以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1には、本発明の一実施形態としてのパチンコ機10が示されている。パチンコ機10において機体の外郭をなす外枠12の開口前面側には、縦長方形の中枠14が開閉および着脱自在に組み付けられている。また、中枠14の前面側には、中枠14に対して着脱自在に組み付けられた遊技盤16を透視保護するためのガラス板が保持されたガラス枠18と、上皿20を備えた皿板22が、それぞれ、開閉可能な状態で組み付けられている。更にまた、上皿20の下方には、下皿24が設けられており、かかる下皿24の右方には、操作ハンドル26が設けられている。
そして、遊技者が操作ハンドル26に対して回動操作可能に装着された操作レバー28を回動操作することにより、上皿20に貯留された遊技球が図示しない球送り機構を介して発射装置(図示せず)に送られた後、遊技盤16に形成された遊技領域30に向けて発射されるようになっている。
続いて、パチンコ機10の遊技盤16の構造について説明する。遊技盤16には、レールセット32で囲まれた略円形の遊技領域30が形成されている。なお、図面上では明示されていないが、遊技領域30には、従来から良く知られているように、遊技釘や風車等が設けられている。
また、遊技領域30の略中央には、液晶表示器34が取り付けられている。この液晶表示器34の表示画面には、左特別図柄36,中特別図柄38および右特別図柄40がそれぞれ変動表示および停止表示されるようになっている。
そこにおいて、本実施形態では、各特別図柄36,38,40は、「0」〜「9」までの数字図柄によって構成されている。そして、各特別図柄36,38,40は、液晶表示器34の表示画面の上側から下側にスクロール表示されるようになっており、「9」が表示された後は、「0」が表示されるようになっている。
また、本実施形態では、三つの特別図柄36,38,40は、一斉に変動表示が開始されるようになっている一方、左特別図柄36,右特別図柄40,中特別図柄38の順番で停止表示されるようになっている。
なお、本実施形態における変動表示とは、特別図柄36,38,40の停止図柄が確定していないように認識される表示状態をいい、例えば、特別図柄36,38,40がスクロール表示されている状態等をいう。また、本実施形態における停止表示とは、特別図柄36,38,40の停止図柄が確定したように認識される表示状態をいい、例えば、特別図柄36,38,40のスクロール表示が終了して、停止図柄で止まっている状態等をいう。
そして、液晶表示器34において、特別図柄36,38,40の変動表示が一斉に開始されて、左特別図柄36,右特別図柄40,中特別図柄38の順番で停止表示された場合において、左特別図柄36,中特別図柄38および右特別図柄40の停止図柄が互いに同じとなっている等、特別図柄36,38,40が予め定められた特定の停止表示態様で停止表示されることにより、遊技者に対して後述する特別遊技状態としての大当たり遊技状態に遊技状態が移行することが報知されるようになっている。
特に、本実施形態では、左特別図柄36,中特別図柄38および右特別図柄40の停止図柄が全て同じである場合が、遊技状態が大当たり遊技状態へ移行することを遊技者に報知する大当たり図柄組み合わせとなっている一方、左特別図柄36と中特別図柄38の停止図柄が同じでない場合が、遊技状態が大当たり遊技状態へ移行しないことを遊技者に報知するハズレ図柄組み合わせとなっている。
そこにおいて、本実施形態では、ハズレ図柄組み合わせのうち左特別図柄36と右特別図柄40の停止図柄が同じとされているものをリーチハズレ図柄組み合わせといい、左特別図柄36と右特別図柄40の停止図柄が異なっているものを完全ハズレ図柄組み合わせということにする。
なお、以下の説明において、「大当たりの場合」とは、特別図柄36,38,40が大当たり図柄組み合わせで停止表示される場合をいい、「リーチハズレの場合」とは、特別図柄36,38,40がリーチハズレ図柄組み合わせで停止表示される場合といい、「完全ハズレの場合」とは、特別図柄36,38,40が完全ハズレ図柄組み合わせで停止表示される場合をいうものとする。
また、液晶表示器34の下方には、始動入賞装置42が設けられており、かかる始動入賞装置42内には、入球した遊技球を遊技盤16の裏側に排出するための球通路上において近接スイッチによって構成された始動スイッチ44(図5参照)が配設されている。そして、始動入賞装置42に遊技球が入球すると、始動スイッチ44が遊技球の通過を検出して電気信号(検出信号)を出力するようになっている。
さらに、特別図柄36,38,40が変動表示されている最中等において、遊技球が始動入賞装置42に入球した場合には、特別図柄36,38,40の変動表示が最高4回まで保留されるようになっており、この保留された変動表示の回数が液晶表示器34の上方に設けられた保留LED46の発光を通じて遊技者に報知されるようになっている。
更にまた、遊技領域32には、特別可変入賞装置48が二つ設けられている。そこにおいて、本実施形態では、これら二つの特別可変入賞装置48は、互いに同じ構造とされていることから、一方のみについて説明することにし、他方については、その説明は省略することにする。より詳細には、本実施形態の特別可変入賞装置48は、図2乃至4に示されているように、入球口50を覆い隠すように配された閉塞部材としての扉52がソレノイド54への通電に基づいて開閉作動せしめられる構造とされている。そして、液晶表示器34において特別図柄36,38,40が大当たり図柄組み合わせで停止表示された場合に、扉52が開いて入球口50が開放された状態となり、この状態でのみ遊技球の入球が可能とされている。
また、特別可変入賞装置48内には、入球した遊技球を遊技盤16の裏側に排出するための球通路が一つ形成されており、かかる球通路上において、従来から公知の近接スイッチによって構成されたカウントスイッチ56が配設されている。そして、カウントスイッチ56は、遊技球の通過を検出すると、電気信号(検出信号)を出力するようになっている。
このような構造とされた特別可変入賞装置48は、遊技領域30において、始動入賞装置42の下方と液晶表示器34の右斜め下方に設けられている。
次に、パチンコ機10の遊技動作を制御する主制御回路58の構成について、図5に基づいて説明する。図5に示すように、主制御回路58には、主制御回路58の全体を制御する主制御CPU60と、制御プログラムや各種制御処理に必要なデータ等が記憶された主制御ROM62と、各種処理データ等を記憶する主制御RAM64と、入力回路66と、出力回路68が設けられており、これらはバス線70によって相互に接続されている。また、主制御CPU60には、主制御CPU60に後述する主制御側の遊技処理を実行させるための契機となるクロック信号を所定周期(例えば、4ms)毎に出力するクロック回路72が接続されている。
そこにおいて、主制御回路58は、一つの基板上に形成されるようになっており、かかる主制御回路58が形成された基板は、基板収容ケースに収容せしめられて、パチンコ機10の裏側の適当な位置に固定されるようになっている。
また、入力回路66には、始動スイッチ44,始動入賞装置42の下方に設けられた特別可変入賞装置48(以下、第一の特別可変入賞装置48aと称する)に設けられたカウントスイッチ56(以下、第一のカウントスイッチ56aと称する),液晶表示器34の右斜め下方に設けられた特別可変入賞装置48(以下、第二の特別可変入賞装置48bと称する)に設けられたカウントスイッチ(以下、第二のカウントスイッチ56bと称する)等が接続されている。
更にまた、出力回路68には、主制御CPU60からの制御信号に基づいて液晶表示器34における特別図柄36,38,40の変動および停止表示等を行う表示制御回路74,第一の特別可変入賞装置48aに設けられたソレノイド54(以下、第一のソレノイド54aと称する),第二の特別可変入賞装置48bに設けられたソレノイド54(以下、第二のソレノイド54bと称する),保留LED46等が接続されている。
そして、主制御CPU60は、クロック回路72からクロック信号が入力された場合に、主制御ROM62に記憶されているパラメータや制御プログラムに従って、後述する主制御側の遊技処理を実行するようになっており、それによって、入力回路66を通って入力される入力信号等に基づいて各種制御信号を生成し、それら各種制御信号を出力回路68を通して表示制御回路74や第一のソレノイド54a,第二のソレノイド54b,保留LED46等に出力するようになっている。
なお、入力回路66は、外部から入力されたアナログ信号等をデジタル信号に変換して出力する回路であり、出力回路68は、主制御CPU60によって生成された各種制御信号を外部に出力するための回路である。
また、主制御RAM64には、クロック回路72から入力されるクロック信号に基づいて「0」〜「299」まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値「299」の次は、「0」に戻る)が格納される大当たり判定カウンタ76,クロック回路72から入力されるクロック信号に基づいて「0」〜「9」まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値「9」の次は、「0」に戻る)が格納されるリーチハズレ判定カウンタ78,クロック回路72から入力されるクロック信号に基づいて「0」〜「3」まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値「3」の次は、「0」に戻る)が格納されるテーブル選択カウンタ80,クロック回路72から入力されるクロック信号に基づいて「0」〜「9」まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値「9」の次は、「0」に戻る)が格納される大当たり図柄カウンタ82,クロック回路72から入力されるクロック信号に基づいて「0」〜「9」まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値「9」の次は、「0」に戻る)が格納される左図柄カウンタ84,左図柄カウンタ84が一周する毎に「0」〜「9」まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値「9」の次は、「0」に戻る)が格納される中図柄カウンタ86,中図柄カウンタ86が一周する毎に「0」〜「9」まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値「9」の次は、「0」に戻る)が格納される右図柄カウンタ88,クロック回路72から入力されるクロック信号に基づいて「0」〜「9」まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値「9」の次は、「0」に戻る)が格納される変動パターンカウンタ90が設けられている。
さらに、主制御RAM64には、後述するカウンタ値記憶エリア120a〜eのうち、一組のカウンタ値(本実施形態では、大当たり判定カウンタ76のカウンタ値,リーチハズレ判定カウンタ78のカウンタ値,テーブル選択カウンタ80のカウンタ値および大当たり図柄カウンタ82のカウンタ値によって構成される)が記憶されているカウンタ値記憶エリア120の数に対応した数値が格納される記憶カウンタ92が設けられている。
そして、記憶カウンタ92のカウンタ値は、第一のカウンタ値記憶エリア120a側の空いている記憶エリアに一組のカウンタ値が記憶されていく毎に1ずつ加算されていく一方、第一のカウンタ値記憶エリア120aに記憶された一組のカウンタ値が消去される毎に1ずつ減算されていく。
また、主制御RAM64には、大当たり遊技状態において、第一および第二の特別可変入賞装置48a,48bの何れかが一回開放される毎に1ずつ加算されていく一方、大当たり遊技状態が終了する場合には、初期値(本実施形態では、「0」)に戻される開放回数カウンタ94が設けられている。
さらに、主制御RAM64には、第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aおよび第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bの何れかが一回開放された際に、入球した遊技球の数をカウントするための入球数カウンタ96が設けられている。
また、主制御RAM64には、選択された変動パターンに応じた変動表示時間の計測や第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aおよび第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bの何れかが開放されている時間の計測等に用いられるタイマカウンタ98が設けられている。
更にまた、主制御RAM64には、特別図柄36,38,40が変動表示中であるか否かを示す変動処理フラグ100が設けられており、この変動処理フラグ100には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、変動処理フラグ100に格納されている数値が「0」である場合には、特別図柄36,38,40の変動表示が行われていないことを示す一方、変動処理フラグ100に格納されている数値が「1」である場合には、特別図柄36,38,40の変動表示が行われていることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「変動処理フラグ100をONにする」とは、変動処理フラグ100に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「変動処理フラグ100をOFFにする」とは、変動処理フラグ100に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
また、主制御RAM64には、大当たり遊技状態に移行することが確定している状態や大当たり遊技状態であること等を示す大当たりフラグ102が設けられており、この大当たりフラグ102には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、大当たりフラグ102に格納されている数値が「0」である場合には、大当たり遊技状態に移行することが確定していない状態や大当たり遊技状態でないことを示す一方、大当たりフラグ102に格納されている数値が「1」である場合には、大当たり遊技状態に移行することが確定している状態や大当たり遊技状態であることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「大当たりフラグ102をONにする」とは、大当たりフラグ102に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「大当たりフラグ102をOFFにする」とは、大当たりフラグ102に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
更にまた、主制御RAM64には、後述する第一の開放順序テーブルが選択されたことを示す第一のテーブル選択フラグ104が設けられており、この第一のテーブル選択フラグ104には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、第一のテーブル選択フラグ104に格納されている数値が「0」である場合には、第一の開放順序テーブルが選択されていないことを示す一方、第一のテーブル選択フラグ104に格納されている数値が「1」である場合には、第一の開放順序テーブルが選択されていることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「第一のテーブル選択フラグ104をONにする」とは、第一のテーブル選択フラグ104に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「第一のテーブル選択フラグ104をOFFにする」とは、第一のテーブル選択フラグ104に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
また、主制御RAM64には、後述する第二の開放順序テーブルが選択されたことを示す第二のテーブル選択フラグ106が設けられており、この第二のテーブル選択フラグ106には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、第二のテーブル選択フラグ106に格納されている数値が「0」である場合には、第二の開放順序テーブルが選択されていないことを示す一方、第二のテーブル選択フラグ106に格納されている数値が「1」である場合には、第二の開放順序テーブルが選択されていることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「第二のテーブル選択フラグ106をONにする」とは、第二のテーブル選択フラグ106に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「第二のテーブル選択フラグ106をOFFにする」とは、第二のテーブル選択フラグ106に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
さらに、主制御RAM64には、後述する第三の開放順序テーブルが選択されたことを示す第三のテーブル選択フラグ108が設けられており、この第三のテーブル選択フラグ108には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、第三のテーブル選択フラグ108に格納されている数値が「0」である場合には、第三の開放順序テーブルが選択されていないことを示す一方、第三のテーブル選択フラグ108に格納されている数値が「1」である場合には、第三の開放順序テーブルが選択されていることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「第三のテーブル選択フラグ108をONにする」とは、第三のテーブル選択フラグ108に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「第三のテーブル選択フラグ108をOFFにする」とは、第三のテーブル選択フラグ108に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
更にまた、主制御RAM64には、後述する第四の開放順序テーブルが選択されたことを示す第四のテーブル選択フラグ110が設けられており、この第四のテーブル選択フラグ110には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、第四のテーブル選択フラグ110に格納されている数値が「0」である場合には、第四の開放順序テーブルが選択されていないことを示す一方、第四のテーブル選択フラグ110に格納されている数値が「1」である場合には、第四の開放順序テーブルが選択されていることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「第四のテーブル選択フラグ110をONにする」とは、第四のテーブル選択フラグ110に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「第四のテーブル選択フラグ110をOFFにする」とは、第四のテーブル選択フラグ110に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
また、主制御RAM64には、第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aおよび第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bの何れかが開放されている状態(以下、ラウンド遊技状態と称する)であることを示す開放中フラグ112が設けられており、この開放中フラグ112には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、開放中フラグ112に格納されている数値が「0」である場合には、第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aおよび第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bの何れもが開放されていないことを示す一方、開放中フラグ112に格納されている数値が「1」である場合には、第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aおよび第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bの何れかが開放されていることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「開放中フラグ112をONにする」とは、開放中フラグ112に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「開放中フラグ112をOFFにする」とは、開放中フラグ112に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
また、主制御RAM64には、大当たり遊技状態が開始される旨の報知が行われていることを示す開始報知フラグ114が設けられており、この開始報知フラグ114には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、開始報知フラグ114に格納されている数値が「0」である場合には、大当たり遊技状態が開始される旨の報知が行われていないことを示す一方、開始報知フラグ114に格納されている数値が「1」である場合には、大当たり遊技状態が開始される旨の報知が行われていることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「開始報知フラグ114をONにする」とは、開始報知フラグ114に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「開始報知フラグ114をOFFにする」とは、開始報知フラグ114に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
更にまた、主制御RAM64には、大当たり遊技状態において先に開放されていた特別可変入賞装置48の入球口50が閉鎖されてから次に特別可変入賞装置48の入球口50が開放されるまでの状態(以下、インターバル状態と称する)であることを示すインターバルフラグ116が設けられており、このインターバルフラグ116には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、インターバルフラグ116に格納されている数値が「0」である場合には、インターバル状態でないことを示す一方、インターバルフラグ116に格納されている数値が「1」である場合には、インターバル状態であることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「インターバルフラグ116をONにする」とは、インターバルフラグ116に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「インターバルフラグ116をOFFにする」とは、インターバルフラグ116に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
また、主制御RAM64には、大当たり遊技状態が終了する旨の報知が行われていることを示す終了報知フラグ118が設けられており、この終了報知フラグ118には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、終了報知フラグ118に格納されている数値が「0」である場合には、大当たり遊技状態が終了する旨の報知が行われていないことを示す一方、終了報知フラグ118に格納されている数値が「1」である場合には、大当たり遊技状態が終了する旨の報知が行われていることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「終了報知フラグ118をONにする」とは、終了報知フラグ118に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「終了報知フラグ118をOFFにする」とは、終了報知フラグ118に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
なお、主制御RAM64に設けられている各種カウンタおよび各種フラグは、何れも、起動時に「0」にセットされるようになっている。
また、主制御RAM64には、遊技球が始動入賞装置42に入球した際の、即ち、始動スイッチ44によって遊技球の通過が検出された際の大当たり判定カウンタ76,リーチハズレ判定カウンタ78,テーブル選択カウンタ80,大当たり図柄カウンタ82の各カウンタ値が記憶される第一乃至第五のカウンタ値記憶エリア120a〜e,選択された変動パターンのデータが記憶される変動パターン記憶エリア122,選択された特別図柄36,38,40の各停止図柄のデータが記憶される停止図柄記憶エリア124が設けられている。
また、主制御ROM62には、大当たり判定の際に用いられる大当たり判定テーブルが記憶された大当たり判定テーブル記憶エリア126,リーチハズレ判定の際に用いられるリーチハズレ判定テーブルが記憶されたリーチハズレ判定テーブル記憶エリア128が設けられている。
さらに、主制御ROM62には、特別図柄36,38,40の大当たり図柄組み合わせの選択に用いられる大当たり図柄選択テーブルが記憶された大当たり図柄選択テーブル記憶エリア130,左特別図柄36の停止図柄の選択に用いられる左図柄選択テーブルが記憶された左図柄選択テーブル記憶エリア132,中特別図柄38の停止図柄の選択に用いられる中図柄選択テーブルが記憶された中図柄選択テーブル記憶エリア134,右特別図柄40の停止図柄の選択に用いられる右図柄選択テーブルが記憶された右図柄選択テーブル記憶エリア136が設けられている。
更にまた、主制御ROM62には、大当たりの場合の変動パターンを選択する際に用いられる第一の変動パターン選択テーブルが記憶された第一の変動パターン選択テーブル記憶エリア138,リーチハズレの場合の変動パターンを選択する際に用いられる第二の変動パターン選択テーブルが記憶された第二の変動パターン選択テーブル記憶エリア140,完全ハズレの場合の変動パターンを選択する際に用いられる第三の変動パターン選択テーブルが記憶された第三の変動パターン選択テーブル記憶エリア142が設けられている。
また、主制御ROM62には、大当たり遊技状態における第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aおよび第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bの開放順序や開放条件等が規定された第一の開放順序テーブルが記憶された第一の開放順序テーブル記憶エリア144,大当たり遊技状態における第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aおよび第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bの開放順序や開放条件等が規定された第二の開放順序テーブルが記憶された第二の開放順序テーブル記憶エリア146,大当たり遊技状態における第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aおよび第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bの開放順序や開放条件等が規定された第三の開放順序テーブルが記憶された第三の開放順序テーブル記憶エリア148,大当たり遊技状態における第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aおよび第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bの開放順序や開放条件等が規定された第四の開放順序テーブルが記憶された第四の開放順序テーブル記憶エリア150,大当たり遊技状態において採用する開放順序テーブルを第一乃至第四の開放順序テーブルから選択する際に用いられる開放順序選択テーブルが記憶された開放順序選択テーブル記憶エリア152が設けられている。
更にまた、主制御ROM62には、大当たり遊技状態の開始を報知する際に用いられる演出パターン(以下、開始演出パターンと称する)のデータが記憶された開始演出パターン記憶エリア154,特別可変入賞装置48の入球口50が開放されている際の演出パターン(以下、開放演出パターンと称する)のデータが記憶された開放演出パターン記憶エリア156,大当たり遊技状態の終了を報知する際に用いられる演出パターン(以下、終了演出パターンと称する)のデータが記憶された終了演出パターン記憶エリア158,インターバル状態であることを報知する際に用いられる演出パターン(以下、中間演出パターンと称する)のデータが記憶された中間演出パターン記憶エリア160が設けられている。
また、主制御ROM62には、全ての特別図柄36,38,40を停止表示させるための停止コマンドのデータが記憶された停止コマンド記憶エリア159,大当たり遊技状態の画面から通常の遊技状態の画面に切り替えるための通常画面指定コマンドのデータが記憶された通常画面指定コマンド記憶エリア161等が設けられている。
続いて、主制御ROM62に設けられた各種のテーブル記憶エリアに記憶されているテーブルについて説明する。
表1には、大当たり判定テーブルが示されている。この大当たり判定テーブルは、大当たり判定カウンタ76のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「大当たり判定」から構成されており、大当たり判定テーブルと大当たり判定カウンタ76のカウンタ値に基づいて大当たりであるか否かを判定するようになっている。そして、本実施形態では、取得した大当たり判定カウンタ76のカウンタ値が「7」の場合に「大当たり」と判定される一方、それ以外の場合には「ハズレ」と判定されるようになっている。
表2には、リーチハズレ判定テーブルが示されている。このリーチハズレ判定テーブルは、リーチハズレ判定カウンタ78のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「リーチハズレ判定」から構成されており、リーチハズレ判定テーブルとリーチハズレ判定カウンタ78のカウンタ値に基づいてリーチハズレであるか否かを判定するようになっている。そして、本実施形態では、取得したリーチハズレ判定カウンタ78のカウンタ値が「3」の場合に「リーチハズレ」と判定される一方、それ以外の場合には「完全ハズレ」と判定されるようになっている。
表3には、大当たり図柄選択テーブルが示されている。この大当たり図柄選択テーブルは、大当たり図柄カウンタ82のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「大当たり図柄組み合わせ」から構成されており、大当たり図柄選択テーブルと大当たり図柄カウンタ82のカウンタ値に基づいて特別図柄36,38,40の大当たり図柄組み合わせを選択するようになっている。そして、本実施形態では、大当たり図柄カウンタ82のカウンタ値が「0」の場合に「000」が、「1」の場合に「111」が、「2」の場合に「222」が、「3」の場合に「333」が、「4」の場合に「444」が、「5」の場合に「555」が、「6」の場合に「666」が、「7」の場合に「777」が、「8」の場合に「888」が、「9」の場合に「999」が、それぞれ、特別図柄36,38,40の大当たり図柄組み合わせとして選択されるようになっている。なお、本実施形態では、このようにして選択された特別図柄36,38,40の大当たり図柄組み合わせは、特別図柄36,38,40のそれぞれの停止図柄のデータとして、停止図柄記憶エリア124に記憶されるようになっている。
表4には、左図柄選択テーブルが示されている。この左図柄選択テーブルは、左図柄カウンタ84のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「左特別図柄」から構成されており、左図柄選択テーブルと左図柄カウンタ84のカウンタ値に基づいて左特別図柄36の停止図柄を選択するようになっている。そして、本実施形態では、左図柄カウンタ84のカウンタ値が「0」の場合に「0」が、「1」の場合に「1」が、「2」の場合に「2」が、「3」の場合に「3」が、「4」の場合に「4」が、「5」の場合に「5」が、「6」の場合に「6」が、「7」の場合に「7」が、「8」の場合に「8」が、「9」の場合に「9」が、それぞれ、左特別図柄36の停止図柄として選択されるようになっている。
表5には、中図柄選択テーブルが示されている。この中図柄選択テーブルは、中図柄カウンタ86のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「中特別図柄」から構成されており、中図柄選択テーブルと中図柄カウンタ86のカウンタ値に基づいて中特別図柄38の停止図柄を選択するようになっている。そして、本実施形態では、中図柄カウンタ86のカウンタ値が「0」の場合に「0」が、「1」の場合に「1」が、「2」の場合に「2」が、「3」の場合に「3」が、「4」の場合に「4」が、「5」の場合に「5」が、「6」の場合に「6」が、「7」の場合に「7」が、「8」の場合に「8」が、「9」の場合に「9」が、それぞれ、中特別図柄38の停止図柄として選択されるようになっている。
表6には、右図柄選択テーブルが示されている。この右図柄選択テーブルは、右図柄カウンタ88のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「右特別図柄」から構成されており、右図柄選択テーブルと右図柄カウンタ88のカウンタ値に基づいて右特別図柄40の停止図柄を選択するようになっている。そして、本実施形態では、右図柄カウンタ88のカウンタ値が「0」の場合に「0」が、「1」の場合に「1」が、「2」の場合に「2」が、「3」の場合に「3」が、「4」の場合に「4」が、「5」の場合に「5」が、「6」の場合に「6」が、「7」の場合に「7」が、「8」の場合に「8」が、「9」の場合に「9」が、それぞれ、右特別図柄40の停止図柄として選択されるようになっている。
表7には、第一の変動パターン選択テーブルが示されている。この第一の変動パターン選択テーブルは、変動パターンカウンタ90のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「変動パターン」から構成されており、第一の変動パターン選択テーブルと変動パターンカウンタ90のカウンタ値に基づいて大当たりの場合の変動パターンを選択するようになっている。そして、本実施形態では、変動パターンカウンタ90のカウンタ値が「0」〜「9」の場合に「変動パターンA」が、大当たりの場合の変動パターンとして選択されるようになっている。
表8には、第二の変動パターン選択テーブルが示されている。この第二の変動パターン選択テーブルは、変動パターンカウンタ90のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「変動パターン」から構成されており、第二の変動パターン選択テーブルと変動パターンカウンタ90のカウンタ値に基づいてリーチハズレの場合の変動パターンを選択するようになっている。そして、本実施形態では、変動パターンカウンタ90のカウンタ値が「0」〜「4」の場合に「変動パターンB」が、「5」〜「9」の場合に「変動パターンC」が、それぞれ、リーチハズレの場合の変動パターンとして選択されるようになっている。
表9には、第三の変動パターン選択テーブルが示されている。この第三の変動パターン選択テーブルは、変動パターンカウンタ90のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「変動パターン」から構成されており、第三の変動パターン選択テーブルと変動パターンカウンタ90のカウンタ値に基づいて完全ハズレの場合の変動パターンを選択するようになっている。そして、本実施形態では、変動パターンカウンタ90のカウンタ値が「0」〜「9」の場合に「変動パターンD」が、完全ハズレの場合の変動パターンとして選択されるようになっている。
そこにおいて、本実施形態では、これらの変動パターンA,変動パターンB,変動パターンC,変動パターンDは、それぞれ、特別図柄36,38,40が変動表示されている時間、即ち、三つの特別図柄36,38,40の変動表示が一斉に開始されてから、それら三つの特別図柄36,38,40の全てが停止表示されるまでの時間(変動表示時間)とかかる変動表示時間内での演出内容を規定するものであり、変動パターンA,変動パターンB,変動パターンC,変動パターンDの順番で変動表示時間が短くなるように設定されている。
表10には、第一の開放順序テーブルが示されている。この第一の開放順序テーブルは、開放回数カウンタ94のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、かかる「カウンタ値」に対応する「特別可変入賞装置」,「ラウンド遊技状態の終了可能条件」,「インターバル状態の継続時間」から構成されており、かかる第一の開放順序テーブルと開放回数カウンタ94のカウンタ値に基づいて、入球口50が開放される特別可変入賞装置48,ラウンド遊技状態の終了可能条件,インターバル状態の継続時間を選択するようになっている。
そして、本実施形態では、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかである場合に「第一の特別可変入賞装置」が、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかである場合に「第二の特別可変入賞装置」が、それぞれ、入球口50が開放される特別可変入賞装置48として選択されるようになっている。
また、本実施形態では、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」〜「6」の何れかである場合に「ラウンド遊技状態の終了可能条件」として「開放時間が30秒若しくは入球した遊技球の数が10個」が選択されるようになっている。
さらに、本実施形態では、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」〜「5」の何れかである場合に「インターバル状態の継続時間」として「2秒」が選択されるようになっている。なお、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」の場合にラウンド遊技状態が終了すると、大当たり遊技状態が終了して、インターバル状態となることはない。従って、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」の場合には、「インターバル状態の継続時間」は規定されていない。
表11には、第二の開放順序テーブルが示されている。この第二の開放順序テーブルは、開放回数カウンタ94のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、かかる「カウンタ値」に対応する「特別可変入賞装置」,「ラウンド遊技状態の終了可能条件」,「インターバル状態の継続時間」から構成されており、かかる第二の開放順序テーブルと開放回数カウンタ94のカウンタ値に基づいて、入球口50が開放される特別可変入賞装置48,ラウンド遊技状態の終了可能条件,インターバル状態の継続時間を選択するようになっている。
そして、本実施形態では、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかである場合に「第一の特別可変入賞装置」が、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかである場合に「第二の特別可変入賞装置」が、それぞれ、入球口50が開放される特別可変入賞装置48として選択されるようになっている。
また、本実施形態では、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」〜「6」の何れかである場合に「ラウンド遊技状態の終了可能条件」として「開放時間が30秒若しくは入球した遊技球の数が5個」が選択されるようになっている。
さらに、本実施形態では、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかである場合に「インターバル状態の継続時間」として「0.3秒」が選択されるようになっており、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」の何れかである場合に「インターバル状態の継続時間」として「2秒」が選択されるようになっている。なお、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」の場合にラウンド遊技状態が終了すると、大当たり遊技状態が終了して、インターバル状態となることはない。従って、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」の場合には、「インターバル状態の継続時間」は規定されていない。
表12には、第三の開放順序テーブルが示されている。この第三の開放順序テーブルは、開放回数カウンタ94のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、かかる「カウンタ値」に対応する「特別可変入賞装置」,「ラウンド遊技状態の終了可能条件」,「インターバル状態の継続時間」から構成されており、かかる第三の開放順序テーブルと開放回数カウンタ94のカウンタ値に基づいて、入球口50が開放される特別可変入賞装置48,ラウンド遊技状態の終了可能条件,インターバル状態の継続時間を選択するようになっている。
そして、本実施形態では、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかである場合に「第一の特別可変入賞装置」が、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかである場合に「第二の特別可変入賞装置」が、それぞれ、入球口50が開放される特別可変入賞装置48として選択されるようになっている。
また、本実施形態では、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「6」の何れかである場合に「ラウンド遊技状態の終了可能条件」として「開放時間が30秒若しくは入球した遊技球の数が10個」が選択されるようになっており、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」〜「5」の何れかである場合に「ラウンド遊技状態の終了可能条件」として「開放時間が30秒若しくは入球した遊技球の数が5個」が選択されるようになっている。
さらに、本実施形態では、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかである場合に「インターバル状態の継続時間」として「2秒」が選択されるようになっており、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」の何れかである場合に「インターバル状態の継続時間」として「0.3秒」が選択されるようになっている。なお、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」の場合にラウンド遊技状態が終了すると、大当たり遊技状態が終了して、インターバル状態となることはない。従って、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」の場合には、「インターバル状態の継続時間」は規定されていない。
表13には、第四の開放順序テーブルが示されている。この第四の開放順序テーブルは、開放回数カウンタ94のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、かかる「カウンタ値」に対応する「特別可変入賞装置」,「ラウンド遊技状態の終了可能条件」,「インターバル状態の継続時間」から構成されており、かかる第四の開放順序テーブルと開放回数カウンタ94のカウンタ値に基づいて、入球口50が開放される特別可変入賞装置48,ラウンド遊技状態の終了可能条件,インターバル状態の継続時間を選択するようになっている。
そして、本実施形態では、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかである場合に「第一の特別可変入賞装置」が、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかである場合に「第二の特別可変入賞装置」が、それぞれ、入球口50が開放される特別可変入賞装置48として選択されるようになっている。
また、本実施形態では、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「2」の何れかである場合に「ラウンド遊技状態の終了可能条件」として「開放時間が30秒若しくは入球した遊技球の数が5個」が選択されるようになっており、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「3」〜「6」の何れかである場合に「ラウンド遊技状態の終了可能条件」として「開放時間が30秒若しくは入球した遊技球の数が10個」が選択されるようになっている。
さらに、本実施形態では、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」である場合に「インターバル状態の継続時間」として「0.3秒」が選択されるようになっており、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」〜「5」の何れかである場合に「インターバル状態の継続時間」として「2秒」が選択されるようになっている。なお、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」の場合にラウンド遊技状態が終了すると、大当たり遊技状態が終了して、インターバル状態となることはない。従って、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」の場合には、「インターバル状態の継続時間」は規定されていない。
表14には、開放順序選択テーブルが示されている。この開放順序選択テーブルは、テーブル選択カウンタ80のカウンタ値を示す「カウンタ値」と、「カウンタ値」に対応する「開放順序テーブル」から構成されており、開放順序選択テーブルとテーブル選択カウンタ80のカウンタ値に基づいて、大当たり遊技状態において採用する開放順序テーブルを選択するようになっている。そして、本実施形態では、テーブル選択カウンタ80のカウンタ値が「0」の場合に「第一の開放順序テーブル」が、「1」の場合に「第二の開放順序テーブル」が、「2」の場合に「第三の開放順序テーブル」が、「3」の場合に「第四の開放順序テーブル」が、それぞれ、開放順序テーブルとして選択されるようになっている。
続いて、表示制御回路74の構成について、図6に基づいて説明する。図6に示されているように、表示制御回路74は、表示制御CPU162,入力回路164,表示制御RAM166,プログラムROM168,VDP170,キャラクタROM172,作業RAM174および出力回路176を含んで構成されている。そして、表示制御CPU162には、入力回路164,表示制御RAM166,プログラムROM168およびVDP170が接続されており、VDP170には、キャラクタROM172,作業RAM174および出力回路176が接続されている。
また、表示制御CPU162には、所定周期(例えば、4ms)毎にクロック信号を出力するクロック回路178が接続されている。更にまた、入力回路164は、主制御回路58に接続されている一方、出力回路176は、液晶表示器34に接続されている。なお、本実施形態では、液晶表示器34は、ドライブ回路を含んで構成されている。
また、このような表示制御回路74は、一つの基板上に形成されており、かかる表示制御回路74が形成された基板は、基板ケースに収容されて、パチンコ機10の裏側の適当な位置に固定されるようになっている。
そして、表示制御CPU162は、クロック回路178からクロック信号が入力された場合には、プログラムROM168に記憶されている制御プログラム等に従って、後述する表示側の遊技処理を実行するようになっており、それによって、主制御回路58からの制御信号に基づいて画像の編集内容を示す制御信号を生成し、VDP170との間で制御信号のやり取りを行うようになっている。また、VDP170は、表示制御CPU162からの制御信号に基づいて、キャラクタROM172から特別図柄36,38,40の画像データ等を読み出して、作業RAM174を作業エリアとして編集し、編集した画像データを出力回路176を通して液晶表示器34に出力するようになっている。
そこにおいて、表示制御RAM166には、特別図柄36,38,40の変動表示が行われているか否かを示す表示処理フラグ180が設けられており、この表示処理フラグ180には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、表示処理フラグ180に格納されている数値が「0」である場合には、特別図柄36,38,40の変動表示が行われていないことを示す一方、表示処理フラグ180に格納されている数値が「1」である場合には、特別図柄36,38,40の変動表示が行われていることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「表示処理フラグ180をONにする」とは、表示処理フラグ180に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「表示処理フラグ180をOFFにする」とは、表示処理フラグ180に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
また、表示制御RAM166には、大当たり遊技状態であるか否かを示す大当たりフラグ182が設けられており、この大当たりフラグ182には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、大当たりフラグ182に格納されている数値が「0」である場合には、大当たり遊技状態でないことを示す一方、大当たりフラグ182に格納されている数値が「1」である場合には、大当たり遊技状態であることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「大当たりフラグ182をONにする」とは、大当たりフラグ182に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「大当たりフラグ182をOFFにする」とは、大当たりフラグ182に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
さらに、表示制御RAM166には、大当たり遊技状態が開始される旨の報知が行われているか否かを示す開始報知フラグ184が設けられており、この開始報知フラグ184には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、開始報知フラグ184に格納されている数値が「0」である場合には、大当たり遊技状態が開始される旨の報知が行われていないことを示す一方、開始報知フラグ184に格納されている数値が「1」である場合には、大当たり遊技状態が開始される旨の報知が行われていることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「開始報知フラグ184をONにする」とは、開始報知フラグ184に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「開始報知フラグ184をOFFにする」とは、開始報知フラグ184に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
更にまた、表示制御RAM166には、ラウンド遊技状態である旨の報知が行われているか否かを示す開放報知フラグ186が設けられており、この開放報知フラグ186には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、開放報知フラグ186に格納されている数値が「0」である場合には、ラウンド遊技状態である旨の報知が行われていないことを示す一方、開放報知フラグ186に格納されている数値が「1」である場合には、ラウンド遊技状態である旨の報知が行われていることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「開放報知フラグ186をONにする」とは、開放報知フラグ186に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「開放報知フラグ186をOFFにする」とは、開放報知フラグ186に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
また、表示制御RAM166には、インターバル状態である旨の報知が行われているか否かを示す中間報知フラグ188が設けられており、この中間報知フラグ188には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、中間報知フラグ188に格納されている数値が「0」である場合には、インターバル状態である旨の報知が行われていないことを示す一方、中間報知フラグ188に格納されている数値が「1」である場合には、インターバル状態である旨の報知が行われていることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「中間報知フラグ188をONにする」とは、中間報知フラグ188に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「中間報知フラグ188をOFFにする」とは、中間報知フラグ188に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
さらに、表示制御RAM166には、大当たり遊技状態が終了する旨の報知が行われているか否かを示す終了報知フラグ190が設けられており、この終了報知フラグ190には、「0」又は「1」の何れかの数値が格納されるようになっている。そして、終了報知フラグ190に格納されている数値が「0」である場合には、大当たり遊技状態が終了する旨の報知が行われていないことを示す一方、終了報知フラグ190に格納されている数値が「1」である場合には、大当たり遊技状態が終了する旨の報知が行われていることを示すようになっている。なお、以下の説明において、「終了報知フラグ190をONにする」とは、終了報知フラグ190に格納されている数値を「0」から「1」に変更することをいい、「終了報知フラグ190をOFFにする」とは、終了報知フラグ190に格納されている数値を「1」から「0」に変更することをいう。
なお、本実施形態では、表示制御RAM166に設けられている各種フラグは、何れも、起動時に「0」にセットされるようになっている。
また、表示制御RAM166には、受信した変動パターンのデータが記憶される変動パターン記憶エリア192,受信した特別図柄36,38,40のデータが記憶される特別図柄記憶エリア194,受信した開始演出パターンのデータが記憶される開始演出パターン記憶エリア196,受信した開放演出パターンのデータが記憶される開放演出パターン記憶エリア198,受信した中間演出パターンのデータが記憶される中間演出パターン記憶エリア200,受信した終了演出パターンのデータが記憶される終了演出パターン記憶エリア202が設けられている。
次に、主制御CPU60が実行する主制御側の遊技処理について、図7に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、ステップ(以下、Sとする)1において、カウンタ値更新処理を実行する。このカウンタ値更新処理は、大当たり判定カウンタ76,リーチハズレ判定カウンタ78,テーブル選択カウンタ80,大当たり図柄カウンタ82,左図柄カウンタ84,変動パターンカウンタ90の各カウンタ値を、それぞれ、1ずつ加算して記憶することによって行われる。そこにおいて、本実施形態では、左図柄カウンタ84のカウンタ値が一周した場合には、中図柄カウンタ86のカウンタ値を1加算して記憶する。また、中図柄カウンタ86のカウンタ値が一周した場合には、右図柄カウンタ88のカウンタ値を1加算して記憶する。
続いて、主制御CPU60は、S2において、始動処理を実行する。この始動処理について、図8に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、S21において、始動入賞装置42に遊技球が入球したか否か、即ち、始動スイッチ44が遊技球の通過を検出したか否かを判定し、遊技球が始動入賞装置42に入球していない場合(S21:NO)には、始動処理を終了する一方、遊技球が始動入賞装置42に入球した場合には、S22において、記憶カウンタ92のカウンタ値が「5」であるか否か、即ち、記憶が上限であるか否かを判定する。
記憶が上限である場合(S22:YES)には、主制御CPU60は、始動処理を終了する。一方、記憶が上限でない場合(S22:NO)には、主制御CPU60は、S23において、現在の大当たり判定カウンタ76,リーチハズレ判定カウンタ78,テーブル選択カウンタ80,大当たり図柄カウンタ82の各カウンタ値を取得して、第一乃至第五のカウンタ値記憶エリア120a〜eのうち第一のカウンタ値記憶エリア120a側の空いている記憶エリアに記憶する。
具体的には、第一のカウンタ値記憶エリア120aにカウンタ値が記憶されていない、即ち、第一のカウンタ値記憶エリア120aが空いている場合には第一のカウンタ値記憶エリア120aに、第一のカウンタ値記憶エリア120aが空いていない場合には第二のカウンタ値記憶エリア120bに、第一および第二のカウンタ値記憶エリア120a,bが空いていない場合には第三のカウンタ値記憶エリア120cに、第一乃至第三のカウンタ値記憶エリア120a〜cが空いていない場合には第四のカウンタ値記憶エリア120dに、第一乃至第四のカウンタ値記憶エリア120a〜dが空いていない場合には第五のカウンタ値記憶エリア120eに、取得した各カウンタ値が記憶されるようになっている。
次に、主制御CPU60は、S24において、記憶カウンタ92のカウンタ値を1加算して記憶した後、始動処理を終了する。
このような始動処理を終了した主制御CPU60は、次に、特図変動開始処理(S3)を実行する。この特図変動開始処理について、図9に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、S31において、大当たりフラグ102がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ102がONになっている場合(S31:YES)には、特図変動開始処理を終了する。
大当たりフラグ102がOFFになっている場合(S31:NO)には、主制御CPU60は、S32において、記憶カウンタ92のカウンタ値が「1」以上であるか否かを判定し、記憶カウンタ92のカウンタ値が「0」である場合(S32:NO)には、特図変動開始処理を終了する一方、記憶カウンタ92のカウンタ値が「1」以上である場合(S32:YES)には、S33において、変動処理フラグ100がONであるか否かを判定し、変動処理フラグ100がONになっている場合(S33:YES)には、特図変動開始処理を終了する。
変動処理フラグ100がOFFである場合(S33:NO)には、主制御CPU60は、S34において、変動処理フラグ100をONにした後、S35において、第一のカウンタ値記憶エリア120aに記憶された大当たり判定カウンタ76のカウンタ値と大当たり判定テーブルに基づいて大当たり判定カウンタ76のカウンタ値が大当たり数値(本実施形態では、「7」)であるか否かを判定する。
大当たり数値である場合(S35:YES)には、主制御CPU60は、S36において、第一のカウンタ値記憶エリア120aに記憶されている大当たり図柄カウンタ82のカウンタ値と大当たり図柄選択テーブルに基づいて特別図柄36,38,40の大当たり図柄組み合わせを選択し、選択した特別図柄36,38,40の大当たり図柄組み合わせのデータを停止図柄記憶エリア124に記憶する。次に、主制御CPU60は、S37において、現在の変動パターンカウンタ90のカウンタ値と第一の変動パターン選択テーブルに基づいて変動パターンを選択し、選択した変動パターンのデータを変動パターン記憶エリア122に記憶した後、S43以降の処理を実行する。
大当たり数値でない場合(S35:NO)には、主制御CPU60は、S38において、第一のカウンタ値記憶エリア120aに記憶されているリーチハズレ判定カウンタ78のカウンタ値とリーチハズレ判定テーブルに基づいてリーチハズレであるか否かを判定する。
リーチハズレである場合(S38:YES)には、主制御CPU60は、S39において、現在の左図柄カウンタ84のカウンタ値と左図柄選択テーブルに基づいて左特別図柄36の停止図柄を選択し、現在の中図柄カウンタ86のカウンタ値と中図柄選択テーブルに基づいて中特別図柄38の停止図柄を選択し、更に、右特別図柄40の停止図柄として左特別図柄36の停止図柄と同じものを選択した後、このように選択した特別図柄36,38,40の図柄組み合わせを停止図柄記憶エリア124に記憶する。そこにおいて、左特別図柄36の停止図柄と中特別図柄38の停止図柄が同じものになってしまった場合には、中特別図柄38の停止図柄を左特別図柄36の停止図柄と異なるものに変更する。具体的には、例えば、中特別図柄38の停止図柄を左特別図柄36の停止図柄よりも1大きなものに変更したりする。次に、主制御CPU60は、S40において、現在の変動パターンカウンタ90のカウンタ値と第二の変動パターン選択テーブルに基づいて変動パターンを選択し、選択した変動パターンのデータを変動パターン記憶エリア122に記憶した後、S43以降の処理を実行する。
リーチハズレでない場合(S38:NO)には、主制御CPU60は、S41において、現在の左図柄カウンタ84のカウンタ値と左図柄選択テーブルに基づいて左特別図柄36の停止図柄を選択し、現在の中図柄カウンタ86のカウンタ値と中図柄選択テーブルに基づいて中特別図柄38の停止図柄を選択し、更に、現在の右図柄カウンタ88のカウンタ値と右図柄選択テーブルに基づいて右特別図柄40の停止図柄を選択した後、このように選択した特別図柄36,38,40の図柄組み合わせを停止図柄記憶エリア124に記憶する。そこにおいて、左特別図柄36の停止図柄と右特別図柄40の停止図柄が同じものになってしまった場合には、右特別図柄40の停止図柄を左特別図柄36の停止図柄と異なるものに変更する。具体的には、例えば、右特別図柄40の停止図柄を左特別図柄36の停止図柄よりも1大きなものに変更したりする。次に、主制御CPU60は、S42において、現在の変動パターンカウンタ90のカウンタ値と第三の変動パターン選択テーブルに基づいて変動パターンを選択し、選択した変動パターンのデータを変動パターン記憶エリア122に記憶した後、S43以降の処理を実行する。
そして、主制御CPU60は、S43において、タイマカウンタ98のカウンタ値を変動パターン記憶エリア122に記憶されている変動パターンに対応した初期値にセットした後、S44において、変動パターン記憶エリア122に記憶されている変動パターンのデータを表示制御回路74に向けて送信する。次に、主制御CPU60は、S45において、停止図柄記憶エリア124に記憶されている特別図柄36,38,40のデータを表示制御回路74に送信した後、特図変動開始処理を終了する。
このような特図変動開始処理を実行した主制御CPU60は、続いて、特図変動監視処理(S4)を実行する。この特図変動監視処理について、図10に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、S51において、大当たりフラグ102がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ102がONになっている場合(S51:YES)には、特図変動監視処理を終了する。
大当たりフラグ102がOFFになっている場合(S51:NO)には、主制御CPU60は、S52において、変動処理フラグ100がONになっているか否かを判定し、変動処理フラグ100がOFFになっている場合(S52:NO)には、特図変動監視処理を終了する一方、変動処理フラグ100がONになっている場合(S52:YES)には、S53において、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」であるか否か、即ち、変動表示時間が終了したか否かを判定する。
変動表示時間が終了していない場合(S53:NO)には、主制御CPU60は、S54において、タイマカウンタ98のカウンタ値を1減算して記憶した後、特図変動監視処理を終了する一方、変動表示時間が終了している場合(S53:YES)には、S55において、停止コマンド記憶エリア159に記憶されている停止コマンドを読み出して、表示制御回路74に送信する。
続いて、主制御CPU60は、S56において、変動パターン記憶エリア122に記憶されている変動パターンのデータが大当たりの場合における変動パターンのデータであるか否かを判定する。
大当たりの場合における変動パターンのデータでない場合(S56:NO)には、主制御CPU60は、後述するS62以降の制御処理を実行する一方、大当たりの場合における変動パターンのデータである場合(S56:YES)には、主制御CPU60は、S57において、大当たりフラグ102をONにした後、S58において、第一のカウンタ値記憶エリア120aに記憶されているテーブル選択カウンタ80のカウンタ値と開放順序選択テーブルに基づいて開放順序テーブルを選択すると共に、選択した開放順序テーブルに対応したテーブル選択フラグ104,106,108,110をONにする開放順序テーブル選択処理を実行する。
具体的には、第一の開放順序テーブルを選択した場合には第一のテーブル選択フラグ104を、第二の開放順序テーブルを選択した場合には第二のテーブル選択フラグ106を、第三の開放順序テーブルを選択した場合には第三のテーブル選択フラグ108を、第四の開放順序テーブルを選択した場合には第四のテーブル選択フラグ110を、それぞれ、ONにするようになっている。
続いて、主制御CPU60は、S59において、開始演出パターン記憶エリア154に記憶されている開始演出パターンを読み出して、表示制御回路84に送信した後、S60において、タイマカウンタ98のカウンタ値を初期値(本実施形態では、10秒に相当する値)にセットする。
次に、主制御CPU60は、S61において、開始報知フラグ114をONにした後、S62において、変動処理フラグ100をOFFにする。その後、主制御CPU60は、S63において、第一のカウンタ値記憶エリア120aに記憶されている各種カウンタ値を消去する。
続いて、主制御CPU60は、S64において、記憶カウンタ92のカウンタ値が「2」以上であるか否かを判定し、記憶カウンタ92のカウンタ値が「2」以上でない場合(S64:NO)には、S66以降の処理を実行する。
記憶カウンタ92のカウンタ値が「2」以上である場合(S64:YES)には、主制御CPU60は、S65において、第二乃至第五のカウンタ値記憶エリア120b〜eに記憶されている各種カウンタ値を第一のカウンタ値記憶エリア120aの側のカウンタ値記憶エリア120に一つシフトして記憶する。
具体的には、第二のカウンタ値記憶エリア120bに記憶されている各種カウンタ値は第一のカウンタ値記憶エリア120aに、第三のカウンタ値記憶エリア120cに記憶されている各種カウンタ値は第二のカウンタ値記憶エリア120bに、第四のカウンタ値記憶エリア120dに記憶されている各種カウンタ値は第三のカウンタ値記憶エリア120cに、第五のカウンタ値記憶エリア120eに記憶されている各種カウンタ値は第四のカウンタ値記憶エリア120dに記憶されるようになっている。
次に、主制御CPU60は、S66において、記憶カウンタ92のカウンタ値を1減算して記憶した後、特図変動監視処理を終了する。
特図変動監視処理を終了した主制御CPU60は、次に、開始報知監視処理(S5)を実行する。この開始報知監視処理について、図11に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、S71において、大当たりフラグ102がONであるか否かを判定する。大当たりフラグ102がOFFである場合(S71:NO)には、主制御CPU60は、開始報知監視処理を終了する。
一方、大当たりフラグ102がONである場合(S71:YES)には、主制御CPU60は、S72において、開始報知フラグ114がONになっているか否かを判定し、開始報知フラグ114がOFFである場合(S72:NO)には、開始報知監視処理を終了する一方、開始報知フラグ114がONである場合(S72:YES)には、S73において、報知時間が終了しているか否かを判定する。具体的には、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」になっているか否かを判定する。
報知時間が終了していない場合(S73:NO)には、主制御CPU60は、S74において、タイマカウンタ98のカウンタ値を1減算して記憶した後、開始報知監視処理を終了する一方、報知時間が終了している場合(S73:YES)には、主制御CPU60は、S75において、開始報知フラグ114をOFFにした後、S76において、開放演出パターン記憶エリア156に記憶されている開放演出パターンを読み出して、表示制御回路74に送信する。
続いて、主制御CPU60は、S77において、第一の特別可変入賞装置48aの入球口50aを開放した後、S78において、開放中フラグ112をONにする。
次に、主制御CPU60は、S79において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、30秒に相当する値)にセットした後、S80において、開放回数カウンタ114のカウンタ値を1加算して記憶した後、開始報知監視処理を終了する。
このような開始報知監視処理を実行した主制御CPU60は、次に、第一の開放中処理(S6)を実行する。この第一の開放中処理について、図12に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、S91において、大当たりフラグ102がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ102がOFFになっている場合(S91:NO)には、第一の開放中処理を終了する一方、大当たりフラグ102がONになっている場合(S91:YES)には、S92において、第一の開放順序テーブルが選択されているか否かを、第一のテーブル選択フラグ104がONになっているか否かに基づいて判定する。
第一の開放順序テーブルが選択されていない場合(S92:NO)には、主制御CPU60は、第一の開放中処理を終了する一方、第一の開放順序テーブルが選択されている場合(S92:YES)には、主制御CPU60は、S93において、開放中フラグ112がONになっているか否かを判定する。
開放中フラグ112がOFFになっている場合(S93:NO)には、主制御CPU60は、第一の開放中処理を終了する一方、開放中フラグ112がONになっている場合(S93:YES)には、主制御CPU60は、S94において、第一のカウントスイッチ56aが遊技球を検出したか否かを判定する。
第一のカウントスイッチ56aが遊技球を検出した場合(S94:YES)には、主制御CPU60は、S95において、入球数カウンタ96のカウンタ値を1加算して記憶した後、後述するS97以降の処理を実行する。一方、第一のカウントスイッチ56aが遊技球を検出していない場合(S94:NO)には、主制御CPU60は、S96において、第二のカウントスイッチ56bが遊技球を検出したか否かを判定する。
第二のカウントスイッチ56bが遊技球を検出した場合(S96:YES)には、主制御CPU60は、S95以降の処理を実行する。一方、第二のカウントスイッチ56bが遊技球を検出していない場合(S96:NO)には、主制御CPU60は、S97において、タイマカウンタ98のカウンタ値を1減算して記憶した後、S98において、入球数カウンタ96のカウンタ値が「10」以上であるか否かを判定する。
入球数カウンタ96のカウンタ値が「10」以上である場合(S98:YES)には、主制御CPU60は、後述するS100以降の処理を実行する。一方、入球数カウンタ96のカウンタ値が「10」以上でない場合(S98:NO)には、主制御CPU60は、S99において、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」であるか否か、即ち、開放時間が終了したか否かを判定する。
開放時間が終了していない場合(S99:NO)には、主制御CPU60は、第一の開放中処理を終了する一方、開放時間が終了している場合(S99:YES)には、主制御CPU60は、S100において、入球数カウンタ96のカウンタ値を「0」にした後、S101において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかであるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかである場合(S101:YES)には、主制御CPU60は、S102において、第一の特別可変入賞装置48aの入球口50aを閉鎖した後、後述するS104以降の処理を実行する。一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れでもない場合(S101:NO)には、主制御CPU60は、S103において、第二の特別可変入賞装置48bの入球口50bを閉鎖した後、S104において、開放中フラグ112をOFFにする。その後、主制御CPU60は、S105において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」であるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」でない場合(S105:NO)には、主制御CPU60は、S106において、中間演出パターン記憶エリア160に記憶されている中間演出パターンのデータを読み出して、表示制御回路74に送信した後、S107において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、2秒に相当する値)にセットする。
続いて、主制御CPU60は、S108において、インターバルフラグ116をONにした後、第一の開放中処理を終了する。
一方、開放回数カウンタ112のカウンタ値が「6」である場合(S105:YES)には、主制御CPU60は、S109において、終了演出パターン記憶エリア158に記憶されている終了演出パターンを読み出して、表示制御回路74に送信した後、S110において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、10秒に相当する値)にセットする。
続いて、主制御CPU60は、S111において、終了報知フラグ118をONにした後、第一の開放中処理を終了する。
このような第一の開放中処理を終了した主制御CPU60は、次に、第一の中間報知監視処理(S7)を実行する。この第一の中間報知監視処理について、図13に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、S121において、大当たりフラグ102がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ102がOFFになっている場合(S121:NO)には、第一の中間報知監視処理を終了する一方、大当たりフラグ102がONになっている場合(S121:YES)には、S122において、第一の開放順序テーブルが選択されているか否かを、第一のテーブル選択フラグ104がONになっているか否かに基づいて判定する。
第一の開放順序テーブルが選択されていない場合(S122:NO)には、主制御CPU60は、第一の中間報知監視処理を終了する一方、第一の開放順序テーブルが選択されている場合(S122:YES)には、S123において、インターバルフラグ116がONになっているか否かを判定する。
インターバルフラグ116がOFFになっている場合(S123:NO)には、主制御CPU60は、第一の中間報知監視処理を終了する一方、インターバルフラグ116がONになっている場合(S123:YES)には、主制御CPU60は、S124において、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」であるか否かを判定する。
タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」でない場合(S124:NO)には、主制御CPU60は、S125において、タイマカウンタ98のカウンタ値を1減算して記憶した後、第一の中間報知監視処理を終了する一方、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」である場合(S124:YES)には、主制御CPU60は、S126において、インターバルフラグ116をOFFにした後、S127において、開放演出パターン記憶エリア156に記憶されている開放演出パターンのデータを読み出して、表示制御回路74に送信する。
次に、主制御CPU60は、S128において、開放回数カウンタ94のカウンタ値を1加算して記憶した後、S129において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかであるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかでない場合(S129:NO)には、主制御CPU60は、S130において、第一の特別可変入賞装置48aの入球口50aを開放した後、後述するS132以降の処理を実行する一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかである場合(S129:YES)には、主制御CPU60は、S131において、第二の特別可変入賞装置48bの入球口50bを開放した後、S132において、開放中フラグ112をONにする。
続いて、主制御CPU60は、S133において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、30秒に相当する値)にセットした後、第一の中間報知監視処理を終了する。
このような第一の中間報知監視処理を終了した主制御CPU60は、続いて、第二の開放中処理(S8)を実行する。この第二の開放中処理について、図14に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、S141において、大当たりフラグ102がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ102がOFFになっている場合(S141:NO)には、第二の開放中処理を終了する一方、大当たりフラグ102がONになっている場合(S141:YES)には、S142において、第二の開放順序テーブルが選択されているか否かを、第二のテーブル選択フラグ106がONになっているか否かに基づいて判定する。
第二の開放順序テーブルが選択されていない場合(S142:NO)には、主制御CPU60は、第二の開放中処理を終了する一方、第二の開放順序テーブルが選択されている場合(S142:YES)には、主制御CPU60は、S143において、開放中フラグ112がONになっているか否かを判定する。
開放中フラグ112がOFFになっている場合(S143:NO)には、主制御CPU60は、第二の開放中処理を終了する一方、開放中フラグ112がONになっている場合(S143:YES)には、主制御CPU60は、S144において、第一のカウントスイッチ56aが遊技球を検出したか否かを判定する。
第一のカウントスイッチ56aが遊技球を検出した場合(S144:YES)には、主制御CPU60は、S145において、入球数カウンタ96のカウンタ値を1加算して記憶した後、後述するS147以降の処理を実行する。一方、第一のカウントスイッチ56aが遊技球を検出していない場合(S144:NO)には、主制御CPU60は、S146において、第二のカウントスイッチ56bが遊技球を検出したか否かを判定する。
第二のカウントスイッチ56bが遊技球を検出した場合(S146:YES)には、主制御CPU60は、S145以降の処理を実行する。一方、第二のカウントスイッチ56bが遊技球を検出していない場合(S146:NO)には、主制御CPU60は、S147において、タイマカウンタ98のカウンタ値を1減算して記憶した後、S148において、入球数カウンタ96のカウンタ値が「5」以上であるか否かを判定する。
入球数カウンタ96のカウンタ値が「5」以上である場合(S148:YES)には、主制御CPU60は、後述するS150以降の処理を実行する。一方、入球数カウンタ96のカウンタ値が「5」以上でない場合(S148:NO)には、主制御CPU60は、S149において、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」であるか否か、即ち、開放時間が終了したか否かを判定する。
開放時間が終了していない場合(S149:NO)には、主制御CPU60は、第二の開放中処理を終了する一方、開放時間が終了している場合(S149:YES)には、主制御CPU60は、S150において、入球数カウンタ96のカウンタ値を「0」にした後、S151において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかであるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかである場合(S151:YES)には、主制御CPU60は、S152において、第一の特別可変入賞装置48aの入球口50aを閉鎖した後、後述するS154以降の処理を実行する。一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れでもない場合(S151:NO)には、主制御CPU60は、S153において、第二の特別可変入賞装置48bの入球口50bを閉鎖した後、S154において、開放中フラグ112をOFFにする。その後、主制御CPU60は、S155において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」であるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」でない場合(S155:NO)には、主制御CPU60は、S156において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかであるか否かを判定し、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかである場合(S156:YES)には、主制御CPU60は、S157において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、0.3秒に相当する値)がセットする。
続いて、主制御CPU60は、S158において、インターバルフラグ116をONにした後、第二の開放中処理を終了する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかでない場合(S156:NO)には、主制御CPU60は、S159において、中間演出パターン記憶エリア160に記憶されている中間演出パターンのデータを読み出して、表示制御回路74に送信した後、S160において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、2秒に相当する値)にセットする。
その後、主制御CPU60は、S158以降の処理を実行する。
一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」である場合(S155:YES)には、主制御CPU60は、S161において、終了演出パターン記憶エリア158に記憶されている終了演出パターンのデータを読み出して、表示制御回路74に送信した後、S162において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、10秒に相当する値)にセットする。
続いて、主制御CPU60は、S163において、終了報知フラグ118をONにした後、第二の開放中処理を終了する。
このような第二の開放中処理を終了した主制御CPU60は、次に、第二の中間報知監視処理(S9)を実行する。この第二の中間報知監視処理について、図15に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、S171において、大当たりフラグ102がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ102がOFFになっている場合(S171:NO)には、第二の中間報知監視処理を終了する一方、大当たりフラグ102がONになっている場合(S171:YES)には、S172において、第二の開放順序テーブルが選択されているか否かを、第二のテーブル選択フラグ106がONになっているか否かに基づいて判定する。
第二の開放順序テーブルが選択されていない場合(S172:NO)には、主制御CPU60は、第二の中間報知監視処理を終了する一方、第二の開放順序テーブルが選択されている場合(S172:YES)には、主制御CPU60は、S173において、インターバルフラグ116がONになっているか否かを判定する。
インターバルフラグ116がOFFになっている場合(S173:NO)には、主制御CPU60は、第二の中間報知監視処理を終了する一方、インターバルフラグ116がONになっている場合(S173:YES)には、主制御CPU60は、S174において、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」であるか否かを判定する。
タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」でない場合(S174:NO)には、主制御CPU60は、S175において、タイマカウンタ98のカウンタ値を1減算して記憶した後、第二の中間報知監視処理を終了する一方、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」である場合(S174:YES)には、主制御CPU60は、S176において、インターバルフラグ116をOFFにした後、S177において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかであるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかでない場合(S177:NO)には、主制御CPU60は、S178において、開放演出パターン記憶エリア156に記憶されている開放演出パターンのデータを読み出して、表示制御回路74に送信した後、後述するS179以降の処理を実行する。
一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかである場合(S177:YES)には、主制御CPU60は、S179において、開放回数カウンタ94のカウンタ値を1加算して記憶した後、S180において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかであるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかでない場合(S180:NO)には、主制御CPU60は、S181において、第一の特別可変入賞装置48aの入球口50aを開放した後、後述するS183以降の処理を実行する一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかである場合(S180:YES)には、主制御CPU60は、S182において、第二の特別可変入賞装置48bの入球口50bを開放した後、S183において、開放中フラグ112をONにする。
続いて、主制御CPU60は、S184において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、30秒に相当する値)にセットした後、第二の中間報知監視処理を終了する。
このような第二の中間報知監視処理を終了した主制御CPU60は、続いて、第三の開放中処理(S10)を実行する。この第三の開放中処理について、図16に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、S191において、大当たりフラグ102がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ102がOFFになっている場合(S191:NO)には、第三の開放中処理を終了する一方、大当たりフラグ102がONになっている場合(S191:YES)には、S192において、第三の開放順序テーブルが選択されているか否かを、第三のテーブル選択フラグ108がONになっているか否かに基づいて判定する。
第三の開放順序テーブルが選択されていない場合(S192:NO)には、主制御CPU60は、第三の開放中処理を終了する一方、第三の開放順序テーブルが選択されている場合(S192:YES)には、主制御CPU60は、S193において、開放中フラグ112がONになっているか否かを判定する。
開放中フラグ112がOFFになっている場合(S193:NO)には、主制御CPU60は、第三の開放中処理を終了する一方、開放中フラグ112がONになっている場合(S193:YES)には、主制御CPU60は、S194において、第一のカウントスイッチ56aが遊技球を検出したか否かを判定する。
第一のカウントスイッチ56aが遊技球を検出した場合(S194:YES)には、主制御CPU60は、S195において、入球数カウンタ96のカウンタ値を1加算して記憶した後、後述するS197以降の処理を実行する。一方、第一のカウントスイッチ56aが遊技球を検出していない場合(S194:NO)には、主制御CPU60は、S196において、第二のカウントスイッチ56bが遊技球を検出したか否かを判定する。
第二のカウントスイッチ56bが遊技球を検出した場合(S196:YES)には、主制御CPU60は、S195以降の処理を実行する。一方、第二のカウントスイッチ96が遊技球を検出していない場合(S196:NO)には、主制御CPU60は、S197において、タイマカウンタ98のカウンタ値を1減算して記憶した後、S198において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」又は「6」であるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」又は「6」である場合(S198:YES)には、主制御CPU60は、S199において、入球数カウンタ96のカウンタ値が「10」以上であるか否かを判定し、入球数カウンタ96のカウンタ値が「10」以上である場合(S199:YES)には、主制御CPU60は、後述するS201以降の処理を実行する一方、入球数カウンタ96のカウンタ値が「10」以上でない場合(S199:NO)には、S200において、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」であるか否か、即ち、開放時間が終了したか否かを判定する。
開放時間が終了していない場合(S200:NO)には、主制御CPU60は、第三の開放中処理を終了する一方、開放時間が終了している場合(S200:YES)には、主制御CPU60は、S201において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」であるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」である場合(S201:YES)には、主制御CPU60は、S202において、第一の特別可変入賞装置48aの入球口50aを閉鎖した後、後述するS204以降の処理を実行する。一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」でない場合(S201:NO)には、主制御CPU60は、S203において、第二の特別可変入賞装置48bの入球口50bを閉鎖した後、S204において、入球数カウンタ96のカウンタ値を「0」にする。
次に、主制御CPU60は、S205において、開放中フラグ112をOFFにした後、S206において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」であるか否かを判定し、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」でない場合(S206:NO)には、主制御CPU60は、S207において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」又は「4」であるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」又は「4」である場合(S207:YES)には、主制御CPU60は、S208において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、0.3秒に相当する値)がセットし、S209において、インターバルフラグ116をONにした後、第三の開放中処理を終了する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」又は「4」でない場合(S207:NO)には、主制御CPU60は、S210において、中間演出パターン記憶エリア160に記憶されている中間演出パターンのデータを読み出して、表示制御回路74に送信した後、S211において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、2秒に相当する値)にセットする。
その後、主制御CPU60は、S209以降の処理を実行する。
一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」である場合(S206:YES)には、主制御CPU60は、S212において、終了演出パターン記憶エリア158に記憶されている終了演出パターンのデータを読み出して、表示制御回路74に送信した後、S213において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、10秒に相当する値)にセットする。
続いて、主制御CPU60は、S214において、終了報知フラグ118をONにした後、第三の開放中処理を終了する。
また、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」又は「6」でない場合(S198:NO)には、主制御CPU60は、S215において、入球数カウンタ96のカウンタ値が「5」以上であるか否かを判定し、入球数カウンタ96のカウンタ値が「5」以上である場合(S215:YES)には、後述するS217以降の処理を実行する。
一方、入球数カウンタ96のカウンタ値が「5」以上でない場合(S215:NO)には、主制御CPU60は、S216において、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」であるか否か、即ち、開放時間が終了したか否かを判定し、開放時間が終了していない場合(S216:NO)には、第三の開放中処理を終了する一方、開放時間が終了している場合(S216:YES)には、S217において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」又は「4」であるか否かを判定する。
そして、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」又は「4」でない場合(S217:NO)には、主制御CPU60は、S202以降の処理を実行する一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」又は「4」である場合(S217:YES)には、主制御CPU60は、S203以降の処理を実行する。
このような第三の開放中処理を終了した主制御CPU60は、次に、第三の中間報知監視処理(S11)を実行する。この第三の中間報知監視処理について、図17に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、S221において、大当たりフラグ102がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ102がOFFになっている場合(S221:NO)には、第三の中間報知監視処理を終了する一方、大当たりフラグ102がONになっている場合(S221:YES)には、S222において、第三の開放順序テーブルが選択されているか否かを、第三のテーブル選択フラグ108がONになっているか否かに基づいて判定する。
第三の開放順序テーブルが選択されていない場合(S222:NO)には、主制御CPU60は、第三の中間報知監視処理を終了する一方、第三の開放順序テーブルが選択されている場合(S222:YES)には、主制御CPU60は、S223において、インターバルフラグ116がONになっているか否かを判定する。
インターバルフラグ116がOFFになっている場合(S223:NO)には、主制御CPU60は、第三の中間報知監視処理を終了する一方、インターバルフラグ116がONになっている場合(S223:YES)には、主制御CPU60は、S224において、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」であるか否かを判定する。
タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」でない場合(S224:NO)には、主制御CPU60は、S225において、タイマカウンタ98のカウンタ値を1減算して記憶した後、第三の中間報知監視処理を終了する一方、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」である場合(S224:YES)には、主制御CPU60は、S226において、インターバルフラグ116をOFFにした後、S227において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」又は「4」であるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」又は「4」でない場合(S227:NO)には、主制御CPU60は、S228において、開放演出パターン記憶エリア156に記憶されている開放演出パターンのデータを読み出して、表示制御回路74に送信した後、後述するS229以降の処理を実行する。
一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」又は「4」である場合(S227:YES)には、主制御CPU60は、S229において、開放回数カウンタ94のカウンタ値を1加算して記憶した後、S230において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかであるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかでない場合(S230:NO)には、主制御CPU60は、S231において、第一の特別可変入賞装置48aの入球口50aを開放した後、後述するS233以降の処理を実行する一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかである場合(S230:YES)には、主制御CPU60は、S232において、第二の特別可変入賞装置48bの入球口50bを開放した後、S233において、開放中フラグ112をONにする。
続いて、主制御CPU60は、S234において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、30秒に相当する値)にセットした後、第三の中間報知監視処理を終了する。
このような第三の中間報知監視処理を終了した主制御CPU60は、続いて、第四の開放中処理(S12)を実行する。この第四の開放中処理について、図18に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、S241において、大当たりフラグ102がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ102がOFFになっている場合(S241:NO)には、第四の開放中処理を終了する一方、大当たりフラグ102がONになっている場合(S241:YES)には、S242において、第四の開放順序テーブルが選択されているか否かを、第四のテーブル選択フラグ110がONになっているか否かに基づいて判定する。
第四の開放順序テーブルが選択されていない場合(S242:NO)には、主制御CPU60は、第四の開放中処理を終了する一方、第四の開放順序テーブルが選択されている場合(S242:YES)には、主制御CPU60は、S243において、開放中フラグ112がONになっているか否かを判定する。
開放中フラグ112がOFFになっている場合(S243:NO)には、主制御CPU60は、第四の開放中処理を終了する一方、開放中フラグ112がONになっている場合(S243:YES)には、主制御CPU60は、S244において、第一のカウントスイッチ56aが遊技球を検出したか否かを判定する。
第一のカウントスイッチ56aが遊技球を検出した場合(S244:YES)には、主制御CPU60は、S245において、入球数カウンタ96のカウンタ値を1加算して記憶した後、後述するS247以降の処理を実行する。一方、第一のカウントスイッチ56aが遊技球を検出していない場合(S244:NO)には、主制御CPU60は、S246において、第二のカウントスイッチ56bが遊技球を検出したか否かを判定する。
第二のカウントスイッチ56bが遊技球を検出した場合(S246:YES)には、主制御CPU60は、S245以降の処理を実行する。一方、第二のカウントスイッチ56bが遊技球を検出していない場合(S246:NO)には、主制御CPU60は、S247において、タイマカウンタ98のカウンタ値を1減算して記憶した後、S248において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」又は「2」であるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」又は「2」である場合(S248:YES)には、主制御CPU60は、S249において、入球数カウンタ96のカウンタ値が「5」以上であるか否かを判定し、入球数カウンタ96のカウンタ値が「5」以上である場合(S249:YES)には、主制御CPU60は、後述するS251以降の処理を実行する一方、入球数カウンタ96のカウンタ値が「5」以上でない場合(S249:NO)には、S250において、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」であるか否か、即ち、開放時間が終了したか否かを判定する。
開放時間が終了していない場合(S250:NO)には、主制御CPU60は、第四の開放中処理を終了する一方、開放時間が終了している場合(S250:YES)には、主制御CPU60は、S251において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」であるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」である場合(S251:YES)には、主制御CPU60は、S252において、第一の特別可変入賞装置48aの入球口50aを閉鎖した後、後述するS254以降の処理を実行する。一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」でない場合(S251:NO)には、主制御CPU60は、S253において、第二の特別可変入賞装置48bの入球口50bを閉鎖した後、S254において、入球数カウンタ96のカウンタ値を「0」にする。
次に、主制御CPU60は、S255において、開放中フラグ112をOFFにした後、S256において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」であるか否かを判定し、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」でない場合(S256:NO)には、主制御CPU60は、S257において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」であるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」である場合(S257:YES)には、主制御CPU60は、S258において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、0.3秒に相当する値)がセットし、S259において、インターバルフラグ116をONにした後、第四の開放中処理を終了する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」でない場合(S257:NO)には、主制御CPU60は、S260において、中間演出パターン記憶エリア160に記憶されている中間演出パターンのデータを読み出して、表示制御回路74に送信した後、S261において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、2秒に相当する値)にセットする。
その後、主制御CPU60は、S259以降の処理を実行する。
一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「6」である場合(S256:YES)には、主制御CPU60は、S262において、終了演出パターン記憶エリア158に記憶されている終了演出パターンのデータを読み出して、表示制御回路74に送信した後、S263において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、10秒に相当する値)にセットする。
続いて、主制御CPU60は、S264において、終了報知フラグ118をONにした後、第四の開放中処理を終了する。
また、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」又は「2」でない場合(S248:NO)には、主制御CPU60は、S265において、入球数カウンタ96のカウンタ値が「10」以上であるか否かを判定し、入球数カウンタ96のカウンタ値が「10」以上である場合(S265:YES)には、後述するS267以降の処理を実行する。
一方、入賞数カウンタ96のカウンタ値が「10」以上でない場合(S265:NO)には、主制御CPU60は、S266において、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」であるか否か、即ち、開放時間が終了したか否かを判定し、開放時間が終了していない場合(S266:NO)には、第四の開放中処理を終了する一方、開放時間が終了している場合(S266:YES)には、S267において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「3」又は「5」であるか否かを判定する。
そして、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「3」又は「5」である場合(S267:YES)には、主制御CPU60は、S252以降の処理を実行する一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「3」又は「5」でない場合(S267:NO)には、主制御CPU60は、S253以降の処理を実行する。
このような第四の開放中処理を終了した主制御CPU60は、次に、第四の中間報知監視処理(S13)を実行する。この第四の中間報知監視処理について、図19に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、S271において、大当たりフラグ102がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ102がOFFになっている場合(S271:NO)には、第四の中間報知監視処理を終了する一方、大当たりフラグ102がONになっている場合(S271:YES)には、S272において、第四の開放順序テーブルが選択されているか否かを、第四のテーブル選択フラグ110がONになっているか否かに基づいて判定する。
第四の開放順序テーブルが選択されていない場合(S272:NO)には、主制御CPU60は、第四の中間報知監視処理を終了する一方、第四の開放順序テーブルが選択されている場合(S272:YES)には、主制御CPU60は、S273において、インターバルフラグ116がONになっているか否かを判定する。
インターバルフラグ116がOFFになっている場合(S273:NO)には、主制御CPU60は、第四の中間報知監視処理を終了する一方、インターバルフラグ116がONになっている場合(S273:YES)には、主制御CPU60は、S274において、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」であるか否かを判定する。
タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」でない場合(S274:NO)には、主制御CPU60は、S275において、タイマカウンタ98のカウンタ値を1減算して記憶した後、第四の中間報知監視処理を終了する一方、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」である場合(S274:YES)には、主制御CPU60は、S276において、インターバルフラグ116をOFFにした後、S277において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」であるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」でない場合(S277:NO)には、主制御CPU60は、S278において、開放演出パターン記憶エリア156に記憶されている開放演出パターンのデータを読み出して、表示制御回路74に送信した後、後述するS279以降の処理を実行する。
一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」である場合(S277:YES)には、主制御CPU60は、S279において、開放回数カウンタ94のカウンタ値を1加算して記憶した後、S280において、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかであるか否かを判定する。
開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかでない場合(S280:NO)には、主制御CPU60は、S281において、第一の特別可変入賞装置48aの入球口50aを開放した後、後述するS283以降の処理を実行する一方、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」,「4」,「6」の何れかである場合(S280:YES)には、主制御CPU60は、S282において、第二の特別可変入賞装置48bの入球口50bを開放した後、S283において、開放中フラグ112をONにする。
続いて、主制御CPU60は、S284において、タイマカウンタ98のカウンタ値を予め定められた初期値(本実施形態では、30秒に相当する値)にセットした後、第四の中間報知監視処理を終了する。
このような第四の中間報知監視処理を終了した主制御CPU60は、次に、終了報知監視処理(S14)を実行する。この終了報知監視処理について、図20に基づいて説明する。先ず、主制御CPU60は、S291において、大当たりフラグ102がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ102がOFFになっている場合(S291:NO)には、終了報知監視処理を終了する一方、大当たりフラグ102がONになっている場合(S291:YES)には、S292において、終了報知フラグ118がONになっているか否かを判定する。
終了報知フラグ118がOFFになっている場合(S292:NO)には、主制御CPU60は、終了報知監視処理を終了する一方、終了報知フラグ118がONになっている場合(S292:YES)には、主制御CPU60は、S293において、タイマカウンタ98のカウンタ値が「0」になっているか否か、即ち、報知時間が終了しているか否かを判定する。
報知時間が終了していない場合(S293:NO)には、主制御CPU60は、S294において、タイマカウンタ98のカウンタ値を1減算した後、終了報知監視処理を終了する一方、報知時間が終了している場合(S295:YES)には、主制御CPU60は、S295において、終了報知フラグ118をOFFにした後、S296において、通常画面指定コマンド記憶エリア161に記憶されている通常画面指定コマンドのデータを読み出して、表示制御回路74に送信する。
次に、主制御CPU60は、S297において、第一乃至第四のテーブル選択フラグ104,106,108,110のうちONになっているテーブル選択フラグをOFFにする。その後、主制御CPU60は、S298において、大当たりフラグ102をOFFにした後、終了報知監視処理を終了する。
このような終了報知監視処理を終了した主制御CPU60は、次に、保留表示処理(S15)を実行する。この保留表示処理は、記憶カウンタ92のカウンタ値から1減算した数値だけ保留LED46を点灯させるものである。そして、このような保留表示処理を終了すると、主制御CPU60は、主制御側の遊技処理を終了する。
続いて、表示制御CPU162が実行する表示側の遊技処理について、図21に基づいて説明する。先ず、表示制御CPU162は、S301において、特図変動開始処理を実行する。この特図変動開始処理について、図22に基づいて説明する。
表示制御CPU162は、先ず、S311において、大当たりフラグ182がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ182がONになっている場合(S311:YES)には、特図変動開始処理を終了する一方、大当たりフラグ182がOFFになっている場合(S311:NO)には、S312において、表示処理フラグ180がONになっているか否かを判定する。
表示処理フラグ180がONになっている場合(S312:YES)には、表示制御CPU162は、特図変動開始処理を終了する一方、表示処理フラグ180がOFFになっている場合(S312:NO)には、表示制御CPU162は、S313において、変動パターンのデータを受信しているか否かを判定し、変動パターンのデータを受信していない場合(S313:NO)には、特図変動開始処理を終了する。
変動パターンのデータを受信している場合(S313:YES)には、表示制御CPU162は、S314において、表示処理フラグ180をONにし、S315において、受信した変動パターンのデータをVDP170に送信し、受信した特別図柄36,38,40のデータをVDP170に送信し、VDP170に対して、送信した変動パターンに基づいて特別図柄36,38,40の変動表示を行わせると共に、送信した特別図柄36,38,40に基づいて特別図柄36,38,40を停止表示するための準備を行わせる開始処理を実行した後、特図変動開始処理を終了する。
このような特図変動開始処理を実行した表示制御CPU162は、次に、特図変動監視処理(S302)を実行する。この特図変動監視処理について、図23に基づいて説明する。先ず、表示制御CPU162は、S321において、大当たりフラグ182がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ182がONになっている場合(S321:YES)には、特図変動監視処理を終了する一方、大当たりフラグ182がOFFになっている場合(S321:NO)には、S322において、表示処理フラグ180がONになっているか否かを判定する。
表示処理フラグ180がOFFになっている場合(S322:NO)には、表示制御CPU162は、特図変動監視処理を終了する一方、表示処理フラグ180がONになっている場合(S322:YES)には、表示制御CPU162は、S323において、停止コマンドを受信しているか否かを判定し、停止コマンドを受信していない場合(S323:NO)には、特図変動監視処理を終了する一方、停止コマンドを受信している場合(S323:YES)には、S324において、VDP170に対して送信した変動パターンのデータに基づく特別図柄36,38,40の変動表示を終了して、送信した特別図柄36,38,40のデータに基づいて特別図柄36,38,40を停止表示させる停止表示処理を実行する。
続いて、表示制御CPU162は、S325において、受信した変動パターンのデータが大当たりの場合に選択されるものであるか否かを判定し、大当たりの場合に採用される変動パターンである場合(325:YES)には、S326において、大当たりフラグ182をONにし、S327において、表示処理フラグ180をOFFにした後、特図変動監視処理を終了する。
大当たりの場合に採用される変動パターンでない場合(S325:NO)には、表示制御CPU162は、S328において、受信した変動パターンのデータと受信した特別図柄36,38,40のデータを消去するデータ消去処理を実行した後、S327以降の処理を実行する。
このような特図変動監視処理を実行した表示制御CPU162は、次に、開始報知処理(S303)を実行する。この開始報知処理について、図24に基づいて説明する。先ず、表示制御CPU162は、S331において、大当たりフラグ182がONであるか否かを判定し、大当たりフラグ182がOFFである場合(S331:NO)には、開始報知処理を終了する一方、大当たりフラグ182がONである場合(S331:YES)には、S332において、開始報知フラグ184がONなっているか否かを判定する。
開始報知フラグ184がONになっている場合(S332:YES)には、表示制御CPU162は、開始報知処理を終了する一方、開始報知フラグ184がOFFになっている場合(S332:NO)には、表示制御CPU162は、S333において、開始演出パターンを受信しているか否かを判定する。
開始演出パターンを受信していない場合(S333:NO)には、表示制御CPU162は、開始報知処理を終了する一方、開始演出パターンを受信している場合(S333:YES)には、表示制御CPU162は、S334において、開始報知フラグ184をONにし、S335において、受信した開始演出パターンをVDP170に送信し、かかる開始演出パターンに基づく大当たり遊技状態の開始の報知をVDP170に行わせる開始処理を実行した後、開始報知処理を終了する。
このような開始報知処理を終了した表示制御CPU162は、次に、開始報知監視処理(S304)を実行する。この開始報知監視処理について、図25に基づいて説明する。先ず、表示制御CPU162は、S341において、大当たりフラグ182がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ182がOFFになっている場合(S341:NO)には、開始報知監視処理を終了する一方、大当たりフラグ182がONの場合(S341:YES)には、S342において、開放報知フラグ186がONになっているか否かを判定する。
開放報知フラグ186がONになっている場合(S342:YES)には、表示制御CPU162は、開始報知監視処理を終了する一方、開放報知フラグ186がOFFになっている場合(S342:NO)には、表示制御CPU162は、S343において、開放演出パターンを受信しているか否かを判定する。
開放演出パターンを受信していない場合(S343:NO)には、表示制御CPU162は、開始報知監視処理を終了する一方、開放演出パターンを受信している場合(S343:YES)には、S344において、大当たり遊技状態の開始の報知をVDP170に止めさせる終了処理を実行する。
続いて、表示制御CPU162は、S345において、開始報知フラグ184をOFFにした後、S346において、開放報知フラグ186をONにする。その後、表示制御CPU162は、S347において、開始演出パターン記憶エリア196に記憶されている開始演出パターンのデータを消去するデータ消去処理を実行する。
次に、表示制御CPU162は、S348において、受信した開放演出パターンをVDP170に送信し、かかる開放演出パターンに基づくラウンド遊技状態である旨の報知をVDP170に行わせる開始処理を実行した後、開始報知監視処理を終了する。
このような開始報知監視処理を終了した表示制御CPU162は、続いて、開放報知監視処理(S305)を実行する。この開放報知監視処理について、図26に基づいて説明する。先ず、表示制御CPU162は、S351において、大当たりフラグ182がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ182がOFFになっている場合(S351:NO)には、開放報知監視処理を終了する一方、大当たりフラグ182がONになっている場合(S351:YES)には、S352において、開放報知フラグ186がONになっているか否かを判定し、開放報知フラグ186がOFFの場合(S352:NO)には、開放報知監視処理を終了する。
開放報知フラグ186がONになっている場合(S352:YES)には、表示制御CPU162は、S353において、中間演出パターンを受信しているか否かを判定する。中間演出パターンを受信した場合(S353:YES)には、表示制御CPU162は、S354において、VDP170によって行われている開放報知パターンに基づくラウンド遊技状態である旨の報知を終了させる終了処理を実行する。
次に、表示制御CPU162は、S355において、開放報知フラグ186をOFFにした後、S356において、中間報知フラグ188をONにする。その後、表示制御CPU162は、S357において、受信した中間報知パターンのデータをVDP170に送信して、かかる中間報知パターンのデータに基づいてインターバル状態であることを遊技者に報知するための画像を液晶表示器34の表示画面に表示させる処理をVDP170に行わせる開始処理を実行した後、開放報知監視処理を終了する。
中間演出パターンを受信していない場合(S353:NO)には、表示制御CPU162は、S358において、終了演出パターンを受信しているか否かを判定する。終了演出パターンを受信していない場合(S358:NO)には、表示制御CPU162は、開放報知監視処理を終了する一方、終了演出パターンを受信した場合(S358:YES)には、表示制御CPU162は、S359において、VDP170によって行われている開放報知パターンに基づくラウンド遊技状態である旨の報知を終了させる終了処理を実行する。
次に、表示制御CPU162は、S360において、開放報知フラグ186をOFFにした後、S361において、終了報知フラグ190をONにする。その後、表示制御CPU162は、S362において、受信した終了演出パターンのデータをVDP170に送信して、かかる終了演出パターンに基づいて大当たり遊技状態が終了することを遊技者に報知するための画像を液晶表示器34の表示画面に表示させる処理をVDP170に行わせる開始処理を実行した後、開放報知監視処理を終了する。
このような開放報知監視処理を終了した表示制御CPU162は、続いて、中間報知監視処理(S306)を実行する。この中間報知監視処理について、図27に基づいて説明する。先ず、表示制御CPU162は、S371において、大当たりフラグ182がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ182がOFFになっている場合(S371:NO)には、中間報知監視処理を終了する一方、大当たりフラグ182がONになっている場合(S371:YES)には、S372において、中間報知フラグ188がONになっているか否かを判定する。
中間報知フラグ188がOFFになっている場合(S372:NO)には、表示制御CPU162は、中間報知監視処理を終了する一方、中間報知フラグ188がONになっている場合(S372:YES)には、表示制御CPU162は、S373において、開放演出パターンを受信しているか否かを判定する。
開放演出パターンを受信していない場合(S373:NO)には、表示制御CPU162は、中間報知監視処理を終了する一方、開放演出パターンを受信している場合(S373:YES)には、表示制御CPU162は、S374において、インターバル状態である旨の報知を終了させる終了処理を実行する。
次に、表示制御CPU162は、S375において、受信した開放演出パターンをVDP170に送信し、かかる開放演出パターンに基づくラウンド遊技状態である旨の報知をVDP170に行わせる開始処理を実行する。
次に、表示制御CPU162は、S376において、中間報知フラグ188をOFFにする。その後、表示制御CPU162は、S377において、開放報知フラグ186をONにした後、中間報知監視処理を終了する。
このような中間報知監視処理を終了した表示制御CPU162は、続いて、終了報知監視処理(S307)を実行する。この終了報知監視処理について、図28に基づいて説明する。先ず、表示制御CPU162は、S381において、大当たりフラグ182がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ182がOFFになっている場合(S381:NO)には、終了報知監視処理を終了する一方、大当たりフラグ182がONになっている場合(S381:YES)には、S382において、終了報知フラグ190がONになっているか否かを判定する。
終了報知フラグ190がOFFになっている場合(S382:NO)には、表示制御CPU162は、終了報知監視処理を終了する一方、終了報知フラグ190がONになっている場合(S382:YES)には、表示制御CPU162は、S383において、通常画面指定コマンドを受信しているか否かを判定する。
通常画面指定コマンドを受信していない場合(S383:NO)には、表示制御CPU162は、終了報知監視処理を終了する一方、通常画面指定コマンドを受信している場合(S383:YES)には、表示制御CPU162は、S384において、VDP170に液晶表示器34の表示画面に特別図柄記憶エリア194に記憶されている特別図柄36,38,40のデータに基づいて特別図柄36,38,40を表示させる通常画面表示処理を実行する。
次に、表示制御CPU162は、S385において、終了報知フラグ190をOFFにした後、S386において、大当たりフラグ182をOFFにする。その後、表示制御CPU162は、S387において、中間演出パターン記憶エリア200に記憶されている中間演出パターンのデータ,終了演出パターン記憶エリア202に記憶されている終了演出パターンのデータ,開放演出パターン記憶エリア198に記憶されている開放演出パターンのデータ,変動パターン記憶エリア192に記憶されている変動パターンのデータ,特別図柄記憶エリア194に記憶されている特別図柄36,38,40のデータを消去するデータ消去処理を実行した後、終了報知監視処理を終了する。
このようなパチンコ機10においては、遊技者が操作レバー28を回動操作することによって発射された遊技球が遊技領域30に設けられた始動入賞装置42に入球すると、液晶表示器34の表示画面において、特別図柄36,38,40の変動表示が開始されるようになっており、特別図柄36,38,40が大当たり図柄組み合わせで停止表示されると、液晶表示器34の表示画面において、大当たり遊技状態が開始される旨の報知が為されて、大当たり遊技状態が開始されるようになっている。
そこにおいて、大当たり遊技状態下における特別可変入賞装置48に設けられた入球口50の開放が第一の開放順序テーブルに基づいて行われる場合、図29に示されているように、奇数回目において、第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aが開放されるようになっており、開放時間が30秒経過するか、或いは、10個以上の遊技球が入球するまで、第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aの開放状態が継続されるようになっている。また、偶数回目において、第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bが開放されるようになっており、開放時間が30秒経過するか、或いは、10個以上の遊技球が入球するまで、第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bの開放状態が継続されるようになっている。そして、特別可変入賞装置48に設けられた入球口50が開放されている状態、即ち、ラウンド遊技状態では、図30に示されているように、ラウンド遊技状態であることを遊技者に報知するための表示204が液晶表示器34の表示画面に表示されるようになっている。
また、全てのインターバル状態は2秒間継続するようになっており、各インターバル状態において、図31に示されているように、インターバル状態であることを遊技者に報知するための表示206が液晶表示器34の表示画面に表示されるようになっている。
従って、大当たり遊技状態下における特別可変入賞装置48に設けられた入球口50の開放が第一の開放順序テーブルに基づいて行われる場合には、実際のラウンド遊技状態の数と見掛け上のラウンド遊技状態の数が、何れも、六つとされているのである。
また、大当たり遊技状態下における特別可変入賞装置48に設けられた入球口50の開放が第二の開放順序テーブルに基づいて行われる場合、図32に示されているように、奇数回目において、第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aが開放されるようになっており、開放時間が30秒経過するか、或いは、5個以上の遊技球が入球するまで、第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aの開放状態が継続されるようになっている。また、偶数回目において、第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bが開放されるようになっており、開放時間が30秒経過するか、或いは、5個以上の遊技球が入球するまで、第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bの開放状態が継続されるようになっている。そして、特別可変入賞装置48に設けられた入球口50が開放されている状態(ラウンド遊技状態)では、図30に示されているように、ラウンド遊技状態であることを遊技者に報知するための表示204が液晶表示器34の表示画面に表示されるようになっている。
また、一回目のラウンド遊技状態と二回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態と、三回目のラウンド遊技状態と四回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態と、五回目のラウンド遊技状態と六回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態は、その継続時間が何れも0.3秒とされている一方、二回目のラウンド遊技状態と三回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態と、四回目のラウンド遊技状態と五回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態は、その継続時間が何れも2秒とされている。
そこにおいて、継続時間が2秒とされたインターバル状態では、図31に示されているように、インターバル状態であることを遊技者に報知するための表示206が液晶表示器34の表示画面に表示されるようになっているが、継続時間が0.3秒とされたインターバル状態(短縮インターバル状態)では、インターバル状態であることを遊技者に報知するための表示206が液晶表示器34の表示画面に表示されないようになっている。
すなわち、一回目のラウンド遊技状態と二回目のラウンド遊技状態において液晶表示器34の表示画面において表示されているラウンド遊技状態である旨の表示204は、一回目のラウンド遊技状態の開始から二回目のラウンド遊技状態の終了まで継続して行われるようになっているのであり、三回目のラウンド遊技状態と四回目のラウンド遊技状態において液晶表示器34の表示画面において表示されているラウンド遊技状態である旨の表示204は、三回目のラウンド遊技状態の開始から四回目のラウンド遊技状態の終了まで継続して行われるようになっており、五回目のラウンド遊技状態と六回目のラウンド遊技状態において液晶表示器34の表示画面において表示されているラウンド遊技状態である旨の表示204は、五回目のラウンド遊技状態の開始から六回目のラウンド遊技状態の終了まで継続して行われるようになっている。
これにより、一回目のラウンド遊技状態と二回目のラウンド遊技状態,三回目のラウンド遊技状態と四回目のラウンド遊技状態,五回目のラウンド遊技状態と六回目のラウンド遊技状態が、それぞれ、併合せしめられて、恰も一つのラウンド遊技状態であるかの如き印象を遊技者に与えることが出来るようになっている。
従って、大当たり遊技状態下での特別可変入賞装置48に設けられた入球口50の開放が第二の開放順序テーブルに基づいて行われる場合には、実際のラウンド遊技状態は六つであるが、見掛け上のラウンド遊技状態は、その半分の三つとされているのである。
また、大当たり遊技状態下における特別可変入賞装置48に設けられた入球口50の開放が第三の開放順序テーブルに基づいて行われる場合、図33に示されているように、奇数回目において、第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aが開放されるようになっている。そこにおいて、一回目の開放状態は、開放時間が30秒経過するか、或いは、10個以上の遊技球が入球するまで継続されるようになっている。一方、三回目の開放状態および五回目の開放状態は、開放時間が30秒経過するか、或いは、5個以上の遊技球が入球するまで継続されるようになっている。
また、偶数回目において、第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bが開放されるようになっている。そこにおいて、二回目および四回目の開放状態は、開放時間が30秒経過するか、或いは、5個以上の遊技球が入球するまで継続されるようになっている。一方、六回目の開放状態は、開放時間が30秒経過するか、或いは、10個以上の遊技球が入球するまで継続されるようになっている。
そして、特別可変入賞装置48に設けられた入球口50が開放されている状態では、図30に示されているように、ラウンド遊技状態であることを遊技者に報知するための表示204が液晶表示器34の表示画面に表示されるようになっている。
また、二回目のラウンド遊技状態と三回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態と、四回目のラウンド遊技状態と五回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態は、その継続時間が何れも0.3秒とされている一方、一回目のラウンド遊技状態と二回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態と、三回目のラウンド遊技状態と四回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態と、五回目のラウンド遊技状態と六回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態は、その継続時間が何れも2秒とされている。
そこにおいて、継続時間が2秒とされたインターバル状態では、図31に示されているように、インターバル状態であることを遊技者に報知するための表示206が液晶表示器34の表示画面に表示されるようになっているが、継続時間が0.3秒とされたインターバル状態(短縮インターバル状態)では、インターバル状態であることを遊技者に報知するための表示206が液晶表示器34の表示画面に表示されないようになっている。
すなわち、二回目のラウンド遊技状態と三回目のラウンド遊技状態において液晶表示器34の表示画面において表示されているラウンド遊技状態である旨の表示204は、二回目のラウンド遊技状態の開始から三回目のラウンド遊技状態の終了まで継続して行われるようになっているのであり、四回目のラウンド遊技状態と五回目のラウンド遊技状態において液晶表示器34の表示画面において表示されているラウンド遊技状態である旨の表示204は、四回目のラウンド遊技状態の開始から五回目のラウンド遊技状態の終了まで継続して行われるようになっている。
これにより、二回目のラウンド遊技状態と三回目のラウンド遊技状態、四回目のラウンド遊技状態と五回目のラウンド遊技状態が、それぞれ、併合せしめられて、恰も一つのラウンド遊技状態であるかの如き印象を遊技者に与えることが出来るようになっている。
従って、大当たり遊技状態下での特別可変入賞装置48に設けられた入球口50の開放が第三の開放順序テーブルに基づいて行われる場合には、実際のラウンド遊技状態は六つであるが、見掛け上のラウンド遊技状態は、それよりも少ない四つとされているのである。
また、大当たり遊技状態下における特別可変入賞装置48に設けられた入球口50の開放が第四の開放順序テーブルに基づいて行われる場合、図34に示されているように、奇数回目において、第一の特別可変入賞装置48aに設けられた入球口50aが開放されるようになっている。そこにおいて、一回目の開放状態は、開放時間が30秒経過するか、或いは、5個以上の遊技球が入球するまで継続されるようになっている。一方、三回目および五回目の開放状態は、開放時間が30秒経過するか、或いは、10個以上の遊技球が入球するまで継続されるようになっている。
また、偶数回目において、第二の特別可変入賞装置48bに設けられた入球口50bが開放されるようになっている。そこにおいて、二回目の開放状態は、開放時間が30秒経過するか、或いは、5個以上の遊技球が入球するまで継続されるようになっている。一方、四回目および六回目の開放状態は、開放時間が30秒経過するか、或いは、10個以上の遊技球が入球するまで継続されるようになっている。
そして、特別可変入賞装置48に設けられた入球口50が開放されている状態(ラウンド遊技状態)では、図30に示されているように、ラウンド遊技状態であることを遊技者に報知するための表示204が液晶表示器34の表示画面に表示されるようになっている。
また、一回目のラウンド遊技状態と二回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態の継続時間は0.3秒とされている一方、それ以外のインターバル状態の継続時間は何れも2秒とされている。
そこにおいて、継続時間が2秒とされたインターバル状態では、図31に示されているように、インターバル状態であることを遊技者に報知するための表示206が液晶表示器34の表示画面に表示されるようになっているが、継続時間が0.3秒とされたインターバル状態(短縮インターバル状態)では、インターバル状態であることを遊技者に報知するための表示206が液晶表示器34の表示画面に表示されないようになっている。
すなわち、一回目のラウンド遊技状態と二回目のラウンド遊技状態において液晶表示器34の表示画面において表示されているラウンド遊技状態である旨の表示204は、一回目のラウンド遊技状態の開始から二回目のラウンド遊技状態の終了まで継続して行われるようになっている。
これにより、一回目のラウンド遊技状態と二回目のラウンド遊技状態が併合せしめられて、恰も一つのラウンド遊技状態であるかの如き印象を遊技者に与えることが出来るようになっている。
従って、大当たり遊技状態下での特別可変入賞装置48に設けられた入球口50の開放が第四の開放順序テーブルに基づいて行われる場合には、実際のラウンド遊技状態は六つであるが、見掛け上のラウンド遊技状態は、それよりも少ない五つとされているのである。
上述の説明から明らかなように、本実施形態では、第一のカウンタ値記憶エリア120aに記憶されている大当たり判定カウンタ76のカウンタ値が大当たり数値(本実施形態では、「7」)であること、即ち、始動入賞装置42に遊技球が入球した際に取得した大当たり判定カウンタ76のカウンタ値が大当たり数値であることによって遊技状態移行条件が構成されている。そして、本実施形態では、主制御CPU60がS57の制御処理を実行することによって、遊技状態移行決定手段が構成されている。
また、本実施形態では、第一乃至第四の開放順序テーブルのそれぞれによって、入球口開放制御パターンが構成されており、第一乃至第四の開放順序テーブル記憶エリア144,146,148,150によって、入球口開放制御パターン記憶手段が構成されている。
そこにおいて、本実施形態では、ラウンド遊技状態終了可能条件のうち、「開放時間が30秒若しくは入球した遊技球の数が10個」とされているものによって有利終了可能条件が構成されており、「開放時間が30秒若しくは入球した遊技球の数が5個」とされているものによって不利終了可能条件が構成されている。そして、本実施形態では、第一の開放順序テーブルによって有利入球口開放制御パターンが構成されている。
また、本実施形態では、第二の開放順序テーブルに基づいて特別可変入賞装置48の入球口50が開放される場合における一回目乃至六回目のラウンド遊技状態のそれぞれによって不利ラウンド遊技状態が構成されており、一回目のラウンド遊技状態と二回目のラウンド遊技状態,三回目のラウンド遊技状態と四回目のラウンド遊技状態,五回目のラウンド遊技状態と六回目のラウンド遊技状態のそれぞれによって連続する不利ラウンド遊技状態が構成されている。そして、一回目のラウンド遊技状態と二回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態,三回目のラウンド遊技状態と四回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態,五回目のラウンド遊技状態と六回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態のそれぞれによって短縮インターバル状態が構成されている。
さらに、本実施形態では、第三の開放順序テーブルに基づいて特別可変入賞装置48の入球口50が開放される場合における二回目乃至五回目のラウンド遊技状態のそれぞれによって不利ラウンド遊技状態が構成されており、二回目のラウンド遊技状態と三回目のラウンド遊技状態,四回目のラウンド遊技状態と五回目のラウンド遊技状態のそれぞれによって連続する不利ラウンド遊技状態が構成されている。そして、二回目のラウンド遊技状態と三回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態,四回目のラウンド遊技状態と五回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態のそれぞれによって短縮インターバル状態が構成されている。
更にまた、本実施形態では、第四の開放順序テーブルに基づいて特別可変入賞装置48の入球口50が開放される場合における一回目と二回目のラウンド遊技状態のそれぞれによって不利ラウンド遊技状態が構成されており、一回目のラウンド遊技状態と二回目のラウンド遊技状態によって連続する不利ラウンド遊技状態が構成されている。そして、一回目のラウンド遊技状態と二回目のラウンド遊技状態の間にあるインターバル状態によって短縮インターバル状態が構成されている。
従って、本実施形態では、第二乃至第四の開放順序テーブルのそれぞれによって特殊入球口開放制御パターンが構成されているのである。
また、本実施形態では、主制御CPU60がS58の制御処理を実行することによって入球口開放制御パターン選択決定手段が構成されている。
さらに、本実施形態では、主制御CPU60がS77,S102,S103,S130,S131の制御処理を実行することによって、第一の開放順序テーブルに基づいて特別可変入賞装置48の入球口50を開放制御する入球口開放制御手段が構成されている。また、本実施形態では、主制御CPU60がS77,S152,S153,S181,S182の制御処理を実行することによって、第二の開放順序テーブルに基づいて特別可変入賞装置48の入球口50を開放制御する入球口開放制御手段が構成されている。更に、本実施形態では、主制御CPU60がS77,S202,S203,S231,S232の制御処理を実行することによって、第三の開放順序テーブルに基づいて特別可変入賞装置48の入球口50を開放制御する入球口開放制御手段が構成されている。更にまた、本実施形態では、主制御CPU60がS77,S252,S253,S281,S282の制御処理を実行することによって、第四の開放順序テーブルに基づいて特別可変入賞装置48の入球口50を開放制御する入球口開放制御手段が構成されている。
また、本実施形態では、ラウンド遊技状態であることを遊技者に報知する表示204によってラウンド遊技状態表示が構成されており、インターバル状態であることを遊技者に報知する表示206によってインターバル状態表示が構成されている。そして、本実施形態では、液晶表示器34によって状態表示装置が構成されている。
さらに、本実施形態では、主制御CPU60がS156の制御処理を実行した後、S157以降の制御処理を実行すると共に、主制御CPU60がS177の制御処理を実行して、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」,「3」,「5」の何れかであると判定(S177:YES)した後、S179以降の制御処理を実行することを含んで、第二の開放順序テーブルに基づいて特別可変入賞装置48の入球口50が開放制御されている場合のラウンド遊技状態表示継続手段が構成されている。
更にまた、本実施形態では、主制御CPU60がS207の制御処理を実行した後、S208以降の制御処理を実行すると共に、主制御CPU60がS227の制御処理を実行して、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「2」又は「4」であると判定(S227:YES)した後、S229以降の制御処理を実行することを含んで、第三の開放順序テーブルに基づいて特別可変入賞装置48の入球口50が開放制御されている場合のラウンド遊技状態表示継続手段が構成されている。
また、本実施形態では、主制御CPU60がS257の制御処理を実行した後、S258以降の制御処理を実行すると共に、主制御CPU60がS277の制御処理を実行して、開放回数カウンタ94のカウンタ値が「1」であると判定(S277:YES)した後、S279以降の制御処理を実行することを含んで、第四の開放順序テーブルに基づいて特別可変入賞装置48の入球口50が開放制御されている場合のラウンド遊技状態表示継続手段が構成されている。
従って、上述の如きパチンコ機10においては、大当たり遊技状態下での見掛け上のラウンド遊技状態の数を変更することが可能となり、それによって、大当たり遊技状態のバリエーションを増やすことが可能となり、その結果、大当たり遊技状態下で遊技をする楽しみを遊技者に一層与えることが可能となる。
特に、本実施形態では、見掛け上のラウンド遊技状態の数が変化しているだけで、実際のラウンド遊技状態の数は変化していないことから、既存のシステムを踏襲しつつ、大当たり遊技状態のバリエーションを増やすことが可能となるのである。
以上、本発明の一実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記実施形態では、二つのラウンド遊技状態が併合されたかの如き印象を遊技者に与えるようになっていたが、三つ以上のラウンド遊技状態が併合されたかの如き印象を遊技者に与えるようにすることも、勿論可能である。
また、前記実施形態では、ラウンド遊技状態の最大数が六つとされていたが、ラウンド遊技状態の最大数は、五つ以下であっても良いし、七つ以上であっても良い。
さらに、前記実施形態では、併合されたかの如き印象を受ける二つのラウンド遊技状態のそれぞれにおいて遊技球が5個以上入球した場合に新たなラウンド遊技状態が始まるようになっていたが、例えば、一方のラウンド遊技状態で6個以上の遊技球が入賞した場合に新たなラウンド遊技状態が始まるようにし、他方のラウンド遊技状態で4個以上の遊技球が入賞した場合に新たなラウンド遊技状態が始まるようにしても良い。
更にまた、前記実施形態では、併合されたかの如き印象を受ける二つのラウンド遊技状態のそれぞれや併合されていない一つのラウンド遊技状態の何れにおいても、開放時間が30秒とされていたが、それらの間で開放時間を異ならせるようにしても良い。
また、前記実施形態では、第一乃至第四の開放順序テーブルが採用されていたが、開放順序テーブルは、五つ以上であっても良いし、三つ以下であっても良い。
さらに、前記実施形態では、二つの特別可変入賞装置48a,48bが遊技領域30に設けられていたが、三つ以上の特別可変入賞装置48を遊技領域30に設けることも可能である。
更にまた、二つの特別可変入賞装置48a,48bが取り付けられる位置は、前記実施形態のものに限定されることはない。
また、前記実施形態では、互いに同じ構造とされた特別可変入賞装置48が採用されていたが、互いに異なる構造の特別可変入賞装置を採用することも可能である。更にまた、特別可変入賞装置の構造は、前記実施形態のものに限定されることなく、例えば、入球した遊技球を振り分けて排出する振分手段を備えたものであっても良いし、或いは、入球した遊技球を特定の領域に貯留することが可能な貯留手段を備えたものであっても良い。
さらに、前記実施形態では、連続する不利ラウンド遊技状態の全てにおいて異なる入球口が開放されるようになっていたが、連続する不利ラウンド遊技状態において同じ入球口が連続して開放される場合があっても良い。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施態様が本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。