JP3472725B2 - プレキャストコンクリート製防音壁及びその施工法 - Google Patents

プレキャストコンクリート製防音壁及びその施工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道等の高架橋
または擁壁等の上部に立設するプレキャストコンクリー
ト製防音壁に関するもので、特に固定部分の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、新幹線や在来線等の鉄道
路線等においては、周辺に騒音を撒き散らさないように
防音或いは吸音機能を備える防音壁が設置されている。
この防音壁は、路盤の側縁部にコンクリート壁を立設す
ることにより、騒音が外部に漏れないようにすることを
基本とし、予め工場生産したプレキャストコンクリート
製のパネルを例えば断面H型の支柱間に装着したり、自
立状に連設させて構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、所定幅
に形成したパネルを連設して防音壁を構成するには、地
覆部にパネルの底部を固定しなければならない。これ
は、地覆部に設けた固定ボルトを、パネルの底部に開設
したボルト孔に挿通して、上記固定ボルトにナットを締
着すると共に、地覆部とパネル底部との隙間にモルタル
等を介在させている。このとき、ボルトの周囲に隙間が
生じていが、この隙間はパネルの位置調整や作業性のた
めに必要である。しかし、そのままでは強度低下等の問
題を生じるので、当該隙間には充填材を充填している。
そして、この充填作業は、上記モルタルが硬化してから
一旦締め付けたボルトを緩めて充填材を注入し、その後
再びボルトを締め付けている。このため、二度手間が掛
かると共に工期の延長を招いているのが現状である。本
発明は上記に鑑み提案されたもので、プレキャストコン
クリート製防音壁において、手間の削減と工期の短縮を
図るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明は、プレキャストコンクリ
ート製防音パネルを、鉄筋コンクリート構造物の上面に
アンカーボルトによって列状に固定して構成するプレキ
ャストコンクリート製防音壁において、上記防音パネル
は、コンクリート構造物の上面に固定される固定部とコ
ンクリート構造物に対して起立するパネル部とを少なく
とも備え、上記防音パネルの固定部には、コンクリート
構造物の地覆部に設けたアンカーボルトを挿通するボル
ト孔を開設すると共に、このボルト孔の上端部分を拡張
して固定部の上面に開口する注入部を設け、上記防音パ
ネルの固定部の上面に配置する座金には、上記注入部に
連通する注入口を開設し、座金の注入口から注入部を通
してボルト孔に充填材を注入するようにしたプレキャス
トコンクリート製防音壁である。請求項2に記載した発
明は、請求項1に記載した構成に加えて、アンカーボル
トをUボルトで構成し、注入部は固定部に設けた一対の
ボルト孔に跨り、座金が上記固定部の注入部を覆うと共
に、両ボルト孔の中間に開設した注入口が注入部を介し
て両ボルト孔に連通しているプレキャストコンクリート
製防音壁である。請求項3に記載した発明は、アンカー
ボルトを配置した鉄筋コンクリート構造物の地覆部に敷
モルタルを設け、この敷モルタルの上方に、地覆部の上
面に固定する固定部と起立するパネル部とを少なくとも
備え、上記固定部にはコンクリート構造物の地覆部に設
けたアンカーボルトを挿通するボルト孔を開設すると共
に、このボルト孔の上端部分を拡張して固定部の上面に
開口する注入部を設けるように予め製作した防音パネル
を吊り込み、上記防音パネルの固定部に設けたボルト孔
に前記地覆部のアンカーボルトを挿通すると共に、固定
部の注入部に連通する注入口を開設した座金を固定部の
上面に配置し、当該防音パネルの位置調整及び隣接する
防音パネル同士の面合わせを行い、上記防音パネルの調
整完了後、前記アンカーボルトに緩み止めナットを締着
して当該防音パネルを固定し、前記座金に開設した注入
口から固定部の注入部を通してボルト孔へ充填材を注入
するプレキャストコンクリート製防音壁の施工法であ
る。請求項4に記載した発明は、請求項3に記載した構
成に加えて、防音パネルの固定部に複数のボルト孔を連
通させる注入部を設け、座金の注入口から複数のボルト
孔へ充填材を注入するようにしたプレキャストコンクリ
ート製防音壁の施工法である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。本発明に係るプレキャストコン
クリート製防音壁は、鉄道路線や道路等に構築するもの
であり、その概略は、工場で予め製作したコンクリート
パネルを、コンクリート構造物の側縁に設けた地覆部2
の上面に、表面が平坦になるように敷均す敷モルタル3
を長さ方向に沿って設け、この敷モルタル3上に各パネ
ルをアンカーボルト4によって列状に固定して構成する
ものである。
【0006】上記コンクリートパネル、即ち防音パネル
1は、コンクリート構造物の上面に載置される固定部1
1と、該固定部11の一側から起立するパネル部12と
を備えていればよいが、図示の実施形態では上記パネル
部12の両側縁に外側リブ部13aを設けると共に、中
央寄りに更に2つの内側リブ部13bを設け、合計4枚
のリブ部13…を備えている。そして、この防音パネル
1は、普通コンクリート、繊維補強コンクリート、ポリ
マーコンクリート等のコンクリートにより、工場等で予
め生産する。
【0007】上記防音パネル1を生産する場合、繊維補
強コンクリートによるものは、本来遮音性の高いコンク
リートを基礎材料とし、その構造強度を高めるために鋼
繊維や炭素繊維、或はガラス繊維等の高強度の繊維材料
を適当な配合率で混合し、高強度化と軽量化とを図るこ
とができる。
【0008】次に、防音パネル1の構造を説明すると、
この防音パネル1は前記したように固定部11とパネル
部12とリブ部13とを備えている。固定部11は当該
防音パネル1の基礎となる部位であって、平面図の形状
はほゞ矩形に形成され、下面側は地覆部2に載置するよ
うに平坦に形成されている。また、この固定部11に
は、アンカーボルト4を挿通するためのボルト孔14が
所定位置に長孔状に開設してある。このボルト孔14は
下端側がやゝ拡径するテーパー状に形成してあり、アン
カーボルト4の挿通及び位置決めが容易になっている。
【0009】また、防音パネル1の固定部11の上面に
は、後述する充填材31の注入部14′が設けてある。
この注入部14′は、ボルト孔14の上端部分を拡張し
たもので、図示の実施形態では、一対のボルト孔14、
14を上端部分において繋がるように固定部11の上面
部分を凹陥させている(例えば、図16参照)。
【0010】パネル部12は、防音壁の主体となる部分
であって、上記固定部11の一側、即ち路線等の外側に
あたる側縁から薄肉状に垂直に立上がり、ほゞ中段から
内側に緩く湾曲している。
【0011】リブ部13は、上記パネル部12を補強す
るものであって、少なくともパネル部12の両側縁に設
けた一対の外側リブ部13aを備え、図示の実施形態で
は、中央寄りにほゞ等間隔で設けた2枚の内側リブ部1
3bを併せ持っている。また、上記外側リブ部13a
は、隣接する防音パネル1を接続する際に利用する。そ
して、外側リブ部13aの所定の位置には、施工時にボ
ルトを通して緊張させるためのボルト挿通孔15aが開
設してあり、両外側リブ部13aの内側面には、支圧板
16が設けてある。また、内側リブ部13bの所定位置
には、吊り上げ時に利用する挿通孔15bが上記ボルト
挿通孔15aとほゞ同じ位置に開設してある。
【0012】上記各リブ部13…は、基端側即ちパネル
部12側が厚肉で先端側が薄肉になったほゞ台形に形成
してある。尚、外側リブ部13aの外端面は、隣接する
防音パネル1の外側リブ部13aと当接するように、パ
ネル部12からほゞ直立している。そして、上記外側リ
ブ部13aの外端面には、隣接する防音パネル1を突き
合わせたときに嵌合するほゞ台形の溝部17と、この溝
部17に対応する台形の畝部18とが、両外側リブ部1
3aの先端縁に沿って上下方向に形成してある。尚、防
音パネル1を一枚板で形成することもできるが、このと
きは、当該パネルの側端面で接続することになる。
【0013】尚、その他、上記した防音パネル1の各角
部は、適宜な傾斜で面取処理が施してある。また、所望
の位置には例えば電気工事等に利用する埋込ボルト19
が設けてある。更に、パネル部12の表面に、凹凸模様
を設けたり、着色或いは塗装して化粧部を形成すること
も可能である。そして、防音パネル1は、必要に応じて
補助筋等を配筋することができる。
【0014】一方、前記した防音パネル1の固定部11
の上面側には、一対のボルト孔14、14及び注入部1
4′を覆う座金9を配設する。この座金9には、Uボル
ト41を通す通孔91、91を開設すると共に、前記し
た固定部11の注入部14′に対応する位置に注入口9
2を開設し、この注入口92とボルト孔14とを固定部
11の注入部14′を介して連通させる。尚、図示の実
施形態では、二つのボルト孔14、14の中間に注入口
92を開設している。
【0015】次に、上記のような防音パネル1を用いた
防音壁の施工法を説明する。先ず、コンクリート構造物
の地覆部2にアンカーボルト4、即ち例えばUボルト4
1を設ける。具体的には、例えば図4に示すように、型
枠61内に構造鉄筋51及び補助鉄筋52を配筋し、こ
の補助鉄筋52にUボルト41の屈曲部を係止させると
共に、当該Uボルト41を固定用プレート62の孔に通
し、型枠61の側縁のさん木66に釘67で設けた位置
決め定規63を使用しながら所定のピッチに固定する。
また、Uボルト41の埋込長を一定にするため、当該U
ボルト41に塩化ビニルパイプ64を被せ、緩み止めナ
ット65における下ナット65aで固定する。そして、
型枠61内に場所打ちコンクリート21を打設すると共
に養生させる。尚、図面では型枠61の支保工を省略し
てあり、型枠61は埋設型枠であってもよい。
【0016】Uボルト41を備える地覆部2が構成でき
たら、不陸を調整するため水糸を張って設計高を決め
る。そして、敷モルタル3の流出を防止する目的で、高
分子物質からなるなる封止材71、例えばEPT(ethy
lene-propylene terpolymer)スポンジ( 以下、単にEP
Tスポンジという)を設置幅に対応して帯状に貼設す
る。
【0017】尚、図示の実施形態では、Uボルト41の
ほゞ中央、即ち地覆部2から突出する一対のボルト頭の
幅方向の中間に、弾性材等からなる止水材72を設置方
向に沿って接着剤で貼付している。
【0018】設計高に合わせたライナープレート73
を、例えば図6及び図7に示すように、Uボルト41の
近傍に適宜配置する。そして、前記した封止材71の内
側に敷モルタル3を敷き詰める。このとき、敷モルタル
3の高さを設計高よりも若干、例えば1〜2mm程度高
めにしておく。尚、この敷モルタル3は、無収縮タイプ
のものを使用する。また、上記ライナープレート73
は、適宜な厚さのものを選択、組み合せて所望の高さに
する。
【0019】一方、工場で予め生産したプレキャストコ
ンクリート製の防音パネル1の一側面部にEPTスポン
ジよりなる板状のパッキン材74を貼設すると共に、一
側面に形成した溝部17内にかまぼこ型に形成したパッ
キン材75を貼設する(図8参照)。このとき、板状の
パッキン材74は、リブ部13が上方で縮幅しているの
で、対応して暫時縮幅するようにカットしてある(図9
及び図10参照)。尚、このかまぼこ型のパッキン材7
5もEPTスポンジよりなる。また、これらのパッキン
材74、75の貼設作業は、施工現場において行う。
【0020】そして、両パッキン材74、75を貼設し
た防音パネル1を、専用の吊り治具81によって吊り上
げ、前記のように高さ調整したライナープレート73の
上に静置する。尚、吊り上げに際しては、内側リブ部1
3bに開設した各挿通孔15bを利用して4点で吊り上
げる。また、図11に、吊り上げ状態及び積み上げ状態
を簡単に示しておく。即ち、積み上げ状態では、各防音
パネル1の間には緩衝材パッキン82を介在させると共
に、下にはパレット83が敷いてある。
【0021】静置した防音パネル1を、隣接する防音パ
ネル1との目地間隔が、前記したパッキン材74の肉厚
より薄くなるように、外側リブ部13aに開設したボル
ト挿通孔15aに通した施工時用ボルト42によって圧
縮する。例えば、パッキン材74の肉厚が7mmのとき
は、目地間隔が5mmになるように、上記施工時用ボル
ト42を締め付ける。
【0022】一方、水平器や垂直器により防音パネル1
の姿勢を直す。特に1枚目の防音パネル1は後から設置
される防音パネル1′の基準になるので非常に重要であ
る。また、隣接する防音パネル1のパネル面が一致しな
いときは、図12にAで示した上端部を適宜緩衝材を介
在させた治具により締め付けると合わせ易い。また、固
定部11のボルト孔14がテーパーを有する長孔状に開
設してあるので位置調整も容易である。
【0023】防音パネル1の配置及び微調整が完了した
ら、トルクレンチを使用して所定のトルクにて緩み止め
ナット65を締め付けるが、このとき固定部11の上面
に座金9を介在させる。即ち、Uボルト41の両頭部分
を、座金9の通孔91、91に通して注入口92を注入
部14′に連通させる。尚、1パネル当り3箇所に設け
てあるUボルト41の内、外側のUボルト41のみを締
め付けて仮固定し、敷モルタル3が硬化後に中央のUボ
ルト41を締め付けて固定するとよい(図14参照)。
【0024】そして、敷モルタル3が硬化したら、ボル
ト孔14に充填材31を注入して仕上げるのであるが、
本発明によれば、緩み止めナット65を緩めることなく
充填材31の注入が可能である。即ち、固定部11に開
設したボルト孔14は注入部14′につながり、この注
入部14′は座金9に開設した注入口92を通して外部
に連通している。従って、この注入口92から充填材3
1を注入すれば、注入部14′を通して各ボルト孔14
に充填材31が回り込む。尚、充填材31は敷モルタル
3と同様に無収縮タイプのものがよい。
【0025】上記のような本発明に係る防音壁の施工法
によれば、防音パネル1を固定する緩み止めナット65
を緩めることなく、ボルト孔14に充填材31を注入す
ることができ、工数を減少させると共に、工期の短縮が
可能である。
【0026】以上本発明を図示した実施の形態について
説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更し
ない限り適宜に実施できる。
【0027】
【発明の効果】以上要するに本発明は、コンクリート構
造物の上面に固定される固定部とコンクリート構造物に
対して起立するパネル部とを備える防音パネルを、アン
カーボルトによって列状に固定して構成するプレキャス
トコンクリート製防音壁において、上記防音パネルの固
定部に、コンクリート構造物の地覆部に設けたアンカー
ボルトを挿通するボルト孔を開設すると共に、このボル
ト孔の上端部分を拡張して固定部の上面に開口する注入
部を設け、この注入部を覆うように配置する座金に、上
記注入部に連通する注入口を開設し、この注入口から注
入部を通してボルト孔に充填材を注入するようにしたの
で、防音パネルを固定する緩み止めナットを緩めること
なく、ボルト孔に充填材を注入することができ、工数を
減少させると共に、工期の短縮が可能である。また、位
置決めして固定した緩み止めナットを緩めることなく作
業するので、防音パネルが作業中に位置ズレを起こすこ
とがなく、再調整の必要がなく仕上がりのよい防音壁を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防音パネルの正面図である。
【図2】防音パネルの背面図及び横断面図である。
【図3】防音パネルの側面図である。
【図4】Uボルトを位置決めする状態の地覆部の断面図
である。
【図5】Uボルトを位置決めする状態の地覆部の平面図
である。
【図6】膨張性止水材、ライナープレート、封止材及び
敷モルタルを設けた状態の地覆部の断面図である。
【図7】同上の平面図である。
【図8】防音パネルの一側部分の拡大図である。
【図9】隣接する防音パネルを接続した状態の上方部分
の断面図である。
【図10】隣接する防音パネルを接続した状態の下方部
分の断面図である。
【図11】防音パネルの吊り上げ及び保管状態の説明図
である。
【図12】防音パネルの接続状態を示す背面図及び側面
図である。
【図13】防音壁の施工過程を示す要部の断面図であ
る。
【図14】防音壁の施工過程を示す要部の背面側断面図
である。
【図15】施工の完了した防音壁の要部の断面図であ
る。
【図16】防音パネルの固定部の縦断面図である。
【図17】固定部と座金の関係を示すの防音パネルの横
断面図である。
【図18】座金の平面図である。
【図19】注入部周辺を説明するための一部を欠截した
要部の平面図である。
【符号の説明】
1 防音パネル 2 地覆部 3 敷モルタル 4 アンカーボルト 9 座金 11 固定部 12 パネル部 13 リブ部 13a 外側リブ部 13b 内側リブ部 14 ボルト孔 14′ 注入部 31 充填材 65 緩み止めナット 71 封止材 72 止水材 74 パッキン材 75 パッキン材 91 通孔 92 注入口

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレキャストコンクリート製防音パネル
    を、鉄筋コンクリート構造物の上面にアンカーボルトに
    よって列状に固定して構成するプレキャストコンクリー
    ト製防音壁において、 上記防音パネルは、コンクリート構造物の上面に固定さ
    れる固定部とコンクリート構造物に対して起立するパネ
    ル部とを少なくとも備え、 上記防音パネルの固定部には、コンクリート構造物の地
    覆部に設けたアンカーボルトを挿通するボルト孔を開設
    すると共に、このボルト孔の上端部分を拡張して固定部
    の上面に開口する注入部を設け、 上記防音パネルの固定部の上面に配置する座金には、上
    記注入部に連通する注入口を開設し、 座金の注入口から注入部を通してボルト孔に充填材を注
    入するようにしたことを特徴とするプレキャストコンク
    リート製防音壁。
  2. 【請求項2】 アンカーボルトをUボルトで構成し、注
    入部は固定部に設けた一対のボルト孔に跨り、座金が上
    記固定部の注入部を覆うと共に、両ボルト孔の中間に開
    設した注入口が注入部を介して両ボルト孔に連通してい
    ることを特徴とする請求項1に記載のプレキャストコン
    クリート製防音壁。
  3. 【請求項3】 アンカーボルトを配置した鉄筋コンクリ
    ート構造物の地覆部に敷モルタルを設け、 この敷モルタルの上方に、地覆部の上面に固定する固定
    部と起立するパネル部とを少なくとも備え、上記固定部
    にはコンクリート構造物の地覆部に設けたアンカーボル
    トを挿通するボルト孔を開設すると共に、このボルト孔
    の上端部分を拡張して固定部の上面に開口する注入部を
    設けるように予め製作した防音パネルを吊り込み、 上記防音パネルの固定部に設けたボルト孔に前記地覆部
    のアンカーボルトを挿通すると共に、固定部の注入部に
    連通する注入口を開設した座金を固定部の上面に配置
    し、当該防音パネルの位置調整及び隣接する防音パネル
    同士の面合わせを行い、 上記防音パネルの調整完了後、前記アンカーボルトに緩
    み止めナットを締着して当該防音パネルを固定し、前記
    座金に開設した注入口から固定部の注入部を通してボル
    ト孔へ充填材を注入することを特徴とするプレキャスト
    コンクリート製防音壁の施工法。
  4. 【請求項4】 防音パネルの固定部に複数のボルト孔を
    連通させる注入部を設け、座金の注入口から複数のボル
    ト孔へ充填材を注入するようにしたことを特徴とする請
    求項3に記載のプレキャストコンクリート製防音壁の施
    工法。
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