JP4961226B2 - 感光体清掃装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電情報記録装置や電子写真複写装置などの画像形成装置に係り、特にそれに用いる感光体清掃装置に関するものである。
近年、印刷用紙の多様化は益々進み、再生紙や印刷用紙の表面に圧着糊が付いた糊付紙や粘着ラベル付きのタック紙などの使用量が増えている。電子写真方式を用いた画像形成装置では、感光体上に形成された静電潜像にトナ−を付着させてトナ−像を形成し、そのトナ−像を用紙などの被記録媒体に転写して定着させる画像形成プロセスを有する。ところで転写工程で被記録媒体と感光体が接触するため、被記録媒体からの粘着物などの異物が感光体表面に付着し、付着した部分には静電潜像が形成できず、その結果被記録媒体側に正常にトナ−像が形成できないという不具合が発生する。
従来の感光体の清掃は、感光体の表面に付いたトナ−の除去を主目的として、クリーニングブレードや弾性円柱体を感光体に当接させており、トナ−の清掃は十分行えるものの、再生紙や糊付紙などの印刷により感光体に付着した粘着物を主成分とする異物は十分に除去されない状況にある。従って、感光体上に正常な静電潜像が形成できないことがあった。
従来技術に関しては、例えば下記のような特許文献を挙げることができる。
特許第3758481号公報 特開2000−194240号公報 特開平11−30938号公報
本発明の目的は、被記録媒体と感光体との接触により、感光体表面に付着した粘着物などの異物を確実に除去し、印刷品質の低下を防ぐことのできる感光体清掃装置及び画像形成装置を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、移動する感光体の表面に圧接して、その感光体表面に付着している異物を剥離除去するクリーニングブレードを備えた感光体清掃装置において、前記クリーニングブレードに空気が流通する貫通穴が形成され、空気を吸引する吸引機構を有し、その吸引機構により前記クリーニングブレードの貫通穴から空気を吸引することにより前記クリーニングブレードを冷却する構成になっていることを特徴とするものである。
本発明の第の手段は前記第の手段において、前記感光体の清掃すべき領域と対向する開口部を有するハウジングを設け、そのハウジングの前記開口部の付近に前記クリーニングブレードが配置され、前記ハウジングに前記吸引機構が接続されて、その吸引機構により前記ハウジング内を負圧にすることにより前記クリーニングブレードの周囲に空気の流れを作ってクリーニングブレードを冷却する構成になっていることを特徴とするものである。
本発明の第の手段は前記第の手段において、前記ハウジング内に前記移動する感光体の表面に摺接するクリーニングブラシが回転可能に支持され、前記クリーニングブレードが前記クリーニングブラシよりも前記感光体の回転方向後流側に配置されて、前記クリーニングブラシならびに前記クリーニングブレードにより感光体表面から分離した前記異物を前記吸引機構によりハウジング外に吸引除去するとともに、前記クリーニングブレードを冷却する構成になっていることを特徴とするものである。
本発明の第の手段は前記第の手段において、前記クリーニングブレードと前記ハウジングの開口部との間に隙間が設けられ、前記吸引機構により前記隙間から空気を前記ハウジング内に吸引することにより、前記クリーニングブレードを冷却しながら、前記クリーニングブレードにより感光体表面から分離した前記異物をハウジング外に吸引除去する構成になっていることを特徴とするものである。
本発明の第の手段は前記第の手段において、前記クリーニングブレードと前記ハウジングの開口部との間をシールするシール部材を設け、そのシール部材の一部に空気流通部を設けて、前記吸引機構により前記空気流通部から空気を前記ハウジング内に吸引することにより、前記クリーニングブレードを冷却しながら、前記クリーニングブレードにより感光体表面から分離した前記異物をハウジング外に吸引除去する構成になっていることを特徴とするものである。
本発明の第の手段は前記第の手段において、前記クリーニングブレードと前記クリーニングブラシが前記感光体から離れた状態で、前記クリーニングブラシの回転により前記クリーニングブレードに付着している前記異物をクリーニングブレードからかき取って前記ハウジング外に吸引除去することを特徴とするものである。
本発明の第の手段は前記第の手段において、前記クリーニングブレードと前記クリーニングブラシが前記感光体に接触した状態で、前記クリーニングブラシの回転により前記感光体ならびに前記クリーニングブレードに付着している前記異物を感光体ならびにクリーニングブレードからかき取って前記ハウジング外に吸引除去することを特徴とするものである。
本発明の第の手段は前記第1の手段において、前記クリーニングブレードの少なくとも前記感光体の組み入れ側の先端角部に逃げ部が形成されていることを特徴とするものである。
本発明の第の手段は、感光体の周囲に、その感光体の表面を帯電する帯電器と、帯電した感光体表面に静電潜像を形成する露光器と、前記静電潜像を現像剤で顕像化してトナー像を形成する現像機と、前記トナー像を被記録媒体上に転写する転写器と、転写後の感光体表面の電荷を除去する除電器と、感光体の表面に残留したトナーや異物取り除く感光体清掃装置を配置した画像形成装置において、前記第1ないし第の手段の感光体清掃装置を用いたことを特徴とするものである。
本発明の第10の手段は前記第の手段において、前記感光体清掃装置が前記除電器の前記感光体の回転方向後流側に設けられていることを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、被記録媒体と感光体との接触により、感光体表面に付着した粘着物などの異物を確実に除去し、印刷品質の低下を防ぐことのできる信頼性の高い感光体清掃装置及び画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図と共に説明する。図1は本発明の実施形態に係る連続紙レーザビームプリンタ(以下、連続紙LBPと略記する)の一部概略構成図、図2はこれに搭載した感光体清掃装置の概略構成図、図3は感光体清掃装置に使用される清掃体の概略構成図、図4はその清掃体に使用されるクリーニングブレードの一部正面図、図5は前記連続紙LBPの全体の概略構成図である。
まず、連続紙LBPの全体の概略構成を図5とともに説明する。連続紙LBP1の感光体4は矢印A方向に回転駆動され、帯電器17により所定電圧に均一に帯電される。上位装置(図示せず)から送信された画像情報に基づいて露光器53からレーザビ−ム25が照射させ、レーザビ−ム25を受けた感光体4には静電潜像が形成される。この静電潜像は現像機18で樹脂、着色剤、帯電制御剤、流動性向上剤等からなる現像剤で顕像化されてトナー像となる。
感光体4上に形成されたトナ−像は、転写器14により連続紙からなる被記録媒体3上に転写される。その後感光体4の表面は、除電器15により表面の電荷が除去され、感光体清掃装置2により感光体4の表面に残留したトナ−や異物が取り除かれ、再度帯電、露光、現像と工程が繰り返される。
トナ−像が転写された被記録媒体3は前方に搬送され、プレヒ−タ54を経て加熱ロ−ル55と加圧ロ−ル56により加熱、加圧作用を受けながら挟持搬送され、トナ−像は被記録媒体3に定着される。定着された被記録媒体3は、テンションロ−ラ57を通り、被記録媒体受けであるスタッカ58へ順次排出される。
図1に示すように転写器14の前後には被記録媒体3をガイドするロアリトラクタ20とアッパリトラクタ19が設けられている。また図1に示すようにACコロトロン15とプレチャージャー16の間に配置された感光体清掃装置2は、主にクリーニングブラシ7と、それの感光体回転方向Aの後方近傍に配置された清掃体6とから構成されている。
クリーニングブラシ7はハウジング12内で感光体4とは反対方向に回転可能に支持され、ハウジング12は感光体4の清掃すべき領域と対向する位置に開口部が設けられ、その開口部から感光体4側に向けてクリーニングブラシ7の一部が露呈している。また、ハウジング12の他の一部は吸引機構(図示せず)の吸引口21に接続されている。
クリーニングブラシ7とハウジング12はベース部材28に支持され、このベース部材28は前記吸引口21を中心に回動可能に装置本体に支持されている。図2に示すように、ベース部材28に連結ピン29が固定され、ハウジングアーム11の先端部に形成された二股状の第1凹嵌部30が連結ピン29に外嵌されている。一方、ハウジングアーム11の基端部に形成された二股状の第2凹嵌部31には、ハウジングモータ10の駆動軸に固定された偏芯カム32が挿入されている。ハウジングアーム11の中間部に支持ピン33が挿通され、ハウジングアーム11は支持ピン33により回動可能に支持されている。
清掃体6は、弾性体からなるクリーニングブレード9と、そのクリーニングブレード9の基端部を重ね合わせて支持するクリーニングブレードホルダ8と、そのクリーニングブレード9とクリーニングブレードホルダ8の一体物を交換可能に支持する支持部材26と、その支持部材26の前記クリーニングブレード9の後方側に一体に設けられた鉤形部材27と、支持部材26から前記ハウジング12側に向けて延びたアーム部34とから構成されている。
図3に示すようにクリーニングブレード9とクリーニングブレードホルダ8は例えばネジやホットメルト系接着剤などによって一体に接合され、両者の重合部には適宜貫通穴22が形成されている。クリーニングブレード9の先端部はクリーニングブレードホルダ8から感光体4側に向けて若干突出して、前記ハウジング12の開口部内に臨んでいる。
クリーニングブレード9は図4に示すように感光体4の回転方向Aと直交する方向に長い板状のもので、装置本体への感光体4の組入れ時にそれがクリーニングブレード9の先端角部と当接する懸念があるから、同図に示すようにクリーニングブレード9の先端角部に斜めカットあるいは丸みのあるカットなどによる逃げ部24が形成されている。図4(A)に示す例はクリーニングブレード9の感光体4と先に対向する側の先端角部に逃げ部24が形成されており、図4(B)に示す例はクリーニングブレード9の両方の先端角部に逃げ部24が形成されている。図中の矢印Gは、装置本体への感光体4の組入れ方向を示している。
このように逃げ部24を設けることにより、感光体4を組入れる際に当接してもそのショックを小さくしており、感光体4の組入れ時のクリーニングブレード9側のリトラクタ機構を必要としない簡単な機構となっている。
クリーニングブレード9には例えばウレタンゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴムなどが用いられる。
前記ハウジング12の感光体回転方向Aの後方にシャフト13が設けられ、ハウジング12とシャフト13の間に清掃体6が介在され、前記鉤形部材27をシャフト13に掛けることにより、前記アーム部34がハウジング12の外側に当接する。この当接により清掃体6は、クリーニングブラシ7と連動することになる。
本実施形態では、印刷用紙などの被記録媒体3との接触により感光体4の表面に付着した粘着物などの異物5を除去するために、残留トナーの除電を行なう除電器であるACコロトロン15の後にクリーニングブラシ7を設置し、さらにその後方に清掃体6を設置している。
この清掃体6は図2に示すように、クリーニングブレード9が矢印A方向に回転する感光体4上の異物5を剥ぐようにクリーニングブレードホルダ8に固定されている。このクリーニングブレード9は、印刷時に感光体4への接触角度がθ(度)、圧接力(線圧)がF (N/mm)になるように設定されている。なお、接触角度θならびに圧接力(線圧)Fについては、後で説明する。
装置の非印刷時、清掃体6、クリーニングブラシ7、ハウジングアーム11、ハウジング12、ベース部材28、偏芯カム32などは図2において二点鎖線の位置にあり、清掃体6ならびにクリーニングブラシ7は感光体4から若干離れた位置で待機している。
印刷直前にハウジングモータ10が所定角度回転し、それに伴い偏芯カム32、ハウジングアーム11、ベース部材28などを介してハウジング12が吸引口21を中心にして矢印B方向に実線の位置まで回動する。
このハウジング12の回動に伴って、クリーニングブラシ7のハウジング12から露呈している部分が感光体4の周面に当接するとともに、清掃体6はシャフト13を回転軸としてC方向に回動して、クリーニングブレード9の先端部が感光体4の周面に圧接する。
この状態で感光体4が回転し始めて印刷が開始されると、被記録媒体3に付いていた粘着物等の異物5が感光体4に付着した場合は、回転するクリーニングブラシ7によって掻き落されるとともに、異物5がクリーニングブレード9の先端エッジ部に当たる際に異物5と感光体4との界面近傍にせん断力が発生し、異物5を感光体4から強制的に分離することができる。クリーニングブラシ7ならびにクリーニングブレード9によって感光体4から離れた異物5は、吸引口21を通って系外へ搬送されて
捕集される。
印刷が終了すると被記録媒体3は感光体4から離れ、感光体4の回転も停止する。この後ハウジングモータ10が駆動され、ハウジングアーム11によりハウジング12が矢印D方向に回動し、クリーニングブラシ7が感光体4から離れるが、クリーニングブラシ7は離れた後一定時間回転を続行する。また、ハウジング12の回動で清掃体6のアーム部34がシャフト13を回転軸として矢印D方向に押しやられ、クリーニングブレード9はE方向に動き感光体4から離れる。感光体4から離れたクリーニングブレード9に付着している異物5はクリーニングブラシ7により清掃され、吸引機構により異物5は吸引除去される。
前述のような機構を有する清掃体6において、先ず本発明者らは感光体4に対するクリーニングブレード9の接触角度θ(図3参照)について検討を行った。すなわち、感光体4としてセレンドラムを使用し、クリーニングブレード9としてポリウレタンゴム製で厚さが1.5mmの弾性板材を使用し、そのクリーニングブレード9の先端部が若干突出するようにして金属製のクリーニングブレードホルダ8に取り付ける。そしてクリーニングブレード9の感光体表面への押し付け線圧が1.7×10-3N/mmになるようにして、感光体4に対するクリーニングブレード9の接触角度θを種々変えて、感光体4の傷発生状況、クリーニングブレード9の磨耗状況ならびに感光体4のクリーニング効果などについて検討した。
その実験の結果、接触角度θが16度より大きいと、クリーニングブレード9の位置ずれによる圧接力Fの変化が大きくなり、そのために感光体4が傷付いたり、クリーニングブレード9の磨耗量が多くなった。一方、接触角度θが8度より小さいとクリーニング効果が下がり、クリーニングムラが発生することが判明した。このことからクリーニングブレード9の位置ずれによる圧接力Fの変化が少なく、感光体4が傷付いたり、クリーニングブレード9の磨耗量が多くなったりすることがなく、また、感光体4に対してクリーニング効果が下がったり、クリーニングムラが発生したりすることが無いようにするためには、感光体4に対するクリーニングブレード9の接触角度θをクリーニングブレード9のたわみ角度より大きい8度から16度の範囲に規定する必要があることを解明した。クリーニングブレード9の接触角度θを10度〜15度の範囲に規定すると、特に安定したクリーニング効果が得られるとともに、感光体4ならびにクリーニングブレード9の耐久性を損なうことがない。
次にクリーニングブレード9の感光体表面への押し付け線圧について検討した。すなわち、クリーニングブレード9の感光体4に対する接触角度θを11度に特定して、クリーニングブレード9の感光体表面への押し付け線圧を種々変えて、感光体4の傷発生状況、クリーニングブレード9の磨耗状況ならびに感光体4のクリーニング効果などについて検討した。
その実験の結果、クリーニングブレード9の押し付け線圧が2.2×10-3N/mmを超えると感光体4が傷付いたり、クリーニングブレード9の磨耗量が多くなった。一方、クリーニングブレード9の押し付け線圧が1.2×10-3N/mmより低くなるとクリーニング効果が下がり、クリーニングムラが発生することが判明した。このことから感光体4が傷付いたり、クリーニングブレード9の磨耗量が多くなったりすることがなく、また、感光体4に対してクリーニング効果が下がり、クリーニングムラが発生したりすることが無いようにするためには、クリーニングブレード9の感光体表面への押し付け線圧を1.2×10-3N/mm〜2.2×10-3N/mmの範囲に規制する必要があることを解明した。
図6は、本発明による感光体表面に対するクリーニングブレード9の接触角度θならびに押し付け線圧の規制範囲をまとめて示す図である。この図に示すように、クリーニングブレード9の接触角度θを8度〜16度の範囲に規制し、かつ、押し付け線圧を1.2×10-3N/mm〜2.2×10-3N/mmの範囲に規制することにより、感光体の傷発生がなく、しかも優れたクリーニング効果が得られる。なお、クリーニングブレード9の接触角度θを前述のような狭い範囲に特定することにより、クリーニングブレード9の押し付け線圧を前述のように小さな値にしても、優れたクリーニング効果を保ちながら感光体4ならびにクリーニングブレード9の耐久性が維持できるという相乗効果がある。
クリーニングブレード9の剛性は、温度の影響によりクリーニング性が大きく変化しないように、クリーニングブレード9の厚さ(曲げ剛性は厚さの3乗に比例して変化)を1.5mmから1.8mm程度として、比較的薄くし、曲げ剛性を低くしている。これはクリーニングブレード9の厚さが厚いほど低温環境下においては剛性の傾き変化が大きくなるためで、剛性の傾き変化が小さい低い曲げ剛性側で使用するのが望ましいからである。
本実施形態ではハウジング12に吸引機構を接続して、ハウジング12内は負圧になるようにしており、その結果クリーニングブレード9とハウジング12の隙間からハウジング12内に空気が吸引され、ハウジング12内に空気の流れが形成されて、クリーニングブレード9の冷却に役立っている。さらに本実施形態では図3に示すように、クリーニングブレードホルダ8からクリーニングブレード9にかけて貫通穴22を設け、その貫通穴22から空気吸入23をすることにより、クリーニングブレード9の冷却効果を高めている。高速のプリンタになるほど感光体4の回転速度が速くなるため、この冷却は有効である。
図2では、クリーニングブレード9の作用時(印刷時)、クリーニングブラシ7とクリーニングブレード9が干渉しないようにしたが、クリーニングブレード9をクリーニングブラシ7まで届くようにして、クリーニングブラシ7とクリーニングブレード9が当接してクリーニングブレード9の清掃性を高めるようにしても良い。
図2に示すように本実施形態では非印刷時にクリーニングブレード9を感光体4から退避させる構成にしたが、クリーニングブレード9は、少なくても印刷時にはクリーニングブレード9を感光体4に圧接させておく必要があり、これ以外の非印刷時にもそのまま圧接させる機構にし、機構を簡単にしても良い。
被記録媒体3と感光体4が接触する印刷時にのみ粘着物などの異物5が感光体側に付着するが、一度付着すると早い時点にクリーニングブレード9で剥ぎ落とすことが重要で、印刷中はクリーニングブレード9を感光体4に圧接させておく必要がある。
従って、非印刷時はクリーニングブレード9の寿命やクリープなどの特性変化の問題がなければ、感光体4から退避する必要はない。本実施形態では、クリーニングブレード9の退避時にその先端部をクリーニングブラシ7に当接させて清掃している。
クリーニングブレード9の感光体4への圧接は、少なくても印刷時に常時行なうようにするのが望ましいが、クリーニングブレード9の感光体4への圧接を一定の印刷枚数、印刷サイクル、印刷時間に到達すると行うようにしても一定の効果が得られる。
クリーニングブレード9と前記ハウジング12の開口部との間をシールするシール部材を設け、そのシール部材の一部に斜めに延びた溝あるいは穴などの空気流通部を設けて、前記吸引機構により前記空気流通部から空気をハウジング12内に吸引することにより、クリーニングブレード9を冷却しながら、クリーニングブレード9により感光体表面から分離した異物をハウジング12外に吸引除去する構成にしてもよい。
本実施形態では、クリーニングブレード9を残留トナーの除電を行なうACコロトロン15の下流側に設けた方が有効であるためこの配置としたが、上流側に設けても一定の効果は得られる。
本実施形態では、感光体にセレンドラムを使用したが、感光体としてOPCを用いることも可能である。
本発明によれば、感光体清掃装置でのクリーニング効果が長期的に安定して発揮できるから、再生紙および印刷用紙表面に圧着糊がついた糊付紙や粘着ラベル付きのタック紙などでの印刷で、被記録媒体からの粘着物などの異物が感光体表面に付着してもクリーニングが良好に行なわれる。そのため感光体上に正常に静電潜像が形成でき、被記録媒体の種類によらず安定した印刷品質で印刷が可能であり、信頼性の向上が図れる。
本発明の実施形態に係る連続紙レーザビームプリンタの一部概略構成図である。 この連続紙レーザビームプリンタに搭載した感光体清掃装置の概略構成図である。 この感光体清掃装置に使用される清掃体の概略構成図である。 この清掃体に使用されるクリーニングブレードの一部正面図である。 この連続紙レーザビームプリンタの全体の概略構成図である。 本発明におけるクリーニングブレードの感光体に対する接触角度と線圧の特定範囲を示す図である。
符号の説明
1…連続紙レーザビームプリンタ、2…感光体清掃装置、3…被記録媒体、4…感光体、5…異物、6…清掃体、7…クリーニングブラシ、8…クリーニングブレードホルダ、9…クリーニングブレード、10…ハウジングモータ、11…ハウジングアーム、12…ハウジング、13…シャフト、14…転写器、15…ACコロトロン、16…プレチャージャ、17…帯電器、18…現像機、19…アッパリトラクタ、20…ロアリトラクタ、21…吸引口、22…貫通穴、23…空気吸入、24…逃げ部、25…レーザビーム、26…支持部材、27…鉤形部材、28…ベース部材、29…連結ピン、25…レーザビーム、30…第1凹嵌部、31…第2凹嵌部、32…偏芯カム、33…支持ピン、34…アーム部、A…感光体の回転方向、G…装置本体への感光体の組み入れ方向、F…クリーニングブレードの感光体に対する圧接力(線圧)、θ…クリーニングブレードの感光体に対する接触角度。

Claims (10)

  1. 移動する感光体の表面に圧接して、その感光体表面に付着している異物を剥離除去するクリーニングブレードを備えた感光体清掃装置において、
    前記クリーニングブレードに空気が流通する貫通穴が形成され、
    空気を吸引する吸引機構を有し、その吸引機構により前記クリーニングブレードの貫通穴から空気を吸引することにより前記クリーニングブレードを冷却する構成になっていることを特徴とする感光体清掃装置。
  2. 請求項1記載の感光体清掃装置において、前記感光体の清掃すべき領域と対向する開口部を有するハウジングを設け、そのハウジングの前記開口部の付近に前記クリーニングブレードが配置され、前記ハウジングに前記吸引機構が接続されて、その吸引機構により前記ハウジング内を負圧にすることにより前記クリーニングブレードの周囲に空気の流れを作ってクリーニングブレードを冷却する構成になっていることを特徴とする感光体清掃装置。
  3. 請求項2記載の感光体清掃装置において、前記ハウジング内に前記移動する感光体の表面に摺接するクリーニングブラシが回転可能に支持され、前記クリーニングブレードが前記クリーニングブラシよりも前記感光体の回転方向後流側に配置されて、前記クリーニングブラシならびに前記クリーニングブレードにより感光体表面から分離した前記異物を前記吸引機構によりハウジング外に吸引除去するとともに、前記クリーニングブレードを冷却する構成になっていることを特徴とする感光体清掃装置。
  4. 請求項2記載の感光体清掃装置において、前記クリーニングブレードと前記ハウジングの開口部との間に隙間が設けられ、
    前記吸引機構により前記隙間から空気を前記ハウジング内に吸引することにより、前記クリーニングブレードを冷却しながら、前記クリーニングブレードにより感光体表面から分離した前記異物をハウジング外に吸引除去する構成になっていることを特徴とする感光体清掃装置。
  5. 請求項記載の感光体清掃装置において、前記クリーニングブレードと前記ハウジングの開口部との間をシールするシール部材を設け、そのシール部材の一部に空気流通部を設けて、
    前記吸引機構により前記空気流通部から空気を前記ハウジング内に吸引することにより、前記クリーニングブレードを冷却しながら、前記クリーニングブレードにより感光体表面から分離した前記異物をハウジング外に吸引除去する構成になっていることを特徴とする感光体清掃装置。
  6. 請求項記載の感光体清掃装置において、前記クリーニングブレードと前記クリーニングブラシが前記感光体から離れた状態で、前記クリーニングブラシの回転により前記クリーニングブレードに付着している前記異物をクリーニングブレードからかき取って前記ハウジング外に吸引除去することを特徴とする感光体清掃装置。
  7. 請求項記載の感光体清掃装置において、前記クリーニングブレードと前記クリーニングブラシが前記感光体に接触した状態で、前記クリーニングブラシの回転により前記感光体ならびに前記クリーニングブレードに付着している前記異物を感光体ならびにクリーニングブレードからかき取って前記ハウジング外に吸引除去することを特徴とする感光体清掃装置。
  8. 請求項記載の感光体清掃装置において、前記クリーニングブレードの少なくとも前記感光体の組み入れ側の先端角部に逃げ部が形成されていることを特徴とする感光体清掃装置。
  9. 感光体の周囲に、その感光体の表面を帯電する帯電器と、帯電した感光体表面に静電潜像を形成する露光器と、前記静電潜像を現像剤で顕像化してトナー像を形成する現像機と、前記トナー像を被記録媒体上に転写する転写器と、転写後の感光体表面の電荷を除去する除電器と、感光体の表面に残留したトナーや異物を取り除く感光体清掃装置を配置した画像形成装置において、
    前記感光体清掃装置が請求項1ないし8のいずれか1項記載の感光体清掃装置であることを特徴とする画像形成装置
  10. 請求項9記載の画像形成装置において、前記感光体清掃装置が前記除電器の前記感光体の回転方向後流側に設けられていることを特徴とする画像形成装置
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