JP4967794B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は遊技球が始動口に入球することに基づいて可変入球口を予め決められた始動時間だけ開放する始動遊技を行う構成のパチンコ遊技機に関する。
上記パチンコ遊技機には遊技球が可変入球口内に入球したときには遊技球を特定領域および非特定領域のいずれかに進入させる構成のものがある。この構成の場合、遊技球が特定領域内に進入したときには複数の遊技パターンのうちから遊技パターンを選択し、可変入球口を遊技パターンの選択結果に応じた内容で開閉操作する当り遊技を開始している。これら各遊技パターンは複数回のラウンドおよび複数回のインターバルから構成されたものであり、各ラウンドは可変入球口に対する遊技球の入球個数が入賞限度個数に到達または可変入球口の開放回数が開放限度回数に到達するまで可変入球口を開閉する動作を称し、各インターバルはラウンド相互間で可変入球口を閉鎖状態に保持する動作を称する。このパチンコ遊技機では複数の遊技パターン相互間でラウンドの継続回数を同一値に設定し、複数の遊技パターン相互間で各ラウンドの入賞限度個数を相違させ、当り遊技中に可変入球口内に入球することが可能な遊技球の総数である入球総数を複数の遊技パターン相互間で相違させている。
特開平11−299997号公報
上記パチンコ遊技機では当り遊技の開始時に各ラウンドの入賞限度個数を表示器に表示しているので、入球総数が多い有利な当り遊技であるか入球総数が少ない有利でない当り遊技であるかを当り遊技が開始された時点で遊技者が簡単に認識することができる。このため、遊技者が有利でない当り遊技であることを認識したときには当り遊技を十分に楽しむことができなくなる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は有利な当り遊技であるか有利でない当り遊技であるかを遊技者が簡単に判別することが困難なパチンコ遊技機を提供することにある。
1.請求項1記載のパチンコ遊技機の説明
1−1.請求項1記載のパチンコ遊技機は[1]遊技盤〜[7]当り遊技手段を備えたところに特徴を有する。
[1]遊技盤は遊技球が転動可能な遊技領域を有するものである。図2の符号18は遊技盤の一例であり、図2の符号22は遊技領域の一例である。
[2]始動口は遊技盤に設けられたものであり、遊技領域内を転動する遊技球が入球可能なものである。図2の符号24は始動口の一例である。
[3]可変入賞装置は遊技盤に設けられたものであり、遊技領域内を転動する遊技球が入球可能な開放状態および入球不能な閉鎖状態相互間で切換えられる可変入球口を有するものである。図2の符号30は可変入賞装置の一例であり、図2の可変入賞口55は可変入球口に相当する。
[4]特定領域および非特定領域のそれぞれは可変入球口内に入球した遊技球が進入可能なものである。図5の大当り孔49は特定領域の一例であり、図5の外れ孔50は非特定領域の一例である。
[5]始動遊技手段は遊技球が始動口に入球することに基づいて可変入球口を予め決められた始動時間だけ開放する始動遊技を行うものであり、図22のステップS19は始動遊技手段の一例である。
[6]遊技パターン設定手段は遊技パターンを遊技球が始動遊技で特定領域内に進入することに基づいて選択または遊技球が始動口に入球することに基づいて選択し、遊技パターンを遊技球が始動遊技で特定領域内に進入することに基づいて選択結果で設定するものである。この遊技パターンは複数回のラウンドおよび複数回のインターバルからなるものであり、ラウンドは可変入球口に対する遊技球の入球個数が入賞限度個数に到達または可変入球口の開放回数が開放限度回数に到達するまで可変入球口を開閉する動作を称し、インターバルはラウンド相互間に設定された可変入球口を閉鎖状態に保持する動作を称する。図38のステップS192およびステップS193のそれぞれは遊技パターン設定手段の一例であり、小当り遊技Aと小当り遊技Bと小当り遊技Cのうち遊技球が始動口24に入球することに基づいて予め選択されていたものを始動遊技で遊技球が特定領域49内に進入することに基づいて設定する。これら小当り遊技Aと小当り遊技Bと小当り遊技Cのそれぞれは遊技パターンに相当するものである。
遊技パターン設定手段は第1の遊技パターンおよび第2の遊技パターンを選択肢として有している。これら第1の遊技パターンおよび第2の遊技パターンはラウンドの継続回数が相互に同一に設定され、インターバルの設定回数が相互に同一に設定されたものであり、図6の(b)の小当り遊技Aは第1の遊技パターンの一例であり、図6の(d)の小当り遊技Cは第2の遊技パターンの一例であり、小当り遊技Aの小当りラウンドの継続回数および小当り遊技Cの小当りラウンドの継続回数は相互に同一の「15」に設定され、小当り遊技Aのインターバル期間の設定回数および小当り遊技Cのインターバル期間の設定回数は相互に同一の「14」に設定されている。
第1の遊技パターンの複数回のラウンドは入賞限度個数が相互に同一の入賞標準値に設定され、しかも、開放限度回数が相互に同一の開放標準値に設定されたものであり、図6の(b)の小当り遊技Aは15回の小当りラウンドの入賞限度個数が相互に同一の入賞標準値「10」に設定され、15回の小当りラウンドの開放限度回数が相互に同一の開放標準値「18」に設定されている。この第1の遊技パターンの複数回のインターバルは継続時間が相互に同一の継続標準値に設定されたものであり、図6の(b)の小当り遊技Aは14回のインターバル期間の継続時間が相互に同一の継続標準値「5秒」に設定されている。
第2の遊技パターンは前半ラウンド群および後半ラウンド群から構成されたものである。前半ラウンド群は当り遊技で最初に行われる初回のラウンドを含む複数回のラウンドおよび初回のラウンドに続く初回のインターバルを含むラウンドと同数のインターバルからなるものであり、各ラウンドの入賞限度個数が入賞標準値と同一に設定され、各ラウンドの開放限度回数が開放標準値と同一に設定され、各インターバルの継続時間が継続標準値と同一に設定されている。図6の(d)の小当り遊技Cの1回目の小当りラウンドと1回目のインターバル期間と2回目の小当りラウンドと2回目のインターバル期間と3回目の小当りラウンドと3回目のインターバル期間と4回目の小当りラウンドと4回目のインターバル期間と5回目の小当りラウンドと5回目のインターバル期間と6回目の小当りラウンドと6回目のインターバル期間は前半ラウンド群を構成するものであり、1回目のラウンド〜6回目のラウンドのそれぞれの入賞限度個数は入賞標準値と同一「10」に設定され、1回目のラウンド〜6回目のラウンドのそれぞれの開放限度回数は開放標準値と同一「18」に設定され、1回目のインターバル〜6回目のインターバルのそれぞれの継続時間は継続標準値と同一「5秒」に設定されている。
第2の遊技パターンの後半ラウンド群は全てのラウンドのうち前半ラウンド群に属する複数回のラウンドの残りの複数回のラウンドおよび全てのインターバルのうち前半ラウンド群に属する複数回のインターバルの残りの複数回のインターバルからなるものである。この後半ラウンド群は各ラウンドの開放限度回数が開放標準値より小さく設定され、全てのラウンドの合計の開放限度回数が開放標準値と同一に設定され、各インターバルの継続時間が第1の遊技パターンの閉鎖時間と同一に設定されたものであり、第1の遊技パターンの閉鎖時間とは第1の遊技パターンの各ラウンド中に可変入球口を開閉するときの閉鎖時間を称する。図6の(d)の小当り遊技Cの7回目の小当りラウンドと7回目のインターバル期間と8回目の小当りラウンドと8回目のインターバル期間と9回目の小当りラウンドと9回目のインターバル期間と10回目の小当りラウンドと10回目のインターバル期間と11回目の小当りラウンドと11回目のインターバル期間と12回目の小当りラウンドと12回目のインターバル期間と13回目の小当りラウンドと13回目のインターバル期間と14回目の小当りラウンドと14回目のインターバル期間と15回目の小当りラウンドは後半ラウンド群を構成するものであり、7回目の小当りラウンドの開放限度回数は開放標準値より小さな「10」に設定され、8回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのそれぞれの開放限度回数は開放標準値より小さな「1」に設定され、7回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドの合計の開放限度回数は開放標準値と同一「18」に設定され、7回目のインターバル〜14回目のインターバルのそれぞれの継続時間は小当り遊技Aのウエイト時間(閉鎖時間に相当する)と同一「0.5秒」に設定されている。
[7]当り遊技手段は可変入球口を遊技パターンの設定結果に応じた内容で操作する当り遊技を行うものであり、図22のステップS21とステップS23とステップS25のそれぞれは当り遊技手段の一例である。
1−2.請求項1記載のパチンコ遊技機の作用および効果の説明
遊技球が始動口に入球したときには可変入球口が始動遊技時間だけ開放され、遊技球が可変入球口内に入球することが許容される。この可変入球口の開放時に可変入球口内に入球した遊技球が特定領域内に進入したときには可変入球口を遊技パターンの設定結果に応じた内容で操作する当り遊技が開始される。この遊技パターンには有利な遊技パターンとして第1の遊技パターンが設定され、有利でない遊技パターンとして第2の遊技パターンが設定されており、第1の遊技パターンの選択時および第2の遊技パターンの選択時のそれぞれには次の内容で当り遊技が実行される。
=第1の遊技パターンの選択時=
複数のラウンド相互間で入賞限度個数が相互に同一の入賞標準値に設定され、開放限度回数が相互に同一の開放標準値に設定されており、複数のラウンドのそれぞれで共通の入賞標準値の遊技球が可変入球口内に入球することが許容される。
=第2の遊技パターンの選択時=
前半ラウンド群に属する複数のラウンドのそれぞれは入賞限度個数が第1の遊技パターンと同一の入賞標準値に設定され、開放限度回数が第1の遊技パターンと同一の開放標準値に設定されており、第1の遊技パターンと共通の入賞標準値の遊技球が可変入球口内に入球することが許容される。この前半ラウンド群に属する複数のインターバルのそれぞれは継続時間が第1の遊技パターンと同一の継続標準値と同一に設定されており、第2の遊技パターンが選択されたときであっても前半ラウンド群では可変入賞装置が第1の遊技パターンの選択時と同一の内容で動作する。このため、入球総数が多い有利な当り遊技であるか入球総数が少ない有利でない当り遊技であるかを前半ラウンド群に属する複数のラウンドの実行中に判別することが不能になる。
後半ラウンド群に属する複数のラウンドのそれぞれは開放限度回数が開放標準値より小さく設定されており、第1の遊技パターンに比べて少数の遊技球しか可変入球口内に入球することが許容されない。この後半ラウンド群に属する複数のラウンドは合計の開放限度回数が開放標準値と同一に設定され、各インターバルの継続時間が第1の遊技パターンの各ラウンド中に可変入球口を開閉するときの閉鎖時間と同一に設定されているので、後半ラウンド群では可変入賞装置が第1の遊技パターンの1回のラウンドと同一の内容で動作する。このため、第1の遊技パターンの各ラウンドに比べて開放限度回数が小さな複数のラウンドが実行されていることを遊技者が認識することが不能になるので、入球総数が多い有利な当り遊技であるか入球総数が少ない有利でない当り遊技であるかを後半ラウンド群に属する複数のラウンドの実行中に判別することが不能になる。従って、入球総数が多い有利な当り遊技であるか入球総数が少ない有利でない当り遊技であるかを遅くまで判別することができなくなるので、ラウンドが継続することを遅くまで期待しながら当り遊技を十分に楽しむことができる。
2.請求項2記載のパチンコ遊技機の説明
2−1.請求項2記載のパチンコ遊技機は[11]表示器〜[17]第2の比較手段を備えたところに特徴を有する。
[11]表示器は遊技盤に設けられたものであり、図2の図柄表示器61は表示器の一例である。
[12]検出器は遊技球が可変入球口に入球したことを検出するものであり、図8のカウントセンサは検出器の一例である。
[13]演出手段は表示器に演出映像を表示するものであり、演出映像とは今回のラウンドが停止した後にインターバルを挟んで次回のラウンドが開始されるか否かを遊技者に報知する映像を称する。この演出手段は当り遊技手段が第2の遊技パターンで当り遊技を行っているときには後半ラウンド群に属する最初のラウンドである特定のラウンドが開始されることに同期して演出映像の表示を開始するものであり、当り遊技手段が第1の遊技パターンで当り遊技を行っているときには特定のラウンドと同一回のラウンドで演出映像の表示を開始する。図72のステップS566は小当り遊技Cで遊技が行われているときに表示器61に演出映像を表示する演出手段の一例であり、図6の(d)に示すように、7回目の小当りラウンドが開始されることに同期して演出映像に相当するキャラクタ対戦映像の表示を開始する。図72のステップS562は小当り遊技Aで遊技が行われているときに表示器61に演出映像を表示する演出手段の一例であり、図6の(b)に示すように、7回目の小当りラウンドが開始されることに同期してキャラクタ対戦映像の表示を開始する。
[14]リセット計測手段は当り遊技手段が第1の遊技パターンで当り遊技を行っている場合および第2の遊技パターンで当り遊技を行っている場合のそれぞれで遊技球の可変入球口に対する入球個数を計測するものであり、遊技球の入球個数を検出器の検出結果に基づいてラウンド毎にリセットしながら計測する。図46のステップS285およびステップS308のそれぞれは小当り遊技Aで遊技球の入球個数を小ラウンド毎にリセットしながら計測するリセット計測手段の一例であり、図63のステップS285およびステップS308のそれぞれは小当り遊技Cで遊技球の入球個数を小ラウンド毎にリセットしながら計測するリセット計測手段の一例である。
[15]累積計測手段は当り遊技手段が第2の遊技パターンで当り遊技を行っている場合に遊技球の可変入球口に対する入球個数を計測するものであり、遊技球の入球個数を特定のラウンドを基準にリセットすることなく累積的に計測する。図64のステップS436と図64のステップS438と図65のステップS436のそれぞれは小当り遊技Cで遊技球の入球個数を7回目の小当りラウンドを基準に累積的に計測する累積計測手段の一例である。
[16]第1の比較手段は当り遊技手段が第1の遊技パターンで当り遊技を行っている場合に特定のラウンドと同一回のラウンドでリセット計測手段の計測結果を入賞標準値に比べて小さな演出停止値と比較するものであり、演出手段は当り遊技手段が第1の遊技パターンで当り遊技を行っている場合にはリセット計測手段の計測結果が演出停止値に到達することに基づいて演出映像を次回のラウンドが開始されることを報知する内容のもので停止させる。図46のステップS286および図46のステップS309のそれぞれは第1の比較手段の一例であり、リセット計測手段の計測結果である入賞カウンタMN2を入賞標準値「10」に比べて小さな演出停止値「7」と比較する。
[17]第2の比較手段は当り遊技手段が第2の遊技パターンで当り遊技を行っている場合に累積計測手段の計測結果を演出停止値と比較するものであり、演出手段は当り遊技手段が第2の遊技パターンで当り遊技を行っている場合には累積計測手段の計測結果が演出停止値に到達することに基づいて演出映像を次回のラウンドが開始されないことを報知する内容のもので停止させる。図64のステップS437と図64のステップS429と図65のステップS437のそれぞれは第2の比較手段の一例であり、累積計測手段の計測結果である累積カウンタMN5の計測結果を演出停止値「7」と比較する。
2−2.請求項2記載のパチンコ遊技機の作用および効果の説明
当り遊技が第1の遊技パターンで行われているときには第2の遊技パターンの特定のラウンドと同一回のラウンドが開始されることに同期して演出映像の表示が開始され、特定のラウンド中に演出停止値に相当する個数の遊技球が可変入賞装置に入賞した時点で演出映像が次回のラウンドが開始される継続の内容で停止する。当り遊技が第2の遊技パターンで行われているときには後半ラウンド群の最初の特定のラウンドが開始されることに同期して演出映像の表示が開始され、特定のラウンドを基準に特定のラウンド〜最終回のラウンドのいずれかで演出停止値に相当する個数の遊技球が可変入賞装置に入賞した時点で演出映像が次回のラウンドが開始されない非継続の内容で停止する。この第2の遊技パターンの後半ラウンド群では可変入賞装置が第1の遊技パターンの1回のラウンドと同一の内容で動作しているので、遊技者は常に一定回のラウンドで演出映像が発生して一定回のラウンド中に演出映像が継続の結果および非継続の結果のいずれかで停止するように錯覚する。このため、遊技者が演出映像の結果を事前に認識することができなくなるので、演出映像が継続の結果で停止することを待つ遊技者の期待感を真に高めることができる。
パチンコホールの台島には、図1に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前端面には前枠2が装着されている。この前枠2の前端面には横長な長方形状の上皿板3および横長な長方形状の下皿板4が上下2段に装着されており、上皿板3の前面には上面が開口する上皿5が固定され、下皿板4の前面には上面が開口する下皿6が固定されている。
下皿板4の前面には右端部に位置してハンドル台7が固定されており、ハンドル台7には発射ハンドル8が前後方向へ延びる軸を中心に回動可能に装着されている。このハンドル台7の後方には発射ソレノイド9が固定されており、発射ソレノイド9には打球槌10が連結されている。この発射ソレノイド9は打球槌10の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル8が回動操作されたときには発射ソレノイド9に駆動電源が与えられ、打球槌10が駆動することに基づいて上皿5内の遊技球を上皿5内から弾き出す。
前枠2の前面には窓枠11が装着されている。この窓枠11は円形孔状の窓部12を有するものであり、窓部12の内周面には透明なガラス窓13が固定されている。この窓枠11の後面には左上隅部および右上隅部のそれぞれに位置してスピーカ14が固定されており、各スピーカ14の前方には網状のスピーカカバー15が配置されている。これら各スピーカカバー15は窓枠11に固定されたものであり、各スピーカ14が再生する効果音は前方のスピーカカバー15を通して放出される。窓枠11には各スピーカカバー15の下方に位置して2個のランプカバー16が固定されており、各ランプカバー16の後方には複数の電飾LED17(図8参照)が配置されている。これら各電飾LED17は窓枠11に固定されたものであり、各ランプカバー16は後方の電飾LED17が発光することに基づいて照明される。
前枠2には、図2に示すように、遊技盤18が装着されており、遊技盤18は窓枠11のガラス窓13により前方から視覚的に認識可能に覆われている。この遊技盤18の前面には外レール19および内レール20が固定されている。これら外レール19および内レール20相互間には円弧状の発射通路21が形成されており、打球槌10が弾いた遊技球は発射通路21を通して遊技領域22内に放出される。この遊技領域22内には複数の障害釘23が固定されており、遊技領域22内に放出された遊技球は障害釘23に当りながら遊技領域22内を落下する。この遊技領域22は外レール19および内レール20によって囲まれた領域のうち発射通路21を除く円形状の領域を称するものであり、遊技球が転動可能な最大範囲である転動領域に相当する。
遊技領域22内には、図2に示すように、始動口24が固定されている。この始動口24は上面が開口するポケット状をなすものであり、遊技領域22内を転動する遊技球は始動口24内に上面から入賞可能にされている。この始動口24内には始動口センサ25(図8参照)が固定されている。この始動口センサ25は近接センサからなるものであり、遊技球が始動口24内に入賞したことを検出して始動信号を出力する。
遊技領域22内には可変入賞装置30が固定されている。この可変入賞装置30は遊技領域22内を転動する遊技球が入賞不能な閉鎖状態および入賞可能な開放状態相互間で切換えられるものであり、次のように構成されている。遊技盤18には、図3に示すように、役物ケース31のフランジ32が固定されている。この役物ケース31は、図4に示すように、前面が開口し且つ後面が閉鎖された箱状をなすものであり、役物ケース31内には前から後へ向って下降傾斜する平板状の上ステージ33が固定されている。この上ステージ33の後端部には左右方向中央部に位置して中落下孔34が形成され、中落下孔34の左方に位置して左落下孔35が形成され、中落下孔34の右方に位置して右落下孔36が形成されており、上ステージ33内に侵入した遊技球は上ステージ33の傾斜に沿って後方へ転がった後に中落下孔34内と左落下孔35内と右落下孔36内のいずれかに落下する。
役物ケース31には、図3に示すように、垂直なトンネル37が固定されている。このトンネル37の上端部は上ステージ33の中落下孔34に接続されており、中落下孔34内に落下した遊技球はトンネル37内に侵入する。役物ケース31内には下ステージ38が固定されている。この下ステージ38は後から前へ向って下降傾斜する平板状をなすものであり、下ステージ38には、図5に示すように、円筒状の壁部39と直線状の左仕切壁40と直線状の右仕切壁41が固定されている。
下ステージ38の前端部には、図5に示すように、外れ孔42が形成されており、左落下孔35内に落下した遊技球および右落下孔36内に落下した遊技球のそれぞれは壁部39内に侵入することなく下ステージ38の傾斜に沿って前方へ転がり、外れ孔42内に侵入する。下ステージ38には球通路43が形成されている。この球通路43は左仕切壁40および右仕切壁41相互間の隙間を称するものであり、トンネル37内に侵入した遊技球は球通路43内の後端部に着地し、下ステージ38の傾斜に沿って球通路43内を前方へ転がる。この球通路43の前端部は壁部39の内部空間に接続されており、球通路43内を前方へ転がる遊技球は壁部39内に侵入する。
下ステージ38には、図5に示すように、円形状のロータ44が軸45を中心に回転可能に装着されている。このロータ44は壁部39内に収納されたものであり、ステッピングモータからなるロータモータ46(図8参照)の回転軸に連結されている。このロータ44には、図5に示すように、切欠状をなす1個の大当りゾーン47および切欠状をなす5個の外れゾーン48の合計6個が円周方向に等ピッチ(60°)で形成されている。大当りゾーン47は各外れゾーン48に比べて径方向の深さ寸法が小さな凹状をなすものであり、壁部39内に侵入した遊技球は大当りゾーン47内および外れゾーン48内のいずれかに侵入し、ロータ44が回転することに連動して円周方向へ移送される。
下ステージ38には、図5に示すように、壁部39内に位置して大当り孔49および外れ孔50が形成されている。大当り孔49は軸45に対する径方向の離間距離が外れ孔50に比べて長値に設定されたものであり、遊技球が大当りゾーン47内に侵入したときには大当りゾーン47が大当り孔49の真上に対向することに基づいて遊技球が大当り孔49内に落下する。外れ孔50は軸45に対する径方向の離間距離が大当り孔49に比べて短値に設定されたものであり、遊技球が複数の外れゾーン48のいずれかに侵入したときには当該外れゾーン48が外れ孔50の真上に対向することに基づいて遊技球が外れ孔50内に落下する。即ち、遊技球が大当りゾーン47内に侵入したときには外れ孔50内に落下することなく大当り孔49内に落下し、遊技球が複数の外れゾーン48のいずれかに侵入したときには大当り孔49内に落下することなく外れ孔50内に落下する。
役物ケース31には、図3に示すように、2枚の羽根板51が軸52を中心に回動可能に装着されており、両軸52は共通の羽根板ソレノイド53(図8参照)のプランジャに連結されている。この羽根板ソレノイド53は役物ケース31に固定されたものであり、羽根板ソレノイド53の断電時には、図3に二点鎖線で示すように、両羽根板51のそれぞれが垂直な閉鎖状態に保持され、羽根板ソレノイド53の通電時には、図3に実線で示すように、両羽根板51のそれぞれが傾斜した開放状態に回動する。
役物ケース31の上端部には、図3に示すように、庇54が固定されており、庇54と上ステージ33との間には左端部および右端部のそれぞれに位置して空間状の可変入賞口55が形成されている。これら両可変入賞口55のそれぞれは羽根板51の閉鎖状態で遊技球が入賞不能に閉鎖されるものであり、羽根板51の開放状態では遊技球が入賞可能に開放される。役物ケース31内にはカウントセンサ56(図8参照)が固定されている。このカウントセンサ56は、図4に示すように、上ステージ33の左右方向の全域に検出エリア57を有する近接センサから構成されたものであり、両可変入賞口55のそれぞれから上ステージ33内に侵入する全ての遊技球を検出してカウント信号を出力する。役物ケース31内には大当りセンサ58(図8参照)が固定されており、大当りセンサ58は遊技球が下ステージ38の大当り孔49内に落下したことを検出して大当り信号を出力する。
役物ケース31内には外れ球通路が形成されている。この外れ球通路は外れ孔42および外れ孔50の双方に接続されたものであり、外れ孔42内に落下した遊技球および外れ孔50内に落下した遊技球のそれぞれは共通の外れ球通路内に転がり込む。この外れ球通路内には外れセンサ59(図8参照)が固定されており、外れセンサ59は外れ孔42内に落下した遊技球および外れ孔50内に落下した遊技球のそれぞれを外れ球通路内で検出して外れ信号を出力する。役物ケース31には、図3に示すように、化粧板60が固定されている。この化粧板60はトンネル37の一部を前方から覆うものであり、化粧板60にはカラー液晶表示器からなる図柄表示器61とLED表示器からなる大当り表示器62とLED表示器からなる保留表示器63が固定されている。可変入賞装置30は以上のように構成されている。
遊技球が始動口24内に入賞したときには大当り表示器62に図柄の可変表示が開始される。この図柄の可変表示は大当り図柄「○」および外れ図柄「×」を交互に表示することで行われるものであり、大当り表示器62に大当り図柄「○」が停止表示されたときには特別大当りラウンドが開始される。この特別大当りラウンドは、図6の(a)に示すように、5.0秒のインターバル期間ITを挟んで16回だけ繰返されるものであり、特別大当りラウンドの16回の繰返しを特別大当り遊技と称する。これら16回の特別大当りラウンドのそれぞれは両可変入賞口55を開放状態に固定する共通の動作パターンPで行われるものであり、動作パターンPでは今回の特別大当りラウンド中に10個の遊技球が両可変入賞口55内に入賞または両可変入賞口55の開放時間が30.0秒に到達することに基づいて今回の特別大当りラウンドが終了する。
特別図柄表示器62に外れ図柄「×」が停止表示されたときには始動遊技が開始される。この始動遊技は両可変入賞口55のそれぞれを予め決められた始動遊技時間だけ開放するものであり、始動遊技時間は0.8秒に設定されている。この始動遊技で遊技球が可変入賞装置30の大当り孔49内に落下したときには小当り遊技Aと小当り遊技Bと小当り遊技Cのいずれかが開始される。この特別図柄表示器62に外れ図柄「×」が停止表示されたときには特別図柄「A」「B」「C」のいずれかが内部的に選択されており、特別図柄「A」の選択時に遊技球が大当り孔49内に落下したときには小当り遊技Aが開始され、特別図柄「B」の選択時に遊技球が大当り孔49内に落下したときには小当り遊技Bが開始され、特別図柄「C」の選択時に遊技球が大当り孔49内に落下したときには小当り遊技Cが開始される。これら小当り遊技Aと小当り遊技Bと小当り遊技Cのそれぞれは共通の15回の小当りラウンドをインターバル期間を挟んで繰返すことから構成されたものである。
小当り遊技Aは、図6の(b)に示すように、15回のそれぞれの小当りラウンドを共通の動作パターン1で行うものであり、小当りラウンド相互間のインターバル期間ITは共通の5.0秒に設定されている。この動作パターン1は両可変入賞口55の1.0秒間の開放動作を0.5秒間のウエイト期間WTを挟んで繰返すものであり、動作パターン1では今回の小当りラウンド中に10個の遊技球が両可変入賞口55内に入賞または両可変入賞口55が18回だけ開放されることに基づいて今回の小当りラウンドが終了する。
小当り遊技Bは、図6の(c)に示すように、1回目の小当りラウンドを小当り遊技Aと同一の動作パターン1で行い、2回目の小当りラウンドを小当り遊技Aとは異なる動作パターン2で行い、残りの3回目〜15回目のそれぞれの小当りラウンドを小当り遊技Aとは異なる動作パターン4で行うものであり、1回目の小当りラウンドおよび2回目の小当りラウンド相互間のインターバル期間ITは小当り遊技Aと同一の5.0秒に設定され、残りの小当りラウンド相互間のインターバル期間ITは小当り遊技Aでのウエイト期間WTと同一の0.5秒に設定されている。動作パターン2は両可変入賞口55の1.0秒間の開放動作を0.5秒間のウエイト期間WTを挟んで繰返すものであり、動作パターン2では今回の小当りラウンド中に10個の遊技球が両可変入賞口55内に入賞または両可変入賞口55が5回だけ開放されることに基づいて今回の小当りラウンドが終了する。動作パターン4は両可変入賞口55の1.0秒間の開放動作を行うものであり、動作パターン4では今回の小当りラウンド中に10個の遊技球が両可変入賞口55内に入賞または両可変入賞口55が1.0秒間だけ開放されることに基づいて今回の小当りラウンドが終了する。この小当り遊技Bの2回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドは両可変入賞口55の1秒間の開放動作を0.5秒の間隔をおいて繰返すものであり、動作パターン1の1回の小当りラウンドと同様の動作内容である。即ち、小当り遊技Bは遊技者が動作パターン1の小当りラウンドの2回の繰返しと認識するように設定されたものである。
小当り遊技Cは、図6の(d)に示すように、1回目〜6回目のそれぞれの小当りラウンドを小当り遊技Aと同一の動作パターン1で行い、7回目の小当りラウンドを小当り遊技Aおよび小当り遊技Bのそれぞれと異なる動作パターン3で行い、残りの8回目〜15回目のそれぞれの小当りラウンドを小当り遊技Bと同一の動作パターン4で行うものであり、1回目の小当りラウンドから7回目の小当りラウンドまでは小当りラウンド相互間のインターバル期間ITが小当り遊技Aと同一の5.0秒に設定され、残りの7回目の小当りラウンドから15回目の小当りラウンドまでは小当りラウンド相互間のインターバル期間ITが小当り遊技Aでのウエイト期間WTと同一の0.5秒に設定されている。動作パターン3は両可変入賞口55の1.0秒間の開放動作を0.5秒間のウエイト期間WTを挟んで繰返すものであり、動作パターン3では今回の小当りラウンド中に10個の遊技球が両可変入賞口55内に入賞または両可変入賞口55が10回だけ開放されることに基づいて今回の小当りラウンドが終了する。この小当り遊技Cの7回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドは両可変入賞口55の1秒間の開放動作を0.5秒の間隔をおいて繰返すものであり、動作パターン1の1回の小当りラウンドと同様の動作内容である。即ち、小当り遊技Cは遊技者が動作パターン1の小当りラウンドの7回の繰返しと認識するように設定されたものである。
小当り遊技A〜小当り遊技Cのそれぞれの実行中には図柄表示器61に演出映像が表示される。この演出映像は次回の小当りラウンドが開始されるか否かを遊技者に報知するものであり、キャラクタ選択映像とキャラクタ対戦映像と復活待ち映像から構成されている。キャラクタ選択映像は、図7の(a)に示すように、左側部のキャラクタ選択領域EV内に複数の挑戦者図柄V1〜V3を表示し、右側部のキャラクタ領域EC内に対戦者図柄V0を表示し、カーソル図柄Kを挑戦者図柄V1・挑戦者図柄V2・挑戦者図柄V3・挑戦者図柄V1・・・の順序で循環的に移動表示するものであり、図7の(b)〜(d)に示すように、カーソル図柄Kの移動表示を挑戦者図柄V1と挑戦者図柄V2と挑戦者図柄V3のいずれかで停止することに基づいて挑戦者を選択する内容のものである。キャラクタ対戦映像は挑戦者図柄V1〜挑戦者図柄V3のうちカーソル図柄Kで選択されたものが対戦者図柄Voとジャンケンをする展開のものであり、図7の(e)〜(j)に示すように、対戦者図柄Voが挑戦者図柄V1〜挑戦者図柄V3のうちカーソル図柄Kで選択されたものに勝つ継続の結末および負ける非継続の結末のいずれかで終了する。復活待ち映像はキャラクタ対戦映像が非継続の結末で終了した直後に表示されるものである。この復活待ち映像は、図7の(k)に示すように、対戦者図柄Voが蹲る映像からなるものであり、図7の(l)に示すように、対戦者図柄Voが立上がったときには継続の結末となり、図7の(m)に示すように、対戦者図柄Voが立上がらなかったときには非継続の結末となる。
図6は演出映像の表示タイミングおよび結末のそれぞれを示すものであり、小当り遊技Aでは1回目の小当りラウンドおよび2回目の小当りラウンド相互間のインターバル期間ITに1回目のキャラクタ選択映像の表示タイミングが設定され、2回目の小当りラウンド中に1回目のキャラクタ対戦映像の表示タイミングが設定されており、1回目のキャラクタ対戦映像は継続の結末で終了する。この小当り遊技Aでは6回目の小当りラウンドおよび7回目の小当りラウンド相互間のインターバル期間ITに2回目のキャラクタ選択映像の表示タイミングが設定され、7回目の小当りラウンド中に2回目のキャラクタ対戦映像の表示タイミングが設定されており、2回目のキャラクタ対戦映像も継続の結末で終了する。小当り遊技Bでは1回目の小当りラウンドおよび2回目の小当りラウンド相互間のインターバル期間ITに1回目のキャラクタ選択映像の表示タイミングが設定され、2回目の小当りラウンドから15回目の小当りラウンドにかけて1回目のキャラクタ対戦映像の表示タイミングが設定されており、1回目のキャラクタ対戦映像は非継続の結末で終了する。小当り遊技Cでは1回目の小当りラウンドおよび2回目の小当りラウンド相互間のインターバル期間ITに1回目のキャラクタ選択映像の表示タイミングが設定され、2回目の小当りラウンド中に1回目のキャラクタ対戦映像の表示タイミングが設定されており、1回目のキャラクタ対戦映像は継続の結末で終了する。この小当り遊技Cでは6回目の小当りラウンドおよび7回目の小当りラウンド相互間のインターバル期間ITに2回目のキャラクタ選択映像の表示タイミングが設定され、7回目の小当りラウンドから15回目の小当りラウンドにかけて2回目のキャラクタ対戦映像の表示タイミングが設定されており、2回目のキャラクタ対戦映像は非継続の結末で終了する。
小当り遊技Aでは実際の2回目の小当りラウンドで1回目のキャラクタ対戦映像が発生し、実際の7回目の小当りラウンドで2回目のキャラクタ対戦映像が発生し、1回目のキャラクタ対戦映像および2回目のキャラクタ対戦映像のそれぞれが継続の結末で終了することから小当りラウンドが再開されることが報知される。小当り遊技Bでは擬似的な2回目の小当りラウンドで1回目のキャラクタ対戦映像が発生し、1回目のキャラクタ対戦映像が非継続の結末で終了することから小当りラウンドが再開されないことが報知される。小当り遊技Cでは実際の2回目の小当りラウンドで1回目のキャラクタ対戦映像が発生し、1回目のキャラクタ対戦映像が継続の結末で終了することから小当りラウンドが再開されることが報知される。この小当りラウンドCでは擬似的な7回目の小当りラウンドで2回目のキャラクタ対戦映像が発生し、2回目のキャラクタ対戦映像が非継続の結末で終了することから小当りラウンドが再開されないことが報知される。
図8のメイン制御回路70はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、CPU71とROM72とRAM73を有している。このメイン制御回路70のROM72には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU71はRAM73をワークエリアとしてROM72の制御プログラムおよび制御データのそれぞれに基づいて制御動作を実行する。センサ回路74は始動口センサ25からの始動信号とカウントセンサ56からのカウント信号と大当りセンサ58からの大当り信号と外れセンサ59からの外れ信号のそれぞれをメイン制御回路70に出力するものであり、メイン制御回路70はセンサ回路74を介して大当り信号を検出することに基づいて制御コマンドを設定し、センサ回路74を介して始動信号およびカウント信号のそれぞれを検出することに基づいて賞球コマンドを設定する。
ソレノイド回路75は羽根板ソレノイド53を通断電するものであり、メイン制御回路70はソレノイド回路75を駆動制御することに基づいて可変入賞装置30の両可変入賞口55のそれぞれを開閉操作する。LED回路76は大当り表示器62に大当り図柄および外れ図柄のそれぞれを表示するものであり、メイン制御回路70はLED回路76を駆動制御することに基づいて大当り表示器62の表示内容を制御する。LED回路77は保留表示器63に保留回数を表示するものであり、メイン制御回路70はLED回路77を駆動制御することに基づいて保留表示器63の表示内容を制御する。モータ回路78はロータモータ46を一定方向へ一定速度で常に回転操作するものであり、メイン制御回路70はモータ回路78を駆動制御することに基づいて可変入賞装置30のロータ44を回転開始する。
払出制御回路80は賞品球の払出動作を制御するものであり、CPUとROMとRAMを有している。この払出制御回路80のROMには制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてROMの制御プログラムおよび制御データのそれぞれに基づいて賞品球の払出動作を実行する。この払出制御回路80はメイン制御回路70から賞球コマンドの設定結果が送信されるものであり、賞球コマンドの設定結果を受信することに基づいて駆動信号を設定する。モータ回路81は払出制御回路80から駆動信号の設定結果が与えられるものであり、払出制御回路80から駆動信号の設定結果が与えられることに基づいて払出モータ82を駆動する。この払出モータ82は遊技球を上皿5内に賞品球として払出す賞球払出装置の駆動源に相当するものであり、上皿5内には払出モータ82が駆動することに基づいて賞球コマンドに応じた設定個数の賞品球が払出される。
演出制御回路90はメイン制御回路70から制御コマンドの設定結果が送信されるものであり、CPU91とROM92とRAM93を有している。この演出制御回路90のROM92には制御プログラムおよび制御データが記録されており、CPU91は制御コマンドの設定結果を受信したときにはRAM93をワークエリアとしてROM92の制御プログラムおよび制御データのそれぞれに基づいて演出制御コマンドを設定する。表示制御回路100は演出制御回路90から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この表示制御回路100は演出制御コマンドの設定結果を受信することに基づいて図柄表示器61に演出制御コマンドの受信結果に応じた演出映像を表示するものであり、VDPとVROMとVRAMを有している。VROMは演出映像を表示するための複数のビデオデータが予め記録されたものであり、VDPはVROMから検出したビデオデータをVRAMに展開し、図柄表示器61にR・G・Bの各信号を出力することで演出映像をカラーで表示する。
音制御回路110は演出制御回路90から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この音制御回路110は演出制御コマンドの設定結果を受信することに基づいて両スピーカ14のそれぞれから音声を出力するものであり、音声ICと音声ROMと音声RAMとDACとオーディオアンプとボリュームを有している。音声ICは両スピーカ14のそれぞれから音声を出力するための音声信号を生成するものであり、音声ROMには音信号を生成するための音声データが予め記録されている。音声RAMは音声ICが音声ROMから検出した音声データを展開するためのワークメモリとして使用されるものであり、DACは音声ICから出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換するものである。オーディオアンプはDACから出力されるデジタル信号を増幅して両スピーカ14のそれぞれに出力するものであり、ボリュームはオーディオアンプから出力されるアナログ信号のレベルを調整するものである。電飾制御回路120は演出制御回路90から演出制御コマンドの設定結果が送信されるものである。この電飾制御回路120は演出制御コマンドの設定結果を受信することに基づいて複数の電飾LED17のそれぞれを点滅するための電飾信号を設定し、複数の電飾LED17のそれぞれを電飾信号の設定結果に基づいて点滅させる。
図9はメイン制御回路70から演出制御回路90に送信される制御コマンドの一覧を示すものである。これら各制御コマンドは2バイトで構成されたものであり、各制御コマンドの1バイト目はMODEデータ(コマンドの分類)であり、各制御コマンドの2バイト目はEXTデータ(コマンドの種類)である。制御コマンド8010(h)は特別大当り遊技を開始することを演出制御回路90に通知する特別大当り遊技開始コマンドであり、制御コマンド8011(h)は特別大当り遊技を停止することを演出制御回路90に通知する特別大当り遊技停止コマンドである。制御コマンド8012(h)は小当り遊技Aを実行する小当りAが判定されたことを演出制御回路90に通知する小当りコマンドAであり、制御コマンド8013(h)は小当り遊技Bを実行する小当りBが判定されたことを演出制御回路90に通知する小当りコマンドBであり、制御コマンド8014(h)は小当り遊技Cを実行する小当りCが判定されたことを演出制御回路90に通知する小当りコマンドCである。
制御コマンドA0XX(h)は小当りラウンドを開始することを演出制御回路90に通知するラウンド開始コマンドであり、今回の小当りラウンドが何回目であるかを演出制御回路90に通知するEXTデータを含んでいる。制御コマンドA100(h)は今回の小当りラウンドで7個の遊技球が可変入賞装置30に入賞した時点で演出制御回路90に送信される7個入賞コマンドであり、演出制御回路90は図柄表示器61にキャラクタ対戦映像を表示しているときには7個入賞コマンドを受信することに基づいてキャラクタ対戦映像の結末を表示する。
制御コマンドA2XX(h)は小当りラウンドを停止することを演出制御回路90に通知するラウンド停止コマンドであり、今回の小当りラウンドが何回目であるかを演出制御回路90に通知するEXTデータを含んでいる。制御コマンドB0XX(h)は小当りラウンド相互間のインターバル期間を開始することを演出制御回路90に通知するインターバル開始コマンドであり、今回のインターバル期間が何回目であるかを演出制御回路90に通知するEXTデータを含んでいる。制御コマンドB1XX(h)は小当りラウンド相互間のインターバル期間を停止することを演出制御回路90に通知するインターバル停止コマンドであり、今回のインターバル期間が何回目であるかを演出制御回路90に通知するEXTデータを含んでいる。
図10はメイン制御回路70が更新するランダムカウンタの一覧を示している。ランダムカウンタMR1は特別大当りであるか否かを判定するために使用される特別大当り判定用のものであり、「0」〜「316」の範囲で循環的に更新される。ランダムカウンタMR2は特別図柄を「A」「B」「C」のうちから選択するために使用される特別図柄選択用のものであり、「0」〜「49」の範囲内で循環的に更新される。
メイン制御回路70のROM72には特別大当り判定テーブルが予め記録されている。この特別大当り判定テーブルは特別大当りであるか否かをランダムカウンタMR1に基づいて判定するための制御データであり、特別大当り判定テーブルには、図11に示すように、ランダムカウンタMR1「7」に対して特別大当りの判定結果が割付けられ、ランダムカウンタMR1「7」を除く残りのそれぞれの値に対して外れの判定結果が割付けられている。このメイン制御回路70のROM72には特別図柄テーブルが予め記録されている。この特別図柄テーブルは外れの判定時にランダムカウンタMR2に基づいて特別図柄を選択するためのものであり、特別図柄テーブルには、図12に示すように、特別図柄「A」に対してランダムカウンタMR2「0〜29」が割付けられ、特別図柄「B」に対してランダムカウンタMR2「30〜39」が割付けられ、特別図柄「C」に対してランダムカウンタMR2「40〜49」が割付けられている。
メイン制御回路70のRAM73には、図13に示すように、制御データ格納領域140が設定されている。この制御データ格納領域140は遊技を行うために必要な各種のデータを格納する領域であり、保留データ格納部141と特別図柄格納部142とフラグ格納部143とタイマ格納部144とカウンタ格納部145を有している。保留データ格納部141は特別大当り判定用のランダムカウンタMR1の取得結果が格納される領域であり、遊技球が始動口24内に入賞したときにはランダムカウンタMR1の計測値が取得され、ランダムカウンタMR1の取得結果が保留データ格納部141に記録される。この保留データ格納部141は最大で4個のランダムカウンタMR1の取得結果が記録されるものであり、ランダムカウンタMR1の取得結果は取得順序の古さを特定する保留番号「1」「2」「3」「4」のいずれかと共に保留データ格納部141に格納される。特別図柄格納部142は特別図柄の設定結果が記録される領域であり、例えば特別図柄「A」が設定されたときには特別図柄格納部142に特別図柄「A」が記録される。
フラグ格納部143は始動信号フラグと特図プロセスフラグと大当りフラグと特別大当りフラグと特別大当り遊技プロセスフラグと始動遊技フラグと始動遊技プロセスフラグと小当りフラグAと小当り遊技プロセスフラグAと小当りフラグBと小当り遊技プロセスフラグBと小当りフラグCと小当り遊技プロセスフラグCと開放フラグのそれぞれが記録される領域である。始動信号フラグは遊技球が始動口24内に入賞したか否かを示すものであり、遊技球が始動口24内に入賞することに基づいてオン状態にセットされる。特図プロセスフラグは図26の特別図柄プロセス処理でステップS71の特別大当り判定処理〜ステップS75のウエイト処理のいずれの処理を択一的に実行するかを指定するものである。
大当りフラグは特別大当りが判定されたか否かを示すものであり、特別大当りが判定されることに基づいてオン状態にセットされる。特別大当りフラグは特別大当り遊技が実行されているか否かを示すものであり、特別大当り遊技が開始されるときにオン状態にセットされる。特別大当り遊技プロセスフラグは図32の特別図柄大当り遊技処理でステップS131の特別大当り遊技準備処理とステップS132の特別大当りラウンド開始処理とステップS133の特別大当りラウンド停止処理とステップS134のインターバル開始処理とステップS135のインターバル停止処理のいずれを択一的に実行するかを指定するものである。
始動遊技フラグは始動遊技が実行されているか否かを示すものであり、始動遊技が開始されることに基づいてオン状態にセットされる。始動遊技プロセスフラグは図38の始動遊技処理でステップS191の始動遊技開始処理とステップS192の始動遊技停止処理とステップS193の入賞待ち処理のいずれを択一的に実行するかを指定するものである。小当りフラグAは小当り遊技Aが実行されているか否かを示すものであり、小当り遊技Aが開始されるときにオン状態にセットされる。小当り遊技プロセスフラグAは図42のステップS251の小当り遊技準備処理AとステップS252の小当りラウンド開始処理AとステップS253の小当りラウンド停止処理AとステップS254のインターバル開始処理AとステップS255のインターバル停止処理Aのいずれを択一的に実行するかを指定するものである。
小当りフラグBは小当り遊技Bが実行されているか否かを示すものであり、小当り遊技Bが開始されるときにオン状態にセットされる。小当り遊技プロセスフラグBは図52のステップS341の小当り遊技準備処理BとステップS342の小当りラウンド開始処理BとステップS343の小当りラウンド停止処理B1とステップS344の小当りラウンド停止処理B2とステップS345の小当りラウンド停止処理B3とステップS346のインターバル開始処理BとステップS347のインターバル停止処理Bのいずれを択一的に実行するかを指定するものである。小当りフラグCは小当り遊技Cが実行されているか否かを示すものであり、小当り遊技Cが開始されるときにオン状態にセットされる。小当り遊技プロセスフラグCは図60のステップS401の小当り遊技準備処理CとステップS402の小当りラウンド開始処理CとステップS403の小当りラウンド停止処理C1とステップS404の小当りラウンド停止処理C2とステップS405の小当りラウンド停止処理C3とステップS406のインターバル開始処理CとステップS407のインターバル停止処理Cのいずれを択一的に実行するかを指定するものである。開放フラグは可変入賞装置30が開放されているか否かを示すものであり、可変入賞装置30が開放されることに基づいてオン状態にセットされる。
タイマ格納部144は開放タイマMT1とウエイトタイマMT2とインターバルタイマMT3と入賞待ちタイマMT4が格納される領域である。開放タイマMT1は特別大当りラウンドでの可変入賞装置30の開放時間または始動遊技での可変入賞装置30の開放時間または小当りラウンドでの可変入賞装置30の開放時間が初期値としてセットされるものであり、開放タイマMT1が初期値から一定の時間間隔で定期的に減算されることで可変入賞装置30の残り開放時間が計測される。ウエイトタイマMT2はウエイト時間が初期値としてセットされるものであり、ウエイトタイマMT2が初期値から一定の時間間隔で定期的に減算されることでウエイト期間の残り時間が計測される。インターバルタイマMT3はインターバル時間が初期値としてセットされるものであり、インターバルタイマMT3が初期値から一定の時間間隔で定期的に減算されることでインターバル期間の残り時間が計測される。入賞待ちタイマMT4は入賞待ち時間が初期値としてセットされるものであり、入賞待ちタイマMT4が初期値から一定の時間間隔で定期的に減算されることで残り入賞待ち時間が計測される。
カウンタ格納部145はランダムカウンタMR1とランダムカウンタMR2とラウンドカウンタMN1と入賞カウンタMN2と開放カウンタMN3とインターバルカウンタMN4と累積カウンタMN5が格納される領域である。ラウンドカウンタMN1は今回の特別大当り遊技での特別大当りラウンドの継続回数および今回の小当り遊技での小当りラウンドの継続回数のそれぞれを計測するものであり、入賞カウンタMN2は今回の特別大当りラウンドおよび今回の小当りラウンドのそれぞれで可変入賞装置30内に入賞した遊技球の入賞個数を計測するものである。開放カウンタMN3は今回の特別大当りラウンドおよび今回の小当りラウンドのそれぞれで可変入賞装置30が開放操作された開放回数を計測するものであり、インターバルカウンタMN4は今回の特別大当り遊技でのインターバル期間の発生回数および今回の小当り遊技でのインターバル期間の発生回数のそれぞれを計測するものである。累積カウンタMN5は可変入賞装置30内に入賞した遊技球の個数を複数の小当りラウンドに跨って計測するものであり、小当りBの判定時および小当りCの判定時のそれぞれで使用される。
図14は演出制御回路90が更新するランダムカウンタの一覧を示している。ランダムカウンタSR1はキャラクタ選択映像の種類を選択するためのものであり、「0〜249」の範囲内で循環的に更新される。ランダムカウンタSR2は復活演出の映像を発生させるか否かを抽選するためのものであり、「0〜162」の範囲内で循環的に更新される。この演出制御回路90のROM92には、図15に示すように、復活演出テーブルが予め記録されている。この復活演出テーブルはランダムカウンタSR2に基づいて復活演出を発生させるか否かを判定するためのものであり、ランダムカウンタSR2「0〜15」のそれぞれには復活演出を発生させることが設定され、ランダムカウンタSR2「16〜162」のそれぞれには復活演出を発生させないことが設定されている。
演出制御回路90のROM92には、図16に示すように、小当り遊技用のビデオデータテーブル1が予め記録されている。このビデオデータテーブル1はビデオデータ番号#VS1〜#VS3のそれぞれにランダムカウンタSR1を割付けたものであり、小当り遊技でキャラクタ選択映像を発生させるときにはビデオデータ番号#VS1〜#VS3のうちからランダムカウンタSR1に応じたものが選択される。表示制御回路100のVROMには、図16に示すように、ビデオデータVS1〜VS3が予め記録されている。ビデオデータVS1はカーソル図柄Kによって挑戦者図柄V1が選択される映像を表示するものであり、ビデオデータVS2はカーソル図柄Kによって挑戦者図柄V2が選択される映像を表示するものであり、ビデオデータVS3はカーソル図柄Kによって挑戦者図柄V3が選択される映像を表示するものであり、ビデオデータVS1〜VS3のうちビデオデータ番号の選択結果に応じたものがインターバル期間中に再生されることでキャラクタ選択映像が図柄表示器61に表示される。
演出制御回路90のROM92には、図17に示すように、小当り遊技用のビデオデータテーブル2が予め記録されている。このビデオデータテーブル2はビデオデータ番号#VV1〜#VV3のそれぞれにキャラクタ選択映像用のビデオデータ番号を割付けたものであり、小当り遊技でキャラクタ対戦映像を発生させるときにはビデオデータ番号#VV1〜#VV3のうちからキャラクタ選択映像用のビデオデータ番号の選択結果に応じたものが選択される。表示制御回路100のVROMには、図17に示すように、ビデオデータVV1〜VV3が予め記録されている。ビデオデータVV1は挑戦者図柄V1が対戦者図柄Voとジャンケンをしようとしている映像を表示するものであり、ビデオデータVV2は挑戦者図柄V2が対戦者図柄Voとジャンケンをしようとしている映像を表示するものであり、ビデオデータVV3は挑戦者図柄V3が対戦者図柄Voとジャンケンをしようとしている映像を表示するものであり、ビデオデータVV1〜VV3のうちビデオデータ番号の選択結果に応じたものが小当りラウンド中に再生されることでキャラクタ選択映像に整合するキャラクタ対戦映像が図柄表示器61に表示される。
演出制御回路90のROM92には、図18に示すように、結末データテーブル1が予め記録されている。この結末データテーブル1はキャラクタ対戦映像用のビデオデータ番号#VV1〜#VV3のそれぞれに小当りコマンドの種類と小当りラウンドの継続回数と結末データ番号のそれぞれを割付けたものであり、復活演出の非設定時にキャラクタ対戦映像の結末を表示するときには結末データ番号#DW1〜#DW3および結末データ番号#DL1〜#DL3のうちからキャラクタ対戦映像用のビデオデータ番号の選択結果と小当りコマンドの種類と小当りラウンドの継続回数の3者に応じたものが選択される。演出制御回路90のROM92には、図19に示すように、結末データテーブル2が予め記録されている。この結末データテーブル2はキャラクタ対戦映像用のビデオデータ番号#VV1〜#VV3のそれぞれに結末データ番号を割付けたものであり、復活演出の設定時にキャラクタ対戦映像の結末を表示するときには結末データ番号#DL1〜#DL3のうちからキャラクタ対戦映像用のビデオデータ番号の選択結果に応じたものが選択される。
表示制御回路100のVROMには、図18に示すように、結末データDW1〜DW3および結末データDL1〜DL3が予め記録されている。結末データDW1は対戦者図柄Voが挑戦者図柄V1にジャンケンで勝った映像を表示するものであり、結末データDW2は対戦者図柄Voが挑戦者図柄V2にジャンケンで勝った映像を表示するものであり、結末データDW3は対戦者図柄Voが挑戦者図柄V3にジャンケンで勝った映像を表示するものである。結末データDL1は対戦者図柄Voが挑戦者図柄V1にジャンケンで負けた映像を表示するものであり、結末データDL2は対戦者図柄Voが挑戦者図柄V2にジャンケンで負けた映像を表示するものであり、結末データDL3は対戦者図柄Voが挑戦者図柄V3にジャンケンで負けた映像を表示するものであり、キャラクタ対戦映像の結末はビデオデータとは別個に結末データを再生することで図柄表示器61に表示される。
演出制御回路90のRAM93には、図20に示すように、演出制御データ格納領域150が設定されており、演出制御データ格納領域150にはコマンド格納部151とフラグ格納部152とカウンタ格納部153が設定されている。コマンド格納部151はメイン制御回路70から送信される特別大当り遊技開始コマンドと特別大当り遊技停止コマンドと小当りコマンドAと小当りコマンドBと小当りコマンドCとラウンド開始コマンドと7個入賞コマンドとラウンド停止コマンドとインターバル開始コマンドとインターバル停止コマンドのそれぞれが記録される領域であり、カウンタ格納部153はランダムカウンタSR1およびランダムカウンタSR2が記録される領域である。
フラグ格納部152は特別大当り演出開始フラグと特別大当り演出停止フラグと小当り演出フラグAと小当り演出フラグBと小当り演出フラグCと7個入賞フラグと復活演出フラグとキャラクタ対戦フラグとキャラクタ対戦フラグ1とキャラクタ対戦フラグ2のそれぞれが記録される領域である。特別大当り演出開始フラグは特別大当り遊技が始まったか否かを示すものであり、特別大当り遊技が始まることに基づいてオン状態にセットされる。特別大当り演出停止フラグは特別大当り遊技が終了したか否かを示すものであり、特別大当り遊技が終了することに基づいてオン状態にセットされる。
小当り演出フラグAは小当り遊技Aが始まったか否かを示すものであり、小当り遊技Aが始まることに基づいてオン状態にセットされる。小当り演出フラグBは小当り遊技Bが始まったか否かを示すものであり、小当り遊技Bが始まることに基づいてオン状態にセットされる。小当り演出フラグCは小当り遊技Cが始まったか否かを示すものであり、小当り遊技Cが始まることに基づいてオン状態にセットされる。7個入賞フラグは7個入賞コマンドを受信したか否かを示すものであり、7個入賞コマンドを受信することに基づいてオン状態にセットされる。復活演出フラグは復活演出を発生させることが判定されているか否かを示すものであり、復活演出を発生させることが判定されることに基づいてオン状態にセットされる。キャラクタ対戦フラグとキャラクタ対戦フラグ1とキャラクタ対戦フラグ2のそれぞれはキャラクタ対戦映像が表示されているか否かを示すものであり、キャラクタ対戦映像が表示開始されることに基づいてオン状態にセットされる。
[1]メイン処理
図21はメイン制御回路70のCPU71が電源投入に基づいて実行するメイン処理を示すものであり、CPU71は電源が投入されたときにはステップS1でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS2でRAM73の保留データ格納部141と特別図柄格納部142とフラグ格納部143とタイマ格納部144とカウンタ格納部145のそれぞれを初期設定し、ステップS3で4msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を初期設定し、ステップS4でロータモータ46を駆動することに基づいて可変入賞装置30のロータ44を一定方向へ一定速度で回転開始する。このロータ44はステップS4で回転開始された後には継続的に回転するものである。
[2]タイマ割込み処理
図22はCPU71がタイマ割込みの発生する4msec毎に実行するタイマ割込み処理を示すものであり、CPU71はステップS11の入力処理とステップS12のカウンタ更新処理とステップS13のデータ取得処理を順に実行し、ステップS14へ移行する。ここでフラグ格納部143から特別大当りフラグの記録結果と始動遊技フラグの記録結果と小当りフラグAの記録結果と小当りフラグBの記録結果と小当りフラグCの記録結果のそれぞれを検出し、特別大当りフラグの検出結果〜小当りフラグCの検出結果のそれぞれがオフ状態にリセットされているか否かを判断する。これら特別大当りフラグ〜小当りフラグCのそれぞれは図21のステップS2でオフ状態にリセットされるものである。
CPU71は図22のステップS14で特別大当りフラグの検出結果〜小当りフラグCの検出結果の全てがオフ状態にリセットされていることを判断したときにはステップS15の特別図柄プロセス処理へ移行し、特別大当りフラグの検出結果〜小当りフラグCの検出結果の少なくとも1つがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS16へ移行する。ここで特別大当りフラグの検出結果がオン状態にセットされているか否かを判断し、特別大当りフラグの検出結果がオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS17の特別大当り遊技処理へ移行する。
CPU71はステップS16で特別大当りフラグの検出結果がオフ状態にリセットされていることを判断すると、ステップS18で始動遊技フラグの検出結果がオン状態にセットされているか否かを判断する。ここで始動遊技フラグの検出結果がオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS19の始動遊技処理へ移行し、始動遊技フラグの検出結果がオフ状態にリセットされていることを判断したときにはステップS20へ移行する。
CPU71はステップS20へ移行すると、小当りフラグAの検出結果がオン状態にセットされているか否かを判断する。ここで小当りフラグAの検出結果がオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS21の小当り遊技処理Aへ移行し、小当りフラグAの検出結果がオフ状態にリセットされていることを判断したときにはステップS22へ移行する。
CPU71はステップS22へ移行すると、小当りフラグBの検出結果がオン状態にセットされているか否かを判断する。ここで小当りフラグBの検出結果がオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS23の小当り遊技処理Bへ移行し、小当りフラグBの検出結果がオフ状態にリセットされていることを判断したときにはステップS24へ移行する。このステップS24で小当りフラグCの検出結果がオン状態にセットされているか否かを判断し、小当りフラグCの検出結果がオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS25の小当り遊技処理Cへ移行する。
[2−1]入力処理
図23はステップS11の入力処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS31でセンサ回路74からの始動信号の有無を判断する。ここで始動信号がないことを判断したときにはステップS32でフラグ格納部143の始動信号フラグをオフ状態にリセットし、始動信号があることを判断したときにはステップS33でフラグ格納部143の始動信号フラグをオン状態にセットする。
[2−2]カウンタ更新処理2
図24はステップS12のカウンタ更新処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS41でカウンタ格納部145のランダムカウンタMR1を単位値「1」だけ更新し、ステップS42でカウンタ格納部145のランダムカウンタMR2を単位値「1」だけ更新する。ランダムカウンタMR1は特別大当り判定用のものであり、図10に示すように、初期値「0」から上限値「316」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。ランダムカウンタMR2は特別図柄選択用のものであり、初期値「0」から上限値「49」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に加算される。
[2−3]データ取得処理
図25はステップS13のデータ取得処理の詳細を示すものであり、CPU71はステップS51でフラグ格納部143の始動信号フラグの設定状態を判断する。例えば遊技球が始動口24内に入賞したときにはステップS11の入力処理でフラグ格納部143の始動信号フラグがオン状態にセットされている。この場合にはCPU51は図25のステップS51でフラグ格納部143の始動信号フラグがオン状態にセットされていることを判断し、ステップS52でカウンタ格納部145からランダムカウンタMR1の計測値を取得する。そして、ステップS53へ移行し、保留番号1の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。
CPU71はステップS53で保留番号1の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断すると、ステップS54でランダムカウンタMR1の取得結果を保留番号1の保留データ格納部141に記録する。そして、ステップS55で保留表示器63に保留数として「1」を表示し、ステップS65でフラグ格納部143の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU71はステップS53で保留番号1の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS56で保留番号2の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS57へ移行し、ランダムカウンタMR1の取得結果を保留番号2の保留データ格納部141に記録する。そして、ステップS58で保留表示器63に保留数として「2」を表示し、ステップS65でフラグ格納部143の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU71はステップS56で保留番号2の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS59で保留番号3の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS60へ移行し、ランダムカウンタMR1の取得結果を保留番号3の保留データ格納部141に記録する。そして、ステップS61で保留表示器63に保留数として「3」を表示し、ステップS65でフラグ格納部143の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU71はステップS59で保留番号3の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS62で保留番号4の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS63へ移行し、ランダムカウンタMR1の取得結果を保留番号4の保留データ格納部141に記録する。そして、ステップS64で保留表示器63に保留数として「3」を表示し、ステップS65でフラグ格納部143の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
CPU71はステップS62で保留番号4の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS66でランダムカウンタMR1の取得結果をクリアし、ステップS65でフラグ格納部143の始動信号フラグをオフ状態にリセットする。
[2−4]特別図柄プロセス処理
図26はステップS14の特別図柄プロセス処理の詳細を示すものである。この特別図柄プロセス処理はステップS71の特別大当り判定処理とステップS72の変動開始処理とステップS73の変動処理とステップS74の変動停止処理とステップS75のウエイト処理を有するものであり、ステップS71の特別大当り判定処理〜ステップS75のウエイト処理はフラグ格納部143の特図プロセスフラグの設定状態に応じて択一的に行われる。
[2−4−1]特別大当り判定処理
図27はステップS71の特別大当り判定処理の詳細を示すものである。この特別大当り判定処理はフラグ格納部143の特図プロセスフラグが「0」に設定されているときに実行されるものであり、フラグ格納部143の特図プロセスフラグは図21のステップS2の初期設定処理で「0」に初期設定される。
CPU71は図27のステップS81で保留番号1の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号1の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断したときにはステップS82へ移行し、保留番号1の保留データ格納部141からランダムカウンタMR1の取得結果を検出する。
CPU71はステップS82で保留番号1の保留データ格納部141からランダムカウンタMR1の取得結果を検出すると、ステップS83でROM72から図11の特別大当り判定テーブルを検出し、特別大当り判定テーブルからランダムカウンタMR1の検出結果に応じた判定結果を選択する。ここで特別大当りの判定結果を選択したときにはステップS84へ移行し、フラグ格納部143の大当りフラグをオン状態にセットする。そして、ステップS89へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「1」をセットする。例えばランダムカウンタMR1の検出結果が「7」であるときには特別大当り判定テーブルから特別大当りの判定結果が選択され、フラグ格納部143の大当りフラグがオン状態にセットされる。
CPU71はステップS83で特別大当り判定テーブルから外れの判定結果を選択すると、ステップS85でフラグ格納部143の大当りフラグをオフ状態にリセットし、ステップS86でカウンタ格納部145からランダムカウンタMR2の計測結果を取得する。そして、ステップS87でROM72から図12の特別図柄テーブルを選択し、特別図柄テーブルからランダムカウンタMR2の取得結果に応じた特別図柄を選択する。次にステップS88で特別図柄の選択結果を特別図柄格納部142に記録し、ステップS89でフラグ格納部143の特図プロセスフラグに「1」をセットする。
[2−4−2]変動開始処理
図28はステップS72の変動開始処理の詳細を示すものである。この変動開始処理はフラグ格納部143の特図プロセスフラグが「1」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS91でタイマ格納部144の変動時間タイマMT1に初期値(例えば2.0秒)をセットする。この初期値はROM72に予め記録されたものであり、CPU71はステップS91で変動時間タイマMT1を初期設定したときにはステップS92へ移行する。
CPU71はステップS92へ移行すると、保留番号1の保留データ格納部141に記録されているランダムカウンタMR1の取得結果をクリアする。そして、ステップS93へ移行し、保留番号2の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号2の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS99へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「2」をセットする。
CPU71はステップS93で保留番号2の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS94で保留番号2の保留データ格納部141に記録されているランダムカウンタMR1を保留番号1の保留データ格納部141にシフトする。そして、ステップS95へ移行し、保留番号3の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号3の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS99へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「2」をセットする。
CPU71はステップS95で保留番号3の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS96で保留番号3の保留データ格納部141に記録されているランダムカウンタMR1を保留番号2の保留データ格納部141にシフトする。そして、ステップS97へ移行し、保留番号4の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されているか否かを判断する。ここで保留番号4の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていないことを判断したときにはステップS99へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「2」をセットする。
CPU71はステップS97で保留番号4の保留データ格納部141にランダムカウンタMR1の取得結果が記録されていることを判断すると、ステップS98で保留番号4の保留データ格納部141に記録されているランダムカウンタMR1を保留番号3の保留データ格納部141にシフトする。そして、ステップS99へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「2」をセットする。
[2−4−3]変動処理
図29はステップS73の変動処理の詳細を示すものである。この変動処理は特図プロセスフラグが「2」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS101で大当り表示器62のLEDを点滅制御することに基づいて大当り表示器62に大当り図柄「○」および外れ図柄「×」を交互に表示し、ステップS102でタイマ格納部144の変動時間タイマMT1の計測値からROM72に予め記録された単位値ΔTを減算することに基づいて変動表示の残り時間を更新する。そして、ステップS103へ移行し、タイマ格納部144の変動時間タイマMT1の減算結果を「0」と比較する。ここで「MT1=0」を検出したときには変動表示の終了を判断し、ステップS104でフラグ格納部143の特図プロセスフラグに「3」をセットする。
[2−4−4]変動停止処理
図30はステップS74の変動停止処理の詳細を示すものである。この変動停止処理は特図プロセスフラグが「3」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS111でフラグ格納部143の大当りフラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部143の大当りフラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS112へ移行し、大当り表示器62の変動表示を大当り図柄「○」で停止させる。また、フラグ格納部143の大当りフラグがオフ状態にリセットされていることを判断したときにはステップS113へ移行し、大当り表示器62の変動表示を外れ図柄「×」で停止させる。
CPU71はステップS112またはステップS113で大当り表示器62の変動表示を終えると、ステップS114でROM72に予め記録されたウエイト時間の初期値(例えば2.0秒)をタイマ格納部144のウエイトタイマMT2にセットし、ステップS115でフラグ格納部143の特図プロセスフラグに「4」をセットする。
[2−4−5]ウエイト処理
図31はステップS75のウエイト処理の詳細を示すものである。このウエイト処理は特図プロセスフラグが「4」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS121でタイマ格納部144のウエイトタイマMT2の計測値からROM72に予め記録された単位値ΔTを減算することで残りウエイト時間を更新する。そして、ステップS122でタイマ格納部144のウエイトタイマMT2の減算結果を「0」と比較し、「MT2=0」であることを判断したときにはステップS123へ移行する。
CPU71はステップS123へ移行すると、フラグ格納部143の大当りフラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部143の大当りフラグがオフ状態にリセットされていることを判断したときにはステップS124へ移行し、フラグ格納部143の始動遊技フラグをオン状態にセットする。そして、ステップS127へ移行し、フラグ格納部143の特図プロセスフラグに「0」をセットする。
CPU71はステップS123でフラグ格納部143の大当りフラグがオン状態にセットされていることを判断すると、ステップS125でフラグ格納部143の特別大当りフラグをオン状態にセットする。そして、ステップS126でフラグ格納部143の大当りフラグをオフ状態にリセットし、ステップS127でフラグ格納部143の特図プロセスフラグに「0」をセットする。
[2−5]特別大当り遊技処理
図32はステップS17の特別大当り遊技処理の詳細を示すものである。この特別大当り遊技処理はフラグ格納部143の特別大当りフラグがオン状態にセットされることに基づいて開始されるものであり、ステップS131の特別大当り遊技準備処理とステップS132の特別大当りラウンド開始処理とステップS133の特別大当りラウンド停止処理とステップS134のインターバル開始処理とステップS135のインターバル停止処理を有している。これらステップS131の特別大当り遊技準備処理〜ステップS135のインターバル停止処理はフラグ格納部143の特別大当り遊技プロセスフラグの設定状態に応じて択一的に行われるものであり、フラグ格納部143の特別大当り遊技プロセスフラグは図21のステップS2で「0」に初期設定される。
[2−5−1]特別大当り遊技準備処理
図33はステップS131の特別大当り遊技準備処理の詳細を示すものである。この特別大当り遊技準備処理はフラグ格納部143の特別大当り遊技プロセスフラグが「0」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS141でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1を「0」にリセットする。そして、ステップS142でカウンタ格納部145のインターバルカウンタMN4を「0」にリセットし、ステップS143で演出制御回路90に特別大当り遊技開始コマンドを送信し、ステップS144でフラグ格納部143の特別大当り遊技プロセスフラグに「1」をセットする。
[2−5−2]特別大当りラウンド開始処理
図34はステップS132の特別大当りラウンド開始処理の詳細を示すものである。この特別大当りラウンド開始処理はフラグ格納部143の特別大当り遊技プロセスフラグが「1」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS151でカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2に初期値「10」をセットし、ステップS152でタイマ格納部144の開放タイマMT1に初期値「30秒」をセットする。これら両初期値のそれぞれはROM72に予め記録されたものであり、CPU71はステップS152でタイマ格納部144の開放タイマMT1を初期設定したときにはステップS153へ移行する。
CPU71はステップS153へ移行すると、羽根板ソレノイド53を通電する。そして、ステップS154でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1に「1」を加算し、ステップS155でフラグ格納部143の特別大当り遊技プロセスフラグに「2」をセットする。この羽根板ソレノイド53の通電状態では可変入賞装置30の両可変入賞口55のそれぞれが開放され、遊技球が両可変入賞口55のそれぞれを通して可変入賞装置30内に入賞することが許容される。
[2−5−3]特別大当りラウンド停止処理
図35はステップS133の特別大当りラウンド停止処理の詳細を示すものである。この特別大当りラウンド停止処理はフラグ格納部143の特別大当り遊技プロセスフラグが「2」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS160でタイマ格納部144の開放タイマMT1の計測値からROM72に予め記録された単位値ΔTを減算することで今回の特別大当りラウンドの残り時間を更新する。そして、ステップS161でタイマ格納部144の開放タイマMT1の減算結果をROM72に予め記録された開放限度時間「0」と比較し、「MT1=0」であることを判断したときにはステップS165で羽根板ソレノイド53を断電することに基づいて可変入賞装置30の両可変入賞口55のそれぞれを閉鎖する。
CPU71はステップS161で「MT1>0」であることを判断すると、ステップS162でセンサ回路74からカウント信号が出力されているか否かを判断する。例えば遊技球が可変入賞装置30内に入賞したときにはCPU71はステップS162でカウント信号が出力されていることを判断し、ステップS163でカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2の計測値からROM72に予め記録された単位値「1」を減算する。そして、ステップS164でカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2の減算結果をROM72に予め記録された入賞限度個数「0」と比較する。ここで「MN2=0」であることを判断したときにはステップS165へ移行し、羽根板ソレノイド53を断電することに基づいて可変入賞装置30の両可変入賞口55のそれぞれを閉鎖する。即ち、各回の特別大当りラウンドは可変入賞装置30の開放時間が開放限度時間「30秒」に到達または遊技球の可変入賞装置30に対する入賞個数が入賞限度個数「10個」に到達することに基づいて終了する。
CPU71はステップS165で可変入賞装置30を閉鎖すると、ステップS166でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1の計測値をROM72に予め記録された継続限度回数「16」と比較する。ここで「MN1<16」を判断したときにはステップS167へ移行し、フラグ格納部143の特別大当り遊技プロセスフラグに「3」をセットする。この継続限度回数「16」は特別大当り遊技の終了条件に相当するものであり、CPU71は16回目の特別大当りラウンドを終えたときにはステップS166で「MN1=16」であることを判断する。この場合にはステップS168でフラグ格納部143の特別大当り遊技フラグをオフ状態にリセットし、ステップS169で演出制御回路90に特別大当り遊技停止コマンドを送信し、ステップS170でフラグ格納部143の特別大当り遊技プロセスフラグに「0」をセットする。
[2−5−4]インターバル開始処理
図36はステップS134のインターバル開始処理の詳細を示すものである。このインターバル開始処理はフラグ格納部143の特別大当り遊技プロセスフラグが「3」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS171でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3に初期値「5秒」をセットする。この初期値はROM72に予め記録されたものであり、CPU71はステップS171でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3を初期設定したときにはステップS172へ移行する。ここでカウンタ格納部145のインターバルカウンタMN4にROM72に予め記録された単位値「1」を加算し、ステップS173でフラグ格納部143の特別大当り遊技プロセスフラグに「4」をセットする。
[2−5−5]インターバル停止処理
図37はステップS135のインターバル停止処理の詳細を示すものである。このインターバル停止処理はフラグ格納部143の特別大当り遊技プロセスフラグが「4」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS181でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3の計測値から単位値ΔTを減算することで今回のインターバル期間の残り時間を更新する。そして、ステップS182でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3の減算結果をROM72に予め記録されたインターバル限度時間「0」と比較し、「MT3=0」であることを判断したときにはステップS183でフラグ格納部143の特別大当り遊技プロセスフラグに「1」をセットする。即ち、特別大当り遊技フラグがオン状態にセットされているときにはステップS131の特別大当り遊技準備処理が最初に行われ、ステップS132の特別大当りラウンド開始処理とステップS133の特別大当りラウンド停止処理とステップS134のインターバル開始処理とステップS135のインターバル停止処理が繰返されることに基づいて16回の特別大当りラウンドがインターバル期間を挟んで実行される。
[2−6]始動遊技処理
図38はステップS19の始動遊技処理の詳細を示すものである。この始動遊技処理はフラグ格納部143の始動遊技フラグがオン状態にセットされることに基づいて開始されるものであり、ステップS191の始動遊技開始処理とステップS192の始動遊技停止処理とステップS193の入賞待ち処理を有している。これらステップS191の始動遊技開始処理〜ステップS193の入賞待ち処理はフラグ格納部143の始動遊技プロセスフラグの設定状態に応じて択一的に行われるものであり、フラグ格納部143の始動遊技プロセスフラグは図21のステップS2で「0」に初期設定される。
[2−6−1]始動遊技開始処理
図39はステップS191の始動遊技開始処理の詳細を示すものである。この始動遊技開始処理はフラグ格納部143の始動遊技プロセスフラグが「0」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS201でタイマ格納部144の開放タイマMT1に初期値「0.8秒」をセットし、ステップS202でタイマ格納部144の入賞待ちタイマMT4に初期値「5秒」をセットする。これら両初期値のそれぞれはROM72に予め記録されたものであり、CPU71はステップS202でタイマ格納部144の入賞待ちタイマMT4を初期設定したときにはステップS203へ移行する。
CPU71はステップS203へ移行すると、羽根板ソレノイド53を通電する。そして、ステップS204へ移行し、フラグ格納部143の始動遊技プロセスフラグに「1」をセットする。この羽根板ソレノイド53の通電状態では可変入賞装置30の両可変入賞口55のそれぞれが開放され、遊技球が両可変入賞口55のそれぞれを通して可変入賞装置30内に入賞することが許容される。
[2−6−2]始動遊技停止処理
図40はステップS192の始動遊技停止処理の詳細を示すものである。この始動遊技停止処理はフラグ格納部143の始動遊技プロセスフラグが「1」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS211でタイマ格納部144の開放タイマMT1の計測値から単位値ΔTを減算することで始動遊技の残り時間を更新し、ステップS212でタイマ格納部144の入賞待ちタイマMT4の計測値から単位値ΔTを減算することで残り入賞待ち時間を更新する。そして、ステップS213でタイマ格納部144の開放タイマMT1の減算結果を開放限度時間「0」と比較し、「MT1>0」であることを判断したときにはステップS214へ移行する。
CPU71はステップS214へ移行すると、センサ回路74から大当り信号が出力されているか否かを判断する。例えばタイマ格納部144の開放タイマMT1が「0」に減算される前に遊技球が可変入賞装置30の大当り孔49内に落下したときにはCPU71はステップS214でセンサ回路74から大当り信号が出力されていることを判断し、ステップS215で特別図柄格納部142から特別図柄の記録結果を検出する。そして、ステップS216へ移行し、特別図柄の検出結果が「A」であるか否かを判断する。
CPU71はステップS216で特別図柄の検出結果が「A」であることを判断すると、ステップS217へ移行する。ここでフラグ格納部143の小当りフラグAをオン状態にセットし、ステップS222で特別図柄格納部142から特別図柄の記録結果をクリアする。CPU71はステップS216で特別図柄の検出結果が「A」ではないことを判断すると、ステップS218で特別図柄の検出結果が「B」であるか否かを判断する。ここで特別図柄の検出結果が「B」であることを判断したときにはステップS219へ移行し、フラグ格納部143の小当りフラグBをオン状態にセットする。そして、ステップS222へ移行し、特別図柄格納部142から特別図柄の記録結果をクリアする。CPU71はステップS218で特別図柄の検出結果が「B」ではないことを判断すると、ステップS220で特別図柄の検出結果が「C」であるか否かを判断する。ここで特別図柄の検出結果が「C」であることを判断したときにはステップS221へ移行し、フラグ格納部143の小当りフラグCをオン状態にセットする。そして、ステップS222へ移行し、特別図柄格納部142から特別図柄の記録結果をクリアする。
CPU71はステップS213でタイマ格納部144の開放タイマMT1が「0」に減算されたことを判断すると、ステップS223へ移行する。ここで羽根板ソレノイド53を断電することに基づいて可変入賞装置30を閉鎖し、ステップS224でフラグ格納部143の始動遊技プロセスフラグに「2」をセットする。即ち、始動遊技では遊技球が大当り孔49内に落下したか否かに拘らず可変入賞装置30が始動遊技時間だけ開放状態に保持される。
[2−6−3]入賞待ち処理
図41はステップS193の入賞待ち処理の詳細を示すものである。この入賞待ち処理はフラグ格納部143の始動遊技プロセスフラグが「2」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS231でタイマ格納部144の入賞待ちタイマMT4の計測値から単位値ΔTを減算することで残り入賞待ち時間を更新する。そして、ステップS232でタイマ格納部144の入賞待ちタイマMT4の減算結果をROM72に予め記録された入賞待ち限度時間「0」と比較し、「MT4>0」であることを判断したときにはステップS233へ移行する。
CPU71はステップS233へ移行すると、センサ回路74から大当り信号が出力されているか否かを判断する。例えば可変入賞装置30の開放時に可変入賞装置30内に入賞した遊技球が可変入賞装置30の閉鎖後に大当り孔49内に落下したときにはCPU71はステップS233でセンサ回路74から大当り信号が出力されていることを判断し、ステップS234で特別図柄格納部142から特別図柄の記録結果を検出する。そして、ステップS235へ移行し、特別図柄の検出結果が「A」であるか否かを判断する。
CPU71はステップS235で特別図柄の検出結果が「A」であることを判断すると、ステップS236でフラグ格納部143の小当りフラグAをオン状態にセットする。そして、ステップS241でフラグ格納部143の始動遊技フラグをオフ状態にリセットし、ステップS242で特別図柄格納部142から特別図柄の記録結果をクリアし、ステップS243でフラグ格納部143の始動遊技プロセスフラグに「0」をセットする。
CPU71はステップS235で特別図柄の検出結果が「A」ではないことを判断すると、ステップS237で特別図柄の検出結果が「B」であるか否かを判断する。ここで特別図柄の検出結果が「B」であることを判断したときにはステップS238へ移行し、フラグ格納部143の小当りフラグBをオン状態にセットする。そして、ステップS241でフラグ格納部143の始動遊技フラグをオフ状態にリセットし、ステップS242で特別図柄格納部142から特別図柄の記録結果をクリアし、ステップS243でフラグ格納部143の始動遊技プロセスフラグに「0」をセットする。
CPU71はステップS237で特別図柄の検出結果が「B」ではないことを判断すると、ステップS239で特別図柄の検出結果が「C」であるか否かを判断する。例えば始動遊技停止処理でフラグ格納部143の小当りフラグAと小当りフラグBと小当りフラグCのいずれかがオン状態にセットされているときには特別図柄格納部142から特別図柄の記録結果をクリアされている。この場合には特別図柄の検出結果が「C」ではないことを判断する。即ち、始動遊技停止処理の実行中に遊技球が大当り孔49内に落下しているときには入賞待ち処理で遊技球が大当り孔49内に落下したことが無効化される。
CPU71はステップS239で特別図柄の検出結果が「C」であることを判断すると、ステップS240でフラグ格納部143の小当りフラグCをオン状態にセットする。そして、ステップS241でフラグ格納部143の始動遊技フラグをオフ状態にリセットし、ステップS242で特別図柄格納部142から特別図柄の記録結果をクリアし、ステップS243でフラグ格納部143の始動遊技プロセスフラグに「0」をセットする。
CPU71はタイマ格納部144の入賞待ちタイマMT4が「0」に減算されたにも拘らず大当り信号が検出されないときにはステップS232からステップS241へ移行し、フラグ格納部143の始動遊技フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS242で特別図柄格納部142から特別図柄の記録結果をクリアし、ステップS243でフラグ格納部143の始動遊技プロセスフラグに「0」をセットする。
[2−7]小当り遊技処理A
図42はステップS21の小当り遊技処理Aの詳細を示すものである。この小当り遊技処理Aはフラグ格納部143の小当りフラグAがオン状態にセットされることに基づいて開始されるものであり、ステップS251の小当り遊技準備処理AとステップS252の小当りラウンド開始処理AとステップS253の小当りラウンド停止処理AとステップS254のインターバル開始処理AとステップS255のインターバル停止処理Aを有している。これらステップS251の小当り遊技準備処理A〜ステップS255のインターバル停止処理Aはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグAの設定状態に応じて択一的に行われるものであり、フラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグAは図21のステップS2で「0」に初期設定される。
[2−7−1]小当り遊技準備処理A
図43はステップS251の小当り遊技準備処理Aの詳細を示すものである。この小当り遊技準備処理Aはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグAが「0」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS261でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1を「0」にリセットする。そして、ステップS262でカウンタ格納部145のインターバルカウンタMN4を「0」にリセットし、ステップS263で演出制御回路90に小当りコマンドAを送信し、ステップS264でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグAに「1」をセットする。
[2−7−2]小当りラウンド開始処理A
図44はステップS252の小当りラウンド開始処理Aの詳細を示すものである。この小当りラウンド開始処理Aはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグAが「1」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS271でカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2に初期値「10」をセットし、ステップS272でタイマ格納部144の開放タイマMT1に初期値「1秒」をセットする。これら両初期値のそれぞれはROM72に予め記録されたものであり、CPU71はステップS272でタイマ格納部144の開放タイマMT1を初期設定したときにはステップS273へ移行する。
CPU71はステップS273へ移行すると、羽根板ソレノイド53を通電することに基づいて可変入賞装置30を開放する。そして、ステップS274でフラグ格納部143の開放フラグをオン状態にセットすることに基づいて可変入賞装置30が開放されたことを記録し、ステップS275でカウンタ格納部145の開放カウンタMN3を「1」にセットし、ステップS276でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1に「1」を加算する。次にステップS277でラウンド開始コマンドを設定し、ステップS278で演出制御回路90にラウンド開始コマンドの設定結果を送信し、ステップS279でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグAに「2」をセットする。図45はラウンド開始コマンドおよびラウンドカウンタMN1相互間の関係を示すものである。このラウンド開始コマンドのEXTデータはラウンドカウンタMN1に応じて設定されるものであり、ラウンド開始コマンドは小当りラウンドの開始を通知する機能に加えて今回の小当りラウンドが何回目であるかを通知する機能を有している。
[2−7−3]小当りラウンド停止処理A
図46はステップS253の小当りラウンド停止処理Aの詳細を示すものである。この小当りラウンド停止処理Aはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグAが「2」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS281でフラグ格納部143の開放フラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部143の開放フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS282へ移行し、タイマ格納部144の開放タイマMT1から単位値ΔTを減算することで可変入賞装置30の残り開放時間を更新する。このフラグ格納部143の開放フラグは小当りラウンド開始処理Aでオン状態にセットされたものであり、小当りラウンド開始処理Aを終えた直後の小当りラウンド停止処理Aではフラグ格納部143の開放フラグがオン状態にセットされていることが判断される。
CPU71はステップS282でタイマ格納部144の開放タイマMT1を減算すると、ステップS283でタイマ格納部144の開放タイマMT1の減算結果をROM72に予め記録された開放限度時間「0」と比較する。ここで「MT1>0」であることを判断したときにはステップS284へ移行し、センサ回路74からカウント信号が出力されているか否かを判断する。例えばタイマ格納部144の開放タイマMT1が「0」に減算される前に遊技球が可変入賞装置30の検出エリア57内に進入したときにはCPU71はステップS284でセンサ回路74からカウント信号が出力されていることを判断し、ステップS285でカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2からROM72に予め記録された単位値「1」を減算する。
CPU71はステップS285でカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2を減算すると、ステップS286で入賞カウンタMN2の減算結果をROM72に予め記録されたコマンド送信判定値「3」と比較し、ステップS288で入賞カウンタMN2の減算結果をROM72に予め記録された入賞限度値「0」と比較する。例えば今回の小当りラウンドで可変入賞装置30に7個の遊技球が入賞したときにはカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2が「3」に減算されている。この場合にはCPU71はステップS286で「MN2=3」であることを判断し、ステップS287で演出制御回路90に7個入賞コマンドを送信する。
CPU71は可変入賞装置30が開放されてから「1秒」が経過すると、ステップS283でタイマ格納部144の開放タイマMT1が「0」に減算されていることを判断する。この場合にはステップS297で羽根板ソレノイド53を断電することに基づいて可変入賞装置30を閉鎖し、ステップS298でフラグ格納部143の開放フラグをオフ状態にリセットすることに基づいて可変入賞装置30が閉鎖されたことを記録する。そして、ステップS299へ移行し、カウンタ格納部145の開放カウンタMN3の計測値をROM72に予め記録された開放限度回数「18」と比較する。ここで「MN3<18」を判断したときにはステップS300へ移行し、ROM72に予め記録された初期値「0.5秒」をタイマ格納部144のウエイトタイマMT2にセットする。
CPU71は可変入賞装置30の閉鎖状態ではステップS281でフラグ格納部143の開放フラグがオフ状態にリセットされていることを判断し、ステップS301でタイマ格納部144のウエイトタイマMT2から単位値ΔTを減算する。そして、ステップS302でタイマ格納部144のウエイトタイマMT2の減算結果をROM72に予め記録された限度時間「0」と比較し、「MT2>0」を判断したときにはステップS307へ移行する。
CPU71はステップS307へ移行すると、センサ回路74からカウント信号が出力されているか否かを判断する。例えばタイマ格納部144の開放タイマMT1が「0」に減算される前に可変入賞装置30内に入賞した遊技球が「MT2>0」であるウエイト期間内に検出エリア57内に進入したときにはCPU71はステップS307でセンサ回路74からカウント信号が出力されていることを判断し、ステップS308でカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2から単位値「1」を減算する。そして、ステップS309で入賞カウンタMN2の減算結果をコマンド送信判定値「3」と比較し、ステップS311で入賞カウンタMN2の減算結果を入賞限度値「0」と比較する。例えば今回の小当りラウンドで可変入賞装置30に7個の遊技球が入賞したときにはCPU71はステップS309で「MN2=3」であることを判断し、ステップS310で演出制御回路90に7個入賞コマンドを送信する。
CPU71は可変入賞装置30が閉鎖されてから「0.5秒」が経過すると、ステップS302でタイマ格納部144のウエイトタイマMT2が「0」に減算されていることを判断する。この場合にはステップS303でタイマ格納部144の開放タイマMT1に初期値「1秒」をセットし、ステップS304で羽根板ソレノイド53を通電することに基づいて可変入賞装置30を再開放する。そして、ステップS305でフラグ格納部143の開放フラグをオン状態にセットし、ステップS306でカウンタ格納部145の開放カウンタMN3に単位値「1」を加算する。即ち、小当り遊技Aでは各回の小当りラウンドで可変入賞装置30を1秒間だけ開放した後に0.5秒間だけ閉鎖するサイクルが繰返され、可変入賞装置30の開放時および閉鎖時のそれぞれで可変入賞装置30に対する遊技球の入賞個数が計測される。
可変入賞装置30の開放回数が限度値「18」に到達する前に限度個数「10」の遊技球が可変入賞装置30内に入賞したときにはカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2が「0」に減算される。この場合にはCPU71はステップS286またはステップS311で「MN2=0」を判断し、ステップS289で羽根板ソレノイド53を断電することに基づいて可変入賞装置30を閉鎖する。可変入賞装置30内に限度個数「10」の遊技球が入賞する前に可変入賞装置30の開放回数が限度値「18」に到達したときにはカウンタ格納部145の開放カウンタMN3が「18」に加算される。この場合にはCPU71はステップS299で「MN3=18」を判断し、ステップS289で羽根板ソレノイド53を断電することに基づいて可変入賞装置30を閉鎖する。即ち、小当り遊技Aでは可変入賞装置30の開放回数が限度値「18」に到達または可変入賞装置30内に限度個数「10」の遊技球が入賞することに基づいて各回の小当りラウンドが停止する。
CPU71はステップS289で可変入賞装置30を閉鎖すると、ステップS290でフラグ格納部143の開放フラグをオフ状態にリセットし、ステップS291でラウンド停止コマンドを設定し、ステップS292で演出制御回路90にラウンド停止コマンドの設定結果を送信する。図47はラウンド停止コマンドおよびラウンドカウンタMN1相互間の関係を示すものである。このラウンド停止コマンドのEXTデータはラウンドカウンタMN1に応じて設定されるものであり、ラウンド停止コマンドは小当りラウンドの停止を通知する機能に加えて今回の小当りラウンドが何回目であるかを通知する機能を有している。
CPU71は図46のステップS292でラウンド停止コマンドを送信すると、ステップS293でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1の計測値をROM72に予め記録された遊技停止値「15」と比較する。ここで「MN1<15」を判断したときにはステップS294へ移行し、フラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグに「3」をセットする。この遊技停止値「15」は小当り遊技Aを終了するか否かを判断するための終了条件に相当するものであり、CPU71は15回目の小当りラウンドを停止したときにはステップS293で「MN1=15」を判断する。そして、ステップS295でフラグ格納部143の小当りフラグAをオフ状態にリセットし、ステップS296でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグAに「0」をセットする。
[2−7−4]インターバル開始処理A
図48はステップS254のインターバル開始処理Aの詳細を示すものである。このインターバル開始処理Aはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグAが「3」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS321でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3に初期値「5秒」をセットする。この初期値はROM72に予め記録されたものであり、CPU71はステップS321でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3を初期設定したときにはステップS322へ移行する。
CPU71はステップS322へ移行すると、カウンタ格納部145のインターバルカウンタMN4に単位値「1」を加算する。そして、ステップS323でインターバル開始コマンドを設定し、ステップS324で演出制御回路90にインターバル開始コマンドの設定結果を送信し、ステップS325でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグAに「4」をセットする。図49はインターバル開始コマンドおよびインターバルカウンタMN4相互間の関係を示すものである。このインターバル開始コマンドのEXTデータはインターバルカウンタMN4に応じて設定されるものであり、インターバル開始コマンドはインターバル期間の開始を通知する機能に加えて今回のインターバル期間が何回目であるかを通知する機能を有している。
[2−7−5]インターバル停止処理A
図50はステップS255のインターバル停止処理Aの詳細を示すものである。このインターバル停止処理Aはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグAが「4」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS331でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3の計測値から単位値ΔTを減算することで今回のインターバル期間の残り時間を更新する。そして、ステップS332でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3の減算結果をインターバル限度時間「0」と比較し、「MT3=0」であることを判断したときにはステップS333へ移行する。
CPU71はステップS333へ移行すると、インターバル停止コマンドを設定する。そして、ステップS334へ移行し、演出制御回路90にインターバル停止コマンドの設定結果を送信する。図51はインターバル停止コマンドおよびインターバルカウンタMN4相互間の関係を示すものである。このインターバル停止コマンドのEXTデータはインターバルカウンタMN4に応じて設定されるものであり、インターバル停止コマンドはインターバル期間の停止を通知する機能に加えて今回のインターバル期間が何回目であるかを通知する機能を有している。
CPU71は図50のステップS334でインターバル停止コマンドを送信すると、ステップS335でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグAに「1」をセットする。即ち、小当りフラグAがオン状態にセットされているときにはステップS251の小当り遊技準備処理Aが最初に行われ、ステップS252の小当りラウンド開始処理AとステップS253の小当りラウンド停止処理AとステップS254のインターバル開始処理AとステップS255のインターバル停止処理Aが繰返されることに基づいて15回の小当りラウンドがインターバル期間を挟んで実行される。これら各回の小当りラウンドは動作パターン1で行われるものであり、各回のインターバル期間は「5秒」に設定される。
[2−8]小当り遊技処理B
図52はステップS23の小当り遊技処理Bの詳細を示すものである。この小当り遊技処理Bはフラグ格納部143の小当りフラグBがオン状態にセットされることに基づいて開始されるものであり、ステップS341の小当り遊技準備処理BとステップS342の小当りラウンド開始処理BとステップS343の小当りラウンド停止処理B1とステップS344の小当りラウンド停止処理B2とステップS345の小当りラウンド停止処理B3とステップS346のインターバル開始処理BとステップS347のインターバル停止処理Bを有している。これらステップS341の小当り遊技準備処理B〜ステップS347のインターバル停止処理Bはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBの設定状態に応じて択一的に行われるものであり、フラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBは図21のステップS2で「0」に初期設定される。
[2−8−1]小当り遊技準備処理B
図53はステップS341の小当り遊技準備処理Bの詳細を示すものである。この小当り遊技準備処理Bはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBが「0」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS351でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1を「0」にリセットする。そして、ステップS352でカウンタ格納部145のインターバルカウンタMN4を「0」にリセットし、ステップS353でカウンタ格納部145の累積カウンタMN5を「7」にセットする。次にステップS354で演出制御回路90に小当りコマンドBを送信し、ステップS355でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBに「1」をセットする。
[2−8−2]小当りラウンド開始処理B
図54はステップS342の小当りラウンド開始処理Bの詳細を示すものである。この小当りラウンド開始処理Bはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBが「1」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS271でカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2に初期値「10」をセットし、ステップS272でタイマ格納部144の開放タイマMT1に初期値「1秒」をセットし、ステップS273へ移行する。
CPU71はステップS273へ移行すると、羽根板ソレノイド53を通電することに基づいて可変入賞装置30を開放する。そして、ステップS274でフラグ格納部143の開放フラグをオン状態にセットし、ステップS275でカウンタ格納部145の開放カウンタMN3を「1」にセットし、ステップS276でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1に「1」を加算する。次にステップS277でラウンドカウンタMN1の加算結果に応じてラウンド開始コマンドを設定し、ステップS278で演出制御回路90にラウンド開始コマンドの設定結果を送信する。
CPU71はステップS278でラウンド開始コマンドの設定結果を送信すると、ステップS361でラウンドカウンタMN1の加算結果を「1」と比較する。例えば1回目の小当りラウンドの開始時にはステップS361で「MN1=1」を判断してステップS362へ移行し、フラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBに「2」をセットする。即ち、1回目の小当りラウンドはステップS343の小当りラウンド停止処理B1に応じた内容で実行される。
CPU71はステップS361で「MN1=1」ではないことを判断すると、ステップS363でラウンドカウンタMN1の加算結果を「2」と比較する。例えば2回目の小当りラウンドの開始時にはステップS363で「MN1=2」を判断してステップS364へ移行し、フラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBに「3」をセットする。即ち、2回目の小当りラウンドはステップS344の小当りラウンド停止処理B2に応じた内容で実行される。
CPU71はステップS363で「MN1=2」ではないことを判断すると、ステップS365でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBに「4」をセットする。即ち、1回目の小当りラウンドおよび2回目の小当りラウンドの両者を除く残りの3回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのそれぞれはステップS345の小当りラウンド停止処理B3に応じた内容で実行される。
[2−8−3]小当りラウンド停止処理B1
図55はステップS343の小当りラウンド停止処理B1の詳細を示すものであり、ステップS343の小当りラウンド停止処理B1はフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBが「2」に設定される1回目の小当りラウンドで実行される。この小当りラウンド停止処理B1は、小当り遊技処理Aでの各回の小当りラウンドと同様に、可変入賞装置30を1秒間だけ開放した後に0.5秒間だけ閉鎖するサイクルを繰返すものであり、可変入賞装置30内に7個の遊技球が入賞したときには演出制御回路90に7個入賞コマンドが送信される。この小当りラウンド停止処理B1は可変入賞装置30の開放回数が限度値「18」に到達または可変入賞装置30内に限度個数「10」の遊技球が入賞することに基づいて終了するものであり、小当りラウンド停止処理B1の終了時にはステップS371でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBに「5」がセットされる。
[2−8−4]小当りラウンド停止処理B2
図56はステップS344の小当りラウンド停止処理B2の詳細を示すものであり、ステップS344の小当りラウンド停止処理B2はフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBが「3」に設定される2回目の小当りラウンドで実行される。この小当りラウンド停止処理B2は、小当り遊技処理Aでの各回の小当りラウンドと同様に、可変入賞装置30を1秒間だけ開放した後に0.5秒間だけ閉鎖するサイクルを繰返すものである。この小当りラウンド停止処理B2は可変入賞装置30の開放回数が限度値「5」に到達または可変入賞装置30内に限度個数「10」の遊技球が入賞することに基づいて終了するものであり、CPU71はステップS372でカウンタ格納部145の開放カウンタMN3の計測値が「5」であることを判断またはステップS288でカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2の計測値が「0」であることを判断したときにはステップS289で可変入賞装置30を閉鎖する。そして、ステップS290〜ステップS292を経てステップS371へ移行し、フラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBに「5」をセットする。
CPU71は可変入賞装置30内に遊技球が入球することに基づいてステップS285およびステップS308のいずれかで入賞カウンタMN2から単位値「1」を減算し、ステップS376およびステップS378のいずれかで累積カウンタMN5から単位値「1」を減算しており、今回の小当りラウンドで可変入賞装置30内に7個の遊技球が入賞したときにはステップS286およびステップS309のいずれかで入賞カウンタMN2が「3」に減算され、ステップS377およびステップS379のいずれかで累積カウンタMN5が「0」に減算され、ステップS287およびステップS310のいずれかで演出制御回路90に7個入賞コマンドが送信される。
[2−8−5]小当りラウンド停止処理B3
図57はステップS345の小当りラウンド停止処理B3の詳細を示すものである。この小当りラウンド停止処理B3はフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBが「4」に設定される3回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのそれぞれで実行されるものであり、小当りラウンド停止処理B3では可変入賞装置30が1秒間だけ開放される。この小当りラウンド停止処理B3は可変入賞装置30の開放回数が限度値「1」に到達または可変入賞装置30内に限度個数「10」の遊技球が入賞することに基づいて終了するものであり、CPU71はステップS373でカウンタ格納部145の開放カウンタMN3の計測値が「1」であることを判断またはステップS288でカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2の計測値が「0」であることを判断したときにはステップS289で可変入賞装置30を閉鎖する。そして、ステップS290〜ステップS292を経てステップS293へ移行し、カウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1の計測値を限度値「15」と比較する。ここで「MN1<15」であることを判断したときにはステップS371でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBに「5」をセットし、「MN1=15」であることを判断したときにはステップS374へ移行する。ここでフラグ格納部143の小当りフラグBをオフ状態にリセットし、ステップS375でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBに「0」をセットする。
CPU71は可変入賞装置30内に遊技球が入球することに基づいてステップS285で入賞カウンタMN2から単位値「1」を減算し、ステップS376で累積カウンタMN5から単位値「1」を減算している。発射ソレノイド9は打球槌10を「99回/分」の設定速度で駆動するものであり、打球槌10は遊技球を遊技領域22内に「99個/分(1.65個/秒)」の設定速度で発射する。従って、通常の遊技状態では3回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのそれぞれで限度個数「10」の遊技球が可変入賞装置30内に入賞することはなく、3回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのそれぞれで限度個数「10」の遊技球が可変入賞装置30内に入賞することに基づいて入賞カウンタMN2が入賞限度値「0」に減算されることはない。累積カウンタMN5は可変入賞装置30に対する遊技球の入賞個数を2回目の小当りラウンドの開始時を基準に累積的に計測するものであり、2回目の小当りラウンドの開始時を基準に2回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのいずれかで7個目の遊技球が可変入賞装置30内に入賞したときにはステップS377で累積カウンタMN5が「0」に減算され、ステップS287で演出制御回路90に7個入賞コマンドが送信される。
[2−8−6]インターバル開始処理B
図58はステップS346のインターバル開始処理Bの詳細を示すものである。このインターバル開始処理Bはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBが「5」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS381でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1の計測値を「1」と比較する。ここで「MN1=1」であることを判断したときにはステップS382へ移行し、タイマ格納部144のインターバルタイマMT3に初期値「5秒」をセットする。即ち、小当り遊技処理Bでは1回目の小当りラウンドおよび2回目の小当りラウンド相互間のインターバル期間が「5秒」に設定される。
CPU71はステップS381で「MN1=1」ではないことを判断すると、ステップS383でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3に初期値「0.5秒」をセットする。即ち、小当り遊技処理Bでは2回目の小当りラウンドおよび3回目の小当りラウンド相互間のインターバル期間〜14回目の小当りラウンドおよび15回目の小当りラウンド相互間のインターバル期間のそれぞれが「0.5秒」に設定される。
CPU71はステップS382またはステップS383でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3を初期設定すると、ステップS384でカウンタ格納部145のインターバルカウンタMN4に単位値「1」を加算する。そして、ステップS385でカウンタ格納部145のインターバルカウンタMN4の加算結果に応じてインターバル開始コマンドを設定し、ステップS386で演出制御回路90にインターバル開始コマンドの設定結果を送信し、ステップS387でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBに「6」をセットする。
[2−8−7]インターバル停止処理B
図59はステップS347のインターバル停止処理Bの詳細を示すものである。このインターバル停止処理Bはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBが「6」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS391でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3の計測値から単位値ΔTを減算することで今回のインターバル期間の残り時間を更新する。そして、ステップS392でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3の減算結果をインターバル限度時間「0」と比較し、「MT3=0」であることを判断したときにはステップS393へ移行する。
CPU71はステップS393へ移行すると、カウンタ格納部145のインターバルカウンタMN4の計測値に応じてインターバル停止コマンドを設定する。そして、ステップS394で演出制御回路90にインターバル停止コマンドの設定結果を送信し、ステップS395でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグBに「1」をセットする。
小当りフラグBがオン状態にセットされているときにはステップS341の小当り遊技準備処理Bが最初に行われ、ステップS342の小当りラウンド開始処理BとステップS343の小当りラウンド停止処理B1とステップS346のインターバル開始処理BとステップS347のインターバル停止処理Bが実行される(動作パターン1)。そして、ステップS342の小当りラウンド開始処理BとステップS344の小当りラウンド停止処理B2とステップS346のインターバル開始処理BとステップS347のインターバル停止処理Bが実行され(動作パターン2)、ステップS342の小当りラウンド開始処理BとステップS345の小当りラウンド停止処理B3とステップS346のインターバル開始処理BとステップS347のインターバル停止処理Bが繰返される(動作パターン4)。
[2−9]小当り遊技処理C
図60はステップS25の小当り遊技処理Cの詳細を示すものである。この小当り遊技処理Cはフラグ格納部143の小当りフラグCがオン状態にセットされることに基づいて開始されるものであり、ステップS401の小当り遊技準備処理CとステップS402の小当りラウンド開始処理CとステップS403の小当りラウンド停止処理C1とステップS404の小当りラウンド停止処理C2とステップS405の小当りラウンド停止処理C3とステップS406のインターバル開始処理CとステップS407のインターバル停止処理Cを有している。これらステップS401の小当り遊技準備処理C〜ステップS407のインターバル停止処理Cはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCの設定状態に応じて択一的に行われるものであり、フラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCは図21のステップS2で「0」に初期設定される。
[2−9−1]小当り遊技準備処理C
図61はステップS401の小当り遊技準備処理Cの詳細を示すものである。この小当り遊技準備処理Cはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCが「0」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS411でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1を「0」にリセットする。そして、ステップS412でカウンタ格納部145のインターバルカウンタMN4を「0」にリセットし、ステップS413でカウンタ格納部145の累積カウンタMN5を「7」にセットする。次にステップS414で演出制御回路90に小当りコマンドCを送信し、ステップS415でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCに「1」をセットする。
[2−9−2]小当りラウンド開始処理C
図62はステップS402の小当りラウンド開始処理Cの詳細を示すものである。この小当りラウンド開始処理Cはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCが「1」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS271でカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2に初期値「10」をセットし、ステップS272でタイマ格納部144の開放タイマMT1に初期値「1秒」をセットし、ステップS273へ移行する。
CPU71はステップS273へ移行すると、羽根板ソレノイド53を通電することに基づいて可変入賞装置30を開放する。そして、ステップS274でフラグ格納部143の開放フラグをオン状態にセットし、ステップS275でカウンタ格納部145の開放カウンタMN3を「1」にセットし、ステップS276でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1に「1」を加算する。次にステップS277でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1の加算結果に応じてラウンド開始コマンドを設定し、ステップS278で演出制御回路90にラウンド開始コマンドの設定結果を送信する。
CPU71はステップS278でラウンド開始コマンドの設定結果を送信すると、ステップS421でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1の加算結果を「1」「2」「3」「4」「5」「6」のそれぞれと比較する。例えば1回目の小当りラウンドの開始時〜6回目の小当りラウンドの開始時のそれぞれにはカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1の加算結果が「1」〜「6」のいずれかであることを判断してステップS422へ移行し、フラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCに「2」をセットする。即ち、1回目の小当りラウンド〜6回目の小当りラウンドのそれぞれはステップS403の小当りラウンド停止処理C1に応じた内容で実行される。
CPU71はステップS421でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1の加算結果が「1」〜「6」のいずれでもないことを判断すると、ステップS423でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1の加算結果を「7」と比較する。例えば7回目の小当りラウンドの開始時にはステップS423で「MN1=7」を判断してステップS424へ移行し、フラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCに「3」をセットする。即ち、7回目の小当りラウンドはステップS404の小当りラウンド停止処理C2に応じた内容で実行される。
CPU71はステップS423で「MN1=7」ではないことを判断すると、ステップS425でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCに「4」をセットする。即ち、1回目の小当りラウンド〜7回目の小当りラウンドを除く残りの8回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのそれぞれはステップS405の小当りラウンド停止処理C3に応じた内容で実行される。
[2−9−3]小当りラウンド停止処理C1
図63はステップS403の小当りラウンド停止処理C1の詳細を示すものであり、ステップS403の小当りラウンド停止処理C1はフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCが「2」に設定される1回目の小当りラウンド〜6回目の小当りラウンドのそれぞれで実行される。この小当りラウンド停止処理C1は、小当り遊技処理Aでの各回の小当りラウンドと同様に、可変入賞装置30を1秒間だけ開放した後に0.5秒間だけ閉鎖するサイクルを繰返すものであり、可変入賞装置30内に7個の遊技球が入賞したときには演出制御回路90に7個入賞コマンドが送信される。この小当りラウンド停止処理C1は可変入賞装置30の開放回数が限度値「18」に到達または可変入賞装置30内に限度個数「10」の遊技球が入賞することに基づいて終了するものであり、小当りラウンド停止処理C1の終了時にはステップS431でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCに「5」がセットされる。
[2−9−4]小当りラウンド停止処理C2
図64はステップS404の小当りラウンド停止処理C2の詳細を示すものであり、ステップS404の小当りラウンド停止処理C2はフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCが「3」に設定される7回目の小当りラウンドで実行される。この小当りラウンド停止処理C2は、小当り遊技処理Aでの各回の小当りラウンドと同様に、可変入賞装置30を1秒間だけ開放した後に0.5秒間だけ閉鎖するサイクルを繰返すものである。この小当りラウンド停止処理C2は可変入賞装置30の開放回数が限度値「10」に到達または可変入賞装置30内に限度個数「10」の遊技球が入賞することに基づいて終了するものであり、CPU71はステップS432でカウンタ格納部145の開放カウンタMN3の計測値が「10」であることを判断またはステップS288でカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2の計測値が「0」であることを判断したときにはステップS289で可変入賞装置30を閉鎖する。そして、ステップS290〜ステップS292を経てステップS431へ移行し、フラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCに「5」をセットする。
CPU71は可変入賞装置30内に遊技球が入球することに基づいてステップS285およびステップS308のいずれかで入賞カウンタMN2から単位値「1」を減算し、ステップS436およびステップS438のいずれかで累積カウンタMN5から単位値「1」を減算しており、今回の小当りラウンドで可変入賞装置30内に7個の遊技球が入賞したときにはステップS286およびステップS309のいずれかで入賞カウンタMN2が「3」に減算され、ステップS437およびステップS439のいずれかで累積カウンタMN5が「0」に減算され、ステップS287およびステップS310のいずれかで演出制御回路90に7個入賞コマンドが送信される。
[2−9−5]小当りラウンド停止処理C3
図65はステップS405の小当りラウンド停止処理C3の詳細を示すものである。この小当りラウンド停止処理C3はフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCが「4」に設定される8回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのそれぞれで実行されるものであり、小当りラウンド停止処理C3では可変入賞装置30が1秒間だけ開放される。この小当りラウンド停止処理C3は可変入賞装置30の開放回数が限度値「1」に到達または可変入賞装置30内に限度個数「10」の遊技球が入賞することに基づいて終了するものであり、CPU71はステップS433でカウンタ格納部145の開放カウンタMN3の計測値が「1」であることを判断またはステップS288でカウンタ格納部145の入賞カウンタMN2の計測値が「0」であることを判断したときにはステップS289で可変入賞装置30を閉鎖する。そして、ステップS290〜ステップS292を経てステップS293へ移行し、カウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1の計測値を限度値「15」と比較する。ここで「MN1<15」であることを判断したときにはステップS431でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCに「5」をセットし、「MN1=15」であることを判断したときにはステップS434へ移行する。ここでフラグ格納部143の小当りフラグCをオフ状態にリセットし、ステップS435でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCに「0」をセットする。
CPU71は可変入賞装置30内に遊技球が入球することに基づいてステップS285で入賞カウンタMN2から単位値「1」を減算し、ステップS436で累積カウンタMN5から単位値「1」を減算している。入賞カウンタMN2は8回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのそれぞれが開始されるときに小当りラウンド開始処理Cで「10」にセットされるものであり、8回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのそれぞれで入賞限度値「0」に減算されることはない。累積カウンタMN5は可変入賞装置30に対する遊技球の入賞個数を7回目の小当りラウンドの開始時を基準に累積的に計測するものであり、7回目の小当りラウンドの開始時を基準に8回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのいずれかで7個目の遊技球が可変入賞装置30内に入賞したときにはステップS437で累積カウンタMN5が「0」に減算され、ステップS287で演出制御回路90に7個入賞コマンドが送信される。
[2−9−6]インターバル開始処理C
図66はステップS406のインターバル開始処理Cの詳細を示すものである。このインターバル開始処理Cはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCが「5」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS441でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1の計測値を「1」「2」「3」「4」「5」「6」のそれぞれと比較する。ここでカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1の計測値が「1」〜「6」のいずれかと同一であることを判断したときにはステップS442へ移行し、タイマ格納部144のインターバルタイマMT3に初期値「5秒」をセットする。即ち、小当り遊技処理Bでは1回目の小当りラウンドおよび2回目の小当りラウンド相互間のインターバル期間〜6回目の小当りラウンドおよび7回目の小当りラウンド相互間のインターバル期間のそれぞれが「5秒」に設定される。
CPU71はステップS441でカウンタ格納部145のラウンドカウンタMN1の計測値が「1」〜「6」のいずれとも相違していることを判断すると、ステップS443でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3に初期値「0.5秒」をセットする。即ち、小当り遊技処理Cでは7回目の小当りラウンドおよび8回目の小当りラウンド相互間のインターバル期間〜14回目の小当りラウンドおよび15回目の小当りラウンド相互間のインターバル期間のそれぞれが「0.5秒」に設定される。
CPU71はステップS442またはステップS443でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3を初期設定すると、ステップS444でカウンタ格納部145のインターバルカウンタMN4に単位値「1」を加算する。そして、ステップS445でカウンタ格納部145のインターバルカウンタMN4の加算結果に応じてインターバル開始コマンドを設定し、ステップS446で演出制御回路90にインターバル開始コマンドの設定結果を送信し、ステップS447でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCに「6」をセットする。
[2−9−7]インターバル停止処理C
図67はステップS407のインターバル停止処理Cの詳細を示すものである。このインターバル停止処理Cはフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCが「6」に設定されているときに実行されるものであり、CPU71はステップS451でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3の計測値から単位値ΔTを減算することで今回のインターバル期間の残り時間を更新する。そして、ステップS452でタイマ格納部144のインターバルタイマMT3の減算結果をインターバル限度時間「0」と比較し、「MT3=0」であることを判断したときにはステップS453へ移行する。
CPU71はステップS453へ移行すると、カウンタ格納部145のインターバルカウンタMN4の計測値に応じてインターバル停止コマンドを設定する。そして、ステップS454で演出制御回路90にインターバル停止コマンドの設定結果を送信し、ステップS455でフラグ格納部143の小当り遊技プロセスフラグCに「1」をセットする。
小当りフラグCがオン状態にセットされているときにはステップS401の小当り遊技準備処理Cが最初に行われ、ステップS402の小当りラウンド開始処理CとステップS403の小当りラウンド停止処理C1とステップS406のインターバル開始処理CとステップS407のインターバル停止処理Cが繰返される(動作パターン1)。そして、ステップS402の小当りラウンド開始処理CとステップS404の小当りラウンド停止処理C2とステップS406のインターバル開始処理CとステップS407のインターバル停止処理Cが実行され(動作パターン3)、ステップS402の小当りラウンド開始処理CとステップS405の小当りラウンド停止処理C3とステップS406のインターバル開始処理CとステップS407のインターバル停止処理Cが繰返される(動作パターン4)。
[11]メイン処理
図68は演出制御回路90のCPU91が電源投入に基づいて実行するメイン処理を示すものであり、CPU91は電源が投入されたときにはステップS501でレジスタおよびPIO(パラレル入出力ポート)のそれぞれを初期設定する。そして、ステップS502でRAM93のコマンド格納部151とフラグ格納部152とカウンタ格納部153のそれぞれを初期設定し、ステップS503で表示制御回路100のフレーム周波数に同期する10msec毎にタイマ割込みが発生するようにCTC(カウンタ/タイマ)を設定する。
CPU71はステップS503でCTCを初期設定すると、ステップS504のカウンタ更新処理を繰返す。このカウンタ更新処理はカウンタ格納部153のランダムカウンタSR1およびランダムカウンタSR2のそれぞれを単位値「1」だけ更新するものであり、図14に示すように、ランダムカウンタSR1は初期値「0」から上限値「249」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新され、ランダムカウンタSR2は初期値「0」から上限値「162」に加算された後に初期値「0」に戻して循環的に更新される。
[12]外部割込み処理
メイン制御回路70から特別大当り遊技開始コマンドと特別大当り遊技停止コマンドと小当りコマンドAと小当りコマンドBと小当りコマンドCとラウンド開始コマンドとラウンド停止コマンドと7個入賞コマンドとラウンド停止コマンドとインターバル開始コマンドとインターバル停止コマンドのそれぞれが送信されたときにはCPU91で外部割込みが発生する。この外部割込みはタイマ割込みとは別に発生するものであり、CPU91は外部割込みが発生することに基づいて割込み禁止状態になる。この外部割込みが発生したときにはCPU91は特別大当り遊技開始コマンド〜インターバル停止コマンドのそれぞれを受信コマンドバッファに格納し、割込み禁止状態を解除する。
[13]タイマ割込み処理
図69はCPU91がタイマ割込みの発生する10msec毎に実行するタイマ割込み処理を示すものであり、CPU91はタイマ割込みが発生する毎にステップS511のコマンド解析処理とステップS512の特別大当り遊技演出処理とステップS513の小当り遊技演出処理を当該順序で実行する。
[13−1]コマンド解析処理
図70はステップS511のコマンド解析処理の詳細を示すものであり、CPU91はステップS521で受信コマンドバッファをチェックし、受信コマンドバッファに特別大当り遊技開始コマンド〜インターバル停止コマンドのいずれかが記録されているか否かを判断する。ここで受信コマンドバッファに特別大当り遊技開始コマンド〜インターバル停止コマンドのいずれかが記録されていることを判断したときにはステップS522へ移行し、受信コマンドバッファから特別大当り遊技開始コマンド〜インターバル停止コマンドのうち1つの制御コマンドを検出する。
CPU91はステップS522で受信コマンドバッファから制御コマンドを検出すると、ステップS523で制御コマンドの検出結果を特別大当り遊技開始コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が特別大当り遊技開始コマンドであることを判断したときにはステップS524へ移行し、フラグ格納部152の特別大当り演出開始フラグをオン状態にセットする。
CPU91はステップS523で制御コマンドの検出結果が特別大当り遊技開始コマンドではないことを判断すると、ステップS525で制御コマンドの検出結果を特別大当り遊技停止コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が特別大当り遊技停止コマンドであることを判断したときにはステップS526へ移行し、フラグ格納部152の特別大当り演出停止フラグをオン状態にセットする。
CPU91はステップS525で制御コマンドの検出結果が特別大当り遊技停止コマンドではないことを判断すると、ステップS527で制御コマンドの検出結果を小当りコマンドAと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が小当りコマンドAであることを判断したときにはステップS528へ移行し、フラグ格納部152の小当り演出フラグAをオン状態にセットする。
CPU91はステップS527で制御コマンドの検出結果が小当りコマンドAではないことを判断すると、ステップS529で制御コマンドの検出結果を小当りコマンドBと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が小当りコマンドBであることを判断したときにはステップS530へ移行し、フラグ格納部152の小当り演出フラグBをオン状態にセットする。
CPU91はステップS529で制御コマンドの検出結果が小当りコマンドBではないことを判断すると、ステップS531で制御コマンドの検出結果を小当りコマンドCと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が小当りコマンドCであることを判断したときにはステップS532へ移行し、フラグ格納部152の小当り演出フラグCをオン状態にセットする。
CPU91はステップS531で制御コマンドの検出結果が小当りコマンドCではないことを判断すると、ステップS533で制御コマンドの検出結果をラウンド開始コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果がラウンド開始コマンドであることを判断したときにはステップS534へ移行し、コマンド格納部151にラウンド開始コマンドの検出結果を記録する。
CPU91はステップS533で制御コマンドの検出結果がラウンド開始コマンドではないことを判断すると、ステップS535で制御コマンドの検出結果を7個入賞コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果が7個入賞コマンドであることを判断したときにはステップS536へ移行し、フラグ格納部152の7個入賞フラグをオン状態にセットする。
CPU91はステップS535で制御コマンドの検出結果が7個入賞コマンドではないことを判断すると、ステップS537で制御コマンドの検出結果をラウンド停止コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果がラウンド停止コマンドであることを判断したときにはステップS538へ移行し、コマンド格納部151にラウンド停止コマンドの検出結果を記録する。
CPU91はステップS537で制御コマンドの検出結果がラウンド停止コマンドではないことを判断すると、ステップS539で制御コマンドの検出結果をインターバル開始コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果がインターバル開始コマンドであることを判断したときにはステップS540へ移行し、コマンド格納部151にインターバル開始コマンドの検出結果を記録する。
CPU91はステップS539で制御コマンドの検出結果がインターバル開始コマンドではないことを判断すると、ステップS541で制御コマンドの検出結果をインターバル停止コマンドと比較する。ここで制御コマンドの検出結果がインターバル停止コマンドであることを判断したときにはステップS542へ移行し、コマンド格納部151にインターバル停止コマンドの検出結果を記録する。
[13−2]特別大当り遊技演出処理
図71はステップS512の特別大当り遊技演出処理の詳細を示すものであり、CPU91はステップS551でフラグ格納部152の特別大当り演出開始フラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部152の特別大当り演出開始フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS552へ移行し、表示制御回路100に特別大当り演出開始コマンドを送信する。そして、ステップS553へ移行し、フラグ格納部152の特別大当り演出開始フラグをオフ状態にリセットする。この表示制御回路100は特別大当り演出開始コマンドを受信したときにはVROMから特別大当り演出開始コマンドに応じたビデオデータを検出し、ビデオデータの検出結果を再生することに基づいて図柄表示器61に演出映像を表示する。この表示制御回路100が特別大当り演出開始コマンドを受信したときには特別大当り遊技が開始されており、特別大当り遊技は図柄表示器61に演出映像が表示されることに基づいて視覚的に演出される。
CPU91はステップS554へ移行すると、フラグ格納部152の特別大当り演出停止フラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部152の特別大当り演出停止フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS555へ移行し、表示制御回路100に特別大当り演出停止コマンドを送信する。そして、ステップS556へ移行し、フラグ格納部152の特別大当り演出停止フラグをオフ状態にリセットする。この表示制御回路100は特別大当り演出停止コマンドを受信したときにはビデオデータの再生処理を停止する。この表示制御回路100が特別大当り演出停止コマンドを受信したときには特別大当り遊技が停止しており、図柄表示器61の演出映像は特別大当り遊技が停止することに同期して停止する。
[13−3]小当り遊技演出処理
図72はステップS513の小当り遊技演出処理の詳細を示すものであり、CPU91はステップS561でフラグ格納部152の小当り演出フラグAの設定状態を判断し、ステップS563でフラグ格納部152の小当り演出フラグBの設定状態を判断し、ステップS565でフラグ格納部152の小当り演出フラグCの設定状態を判断する。例えばフラグ格納部152の小当り演出フラグAがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS562の小当り演出処理Aへ移行し、フラグ格納部152の小当り演出フラグBがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS564の小当り演出処理Bへ移行し、フラグ格納部152の小当り演出フラグCがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS566の小当り演出処理Cへ移行する。
[13−3−1]小当り演出処理A
図73および図74のそれぞれはステップS562の小当り演出処理Aの詳細を示すものであり、CPU91は図73のステップS571でコマンド格納部151にインターバル開始コマンドの受信結果が記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部151にインターバル開始コマンドの受信結果が記録されていることを判断したときにはステップS572へ移行し、コマンド格納部151からインターバル開始コマンドの受信結果を検出する。
CPU91はステップS572でコマンド格納部151からインターバル開始コマンドの受信結果を検出すると、ステップS573でインターバル開始コマンドの検出結果を「1」および「6」のそれぞれと比較する。ここでインターバル開始コマンドの検出結果が「1」および「6」のいずれとも相違していることを判断したときにはステップS578でコマンド格納部151からインターバル開始コマンドの受信結果をクリアし、インターバル開始コマンドの検出結果が「1」および「6」のいずれかであることを判断したときにはステップS574へ移行する。
CPU91はステップS574へ移行すると、カウンタ格納部153からランダムカウンタSR1の計測値を検出する。そして、ステップS575でROM92から図16のキャラクタ選択映像用のビデオデータテーブル1を検出し、キャラクタ選択映像用のビデオデータテーブル1からランダムカウンタSR1の検出結果に応じたビデオデータ番号を選択する。例えばランダムカウンタSR1の検出結果が「100」であるときにはビデオデータ番号#VS2が選択される。
CPU91は図73のステップS575でキャラクタ選択映像用のビデオデータ番号を選択すると、ステップS576で表示制御回路100にビデオデータ番号の選択結果を送信する。そして、ステップS577で表示制御回路100に再生開始コマンドを送信し、ステップS578でコマンド格納部151からインターバル開始コマンドの受信結果をクリアする。この表示制御回路100はキャラクタ選択映像用のビデオデータ番号の選択結果を受信したときにはVROMからビデオデータ番号の受信結果に応じたキャラクタ選択映像用のビデオデータを検出し、再生開始コマンドを受信したときにはキャラクタ選択映像用のビデオデータの検出結果を再生開始する。即ち、小当り遊技Aでは1回目のインターバル期間の開始時および6回目のインターバル期間の開始時のそれぞれにキャラクタ選択映像が図柄表示器61に表示開始され、5秒のインターバル期間の範囲内で挑戦者図柄V1と挑戦者図柄V2と挑戦者図柄V3のいずれかが映像的に選択される。
CPU91は図73のステップS579へ移行すると、コマンド格納部151にインターバル停止コマンドの受信結果が記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部151にインターバル停止コマンドの受信結果が記録されていることを判断したときにはステップS580へ移行し、コマンド格納部151からインターバル停止コマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS581へ移行し、インターバル停止コマンドの検出結果を「1」および「6」のそれぞれと比較する。ここでインターバル停止コマンドの検出結果が「1」および「6」のいずれとも相違していることを判断したときにはステップS583でコマンド格納部151からインターバル停止コマンドの受信結果をクリアし、インターバル停止コマンドの検出結果が「1」および「6」のいずれかであることを判断したときにはステップS582へ移行する。
CPU91はステップS582へ移行すると、表示制御回路100に再生停止コマンドを送信する。そして、ステップS583へ移行し、コマンド格納部151からインターバル停止コマンドの受信結果をクリアする。この表示制御回路100は再生停止コマンドを受信したときにはキャラクタ選択映像用のビデオデータの再生処理を停止し、1回目のインターバル期間の停止および6回目のインターバル期間の停止のそれぞれに同期してキャラクタ選択映像の表示を終える。
CPU91は図73のステップS584へ移行すると、コマンド格納部151にラウンド開始コマンドの受信結果が記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部151にラウンド開始コマンドの受信結果が記録されていることを判断したときにはステップS585へ移行し、コマンド格納部151からラウンド開始コマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS586へ移行し、ラウンド開始コマンドの検出結果を「2」および「7」のそれぞれと比較する。ここでラウンド開始コマンドの検出結果が「2」および「7」のいずれとも相違していることを判断したときにはステップS595でコマンド格納部151からラウンド開始コマンドの受信結果をクリアし、ラウンド開始コマンドの検出結果が「2」および「7」のいずれかであることを判断したときにはステップS587へ移行する。
CPU91はステップS587へ移行すると、カウンタ格納部153からランダムカウンタSR2の計測値を検出する。そして、ステップS588でROM92から図15の復活演出テーブルを検出し、復活演出テーブルからランダムカウンタSR2の検出結果に応じた判定結果を選択する。この復活演出の判定結果が復活演出の設定であるときには図73のステップS589でフラグ格納部152の復活演出フラグをオン状態にセットし、復活演出の判定結果が復活演出の非設定であるときにはステップS590でフラグ格納部152の復活演出フラグをオフ状態にリセットする。例えばランダムカウンタSR2の検出結果が「100」であるときには復活演出の非設定が判定され、ランダムカウンタSR2の検出結果が「10」であるときには復活演出の設定が判定される。
CPU91は図73のステップS591へ移行すると、ROM92から図17のキャラクタ対戦映像用のビデオデータテーブル2を検出する。このビデオデータテーブル2からキャラクタ選択映像用のビデオデータ番号の選択結果に応じたキャラクタ対戦映像用のビデオデータ番号を選択し、図73のステップS592で表示制御回路100にキャラクタ対戦映像用のビデオデータ番号の選択結果を送信する。次にステップS593で表示制御回路100に再生開始コマンドを送信し、ステップS594でフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグをオン状態にセットし、ステップS595でコマンド格納部151からラウンド開始コマンドの受信結果をクリアする。この表示制御回路100はキャラクタ対戦映像用のビデオデータ番号の選択結果を受信したときにはVROMからビデオデータ番号の受信結果に応じたキャラクタ対戦映像用のビデオデータを検出し、再生開始コマンドを受信したときにはキャラクタ対戦映像用のビデオデータの検出結果を再生開始する。即ち、小当り遊技Aでは2回目の小当りラウンドの開始および7回目の小当りラウンドの開始のそれぞれに同期してキャラクタ対戦映像が図柄表示器61に表示開始される。このキャラクタ対戦映像はキャラクタ選択映像の種類に応じて表示されるものであり、キャラクタ選択映像で挑戦者図柄V1が選択されたときには挑戦者図柄V1および対戦者図柄Voがジャンケンをしようとしているキャラクタ対戦映像が表示され、キャラクタ選択映像で挑戦者図柄V2が選択されたときには挑戦者図柄V2および対戦者図柄Voがジャンケンをしようとしているキャラクタ対戦映像が表示され、キャラクタ選択映像で挑戦者図柄V3が選択されたときには挑戦者図柄V3および対戦者図柄Voがジャンケンをしようとしているキャラクタ対戦映像が表示される。
CPU91は図74のステップS596へ移行すると、フラグ格納部152の7個入賞フラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部152の7個入賞フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS597へ移行し、フラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグの設定状態を判断する。例えば2回目の小当りラウンドおよび7回目の小当りラウンドのそれぞれを除く各回の小当りラウンドではCPU71はステップS597でフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグがオフ状態にリセットされていることを判断し、ステップS598でフラグ格納部152の7個入賞フラグをオフ状態にリセットする。
CPU91は2回目の小当りラウンドおよび7回目の小当りラウンドのそれぞれではステップS597でフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグがオン状態にセットされていることを判断し、ステップS599でフラグ格納部152の7個入賞フラグをオフ状態にリセットする。そして、ステップS600へ移行し、表示制御回路100に再生停止コマンドを送信する。この表示制御回路100は再生停止コマンドを受信したときにはキャラクタ対戦映像用のビデオデータの再生処理を停止し、2回目の小当りラウンドおよび7回目の小当りラウンドのそれぞれで7個目の遊技球が可変入賞装置30内に入賞したことに同期してキャラクタ対戦映像を停止する。
CPU91はステップS600で再生停止コマンドを送信すると、ステップS601でフラグ格納部152の復活演出フラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部152の復活演出フラグがオフ状態にリセットされていることを判断したときにはステップS602でROM92から図18の結末データテーブル1を検出し、図73のステップS603で結末データテーブル1から結末データ番号を選択する。この場合には勝利用の結末データ番号#DW1〜#DW3のうちからキャラクタ対戦映像用のビデオデータ番号の選択結果に応じたものが選択される。
CPU91はステップS601でフラグ格納部152の復活演出フラグがオン状態にセットされていることを判断すると、ステップS604でROM92から図19の結末データテーブル2を検出し、図73のステップS605で結末データテーブル2から結末データ番号を選択する。この場合には敗北用の結末データ番号#DL1〜#DL3のうちからキャラクタ対戦映像用のビデオデータ番号の選択結果に応じたものが選択される。
CPU91は図74のステップS603またはステップS605で結末データ番号を選択すると、ステップS606で表示制御回路100に結末データ番号の選択結果を送信する。そして、ステップS607へ移行し、表示制御回路100に結末表示コマンドを送信する。この表示制御回路100は結末データ番号の選択結果を受信したときにはVROMから結末データ番号の受信結果に応じた結末データを検出し、結末表示コマンドを受信したときには図柄表示器61に結末データの検出結果を表示する。即ち、小当り遊技Aの2回目の小当りラウンドおよび7回目の小当りラウンドのそれぞれで7個目の遊技球が可変入賞装置30内に入賞したときにはキャラクタ対戦映像が停止し、結末データに基づいてキャラクタ対戦映像の結末が表示される。復活演出の非設定時に表示制御回路100が再生する結末データDW1〜DW3のそれぞれは対戦者図柄Voが勝利する内容のものであり、小当り遊技Aで復活演出の非設定が判定されたときには2回目の小当りラウンドおよび7回目の小当りラウンドのそれぞれで7個目の遊技球が可変入賞装置30内に入賞した時点で対戦者図柄Voが勝利する内容の映像が表示される。復活演出の設定時に表示制御回路100が再生する結末データDL1〜DL3のそれぞれは対戦者図柄Voが負ける内容のものであり、小当り遊技Aで復活演出の設定が判定されたときには2回目の小当りラウンドおよび7回目の小当りラウンドのそれぞれで7個目の遊技球が可変入賞装置30内に入賞した時点で対戦者図柄Voが負ける内容の映像が表示される。
CPU91は図74のステップS607で表示制御回路100に結末表示コマンドを送信すると、ステップS608でフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグをオフ状態にリセットし、ステップS609でフラグ格納部152の復活演出フラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部152の復活演出フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS610へ移行し、表示制御回路100に復活待ちコマンドを送信する。この表示制御回路100は復活待ちコマンドを受信したときにはVROMから復活待ちコマンドに応じたビデオデータを検出し、ビデオデータの検出結果を再生することに基づいて対戦者図柄Voが蹲る復活待ち映像を表示する。このビデオデータの再生処理は結末データの表示開始タイミングを基準に予め決められた時間だけ遅れて開始されるものであり、図柄表示器61には対戦者図柄Voがジャンケンに負けた映像が予め決められた時間だけ表示された後に復活待ち映像が表示開始される。
CPU91は図74のステップS611へ移行すると、コマンド格納部151にラウンド停止コマンドの受信結果が記録されているか否かを判断する。ここでコマンド格納部151にラウンド停止コマンドの受信結果が記録されていることを判断したときにはステップS612へ移行し、コマンド格納部151からラウンド停止コマンドの受信結果を検出する。そして、ステップS613へ移行し、ラウンド停止コマンドの検出結果を「2」および「7」のそれぞれと比較する。ここでラウンド停止コマンドの検出結果が「2」および「7」のいずれとも相違していることを判断したときにはステップS618へ移行し、ラウンド停止コマンドの検出結果を「15」と比較する。
CPU91はステップS618でラウンド停止コマンドの検出結果が「15」ではないことを判断すると、ステップS617でコマンド格納部151からラウンド停止コマンドの受信結果をクリアする。また、ラウンド停止コマンドの検出結果が「15」であることを判断したときにはステップS619へ移行し、フラグ格納部152の小当り演出フラグAをオフ状態にリセットする。そして、ステップS617へ移行し、コマンド格納部151からラウンド停止コマンドの受信結果をクリアする。
CPU91はステップS613でラウンド停止コマンドの検出結果が「2」および「7」のいずれかであることを判断したときにはステップS614へ移行し、フラグ格納部152の復活演出フラグの設定状態を判断する。ここでフラグ格納部152の復活演出フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS615へ移行し、表示制御回路100に復活演出コマンドを送信する。そして、ステップS616でフラグ格納部152の復活演出フラグをオフ状態にリセットし、ステップS617でコマンド格納部151からラウンド停止コマンドの受信結果をクリアする。この表示制御回路100は復活演出コマンドを受信したときにはVROMから復活演出コマンドに応じた映像データを検出し、映像データの検出結果を再生することに基づいて図柄表示器61に対戦者図柄Voが立上がる復活の映像を表示する。即ち、小当り遊技Aの2回目の小当りラウンドで対戦者図柄Voが蹲る復活待ち映像が表示されたときには2回目の小当りラウンドの終了に同期して対戦者図柄Voが立上がる復活の映像が表示され、小当り遊技Aの7回目の小当りラウンドで対戦者図柄Voが蹲る復活待ち映像が表示されたときには7回目の小当りラウンドの終了に同期して対戦者図柄Voが立上がる復活の映像が表示される。
[13−3−2]小当り演出処理B
図75および図76のそれぞれはステップS564の小当り演出処理Bの詳細を示すものである。この小当り演出処理Bは小当りBが判定されたときに1回目のインターバル期間の開始に同期してキャラクタ選択映像を図柄表示器61に表示し、1回目のインターバル期間の停止に同期してキャラクタ選択映像を停止させるものであり、2回目の小当りラウンドが開始されたときには2回目の小当りラウンドの開始に同期してキャラクタ対戦映像が表示される。
CPU91は図75のステップS621でインターバル開始コマンドの検出結果が「1」であることを判断したときにはランダムカウンタSR1の検出結果に応じてキャラクタ選択映像用のビデオデータ番号を選択し、ビデオデータ番号の選択結果に応じたキャラクタ選択映像を表示することを表示制御回路100に指令する。そして、ステップS622でインターバル停止コマンドの検出結果が「1」であることを判断したときにはビデオデータの再生処理を停止することを表示制御回路100に指令し、キャラクタ選択映像を停止する。
CPU91は図75のステップS623でラウンド開始コマンドの検出結果が「2」であることを判断したときにはランダムカウンタSR2の検出結果に応じて復活演出を発生させるか否かを判定し、直前のキャラクタ選択映像に応じたキャラクタ対戦映像用のビデオデータ番号を選択し、ビデオデータ番号の選択結果に応じたキャラクタ対戦映像を表示することを指令する。
CPU91はキャラクタ対戦映像の表示状態でフラグ格納部152の7個入賞フラグがオン状態にセットされたことを判断すると、図76のステップS596からステップS597およびステップS599を経てステップS600へ移行し、表示制御回路100にビデオデータの再生処理を停止することを指令することに基づいてキャラクタ対戦映像を停止する。そして、ステップS601へ移行し、フラグ格納部152の復活演出フラグの設定状態を判断する。
CPU91はステップS601でフラグ格納部152の復活演出フラグがオフ状態にリセットされていることを判断すると、ステップS602でROM92から図18の結末データテーブル1を検出し、ステップS603で結末データテーブル1から結末データ番号を選択する。この小当りコマンドBの検出時には結末データテーブル1から敗北用の結末データ番号#DL1〜#DL3のいずれかが選択され、ステップS606で表示制御回路100に結末データ番号の選択結果が送信され、ステップS607で表示制御回路100に結末表示コマンドが送信される。
CPU91はステップS601でフラグ格納部152の復活演出フラグがオン状態にセットされていることを判断すると、ステップS604でROM92から図19の結末データテーブル2を検出し、ステップS605で結末データテーブル2から結末データ番号を選択する。この小当りコマンドBの検出時には結末データテーブル2から敗北用の結末データ番号#DL1〜#DL3のいずれかが選択され、ステップS606で表示制御回路100に結末データ番号の選択結果が送信され、ステップS607で表示制御回路100に結末表示コマンドが送信される。この小当りコマンドBの検出時には2回目の小当りラウンドの開始時を基準に2回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのいずれかで7個目の遊技球が可変入賞装置30内に入賞したときにフラグ格納部152の7個入賞フラグがオン状態にセットされるので、復活演出の設定の有無に拘らず対戦者図柄Voがジャンケンに負ける映像が2回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのいずれかで発生する。
CPU91はステップS609でフラグ格納部152の復活演出フラグがオン状態にセットされていることを判断すると、ステップS610で表示制御回路100に復活待ちコマンドを送信し、ステップS624でフラグ格納部152の復活演出フラグをオフ状態にリセットする。即ち、小当りコマンドBの検出時に復活演出を発生させることが設定されているときには対戦者図柄Voがジャンケンに負けた映像が復活待ち映像に切換わるものの、復活待ち映像で対戦者図柄Voが立上がることはない。
CPU91はステップS625へ移行すると、ラウンド停止コマンドの検出結果を「15」と比較する。ここでラウンド停止コマンドの検出結果が「15」ではないことを判断したときにはステップS617へ移行し、コマンド格納部151からラウンド停止コマンドの受信結果をクリアする。また、ラウンド停止コマンドの検出結果が「15」であることを判断したときにはステップS626へ移行し、フラグ格納部152の小当り演出フラグBをオフ状態にリセットする。そして、ステップS617へ移行し、コマンド格納部151からラウンド停止コマンドの受信結果をクリアする。
[13−3−3]小当り演出処理C
図77および図78のそれぞれはステップS566の小当り演出処理Cの詳細を示すものである。この小当り演出処理Cは小当りCが判定されたときに1回目のインターバル期間の開始および6回目のインターバル期間の開始のそれぞれに同期してキャラクタ選択映像を図柄表示器61に表示し、1回目のインターバル期間の停止および6回目のインターバル期間の停止のそれぞれに同期してキャラクタ選択映像を停止させるものであり、2回目の小当りラウンドが開始されたときには2回目の小当りラウンドの開始に同期してキャラクタ対戦映像が表示され、7回目の小当りラウンドが開始されたときには7回目の小当りラウンドの開始に同期してキャラクタ対戦映像が表示される。
CPU91は図77のステップS573でインターバル開始コマンドの検出結果が「1」および「6」のいずれかであることを判断したときにはランダムカウンタSR1の検出結果に応じてキャラクタ選択映像用のビデオデータ番号を選択し、ビデオデータ番号の選択結果に応じたキャラクタ選択映像を表示することを表示制御回路100に指令する。そして、ステップS581でインターバル停止コマンドの検出結果が「1」および「6」のいずれかであることを判断したときにはビデオデータの再生処理を停止することを表示制御回路100に指令し、キャラクタ選択映像を停止する。
CPU91はステップS586でラウンド開始コマンドの検出結果が「2」および「7」のいずれかであることを判断したときにはランダムカウンタSR2の検出結果に応じて復活演出を発生させるか否かを判定し、直前のキャラクタ選択映像に応じたキャラクタ対戦映像用のビデオデータ番号を選択し、ビデオデータ番号の選択結果に応じたキャラクタ対戦映像を表示することを指令する。
CPU91はステップS625へ移行すると、ラウンド開始コマンドの検出結果を「2」と比較する。ここでラウンド開始コマンドの検出結果が「2」であることを判断したときにはステップS626でフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ1をオン状態にセットし、ステップS627でフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ2をオフ状態にリセットする。また、ラウンド開始コマンドの検出結果が「7」であるときにはステップS625からステップS628へ移行し、フラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ1をオフ状態にリセットする。そして、ステップS629へ移行し、フラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ2をオン状態にセットする。
CPU91はフラグ格納部152の7個入賞フラグがオン状態にセットされたことを判断すると、図78のステップS596からステップS630へ移行し、フラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ1の設定状態およびフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ2の設定状態のそれぞれを検出する。キャラクタ対戦フラグ1は2回目の小当りラウンドの開始時にキャラクタ対戦映像が表示開始されることに基づいてオン状態にセットされるものであり、キャラクタ対戦フラグ2は7回目の小当りラウンドの開始時にキャラクタ対戦映像が表示開始されることに基づいてオン状態にセットされるものであり、CPU91はキャラクタ対戦映像が表示されているときにはステップS630でキャラクタ対戦フラグ1およびキャラクタ対戦フラグ2のいずれかがオン状態にセットされていることを判断してステップS599からステップS600へ移行し、表示制御回路100にビデオデータの再生処理を停止することを指令することに基づいてキャラクタ対戦映像を停止する。そして、ステップS601へ移行し、フラグ格納部152の復活演出フラグの設定状態を判断する。
CPU91はステップS601でフラグ格納部152の復活演出フラグがオフ状態にリセットされていることを判断すると、ステップS602でROM92から図18の結末データテーブル1を検出し、ステップS603で結末データテーブル1から結末データ番号を選択する。この小当りコマンドCの検出時にはキャラクタ対戦映像用のビデオデータ番号の選択結果に加えてフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ1の設定状態およびフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ2の設定状態のそれぞれに応じて結末データ番号が選択される。例えばフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ1がオン状態にセットされているときには結末データテーブル1から勝利用の結末データ番号#DW1〜#DW3のいずれかが選択され、フラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ2がオン状態にセットされているときには結末データテーブル1から敗北用の結末データ番号#DL1〜#DL3のいずれかが選択され、いずれの場合にもステップS606で表示制御回路100に結末データ番号の選択結果が送信され、ステップS607で表示制御回路100に結末表示コマンドが送信される。この小当りコマンドCの検出時には2回目の小当りラウンドの開始時を基準に2回目の小当りラウンド中に7個目の遊技球が可変入賞装置30内に入賞したときにフラグ格納部152の7個入賞フラグがオン状態にセットされるので、復活演出を発生させることが設定されていないときには対戦者図柄Voがジャンケンに勝つ映像が2回目の小当りラウンド中に発生する。この小当りコマンドCの検出時には7回目の小当りラウンドの開始時を基準に7回目の小当りラウンド中〜15回目の小当りラウンド中のいずれかに7個目の遊技球が可変入賞装置30内に入賞したときにフラグ格納部152の7個入賞フラグがオン状態にセットされるので、復活演出を発生させることが設定されていないときには対戦者図柄Voがジャンケンに負ける映像が7回目の小当りラウンド中〜15回目の小当りラウンド中のいずれかに発生する。
CPU91はステップS601でフラグ格納部152の復活演出フラグがオン状態にセットされていることを判断すると、ステップS604でROM92から図19の結末データテーブル2を検出し、ステップS605で結末データテーブル2から結末データ番号を選択する。この小当りコマンドCの検出時には結末データテーブル2から敗北用の結末データ番号#DL1〜#DL3のいずれかが選択され、ステップS606で表示制御回路100に結末データ番号の選択結果が送信され、ステップS607で表示制御回路100に結末表示コマンドが送信される。この小当りコマンドCの検出時には2回目の小当りラウンドの開始時を基準に2回目の小当りラウンド中に7個目の遊技球が可変入賞装置30内に入賞したときにフラグ格納部152の7個入賞フラグがオン状態にセットされるので、復活演出を発生させることが設定されているときには対戦者図柄Voがジャンケンに負ける映像が2回目の小当りラウンド中に発生する。この小当りコマンドCの検出時には7回目の小当りラウンドの開始時を基準に7回目の小当りラウンド中〜15回目の小当りラウンド中のいずれかに7個目の遊技球が可変入賞装置30内に入賞したときにフラグ格納部152の7個入賞フラグがオン状態にセットされるので、復活演出を発生させることが設定されているときには対戦者図柄Voがジャンケンに負ける映像が7回目の小当りラウンド中〜15回目の小当りラウンド中のいずれかに発生する。
CPU91はステップS607で表示制御回路100に結末表示コマンドを送信すると、ステップS631でフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ1の設定状態およびフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ2の設定状態のそれぞれを判断する。ここでフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ1がオン状態にセットされていることを判断したときにはフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ1をオフ状態にリセットし、フラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ2がオン状態にセットされていることを判断したときにはフラグ格納部152のキャラクタ対戦フラグ2をオフ状態にリセットする。
CPU91はステップS632へ移行すると、ラウンド停止コマンドの検出結果を「2」と比較する。ここでラウンド停止コマンドの検出結果が「2」ではないことを判断したときにはステップS633へ移行し、ラウンド停止コマンドの検出結果を「15」と比較する。このステップS633でラウンド停止コマンドの検出結果が「15」ではないことを判断したときにはステップS617へ移行し、コマンド格納部151からラウンド停止コマンドの受信結果をクリアする。また、ステップS633でラウンド停止コマンドの検出結果が「15」であることを判断したときにはステップS634へ移行し、フラグ格納部152の小当り演出フラグCをオフ状態にリセットする。そして、ステップS617へ移行し、コマンド格納部151からラウンド停止コマンドの受信結果をクリアする。
CPU91はステップS632でラウンド停止コマンドの検出結果が「2」であることを判断したときにはステップS614でフラグ格納部152の復活演出フラグがオン状態にセットされているか否かを判断し、フラグ格納部152の復活演出フラグがオン状態にセットされていることを判断したときにはステップS615で表示制御回路100に復活演出コマンドを送信する。即ち、小当りコマンドCの検出時に2回目の小当りラウンドで復活待ち映像が表示されたときには対戦者図柄Voが立上がる復活の映像に発展し、遊技者に小当りラウンドが継続することが報知される。また、小当りコマンドCの検出時に7回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのいずれかで復活待ち映像が表示されたときには対戦者図柄Voが立上がることはなく、遊技者に小当りラウンドが継続しないことが報知される。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
小当り遊技Cの1回目の小当りラウンド〜6回目の小当りラウンドのそれぞれの入賞限度個数を小当り遊技Aと同一の標準値「10」に設定し、開放限度回数を小当り遊技Aと同一の標準値「18」に設定し、1回目のインターバル期間〜6回目のインタバル期間のそれぞれの継続時間を小当り遊技Aと同一の標準値「5秒」に設定したので、小当り遊技Cが選択されたときであっても1回目の小当りラウンド〜6回目のインターバル期間では可変入賞装置30が小当り遊技Aの選択時と同一の内容で動作するようになる。このため、入球総数が多い有利な小当り遊技Aであるか入球総数が小当り遊技Aに比べて少ない小当り遊技Cであるかを1回目の小当りラウンド〜6回目のインターバル期間で判別することが不能になる。
小当り遊技Cの7回目の小当りラウンドの開放限度回数を小当り遊技Aより小さな「10」に設定し、8回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのそれぞれの開放限度回数を小当り遊技Aより小さな「1」に設定したので、7回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのそれぞれでは小当り遊技Aに比べて少数の遊技球しか可変入賞装置30内に入球することが許容されない。これら7回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドの合計の開放限度回数を標準値「18」に設定し、7回目のインターバル期間〜14回目のインターバル期間のそれぞれの継続時間を小当り遊技Aのウエイト期間と同一値「0.5秒」に設定したので、7回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドでは可変入賞装置30が小当り遊技Aの各回の小当りラウンドと同一の内容で動作するようになる。このため、小当り遊技Cで開放限度回数が小さな小当りラウンドが実行されていることを遊技者が認識することが不能になるので、入球総数が多い有利な小当り遊技Aであるか入球総数が少ない有利でない小当り遊技Cであるかを7回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのそれぞれの実行中に判別することが不能になる。従って、小当り遊技Aであるか小当り遊技Cであるかを遅くまで判別することができなくなるので、小当りラウンドが継続することを遅くまで期待しながら小当り遊技を十分に楽しむことができる。この効果は小当り遊技Bについても同一である。
小当り遊技Aが行われているときには7回目の小当りラウンドが開始されることに同期してキャラクタ対戦映像の表示を開始し、7回目の小当りラウンド中に7個目の遊技球が可変入賞装置30に入賞した時点でキャラクタ対戦映像を次回の小当りラウンドが開始される勝利の内容で停止させた。小当り遊技Cが行われているときには7回目の小当りラウンドが開始されることに同期してキャラクタ対戦映像の表示を開始し、7回目の小当りラウンドを基準に7回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドのいずれかで7個目の遊技球が可変入賞装置30に入賞した時点でキャラクタ対戦映像を次回の小当りラウンドが開始されない敗北の内容で停止させた。この小当り遊技Cの7回目の小当りラウンド〜15回目の小当りラウンドでは可変入賞装置30が小当り遊技Aの各回の小当りラウンドと同一の内容で動作するので、遊技者は常に7回目の小当りラウンドでキャラクタ対戦映像が発生して7回目の小当りラウンド中にキャラクタ対戦映像が勝利の内容および敗北の内容のいずれかで停止するように錯覚するようになる。このため、遊技者がキャラクタ対戦映像の結果を事前に認識することができなくなるので、キャラクタ対戦映像が勝利の結果で停止することを待つ遊技者の期待感を真に高めることができる。この効果は小当り遊技Bについても同一である。
上記実施例1においては、メイン制御回路70が小当りAと小当りBと小当りCのいずれかを判定することに基づいて図柄表示器61または特別図柄表示器62に小当りラウンドの継続回数「15」を表示し、遊技者に小当りラウンドの継続回数を報知する構成としても良い。
上記実施例1においては、遊技球が可変入賞装置30の大当り孔49内に落下した時点でメイン制御回路70がランダムカウンタMR2の計測値を取得し、ランダムカウンタMR2の取得結果に応じて小当りAと小当りBと小当りCのいずれかを選択し、小当りAと小当りBと小当りCのうち選択結果に応じたものを設定する構成としても良い。
上記実施例1においては、遊技球が始動口24内に入賞したときには特別大当りであるか否かを判定することなく可変入賞装置30を開放し、遊技球が可変入賞装置30の大当り孔49内に落下することに基づいて小当りAと小当りBと小当りCのいずれかを選択する構成としても良い。即ち、特別大当り遊技を廃止しても良い。
上記実施例1においては、遊技球が始動口24内に入賞することに基づいて大当り表示器62に特別図柄の選択結果を表示する構成としても良い。
上記実施例1においては、遊技球が始動口24内に入賞することに基づいて当り遊技Aと当り遊技Bと当り遊技Cのいずれかを開始する構成としても良い。当り遊技Aは始動遊技および小当り遊技Aからなるものであり、当り遊技Bは始動遊技および小当り遊技Bからなるものであり、当り遊技Cは始動遊技および小当り遊技Cからなるものであり、当り遊技Aでは1ラウンド目の始動遊技で遊技球が可変入賞装置30の大当り孔49内に落下することに基づいて2ラウンド目〜16ラウンド目の小当り遊技Aが実行され、当り遊技Bでは1ラウンド目の始動遊技で遊技球が可変入賞装置30の大当り孔49内に落下することに基づいて2ラウンド目〜16ラウンド目の小当り遊技Bが実行され、当り遊技Cでは1ラウンド目の始動遊技で遊技球が可変入賞装置30の大当り孔49内に落下することに基づいて2ラウンド目〜16ラウンド目の小当り遊技Cが実行される。
実施例1を示す図(パチンコ遊技機の外観を示す斜視図) 遊技盤を示す図 可変入賞装置を示す図 可変入賞装置のX線に沿う断面図 可変入賞装置の上ステージを示す図 (a)は特別大当り遊技の動作内容を示す図、(b)は小当り遊技Aの動作内容を示す図、(c)は小当り遊技Bの動作内容を示す図、(d)は小当り遊技Cの動作内容を示す図 演出映像を示す図 電気的構成を示すブロック図 メイン制御回路が送信する制御コマンドの一覧を示す図 メイン制御回路が更新するランダムカウンタの一覧を示す図 メイン制御回路に記録された特別大当り判定用の制御データを示す図 メイン制御回路に記録された特別図柄選択用の制御データを示す図 メイン制御回路の記録領域を示す図 演出制御回路が更新するランダムカウンタの一覧を示す図 演出制御回路に記録された復活演出判定用の制御データを示す図 演出制御回路に記録されたビデオデータ選択用の制御データを示す図 演出制御回路に記録されたビデオデータ選択用の制御データを示す図 演出制御回路に記録された結末データ選択用の制御データを示す図 演出制御回路に記録された結末データ選択用の制御データを示す図 演出制御回路の記録領域を示す図 メイン制御回路のメイン処理を示すフローチャート メイン制御回路のタイマ割込み処理を示すフローチャート メイン制御回路の入力処理を示すフローチャート メイン制御回路のカウンタ更新処理を示すフローチャート メイン制御回路のデータ取得処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別図柄プロセス処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別大当り判定処理を示すフローチャート メイン制御回路の変動開始処理を示すフローチャート メイン制御回路の変動処理を示すフローチャート メイン制御回路の変動停止処理を示すフローチャート メイン制御回路のウエイト処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別大当り遊技処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別大当り準備処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別大当りラウンド開始処理を示すフローチャート メイン制御回路の特別大当りラウンド停止処理を示すフローチャート メイン制御回路のインターバル開始処理を示すフローチャート メイン制御回路のインターバル停止処理を示すフローチャート メイン制御回路の始動遊技処理を示すフローチャート メイン制御回路の始動遊技開始処理を示すフローチャート メイン制御回路の始動遊技停止処理を示すフローチャート メイン制御回路の入賞待ち処理を示すフローチャート メイン制御回路の小当り遊技処理Aを示すフローチャート メイン制御回路の小当り遊技準備処理Aを示すフローチャート メイン制御回路の小当りラウンド開始処理Aを示すフローチャート ラウンド開始コマンドおよびラウンドカウンタの相関関係を示す図 メイン制御回路の小当りラウンド停止処理Aを示すフローチャート ラウンド停止コマンドおよびラウンドカウンタの相関関係を示す図 メイン制御回路のインターバル開始処理Aを示すフローチャート インターバル開始コマンドおよびインターバルカウンタの相関関係を示す図 メイン制御回路のインターバル停止処理Aを示すフローチャート インターバル停止コマンドおよびインターバルカウンタの相関関係を示す図 メイン制御回路の小当り遊技処理Bを示すフローチャート メイン制御回路の小当り遊技準備処理Bを示すフローチャート メイン制御回路の小当りラウンド開始処理Bを示すフローチャート メイン制御回路の小当りラウンド停止処理B1を示すフローチャート メイン制御回路の小当りラウンド停止処理B2を示すフローチャート メイン制御回路の小当りラウンド停止処理B3を示すフローチャート メイン制御回路のインターバル開始処理Bを示すフローチャート メイン制御回路のインターバル停止処理Bを示すフローチャート メイン制御回路の小当り遊技処理Cを示すフローチャート メイン制御回路の小当り遊技準備処理Cを示すフローチャート メイン制御回路の小当りラウンド開始処理Cを示すフローチャート メイン制御回路の小当りラウンド停止処理C1を示すフローチャート メイン制御回路の小当りラウンド停止処理C2を示すフローチャート メイン制御回路の小当りラウンド停止処理C3を示すフローチャート メイン制御回路のインターバル開始処理Cを示すフローチャート メイン制御回路のインターバル停止処理Cを示すフローチャート 演出制御回路のメイン処理を示すフローチャート 演出制御回路のタイマ割込み処理を示すフローチャート 演出制御回路のコマンド解析処理を示すフローチャート 演出制御回路の特別大当り遊技演出処理を示すフローチャート 演出制御回路の小当り遊技演出処理を示すフローチャート 演出制御回路の小当り演出処理Aを示すフローチャート 演出制御回路の小当り演出処理Aを示すフローチャート 演出制御回路の小当り演出処理Bを示すフローチャート 演出制御回路の小当り演出処理Bを示すフローチャート 演出制御回路の小当り演出処理Cを示すフローチャート 演出制御回路の小当り演出処理Cを示すフローチャート
符号の説明
18は遊技盤、22は遊技領域、30は可変入賞装置、49は大当り孔、50は外れ孔、55は可変入賞口、56はカウントセンサ、70はメイン制御回路、90は演出制御回路、100は表示制御回路を示している。

Claims (2)

  1. 遊技球が転動可能な遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられ、前記遊技領域内を転動する遊技球が入球可能な始動口と、
    前記遊技盤に設けられ、前記遊技領域内を転動する遊技球が入球可能な開放状態および入球不能な閉鎖状態相互間で切換えられる可変入球口を有する可変入賞装置と、
    前記可変入球口内に入球した遊技球が進入可能な特定領域および非特定領域と、
    遊技球が前記始動口に入球することに基づいて前記可変入球口を予め決められた始動時間だけ開放する始動遊技を行う始動遊技手段と、
    前記可変入球口に対する遊技球の入球個数が入賞限度個数に到達または前記可変入球口の開放回数が開放限度回数に到達するまで前記可変入球口を開閉する複数回のラウンドおよびラウンド相互間に設定されたものであって前記可変入球口を閉鎖状態に保持する2回以上のインターバルからなる遊技パターンを複数の選択肢のうちから選択的に設定するものであって、遊技パターンを遊技球が始動遊技で前記特定領域内に進入することに基づいて選択または遊技球が前記始動口に入球することに基づいて選択し、遊技パターンを遊技球が始動遊技で前記特定領域内に進入することに基づいて選択結果で設定する遊技パターン設定手段と、
    前記可変入球口を遊技パターンの設定結果に応じた内容で操作する当り遊技を行う当り遊技手段を備え、
    前記遊技パターン設定手段は、ラウンドの継続回数およびインターバルの設定回数のそれぞれが相互に同一に設定された第1の遊技パターンおよび第2の遊技パターンを選択肢として有するものであり、
    前記第1の遊技パターンは、入賞限度個数が相互に同一の入賞標準値に設定され且つ開放限度回数が相互に同一の開放標準値に設定された複数回のラウンドおよび継続時間が相互に同一の継続標準値に設定された2回以上のインターバルからなるものであり、
    前記第2の遊技パターンは、当り遊技で最初に行われる初回のラウンドを含む複数回のラウンドおよび初回のラウンドに続く初回のインターバルを含むラウンドと同数のインターバルからなるものであって各ラウンドの入賞限度個数が入賞標準値と同一に設定され且つ各ラウンドの開放限度回数が開放標準値と同一に設定され且つ各インターバルの継続時間が継続標準値と同一に設定された前半ラウンド群と、全てのラウンドのうち前半ラウンド群に属する複数回のラウンドの残りの複数回のラウンドおよび全てのインターバルのうち前半ラウンド群に属する複数回のインターバルの残りの複数回のインターバルからなる後半ラウンド群からなるものであり、
    前記第2の遊技パターンの後半ラウンド群は、各ラウンドの開放限度回数が開放標準値より小さく設定され且つ全てのラウンドの合計の開放限度回数が開放標準値と同一に設定され且つ各インターバルの継続時間が前記第1の遊技パターンの各ラウンド中に前記可変入球口を開閉するときの閉鎖時間と同一に設定されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記遊技盤に設けられた表示器と、
    遊技球が前記可変入球口に入球したことを検出する検出器と、
    今回のラウンドが停止した後にインターバルを挟んで次回のラウンドが開始されるか否かを遊技者に報知する演出映像を前記表示器に表示するものであって、前記当り遊技手段が前記第2の遊技パターンで当り遊技を行っているときには後半ラウンド群に属する最初のラウンドである特定のラウンドが開始されることに同期して演出映像の表示を開始すると共に前記当り遊技手段が前記第1の遊技パターンで当り遊技を行っているときには特定のラウンドと同一回のラウンドで演出映像の表示を開始する演出手段と、
    前記当り遊技手段が前記第1の遊技パターンで当り遊技を行っている場合および前記第2の遊技パターンで当り遊技を行っている場合のそれぞれで遊技球の前記可変入球口に対する入球個数を計測するものであって、遊技球の入球個数を前記検出器の検出結果に基づいてラウンド毎にリセットしながら計測するリセット計測手段と、
    前記当り遊技手段が前記第2の遊技パターンで当り遊技を行っている場合に遊技球の前記可変入球口に対する入球個数を計測するものであって、遊技球の入球個数を前記検出器の検出結果に基づいて特定のラウンドを基準にリセットすることなく累積的に計測する累積計測手段と、
    前記当り遊技手段が前記第1の遊技パターンで当り遊技を行っている場合に特定のラウンドと同一回のラウンドで前記リセット計測手段の計測結果を入賞標準値に比べて小さな演出停止値と比較する第1の比較手段と、
    前記当り遊技手段が前記第2の遊技パターンで当り遊技を行っている場合に前記累積計測手段の計測結果を演出停止値と比較する第2の比較手段を備え、
    前記演出手段は、
    前記当り遊技手段が前記第1の遊技パターンで当り遊技を行っている場合には前記リセット計測手段の計測結果が演出停止値に到達することに基づいて演出映像を次回のラウンドが開始されることを報知する内容のもので停止させ、
    前記当り遊技手段が前記第2の遊技パターンで当り遊技を行っている場合には前記累積計測手段の計測結果が演出停止値に到達することに基づいて演出映像を次回のラウンドが開始されないことを報知する内容のもので停止させることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
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