JP4962130B2 - GaN系半導体発光ダイオードの製造方法 - Google Patents

GaN系半導体発光ダイオードの製造方法 Download PDF

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本発明は、MOVPE法(有機金属化合物気相成長法)によって基板上にGaN系半導体からなる複数の単結晶層を成長させて積層する工程を有する、GaN系半導体発光ダイオードの製造方法に関し、とりわけ、p型層がAlGaNのみからなるGaN系半導体発光ダイオードの製造方法に関する。
GaN系半導体は、化学式AlInGa1−a−bN(0≦a≦1、0≦b≦1、0≦a+b≦1)で表される化合物半導体で、窒化ガリウム系化合物半導体、3族窒化物系化合物半導体、窒化物半導体などとも称される。GaN系半導体は、GaN、InGaN、AlGaN、AlInGaN、AlN、InNなど、任意の組成のものを含む。活性層を挟んでn型層とp型層とを積層してなるpn接合型の発光ダイオード構造を、GaN系半導体を用いて構成した発光ダイオード(LED)が開発され、主に表示装置の分野で実用化されている。本明細書では、このような構成を有する発光ダイオードを、GaN系半導体発光ダイオード、GaN系LEDなどと呼ぶ。
高輝度のGaN系LEDでは、InGaN、AlInGaNなどの、Inを含むGaN系半導体を用いて活性層が形成されるとともに、n型キャリア(電子)を活性層に効率よく閉じ込めるために、GaNよりもバンドギャップの広いAlGaNを用いてp型のクラッド層(キャリア閉じ込め層)が形成される。このようなGaN系LEDの発光輝度を更に改善するために、p型クラッド層と接するp型コンタクト層(表面に正電極が形成される層)にもAlGaNを用いたGaN系LED、すなわち、p型層がAlGaNのみからなるGaN系LEDが提案されている(特許文献1)。
特開2000−286447号公報
表示装置の用途における適用範囲の拡大や、照明装置の用途における実用化のために、GaN系LEDの更なる高輝度化が求められている。また、用途の拡大や使用量の増加に伴って、GaN系LEDには、高輝度化だけでなく、耐久性の向上や、更には静電耐圧特性の向上も、強く求められるようになっている。本発明はかかる事情に鑑みなされたものであり、その主たる目的は、p型層がAlGaNのみからなるGaN系LEDの、耐久性を向上させるための技術を提供することにある。また、本発明の更なる目的は、かかるGaN系LEDの耐久性及び静電耐圧特性を同時に向上させるための技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、次の特徴を有するGaN系半導体発光ダイオードの製造方法が提供される。
(1)MOVPE法によって基板上に複数のGaN系半導体層を成長させて積層する工程を有し、
該工程が、(イ)基板上に形成されたn型GaN系半導体層上に、GaN系半導体からなる第1の層を、不純物を添加することなく又は少なくとも一部にn型不純物を添加しながら、表面にピットが形成されるように成長させる工程と、(ロ)前記第1の層の直上に、量子井戸構造の活性層を構成する複数のGaN系半導体層からなる第2の層を、不純物を添加することなく又は少なくとも一部にn型不純物を添加しながら、表面にピットが形成されるように成長させる工程と、
(ハ)p型不純物を添加したGaN系半導体層を成長させる前に、温度を上昇させて、前記第2の層の表面を平坦化させる工程と、(ニ)前記第2の層の上に、AlGa1−xN(0<x<1)からなる第3の層を、p型不純物を添加しながら成長させる工程と、を含み、前記第3の層は表面に正電極が形成される層である、GaN系半導体発光ダイオードの製造方法。
(2)前記第1の層及び第2の層を、Inを含むGaN系半導体又はGaNで形成するとともに、前記(ハ)の工程では、外部から3族原料を供給することなく前記第2の層の温度を上昇させて、その表面に形成されたピットを埋め込む、前記(1)に記載の製造方法。
(3)前記(ハ)の工程では、外部から3族原料および5族原料を供給しながら前記第2の層の温度を上昇させて、その表面に形成されたピットを埋め込む、前記(1)に記載の製造方法。
(4)前記(イ)の工程では、前記第1の層を50nm〜500nmの厚さに成長させる、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の製造方法。
(5)前記第1の層の膜厚と前記第2の層の膜厚の合計を600nm以下とする、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の製造方法。
(6)前記(イ)の工程では、前記第1の層を、少なくとも一部にn型不純物を添加しながら成長させる、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の製造方法。
(7)前記(イ)の工程では、前記第1の層を、アンドープの下層部とn型不純物を添加した上層部とからなる二層構造に形成する、前記(6)に記載の製造方法。
(8)前記第1の層がGaN層である、前記(1)〜(7)のいずれかに記載の製造方法。
(9)前記第2の層がGaN層とInGaN層との交互積層体である、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の製造方法。
(10)前記第3の層がAlx1Ga1−x1N(0.08≦x1≦0.4)からなるキャリア閉じ込め層を含む、前記(1)〜(9)のいずれかに記載の製造方法。
本発明の実施形態に係るGaN系半導体発光ダイオードの製造方法を用いて製造される、p型層がAlGaNのみからなるGaN系発光ダイオード素子は、耐久性に優れたものとなるので、表示装置や照明装置の用途に好適に用いることができる。また、本発明の好適な実施形態に係るGaN系半導体発光ダイオードの製造方法を用いて製造される、p型層がAlGaNのみからなるGaN系発光ダイオード素子は、耐久性と静電耐圧特性に優れたものとなる。
以下に、本発明を具体的な実施例により説明する。なお、MOVPE法によるGaN系半導体結晶の成長技術は既によく知られており、使用する装置(成長炉、制御系、配管系)、原材料、キャリアガス、基本的な成長条件などの詳細については、当該分野における周知の技術を参照することができる。
(実施例1)
本実施例1にて作製したGaN系LEDの断面構造を図1に示す。図1に示すGaN系LED10は、サファイア基板11と、その上に低温バッファ層12を介して形成された、複数のGaN系半導体層13〜18からなる積層体Lと、負電極E1と、正電極E2と、を有している。積層体Lは、バッファ層12側から順に、アンドープのGaN(弱いn型導電性を示す)からなる単結晶層である高温バッファ層13、SiドープしたGaNからなるn型コンタクト層14、部分的にSiドープしたGaNからなるn型クラッド層15、SiドープしたGaN障壁層とアンドープのInGaN井戸層との交互積層体である多重量子井戸構造の活性層16、MgドープしたAl0.1Ga0.9Nからなるp型クラッド層17、MgドープしたAl0.03Ga0.97Nからなるp型コンタクト層18、を有している。n型コンタクト層14の一部が露出しており、その表面上には負電極E1が形成されている。負電極E1は、n型コンタクト層14に接するTiW合金層と、その上に積層されたAu層とから構成されている。p型コンタクト層18上には正電極E2が形成されている。正電極E2は、p型コンタクト層18上の略全面を覆う、ITO(インジウム錫酸化物)からなる透光性の拡散電極E21と、該拡散電極上の一部に形成されたパッド電極E22とから構成されている。パッド電極E22は、拡散電極E21に接するTiW合金層と、その上に積層されたAu層とから構成されている。
GaN系LED10を次のようにして作製した。
まず、C面を主面とする直径2インチのサファイア基板11を準備し、これをMOVPE装置の成長炉内に設けられたサセプタに装着した。そして、水素ガスを成長炉内に供給しながら、このサファイア基板を1100℃に加熱して、基板表面の有機汚染を除去した。
次に、基板温度を500℃に下げ、原料としてトリメチルアルミニウム(TMA)、トリメチルガリウム(TMG)およびアンモニアを供給して、サファイア基板11上にAlGaNからなる低温バッファ層12を20nmの厚さに形成した。低温バッファ層12の形成後、基板温度を1000℃に上げ、TMG、アンモニアを供給して、高温バッファ層13を2μmの厚さに形成した。続いて、基板温度を1000℃に保ったまま、TMG、アンモニアに加えて更にシラン(SiH)を供給し、Si濃度約5×1018cm−3のn型コンタクト層14を4μmの厚さに形成した。このようにして、n型コンタクト層14の成長までを完了させたウェハの断面図を図2に示す。
n型コンタクト層14の形成後、有機金属原料およびシランの供給を停止し、アンモニアを成長炉内に流しながら、基板温度を750℃に下げた。基板温度が安定したら、成長炉内に流す原料ガス以外のガスを実質的に窒素ガスのみにしてTMGを供給し、n型クラッド層15を120nmの厚さに形成した。このとき、初めはシランを供給することなくGaNを成長させ、途中からシランを供給することにより、n型クラッド層15を、アンドープのGaNからなる厚さ100nmの下層部と、Siを濃度約5×1018cm−3となるようにドープしたGaNからなる厚さ20nmの上層部とからなる、二層構造とした。ところで、MOVPE法を用いて、結晶性および表面平坦性の良好なGaNを成長させるには、成長温度(基板温度)を950℃以上とする必要があるが、n型クラッド層15は、750℃という低い温度で成長させたことにより、その表面には、開口部の形状が略正六角形で、その対角線方向の幅が0.1μm〜0.2μm程度のピットが多数形成された。このピットは、原子間力顕微鏡(AFM)などを用いて観察することができた。図3に、n型クラッド層15の成長までを完了させたウェハの断面を模式的に示す。
n型クラッド層15の成長後、基板温度を750℃に保持したまま、原料としてTMG、トリメチルインジウム(TMI)、シラン、アンモニアを用いて、厚さ10nmの障壁層と厚さ3nmの井戸層を交互に成長させることにより、6層の井戸層と7層の障壁層とからなり、最上層及び最下層が障壁層である活性層16を形成した。活性層16の形成時、成長炉内に流す原料ガス以外のガスは実質的に窒素ガスのみとした。障壁層を成長させる際には、障壁層のSi濃度が約5×1017cm−3となるようにTMGとシランの供給量を調節した。井戸層の形成時に供給するTMGとTMIの比率は、活性層の発光波長が400nmとなるように調節した。形成時の基板温度を750℃としたことにより、活性層16の表面には開口部形状が略正六角形のピットが形成された。図4に、活性層16の成長までを完了させたウェハの断面を模式的に示す。活性層16の表面に観察されたピットの密度が、n型クラッド層15の表面に観察されたピットの密度と略同じであったことと、活性層16の表面のピットの方が、n型クラッド層15の表面のピットよりもサイズが大きかったことから、活性層16の表面のピットの殆どは、図4に示すように、n型クラッド層15の表面に形成されたピットが埋め込まれることなく、活性層16に引き継が
れたものであると考えられる。
活性層16の形成完了後、有機金属原料およびシランの供給を停止し、成長炉内にアンモニアと窒素ガスを供給しながら、基板温度を1050℃に上昇させた。このときの昇温速度は毎分80℃とし、3分45秒で昇温を完了させた。この昇温まで行った後、p型クラッド層の成長を行わずに成長炉から取り出したウェハの表面をAFMで観察したところ、ピットが埋め込まれており、活性層16の表面は極めて平坦性の高い状態となっていた。
3族原料を外部から供給しないにもかかわらず、ピットが埋め込まれたのは、マストランスポート現象が生じたためと推定される。図5は、昇温後のウェハの断面を模式的に示したものである。この図5では、活性層16を構成する物質のみが移動したかのように描いているが、詳細は不明であり、n型クラッド層15を構成する物質なども移動した可能性がある。
前記昇温の後、基板温度を1050℃に保ち、TMG、TMA、ビスシクロペンタジエニルマグネシウム(CpMg)およびアンモニアを原料に用いて、p型クラッド層17とp型コンタクト層18を順次成長させた。p型クラッド層17の厚さは100nmとし、その成長時には、該p型クラッド層のMg濃度が約5×1019cm−3となるように、TMG、TMA及びCpMgの供給量を設定した。p型コンタクト層18の厚さは80nmとし、その成長時には、該p型コンタクト層のMg濃度が約1×1020cm−3となるように、TMG、TMA及びCpMgの供給量を設定した。
p型コンタクト層18の形成が完了したら、有機金属原料の供給および基板の加熱を停止するとともに、成長炉内に流すガスを、窒素ガスと微量のアンモニア(アンモニアの流量が窒素ガスの流量の1%未満)とした。基板温度が900℃まで下がったら、アンモニアの供給を完全に停止して、成長炉内には窒素ガスのみを流しながら、基板温度を室温まで降下させた。その後、MOVPE装置から取出したウェハに対して、負電極E1及び正電極E2の形成を行った。ITOからなる拡散電極E21の形成には、電子ビーム蒸着法を用いた。n型コンタクト層13の一部露出は、反応性イオンエッチング法を用いて行った。n型コンタクト層13の露出面上への負電極E1の形成と、拡散電極E21上へのパッド電極E22の形成は、スパッタリング法を用いて同時に行った。その後、一般的なスクライビング法を用いてウェハを分割し、LEDチップを得た。チップのサイズは0.35mm角とした。
上記のようにして得たLEDチップをステム上に実装し、逆方向に5Vの電圧を印加して、通電前の初期状態における逆方向電流を測定したところ、0.05μA未満であった。
次に、このLEDチップに、順方向に100mAの電流を50時間連続して流した後、再び、逆方向に5Vの電圧を印加して逆方向電流を測定したところ、0.5μA未満であった。また、通電を行う前の初期状態のLEDチップの、静電破壊に対する耐性を、静電破壊試験の規格(ESDA規格のSTM5.1−1998)で定められている人体帯電モデル(Human Body Model;HBM)の方法に基づいて評価したところ、測定に用いたサンプルの大部分(全数の90%)は、2000V以下では破壊されなかった。
(実施例2)
実施例2では、n型クラッド層15の全体をアンドープのGaNで形成したこと以外は、実施例1と同様にしてLEDチップを作製した。この実施例2のLEDチップについて、実施例1と同様にして、通電前の初期状態と、100mAの電流を順方向に50時間流して劣化させた後の、逆方向電流を測定したところ、初期状態においては0.05μA未満であり、劣化後においても0.1μA未満という低い値であった。一方、この実施例2のLEDチップの、通電前の初期状態における静電破壊に対する耐性を、実施例1と同様の方法で評価したところ、測定に用いたサンプルの全数が150V以下で破壊された。
(実施例3)
実施例3では、n型クラッド層15の全体に、Siを約5×1018cm−3の濃度で添加したこと以外は、実施例1と同様にしてLEDチップを作製した。この実施例3のLEDチップについて、実施例1と同様にして、通電前の初期状態と、100mAの電流を順方向に流して劣化させた後の、逆方向電流を測定した。その結果、初期状態においては0.05μA未満であったが、10時間の通電後には1μAを超える値となり、50時間の通電後には約5μAとなった。一方、通電前の初期状態のLEDチップについて、静電破壊に対する耐性を実施例1と同様の方法で評価したところ、実施例1のLEDチップと同等であった。
上記の実施例1〜3のLEDチップを比較すると、特に、実施例1のLEDチップにおいて、耐久性と静電耐圧特性の両方がバランスよく改善されていることが分かる。
(比較例)
比較例では、n型クラッド層15の形成を省略したこと以外は、実施例1と同様にしてLEDチップを作製した。この比較例のLEDチップについて、実施例1と同様にして、通電前の初期状態と、100mAの電流を順方向に流して劣化させた後の、逆方向電流を測定した。その結果、初期状態においては0.05μA未満であったが、5時間の通電後には、10μAを超える値となった。
実施例と比較例との対比から、耐久性の改善のためには、n型クラッド層15を設ける
ことが必要であることが分かる。
(その他の実施形態)
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。前述のように、本発明の好適な実施形態に係るGaN系発光ダイオードの製造方法は、MOVPE法によって基板上に複数のGaN系半導体層を成長させて積層する工程を有し、該工程が、(イ)基板上に形成されたn型GaN系半導体層上に、GaN系半導体からなる第1の層を、不純物を添加することなく又は少なくとも一部にn型不純物を添加しながら、表面にピットが形成されるように成長させる工程と、(ロ)前記第1の層の直上に、量子井戸構造の活性層を構成する複数のGaN系半導体層からなる第2の層を、不純物を添加することなく又は少なくとも一部にn型不純物を添加しながら、表面にピットが形成されるように成長させる工程と、(ハ)p型不純物を添加したGaN系半導体層を成長させる前に、温度を上昇させて、前記第2の層の表面を平坦化させる工程と、(ニ)前記第2の層の上に、AlGa1−xN(0<x<1)からなる第3の層を、p型不純物を添加しながら成長させる工程と、を含み、前記第3の層は表面に正電極が形成される層である、という特徴を有している。
この製造方法では、基板として、GaN系半導体結晶のエピタキシャル成長に適用可能な公知の基板を任意に用いることができる。具体的には、サファイア基板(C面、A面、R面)、SiC基板(6H、4H、3C)、Si基板、GaAs基板、GaP基板、スピネル基板、ZnO基板、NGO(NdGaO)基板、LGO(LiGaO)基板、LAO(LaAlO)基板、ZrB基板、TiB基板、GaN基板、AlGaN基板、AlN基板などが例示される。この製造方法により得られるGaN系LEDの耐久性の改善効果が顕著に現れるのは、GaN系半導体結晶と格子整合しない基板を用いたときである。GaN系半導体結晶と格子整合しない基板とは、典型的には、GaN系半導体以外の材料からなる基板である。その理由は、GaN系半導体結晶と基板との格子不整合に起因して発生する転位欠陥が、GaN系LEDの通電に伴う劣化と密接に関係していると考えられるからである。GaN系半導体結晶のラテラル成長を発生させるために、基板の結晶成長面にSiOなどからなるマスクパターンを形成したり、あるいは、基板の結晶成長面を凹凸状に加工することができる。GaN系半導体結晶を成長させる際に用いた基板を、最終製品であるGaN系発光ダイオードの構造中に残すことは必須ではなく、GaN系半導体層を成長させて積層する工程が終了した後に、この基板を除去することもできる。
上記(イ)の工程にいうn型GaN系半導体層には、該n型GaN系半導体層がn型コンタクト層であるか否かを問わず、高品質のGaN系半導体結晶からなるものであることが要求される。なぜなら、この層を下地層として、その上に活性層が形成されるからである。また、この層がn型コンタクト層である場合には、更なる理由として、高い導電性が要求されるからであるという理由が加わる。このことから、このn型GaN系半導体層は、好ましくは、基板上にバッファ層を介して形成されたものとされる。このn型GaN系半導体層は、いかなる方法により形成されてもよいが、好ましくは、MOVPE法を用いて形成される。MOVPE法により形成される際の成長温度(基板温度)は、好ましくは950℃以上であり、より好ましくは1000℃以上であり、特に好ましくは1050℃以上である。このn型GaN系半導体層の膜厚は、好ましくは2μm以上であり、より好ましくは3μm以上であり、特に好ましくは4μm以上である。このn型GaN系半導体層は、結晶組成や不純物濃度が膜厚方向に一様である必要はなく、変化していてもよい。
上記(イ)の工程で成長させる第1の層の材料には、良好な品質の結晶を作製し易いGaNを用いることが好ましいが、限定されるものではなく、InGaN、AlGaN、AlInGaNなどを用いてもよい。この第1の層は、また、組成の異なるGaN系半導体結晶からなる複数の層を積層した構造としてもよい。この第1の層は活性層に隣接することから、井戸層とのバンドギャップ差の小さい結晶で形成すると、活性層から放出される光を強く吸収し、発光ダイオードの輝度が低下する恐れがある。発光波長375nm〜420nmのGaN系発光ダイオードを製造する場合には、第1の層をGaNで形成することが最も好ましい。
第1の層は、表面にピットが形成されるように、好ましくは850℃未満、より好ましくは800℃未満の温度で成長させる。このとき、雰囲気中の水素濃度が高いと第1の層の表面全体が粗面となり易いことから、好ましくは、第1の層の成長時に成長炉内に供給するガスは、原料ガスを除いて窒素ガスとする。成長温度を下げ過ぎると、結晶品質の低下が著しくなるとともに、成長速度が低下して製造効率が下がることから、第1の層の成長温度は好ましくは600℃以上とする。
第1の層の膜厚は、好ましくは50nm以上であり、より好ましく100nm以上であり、特に好ましくは120nm以上である。第1の層をGaNで形成する場合の膜厚は、100nm以上とすることが好ましい。第1の層の膜厚を50nmより小さくすると、LEDの耐久性を改善する効果(通電による劣化を防止する効果)が小さくなる。第1の層を厚くし過ぎると、成長に要する時間が長くなるために製造効率が低下する。また、第1の層を厚くし過ぎると、活性層である第2の層に形成されるピット(第1の層に形成されたピットを引き継いだピットとなる)が大きくなって、活性層における発光可能な部位が少なくなるという問題が生じる。よって、第1の層の膜厚は好ましくは500nm以下であり、より好ましくは300nm以下であり、更に好ましくは200nm以下である。
第1の層は、上記実施例2のように、全体をアンドープの層としてもよいが、発光ダイオードの静電耐圧特性を改善するためには、少なくとも一部にn型不純物を添加することが好ましい。第1の層の全体にn型不純物を添加する場合には、その濃度を5×1017cm−3以上とすることが好ましいが、添加量を多くし過ぎると、LEDの耐久性が低下する傾向があるので、この濃度は5×1018cm−3以下とすることが好ましく、1×1018cm−3以下とすることがより好ましい。より好適な実施形態では、第1の層に、n型不純物の濃度が相対的に低い部分と、n型不純物の濃度が相対的に高い部分を設ける。その場合、上記実施例1のように、第1の層を、アンドープの下層部(n型不純物の濃度が相対的に低い部分)と、n型不純物がドープされた上層部(n型不純物の濃度が相対的に高い部分)とからなる二層構造とすることが効果的である。その他、n型不純物の濃度が相対的に高い層と、相対的に低い層の、少なくとも一方を2層以上設けて、これらの層を交互に積層した構成とすることもできる。この実施形態において、n型不純物の濃度が相対的に高い部分におけるn型不純物濃度は、好ましくは5×1017cm−3〜2×1019cm−3、より好ましくは1×1018cm−3〜1×1019cm−3であり、n型不純物の濃度が相対的に低い部分におけるn型不純物濃度は、好ましくは5×1017cm−3以下、より好ましくは1×1017cm−3以下である。
上記(ロ)の工程で成長させる第2の層は、井戸層および障壁層を備えた量子井戸構造の活性層である。この第2の層を成長させる時の好ましい条件は、第1の層を成長させる時の好ましい条件と同じである。発光輝度が高くなるように、井戸層はInを含むGaN系半導体で形成することが好ましい。この第2の層は、全体をアンドープの層とするか、あるいは、少なくとも一部にn型不純物を添加する。好ましくは、障壁層のみにn型不純物を添加するが、その場合、n型不純物は全ての障壁層に添加してもよいし、一部の障壁層だけに添加してもよい。必須ではないが、上記実施例のように、第2の層の成長温度を第1の層と同じとすると、基板温度の調節に要する時間を削減できるという利点が得られる。
一実施形態では、上記(ハ)の工程において、3族原料を外部から供給することなく、マストランスポート現象によって第2の層の表面を平坦化させる。そのためには、第1の層及び第2の層を、Inを含むGaN系半導体又はGaNで形成することが好ましい。Inを含むGaN系半導体として、好ましいのは、InGaNである。第1の層又は第2の層がAlを含むGaN系半導体からなる部分、とりわけ、AlGaNからなる部分を有すると、マストランスポート現象が抑制される。これは、GaN系半導体結晶を構成する主要な3族元素のうち、N(窒素)との結合力が最も強いのがAl(アルミニウム)で、次がGa(ガリウム)、その次がIn(インジウム)であるからである。マストランスポート現象を利用したピットの埋め込みを効率よく行うには、第2の層の温度を好ましくは950℃以上、より好ましくは1000℃以上に昇温させる。その間、5族原料は供給し続けることが好ましい。水素を供給することも有効である。この実施形態では、第2の層の最上層を障壁層としておくことが望ましい。
一実施形態では、上記(ハ)の工程において、外部から3族原料と5族原料を供給しながら、第2の層の温度を上昇させて、第2の層の表面のピットを埋め込む。このとき、n型不純物原料を同時に供給することもできる。この実施形態では、第1の層又は第2の層が、AlGaNなどの、Alを含むGaN系半導体からなる部分を含んでいても、第2の層の表面を容易に平坦化させることができる。第2の層の温度は、好ましくは950℃以上、より好ましくは1000℃以上となるまで、上昇させる。埋め込みにより形成されるGaN系半導体層は、活性層の最上層をなす障壁層又はその一部であり得るし、あるいは、活性層の分解防止機能やキャリア閉じ込め機能などを有するキャップ層であり得る。
上記(ハ)の工程で行う昇温操作は、第2の層の温度を、該第2の層の成長温度から、それよりも高い特定の温度になるまで、単調に上昇させる操作であってもよいが、限定されるものではない。この昇温操作は、該第2の層の温度を、該第2の層の成長温度よりも高い特定の温度に保持することを含んでいてもよい。また、該第2の層の温度を、該第2の層の成長温度よりも高い温度領域において、下降させる操作を含んでいてもよい。
(イ)の工程で形成する第1の層と(ロ)の工程で形成する第2の層とからなる積層体の膜厚(第1の層の膜厚と第2の層の膜厚の合計)を大きくし過ぎると、(ハ)の工程において、第2の層の表面のピットを埋め込んで、第2の層の表面を平坦化させるのに要する時間が長くなる(特に、3族原料を外部から供給することなく、マストランスポート現象によって第2の層の表面を平坦化させる場合)。その結果、InGaNやInAlGaNを用いて形成した活性層の劣化が生じることになる。一方、第2の層の表面を十分に平坦化させないうちに、p型不純物を添加して第3の層を形成すると、LEDの耐久性や静電耐圧特性が低下することになる。従って、第1の層と第2の層とからなる積層体の膜厚は、600nm以下とすることが好ましく、500nm以下とすることがより好ましく、400nm以下とすることが更に好ましい。
上記(ニ)の工程で成長させる第3の層は、AlGa1−xN(0<x<1)で形成するが、この第3の層の内部において、結晶組成が膜厚方向に一様である必要はない。また、p型不純物濃度についても同様である。よって、第3の層は、Al組成の異なる複数のAlGaN層を含んでいてもよいし、Al組成が傾斜した部分を含んでいてもよい。また、p型不純物濃度が異なる複数の層を含んでいてもよいし、p型不純物濃度が傾斜した部分を含んでいてもよい。照明用の白色LEDの励起光源に用いるGaN系発光ダイオードでは、発光波長が好ましくは近紫外〜紫色(360nm〜420nm)とされるが、この用途に用いる場合には、第3の層がAlx1Ga1−x1N(0.08≦x1≦0.4)からなるキャリア閉じ込め層(クラッド層)を含むように構成することが望ましい。発光波長を420nmとした発光ダイオードでは、Al組成が8%以上のキャリア閉じ込め層を設けることにより、n型キャリアを活性層に効率よく閉じ込めることができる。発光波長を360nmとした発光ダイオードでは、Al組成が40%のキャリア閉じ込め層を設ければ、n型キャリアを活性層に効率よく閉じ込めることができる。
本発明の実施形態に係る製造方法により製造されるGaN系半導体発光ダイオードの構造の一例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施形態に係る製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施形態に係る製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施形態に係る製造方法を説明するための断面図である。
符号の説明
10 GaN系半導体発光ダイオード
11 サファイア基板
12 低温バッファ層
13 高温バッファ層
14 n型コンタクト層
15 n型クラッド層
16 活性層
17 p型クラッド層
18 p型コンタクト層
E1 負電極
E2 正電極

Claims (9)

  1. MOVPE法によって基板上に複数のGaN系半導体層を成長させて積層する工程を有し、該工程が、
    (イ)基板上に形成されたn型GaN系半導体層上に、GaN系半導体からなる第1の層を、不純物を添加することなく又は少なくとも一部にn型不純物を添加しながら、表面にピットが形成されるように成長させる工程と、
    (ロ)前記第1の層の直上に、量子井戸構造の活性層を構成する複数のGaN系半導体層からなる第2の層を、不純物を添加することなく又は少なくとも一部にn型不純物を添加しながら、表面にピットが形成されるように成長させる工程と、
    (ハ)p型不純物を添加したGaN系半導体層を成長させる前に、温度を上昇させて、前記第2の層の表面を平坦化させる工程と、
    (ニ)前記第2の層の上に、AlGa1−xN(0<x<1)からなる第3の層を、p型不純物を添加しながら成長させる工程と、
    を含み、
    前記第1の層及び第2の層はInを含むGaN系半導体又はGaNで形成し、
    前記(ハ)の工程では、外部から3族原料を供給することなく前記第2の層の温度を上昇させて、その表面に形成されたピットを埋め込み、
    前記第3の層は表面に正電極が形成される層である、
    GaN系半導体発光ダイオードの製造方法。
  2. 前記(ハ)の工程では、外部から5族原料を供給しながら前記第2の層の温度を上昇させて、その表面に形成されたピットを埋め込む、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記(イ)の工程では、前記第1の層を50nm〜500nmの厚さに成長させる、請求項1または2のいずれかに記載の製造方法。
  4. 前記第1の層の膜厚と前記第2の層の膜厚の合計を600nm以下とする、請求項1〜のいずれかに記載の製造方法。
  5. 前記(イ)の工程では、前記第1の層を、少なくとも一部にn型不純物を添加しながら成長させる、請求項1〜のいずれかに記載の製造方法。
  6. 前記(イ)の工程では、前記第1の層を、アンドープの下層部とn型不純物を添加した上
    層部とからなる二層構造に形成する、請求項に記載の製造方法。
  7. 前記第1の層がGaN層である、請求項1〜のいずれかに記載の製造方法。
  8. 前記第2の層がGaN層とInGaN層との交互積層体である、請求項1〜のいずれかに記載の製造方法。
  9. 前記第3の層がAlx1Ga1−x1N(0.08≦x1≦0.4)からなるキャリア閉じ込め層を含む、請求項1〜のいずれかに記載の製造方法。
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