JP4971968B2 - 遠隔監視制御システム及び負荷制御端末器 - Google Patents

遠隔監視制御システム及び負荷制御端末器 Download PDF

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Description

本発明は、時分割多重伝送方式によって伝送される所定の制御信号にて負荷を制御する遠隔監視制御システム及びこの遠隔監視制御システムが備える負荷制御端末器に関する。
負荷を制御する複数の制御端末器をそれぞれ一意に特定する固有のアドレスに対して、このアドレスを割り当てられた操作端末器のスイッチ操作に応じて、制御データを含む制御信号を多重伝送方式により送信することで、制御端末器に接続された負荷を制御する遠隔制御(遠隔監視制御)を行う遠隔監視制御システムが考案されている。
この遠隔監視制御システムは、例えば、店舗や工場、倉庫などといった広い空間に設けられた負荷である複数の照明器具を集中制御することができる照明制御システムである。このような、照明制御システムは、複数の照明器具をワイヤレス送信器で自在に遠隔操作したり、複数の照明器具の点灯、非点灯を一括して制御することができるユーザ利便性の高い制御システムとなっている。
このような遠隔監視制御システムを構成する複数の制御端末器に割り当てるアドレスは、重複を避け、それぞれを一意に特定する固有のアドレスである必要がある。例えば、異なる制御端末器に同一のアドレスを重複して設定してしまった場合、当該アドレスへの呼び掛けに対して複数の制御端末器が同時に応答し、伝送親機に対する応答信号が重畳してしまうことになる。
各制御端末器からの応答信号には、接続されているリレーの接点状態値などの情報が添付されており、添付されている情報は、それぞれ異なっている場合が多い。また、各制御端末器の回路特性のばらつきに伴い、応答信号の出力タイミングや出力レベルには、差異が見込まれるため、重畳されてしまった応答信号の信号波形を復号して正確に再現することができなくなる可能性がある。
そこで、遠隔監視制御システムにおいて、各制御端末器に設定されるアドレスは、重複して設定されないことを前提として、制御端末器にアドレス重複を判定する手段を設けることで、複数ある制御端末器の中から所望の制御端末器を検索することができるようにした手法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、何らかの理由によって制御端末器の不揮発性RAMの記憶内容を強制的に初期化する必要がある場合に、この手法を用いて、対象となる制御端末器を検索している。
特開平8−70491号公報
制御端末器に設定されるアドレスは、システム管理者によって自由に選択し設定することが可能であるとともに、制御端末器に設定されたアドレスが重複しているかどうかは、既にアドレス設定をし、システム施工がなされた後において、実際に遠隔監視制御システムを運用してみないと分からない。
そこで、システム管理者は、複数の制御端末器にアドレスを重複して設定してしまうことがないよう制御端末器に対してアドレス設定をする際に、事前に対応表などを作成するなどして対策を施す必要がある。しかしながら、このような対応表は、システム管理者によって手作業で作成されるため、非常に煩わし作業を強いられてしまうといった問題がある。
また、上述した特許文献1では、不揮発性RAMの初期化を行うルーチンにおいて、わざわざ重複させるようなアドレスをセットした電文を送信するといった非常に煩わし処理を実行することで、複数の制御端末器の中から所望の制御端末器を検索している。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、アドレス重複を確認するルーチンなどを別途設けることなく、当該遠隔監視制御システムの通常動作を実行するだけで、システム運用前のアドレス設定時において、アドレスを重複して設定することを回避することができる遠隔監視制御システム及び負荷制御端末器を提供することを目的とする。
本発明の遠隔監視制御システムは、伝送親機と、前記伝送親機に信号線を介して接続されたスイッチ用端末器、負荷を制御する負荷制御端末器とを備え、前記伝送親機より信号線に多重伝送方式で伝送される伝送信号により、前記スイッチ用端末器と前記負荷制御端末器とに対応付けて設定されたアドレスで特定される負荷を制御する遠隔監視制御システムにおいて、前記負荷制御端末器が、当該負荷制御端末器に対する所望のアドレスの設定要求を受け付けるアドレス設定要求受付手段と、前記アドレス設定要求受付手段によって受け付けられたアドレスと同一のアドレスを有する伝送信号を監視することで、前記アドレスで特定される負荷が存在するかどうかを判断する監視手段と、前記監視手段によって前記アドレスで特定される負荷が存在すると判断された場合、前記アドレス設定要求受付手段で受け付けた前記アドレスの設定要求を無効とするよう制御し、前記アドレスで特定される負荷が存在しないと判断された場合、前記アドレス設定要求受付手段で受け付けた前記アドレスの設定要求を有効とし、当該負荷制御端末器に前記アドレスを設定するよう制御する制御手段とを有し、前記監視手段は、前記アドレスの設定が開始されると、前記伝送親機によって定常的になされる当該遠隔監視制御システムの各負荷制御端末器で制御されるリレーの接点状態を問い合わせる定常ポーリングの実行を待機し、前記定常ポーリング時には、前記伝送親機から前記スイッチ用端末器に対して送信されるリレーの接点状態を表示させる命令である状態表示命令信号のうち前記アドレスに対する状態表示命令信号を監視することで、前記アドレスで特定される負荷が存在するかどうかを判断することを特徴とする。
また、本発明の遠隔監視制御システムは、前記負荷制御端末器が、アドレスが重複して設定されていることを視覚的に識別可能となるように表示する表示手段を有することを特徴とする。
また、本発明の遠隔監視制御システムは、前記負荷制御端末器の監視手段が、前記伝送親機によって定常的になされる当該遠隔監視制御システムの各負荷制御端末器で制御されるリレーの接点状態を問い合わせる定常ポーリングにおいて、前記伝送親機から前記スイッチ用端末器に対して送信されるリレーの接点状態を表示させる命令である状態表示命令信号を監視することで、前記アドレスで特定される負荷が存在するかどうかを判断することを特徴とする。
また、本発明の遠隔監視制御システムは、前記負荷制御端末器が、前記アドレス設定要求受付手段によって所望のアドレスの設定要求を受け付けたことに応じて、前記伝送親機に対して、前記アドレスで特定されるリレーの接点状態を問い合わせるよう要求するとともに、前記スイッチ用端末器に対してリレーの接点状態を表示させる命令である状態命令信号を送信するよう要求する状態表示要求信号を生成する信号生成手段を有する。そして、前記監視手段が、前記信号生成手段によって生成された状態表示要求信号に応じて、前記伝送親機から前記スイッチ用端末器に対して送信されるリレーの接点状態を表示させる命令である状態表示命令信号を監視することで、前記アドレスで特定される負荷が存在するかどうかを判断することを特徴とする。
また、本発明の遠隔監視制御システムは、前記負荷制御端末器の制御手段が、当該遠隔監視制御システムの障害復旧時に前記定常ポーリングが実行され、前記監視手段によって特定されるアドレスが存在しないと判断された負荷に、既にアドレスが設定されている場合、前記表示手段を制御して重複したアドレス設定がなされている旨を視覚的に表示させることを特徴とする。
また、本発明の遠隔監視制御システムは、前記負荷制御端末器のアドレス設定要求受付手段と光通信をすることで所望のアドレスの設定要求を送信するアドレス設定器を備え、前記アドレス設定器は、前記負荷制御端末器の制御手段によって、前記アドレス設定要求受付手段で受け付けた前記アドレスの設定要求を無効とするように判断された場合に、前記負荷制御端末器から送信されるアドレスが重複していることを示すアドレス重複信号を光通信により受信したことに応じて、設定要求をした所望のアドレスが重複していることを聴覚的に識別可能な音響として発生する音響発生手段を有することを特徴とする。
本発明の負荷制御端末器は、伝送親機と、前記伝送親機に信号線を介して接続されたスイッチ用端末器、負荷を制御する負荷制御端末器とを備え、前記伝送親機より信号線に多重伝送方式で伝送される伝送信号により、前記スイッチ用端末器と前記負荷制御端末器とに対応付けて設定されたアドレスで特定される負荷を制御する遠隔監視制御システムの負荷制御端末器において、当該負荷制御端末器に対する所望のアドレスの設定要求を受け付けるアドレス設定要求受付手段と、前記アドレス設定要求受付手段によって受け付けられたアドレスと同一のアドレスを有する伝送信号を監視することで、前記アドレスで特定される負荷が存在するかどうかを判断する監視手段と、前記監視手段によって前記アドレスで特定される負荷が存在すると判断された場合、前記アドレス設定要求受付手段で受け付けた前記アドレスの設定要求を無効とするよう制御し、前記アドレスで特定される負荷が存在しないと判断された場合、前記アドレス設定要求受付手段で受け付けた前記アドレスの設定要求を有効とし、当該負荷制御端末器に前記アドレスを設定するよう制御する制御手段とを有し、前記監視手段は、前記アドレスの設定が開始されると、前記伝送親機によって定常的になされる当該遠隔監視制御システムの各負荷制御端末器で制御されるリレーの接点状態を問い合わせる定常ポーリングの実行を待機し、前記定常ポーリング時には、前記伝送親機から前記スイッチ用端末器に対して送信されるリレーの接点状態を表示させる命令である状態表示命令信号のうち前記アドレスに対する状態表示命令信号を監視することで、前記アドレスで特定される負荷が存在するかどうかを判断することを特徴とする。
本発明によれば、アドレス重複を確認するルーチンなどを別途設けることなく、当該遠隔監視制御システムの通常動作を実行するだけで、システム運用前のアドレス設定時において、アドレスを重複して設定することを回避することを可能とする。
また、本発明によれば、負荷制御端末器において、アドレスの重複を視覚的に識別可能なように通知することで設定時におけるアドレス重複を回避することを可能とする。
また、本発明によれば、遠隔監視制御システムにおいて定常的に実行される定常ポーリングにて送信される状態表示命令信号を監視するだけで、アドレス重複を確認するルーチンなどを別途設けることなく、システム運用前のアドレス設定時において、アドレスを重複して設定することを回避することを可能とする。
また、本発明によれば、極めて迅速に所望のアドレスの設定の可否を判断することができるため、アドレス設定作業を短縮化することを可能とする。
また、本発明によれば、アドレスが重複して設定された負荷制御端末器を一瞥して把握することができるため、煩雑なアドレス設定作業を軽減することができるとともに、設定作業時間の短縮化、設定作業の効率化を図ることができる。
さらに、本発明によれば、アドレス設定器において、部品点数を増加させることなく、従来のアドレス設定器の使用形態を保ちつつもアドレスの重複設定といった異常状態が発生した場合にも対応することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態として示す遠隔監視制御システムの構成について説明をする。図1に示すように、遠隔監視制御システムは、伝送親機10と、複数の多重伝送スイッチ端末器11と、図示しない負荷である照明器具が接続され、この負荷を制御する複数のターミナルユニット(T/U)12とが2線式の信号線Lsを介して接続されてなる。
図1に示すように、多重伝送スイッチ端末器11には、例えば、多重伝送スイッチ端末器11Aのように操作スイッチ11Aaの操作によって照明器具の調光制御を行うタイプや、多重伝送スイッチ端末器11Bのように操作スイッチ11Baの操作によって複数の照明器具の消灯、点灯を行うタイプなどがある。
多重伝送スイッチ端末器11A、11Bは、それぞれ、アドレス設定器20との光通信(赤外線通信)によりアドレス設定をするためのアドレス設定送受信部11Ac、11Bcを備えている。また、多重伝送スイッチ端末器11A、11Bは、それぞれ、伝送親機10から送信される状態表示命令により、アドレスによって対応付けられたリレーの接点の状態、つまり負荷である照明器具の点灯、消灯状態、タイマによる制御状態、負荷である照明器具が接続されていない状態、アドレスがまだ設定されていない状態(アドレス未設定状態)であることなどを視覚的に表示するための状態表示ランプ11Ab、11Bbを備えている。例えば、状態表示ランプ11Ab、11Bbは、照明器具が点灯している場合には赤色で点灯、照明器具が消灯している場合には緑色で点灯、負荷である照明器具が接続されていなかったり、アドレスがまだ設定されていない場合には消灯するように制御される。
なお、以下の説明において操作スイッチ11Aa、11Baを総称する場合には、単に操作スイッチ11aと呼ぶ。また、状態表示ランプ11Ab、11Bbを総称する場合には、単に状態表示ランプ11bと呼ぶ。
続いて、図2を用いて、ターミナルユニット12の構成について説明をする。図2に示すように、ターミナルユニット12は、信号線Lsと接続される多重伝送信号端子31と、当該ターミナルユニット12に電源を供給する電源回路32と、多重伝送信号端子31を介して信号線Lsに接続された伝送親機10と伝送信号の送受信を行う多重伝送信号送受信部33と、ディップスイッチやアドレス設定器20によってなされるアドレスの設定要求に応じて固有のアドレスを設定するアドレス設定部34と、負荷制御用出力端子37に接続される照明器具のオン、オフを行うリレー36と、リレー36を制御するリレー駆動回路35と、リレー36のリレー接点の状態を監視するリレー接点モニター回路38と、当該ターミナルユニット12を統括的に制御する信号処理用CPU39とを備えている。
信号処理用CPU39は、遠隔監視制御システムにおける制御シーケンスとして、伝送親機10からの制御命令に応じて、負荷である照明器具の制御を実行するとともに、伝送親機10との間で、当該ターミナルユニット12のリレーの接点状態を定常的に収集するために実行される監視シーケンス(定常ポーリング)を実行する。遠隔監視制御システムの定常ポーリングにおいて、信号処理用CPU39は、伝送親機10から送信される状態要求信号を受け取ったことに応じて、リレーの接点状態、例えば、負荷制御用出力端子37に接続されている負荷である照明器具が点灯している状態なのか消灯している状態なのか、タイマによる制御中であるのか、負荷である照明器具が接続されていない状態であるのか、アドレスがまだ設定されていない状態であるのかなどを状態返信信号に添付して送信する。伝送親機10は、全てのアドレスに対して問い合わせをすることができるように、設定可能な範囲内で周期的に繰り上げたアドレスを添付した状態要求信号を順番に送信していく。これにより、伝送親機10は、常に遠隔監視制御システムのターミナルユニット12のリレーの接点の状態を把握することができる。
伝送親機10は、このような定常ポーリングを定常的に行うことで、ターミナルユニット12のリレーの接点状態を常に把握することができるため、多重伝送スイッチ端末器11に対して、現在のリレーの接点状態を表示させるよう状態表示命令信号を送信することが可能となる。これにより、伝送親機10は、例えば、多重伝送スイッチ端末器11の状態表示ランプ11bを介して、ユーザに対して、照明器具が点灯しているのか消灯しているのか、アドレスが未設定であるのかなどといったリレーの接点状態を視覚的に示すよう制御することができる。
信号処理用CPU39は、このようにして伝送親機10から多重伝送スイッチ端末器11に対して送信される状態表示命令信号を監視することで、設定要求があったアドレスのリレーの接点状態を把握し、設定要求のあったアドレスが設定済みであるのか、未設定であるのかを自ら把握することができる。
また、図1に示すように、ターミナルユニット12には、例えば、ターミナルユニット12Aのように、負荷制御用出力端子37に接続された各照明器具を一意に特定するアドレスをアドレス設定送受信部12Aaを介したアドレス設定器20との光通信によって設定するタイプや、ターミナルユニット12Bのように、負荷制御用出力端子37に接続された各照明器具を一意に特定するアドレスをディップスイッチ12Baによって設定するタイプなどがある。
ターミナルユニット12Aは、アドレス設定器20との光通信時に通信が良好に行われているか否かを視覚的に表示したり、アドレスの設定エラーを視覚的に通知したりする表示ランプ12Abを備えている。また、ターミナルユニット12Bは、アドレスの設定エラーを視覚的に通知したりする表示ランプ12Bbを備えている。
表示ランプ12Ab、12Bbは、設定しようとしたアドレスが既に存在する場合、点灯するなどして、アドレスが重複して設定されようとしていることを視覚的に識別できるように通知をする。特に、ディップスイッチ12Baによってアドレスを設定するターミナルユニット12Bの場合、重複したアドレスがそのまま設定されてしまうため、このように表示ランプ12Bbによってアドレスの重複を通知することで設定時におけるアドレス重複を回避することができる。
なお、以下の説明において表示ランプ12Ab、12Bbを総称する場合には、単に表示ランプ12bと呼ぶ。
アドレス設定器20は、多重伝送スイッチ端末器11A、11Bやターミナルユニット12Aと光通信をすることで所望のアドレスの設定要求を送信することができる。アドレス設定器20は、主に遠隔監視制御システムを構築するシステム管理者によって保持されている。
アドレス設定器20は、光通信によってアドレス設定をすることができるターミナルユニット12Aに対してアドレス設定要求をする場合に、ターミナルユニット12Aによって設定要求されたアドレスが、既に使用されているアドレスであると判断されたことに応じて送信されるアドレス重複信号を光通信により受信したことに応じて、設定要求をした所望のアドレスが重複していることを聴覚的に識別可能な音響として発生する図示しない音響発生部を有している。
この音響発生部は、従来からアドレス設定器20に備えられている操作エラー時などにおいて、エラー音を発する音響発生部を利用したものであるため、部品点数を増加させることなく、従来のアドレス設定器20の使用形態を保ちつつもアドレスの重複設定といった異常状態が発生した場合にも対応することができる。
このような、遠隔監視制御システムは、以下に示すようなフォーマットの信号を伝送することで負荷に対する所望の制御を実現する。
伝送親機10は信号線Lsに対して、図3(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出する。図3(a)に示すように、伝送信号Vsは、信号の送出開始を示すスタートパルスST、信号のモードを示すモードデータMD、各端末器を個別に認識するためのアドレスデータAD、図示しない照明器具などの負荷を制御する制御データCD、伝送誤りを検出するためのチェックサムデータCS、各端末器からの返送信号(監視データ)を受信するタイムスロットである信号返送期間WTよりなる双極性(±24V)の時分割多重信号である。このようなフォーマットの伝送信号Vsは、図3(b)に示すように、パルス幅変調によって変調されて伝送される。
多重伝送スイッチ端末器11、ターミナルユニット12は、信号線Lsを介して受信された伝送信号Vsに含まれるアドレスデータADが自己のアドレスと一致したときに、その伝送信号Vsの制御データCDを取り込むと共に、伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期して監視データを電流モード信号(信号線Lsの線間を適当な低インピーダンスを介して短絡して送出される信号)として返送する。
伝送親機10は、図示しないダミー信号送信部と、割り込み処理部とを備えている。ダミー信号送信部は、モードデータMDをダミーモードとしてアドレスデータADをサイクリックに変えた伝送信号Vsを常時送出する常時ポーリングを実行する。一方、割り込み処理部は、ダミーモードの伝送信号VsのスタートパルスSTに同期して、多重伝送スイッチ端末器11から図3(c)に示すような割り込み信号Viが発生した時に、割り込み信号Viを発生した多重伝送スイッチ端末器11へアクセスして監視データを返送させる。
伝送親機10は、返送されたこの監視データに基づいて、対応する負荷を制御するターミナルユニット12への制御データCDを生成すると共に、その制御データCDを信号線Lsを介して時分割多重伝送することで、所望の負荷である図示しない照明器具の消灯、点灯を制御する。
例えば、多重伝送スイッチ端末器11の操作スイッチ11aが操作されオン状態、又はオフ状態となると、割り込み信号Viが信号線Lsに送出される。
伝送親機10は、この割り込み信号Viに応じて、割り込みをかけた多重伝送スイッチ端末器11のアドレスをサーチするための伝送信号Vsを送出する。割り込みをかけた多重伝送スイッチ端末器11は、伝送親機10によりアクセスされた場合に、自己の固有アドレスを監視データとして返信する。
この監視データを受け取った伝送親機10は、割り込みをかけた多重伝送スイッチ端末器11を判定して、次に当該多重伝送スイッチ端末器11のアドレスデータADを持つ伝送信号Vsを送出してアクセスをし、操作スイッチ11aを操作したことに応じた操作データと、操作スイッチ11aに割り当てられているアドレスデータとを監視データとして返送させる。
伝送親機10は、この監視データとして返送された多重伝送スイッチ端末器11の操作データに基づいて制御データCDを生成すると共に、同じく監視データとして返送されたアドレスデータに基づいて、あらかじめこのアドレスデータと対応付けて記憶されているテーブルを参照して、制御対象となる図示しない照明器具に接続されたターミナルユニット12へ制御データCDを届けるためのアドレスデータADを取得する。
伝送親機10は、このようにして生成した制御データCDと、取得したアドレスデータADを含む伝送信号Vsを、信号線Lsを介して時分割多重伝送する。この伝送信号VsのアドレスデータADで特定されるターミナルユニット12は、同じく伝送信号Vsの制御データCDに基づき、多重伝送スイッチ端末器11の操作により指定された図示しない照明器具を点灯、消灯制御する。
続いて、図4に示すタイミングチャートを用いて、本発明の実施の形態として示す遠隔監視制御システムにおいて実行される主な動作シーケンスについて説明をする。
まず、遠隔監視制御システムにおける動作シーケンスとして、負荷である照明器具を制御するための制御シーケンスについて説明をする。
図4に示すように、制御シーケンスは、多重伝送スイッチ端末器11の操作スイッチ11aが操作された(ステップS1)ことに応じて、操作された操作スイッチ11aに設定されているアドレスを添付した制御要求信号を生成し伝送親機10に送信する(ステップS2)。伝送親機10は、あらかじめアドレスデータと対応付けて記憶されている負荷状態テーブルを参照して、制御対象となる照明器具に接続されたターミナルユニット12に対して制御命令信号を送信する(ステップS3)。これにより、ターミナルユニット12は、多重伝送スイッチ端末器11の操作スイッチ11aが操作されたことに応じて、所望の負荷を制御する(ステップS4)。
次に、遠隔監視制御システムが構築された後、伝送親機10を中心として、定常的に実行される定常ポーリングについて説明をする。
図4に示すように、定常ポーリングは、伝送親機10から所定のタイミングで定常的に状態要求信号が、各ターミナルユニット12に送信され(ステップS5)、この状態要求信号に応じて、ターミナルユニット12は、現在のリレーの接点状態、例えば、負荷が接続されているのか、接続されている負荷がオン状態であるのか、オフ状態であるのか、アドレスが設定されているのかといった状態情報を状態情報信号として送信する(ステップS6)。このようにして、伝送親機10は、各ターミナルユニット12に接続されているリレーの接点状態を収集し、負荷状態テーブルを構築していく(ステップS7)。
また、伝送親機10は、状態情報信号を受信したことに応じて、ターミナルユニット12のリレーの接点の状態が、現在どのような状態にあるかをユーザに視覚的に通知するために、アドレスにより対応付けられている多重伝送スイッチ端末器11に対して、状態表示を行うことを命令する状態表示命令信号を送信する(ステップS8)。これに応じて、多重伝送スイッチ端末器11は、状態表示ランプ11bを介してターミナルユニット12のリレーの接点の現在の状態を視覚的に表示するよう制御する(ステップS9)。
また、定常ポーリング中に、多重伝送スイッチ端末器11の操作スイッチ11aが操作された場合、定常ポーリングに割り込むように表示シーケンスが実行され、状態表示要求信号が伝送親機10へと送信される(ステップS10)。定常ポーリングは通常、数秒間要するため、多重伝送スイッチ端末器11の状態表示ランプ11bに状態表示がなされるまでに待ち時間が生じてしまう。この待ち時間の間に操作スイッチ11aが操作されると、伝送親機10は、操作された操作スイッチ11aに設定されているアドレスが添付された状態表示要求信号に応じて、既に構築されている負荷状態テーブルを参照し(ステップS11)、このアドレスに対応するリレーの接点状態を優先的に表示させるよう命令する状態表示命令信号を多重伝送スイッチ端末器11に送信する(ステップS12)。これに応じて、多重伝送スイッチ端末器11は、状態表示ランプ11bを介してターミナルユニット12のリレーの設定の現在の状態を視覚的に表示するよう制御する(ステップS13)。
なお、ステップS11において、伝送親機10は、該当するアドレスに対するリレーの接点状態が取得されていない場合には、このアドレスの定常ポーリングを実行することでリレーの接点状態を取得して、状態表示命令信号を多重伝送スイッチ端末器11に送信する。
続いて、図5に示すタイミングチャートを用いて、ターミナルユニット12に対して受動的にアドレスを設定する設定シーケンスについて説明をする。
まず、システム管理者は、ターミナルユニット12Aの場合には、アドレス設定器20により、ターミナルユニット12Bの場合には、ディップスイッチ12Baを操作することで任意に選択した所望のアドレス“xx”の設定を開始する(ステップS21)。
ターミナルユニット12の信号処理用CPU39は、上述した定常ポーリング(ステップS5乃至ステップS9)が実行されるのを待機する。この定常ポーリング時において、ターミナルユニット12の信号処理用CPU39は、伝送親機10から多重伝送スイッチ端末器11に送信される状態表示命令信号のうち、周期的に発生するアドレス“xx”に対する状態表示命令信号の監視を行う(ステップS22)。
信号処理用CPU39は、アドレス“xx”に対する状態表示命令信号からアドレス“xx”の存在の有無を判断する(ステップS23)。
続いて、信号処理用CPU39は、アドレス“xx”を設定可能かどうかを判断する(ステップS24)。信号処理用CPU39は、アドレス“xx”で特定される負荷が存在する場合には、表示ランプ12bを介してエラーを報知し、アドレス“xx”で特定される負荷が存在しない場合には、アドレス“xx”を所定のメモリ内に保存してアドレスの設定を行うとともに、表示ランプ12bを介してアドレスの設定が完了したことを報知する(ステップS25)。
このようにして、ターミナルユニット12は、遠隔監視制御システムにおいて定常的に実行される定常ポーリングにて多重伝送スイッチ端末器11に対して送信される状態表示命令信号を監視するだけで、アドレス重複を確認するルーチンなどを別途設けることなく、システム運用前のアドレス設定時において、アドレスを重複して設定することを回避することができる。
続いて、図6に示すタイミングチャートを用いて、ターミナルユニット12に対して能動的にアドレスを設定する設定シーケンスについて説明をする。上述した図5に示すタイミングチャートを用いて説明したターミナルユニット12に対してアドレスを設定する設定シーケンスでは、アドレス設定要求がなされてから、定常ポーリングによりターミナルユニット12のリレーの接点状態が収集されるのを待機する必要があったため、受動的な設定シーケンスとなっている。また、定常ポーリング中に、制御シーケンスへの移行要求があった場合には制御シーケンスが優先され、再び定常ポーリングが実行されることになるため、アドレス設定要求がなされてから結果を取得するまでに多くの時間を要してしまう場合もある。
そこで、図4に示すタイミングチャートを用いて説明した伝送親機10と多重伝送スイッチ端末器11との間で実行される表示シーケンスの手法をターミナルユニット12にも適用することで、図6に示すタイミングチャートを用いて説明するような、能動的にアドレス設定をする設定シーケンスを実現することができる。
なお、図6に示すタイミングチャートでは、図5に示すタイミングチャートのステップS5乃至ステップS9をステップS31乃至ステップS35としただけであるので、重複する処理ステップは、同一番号を付して説明を省略する。
まず、システム管理者は、ターミナルユニット12Aの場合には、アドレス設定器20により、ターミナルユニット12Bの場合には、ディップスイッチ12Baを操作することで任意に選択した所望のアドレス“xx”の設定を開始する(ステップS21)。
ターミナルユニット12の信号処理用CPU39は、定常ポーリングが実行されるのを待機することなく、定常ポーリングに割り込むように、状態表示要求信号を伝送親機10へと送信する(ステップS31)。
伝送親機10は、所望のアドレス“xx”が添付された状態表示要求信号に応じて、既に構築されている負荷状態テーブルを参照し(ステップS33)、このアドレスに対応するリレーの接点状態を優先的に表示させるよう命令する状態表示命令信号を多重伝送スイッチ端末器11に送信する(ステップS34)。これに応じて、多重伝送スイッチ端末器11は、状態表示ランプ11bを介してターミナルユニット12のリレーの接点の現在の状態を視覚的に表示するよう制御する(ステップS35)。
ステップS33において、伝送親機10は、該当するアドレスに対するリレーの接点状態が取得されていない場合には、このアドレスの定常ポーリングを実行することでリレーの接点状態を取得して、状態表示命令信号を多重伝送スイッチ端末器11に送信する(ステップS32)。
このようにして、ターミナルユニット12は、遠隔監視制御システムにおいて定常的に実行される定常ポーリングを待機することなく、アドレスの設定を開始したことに応じて状態表示要求信号を送信することで、状態表示命令信号を伝送親機10から送信させることができる。これにより、ターミナルユニット12は、多重伝送スイッチ端末器11に対して送信される状態表示命令信号を監視するだけで、アドレス重複を確認するルーチンなどを別途設けることなく、システム運用前のアドレス設定時において、アドレスを重複して設定することを回避することができる。また、極めて迅速に所望のアドレスの設定の可否を判断をすることができるため、アドレス設定作業を短縮化することができる。
次に、図7に示すタイミングチャートを用いて、遠隔監視制御システムにおいて、例えば、停電状態からの復旧時(停電復旧)や伝送信号の増幅器2次側短絡状態からの復旧時(信号復旧)といった障害復旧時における設定シーケンスについて説明をする。
図7に示すように、停電復旧や信号復旧といった障害からの復旧した場合(ステップS41)、遠隔監視制御システムは、初動動作として、図5を用いて説明した定常ポーリングにより既に設定されているアドレス同士で重複があるかどうかの判定処理が開始される。
図7に示すように定常ポーリングは、伝送親機10から所定のタイミングで定常的に状態要求信号が、各ターミナルユニット12に送信され(ステップS42)、この状態要求信号に応じて、ターミナルユニット12は、現在のリレーの接点状態、例えば、負荷が接続されているのか、接続されている負荷がオン状態であるのか、オフ状態であるのか、アドレスが設定されているのかといった状態情報を状態情報信号として送信する(ステップS43)。アドレスが既に重複している状況下では、状態情報信号の状態情報には、ターミナルユニット12のリレーの接点状態が不明であるとして負荷が接続されていないとして扱われてしまう。
このようにして、伝送親機10は、各ターミナルユニット12に接続されているリレーの接点状態を収集し、負荷状態テーブルを構築していく(ステップS44)。
また、伝送親機10は、状態情報信号を受信したことに応じて、ターミナルユニット12のリレーの接点の状態が、現在どのような状態にあるかをユーザに視覚的に通知するために、アドレスにより対応付けられている多重伝送スイッチ端末器11に対して、状態表示を行うことを命令する状態表示命令信号を送信する(ステップS45)。これに応じて、多重伝送スイッチ端末器11は、状態表示ランプ11bを介してターミナルユニット12のリレーの接点の現在の状態を視覚的に表示するよう制御する(ステップS46)。
この定常ポーリング時において、ターミナルユニット12の信号処理用CPU39は、伝送親機10から多重伝送スイッチ端末器11に送信される状態表示命令信号のうち、周期的に発生するアドレス“xx”に対する状態表示命令信号の監視を行う(ステップS47)。
信号処理用CPU39は、アドレス“xx”に対する状態表示命令信号からアドレス“xx”の存在の有無を判断する(ステップS48)。ここで、アドレス“xx”が存在しないと判断された場合には、この設定シーケンスが障害復旧時の初動動作であり既に設定されているアドレスの確認であって新たにアドレス設定を要求している動作ではないことから、設定エラー、つまり重複してアドレスが設定されていると判断されることになる。
続いて、信号処理用CPU39は、アドレス“xx”が正常に設定されているのか、重複して設定されているのかどうかを判断する(ステップS49)。信号処理用CPU39は、アドレス“xx”が正常に設定されている場合には、表示ランプ12bを消灯して正常である旨を通知し、アドレス“xx”が重複している場合には、表示ランプ12bを点滅させることで重複して設定されている旨を通知する(ステップS50)。
このようにして、ターミナルユニット12は、遠隔監視制御システムの障害復旧時において、定常的に実行される定常ポーリングにて多重伝送スイッチ端末器11に対して送信される状態表示命令信号を監視するだけで、アドレス重複を確認するルーチンなどを別途設けることなく、アドレスが重複して設定されていることを自ら表示ランプ12bを介して視覚的に通知することができる。これにより、アドレスが重複して設定されたターミナルユニット12を一瞥して把握することができるため、煩雑なアドレス設定作業を軽減することができるとともに、設定作業時間の短縮化、設定作業の効率化を図ることができる。
これにより、障害復旧時におけるシステム運用前のアドレス設定時において、アドレスを重複して設定することを回避することができる。
なお、アドレス設定器20によってアドレス設定をする際、設定要求をしたアドレスの設定が認められなかった場合には、設定要求されたアドレスは、設定が確定することなく破棄される。複数の任意のアドレスを同時に設定できるようなアドレス設定器20の場合には、1つでも重複するアドレスが存在する場合には、全てのアドレスに対して不許可とするようにしてもよい。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施の形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態として示す遠隔監視制御システムの構成について説明するための図である。 前記遠隔監視制御システムが備えるターミナルユニットの構成について説明するための図である。 前記遠隔監視制御システムにおいて伝送される伝送信号のフォーマットについて説明するための図である。 前記遠隔監視制御システムの動作シーケンスの一例について説明するためのタイミングチャートである。 前記遠隔監視制御システムの受動的なアドレス設定シーケンスの一例について説明するためのタイミングチャートである。 前記遠隔監視制御システムの能動的なアドレス設定シーケンスの一例について説明するためのタイミングチャートである。 前記遠隔監視制御システムの障害復旧時におけるアドレス設定シーケンスの一例について説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
10 伝送親機
11 多重伝送スイッチ端末器
11a 操作スイッチ
11b 状態表示ランプ
12 ターミナルユニット
12b 表示ランプ
20 アドレス設定器
34 アドレス設定部
35 リレー駆動回路
36 リレー
37 負荷制御用出力端子
39 信号処理用CPU

Claims (6)

  1. 伝送親機と、前記伝送親機に信号線を介して接続されたスイッチ用端末器、負荷を制御する負荷制御端末器とを備え、前記伝送親機より信号線に多重伝送方式で伝送される伝送信号により、前記スイッチ用端末器と前記負荷制御端末器とに対応付けて設定されたアドレスで特定される負荷を制御する遠隔監視制御システムにおいて、
    前記負荷制御端末器は、
    当該負荷制御端末器に対する所望のアドレスの設定要求を受け付けるアドレス設定要求受付手段と、
    前記アドレス設定要求受付手段によって受け付けられたアドレスと同一のアドレスを有する伝送信号を監視することで、前記アドレスで特定される負荷が存在するかどうかを判断する監視手段と、
    前記監視手段によって前記アドレスで特定される負荷が存在すると判断された場合、前記アドレス設定要求受付手段で受け付けた前記アドレスの設定要求を無効とするよう制御し、
    前記アドレスで特定される負荷が存在しないと判断された場合、前記アドレス設定要求受付手段で受け付けた前記アドレスの設定要求を有効とし、当該負荷制御端末器に前記アドレスを設定するよう制御する制御手段とを有し、
    前記監視手段は、
    前記アドレスの設定が開始されると、前記伝送親機によって定常的になされる当該遠隔監視制御システムの各負荷制御端末器で制御されるリレーの接点状態を問い合わせる定常ポーリングの実行を待機し、
    前記定常ポーリング時には、前記伝送親機から前記スイッチ用端末器に対して送信されるリレーの接点状態を表示させる命令である状態表示命令信号のうち前記アドレスに対する状態表示命令信号を監視することで、前記アドレスで特定される負荷が存在するかどうかを判断すること
    を特徴とする遠隔監視制御システム。
  2. 前記負荷制御端末器は、アドレスが重複して設定されていることを視覚的に識別可能となるように表示する表示手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  3. 前記負荷制御端末器は、前記アドレス設定要求受付手段によって所望のアドレスの設定要求を受け付けたことに応じて、前記伝送親機に対して、前記アドレスで特定されるリレーの接点状態を問い合わせるよう要求するとともに、前記スイッチ用端末器に対してリレーの接点状態を表示させる命令である状態表示命令信号を送信するよう要求する状態表示要求信号を生成する信号生成手段を有し、
    前記監視手段は、前記信号生成手段によって生成された状態表示要求信号に応じて、前記伝送親機から前記スイッチ用端末器に対して送信されるリレーの接点状態を表示させる命令である状態表示命令信号を監視することで、前記アドレスで特定される負荷が存在するかどうかを判断すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の遠隔監視制御システム。
  4. 前記負荷制御端末器の制御手段は、
    当該遠隔監視制御システムの障害復旧時に前記定常ポーリングが実行され、前記監視手段によって特定されるアドレスが存在しないと判断された負荷に、既にアドレスが設定されている場合、前記表示手段を制御して重複したアドレス設定がなされている旨を視覚的に表示させること
    を特徴とする請求項記載の遠隔監視制御システム。
  5. 前記負荷制御端末器のアドレス設定要求受付手段と光通信をすることで所望のアドレスの設定要求を送信するアドレス設定器を備え、
    前記アドレス設定器は、前記負荷制御端末器の制御手段によって、前記アドレス設定要求受付手段で受け付けた前記アドレスの設定要求を無効とするように判断された場合に、前記負荷制御端末器から送信されるアドレスが重複していることを示すアドレス重複信号を光通信により受信したことに応じて、
    設定要求をした所望のアドレスが重複していることを聴覚的に識別可能な音響として発生する音響発生手段を有すること
    を特徴とする請求項乃至請求項のいずれか1項に記載の遠隔監視制御システム。
  6. 伝送親機と、前記伝送親機に信号線を介して接続されたスイッチ用端末器、負荷を制御する負荷制御端末器とを備え、前記伝送親機より信号線に多重伝送方式で伝送される伝送信号により、前記スイッチ用端末器と前記負荷制御端末器とに対応付けて設定されたアドレスで特定される負荷を制御する遠隔監視制御システムの負荷制御端末器において、
    当該負荷制御端末器に対する所望のアドレスの設定要求を受け付けるアドレス設定要求受付手段と、
    前記アドレス設定要求受付手段によって受け付けられたアドレスと同一のアドレスを有する伝送信号を監視することで、前記アドレスで特定される負荷が存在するかどうかを判断する監視手段と、
    前記監視手段によって前記アドレスで特定される負荷が存在すると判断された場合、前記アドレス設定要求受付手段で受け付けた前記アドレスの設定要求を無効とするよう制御し、
    前記アドレスで特定される負荷が存在しないと判断された場合、前記アドレス設定要求受付手段で受け付けた前記アドレスの設定要求を有効とし、当該負荷制御端末器に前記アドレスを設定するよう制御する制御手段とを有し、
    前記監視手段は、
    前記アドレスの設定が開始されると、前記伝送親機によって定常的になされる当該遠隔監視制御システムの各負荷制御端末器で制御されるリレーの接点状態を問い合わせる定常ポーリングの実行を待機し、
    前記定常ポーリング時には、前記伝送親機から前記スイッチ用端末器に対して送信されるリレーの接点状態を表示させる命令である状態表示命令信号のうち前記アドレスに対する状態表示命令信号を監視することで、前記アドレスで特定される負荷が存在するかどうかを判断すること
    を特徴とする負荷制御端末器。
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