェット印刷方法及びインクセット - Google Patents

インクジェット印刷方法及びインクセット Download PDF

Info

Publication number
JP4977637B2
JP4977637B2 JP2008026069A JP2008026069A JP4977637B2 JP 4977637 B2 JP4977637 B2 JP 4977637B2 JP 2008026069 A JP2008026069 A JP 2008026069A JP 2008026069 A JP2008026069 A JP 2008026069A JP 4977637 B2 JP4977637 B2 JP 4977637B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
water
solvents
organic solvent
printing method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008026069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009184214A (ja
Inventor
敏弘 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2008026069A priority Critical patent/JP4977637B2/ja
Priority to CN2009100056006A priority patent/CN101503022B/zh
Priority to US12/320,863 priority patent/US8440010B2/en
Publication of JP2009184214A publication Critical patent/JP2009184214A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4977637B2 publication Critical patent/JP4977637B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/54Inks based on two liquids, one liquid being the ink, the other liquid being a reaction solution, a fixer or a treatment solution for the ink
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/40Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、印刷媒体上で色材を凝集させて印刷濃度を向上させるインクジェット印刷方法及び該印刷方法に用いるインクセットに関する。
インクジェット記録方式に用いられるインクジェットインクは、水系インクと非水系インクに大別される。そして、非水系インクは、揮発性有機溶剤を主体とする溶剤系インクと不揮発性有機溶剤を主体とするオイル系インクに大別される。
このうち、オイル系インクは、溶媒が揮発し難いため、インクノズルにおける目詰まりが生じにくく、当該インクノズルのクリーニング回数が少なくて済むといった理由から、高速インクジェットプリンタ用インクとして適している(特許文献1及び特許文献2参照)。
しかし、オイル系インクは、印刷媒体として普通紙を用いて印刷した場合、溶媒が印刷用紙の繊維間隙に浸透し易く、結果的に、色材が印刷媒体表面に留まり難く、印字濃度が低く、裏抜けを生じるという欠点があった。
従来、水系インクでは、アニオン性を示すインクが吐出された箇所に、カチオン性示すインクを重ねて吐出し、酸塩基反応を生起させることにより、これらのインクに含まれる色材を不溶化または凝集させて印刷濃度を高めることが提案されている(特許文献3及び特許文献4)。
特開2003−261808号公報 特開2007−126564号公報 特開平8−281930号公報 特開平2004−338361号公報
本発明は、色材を分散剤で溶媒中に分散させてなるインクを用いたインクジェット記録システムにおいて、印刷媒体に吐出されたインクに含まれた色材を、従来の技術とは異なる方法で凝集させることによって印刷濃度を高めることを目的とする。
インクジェットインクにおいては、顔料等の色材は分散剤によって溶媒中に分散されており、その分散状態は、色材に吸着した分散剤と溶媒中に溶解した分散剤との平衡状態で維持されているので、その平衡状態を崩壊させれば、色材の分散性が損なわれ、色材は凝集するものと考えられる。
本発明者は、上記目的の下に鋭意研究した結果、印刷媒体上へ第一インク及び第二のインクの何れか一方を吐出した後にこれに重ねて他方のインクを連続的に吐出させることにより印刷を行うインクジェット記録システムにおいて、第二のインクの溶媒として、第一のインクに含まれる分散剤の溶解度を変化させて第一のインクに含まれる色材を凝集させる性質を備えた溶媒を使用することにより、印刷濃度を向上させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の一局面によれば、印刷媒体上へ第一のインク及び第二のインクの何れか一方を吐出した後これに重ねて他方のインクを連続的に吐出させることにより印刷を行うインクジェット印刷方法において、前記第一のインクは、第一の溶媒、色材及びその分散剤を少なくとも含有してなり、前記第二のインクは、前記第一のインクと混合したときに前記分散剤の溶解度を変化させて前記色材を凝集させる第二の溶媒を少なくとも含有してなる、インクジェット印刷方法が提供される。
また、本発明の他の局面によれば、印刷媒体上へ第一のインク及び第二のインクの何れか一方を吐出した後これに重ねて他方のインクを連続的に吐出させることにより印刷を行うためのインクジェット印刷用インクセットであって、第一の溶媒、色材及びその分散剤を少なくとも含有してなる第一のインクと、前記第一のインクと混合したときに前記分散剤の溶解度を変化させて前記色材を凝集させる第二の溶媒を少なくとも含有してなる第二のインクとを少なくとも備えてなる、インクジェット印刷用インクセットが提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記第一及び第二の溶媒の何れか一方が水不溶性有機溶剤であり、他方が水溶性有機溶剤である。第一のインクは、色材及びその分散剤を必須成分として含有し、第二のインクは色材及びその分散剤を含有しなくてもよいが、印刷濃度を向上させるためには、第二のインクも色材及びその分散剤を含有することが好ましい。色材としては、カーボンブラック、銅フタロシアニンなどの顔料が好ましく用いられる。
本発明によれば、第一のインクと第二のインクを印刷媒体に重ねて吐出して両者を相互に混合させて印刷する際、第二のインクの溶媒として、第一のインクと混合した時にそれに含まれる色材の分散剤の溶解度を変化させて前記色材を凝集させる溶媒を使用することとしたので、色材が印刷媒体に浸透せずにその表面に留まり、印刷濃度を向上させることができる。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
1.第一のインク
本発明で使用される第一のインクは、第一の溶媒、色材及びその分散剤を少なくとも含有してなるものであれば、特に限定されない。
1−1.第一の溶媒
第一の溶媒としては、水系インクの場合は、水や水溶性有機溶剤を使用することができ、非水系インクの場合は、水不溶性有機溶剤や水溶性有機溶剤を使用することができる。しかし、水系インクは、印刷媒体として普通紙を使用した場合、印刷用紙にカールを発生させる傾向がある。したがって、印刷用紙のカール発生を回避するためには、非水系インクを使用することが好ましい。
1−1−1.水不溶性有機溶剤
水不溶性有機溶剤としては、炭化水素系溶剤、高級脂肪酸エステル系溶剤、高級脂肪酸系溶剤、高級アルコール系溶剤などが挙げられる。これらは、単独で使用しても、2種以上混合して使用してもよい。
炭化水素系溶剤としては、例えば、ナフテン系、パラフィン系、イソパラフィン系等の石油系炭化水素溶剤が挙げられ、具体的には、エクソンモービル社製「アイソパー、エクソール」(いずれも商品名)、新日本石油社製「AFソルベント」(商品名)、サン石油社製「サンセン、サンパー」(いずれも商品名)等が挙げられる。
高級脂肪酸エステル系溶剤としては、例えば、1分子中の炭素数が5以上、好ましくは9以上、より好ましくは12乃至32の脂肪酸エステル類が挙げられ、具体的には、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸ヘキシル、パルミチン酸イソオクチル、パルミチン酸イソステアリル、イソパルミチン酸イソオクチル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸ヘキシル、ステアリン酸イソオクチル、イソステアリン酸イソプロピル、ピバリン酸2−オクチルドデシル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸イソプロピル、オレイン酸ブチル、オレイン酸ヘキシル、リノール酸メチル、リノール酸エチル、リノール酸イソブチル、大豆油メチル、大豆油イソブチル、トール油メチル、トール油イソブチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチル、モノカプリン酸プロピレングリコール、トリ2エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリ2エチルヘキサン酸グリセリルなどが挙げられる。
高級脂肪酸系溶剤としては、例えば、1分子中の炭素数が4以上、好ましくは9乃至22の脂肪酸類が挙げられ、具体的には、イソノナン酸、イソミリスチン酸、ヘキサデカン酸、イソパルミチン酸、オレイン酸、イソステアリン酸などが挙げられる。
高級アルコール系溶剤としては、例えば、1分子中の炭素数が12以上の脂肪族アルコール類が挙げられ、具体的には、イソミリスチルアルコール、イソパルミチルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコールなどが挙げられる。
上記水不溶性有機溶剤のうち、炭化水素系溶剤、高級脂肪酸エステル系溶剤、及び高級アルコール系溶剤が好ましく用いられる。これらの水不溶性有機溶剤は、単独で使用しても、2種以上混合して使用してもよい。
1−1−2.水溶性有機溶剤
水溶性有機溶剤としては、グリコール系溶剤、グリコールエーテル類、グリコールエーテル類のアセタート、低級アルコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、イミダゾリジノン系溶剤、3‐メチル‐2,4‐ペンタンジオールなどが挙げられる。これらは、単独で使用しても、2種以上混合して使用してもよい。
グリコール系溶剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール等のアルキレングリコール類が挙げられる。
グリコールエーテル類としては、アルキレングリコールアルキルエーテル及びポリアルキレングリコールアルキルエーテル(本明細書では、両者を(ポリ)アルキレングリコールアルキルエーテルと総称する)が挙げられ、例えば、下記式(1)で示される化合物が挙げられる。
Figure 0004977637
(式(1)中、R及びRはそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜6好ましくは4〜6のアルキル基であり、R及びRの少なくとも一つはアルキル基であり、nは1乃至4の整数である。)
上記式(1)で示される(ポリ)アルキレングリコールアルキルエーテルの具体例としては、例えば、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノプロピルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノヘキシルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルエーテル、テトラエチレングリコールモノプロピルエーテル、テトラエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジブチルエーテルなどが挙げられる。
他の(ポリ)アルキレングリコールアルキルエーテルの具体例としては、下記式(2)で示される化合物が挙げられる。
Figure 0004977637
(式(2)中、R及びRはそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜6好ましくは4〜6のアルキル基であり、R及びRの少なくとも一つはアルキル基であり、nは1乃至4の整数である。)
上記式(2)で示される(ポリ)アルキレングリコールアルキルエーテルの具体例としては、例えば、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールジブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロピレングリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、テトラプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールジブチルエーテル、トリプロピレングリコールジブチルエーテルなどが挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、一分子中の炭素数が1〜6の脂肪族アルコール類が挙げられ、具体的には、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール等が挙げられる。
これらの水溶性有機溶剤のうち、グリコール系溶剤、グリコールエーテル類、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン及びポリグリセリンが好ましく使用される。これらの水溶性有機溶剤は、単独で使用しても、2種以上混合して使用してもよい。
1−2.色材
本発明で使用する色材は、本発明の印刷方法によって凝集を生じ、印刷濃度が向上するものであれば特に限定されないが、好ましくは、顔料が使用される。顔料としては、有機顔料、無機顔料を問わず、印刷の技術分野で一般に用いられているものを使用でき、特に限定されない。具体的には、カーボンブラック、カドミウムレッド、クロムイエロー、カドミウムイエロー、酸化クロム、ピリジアン、チタンコバルトグリーン、ウルトラマリンブルー、プルシアンブルー、コバルトブルー、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔料、ペリレン系顔料、チオインジゴ系顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体顔料などが好適に使用できる。
これらの顔料は単独で用いてもよいし、適宜組み合わせて使用してもよい。
顔料は、インク全量に対して0.01〜20重量%の範囲で含有されることが好ましい。
1−3.分散剤
本発明で使用する分散剤は、使用する溶剤と色材に応じて、公知の分散剤から適宜選択して使用することができる。
上記顔料を上記有機溶剤中に分散させるために使用できる分散剤としては、例えば、水酸基含有カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリウレタン、変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエステルポリアミン、ステアリルアミンアセテート等が挙げられ、そのうち、高分子分散剤を使用するのが好ましい。
かかる顔料分散剤の具体例としては、日本ルーブリゾール社製「ソルスパース5000(フタロシアニンアンモニウム塩系)、13940(ポリエステルアミン系)、17000、18000(脂肪酸アミン系)、11200、22000、24000、28000」(いずれも商品名)、Efka CHEMICALS社製「エフカ400、401、402、403、450、451、453(変性ポリアクリレート)、46,47,48,49,4010,4055(変性ポリウレタン)」(いずれも商品名)、花王社製「デモールP、EP、ポイズ520、521、530、ホモゲノールL−18(ポリカルボン酸型高分子界面活性剤)」(いずれも商品名)、楠本化成社製「ディスパロンKS−860、KS−873N4(高分子ポリエステルのアミン塩)」(いずれも商品名)、第一工業製薬社製「ディスコール202、206、OA−202、OA−600(多鎖型高分子非イオン系)」(いずれも商品名)等が挙げられる。
上記顔料分散剤のうち、ポリエステル鎖からなる側鎖を複数備える櫛形構造のポリアミド系分散剤が好ましく使用される。ポリエステル鎖からなる側鎖を複数備える櫛形構造のポリアミド系分散剤とは、ポリエチレンイミンのような主鎖に多数の窒素原子を備え、該窒素原子を介してアミド結合した側鎖を複数備える化合物であって、該側鎖がポリエステル鎖であるものをいい、例えば、特開平5−177123号公報に開示されているような、ポリエチレンイミンなどのポリアルキレンイミンからなる主鎖一分子当り3〜80個のポリ(カルボニル―C3〜C6―アルキレンオキシ)鎖がアミド架橋によって側鎖として結合している構造の分散剤が挙げられる。なお、かかる櫛形構造のポリアミド系分散剤としては、上記日本ルーブリゾール社製ソルスパース11200、ソルスパース28000(何れも商品名)が該当する。
上記分散剤の含有量は、上記顔料を十分にインク中に分散可能な量であれば足り、適宜設定できる。
1−4.その他の成分
本発明の第一のインクには、インクの性状に悪影響を与えない限り、上記の溶媒、色材及び分散剤に加えて、例えば、染料、界面活性剤、防腐剤等の他の成分を添加できる。
1−5.インクの製造方法
本発明の第一のインクは、例えばビーズミル等の公知の分散機に全成分を一括又は分割して投入して分散させ、所望により、メンブレンフィルター等の公知のろ過機を通すことにより調製できる。具体的には、予め溶媒の一部と色材及び分散剤の全量を均一に混合させた混合液を調製して分散機にて分散させた後、この分散液に残りの成分を添加してろ過機を通すことにより調製することができる。
また、本発明の第一のインクは、第一の溶媒として水不溶性溶剤を使用する場合、印刷濃度をさらに向上させるために、油中水(W/O)型エマルジョンインクとすることもできる。この場合、油中水(W/O)型エマルジョンインクの水分量は、水と水不溶性有機溶剤の合計の20%以下であることが好ましい。水の量が多すぎると、印刷媒体として普通紙を使用した場合、カールが発生することがある。かかる油中水(W/O)型エマルジョンインクは、例えば、特開2006−56931号公報などに記載の製造方法によって製造することができる。
1−6.インクの物性
このようにして得られる本発明のインクジェットインクの23℃における粘度は、インクジェットヘッドノズルからの吐出に適した5〜30mPa・sの範囲に設定することが好ましく、7〜14mPa・sの範囲に設定することがより好ましい。また、保存環境によってインクが凍結しないように、インクの凝固点は−5℃以下とするのが好ましい。
2.第二のインク
本発明で使用される第二のインクは、下記第二の溶媒を少なくとも含有していればよい。
2−1.第二の溶媒
本発明の第二のインクで使用される第二の溶媒は、前記第一のインクと混合して、前記分散剤の溶解度を変化させて前記色材を凝集させるものであることが要求される。この第二の溶媒は、また、第一の溶媒とある程度の混和性を有することが要求される。
第一のインクにおいて、顔料等の色材は分散剤によって溶媒中に分散されており、その分散状態は、色材に吸着した分散剤と溶媒中に溶解した分散剤との平衡状態で維持されていると考えられる。したがって、第一のインクに含まれる分散剤の溶解性が低い第二の溶媒を第一のインクと混合した場合、前記平衡状態が崩壊して当該分散剤が析出し、色材が凝集する。逆に、第一のインクに含まれる分散剤の溶解性が高い第二の溶媒を第一のインクと混合した場合、当該分散剤が不足気味になり、分散性能が弱まって前記平衡状態が崩壊し、色材が凝集する。
具体的には、第一の溶媒として水不溶性有機溶剤を使用した場合は、第二の溶媒として水溶性有機溶剤を使用すれば、両者は互いに混合して上記平衡状態を崩壊させ、色材を凝集させることができる。また、第一の溶媒として水溶性有機溶剤を使用した場合は、第二の溶媒として水を使用すれば、両者は互いに混合して上記平衡状態を崩壊させ、色材を凝集させることができる。しかし、第二の溶媒として水を使用した場合、印刷媒体として普通紙を使用した時に、印刷用紙にカールが発生することがある。したがって、印刷用紙のカール発生を防止するためには、第二の溶媒として水不溶性有機溶剤又は水溶性有機溶剤を使用することが好ましい。
第二の溶媒として使用する水不溶性有機溶剤及び水溶性有機溶剤としては、上記第一の溶媒に関して記載したものから適宜選択して使用することができる。
2−2.その他の成分
本発明で使用する第二のインクは、第一のインクに重ねて吐出したときの印刷濃度を向上させるために、さらに、色材及びその分散剤を含有してもよい。
色材としては、上記第一の溶媒に関して記載したものから適宜選択して使用することができ、好ましくは顔料が使用される。印刷濃度を向上させるためには、通常、第一のインクが含有する色材と同じ色材を第二のインクに含有させることが好ましい。また、黒色インクの場合は、シアンインクを重ねて印字することにより印刷濃度を高めることができる。従って、例えば、第一のインクがカーボンブラック及び/又は銅フタロシアニンを含有する場合、第二のインクにカーボンブラック及び/又は銅フタロシアニンをさせることより、黒色又はシアン色の印刷濃度を向上させることができる。通常、カラーインクジェットインクは、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、ブラック(K)のインクをそれぞれ備えているので、シアン(C)インク及びブラック(K)インクの何れか一方を本発明の第一のインクとして構成し、他方を本発明の第二のインクとして構成することで、本発明は容易に実施できる。
分散剤としては、上記第一の溶媒に関して記載したものから適宜選択して使用することができるが、第一の溶媒と第二の溶媒は構成が異なるので、選択した第二の溶媒に応じて、適切に選択する必要がある。
本発明の第二のインクには、インクの性状に悪影響を与えない限り、上記の溶媒、色材及び分散剤に加えて、例えば、染料、界面活性剤、防腐剤等の他の成分を添加できる。
2−3.インクの製造方法及び物性
本発明の第二のインクの製造方法及び物性は、第一のインクに関して上記したものがそのまま当てはまる。
3.インクジェット印刷方法
本発明のインクジェット印刷方法は、印刷媒体上へ第一のインク及び第二のインクの何れか一方を吐出した後にこれに重ねて他方のインクを連続的に吐出させることにより行われる。本発明は、第一のインクと第二のインクとを印刷媒体上で混合させることを必須とするものであるから、一方のインクが吐出されて印刷媒体の内部に浸透する前に連続して迅速に他方のインクを吐出させることにより、両インクを重ねて印刷する必要がある。
なお、本発明のインクジェット印刷方法を容易に実施できるように、上記第一のインクと第二のインクを少なくとも含むインクセットを構成して販売すると好都合である。
例えば、シアン(C)、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、ブラック(K)の吐出ノズルを備えたインクヘッドが装着された通常のインクジェットプリンタで本発明の印刷方法を実施して黒色の印刷濃度を高める場合、ブラックインクを第一のインクとして調製し、シアンインクを第二のインクとして調製し、ブラックインクの印刷媒体への吐出に連続して、この印字部分にシアンインクを重ねて吐出するようにインクジェットプリンタを制御すれば、本発明の印刷方法を容易に実施することができる。また、逆に、ブラックインクを第二のインクとして調製し、シアンインクを第一のインクとして調製してもよい。さらには、2種類のブラックインクをプリンタに搭載し、一方を第一のインクとして調製し、他方を第二のインクとして調製してもよい。
本発明において、印刷媒体は、特に限定されるものではなく、普通紙、光沢紙、特殊紙、布、フィルム、OHPシートなどが使用できる。とりわけ、本発明によれば、オイル系インクを用いて普通紙に印刷する場合でも、顔料等の色材が印刷用紙に浸透せずに印刷用紙の表面に留まるので、印字濃度が向上し、裏抜けが低減するという大きなメリットが得られる。
以下、本発明を実施例及び比較例により詳細に説明するが、本発明はこの実施例のみに限定されるものではない。
製造例(インクNo.1〜5、8及び9)
表1に示す各成分を表1に示す割合でプレミックスし、その後、ビーズミル(直径(φ)0.5mmのジルコニアビーズ使用)にて分散し、得られた分散液をメンブレンフィルター(開口径3μm)でろ過し、インクジェットインクを調製した。なお、表1中の各成分の配合量は質量%で示してある。
製造例(インクNo.6及び7)
表1に示す水以外の各成分を表1に示す割合でプレミックスし、その後、ビーズミル(直径(φ)0.5mmのジルコニアビーズ使用)にて分散し、得られた分散液をメンブレンフィルター(開口径3μm)でろ過して顔料分散液を得た。
得られた顔料分散液を高速ホモジナイザー(マイクロテック・ニチオン社製ビスコトロン)に入れ、3,000rpmで5分間撹拌しながら水を表1に示す割合になるまで滴下し、その後、10,000rpmで5分間撹拌することにより油中水(W/O)型エマルションインクを調製した。
実施例1〜9、比較例1〜3
表1に記載の9種のインクから表2に記載の2種のインクを選択し、インクジェットプリンタHC5500(商品名;理想科学工業株式会社製)の第一のインク吐出経路及び第二のインク吐出経路にそれぞれ導入し、印刷用紙として普通紙(理想用紙薄口(商品名;理想科学工業株式会社製))を用い、第一のインク吐出経路から印刷用紙上に吐出されたインクのドットに第二のインク吐出経路から吐出されたインクのドットが重なるようにベタ画像を印刷した。得られた印刷物の印刷濃度(OD)値を光学濃度計(RD920:マクベス社製)を用いて測定し、下記基準で評価した。また、印刷物に発生したカールの度合いを目視で下記基準に従い評価した。結果を表2に示す。
印刷濃度評価基準:
◎:1.2≦OD値
○:1.1≦OD値<1.2
×:OD値<1.1
印刷物のカール評価基準:
○:カールなし
△:カール少しあり
×:カールが顕著
Figure 0004977637
尚、表1記載の原材料の詳細は下記のとおりである。
カーボンブラック(MA8):MA8(商品名;三菱化学社製カーボンブラック)。
S28000:ソルスパース28000(商品名;ルーブリゾール社製分散剤)。
S11200:ソルスパース11200(商品名;ルーブリゾール社製分散剤)、脂肪族炭化水素(非極性)溶剤を50%含有する。
炭化水素系溶剤(AF4):AF4(商品名;新日本石油社製石油系炭化水素溶剤)。
Figure 0004977637
表2の結果から、以下のことがわかる。
水不溶性有機溶剤を溶媒とする第一のインク(No.5)に水溶性有機溶剤を溶媒とする第二のインク(Nos.1-4)を重ねて印刷した実施例1〜4では、印字濃度が向上し、印刷物のカールも発生しなかった。
W/O型エマルジョンインクである第一のインク(Nos.6-7)に水溶性有機溶剤を溶媒とする第二のインク(No.1)を重ねて印刷した実施例5〜6では、印字濃度が高く向上したが、水分量の多い第一のインク(No.7)を使用した実施例6では印刷物のカールが少し発生した。
水溶性有機溶剤を溶媒とする第一のインク(No.1)に水不溶性有機溶剤を溶媒とする第二のインク(No.5)を重ねて印刷した実施例7では、印字濃度が向上し、印刷物のカールも発生しなかった。
顔料をカーボンブラックから銅フタロシアニンに変更した第二のインク(No.8)を用いた以外、実施例1と同様に行った実施例8では、印字濃度が向上し、印刷物のカールも発生しなかった。
顔料をカーボンブラックから銅フタロシアニンに変更した第一のインク(No.9)を用いた以外、実施例1と同様に行った実施例9では、印字濃度が向上し、印刷物のカールも発生しなかった。
溶媒を水不溶性有機溶剤から水溶性有機溶剤に変更した第一のインク(No.1)を用いた以外、実施例8と同様に行った比較例1では、印刷濃度の向上が見られなかった。
溶媒を水溶性有機溶剤から水不溶性有機溶剤に変更した第二のインク(No.9)を用いた以外、実施例8と同様に行った比較例2では、印刷濃度の向上が見られなかった。
溶媒を水溶性有機溶剤から水不溶性有機溶剤を含有するW/O型エマルジョンインクに変更した第二のインク(No.6)を用いた以外、実施例1と同様に行った比較例3では、比較例2と同様に印刷濃度の向上が見られなかった。
本発明のインクジェット印刷方法及びインクセットは、第一のインクと第二のインクをノズルヘッドから連続的に吐出して印刷媒体に重ねて印字できるインクジェットプリンタで簡単に実施することができ、インクジェット印刷の分野で広く利用できる。

Claims (20)

  1. 印刷媒体上へ第一のインク及び第二のインクの何れか一方を吐出した後これに重ねて他方のインクを連続的に吐出させることにより印刷を行うインクジェット印刷方法において、前記第一のインクは、第一の溶媒、色材及びその分散剤を少なくとも含有してなり、前記第二のインクは、前記第一のインクと混合したときに前記分散剤の溶解度を変化させて前記色材を凝集させる第二の溶媒を少なくとも含有してなる、インクジェット印刷方法。
  2. 前記第一及び第二の溶媒の何れか一方が水不溶性有機溶剤であり、他方が水溶性有機溶剤である、請求項1に記載のインクジェット印刷方法。
  3. 前記水不溶性有機溶剤が、炭化水素系溶剤、高級脂肪酸エステル系溶剤、高級脂肪酸系溶剤、及び高級アルコール系溶剤からなる群より選ばれた少なくとも1種である、請求項2に記載のインクジェット印刷方法。
  4. 前記水不溶性有機溶剤を含有するインクが、油中水(W/O)型エマルジョンインクである、請求項2又は3に記載のインクジェット印刷方法。
  5. 前記油中水(W/O)型エマルジョンインクの水分量が、水と水不溶性有機溶剤の合計の20%以下である、請求項4に記載のインクジェット印刷方法。
  6. 前記水溶性有機溶剤が、グリコール系溶剤、グリコールエーテル類、グリコールエーテル類のアセタート、低級アルコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、イミダゾリジノン系溶剤、及び3‐メチル‐2,4‐ペンタンジオールからなる群より選ばれた少なくとも1種である、請求項2に記載のインクジェット印刷方法。
  7. 前記第一のインクが色材として顔料を含有し、その分散剤として、ポリエステル鎖からなる側鎖を複数備える櫛形構造のポリアミド系分散剤を含有する、請求項1〜6の何れか1項に記載のインクジェット印刷方法。
  8. 前記第二のインクは、さらに色材及びその分散剤を含有する、請求項1に記載のインクジェット印刷方法。
  9. 前記第一のインクが含有する色材が、カーボンブラック及び/又は銅フタロシアニンであり、前記第二のインクが含有する色材が、カーボンブラック及び/又は銅フタロシアニンである、請求項8に記載のインクジェット印刷方法。
  10. 前記第二のインクが含有する色材が、前記第一のインクが含有する色材と同じである、請求項9に記載のインクジェット印刷方法。
  11. 印刷媒体上へ第一のインク及び第二のインクの何れか一方を吐出した後これに重ねて他方のインクを連続的に吐出させることにより印刷を行うためのインクジェット印刷用インクセットであって、第一の溶媒、色材及びその分散剤を少なくとも含有してなる第一のインクと、前記第一のインクと混合したときに前記分散剤の溶解度を変化させて前記色材を凝集させる第二の溶媒を少なくとも含有してなる第二のインクとを少なくとも備えてなる、インクジェット印刷用インクセット。
  12. 前記第一及び第二の溶媒の何れか一方が水不溶性有機溶剤であり、他方が水溶性有機溶剤である、請求項11に記載のインクセット。
  13. 前記水不溶性有機溶剤が、炭化水素系溶剤、高級脂肪酸エステル系溶剤、高級脂肪酸系溶剤、及び高級アルコール系溶剤からなる群より選ばれた少なくとも1種である、請求項12に記載のインクセット。
  14. 前記水不溶性有機溶剤を含有するインクが、油中水(W/O)型エマルジョンインクである、請求項12又は13に記載のインクセット。
  15. 前記油中水(W/O)型エマルジョンインクの水分量が、水と水不溶性有機溶剤の合計の20%以下である、請求項14に記載のインクセット。
  16. 前記水溶性有機溶剤が、グリコール系溶剤、グリコールエーテル類、グリコールエーテル類のアセタート、低級アルコール、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、イミダゾリジノン系溶剤、及び3‐メチル‐2,4‐ペンタンジオールからなる群より選ばれた少なくとも1種である、請求項12に記載のインクセット。
  17. 前記第一のインクが色材として顔料を含有し、その分散剤として、ポリエステル鎖からなる側鎖を複数備える櫛形構造のポリアミド系分散剤を含有する、請求項11〜16の何れか1項に記載のインクセット。
  18. 前記第二のインクは、さらに色材及びその分散剤を含有する、請求項11に記載のインクセット。
  19. 前記第一のインクが含有する色材が、カーボンブラック及び/又は銅フタロシアニンであり、前記第二のインクが含有する色材が、カーボンブラック及び/又は銅フタロシアニンである、請求項18に記載のインクセット。
  20. 前記第二のインクが含有する色材が、前記第一のインクが含有する色材と同じである、請求項19に記載のインクセット。
JP2008026069A 2008-02-06 2008-02-06 インクジェット印刷方法及びインクセット Active JP4977637B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008026069A JP4977637B2 (ja) 2008-02-06 2008-02-06 インクジェット印刷方法及びインクセット
CN2009100056006A CN101503022B (zh) 2008-02-06 2009-02-06 喷墨印刷方法和墨套件
US12/320,863 US8440010B2 (en) 2008-02-06 2009-02-06 Inkjet printing method and ink set

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008026069A JP4977637B2 (ja) 2008-02-06 2008-02-06 インクジェット印刷方法及びインクセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009184214A JP2009184214A (ja) 2009-08-20
JP4977637B2 true JP4977637B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=40931943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008026069A Active JP4977637B2 (ja) 2008-02-06 2008-02-06 インクジェット印刷方法及びインクセット

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8440010B2 (ja)
JP (1) JP4977637B2 (ja)
CN (1) CN101503022B (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010111845A (ja) * 2008-10-10 2010-05-20 Riso Kagaku Corp インクジェット印刷方法及びインクセット
JP4664429B1 (ja) * 2009-10-23 2011-04-06 理想科学工業株式会社 油性インクジェットインク
JP5537187B2 (ja) * 2010-01-13 2014-07-02 理想科学工業株式会社 油性インクジェットインク
JP5597405B2 (ja) * 2010-02-02 2014-10-01 理想科学工業株式会社 油中水型エマルションインク
JP4778095B1 (ja) * 2010-03-19 2011-09-21 理想科学工業株式会社 油性インクジェットインク
JP2012011740A (ja) * 2010-07-05 2012-01-19 Riso Kagaku Corp 非水系インクジェットコンポジット印刷法及びインクセット
JP2012106347A (ja) * 2010-11-15 2012-06-07 Riso Kagaku Corp インクジェット印刷システム
JP5659060B2 (ja) * 2010-11-19 2015-01-28 理想科学工業株式会社 インクジェット用油中水(w/o)型エマルションインキ
EP2670810A4 (en) * 2011-01-31 2014-04-16 Hewlett Packard Development Co THERMAL INKS ON EMULSION BASE FOR INK JET PRINTERS
JP2013018819A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Riso Kagaku Corp インクジェット用油中水(w/o)型エマルションインク
JP2013053203A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Seiko Epson Corp インクセット及びこれを用いた記録方法
CN103031019A (zh) * 2011-09-28 2013-04-10 理想科学工业株式会社 喷墨用油包水(w/o)型乳化墨
JP6139401B2 (ja) * 2013-12-27 2017-05-31 理想科学工業株式会社 非水系インクジェット印刷方法
JP6501651B2 (ja) * 2015-06-26 2019-04-17 理想科学工業株式会社 非水系インクジェット印刷方法
EP3366736B1 (en) 2017-02-28 2023-11-22 Riso Kagaku Corporation Oil-based inkjet ink
EP3366737B1 (en) 2017-02-28 2021-07-28 Riso Kagaku Corporation Oil-based inkjet ink
EP3366734B1 (en) 2017-02-28 2020-09-23 Riso Kagaku Corporation Oil-based inkjet ink
EP3366739B1 (en) 2017-02-28 2019-12-04 Riso Kagaku Corporation Oil-based inkjet ink
US10865320B2 (en) 2017-02-28 2020-12-15 Riso Kagaku Corporation Oil-based inkjet ink
CN108504192B (zh) 2017-02-28 2021-09-28 理想科学工业株式会社 油性喷墨墨
JP7014558B2 (ja) * 2017-09-29 2022-02-01 理想科学工業株式会社 油性インクジェットインクセット及び印刷物の製造方法
JP6904865B2 (ja) * 2017-09-29 2021-07-21 理想科学工業株式会社 印刷物の製造方法
JP7105129B2 (ja) * 2018-07-31 2022-07-22 理想科学工業株式会社 油性インクジェットインクセット及び印刷方法
JP7298359B2 (ja) * 2018-10-03 2023-06-27 株式会社リコー インクセット、及び液体吐出方法
JP7210984B2 (ja) * 2018-09-28 2023-01-24 株式会社リコー インクセット、印刷方法、電極の製造方法、及び電気化学素子の製造方法
CN110964378B (zh) * 2018-09-28 2023-05-02 株式会社理光 墨水组

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3320292B2 (ja) 1995-02-13 2002-09-03 キヤノン株式会社 インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法
US5713989A (en) * 1995-09-14 1998-02-03 Hewlett-Packard Company Bleed alleviated aqueous pigment dispersion-based ink-jet ink compositions
US5853465A (en) * 1997-03-24 1998-12-29 Hewlett-Packard Company Black-to-color bleed alleviation using non-specific ionic, pH, and colloidal effects
US6102996A (en) * 1997-12-12 2000-08-15 Hewlett-Packard Company Ink-jet inks comprising pigment precursors
JP4036407B2 (ja) * 1997-12-26 2008-01-23 キヤノン株式会社 インクジェットプリント装置およびその方法
JP2003261808A (ja) 2002-03-12 2003-09-19 Riso Kagaku Corp 非水系インク組成物
JP2004122534A (ja) * 2002-10-01 2004-04-22 Canon Inc インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2004338361A (ja) 2003-03-14 2004-12-02 Ricoh Co Ltd インクセットとそれを用いた画像形成方法、画像形成装置、カートリッジ及び記録物
US7122077B2 (en) * 2003-03-28 2006-10-17 E. I. Du Pont De Nemours And Company Inkjet ink set and method of using same
JP4537036B2 (ja) * 2003-10-29 2010-09-01 株式会社Dnpファインケミカル インクジェット記録用油性インク
JP4837901B2 (ja) * 2004-06-08 2011-12-14 理想科学工業株式会社 油性インクジェットインク
CN100381514C (zh) 2004-09-21 2008-04-16 富士施乐株式会社 喷墨用油墨组、喷墨用油墨罐、喷墨记录方法和喷墨记录装置
JP2006116934A (ja) * 2004-09-21 2006-05-11 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット用インクセット、インクジェット用インクタンク、インクジェット記録方法、及びインクジェット記録装置
JP5079999B2 (ja) * 2005-11-04 2012-11-21 理想科学工業株式会社 インクジェットインク
JP2007203693A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Konica Minolta Holdings Inc インクジェット記録方法
JP2007277352A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Seiko Epson Corp インクジェット記録用非水系インク組成物
JP2008001851A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Fuji Shikiso Kk 有機溶剤系顔料分散インク組成物
JP2008001853A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Fuji Shikiso Kk 有機溶剤系顔料分散インク組成物
WO2008045578A1 (en) * 2006-10-13 2008-04-17 Sun Chemical Corporation Non-water soluble polymeric surfactants
CA2668425A1 (en) * 2006-11-03 2008-05-15 Sun Chemical Corporation Stable offset emulsion inks containing water tolerant emulsion stabilizer
US20090038507A1 (en) * 2007-08-08 2009-02-12 Akers Jr Charles Edward Fluorescent-Wax Emulsion For Pigment Ink Detection
JP5081638B2 (ja) * 2008-01-11 2012-11-28 理想科学工業株式会社 印刷装置
JP2010111845A (ja) * 2008-10-10 2010-05-20 Riso Kagaku Corp インクジェット印刷方法及びインクセット

Also Published As

Publication number Publication date
CN101503022B (zh) 2011-11-09
US20090196994A1 (en) 2009-08-06
US8440010B2 (en) 2013-05-14
CN101503022A (zh) 2009-08-12
JP2009184214A (ja) 2009-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4977637B2 (ja) インクジェット印刷方法及びインクセット
JP5789075B2 (ja) インクジェットインク
JP5079999B2 (ja) インクジェットインク
JP6077772B2 (ja) 着色樹脂粒子分散体及びインク
US8342670B2 (en) Inkjet printing method and ink set
JP2008274232A (ja) インクジェットインク
JP2010155989A (ja) エマルジョンタイプのインクジェットインク
JP2012077188A (ja) インクジェット記録用水性インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
JP2017019998A (ja) インクジェット用油中水型エマルションインク
JP2010111845A (ja) インクジェット印刷方法及びインクセット
JP2011098454A (ja) 油性インクジェット印刷方法及びインクセット
JP4224961B2 (ja) インクジェット記録用水性インク及びカラーインクセット
JP2011143705A (ja) 油性インクジェット印刷方法及びインクセット
JP2013094970A (ja) インクジェット印刷方法およびインクセット
JP2012153781A (ja) 油性インク及びインクジェット印刷法
JP2010228302A (ja) インクジェット印刷方法
JP2011032310A (ja) 非水系顔料インク及び非水系顔料インクセット
JP2013176948A (ja) 油性インクジェット印刷方法及びインクセット
JP3879625B2 (ja) インクジェット記録用インク
JP5704514B2 (ja) インクジェット記録用水性インク、インクカートリッジ、インクジェット記録方法及びインクジェット記録装置
JP2010241008A (ja) インクジェット印刷方法及びインクセット
JP2010065110A (ja) インクジェット記録用顔料インクおよびインクジェット記録用顔料インクの評価方法
JP2010030283A (ja) インクジェット印刷方法及びインクセット
JPH09165538A (ja) インクジェット用顔料インク
JP2002038072A (ja) 顔料分散液及びそれを用いたインクジェット用インク

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4977637

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250