JP4969205B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、軸筒に保持される筆記体の先端部を、軸筒に対して移動可能に取り付けられたキャップで覆うことが可能となった筆記具に関する。
従来、この種の筆記具としては、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載された筆記具では、軸筒に筆記体を保持させると共に筆記体の先端部を軸筒よりも前方に突出させ、軸筒内にスライド部材を軸方向に移動自在に設け、このスライド部材の先端部に前記筆記体の先端部を覆うことが可能な封止部材を連結すると共に、スライド部材に、軸筒の外部から操作可能で軸方向に移動可能な操作部を連結している。そして、軸筒または筆記体とスライド部材との間にスライド部材の軸方向の運動に応じてスライド部材及び封止部材を回動させる制御手段を設けており、例えば、制御手段は、軸筒に形成されたカム面と、スライド部材に形成されてカム面を移動する係合凸部とから構成されている。そして、カム面によって形成されるカム路は、封止部材が封止状態から封止解除状態へと切り替わるときと、封止解除状態から封止状態へと切り替わるときに、異なるカム路を構成しており、係合凸部が異なるカム路を通過することで、その切替が行われている。
特開2004−262222号公報
本発明は、上記従来の構成を改良して、封止部材であるキャップの封止状態と封止解除状態との切替をより安定して確実に行うことができる筆記具を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、軸筒と、軸筒に保持されて、その先端部が軸筒よりも前方に突出した筆記体と、前記筆記体の先端部を覆うことが可能なキャップ部を備えて筆記体の先端部の封止状態と封止解除状態とに切り替わるべく軸筒に対して移動可能に取り付けられたキャップと、該キャップを操作する操作部材と、を備える筆記具において、キャップに設けられたガイドと、キャップを後方へと付勢する付勢部材と、ガイドと係合可能となっており、キャップを封止解除状態から前進させて回動させた後、後退させて封止状態になるように、前記ガイドの移動を案内する第1ガイド路と、ガイドと係合可能となっており、キャップを封止状態から前進させて回動させた後、後退させて封止解除状態になるように、前記ガイドの移動を案内する第2ガイド路と、を備え、前記ガイドは、キャップが封止解除状態にあるときには第1ガイド路にのみ係合し、キャップが封止状態にあるときには第2ガイド路にのみ係合することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記第1ガイド路と第2ガイド路が、前記ガイドを挟んで対向して設けられ、ガイドは前記第1ガイド路と第2ガイド路の間を移動可能にキャップに設けられることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のものにおいて、前記第1ガイド路は、キャップを封止解除状態から前進させるようにガイドの移動を案内する第1ガイド部と、キャップを回動させるようにガイドの移動を案内する中央部と、キャップを後退させる第2ガイド部と、を備え、前記第2ガイド路は、キャップを封止状態から前進させるようにガイドの移動を案内する第1ガイド部と、キャップを回動させるようにガイドの移動を案内する中央部と、キャップを後退させる第2ガイド部と、を備え、第1ガイド路の第1ガイド部と第2ガイド路の第2ガイド部とが対向する一方で、第1ガイド路の第1ガイド部の方が第2ガイド路の第2ガイド部よりも後方へと延長しており、第1ガイド路の第2ガイド部と第2ガイド路の第1ガイド部とが対向する一方で、第2ガイド路の第1ガイド部の方が第1ガイド路の第2ガイド部よりも後方へと延長していることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のものにおいて、前記第1ガイド路の中央部は、第1ガイド部の前端から第2ガイド部の前端に向かって前方へと傾斜して伸びており、前記第2ガイド路の中央部は、第1ガイド部の前端から第2ガイド部の前端に向かって前方へと傾斜して伸びていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載のものにおいて、前記第1ガイド路と第2ガイド路は溝であり、ガイドは溝内に挿入されることで第1ガイド路及び第2ガイド路に係合することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載のものにおいて、前記第1ガイド路の第2ガイド部と第2ガイド路の第2ガイド部のそれぞれの後端部は、後方に向かうに連れて漸次溝底が浅くなることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の前記キャップが、軸筒と筆記体との間を挿通する一対のアーム部を備え、一対のアーム部が前記キャップ部を支持することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7記載のものにおいて、第1ガイド路は軸筒と筆記体のいずれか一方に、第2ガイド路は軸筒と筆記体のいずれか他方に設けられ、前記ガイドはアーム部に摺動可能に設けられて、ガイドが第1ガイド路と第2ガイド路の少なくとも一方に挿入される状態となっていることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の前記キャップが、操作部材に傾動可能に連結されることを特徴とする。
本発明によれば、ガイドは、キャップが封止解除状態にあるときには第1ガイド路にのみ係合し、キャップが封止状態にあるときには第2ガイド路にのみ係合しているので、キャップを封止解除状態から封止状態にするときには、第1ガイド路に沿ってガイドを案内することができ、キャップを封止状態から封止解除状態にするときには、第2ガイド路に沿ってガイドを案内することができ、確実に安定して、封止解除状態と封止状態とを切り替えることができる。
また、一対のアーム部によってキャップ部が支持されることによって、筆記体の封止状態をバランスよく安定して保持することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る筆記具の実施の形態を表す全体縦断面図である。
図において、10は軸筒であり、軸筒10は、本体12と先具14の2部品から構成される。本例では、組立の便宜上軸筒を2部品で構成しているが、必ずしもこの部品点数に限るものではなく、1部品または3部品以上で構成することも可能である。
この本体12と先具14とは、図2に示したように、先具14の後端部が本体12の先端部内へと挿入されて一体化されて軸筒10を構成する。軸筒10はその横断面において、その内部形状が略四角形状となっている。本体12の両側面の内面にはそれぞれ溝12aが形成され、先具14の両側面の後端部にはそれぞれ切欠14aが形成されており、本体12と先具14とが一体化されたときに、溝12aと切欠14aは組み合されて、一対の横向きの変形U字形のガイド溝15を形成するようになっている。
この変形U字形のガイド溝15は、U字形の両脚部に対応する部分の長さが同じではなく、U字形の一方の脚部となる前後方向に伸びる前後溝部15aが長く、他方の脚部となる前後溝部15bが短くなっている。長い方の前後溝部15aの後端部は、溝深さが後方に向うに連れて漸次浅くなっており、その末端はほとんど深さが0になるようになっている。また、U字形の中央部となる中央部15cは前後方向に直交する方向よりも傾斜した方向に伸びており、その傾斜は、短い前後溝部15bの側から長い前後溝部15aの側の方へと前方へ向かうようになっている。
本体12の後端面は、前後方向に直角ではなく、直角から傾斜した傾斜形状となっている。
軸筒10には筆記体16が保持される。具体的には図3及び図4に示したように、筆記体16は、筆記体本体18、筆記体本体18から突出するペン先20、筆記体本体18の内部に配設されてペン先20に供給するインキが浸み込まれた中綿22、及び筆記体本体18の後部を封止する尾栓24から構成されている。
筆記体本体18の外表面には、本体12の内部に形成された係止部12bに係止される係止部18aが形成されており、係止部12bと係止部18aの係止により筆記体16は軸筒10内で固定されている。筆記体本体18の先端には、前方へと突出してペン先20を包囲する突出部18bが形成されている。ペン先20は、突出部18bから突出すると共に、軸筒10の先端から前方へと突出して、筆記に供するようになっている。さらに、筆記体本体18の先端には、突出部18bと並んでキャップ受け18cが形成されている。このキャップ受け18cは、後述のキャップ30が封止解除状態にあるときに、そのキャップ部30cを受けるためのものであり、キャップ部30cを軸筒10内に収納することができるように、先具14の先端よりも奥まった位置に位置づけられる。
筆記体本体18の横断面の外部形状は軸筒10の内部形状に合致するように略四角形状をなしており、その両側面の外面には変形U字形のガイド溝19が形成されている。変形U字形のガイド溝19は、U字形の両脚部に対応する部分の長さが同じではなく、U字形の一方の脚部となる前後溝部19aが長く、他方の脚部となる前後溝部19bが短くなっている。短い方の前後溝部19bの後端部は、溝深さが後方に向うに連れて漸次浅くなっており、その末端はほとんど深さが0になるようになっている。また、U字形の中央部となる中央部19cは前後方向に直交する方向よりも傾斜した方向に伸びており、その傾斜は、長い前後溝部19aの側から短い前後溝部19bの側へと前方へ向かうようになっている。
前記ペン先20の先端部を不使用時に覆うキャップ30は、軸筒10と筆記体16の間を挿通して軸筒10に対して前後方向に移動可能に取り付けられると共に、上下方向に回動可能に配設される。キャップ30は、図6に示したように、後端部が四角筒状の基部30aになっており、基部30aから一対のアーム部30b、30bが前方へと伸びており、一対のアーム部30b、30bの先端にはキャップ部30cが一体に連結されている。この例では、このキャップ30は一体の成形部品で構成されているが、例えばキャップ部30cとアーム部30bとを別部品として、複数の部品から構成することも可能である。アーム部30bの後部には、内外に弾性変形可能となった突起30dが形成されており、また、アーム部30bの中間部には貫通孔30eが形成されている。
キャップ30の後端にはノック部材32が連結される。ノック部材32は、軸筒10の後端から露出しており、軸筒10の本体12の傾斜した後端部の切欠部分を利用してノック部材32のノック操作を可能とするものである。図7に示したように、ノック部材32の横断面の外部形状も軸筒10の内部形状に合致するように略四角形状をなしており、その両側面には軸方向に直交する方向に長い長孔32aが形成されている。そして、この長孔32aに、前記キャップ30の突起30dが摺動可能にはめ込まれることで、キャップ30はノック部材32に対して傾動・回動可能に連結される。また、ノック部材32の内部には後端面から前方に向かって棒状部32bが延設されており、この棒状部32bの周囲にはノックスプリング34が巻回される。ノックスプリング34は、図1に示すように、ノック部材32の後端面と筆記体16の尾栓24との間に介挿されており、ノック部材32及びキャップ30を常時後方へと付勢している。ノックスプリング34は、棒状部32bによってその曲げや横ずれが防止される。
キャップ30の各アーム部30bの貫通孔30eにはガイド36が挿入される。ガイド36は貫通孔30eに丁度適合した横断面形状を持った形状をなしており、貫通孔30eを貫通すると共に、貫通孔30eを摺動自在となっている。この例では、ガイド36は円柱形状となっているが、多角柱形状や楕円柱形状とすることができる。または、中実構造とする代わりに、図13に示したように、内部に空間部を設けて、外表面に突起部を形成することも可能である。これにより、突起部にバネ性を設けて、以下で述べるガイド溝との係合力を調整可能とすることができる。
図5は、軸筒10に形成されたガイド溝15を実線で、筆記体16に形成されたガイド溝19を破線で示したものである。ガイド溝15とガイド溝19とは、互いに対向する位置に設けられる。長い前後溝部15aと長い前後溝部19aが対向し、それぞれキャップ受け18c側にある。同様に、短い前後溝部15bと短い前後溝部19bとが対向し、それぞれペン先20側にある。また、前後溝部19aは、後方に向かって溝深さが漸次浅くなる前後溝部15aよりも後方へ長く延びており、前後溝部15bは、後方に向かって溝深さが漸次浅くなる前後溝部19bよりも後方へ長く延びている。キャップ30のアーム部30bの貫通孔30eを摺動自在となったガイド36の両端は、ガイド溝15及びガイド溝19の少なくとも一方に挿入して係合されるようになっている。また、それぞれのガイド溝15,19の中央部15c、19cの傾斜はそれぞれで反対の方向を向くように設定されている。
以上のように構成される筆記具においてその作用を図8ないし図12を用いて説明する。まず、筆記体16の使用時には、ガイド36の端部は、ガイド溝19の前後溝部19aに挿入されて、前後溝部19aの後端部に位置している。前後溝部19aの後端部に対向するガイド溝15はないので、ガイド36の端部は前後溝部19aにのみ係合されている(図9(a))。
このとき、キャップ30のアーム部30aが図8、図10Aの上側に位置するようにキャップ30はノック部材32に対して回動しており、従って、キャップ部30cはキャップ受け18cに被着されており、ペン先20が露出された封止解除状態にある。キャップ部30cは軸筒10内にほぼ収納された状態にあり、ペン先20による筆記の邪魔になることはなく、筆記具を使用することができるようになっている。
筆記が終了して、ペン先20を覆って保護することが所望されると、使用者によってノック部材32がノックされる。このノックによるノック部材32の前進によって、ノック部材32に連結されたキャップ30が前進し、このとき、ガイド36はガイド溝19の前後溝部19aの後端部を出発して、前後溝部19aに沿って移動し(図9(a)、図10B)、さらに、中央部19cへと移行する(図9(b)、図10C)。ガイド36は、中央部19cの傾斜に沿って前後溝部19bの側にある中央部19cの端部まで移動することができる(図10D、図10E)。そこで、ガイド36、キャップ30及びノック部材32のさらなる前進はできなくなるので、ノック部材32のノック力が解除されると、ノックスプリング34の復元力によってガイド36は前後溝部19bを後退する(図9(c))。前後溝部19bは途中から溝深さが浅くなり、溝底によって押されたガイド36はその反対側の端部が前後溝部15bに挿入し、前後溝部15bに沿って前後溝部15bの後端部まで移動する(図10F)。前後溝部15bの後端部に対向するガイド溝19はないので、ガイド36の端部は前後溝部15bにのみ係合さることになる(図9(d))。
以上のガイド36の移動により、ガイド36と共に移動するキャップ30は前進した後、ノック部材32に対して回動して、その後、後退する。このとき、キャップ30のキャップ部30cはキャップ受け18cから離れて、ペン先20の方へと回動して、ペン先20を包囲する。即ち、アーム部30bは図11、図12Aの下側に位置するようにキャップ30はノック部材32に対して回動する。キャップ30及びノック部材32はノックスプリング34によって後方へと付勢されているので、キャップ部30cは筆記体本体18の突出部18bの先端に密着し、ペン先20を密閉状態に包囲して、ペン先20の乾燥を防ぐことができる。
次に、筆記することが所望されると、使用者によってノック部材32が再びノックされる。このノックによるノック部材32の前進によって、ノック部材32に連結されたキャップ30が前進し、このとき、ガイド36はガイド溝15の前後溝部15bの後端部を出発して、前後溝部15bに沿って移動し(図9(e)、図12B)、さらに、中央部15cへと移行する(図9(f)、図12C)。ガイド36は、中央部15cの傾斜に沿って前後溝部15aの側にある中央部15cの端部まで移動することができる(図12D)。そこで、ガイド36、キャップ30及びノック部材32のさらなる前進はできなくなるので、ノック部材32のノック力が解除されると、ノックスプリング34の復元力によってガイド36は前後溝部15aを後退する(図9(g)、図12E)。前後溝部15aは途中から溝深さが浅くなり、溝底によって押されたガイド36はその反対側の端部が前後溝部19aに挿入し、前後溝部19aに沿って前後溝部19aの後端部まで移動する(図12F)。前後溝部19aの後端部に対向するガイド溝15はないので、ガイド36の端部は前後溝部19aにのみ係合されることになる(図9(h))。
以上のガイド36の移動により、ガイド36と共に移動するキャップ30は前進した後、ノック部材32に対して回動して、その後、後退する。このとき、キャップ30のキャップ30cはペン先20から離れて、キャップ受け18cの方へと回動して、キャップ受け18cに被さる。こうして、ペン先20が露出するので、筆記が可能となる。
以上のように、この実施形態では、キャップ30が封止解除状態にあるときにはガイド溝19にのみ係合し、キャップ30が封止状態にあるときにはガイド溝15にのみ係合しているので、ノック部材32の交互のノックにより、ガイド36は、案内されるガイド溝が、ガイド溝15とガイド溝19との間で交互に切り替わる。ガイド溝15はキャップ30をペン先20の封止状態から封止解除状態へと移動させ、ガイド溝19はキャップ30をペン先20の封止解除状態から封止状態へと移動させるのに適した形状を備えているので、キャップ30のキャップ部30cがペン先20の封止状態と封止解除状態との往復動作を確実に行うことができるようになる。
ガイド36は、溝深さが浅くなる各ガイド溝の溝底によって押されることで、貫通孔30eを摺動して案内されるガイド溝が、ガイド溝15とガイド溝19との間で交互に切り替わるが、溝深さが浅くなるガイド溝の溝底によって押される以外で切り替わることのないような適度な摩擦力を持って、貫通孔30eに対して摺動可能となっていると好ましい。
また、キャップ30のキャップ部30cは、2つのアーム30b、30bによって支持されており、2つのアーム30b、30bを介してノックスプリング34のスプリング力が伝達されるようになっているので、ペン先20の封止状態をバランスよく安定して保持することができる。
この例では、キャップ30をペン先20の封止状態から封止解除状態へと移動させるガイド溝15が軸筒10に形成され、キャップ30をペン先20の封止解除状態から封止状態へと移動させるガイド溝19が筆記体16に形成されていたが、これに限るものではなく、キャップ30をペン先20の封止状態から封止解除状態へと移動させるガイド溝が筆記体に形成され、キャップ30をペン先20の封止解除状態から封止状態へと移動させるガイド溝19が軸筒10に形成されてもよく、または軸筒10内のいずれかの部材に形成されて、軸筒内に設けられていてもよい。
本発明の筆記具の実施形態を表す全体縦断面図である。 (a)は軸筒の縦断面図、(b)は(a)の2b−2b線に沿って見た断面図である。 筆記体の側面図である。 (a)は筆記体の縦断面図、(b)は(a)の4b−4b線に沿って見た断面図である。 軸筒に形成されたガイド溝(実線)と筆記体に形成されたガイド溝(破線)を表す図である。 (a)はキャップの縦断面図、(b)はキャップの(a)と90度異なる面で切った縦断面図、(c)はキャップの背面図である。 (a)はノック部材の縦断面図、(b)は(a)の7b−7b線に沿って見た断面図である。 キャップが封止解除状態にあるときの筆記具の正面図である。 キャップの封止解除状態と封止状態との移行をガイドの移動と共に表す横断面図である。 キャップの封止解除状態にあるときの筆記具の縦断面図である。 図10Aからキャップが封止状態へと移行する途中図である。 図10Bに続くキャップが封止状態へと移行する途中図である。 図10Cに続くキャップが封止状態へと移行する途中図である。 図10Dに続くキャップが封止状態へと移行する途中図である。 図10Eに続くキャップの封止状態にあるときの縦断面図である。 キャップが封止状態にあるときの筆記具の正面図である。 キャップが封止状態にあるときの筆記具の縦断面図である。 図12Aからキャップが封止解除状態へと移行する途中図である。 図12Bに続くキャップが封止解除状態へと移行する途中図である。 図12Cに続くキャップが封止解除状態へと移行する途中図である。 図12Dに続くキャップが封止解除状態へと移行する途中図である。 図12Eに続くキャップの封止解除状態にあるときの縦断面図である。 内部に空間部を設けて、外表面に突起部を形成するようにしたガイドの他の実施形態を示す図である。
符号の説明
10 軸筒
15 ガイド溝(第2ガイド路)
15a 前後溝部(第2ガイド部)
15b 前後溝部(第1ガイド部)
15c 中央部
16 筆記体
19 ガイド溝(第1ガイド路)
19a 前後溝部(第1ガイド部)
19b 前後溝部(第2ガイド部)
19c 中央部
20 ペン先(筆記体の先端部)
30 キャップ
30b アーム部
30c キャップ部
32 ノック部材(操作部材)
34 付勢部材
36 ガイド

Claims (9)

  1. 軸筒と、軸筒に保持されて、その先端部が軸筒よりも前方に突出した筆記体と、前記筆記体の先端部を覆うことが可能なキャップ部を備えて筆記体の先端部の封止状態と封止解除状態とに切り替わるべく軸筒に対して移動可能に取り付けられたキャップと、該キャップを操作する操作部材と、を備える筆記具において、
    キャップに設けられたガイドと、
    キャップを後方へと付勢する付勢部材と、
    ガイドと係合可能となっており、キャップを封止解除状態から前進させて回動させた後、後退させて封止状態になるように、前記ガイドの移動を案内する第1ガイド路と、
    ガイドと係合可能となっており、キャップを封止状態から前進させて回動させた後、後退させて封止解除状態になるように、前記ガイドの移動を案内する第2ガイド路と、
    を備え、
    前記ガイドは、キャップが封止解除状態にあるときには第1ガイド路にのみ係合し、キャップが封止状態にあるときには第2ガイド路にのみ係合することを特徴とする筆記具。
  2. 前記第1ガイド路と第2ガイド路は、前記ガイドを挟んで対向して設けられ、ガイドは前記第1ガイド路と第2ガイド路の間を移動可能にキャップに設けられることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
  3. 前記第1ガイド路(19)は、キャップを封止解除状態から前進させるようにガイドの移動を案内する第1ガイド部(19a)と、キャップを回動させるようにガイドの移動を案内する中央部(19c)と、キャップを後退させる第2ガイド部(19b)と、を備え、
    前記第2ガイド路(15)は、キャップを封止状態から前進させるようにガイドの移動を案内する第1ガイド部(15b)と、キャップを回動させるようにガイドの移動を案内する中央部(15c)と、キャップを後退させる第2ガイド部(15a)と、を備え、
    第1ガイド路(19)の第1ガイド部(19a)と第2ガイド路(15)の第2ガイド部(15a)とが対向する一方で、第1ガイド路の第1ガイド部(19a)の方が第2ガイド路の第2ガイド部(15a)よりも後方へと延長しており、
    第1ガイド路(19)の第2ガイド部(19b)と第2ガイド路(15)の第1ガイド部(15b)とが対向する一方で、第2ガイド路の第1ガイド部(15b)の方が第1ガイド路の第2ガイド部(19b)よりも後方へと延長していることを特徴とする請求項2記載の筆記具。
  4. 前記第1ガイド路(19)の中央部(19c)は、第1ガイド部(19a)の前端から第2ガイド部(19b)の前端に向かって前方へと傾斜して伸びており、前記第2ガイド路(15)の中央部(15c)は、第1ガイド部(15b)の前端から第2ガイド部(15a)の前端に向かって前方へと傾斜して伸びていることを特徴とする請求項3記載の筆記具。
  5. 前記第1ガイド路と第2ガイド路は溝であり、ガイドは溝内に挿入されることで第1ガイド路及び第2ガイド路に係合することを特徴とする請求項3または4記載の筆記具。
  6. 前記第1ガイド路(19)の第2ガイド部(19b)と第2ガイド路(15)の第2ガイド部(15a)のそれぞれの後端部は、後方に向かうに連れて漸次溝底が浅くなることを特徴とする請求項5記載の筆記具。
  7. 前記キャップは、軸筒と筆記体との間を挿通する一対のアーム部を備え、一対のアーム部が前記キャップ部を支持することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の筆記具。
  8. 第1ガイド路は軸筒と筆記体のいずれか一方に、第2ガイド路は軸筒と筆記体のいずれか他方に設けられ、前記ガイドはアーム部に摺動可能に設けられて、ガイドが第1ガイド路と第2ガイド路の少なくとも一方に挿入される状態となっていることを特徴とする請求項7記載の筆記具。
  9. 前記キャップは、操作部材に傾動可能に連結されることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の筆記具。
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