JP4975858B2 - 伸縮継手の撤去方法及び道路の切削方法 - Google Patents

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Description

本発明は、橋梁を構成する複数の床版を接続する伸縮継手が老朽化した場合に、該伸縮継手を更新のために撤去する撤去方法及び道路の切削方法に関する。
橋梁を構成する複数の床版は、前後方向に沿って橋桁上に並設されており、対向する床版の間には温度変化による床版の伸縮を吸収すべく、遊間部が設けられている。一般に遊間部には、該遊間部を路面として機能させるために、鉄筋によって補強された伸縮継手が設けられる。該伸縮継手には、車両の通行によって衝撃が繰り返し伝播し、老朽化が進む。老朽化した伸縮継手は、大きな騒音・振動を発生し、また水密性が低下するため、新たな伸縮継手を設置すべく、既設の伸縮継手を撤去する必要がある。
特許文献1には、ワイヤーソー装置を使用した伸縮継手の撤去方法が記載してあり、該撤去方法は、伸縮継手の周囲を固定するコンクリートに、カッターディスクを使用して溝を形成し、該溝にワイヤーソー装置の切削ワイヤーを走らせるので、伸縮継手を鉄筋及びコンクリートと共に撤去することができる。
特開2006−183408号公報
しかし特許文献1に記載の伸縮継手の撤去方法は、伸縮継手を補強する鉄筋を切断するため、新たな伸縮継手を設置するときに、補強のために多数のアンカーを打設しなければならない。また切削ワイヤーの摩擦を軽減するために供給される水が遊間部から下方へ飛散することを防ぐべく、大掛かりな排水養生設備を予め準備する必要がある。また撤去に長期間(概ね二日程度)を要するという問題もある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、遊間部からの漏水を抑制し、鉄筋を切断することなく、短時間で伸縮継手を撤去することができる伸縮継手の撤去方法及び漏水を抑制し、鉄筋を切断することなく、短時間で道路を切削することができる道路の切削方法を提供することを目的とする。
本発明に係る伸縮継手の撤去方法は、橋桁上に並設された複数の床版の間に形成される遊間部にて対向する各床版を幅方向に沿って接続する伸縮継手を床版に固定する固定部を切削して、伸縮継手を撤去する伸縮継手の撤去方法において、ノズルから水を噴射して前記固定部における前記遊間部の反対側を切削し、水を貯留する貯水部及び前記固定部における前記遊間部側に前記遊間部への水の流入を阻止する堰を形成する工程と、前記貯水部に貯留した水を排出する工程と、前記堰を除去する工程と、前記貯水部からの排水及び前記堰の除去が終了した後に、前記伸縮継手を撤去する工程とを備えることを特徴とする。
本発明においては、固定部を切削して貯水部を形成し、該貯水部に貯留した水を排出することによって、ノズルから噴射された水が遊間部に流入することを防止し、また水を噴射することによって生じる音が遊間部に伝播することを抑制する。なおコンクリートからなる固定部を除去するために必要とされる水圧は鉄筋を切断する大きさではなく、固定部のみが除去される。また撤去に要する時間は短時間(概ね2.5〜3時間程度)である。
また前記固定部の前記遊間部側に堰を形成することによって、ノズルから噴射された水が遊間部に流入することを確実に阻止する。
本発明に係る伸縮継手の撤去方法は、前記堰は、前記貯水部よりも上方へ突出した状態で前記遊間部の隣に位置していることを特徴とする。
本発明においては、遊間部の隣に貯水部よりも上方に突出した堰を形成し、貯水部から遊間部への水の流入防止を実現する。
本発明に係る伸縮継手の撤去方法は、前記遊間部の上側又は前記遊間部内に漏水を防止する止水部を設ける工程を更に備えることを特徴とする。
本発明においては、貯水部又は堰を乗り越えて遊間部に水が侵入することがあっても、水の下方への飛散を止水部にて防ぐ。
本発明に係る伸縮継手の撤去方法は、前記ノズルは複数の噴射口を備え、各噴射口から噴射された水が所定の位置で互いに衝突するように前記ノズルの向きを調整し、前記ノズルによって前記固定部を切削する深さを予め設定してあることを特徴とする。
本発明においては、前記ノズルが切削することができる深さは、各噴射口から噴射される水が衝突する位置付近までなので、水が衝突する位置を適宜調整して、固定部を切削する深さを設定し、削り過ぎを防止する。
本発明に係る伸縮継手の撤去方法は、前記床版に平行なレール上を移動する移動装置に前記ノズルを支持し、前記移動装置を前記伸縮継手の上側に設置する工程を更に備えることを特徴とする。
本発明においては、前記伸縮継手の上側に移動装置を設置し、移動装置の駆動を制御して伸縮継手付近の所望の位置にノズルを配し、精度良く且つ短時間で固定部を切削することができる。また鉄筋の裏側まで固定部を切削することができる。
本発明に係る伸縮継手の撤去方法は、前記移動装置は前記ノズルを支持する支持部を移動軸上に複数備え、一の支持部における前記ノズルの支持を解除し、他の支持部にて前記ノズルを支持する工程を更に備えることを特徴とする。
本発明においては、一の支持部に支持されたノズルでは切削することができない固定部の箇所を、他の支持部にて支持されたノズルによって切削し、固定部全体を確実に除去する。
本発明に係る伸縮継手の撤去方法は、前記伸縮継手の周囲に防音壁を設ける工程を更に備えることを特徴とする。
本発明においては、伸縮継手の撤去中に発生する騒音を防音壁にて吸収又は遮断し、近隣の店舗及び住宅などへの騒音被害の発生を回避する。
本発明に係る伸縮継手の撤去方法にあっては、固定部を切削して貯水部を形成し、該貯水部に貯留した水を排出することによって、ノズルから噴射された水が遊間部に流入することを阻止し、また水を噴射することによって生じる音が遊間部に伝播することを抑制して、橋梁の下方に設置された店舗及び駐車してある車両などに水が落下することを防止することができ、また遊間部にて音が反響することによる騒音問題の発生を抑制することができる。またコンクリートからなる固定部を除去するために必要とされる水圧は鉄筋を切断する大きさではなく、固定部のみが除去され、新たな伸縮継手を設置する場合に鉄筋を再利用することができ、新たにアンカーを打設する必要がない。また撤去に要する時間は短時間(概ね2.5〜3時間程度)であり、ワイヤーソー装置を使用する場合に比べて、撤去作業を速やかに終了させることができ、撤去費用を削減することができる。また固定部の切削にブレーカを用いた場合、床版を含む躯体に微小なヒビ(マイクロクラック)が発生するが、水圧にて切削する場合にはマイクロクラックは発生しない。
また、前記固定部の前記遊間部側に堰を形成することによって、ノズルから噴射された水が遊間部に流入することを確実に阻止することができる。
また、貯水部又は堰を乗り越えて遊間部に水が侵入することがあっても、水の下方への飛散を止水部が阻止し、橋梁の下方に設置された店舗及び駐車してある車両などに水が落下することをより確実に防止することができる。
また、各噴射口から噴射される水が衝突する位置を適宜調整して、固定部を切削する深さを設定することができるので、橋梁の設計に応じた柔軟な対応が可能であり、削り過ぎを防止することができる。
また、制御装置によって移動装置の駆動を制御し、伸縮継手付近の所望の位置にノズルを位置させるので、作業員がブレーカを使用して固定部を切削する場合に比べて、精度良く且つ短時間で固定部を切削することができ、また撤去作業の品質を一定に維持すると共に撤去費用を削減することができる。
また、移動装置の移動軸上に沿って異なる位置でノズルを支持することにより、一の支持部に支持されたノズルの噴射範囲内に含ませることのできない固定部の箇所、例えば移動装置の移動開始位置及び移動終了位置付近における固定部の箇所を他の支持部にて支持されたノズルによって切削し、固定部全体を確実に除去する。
また、伸縮継手の撤去中に発生する騒音を防音壁にて吸収又は遮断し、近隣の店舗及び住宅などへの騒音被害の発生を回避することができる。
また、切削ユニットを予め製作しておくことによって、枠体と移動装置とノズルとを施工場所(例えば伸縮継手上)に迅速に設置し、また施工場所から迅速に撤去する。そのため切削作業開始前の準備及び切削作業終了後の機材の撤去に要する時間を、使用する機材の組み立て及び分解・撤去を施工場所にて行う従来の方法に比べて大幅に短縮することができる。また貯水部を形成し、水を排出することによって、施工場所から水が漏出することに伴う問題(例えば遊間部からの水に漏出による騒音及び施工場所の下側にある店舗及び車両への水の飛散など)の発生を防止することができる。また枠体に防音シートなどの必要な部品を適宜取り付けて、音漏れを抑制することができる。また切削ユニットを自動制御にて操作した場合に、作業者は、スイッチを操作するだけで道路の切削作業を行うことができ、作業者がブレーカを使用して切削する場合に比べて作業者の負担を大幅に軽減することができる。
伸縮継手付近の橋梁の構成を略示する平面図である。 図1のII−II線における断面図である。 伸縮継手の撤去方法における撤去開始から移動装置設置までの工程を示す工程図である。 伸縮継手の撤去方法における撤去開始から移動装置設置までの工程を示す工程図である。 伸縮継手の撤去方法における撤去開始から移動装置設置までの工程を示す工程図である。 伸縮継手の撤去方法における撤去開始から移動装置設置までの工程を示す工程図である。 移動装置を略示する平面図である。 コリジョンノズルを略示する正面図である。 コリジョンノズルの駆動状態を示す模式図である。 伸縮継手の撤去方法における防護枠及び吸音パネルの設置作業を示す工程図である。 伸縮継手の撤去方法における防護枠及び吸音パネルの設置作業を示す工程図である。 防護枠及び吸音パネルの下部の略示拡大図である。 切削ユニットを施工場所に設置する方法の一例を示す図である。 切削ユニットを施工場所に設置する方法の一例を示す図である。 固定部の切削作業を示す工程図である。 図15にて示されたXVI方向から見た略示側面図である。 コリジョンノズルの移動状態を略示する正面図である。 コリジョンノズルの移動状態を略示する平面図である。 堰の除去工程を示す工程図である。 堰の除去工程を示す工程図である。 コリジョンノズルを支持台と反対側で前後スライダに支持した移動装置を略示する図面である。 コリジョンノズルを支持台で支持した移動装置を略示する図面である。 弾性部材を使用した伸縮継手3を設置した橋梁を略示する断面図である。 止水作業を施した遊間部2付近を略示する拡大断面図である。
以下本発明を実施の形態に係る伸縮継手の撤去方法を示す図面に基づいて詳述する。本実施の形態においては、道幅方向を左右方向とし、床版の並設方向を前後方向とする。図1は、伸縮継手付近の橋梁の構成を略示する平面図、図2は、図1のII−II線における断面図である。なお説明のために、図1は固定部の内部に埋設された構成を実線で明示している。
図において1は、後述する橋桁(図3参照)の上に、前後方向に並設される複数の床版であり、該床版1は遊間部2を介して互いに対向している。互いに対向する各床版1、1は、伸縮継手3によって接続されている。なお床版1上には、伸縮継手3付近を除いて舗装4(例えばアスファルト)が施されている。
伸縮継手3は、所定の間隔を空けて互いに噛合するように遊間部2上にて前後方向に対向する一対の鋸歯状部5、5と、各鋸歯状部5、5にボルト締めしてあり、遊間部2から離反する方向に突出したフレーム6、6とを備える。フレーム6は、コンクリートからなる固定部7内に埋設されており、一方及び他方の床版1、1にそれぞれ固定されている。また鋸歯状部5も、上面を残して固定部7内に埋設している。なお固定部7を構成するコンクリートは、打設後短時間で硬化する。固定部7と床版1との間には接着剤8が設けてあり、該接着剤8によって固定部7と床版1とは固着している。なお上述した伸縮継手3は、一例であってこれに限定されるものではなく、他のタイプの伸縮継手に対しても、本実施例に係る撤去方法を適用できることは言うまでもない。
鋸歯状部5、5の隙間には、該隙間を塞ぐシーリング部材9と、該シーリング部材9を下側から支持するバックアップ部材10とが挟持されている。シーリング部材9及びバックアップ部材10は弾性を有し、床版1の熱変形を吸収することができる。
バックアップ部材10の下側に、バックアップ部材10を遊間部2内に固定する断面L形の固定具11、11が二つ設けてある。各固定具11、11は隙間を設けて前後方向に並んで配してあり、二つの鋸歯状部5にそれぞれ固定してある。固定具11は、左右に平行な部分と、該部分に直角な上下に平行な部分とを備えており、左右に平行な部分はバックアップ部材10の下側を支持し、上下に平行な部分は鋸歯状部5の遊間部2側にボルト締めされている。各固定具11、11の隙間には、漏水を防止するシールゴム12が水密に設けてある。
前記フレーム6の上側に、伸縮継手3を補強する左右に延びた複数の鉄筋20、20、・・・、20が前後に並設してあり、フレーム6を押さえている。フレーム6には、スリーブ型の複数のアンカー21、21、・・・、21が、前後方向に適長間隔を空けて上下に打ち込んである。
次に伸縮継手3の撤去方法について説明する。図3〜図6は、伸縮継手3の撤去方法における撤去開始から移動装置設置までの工程を示す工程図である。
図3に示すように、伸縮継手3の撤去前は、所定の構造(例えばトラス構造)からなる複数の橋桁50、50、・・・、50それぞれの上側に設置された床版1は、遊間部2付近に設けられた伸縮継手3によって接続されている。なお橋桁50も遊間部2を介して対向している。また対向する各橋桁50は、支承51、51を介して橋脚52に支持されている。
図4に示すように、排水を養生するために、橋脚52の周縁に簡易な堰55を設け、堰55及び橋脚52の上に養生シート56を設置する。養生シート56は、橋脚52の上面を覆うと共に遊間部2をも囲むように上側に延びている。養生シート56の上部は、フック57を介して橋桁50に固定してある。養生シート56上には、吸上ポンプ58が設けてあり、図4の矢印にて示すように、養生シート56上に貯留した水は、吸上ポンプ58によって上方へ吸い上げられるようにしてある。
そして図5に示すように、鋸歯状部5の上側に止水のための止水鉄板30を設置する。また後述する貯水部7a(図15参照)の縁部分を養生するための養生鉄板31、31を、遊間部2から適長離隔した位置にて舗装4上に設置する。なお止水鉄板30に代えて、止水のためのウレタンフォームを鋸歯状部5に施しても良く、また止水鉄板30の上側にウレタンフォームを更に施しても良い。
次に図6に示すように、コリジョンノズル41を支持し、左右方向及び前後方向に移動させる移動装置40を遊間部2を跨いで舗装4上に設置する。移動装置40は、クレーンを用いて運搬車両から舗装4上に設置される。
図7は、移動装置40を略示する平面図である。
移動装置40は、左右方向に長い二つの左右レール42、42を備えており、左右レール42、42は遊間部2の前後に各別に配してある。左右レール42、42それぞれに、左右方向に移動する左右スライダ43、43が設けてある。左右レール42、42それぞれの上側に、左右方向に沿って多数の歯を形成した左右ベルト44、44が両端を支持されて設けてあり、該左右ベルト44は、左右スライダ43内を突き抜けている。左右スライダ43は、前後方向を軸方向とした左右スプロケット43aを回転可能に支持しており、該左右スプロケット43aと左右ベルト44とが噛合している。遊間部2よりも後方に位置する左右スライダ43の後側に左右モータ45が設けてあり、該左右モータ45の回転動力が左右スプロケット43aに伝達するようにしてある。なお左右モータ45は、遊間部2よりも前方に位置する左右スライダ43の前側に設けてもよい。
二つの左右スライダ43、43は前後方向に対向しており、前後方向に長い二つの前後レール46、46によって、接続されている。二つの前後レール46、46に亘って、前後方向に移動する前後スライダ48が設けてある。前後レール46、46それぞれの上側に、前後方向に沿って多数の歯を形成した前後ベルト47、47が両端を支持されて設けてあり、該前後ベルト47、47は、前後スライダ48内を突き抜けている。前後スライダ48は、左右方向を軸方向とした二つの前後スプロケット48a、48aを回転可能に支持しており、該前後スプロケット48a、48aと前後ベルト47、47とが噛合している。前後スライダ48の右側に前後モータ49がねじ止めしてあり、該前後モータ49の回転動力が、前後スプロケット48a、48aに伝達するようにしてある。なお前後モータ49は、前後スライダ48の左側に設けてもよい。
前後モータ49の回転によって、前後スプロケット48aは前後ベルト47上を移動し、前後スライダ48は前後方向に移動する。一方左右モータ45の回転によって、左右スプロケット43aは左右ベルト44上を移動し、前後レール46が左右方向に移動する、すなわち前後スライダ48は左右方向に移動する。前後モータ49及び左右モータ45は、制御回路及び操作スイッチを有する操作盤60に接続してある。なお制御回路には切削作業を実行する制御プログラムが予め格納してある。操作スイッチの操作によって必要な設定が制御回路に対して行われ、制御回路からの駆動指令に基づいて、前後モータ49及び左右モータ45の駆動が制御される。
なお上述した二つの前後レール46、46上を前後スライダ48が移動する構成は、本発明の一例に過ぎず、前後スライダ48が前後方向に移動する構成であればよい。例えば一つの前後レール46を左右レール42、42の間に配設し、該前後レール46上を前後スライダ48が移動する構成であってもよい。この場合、前後ベルト47及び前後スプロケット48aもそれぞれ一つで足りることは言うまでもない。
前後スライダ48の左側には、コリジョンノズル41が設けてある。図8は、コリジョンノズル41を略示する正面図である。
コリジョンノズル41は、軸回りに回転可能なスイベル41aを備え、該スイベル41aに二つのノズル部41b、41bが接続してある。コリジョンノズル41は、ノズル部41b、41bそれぞれの噴射口41d、41dから噴射された水が衝突するように構成してあり、衝突点と一方の噴射口41dとを結ぶ線分と、衝突点と他方の噴射口41dとを結ぶ線分とによりなす角度(以下衝突角αという)は、伸縮継手3の寸法及び固定部7の強度などに応じて、予め設定してある。なお衝突角αは、噴射口41dの向きを変えることによって変更することができる。スイベル41aには、高圧水が供給され、ノズル部41bから水が噴射される。コリジョンノズル41は、エアモータ41cを更に備えている。該エアモータ41cは、圧縮空気の供給によって駆動し、スイベル41aを回転させる。
図9は、コリジョンノズルの駆動状態を示す模式図である。図9Aは、コリジョンノズル41の駆動状態を模式的に示す平面図、図9Bは、コリジョンノズル41の駆動状態を模式的に示す側面図である。なおスイベル41aの軸方向に対するノズル部41bの傾き(以下振り角βという、図9B参照)は、伸縮継手3の寸法及び固定部7の強度などに応じて、予め設定してある。なお振り角βは、噴射口41dの向きを変えることによって変更することができる。
図9Aに示すように、コリジョンノズル41は、スイベル41aを中心にして回転し、前後スライダ48と共に移動して、噴射口41dから噴射された水の圧力によって固定部7を切削する。また図9Bに示すように、コリジョンノズル41は、略衝突点まで(衝突点または衝突点よりも1cm程度深い位置まで)固定部7を切削する。そのため、衝突角α及び振り角βを調整することによって、固定部7の削り深さを適宜設定することができ、また鉄筋20の裏側にある固定部7を切削することができる。
図10及び図11は、伸縮継手3の撤去方法における防護枠70及び吸音パネル72の設置作業を示す工程図、図12は、防護枠70及び吸音パネル72の下部の略示拡大図である。
移動装置40の設置後(図6参照)、図10に示すように、移動装置40の周囲に鋼管からなる防護枠70を設置し、該防護枠70の内側にポリカーボネートからなる厚さ約1.0mmの防音シート71を設ける。左右方向に平行な防音シート71に、左右に細長い矩形の開口71aを設けてある。該開口71aに対向するゴム製のカバーシート73が、防護枠70の外側に設けてある。カバーシート73の上下寸法及び左右寸法は、開口71aよりも大きく、カバーシート73は、開口71aを覆っている。またカバーシート73は、その上部を防護枠70に固定してあり、その下部は上部を支点として前後に揺動可能である。開口71aの下側に、後述するバキュームホースを接続する二つの接続官78、78が挿入される挿入穴71b、71bが左右に各別に設けてある(後述する図17参照)。
そして図11に示すように、防護枠70全体をプラスチック製の吸音パネル72で囲繞する。吸音パネル72は、前記開口71aに対向する開口72aを備えている。該開口72aは開口71aと略同寸であり、開口72aに対向するゴム製のカバーシート74が、吸音パネル72の内側に設けてある。カバーシート74の上下寸法及び左右寸法は、開口72aよりも大きく、カバーシート74は、開口72aを覆っている。カバーシート74は、その上部を吸音パネル72に固定してあり、その下部は上部を支点として前後に揺動可能である。また前記挿入穴71b、71bに対応する挿入穴72b、72bが吸音パネル72に設けてある。
防護枠70及び吸音パネル72それぞれの下側には、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)スポンジ75が設けてある。図12に示すように、EPDMスポンジ75は、防護枠70及び吸音パネル72と舗装4との間を水密に封鎖し、水漏れを防止する。このため、作業箇所の横のレーンを通過する車両への水の付着を防止することができる。
なお防護枠70と防音シート71と移動装置40とコリジョンノズル41とを一体化して切削ユニット170を予め製作し、製作した切削ユニット170を伸縮継手の撤去作業を行う施工場所に設置しても良い。図13及び図14は、切削ユニット170を施工場所に設置する方法の一例を示す図である。
図13に示すように、切削ユニット170をクレーン100によって舗装4上に載置する。そして切削ユニット170をジャッキアップし、防護枠70の隅に車輪76、76、・・・、76を取り付ける。次に図14に示すように、作業者200が切削ユニット170を所望の位置まで移動させる。そして車輪76、76、・・・、76を取り外して切削ユニット170を施工場所に設置し、切削ユニット170全体を吸音パネル72で囲繞する。切削ユニット170を予め製作しておくことによって、防護枠70と防音シート71と移動装置40とコリジョンノズル41とを施工場所に迅速に設置し、また施工場所から迅速に撤去することができる。そのため切削作業開始前の準備及び切削作業終了後の撤収に要する時間を、使用する機材の組み立て及び分解・撤去を施工場所にて行う従来の方法に比べて大幅に短縮することができ、限られた時間内で伸縮継手の撤去作業を完遂することができる。なお防護枠70、防音シート71、移動装置40及びコリジョンノズル41に車輪76若しくは吸音パネル72又は両者を追加して一体化した切削ユニットを製作しても良い。
図15は固定部の切削作業を示す工程図、図16は図15にて示されたXVI方向の略示側面図である。
圧縮空気及び高圧水を供給する各管80、81が、カバーシート73、74の下側を通って、開口71a及び開口72aに挿通されており、図示しないコンプレッサ及び高圧ポンプとコリジョンノズル41とを接続している。また電力及び駆動信号を伝達する導線61が、カバーシート73、74の下側を通って、開口71a及び開口72aに挿通されており、操作盤60と前後モータ49及び左右モータ45とを接続している。また吸音パネル72の外側に一端部を突出させ、他端部を吸音パネル72の内側に突出させて接続官78、78が前記挿入穴71b、72bに挿入されている。接続官78の一端部に、図示しないバキューム装置に接続された蛇腹状のバキュームホース82が接続してある。
操作盤60の制御回路からの駆動指令に基づいて、前後モータ49及び左右モータ45の駆動を制御し、コリジョンノズル41から噴射された水によって、遊間部2の前後において、固定部7を所定の深さまで切削する。そして遊間部2付近まで固定部7を切削して、水を貯留する凹形の貯水部7aを形成する。また貯水部7aの側面と一体をなし、貯水部7aの底面よりも上方へ突出した状態で遊間部2の隣に位置し、貯水部7aから遊間部2への水の流入を防止する堰7bを形成する。貯水部7aには、コリジョンノズル41から噴射された水が貯留し、図示しないバキューム車によって、吸い上げられる。なお堰7bは、可能な限り遊間部2に近接するように形成され、遊間部2に隣接していてもよい。コリジョンノズル41に接続された管80、81及び導線61は、コリジョンノズル41の左右動に伴って開口71a、72aに沿って左右に移動するので、コリジョンノズル41は円滑に移動することができる。またコリジョンノズル41から噴射された水によって約80℃の湯気が発生するが、バキュームホース82によって吸引され、吸音パネル72から湯気はほとんど漏出しない。各管80、81及び導線61は、カバーシート73、74の下端部と開口71a、72aの下縁部との間の僅かな隙間を通っており、カバーシート73、74によって開口71a、72aの略全体が覆われているので、吸音パネル72の内側にて発生した湯気及び騒音は、開口71a及び開口72aからほとんど漏出しない。また吸音パネル72の内側で切削作業が行われるので、切削作業によって発生した小石及び礫などが施工場所の横のレーンに飛散せず、レーンを通過する車両に被害を与えない。
なおコリジョンノズル41から噴射される水の圧力は、固定部7を切削するが鉄筋20を切断しない大きさに設定してあるので、鉄筋20は残存する。また衝突角α及び振り角βは、鉄筋20の裏側にある固定部7を切削することができる角度に設定してある。
図17はコリジョンノズル41の移動状態を略示する正面図、図18はコリジョンノズル41の移動状態を略示する平面図である。なお図17において吸音パネル72の側面部分の記載を省略し、図18において吸音パネル72の天井部分の記載を省略している。
一方の固定部7におけるコリジョンノズル41の初期位置は、伸縮継手3から前後方向に最も離隔した位置であって、固定部7の左又は右端部上である。図17及び図18の実線矢印にて示すように、コリジョンノズル41は移動装置40によって、初期位置を始点として、左右方向に道幅分だけ一往復した後に、図18の破線矢印にて示すように、伸縮継手3に近接する方向に所定距離移動する。これら往復移動及び伸縮継手3に近接する方向への移動を繰り返して、堰7bを残した状態でコリジョンノズル41の移動及び固定部7の切削を終了する。次に、移動装置40によって、コリジョンノズル41を伸縮継手3を超えて前後方向に移動させ、他方の固定部7における初期位置に配置する。そして前述した動作と同様な動作を行い、他方の固定部7を切削する。
上述した前後モータ49及び左右モータ45の駆動並びにコリジョンノズル41の水圧制御は、操作盤60の制御回路に予め格納してある制御プラグラムに基づいて実行されるので、操作スイッチを操作して操作盤60に開始指令を入力するだけで、自動的に固定部7の切削作業が実行される。そのため、作業者がブレーカを用いて切削する場合に比べて、切削作業の品質が作業者の熟練度に左右されず、一定の品質を維持することができ、更に切削作業に従事する作業者の負担を軽減させて作業者数を削減し、少人数での切削作業を実現することができる。なお制御プログラムは、操作盤60の操作によって水圧及びモータの回転数に係る設定を変更することができる。
図19及び図20は、堰7bの除去工程を示す工程図である。なお図19において移動装置40及び防護枠70の記載を省略している。
堰7bを残して各固定部7を切削し、貯水部7aに貯留した水を吸い上げた後に、図19に示すように、防音シート71及び吸音パネル72を取り外し、ハンドクラッシャー90で堰7bを除去する。なおハンドクラッシャー90に代えてハンマー又はチッパーで堰7bを除去しても良い。次に移動装置40及び防護枠70を取り外し、図20に示すように、伸縮継手3を除去して、新たな伸縮継手3の設置を可能ならしめる。そして、新たな伸縮継手3を遊間部2上に配置して既設の鉄筋20によって補強し、コンクリートを打設して固定部7を形成し、新たな伸縮継手3を床版1に固定する。最後に堰55、養生シート56、フック57及び吸上ポンプ58を取り外す。
なお移動装置40、防護枠70、防音シート71及び吸音パネル72を取り外す順序は、堰7bの除去並びに伸縮継手3の除去及び設置をするのに適切であれば良く、上記順序に限られない。
次にコリジョンノズル41を前後スライダ48の複数位置にて支持する場合について説明する。図21は、コリジョンノズルを支持台と反対側で前後スライダに支持した移動装置を略示する図面であり、図21A及び図21Bは、コリジョンノズル41を支持台13と反対側で前後スライダ48に支持した移動装置40を略示する側面図及び平面図である。図22は、コリジョンノズルを支持台で支持した移動装置を略示する図面であり、図22A及び図22Bは、コリジョンノズル41を支持台13で支持した移動装置40を略示する側面図及び平面図である。
図21A及び図21Bに示すように、鋼材を組み上げてなり、コリジョンノズル41を支持する支持台13が、前後モータ49を囲繞するように前後スライダ48の右側に固定してある。
コリジョンノズル41を支持台13と反対側(左側)にて前後スライダ48にねじ止めした場合、図21Bの実線ハッチングにて示す固定部7の領域を切削することができる。しかし左右レール42の右端部まで左右スライダ43を移動させた場合に、左右スライダ43を左右レール42の右端部よりも右側に移動させることはできないので、実線ハッチングにて示す領域よりも右側の固定部7を切削することはできない。
コリジョンノズル41と前後スライダ48の左側とのねじ止めを解除し、図22A及び図22Bに示すように、コリジョンノズル41を支持台13にてねじ止めした場合、コリジョンノズル41の左右方向における移動範囲は、前後スライダ48の左側にねじ止めする場合に比べて、右側に偏倚するため、図22Bの破線ハッチングにて示す領域、すなわち、前後スライダ48の左側にねじ止めした場合には切削することができない領域にまで及び、堰7bを残して固定部7全体を確実に切削することができる。また移動装置40が、コリジョンノズル41を前後スライダ48の左右に着脱することができるように構成されていない場合、破線ハッチングにて示す領域を切削するためには、前後レール46を取り外して、前後を反転させる必要があるが、このような大掛かりな作業を行う必要がなく、作業時間を短縮することができる。
なお前後レール46を中心としたコリジョンノズル41の噴射力によるモーメントの移動装置40への負荷を最小限に止め、またユーザが容易に扱うことができるように、支持台13は小型に設計されている。上述した実施例において、移動装置40は、移動軸上(左右方向)に沿った二つの箇所でコリジョンノズル41を支持することができるが、移動軸上に沿った三つ以上の箇所で支持することができる構成であってもよい。
次に伸縮継手3が弾性部材(例えばゴム)を使用している場合における止水作業について説明する。図23は、弾性部材を使用した伸縮継手3を設置した橋梁を略示する断面図、図24は、止水作業を施した遊間部2付近を略示する拡大断面図である。図23に示すように、伸縮継手3は、遊間部2上に配され、弾性部材からなる伸縮部3aを備えており、該伸縮部3aは、固定部7に埋設されるアンカーボルト3bにボルト締めしてある。アンカーボルト3bは、鉄筋20によってその周囲を補強されている。
固定部7を切削する前に止水作業を施す場合、まず、伸縮部3aを捲り上げてアンカーボルト3bと伸縮部3aとのボルト締めを解除する。そして伸縮部3aを撤去し、図24に示すように、遊間部2内にスポンジからなるバックアップ部材18を配置し、その上側にウレタンフォーム19を施す。更に遊間部2上に止水鉄板30を設置する。該止水鉄板30、ウレタンフォーム19及びバックアップ部材18によって、遊間部2の下側に漏水することを防止することができる。
実施の形態に係る伸縮継手3の撤去方法にあっては、貯水部7aを形成して、貯水部7aに貯留した水を排水し、更に堰7bを形成することによって、コリジョンノズル41から噴射された水が遊間部2に流入することを確実に阻止し、また水を噴射することによって生じる音が遊間部2に伝播することを抑制して、橋梁の下方に設置された店舗及び駐車してある車両などに水が落下することを防止することができ、また遊間部2にて音が反響することによる騒音問題の発生を抑制することができる。またコンクリートからなる固定部7を除去するために必要とされる水圧は鉄筋20を切断する大きさではなく、固定部7のみが除去され、新たな伸縮継手3を設置する場合に鉄筋20を再利用することができ、補強のために新たにアンカーを打設する必要がない。また撤去に要する時間は短時間(概ね2.5〜3時間程度)であり、ワイヤーソー装置を使用する場合に比べて、撤去作業を速やかに終了させることができ、撤去費用を削減することができる。
また、遊間部2の隣に貯水部7aの底面よりも上方へ突出した堰7bを形成することによって、コリジョンノズル41から噴射された水は、貯水部7aに貯留し、遊間部2に流入しない。また堰7bを遊間部2に隣接させることによって、貯水部7aの容積を可能な限り大きくすることができる。
また、伸縮継手3の撤去中に発生する騒音を防音壁にて吸収又は遮断し、近隣の店舗及び住宅などへの騒音被害の発生を回避することができる。また、堰7bを乗り越えて遊間部2に水が侵入することがあっても、水の下方への飛散を止水鉄板30及びウレタンフォーム19が阻止し、橋梁の下方に設置された店舗及び駐車してある車両などに水が落下することをより確実に防止することができる。
また、コリジョンノズル41の衝突角α及び振り角βを適宜調整して、固定部7を切削する深さを設定することができるので、橋梁の設計に応じた柔軟な対応が可能であり、削り過ぎを防止することができる。また、操作盤60によって移動装置40の駆動を制御し、伸縮継手3付近の所望の位置にノズルを位置させるので、作業員がブレーカを使用して固定部7を切削する場合に比べて、精度良く且つ短時間で固定部7を切削することができ、また撤去作業の品質を一定に維持すると共に撤去費用を削減することができる。また比較的軽量且つコンパクトな移動装置40を使用することによって、作業の準備及び撤収時における機動性を向上させることができる。また移動装置40に使用するレールに、H型鋼及び角鋼管などの汎用品を使用することによって、現場条件に容易に対応させることができる。
また、移動装置40の移動軸上に沿って異なる位置でコリジョンノズル41を支持することにより、一の支持部に支持されたコリジョンノズル41の移動範囲に含まれない固定部7の領域、例えば左右レール42の端部付近における領域を、他の支持部にて支持されたコリジョンノズル41によって切削し、固定部7全体を確実に除去することができる。
なお実施の形態に係るノズルは、伸縮継手を固定する固定部を切削しているが、固定部以外の道路も切削することができる。例えば道路の舗装を切削する場合にノズルを使用してもよい。その場合、ノズルを使用することによる上述した利点を享受することができ、また貯水部及び堰の形成並びに吸音パネルの設置などを行うことで、これらによる利点も享受することができる。また道路の舗装工事に切削ユニット170を使用した場合には、切削ユニット170を使用することによる上述した利点を享受することができる。
以上説明した実施の形態は本発明の例示であり、本発明は特許請求の範囲に記載された事項及び特許請求の範囲の記載に基づいて定められる範囲内において種々変更した形態で実施することができる。
1 床版
2 遊間部
3 伸縮継手
13 支持台(支持部)
7 固定部
7a 貯水部
7b 堰
20 鉄筋
40 移動装置
41 コリジョンノズル
41b ノズル部
41a スイベル
41c エアモータ
41d 噴射口
43 左右スライダ
48 前後スライダ(支持部)
50 橋桁
60 操作盤
70 防護枠(枠体)
72 吸音パネル(防音壁)
170 切削ユニット

Claims (7)

  1. 橋桁上に並設された複数の床版の間に形成される遊間部にて対向する各床版を幅方向に沿って接続する伸縮継手を床版に固定する固定部を切削して、伸縮継手を撤去する伸縮継手の撤去方法において、
    ノズルから水を噴射して前記固定部における前記遊間部の反対側を切削し、水を貯留する貯水部及び前記固定部における前記遊間部側に前記遊間部への水の流入を阻止する堰を形成する工程と、
    前記貯水部に貯留した水を排出する工程と、
    前記堰を除去する工程と、
    前記貯水部からの排水及び前記堰の除去が終了した後に、前記伸縮継手を撤去する工程と
    を備えることを特徴とする伸縮継手の撤去方法。
  2. 前記堰は、前記貯水部よりも上方へ突出した状態で前記遊間部の隣に位置していること
    を特徴とする請求項に記載の伸縮継手の撤去方法。
  3. 前記遊間部の上側又は前記遊間部内に漏水を防止する止水部を設ける工程を更に備えること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の伸縮継手の撤去方法。
  4. 前記ノズルは複数の噴射口を備え、
    各噴射口から噴射された水が所定の位置で互いに衝突するように前記ノズルの向きを調整し、前記ノズルによって前記固定部を切削する深さを予め設定してあること
    を特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の伸縮継手の撤去方法。
  5. 前記床版に平行なレール上を移動する移動装置に前記ノズルを支持し、前記移動装置を前記伸縮継手の上側に設置する工程を更に備えること
    を特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の伸縮継手の撤去方法。
  6. 前記移動装置は前記ノズルを支持する支持部を移動軸上に複数備え、
    一の支持部における前記ノズルの支持を解除し、他の支持部にて前記ノズルを支持する工程を更に備えること
    を特徴とする請求項に記載の伸縮継手の撤去方法。
  7. 前記伸縮継手の周囲に防音壁を設ける工程を更に備えること
    を特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の伸縮継手の撤去方法。
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