JP2000144648A - プレキャストコンクリート製防音壁及びその施工法 - Google Patents

プレキャストコンクリート製防音壁及びその施工法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寒冷地においても漏水することがなく、氷柱
の発生や凍結融解作用に伴う問題点のないプレキャスト
コンクリート製防音壁及びその施工法を提供する。 【解決手段】 コンクリート構造物の上面に載置される
固定部11と、該固定部11の一側から起立するパネル
部12と、該パネル部12の両側縁及び中央部に設けた
各リブ部13a,13bとを備えるプレキャストコンク
リート製防音パネル1を工場で予め生産し、施工現場で
は防音パネル1を吊り上げて、鉄筋コンクリート構造物
の地覆部2にUボルト41によって列状に固定し、地覆
部2の上面と防音パネル1の固定部11下面との間に設
置方向に沿って止水材72を介在させると共に、隣接す
る防音パネルの目地部分にパッキン材を介在させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道等の高架橋
または擁壁等の上部に立設するプレキャストコンクリー
ト製防音壁に関するもので、特に寒冷地対策を施した防
音壁及びその施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、新幹線や在来線等の鉄道
路線等においては、周辺に騒音を撒き散らさないように
防音或いは吸音機能を備える防音壁が設置されている。
この防音壁は、路盤の側縁部にコンクリート壁を立設す
ることにより、騒音が外部に漏れないようにすることを
基本とし、予め工場生産したプレキャストコンクリート
製のパネルを例えば断面H型の支柱間に装着したり、自
立状に連設させて構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、所定幅
に形成したパネルを連設して防音壁を構成する場合に
は、地覆部とパネル底部との接合部を通じて雨水や雪解
け水が外側に漏れ出ることが懸念される。また、積雪地
帯に設置する防音壁にあっては、降雪がパネルの側面部
同士の接合部分に溜まり、この雪の凍結融解作用に伴う
膨張圧に対する耐久性の問題や、接合部分の隙間から漏
れ出る水によって氷柱が発生する虞れがあるなど、寒冷
地特有の問題が存在している。本発明は上記に鑑み提案
されたもので、寒冷地においても漏水することがなく、
氷柱の発生や凍結融解作用に伴う問題点のないプレキャ
ストコンクリート製防音壁及びその施工法を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明は、プレキャストコンクリ
ート製防音パネルを、鉄筋コンクリート構造物の上面に
アンカーボルトによって列状に固定して構成するプレキ
ャストコンクリート製防音壁において、上記防音パネル
は、コンクリート構造物の上面に固定される固定部とコ
ンクリート構造物に対して起立するパネル部とを少なく
とも備え、上記コンクリート構造物の上面と防音パネル
の固定部下面との間に、設置方向に沿って止水材を介在
させたプレキャストコンクリート製防音壁である。請求
項2に記載した発明は、上記請求項1に記載した構成に
加えて、防音パネルは、コンクリート構造物の上面に固
定される固定部と、該固定部の一側から起立するパネル
部と、該パネル部の両側縁に設けたリブ部とを少なくと
も備えているプレキャストコンクリート製防音壁であ
る。請求項3に記載した発明は、上記請求項1または2
に記載した構成に加えて、隣接する防音パネルを接続す
るために対峙させたパネル部の側端面間にパッキン材を
介在させたプレキャストコンクリート製防音壁である。
請求項4に記載した発明は、アンカーボルトを配置した
鉄筋コンクリート構造物の地覆部に、防音パネルの設置
方向に沿って止水材を配置すると共に敷モルタルを設
け、この敷モルタルの上方に、地覆部の上面に固定する
固定部と起立するパネル部とを少なくとも備えるように
予め製作した防音パネルを吊り込み、上記防音パネルの
固定部に設けたボルト孔に前記地覆部のアンカーボルト
を挿通すると共に、当該防音パネルの位置調整及び隣接
する防音パネル同士の面合わせを行い、上記防音パネル
の調整完了後、前記アンカーボルトに緩み止めナットを
締着して当該防音パネルを固定し、前記敷モルタルの養
生後、ボルト孔へ充填材を注入するプレキャストコンク
リート製防音壁の施工法である。請求項5に記載した発
明は、上記請求項4に記載した構成に加えて、接続する
防音パネルのパネル部の側端面に予めパッキン材を貼設
しておき、接続した防音パネルの側端面間にパッキン材
が介在するようにしたプレキャストコンクリート製防音
壁の施工法である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。本発明に係るプレキャストコン
クリート製防音壁は、鉄道路線や道路等に構築するもの
であり、その概略は、工場で予め製作したコンクリート
パネルを、コンクリート構造物の側縁に設けた地覆部2
の上面に、表面が平坦になるように敷均す敷モルタル3
を長さ方向に沿って設け、この敷モルタル3上に各パネ
ルをアンカーボルト4によって列状に固定して構成する
ものである。
【0006】上記コンクリートパネル、即ち防音パネル
1は、コンクリート構造物の上面に載置される固定部1
1と、該固定部11の一側から起立するパネル部12と
を備えていればよいが、図示の実施形態では上記パネル
部12の両側縁に外側リブ部13aを設けると共に、中
央寄りに更に2つの内側リブ部13bを設け、合計4枚
のリブ部13…を備えている。そして、この防音パネル
1は、普通コンクリート、繊維補強コンクリート、ポリ
マーコンクリート等のコンクリートにより、工場等で予
め生産する。
【0007】上記防音パネル1を生産する場合、繊維補
強コンクリートによるものは、本来遮音性の高いコンク
リートを基礎材料とし、その構造強度を高めるために鋼
繊維や炭素繊維、或はガラス繊維等の高強度の繊維材料
を適当な配合率で混合し、高強度化と軽量化とを図るこ
とができる。
【0008】次に、防音パネル1の構造を説明すると、
この防音パネル1は前記したように固定部11とパネル
部12とリブ部13とを備えている。固定部11は当該
防音パネル1の基礎となる部位であって、平面図の形状
はほゞ矩形に形成され、下面側は地覆部2に載置するよ
うに平坦に形成されている。また、この固定部11に
は、アンカーボルト4を挿通するためのボルト孔14が
所定位置に長孔状に開設してある。このボルト孔14は
下端側がやゝ拡径するテーパー状に形成してあり、アン
カーボルト4の挿通及び位置決めが容易になっている。
【0009】パネル部12は、防音壁の主体となる部分
であって、上記固定部11の一側、即ち路線等の外側に
あたる側縁から薄肉状に垂直に立上がり、ほゞ中段から
内側に緩く湾曲している。
【0010】リブ部13は、上記パネル部12を補強す
るものであって、少なくともパネル部12の両側縁に設
けた一対の外側リブ部13aを備え、図示の実施形態で
は、中央寄りにほゞ等間隔で設けた2枚の内側リブ部1
3bを併せ持っている。また、上記外側リブ部13a
は、隣接する防音パネル1を接続する際に利用する。そ
して、外側リブ部13aの所定の位置には、施工時にボ
ルトを通して緊張させるためのボルト挿通孔15aが開
設してあり、両外側リブ部13aの内側面には、支圧板
16が設けてある。また、内側リブ部13bの所定位置
には、吊り上げ時に利用する挿通孔15bが上記ボルト
挿通孔15aとほゞ同じ位置に開設してある。
【0011】上記各リブ部13…は、基端側即ちパネル
部12側が厚肉で先端側が薄肉になったほゞ台形に形成
してある。尚、外側リブ部13aの外端面は、隣接する
防音パネル1の外側リブ部13aと当接するように、パ
ネル部12からほゞ直立している。そして、上記外側リ
ブ部13aの外端面には、隣接する防音パネル1を突き
合わせたときに嵌合するほゞ台形の溝部17と、この溝
部17に対応する台形の畝部18とが、両外側リブ部1
3aの先端縁に沿って上下方向に形成してある。尚、防
音パネル1を一枚板で形成することもできるが、このと
きは、当該パネルの側端面で接続することになる。
【0012】尚、その他、上記した防音パネル1の各角
部は、適宜な傾斜で面取処理が施してある。また、所望
の位置には例えば電気工事等に利用する埋込ボルト19
が設けてある。更に、パネル部12の表面に、凹凸模様
を設けたり、着色或いは塗装して化粧部を形成すること
も可能である。そして、防音パネル1は、必要に応じて
補助筋等を配筋することができる。
【0013】次に、上記のような防音パネル1を用いた
防音壁の施工法を説明する。先ず、コンクリート構造物
の地覆部2にアンカーボルト4、即ち例えばUボルト4
1を設ける。具体的には、例えば図4に示すように、型
枠61内に構造鉄筋51及び補助鉄筋52を配筋し、こ
の補助鉄筋52にUボルト41の屈曲部を係止させると
共に、当該Uボルト41を固定用プレート62の孔に通
し、型枠61の側縁のさん木66に釘67で設けた位置
決め定規63を使用しながら所定のピッチに固定する。
また、Uボルト41の埋込長を一定にするため、当該U
ボルト41に塩化ビニルパイプ64を被せ、緩み止めナ
ット65における下ナット65aで固定する。そして、
型枠61内に場所打ちコンクリート21を打設すると共
に養生させる。尚、図面では型枠61の支保工を省略し
てあり、型枠61は埋設型枠であってもよい。
【0014】Uボルト41を備える地覆部2が構成でき
たら、不陸を調整するため水糸を張って設計高を決め
る。そして、敷モルタル3の流出を防止する目的で、高
分子物質からなるなる封止材71、例えばEPT(ethy
lene-propylene terpolymer)スポンジ( 以下、単にEP
Tスポンジという)を設置幅に対応して帯状に貼設す
る。
【0015】また、Uボルト41のほゞ中央、即ち地覆
部2から突出する一対のボルト部の幅方向の中間に、止
水材72、例えば水膨張性止水材を設置方向に沿って接
着剤で貼付する。この水膨張性止水材は、ゴムを特殊編
成したもので、ゴム自体の弾性による止水作用に加え、
水と接触すると自己体積の膨張により空隙を自己充填し
て完全密閉するものである。尚、水膨張性止水材は膨張
率の異なるものがあり、膨張率が大きいと止水効果も高
まるとされているが、膨張率が大きいと使用部位周辺に
歪みの発生が懸念されるので、膨張率は実験により決定
するとよい。そこで、この実施の形態においては、2倍
タイプと呼ばれる水膨張性止水材を、かまぼこ型断面に
形成したものを使用している。
【0016】設計高に合わせたライナープレート73
を、例えば図6及び図7に示すように、Uボルト41の
近傍に適宜配置する。そして、前記した封止材71の内
側に敷モルタル3を敷き詰める。このとき、敷モルタル
3の高さを設計高よりも若干、例えば1〜2mm程度高
めにしておく。尚、この敷モルタル3は、無収縮タイプ
のものを使用する。また、上記ライナープレート73
は、適宜な厚さのものを選択、組み合せて所望の高さに
する。
【0017】一方、工場で予め生産したプレキャストコ
ンクリート製の防音パネル1の一側面部にEPTスポン
ジよりなる板状のパッキン材74を貼設すると共に、一
側面に形成した溝部17内にかまぼこ型に形成したパッ
キン材75を貼設する(図8参照)。このとき、板状の
パッキン材74は、リブ部13が上方で縮幅しているの
で、対応して暫時縮幅するようにカットしてある(図9
及び図10参照)。尚、このかまぼこ型のパッキン材7
5もEPTスポンジよりなる。また、これらのパッキン
材74、75の貼設作業は、施工現場において行う。
【0018】そして、両パッキン材74、75を貼設し
た防音パネル1を、専用の吊り治具81によって吊り上
げ、前記のように高さ調整したライナープレート73の
上に静置する。尚、吊り上げに際しては、内側リブ部1
3bに開設した各挿通孔15bを利用して4点で吊り上
げる。また、図11に、吊り上げ状態及び積み上げ状態
を簡単に示しておく。即ち、積み上げ状態では、各防音
パネル1の間には緩衝材パッキン82を介在させると共
に、下にはパレット83が敷いてある。
【0019】静置した防音パネル1を、隣接する防音パ
ネル1との目地間隔が、前記したパッキン材74の肉厚
より薄くなるように、外側リブ部13aに開設したボル
ト挿通孔15aに通した施工時用ボルト42によって圧
縮する。例えば、パッキン材74の肉厚が7mmのとき
は、目地間隔が5mmになるように、上記施工時用ボル
ト42を締め付ける。
【0020】一方、水平器や垂直器により防音パネル1
の姿勢を直す。特に1枚目の防音パネル1は後から設置
される防音パネル1′の基準になるので非常に重要であ
る。また、隣接する防音パネル1のパネル面が一致しな
いときは、図12にAで示した上端部を適宜緩衝材を介
在させた治具により締め付けると合わせ易い。また、固
定部11のボルト孔14がテーパーを有する長孔状に開
設してあるので位置調整も容易である。
【0021】防音パネル1の配置及び微調整が完了した
ら、トルクレンチを使用して所定ののトルクにて緩み止
めナット65を締め付ける。このとき、1パネル当り3
箇所に設けてあるUボルト41の内、外側のUボルト4
1のみを締め付けて仮固定し、敷モルタル3が硬化後に
中央のUボルト41を締め付けて固定するとよい(図1
4参照)。
【0022】そして、敷モルタル3が硬化したら、ボル
ト孔14に充填材31を注入して仕上げる。尚、このと
きの、充填材31は敷モルタル3と同様に無収縮タイプ
のものがよい。
【0023】上記のような本発明に係る防音壁の施工法
によれば、予め製作した防音パネル1を止水材72及び
パッキン材74、75を介在させながら列設することに
より、隙間或いは目地からの漏水がなく寒冷地対策が充
分な防音壁をきわめて容易に構築でききる。
【0024】以上本発明を図示した実施の形態について
説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更し
ない限り適宜に実施できる。
【0025】
【発明の効果】以上要するに本発明は、コンクリート構
造物の上面に固定される固定部とコンクリート構造物に
対して起立するパネル部とを少なくとも備えるプレキャ
スト製防音パネルを、鉄筋コンクリート構造物の上面に
アンカーボルトによって列状に固定し、コンクリート構
造物の上面と防音パネルの固定部下面との間に、設置方
向に沿って止水材を介在させたので、地覆部と防音パネ
ルの固定部との間から、外側へ漏水することがない。従
って、寒冷地においても、氷結する水流がないので氷柱
等の発生がなく、この氷柱等の落下事故の心配もない。
また、隣接する防音パネル同士の目地間隔にも、パッキ
ン材を介在させているので止水効果が高く、また目地間
隔内に積雪が溜まることもない。従って、この目地部に
おいても、氷柱等の発生がなく、落下事故の恐れがない
と共に、氷結融解に伴う耐久性の問題も解決される。一
方、本発明に係る防音壁の施工法によれば、予め製作し
た防音パネルを列設することにより、寒冷地対策が充分
な防音壁を容易に構築でき、実用的価値が極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】防音パネルの正面図である。
【図2】防音パネルの背面図及び横断面図である。
【図3】防音パネルの側面図である。
【図4】Uボルトを位置決めする状態の地覆部の断面図
である。
【図5】Uボルトを位置決めする状態の地覆部の平面図
である。
【図6】膨張性止水材、ライナープレート、封止材及び
敷モルタルを設けた状態の地覆部の断面図である。
【図7】同上の平面図である。
【図8】防音パネルの一側部分の拡大図である。
【図9】隣接する防音パネルを接続した状態の上方部分
の断面図である。
【図10】隣接する防音パネルを接続した状態の下方部
分の断面図である。
【図11】防音パネルの吊り上げ及び保管状態の説明図
である。
【図12】防音パネルの接続状態を示す背面図及び側面
図である。
【図13】防音壁の施工過程を示す要部の断面図であ
る。
【図14】防音壁の施工過程を示す要部の背面側断面図
である。
【図15】施工の完了した防音壁の要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 防音パネル 2 地覆部 3 敷モルタル 4 アンカーボルト 11 固定部 12 パネル部 13 リブ部 13a 外側リブ部 13b 内側リブ部 14 ボルト孔 31 充填材 65 緩み止めナット 71 封止材 72 止水材 74 パッキン材 75 パッキン材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 孝司 東京都杉並区上高井戸1丁目7番16号 小 沢コンクリート工業株式会社内 Fターム(参考) 2D001 AA01 BA01 BB01 CA01 CB05 DA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレキャストコンクリート製防音パネル
    を、鉄筋コンクリート構造物の上面にアンカーボルトに
    よって列状に固定して構成するプレキャストコンクリー
    ト製防音壁において、 上記防音パネルは、コンクリート構造物の上面に固定さ
    れる固定部とコンクリート構造物に対して起立するパネ
    ル部とを少なくとも備え、 上記コンクリート構造物の上面と防音パネルの固定部下
    面との間に、設置方向に沿って止水材を介在させたこと
    を特徴とするプレキャストコンクリート製防音壁。
  2. 【請求項2】 防音パネルは、コンクリート構造物の上
    面に固定される固定部と、該固定部の一側から起立する
    パネル部と、該パネル部の両側縁に設けたリブ部とを少
    なくとも備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    プレキャストコンクリート製防音壁。
  3. 【請求項3】 隣接する防音パネルを接続するために対
    峙させたパネル部の側端面間にパッキン材を介在させた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のプレキャス
    トコンクリート製防音壁。
  4. 【請求項4】 アンカーボルトを配置した鉄筋コンクリ
    ート構造物の地覆部に、防音パネルの設置方向に沿って
    止水材を配置すると共に敷モルタルを設け、 この敷モルタルの上方に、地覆部の上面に固定する固定
    部と起立するパネル部とを少なくとも備えるように予め
    製作した防音パネルを吊り込み、 上記防音パネルの固定部に設けたボルト孔に前記地覆部
    のアンカーボルトを挿通すると共に、当該防音パネルの
    位置調整及び隣接する防音パネル同士の面合わせを行
    い、 上記防音パネルの調整完了後、前記アンカーボルトに緩
    み止めナットを締着して当該防音パネルを固定し、 前記敷モルタルの養生後、ボルト孔へ充填材を注入する
    ことを特徴とするプレキャストコンクリート製防音壁の
    施工法。
  5. 【請求項5】 接続する防音パネルのパネル部の側端面
    に予めパッキン材を貼設しておき、接続した防音パネル
    の側端面間にパッキン材が介在するようにしたことを特
    徴とする請求項4に記載のプレキャストコンクリート製
    防音壁の施工法。
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