JP4973577B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、加熱調理器に関するものである。
加熱調理器は多品種、多機能化されており、自動調理や予熱など、調理者の使い勝手の良い機能が存在する加熱調理器も普及してきている。
従来、この種の加熱調理器の表示手段を示す図を図6に示す。図6(a)は表示手段31の詳細図であり、入力手段によって設定された設定温度を表示する設定温度表示手段31a、同じく設定されたメニューを表示するメニュー表示手段31b、予熱中表示部31cで構成されている。図7は従来例の誘導加熱調理器のフローチャートである。加熱調理器の動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。ステップ1で温度調節手段は温度素子で測定した負荷鍋の温度と入力手段で設定した設定温度を比較する。もし現在温度が設定温度に到達していなければNoとなりステップ2に移行し、ステップ2で、予熱中表示部31cを点灯させステップ1に戻る。ステップ1で現在温度と設定温度が等しくなればステップ3で予熱中表示部31cを消灯して図6の(b)の表示となり終了する(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−69971号公報
しかしながら、前記従来の構成では、予熱完了後に速やかに火力を変更できる加熱に移行することが困難であるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、予熱完了後に速やかに火力を変更できる加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、機器上面に載置された被加熱物底面を加熱する加熱部と、加熱モードを含む複数の制御モードからひとつの制御モードを、操作して選択する制御モード選択部と、選択された前記制御モードで前記加熱部を制御する制御部と、前記加熱モードで動作中に前記加熱部の加熱出力を、操作して変更することが可能な加熱出力調節部と、加熱出力の大きさを表示する加熱出力表示部と、前記制御モードに移行するための動作開始部と、前記被加熱物の底面温度を検知する温度検知部と、を備え、前記制御モードは、予熱モードを含み、前記制御部は、前記予熱モードが選択され、前記動作開始部が操作されると待機モードから予熱モードに移行し、前記予熱モードに移行すると第1の加熱出力で加熱し前記温度検知部の検知温度が、所定の予熱完了温度になると終了する第1の予熱工程を実行し、前記第1の予熱工程終了後、前記加熱出力を前記第1の加熱出力よりも小さくなるように制御して前記被加熱物を保温する第2の予熱工程を実行し、かつ前記第1の予熱工程中は前記加熱出力調節部による加熱出力の変更を禁止し、前記加熱出力表示部を消灯して前記加熱出力調節部により加熱出力が変更できないことを示し、第2の予熱工程に移行後は前記加熱出力表示部を連続点灯して加熱出力が変更できることを示し、前記加熱出力調節部を操作することにより前記加熱モードに移行する構成としたものである。
予熱モードを選択して動作を開始すると第1の予熱工程中には加熱出力調節部により加熱出力を変更することができないので、制御部は決められたアルゴリズム(プログラム)で最適な予熱のための出力制御を行うことができる。例えば、第1の加熱出力を比較的大きな値として立ち上げ時間を短縮することができる。また、被加熱物の温度を検知する温度検知部の検知温度が所定の値に到達すると第1の予熱工程が終了し、第2の予熱工程に移行して加熱出力を1の加熱出力を低下させて保温できるとともに、加熱出力調節部を操作することにより加熱モードに移行するので、加熱出力調節部によって加熱出力を変更することが禁止されている状態が解除され通常の加熱調理を行うことができる。したがって、予熱モード選択後、動作開始部によって予熱を開始し、第1の予熱工程完了後には保温状態が継続されるとともに、いつでも加熱モードに移行して、加熱出力変更ができるので予熱をしてから加熱調理を行う、例えば炒め物調理など容易に行うことができる。また
、加熱出力を変更できる状態か否かを一目で知ることができる。
本発明の加熱調理器は、予熱をしてから加熱出力調節部で出力設定を行い、加熱調理を行う加熱料理、例えば炒め物調理などを短時間で容易に行うことができる。
第1の発明は、機器上面に載置された被加熱物の底面を加熱する加熱部と、加熱モードを含む複数の制御モードからひとつの制御モードを、操作して選択する制御モード選択部と、選択された前記制御モードで前記加熱部を制御する制御部と、前記加熱モードで動作中に前記加熱部の加熱出力を、操作して変更することが可能な加熱出力調節部と、加熱出力の大きさを表示する加熱出力表示部と、前記制御モードに移行するための動作開始部と、前記被加熱物の底面温度を検知する温度検知部と、を備え、前記制御モードは、予熱モードを含み、前記制御部は、前記予熱モードが選択され、前記動作開始部が操作されると待機モードから予熱モードに移行し、前記予熱モードに移行すると第1の加熱出力で加熱し前記温度検知部の検知温度が、所定の予熱完了温度になると終了する第1の予熱工程を実行し、前記第1の予熱工程終了後、前記加熱出力を前記第1の加熱出力よりも小さくなるように制御して前記被加熱物を保温する第2の予熱工程を実行し、かつ前記第1の予熱工程中は前記加熱出力調節部による加熱出力の変更を禁止し、前記加熱出力表示部を消灯して前記加熱出力調節部により加熱出力が変更できないことを示し、第2の予熱工程に移行後は前記加熱出力表示部を連続点灯して加熱出力が変更できることを示し、前記加熱出力調節部を操作することにより前記加熱モードに移行する加熱調理器とすることで、予熱モードを選択して動作を開始すると第1の予熱工程中には加熱出力調節部により加熱出力の変更することができないので、制御部は決められたアルゴリズム(プログラム)で最適な予熱のための出力制御を行うことができる。例えば、第1の加熱出力を比較的大きな値として立ち上げ時間を短縮することができる。また、被加熱物の温度を検知する温度検知部の検知温度が所定の値に到達すると第1の予熱工程が終了し、第2の予熱工程に移行して加熱出力を1の加熱出力を低下させて保温できるとともに、加熱出力調節部を操作することにより加熱モードに移行するので、加熱出力調節部によって加熱出力を変更することが禁止されている状態が解除され通常の加熱調理を行うことができる。したがって、予熱モード選択後、動作開始部によって予熱を開始し、第1の予熱工程完了後には保温状態が継続されるとともに、いつでも加熱モードに移行して、加熱出力変更ができるので予熱をしてから加熱調理を行う、例えば炒め物調理など容易に行うことができる。また、加熱出力を変更できる状態か否かを一目で知ることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の加熱調理器に加熱モードが選択されたことを表示する加熱モード表示部と、前記予熱モードが選択されたことを表示する予熱モード表示部とを備え、前記第1の予熱工程中は前記予熱モード表示部を点滅し、前記第2の予熱工程中は前記予熱モード表示部を連続点灯することにより、使用者は予熱中であることと、加熱出力を変更できる状態か否かを一目で知ることができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の加熱調理器に加熱モードが選択されたことを表示する加熱モード表示部と、前記予熱モードが選択されたことを表示する予熱モード表示とを備え、前記第1の予熱工程中は前記予熱モード表示部を連続点灯し、前記第2の予熱工程中は前記予熱モード表示部を消灯することにより、使用者は予熱中であることと、加熱出力を変更できる状態か否かを一目で知ることができる。
第4の発明は、特に、第1の発明の加熱調理器に加熱出力を検知して積算出力を検出する積算出力検知部を備え、前記積算出力検知部の検出する積算電力が所定の積算電力に達した場合に前記第1の予熱工程から前記第2の予熱工程に移行することにより、温度検知部の検知が正常に行われない場合においても、第1の予熱工程において、被加熱物の底面温度が過度に上昇することを防止することができる。
第5の発明は、特に、第1の発明の前記温度検知部は、前記被加熱物の底面の温度を、前記底面から放射される赤外線の大きさを検知することにより検知する赤外線センサで構成したことにより、サーミスタなどの受熱センサに比べ、被加熱物の底面温度の検知精度を高め、第1の予熱工程の第1の加熱出力値大きくしても、被加熱物温度上昇が過度に高くならないようにすることができるので、予熱に必要な時間を短縮する事ができる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明の前記加熱出力調節部は静電式タ
ッチキーで構成され、それぞれの操作キーを構成する電極の下方に光源を配して、前記加熱出力調節部により加熱出力が変更できるときは前記光源を点灯し、加熱出力が変更できないときは前記光源を消灯することにより、光源が点灯しない、すなわち加熱出力が変更できない加熱出力調節部は見え難くなるので操作が簡単になり、使用者は予熱中であることと、加熱出力を変更できる状態か否かを一目で知ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器である誘導加熱調理器の要部斜視図を示す。本実施の形態における加熱調理器は、本体1の上面に設けられたトッププレート1aに載置された調理容器等の被加熱物2を誘導加熱するための加熱コイルで構成される加熱部3と、被加熱物2の底面温度を検出する温度検知部4と、複数の制御モードを有し加熱部3の加熱出力を制御する制御部5と、制御命令を入力するための天面操作部6aおよび前面操作部6bと、制御部の選択された制御モードを表示する天面表示部7aおよび前面表示部7bと、本体を起動させる電源スイッチ8を備えた誘導加熱調理器である。
図2は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の表示部の構成図を表したものであり、天面操作部6aは被加熱物2の制御モードを選択する制御モード選択部9と、制御部5を動作させ、被加熱物2を加熱状態にさせるための動作開始部10と、被加熱物2に与える加熱出力を手動で調節するための加熱出力調節部11と、被加熱物2の加熱時間を設定するためのタイマーキー12を備えている。図示していないが、天面操作部13aは、静電式タッチキーで構成され、それぞれの操作部(操作キー)を構成する電極の下方に光源を配して、操作可能な、すなわち受付け可能な操作部のみ点灯表示されるようになっており、光源が点灯しない操作部、すなわち使用できない操作部は見え難くなるので操作が簡単である。
使用者は制御モード選択部9を押すことにより、複数の制御モードの中からひとつの制御モードを選択することができる。本実施の形態においては、制御モードとして、被加熱物2に加える加熱出力を手動で設定できる加熱モードと、加熱出力調節部9による加熱出力の変更を禁止して、予め決められた第1の加熱出力23、例えば略3kWで被加熱物2を加熱する第1の予熱工程20を行い、第1の予熱工程20終了後は保温加熱を行うとともに加熱出力調節部5による加熱出力の変更の禁止を解除した第2の予熱工程21に移行する予熱モードと、揚げ物油を所定の温度で制御する揚げ物モードと、被加熱物2内の水が沸騰した際に使用者にその旨を知らせる湯沸しモードと、自動で炊飯を行う炊飯モードとを有している。制御モード選択部9により制御モードを選択した後、動作開始部10を押すことにより選択された制御モードでの動作が開始される。
また、天面表示部7aは被加熱物2の制御モードを表示するために、加熱モード表示部13aと、揚げ物モード表示部13bと、湯沸しモード表示部13cと、炊飯モード表示部13dと、予熱モード表示部14を有するメニュー表示部15と、加熱出力調節部11の操作に応じて使用者に現在設定している加熱出力を表示させる加熱出力表示部16と、タイマーキー12でタイマーを設定した際にデジタル表示部17と連動して、使用者に加熱残り時間を知らせる残時間表示部18と、炊飯モード選択時にデジタル表示部17と連動して使用者が設定した食材のカップ数を表示するカップ数表示部19とを備えている。
なお、前面操作部6bと前面表示部7bは、上記天面操作部6aと天面表示部7bで制御される加熱部以外の加熱部、例えば、加熱部3より後方に設けられトッププレート1a上に載置された被加熱部を加熱する加熱部、又はロースタ(図示せず)の動作を制御するためのものである。
図3は、本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の回路ブロック図であり、制御部5は、商用電源30と、電源スイッチ8を介在させて接続されている。制御部5は、加熱部である加熱コイル3が接続され、加熱コイル3に高周波電流を供給するインバータ回路(図示せず)とその制御回路を含む。制御部5は、天面操作部6aから制御命令を入力し、天面表示部7aに駆動信号を出力する。制御部5は、被加熱物2の底面温度を測定する温度検知部4から温度情報を入力する。温度検知部4は、サーミスタなど受熱センサによりトッププレート1a裏面温度を測定することで、間接的に被加熱物4の底面温度を測定することができる。受熱センサに代え、赤外線センサにより被加熱物4の底面から放射されトッププレート1aを透過する赤外線を検出することにより、直接的に被加熱物2の底面温度を測定することができる。受熱センサによる間接的な温度測定に比べ赤外線センサによる直接的な温度測定は、極めて応答性が早く精度良く被加熱物2の底面温度を測定することができる。以下、本実施の形態においては、温度検知部4として赤外線センサを使用した場合を例にあげて説明する。
以上のように構成された誘導加熱調理器について、その動作、作用を説明する。
まず、初めに電源スイッチ8がOFFからON状態になると、制御部5が待機モードとなる。使用者が天面操作部6aおよび前面操作部6bを操作することによって、制御部5に制御信号が発せられ、制御部は加熱部3に高周波電流を流し、加熱部3から放射される高周波磁界により被加熱物2を誘導加熱する。このとき、天面表示部7aおよび前面表示部7bには制御部4の制御モードに応じた情報が表示され、使用者に必要な情報を伝える。温度検出部4は被加熱物2の温度を検出し、制御部5に温度情報を伝達し、制御部5は温度検出部4から送られた温度情報に応じて加熱部3に流す電流値を変化させる。
図4は本発明の、第1の実施の形態における制御部5による制御動作を説明するフローチャートである。ステップ100で使用者は電源スイッチ8をオンにすると制御部は、ステップ101で待機モードに進み、制御モード選択部9のみが受け付け可能な状態になる。ステップ102で制御モード選択部9を操作して、加熱モード、予熱モード、揚げ物モード、または炊飯モードなど複数の制御モードモードの中からひとつを選択し、ステップ103で動作開始部10を操作することにより選択した加熱モードで加熱動作を開始する。
以下、説明を分かりやすくするため、制御モード選択部9により、加熱モード、予熱モード及び揚げ物モードが選択できるものとして説明する。ステップ104でどのモードを選択されたかにより以下のように分岐する。加熱モードが選択されていた場合はステップ121に、予熱モードが選択されていた場合はステップ105に、揚げ物モードが選択さ
れていた場合はステップ116に進む。
ステップ121に進んだ場合には、加熱モード表示部13aは連続点灯し、かつ予熱モード表示部14及び揚げ物表示部13bは消灯する。ステップ105に進んだ場合には、加熱モード表示部13aは連続点灯し、かつ予熱モード表示部14は点滅する。加熱モード表示部13aは連続点灯することにより、加熱モードに関連する予熱モードであることを示すことができる。予熱モード表示部14が点滅することにより、第1予熱工程20(図5参照)中であり、加熱出力調節部11により加熱出力が変更できないことを示すことができる。尚、この場合に加熱モード表示部13aは消灯しても良いし、予熱モード表示部14は連続点灯しても良い。少なくとも、予熱モード中であることを示すことができる。
そして、ステップ106に進み加熱出力調節部11による加熱出力の変更を禁止した後、ステップ107の第1の予熱工程20(図5参照)に進み、所定の加熱出力で被加熱物2を例えば、入力電力約2kWの加熱出力で加熱する。ステップ108に進み被加熱物2の底面の温度をサーミスタなどの温度検知部4で検知し、現在の温度が、所定の温度(予熱完了温度)以上であった場合はステップ109に進み、所定の温度(予熱完了温度)未満であった場合はステップ107の第1の予熱工程20に戻る。ステップ109に進み第1の予熱工程20(図5参照)を完了した場合には予熱モード表示部14を連続点灯させる。予熱モード表示部14が点滅から連続点灯に変わったことにより使用者に第1予熱工程20の加熱動作(予熱)により被加熱物2が所定の温度になったことを知らせる。尚、この場合に、加熱モード表示部13aを連続点灯のまま、予熱モード表示部14を消灯しても良い。加熱モードと同様、加熱出力調節部11が受付け可能であることを示すことができる。
ステップ110に進み加熱出力調節部11による加熱出力の変更を許可し、ステップ111の加熱出力調節部11による加熱出力の変更を行った場合はステップ112に進み予熱モード表示部14を消灯し、加熱出力調節部11による加熱出力の変更を行わない場合はステップ114の第2の予熱工程21に進む。第2の予熱工程21において、所定の時間、例えば5分間経過するまで、第1の予熱工程20よりも低い加熱出力、例えば略1kW、で加熱し、この間、被加熱物2の温度を保温する。保温は、所定の加熱出力で行ってもよいし、温度検知部4の検知温度が保温に適した所定の温度になるように加熱出力を制御してもよい。尚、第2の予熱工程21中も温度検知部4を用いて被加熱物2の温度を検知し、制御部5を介して加熱部3の加熱出力を調節して所定の温度に保温しても良い。
その後、第2の予熱工程21に移行後所定時間経過した場合、第2の予熱工程21を終了し、ステップ101の待機モードに戻る。ステップ112の予熱モード表示部14が消灯した場合はステップ113の加熱モードに移行する。ステップ116の揚げ物モードに移行した場合には揚げ物モード表示部13bが連続点灯し、予熱モード表示部14は点滅する。尚、揚げ物モード表示部13bは点滅でも良い。ステップ117の第1揚げ物工程に進み、所定の加熱出力で油の入った鍋などの被加熱物2を加熱する。ステップ118に進み被加熱物2の底面の温度をサーミスタなどの温度検知部4で検知し、現在の温度が設定温度以上であった場合はステップ119に進み、設定温度以下であった場合はステップ117の第1揚げ物工程に戻る。尚、揚げ物モード中には油の設定温度を、デジタル表示部17を用いて表示しても良い。ステップ119に進み、予熱モード表示部14が消灯して、使用者に油の温度が設定温度に達したことを知らせる。ステップ120の第2揚げ物工程に進み、温度検知部4で被加熱物2の底面の温度を検知し、制御部5を介して加熱部3の加熱出力を調節して所定の温度に保温する。
制御部5は、いずれかの制御モードで加熱動作中に動作開始部10が押される(操作さ
れる)とステップ101の待機モードに戻る。動作開始部10は、動作停止機能を兼用しているが、動作停止機能を割り当てた動作停止部(図示せず)を動作開始部10とは別に設けてもよい。
図5(a)は、本発明の第1の実施の形態の予熱モード移行後における被加熱物2の底面温度と移行後の経過時間の関係の図である。動作開始部10が操作されることにより予熱モードに移行する。予熱モードは、第1の予熱工程20と第2の予熱工程21を有する。予熱モードに移行すると最初に第1の予熱工程20が実行される。第1の予熱工程20では、被加熱物2が加熱部3の発する磁界によりあらかじめ決められた第1の加熱出力23、例えば略3kW、で誘導加熱されるので被加熱物2の底面温度が上昇する。
図5(b)は、本発明の第1の実施の形態の予熱モードにおける加熱部2の加熱出力と時間の関係の図である。被加熱物2の底面温度が予熱完了温度22以上に上昇すると、加熱出力を第1の加熱出力23に比べ小さい第2の加熱出力24、例えば略1kW、に低下させる。温度上昇曲線の極大値が予熱完了温度20直後に現れる。第1の予熱工程20において、制御部5は、加熱出力調節部11を操作しても第2の加熱出力24以外の加熱出力に変更できないように制御する。
以上のように、待機モードにおいて、制御モード選択部9が制御モードを選択するための操作入力を受け付ける。他の操作部は入力操作を受け付けない。制御モードには加熱出力を加熱出力調節部11により直接変更できる加熱モードと、加熱出力調節部11により加熱出力を直接変更できない揚げ物モードと、第1の予熱工程20中には加熱出力調節部11により加熱出力を変更できないが第2の予熱工程21中には加熱出力調節部11により加熱出力を変更できる予熱モードとが存在する。制御モード選択部9により、予熱モードを選択した後においてのみ、動作開始部10で予熱モードを開始することができるので加熱動作開始まで少なくとも2操作が必要となる。
予熱モードにおいて、第1の予熱工程20で温度検知部4が被加熱物2の温度が予熱完了温度22まで上昇したと検知するまで、加熱出力の変更が不可である第1の加熱出力23で加熱部3は自動的に予熱する。なお、第1の加熱出力23は、必ずしも一定である必要はなくあらかじめ決められた手順で予熱動作に適した出力を組み合わせて実行してもよく、少なくとも熱出力調節部11により加熱出力を変更できない構成とすることにより、決められた制御動作で被加熱物2の温度を迅速にかつ精度良く立ち上げることができる。
また、第1の加熱出力23が大きいほど、第1の予熱工程20の時間も短縮でき、被加熱物2の予熱完了温度のばらつきは大きくなる。赤外線センサなど応答性の良い温度検出素子を温度検知部4として用いることで予熱完了温度22の精度は良くなる。このとき、予熱モードの第1の予熱工程20で加熱させる予熱完了温度22は安全性を考えて、油の発火しにくい300℃以下であることが望ましい。また、切り忘れ防止のため第2の予熱工程21は5分から30分程度であれば尚良い。第2の予熱工程21において保温するための加熱出力は、第1の加熱出力23に比べ平均電力または積算電力が小さく被加熱物2の温度が高くなり過ぎないように制御できければ良い。このようにすることで、第2の予熱工程21に移行した後は、使用者は鍋に油や野菜など調理物を入れ、加熱出力調節部11を用いて好みの加熱出力で高温の被加熱物2を使用して調理を開始することができる。
また、制御モード選択部9により、予熱モードが選択された場合には、第1の予熱工程20中は加熱出力表示部16を消灯し、予熱モード表示部14を点滅させ、第2の予熱工程21中は加熱出力表示部16を連続点灯し、前記予熱モード表示部を連続点灯することにより、使用者は予熱中であることと、加熱出力を変更できる状態か否かの判断が容易になる。尚、予熱モード中は加熱モード表示部14は連続点灯または点滅していても、消灯
していても良いが、第2の予熱工程21中に加熱出力調節部11により加熱出力が変更された場合には、加熱モード表示が連続点灯して、加熱モードに移行したことを表示する。なお、加熱出力表示部16を消灯することで、加熱出力調節部11により加熱出力が変更できないことを使用者に知らせることもできる。
また、制御モード選択部9により、予熱モードが選択された場合には、第1の予熱工程20中は加熱出力表示部16を消灯し、予熱モード表示部14を連続点灯させ、第2の予熱工程21中は加熱出力表示部13aを連続点灯し、前記予熱モード表示部14を消灯すれば、使用者は予熱中であることと、加熱出力を変更できる状態か否かの判断が容易になる。尚、第2の予熱工程21中は加熱出力表示部16は連続点灯でも点滅であっても良いが加熱出力調節部11により加熱出力が変更された場合には、加熱モード表示部13aが連続点灯して、加熱モードに移行したことを表示する。
また、制御部5に、加熱出力を検知して積算出力を検出する積算出力検知部(図示せず)を備え、積算出力検知部が第1の予熱工程20が開始してから検出する加熱出力の積算電力値が所定の積算電力値に達した場合に第1の予熱工程20から第2の予熱工程21に移行するようにしても良い。この場合には、温度検知部4の検知が正常に行われない場合においても、第1の予熱工程20において、被加熱物2の底面温度が過度に上昇することを防止することができる。
また、温度検知部4を被加熱物2の底面の温度を、鍋の底面から放射される赤外線の大きさを検知する赤外線センサで構成したことにより、サーミスタなどの受熱センサに比べ、被加熱物2の底面温度の検知精度を高め、第1の予熱工程20の第1の加熱出力値23を大きくしても、被加熱物温度上昇が過度に高くならないようにすることができるので、予熱に必要な時間を短縮する事ができる。
また、第1の予熱工程20終了後音声により予熱完了を報知する予熱完了報知部(図示せず)を備えることにより、使用者は加熱調理器から離れていても予熱が完了したことを知ることができる。
なお、上記実施の形態の加熱調理器は、加熱部を加熱コイルとする誘導加熱調理器としたが、加熱部を誘導加熱式以外の他の加熱源、例えば、ガス、加熱コイル以外のハロゲンランプ、ラジエントヒータなどの発熱体、としてもよい。
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、予熱工程を伴う加熱調理の使い勝手のよい加熱調理器を提供することができるので、加熱部を誘導加熱式以外の他の加熱源、例えば、ガス、加熱コイル以外のハロゲンランプ、ラジエントヒータなどの発熱体を用いた加熱調理器の用途にも適用できる。
本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の要部斜視図 本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の操作・表示部の構成図 本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の回路ブロック図 本発明の第1の実施の形態におけるにおける加熱調理器の動作を示すフローチャート (a)本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の予熱モードにおける被加熱物2の底面温度と経過時間との関係を示す図(b)本発明の第1の実施の形態における加熱調理器の予熱モードにおける加熱部2の加熱出力と経過時間との関係を示す図 従来の加熱調理器の表示手段を示す図 従来の加熱調理器の動作を示すフローチャート
符号の説明
1 本体
1a トッププレート
2 被加熱物
3 加熱部
4 温度検知部
5 制御部
6a 天面操作部
6b 前面操作部
7a 天面表示部
7b 前面表示部
8 電源スイッチ
9 制御モード選択部
10 動作開始部
11 加熱出力調節部
12 タイマーキー
13a 加熱モード表示部
13b 揚げ物モード表示部
13c 湯沸しモード表示部
13d 炊飯モード表示部
14 予熱モード表示部
15 メニュー表示部
16 加熱出力表示部
17 デジタル表示部
18 残時間表示部
19 カップ数表示部
20 第1の予熱工程
21 第2の予熱工程
22 予熱完了温度
23 第1の加熱出力

Claims (6)

  1. 機器上面に載置された被加熱物の底面を加熱する加熱部と、加熱モードを含む複数の制御モードからひとつの制御モードを、操作して選択する制御モード選択部と、選択された前記制御モードで前記加熱部を制御する制御部と、前記加熱モードで動作中に前記加熱部の加熱出力を、操作して変更することが可能な加熱出力調節部と、加熱出力の大きさを表示する加熱出力表示部と、前記制御モードに移行するための動作開始部と、前記被加熱物の底面温度を検知する温度検知部とを備え、前記制御モードは、予熱モードを含み、前記制御部は、前記予熱モードが選択され、前記動作開始部が操作されると待機モードから予熱モードに移行し、前記予熱モードに移行すると第1の加熱出力で加熱し前記温度検知部の検知温度が、所定の予熱完了温度になると終了する第1の予熱工程を実行し、前記第1の予熱工程終了後、前記加熱出力を前記第1の加熱出力よりも小さくなるように制御して前記被加熱物を保温する第2の予熱工程を実行し、かつ前記第1の予熱工程中は前記加熱出力調節部による加熱出力の変更を禁止し、前記加熱出力表示部を消灯して前記加熱出力調節部により加熱出力が変更できないことを示し、第2の予熱工程に移行後は前記加熱出力表示部を連続点灯して加熱出力が変更できることを示し、前記加熱出力調節部を操作することにより前記加熱モードに移行する加熱調理器。
  2. 前記加熱モードが選択されたことを表示する加熱モード表示部と、前記予熱モードが選択されたことを表示する予熱モード表示部とを備え、前記第1の予熱工程中は前記予熱モード表示部を点滅し、前記第2の予熱工程中は前記予熱モード表示部を連続点灯することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記加熱モードが選択されたことを表示する加熱モード表示部と、前記予熱モードが選択されたことを表示する予熱モード表示とを備え、前記第1の予熱工程中は前記予熱モード表示部を連続点灯し、前記第2の予熱工程中は前記予熱モード表示部を消灯することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  4. 加熱出力を検知して積算出力を検出する積算出力検知部を備え、前記積算出力検知部の検出する積算電力が所定の積算電力に達した場合に前記第1の予熱工程から前記第2の予熱工程に移行することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  5. 前記温度検知部は、前記被加熱物の底面の温度を、前記底面から放射される赤外線の大きさを検知することにより検知する赤外線センサで構成したことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  6. 前記加熱出力調節部は静電式タッチキーで構成され、それぞれの操作キーを構成する電極の下方に光源を配して、前記加熱出力調節部により加熱出力が変更できるときは前記光源を点灯し、加熱出力が変更できないときは前記光源を消灯することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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